JP2009231934A - 画像形成装置、画像形成システム、プログラム、及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム、プログラム、及び画像形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 映像の内容を反映したダイジェストプリントを行う画像形成装置を提供する。
【解決手段】コントローラ部110の記憶部116に映像データを記憶する。この映像データに対して、カット点検出部112は、フレーム画像間が大きく変化する箇所であるカット点を検出する。OCR部114は、フレーム画像にOCRを行って文字情報を検出する。そして、フレーム選択部115が、カット点間のフレーム画像群であるショット毎に、文字情報があるフレーム画像を代表フレーム画像として選択し、文字情報がないショットに関しては該ショットの先頭フレーム画像を代表フレーム画像と選択する。この選択した代表フレーム画像をダイジェストプリントとして印刷する。
【選択図】 図2

Description

本発明は画像形成装置、画像形成システム、プログラム、及び画像形成方法に係り、特に適切なフレームを選択する画像形成装置、画像形成システム、プログラム、及び画像形成方法に関する。
近年、プリンタ等の印刷装置と、プリンタとスキャナやFAX等を含む複合機、MFP(Multifunction Peripheral)といった画像形成装置が普及してきている。
また、近年、テープメディアやHDDやフラッシュメモリを用いたビデオカメラ等の映像入力装置が普及している。これらの映像入力装置は、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)やi−link(登録商標、IEEE1394)といった接続端子を備えており、PC(Personal Computer)と該接続端子で接続することで、簡単に撮影した映像データをPCに入力することができる。
また、映像入力装置がフラッシュメモリカードに記憶するものの場合、このフラッシュメモリカードを映像入力装置から外して、PCのフラッシュメモリカード・リーダ等に接続することで、直接、映像データを入力することもできる。
PCに入力した映像データは、PCにインストールされた動画編集用のアプリケーション・ソフトウェアを用いて、動画編集を行って、DVDやBlu−rayディスク等に書き出すことも可能である。
また、上述の画像形成装置においても、USBやi−linkといった端子を備えており、さらにUSBホスト機能等のカメラから映像データを入力する機能を備えている場合には、画像形成装置内に映像データを入力することができる。
映像データは、複数のフレーム又はフレーム画像と呼ばれる画像が例えば1/60秒毎に連続するような構造をしている。なお、フレーム画像そのものを保存するのではなく、差分画像等の画像を保持する映像データのフォーマットもある。
画像形成装置においては、入力された映像データから、フレーム画像を複数抜き出して、ダイジェストプリントをすることができる。
このダイジェストプリントでは、いわゆるフィルムロール形式のように、時間的にフレーム画像を並べてフレームを抜き出して印刷することができる。
このような従来の画像形成装置としては、特許文献1を参照すると、簡易なユーザ操作で、記録用紙を一杯に使い、動画像全体を網羅し、記録用紙一枚で完結した動画ダイジェストプリントを得ることができるプリンタシステム及びその印刷方法、並びにプログラムが記載されている(以下、従来技術1とする。)。
特開2006−211283号公報
しかしながら、従来技術1で使用されているダイジェストプリント用のフレーム抽出方法では、映像データから、単純に、所定の時間間隔でフレームを抽出していた。
このため、映像データの内容が考慮されていないので、適切なフレームを選択できないという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上述の課題を解消することを課題とする。
本発明の画像形成装置は、映像データからフレーム画像間が大きく変化する箇所であるカット点を検出するカット点検出手段と、前記フレーム画像にOCRを行って文字情報を検出するOCR手段と、前記カット点間のフレーム画像群であるショット毎に、前記文字情報があるフレーム画像を代表フレーム画像として選択するフレーム選択手段と前記代表フレーム画像をダイジェストプリントとして印刷する印刷手段とを備えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、前記印刷手段は、前記文字情報が複数あった場合には、前記複数の文字情報の1つを更に印刷する印刷手段であることを特徴とする。
本発明の画像形成システムは、端末と画像形成装置とを備えており映像データからダイジェストプリントを印刷する画像形成システムであって、前記端末又は前記画像形成装置は、映像データからフレーム画像間が大きく変化する箇所であるカット点を検出するカット点検出手段と、前記フレーム画像にOCRを行って文字情報を検出するOCR手段と、前記カット点間のフレーム画像群であるショット毎に、前記文字情報があるフレーム画像を代表フレーム画像として選択するフレーム選択手段とを備え、前記画像形成装置は、前記代表フレーム画像を印刷する印刷手段を備えることを特徴とする。
本発明のプログラムは、前記ダイジェストプリント用の印刷データを作成することを特徴とする。
本発明の画像形成方法は、映像データからダイジェストプリントを印刷する画像形成方法であって、映像データからフレーム画像間が大きく変化する箇所であるカット点を検出するカットし、前記カット点間のフレーム画像群であるショット毎に、前記フレーム画像にOCRを行って文字情報を検出し、前記文字情報があるフレーム画像を代表フレーム画像と選択し、前記代表フレーム画像を印刷することを特徴とする。
本発明によれば、より適切なフレーム画像を選択して、映像データの内容をよりよく表現したダイジェストプリントを実現する画像形成システムを提供することができる。
<第1の実施の形態>
(システム構成)
図1を参照すると、本発明の実施の形態に係る画像形成システムXは、プリンタやMFPやデジタル複合機等である画像形成装置10と、PCや携帯端末(携帯電話、PDA、スマートフォン等)等である公知のPC20(端末)と、テープメディアやHDDやフラッシュメモリを用いた公知のビデオカメラである映像入力装置30とが、インターネットやイントラネット等であるネットワーク5を介して接続している。
ネットワーク5は、無線LAN、有線LAN、PLC、c.link等のイントラネット/インターネット等のIPネットワーク等である。
また、映像入力装置30は、USBやi.link等の端子や専用線や専用端子等を用いて、画像形成装置10又はPC20と直接接続して、それぞれに映像データを出力することも可能である。
(制御構成)
次に、図2を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10の制御構成について説明する。
画像形成装置10は、画像形成装置10の総合的な制御を行いネットワーク接続部を備えたコントローラ部110と、FAX送受信を行うFAX部120と、光学スキャナを備えたスキャナ部130と、ユーザにより画像形成装置の設定を閲覧・変更したり画像データを入力・表示するための操作パネル部140と、レーザで印刷を行う印刷用エンジン等であるエンジン部150(印刷手段)等を備えている。
これらの各部位は、例えば、共通のバスで接続されてコントロールされる。
さらに詳しく説明すると、コントローラ部110は、CPU(セントラル・プロセッシング・ユニット、中央処理装置)やMPU(マイクロ・プロセッシング・ユニット)やDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)等の制御部111と、映像データの後述するカット点を検出するカット点検出部112(カット点検出手段)と、OCR(オプティカル・キャラクター・リコグニション、オプティカル・キャラクター・リーダー、光学文字認識、光学文字読み込み)機能を備えたDSPやプログラム等であるOCR部114(OCR手段)と、ダイジェストプリントのためのフレーム画像やフレーム番号等を選択するフレーム選択部115(フレーム選択手段)と、RAMやROMやHDDやフラッシュメモリ等である記憶部116と、USB、LANインターフェイス等のインターフェイス、バスコントローラと各種I/O等を備えており、画像形成装置10の全体的な制御や印刷用の演算を行う部位である。
また、記憶部116には、ファイルシステムが構築されていて、組み込み(Embedded)用Linux等である組み込み用OSがインストールされていて、制御部111によって実行されている。加えて、記憶部116には、ネットワーク5や後述する映像入力部141から入力した映像データを記憶する。この映像データには、実際の映像と音声の各データに加えて、映像データのフレーム画像の番号やタイムコードやID等であるフレーム番号についても含まれている。
さらに、コントローラ部110は、ネットワーク5に接続するため、LANインターフェイス等を備えている。このLANインターフェイスは脱着可能であり、無線LAN、PLC、c.link、専用線等の各種のネットワークに対応できる。
このLANインターフェイスは、ネットワーク5を介してPC20から送信されてきた映像データや印刷データを受信し、記憶部に記憶する。
なお、コントローラ部110のカット点検出部112と、OCR部114と、フレーム選択部115の機能は、専用ハードウェアとそのコントロール用のソフトウェアとして提供してもよいし、上述の組み込み用OS上で制御部111が実行する記憶部116に記憶されたソフトウェアとして提供されていてもよい。また、このソフトウェアは、記憶部116ではなく制御部111が内蔵したROMやフラッシュメモリ等に記憶していてもよい。
FAX部120は、FAX送受信を行う部位であり、通常の電話回線やISDN回線等と接続されている。また、FAX部120は、受信したFAX画像を、コントローラ部110の記憶部116に記憶したり、記憶部116に記憶したダイジェストプリント用のラスター画像を、エンジン部150の代わりにFAX送信したりすることができる。
スキャナ部130は、光学スキャナと、オートシードフィーダ等を備える部位である。光学スキャナは、CIS(Contact Image Sensor)素子、CISアレイ、CCD素子、CCDアレイ等の光学素子を使用することができる。このスキャナ部130で取得した画像データについても、コントローラ部110の記憶部に記憶することができる。
操作パネル部140は、画像形成装置10をユーザが単独で使用する場合の指示や、各種設定のためのインターフェイス機能や映像入力装置30と直接接続して入力を行う部位である。
操作パネル部140は、USB端子やi−link端子やフラッシュメモリカード・リーダ/ライタ等である映像入力部141と、液晶又は有機ELディスプレイやLED等である表示部145と、テンキーやボタン等である入力部146とを備えている。
映像入力部141は、映像入力装置30と直接接続したり、外付けHDD等と接続したり、SD(SDHC)カードやCF(コンパクト・フラッシュ)やメモリスティック等の各種フラッシュメモリを取り付けて、ダイジェストプリントのための映像データを読み込むことができる。さらに、webカメラ等を接続して、直接、入力した画像を記憶部116に記憶して映像データとすることもできる。
加えて、スキャナ部130から二次元バーコード化のような形式でエンコードされた映像データを読み込んだり、FAX部120からテレビ電話の映像を受信したり、ネットワーク5からUPnP機能等で映像入力装置30以外のソースから、映像データを入力することも、当然、可能である。
エンジン部150は、レーザー及びポリゴンミラーやLEDアレイ等、感光体(転写ベルト、転写ドラム等)、トナーカートリッジを着脱可能なトナー供給部、制御部、RAM・ROM・フラッシュメモリ等を備えているような、公知のページプリンタの印刷部と同等の部位である。
エンジン部150は、コントローラ部110が印刷データを変換(ラスタライズ)したビットマップデータを、感光体への描画して印刷を行うことができる。
(ダイジェストプリント処理の概要)
次に、図3と図4を参照して、本発明の実施の形態に係る映像データのダイジェストプリント処理について説明する。
本発明の実施の形態に係るダイジェストプリントの処理においては、動画データの内容を、よりよく表現したダイジェストプリントを実現する。このために、動画データ中の文字情報(字幕、テロップ)を利用する。
図3を参照すると、主に以下のような処理を行って、ダイジェストプリント処理を行う。
(1)動画データから取得した全フレーム画像に対して、急激に画像情報が変化する点(カット点)を検出し、ショット単位に分割する。ショットとは、いくつかのフレーム画像が集合したものである。
(2)各フレーム画像に対して、OCRによりテロップの有無を判定する。OCRによるテロップの有無を判定する領域は図4のように、デフォルト(標準)では画像の主に下部分をOCR判定領域としてOCRを行うが、ユーザにより全画面について行うように設定可能である。また、領域の形状や大きさ等を指定することも可能である。
(3)各ショットのうち、テロップが存在するフレーム画像を、そのショットの代表フレーム画像として印刷する。ここでは、主に1つのフレーム画像をダイジェストプリントで印刷出力する。
テロップを含むフレーム画像をダイジェストプリントとして印刷することにより、文字情報を加味した、よりよいダイジェストプリントを生成することができる。
なお、上述の処理の例外として、テロップの存在するフレーム画像が存在しない場合は、当ショットの先頭フレーム画像を代表フレーム画像とする。
また、テロップの存在するフレーム画像は、テロップをテキスト情報として余白領域に印刷してもよい。この際に、テロップの存在するフレーム画像が複数存在する場合には、この別のテロップのテキスト情報も余白領域に印刷することもできる。
(ダイジェストプリント処理の流れ)
以下で、図5と図6とを参照して、実際のダイジェストプリント処理の流れについて、さらに詳しく説明する。
まず、コントローラ部110の制御部111は、ユーザが操作パネル部140の入力部からダイジェストプリントを指示する操作をしたことを検知して、ダイジェストプリント処理を開始する。
この指示を検知すると、制御部111は、映像入力装置30又はフラッシュメモリカードから映像入力部141を介して、ダイジェストプリントをするための映像データを記憶部116に記憶する。
また、ユーザは、PC20にインストールされている画像形成装置10のデバイスドライバで「ダイジェストプリント」を選択するように指示することもできる。この指示をPC20の制御部が検知すると、画像形成装置10に映像データを送信する。PC20からネットワーク5を介して送信された映像データは、コントローラ部110の制御部111が、記憶部116に記憶する。
記憶部116に記憶されたこれら映像データを基にして、以下のようにダイジェストプリント処理を行うことができる。
(ステップS101)
まず、ステップS101において、カット点検出部112は、ショット分割処理を行う。
具体的には、カット点検出部112は、記憶部116に記憶された映像データから、映像情報が大きく変化する箇所をカット点として検出する。そして、このカット点の間のフレーム画像をショットとして記憶部116に記憶する。
ここで、映像データがMPEG等の差分画像を用いて圧縮されたフォーマットの場合は、例えばIピクチャのように、他のフレーム画像との差分ではなく単独でデコードするだけで画像が生成できるフレーム画像を用いて高速にカット点を検索することができる。
また、このカット点における、フレーム画像の変化量については、所定の値を用いることができる。
この所定の変化量の値は、ユーザの入力部146での操作を検知して、コントローラ部110の制御部111が設定することが可能である。また、同様に、PC20の制御部が、ユーザによる画像形成装置10のデバイスドライバの設定変更を検知して設定可能である。
なお、各ショットについては、フレーム画像の集合として表現したが、実際に記憶部116に記憶する際には、カット点とカット点の間のフレーム番号のような値で記憶することも可能である。
(ステップS102)
次に、ステップS102において、OCR部114は、各ショットOCR処理を行う。
この各ショットOCR処理では、OCR部114は、所定のショットの各フレーム画像に対して、OCRを実行する。
この際には、上述の図4で示したように、所定のOCR判定領域についてのみOCRを行うために、OCR処理の時間や使用メモリといったリソースを削減できるという効果が得られる。
OCR部114は、OCRを実行して、そのフレーム画像に文字があった場合は、その文字情報を記憶部116にフレーム番号と供に記憶する。
このOCRの結果の記憶については、文字情報とフレーム番号に加えて、フレーム画像そのものを記憶部116に記憶してもよい。
なお、このOCRにおいては、例えば服の模様など、コントラストが高い画像について、文字と誤認識するのを避けるために、文字の特徴量等についても別途計算を行って、より正しい認識を行うことができる。
また、OCRにて認識された文字に対して、文字出現頻度解析等の統計手法を用いて、誤変換であるかどうかを検定し、その上で誤変換と判断した場合(例えば、文字出現頻度について95%有意水準で統計検定し、確率値p>0.05だった場合を誤変換だと判断する場合等)は記憶しないように設定することもできる。また、例えば「砂糖」「石少米唐」等の変換誤差があると認定可能な場合は、他の単語との間の出現頻度を計算して、正しい変換候補を選択するようにできる。
さらに、OCR認識するべきテロップは、複数秒間表示されることが多いので、同様の文字情報が所定秒のフレーム画像で検出された際にのみ、その文字情報のうち、尤も確からしい(尤度比等が高い)文字情報を記憶することもできる。この種の同様の処理として、複数フレーム画像の各画素を平均化すると、同一の位置に表示され続ける文字情報のみが残るために、これにOCR処理を行って文字認識を行うことができる。
(ステップS103)
次に、ステップS103において、フレーム選択部115は、選択されたショット内にテロップがあるか判定する。
これは、すなわち、各ショットの各フレームのうち、1つでもOCRで文字情報が検出されたかについて判定するものである。
Yesの場合は、フレーム選択部115は、処理をステップS104に進める。
Noの場合は、フレーム選択部115は、処理をステップS105に進める。
(ステップS104)
次に、ステップS104において、フレーム選択部115は、テロップがあるフレームを代表画像として記憶する処理を行う。
具体的には、フレーム選択部115は、上述の記憶された文字情報のうち、フレーム番号が若い(時間的に先である)フレームの画像を、代表画像として記憶部116に記憶する。さらに、テロップ文字の文字情報についても、記憶部116に記憶する。
この際に、映像データはインタレースであった場合は、フレーム画像を文字が見やすいように複数フレーム画像からデインタレース処理や、3次元ノイズ除去処理等を行った上で記憶するのが好適である。
(ステップS105)
次に、ステップS105において、フレーム選択部115は、先頭フレームを代表画像として記憶する処理を行う。
これは、各ショットOCR処理にて文字情報が検出されなかった場合には、フレーム選択部115が、各ショットの先頭フレーム画像を、該ショットの代表画像として記憶する処理である。
この際に記憶するべき先頭フレームは、画像の切り換えによりブロックノイズや3次元ノイズ除去処理の破綻による縞模様のようなノイズ等が見られることもある。そこで、数フレーム後のフレーム画像について、デインタレース処理や、3次元ノイズ除去処理を行って記憶してもよい。
(ステップS106)
次に、ステップS106において、フレーム選択部115は、テロップが複数あるかを判定する。
具体的には、1つのショットにおいて、記憶された文字情報が複数あるかについて、判定を行う。
Yesの場合は、フレーム選択部115は、処理をステップS107に進める。
Noの場合は、フレーム選択部115は、処理をステップS108に進める。
(ステップS107)
次に、ステップS107において、フレーム選択部115は、テロップ文字記憶処理を行う。
具体的には、フレーム選択部115は、OCR処理にて複数種類の文字情報が検出されて記憶された場合は、この文字情報を、該ショットの別テロップ文字として、記憶部116に記憶する。
なお、誤変換に起因するような文字情報が複数の文字情報が検出された場合にも、これらを記憶することができる。
(ステップS108)
次に、ステップS108において、フレーム選択部115は、すべてのショットを処理したか判定する。
Yesの場合は、フレーム選択部115は、処理をステップS109に進める。
Noの場合は、フレーム選択部115は、処理をステップS102に戻して、別のショットについて、各処理を続ける。
(ステップS109)
次に、ステップS109において、コントローラ部110の制御部111は、印刷処理を行う。
具体的には、フレーム選択部115にて選択されたフレーム画像と、テロップの文字情報と、フレーム番号に対応する時間と、上述のステップS107で記憶された別テロップ文字等を、それぞれ、所定のレイアウトに従って、印刷用のビットマップデータやPDL等である印刷用データを作成する。
制御部111は、この印刷用データを、エンジン部150に送信する。
エンジン部150は、実際に印刷用データの印刷を行う。
上述の所定のレイアウトに関しては、1枚にすべての代表画像とテロップの文字情報と別テロップ文字の文字情報を印刷するか(何行印刷するか)、複数枚に印刷するか、代表画像の文字情報を印刷するか又は別テロップ文字だけ印刷するか、フレーム数(やフレームの時間)を印刷するか、等について、設定を行うことが可能である。
図6を参照すると、各ショットの代表画像と、フレーム数と、別テロップ文字を3列までと、を印刷した例を示す。
図6の「★」印の代表フレーム画像では、テロップの「砂糖110g」というテロップの文字をテキスト情報として印刷し、同文字を誤変換した「石少米唐IIo呂」という文字についても別テロップ文字のテキスト情報として印刷している。さらに、同一ショット内の別のフレーム画像でOCRにて検出された「塩10g」という別テロップ文字についても、テキスト情報として印刷している。
この印刷処理を終了することで、ダイジェストプリント処理はすべて終了する。
以上のように構成することで、下記のような効果が得られる。
まず、従来技術1のダイジェストプリントを作成するプリンタシステムにおいては、決定されたコマの数だけフレーム画像を選択するようにしている。このため、単純に、所定の時間間隔でフレーム画像を選択するようになっていた。つまり、映像データの内容は、まったくフレーム画像を選択するためには用いられなかった。
このため、ダイジェストプリントにおいて、適切なフレームを選択できないという問題があった。
これに対して、本発明の実施の形態に係る画像形成システムXと、画像形成装置10においては、映像データにおいて、OCRにより適切なフレーム画像を選択することができる。
さらに、OCRで得られた文字情報が複数あった場合には、この文字情報についても選択してダイジェストプリントに加えることができる。
これにより、より適切なフレーム画像を抽出するダイジェストプリントを実現するという効果が得られる画像形成装置と画像形成システムを提供することができる。
よって、映像データの内容をよりよく表現したダイジェストプリントを行うことができ、ユーザが映像データの内容を的確に把握することで、ユーザビリティーが良くなるという効果が出られる。
なお、カット点検出部112やOCR部114は単独で処理を行うように記載したが、これらの構成部位が複数ある場合は、複数スレッドやプロセスとして実行してもよい。この際には、ショット毎に複数スレッドに分割するのが好適である。
また、記憶部116に映像データを読み込んだ上で上述のダイジェストプリント処理を行うように記載した。しかし、実際にはストリーミング映像データのような全体を記憶しない映像データを用いてカット点を検出し、そのカット点の先頭フレーム画像を記憶部116に代表フレーム画像として記憶しておいて、各フレーム画像にOCRを行い、もし文字情報が検出された場合には、そのフレーム画像を代表フレーム画像として選択しなおすように構成することもできる。これにより、記憶部116に大きな容量の映像データをすべて記憶しておく必要がないという効果が得られる。
<他の実施の形態>
(システム構成)
図7を参照すると、本発明の他の実施の形態に係る画像形成システムYについて記載している。
画像形成システムYは、PC21上でダイジェストプリント用の印刷データを作成する機能を実現する画像形成システムである。すなわち、PC21には、映像データから画像形成装置内にカット点検出部やOCR部を備えている。
また、この画像形成システムYにおいては、画像形成システムXと同様の映像入力装置30を備えているが、この映像入力装置30は、直接、PC21に接続されている。なお、映像入力装置30がLANや無線LAN機能を備えている場合は、ネットワーク5経由の接続も可能である。
また、画像形成装置10は、画像形成システムXの画像形成装置10と同様の画像形成装置であるが、コントローラ部にカット点検出部112と、OCR部114と、フレーム選択部115とを備えていなくてもよい。
(制御構成)
次に、図8を参照して、本発明の他の実施の形態に係るPC21の制御構成をさらに詳しく説明する。
PC21は、PC/AT互換機規格等のPC、携帯電話、スマートフォンやPDA等の携帯端末等であり、汎用性をもった計算機である。
PC21は、CPU(中央処理装置)等である制御部210と、RAM(主記憶装置)やROM(読み出し専用記憶装置)やフラッシュメモリやHDD等である記憶部220とが、RAMコントローラやビデオコントローラや各種I/O等であるチップセット230と接続されている。チップセット230には、ネットワーク5に接続するためのLANインターフェイス等であるネットワーク接続部240も接続している。
また、PC21には、液晶ディスプレイ等である表示部250と、キーボードやテンキーやポインティングデバイス(マウス、タッチパネル、タッチパッド等)等である入力部260とを備えている。
なお、AMD社製のCPUやインテル社製の新型CPU等では、チップセットにはRAMコントローラを内蔵せずに、CPUに内蔵している。また、チップセット230と表示部250との間に、PCI−Express接続等のビデオカードを備えていてもよい。
また、PC21には、記憶部220のHDD等に各種ウィンドウズ(登録商標)やLinux(登録商標)等のOSがインストールされている。
このOS上で動作する、各種プログラムやデータとしては、更に、デバイスドライバ221が、記憶部220のHDD等にインストールされて備えられている。
デバイスドライバ221には、上述の画像形成装置10のカット点検出部112と同等の機能部位であるカット点検出部222と、OCR部114と同等の機能部位であるOCR部224と、フレーム選択部115と同等の機能部位であるフレーム選択部225とが備えられている。
(ダイジェストプリント処理)
ここで、画像形成システムYを用いて、実際にダイジェストプリントの処理を行う場合には、まず、映像入力装置30から映像データを映像入力部261を介して入力する。この入力された映像データは、制御部210により、記憶部220に記憶される。
この映像データに関して、上述の図5のフローチャートにより説明した処理と同様な処理を実行することで、ダイジェストプリント用の印刷データを作成する。ただし、画像形成システムYの場合の図5のステップS109の印刷処理においては、制御部210が、作成した印刷データを画像形成装置10に送信すると、通常の印刷と同様にして、上述のダイジェストプリントと同様な印刷を行うことができるようになっている。
以上のように、画像形成システムYは、PC21上にダイジェストプリント用の機能部位を備えることにより、画像形成システムXの画像形成装置10でダイジェストプリント処理を行うのと同様な効果を得ることができる。
これに加えて、PC21の高速なCPUやグラフィックカードのGPU(グラフィック・プロセッシング・ユニット)等の演算機能を用いて、ダイジェストプリント用の印刷データを作成することができる。
また、PC21上の、他の映像編集ソフトウェア等と連携させることも容易となるという効果が得られる。
また、ダイジェストプリント処理において、PC21と、画像形成装置のコントローラ部110のカット点検出部112やOCR部114やフレーム選択部115とが同時に演算を行うことで、より高速にダイジェストプリントを行うことができる。これにより、ダイジェストプリントでの負荷を軽減することができる。
なお、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実行することができることは言うまでもない。
本発明の実施の形態に係る画像形成システムXのシステム構成図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置10の制御構成図である。 本発明の実施の形態に係るダイジェストプリント処理の概念図である。 本発明の実施の形態に係るOCR判定領域の概念図である。 本発明の実施の形態に係るダイジェストプリント処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るダイジェストプリントの印刷例である。 本発明の別の実施の形態に係る画像形成システムYのシステム構成図である。 本発明の別の実施の形態に係るPC21の制御構成図である。
符号の説明
5 ネットワーク
10 画像形成装置
20、21 PC
30 映像入力装置
110 コントローラ部
111、210 制御部
112、222 カット点検出部
114、224 OCR部
115、225 フレーム選択部
116 記憶部
120 FAX部
130 スキャナ部
140 操作パネル部
141、261 映像入力部
145、250 表示部
146、260 入力部
150 エンジン部
220 記憶部
221 デバイスドライバ
230 チップセット
240 ネットワーク接続部
X、Y 画像形成システム

Claims (5)

  1. 映像データからフレーム画像間が大きく変化する箇所であるカット点を検出するカット点検出手段と、
    前記フレーム画像にOCRを行って文字情報を検出するOCR手段と、
    前記カット点間のフレーム画像群であるショット毎に、前記文字情報があるフレーム画像を代表フレーム画像として選択するフレーム選択手段と
    前記代表フレーム画像をダイジェストプリントとして印刷する印刷手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記印刷手段は、前記文字情報が複数あった場合には、前記複数の文字情報の1つを更に印刷する印刷手段である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 端末と画像形成装置とを備えており映像データからダイジェストプリントを印刷する画像形成システムであって、
    前記端末又は前記画像形成装置は、
    映像データからフレーム画像間が大きく変化する箇所であるカット点を検出するカット点検出手段と、
    前記フレーム画像にOCRを行って文字情報を検出するOCR手段と、
    前記カット点間のフレーム画像群であるショット毎に、前記文字情報があるフレーム画像を代表フレーム画像として選択するフレーム選択手段とを備え、
    前記画像形成装置は、
    前記代表フレーム画像を印刷する印刷手段を備える
    ことを特徴とする画像形成システム。
  4. 前記ダイジェストプリント用の印刷データを作成する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプログラム。
  5. 映像データからダイジェストプリントを印刷する画像形成方法であって、
    映像データからフレーム画像間が大きく変化する箇所であるカット点を検出するカットし、
    前記カット点間のフレーム画像群であるショット毎に、前記フレーム画像にOCRを行って文字情報を検出し、
    前記文字情報があるフレーム画像を代表フレーム画像と選択し、
    前記代表フレーム画像を印刷する
    ことを特徴とする画像形成方法。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107871001A (zh) * 2017-11-07 2018-04-03 广东欧珀移动通信有限公司 音频播放方法、装置、存储介质及电子设备

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