JP2009230749A - 非接触icラベル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外部の読取装置と非接触でデータ通信可能なICチップ5を有する非接触ICラベル1は、透明なラベル基材2と、ラベル基材2の下面に設けられた機能層6と、機能層6の下面に接合されて設けられ、ICチップ5のアンテナとして機能する導電層3と、ICチップ5と電気的に接続された接続層4と、導電層3と接続層4との間に設けられ、導電層3と接続層4とを静電容量結合させるためのマスク層7と、導電層3と接続層4との間に設けられ、ラベル基材2上から接続層4を可視光下で視認することを不能にする絶縁性の隠蔽層8とを備えることを特徴とする。
【選択図】図3
Description
一例として、導電性金属層を配した金属薄板の所要位置にホログラム加工を施して前記導電性金属層をアンテナパターンとした非接触型データ送受信体が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上述の非接触ICラベルによれば、絶縁層と接続層とが隠蔽層を介在させずに直接接合されているので、高い意匠効果を保持しつつ、結合損失の発生が抑制されたICラベルを構成することができる。
本発明の物品によれば、非接触ICラベルによって高い意匠効果が付与され、かつ高いセキュリティを確保することができる。
図1は本実施形態のICラベル1を示す平面図であり、図2はICラベル1の底面図である。図1及び図2に示すように、ICラベル1は、上面に設けられた透明なラベル基材2と、ラベル基材2の下面側に設けられた導電層3と、導電層3の下面側に設けられた接続層4と、接続層4に実装されたICチップ5とを備えている。
これらの中では、量産性やコストを考慮すると、レリーフ型ホログラム(回折格子)や多層薄膜方式のものが好ましい。
また、本実施形態の隠蔽層8は、非導電性インキのうち、赤外線を透過する特性を有する赤外線透過インキを用いて形成されている。このような隠蔽層を形成するための材料としては、ゼラチン膜、オラゾールブラックやオラゾール2RG等の赤外線透過性の染料を含む塗料、通常の紫外線硬化型プロセスインキ等を採用することができる。このようにすると、ICチップ5の接続層4に対する実装状態を確認することができるという利点があるが、これについては後述する。
一方、すべての波長の可視光線を反射するものは外観が鏡面状となり、可視光下においては導電層3と区別できなくなる。接続層4及びICチップ5の上面を導電層3で完全に覆ってしまうと、ICチップ5の非接触通信ができなくなるが、このような態様の隠蔽層を接続層4及びICチップ5の上面に設けると、可視光下における外観上は、接続層4及びICチップ5を、導電層3と一体に埋没させることができる。
このようなICチップを用いると、UIDを読み取り利用することによって、そのICチップ(又はそのICチップが付いたICラベル)のトレーサビリティを確保することができる。
又、ICラベル1の製造に関する情報(例:製造日、製造ロット、又は製造工場、等のいずれか1以上)が判るような適当なコードを情報層12に記録してもよい。このような方法によっても、ICラベル1に不具合が発生した場合等に、製造条件のトレーサビリティが得られる。
また、情報層12に形成された文字等の情報は、隠蔽層8の下面側にあるため、可視光下において、平面視で視認することはできない。しかし、赤外線を照射すると、赤外線が隠蔽層8を透過し、情報層12を形成する赤外線吸収インキに吸収される。その結果、情報層12の部分の明度が低くなって、図5に示すようにICラベル11の上面から情報層12に記載された情報を視認することができる。したがって、さらにセキュリティ性の高いICラベルを構成することができる。
平面視の形状が接続層4及び接続層23と同じ幅(1.5mm)で長さ3mmの2枚のアルミ薄膜(厚さ1μm)25及び26の端部どうしを、絶縁性の誘電層27を挟んで厚さ方向に重ね合わせた。そして、アルミ薄膜25及び26のラップ量(アルミ薄膜25及び26の長手方向における重なり量)を変化させ、静電容量結合の様子を2.45GHzの信号源を使ってレジスタンス値(Re値)およびリアクタンス値(Im値)の変化として検討した。
一方、誘電層27Bを用いた場合のシミュレーション結果では、図13に示すように、ラップ量が2mmに達したところでようやくRe値およびIm値が共に0Ω近くとなった。
一方、接続層4に関しても印刷で形成する方法に代えて、シート状の絶縁性材料からなる基材の一面にスパッタリングや蒸着により金属薄膜を成膜し、あるいは導電性ペースト等を用いて印刷等の方法により導電層を形成して接続層とし、この接続層にICチップを実装してインレットを形成して、隠蔽層8の下面側に接合することによってICラベルを形成しても良い。
ただし、隠蔽層及び接続層を印刷によって形成すると、ICラベルから接続層及びICチップのみをインレットとして取り出すことが困難となるので、ICラベルの偽造等がより困難となりセキュリティ性を高めることができるため好ましい。
2 ラベル基材
3 導電層
4、23 接続層
5 ICチップ
6 機能層
7 マスク層(絶縁層)
8、22 隠蔽層
12、12A 情報層
Claims (8)
- 外部の読取装置と非接触でデータ通信可能なICチップを有する非接触ICラベルであって、
透明なラベル基材と、
前記ラベル基材の下面に設けられた光学変化デバイスと、
前記光学変化デバイスの下面に接合されて設けられ、前記ICチップのアンテナとして機能する導電層と、
前記ICチップと電気的に接続された接続層と、
前記導電層と前記接続層との間に設けられ、前記導電層と前記接続層とを静電容量結合させるための絶縁層と、
前記導電層と前記接続層との間に設けられ、前記ラベル基材上から前記接続層を可視光下で視認することを不能にする絶縁性の隠蔽層と、
を備えることを特徴とする非接触ICラベル。 - 前記隠蔽層は、前記ラベル基材及び前記導電層の下面全体を覆うように設けられており、前記隠蔽層及び前記絶縁層が単一の部材からなることを特徴とする請求項1に記載の非接触ICラベル。
- 前記隠蔽層は、非導電性インキからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の非接触ICラベル。
- 前記隠蔽層は、可視光の全波長域を吸収又は少なくとも所定の波長の可視光を反射し、かつ赤外線及び紫外線の少なくとも一方を透過することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の非接触ICラベル。
- 前記隠蔽層は、可視光の全波長域を反射することを特徴とする請求項4に記載の非接触ICラベル。
- 前記隠蔽層の前記接続層に対向する側の面に、平面視において少なくとも一部が前記導電層と重畳しないように設けられ、前記隠蔽層が透過する光線を吸収するインキで形成された情報層をさらに備えることを特徴とする請求項4又は5に記載の非接触ICラベル。
- 外部の読取装置と非接触でデータ通信可能なICチップを有する非接触ICラベルであって、
透明なラベル基材と、
前記ラベル基材の下面に設けられた光学変化デバイスと、
前記光学変化デバイスの下面に接合されて設けられ、前記ICチップのアンテナとして機能する導電層と、
前記ICチップと電気的に接続された接続層と、
前記導電層と前記接続層との間に設けられ、前記導電層と前記接続層とを静電容量結合させるための絶縁層と、
前記光学変化デバイスと前記接続層との間に設けられ、前記ラベル基材上から前記接続層を可視光下で視認することを不能にする絶縁性の隠蔽層と、
を備え、
前記絶縁層と前記接続層とは、前記隠蔽層を介在させずに直接接合されていることを特徴とする非接触ICラベル。 - 請求項1から7のいずれか1項に記載の非接触ICラベルが接着されたことを特徴とする物品。
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