JP2009230737A - 情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】施設内の複数の目的地を効率的に巡回したい。
【解決手段】目的地取得部11は、ユーザ操作に起因してユーザが訪れるべき、施設内の複数の目的地を取得する。目的地保持部12は、目的地取得部11により取得される目的地を保持する。施設内状況取得部13は、施設内の、複数の観測地の混雑度を取得する。施設内状況保持部14は、施設内状況取得部13により取得される混雑度を保持する。巡回ルート決定部20は、目的地保持部12により保持される複数の目的地に対応する複数の観測地の、施設内状況保持部14に保持される混雑度を参照して、ユーザが巡回すべき施設内の巡回ルートを決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザに提案すべき、施設内の巡回ルートを決定する情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法に関する。
小売業の業態のなかで大規模駐車場を備え、売場面積の大きな大型店が人気を集めている。このような大型店は多種多様な商品を扱っており、ユーザは他品種の商品を一度に購入することができ、便利である。
特許文献1は、駐車場内の車両の駐車状況を管理する駐車状況管理装置を開示する。この駐車状況管理装置は、駐車場内の空き駐車位置を取得する取得手段と、前記駐車場の駐車位置と、車路と、自動車の入退場口の位置を示す駐車場の地図情報と、前記取得された空き駐車位置を示す情報とを車載誘導装置へ送信する送信手段とを備える。
特開2001−006093号公報
上述したように大型店は多種多様な商品を扱っているが、ユーザは広大な施設内を歩きまわらなければならない。とくに、目的とする商品が複数種類ある場合、途中で混雑に巻き込まれると買い物が終了するまでに長時間かかってしまう。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、施設内の複数の目的地を巡るユーザに対して効率的なルートを提案することができる情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法を提供することにある。
本発明のある態様の情報処理装置は、ユーザ操作に起因してユーザが訪れるべき、施設内の複数の目的地を取得する目的地取得部と、目的地取得部により取得される目的地を保持する目的地保持部と、施設内の、複数の観測地の混雑度を取得する施設内状況取得部と、施設内状況取得部により取得される混雑度を保持する施設内状況保持部と、目的地保持部により保持される複数の目的地に対応する複数の観測地の、施設内状況保持部に保持される混雑度を参照して、ユーザが巡回すべき施設内の巡回ルートを決定する巡回ルート決定部と、を備える。
本発明の別の態様もまた、情報処理装置である。この装置は、同一車両に乗車し、かつ施設内で別々に行動する複数のユーザが訪れるべき、施設内の複数の目的地を取得する目的地取得部と、施設内の、複数の観測地の混雑度を取得する施設内状況取得部と、目的地取得部が取得した複数の目的地に対応する複数の観測地の取得した混雑度に基づいて、複数のユーザの各々が巡回すべき施設内の巡回ルートを決定する巡回ルート決定部と、施設の駐車場の、各駐車スペースの駐車状況を取得する駐車状況取得部と、巡回ルート決定部により決定された巡回ルートの開始位置または終了位置に近接する駐車スペースをユーザごとに仮の候補として選択し、仮の候補として選択した複数の駐車スペースと駐車状況取得部が取得した駐車状況とに基づいてユーザに提案すべき駐車スペースを選択する駐車位置決定部と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、施設内の複数の目的地を巡るユーザに対して効率的なルートを提案することができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る情報処理システム500の構成を示す図である。
実施の形態1に係る情報処理システム500は、情報処理装置100および端末装置200を備える。情報処理装置100は、ユーザに提案すべき、施設内の巡回ルートを生成する。その施設内の管理部門に設置されることが一般的である。サーバまたはPCなどを用いて構築することができる。
端末装置200は、ユーザ操作に起因して複数の目的地を取得し、ネットワークを介して情報処理装置100に送信する。また、端末装置200は、後述する巡回ルート決定部20により決定された巡回ルートをネットワークを介して取得し、その巡回ルートを表示または印刷する。端末装置200は、ユーザが情報を入力することができ、その情報を情報処理装置100に送信する機能を持つ端末装置であればよい。たとえば、当該施設の案内機、当該施設に併設された駐車場の駐車券発券機、ユーザが乗っている車のカーナビゲーション装置、またはユーザの携帯電話機を採用することができる。
また、端末装置200は、各目的地で達成すべき目的に対するユーザの意欲度を取得して送信してもよい。たとえば、ユーザに複数の目的地を入力してもらう際、各目的地について「絶対行きたい」、「なるべく行きたい」、「行かなくてもよい」のなかから一つを選択してもらうことにより、意欲度を取得することができる。また、複数の目的地の、入力順番により意欲度を推定することもできる。
情報処理装置100は、目的地取得部11、目的地保持部12、施設内状況取得部13、施設内状況保持部14、在庫状況取得部15、在庫状況保持部16および巡回ルート決定部20を備える。巡回ルート決定部20は、目的地変換テーブル21、施設内状況変換テーブル22、在庫状況変換テーブル23および演算部24を含む。
情報処理装置100の構成は、ハードウェア的には、任意のプロセッサ、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウェア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組み合わせによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
目的地取得部11は、ユーザ操作に起因してユーザが訪れるべき、施設内の複数の目的地を取得して目的地保持部12に登録する。目的地取得部11は、端末装置200からネットワークを介して複数の目的地を取得する。
たとえば、目的地取得部11は、端末装置200の図示しない表示部にタッチパネル式の、施設内の地図を表示しユーザに選択させてもよい。また、端末装置200の表示部に商品を羅列し、選択させてもよい。この場合、目的地取得部11は入力された商品をそれに関連づけられた目的地に変換する。また、ユーザの携帯電話機にあらかじめ買いたい商品が登録されている場合、それを案内機または駐車券発券機の読取部で読み取ってもよい。また、その買いたい商品をネットワークを介して送信してもらってもよい。
目的地保持部12は、目的地取得部11により取得される目的地を保持する。より具体的には、取得される複数の目的地をユーザごとに保持する。目的地取得部11が意欲度も取得する場合、各目的地の意欲度も保持する。
施設内状況取得部13は、施設内の、複数の観測地の混雑度を取得して施設内状況保持部14に登録する。観測地は、商品の売場単位、エリア単位またはテナントショップ単位で設定される。混雑度は、監視カメラに写っている人数、キャッシャーの稼働状況、売場に設置されている端末装置または店員が保持する端末装置から店員に入力してもらう、などの手法で特定される。
施設内状況保持部14は、施設内状況取得部13により取得される混雑度を保持する。
巡回ルート決定部20は、目的地保持部12により保持される複数の目的地に対応する複数の観測地の、施設内状況保持部14に保持される混雑度を参照して、ユーザが巡回すべき施設内の巡回ルートを決定する。たとえば、混雑度が比較的低い目的地を先に、混雑度が比較的高い目的地を後に巡るルートに決定する。
目的地変換テーブル21は、意欲度が高いほど高スコア値を付与する。意欲度は入力形態に応じて複数の段階に分類され、各分類にあらかじめスコア値が割り当てられている。施設内状況変換テーブル22は、混雑度が低いほど高スコア値を付与する。混雑度もその入力形態に応じて複数の段階に分類され、各分類にあらかじめスコア値が割り当てられている。
演算部24は、目的地変換テーブル21を参照して目的地保持部12に保持される意欲度を第1スコア値に変換し、かつ施設内状況変換テーブル22を参照して施設内状況保持部14に保持される混雑度を第2スコア値に変換し、複数の目的地のそれぞれについて第1スコア値および第2スコア値の合計値を算出する。そして、合計値が高い目的地の順に巡回ルートを生成する。
この巡回ルートの生成方法では、在庫状況取得部15、在庫状況保持部16および在庫状況変換テーブル23を使用しないため、この方法を採用する場合、これらの要素は削除することができる。以下、これらの要素を使用する例について説明する。
在庫状況取得部15は、複数の観測地で販売されている商品の在庫レベルを取得する。在庫レベルは、たとえばPOSシステムから取得することができる。在庫状況保持部16は、在庫状況取得部15により取得される在庫レベルを保持する。在庫状況変換テーブル23は、在庫レベルが低いほど高スコア値を付与する。在庫レベルも入力形態に応じて複数の段階に分類され、各分類にあらかじめスコア値が割り当てられている。
演算部24は、在庫状況変換テーブル23を参照して在庫状況保持部16に保持される在庫レベルを第3スコア値に変換し、上記第1スコア値、上記第2スコア値および当該第3スコア値の合計値を算出し、その合計値が高い目的地の順に巡回ルートを生成する。
別の巡回ルート生成方法として、巡回ルート決定部20は、目的地保持部12により保持される複数の目的地に対応する複数の観測地の、在庫状況保持部16に保持される在庫レベルを参照して、上記ユーザが巡回すべき施設内の巡回ルートを決定してもよい。たとえば、在庫レベルが比較的低い目的地を先に、在庫レベルが比較的高い目的地を後に巡るルートに決定する。
この巡回ルート生成方法では、演算部24は、目的地変換テーブル21を参照して目的地保持部12に保持される意欲度を第1スコア値に変換し、かつ在庫状況変換テーブル23を参照して在庫状況保持部16に保持される在庫レベルを第3スコア値に変換し、複数の目的地のそれぞれについて第1スコア値および第3スコア値の合計値を算出し、その合計値が高い目的地の順に巡回ルートを生成することができる。この巡回ルート生成方法では、施設内状況取得部13、施設内状況保持部14および施設内状況変換テーブル22を使用しないため、これらの要素は削除することができる。
巡回ルート決定部20により決定された巡回ルートは端末装置200に送信され、端末装置200はその巡回ルートを表示部に表示させるか、印字して出力する。この表示機能または印字機能と、ユーザ操作により複数の目的地を取得して送信する機能とは、別々の端末装置200が担当することも可能である。たとえば、後者の機能は携帯電話機が担当し、前者の機能は駐車券発券機が担当してもよい。
以下、実施の形態1に係る情報処理装置100の具体的動作例について説明する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る、目的地変換テーブル21、施設内状況変換テーブル22および在庫状況変換テーブル23の一例を示す図である。
以下、ユーザにより4箇所の目的地A〜Dが入力される例を説明する。
図2(a)は、目的地変換テーブル21の一例を示す。
意欲度が高いほど、たとえば商品購入意欲が高いほど、高いスコア値が割り当てられる。図2(a)では意欲度が、「必ず達成したい」、「なるべく達成したい」、「どちらでもよい」の三段階で分類される。
図2(b)は、施設内状況変換テーブル22の一例を示す。
混雑度が低いほど、高いスコア値が割り当てられる。空いている目的地を優先し、混んでいる目的地を劣後させることにより、ユーザが混雑に巻き込まれる確率を低減させることができる。図2(b)では混雑度が、「空いている」、「普通」、「混んでいる」の三段階で分類される。
図2(c)は、在庫状況変換テーブル23の一例を示す。
在庫レベルが低いほど、高いスコア値が割り当てられる。在庫が少ないほど急いで購入しに行く必要性が高いからである。なお、在庫がない場合、その目的地を巡回ルートから除外する。図2(c)では在庫レベル、「少ない」、「普通」、「多い」、「無し」の四段階で分類される。「無し」に割り当てられる「→0」は、この目的地を除外するよう指示するための識別情報である。
図3は、図2(a)〜(c)の目的地変換テーブル21、施設内状況変換テーブル22、在庫状況変換テーブル23を前提に、各目的地の合計値の一例を示す。
目的地Aは、第1スコア値(意欲度)=100、第2スコア値(混雑度)=20、第3スコア値(在庫レベル)=10となり、それらの合計値=130となる。目的地Bは、第1スコア値(意欲度)=80、第2スコア値(混雑度)=10、第3スコア値(在庫レベル)=50となり、それらの合計値=140となる。目的地Cは、第1スコア値(意欲度)=80、第2スコア値(混雑度)=20、第3スコア値(在庫レベル)=「→0」となるが、第3スコア値(在庫レベル)=「→0」であるため、それらの合計値=0となる。目的地Dは、第1スコア値(意欲度)=60、第2スコア値(混雑度)=30、第3スコア値(在庫レベル)=30となり、それらの合計値=120となる。
合計値が高い順に、目的地B(140)→目的地A(130)→目的地D(120)となる。よって、巡回ルートは、目的地B→目的地A→目的地Dとなる。目的地Cは目的の商品が売り切れのため、巡回ルートに含めない。
図4は、本発明の実施の形態1に係る情報処理装置100の動作を説明するためのフローチャートである。
演算部24は、目的地保持部12から、複数の目的地と各目的地の意欲度を取得する(S10)。それとともに、施設内状況保持部14から各目的地の混雑度を取得する(S11)。それとともに、在庫状況保持部16から各目的地の在庫レベルを取得する(S12)。
演算部24は、目的地変換テーブル21、施設内状況変換テーブル22および在庫状況変換テーブル23を参照して、目的地ごとに、意欲度を第1スコア値に、混雑度を第2スコア値に、在庫レベルを第3スコア値に変換する(S13)。
演算部24は、目的地ごとに第3スコア値が「→0」であるか否か判定する(S14)。第3スコア値が「→0」である目的地について(S14のY)、その目的地を巡回ルートに含めないよう制御する(S15)。たとえば、その目的地が識別可能なようフラグを立てる。第3スコア値が「→0」でない目的地について(S14のN)、ステップS15をスキップする。
演算部24は、目的地ごとに、第1スコア値、第2スコア値および第3スコア値を合計する(S16)。この合計値が高い順に目的値をソートする(S17)。この順番で目的地を巡るルートが、上述した巡回ルートとなる。
巡回ルート決定部20は、この巡回ルートを端末装置200に送信して、ユーザに提供する。ここで、一つの巡回ルートのみをユーザに提供してもよいし、第1候補に加えて、第2候補、第3候補も提供してもよい。図3の例では、第1候補は「目的地B→目的地A→目的地D」であるが、目的地Aと目的地Dを入れ替えた、第2候補の「目的地B→目的地D→目的地A」を合わせて提供してもよい。さらに、目的地Bと目的地Aを入れ替えた、第3候補の「目的地A→目的地B→目的地D」を合わせて提供してもよい。
また、ユーザの趣向を反映させた複数の提案をしてもよい。これは、第1スコア値、第2スコア値、第3スコア値の、それぞれの合計値に占める寄与度を調整することにより可能である。重視すべき項目のスコア値の合計値に占める寄与度を高めればよい。
図2の例では、意欲度を示す第1スコア値の合計値に占める寄与度が高く設定されている。すなわち、ユーザの意欲度を重視する設定である。これに対し、混雑度を示す第2スコア値の合計値に占める寄与度が一番高くなるように設定してもよい。すなわち、混雑回避を重視する設定である。
端末装置200は、ユーザに「目的達成重視」、「混雑回避重視」、「売り切れ回避重視」の、それぞれの項目を重視した複数の巡回ルートまたはユーザに選択された項目を重視した巡回ルートを提示することができる。
以上説明したように実施の形態1によれば、施設内の複数の目的地を巡るユーザに対して効率的なルートを提案することができる。ユーザは混雑に巻き込まれる確率および品切れになる確率を低減しつつ、欲しい商品を優先的に購入することができる。店側は混雑を平準化することができ、業務オペレーションが改善するとともに、顧客満足度も向上させることができる。
図5は、本発明の実施の形態2に係る情報処理システム500の構成を示す図である。
実施の形態2に係る情報処理システム500に含まれる情報処理装置100は、実施の形態1に係る情報処理装置100の構成に、駐車状況取得部17、駐車状況保持部18、天気情報取得部19、駐車位置決定部30および所要時間算出部32が追加された構成である。以下、この追加された構成を中心に説明する。
駐車状況取得部17は、上記施設の駐車場の、各駐車スペースの駐車状況を取得する。すなわち、各駐車スペースが埋まっているか空いているかを取得する。各駐車スペースの駐車状況は、各駐車スペースに設置されたセンサから取得されてもよいし、監視カメラの画像から取得されてもよいし、駐車場に設置されている端末装置または管理人が保持する端末装置から管理人に入力してもらうことにより取得されてもよい。駐車状況保持部18は、駐車状況取得部17により取得される駐車状況を保持する。
駐車位置決定部30は、巡回ルート決定部20により決定された巡回ルートの、開始位置または終了位置に近接する駐車スペースをユーザに提案またはユーザを誘導すべき駐車スペースとして、駐車状況保持部18に保持される駐車状況により特定される空き駐車スペースのなかから選択する。ここで、巡回ルート決定部20により決定された巡回ルートは、巡回ルート決定部20が複数の候補をユーザに提案した場合、ユーザにより最終的に選択された巡回ルートが該当する。
巡回ルートの開始位置は、最初の目的地に最も近い出入口であってもよい。同様に、巡回ルートの終了位置は、最後の目的地に最も近い出入口であってもよい。通常、巡回ルートの終了位置に近接する駐車スペースに決定されるが、ユーザの選択操作に応じてその開始位置に近接する駐車位置に決定されてもよい。その開始位置または終了位置に近接する駐車スペースとは、それに最も隣接する駐車スペースであってもよいし、周囲の駐車状況を考慮し、近接する複数の駐車スペースのなかから一番駐車しやすい駐車スペースであってもよい。
駐車位置決定部30により決定された駐車スペースは端末装置200に送信され、端末装置200はその駐車スペースを表示部に表示させる。この表示部は駐車場内に設置された電光掲示板であってもよい。
この駐車スペース決定方法では、天気情報取得部19および所要時間算出部32を使用しないため、この方法を採用する場合、これらの要素は削除することができる。以下、これら要素を使用する例について説明する。
この例では、上記施設の駐車場全体のなかに、屋根付きタイプの駐車スペースと屋根なしタイプの駐車スペースが存在することを前提とする。なお、駐車場が複数箇所に点在し、一部の箇所が屋根付きタイプで、その他の箇所が屋根なしタイプである場合も含む。本明細書では、屋根付き駐車場とは屋内駐車場にかぎらず、駐車場自体には屋根はないが、施設の出入口からその駐車場までの通路に屋根がある場合も含む。
所要時間算出部32は、巡回ルート決定部20により決定された巡回ルートの所要時間を算出する。所要時間算出部32は、各観測地間の所要移動時間の典型値および各観測地での購入時間の典型値を保持する。これらの典型値は、実験やシミュレーションにより求めたものであってもよい。所要時間算出部32は、巡回ルート決定部20から供給される巡回ルートの所要時間を上記典型値をもとに予測する。
天気情報取得部19は、所要時間算出部32により算出された所要時間後の天気情報を取得する。この所要時間後の時刻は、ユーザが上記巡回ルートの終了位置に到達する予想時刻となる。天気情報は、所定の天気予報サイトを開設しているサーバから取得することができる。とくに、その時刻の降水確率または降雪確率を取得する。
駐車位置決定部30は、天気情報取得部19により天気情報を参照して、所要時間後の天気が雨または雪と予想される場合、屋根付きタイプの駐車スペースを優先的に選択する。たとえば、降水確率または降雪確率が50%以上で、屋根付きタイプの駐車スペースを優先的に選択する。屋根付きタイプの駐車スペースがすべて埋まっている場合、所要時間後の天気が雨または雪と予想される場合でも、屋根なしタイプの駐車スペースを提示する。
図6は、本発明の実施の形態2に係る駐車位置決定処理の具体例を説明するための図である。
図6では、店舗40に屋内駐車場70と屋外駐車場80が併設される。店舗40と屋内駐車場70とは第1出入口51を介して往来可能である。店舗40と屋外駐車場80とは第2出入口52を介して往来可能である。上記図2、3の例にしたがい、ユーザにより4箇所の目的地、すなわち目的地A61、目的地B62、目的地C63および目的地D64が入力されたことを前提に説明する。
なお、駐車スペース内の「○」は空いていることを示し、「×」は埋まっていることを示す。図6では、屋内駐車場70は、第1〜3駐車スペース71〜73が埋まっており、第4駐車スペース74が空いている。屋外駐車場80は、第1、4駐車スペース81、84が埋まっており、第2、3駐車スペース82、83が空いている。
上述したように、巡回ルートが「目的地B→目的地A→目的地D」に決定されたとすると、駐車位置決定部30は、最後の目的地D64に最も近い第2出入口52から最も近い空き駐車スペースである、屋外駐車場80の第3駐車スペース83をユーザに提示すべき駐車スペースに決定する。ただし、ユーザが駐車場に戻ると予想される時刻に雨が降ると予想される場合、屋内駐車場70の第4駐車スペース74をユーザに提示すべき駐車スペースに決定する。
以上説明したように実施の形態2によれば、ユーザに対して効率的に施設内を巡回することができる駐車位置を提案することができる。ユーザは、駐車位置を悩む必要がなくなり、駐車に費やす時間を短縮することができる。また、雨に濡れる可能性が低減される。店側は、混雑を平準化することができ、駐車場の誘導を含めた業務オペレーションが改善するとともに、顧客満足度も向上させることができる。
図7は、本発明の実施の形態3に係る情報処理システム500の構成を示す図である。
実施の形態3に係る情報処理システム500に含まれる情報処理装置100は、実施の形態1に係る情報処理装置100の構成に、駐車状況取得部17、駐車状況保持部18および駐車位置決定部30が追加された構成である。以下、この追加された構成を中心に説明する。実施の形態2では、同一車両に乗車しているユーザが一人の場合、または同一車両に乗車しているユーザが複数人でも施設内を一緒に行動する場合を想定した。実施の形態3では同一車両に乗車しているユーザが複数人であり施設内を別々に行動する場合を想定する。
駐車状況取得部17は、上記施設の駐車場の、各駐車スペースの駐車状況を取得する。駐車状況保持部18は、駐車状況取得部17により取得される駐車状況を保持する。駐車位置決定部30は、巡回ルート決定部20により決定された巡回ルートの、最初の目的地または最後の目的地に近接する駐車スペースをユーザに提案すべき駐車スペースとして、駐車状況保持部18に保持される駐車状況により特定される空き駐車スペースのなかから選択する。
目的地取得部11は、同一車両に同乗し、かつ施設内で別々に行動するユーザごとに施設内の複数の目的地を取得する。巡回ルート決定部20は、別々に行動するユーザごとに上記巡回ルートを決定する。すなわち、実施の形態1で説明した処理が別々に行動するユーザごとに実行される。たとえば、巡回ルート決定部20は、目的地取得部11が取得した複数の目的地に対応する複数の観測地の上記取得した混雑度に基づいて、上記複数のユーザの各々が巡回すべき上記施設内の巡回ルートを決定する。駐車位置決定部30は、巡回ルート決定部20により決定された巡回ルートの開始位置または終了位置に近接する駐車スペースを当該ユーザごとに仮の候補として選択し、その仮の候補として選択した複数の駐車スペースと駐車状況取得部17が取得した駐車状況とに基づいて前記ユーザに提案すべき駐車スペースを選択する。すなわち、仮の候補として選択した複数の駐車スペースのうち、埋まっている駐車スペースは候補から排除される。たとえば、駐車位置決定部30は、当該ユーザごとに決定された各巡回ルートの、最初の目的地または最後の目的地と、特定の空き駐車スペースとの間の各距離の合計が最も短い空き駐車スペースをユーザに提案すべき駐車スペースとして選択する。
駐車位置決定部30は以下のように構成されて上記各距離の合計を算出してもよい。すなわち、駐車位置決定部30は、目的地駐車位置変換テーブル31および演算部34を含む。目的地駐車位置変換テーブル31は、特定の目的地と特定の駐車スペースとの組み合わせと、それらの間の距離に応じた第4スコア値とを関連づける。当該距離は複数のレンジに分類され、各分類にあらかじめスコア値が割り当てられている。目的地駐車位置変換テーブル31は、特定の目的地と特定の駐車スペースとの距離が短いほど高スコア値を付与する。
演算部34は、目的地駐車位置変換テーブル31を参照して各巡回ルートの、最初の目的地または最後の目的地と、特定の空き駐車スペースとの組み合わせをそれぞれ第4スコア値に変換し、それらの合計値を空き駐車スペースごとに算出する。演算部34は、その合計値が最も大きい空き駐車スペースをユーザに提案すべき駐車スペースとして選択する。
なお、ここでは目的地駐車位置変換テーブル31は、特定の目的地と特定の駐車スペースとの組み合わせを、それに関連づけられた第4スコア値に変換したが、当該組み合わせをそれらの間の距離そのものに変換してもよい。その場合、演算部34はそれぞれの距離の合計値を算出し、その合計値が最も小さい空き駐車スペースをユーザに提案すべき駐車スペースとして選択する。
図8は、目的地駐車位置変換テーブル31の一例を示す。以下、各巡回ルートの最後の目的地を第4スコア値に変換する例を説明する。
この目的地駐車位置変換テーブル31は、図6に示した店舗40、屋内駐車場70および屋外駐車場80を前提とする。すなわち、この目的地駐車位置変換テーブル31は、4箇所の目的地(目的地A61、目的地B62、目的地C63および目的地D64)と、8箇所の駐車スペース(第1屋内駐車スペース71、第2屋内駐車スペース72、第3屋内駐車スペース73、第4屋内駐車スペース74、第1屋外駐車スペース81、第2屋外駐車スペース82、第3屋外駐車スペース83および第4屋外駐車スペース84)との各組み合わせと、第4スコア値とを関連づける。
図9は、図8の目的地駐車位置変換テーブル31を前提に、各空き駐車スペースの合計値を示す。
ここでは同一車両に同乗し、かつ店舗40で別々に行動するユーザが4人の例を説明する。巡回ルート決定部20は各ユーザの巡回ルートを決定し、その各巡回ルートの最後の目的地がつぎのように決定されたとする。ユーザ1の巡回ルートの最後の目的地が目的地B62、ユーザ2の巡回ルートの最後の目的地が目的地A61、ユーザ3の巡回ルートの最後の目的地が目的地C63、およびユーザ4の巡回ルートの最後の目的地が目的地D64に決定されたとする。空き駐車スペースは、図6に示したように第4屋内駐車スペース74、第2屋外駐車スペース82および第3屋外駐車スペース83とする。
第4屋内駐車スペース74は、ユーザ1の第4スコア値=35、ユーザ2の第4スコア値=5、ユーザ3の第4スコア値=30、ユーザ4の第4スコア値=10となり、それらの合計値=80となる。第2屋外駐車スペース82は、ユーザ1の第4スコア値=10、ユーザ2の第4スコア値=40、ユーザ3の第4スコア値=25、ユーザ4の第4スコア値=35となり、それらの合計値=110となる。第3屋外駐車スペース83は、ユーザ1の第4スコア値=15、ユーザ2の第4スコア値=45、ユーザ3の第4スコア値=30、ユーザ4の第4スコア値=40となり、それらの合計値=130となる。演算部34は、上記合計値が最も大きい、第3屋外駐車スペース83をユーザに提案すべき駐車スペースとして選択する。
図10は、本発明の実施の形態3に係る情報処理装置100の動作を説明するためのフローチャートである。
巡回ルート決定部20は、ユーザごとに巡回ルートを決定する(S20)。演算部34は、各巡回ルートの最後の目的地を取得する(S21)。それとともに、駐車状況保持部18から空き駐車スペースを取得する(S22)。演算部34は、各最後の目的地と各空き駐車スペースとの組み合わせを、目的地駐車位置変換テーブル31を参照して第4スコア値に変換する(S23)。演算部34は、空き駐車スペースごとに第4スコア値の合計値を算出し(S24)、最も大きい合計値の空き駐車スペースをユーザに提案すべき駐車スペースとして選択する(S25)。
なお、決定された駐車スペースに他の車両が先に止まってしまった場合や、目的の商品が売り切れてしまった場合など、巡回ルートおよび駐車位置を決定するためのパラメータに変化があった場合、その旨をユーザに通知するとともに、図10のフローチャートに示した処理を再実行し、新たな提案すべき駐車スペースを決定する。
以上説明したように実施の形態3によれば、同一車両に同乗し、施設内を別々に行動するユーザ全員の、巡回ルートの最後の目的地から駐車位置までの、歩行量の総和を最少にすることができる。もしくは、駐車位置から巡回ルートの最初の目的地までの、歩行量の総和を最少にすることができる。ユーザは、駐車位置を悩む必要がなくなり、駐車に費やす時間を短縮することができる。また、駐車場と店舗との移動時間も短縮することができる。店側は、各車両が駐車スペースに滞在する時間を短縮することができ、業務オペレーションが改善するとともに、顧客満足度も向上させることができる。また、駐車待ち時間や駐車スペースを探して車両が巡回する時間を減少させることができるため、無駄なエネルギー消費の抑制にもつながる。
つぎに、実施の形態3の変形例について説明する。実施の形態3の変形例に係る情報処理システム50の構成は、図7に示した実施の形態3の基本例に係る情報処理システム50の構成と同様である。以下、基本例と異なる動作を中心に説明する。実施の形態3の基本例では同一車両に乗車している複数のユーザに優先順位をつけなかったが、変形例では優先順位をつける。
目的地取得部11は、同一車両に同乗し、かつ施設内で別々に行動するユーザごとに施設内の複数の目的地を取得するとともに、少なくとも最も優先すべきユーザが特定されている、上記ユーザ間の優先順位を取得する。たとえば、端末装置200から、その優先順位そのものをユーザに入力してもらってもよいし、各ユーザの属性を入力してもらってもよい。後者の例として、障害者、高齢者、体調不良者、などの項目を選択してもらう。これらの項目に該当する者が複数いる場合、この例では障害者→体調不良者→高齢者の順で高い優先順位を付与する。
駐車位置決定部30は、最も優先すべきユーザの巡回ルートの、最初の目的地または最後の目的地に近接する空き駐車スペースをユーザに提案すべき駐車スペースとして選択する。最も隣接する空き駐車スペースを選択してもよい。なお、目的地駐車位置変換テーブル31を使用する場合、演算部34は、最も優先すべきユーザの巡回ルートの、最初の目的地または最後の目的地と、特定の空き駐車スペースとの組み合わせをそれぞれ第4スコア値に変換し、最も高い第4スコア値を持つ空き駐車スペースをユーザに提案すべき駐車スペースとして選択する。
図11は、図9に示した表に優先順位の項目が追加された表を示す。
図11ではユーザ1が最も優先順位が高く、ユーザ4がつぎに優先順位が高いことを示している。ユーザ2、ユーザ3との間の優先順位は付与されていない。演算部34は、最も優先すべきユーザ1にとって、最も高い第4スコア値を持つ第4屋内駐車スペース74をユーザに提案すべき駐車スペースとして選択する。
図12は、実施の形態3の変形例に係る情報処理装置100の動作を説明するためのフローチャートである。
巡回ルート決定部20は、ユーザごとに巡回ルートを決定する(S30)。演算部34は、最も優先順位が高いユーザの巡回ルートの、最後の目的地を取得する(S31)。それとともに、駐車状況保持部18から空き駐車スペースを取得する(S32)。演算部34は、最後の目的地と、各空き駐車スペースとの組み合わせを目的地駐車位置変換テーブル31を参照して第4スコア値に変換する(S33)。演算部34は、最も第4スコア値の高い空き駐車スペースをユーザに提案すべき駐車スペースとして選択する(S34)。
なお、優先順位が1番高いユーザにとっての、最も第4スコア値の高い空き駐車スペースが複数存在する場合、演算部34は優先順位が2番目に高いユーザについてステップS32〜S33の処理を実行する。演算部34は、その複数の最も第4スコア値の高い空き駐車スペースのなかから、優先順位が2番目に高いユーザの第4スコア値が最も高い空き駐車スペースを選択する。この処理によってもユーザに提案すべき駐車スペースが一つに特定されない場合、一つに特定されるまで、優先順位が3番目以降に高いユーザについても同様に処理する。さらに、優先順位による判定ではユーザに提案すべき駐車スペースが一つに特定されない場合、残った空き駐車スペースのなかで、図10に示した実施の形態3の基本例に係る処理を実行して、一つに特定する。
以上説明したように実施の形態3の変形例によれば、同一車両に同乗し、施設内を別々に行動するユーザのうち、最も優先すべきユーザの巡回ルートの、最後の目的地から駐車位置までの歩行量を最少にすることができる。もしくは、駐車位置から最も優先すべきユーザの巡回ルートの、最初の目的地までの歩行量を最少にすることができる。ユーザは、駐車位置を悩む必要がなくなり、駐車に費やす時間を短縮することができる。
以上、本発明をいくつかの実施形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
たとえば、実施の形態2において情報処理装置100は、車両位置情報取得部をさらに備えてもよい。車両位置情報取得部は、車両に備え付けられたGPSやユーザの携帯電話機に内蔵されるGPSなどから、駐車場の入口または中に位置する車両の位置を取得することができる。これにより、駐車位置決定部30は、現在の車両の位置から、決定された駐車スペースまでの誘導指示を、カーナビゲーション装置や携帯電話機などに表示させることができる。
また、実施の形態1において巡回ルート決定部20は、三つのパラメータに基づいて巡回ルートを決定する例を説明した。これらのパラメータに加えて、またはこれらの一部のパラメータに置換して、その他の様々なパラメータを基礎とすることができる。
たとえば、各売場のイベント開催情報やタイムセールス情報を基礎とすることができる。前者の場合、巡回ルート決定部20はそのイベントの開催時間帯にその目的地にユーザを誘導しないよう決定する。後者の場合、逆にそのタイムセールスの時間帯にその目的地にユーザを誘導するよう決定する。また、巡回ルート決定部20は複数の巡回ルート候補のうち、所要時間算出部32で算出される所要時間が短いものに決定してもよい。
また、商品の重量を基礎とすることができる。たとえば、巡回ルート決定部20は相対的に重い商品の売場を上記巡回ルートの後のほうに位置づける。また、食料品を上記巡回ルートの後のほうに位置づけてもよい。また、ユーザの荷物が多くなる場合、駐車位置決定部30は、巡回ルートの開始位置に近接する駐車場ではなく、その終了位置に近接する駐車場にユーザの車を誘導するとよい。
また、実施の形態3の変形例において駐車位置決定部30は、複数のユーザ間の優先順位をユーザ操作に起因して目的地取得部11から取得したが、それに限らない。たとえば、巡回ルートを辿るのが最も遅いと推測されるユーザを最も優先すべきユーザに特定してもよい。たとえば、目的地が最も多いユーザを、巡回ルートを辿るのが最も遅いユーザと推測することができる。また、最も重い荷物を持つことになると予測されるユーザを最も優先すべきユーザに特定してもよい。
また、実施の形態2と実施の形態3を組み合わせてユーザに提案すべき駐車スペースを決定してもよい。たとえば、駐車位置決定部30は、天気情報取得部19により天気情報を参照して、所要時間後の降水確率または降雪確率が50%以上の場合、屋根付きタイプの空き駐車スペースのなかから、実施の形態3で説明した処理を実行することによりユーザに提案すべき駐車スペースを決定する。
本発明の実施の形態1に係る情報処理システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る、目的地変換テーブル、施設内状況変換テーブルおよび在庫状況変換テーブルの一例を示す図である。図2(a)は、目的地変換テーブルの一例を示す。図2(b)は、施設内状況変換テーブルの一例を示す。図2(c)は、在庫状況変換テーブルの一例を示す。 図2(a)〜(c)の目的地変換テーブル、施設内状況変換テーブル、在庫状況変換テーブルを前提に、各目的地の合計値の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る情報処理装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る情報処理システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る駐車位置決定処理の具体例を説明するための図である。 本発明の実施の形態3に係る情報処理システムの構成を示す図である。 目的地駐車位置変換テーブルの一例を示す。 図8の目的地駐車位置変換テーブルを前提に、各空き駐車スペースの合計値を示す。 本発明の実施の形態3に係る情報処理装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図9に示した表に優先順位の項目が追加された表を示す。 本発明の実施の形態3の変形例に係る情報処理装置の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
11 目的地取得部、 12 目的地保持部、 13 施設内状況取得部、 14 施設内状況保持部、 15 在庫状況取得部、 16 在庫状況保持部、 17 駐車状況取得部、 18 駐車状況保持部、 19 天気情報取得部、 20 巡回ルート決定部、 21 目的地変換テーブル、 22 施設内状況変換テーブル、 23 在庫状況変換テーブル、 24 演算部、 30 駐車位置決定部、 31 目的地駐車位置変換テーブル、 32 所要時間算出部、 34 演算部、 情報処理装置、 200 端末装置、 500 情報処理システム。

Claims (12)

  1. ユーザ操作に起因してユーザが訪れるべき、施設内の複数の目的地を取得する目的地取得部と、
    前記目的地取得部により取得される目的地を保持する目的地保持部と、
    前記施設内の、複数の観測地の混雑度を取得する施設内状況取得部と、
    前記施設内状況取得部により取得される混雑度を保持する施設内状況保持部と、
    前記目的地保持部により保持される複数の目的地に対応する複数の観測地の、前記施設内状況保持部に保持される混雑度を参照して、前記ユーザが巡回すべき前記施設内の巡回ルートを決定する巡回ルート決定部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記目的地取得部は、各目的地で達成すべき目的に対する前記ユーザの意欲度を取得して前記目的地保持部に登録し、
    前記巡回ルート決定部は、
    前記意欲度が高いほど高スコア値を付与する第1テーブルと、
    前記混雑度が低いほど高スコア値を付与する第2テーブルと、
    前記第1テーブルを参照して前記目的地保持部に保持される前記意欲度を第1スコア値に変換し、かつ前記第2テーブルを参照して前記施設内状況保持部に保持される混雑度を第2スコア値に変換し、前記複数の目的地のそれぞれについて前記第1スコア値および前記第2スコア値の合計値を算出する第1演算部と、を含み、
    前記第1演算部は、前記合計値が高い目的地の順に前記巡回ルートを生成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記複数の観測地で販売されている商品の在庫レベルを取得する在庫状況取得部と、
    前記在庫状況取得部により取得される在庫レベルを保持する在庫状況保持部と、をさらに備え、
    前記巡回ルート決定部は、前記在庫レベルが低いほど高スコア値を付与する第3テーブルをさらに含み、
    前記第1演算部は、前記第3テーブルを参照して前記在庫状況保持部に保持される在庫レベルを第3スコア値に変換し、前記第1スコア値、前記第2スコア値および前記第3スコア値の合計値を算出し、その合計値が高い目的地の順に前記巡回ルートを生成することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. ユーザ操作に起因してユーザが訪れるべき、施設内の複数の目的地を取得する目的地取得部と、
    前記目的地取得部により取得される目的地を保持する目的地保持部と、
    前記施設内の、複数の観測地で販売されている商品の在庫レベルを取得する在庫状況取得部と、
    前記在庫状況取得部により取得される在庫レベルを保持する在庫状況保持部と、
    前記目的地保持部により保持される複数の目的地に対応する複数の観測地の、前記在庫状況保持部に保持される在庫レベルを参照して、前記ユーザが巡回すべき前記施設内の巡回ルートを決定する巡回ルート決定部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  5. 前記施設の駐車場の、各駐車スペースの駐車状況を取得する駐車状況取得部と、
    前記駐車状況取得部により取得される駐車状況を保持する駐車状況保持部と、
    前記巡回ルート決定部により決定された巡回ルートの、開始位置または終了位置に近接する駐車スペースを前記ユーザに提案すべき駐車スペースとして、前記駐車状況保持部に保持される駐車状況により特定される空き駐車スペースのなかから選択する駐車位置決定部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記巡回ルート決定部により決定された巡回ルートの所要時間を算出する所要時間算出部と、
    前記所要時間算出部により算出された所要時間後の天気情報を取得する天気情報取得部と、をさらに備え、
    前記駐車場は、屋根付きタイプの駐車スペースと屋根なしタイプの駐車スペースを含み、
    前記駐車位置決定部は、前記天気情報取得部により取得される天気情報を参照して、前記所要時間後の天気が雨または雪と予想される場合、前記屋根付きタイプの駐車スペースを優先的に選択することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 同一車両に乗車し、かつ施設内で別々に行動する複数のユーザが訪れるべき、前記施設内の複数の目的地を取得する目的地取得部と、
    前記施設内の、複数の観測地の混雑度を取得する施設内状況取得部と、
    前記目的地取得部が取得した複数の目的地に対応する複数の観測地の前記取得した混雑度に基づいて、前記複数のユーザの各々が巡回すべき前記施設内の巡回ルートを決定する巡回ルート決定部と、
    前記施設の駐車場の、各駐車スペースの駐車状況を取得する駐車状況取得部と、
    前記巡回ルート決定部により決定された巡回ルートの開始位置または終了位置に近接する駐車スペースを前記ユーザごとに仮の候補として選択し、前記仮の候補として選択した複数の駐車スペースと前記駐車状況取得部が取得した駐車状況とに基づいて前記ユーザに提案すべき駐車スペースを選択する駐車位置決定部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  8. 前記駐車位置決定部は、
    特定の目的地と特定の駐車スペースとの組み合わせと、それらの間の距離に応じた第4スコア値とを関連づけ、前記距離が短いほど高スコア値を付与する第4テーブルと、
    前記第4テーブルを参照して前記各巡回ルートの、最初の目的地または最後の目的地と、特定の空き駐車スペースとの組み合わせをそれぞれ前記第4スコア値に変換し、それらの合計値を前記空き駐車スペースごとに算出する第2演算部と、を含み、
    前記第2演算部は、その合計値が最も大きい空き駐車スペースを選択することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記施設の駐車場の、各駐車スペースの駐車状況を取得する駐車状況取得部と、
    前記駐車状況取得部により取得される駐車状況を保持する駐車状況保持部と、
    前記巡回ルート決定部により決定された巡回ルートの、最初の目的地または最後の目的地に隣接する駐車スペースを前記ユーザに提案すべき駐車スペースとして、前記駐車状況保持部に保持される駐車状況により特定される空き駐車スペースのなかから選択する駐車位置決定部と、
    をさらに備え、
    前記目的地取得部は、同一車両に同乗し、かつ前記施設内で別々に行動するユーザごとに前記施設内の複数の目的地を取得するとともに、少なくとも最も優先すべきユーザが特定されている前記ユーザ間の優先順位を取得し、
    前記巡回ルート決定部は、前記ユーザごとに前記巡回ルートを決定し、
    前記駐車位置決定部は、前記最も優先すべきユーザの巡回ルートの、最初の目的地または最後の目的地に隣接する空き駐車スペースを選択することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の情報処理装置。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の情報処理装置と、
    ユーザ操作に起因して前記複数の目的地を取得し、ネットワークを介して前記情報処理装置に送信する端末装置と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  11. 前記端末装置は、前記巡回ルート決定部により決定された巡回ルートを前記ネットワークを介して取得し、その巡回ルートを表示または印刷することを特徴とする請求項10に記載の情報処理システム。
  12. ユーザ操作に起因して、ユーザが訪れるべき、施設内の複数の目的地を目的地取得部により取得するステップと、
    前記目的地取得部により取得される目的地を目的地保持部に保持するステップと、
    前記施設内の、複数の観測地の混雑度を施設内状況取得部により取得するステップと、
    前記施設内状況取得部により取得される混雑度を施設内状況保持部に保持するステップと、
    前記目的地保持部により保持される複数の目的地に対応する複数の観測地の、前記施設内状況保持部に保持される混雑度を参照して、前記ユーザが巡回すべき前記施設内の巡回ルートを巡回ルート決定部により決定するステップと、
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
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