JP2009225413A - ネットワークにおける映像・音声送受信装置およびシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワーク上で安定して動画を配信する装置およびシステムを提供する。
【解決手段】ネットワーク上における動画配信システムであって,送信機は,映像データおよび音声データのそれぞれに対し冗長符号を追加する冗長符号付加手段と,冗長符号付加手段により冗長符号が付加された映像データおよび音声データを合成するデータ合成手段と,合成データに対しインタリーブを行うインタリーブ手段と,インタリーブ手段によってインタリーブされたデータを受信機に対し送信するデータ送信手段とを備え,受信機は,送信機から送信されたデータを受信するデータ受信手段と,データ受信手段が受信したデータに対し,インタリーブを解除するデインタリーブ手段と,デインタリーブ手段によってインタリーブが解除されたデータを,元の映像データおよび音声データに分離するデータ分離手段と,データ分離手段によって分離された映像データおよび音声データに対し,冗長符号を使用しエラー訂正を行うエラー訂正手段とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は映像及び音声データをネットワーク上で伝送するシステムおよび装置に関する。
近年のデジタル技術の発達により,地上デジタル放送をはじめとしたデジタル放送技術が普及してきている。こういったデジタル放送は,アナログ放送と同じく無線を使用しているため,ノイズや干渉など様々な外的阻害要因にさらされている。このため,有線放送と比較し,データの誤りや損失を如何に防ぐかが大きな課題となっている。このような課題に対処するため,一般的には,損失したデータを再送するARQ(自動再送制御)や誤りデータを受信側で訂正する誤り訂正符号技術が用いられる。
一方,近年のインターネットの普及により,IP(Internet Protocol)ネットワークは映像・音声の伝送媒体としての地位を急速に高めている。さらに,IEEE802.11a/b/gに代表される,IPネットワークの無線技術(以下,無線LANと称す)も急速に浸透してきている。
ところで,IPネットワークで映像および音声(以下,デジタルコンテンツと称す)を伝送する場合,映像と音声はそれぞれ別系統のデータとして伝送するのが一般的である。また,PCなどIPネットワークと親和性の高いデバイスがデジタルコンテンツを扱う場合,映像と音声をそれぞれ別系統データとした方が扱いやすい。例えば,1つの映像に対し,複数の言語の音声データを並行して送信するといったことが容易に行える。勿論,映像データや音声データのみを送信することも可能であるなど,PCを用いたIPネットワーク上でのデジタルコンテンツ伝送は,柔軟性が高い。これに対し,地上デジタル放送などは,映像と音声が統合(多重化)されたMPEG(Moving Picture Experts Group)方式を採用している。この方式では,規格で定められたデータしか扱うことができず,様々なデータを扱うことのできるPCやIPネットワークとの親和性が高くない。
前述したように,映像と音声を別系統データとして扱うIPネットワーク,特に無線LAN(802.11a/b/gなど)を通じてデジタルコンテンツを伝送する場合,デジタル放送及びアナログ放送と同じくノイズや干渉の影響が大きく,データのエラーや損失が大きな問題となっていた。従来は,このような問題に対し,ARQを用いることで対処していたが,映像の高画質化および音声の高音質化に伴うデータ量の増大により,再送のための帯域が不足し,今日ではARQが有効に機能しなくなってきている。この様子を以下で説明する。図1は無線LANにて送受信されるデジタルコンテンツのデータ構造である。このように無線LANでは,映像データVi(iは自然数)と音声データAj(jは自然数)は連続したパケットで送られる。ViおよびAjはそれぞれ1つのパケットを意味し,ある固定長のデータである。図2は,受信側でデータの欠落が発生した様子を示している。図2を参照して,受信側は任意の手段によりV4が欠落したことを検知し,送信側に対しV4の再送を指示する。送信側は,送信データの空きスロットを利用して再送要求のあったV4を再度送信する。受信側は再送されたV4を受信する。ARQはこのようにして欠落データを補間する。しかし,この方式では,連続してデータが欠落するバースト性エラーには対処できない。図3に示すように,伝送過程でバースト性エラーが発生し,受信側でV4〜V9の連続したデータの欠落を検知した場合,前述の場合と同じように,欠落したデータの再送が送信側に要求される。この要求を受け取った送信側は,指示に従い,V4〜V9を送信しようとするが,空きスロットの帯域が不足しているため,V8とV9の再送ができない。この結果,受信側では完全なデータの補間ができず,結果として映像や音声の乱れを引き起こすこととなる。
上記したように,IPネットワーク上でのデジタルコンテンツ伝送において,ARQの代替もしくはARQを補完する,エラーやデータ損失などに耐性のある信頼性の高いデータ伝送技術が求められている。同時に,PCとの親和性が高く,より柔軟性の高いデジタルコンテンツ送受信システムも求められている。
それゆえに本発明の1つの目的は,IPネットワークにおいて,デジタルコンテンツのより安定かつ高速な伝送を可能にする装置及びシステムを提供することである。
本発明の他の目的は,映像と音声の多重化されたMPEGのみならず,他の多くのデータフォーマットもIPネットワークを通じて伝送することのできる,柔軟性の高い装置及びシステムを提供することである。
本発明の第1の局面に係るデータ配信システムは,ネットワーク上で複数系統のデータを配信するための送信機および受信機を備えるデータ配信システムであって,送信機は,複数系統のデータに対し冗長符号を付加する冗長符号付加手段と,複数系統のデータを合成するデータ合成手段と,複数系統のデータに対しインタリーブを行うインタリーブ手段と,冗長符号付加手段により冗長符号が付加され,データ合成手段により合成され,インタリーブ手段によりインタリーブされた複数系統のデータを,受信機に対し送信するデータ送信手段とを備え,受信機は,送信機から送信されたデータを受信するデータ受信手段と,データ受信手段が受信したデータに対し,インタリーブを解除するデインタリーブ手段と,データ受信手段が受信したデータを,元のそれぞれの系統のデータに分離するデータ分離手段と,データ受信手段が受信したデータに対し,冗長符号を使用しエラー訂正を行うエラー訂正手段を備えることを特徴とする。
より好ましくは,受信機はさらに,ネットワーク通信において機能するデータリンク層および/またはネットワーク層を備え,ネットワーク通信において,データリンク層および/またはネットワーク層は,ネットワーク通信にて使用されるネットワークパケットのエラーを検知することを特徴とする。
本発明の第2の局面に係る動画配信システムは,ネットワーク上で映像データおよび音声データを配信するための送信機および受信機を備える動画配信システムであって,送信機は,映像データおよび音声データのそれぞれに対し冗長符号を付加する冗長符号付加手段と,冗長符号付加手段により冗長符号が付加された映像データおよび音声データを合成するデータ合成手段と,データ合成手段により合成されたデータに対しインタリーブを行うインタリーブ手段と,インタリーブ手段によってインタリーブされたデータを受信機に対し送信するデータ送信手段とを備え,受信機は,送信機から送信されたデータを受信するデータ受信手段と,データ受信手段が受信したデータに対し,インタリーブを解除するデインタリーブ手段と,デインタリーブ手段によってインタリーブが解除されたデータを,元の映像データおよび音声データに分離するデータ分離手段と,データ分離手段によって分離された映像データおよび音声データに対し,冗長符号を使用しエラー訂正を行うエラー訂正手段とを備えることを特徴とする。
より好ましくは,受信機はさらに,ネットワーク通信において機能するデータリンク層および/またはネットワーク層を備え,ネットワーク通信において,データリンク層および/またはネットワーク層は,ネットワーク通信にて使用されるネットワークパケットのエラーを検知することを特徴とする。
本発明の第3の局面に係る受信機は,ネットワーク上において送信機から送信される映像データおよび音声データを含む動画データを受信する受信機であって,動画データを受信するデータ受信手段と,動画データ対し,インタリーブを解除するデインタリーブ手段と,動画データを,元の映像データおよび音声データに分離するデータ分離手段と,動画データに対し,冗長符号を使用しエラー訂正するエラー訂正手段とを備える。
より好ましくは,受信機はさらに,ネットワーク通信において機能するデータリンク層および/またはネットワーク層を備え,ネットワーク通信において,データリンク層および/またはネットワーク層は,ネットワーク通信にて使用されるネットワークパケットのエラーを検知することを特徴とする。
本発明の第4の局面に係るプログラムは,ネットワーク上において受信機に対して映像データおよび音声データを含む動画データを送信する送信機が実行するプログラムであって,送信機により実行されると,動画データに対し冗長符号を付加する冗長符号付加手段と,映像データおよび音声データを合成するデータ合成手段と,動画データに対し,インタリーブを行うインタリーブ手段と,冗長符号付加手段により冗長符号が付加され,データ合成手段により合成され,インタリーブ手段によりインタリーブされた動画データを,受信機に対し送信するデータ送信手段として機能する。
本発明の第5の局面に係るプログラムは,ネットワーク上において送信機から送信された映像データおよび音声データを含む動画データ受信する受信機が実行するプログラムであって,受信機により実行されると,動画データを受信するデータ受信手段と,動画データに対し,インタリーブを解除するデインタリーブ手段と,動画データを,元の映像データおよび音声データに分離するデータ分離手段と,動画データに対し,冗長符号を使用しエラー訂正を行うエラー訂正手段として機能する。
本発明の装置及びシステムは,映像・音声データのそれぞれに誤り訂正符号およびインタリーブを施すため,伝送過程のエラーに対し強い耐性がある。特に,無線ネットワークで頻発するバースト性エラーに対しても強い耐性があることから,従来のARQのみのシステムと比較し,より安定的な伝送が可能である。また,本発明の装置及びシステムは,IPネットワーク上で動作するものであり,IPネットワーク特有の仕組みであるデータリンク層,およびIP層でのエラー検知が可能である。即ち,アプリケーション層ではエラー訂正のみを行えばよく,この結果,IPネットワークにおけるデジタルコンテンツの,より効率的な伝送が可能になる。さらに本発明によれば,伝送されるデータは,その中身に依存せず,複数の種類のデータ毎にそれぞれ独立して伝送されるので,本発明の装置及びシステムは,映像または音声のみや,多言語音声の伝送など,伝送するデータの種類を自由に選択することが可能である。従って,本発明のシステムは,MPEGのみを扱う従来の技術と比較し柔軟性が高い。
以下では図を参照し,本発明に係る装置およびシステムの実施例を説明する。なお,各図面において共通する要素には同じ番号を付し,説明は繰り返さない。
[システム図]
図4は本発明が使用される代表的なシステム図である。本システムは送信機403と受信機405を中心に構成され,送信機403にはデジタルコンテンツを再生するPC401が接続され,受信機405には,映像および音声を出力するモニタ407が接続される。より具体的には,PC401で再生された音声はステレオケーブルを通じて,映像はRGBケーブルを通じて送信機403に出力される。この接続形態は受信機405においても同様であり,受信機405とモニタ407間は,ステレオケーブルおよびRGBケーブルにより接続される。なお,本実施の形態では送信機403と受信機405は1対1の接続としているが,これに限定されることはなく,1台の送信機403に対し複数の受信機405が存在しても良い。また,ネットワークは,無線だけでなく有線ネットワークを使用することも可能である。
[ハードウェア構成図]
図5は,送信機403および受信機405のハードウェア構成図である。本実施の形態において,これらのハードウェア構成は同じであり,何れも,ROM503に記録されているプログラムを実行するCPU501,データの一次記憶領域として利用されるRAM505,相手の送信機および受信機と通信を行う無線I/F507,アナログビデオ信号を送受信するVideo I/F509およびアナログオーディオ信号を送受信するAudio I/F511を備える。
[機能ブロック図]
図6は,送信機403の機能ブロック図である。送信機403は,Videoデータ受信部601,Audioデータ受信部603,VideoデータA/D変換部605,AudioデータA/D変換部607,Videoデータ符号化部609,Audioデータ符号化部611,Video符号冗長符号生成部613,Audio符号冗長符号生成部615,送信符号生成部617,送信符号インタリーブ部619およびネットワーク送信部621を備える。Videoデータ受信部601およびAudioデータ受信部603は,PC401より映像データおよび音声データを受信し,VideoデータA/D変換部605およびAudioデータA/D変換部607は,受信したアナログデータをデジタルVideoデータ,およびデジタルAudioデータに変換する。Videoデータ符号化部609は,デジタル化されたVideoデータをJPEG(Joint Photographic Experts Group)という静止画圧縮符号化方式を用いて符号化し,Audioデータ符号化部611は,デジタル化されたAudioデータをPCM(パルス符号変調)を用いて符号化する。Video符号冗長符号生成部613およびAudio符号冗長符号生成部615は,詳細は後述するが,Video符号およびAudio符号に対し誤り訂正符号であるパリティを付加する。送信符号生成部617は,パリティの付加されたVideo符号およびAudio符号を合成し1つの送信符号ブロックを生成する。送信符号インタリーブ部619は,生成された送信符号ブロックに対し任意の長さのインタリーブを適用し,ネットワーク送信部621はこのインタリーブされた送信符号ブロックをIPネットワークを経由して受信機405に送信する。
図7は,受信機405の機能ブロック図である。受信機405は,ネットワーク受信部701,受信符号デインタリーブ部703,受信符号分離部705,Video符号エラー訂正部707,Audio符号エラー訂正部709,Video符号D/A変換部711,Audio符号D/A変換部713,Videoデータ出力部715およびAudioデータ出力部717を備える。ネットワーク受信部701は,IPネットワークを通じて,送信機403から送信されたデジタルコンテンツを受信し,受信符号デインタリーブ部703は,受信したインタリーブ済デジタルコンテンツのインタリーブを解除(デインタリーブ)する。受信符号分離部705は,受信したデジタルコンテンツをVideo符号およびAudio符号にそれぞれ分離する。Video符号エラー訂正部707およびAudio符号エラー訂正部709は,受信したそれぞれの符号に対し,送信機403にて付加されたパリティを用いてエラーを訂正する。Video符号D/A変換部711およびAudio符号D/A変換部713は,受信したVideoおよびAudio符号をアナログデータに変換する。Videoデータ出力部715およびAudioデータ出力部717は,それぞれ,変換されたアナログデータを出力する。
[フローチャート]
図8は,送信機403の動作フローチャートである。このフローは,送信機403がPC401からデジタルコンテンツを受信してから,受信機405に送信するまでの動作を示している。まず,送信機403がPC401からVideoデータをおよびAudioデータを受信する(ステップ801, ステップ803)。なお,PC401からのVideo,Audioのデータ受信は,通常は,それぞれ同時に開始される。受信されたVideo, Audioデータは,VideoデータA/D変換部605およびAudioデータA/D変換部607によって,アナログデータからデジタルデータに変換される(ステップ805, ステップ807)。デジタル化されたVideoデータは,Videoデータ符号化部609により,JPEGに符号化(ステップ809)され,Audioデータは,Audioデータ符号化部611によりPCMに符号化(ステップ811)される。なお,これより後のステップの詳細は別途説明するため,ここではフローを概観する。JPEGに符号化されたVideo符号は,Video符号冗長符号生成部613によって,時間軸に基づいてマトリックス上に配置されたVideo符号の行列に対して,パリティが付加される(ステップ813)。一方,PCMに符号化されたAudio符号は,Audio符号冗長符号生成部615によって,インタリーブが施された(ステップ815)後,Video符号と同じく時間軸に基づいてマトリックス上に配置されたAudio符号に対し,Audio符号の行列に対してパリティが付加される(ステップ817)。ここで,ステップ815におけるインタリーブとは,PCM化されたAudio符号内におけるビットインタリーブやブロックインタリーブを指す。ステップ819にて,送信符号生成部617によって,Video符号とAudio符号が合成され,1つの送信符号ブロックが生成される。なお,ブロックの定義については後述する。ステップ821にて,送信符号インタリーブ部619によって,送信符号ブロック全体に対して,長さ1のインタリーブが施される。即ち,Audio符号は,ステップ815とステップ821での,合計2回のインタリーブが施される。なお,インタリーブを施す際の長さは任意でよい。最後に,ステップ823にて,ネットワーク送信部621によって,送信符号がネットワークに送信される。
図9は,受信機405の動作フローチャートである。このフローは,受信機405が送信機403からのデジタルコンテンツを受信してから,モニタ407に出力するまでの動作を示している。基本的には前述した送信機403における送信動作の逆手順となる。まず,受信機405は,IPネットワークを通じて送信機403より送信された符号ブロックを受信する(ステップ901)。この時,受信機405は,この符号ブロック(受信符号ブロック)を処理する前に,データリンク層にてパケットロストやエラーを検知する(ステップ903)。本実施例の場合,無線LAN通信なので802.11層で行われる。なお,このような検知動作は,必ずしもデータリンク層でなければならないわけではなく,有線LANの場合,データリンク層にこのような機能が無いため,ネットワーク層(IP層)により行われる。次いで,受信符号ブロックは,受信符号デインタリーブ部703によってデインタリーブされる(ステップ905)。これにより,インタリーブされていた受信符号ブロックが,元の並びに戻される。即ち,伝送過程で発生したバースト性エラーはランダム性エラーに変換される。元に戻された受信符号ブロックは,受信符号分離部705によって,Video符号とAudio符号に分離される(ステップ907)。次に,詳細は後述するが,受信したそれぞれの符号に含まれるエラーは,Video符号エラー訂正部707およびAudio符号エラー訂正部709によって訂正される(ステップ909, ステップ911)。エラー訂正されたVideo符号は,Video符号D/A変換部711によって,アナログデータに変換(ステップ913)され,Videoデータ出力部715によって,モニタ407に対して出力される(ステップ921)。一方,エラー訂正されたAudio符号は,Audio符号エラー訂正部709によって,送信時に施されたAudio内部のインタリーブ(ステップ815)がデインタリーブされ(ステップ915),さらにこの時点でのエラーが平均値補間(Linear Interpolation)等の補間技術によって補間される(ステップ917)。なお,一般的なAudio符号の補間技術として,この平均値補間法に加え,ミューティング法(Muting),前置ホールド法(Previous Word Hold),3次多項式補間法(3'rd order Polynomial Interpolation)および5次多項式補間法(5'th order Polynomial Interpolation)などが知られている。次いで,エラー補間されたAudio符号は,Audio符号D/A変換部713によって,アナログデータに変換され(ステップ919),Audioデータ出力部717によって,モニタ407が備えるアンプ等に向け出力される。
[パリティ付加・インタリーブ]
ここで,図10及び図11を参照して,送信機403におけるステップ813, ステップ817, ステップ819, およびステップ821の詳細を説明する。図10を参照して,Vx,y(x,yは自然数)は任意長のVideo符号を意味し,Ax,y(x,yは自然数)は任意長のAudio符号を意味する。詳細は後述するが,PV,n(nは自然数)はVideo符号のパリティであり,PA,n(nは自然数)はAudio符号のパリティである。ここで,図10に示すステップ813およびステップ817に対応するマトリックスを行方向に見た場合,例えば(1)や(2)など1つの行は,映像1フレーム内のVideo符号,およびこのフレーム内に含まれるAudio符号を意味する。即ち,例えば,V1,1〜V1,9は任意の1フレームのVideo符号を示し,このVideo符号に対応するAudio符号はA1,1〜V1,4となる。また,図ではフレームの個数は16を1単位としているが,これは伝送効率等を考慮して,任意の数量にすることができる。図10内のステップ813に対応する図を参照して,Video符号の行と列それぞれに対して,パリティを付加する。例えば,V1,1〜V1,9に対応するパリティはPV,1となる。パリティはリード・ソロモン符号方式などの誤り訂正符号方式を用いることができ,この場合,1つのVx,yが訂正可能である。他のPV,nも同様に行方向のVideo符号のパリティとなる。次に,列方向にも同じ要領でパリティを付加する。例えば,V1,1〜V16,1に対応するパリティはP1である。ここで,PVは,行方向のパリティであるPV1〜PV16に対するパリティである。次いで,図10内のステップ817に対応する図を参照して,Audio符号の行と列に対して,Video符号と同じ要領でパリティを付加する。即ち,行方向に対してはPA1〜PA16であり,列方向に対してはP10〜PAである。
次に図11を参照して,ステップ819に対応する処理の詳細を説明する。ステップ819では,Video符号とAudio符号を合成する。具体的には,各フレームのVideo符号に対応するAudio符号をVideo符号の後に繋げるだけである。よってステップ819に示す行方向のデータは,任意の1つの映像フレーム内のVideo符号,Audio符号およびそれぞれのパリティを含んでいる。なお,この合成後のVideo符号,Audio符号およびパリティを含めて,本発明ではブロックと呼ぶ。
次に図12を参照して,送信機403におけるステップ821の処理を説明する。図12はインタリーブ後の送信符号ブロックを示している。なお,n(nは自然数)は,前述したブロックの番号を意味している。従って,16nは,任意のブロック中の各フレームを示している。また,17nはインタリーブ後のマトリックスにおける,各々の行であるユニットを示す。更に,このユニットは,ネットワークにおけるデータの送受信単位であるパケットにより構成されている。送信符号ブロックは,インタリーブの間隔を1として各フレームをインタリーブしているため,図12において,インタリーブ前の符号は,右下に1つずつずれて配置されている。この様子を図13に示す。なお,本実施例ではインタリーブの間隔を1としているが,これに限られることはなく,任意の間隔が使用可能である。
[エラー訂正]
図14に受信機405内におけるエラー訂正処理のフローを示す。具体的には,図9のフローにおけるステップ909およびステップ911の処理である。これらのステップはVideo符号とAudio符号の違いはあるものの,符号の訂正という意味では全く処理が同じであるため,1つのフローチャートで説明する。最初に,受信した符号の各行に対してエラーを探索し,エラーの個数が1つであったかどうかを判定する(ステップ1401)。この結果,Yesであれば,ステップ1403に処理が進み,誤り訂正符号であるパリティを用いて行方向のエラーを訂正する(ステップ1403)。一方,Noであればステップ1405に処理が進む。次いで,受信符号の各列に対してエラーを探索し,エラーの個数が1つであったかどうかを判定する(ステップ1405)。この結果,Yesであれば,ステップ1407に処理が進み,誤り訂正符号であるパリティを用いて列方向のエラーを訂正する(ステップ1407)。一方,Noであれば,エラー訂正は不可能であると判定し,当該受信符号を破棄(ステップ1413)して,本フローは完了する。次いで,ステップ1409にて,列方向に符号が訂正された受信符号の各行に対して,再度エラーを探索し,エラーの個数が1つであるかどうかを判定する。この結果,Yesであれば,ステップ1403と同様,エラーのある行の符号を訂正(ステップ1411)し,本フローは完了する。一方,Noであれば,ステップ1413にて,当該受信符号を破棄し,本フローは完了する。このように,各行と列それぞれにパリティが付加されていることで,インタリーブを戻した後に2つ以上のエラーが存在していたとしても,符号の誤り訂正が可能な場合がある。
デジタルコンテンツのデータ構造 エラーが発生した際のデジタルコンテンツデータ構造 バーストエラーが発生した際のデジタルコンテンツデータ構造 本発明に係る実施例のネットワーク環境図 本発明に係る装置のハードウェア構成図 本発明に係る装置(送信機)の機能ブロック図 本発明に係る装置(受信機)の機能ブロック図 本発明に係る装置(送信機)の動作を示すフローチャート 本発明に係る装置(受信機)の動作を示すフローチャート パリティが付加された送信Video・Audio符号 合成された送信Video符号と送信Audio符号 インタリーブされた送信符号 本実施例で使用するインタリーブの概念図 エラー訂正のフローチャート
符号の説明
403 送信機
405 受信機
613 Video符号冗長符号生成部
615 Audio符号冗長符号生成部
617 送信符号生成部
619 送信符号インタリーブ部
621 ネットワーク送信部
701 ネットワーク受信部
703 受信符号デインタリーブ部
705 受信符号分離部
707 Video符号エラー訂正部
709 Audio符号エラー訂正部

Claims (8)

  1. ネットワーク上で複数系統のデータを配信するための送信機および受信機を備えるデータ配信システムであって,
    (I)前記送信機は,
    (a)前記複数系統のデータに対し冗長符号を付加する冗長符号付加手段と,
    (b)前記複数系統のデータを合成するデータ合成手段と,
    (c)前記複数系統のデータに対しインタリーブを行うインタリーブ手段と,
    (d)前記冗長符号付加手段により冗長符号が付加され,前記データ合成手段により合成され,前記インタリーブ手段によりインタリーブされた前記複数系統のデータを,受信機に対し送信するデータ送信手段と,を備え,
    (II)前記受信機は,
    (e)前記送信機から送信されたデータを受信するデータ受信手段と,
    (f)前記データ受信手段が受信したデータに対し,インタリーブを解除するデインタリーブ手段と,
    (g)前記データ受信手段が受信したデータを,元のそれぞれの系統のデータに分離するデータ分離手段と,
    (h)前記データ受信手段が受信したデータに対し,冗長符号を使用しエラー訂正を行うエラー訂正手段と,を備える
    データ配信システム。
  2. 前記受信機はさらに,ネットワーク通信において機能するデータリンク層および/またはネットワーク層を備え,
    ネットワーク通信において,前記データリンク層および/または前記ネットワーク層は,当該ネットワーク通信にて使用されるネットワークパケットのエラーを検知する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ配信システム。
  3. ネットワーク上で映像データおよび音声データを配信するための送信機および受信機を備える動画配信システムであって,
    (I)前記送信機は,
    (a)前記映像データおよび前記音声データのそれぞれに対し冗長符号を付加する冗長符号付加手段と,
    (b)前記冗長符号付加手段により冗長符号が付加された映像データおよび音声データを合成するデータ合成手段と,
    (c)前記データ合成手段により合成されたデータに対しインタリーブを行うインタリーブ手段と,
    (d)前記インタリーブ手段によってインタリーブされたデータを前記受信機に対し送信するデータ送信手段と,を備え,
    (II)前記受信機は,
    (e)前記送信機から送信されたデータを受信するデータ受信手段と,
    (f)前記データ受信手段が受信したデータに対し,インタリーブを解除するデインタリーブ手段と,
    (g)前記デインタリーブ手段によってインタリーブが解除されたデータを,元の映像データおよび音声データに分離するデータ分離手段と,
    (h)前記データ分離手段によって分離された前記映像データおよび前記音声データに対し,冗長符号を使用しエラー訂正を行うエラー訂正手段と,を備える
    動画配信システム。
  4. 前記受信機はさらに,ネットワーク通信において機能するデータリンク層および/またはネットワーク層を備え,
    ネットワーク通信において,前記データリンク層および/または前記ネットワーク層は,当該ネットワーク通信にて使用されるネットワークパケットのエラーを検知する
    ことを特徴とする請求項3に記載の動画配信システム。
  5. ネットワーク上において送信機から送信される映像データおよび音声データを含む動画データを受信する受信機であって,
    前記動画データを受信するデータ受信手段と,
    前記動画データ対し,インタリーブを解除するデインタリーブ手段と,
    前記動画データを,元の映像データおよび音声データに分離するデータ分離手段と,
    前記動画データに対し,冗長符号を使用しエラー訂正するエラー訂正手段と,を備える受信機。
  6. 前記受信機はさらに,ネットワーク通信において機能するデータリンク層および/またはネットワーク層を備え,
    ネットワーク通信において,前記データリンク層および/またはネットワーク層は,当該ネットワーク通信にて使用されるネットワークパケットのエラーを検知する
    ことを特徴とする請求項5に記載の受信機。
  7. ネットワーク上において受信機に対して映像データおよび音声データを含む動画データを送信する送信機が実行するプログラムであって,前記送信機により実行されると,
    前記動画データに対し冗長符号を付加する冗長符号付加手段と,
    前記映像データおよび前記音声データを合成するデータ合成手段と,
    前記動画データに対し,インタリーブを行うインタリーブ手段と,
    前記冗長符号付加手段により冗長符号が付加され,前記データ合成手段により合成され,前記インタリーブ手段によりインタリーブされた動画データを,前記受信機に対し送信するデータ送信手段として機能するプログラム。
  8. ネットワーク上において送信機から送信された映像データおよび音声データを含む動画データ受信する受信機が実行するプログラムであって,前記受信機により実行されると,
    前記動画データを受信するデータ受信手段と,
    前記動画データに対し,インタリーブを解除するデインタリーブ手段と,
    前記動画データを,元の映像データおよび音声データに分離するデータ分離手段と,
    前記動画データに対し,冗長符号を使用しエラー訂正を行うエラー訂正手段として機能するプログラム。
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