JP2009224893A - 電界通信システムおよび電界通信方法 - Google Patents

電界通信システムおよび電界通信方法 Download PDF

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克幸 落合
Aiichiro Sasaki
愛一郎 佐々木
Akinori Furuya
彰教 古谷
Mitsuru Shinagawa
満 品川
Yuichi Kado
門  勇一
Toshiaki Asahi
利彰 朝日
Shigeto Koda
成人 幸田
Seiji Yabe
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Abstract

【課題】電界伝達媒体を介して情報の送受信を行う電界通信を用いた電界通信システムにおいて、携帯端末を使用するユーザの正当性を容易かつ安全に認証し、第三者の不正利用を防止する。
【解決手段】電界通信を行う携帯端末1と、携帯端末1と電界伝達媒体を介して電界通信を行う処理装置とを有する電界通信システムであって、携帯端末1は、当該携帯端末1を使用する第1のユーザの顔画像を記憶する第1の画像記憶手段23と、第1の画像記憶手段23に記憶された顔画像を表示する第1の表示手段22と、を有し、処理装置は、第1の表示手段22に表示された顔画像と第1のユーザの顔との照合結果を、当該処理装置を使用する第2のユーザから受け付ける受付手段と、照合結果が成功の場合に、所定の業務処理を行う処理手段とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体に誘起させるとともにこの誘起した電界を検出して情報の送受信を行う電界通信システムに関する。
携帯端末の小型化および高性能化によりウェアラブルコンピュータが注目されているが、図9はこのようなウェアラブルコンピュータを人間に装着して使用する場合の例を示している。同図に示すように、ウェアラブルコンピュータ7はそれぞれトランシーバ9を介して人間の腕、肩、胴体などに装着されて互いにデータの送受信を行うとともに、更に手足の先端で触れられるよう壁や床に設けられたトランシーバ9a、9bとケーブルとを介して外部に設けられたパソコン(PC)8と通信を行っている。
ここで、このようなウェアラブルコンピュータ7間、およびウェアラブルコンピュータ7とパソコン8間とのデータ通信に使用されるトランシーバ9は、電界信号検出技術を利用していて、送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体である生体に誘起させ、この誘起した電界を用いて情報の送受信を行うものである。なお、トランシーバ9については、特許文献1および特許文献2に記載されている。
特開2001−352298号公報 特開2006−081111号公報
さて、上記のような小型の携帯端末では、紛失や盗難の可能性があり、悪意のある第三者がなりすましにより不正利用する危険がある。このような第三者の使用を回避する方法としては、ユーザの指紋や静脈などの生体認証が考えられるが、生体情報を取得および照合には専用の複雑なシステムが必要となり、システムの導入に大きなコストや負荷を要する。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、電界伝達媒体を介して情報の送受信を行う電界通信を用いた電界通信システムにおいて、携帯端末を使用するユーザの正当性をより容易にかつより安全に認証し、第三者の不正利用を防止することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、電界伝達媒体を介して通信する電界通信を用いた電界通信システムであって、送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体に誘起させるとともにこの誘起した電界を検出して情報の送受信を行う携帯端末と、前記携帯端末と電界伝達媒体を介して電界通信を行う処理装置とを有し、前記携帯端末は、当該携帯端末を使用する第1のユーザの顔画像を記憶する第1の画像記憶手段と、前記第1の画像記憶手段に記憶された顔画像を表示する第1の表示手段と、を有し、前記処理装置は、前記第1の表示手段に表示された顔画像と、前記第1のユーザの顔との照合結果を、当該処理装置を使用する第2のユーザから受け付ける受付手段と、前記照合結果が成功の場合に、所定の業務処理を行う処理手段と、を有する。
また、本発明は、電界伝達媒体を介して通信する電界通信を用いた電界通信システムにおける電界通信方法であって、前記電界通信システムは、送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体に誘起させるとともにこの誘起した電界を検出して情報の送受信を行う携帯端末と、前記携帯端末と電界伝達媒体を介して電界通信を行う業務処理装置とを有し、前記携帯端末は、当該携帯端末を使用する第1のユーザの顔画像を記憶する第1の画像記憶部に記憶された顔画像を表示する第1の表示ステップを行い、前記処理装置は、前記第1の表示ステップで表示された顔画像と、前記第1のユーザの顔との照合結果を、当該処理装置を使用する第2のユーザから受け付ける受付ステップと、前記照合結果が成功の場合に、所定の業務処理を行う処理ステップと、を行う。
本発明によれば、電界伝達媒体を介して情報の送受信を行う電界通信を用いた電界通信システムにおいて、携帯端末を使用するユーザの正当性をより容易にかつより安全に認証し、第三者の不正利用を防止することができる。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態を、図面を用いて説明する。
本実施形態は、送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体に誘起させるとともにこの誘起した電界を検出して情報の送受信を行う携帯端末において、当該携帯端末を使用するユーザの正当性を認証し、第三者のなりすましによる携帯端末の不正使用を防止するものである。
本実施形態の電界通信システムでは、本人認証が必要な場合に、携帯端末の表示装置(ディスプレイ)に正当なユーザの顔画像を表示させ、相手に提示する。相手は、携帯端末に表示された顔画像と、携帯端末を所持しているユーザの顔とを見比べて、本人であることを確認する。
すなわち、本実施形態では、携帯端末と処理装置とが電界伝達媒体を介した電界通信を行う際に、本人認証に必要な顔画像を表示し、本人認証の結果に応じて、その後の処理を継続または中止する。以下に説明する本実施形態では、ユーザが使用する携帯端末は決済機能を有し、処理装置は店舗に設置された装置であって、電界伝達媒体であるユーザが処理装置に接触することにより携帯端末を用いて決済(商品の購入等)を行うものとする。
図1は、ユーザが携帯する携帯端末1の概略構成図である。
本実施形態の携帯端末1は、コンピュータ2と、トランシーバ3とを有する。コンピュータ2は、制御部21と、表示部22(第1の表示手段)と、画像記憶部23(第1の画像記憶手段)と、データ記憶部24とを有する。制御部21は、各部22〜24を制御するとともに、トランシーバ3を用いて処理装置4と各種情報の送受信を行う。表示部22は、画像記憶部23に記憶された、顔画像を表示装置に表示する。画像記憶部23には、当該携帯端末1の正当なユーザ(使用者)の顔画像が記憶され。データ記憶部24には、個人データ(例えば、ユーザID、パスワード等)、および処理データ(例えば、決済データなど)が記憶される。
トランシーバ3は、電界信号検出技術を利用していて、送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体である生体に誘起させ、この誘起した電界を用いて情報の送受信を行うものである。
例えば、トランシーバ3は、図1に示す構成をしており、コンピュータ2からの送信データを入出力(I/O)回路901を介して受け取ると、この送信データを送信部902を介して電極903に供給し、当該電極903および絶縁膜904を介して電界伝達媒体に電界を誘起させ、この電界を電界伝達媒体の他の部位に伝達させる。
また、トランシーバ3は、電界伝達媒体に誘起されて伝達されてくる電界を絶縁膜904を介して電極903で検出し、この電界を電界検出光学部905に結合して電気信号に変換する。そして、この電気信号は、信号処理回路906で増幅、ノイズ除去などの信号処理を施され、更に波形整形回路907で波形整形がなされ、入出力回路901を介してコンピュータ2に出力するようになっている。
なお、携帯端末1のトランシーバは、図2に示す構成のトランシーバであってもよい。
図2に示すトランシーバ3Bは、送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体である生体に誘起させ、この誘起した電界を用いて情報の送受信を行うトランシーバであって、データを送信するための送信部802と、データを受信するための受信部803と、I/O回路901と、電極903と、絶縁膜904と、を備える。
トランシーバ3Bは、コンピュータ2からの送信データを入出力(I/O)回路901を介して受け取ると、この送信データを送信部802を介して電極903に供給し、当該電極903および絶縁膜904を介して電界伝達媒体に電界を誘起させ、この電界を電界伝達媒体の他の部位に伝達させる。送信部802は、送信データを発振器805から出力される搬送波で変調するための変調回路804と、搬送波を出力するための発振器805とを備える。
また、トランシーバ3Bは、電界伝達媒体に誘起されて伝達されてくる電界を絶縁膜904を介して電極903で検出し、この電界を受信部803で受信データに変換して入出力回路901を介してコンピュータ2に出力する。受信部803は、復調信号のHレベルとLレベルの反転が起きていないかを判定して補正するための補正回路806と、搬送波再生回路808で再生された搬送波と受信した信号をもとにデータを再生する復調回路807と、受信した信号から搬送波を抽出する搬送波再生回路808と、を備える。
図2に示すトランシーバ3Bの場合、コンピュータ2は、送信データとともに送受切替信号をトランシーバ3Bに対して出力するものとする。送受切替信号は、トランシーバ3Bに対して送信と受信の動作の切替を指示するための信号である。
図3は、携帯端末1の外観図および断面図である。図3(a)の外観図に示すように、携帯端末1は、顔画像を表示する表示装置(ディスプレイ)29を備える。また、図3(b)の断面図に示すように、携帯端末1内の上部(表示装置29以外)および下部には、送受信電極903および絶縁膜904が設置されている。
図4は、本実施形態の処理装置4の概略構成図である。
本実施形態の処理装置4は、コンピュータ5と、トランシーバ6とを有する。コンピュータ5は、制御部51と、受付部52と、処理部53と、個人情報記憶部54とを有する。制御部51は、各部52〜54を制御するとともに、トランシーバ6を用いて携帯端末1と各種情報の送受信を行う。受付部52は、当該処理装置4を使用するユーザ(例えば、店員などのサービス提供者)の指示を受け付ける。処理部53は、携帯端末1を所持しているユーザが、携帯端末の正当な所有者である場合に、決済処理などの所定の業務処理を行う。個人情報記憶部54には、各携帯端末1を使用する正当な各ユーザの個人データ(例えば、ユーザID、パスワード等)が記憶されている。なお、個人情報記憶部54は、当該処理装置4とネットワークを介して接続されるセンタサーバ(不図示)が有することとしてもよい。
なお、携帯端末1のコンピュータ2および処理装置4のコンピュータ5は、少なくともCPUと、メモリと、記憶装置と、通信制御装置と、これらの各装置を接続するバスと、を備えた汎用的なコンピュータシステムを用いることができる。このコンピュータシステムにおいて、CPUがメモリ上にロードされた所定のプログラムを実行することにより、各コンピュータ2、5の各機能が実現される。
次に、本実施形態の処理について説明する。
図5は、携帯端末1を携帯したユーザが、店舗等に設置された処理装置4のトランシーバ6に接触することにより、携帯端末1を用いて決済を行う(商品を購入する)処理のシーケンス図である。なお、携帯端末1を使用するユーザをユーザA(第1のユーザ)とし、処理装置4を使用するサービス提供者(例えば、店員)をユーザB(第2のユーザ)とする。
まず、携帯端末1を携帯しているユーザAは、レジカウンターなどに設置された処理装置4のトランシーバ6の電極903および絶縁膜904に接触する。これにより、携帯端末1のコンピュータ2と、処理装置4のコンピュータ5との間で、携帯端末1のトランシーバ3、電界伝達媒体であるユーザAの人体、および処理装置4のトランシーバ6を介した通信路が確立される(S10)。
そして、携帯端末1の制御部21は、前記通信路を介して、決済要求を処理装置4に送信する(S11)。処理装置4の制御部51は、決済要求を受信すると、前記通信路を介して顔画像表示要求を携帯端末1に送信する(S12)。
携帯端末1の表示部22は、顔画像表示要求を受信することにより、画像記憶部23にあらかじめ記憶された顔画像を、当該携帯端末1のディスプレイに表示する(S13)。なお、顔画像表示要求を受信するまでは(すなわち通常時においては)、ディスプレイには顔画像が表示されていないものとする。
このとき、携帯端末1のユーザAは、処理装置4を使用するユーザBに、顔画像が表示された携帯端末1を提示する。ユーザBは、携帯端末1に表示された顔画像と、当該携帯端末を携帯しているユーザAの顔とを照合する。そして、ユーザBは、目の前にいるユーザAの顔と表示された顔画像とが同一人物であると判断した場合、ユーザAが当該携帯端末の正当なユーザであると認定する。一方、目の前にいるユーザAの顔と表示された顔画像とが同一人物ではない判断した場合、ユーザAが当該携帯端末の不正なユーザであると認定する。そして、ユーザBは、認定結果(OK:成功またはNG:失敗)を、処理装置4に入力する。
処理装置4の受付部52は、ユーザの認定結果を受け付ける(S14)。OKの認定結果の場合、処理装置4の制御部51は、本人確認OK応答を、前記通信路を介して携帯端末1に送信する(S15)。NGの認定結果の場合、制御部51は、以降の処理を中止し、エラーメッセージなどを出力する。
携帯端末1の制御部21は、本人確認OK応答を受信すると、データ記憶部24にあらかじめ記憶されている個人情報(ユーザID、パスワード等)を、前記通信路を介して処理装置4に送信する(S16)。
処理装置4の制御部51は、携帯端末1から受信した個人データが個人情報記憶部54に記憶された正当な個人データか否かを判別する。個人情報記憶部54に記憶された個人データの場合、制御部51は、個人データOK応答を、前記通信路を介して携帯端末1に送信する(S17)。受信した個人データが個人情報記憶部54に記憶されていない場合、制御部51は、以降の処理を中止し、エラーメッセージなどを出力する。
携帯端末1の制御部21は、個人データOK応答を受信すると、データ記憶部24に記憶されている所定の決済データを、記通信路を介して処理装置4に送信する(S18)。処理装置4の処理部53は、携帯端末1から受信した決済データに基づいて、決済処理を行う(S19)。
なお、S13の顔画像の表示において、本実施形態では、画像記憶部23にあらかじめ記憶された顔画像を携帯端末1に表示することとしたが、他の方法により顔画像を表示することとしてもよい。例えば、処理装置4とネットワークを介して接続されたセンタサーバ(不図示)が携帯端末1の正当なユーザの顔画像を格納しているものとする。携帯端末1は、処理装置4を介してセンタサーバから当該携帯端末1の正当なユーザの顔画像を取得し、その都度、画像記憶部23に取得した顔画像を書き込み、携帯端末1に表示することととしてもよい。
以上説明した第1の実施形態の電界通信システムでは、携帯端末を用いて所定のサービス提供を受ける場合(すなわち、携帯端末を使用する場合)、当該携帯端末のディスプレイに正当な持ち主の顔画像を表示し、サービス提供者に提示する。サービス提供者は、表示された顔画像と携帯端末を所持しているユーザとが、同一人物かを否かを確認し確認結果を処理装置に入力する。処理装置は、サービス提供者の確認結果に基づいて、所定のサービスを実行または中止する。
これにより、本実施形態では、携帯端末を使用するユーザの正当性をより容易にかつより安全に認証し、第三者の不正利用を防止することができる。すなわち、本実施形態では、紛失または盗難により、悪意のある第三者が携帯端末を取得した場合であっても、なりすましによる携帯端末の不正利用を防止することができる。また、本実施形態では、顔画像を表示することで本人認証を行うため、指紋や静脈などの生体認証を行う場合に必要となる複雑かつ大規模な認証システムが不要であり、システムの構築・導入コストを低減することができる。
また、本実施形態では、携帯端末を使用する際に初めて顔画像が表示されるため、紛失や盗難などで携帯端末を取得した第三者は、取得した時点では正当なユーザの顔がわからない。そのため、顔画像に似せるなどの偽装行為して、携帯端末を使用する不正行為を防止することができる。
また、本実施形態では、顔画像による本人認証のほかに、個人データ(ユーザID、パスワード等)による認証も行うことで、より高度なユーザ認証を実現することができる。
<第2の実施形態>
以下、本発明の第2の実施形態を、図面を用いて説明する。
第2の実施形態では、携帯端末に顔画像を表示し、携帯端末を所持しているユーザの本人認証を行うだけでなく、処理装置においても当該処理装置を使用するサービス提供者の顔画像を表示し、サービス提供者の本人認証を行うものとする。
図6は、本実施形態の携帯端末1の概略構成図である。本実施形態の携帯端末1は、コンピュータ2とトランシーバ3とを有し、コンピュータ2が受付部25をさらに備える点において第1の実施形態の携帯端末(図1参照)と異なり、その他は第1の実施形態の携帯端末と同様である。受付部25は、当該携帯端末1を所持するユーザの指示を受け付ける。
図7は、本実施形態の処理装置4の概略構成図である。本実施形態の処理装置4は、店舗などに設置された装置ではなく、携帯端末1と同様の携帯型の処理装置である。本実施形態の処理装置4は、例えば訪問販売などで用いられるものとする。
図示する処理装置4は、コンピュータ5とトランシーバ6とを有し、コンピュータ5が表示部55(第2の表示手段)および画像記憶部56(第2の画像記憶手段)をさらに備える点において第1の実施形態の処理装置(図4参照)と異なり、その他は第1の実施形態の処理装置と同様である。表示部55は、画像記憶部56に記憶された、顔画像を表示装置に表示する。画像記憶部56には、当該処理装置4を使用する正当なユーザであるサービス提供者の顔画像が記憶される。
なお、本実施形態の携帯端末1および処理装置4のトランシーバ3、6は、図2で説明したトランシーバ3Bを用いることとしてもよい。
次に、本実施形態の処理について説明する。
図8は、携帯端末1を携帯したユーザが、携帯型の処理装置4のトランシーバ6に接触することにより、携帯端末1を用いて決済を行う(商品を購入する)処理のシーケンス図である。なお、携帯端末1を使用するユーザをユーザA(第1のユーザ)とし、処理装置4を使用するサービス提供者(例えば、店員)をユーザB(第2のユーザ)とする。
まず、携帯端末1を携帯しているユーザAは、携帯型の処理装置4のトランシーバ6の電極903および絶縁膜904に接触する。これにより、携帯端末1のコンピュータ2と、処理装置4のコンピュータ5との間で、携帯端末1のトランシーバ3、電界伝達媒体であるユーザAの人体、および処理装置4のトランシーバ6を介した通信路が確立される(S30)。
そして、携帯端末1の制御部21は、前記通信路を介して、決済要求を処理装置4に送信する(S31)。処理装置4の制御部51は、決済要求を受信すると、前記通信路を介して顔画像表示要求を携帯端末1に送信する(S32)。
携帯端末1の表示部22は、顔画像表示要求を受信することにより、画像記憶部23にあらかじめ記憶された顔画像を、当該携帯端末1のディスプレイに表示する(S33)。なお、顔画像表示要求を受信するまでは(すなわち通常時においては)、ディスプレイには顔画像が表示されていないものとする。
このとき、携帯端末1のユーザAは、処理装置4を使用するユーザBに、顔画像が表示された携帯端末1を提示する。ユーザBは、携帯端末1に表示された顔画像と、当該携帯端末を携帯しているユーザAの顔とを照合する。そして、ユーザBは、目の前にいるユーザAの顔と表示された顔画像とが同一人物であると判断した場合、ユーザAが当該携帯端末の正当なユーザであると認定する。一方、目の前にいるユーザAの顔と表示された顔画像とが同一人物ではない判断した場合、ユーザAが当該携帯端末の不正なユーザであると認定する。そして、ユーザBは、認定結果(OKまたはNG)を、処理装置4に入力する。
処理装置4の受付部52は、ユーザの認定結果を受け付ける(S34)。OKの認定結果の場合、処理装置4の制御部51は、本人確認OK応答を、前記通信路を介して携帯端末1に送信する(S35)。NGの認定結果の場合、制御部51は、以降の処理を中止し、エラーメッセージなどを出力する。
携帯端末1の制御部21は、本人確認OK応答を受信すると、前記通信路を介して、顔画像表示要求を処理装置4に送信する(S36)。処理装置4の表示部55は、顔画像表示要求を受信することにより、画像記憶部56にあらかじめ記憶された顔画像を、当該処理装置4のディスプレイに表示する(S37)。
このとき、処理装置4のユーザBは、携帯端末のユーザAに、顔画像が表示された処理装置4を提示する。ユーザAは、処理装置4に表示された顔画像と、当該処理装置を携帯しているユーザBの顔とを照合する。そして、ユーザAは、目の前にいるユーザBの顔と表示された顔画像とが同一人物であると判断した場合、ユーザBが当該処理装置の正当なユーザであると認定する。一方、目の前にいるユーザBの顔と表示された顔画像とが同一人物ではない判断した場合、ユーザBが当該処理装置の不正なユーザであると認定する。そして、ユーザAは、認定結果(OKまたはNG)を、携帯端末1に入力する。
携帯端末1の受付部25は、ユーザAの認定結果を受け付ける(S38)。OKの認定結果の場合、携帯端末1の制御部21は、データ記憶部24にあらかじめ記憶されている個人情報(ユーザID、パスワード等)を、前記通信路を介して処理装置4に送信する(S39)。NGの認定結果の場合、制御部21は、以降の処理を中止し、エラーメッセージなどを出力する。
処理装置4の制御部51は、携帯端末1から受信した個人データが個人情報記憶部54に記憶された正当な個人データか否かを判別する。個人情報記憶部54に記憶された個人データの場合、制御部51は、個人データOK応答を、前記通信路を介して携帯端末1に送信する(S40)。受信した個人データが個人情報記憶部54に記憶されていない場合、制御部51は、以降の処理を中止し、エラーメッセージなどを出力する。
携帯端末1の制御部21は、個人データOK応答を受信すると、データ記憶部24に記憶されている所定の決済データを、記通信路を介して処理装置4に送信する(S41)。処理装置4の処理部53は、携帯端末1から受信した決済データに基づいて、決済処理を行う(S42)。
なお、S33およびS37の顔画像の表示においては、第1の実施形態で説明したように、携帯端末1および処理装置4は、センタサーバから当該携帯端末1または処理装置4の正当なユーザの顔画像を取得し、携帯端末1または処理装置4に表示することととしてもよい。
以上説明した第2の実施形態では、携帯端末を使用するユーザの正当性をより容易にかつより安全に認証するだけでなく、処理装置を使用するサービス提供者の正当性についてもより容易にかつより安全に認証することができる。すなわち、例えば訪問販売などでサービス提供者の正当性に不安を抱く場合であっても、ユーザはサービス提供者の顔と処理装置に表示された顔画像とを照合し、サービス提供者の正当性を判断することができる。これにより、本実施形態では、紛失または盗難により、悪意のある第三者が処理装置を取得した場合であっても、なりすましによる処理装置の不正利用を防止することができる。
また、本実施形態では、第1の実施形態と同様に、顔画像を表示することで本人認証を行うため、指紋や静脈などの生体認証に必要な大規模システムが不要であり、システムの構築・導入コストを低減することができる。
以上、本発明の各実施の形態について説明してきたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、本発明の実施の形態に対して種々の変形や変更を施すことができる。
第1の実施形態の携帯端末の概略構成図である。 第1の実施形態のその他の携帯端末の概略構成図である。 第1の実施形態の携帯端末の外観図および断面図である。 第1の実施形態の処理装置の概略構成図である。 第1の実施形態の処理のシーケンス図である。 第2の実施形態の携帯端末の概略構成図である。 第2の実施形態の処理装置の概略構成図である。 第2の実施形態の処理のシーケンス図である。 トランシーバを介してウェアラブルコンピュータを人間に装着して使用する場合の例を示す説明図である。
符号の説明
1 携帯端末
2、5 コンピュータ
3、3B、6 トランシーバ
21 制御部
22 表示部
23 画像記憶部
24 データ記憶部
25 受付部
51 制御部
52 受付部
53 処理部
54 個人情報記憶部
55 表示部
56 画像記憶部

Claims (6)

  1. 電界伝達媒体を介して通信する電界通信を用いた電界通信システムであって、
    送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体に誘起させるとともにこの誘起した電界を検出して情報の送受信を行う携帯端末と、前記携帯端末と電界伝達媒体を介して電界通信を行う処理装置とを有し、
    前記携帯端末は、
    当該携帯端末を使用する第1のユーザの顔画像を記憶する第1の画像記憶手段と、
    前記第1の画像記憶手段に記憶された顔画像を表示する第1の表示手段と、を有し、
    前記処理装置は、
    前記第1の表示手段に表示された顔画像と、前記第1のユーザの顔との照合結果を、当該処理装置を使用する第2のユーザから受け付ける受付手段と、
    前記照合結果が成功の場合に、所定の業務処理を行う処理手段と、を有すること
    を特徴とする電界通信システム。
  2. 請求項1記載の電界通信システムであって、
    前記携帯端末は、
    前記第1のユーザの個人情報を送信する送信手段をさらに有し、
    前記処理装置は、
    複数のユーザの個人情報が記憶された個人情報記憶手段と、を有し、
    前記処理手段は、前記携帯端末から送信された個人情報が前記個人情報記憶手段に存在する場合に、前記所定の業務処理を行うこと
    を特徴とする電界通信システム。
  3. 請求項2記載の電界通信システムであって、
    前記処理装置は、
    前記第2のユーザの顔画像を記憶する第2の画像記憶手段と、
    前記第2の画像記憶手段に記憶された顔画像を表示する第2の表示手段と、をさらに有し、
    前記携帯端末は、
    前記第2の表示手段に表示された顔画像と、前記第2のユーザの顔との照合結果を、前記第1のユーザから受け付ける受付手段をさらに有し、
    前記送信手段は、前記照合結果が成功の場合に、前記個人情報を送信すること
    を特徴とする電界通信システム。
  4. 電界伝達媒体を介して通信する電界通信を用いた電界通信システムにおける電界通信方法であって、
    前記電界通信システムは、送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体に誘起させるとともにこの誘起した電界を検出して情報の送受信を行う携帯端末と、前記携帯端末と電界伝達媒体を介して電界通信を行う業務処理装置とを有し、
    前記携帯端末は、
    当該携帯端末を使用する第1のユーザの顔画像を記憶する第1の画像記憶部に記憶された顔画像を表示する第1の表示ステップを行い、
    前記処理装置は、
    前記第1の表示ステップで表示された顔画像と、前記第1のユーザの顔との照合結果を、当該処理装置を使用する第2のユーザから受け付ける受付ステップと、
    前記照合結果が成功の場合に、所定の業務処理を行う処理ステップと、を行うこと
    を特徴とする電界通信方法。
  5. 請求項4記載の電界通信方法であって、
    前記携帯端末は、
    前記第1のユーザの個人情報を送信する送信ステップをさらに行い、
    前記処理装置の前記処理ステップは、前記携帯端末から送信された個人情報が、複数のユーザの個人情報が記憶された個人情報記憶手段に存在する場合に、前記所定の業務処理を行うこと
    を特徴とする電界通信方法。
  6. 請求項5記載の電界通信方法であって、
    前記処理装置は、
    前記第2のユーザの顔画像を記憶する第2の画像記憶部に記憶された顔画像を表示する第2の表示ステップをさらに行い、
    前記携帯端末は、
    前記第2の表示ステップで表示された顔画像と、前記第2のユーザの顔との照合結果を、前記第1のユーザから受け付ける受付ステップをさらに行い、
    前記送信ステップは、前記照合結果が成功の場合に、前記個人情報を送信すること
    を特徴とする電界通信方法。
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