JP2009223495A - 両側キーパッド配置を有する携帯装置のための方向を検出することによる自動スイッチ装置 - Google Patents

Abstract

【課題】両側キーパッド配置を有する携帯装置に設置されたスイッチ装置であって、上向き側のキーパッドを作動可能に、下向きキーパッドを作動不能に自動的に切替え可能にする。
【解決手段】携帯装置は立方形ハウジングを有し、その２つの対向する側は夫々キーパッド１１１，１２１を備える。装置の中にあるスイッチ装置は３つの座標軸に沿って装置の重力分布を検出するための重力センサ２を有する。このセンサは重力信号を制御装置３へ伝送し、センサが設置されている装置の方向を判定する。制御装置は２つのキーパッドへ接続されたリレー４へ切り替え信号を伝送する。リレーは利用可能ないずれかのキーパッドを制御する。
【選択図】図２

Description

本発明はスイッチ、特に重力により制御されるスイッチに関する。

バッテリと半導体技術の大きな進歩で、移動電話、ポータブル・マルチメディアプレーヤ（ＰＭＰ）、遠隔制御、ＭＰＳプレーヤ、パーソナル・デジタル補助器、デジタルカメラ、ＧＰＳ、電子辞書、マイクロソフトのビスタＯＳに使用されるＳｉｄｅＳｈｏｗ装置等のような多種類の携帯装置はよく知られている。ユーザが色々な個人用携帯装置を携帯し、又は使用することは大変混乱したことで、そして不便である。このため、２つを１つにする統合化の試みがＳｉｄｅＳｈｏｗ装置と遠隔制御の組み合わせ、又は移動電話とＰＭＰの組み合わせのような多くの従来型携帯装置により採用されている。通常、これらの２つを１つにする装置は、夫々立方形ハウジングの２つの対向側面上に２つの組み合わせシステムのキーパットを備える。ユーザに面する２つのシステムのいずれかを操作するため、ユーザは２つを１つにした装置を手のひらで保持する場合、操作されない別システムの裏側上のキーパッドが意図せずに押される可能性が非常に高い。従って、望まない操作やバッテリの不要な電力消費が起こるだろう。

両側キーパッド配置を備えるある携帯装置は、それによりユーザの作動不能キーパッドへの意図しない操作を防止できるように、いずれかの側のキーパッドを作動可能にし、もう一方の側のキーパッドを作動不能に手動で切替えるためのスイッチを備える。しかし、この配置では、毎回ユーザは最初に使用したいシステムのキーパッドを作動可能にするため、スイッチを操作しなければならない。それは非常に不便である。更に頻繁な操作のため、スイッチも破損しやすい。

本発明の主な目的は、上向き側（ユーザに面する）のキーパッドを自動的に作動可能にし、同時に下向きキーパッド（地面に面する又は外側に面する）を作動不能にするため、携帯装置の方向性を検出できる、両側キーパッド配置を有する携帯装置のための方向を検地することによる自動スイッチ装置を提供することである。ユーザが携帯装置を反転させる時、付加操作無く自動スイッチを実施することができる。それは両側キーパッド配置を備える装置のユーザにとって非常に便利である。

上記目的を達成するため、携帯装置は立方形ハウジングを有し、その２つの対向する側は夫々キーパッドを備える。装置の中にあるスイッチ装置は３つの座標軸に沿った装置の重力分布を検出するための重力センサを有する。センサは重力信号を制御装置へ伝送し、それが設置される装置の方向を判定する。制御装置は２つのキーパッドへ接続されるリレーへ切替え信号を伝送する。

第１に図１に関して、本発明原理による両側キーパッド配置を有する携帯装置を示す。この装置は互いに平行な第１パネル１１と第２パネル１２を含む立方形ハウジング１を有する。２つのキーパッド１１１、１２１はそれぞれ２つのパネル１１、１２上に備えられる。勿論、表示器１１２、１２２のような他の要素もパネル１１、１２上に追加して備えることもできる。

図２に関して、それは本発明による好適実施形態を示す。ハウジング１には第１システム１ａと第２システム１ｂの２つの独立システムがある。２つのキーパッド１１１、１２１は夫々２つのシステム１ａ、１ｂに属する。上記のように、２つのキーパッド１１１、１２１は夫々ハウジングの２つの平行な側に設置される。３つの直交座標軸に沿って重力分布を検出できる重力分布を検出できる重力センサ２をハウジング１に配置する。重力センサ２は制御装置３へ電気接続される。重力センサ２は３つの直交座標軸に沿った重力分布を反映する重力信号を制御装置３へ伝送する。図２に示すような実施形態で、制御装置３の出力端はリレー４の制御端４１ａ、４１ｂへ電気接続される。インバータ（ＮＯＴゲート）４３は、それらが絶えず対向するように、２つの制御端４１ａ、４１ｂ間に配置される。２つの制御端４１ａ、４１ｂは夫々開閉のためスイッチ４２ａ、４２ｂを制御する。２つのスイッチ４２ａ、４２ｂは夫々第１キーパッド１１１と第２キーパッド１２１へ電気接続される。制御装置３は重力センサ２からの重力信号によりハウジング１の方向性を判定し、次に２つのキーパッド１１１、１２１を夫々作動可能及び作動不能にするためリレー４の制御端４１ａ、４１ｂへ切替え信号を出力する。当業者は、語句“操作可能”はキーパッド１１１、１２１が利用可能であり、“操作不能”はそれらが利用できないことを意味することを認識するだろう。２つのキーパッド１１１，１２１は常に反対状態にある。
図２に示す実施形態は１つのインバータ４３及びリレー４を構成するため２つの独立した単極単投（ＳＰＳＴ）スイッチを使用するが、単極双投（ＳＰＤＴ）、二極単投（ＤＰＳＴ）又は二極双投（ＤＰＤＴ）のような、他のタイプで、リレー４を置換することもできることを当業者は知らねばならない。

図３に関して、携帯装置のハウジング１が水平位置にあり、即ちその第１パネル１１と第２パネル１２は３次元直交座標システムのｘ‐ｙ平面に平行であると仮定しよう。更に、第１パネル１１は前面で第２パネル１２は後面、即ちｚ軸は第１パネル１１の方向を向くと仮定しよう。第１パネル１１がユーザ（表示なし）に面するように上を向き、そして第２パネル１２は地面（表示なし）に面するように下向きの場合、ｚ軸上の重力（−ｇ）が図３Ａに示すように検出されるだろう（重力はｚ軸の反対方向にあるので、それは負になる）。反対にハウジング１が１８０°の角度で反転し、第２パネル１１が上を向き、第１パネル１１が下を向くと、ｚ軸は図３Ｂに示すように下向きになる。この時、重力はｚ軸上で真下を向き重力方向はｚ軸として同一であるので、ｚ軸上の重力（+ｇ）が検出されるだろう。制御装置３は第１パネル１１が第２パネル１２のいずれかを原理により上向きと判定し、更に上向きキーパッド１１１、１２１を作動可能とし、下向きキーパッドを作動不能にするようにリレー３を制御することができる。勿論、上記構成は操作されるパネルが上向きの使用モードに適する。もしこの発明が他の特別な使用モードで利用されるならば、座標軸を反転させるか、又は制御装置３の判定基準を調整することにより、問題を簡単に解決することができる。更に、実際状況では、携帯装置のハウジング１を水平以外の他の方向又は角度に設置してもよく、その詳細な判定過程は別の個々の特許出願として申請されるだろう。要するに、ｚ軸の重力は正又は負であることをおおよその判定基準とすることができる。

この発明は、ユーザが両側キーパッド配置を備える携帯装置を反転する時、手動切替えなく、操作される一方の側のキーパッドを作動可能に、そしてもう一方の側のキーパッドを作動不能に自動的に切替えることができる。操作できるキーパッドへの意図しない操作を回避することができる。従って、それはユーザにとって非常に便利である。

本発明の実施形態を記述して来た。しかし色々な変形を本発明の精神と範囲から離れることなく行われるかもしれないことが理解されるだろう。従って、他の実施形態は以下の特許請求の範囲にある。

本発明原理による両側キーパッド配置を有する携帯装置を示す。 本発明原理による実施形態のブロック図を示す。 本発明による方向判定原理を示す図である。

符号の説明

1：ハウジング
4：リレー
11：パネル
12：パネル
41ａ：制御端
41ｂ：制御端
42ａ：スイッチ
42ｂ：スイッチ
43：インバータ
112：表示器
122：表示器

Claims (2)

1. 両面キーパッド配置を有し、互いに平行な第１パネルと第２パネルを含むハウジングを有し、前記第１パネルと前記第２パネルはそれぞれ第１キーパッドと第２キーパッドを備える携帯装置のための、方向を検知することによる自動スイッチ装置であって、
   重力方向を検出し、そして重力信号を出力するためのハウジング内に設置された重力センサ；
   前記重力信号を受けるための前記重力センサに電気接続され、そして前記重力信号により前記ハウジングの方向を判定し、次に制御信号を出力する前記ハウジング内に設置された制御装置；および
   前記制御信号を受けるため前記制御装置へ電気接続される制御端と、前記制御端により制御され、そして前記第１キーパッドと前記第２キーパッドに電気接続される少なくとも１つのスイッチとを有する、前記ハウジング内に設置されたリレー；を備え、
   前記リレーは前記制御装置からの制御信号の制御下で、前記２つのキーパッドの１つを作動可能に、そして他の１つを作動不能に切り替えることを特徴とする、自動スイッチ装置。
2. 前記重力センサは３次元直交座標軸に沿って重力分布を検出することを特徴とする、請求項１に記載のスイッチ装置。