JP2009221899A - 内燃機関の燃料性状判定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料性状の判定精度を向上させる。
【解決手段】クランクシャフトの角速度を用いて各気筒の膨張行程時におけるクランクシャフトの角速度の変動を示す角速度変動パラメータを算出し(S7)、内燃機関の始動後、各気筒の2回目の膨張行程時からの前記角速度変動パラメータを所定回数積算して角速度変動積算値を算出し(S8)、前記角速度変化積算値に応じて燃料性状を判定する(S11)。誤判定の要因となる内燃機関の始動後の各気筒の最初の膨張行程時の燃焼による角速度変動パラメータを除外することによって、燃料性状の判定の精度を向上させることができる。
【選択図】図2
【解決手段】クランクシャフトの角速度を用いて各気筒の膨張行程時におけるクランクシャフトの角速度の変動を示す角速度変動パラメータを算出し(S7)、内燃機関の始動後、各気筒の2回目の膨張行程時からの前記角速度変動パラメータを所定回数積算して角速度変動積算値を算出し(S8)、前記角速度変化積算値に応じて燃料性状を判定する(S11)。誤判定の要因となる内燃機関の始動後の各気筒の最初の膨張行程時の燃焼による角速度変動パラメータを除外することによって、燃料性状の判定の精度を向上させることができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、内燃機関の始動後のクランクシャフトの角速度の変動から燃料性状を判定する内燃機関の燃料性状判定装置に関する。
特許文献1には、始動から第1の所定の回転数に達するまでのサイクル数(始動経過サイクル数)を算出し、機関回転数が第1の所定の回転数に達した後に、機関回転数の変化量の積算値が第1の所定の積算値に達するまでのサイクル数(第1到達サイクル数)、及び第1の所定の積算値から第2の所定の積算値に達するまでのサイクル数(第2到達サイクル数)を算出し、これら3つのパラメータに重み付けして燃料性状を判定する技術が開示されている。
特開平9−203342号公報
ここで、内燃機関の始動後、各気筒の最初の膨張行程で燃焼に寄与する燃料の気化量は、温度よりも圧力に大きく依存し、燃料性状により燃料噴射量を変更したいその後の運転領域では、燃料の気化量は温度に大きく依存する。つまり、各気筒の最初の膨張行程時における燃焼を燃料性状を判定する際に利用すると、温度による気化特性が悪いにも関わらず、低温時に負圧により気化しやすい燃料では燃料性状を誤判定する可能性がある。また、内燃機関の始動後、各気筒の最初の膨張行程では、内燃機関の停止中に燃料噴射弁から漏れ出てくる燃料の影響を大きく受けるため、燃料噴射弁から漏れ出た燃料が多い場合には、各気筒の最初の膨張行程時における燃焼を燃料性状を判定する際に利用すると燃料性状を誤判定する可能性がある。
つまり、上述した特許文献1においては、燃料性状を判定するにあたり、始動後の1サイクル目の燃焼に関しても燃料性状を判定する上で利用しているため、燃料性状を誤判定してしまう虞がある。
そこで、本発明は、クランクシャフトの角速度を用いて各気筒の膨張行程時におけるクランクシャフトの角速度の変動を示す角速度変動パラメータを算出し、内燃機関の始動後、各気筒の2回目の膨張行程時からの前記角速度変動パラメータを所定回数積算して角速度変動積算値を算出し、前記角速度変化積算値に応じて燃料性状を判定することを特徴としている。
本発明によれば、内燃機関の角速度変動パラメータを用いて燃料性状を判定するにあたり、誤判定の要因となる内燃機関の始動後の各気筒の最初の膨張行程時の燃焼による角速度変動パラメータを除外することによって、燃料性状の判定の精度を向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明が適用された内燃機関1のシステム構成を模式的に示した説明図である。
4気筒の内燃機関1の各燃焼室2は、シリンダヘッド3と、シリンダブロック4と、ピストン5と、によって画成されている。各気筒の燃焼室2には、エアクリーナ6、スロットル弁7、吸気マニホールド8、シリンダヘッド3に形成された吸気ポート9を経て空気が導入されている。シリンダヘッド3には、各気筒の吸気ポート9に向かって各気筒毎に燃料を噴射供給する燃料噴射弁10が配置されている。各燃焼室2には、点火プラグ11が設けられており、これにより火花点火して混合気を着火燃焼させる。また、スロットル弁7の上流側には、吸入空気量を検出するエアフローメータ12が設けられている。
各気筒の排気を集合させる排気マニホールド13の出口側は、触媒コンバータ14に接続されており、かつこの触媒コンバータ14の上流位置に、空燃比を検出するための空燃比センサ15が設けられている。
吸気系に排気の一部を還流させるEGR通路16には、排気還流率(EGR率)を調整する電子制御型のEGR弁17が介装されている。
上述したエアフローメータ12及び空燃比センサ15の検出信号は、コントロールユニット(C/U)18に入力されている。このC/U18には、この他にも、内燃機関1の冷却水温を検出する水温センサ19、角速度検出手段としてのクランク角センサ20、カム角センサ24、等の各種センサからの検出信号が入力されている。
そして、このC/U18は、これらの検出信号に基づいて、燃料噴射弁10の噴射量や噴射時期、点火プラグ11による点火時期、スロットル弁7の開度、EGR弁17の開度、等を制御している。
ここで、クランク角センサ20は、例えば、クランクプーリ(図示せず)に取り付けられたシグナルプレート21の外周に形成された突起部22を検出することでPOS信号(単位クランク角信号)を出力すると共に、シグナルプレート21の外周の一部に突起部22の間を意図的に広くすることで形成した歯欠け部23を検出することでREF信号(基準クランク角信号)を出力する。カム角センサ24は、例えば吸気カムシャフト(図示せず)の後端に配置され、吸気カムシャフトの回転角度を検出することで気筒判別信号を出力する。
C/U18は、これらPOS信号、REF信号、気筒判別信号に基づいて、クランク角位置の検出、クランクシャフト(図示せず)の角速度、機関回転数の算出及び、クランクシャフトの角速度の変動を示す角速度変動パラメータ(詳細は後述)を算出していると共に、現在の燃焼気筒、つまり現在膨張行程にある気筒を判別する。つまり、C/U18は気筒判別手段に相当するものである。
図2は、本発明の第1実施形態における角速度変動パラメータを用いた制御の流れを示すフローチャートである。尚、図2に示される制御は、C/U18に備えられたマイクロプロセッサ(図示せず)で行われるものとし、C/U18は、マイクロプロセッサ等の演算装置の他に、RAM、ROM等の記憶装置を有するものとする。
S1では、後述する角速度変動パラメータ(DLTOMG)の積算回数(DLTOMG)を初期値、すなわち「0」としてS2へ進む。
S2では、内燃機関1の始動後、各気筒で1サイクル目の燃焼が終了したことを確認し、S3へ進む。換言すれば、S2では、内燃機関1の始動後、各気筒で最初の膨張行程が終了したことを確認してS3へ進む。
S3では、現在の機関回転数が予め設定された判定許可回転数(STJDGNE)よりも大きいか否かを判定し、大きい場合にはS4へ進み、そうでない場合には内燃機関1の始動後、各気筒での最初の膨張行程においていずれかの気筒で失火しているものとしてS13へ進む。尚、判定許可回転数(STJDGNE)としては、例えば500rpm程度の値が設定されている。
S4では、現在の機関回転数が予め設定された目標回転数(TGTNE)よりも小さいか否かを判定し、小さい場合にはS5へ進み、そうでない場合にはS14へ進む。尚、目標回転数(TGTNE)は、上述した判定許可回転数(STJDGNE)よりも大きい値であり、例えば1500rpm程度の値が設定されている。
S5及びS6では、図1に模式的に示すように、膨張行程時において時間T1、T2及びdtをクランク角センサ20からの検出信号に基づいて算出する。すなわち、S5では、膨張行程時において、ピストン5が、クランク角相当で、圧縮上死点から圧縮上死点後20degを通過するのに要する時間T1を算出する。そして、S6では、膨張行程時において、ピストン5が、クランク角相当で、圧縮上死点後70degから圧縮上死点後90degを通過するのに要する時間T2と、圧縮上死点後20degから圧縮上死点後90degを通過するのに要する時間dtと、を算出する。
S7では、次式(1)を用いて角速度変動パラメータ(DLTOMG)を算出する。
[数1]
DLTOMG=(20deg(1/T2−1/T1))/dt …(1)
S8では、今回の内燃機関1の始動後に算出された角速度変動パラメータ(DLTOMG)を積算する。つまり、今回の内燃機関1の始動後、機関回転数が判定許可回転数(STJDGNE)よりも大きく、かつ機関回転数が目標回転数(TGTNE)より小さい状態のときに算出された角速度変動パラメータ(DLTOMG)を積算する。
[数1]
DLTOMG=(20deg(1/T2−1/T1))/dt …(1)
S8では、今回の内燃機関1の始動後に算出された角速度変動パラメータ(DLTOMG)を積算する。つまり、今回の内燃機関1の始動後、機関回転数が判定許可回転数(STJDGNE)よりも大きく、かつ機関回転数が目標回転数(TGTNE)より小さい状態のときに算出された角速度変動パラメータ(DLTOMG)を積算する。
S9では、角速度変動パラメータ(DLTOMG)の積算回数(OMGCNT)を算出する。つまり、今回の内燃機関1の始動後、機関回転数が判定許可回転数(STJDGNE)よりも大きく、かつ機関回転数が目標回転数(TGTNE)より小さい状態のときに算出された角速度変動パラメータ(DLTOMG)の積算回数(OMGCNT)を算出する。
S10では、今回の内燃機関1の始動後からの積算回数(OMGCNT)が予め設定された積算目標回数(CNTTGT)に達したか否かを判定し、積算回数(OMGCNT)が積算目標回数(CNTTGT)に達した場合にはS11へ進み、そうでない場合にはS4へ戻る。つまり、機関回転数が目標回転数(TGTNE)よりも小さい場合には、積算回数(OMGCNT)が積算目標回数(CNTTGT)に達するまで、角速度変動パラメータ(DLTOMG)を算出して積算する。尚、この第1実施形態において、積算目標回数(CNTTGT)は6回である。
S11では、角速度変動パラメータ(DLTOMG)を積算目標回数(CNTTGT)積算した積算値(ΣDLTOMG)が予め設定された燃料性状判定閾値(SLDLTOMG)よりも大きいか否かを判定し、大きい場合にはS12へ進み、そうでない場合にはS13へ進む。
S12では、現在使用している燃料は揮発性の高い軽質燃料であると判定し、今回の運転中に関しては、燃料噴射量に対して重質燃料増量補正を実施しないものとする。
S13では、現在使用している燃料は揮発性の低い重質燃料であると判定し、今回の運転中に関しては、燃料噴射量に対して重質燃料増量補正を実施するものとする。
一方、S4で現在の機関回転数が目標回転数(TGTNE)以上と判定された場合にはS14に進み、S14で現在までの積算回数(OMGCNT)が「0」か否かを判定し、現在までの積算回数(OMGCNT)が「0」の場合にはS18へ進み、そうでない場合にはS15へ進む。
S15では、現在までの積算回数(OMGCNT)に応じて燃料性状判定閾値(SLDLTOMG)の補正係数を算出する。この第1実施形態においては、上記補正係数は、現在までの積算回数(OMGCNT)と積算目標回数(CNTTGT)との比に応じて決定される値であり、例えば、現在までの積算回数(OMGCNT)が5回の場合には、上記補正係数は5/6となる。
S16では、燃料性状判定閾値(SLDLTOMG)を、現在までの積算回数(OMGCNT)と積算目標回数(CNTTGT)との比に応じて補正し、補正後燃料性状判定閾値(CSLDLTOMG)を算出する。つまり、例えば、現在までの積算回数(OMGCNT)が5回の場合には、燃料性状判定閾値(SLDLTOMG)に5/6を乗算した値を補正後燃料性状判定閾値(CSLDLTOMG)として算出する。
S17では、機関回転数が目標回転数(TGTNE)以上となるまでに算出された角速度変動パラメータ(DLTOMG)の積算値(ΣDLTOMG)が補正後燃料性状判定閾値(CSLDLTOMG)よりも大きいか否かを判定し、大きい場合にはS18へ進み、そうでない場合にはS19へ進む。
S18では、現在使用している燃料は軽質燃料であると判定し、今回の運転中に関しては、燃料噴射量に対して重質燃料増量補正を実施しないものとする。
S19では、現在使用している燃料は重質燃料であると判定し、今回の運転中に関しては、燃料噴射量に対して重質燃料増量補正を実施するものとする。
このように、この第1実施形態においては、エンジン始動後、各気筒で1サイクル目の燃焼が終了した時点で、内燃機関1の回転数が目標回転数(TGTNE)以上となっている場合には、現在使用している燃料が軽質燃料であるものと判定する。そして、機関回転数が目標回転数(TGTNE)よりも小さい場合には、積算回数(OMGCNT)が積算目標回数(CNTTGT)に達するまで、角速度変動パラメータ(DLTOMG)を算出して積算し、積算値(ΣDLTOMG)と燃料性状判定閾値(SLDLTOMG)とを比較して燃料性状を判定する。また、積算回数(OMGCNT)が積算目標回数(CNTTGT)に達する前に、機関回転数が目標回転数(TGTNE)よりも大きくなった場合には、それまでの積算回数(OMGCNT)に応じて燃料性状判定閾値(SLDLTOMG)を補正して燃料性状を判定する。
図3は、この第1実施形態において、角速度変動パラメータ(DLTOMG)の積算回数(OMGCNT)が積算目標回数(CNTTGT)に達した時点で、機関回転数が目標回転数(TGTNE)より小さい場合における各種パラメータの変化を表すタイミングチャートである。
図3に示すように、この第1実施形態においては、内燃機関1の始動後、各気筒で1サイクル目の燃焼が終了した時点で、機関回転数が判定許可回転数(STJDGNE)よりも大きければ、角速度変動パラメータ(DLTOMG)を順次算出し、積算回数(OMGCNT)が積算目標回数(CNTTGT)に達するまで、角速度変動パラメータ(DLTOMG)を積算する。ここで、角速度変動パラメータ(DLTOMG)の算出は、実際は圧縮上死点後90deg(ATDC90deg)以降になるので、角速度変動パラメータ(DLTOMG)の積算のタイミング、及び角速度変動パラメータ(DLTOMG)の積算回数(OMGCNT)のカウントアップのタイミングは、1燃焼(180°)遅れることになる。そして、内燃機関1の始動後、積算回数(OMGCNT)が積算目標回数(CNTTGT)に達し(図3の場合には3サイクル目の途中)、このときの積算値(ΣDLTOMG)と、燃料性状判定閾値(SLDLTOMG)とを比較することで、現在の燃料性状(重軽質)を判定する。尚、図3においては、燃料は軽質燃料と判定されている。
ここで、図4に示すように、始動直後においては、燃料性状の影響がクランクシャフトの角速度の大きさに反映されにくくなっている。詳述すると、始動直後においては、図4に示すように、燃料性状に関わらず、クランクシャフトの角速度の値が略一致するような傾向がある。つまり、始動直後においては、軽質燃料のときのクランクシャフトの角速度と重質燃料のときのクランクシャフトの角速度が略一致する。そのため、上述したように、燃料性状を判定するにあたり、始動後の1サイクル目の燃焼(図4における始動後燃焼回数1〜4)を燃料性状を判定する上で利用すると燃料性状(重軽質)を誤判定してしまう虞がある。
図5は、上述した第1実施形態の比較例として、内燃機関の始動後、1サイクル目から各気筒の角速度変動パラメータ(DLTOMG)を算出し、積算目標回数(CNTTGT)まで積算した場合を示すタイミングチャートである。尚、この図5に示す比較例と、図3に示す本願発明の第1実施形態とは、角速度変動パラメータ(DLTOMG)を積算するタイミングのみが異なるものである。
この図5に示すように、内燃機関の始動後、1サイクル目の角速度変動パラメータ(DLTOMG)を利用して燃料性状判定を行う場合、燃料性状(重軽質)に関わらず、1サイクル目に算出された角速度変動パラメータ(DLTOMG)の積算値(ΣDLTOMG)に大きな差異は生じない。
これは、上述したように、1サイクル目においては、燃料が軽質燃料のときのクランクシャフトの角速度と燃料が重質燃料のときのクランクシャフトの角速度とが略一致するため、燃料が重質燃料のときに1サイクル目に算出される角速度変動パラメータ(DLTOMG)は、燃料が軽質燃料のときに1サイクル目に算出される角速度変動パラメータ(DLTOMG)と、略一致した値となるからである。
そのため、この図5に示す比較例のように、積算値(ΣDLTOMG)に占める1サイクル目に算出される角速度変動パラメータ(DLTOMG)の割合が大きい場合、すなわち始動直後に燃料性状を判定するような場合、燃料が重質燃料であっても、積算目標回数(CNTTGT)に達した際の積算値(ΣDLTOMG)が、燃料性状判定閾値(SLDLTOMG)よりも大きくなってしまう場合があり、実際の燃料が重質燃料にも関わらず、軽質燃料と判定してしまう虞がある。
それに対して、本願発明の第1実施形態においては、内燃機関1の角速度変動パラメータ(DLTOMG)を用いて燃料性状を判定するにあたり、誤判定の要因となる内燃機関1の始動後の各気筒の最初の膨張行程時の燃焼による角速度変動パラメータ(DLTOMG)を除外している。詳述すると、内燃機関1の始動後、各気筒で1サイクル目の燃焼が終了した時点で機関回転数が判定許可回転数(STJDGNE)よりも大きく、目標回転数(TGTNE)よりも小さい場合には、機関回転数が目標回転数(TGTNE)に達するまで、もしくは角速度変動パラメータ(DLTOMG)の積算回数(OMGCNT)が積算目標回数(CNTTGT)に達するまで、角速度変動パラメータ(DLTOMG)を積算して得られた積算値(ΣDLTOMG)を用いて燃料性状を判定している。
そのため、この第1実施形態においては、燃料性状の判定、すなわち現在使用している燃料の重軽質判定の精度を向上させることができる。
また、燃料性状の判定のタイミングが、角速度変動パラメータ(DLTOMG)の積算回数(OMGCNT)のみならず、機関回転数によっても規定され、かつ角速度変動パラメータ(DLTOMG)の積算回数(OMGCNT)に応じて燃料性状判定閾値(SLDLTOMG)が補正されるので、機関始動後の比較的短時間の間に燃料性状の判定を精度よく実施することができる。つまり、可及的速やかに、かつ精度よく燃料性状の判定を実施することができる。
尚、この第1実施形態においては、燃料性状判定閾値(SLDLTOMG)が積算目標回数(CNTTGT)に対応した値であり、角速度変動パラメータ(DLTOMG)の積算回数(OMGCNT)が積算目標回数(CNTTGT)に達していない状態で燃料性状を判定する際には、積算目標回数(CNTTGT)に対応した燃料性状判定閾値(SLDLTOMG)を、積算回数(OMGCNT)に応じて補正しているが、積算回数(OMGCNT)に応じた複数の燃料性状判定閾値を予めC/U18に記憶させておくようにしてもよい。
また、第1実施形態においては、内燃機関1の始動後、各気筒で1サイクル目の燃焼が終了した時点で、機関回転数が目標回転数(TGTNE)以上になっている場合には、内燃機関1の角速度変動パラメータ(DLTOMG)を用いることなく、現在使用している燃料を軽質燃料と判定している。
以下、本発明の他の実施形態について説明するが、以下に説明する各実施形態のシステム構成は、上述した第1実施形態の図1と同様であるので重複する説明は省略する。
図6及び図7を用いて、本発明の第2実施形態について説明する。この第2実施形態は、上述した第1実施形態とは、速度変動パラメータ(DLTOMG)を用いた制御の流れが異なるものであり、全気筒で最初の膨張行程が終了した時点で、機関回転数が判定許可回転数(STJDGNE)に達していない場合には、全気筒で最初の膨張行程が終了した時点でいずれかの気筒で失火があったと判定し、機関回転数が判定許可回転数(STJDGNE)以上となり全ての気筒で失火が発生していないと判定されてから角速度変動パラメータ(DLTOMG)を算出し、機関回転数が判定許可回転数(STJDGNE)以上となってから算出された角速度変動パラメータ(DLTOMG)を積算するものである。尚、この第2実施形態における判定許可回転数(STJDGNE)は、失火判定用回転数に相当するものであり、全気筒で最初の膨張行程が終了した際に各気筒で失火しなかった場合の機関回転数程度の値(例えば500rpm)が設定されている。
図6は、本発明の第2実施形態における角速度変動パラメータを用いた制御の流れを示すフローチャートである。尚、図6に示される制御は、C/U18に備えられたマイクロプロセッサ(図示せず)で行われるものとする。
S31では、内燃機関1の始動後、各気筒で1サイクル目の燃焼が終了したことを確認し、S32へ進む。
S32では、現在の機関回転数が予め設定された判定許可回転数(STJDGNE)よりも大きいか否かを判定し、大きい場合にはS33へ進み、そうでない場合には内燃機関1の始動後、各気筒での最初の膨張行程においていずれかの気筒で失火しているものとしてS34へ進む。
S33では、現在の機関回転数が予め設定された目標回転数(TGTNE)よりも小さいか否かを判定し、小さい場合にはS35へ進み、そうでない場合にはS42へ進む。尚、目標回転数(TGTNE)は、上述した判定許可回転数(STJDGNE)よりも大きい値であり、例えば1500rpm程度の値が設定されている。
S34では、機関回転数が判定許可回転数(STJDGNE)よりも大きくなるまで運転してS35へ進む。つまり、この第2実施形態においては、各気筒で1サイクル目の燃焼が終了した時点で、機関回転数が判定許可回転数(STJDGNE)に達していない場合には、機関回転数が判定許可回転数(STJDGNE)に達するのを待って燃料性状の判定を実施している。
S35では、膨張行程時において、ピストン5が、クランク角相当で、圧縮上死点から圧縮上死点後20degを通過するのに要する時間T1を算出する。そして、S36では、膨張行程時において、ピストン5が、クランク角相当で、圧縮上死点後70degから圧縮上死点後90degを通過するのに要する時間T2と、圧縮上死点後20degから圧縮上死点後90degを通過するのに要する時間dtと、を算出する。
S37では、上述した式(1)を用いて角速度変動パラメータ(DLTOMG)を算出する。
S38では、今回の内燃機関1の始動後、機関回転数が判定許可回転数(STJDGNE)よりも大きく、かつ機関回転数が目標回転数(TGTNE)より小さい状態のときに算出された角速度変動パラメータ(DLTOMG)を積算する。
S39では、角速度変動パラメータ(DLTOMG)の積算回数(OMGCNT)を算出する。
S40では、今回の内燃機関1の始動後からの積算回数(OMGCNT)が予め設定された積算目標回数(CNTTGT)に達したか否かを判定し、積算回数(OMGCNT)が積算目標回数(CNTTGT)に達した場合にはS41へ進み、そうでない場合にはS35へ戻る。尚、この第2実施形態において、積算目標回数(CNTTGT)は6回である。
S41では、角速度変動パラメータ(DLTOMG)を積算目標回数(CNTTGT)積算した積算値(ΣDLTOMG)が予め設定された燃料性状判定閾値(SLDLTOMG)よりも大きいか否かを判定し、大きい場合にはS42へ進み、そうでない場合にはS43へ進む。
S42では、現在使用している燃料は揮発性の高い軽質燃料であると判定し、今回の運転中に関しては、燃料噴射量に対して重質燃料増量補正を実施しないものとする。
S43では、現在使用している燃料は揮発性の低い重質燃料であると判定し、今回の運転中に関しては、燃料噴射量に対して重質燃料増量補正を実施するものとする。
図7は、この第2実施形態における各種パラメータの変化を表すタイミングチャートである。
図7に示すように、この第2実施形態においては、内燃機関1の始動後、機関回転数が判定許可回転数(STJDGNE)よりも大きくなってから角速度変動パラメータ(DLTOMG)を順次算出し、積算回数(OMGCNT)が積算目標回数(CNTTGT)に達するまで、角速度変動パラメータ(DLTOMG)を積算する。ここで、角速度変動パラメータ(DLTOMG)の算出は、実際は圧縮上死点後90deg(ATDC90deg)以降になるので、角速度変動パラメータ(DLTOMG)の積算のタイミング、及び角速度変動パラメータ(DLTOMG)の積算回数(OMGCNT)のカウントアップのタイミングは、1燃焼(180°)遅れることになる。尚、図7においては、燃料は重質燃料と判定されている。
このような第2実施形態においては、内燃機関1の角速度変動パラメータ(DLTOMG)を用いて燃料性状を判定するにあたり、誤判定の要因となる内燃機関1の始動後の各気筒の最初の膨張行程時の燃焼による角速度変動パラメータ(DLTOMG)を除外しているので、燃料性状の判定、すなわち現在使用している燃料の重軽質判定の精度を向上させることができる。
また、角速度変動パラメータ(DLTOMG)の積算が、内燃機関が失火していない状態から開始されることになるので、燃料性状判定の精度を一層向上させることができる。
次に、図8及び図9を用いて、本発明の第3実施形態について説明する。この第3実施形態は、上述した第1実施形態とは、速度変動パラメータ(DLTOMG)を用いた制御の流れが異なるものであり、角速度変動パラメータ(DLTOMG)と予め設定された判定許可パラメータ(STJDGOM)とを比較して、気筒毎に膨張行程で失火したか否かの判定を行い、連続して着火している気筒の2回目の着火時からの角速度変動パラメータ(DLTOMG)を積算するものである。
図8は、本発明の第3実施形態における角速度変動パラメータを用いた制御の流れを示すフローチャートである。尚、図8に示される制御は、C/U18に備えられたマイクロプロセッサ(図示せず)で行われるものとしする。
S61では、燃焼気筒を判別する。
S62では、膨張行程時において、ピストン5が、クランク角相当で、圧縮上死点から圧縮上死点後20degを通過するのに要する時間T1を算出する。そして、S63では、膨張行程時において、ピストン5が、クランク角相当で、圧縮上死点後70degから圧縮上死点後90degを通過するのに要する時間T2と、圧縮上死点後20degから圧縮上死点後90degを通過するのに要する時間dtと、を算出する。
S64では、上述した式(1)を用いて角速度変動パラメータ(DLTOMG)を算出する。
S65では、内燃機関1の始動後、初回サイクルが終了したか、すなわち各気筒で1サイクル目の燃焼が終了したか否かを判定する。初回サイクルが終了していればS66へ進み、そうでなければS61へ戻る。
S66では、燃焼気筒を判別する。
S67では、現在の機関回転数が予め設定された目標回転数(TGTNE)よりも小さいか否かを判定し、小さい場合にはS68へ進み、そうでない場合にはS76へ進む。尚、目標回転数(TGTNE)は、例えば1500rpm程度の値が設定されている。
S68〜S70では、上述したS62〜64と同様に、時間T1、T2、dtを算出して、角速度変動パラメータ(DLTOMG)を算出する。
S71では、今回角速度変動パラメータ(DLTOMG)を算出した気筒において、前回の角速度変動パラメータ(DLTOMG)が予め設定された判定許可パラメータ(STJDGOM)よりも大きいか否かを判定し、大きい場合にはS72へ進み、そうでない場合にはS66へ戻る。
そして、S72では、今回算出した角速度変動パラメータ(DLTOMG)が判定許可パラメータ(STJDGOM)よりも大きいか否かを判定し、大きい場合にはS73へ進み、そうでない場合にはS66へ戻る。
そして、S73では、今回の内燃機関1の始動後、機関回転数が目標回転数(TGTNE)より小さい状態で、かつ連続して着火している気筒の2回目の着火時以降(2回目も含む)に算出され、さらに判定許可パラメータ(STJDGOM)よりも大きい角速度変動パラメータ(DLTOMG)を積算する。つまり、この第3実施形態においては、内燃機関1の始動後、連続して着火している気筒の2回目の着火時からの角速度変動パラメータ(DLTOMG)を積算した積算値(ΣDLTOMG)を用いて燃料性状の判定を実施している
S74では、角速度変動パラメータ(DLTOMG)の積算回数(OMGCNT)を算出する。
S74では、角速度変動パラメータ(DLTOMG)の積算回数(OMGCNT)を算出する。
S75では、今回の内燃機関1の始動後からの積算回数(OMGCNT)が予め設定された積算目標回数(CNTTGT)に達したか否かを判定し、積算回数(OMGCNT)が積算目標回数(CNTTGT)に達した場合にはS76へ進み、そうでない場合にはS66へ戻る。尚、この第3実施形態において、積算目標回数(CNTTGT)は6回である。
S76では、角速度変動パラメータ(DLTOMG)の積算値(ΣDLTOMG)が予め設定された燃料性状判定閾値(SLDLTOMG)よりも大きいか否かを判定し、大きい場合にはS77へ進み、そうでない場合にはS78へ進む。
S77では、現在使用している燃料は揮発性の高い軽質燃料であると判定し、今回の運転中に関しては、燃料噴射量に対して重質燃料増量補正を実施しないものとする。
S78では、現在使用している燃料は揮発性の低い重質燃料であると判定し、今回の運転中に関しては、燃料噴射量に対して重質燃料増量補正を実施するものとする。
図9は、この第3実施形態における各種パラメータの変化を表すタイミングチャートである。
図9に示すように、この第3実施形態においては、内燃機関1の始動後、連続して着火している気筒の2回目以降(2回目を含む)の角速度変動パラメータ(DLTOMG)を積算する。ここで、角速度変動パラメータ(DLTOMG)の算出は、実際は圧縮上死点後90deg(ATDC90deg)以降になるので、角速度変動パラメータ(DLTOMG)の積算のタイミング、及び角速度変動パラメータ(DLTOMG)の積算回数(OMGCNT)のカウントアップのタイミングは、1燃焼(180°)遅れることになる。尚、図9においては、燃料は重質燃料と判定されている。
また、この第3実施形態においては、角速度変動パラメータ(DLTOMG)を積算する際に、内燃機関1の始動後の各気筒の最初の膨張行程時の燃焼による角速度変動パラメータ(DLTOMG)は必然的に除外されることになる。
失火した気筒において、次回の燃焼タイミングでは、燃料の気化が圧力に依存することなる。そのため、この第3実施形態のように、失火した気筒については、次回に着火したとしても、このときの角速度変動パラメータを燃料性状を判定する際には利用しないことにより、燃料性状の判定の精度を一層向上させることができる。
尚、上述した各実施形態においては、機関回転数が目標回転数(TGTNE)に達する前に、角速度変動パラメータ(DLTOMG)が積算目標回数(CNTTGT)積算されれば、その時点で燃料性状を判定しているが、機関回転数が目標回転数(TGTNE)となるまで、角速度変動パラメータ(DLTOMG)算出し、積算し続けて、機関回転数が目標回転数(TGTNE)になった時点で燃料性状を判定するようにしてもよい。
上述した実施形態から把握し得る本発明の技術的思想について、その効果とともに列記する。
(1) 内燃機関の燃料性状判定装置は、クランクシャフトの角速度を検出する角速度検出手段と、検出されたクランクシャフトの角速度を用いて各気筒の膨張行程時におけるクランクシャフトの角速度の変動を示す角速度変動パラメータを算出する角速度変動算出手段と、点火する気筒を判別する気筒判別手段と、内燃機関の始動後、各気筒の2回目の膨張行程時からの前記角速度変動パラメータを所定回数積算して角速度変動積算値を算出する角速度変動積算値算出手段と、前記角速度変化積算値に応じて燃料性状を判定する燃焼性状判定手段と、を有する。これによって、内燃機関の角速度変動パラメータを用いて燃料性状を判定するにあたり、誤判定の要因となる内燃機関の始動後の各気筒の最初の膨張行程時の燃焼による角速度変動パラメータを除外することによって、燃料性状の判定の精度を向上させることができる。
(2) 上記(1)に記載の内燃機関の燃料性状判定装置は、内燃機関の機関回転数を検出する回転数検出手段を有し、前記角速度変動積算値算出手段は、全気筒で最初の膨張行程が終了した時点で、機関回転数が予め設定された失火判定用回転数に到達していない場合、機関回転数が前記失火判定用回転数以上となり全ての気筒で失火が発生していないと判定されてから算出された前記角速度変動パラメータを積算する。これによって、角速度変動パラメータの積算は、内燃機関が失火していない状態から開始されることになり、燃料性状の判定の精度を一層向上させることができる。
(3) 上記(1)に記載の内燃機関の燃料性状判定装置は、前記角速度変動パラメータを用いて、気筒毎に膨張行程で失火したか否かの判定を行う失火判定手段を有し、角速度変動積算値算出手段は、膨張行程で連続して着火している気筒の2回目の着火時からの前記角速度変動パラメータを積算する。これによって、失火していない状態の気筒の角速度変動パラメータが積算されることになるので、燃料性状の判定の精度を一層向上させることができる。
(4) 上記(1)に記載の内燃機関の燃料性状判定装置において、前記燃焼性状判定手段は、前記角速度変化積算値と予め設定された燃料性状判定閾値とを比較して燃料性状を判定するものであって、内燃機関の機関回転数を検出する回転数検出手段と、前記角速度変動パラメータを所定回数積算する前に機関回転数が予め設定された積算領域上限回転数に達した際には、前記積算領域上限回転数に達するまでの積算回数に応じて燃料性状判定閾値を補正する燃料性状判定閾値補正手段と、を有する。これによって、燃料性状の判定のタイミングが、前記角速度変動パラメータの積算回数のみならず、機関回転数によっても規定され、かつ角速度変動パラメータの積算回数に応じて燃料性状判定閾値が補正されるので、機関始動後の比較的短時間の間に燃料性状の判定を精度よく実施することができる。
1…内燃機関
18…コントロールユニット
20…クランク角センサ
21…シグナルプレート
22…突起部
23…歯欠け部
18…コントロールユニット
20…クランク角センサ
21…シグナルプレート
22…突起部
23…歯欠け部
Claims (4)
- クランクシャフトの角速度を検出する角速度検出手段と、
検出されたクランクシャフトの角速度を用いて各気筒の膨張行程時におけるクランクシャフトの角速度の変動を示す角速度変動パラメータを算出する角速度変動算出手段と、
点火する気筒を判別する気筒判別手段と、
内燃機関の始動後、各気筒の2回目の膨張行程時からの前記角速度変動パラメータを所定回数積算して角速度変動積算値を算出する角速度変動積算値算出手段と、
前記角速度変化積算値に応じて燃料性状を判定する燃焼性状判定手段と、を有することを特徴とする内燃機関の燃料性状判定装置。 - 内燃機関の機関回転数を検出する回転数検出手段を有し、
前記角速度変動積算値算出手段は、全気筒で最初の膨張行程が終了した時点で、機関回転数が予め設定された失火判定用回転数に到達していない場合、機関回転数が前記失火判定用回転数以上となり全ての気筒で失火が発生していないと判定されてから算出された前記角速度変動パラメータを積算することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料性状判定装置。 - 前記角速度変動パラメータを用いて、気筒毎に膨張行程で失火したか否かの判定を行う失火判定手段を有し、
角速度変動積算値算出手段は、膨張行程で連続して着火している気筒の2回目の着火時からの前記角速度変動パラメータを積算することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料性状判定装置。 - 前記燃焼性状判定手段は、前記角速度変化積算値と予め設定された燃料性状判定閾値とを比較して燃料性状を判定するものであって、
内燃機関の機関回転数を検出する回転数検出手段と、
前記角速度変動パラメータを所定回数積算する前に機関回転数が予め設定された積算領域上限回転数に達した際には、前記積算領域上限回転数に達するまでの積算回数に応じて燃料性状判定閾値を補正する燃料性状判定閾値補正手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料性状判定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008065088A JP2009221899A (ja) | 2008-03-14 | 2008-03-14 | 内燃機関の燃料性状判定装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013209930A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の始動制御装置 |
JP2013209929A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の始動制御装置 |
CN111033021A (zh) * | 2017-08-29 | 2020-04-17 | 株式会社京浜 | 内燃机失火检测装置 |
-
2008
- 2008-03-14 JP JP2008065088A patent/JP2009221899A/ja active Pending
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