JP2009219065A - プロトコル処理装置及び処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のレイヤプロトコル処理を統一的に実行できるようにし、処理の効率化を図る。
【解決手段】情報処理装置(プロトコル処理装置)1は、各レイヤプロトコルにおける情報領域を指し示すものとして、プロトコルの種別毎にタグを定義し、前記各レイヤプロトコルのタグに対する処理手順を共通フォーマットにて管理し、同一の演算器20上で処理する構成(タグ抽出部10、識別タグ情報データベース12、演算機20、フォーマットシート21)となっている。
【選択図】図1

Description

この発明は、プロトコル処理装置及び処理方法に係り、詳しくは、複数のレイヤプロトコルのデータを処理するプロトコル処理装置及び処理方法に関する。
従来、レイヤ構造を持つ通信プロトコルの処理は、レイヤ別に閉じた処理機構を備え、レイヤ毎のプロトコル処理を実現している。しかしながら、レイヤ毎に処理機構を備える構成では、処理装置の小型化、処理速度の高速化を図ることは困難であるので、近年のネットワーク処理においては、従来のレイヤ毎に処理が閉じている形態に代えて、複数のレイヤを横断的に見て、データ処理を決定する形態、すなわち、クロスレイヤプロセッシング(マルチレイヤプロセッシング)が出現してきている。
クロスレイヤプロセッシング(クロスレイヤプロトコル処理)は、ブリッジ及びルータを一体化させたマルチレイヤスイッチに代表されるような、データリンク層(レイヤ2)とネットワーク層(レイヤ3)を複合的に扱うことからはじまり、その処理対象はトランスポート層(レイヤ4)処理へと拡大している。
これらのレイヤ2からレイヤ4のプロトコルにおいては、ヘッダ及びペイロード内に種々の情報領域がパケット又はフレームの先頭からの固定位置に配置されている。これらの情報領域のデータを複数使用して、パケット分類、データのルーティング、通過判定(フィルタリング)を行っている(例えば、特許文献1参照)。
TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)であれば、IPレイヤ(レイヤ3)の送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、プロトコル、TCPレイヤ(レイヤ4)の送信元ポート番号、宛先ポート番号の5種類のIPパケットヘッダフィールド、TCPパケットヘッダフィールドを同時に識別して、TCPのコネクションを識別する処理がファイヤウォール装置等で実行されている。
さらに、レイヤ4以下の情報に加えて、レイヤ5以上のアプリケーションレイヤの情報までも含めて、データ処理を行うクロスレイヤプロセッシングも出現してきている。
アプリケーションレイヤの処理の一例として、トランスポート層(レイヤ4)上で動作するプロトコル処理がある。例えば、SIP(Session Initiate Protocol)や、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)、HTTP(HyperText Transfer Protocol)等である。これらアプリケーションレイヤのプロトコルには、プロトコル上の処理指示語であるメソッド(特許文献3)やメソッドに対する応答であるレスポンス、及びレスポンスコードがASCIIコードで記載されると同時に、その出現箇所がレイヤ4プロトコルのペイロード(上位レイヤプロトコルペイロード)内部で自由に配置されるものがある。
さらに、他の例として、上記プロトコルによって転送される構造化データ形式としてXML (eXtensible Markup Language)やHTML(HyperText Markup Language)等がある。XMLやHTMLは、マークアップ言語の一種であり、文書内のデータ記述に関する指示文字列として“タグ”を有している。このタグによって、種々の情報、当該情報の種別、当該情報の領域が指定されている。
クロスレイヤプロセッシングでは、レイヤ2からレイヤ4までのプロトコルにおける情報領域の検知、解釈処理、及びSIP、HTTP、SMTP等のレイヤ5以上レイヤ7までのアプリケーションレイヤにおけるプロトコルでの処理指示語であるメソッド、レスポンス、レスポンスコード等の検知、解釈処理、及びXML等のマークアップ言語におけるタグ、及びタグにて指定される内容の検知、及び構造解析処理を行うことが必要となる。
ネットワーク装置においては、レイヤ3又はレイヤ4までの処理を専用のハードウェアにて実施する構成が取られることがある。また、ネットワーク装置においては、レイヤ3又はレイヤ4までの処理を専用に行うネットワークプロセッサ(Network Processor Unit: NPU)が利用されるケースも多い。ネットワークプロセッサでは演算対象として、主として、ネットワークデータのヘッダ部分を対象としており、汎用CPUコアや専用命令を搭載したRISC(Reduced Instruction Set Computer: 縮小命令セットコンピュータ)によって実現されている。
また、従来、レイヤ4以上の処理はネットワーク端点である端末、サーバにて実施されることが一般的であり、その処理には汎用的な中央処理演算器(Central Processor Unit CPU)が使用されることが一般的である。ネットワーク内の中間に配置されるネットワーク装置でレイヤ4以上の処理を実施する場合、汎用CPUや、汎用CPUと専用ハードウェアの組み合わせで実現する。
特許文献3では、ルータやレイヤ2−3スイッチのようなパケット中継装置において、従来からあるASICによるレイヤ2と3のルーティング及び低レイヤのパケットのフィルタリングで中継することが決定されたパケットに対して、さらにASICやネットワークプロセッサによる高レイヤのフィルタリング機能をレイヤ毎やパケットの解析内容に応じて複数用意してパケット中継処理を行い、マルチレイヤでの高速パケット処理方法を提供する方法が記載されている。
しかしながら、特許文献3ではレイヤ2からレイヤ4までの処理と、レイヤ5以上の処理は別々のASICやネットワークプロセッサ等の処理ブロックにて処理されており、処理回路が増大する、という課題があった。
特許文献4では、ネットワーク処理用途のマルチコアCPU(1チップに複数のCPUコアが内蔵されているCPU)の構成が記載されている。
しかしながら、特許文献4では、レイヤ2からレイヤ4までの処理と、レイヤ5以上の処理を統一的に行う方法についての開示はなされていない。
特許文献1では、例としてMPLS(Multi-Protocol Label Switch)とIPの2つの異なるレイヤ処理を統合して実行しており、処理結果が同じフォーマットで表現されてヘッダコントローラで処理される処理構成が記載されている。
また、特許文献2では、複数のレイヤのプロトコル処理で、2階層以上のプロトコルでも可能で、異なる階層の個別処理機能も同一のメソッド名で呼び出す事が可能な方法が記載されている。
しかしながら、特許文献1、特許文献2はいずれも、いずれもプロトコルのヘッダ情報の格納位置が固定的に判明している場合について言及しており、HTMLやXMLのタグのように出現位置が固定的でない場合のレイヤプロトコルを含む場合についての処理についての開示はなされておらず、統合して処理を行うことはできない。
特開2001−251351 特開平08−195783 特開2003−304293 特表2007−500886
上記のように、レイヤ2からレイヤ7までの複数のレイヤプロトコルを同時に処理する従来の装置において、次のような問題点があった。
第一の問題点は、従来型のレイヤ毎に処理部を設ける構成では、複数のレイヤを横断的に処理する場合に、その情報領域検出が多様であり、処理が非効率になる、ことである。
各レイヤプロトコルに含まれる情報とそのフォーマットは、当該プロトコルの策定時に独立に決定されている。このため、複数のレイヤを横断的に処理するに当たっては、情報構造に差異が有り、レイヤ間での統一的な処理を実現する上での処理オーバーヘッドが発生してしまう。
例えば、レイヤ2、3、4にそれぞれイーサネット(登録商標)、IP、UDP(User Datagram Protocol)を使用しているパケットネットワーク上をSIPのデータが転送されている場合、レイヤ2からレイヤ4までは、そのデータ構造を把握するためにパケット先頭からのデータ位置にて該当するフィールドを認識するが、UDP上のSIPにおいてはメソッド(INVITE、ACK、REGISTER等)は行頭又は/及び行頭から続く空白文字(スペース、タブ、改行コード)に続いて出現する特定の単語を検知することで認識する。このように、ヘッダ情報やメソッド等の情報領域の識別方法がプロトコルによって異なる。
それゆえ、レイヤ4までで検知した情報をレイヤ5以上の情報と統合して処理を実施することが容易ではない。
第二の問題点は、各レイヤでの情報のフォーマットの差異に加えて、実施される処理に相違があり、共通的な処理手順及び処理手順記法が、確立されていないことである。とりわけ、各レイヤプロトコルのフォーマットの整合性確認や情報抽出の処理が統一されておらず、処理が非効率である。それゆえ、各レイヤで個別に処理回路を保有するか、レイヤ別の固有な処理手順記法を用いて処理を記載する必要があり、各レイヤ処理を統合して実施することは、容易ではない。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、複数のレイヤプロトコル処理を統一的に実行することができ、それゆえ、処理装置の小型化・簡素化、及び処理速度の高速化を図ることができるプロトコル処理装置及び処理方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、この発明の第1の構成は、複数のレイヤプロトコル処理を統一的に実行するクロスレイヤプロトコル処理装置に係り、各レイヤプロトコルにおける情報領域を指し示すものとして、プロトコルの種別毎にタグを定義し、複数のレイヤプロトコルにおける上記各タグを共通フォーマットで管理する手段を備えてなることを特徴としている。
また、この発明の第2の構成は、複数のレイヤプロトコル処理を統一的に実行するクロスレイヤプロトコル処理方法に係り、各レイヤプロトコルにおける情報領域を指し示すものとして、プロトコルの種別毎にタグを定義し、複数のレイヤプロトコルにおける上記各タグを共通フォーマットで管理することを特徴としている。
この発明の構成によれば、タグによる情報形式の共通化により、複数のレイヤプロトコル処理を統一的に実行することができる。このため、処理装置の小型化・簡素化、及び処理速度の高速化(処理の効率化)を図ることができる装置及び方法を提供することを目的としている。
まず、この発明の実施形態の概要について説明する。
この発明の実施形態であるプロトコル処理装置は、複数のレイヤプロトコル処理を統一的に実行するために、各レイヤプロトコルにおける情報領域を指し示すものとして、プロトコルの種別毎にタグを定義し(図2の識別タグ情報データベース12)、上記各レイヤプロトコルの上記タグに対する処理手順を共通フォーマット(図1のフォーマットシート21)にて管理する手段を備えて構成されている。
上記複数のレイヤプロトコル処理には、少なくとも、レイヤ4以下のプロトコル処理と、レイヤ5以上のプロトコル処理とが含まれている。
識別タグ情報データベース12及びフォーマットシート21は外部から設定可能である。この実施形態では、各レイヤプロトコルにおけるタグを識別し抽出するタグ抽出手段が付加されている(図1のタグ抽出部10)。
上記タグ抽出手段は、上記タグが明示的に指定される構造化データ形式で記述されたデータが入力されたときは、該タグと該タグにより指定される情報領域であるタグ内容を抽出する機能を有している。
上記タグ抽出手段は、XML(eXtensible Markup Language)又はHTML(HyperText Markup Language)のようにブラケット<>でタグが明示的に指定される構造化データ形式で記述されたデータが入力されたときは、上記タグと上記タグにより指定される情報領域である上記タグ内容を抽出する(図2のタグ抽出コア部11)。
また、上記タグ抽出手段は、ブラケット<>でタグが明示的に指定されていないプロトコルデータが入力されたときは、上記タグと上記タグ内容を、行頭又は/及び行頭から続く空白文字(スペース、タブ、改行コード)に続いて出現する特定の単語と、該特定の単語に続いて出現する文字列(改行コード等で終了位置を指定する)で識別し、抽出する機能を有している。
上記タグ抽出手段は、SIP(Session Initiate Protocol)データ、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)データ又はHTTP(HyperText Transfer Protocol)データが入力されたときは、上記タグと上記タグ内容を、行頭又は/及び行頭から続く空白文字(スペース、タブ、改行コード)に続いて出現する特定の単語と、該特定の単語に続いて出現する文字列(改行コード等で終了位置を指定する)で識別し、抽出する(図2のタグ抽出コア部11)。
また、上記タグ抽出手段は、パケットデータが入力されたときは、上記タグと上記タグ内容を、上記パケットデータの先頭からの位置情報にて情報領域を識別し、抽出する機能も有している。レイヤ4以下のプロトコルに多く見られるが、この場合、位置情報を取得する手段を設け(図2のカウンタ13)、取得した位置情報から情報領域を特定し、該当領域に対応するタグ名を付与する(図2のタグ抽出コア部11)。
また、この実施形態では、各レイヤプロトコルのタグに対する処理手順として、各レイヤプロトコルの指定されたタグに対するタグ情報の整合性確認処理、入力データから指定された上記タグのタグ内容を抽出する処理、抽出した上記タグ内容の検索処理、及び検索処理結果の出力処理を順次実施する処理手順実施手段(図1の演算器20、フォーマットシート21、パターン検索制御部30、パターン検索部31)も備えている。
上記処理手順実施手段は、上記タグ情報の整合性確認処理を実施する際には、XMLのスキーマチェックの少なくとも一部を利用する。
抽出タグの検索処理実施手段は、タグ検索処理を実施する部位に内包される検索対象データが外部から設定可能である(図1のパターン検索部31)。
この実施形態による第1の効果は、タグ抽出手段(タグ抽出部10)におけるタグの共通化により、タグ抽出手段(タグ抽出部10)及び処理手順実施手段(演算器20)におけるタグ処理回路の共通化による回路量削減である。その理由は、この実施形態では、XML、HTMLのタグ情報や、SIP、HTTP、SMTPのメソッド、メソッドに対するレスポンス、及びレスポンスコード、パケットヘッダのフィールドを、共通的な“タグ”として、データ内にて識別した上で抽出している。また、パケットヘッダフィールドやパケットペイロードフィールドのようにタグ名が陽にない場合はタグ名を付与することで明示的に指定可能とすることで、タグの処理の共通化を行っている。これにより、情報処理装置1内部にてタグによる情報の取り扱いが共通化されるためである。
第2の効果は、タグによる情報形式の共通化(共通フォーマット化)により、処理手順実施手段(演算器20及びフォーマットシート21)における処理手順が共通化され、これによる処理回路の簡略化や、複数の処理回路を統合することによる回路規模削減である。
第3の効果は、タグによる情報形式の共通化(共通フォーマット化)により、フォーマットシート21に格納する処理指示方法が統一化されることにより、処理指示情報が簡便になることである。
実施形態1
以下、図面を参照して、この発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態である情報処理装置の電気的構成を概略示すブロック図である。この実施形態の情報処理装置1は、図1に示すように、タグ抽出部10と、演算器20と、フォーマットシート21と、パターン検索制御部30と、パターン検索部31とから概略構成され、この情報処理装置1に外部から入力データ2とプロトコル情報3が入力されると、構成各部10、20、21、30、31が動作して後述の処理が実行され、外部へ出力データ4と処理結果5が出力される。
ここで、入力データ2としては、通信用のパケットデータや、プロトコルの特定済であるパケットデータ列、TCPのデータストリーム等のパケット列から再生された上位プロトコルのデータストリーム等を挙げることができる。上記通信用のパケットデータとしては、例えば、イーサネットフレームやIPパケット、TCP/UDPパケット等を挙げることができる。また、上記データストリームとしては、例えば、SIP(Session Initiate Protocol)データや、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)データ、HTTP(HyperText Transfer Protocol)データ、また、上記のプロトコルによって転送されるXML(eXtensible Markup Language)データ等を挙げることができる。
上記プロトコル情報3は、入力データ2が属する1つ又は複数のプロトコルを示す情報からなっている。
例えば、入力データ2がイーサネットフレームであるときは、プロトコル情報3として“イーサネット”が情報処理装置1に示される。また、入力データ2がイーサネットフレームで、内部にIPv4(Internet Protocol version 4)パケット、さらに、その内部にTCP、さらに、その内部にSIPデータが含まれていると判明しているときは、プロトコル情報3として、“イーサネット、IPv4、TCP、SIP”が情報処理装置1に示されるように構成されても良い。
上記出力データ4は、入力データ2と同種のデータが出力される。もちろん、情報処理装置1内の処理によって、入力データ2が加工され、データの一部が変換されていても良い。
上記処理結果5は、情報処理装置1内の処理にて明らかになる結果である。結果の例としては、入力したパケットデータが属している1つ又は複数のプロトコル情報、TCPやUDPパケットが属する一連のパケット列を識別するフローの識別子、入力データ2に対するフォーマットチェックの結果(適合/非適合)、入力データ2に対する通過判定(通過/廃棄)、入力データ2に対する出力方路情報(スイッチ、ルータにおける出力物理ポート番号)等を挙げることができる。
上記タグ抽出部10は、情報処理装置1に入力される入力データ2とプロトコル情報3とから、該当プロトコルにおけるタグ情報15の識別と抽出、及び入力データ2に内包される上位レイヤプロトコルの識別を行い、演算器20に入力データ2と識別抽出されたタグ情報15とを通知する。
ここで、タグ情報15とは、入力データ2に含まれる情報領域であり、例えば、XML、HTML(HyperText Markup Language)等のように、ブラケット<>で囲まれて示される要素名(これを「タグ」と呼ぶ)とタグで指定される内容(これを「タグ内容」と呼ぶ)とから構成される。
なお、この実施形態では、ブラケット<>を使用していないプロトコルにおいても、例えば、HTTPにおけるメソッド(GET、HEAD、PUT等)、メソッド及びメソッドに対するレスポンスに含まれるヘッダとヘッダ内の値、レスポンスとレスポンスコード等もタグとタグ内容とから構成されるタグ情報と見なすことができる。
SIPにおいても、メソッド(INVITE、ACK、REGISTER等)、メソッド及びメソッドに対するレスポンスとレスポンスコード、もタグとタグ内容としてタグ情報と見なすことができる。
要するに、行頭又は/及び行頭から続く空白文字(スペース、タブ、改行コード)に続いて出現する特定の単語と、特定の単語に続いて出現する文字列(改行コード等で終了位置を指定する)は、タグとタグ内容として、ここで言うタグ情報と見なすことができる。
さらに、パケットのヘッダ内のフィールドも、タグ情報と見なすことができる。この場合、タグ(要素名)は入力データ2上に陽には現れないものの、プロトコル規定上の名称をタグと見なせば良い。パケットヘッダフィールドは、パケットのフォーマット規定に従いパケットの先頭からのバイト位置及びビット位置と、バイト長及びビット長にて識別可能である。
例えば、イーサネットフレームの第13バイト(ネットワークバイトオーダーでのイーサネットフレームの先頭バイト(宛先MACアドレスに属する)を第1バイトとする)から出現する2バイトのフィールドは、イーサネット(登録商標)におけるLength/Typeフィールドである。これを、タグ名称「イーサネット/Type」と考えることができる。当該イーサネットフレームが上位プロトコルとしてIPv4パケットを収容している場合、Typeフィールドには0800(16進表記)が設定されている。したがって、タグ名称「イーサネット/Type」のタグ内容は0800(16進表記)となる。
上記演算器20は、予め蓄積してあるフォーマットシート21のフォーマット情報に基づいて、タグ抽出部10から供給される入力データ2とタグ情報15とを検査し、該当フォーマットとの整合性確認、及び、フォーマットシート21に記載の情報により指定された1つ又は複数のタグの値の抽出処理、及び、抽出した1つ又は複数のタグの値の検索処理等を実施して、情報処理装置1の外部に、出力データ4及び処理結果5を出力する。
演算器20は、フォーマットシート21の内容に基づいて、処理変更が可能であれば、中央処理演算器(CPU; Central Processor Unit)でも良いし、専用シーケンス回路、また、他の実現可能な回路構成であっても良い。
上記フォーマットシート21は、演算器20にて実施する入力データ2及びタグ情報15の整合性確認、及び抽出するタグの情報、抽出したタグの検索処理指示を記載したデータベースである。このフォーマットシート21には、各プロトコルの整合性確認を行うために、構成されるタグの名称やフォーマットの情報等が共通形式にて記載されていて、また、抽出するタグ、抽出したタグの検索処理指示も共通形式にて記載されている。例えば、XMLにおけるXML Schema表記又は上記XML Schema表記を拡張した形式、又はバイナリデータとしての構造体形式を共通形式として好適に用いることができる。
上記パターン検索制御部30は、演算器20から指示があると、指定されたパターンの検索処理をパターン検索部31に対して命令し、パターン検索部31からの検索結果を演算器20に応答する。
パターン検索部31は、パターン検索制御部30からの指示に従って、指定されたパターンの検索処理を実施し、検索結果をパターン検索制御部30に応答する。上記パターン検索部31は、例えば、TCAM(Ternary Content Addressable Memory)、検索専用ハードウェア回路、又は/及び検索専用プロセッサ等から構成され、1つ又は複数の検索キーでの検索を実施すると共に、LPM(Longest Prefix Match)や、Exact Matchや、複数フィールドによる複合一致検索処理等を実施する。
図2は、情報処理装置1を構成するタグ抽出部10の電気的構成を概略示すブロック図である。
タグ抽出部10は、図2に示すように、タグ抽出コア部11と、識別タグ情報データベース12と、カウンタ13とから概略構成される。
上記タグ抽出コア部11は、識別タグ情報データベース12を参照して、入力データ2からタグ情報15を識別し、入力データ2と共に識別したタグ情報15を出力する。
ここで、入力データ2として、例えば、XML、HTMLのようにブラケット(<>)でタグを指定しているデータが入力されたときは、タグ抽出コア部11は、ブラケット及びタグ名によって、入力データ2からタグを識別する。
また、入力データ2として、例えば、SIPやHTTP、SMTP等のデータのようにブラケット<>を使用していないデータが入力されたときは、タグ抽出コア部11は行頭又は行頭から続く空白文字(スペース、タブ、改行コード)に続いて出現する特定の単語と、当該特定の単語に続いて出現する文字列をタグ情報として識別する。
また、入力データ2として、パケットで、パケットヘッダやペイロード内のバイト位置又はビット位置によって、フィールドが特定される類のデータが入力されたときは、タグ抽出コア部11は、カウンタ13からの位置情報を使用して、入力データ2からのバイト位置、ビット位置を特定して、位置情報をタグ識別に使用する。
上記識別タグ情報データベース12は、入力データ2のプロトコル毎に識別されるタグが記載されている。
上記カウンタ13は、入力データ2のバイトカウント、ビットカウントを行い、入力データ2の位置情報としてカウンタ値を出力し、当該出力結果は、入力データ2としてパケットが入力されたときに、タグ抽出コア部11で使用される。
タグ抽出部10は、タグ検索処理が可能である限り、例えば、TCAMや、抽出専用ハードウェア回路(パターン検知エンジン)、又は/及び抽出専用プロセッサ又は中央処理演算器等から構成されても良い。
次に、図3、図4及び図5を参照して、この実施形態の情報処理装置の動作について説明する。
図3は、同情報処理装置1(図1及び図2)の各部が実行するデータ処理動作手順を概略示すフローチャートである。情報処理装置1は、まず、ステップSP201において、識別タグ情報データベース12への識別タグ情報の登録、フォーマットシート21へのデータ登録、及びパターン検索部31へのデータ登録を行う。ステップSP201のデータ登録の詳細については、図4を参照して後述する。次に、ステップSP202において、外部から入力データ2と、プロトコル情報3とを入力する。次に、ステップSP203へ進み、タグ抽出部10において、タグ抽出コア部11は、入力データ2から、プロトコル情報3に基づいて、識別タグ情報データベース12を参照して、タグ情報15の識別及び抽出を行う。
ここで、データ内にタグ名が陽に現れないもののパケットヘッダやペイロード内のバイト位置又はビット位置によってタグを特定できる入力データ2が入力されたときは、タグ抽出コア部11は、入力データ2とカウンタ13にて計測する位置情報を使用して、タグの識別及び抽出を行う。
また、タグ名が陽に現れるデータ形式(例えば、XMLやHTML、SIPやHTTP、SMTP等)の入力データ2が入力されたときは、タグ抽出コア部11は明示されているタグ名を使用してタグの識別及び抽出を行う。抽出したタグ情報は、入力データ2と共に演算器20に出力する。
ステップSP204において、演算器20は、入力データ2及びタグ抽出部10にて抽出されたタグ情報15に対して、フォーマットシート21に従っての処理を実行する。演算器20の処理が完了すると、一連のデータ処理動作手順(ステップSP201−SP204)が終了する。ステップSP204の演算器20の処理実行の詳細については、図5を参照して後述する。
図4は、ステップSP201(図3)のデータ登録手順を示すフローチャートである。
情報処理装置1は、まず、ステップSQ301において、タグ抽出部10(図2)内の識別タグ情報データベース12に、タグ抽出部10で識別及び抽出されるタグ情報15を登録する。次に、ステップSQ302において、情報処理装置1内のフォーマットシート21(図1)へのデータ登録を実施する。データ登録は、以下の4項目[1]−[4]を実施する。
[1]フォーマットの整合性確認を行うデータを、フォーマットシート21に登録する。フォーマットシート21に登録するフォーマット整合性確認用データは、例えば、情報処理装置1の入力データ2から入力されるデータがXMLデータであるときは、XMLSchema等のスキーマチェックを実施するためのタグ情報を登録する。また、入力データ2から入力されるデータがSIP、HTTP、SMTP等の非XML系データであるときは、タグ情報とタグのフォーマットの情報を登録する。入力データ2から入力されるデータがパケットデータであるときは、パケットヘッダ内のフィールドとしてパケットの先頭バイトからの位置で特定されるフィールドのフィールド名とフィールド値を“タグ”と定義しているので、そのタグ情報とタグのフォーマットの情報を登録する。検証対象とする上記XMLタグ、又は非XML系データ系のタグ、又はパケット系データのタグ、の登録形式は共通形式を使用する。
[2]入力されるデータから抽出するタグを、フォーマットシート21に登録する。抽出対象とする上記XMLタグ、又は非XML系データ系のタグ、又はパケット系データのタグ、の登録形式は共通形式を使用する。
[3]パターン検索部(図1)31にて検索するタグを、フォーマットシート21に登録する。検索対象とする上記XMLタグ、又は非XML系データ系のタグ、又はパケット系データのタグの登録形式は、共通形式を使用する。
[4]情報処理装置1から出力する出力データ4及び処理結果5を、フォーマットシート21に登録する。出力対象とするデータの登録形式は、タグと同様の共通形式を使用する。
次に、ステップSQ303において、演算器20内で入力データ2から抽出したタグによる検索対象のデータを、パターン検索部31に登録する。
例えば、宛先IPアドレスによるパケット転送の出力物理ポートを検索する目的のときは、IPアドレスを検索キーとして、出力物理ポート番号を検索結果として登録する。他の検索キーの登録例としては、SIPのSIP-URLや、HTTPのURL等がある。以上で、データ登録(ステップSP201)の詳細な処理が完了する。
図5は、演算器20のフォーマットシート21に従っての処理実行(ステップSP204(図3))の詳細な手順を示すフローチャートである。
まず、演算器20は、ステップSR401において、フォーマットシート21に従って、入力データのフォーマットチェックを実施する。
このフォーマットチェックでは、入力データ2が従っているプロトコルにおいて、必要なタグが全て入力されること、存在が許容されているタグのみが入力データ2に含まれていること、を確認する。ここで、XMLの場合はスキーマによるチェックを行う。HTML、HTTP、SMTP、SIP等、又はタグ名が入力データに含まれていない場合でも、ステップSP203で実施したタグ情報の識別及び抽出にて陽になっているタグに対して、XMLのスキーマチェックと同様のチェックを実施する。
XMLで記述される構造化データと比較して、SIP, HTTP, SMTPのメソッド及びレスポンスといった非構造化データやパケットのヘッダフィールド又はペイロードフィールドにおける検証ルールが簡易な場合、XMLのタグ情報正当性確認方法の部分集合による確認方法で実施する。
次に、演算器20は、ステップSR402へ進み、フォーマットシート21に従って、入力データ2から指定された1つ又は複数のタグのタグ内容の抽出を実施する。
ステップSR401、SR402における入力データのチェック及びタグ内容抽出は、入力データ単位の逐次の状態遷移管理によって実施可能である。
次に、演算器20は、ステップSR403へ進み、フォーマットシート21に従って、抽出タグ内容の検索処理を実施する。実施に当たって、演算器20内にて実施しても良いし、パターン検索制御部30及びパターン検索部31を使用しても良い。抽出したタグ内容による検索処理の結果は、演算器20に収容される。
次に、演算器20は、ステップSR404へ進み、フォーマットシート21に従って、抽出タグ内容の検索結果を使用して、処理結果5を情報処理装置1の外部に出力する。以上でステップSP204の詳細な処理が完了する。
上記したように、この実施形態の構成によれば、XML、HTMLのタグ情報や、SIP、HTTP、SMTPのメソッド、メソッドに対するレスポンス、及びレスポンスコード、パケットヘッダのフィールドを、共通的な“タグ”として、データ内にて識別した上で抽出している。
また、パケットヘッダフィールドやパケットペイロードフィールドのようにタグ名が陽にない場合はタグ名を付与することで明示的に指定可能とすることで、タグの処理の共通化を行っている。これにより情報処理装置1内部にてタグによる情報の取り扱いが共通化され、処理回路の共通化による回路量削減の効果がある。
また、タグによる情報形式の共通化により、演算器20及びフォーマットシート21における処理手順が共通化される。これにより、XMLのスキーマチェックによるタグ情報正当性確認方法を他のデータ形式から抽出したタグ情報の正当性確認方法にも適用可能となり、処理手順の共通化による処理回路の簡略化や、複数の処理回路を統合することによる回路規模削減の効果がある。また、フォーマットシート21に格納する処理指示方法の統一化により、処理指示情報の簡便化の効果がある。
さらに、一般にXMLで記述される構造化データと比較して、SIP、HTTP、SMTPのメソッド及びレスポンスといった非構造化データやパケットのヘッダフィールド又はペイロードフィールドにおける検証ルールは、相対的に簡易なケースが多い。このため、XMLのタグ情報正当性確認方法の部分集合で対応できる。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
この発明は、ネットワークにおけるパケット処理装置、とりわけ複数のレイヤプロトコルを横断的に処理する装置におけるパケット処理装置にも、適用できる。マルチレイヤスイッチやファイヤウォール装置、負荷分散装置、ゲートウェイ装置、音声パケットのゲートウェイ装置であるボーダー・ゲートウェイ・ファンクション (Border Gateway Function)、GGSN(Gateway GPRS (General Packet Radio Service) Service Node)、SGSN(Serving GPRS Service Node)等にも適用できる。
この発明の一実施形態である情報処理装置の電気的構成を示すブロック図である。 同情報処理装置を構成するタグ抽出部の電気的構成を詳細に示すブロック図である。 同情報処理装置の各部が実行するデータ処理動作手順を概略示すフローチャートである。 データ処理動作手順におけるデータ登録手順(ステップSP201)を詳細に示すフローチャートである。 同情報処理装置を構成する演算器の処理手順を詳細に示すフローチャートである。
符号の説明
1 情報処理装置(プロトコル処理装置)
2 入力データ
3 プロトコル情報
4 出力データ
5 処理結果
10 タグ抽出部(タグ抽出手段)
11 タグ抽出コア部
12 識別タグ情報データベース(共通フォーマットで管理する手段、データベース)
13 カウンタ
15 データ及びタグ情報
20 演算器
21 フォーマットシート(共通フォーマットにて管理する手段、共通フォーマット)
30 パターン検索制御部
31 パターン検索部

Claims (26)

  1. 複数のレイヤプロトコル処理を統一的に実行するプロトコル処理装置であって、
    各レイヤプロトコルにおける情報領域を指し示すものとして、プロトコルの種別毎にタグを定義し、複数のレイヤプロトコルにおける前記各タグを共通フォーマットで管理する手段を備えてなることを特徴するプロトコル処理装置。
  2. 複数のレイヤプロトコル処理を統一的に実行するプロトコル処理装置であって、
    各レイヤプロトコルにおける情報領域を指し示すものとして、プロトコルの種別毎にタグを定義し、前記各レイヤプロトコルの前記タグに対する処理手順を前記共通フォーマットにて管理する手段を備えてなることを特徴とするプロトコル処理装置。
  3. 前記複数のレイヤプロトコル処理には、少なくとも、レイヤ4以下のプロトコル処理と、レイヤ5以上のプロトコル処理とが含まれていることを特徴とする請求項1又は2記載のプロトコル処理装置。
  4. 入力データのプロトコル毎に識別される前記タグを記載するデータベースが、内設又は外設されていることを特徴とする請求項1又は2記載のプロトコル処理装置。
  5. 前記共通フォーマットは外部からの設定が可能であることを特徴とする請求項1又は2記載のプロトコル処理装置。
  6. 前記各レイヤプロトコルにおける前記タグを識別し抽出するタグ抽出手段が付加されていることを特徴とする請求項1又は2記載のプロトコル処理装置。
  7. 前記タグ抽出手段は、前記タグが明示的に指定される構造化データ形式で記述されたデータが入力されたときは、該タグと該タグにより指定される情報領域であるタグ内容を抽出する機能を有していることを特徴とする請求項6記載のプロトコル処理装置。
  8. 前記タグ抽出手段は、前記タグが明示的に指定されていないプロトコルデータが入力されたときは、前記タグと前記タグ内容を、行頭又は/及び行頭から続く空白文字に続いて出現する特定の単語と、該特定の単語に続いて出現する文字列で識別し、抽出する機能を有していることを特徴とする請求項6記載のプロトコル処理装置。
  9. 前記タグ抽出手段は、パケットデータが入力されたときは、前記タグと前記タグ内容を、前記パケットデータの先頭からの位置情報にて情報領域を識別し、抽出する機能を有していることを特徴とする請求項6記載のプロトコル処理装置。
  10. 前記タグ抽出手段は、XML(eXtensible Markup Language)又はHTML(HyperText Markup Language)で記述されたデータが入力されたときは、前記タグと前記タグにより指定される情報領域である前記タグ内容を抽出することを特徴とする請求項7記載のプロトコル処理装置。
  11. 前記タグ抽出手段は、SIP(Session Initiate Protocol)データ、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)データ又はHTTP(HyperText Transfer Protocol)データが入力されたときは、前記タグと前記タグ内容を、行頭又は/及び行頭から続く空白文字に続いて出現する特定の単語と、該特定の単語に続いて出現する文字列で識別し、抽出することを特徴とする請求項8記載のプロトコル処理装置。
  12. 前記タグ抽出手段は、前記パケットデータの情報領域を識別して抽出する機能として、データの位置情報を取得する手段を備えていることを特徴とする請求項9記載のプロトコル処理装置。
  13. 前記各レイヤプロトコルの前記タグに対する前記処理手順として、各レイヤプロトコルの指定されたタグに対するタグ情報の整合性確認処理、入力データから指定された前記タグのタグ内容を抽出する処理、抽出した前記タグ内容の検索処理、及び検索処理結果の出力処理を順次実施する処理手順実施手段を備えていることを特徴とする請求項2記載のプロトコル処理装置。
  14. 前記処理手順実施手段は、前記タグ情報の整合性確認処理を実施する際には、XMLのスキーマチェックの少なくとも一部を利用することを特徴とする請求項13記載のプロトコル処理装置。
  15. 前記抽出タグの検索処理実施手段は、タグ検索処理を実施する際に利用される検索対象データを外部から設定できることを特徴とする請求項13記載のプロトコル処理装置。
  16. 複数のレイヤプロトコル処理を統一的に実行するプロトコル処理方法であって、
    各レイヤプロトコルにおける情報領域を指し示すものとして、プロトコルの種別毎にタグを定義し、
    複数のレイヤプロトコルにおける前記各タグを共通フォーマットで管理することを特徴するプロトコル処理方法。
  17. 複数のレイヤプロトコル処理を統一的に実行するプロトコル処理方法であって、
    各レイヤプロトコルにおける情報領域を指し示すものとして、プロトコルの種別毎にタグを定義し、
    前記各レイヤプロトコルの前記タグに対する処理手順を前記共通フォーマットにて管理することを特徴とするプロトコル処理方法。
  18. 前記複数のレイヤプロトコル処理には、少なくとも、レイヤ4以下のプロトコル処理と、レイヤ5以上のプロトコル処理とが含まれていることを特徴とする請求項16又は17記載のプロトコル処理方法。
  19. 前記各レイヤプロトコルにおける前記タグを識別し抽出するタグ抽出処理が付加されていることを特徴とする請求項16又は17記載のプロトコル処理方法。
  20. 前記タグ抽出処理では、前記タグが明示的に指定される構造化データ形式で記述されたデータが入力されたときは、該タグと該タグにより指定される情報領域であるタグ内容を抽出することを特徴とする請求項19記載のプロトコル処理方法。
  21. 前記タグ抽出処理では、前記タグが明示的に指定されていないプロトコルデータが入力されたときは、前記タグと前記タグ内容を、行頭又は/及び行頭から続く空白文字に続いて出現する特定の単語と、該特定の単語に続いて出現する文字列で識別し、抽出することを特徴とする請求項19記載のプロトコル処理方法。
  22. 前記タグ抽出処理では、パケットデータが入力されたときは、前記タグと前記タグ内容を、パケットデータの先頭からの位置情報にて情報領域を識別し、抽出することを特徴とする請求項19記載のプロトコル処理方法。
  23. 前記タグ抽出処理では、XML(eXtensible Markup Language)又はHTML(HyperText Markup Language)で記述されたデータが入力されたときは、前記タグと前記タグにより指定される情報領域である前記タグ内容を抽出することを特徴とする請求項20記載のプロトコル処理方法。
  24. 前記タグ抽出処理では、SIP(Session Initiate Protocol)データ、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)データ又はHTTP(HyperText Transfer Protocol)データが入力されたときは、前記タグと前記タグ内容を、行頭又は/及び行頭から続く空白文字に続いて出現する特定の単語と、該特定の単語に続いて出現する文字列で識別し、抽出することを特徴とする請求項21記載のプロトコル処理方法。
  25. 前記各レイヤプロトコルの前記タグに対する前記処理手順として、各レイヤプロトコルの指定されたタグに対するタグ情報の整合性確認処理、入力データから指定された前記タグのタグ内容を抽出する処理、抽出した前記タグ内容の検索処理、及び検索処理結果の出力処理を順次実施することを特徴とする請求項17記載のプロトコル処理方法。
  26. 前記タグ情報の整合性確認処理を実施する際には、XMLのスキーマチェックの少なくとも一部を利用することを特徴とする請求項25記載のプロトコル処理方法。
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