JP2009218899A - 可視光通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】可視光通信システムにおいて、簡易な構成で製造コストを抑制しつつ、高速通信とカメラとしての撮像画像を取得とを行う。
【解決手段】可視光通信システムは、発光装置と受光装置とを備える。受光装置は、複眼撮像装置と制御用マイコンとを備える。複眼撮像装置は、1つのCCD44と、9つの光学レンズ41と、不要な外光入射を遮断する絞り部材42と、特定の波長帯域の光を透過させる8つのバンドパスフィルタ43とを有する。制御用マイコンは、バンドパスフィルタ43を透過した光が結像するCCD44上の各区画領域に像があるか否かを判断して送信された通信データを復号する。また、制御用マイコンは、CCD44上のバンドパスフィルタ43を透過しない光が結像する区画領域43Sの像に対応する画像信号に基づいて、撮像画像を生成する。これにより、受光装置は高速な可視光通信と撮像画像の取得とを行える。
【選択図】図5

Description

本発明は、可視光通信システムに関し、特に複眼撮像装置を用いた可視光通信システムに関する。
従来から、光を受光する受光素子を有する受信装置と、発光するLEDを有する送信装置とを備える可視光通信システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の通信システムは、アレイ状に並べられたLED(信号源)から発光される光を受光素子が撮像し、撮像された光の受光素子上における位置から、どの桁のビットについて情報の送信がされたかを読み取り、パラレルに送られた信号をシリアルに変更して通信を行う可視光通信システムである。しかし、この種の通信システムでは、送信装置と受信装置との互いの位置関係が所定の位置に固定されていない場合、正常な通信を行うことができないため、使い勝手が悪いという問題がある。
これに対して、カメラを受信装置として用いると共に、特定の波長帯域の光を通過させるフィルタをさらに備えた可視光通信システムが知られている(例えば、特許文献2参照)。この種の可視光通信システムでは、各カラーフィルタを介した受光量に基づいて分割ビット列を特定する演算を行うことにより情報の通信を行う。この種の可視光通信システムでは、送信装置と受信装置との互いの位置関係が完全に固定されている必要がないため、使い勝手が悪いという上記問題を解決できる。しかし、この種の可視光通信システムでは、複雑な演算を行うことにより情報の通信を行うので構成が複雑となり、製造コストを抑制できないという問題がある。
また、可視光通信システムにおいて高速な情報通信を行いたいという要望がある。一般的に、受光装置であるカメラのフレームレートを大きくすると通信速度が速くなる。しかし、フレームレートを大きくした場合、製造コストが抑制できないという問題がある。また、この種のカメラで撮像した画像は、露光時間が短いため、カメラで撮像した画像としては暗い画像になるという問題もある。
ところで、特許文献3には、複眼撮像装置を備える可視光通信システムが開示されている。しかし、このシステムは可視光通信の通信速度を上げるものではないので上記問題を解決できない。
また、特許文献4には、データ送信側が、転送したい2進数のデータを、時間と共に色が変化する円心円色成分コードに変換し、データ受信側が撮像装置を用いて、この円心円色成分コードを連続して撮像することにより、各トラックの色情報から2進数のデータを取り出す可視光通信システムが開示されている。しかし、この種の可視光通信システムは、可視光通信の通信速度を上げるものではないので、上記問題を解決できない。
特開2001−292107号公報 特開2007−19870号公報 特開2006−67500号公報 特開2007−13786号公報
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、簡易な構成で製造コストを抑制しつつ、高速通信とカメラとしての撮像画像の取得とを行うことができる可視光通信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、可視光を発光する発光装置と、複数の光学系を有する複眼撮像装置と、前記複眼撮像装置が前記発光装置から発光された可視光を受光したときに、前記複眼撮像装置から出力された画像信号に基づいて通信データを復号する復号手段とを備える可視光通信システムにおいて、前記複眼撮像装置により被写体を撮像したときに、前記複眼撮像装置から出力された画像信号に基づいて、被写体の撮像画像を生成する画像生成手段をさらに備え、前記複眼撮像装置は、前記複数の光学系の各々を透過した各入射光を受光して光電変換を行い、画像信号を出力する1つのエリアセンサと、前記複数の光学系を透過した入射光に含まれる波長帯域のうちのいずれかの波長帯域の光を透過させる複数の光学フィルタとを有し、前記複数の光学フィルタの各々は、前記複数の光学系の各々を透過した入射光が前記エリアセンサに到達するまでの各光路上に配設され、前記複数の光学系のうち少なくともいずれかの光学系と前記エリアセンサとの間の光路には、前記光学フィルタが配設されておらず、前記復号手段は、前記エリアセンサを構成する画素のうち、前記複数の光学フィルタが配設された各光路を通った入射光によって照射された部分の画素から出力された画像信号に基づいて、前記通信データを復号し、前記画像生成手段は、前記エリアセンサを構成する画素のうち、前記光学フィルタが配設されていない光路を通った入射光によって照射された部分の画素から出力された画像信号に基づいて、前記被写体の撮像画像を生成するものである。
請求項2の発明は、上記請求項1の発明において、前記エリアセンサのうち、前記光学フィルタが配設されていない光路を通った入射光によって照射される部分の面積を、前記複数の光学フィルタの各々が配設された各光路を通った入射光によって照射される各部分の面積よりも広くしたものである。
請求項1の発明によれば、エリアセンサを構成する画素のうち、複数の光学フィルタが配設された各光路を通った入射光によって照射された部分の画素から出力された画像信号に基づいて、通信データを復号する。これにより、1回の可視光の受光によって、各光学フィルタに対応した複数のビットの通信データを受信することができるので、高速通信を行うことができる。また、簡易な構成により高速通信を行うことができるため製造コストを抑制することができる。
また、エリアセンサを構成する画素のうち、光学フィルタが配設されていない光路を通った入射光によって照射された部分の画素から出力された画像信号に基づいて、撮像画像を生成するので、高速通信を行いながら撮像画像を得ることができる。
請求項2によれば、エリアセンサのうちの、光学フィルタが配設されていない光路を通った入射光によって照射される部分の面積が、複数の光学フィルタの各々が配設された各光路を通った入射光によって照射される各部分の面積よりも広いので、精度の良い撮像画像を生成することができる。
本発明の第1の実施形態に係る可視光通信システムについて、図1乃至図4を参照して説明する。図1は、可視光通信システム1の概略構成を示し、図2は、発光装置2の概略構成を示し、図3は、受光装置3の概略構成を示し、図4は、発光装置2の正面を示す。
可視光通信システム1は、可視光を発光する発光装置2と、発光装置2から発光された可視光を受光する受光装置3とを備え、可視光を用いてデータの通信を行うシステムである。
発光装置2は、図2に示すように、可視光の発光を行う発光部21と、ユーザにより操作され、発光装置2に対して可視光の発光の開始/終了等の指示を行うための操作部22と、パソコン(PC)5等の外部機器と接続するための接続部23と、発光装置2の各部を制御する制御用マイコン20と、制御用マイコン20の動作プログラム等のデータを格納する記憶部24とを備える。
発光部21は、図4に示すように、可視光を発光する8つのLED(Light Emitting Diode)21a〜21hを有する。従って、発光部21は、同時に8つのビットのオン・オフ情報を送信することができる。各LED21a〜21hから発光される可視光の波長帯域はそれぞれ異なっており、具体的には、例えば、LED21aから発光される光は赤色、LED21bから発光される光は橙色のように、各LED21a〜21hのそれぞれから異なる色の光が発光される。なお、ここでは、可視光を発光する光源としてLEDを示したが、これに限られない。また、発光部21が有する光源は8つに限られず、任意の数であってもよい。
接続部23にPC5が接続されているとき、PC5は発光装置2に対して各種動作の指示を行うことができる。PC5により各種動作の指示を受けた発光装置2は、PC5から送信される通信データに基づいて可視光の発光を行う。
受光装置3は、図3に示すように、発光装置2から発光された可視光を受光して撮像する複眼撮像装置4と、撮像画像や各種メッセージを表示するための表示部31と、ユーザによって操作され、受光装置3に対して受光(通信)の開始/終了の指示を行うための操作部32と、パソコン(PC)6等の外部機器と接続するための接続部33と、受光装置3の各部を制御する制御用マイコン30(復号手段、画像生成手段)と、制御用マイコン30の動作プログラム等のデータを格納する記憶部34とを備える。
複眼撮像装置4は、受光装置3に着脱自在である。なお、複眼撮像装置4と受光装置3とを、伝送ケーブルや無線通信方式により接続することにより、受光装置3から離れた位置に複眼撮像装置4を設置してもよい。
制御用マイコン30は、複眼撮像装置4によって撮像された画像信号から通信データを復号して取得する。また、制御用マイコン30は、複眼撮像装置4によって撮像された画像信号から被写体の撮像画像を生成する。
表示部31は、複眼撮像装置4によって撮像された被写体の像を表示する。これにより、ユーザは表示部31を見ながら複眼撮像装置4を可視光が発光される方向に容易に向けることができる。なお、表示部31が複眼撮像装置4に設けられていてもよい。
接続部33に接続されたPC6等の外部機器は、受光装置3によって受光された可視光に基づく通信データを、接続部33を介して受信することができる。
次に、複眼撮像装置4の概略構成について、図5乃至図7を参照して説明する。図5は、複眼撮像装置4の概略構成を示し、図6は、複眼撮像装置4の正面図を示し、図7は、バンドパスフィルタ43の構成を示す。
複眼撮像装置4は、可視光を受光して光電変換を行い、画像信号を出力する1つのCCD(Charge Coupled Device;請求項におけるエリアセンサ)44と、CCD44に対して、可視光を結像させるように配置された9つの光学レンズ41(光学系)と、CCD44に対して、不要な外光入射を遮断するための9つの絞り孔421が設けられた絞り部材42と、特定の波長帯域の光を透過させる8つのバンドパスフィルタ(光学フィルタ)43とを有する。なお、光学レンズ41、絞り孔421、及びバンドパスフィルタ43は、図に示される数以外の任意の個数であってもよい。
CCD44の上には、中央近傍に中空部43Sが形成されたバンドパスフィルタ43が設けられ、バンドパスフィルタ43の上、及び中空部43Sの上に絞り部材42が設けられている。そして、絞り部材42の上に9つの光学レンズ41が設けられている。
9つの光学レンズ41は、図6に示すように、3行3列の光学レンズ41a〜41iから構成される。
バンドパスフィルタ43は、図7に示すように、中空部43Sを有する3行3列の8つのバンドパスフィルタ43a〜43hから構成される。各バンドパスフィルタ43a〜43hは、それぞれ、可視光に含まれる波長帯域のうちのいずれかの波長帯域の光を透過させ、バンドパスフィルタ43a〜43hを透過した光がCCD44上に結像する。バンドパスフィルタ43a〜43hのそれぞれ、及び中空部43Sは、9つの光学レンズ41の各々を透過した入射光がCCD44に到達するまでの各光路上に配設される。
具体的には、LED21aから発光される可視光がバンドパスフィルタ43aを透過し、LED21bから発光される可視光がバンドパスフィルタ43bを透過し、LED21cから発光される可視光がバンドパスフィルタ43cを透過する。LED21dから発光される可視光がバンドパスフィルタ43dを透過し、LED21eから発光される可視光がバンドパスフィルタ43eを透過し、LED21fから発光される可視光がバンドパスフィルタ43fを透過する。LED21gから発光される可視光がバンドパスフィルタ43gを透過し、LED21hから発光される可視光がバンドパスフィルタ43hを透過する。
中空部43Sを通過した光は、可視光に含まれる波長帯域の全ての光がCCD44上に結像する。具体的には、LED21a〜LED21hの各々から発光される全ての可視光は、中空部43Sを通過する。
次に、CCD44上に結像する像について、図8を参照して説明する。図8は、CCD44上に結像する像のイメージを示す。上記図4に示した発光部21の全てのLED21a〜21hが同時に可視光を発光し、複眼撮像装置4が受光した場合において、CCD44上には、8つの(ビットの)像が結像される。CCD44上の面領域は、光学レンズ41、絞り部材42、中空部43S、及び8つのバンドパスフィルタ43a〜43hによって、図8に示すように、9つの領域(以下、区画領域という)44a〜44h、44Sに区画される。各区画領域44a〜44h上には、各LED21a〜21hに対応した(ビットの)像がそれぞれ結像する。
CCD44上に結像する像のうち、8つのバンドパスフィルタ43a〜43hを透過した光が結像する区画領域44a〜44hから出力された画像信号を用いて通信が行われる。詳細については後述する。
次に、可視光通信システム1による可視光通信の手順について、図9及び図10を参照して説明する。図9は、発光部21による発光状態の例を示し、図10(a)(b)(c)(d)は、それぞれCCD44上の区画領域44a、44g、44c、及び44Sに結像する像を示す。なお、図10(a)〜(d)上の各々には、説明の便宜上、結像した像を黒丸で示し、結像していない像を点線の円形で示している。
図9に示すように、発光部21のLED21aとLED21gが可視光を発光させると、LED21aの光がバンドパスフィルタ43aを透過して、図10(a)に示すように、CCD44上の区画領域44aに結像され、LED21gの光がバンドパスフィルタ43gを透過して、図10(b)に示すように、CCD44上の区画領域44g上に結像される。
また、CCD44上の区画領域44c上には、図10(c)に示すように、像が結像しない。また、CCD44上の区画領域44S上には、図10(d)に示すように、LED21aの光、及びLED21gの光が結像している。そして、CCD44は、結像された像に基づく画像信号を制御用マイコン30に送信する。
制御用マイコン30は、区画領域44Sを除くCCD44上の各区画領域44a〜44hに発光部21から送られた可視光の信号に相当する像があるか否かを判断して送信された通信データを復号する。ところで、各バンドパスフィルタ43a〜43hには、自己が透過させることができる波長帯域以外の波長帯域の光を十分に遮ることができない等の理由により、CCD44の同一区画領域44a〜44h内に2つ以上のビットを表す像ができることがある。このとき、制御用マイコン30は、同一の区画領域44a〜44hに結像した2つ以上のビットの像について、受光強度が最大のビットの像のみを採用する。
次に、撮像画像の生成処理について、図11に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、既に複眼撮像装置4によって撮像が行われ、CCD44から出力された画像信号が制御用マイコン30に送信されたものとする。
制御用マイコン30は、CCD44から出力された画像信号を受信すると(S1)、この画像信号のうちのCCD44上の区画領域44S上に結像する像に対応する画像信号を抽出し(S2)、抽出した画像信号に基づいて、CCD44により撮像された被写体の撮像画像を生成する(S3)。これにより、受光装置3は可視光通信を行うことができると共に、撮像画像を取得することができる。
上述したように、本実施形態に係る可視光通信システム1によれば、CCD44を構成する画素のうち、複数のバンドパスフィルタ43a〜43hが配設された各光路を通った入射光によって照射された部分のCCD44上の区画領域44a〜44hの画素から出力された画像信号に基づいて、制御用マイコン30が通信データを復号する。これにより、1回の可視光の受信によって、各バンドパスフィルタ43a〜43hに対応した複数のビットの通信データを受信することができるので、高速通信を行うことができる。また、簡易な構成により高速通信を行うことができるため、可視光通信システム1の製造コストを抑制することができる。
また、CCD44を構成する画素のうち、バンドパスフィルタ43a〜43hが配設されていない光路を通った入射光によって照射された部分のCCD44上の区画領域44Sの画素から出力された画像信号に基づいて、制御用マイコン30が撮像画像を生成するので、可視光通信システム1は高速通信を行いながら撮像画像を得ることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る可視光通信システムについて、図12乃至図14を参照して説明する。本実施形態に係る可視光通信システム1は、複眼撮像装置4の構成が異なること以外は、第1の実施形態に示す可視光通信システムと同様の構成である。図12は、複眼撮像装置4の概略構成を示し、図13は、複眼撮像装置4の正面図を示し、図14は、バンドパスフィルタ73の構成を示す。なお、各図において、第1の実施形態と同一の符号を付した部材は、第1の実施形態と同様な部材であることを示し、その説明を省略する。
複眼撮像装置4は、可視光を受光して光電変換を行い、画像信号を出力する1つのCCD74と、CCD74に対して、可視光を結像させるように配置された9つの光学レンズ71と、CCD74に対して、不要な外光入射を遮断するための絞り部材72と、特定の波長帯域の光を透過させる8つのバンドパスフィルタ73とを有する。なお、光学レンズ71、絞り部材72の絞り孔721、722、及びバンドパスフィルタ73は、図に示される個数以外の任意の個数であってもよい。
CCD74の上には、後述する中空部73Sが形成されたバンドパスフィルタ73が設けられ、バンドパスフィルタ73の上、及び中空部73Sの上に絞り部材72が設けられている。そして、絞り部材72の上に9つの光学レンズ71が設けられている。
9つの光学レンズ71は、図13に示すように、光学レンズ71a〜71hと、光学レンズ71a〜71hよりも大きい光学レンズ71Sとから構成される。
絞り部材72には、図12に示すように、8つの絞り孔721と、絞り孔721よりも大きな絞り孔722とが設けられている。
8つのバンドパスフィルタ73は、図14に示すように、バンドパスフィルタ73a〜73hから構成され、8つの光学レンズ71a〜71hの各々を透過した入射光がCCD74に到達するまでの各光路上に配設される。バンドパスフィルタ73の中央近傍に形成された中空部73Sの面積は、バンドパスフィルタ73a〜73hの各々の面積よりも広い。各バンドパスフィルタ73a〜73hは、それぞれ、可視光に含まれる波長帯域のうちのいずれかの波長帯域の光を透過させ、バンドパスフィルタ73a〜73hを透過した光がCCD74上に結像する。
上記図4に示した発光部21のLED21a〜21hが発光すると、LED21aから発光される可視光がバンドパスフィルタ73aを透過し、LED21bから発光される可視光がバンドパスフィルタ73bを透過し、LED21cから発光される可視光がバンドパスフィルタ73cを透過する。LED21dから発光される可視光がバンドパスフィルタ73dを透過し、LED21eから発光される可視光がバンドパスフィルタ73eを透過し、LED21fから発光される可視光がバンドパスフィルタ73fを透過する。LED21gから発光される可視光がバンドパスフィルタ73gを透過し、LED21hから発光される可視光がバンドパスフィルタ73hを透過する。
中空部73Sを通過した光は、可視光に含まれる全ての波長帯域の光がCCD74上に結像する。具体的には、LED21a〜LED21hの各々から発光される可視光は、中空部73Sを通過してCCD74上に結像する。
次に、CCD74上に結像する像について、図15を参照して説明する。図15は、CCD74上に結像する像のイメージを示す。上記図4に示した発光部21の全てのLED21a〜21hが同時に可視光を発光し、複眼撮像装置4が受光した場合において、CCD74上には、8つの(ビットの)像が結像される。CCD74上の面領域は、光学レンズ71、絞り部材72、中空部73S、及びバンドパスフィルタ73によって、9つの領域(以下、区画領域という)74a〜74h、74Sに区画される。各区画領域74a〜74h上には、各LED21a〜21hに対応した(ビットの)像がそれぞれ結像する。
バンドパスフィルタ73a〜73hの各々が配設された各光路を通った入射光によって照射されるCCD74上の区画領域74a〜74hのそれぞれの面積よりも、バンドパスフィルタ73a〜73hを通らない入射光が照射するCCD74上の区画領域74Sの面積の方が広い。
制御用マイコン30は、CCD74上に結像する像のうち、バンドパスフィルタ73a〜73hを透過した光が結像する区画領域74a〜74hから出力された画像信号を用いて可視光通信を行う。可視光通信の手順については、第1の実施形態に示した図9及び図10と同様であるため、説明を省略する。
また、撮像画像の生成処理は、制御用マイコン30によって、CCD44から出力された区画領域74Sに対応する画像信号に基づいて被写体の撮像画像が生成される。撮像画像の生成処理の手順については、上記図11に示す手順と同様であるため、説明を省略する。
上述したように、本実施形態に係る可視光通信システム1によれば、CCD74のうちの、バンドパスフィルタ73a〜73hが配設されていない光路を通った入射光によって照射される部分のCCD74上の区画領域74Sの面積が、複数のバンドパスフィルタ73a〜73hの各々が配設された各光路を通った入射光によって照射される各部分のCCD74上の区画領域74a〜74hのそれぞれの面積よりも広いので、被写体の撮像に用いる画素数が多くなるため、精度の良い撮像画像を生成することができる。
また、第1の実施形態に係る可視光通信システムと同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は、上記各実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、本発明の受光装置を、自動車の前方あるいは後方を見るカメラとすることにより、カメラにより画像を撮像しながら、可視光通信の光源が撮影範囲内に映ったときに可視光通信を行うことができる。また、本発明の複眼撮像装置は、デジタルスチルカメラ、カムコーダー、監視カメラ、又は携帯電話に搭載される複眼撮像装置であってもよい。
本発明の第1の実施形態に係る可視光通信システムの概略構成を示す図。 上記可視光通信システムの発光装置の概略構成を示すブロック図。 上記可視光通信システムの受光装置の概略構成を示すブロック図。 上記発光装置の発光部を示す正面図。 上記複眼撮像装置の概略構成を示す分解傾斜図。 上記複眼撮像装置の正面図。 上記複眼撮像装置のバンドパスフィルタの正面図。 上記複眼撮像装置のエリアセンサに結像される可視光を示す説明図。 上記発光装置の発光状態を示す説明図。 (a)〜(d)は、上記複眼撮像装置のCCDによる受光状態を示す説明図。 上記受光装置による撮像画像の生成処理を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係る可視光通信システムにおける複眼撮像装置の概略構成を示す分解傾斜図。 上記複眼撮像装置の正面図。 上記複眼撮像装置のバンドパスフィルタの正面図。 上記複眼撮像装置のエリアセンサに結像される可視光を示す説明図。
符号の説明
1 可視光通信システム
2 発光装置
3 受光装置
4 複眼撮像装置
30 制御用マイコン(復号手段、画像生成手段)
41 光学レンズ(光学系)
41a〜41i 光学レンズ(光学系)
43 バンドパスフィルタ
43a〜43h バンドパスフィルタ
44 CCD(エリアセンサ)
44a〜44h、44S CCD(エリアセンサ)
71 光学レンズ(光学系)
71a〜71h、71S 光学レンズ(光学系)
73 バンドパスフィルタ
73a〜73h バンドパスフィルタ
74 CCD(エリアセンサ)
74a〜74h、74S CCD(エリアセンサ)

Claims (2)

  1. 可視光を発光する発光装置と、
    複数の光学系を有する複眼撮像装置と、
    前記複眼撮像装置が前記発光装置から発光された可視光を受光したときに、前記複眼撮像装置から出力された画像信号に基づいて通信データを復号する復号手段とを備える可視光通信システムにおいて、
    前記複眼撮像装置により被写体を撮像したときに、前記複眼撮像装置から出力された画像信号に基づいて、被写体の撮像画像を生成する画像生成手段をさらに備え、
    前記複眼撮像装置は、前記複数の光学系の各々を透過した各入射光を受光して光電変換を行い、画像信号を出力する1つのエリアセンサと、前記複数の光学系を透過した入射光に含まれる波長帯域のうちのいずれかの波長帯域の光を透過させる複数の光学フィルタとを有し、
    前記複数の光学フィルタの各々は、前記複数の光学系の各々を透過した入射光が前記エリアセンサに到達するまでの各光路上に配設され、
    前記複数の光学系のうち少なくともいずれかの光学系と前記エリアセンサとの間の光路には、前記光学フィルタが配設されておらず、
    前記復号手段は、前記エリアセンサを構成する画素のうち、前記複数の光学フィルタが配設された各光路を通った入射光によって照射された部分の画素から出力された画像信号に基づいて、前記通信データを復号し、
    前記画像生成手段は、前記エリアセンサを構成する画素のうち、前記光学フィルタが配設されていない光路を通った入射光によって照射された部分の画素から出力された画像信号に基づいて、前記被写体の撮像画像を生成することを特徴とする可視光通信システム。
  2. 前記エリアセンサのうち、前記光学フィルタが配設されていない光路を通った入射光によって照射される部分の面積を、前記複数の光学フィルタの各々が配設された各光路を通った入射光によって照射される各部分の面積よりも広くしたことを特徴とする請求項1に記載の可視光通信システム。
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