JP2009218715A - 割当優先度判定装置、無線リソース割当装置、割当優先度判定方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】必要なリソース割当単位の数に基づいて、移動端末に、最良な特性が得られる周波数のブロック割当領域に優先的に割り当てるか、分散割当領域に優先的に割り当てるかを判定するので多くの移動端末に最良な周波数を割り当てることができる。これにより、通信品質の向上、システム容量の増大を図ることが可能になる。
【選択図】図1
Description
3GPP2, C.S0084-001-0 v2.0, "Physical Layer for Ultra Mobile Broadband (UMB) Air Interface Specification," September 2007 3GPP2, C.S0084-002-0 v2.0, "Medium Access Control Layer for Ultra Mobile Broadband (UMB) Air Interface Specification," September 2007
しかしながら、上記方法(1)の場合、ある移動端末にとっては、DRCH領域の無線リソースを割り当てるよりも、当該移動端末にとって最良なサブバンドのBRCH領域の無線リソースを割り当てる方が良好な特性が得られる場合がある、という問題がある。
また、上記方法(2)の場合、ある移動端末に最良なサブバンドのBRCH領域の無線リソースを割り当てできない場合、当該移動端末には、最良でないサブバンドのBRCH領域の無線リソースを割り当てることとなる。この場合、平均的な周波数帯を取れるDRCH領域の無線リソースを割り当てる方が良好な特性が得られる可能性がある、という問題がある。
このように、優先度の高い移動端末が必ずしも優良な無線リソースを割り当てられるわけではない。また、優先度の高い移動端末が優良な無線リソースを割り当てられない場合が発生することにより、システムスループットの低下に繋がる。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、下りリンクにおける、各移動端末に割り当てる無線リソースを、有効に割り当てることができる割当優先度判定装置、無線リソース割当装置、割当優先度判定方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
図1は、本発明の第1の実施形態による無線リソース割当装置10の構成を示すブロック図である。本実施形態における無線リソース割当装置10は、割当優先度判定装置10Aと、割当部13と、を含んで構成される。無線リソース割当装置10は、各移動端末宛の送信データ量と、各移動端末の最良なサブバンドにおけるPF(Packet Fromat)情報と、各移動端末の全帯域におけるPF情報と、に基づいて、各移動端末へ、OFDMA方式の下りリンク(無線基地局から移動端末へ向かう方向のリンク)における無線リソースの割り当てを行う。PFとは、通信データの変調方式と符号化率とを再送回数ごとにMAC層で定めたものである。なお、本実施形態におけるPFは、各移動端末から通知されたものであるが、無線リソース割当装置10があらかじめ保持しているものを使用してもよい。
送信BN数計算部11は、ある移動端末宛の送信データ量と、その移動端末の最良なサブバンドにおけるPF情報とを基に、最良なサブバンドのBRCH領域の無線リソースをその移動端末に割り当てた場合の送信BN数(以下、最良なサブバンドの送信BN数を呼ぶ)を算出する。また、送信BN数計算部11は、その移動端末宛の送信データ量と、その移動端末の全帯域におけるPF情報とを基に、その移動端末に全帯域の無線リソースを平均的に割り当てた場合の送信BN数(以下、全帯域の送信BN数と呼ぶ)を算出する。次に、送信BN数計算部11は、算出した最良なサブバンドの送信BN数と全帯域の送信BN数を割当優先度判定部12に出力する。ここで、送信BN数とは、移動端末宛の送信データ量を送信する際に必要となるBN数である。BNとは、無線リソース割当単位である。
具体的には、最良なサブバンドの送信BN数と、全帯域の送信BN数とが等しい場合は、DRCH領域の無線リソースを優先的に割り当てることを決定する。また、最良なサブバンドの送信BN数と、全帯域の送信BN数とが等しくない場合は、最良なサブバンドのBRCH領域の無線リソースを優先的に割り当てることを決定する。
その理由は、その移動端末にとって最良なサブバンドが、他の移動端末にとっても最良なサブバンドになる可能性があるため、最良なサブバンド、全帯域のいずれを利用しても送信BN数が等しい場合には、他の移動端末にその最良なサブバンドの無線リソースを割り当てた方が無線リソースをより有効活用できる可能性があるためである。
なお、言うまでもないが、一般的に最良なサブバンドにおける特性は、全帯域における特性と同等以上の特性が得られる。よって最良なサブバンドの送信BN数は常に全帯域の送信BN数以下である。
まず、無線リソース割当装置10は、優先度の最も高い移動端末を選択する(ステップS101)。次に、無線リソース割当装置10は、選択した移動端末の最良なサブバンドの送信BN数と、全帯域の送信BN数とを算出し(ステップS102)、最良なサブバンドの送信BN数と全帯域の送信BN数が等しいか否かを判定する(ステップS103)。
具体的には、最良なサブバンドにおける特性と、全帯域における特性とが等しい場合、DRCH領域の無線リソースを優先的に割り当てることを決定する。また、最良なサブバンドにおける特性と、全帯域における特性とが等しくない場合、最良なサブバンドのBRCH領域の無線リソースを優先的に割り当てることを決定する。
その理由は、その移動端末にとって最良なサブバンドが、他の移動端末にとっても最良なサブバンドになる可能性があるため、最良なサブバンド、全帯域のいずれを利用しても特性が等しい場合には、他の移動端末にその最良なサブバンドの無線リソースを割り当てた方が無線リソースをより有効活用できる可能性があるためである。
なお、言うまでもないが、一般的に最良なサブバンドにおける特性は、全帯域における特性と同等以上の特性が得られため、最良なサブバンドにおける特性が全帯域における特性より悪くなることはない。
まず、無線リソース割当装置20は、優先度の最も高い移動端末を選択する(ステップS201)。次に、無線リソース割当装置20は、選択した移動端末の最良なサブバンドにおける特性と、全帯域における特性が等しいか否かを判定する(ステップS202)。
最良なサブバンドのBRCH領域の無線リソースまたはDRCH領域の無線リソースのいずれも割り当てができない場合には、無線リソース割当装置10は、最良なサブバンド以外のBRCH領域の無線リソースをその移動端末に割り当てる。(ステップS211)。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
Claims (10)
- 移動端末に無線リソースを割り当てる際に、前記移動端末の最良な特性が得られる周波数における必要なリソース割当単位数と、前記移動端末の全帯域における必要なリソース割当単位数とに基づいて、最良な特性が得られる周波数のブロック割当領域の無線リソースを優先的に割り当てるか、それとも分散割当領域の無線リソースを優先的に割り当てるかの優先度を判定する割当優先度判定部を備えたことを特徴とする割当優先度判定装置。
- 前記移動端末宛の送信データ量と最良な特性が得られる周波数における変調方式及び符号化率から、前記移動端末の最良な特性が得られる周波数における必要なリソース割当単位数を計算し、前記移動端末宛の送信データ量と全帯域における変調方式及び符号化率から、前記移動端末の全帯域における必要なリソース割当単位数を計算する送信BN数計算部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の割当優先度判定装置。
- 移動端末に無線リソースを割り当てる際に、前記移動端末の最良な特性が得られる周波数における特性と、前記移動端末の全帯域における特性とに基づいて、最良な特性が得られる周波数のブロック割当領域の無線リソースを優先的に割り当てるか、それとも分散割当領域の無線リソースを優先的に割り当てるかの優先度を判定する割当優先度判定部を備えたことを特徴とする割当優先度判定装置。
- 請求項1または2または3に記載の割当優先度判定装置と、
前記割当優先度判定装置において判定された優先度を基に、移動端末に無線リソースを割り当てる割当部と、
を備えたことを特徴とする無線リソース割当装置。 - 移動端末に無線リソースを割り当てる際に、前記移動端末の最良な特性が得られる周波数における必要なリソース割当単位数と、当該移動端末の全帯域における必要なリソース割当単位数とに基づいて、最良な特性が得られる周波数のブロック割当領域の無線リソースを優先的に割り当てるか、それとも分散割当領域の無線リソースを優先的に割り当てるかの優先度を判定する割当優先度判定ステップを含むことを特徴とする割当優先度判定方法。
- 移動端末に無線リソースを割り当てる際に、前記移動端末の最良な特性が得られる周波数における必要なリソース割当単位数と、当該移動端末の全帯域における必要なリソース割当単位数とに基づいて、最良な特性が得られる周波数のブロック割当領域の無線リソースを優先的に割り当てるか、それとも分散割当領域の無線リソースを優先的に割り当てるかの優先度を判定する割当優先度判定ステップをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
- 前記移動端末宛の送信データ量と最良な特性が得られる周波数における変調方式及び符号化率から、前記移動端末の最良な特性が得られる周波数における必要なリソース割当単位数を計算し、前記移動端末宛の送信データ量と全帯域における変調方式及び符号化率から、前記移動端末の全帯域における必要なリソース割当単位数を計算する送信BN数計算ステップを含むことを特徴とする請求項5に記載の割当優先度判定方法。
- 前記移動端末宛の送信データ量と最良な特性が得られる周波数における変調方式及び符号化率から、前記移動端末の最良な特性が得られる周波数における必要なリソース割当単位数を計算し、前記移動端末宛の送信データ量と全帯域における変調方式及び符号化率から、前記移動端末の全帯域における必要なリソース割当単位数を計算する送信BN数計算ステップを含むことを特徴とする請求項6に記載のコンピュータプログラム。
- 移動端末に無線リソースを割り当てる際に、前記移動端末の最良な特性が得られる周波数における特性と、当該移動端末の全帯域における特性とに基づいて、最良な特性が得られる周波数のブロック割当領域の無線リソースを優先的に割り当てるか、それとも分散割当領域の無線リソースを優先的に割り当てるかの優先度を判定する割当優先度判定ステップを含むことを特徴とする割当優先度判定方法。
- 移動端末に無線リソースを割り当てる際に、前記移動端末の最良な特性が得られる周波数における特性と、最良な特性が得られる周波数のブロック割当領域の無線リソースを優先的に割り当てるか、それとも分散割当領域の無線リソースを優先的に割り当てるかの優先度を判定する割当優先度判定ステップをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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