JP2009216216A - フロートバルブ用動作調整機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】フロートバルブの動作を多少の水が使用されただけでは開かないようにすることを課題とする。
【解決手段】フロートバルブBにおけるフロートFの動作を調整するフロートバルブ動作調整機構Xとして、貯水タンクT内に設けられる、底に穴が開き、上方に開口が設けられた、前記フロートFを上下動可能に収納するフロート収容容器10と、前記貯水タンクT内に入れられる液体に対して浮く、前記液体内において前記フロート収容容器10の底を浮力により閉じるとともに、少なくとも空気中においては重力により開く蓋体20とを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明はフロートバルブが開く際に、水位の移動に対してフロートを間欠的に動作するように調整する機構に関する。
フロートバルブ(ボールタップ)は、貯水タンク内の水位が一定以上になると、フロートが上方に浮き上がり、この力により貯水タンクへ給水するバルブを閉じるものである。フロートバルブは、このような動作により、バルブを閉じるので、貯水タンク内の水位の上下動作とフロートの動きはほぼ一致する。
ところで、フロートバルブを閉じて点検などの作業をする際には、貯水タンクからの水の使用を禁止するが、誤って、多少の水が貯水タンクから使用されてしまう場合がある。このような場合、フロートの動きと貯水タンクの水位の動きとがほぼ一致するので、貯水タンク内の水位が下がり、直ちにフロートが下がってフロートバルブが開いてしまい作業の支障が生じるという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みて、フロートバルブの動作を多少の水が使用されただけでは開かないようにすることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成を有する。
請求項1に記載の発明は、フロートバルブにおけるフロートの動作を調整するフロートバルブ動作調整機構であって、貯水タンク内に設けられる、底に穴が開き、上方に開口が設けられた、前記フロートを上下動可能に収納するフロート収容容器と、前記貯水タンク内に入れられる液体に対して浮く蓋体であって、前記液体内において前記フロート収容容器の底を浮力により閉じるとともに、少なくとも空気中においては重力により開く蓋体とを有する。
請求項2に記載の発明は、前記フロートバルブ動作調整機構において、前記蓋体は一部が、前記フロート収容容器に回動可能に固定されるものである。
請求項3に記載の発明は、前記フロートバルブ動作調整機構が設けられたフロートバルブである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のフロートバルブが設けられた貯水タンクである。
請求項1に記載の発明は、蓋体は貯水タンク内の液体により浮き、フロート収容容器の底を塞ぐので、貯水タンクの液面がフロート収容容器の下縁から上縁にまで上昇していく過程においては、閉じた蓋体によりフロート収容容器内には液体が流入しないので、フロートバルブのフロートは下がったままであり、液面がフロート収容容器の開口の位置を超えると、開口からフロート収容容器内に水が流入してフロートが上昇しフロートバルブを閉じる。その後、貯水タンク内の液体が使用されると、貯水タンク内の液面が下がるが、蓋体の浮力によりある程度貯水タンクの液面が下がっても、蓋体は開かないので、フロート収容容器の液面が開くことなく、フロートバルブのフロートの位置は変わらず、フロートバルブを閉じた状態が維持される。その後、貯水タンクの液面が所定の位置よりも下がると、蓋体が開き、フロート収容容器内の液体が貯水タンクへ流出して、フロート収容容器内の液面が下がる結果、フロートも下がり、フロートバルブが開くこととなる。このように、請求項1に係るフロートバルブ動作調整機構は、フロートバルブが閉じた状態から、貯水タンク内の液体が多少使用されても、フロートバルブを開かないように保持することができる。
請求項2に記載の発明は、蓋体がフロート収容容器に回動するように固定されているので、フロート収容容器と一体で扱うことができ、貯水タンクへの設置作業を容易に行うことができる。
請求項3に記載の発明は、上記フロートバルブ動作調整機構を有するフロートバルブであり、やはり、フロートバルブが閉じた状態から、貯水タンク内の液体が多少使用されても、フロートバルブを開かないようにすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のフロートバルブを有する貯水タンクであり、これもやはり、フロートバルブが閉じた状態から、貯水タンク内の液体が多少使用されても、フロートバルブを開かないようにすることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に実施形態に係るフロートバルブ用動作調整機構Xを含む、フロートバルブB、貯水タンクTを模式的に示す縦断面図を示す。フロートバルブ動作調整機構Xは、円筒形のフロート収納容器10と、フロート収容容器10の底面側の開口を塞ぐ蓋体20とから構成される。フロートバルブB、貯水タンクTは一般的なものが使用されるが、フロートバルブBのフロートを連結する杆体は、フロートバルブ動作調整機構Xのフロート収容容器10内にフロートが入りやすいように、下方に屈曲している。
フロート収容容器10は、開口部の大きさがフロートバルブBのフロートFが余裕をもって入る程度の大きさを有する円筒体である。フロート収容容器10は、貯水タンク内において、フロートFを収容したフロート収容容器10内の上部の開口まで水が入った状態において、フロートFがフロートバルブBのバルブを閉じるような高さに設置される。
蓋体20は、フロート収容容器10の底面の開口よりやや大きな外径を有する円板からなる蓋本体21と、蓋本体21の下面に貼り付けられる扁平な円筒状の浮き22とから構成される。蓋本体21は外縁の一点でフロート収容容器10の底面側開口縁にヒンジで回動自在に固定されている。そして、蓋本体10が上方に回動してフロート収容容器10の底面の開口に接した状態で、フロート収容容器10の底面から水が入らないように、フロート収容容器10の底面側開口縁を密閉するOリング状のパッキン21aが蓋10上面に固定されている。浮き22は、発泡ポリエチレン製の円筒体であり蓋本体10に対して浮力を与え、水中において蓋体10を上方に押し上げる。また、空中においては、蓋体10は重力により垂れ下がり、蓋体10は開いた状態となる。
このような構成を有するフロートバルブ用動作調整機構Xの動作について説明する。まず、貯水タンクT内の水量が、蓋体20の位置よりも下にある時は、図2に示すように蓋体20は重力によって下方に引かれて回動し開いた状態となる。なお、蓋体20が水面に接する位置まで回動すると蓋体20は水面に浮いた状態で安定する。この状態のときは、フロートバルブBのフロートFは下方に下がっているので、フロートバルブBは開いており、水がフロートバルブBから貯水タンクT内へ流入することとなる。これによって、貯水タンクT内の水面が上昇すると、水面に浮いている蓋体20もこれにつれて上昇する。やがて、水面がフロート収容容器10の底面を越えると、図3に示すように蓋体20は浮力によってフロート収容容器10の底面に密着し、液密状態となるように底面を閉じる。この状態において、フロート収容容器10内には、水が入ってこないので水面の位置がフロートFを越えても、フロートFは浮き上がることがなく、フロートバルブBはほぼ全開の状態を維持し、流入する水の勢いが衰えることがない。
その後、流入する水により貯水タンクTの水面が、フロート収容容器10の上部開口位置に達すると、図4に示すように、この上部開口からフロート収容容器10内に水が流入することとなる。これにより、フロート収容容器10内は瞬時に水が満たされ、フロート収容容器10内のフロートFも、瞬時にフロート収容容器10の水によって瞬時に浮き、上昇して、図1に示すような状態となり、フロートバルブBは瞬時に閉じられることとなる。
次に、この状態から貯水タンクTの水が使用されていく場合の動作について説明する。貯水タンクTの水が使用されると、貯水タンクT内の水量が減り、水位が低くなる。しかし、フロート収容容器10の蓋体20の浮力によって、蓋体20は閉じた状態のままフロート収容容器10内の貯水タンクTの水位より高い位置に存する水をある程度の量は支持することができる。従って、図5に示すように貯水タンクT内の水位がフロート収容容器10上部開口より下でも、所定レベルより上にある状態では、蓋体20は閉じたままであり、フロートバルブBのフロートFの位置は維持され、フロートバルブBは閉じた状態に維持される。さらに、水位が下がると、蓋体20の浮力ではフロート収容容器10内の貯水タンクTの水位より高い位置に存する水を保持できなくなり、図6に示すように蓋体20が開いて、フロート収容容器10の水が貯水タンクT内へと流れて、フロート収容容器10内の水位が下がり、これにより、フロートFも下がるので、フロートバルブBが開くこととなる。その後は、蓋体20は再び閉じ、フロートバルブBから流入する水の水量と、貯水タンクTから流出する水の水量との差により貯水タンクTの水位が変化する。即ち、流出する水量の方が多い場合は、上記と同様の動作によりフロート収容容器10の水位は間欠的に下がりながら、フロートバルブBも間欠的に開いていくこととなる。逆に、流入する水量の方が多ければ、フロートFの位置は維持されたまま、貯水タンクTの水位が上昇していき、フロート収容容器10の開口上縁位置を越えたところで、フロート収容容器10内に水が入り、フロートFが浮き上がって、フロートバルブBが閉まることとなる。
以上のように、本実施形態に係るフロートバルブ動作調整機構XによりフロートバルブBは、閉じた状態から開いた状態に至る動作が間欠的となり、閉じた状態から貯水タンクの水が多少使用されても、開く状態に直ぐには至らないので、貯水タンクを満水状態で点検する作業などにおいて、フロートバルブを閉じた状態に保持することができる。
また、フロートバルブの動作が比較的大きくなるので、従来のようにフロートバルブが緩慢に動く場合に比較して、水垢などによりフロートバルブが劣化することが抑制され、フロートバルブの寿命を長くすることができる。
(変形例)
上記実施形態では、フロート収容容器10を貯水タンクTに固定するようにしているが、これは、図7に示すようにフロートバルブBに固定するようにしてもよい。また、収容容器の形状も種々の変形が可能であり、例えば、図8に示すようにフロート収容容器10の形状を、フロートFから遠い方の壁面を、フロートFの動きに沿った形状とし、バルブ側の壁面を平らに形成したようなものでもよい。また、底部の穴も図8に示すように水平である必要はなく、斜めに形成されるようなものでもよい。
実施形態に係るフロートバルブ動作調整機構を含む、貯水タンクを模式的に示す縦断面図である。 実施形態に係るフロートバルブ動作調整機構及びフロートバルブの第1の動作状態を模式的に示す貯水タンクの縦断面図である。 実施形態に係るフロートバルブ動作調整機構及びフロートバルブの第2の動作状態を模式的に示す貯水タンクの縦断面図である。 実施形態に係るフロートバルブ動作調整機構及びフロートバルブの第3の動作状態を模式的に示す貯水タンクの縦断面図である。 実施形態に係るフロートバルブ動作調整機構及びフロートバルブの第4の動作状態を模式的に示す貯水タンクの縦断面図である。 実施形態に係るフロートバルブ動作調整機構及びフロートバルブの第5の動作状態を模式的に示す貯水タンクの縦断面図である。 フロートバルブ動作調整機構の変形例を示す貯水タンクの縦断面図である。 フロートバルブ動作調整機構の他の変形例を示す貯水タンクの縦断面図である。
符号の説明
X フロートバルブ動作調整機構
B フロートバルブ
F フロート
T 貯水タンク
10 フロート収容容器
20 蓋体
21 蓋本体
21a パッキン
22 浮き

Claims (4)

  1. フロートバルブにおけるフロートの動作を調整する機構であって、
    貯水タンク内に設けられる、底に穴が開き、上方に開口が設けられた、前記フロートを上下動可能に収納するフロート収容容器と、
    前記貯水タンク内に入れられる液体に対して浮く蓋体であって、前記液体内において前記フロート収容容器の底を浮力により閉じるとともに、少なくとも空気中においては重力により開く蓋体と
    を有するフロートバルブ動作調整機構。
  2. 前記蓋体は一部が、前記フロート収容容器に回動可能に固定される請求項1に記載のフロートバルブ動作調整機構。
  3. 請求項1又は2に記載のフロートバルブ動作調整機構が設けられたフロートバルブ。
  4. 請求項3に記載のフロートバルブが設けられた貯水タンク。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5998177U (ja) * 1982-12-22 1984-07-03 兼工業株式会社 水位差動式ボ−ルタップ
JPS60130360U (ja) * 1984-02-10 1985-08-31 角田 高見 方向性を持つフロ−ト付き自動給水装置

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