JP2009213299A - 電力貯蔵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】交直変換装置の大型化、高価格化を招くことなく、交直変換装置の交直変換効率を向上させることができる電力貯蔵装置を提供する。
【解決手段】交流電力と直流電力との間で交直変換する交直変換装置131と、複数の二次電池の直並列の配列パターンが切り替え可能な組電池132と、組電池132の複数の二次電池の直並列の配列パターンを切り替える配列変換制御装置134を備える電力貯蔵装置である。交直変換装置131は、組電池132の直流電圧の変化に応じて変化する特性を持つ交直変換効率を有しており、配列変換制御装置134は、組電池132が充放電される場合に、交直変換装置131の交直変換効率が最大化されるように複数の二次電池の直並列の配列パターンを切り替えて組電池132の直流電圧を調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力利用者に導入される電力貯蔵装置に関し、特に、二次電池からなる複数の単電池を直並列に接続した組電池を備える電力貯蔵装置に関する。
近年、電力料金の削減を主目的として、電力利用者において電力貯蔵装置が導入される場合がある。この電力貯蔵装置は、充放電が可能な蓄電池を備え、安価な夜間電力にて蓄電池を充電し、これを昼間に放電させて負荷の一部を担わせるものである。かかる電力貯蔵装置の導入により電力利用者は、昼間電力の一部が実質的に深夜電力で賄われることによる従量料金の削減メリットだけでなく、真夏期等に電力使用量が突出することで表れる年間最大ピーク電力のレベルを低減(所謂ピークカット)できることによる基本料金の削減メリットを享受できる。一方、電力事業者にとっても、電力利用者の各々においてピークカットが為されることで、究極的には発電所建設・増強投資を抑制できる利点がある。
ところで、このような電力貯蔵装置に搭載される蓄電池としては、通常、リチウムイオン電池や、ニッケル水素電池、鉛電池等の二次電池が利用される。リチウムイオン電池等の二次電池は、軽量で高容量、高出力であるため、上記のような大型の電力貯蔵装置用の蓄電池として注目されている。
上記のような電力貯蔵装置の大容量化の手法としては、二次電池からなる単電池を複数個用意して、これらを直列及び並列に接続して構成された組電池を利用するのが一般的である。このような組電池を設計する際においては、組電池を構成する複数の単電池の直並列の接続構成、すなわち、複数の単電池の直列数及び並列数は、一旦決められると、再設計の手間やコスト等を考えた場合、その後に変更されることは無いのが通常である。その結果、組電池を充放電する際に用いられる充電電圧及び放電電圧は必然的に所定の範囲内に収まることになる。
一方、上記のような電力貯蔵装置においては、蓄電池の充電の際には交流商用電力を直流電力に変換すると共に、蓄電池の放電の際には蓄電池から放電される直流電力を交流電力に変換することが要求される。このため、交流電力と直流電力との間の変換を行うための交直変換装置が設けられている。交直変換装置の運転電圧範囲は上述した組電池の充放電電圧が収まるように設定されており、上述した交直変換が確実に行われるようになっている。
上述したように、組電池の充放電電圧は交直変換装置の運転電圧範囲に収まるようにあらかじめ設定されているが、その設定手順としては、例えば、既に設計済みの組電池の充放電電圧に合うように交直変換装置の運転電圧範囲を決定し、その運転電圧範囲を入出力可能な交直変換装置の回路構成を決定すれば良い。逆に、あらかじめ用意された交直変換装置の運転電圧範囲に合うように組電池の充放電電圧を決定し、その充放電電圧に見合う容量を持つ組電池が実現されるように単電池の直並列数を構成しても良い。
しかしながら、上記のような設定手順による場合、次に述べる問題点がある。すなわち、交直変換装置の交直変換効率はその運転電圧に依存する傾向を持っており、このため、組電池の充放電電圧の変動に合わせて運転電圧を変化させていくと交直変換効率を低下させてしまう場合がある。
また、交直変換装置の運転電圧範囲は組電池の充放電電圧の変動幅が収まるように設定されなければならない。このため、組電池の充放電電圧の変動幅が大きい場合、交直変換装置の運転電圧範囲も大きくしなければならず、その結果、交直変換装置の大型化、高価格化を招く要因となってしまう。
そこで、例えば特許文献1に開示された電力貯蔵装置においては、運転電圧範囲が互いに異なる2つのインバータ(交直変換装置)、すなわち、大容量インバータと中容量インバータを備え、2次電池の充放電電圧の変動幅が大きい場合であってもこれら2つのインバータを使い分けることにより、インバータ全体としての変換効率の向上を可能としている。
特開平11−41811号公報
しかしながら、特許文献1に開示された電力貯蔵装置は、大容量インバータと中容量インバータの使い分けにより交直変換効率の向上を実現することができるものの、結果としては2つのインバータが必要とされており、インバータ全体としては依然として、大型化、高価格化という問題点を有している。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、交直変換装置の大型化、高価格化を招くことなく、交直変換装置の交直変換効率を向上させることができる電力貯蔵装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一局面に従う電力貯蔵装置は、商用電力系統と負荷との間に接続され、交流電力と直流電力との間で交直変換する交直変換装置と、前記交直変換装置の直流側に接続されており、複数の二次電池が直並列に配列されて構成され、且つ、前記複数の二次電池の直並列の配列パターンがあらかじめ定められた複数の配列パターン間において切り替え可能な組電池と、前記複数の二次電池の直並列の配列パターンを前記あらかじめ定められた複数の配列パターン間において切り替える配列変換制御装置とを備え、前記交直変換装置は、前記組電池の直流電圧の変化に応じて変化する特性を持つ交直変換効率を有しており、前記配列変換制御装置は、前記組電池が充放電される場合において、前記交直変換装置の交直変換効率が最大化されるように、前記複数の二次電池の直並列の配列パターンを切り替えて、前記組電池の直流電圧を調整する。
上記の電力貯蔵装置では、交直変換装置が組電池の直流電圧の変化に応じて変化する特性を持つ交直変換効率を有する場合において、組電池が充放電される場合における交直変換装置の交直変換効率が最大化されるように、組電池の複数の二次電池の直並列の配列パターンが切り替えられて組電池の直流電圧が調整される。すなわち、上記の電力貯蔵装置では、組電池の充放電が進行するにつれて二次電池の各々の直流電圧が変化した場合でも、組電池全体としての直流電圧が交直変換装置の交直変換効率が最大化されるように調整され、高い交直変換効率を維持することできる。
前記配列変換制御装置は、前記交直変換装置の交直変換効率の特性をあらかじめ記憶する格納部と、前記格納部に記憶された前記交直変換装置の変換効率の特性に基づいて前記交直変換装置の交直変換効率を最大化させるための前記組電池の直流電圧を判定し、前記判定結果に基づいて前記あらかじめ定められた複数の配列パターンのうちの1つを選択する判定部と、前記選択結果に基づいて前記複数の二次電池の直並列の配列パターンの切り替えを前記組電池に指示する指示部とを有することが好ましい。
この場合、交直変換装置の変換効率の特性に基づいて交直変換装置の交直変換効率を最大化させるための組電池の直流電圧を判定し、その判定結果に基づいて複数の配列パターンのうちの1つを選択するので、交直変換装置の交直変換効率を最大化させる配列パターンにより効率的に切り替えることができる。
前記交直変換装置は、前記交直変換装置が交直変換する際に入出力可能な電圧範囲をさらに有しており、前記判定部は、前記組電池の直流電圧が前記入出力可能な電圧範囲内になるように前記あらかじめ定められた複数の配列パターンのうちの1つを選択することが好ましい。
この場合、交直変換装置の交直変換をより効率的に行うことができる。
前記交直変換装置は、前記交直変換装置が交直変換する際に入出力可能な電流範囲をさらに有しており、前記判定部は、前記組電池の直流電流が前記入出力可能な電流範囲内になるように前記あらかじめ定められた複数の配列パターンのうちの1つを選択することが好ましい。
この場合、交直変換装置の交直変換をより効率的に行うことができる。
前記交直変換装置及び前記組電池に接続され、前記交直変換装置を介した前記組電池の充放電を制御する充放電制御装置をさらに備え、前記配列変換制御装置は、前記充放電制御装置が前記組電池の充放電を制御する際に取得する前記組電池の直流電圧が入力されることが好ましい。
この場合、組電池が充放電される際に充放電制御装置から組電池の直流電圧が配列変換制御装置に出力されるので、配列変換制御装置が独自に組電池から取得する必要が無く、このため、配列変換制御装置をより簡単な構成で実現することができる。
本発明によれば、交直変換装置の大型化、高価格化を招くことなく、交直変換装置の交直変換効率を向上させることができる電力貯蔵装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同じ要素または類似する要素には、同じまたは類似の符号を付しており、説明を省略する場合がある。
図1は、本発明の実施の形態に係る電力貯蔵装置が導入された、電力利用者用の電力設備の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る電力貯蔵装置13が設置された電力設備10は、工場のような高圧電力の利用者における電力設備であり、受電設備11と、負荷12A、12B、12Cと、電力貯蔵装置13と、を備えている。
受電設備11は、商用電力系統から電力利用者が電力を受電するための設備であって、変圧器や開閉器等を含むものである。負荷12A、12B、12Cは、例えば電動モータ、電気炉、空調設備、電灯等の、電力を消費する各種の電気機器である。負荷12A、12B、12Cには、通常は受電設備11を介して商用電力系統から電力が供給され、稼働される。
本実施の形態に係る電力貯蔵装置13は、受電設備11及び負荷12A、12B、12Cに相互接続され、商用電力により充電される一方、負荷12A、12B、12Cに電力を供給する機能を持っている。電力貯蔵装置13は、図1に示すように、交直変換装置131と、組電池132と、充放電制御装置133と、配列変換制御装置134と、を有している。
交直変換装置131は、整流器等を備え、50Hz/60Hzの交流商用電力を直流電力に変換すると共に、組電池132から放電される直流電力を交流電力に変換する。具体的には、交直変換装置131は、組電池132を充電する場合においては、受電設備11を通して供給される商用電力系統からの交流電力を直流電力に変換し、その直流電力を組電池132に充電する。一方、組電池132を放電する場合においては、組電池132から放電される直流電力を交流電力に変換し、その交流電力を負荷12A、12B、12Cに供給する。充放電制御装置133は、交直変換装置131による上記の組電池132の充放電制御を実行する。
組電池132は、繰り返しの充放電動作が可能な二次電池からなり、商用電力で充電される一方、充電電力を放電して負荷12A、12B、12Cに電力を供給する。図2に、組電池132の概略構成を示す。組電池132は、図2に示すように、蓄電部21と、接続切替回路22A、22Bと、を有している。蓄電部21は、1個の二次電池からなる単電池を基本単位として複数個直並列に接続して構成されており、具体的には、144個の単電池が直列接続された電池列を10個並列接続して構成されている。すなわち、蓄電部21は単電池を144直列×10並列したものである。電池列(1)〜(10)の各々は、少なくとも1つの電池ブロックから構成されており、例えば、電池列(1)、(10)は144直列の1つの電池ブロックから構成され、電池列(2)は108直列のブロックと、20直列のブロックと、16直列のブロックとから構成されている。その他の電池ブロックについても同様に、1つ以上のブロックから構成されている。
組電池132の蓄電部21における上記のブロックの配置構成、すなわち、単電池の接続構成(以下、「組電池配列」と呼ぶ場合もある。)は、接続切替回路22A、22Bによって切り替え可能となっている。具体的には、図2に示した組電池132の組電池配列は、上述したように、144直列×10並列であり、組電池132にはこの144直列×10並列が初期組電池配列として設定されており、且つ、単電池の直並列数をその初期組電池配列からあらかじめ用意された他の組電池配列に切り替え可能である。組電池132は、蓄電部21の上記の電池列(1)〜(10)を構成する複数の電池ブロックの接続関係を切り替えることにより、互いに異なる組電池配列間の切り替えを実行する。
接続切替回路22A、22Bは、配列変換制御装置134から出力される切替制御信号に基づいて蓄電部21の組電池配列を切り替えるものである。具体的には、接続切替回路22A、22Bは、図2に示すように、配列変換制御装置134から出力される切替制御信号に基づき、組電池132の初期組電池配列における蓄電部21の電池列(1)〜(10)の各々を構成する電池ブロック間の接続関係を変更し、電池列(1)〜(10)の各々の直列数、あるいは、電池列の数、すなわち、単電池の直並列数を切り替える。接続切替回路22A、22Bは、単電池の直並列数を切り替えると、その切り替えられた直並列数を現在における単電池の直並列数を表わす情報である組電池配列情報として配列変換制御装置134に報告する。なお、図2においては、接続切替回路22A、22Bは2つの別体として構成されているが、もちろん、一体化されていても構わない。
充放電制御装置133は、交直変換装置131及び組電池132の動作モードを、充電モードまたは放電モードのいずれかに切り替える制御を行う。例えば、充放電制御装置133は、深夜電力時間帯に組電池132が充電され、主に昼間の電力ピーク時間帯に組電池132から放電されるように切り替える制御を行う。充放電制御装置133は、受電設備11と接続されており、受電設備11を通して商用電力系統から供給される受電電力量を監視している。充放電制御装置133は、その監視結果を用いて交直変換装置131及び組電池132の動作モードの切り替えを実行する。
また、充放電制御装置133は、組電池132の充放電を行う際、組電池132の電圧、電流、温度等を含む組電池情報を取得し、その組電池情報を用いて組電池132の充放電を制御する。充放電制御装置133にはあらかじめ組電池132の所定の充電深度及び放電深度が設定されており、充放電制御装置133はその充電深度まで組電池132を充電する一方、その放電深度まで組電池132を放電する。
次に、本発明の特徴部分である配列変換制御装置134について説明する。最初に、配列変換制御装置134の原理について説明し、その後、配列変換制御装置134の構成及び動作について詳細に説明する。
背景技術の欄で述べたように、一般的な交直変換装置の交直変換効率はその運転電圧に依存する傾向を持っている。例えば、図14に、リチウムイオン電池等の二次電池からなる単電池の充放電時における電圧の変化を示す。図14(a)は放電時における単電池電圧の変化を示しており、放電時期が初期段階から末期段階へ経過するにつれて単電池電圧、つまり、放電電圧が低下している。また、図14(b)は充電時における単電池電圧の変化を示しており、充電の初期の段階において定電流充電が行われている。このため、充電初期段階においては、充電時間が経過するにつれて単電池電圧、つまり、充電電圧が上昇している。したがって、このような充放電電圧特性を持つ単電池が直並列接続された組電池も上記と同様な充放電電圧特性を持つことになる。
上記のような充放電電圧特性を組電池が持つ場合、背景技術の欄で述べたように、交直変換装置の運転電圧は組電池の充放電電圧の変動に合わせて変化させられ、その結果、交直変換装置の交直変換効率が低下してしまう場合がある。図15に、交直変換装置の運転電圧と交直変換効率との関係を示す。図15(a)は組電池の放電時における運転電圧と変換効率との関係を示しており、直流入力電圧、つまり、組電池の放電時の運転電圧の変化に合わせて変換効率も変化している。組電池の放電時においては、組電池の放電電圧は徐々に低下することから、交直変換装置の交直変換効率も徐々に低下することになる。一方、図15(b)は組電池の充電の初期段階における運転電圧と交直変換効率との関係を示しており、直流出力電圧、つまり、組電池の充電時における運転電圧の変化に合わせて変換効率も変化している。組電池の充電の初期段階においては定電流充電が行われており、この期間においては組電池の充電電圧は徐々に上昇することになる。したがって、組電池の充電開始当初は、図15(b)から明らかなように、交直変換装置の交直変換効率は比較的低い値となっている。
上述したように、従来においては、組電池の充放電電圧の変化に合わせて交直変換装置の交直変換効率が変動してしまい、この結果、充放電の進行につれて交直変換効率が徐々に低下していく、あるいは、充放電の開始当初の交直変換効率が低い、という問題点が生じている。例えば、図15(a)及び(b)の場合であれば、直流入出力電圧に対して交直変換効率が右肩上がりの特性を持っており、組電池の充放電電圧の低下に従って交直変換装置の交直変換効率は低下することになる。
なお、交直変換装置の回路形式や使用デバイスの特性によっては、図15(a)及び(b)の場合とは逆の特性である、直流入出力電圧に対して交直変換効率が右肩下がりの特性を持つ交直変換装置も当然のことながら存在する。この場合であれば、組電池の充放電電圧の上昇に従って交直変換装置の交直変換効率が低下することになる。
そこで、本実施の形態に係る電力貯蔵装置10においては、組電池132の充放電電圧の変動幅を小さくすることができれば、その分だけ交直変換効率の変動を抑えることが可能となる点に着目し、組電池132の充放電電圧の変動幅が小さくなるように、組電池132を構成する単電池の接続構成を変化させることにより、単電池の各々の充放電電圧が充放電の進行に伴って変化する場合であっても組電池132全体としての充放電電圧の変動幅は小さく抑えられ、その結果、交直変換装置131の交直変換効率の変動も小さく抑えられることになる。具体的には、本実施の形態に係る電力貯蔵装置10においては、組電池132の充放電の進行に応じて組電池132を構成する単電池の接続構成を切り替えることにより、組電池132の充放電電圧、つまり、交直変換装置131の運転電圧を交直変換装置131の交直変換効率が高い値に維持される範囲に収めることが可能となる。すなわち、本実施の形態に係る電力貯蔵装置10によれば、組電池132を充放電する際に、交直変換装置131の交直変換効率を高い値に維持しながら交直変換装置131を運転することができ、その結果、組電池132の充放電の高効率化が図られることになる。
続いて、配列変換制御装置134の構成及び動作について説明する。図3は、本実施の形態に係る配列変換制御装置134の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る配列変換制御装置134は、図3に示すように、取得部31と、算出部32と、判定部33と、格納部34と、指示部35と、を有している。なお、配列変換制御装置134の動作は組電池132の定電流充電時、放電時のいずれの場合も同様であるので、以下では、組電池132の放電時における配列変換制御装置134の動作について説明する。
取得部31は、組電池132の蓄電部21を構成する単電池の接続構成を切り替えるための基礎データを取得する。具体的には、取得部31は、充放電制御装置133が組電池132の放電時に適宜検知する、組電池132の電圧、電流、温度等を含む組電池情報を充放電制御装置133から取得する。上記の組電池情報は、充放電制御装置133が組電池132の放電時に算出し、管理している組電池132の放電電力値も含んでおり、取得部31は組電池132の放電電力値を上記の組電池情報として取得する。
取得部31はさらに、組電池132の蓄電部21を構成する単電池の接続構成(組電池配列)を表わす組電池配列情報を組電池132から取得する。充放電制御装置133からの上記の組電池情報、及び、組電池132からの上記の組電池配列情報は、組電池132の蓄電部21の組電池配列を切り替えるための基礎データとなり、取得部31は組電池132の放電の際、これらの基礎データを適宜取得し、算出部32に出力する。
算出部32は、取得部31から出力される上記の基礎データを受け取ると、組電池132の蓄電部21の組電池配列を切り替えるために必要となる、組電池配列の切り替え要否の判定基準である基準データを算出する。具体的には、算出部32は、基礎データである上記の組電池情報から組電池132の組電池電圧情報を抽出し、その組電池電池情報が示す組電池132の電圧に基づいて交直変換装置131に入力される直流入力電圧、つまり、交直変換装置131の運転電圧を算出する。また、算出部32は、上記の組電池情報から組電池132の組電池電力情報を抽出し、その組電池電力情報が示す組電池132の放電電力値と、上記の直流入力電圧とに基づいて交直変換装置131に入力される直流入力電流を算出する。そして、算出部32は、基礎データである上記の組電池配列情報が示す組電池132の蓄電部21の組電池配列に上記の直流入力電圧及び直流入力電流を関連付けし、それらの組み合わせを基準データとして判定部33に出力する。
算出部32はさらに、上記の組電池配列情報が示す組電池132の蓄電部21の現在の組電池配列以外に取り得る他の組電池配列への切り替えが実行された場合に予想される交直変換装置131の直入入力電圧、及び、直流入力電流も併せて算出する。そして、算出部32は、上記の基準データとして、上記の他の取り得る組電池配列の各々に対して予想される直流入力電圧及び直流入力電流を関連付けし、判定部33に出力する。
判定部33は、算出部32から出力される上記の基準データを受け取ると、現在における組電池132の蓄電部21の組電池配列を他の組電池配列に切り替える必要があるか否かを判定する。具体的には、判定部33は、上記の基準データから現在の組電池配列における交直変換装置131の直流入力電圧及び直流入力電流、及び、他の取り得る組電池配列における交直変換装置131の直流入力電圧及び直流入力電流を抽出し、現在の組電池配列を含む組電池配列の各々における直流入力電圧及び直流入力電流があらかじめ用意されている交直変換装置131の運転電圧範囲、運転電流範囲内に収まるか否かを判定する。そして、判定部33は、交直変換装置131の運転電圧範囲、運転電流範囲内に収まる直流入力電圧及び直流入力電流に関連付けられている組電池配列のうち、最も交直変換装置131の交直変換効率が高くなる直流入力電圧を選択し、交直変換装置131にその直流入力電圧が入力される組電池配列を指示部35に通知する。
格納部34は、算出部32が基準データを算出する際に利用する組電池132の蓄電部21が取り得る組電池配列のすべてをあらかじめ記憶している。算出部32は、上記の基準データを算出する際には、現在の組電池配列以外に取り得る組電池配列を格納部34から取得し、上述したように基準データを算出する。また、格納部34は、判定部が33が算出部32からの基準データに基づき上記の判定を行う際に利用する交直変換装置131の運転電圧範囲及び運転電流範囲をあらかじめ記憶している。判定部33は、上記の判定を行う際には、交直変換装置131の運転電圧範囲及び運転電流範囲を格納部34から取得し、それらを用いて判定する。さらに、格納部34は、交直変換装置131の交直変換効率の特性、つまり、直流入力電圧に対して右肩上がりなのか、あるいは、右肩下がりなのか、をあらかじめ記憶している。判定部33は、交直変換装置131の運転電圧範囲、運転電流範囲内に収まる直流入力電圧及び直流入力電流に関連付けられている組電池配列のうち、最も交直変換装置131の交直変換効率が高くなる直流入力電圧を交直変換装置131の交直変換効率の上記の特性に基づき選択する。
指示部35は、判定部33からの通知に基づき組電池132の接続切替回路22A、22Bに組電池配列の切り替えを指示する。具体的には、判定部33により選択された組電池配列が現在の組電池配列と同一であれば、指示部35は接続切替回路22A、22Bに切り替えの指示を出すことはなく、接続切替回路22A、22Bは現在の組電池配列を維持する。一方、判定部33により選択された組電池配列が現在の組電池配列と異なれば、指示部35は接続切替回路22A、22Bに判定部33により選択された組電池配列への切り替えを指示し、接続切替回路22A、22Bは指示部35からの指示に基づき蓄電部21の組電池配列の切り替えを実行する。
ここで、組電池132の蓄電部21の組電池配列と交直変換装置131の交直変換効率との関係について説明する。図4及び図5は組電池配列と交直変換効率との関係を示す図表であり、図4は本実施の形態に係る組電池及び交直変換装置に相当するものであり、図5は従来の組電池及び交直変換装置に相当するものである。
従来の組電池においては、背景技術の欄で説明したように、その組電池配列は固定されている。このため、図5に示すように、組電池の放電が初期、中盤期、終盤期、末期と進むにつれて組電池を構成する単電池の各々の出力電圧は低下し、交直変換装置に入力される入力電圧も大きく低下する。すなわち、組電池の放電の進行に伴って交直変換装置の運転電圧は大きく低下し、その結果、交直変換効率が大きく低下している。
さらに、上記の入力電圧の低下に起因して交直変換装置の入力電流が大きく上昇しており、このため、交直変換装置の運転電流範囲は必然的に大きくなり、交直変換装置の大型化、高価格化の要因となり得る。
一方、本実施の形態の組電池132においては、上述したように、その組電池配列は切り替え可能である。このため、図4に示すように、組電池の放電が初期、中盤期、終盤期、末期と進むにつれて組電池を構成する単電池の各々の出力電圧が低下する場合であっても、組電池配列を適宜切り替えていくことにより、交直変換装置131に入力される入力電圧の変動幅を従来と比較して小さくすることができる。すなわち、組電池132の放電の進行に伴って交直変換装置の運転電圧が大きく変動することは無く、その結果、交直変換効率を高い値で維持することが可能となる。
さらに、上記の入力電圧の変動の抑制によって交直変換装置の入力電流の変動も抑えられ、このため、交直変換装置の運転電流範囲も小さいものとなる。したがって、交直変換装置の小型化、低価格化が容易となる。
図6は単電池電圧と交直変換効率との関係を示すグラフ図、図7は単電池電圧と直流入力電流との関係を示すグラフ図である。図6から明らかなように、単電池の各々の出力電圧が低下する場合、従来の組電池においては、組電池配列が固定されていることから、交直変換効率が大きく低下してしまう。一方、本実施の形態の組電池132においては、組電池配列を切り替えていくことにより、高い交直変換効率を維持することができる。また、図7から明らかなように、従来の組電池においては、交直変換装置の入力電流が大きく上昇してしまうが、本実施の形態の組電池132においては、組電池配列を切り替えていくことにより、交直変換装置の入力電流の変動を抑制することができる。
次に、配列変換制御装置134の動作について説明する。図8〜図10は組電池の蓄電部の組電池配列を示す図であり、図8は単電池を144直列×10並列したもの、図9は単電池を160直列×9並列したもの、図10は単電池を180直列×8並列したものである。また、図11は、配列変換制御装置134の動作を説明するためのフローチャートである。
図11に示すように、まず、組電池132から蓄電部21の組電池接続情報が出力され、配列変換制御装置134はその組電池配列情報を取得する(ステップS101)。そして、交直変換装置131及び組電池132の動作モードが放電モード及び充電モードのいずれでも無い場合には(ステップS102NO)、再び、上記のステップS101に戻る。
一方、交直変換装置131及び組電池132の動作モードが放電モードまたは充電モードであれば(ステップS102YES)、組電池132の組電池情報を充放電制御装置133から取得し、その組電池情報から組電池132の組電池電力情報を取得する(ステップS103)。さらに、その組電池情報から組電池132の組電池電圧情報を取得する(ステップS104)。
次に、上記のステップS103で取得された組電池電力情報と、上記のステップS104で取得された組電池電圧情報を用いて組電池132の蓄電部21の組電池配列を判定し(ステップS105)、現在の組電池配列が最高配列でなければ(ステップS106NO)、蓄電部21の組電池配列の変換を実行する(ステップS107)。一方、現在の組電池配列が最高配列であれば(ステップS106YES)、そのまま処理を終了する。
続けて、上記のステップS105における具体的な判定処理の手順について説明する。図12は、上記のステップS105における判定処理の手順を説明するためのフローチャートである。なお、ここでは、交直変換装置131の交直変換効率は、図15(a)に示したように、直流入力電圧に対して右肩上がりの特性を有するものとする。また、交直変換装置131の運転電圧範囲を400〜620V、運転電流範囲を0〜620Aとする。また、現在の組電池配列は図8の144直列×10並列(以下、「配列1」と呼ぶ。)であるとし、他の取り得る組電圧配列は図9の160直列×9並列(以下、「配列2」と呼ぶ。)、及び、図10の180直列×8並列(以下、「配列3」と呼ぶ。)であるとする。さらに、現在までの組電池132からの交流放電電力値は200kWであるとする。
図12に示すように、まず、図11のステップS104において取得された組電池電圧情報が示す組電池132の電圧に基づいて交直変換装置131に入力される直流入力電圧を算出する(ステップS201)。本ステップS201においては現在の組電池配列における直流入力電圧に加えて、組電池132の蓄電部21が取り得る他の組電池配列における直流入力電圧も併せて算出する。例えば、組電池132の蓄電部21を構成する単電池の平均出力電圧が3.6Vであるとすれば、図13(a)に示すように、配列1の直流入力電圧は3.6V×144直列=518.4Vとなる。同様に、配列2の直流入力電圧は3.6V×160直列=576.0V、配列3の直流入力電圧は3.6V×180直列=648.0Vとなる。なお、蓄電部21を構成する単電池の平均出力電圧は充放電制御装置133から出力される組電池132の組電池情報から抽出すれば良い。
次に、上記のステップS201において算出された、組電池132の蓄電部21の組電池配列の配列1、配列2及び配列3の各々の直流入力電圧に関して、交直変換装置131の運転電圧範囲との比較を実行する(ステップS202)。本ステップS202においては、交直変換装置131の運転電圧範囲が400〜620Vであることから、図13(b)に示すように、配列1及び配列2が運転電圧範囲内であり、配列3が運転電圧範囲外である。
次に、後述するステップS204において直流入力電流を算出する際に利用される交直変換装置131の交直変換効率を仮に設定する(ステップS203)。本ステップS203においては、組電池132の組電池情報から抽出される組電池132の放電電力値が交流電力値であることから、交直変換装置の交直変換効率を仮定しておき、後述するステップS204においてこの仮定された交直変換効率を用いて直流入力電流を算出する。なお、本ステップS203において設定される交直変換効率は、後述するステップS205において交直変換装置131の直流入力電流が運転電流範囲内であるか否かを比較するための推定値である。通常、予想される交直変換効率よりも低い値となるように設定される。なお、ここでは、交直変換効率は0.95に設定されたとする。
次に、図11のステップS103において取得された組電池電力情報が示す組電池132の放電電力値、上記のステップS202において算出された直流入力電圧、及び、上記のステップS203において設定された交直変換装置131の交直変換効率に基づいて交直変換装置131に入力される直流入力電流を算出する(ステップS204)。本ステップS204においては、組電池132の蓄電部21の組電池配列の配列1及び配列2の各々について直流入力電流を算出し、上記のステップS202において直流入力電圧が運転電圧範囲外とされた配列3については算出しない。図13(c)に示すように、配列1の直流入力電流は200kW÷518.4V÷0.95=406Aとなり、配列2の直流入力電流は200kW÷576.0V÷0.95=366Aとなる。
次に、上記のステップS204において算出された、組電池132の蓄電部21の組電池配列の配列1及び配列2の各々の直流入力電流に関して、交直変換装置131の運転電流範囲との比較を実行する(ステップS205)。本ステップS205においては、交直変換装置131の運転電流範囲が0〜620Aであることから、図13(d)に示すように、配列1及び配列2は共に運転電圧範囲内である。
最後に、交直変換装置131の交直変換効率が最も高くなる組電池配列を配列1及び配列2のうちから選択し、組電池配列の最高配列を決定する(ステップS206)。本ステップS206においては、交直変換装置131の直流入力電圧が運転電圧範囲内にあり、且つ、交直変換装置131の直流入力電流が運転電流範囲内にある、組電池の配列1及び配列2のうち、図13(e)に示すように、直流入力電圧が最も高い配列2が最高配列として決定される。交直変換装置131の交直変換効率は、図15(a)に示したように、直流入力電圧に対して右肩上がりの特性を有しており、直流入力電圧が高いほど交直変換効率が高くなるからである。
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、交直変換装置の大型化、高価格化を招くことなく、交直変換装置の交直変換効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る電力貯蔵装置が導入された電力設備の概略構成を示すブロック図である。 組電池の概略構成を示す図である。 配列変換制御装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る組電池配列と交直変換効率との関係を示す図表である。 従来の組電池配列と交直変換効率との関係を示す図表である。 単電池電圧と交直変換効率との関係を示すグラフ図である。 単電池電圧と直流入力電流との関係を示すグラフ図である。 単電池を144直列×10並列した組電池を示す図である。 単電池を160直列×9並列した組電池を示す図である。 単電池を180直列×8並列した組電池を示す図である。 配列変換制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 判定処理の手順を説明するためのフローチャートである。 判定処理の手順を説明するための図である。 単電池の充放電時における電圧の変化を示すグラフ図である。 交直変換装置の運転電圧と交直変換効率との関係を示すグラフ図である。
符号の説明
10 電力設備
11 受電設備
12A、12B、12C 負荷
13 電力貯蔵装置
21 蓄電部
22A、22B 接続切替回路
31 取得部
32 算出部
33 判定部
34 格納部
35 指示部
131 交直変換装置
132 組電池
133 充放電制御装置
134 配列変換制御装置

Claims (5)

  1. 商用電力系統と負荷との間に接続され、交流電力と直流電力との間で交直変換する交直変換装置と、
    前記交直変換装置の直流側に接続されており、複数の二次電池が直並列に配列されて構成され、且つ、前記複数の二次電池の直並列の配列パターンがあらかじめ定められた複数の配列パターン間において切り替え可能な組電池と、
    前記複数の二次電池の直並列の配列パターンを前記あらかじめ定められた複数の配列パターン間において切り替える配列変換制御装置と
    を備え、
    前記交直変換装置は、前記組電池の直流電圧の変化に応じて変化する特性を持つ交直変換効率を有しており、
    前記配列変換制御装置は、前記組電池が充放電される場合において、前記交直変換装置の交直変換効率が最大化されるように、前記複数の二次電池の直並列の配列パターンを切り替えて、前記組電池の直流電圧を調整することを特徴とする電力貯蔵装置。
  2. 前記配列変換制御装置は、前記交直変換装置の交直変換効率の特性をあらかじめ記憶する格納部と、前記格納部に記憶された前記交直変換装置の変換効率の特性に基づいて前記交直変換装置の交直変換効率を最大化させるための前記組電池の直流電圧を判定し、前記判定結果に基づいて前記あらかじめ定められた複数の配列パターンのうちの1つを選択する判定部と、前記選択結果に基づいて前記複数の二次電池の直並列の配列パターンの切り替えを前記組電池に指示する指示部とを有することを特徴とする請求項1に記載の電力貯蔵装置。
  3. 前記交直変換装置は、前記交直変換装置が交直変換する際に入出力可能な電圧範囲をさらに有しており、
    前記判定部は、前記組電池の直流電圧が前記入出力可能な電圧範囲内になるように前記あらかじめ定められた複数の配列パターンのうちの1つを選択することを特徴とする請求項2に記載の電力貯蔵装置。
  4. 前記交直変換装置は、前記交直変換装置が交直変換する際に入出力可能な電流範囲をさらに有しており、
    前記判定部は、前記組電池の直流電流が前記入出力可能な電流範囲内になるように前記あらかじめ定められた複数の配列パターンのうちの1つを選択することを特徴とする請求項3に記載の電力貯蔵装置。
  5. 前記交直変換装置及び前記組電池に接続され、前記交直変換装置を介した前記組電池の充放電を制御する充放電制御装置をさらに備え、
    前記配列変換制御装置は、前記充放電制御装置が前記組電池の充放電を制御する際に取得する前記組電池の直流電圧が入力されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力貯蔵装置。
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