JP2009211387A - 情報提示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】他のコンテンツ利用者がコンテンツに付与した評価に基づき、コンテンツ利用者の興味や嗜好に適合したコンテンツを容易に取得することが可能な情報提示システムを提供すること。
【解決手段】
提示対象利用者にコンテンツに関するコンテンツ情報を提示する情報提示システムにおいて、コンテンツ情報、又はコンテンツ利用者の属性の少なくとも一方をコンテンツ利用者の嗜好情報として取得する。取得した嗜好情報に基づき、提示対象利用者とは異なるコンテンツ利用者の中から、類似利用者を決定する(S385)。コンテンツに対する評価のうち、類似利用者の評価に対応するコンテンツ情報を取得し(S395)、提示対象利用者に提示する。コンテンツに対する評価は、利用期間中に取得したコンテンツ利用者の生体情報に基づき付与される。
【選択図】図14

Description

本発明は、コンテンツに関するコンテンツ情報を提示対象利用者に提示する情報提示システムに関する。
近年、インターネットやパソコン通信の普及により、インターネット等のネットワークを介して多数のコンテンツ利用者にコンテンツを提供するサービスが広く行われている。コンテンツ利用者は、キーワード検索を利用したり、他のコンテンツ利用者が独自に付与した評価等を参考にしたりして、自分の興味や嗜好に適合したコンテンツを見つけ出している。しかし、コンテンツ利用者が利用可能なコンテンツの増加に伴い、多くの情報の中からコンテンツ利用者の興味や嗜好に適合したコンテンツを検索することが難しくなってきている。
これに対して、コンテンツ利用者の興味や嗜好に適合した情報を選択する情報検索方式や情報フィルタリング方式が種々提案されている。例えば、ソーシャルフィルタリングと呼ばれる方式では、コンテンツを利用する多数のコンテンツ利用者が各々のコンテンツについて評価を行い、その評価情報をもとにコンテンツ利用者間の類似度を計算する。そして、コンテンツ利用者と類似度の高い他のコンテンツ利用者が高く評価したコンテンツを優先的に提供する(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−92028号公報
しかしながら、特許文献1記載のコンテンツ集配信システムでは、コンテンツ情報の評価を、各コンテンツ利用者が独自に行っていたため、コンテンツに対する客観的な評価が得られるとは限らなかった。このため、他のコンテンツ利用者が付与したコンテンツに対する評価に基づき、コンテンツ利用者の興味や嗜好に適合した適切なコンテンツを取得することが困難であった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、他のコンテンツ利用者がコンテンツに付与した評価に基づき、コンテンツ利用者の興味や嗜好に適合したコンテンツを容易に取得することが可能な情報提示システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明の情報提示システムは、提示対象利用者にコンテンツに関するコンテンツ情報を提示する情報提示システムであって、コンテンツ提示装置がコンテンツ利用者にコンテンツを提示している利用期間の、当該コンテンツ利用者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、前記生体情報取得手段が取得した前記生体情報に基づき、前記利用期間中の前記コンテンツ利用者の前記コンテンツに対する評価を付与する評価付与手段と、前記評価付与手段が付与した前記評価を、前記コンテンツ及び前記コンテンツ利用者と対応付けて取得する評価取得手段と、前記コンテンツ利用者が利用した前記コンテンツ情報、及び前記コンテンツ利用者の属性の少なくとも一方を当該コンテンツ利用者の嗜好情報として取得する嗜好情報取得手段と、前記コンテンツ情報を提示する対象となる前記コンテンツ利用者を前記提示対象利用者として特定する提示対象利用者特定手段と、前記嗜好情報取得手段が取得した前記嗜好情報に基づき、前記提示対象利用者とは異なる前記コンテンツ利用者の中から、前記提示対象利用者の前記嗜好情報と類似する前記嗜好情報を有する前記コンテンツ利用者を類似利用者として決定する類似利用者決定手段と、前記評価取得手段が取得した前記評価のうち、前記類似利用者決定手段により決定された前記類似利用者の前記評価に対応する前記コンテンツ情報を前記提示対象利用者に提示する情報提示手段とを備えている。
また、請求項2に係る発明の情報提示システムは、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記提示対象利用者から指定された指定コンテンツを取得するコンテンツ取得手段をさらに備え、前記情報提示手段は、前記類似利用者の前記評価の中から、前記コンテンツ取得手段により取得された前記指定コンテンツに対する前記評価を前記提示対象利用者に提示する。
また、請求項3に係る発明の情報提示システムは、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記評価取得手段により取得された前記コンテンツに基づき、前記類似利用者により利用された前記コンテンツのうち、前記提示対象利用者に利用されていない未利用コンテンツを取得する未利用コンテンツ取得手段をさらに備え、前記情報提示手段は、前記未利用コンテンツの内、前記評価の高い順に取得した所定数の未利用コンテンツに対応する前記コンテンツ情報を前記提示対象利用者に提示する。
また、請求項4に係る発明の情報提示システムは、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記生体情報は、前記利用期間中の前記コンテンツ利用者の体の動きの有無を表す体動情報を含むことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明の情報提示システムは、請求項4に記載の発明の構成に加え、前記体動情報は、前記利用期間中に前記コンテンツ利用者が体を動かした回数を含むことを特徴とする。
また、請求項6に係る発明の情報提示システムは、請求項4又は5に記載の発明の構成に加え、前記体動情報は、前記利用期間中の前記コンテンツ利用者が体を動かしていない時間を含むことを特徴とする。
また、請求項7に係る発明の情報提示システムは、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記生体情報は、前記利用期間中の前記コンテンツ利用者の眠気を表す眠気情報を含むことを特徴とする。
また、請求項8に係る発明の情報提示システムは、請求項7に記載の発明の構成に加え、前記眠気情報は、前記利用期間中の前記コンテンツ利用者の脈拍数を含むことを特徴とする。
また、請求項9に係る発明の情報提示システムは、請求項7又は8に記載の発明の構成に加え、前記眠気情報は、前記利用期間中の前記コンテンツ利用者の呼吸数を含むことを特徴とする。
また、請求項10に係る発明の情報提示システムは、請求項1乃至9のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記嗜好情報は、前記コンテンツ情報として前記コンテンツ利用者が利用した前記コンテンツの識別情報を含むことを特徴とする。
また、請求項11に係る発明の情報提示システムは、請求項1乃至10のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記嗜好情報は、前記コンテンツ情報として前記評価付与手段が付与した前記評価を含むことを特徴とする。
また、請求項12に係る発明の情報提示システムは、請求項1乃至11のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記嗜好情報は、前記コンテンツ情報として前記コンテンツに内容に基づき予め区分されたジャンルを含むことを特徴とする。
請求項1に係る発明の情報提示システムによれば、コンテンツの評価として提示対象利用者の嗜好情報と類似する嗜好情報を有する類似利用者の評価に対応するコンテンツ情報が提示対象利用者に提示される。評価は、コンテンツを利用している利用期間中に類似利用者から取得された生体情報に基づき自動的に付与される。このため、類似利用者の主観に左右されない客観的な評価であると言える。また、嗜好情報は、コンテンツ利用者が利用したコンテンツ情報、及びコンテンツ利用者の属性の少なくとも一方を含む。このため、嗜好情報に基づき決定された類似利用者は、提示対象利用者と同様な嗜好を有すると推定される。よって、提示対象利用者と嗜好が類似していないと推定されるコンテンツ利用者の評価に比べ、類似利用者の評価は信頼性が高い。したがって、提示対象利用者は、情報提示システムにより提示されたコンテンツ情報に基づき、自分の興味や嗜好に適合したコンテンツを容易に見つけることができる。
請求項2に係る発明の情報提示システムによれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、提示対象利用者が指定するコンテンツについて、類似利用者の評価を容易に取得することができる。前述の通り、提示対象利用者と嗜好が類似していないと推定されるコンテンツ利用者の評価に比べ、類似利用者の評価は信頼性が高い。したがって、提示対象利用者は、情報提示システムにより提示された評価に基づき、指定コンテンツが自分の興味や嗜好に適合しているか否かを適切に判断することができる。
請求項3に係る発明の情報提示システムによれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、提示対象利用者が未利用のコンテンツについて、類似利用者の評価を容易に取得することができる。このため、提示対象利用者が未利用のコンテンツについて、類似利用者の評価の高い順に取得した所定数の未利用コンテンツを容易に取得することができる。前述の通り、提示対象利用者と嗜好が類似していないと推定されるコンテンツ利用者の評価に比べ、類似利用者の評価は信頼性が高い。このため、提示される未利用コンテンツは、類似利用者の評価に基づき、提示対象利用者の嗜好に適合すると推定される。したがって、提示対象利用者は、提示された未利用コンテンツのコンテンツ情報に基づき、自分の興味や嗜好に適合したコンテンツを容易に見つけることができる。
請求項4に係る発明の情報提示システムによれば、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の効果に加え、コンテンツ利用期間中のコンテンツ利用者の体の動きの有無を表す体動情報に基づき、コンテンツの評価を付与することができる。体動情報からは、例えば、利用期間中のコンテンツ利用者の姿勢や、落ち着いてコンテンツを利用していたか否かを把握することができる。このため、体動情報に基づきコンテンツの評価を付与すれば、利用期間中のコンテンツ利用者の態度を客観的に評価に反映させることができる。
請求項5に係る発明の情報提示システムによれば、請求項4に記載の発明の効果に加え、利用期間中にコンテンツ利用者が体を動かした回数を含む体動情報に基づき、コンテンツの評価を付与することができる。体動情報としての利用期間中にコンテンツ利用者が体を動かした回数からは、落ち着いてコンテンツを利用していたか否かを把握することができる。このため、コンテンツ利用者が落ち着いてコンテンツを利用していたか否かを反映した客観的な評価を得ることができる。
請求項6に係る発明の情報提示システムによれば、請求項4又は5に記載の発明の効果に加え、利用期間中のコンテンツ利用者が体を動かしていない時間を含む体動情報に基づき、コンテンツの評価を付与することができる。体動情報としての利用期間中にコンテンツ利用者が体を動かしていない時間からは、コンテンツ利用者が落ち着いてコンテンツを利用していたか否かを把握することができる。このため、コンテンツ利用者が落ち着いてコンテンツを利用していたか否かを反映した客観的な評価を得ることができる。
請求項7に係る発明の情報提示システムによれば、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の効果に加え、コンテンツ利用期間中のコンテンツ利用者の眠気を表す眠気情報に基づき、コンテンツの評価を付与することができる。眠気情報からは、利用期間中にコンテンツ利用者が眠気を催していたか否か、又は集中してコンテンツを利用していたか否かを把握することができる。このため、眠気情報に基づきコンテンツの評価を付与すれば、利用期間中にコンテンツ利用者が集中してコンテンツを利用していたか否かを客観的に評価に反映させることができる。
請求項8に係る発明の情報提示システムによれば、請求項7に記載の発明の効果に加え、利用期間中のコンテンツ利用者の脈拍数を含む眠気情報に基づき、コンテンツの評価を付与することができる。一般に、眠気を催しているときには脈拍数が低下し、興奮している場合には脈拍数が上昇する。このため、脈拍数を用いれば、利用期間中にコンテンツ利用者が集中してコンテンツを利用していたか否かを的確に把握することが可能である。
請求項9に係る発明の情報提示システムによれば、請求項7又は8に記載の発明の効果に加え、利用期間中のコンテンツ利用者の呼吸数を含む眠気情報に基づき、コンテンツの評価を付与することができる。一般に、眠気を催しているときには呼吸数が低下し、興奮している場合には呼吸数が上昇する。このため、呼吸数を用いれば、利用期間中にコンテンツ利用者が集中してコンテンツを利用していたか否かを的確に把握することが可能である。
請求項10に係る発明の情報提示システムによれば、請求項1乃至9のいずれかに記載の発明の効果に加え、提示対象利用者が利用したコンテンツと類似するコンテンツを利用しているコンテンツ利用者であれば、提示対象利用者と類似する嗜好を有していると推定される。このため、コンテンツの識別情報を含む嗜好情報に基づき類似利用者を決定すれば、類似利用者を適切に決定することができる。
請求項11に係る発明の情報提示システムによれば、請求項1乃至10のいずれかに記載の発明の効果に加え、同一又は内容が類似するコンテンツに対して提示対象利用者と類似する評価を付与しているコンテンツ利用者であれば、提示対象利用者と類似する嗜好を有していると推定される。このため、コンテンツの評価を含む嗜好情報に基づき類似利用者を決定すれば、類似利用者を適切に決定することができる。
請求項12に係る発明の情報提示システムによれば、請求項1乃至11のいずれかに記載の発明の効果に加え、提示対象利用者が利用したコンテンツのジャンルと同一又は類似するジャンルのコンテンツを利用するコンテンツ利用者であれば、提示対象利用者と類似する嗜好を有していると推定される。コンテンツに内容に基づき予め区分したジャンルを含む嗜好情報に基づき類似利用者を決定すれば、類似利用者を適切に決定することができる。
以下、本発明を適用した例として、第1及び第2の実施形態を、図面を参照して順に説明する。まず、第1の実施形態の情報提示システム1の構成について図1を参照して説明する。図1は、情報提示システム1の構成図である。図1に示すように、情報提示システム1は、端末10,情報生成装置20,及び情報収集装置50を備えている。そして、端末10,情報生成装置20,及び情報収集装置50は、インターネット等のネットワーク4を介して相互に接続可能である。尚、図1には、端末10,情報生成装置20,及び情報収集装置50をそれぞれ1つずつしか図示していないが、各構成は必要に応じて数を増やすことができる。
以下、情報提示システム1を構成する端末10,情報生成装置20,及び情報収集装置50の電気的構成について詳述する。まず、端末10の電気的構成について図1を参照して説明する。端末10は、コンテンツ利用者が利用する所謂携帯端末であり、本発明の「コンテンツ提示装置」に相当する。端末10は、図1に示すように、CPU11,ROM12,RAM13,I/Oインタフェイス(I/F)14,キー入力部15,及び出力部16を備える。そして、ROM12,RAM13,I/Oインタフェイス(I/F)14,キー入力部15,及び出力部16は、バス18を介してCPU11に接続している。I/F14は、情報生成装置20,情報収集装置50,又はネットワーク4に接続された外部装置と通信するのに用いられ、端末10は、I/F14を経由してインターネット等のネットワーク4に接続可能である。キー入力部15は、コンテンツ利用者が端末10に指示を入力する際に使用され、出力部16は、表示部及びスピーカで構成され、コンテンツ、及びコンテンツ情報を出力する。
次に、情報生成装置20の電気的構成について図1を参照して説明する。情報生成装置20は、コンテンツ利用者が、利用期間中に使用する椅子に内蔵されている。情報生成装置20は、CPU21,ROM22,RAM23,I/Oインタフェイス(I/F)24,呼吸センサ25,脈拍センサ26,及び体動センサ27を備える。ROM22,RAM23,I/Oインタフェイス(I/F)24,呼吸センサ25,脈拍センサ26,及び体動センサ27は、バス28を介してCPU21に接続している。呼吸センサ25は、吸気と呼気の温度差(%)を利用し、呼吸曲線の変化から呼吸数を計測するセンサである。脈拍センサ26は、所謂感圧センサであり、コンテンツ利用者の脈拍数を計測する。脈拍センサ26として、血液の膨張収縮による距離の差分を検出する、所謂赤外線センサを設けてもよい。体動センサ27は、所謂圧力センサであり、圧力の変化によりコンテンツ利用者の体の動きの有無を検出する。体動センサ27のセンサ素子は、椅子の座面や背面に配設されている。
次に、情報収集装置50の電気的構成について図1を参照して説明する。図1に示すように、情報収集装置50は、所謂パーソナルコンピュータである。情報収集装置50は、CPU51,ROM52,RAM53,I/F54,及びハードディスク装置(HDD)55を備える。そして、ROM52,RAM53,I/F54,及びハードディスク装置(HDD)55は、バス56を介して、CPU51に接続している。情報収集装置50は、I/F54を経由してネットワーク4に接続可能である。
次に、情報提示システム1を構成する端末10,情報生成装置20,及び情報収集装置50において実行される第1の実施形態の処理の概要について説明する。図2は、情報提示システム1で実行される処理の概要を示す説明図である。まず、端末10において実行される処理の概要について図2を参照して説明する。端末10では、コンテンツ利用者の指示に応じて、コンテンツが出力部16に提示(出力)される。また、端末10では、コンテンツ利用者の指示に応じて(図2において(B)で図示)、コンテンツ利用者と類似する嗜好を有する類似利用者が付与したコンテンツに対する評価を出力部16に提示する処理が実行される。以下、コンテンツに対する評価を提示する指示を入力したコンテンツ利用者を、「提示対象利用者」と言う。類似利用者が付与したコンテンツに対する評価は、情報収集装置50から取得される(図2において(C)で図示)。
次に、情報生成装置20において実行される処理の概要について図2を参照して説明する。情報生成装置20では、コンテンツ利用者が、コンテンツを利用している利用期間に、コンテンツ利用者の生体情報を取得する処理が実行される。また、情報生成装置20では、取得した生体情報に基づき、コンテンツに対する満足度を算出する処理が実行される。さらに、情報生成装置20では、算出した満足度をコンテンツ、及びコンテンツ利用者の識別情報とともに情報収集装置50に送信する処理が実行される(図2において(A)で図示)。
次に、情報収集装置50において実行される処理の概要について図2を参照して説明する。情報収集装置50は、情報生成装置20から送信される(図2において(A)で図示)コンテンツ利用者の生体情報をコンテンツ、及びコンテンツ利用者の識別情報を記憶する。また、情報収集装置50では、端末10からの指示に応じて、類似利用者が付与したコンテンツに対する評価を取得し、端末10に送信する処理が実行される(図2において(B)(C)で図示)。
次に、第1の実施形態の情報提示システム1で実行される処理について、以下の順に説明する。まず、端末10のメイン処理を図3を参照して説明する。次に、情報生成装置20のメイン処理を図4〜図10を参照して説明する。次に情報収集装置50のメイン処理について、図11〜図17を参照して説明する。尚、説明を簡単にするために、第1の実施形態の情報提示システム1が、コンテンツ利用者に対して、コンテンツとして映画を提示する場合について説明する。
まず、端末10のメイン処理を、図3を参照して説明する。図3は、端末10のメイン処理のフローチャートである。尚、図3に示す各処理を実行させるプログラムは、ROM12(図1参照)に記憶されており、CPU11(図1参照)が実行する。
図3に示すように、端末10のメイン処理ではまず、CPU11は初期化を実行する(S5)。S5において、例えば、CPU11は端末10の各種処理を実行するためのプログラムを起動させ、初期画面を出力部16に提示させる。続いて、CPU11はコンテンツ利用の指示が入力されたか否かを判断する(S10)。端末10の利用者が、キー入力部15を操作して、利用するコンテンツを指定すると、コンテンツ利用の指示がコンテンツIDとともに入力される。コンテンツ利用の指示を入力することにより、コンテンツの利用を開始させる端末10の利用者は、コンテンツ利用者である。コンテンツ利用の指示が入力されていない場合(S10:No)の処理は後述する。コンテンツ利用の指示が入力された場合(S10:Yes)、CPU11は、コンテンツ利用者のユーザIDと、利用するコンテンツのコンテンツIDとを情報生成装置20に送信する(S15)。ユーザIDは、予めROM12に記憶されていてもよいし、コンテンツ利用の指示とともに利用者に入力させてもよい。
続いて、S10において入力されたコンテンツIDに対応するコンテンツを出力部16に提示する(S20)。端末10に提示されるコンテンツは、端末10が備える記憶装置、端末10に接続可能な外部記憶装置、情報収集装置50,及びネットワーク4を介して接続可能な情報提示システム1外の装置のいずれかから取得される。第1の実施形態では、コンテンツとして映画を提示するため、CPU11は出力部16を構成する表示部に映像を出力させ、スピーカから音声を再生させる。続いて、コンテンツが停止されたか否かを判断する(S25)。コンテンツは、コンテンツ停止の指示が入力された場合、又はコンテンツが終了した場合に停止される。コンテンツが停止していない場合には(S25:No)、コンテンツが停止するまで待機する。コンテンツが停止した場合には(S25:Yes)、後述するS90の処理を実行する。
S10において、コンテンツ利用の指示が入力されていない場合(S10:No)、CPU11は評価検索の指示が入力されたか否かを判断する(S35)。端末10の利用者が、キー入力部15を操作して、評価の提示を希望するコンテンツ(以下、「指定コンテンツ」と言う。)を指定すると、評価検索の指示が指定コンテンツのコンテンツIDとともに入力される。評価検索の指示を入力し、評価を提示する対象となる端末10の利用者は、提示対象利用者である。評価検索の指示が入力されていない場合(S35:No)の処理は後述する。評価検索の指示が入力された場合(S35:Yes)、S35において入力されたコンテンツIDを指定コンテンツのコンテンツIDとして取得し、RAM13に記憶させる(S40)。
続いて、検索依頼を情報収集装置50に送信する(S45)。検索依頼は、指定コンテンツに対応する評価の取得を情報収集装置50に指示するためのコマンドである。検索依頼には、端末10を識別する端末ID,提示対象利用者のユーザID,及び指定コンテンツのコンテンツIDが含まれる。続いて、S45において送信した検索依頼に対応する検索結果を受信するまで待機する(S50:No)。検索結果は、図13を参照して後述する情報収集装置50において実行される検索処理において、情報収集装置50から端末10に送信される。検索結果を受信した場合(S50:Yes)、受信した評価を出力部16に提示する(S55)。S55で出力部16に提示される評価は、図13を参照して後述する情報収集装置50の検索処理において送信される満足度である。評価の提示方法は、出力部16の構成に応じて適宜設定可能である。例えば、出力部16が備える表示部に評価を表示されてもよいし、スピーカから音声にて評価を報知されてもよい。第1の実施形態では出力部16が備える表示部に評価が表示される。S55の処理により提示対象利用者は、指定コンテンツに対する評価を閲覧することができる。続いて、後述するS90の処理を実行する。
S35において、評価検索の指示が入力されていない場合(S35:No)、CPU11は、その他の処理を実行する。その他の処理としては、例えば、通常の携帯電話としての機能を実行する処理、メモ編集処理、アドレス編集処理が挙げられる。S25,S55,又はS60に続いて、CPU11は、電源がOFFにされたか否かを判断する(S90)。電源がOFFにされていない場合(S90:No)、S10に戻り処理を繰り返す。電源がOFFにされた場合(S90:Yes)、CPU11は実行中の全ての処理を停止させ(S95)、メイン処理を終了させる。以上のように、CPU11は、端末10のメイン処理を実行する。
次に、情報生成装置20のメイン処理について、図4〜図10を参照して説明する。図4は、情報生成装置20のメイン処理のフローチャートである。図5は、図4のメイン処理において実行されるユーザ監視処理のフローチャートである。図6は、図5のユーザ監視処理において実行される基準値算出処理のフローチャートである。図7は、図5のユーザ監視処理において実行される生体情報取得処理のフローチャートである。図8は、図5のユーザ監視処理において実行される満足度算出処理のフローチャートである。図9は、眠気評価テーブル201である。図10は、体動評価テーブル202である。尚、図3〜図8に示す各処理を実行させるプログラムは、ROM22(図1参照)に記憶されており、CPU21(図1参照)が実行する。
図4に示すように、情報生成装置20のメイン処理ではまず、CPU21は、初期化を実行する(S105)。S105の処理において、CPU21は例えば、プログラムの読み込み、RAM23の記憶エリアに記憶されている値のクリアを実行する。続いて、CPU21は、センサ25〜27を起動させる(S110)。続いて、ユーザ監視処理を実行する(S115)。ユーザ監視処理では、コンテンツ利用期間中のコンテンツ利用者の生体情報を取得する処理が実行される。ユーザ監視処理では、さらに、取得した生体情報に基づき、利用されたコンテンツに対する評価として満足度を算出し、情報収集装置50に送信する処理が実行される。ユーザ監視処理の詳細については、図5〜図10を参照して後述する。続いて、装置電源がOFFにされていない場合には(S120:No)、S115に戻り処理を繰り返す。電源がOFFにされた場合には(S120:Yes)、実行中の全ての処理を終了させ(S125)、メイン処理を終了させる。以上のように、CPU21は、情報生成装置20のメイン処理を実行する。
続いて、図4のメイン処理のS115において実行されるユーザ監視処理について図5〜図10を参照して説明する。図5に示すように、ユーザ監視処理ではまず、CPU21は、端末10から情報を取得するまで待機する(S155:No)。S155における情報とは、図3に示す、端末10のメイン処理のS15において、情報生成装置20に送信される情報である。情報を取得した場合(S155:Yes)、CPU21は基準値算出処理を実行する(S160)。基準値算出処理を、図6を参照して説明する。
図6に示すように基準値算出処理では、CPU21はまず、タイマをリセットする(S200)。タイマは、生体情報を取得する期間の計測に用いられ、別途実行されるプログラムにより所定時間毎に更新されRAM23に記憶される。続いて、呼吸センサ25に呼吸数のカウントを開始させる(S205)。呼吸数は、公知のプログラムにより別途カウントされ、随時RAM23に記憶される。続いて、脈拍センサ26に脈拍数のカウントを開始させる(S210)。脈拍数は、公知のプログラムにより別途カウントされ、随時RAM23に記憶される。続いて、S200においてタイマをリセットしてから1分間が経過するまで待機する(S215:No)。1分間が経過した場合には(S215:Yes)、RAM23に記憶されている呼吸数、及び脈拍数を基準値にセットし、RAM23に記憶させる(S220)。第1の実施形態では、S220の処理により、コンテンツ利用開始時期における、コンテンツ利用者の1分間の呼吸数及び脈拍数が基準値として取得される。続いて、RAM23に記憶されているタイマ、計測中の呼吸数、及び脈拍数をリセットし(S225)、センサ25〜27に、呼吸数、脈拍数、及び体動回数のカウントを新たに開始させる。体動回数は、体動センサ27により、所定値以上の圧力変化が検出された場合に1増加(インクリメント)され、随時RAM23に記憶される。続いて、図5のユーザ監視処理に戻る。
引き続き、図5を参照してユーザ監視処理を説明する。S160に続いて、CPU21は生体情報取得処理を実行する(S165)。生体情報取得処理について、図7を参照して説明する。図7に示す生体情報取得処理は、コンテンツ利用者の生体情報を、1分間隔で経時的に取得する処理である。具体的にはまず、CPU21は、タイマを参照し、前回タイマがリセットされてから、1分間経過するまで待機する(S250:No)。1分間経過した場合(S250:Yes)、RAM23を参照し、計測中の脈拍数を1分毎の脈拍数として取得し、RAM23に記憶する(S255)。同様に、1分毎の呼吸数、及び1分毎の体動回数をそれぞれ、RAM23に記憶させる(S260,S265)。続いて、RAM23に記憶されているタイマ、計測中の呼吸数、及び脈拍数をリセットし(S270)、センサ25〜27に、計測中の呼吸数、脈拍数、及び体動回数のカウントを新たに開始させる。続いて、図5のユーザ監視処理に戻る。
引き続き、図5を参照してユーザ監視処理を説明する。S165に続いて、CPU21はコンテンツ利用者が、離席したか否かを判断する(S170)。具体的には、体動センサ27の出力に基づき、コンテンツ利用者が、情報生成装置20が内蔵されている椅子に座っているか否かを判断する。コンテンツ利用者が離席していない場合(S170:No)、S165に戻り処理を繰り返す。コンテンツ利用者が離席した場合(S170:Yes)、満足度算出処理を実行する。第1の実施形態では、コンテンツ利用者が離席した場合に、コンテンツの利用が終了したとみなしている。このため、コンテンツ利用者が離席した場合(S170:Yes)、満足度算出処理を実行する。満足度算出処理について、図8を参照して説明する。
図8に示すように、満足度算出処理では、CPU21はまず、RAM23を参照し、1分毎に取得した呼吸数、脈拍数、及び体動回数の平均値をそれぞれ算出し、RAM23に記憶させる(S275)。続いて、呼吸ポイント、脈拍ポイント、及び体動ポイントを算出し、RAM23に記憶させる(S280)。呼吸ポイント、及び脈拍ポイントは、次のように求める。一例として呼吸ポイントの算出方法について説明するが、脈拍ポイントの算出方法についても同様である。まず、S275で求めた呼吸数の平均値と、図6のS220でセットした呼吸数の基準値との差を、呼吸数の基準値で除した計算値を算出する。次に、算出した計算値と、図9に示す眠気評価テーブル201とを比較して、呼吸ポイントを求める。体動ポイントは、S275で求めた体動回数の平均値と、図10に示す体動評価テーブル202とを比較して求める。尚、眠気評価テーブル201,及び体動評価テーブル202は、ROM22に記憶されている。続いて、満足度を算出し、RAM23に記憶させる(S285)。満足度は、S280で算出した呼吸ポイント、脈拍ポイント、及び体動ポイントの合計値であり、1〜10の整数で表される。続いて、図5のユーザ監視処理に戻る。
引き続き、図5を参照してユーザ監視処理を説明する。S175に続いて、データを情報収集装置50に送信する(S180)。S180のデータには、S155において取得された情報、及び図8のS285で求めた満足度が含まれる。続いて、ユーザ監視処理を終了し、図4のメイン処理に戻る。以上のように、CPU21は、ユーザ監視処理を実行する。
次に、情報収集装置50のメイン処理について、図11〜図17を参照して説明する。図11は、情報収集装置50のメイン処理のフローチャートである。図12は、コンテンツ利用履歴DB203の説明図である。図13は、図11のメイン処理において実行される検索処理のフローチャートである。図14は、図13の検索処理において実行される評価検索処理のフローチャートである。図15〜図17は、類似利用者の決定方法の説明図である。尚、図11,図13及び図14に示す各処理を実行させるプログラムは、ROM52(図1参照)に記憶されており、CPU51(図1参照)が実行する。
図11に示すように、情報収集装置50のメイン処理では、CPU51はまず、初期化を実行する(S305)。S305では、CPU51は、例えば、プログラムの読み込みを実行する。続いて、データを受信したか否かを判断する(S310)。S310におけるデータとは、図5に示すユーザ監視処理のS180において情報生成装置20から送信されるデータである。データを受信した場合(S310:Yes)、CPU51は、コンテンツ利用履歴DB203を更新する(S315)。コンテンツ利用履歴DB203は、HDD55(図1参照)に設けられており、例えば、図12のコンテンツ利用履歴DB203に示す項目が記憶されている。図12に示すように、コンテンツ利用履歴DB203には、ユーザ情報204と、コンテンツ情報205とが記憶されている。ユーザ情報204は、コンテンツ利用者の属性を表す情報として、ユーザID,性別、年齢、未婚か既婚か、及び子供の人数を含む。ユーザ情報204に含まれる情報は、別途実行されるプログラムにより、コンテンツ利用者が、初めて情報提示システム1を利用するときに取得される。コンテンツ情報205は、コンテンツに関する情報として、コンテンツID,コンテンツのジャンル、邦画か洋画か、及び満足度を含む。コンテンツ情報205に含まれるコンテンツのジャンル、邦画か洋画かは、別途HDD55に設けられているコンテンツDB(図示略)から取得される。データを受信した場合には(S310:Yes)、CPU51は、データに含まれるユーザIDに対応するコンテンツ利用履歴DB203に、データに含まれるコンテンツID及び満足度を追加する。さらにCPU51は、さらにコンテンツDBからそのコンテンツIDに対応するコンテンツのジャンル、及び邦画か洋画かの情報を追加して、HDD55に記憶させる(S315)。
S310において、データを受信していない場合(S310:No)、CPU51は、検索依頼を受信したか否かを判断する(S320)。検索依頼は、図3に示す端末10のメイン処理のS45において、端末10から送信される。検索依頼を受信した場合(S320:Yes)、CPU51は検索処理を実行する(S330)。検索処理では、検索依頼に含まれるコンテンツIDに対応する評価を検索し、検索依頼を送信した端末10に送信する処理が実行される。検索処理の詳細は、図13〜図17を参照して後述する。S315,若しくはS330に続いて、又は検索依頼を受信していない場合(S320:No)には、S310に戻り、処理を繰り返す。以上のように、CPU51は情報収集装置50のメイン処理を実行する。
次に、図11のメイン処理のS330において実行される検索処理を、図13〜図17を参照して説明する。図13に示すように、検索処理では、図11のS320において受信した検索依頼に含まれる、ユーザIDとコンテンツIDとを特定し、RAM53に記憶させる(S350)。S350において特定されるユーザIDは、提示対象利用者のユーザIDであり、S350において特定されるコンテンツIDは、指定コンテンツのコンテンツIDである。続いて、CPU51は、評価検索処理を実行する(S355)。評価検索処理の詳細を、図14を参照して説明する。
図14に示すように、評価検索処理では、CPU51はまず、図13のS350で特定したユーザIDに基づき、提示対象利用者の嗜好情報を特定する(S380)。第1の実施形態では、コンテンツ利用履歴DB203に含まれる、コンテンツIDと、満足度とを嗜好情報とする。続いて、コンテンツ利用履歴DB203に含まれる嗜好情報に基づき、提示対象利用者と嗜好が類似する類似利用者を決定する(S385)。類似利用者の決定方法を、図15〜図17を参照して説明する。説明を簡単にするために、提示対象利用者のユーザIDを301とし、コンテンツ利用履歴DBには、ユーザID302〜306が登録されているものとする。また、各ユーザID301〜306で表されるコンテンツ利用者の生体情報に基づき、コンテンツID101〜107で示されるコンテンツに対し、図15に示す満足度が算出されたものとする。尚、図15〜図17において「−」は、コンテンツIDに対応するコンテンツが未利用であることを示している。
まず、図15のテーブル210において、ユーザID301と、ユーザID302〜306とについて利用コンテンツを比較し、利用コンテンツの一致率の高いユーザIDを取得する。利用コンテンツの一致率は、ユーザID301が利用した複数のコンテンツの内、ユーザID302〜306のそれぞれが利用したコンテンツの数により求める。テーブル210に示すように、ユーザID301は、コンテンツID101,103,105及び106で表されるコンテンツを利用している。したがって、CPU51は、利用コンテンツの一致率から、図16のテーブル211に示す、ユーザID302,303,305,及び306を取得する。続いて、ユーザID301と、ユーザID302,303,305,及び306とで、一致する利用コンテンツの満足度を比較し、満足度の一致率が高いユーザIDを取得する。CPU51は、利用コンテンツに対する満足度の一致率から、図17のテーブル212に示す、ユーザID302,及び306を取得する。以上のように、CPU51は、類似利用者のユーザIDとして、ユーザID302,及び306を決定する。
S385に続いて、CPU51は、S385で決定した類似利用者のコンテンツ情報に含まれる、指定コンテンツを検索する(S390)。指定コンテンツは、図13の検索処理のS350において取得したコンテンツIDにより特定する。続いて、類似利用者のコンテンツ情報に含まれる、指定コンテンツに対応する満足度を取得し、RAM53に記憶させる(S395)。指定コンテンツのコンテンツIDが102である場合、図17のテーブル212のユーザID302に対応する満足度「8」を取得する。尚、図17のテーブル212のユーザID306は、指定コンテンツを未利用であるため、満足度を取得できない。続いて、図13の検索処理に戻る。
引き続き、図13を参照して検索処理を説明する。S355に続いて、図14のS395で取得した満足度を、検索依頼を送信した端末10に送信する(S360)。検索依頼を送信した端末10は、図11のS320において受信した検索依頼に含まれる端末10の端末IDに基づき特定される。続いて、図11のメイン処理に戻る。以上のように、CPU51は、検索処理を実行する。
尚、図3に示す、端末10のメイン処理のS40において、提示対象利用者から指定された指定コンテンツを取得する、図1に示すCPU11は、本発明のコンテンツ取得手段として機能する。図7に示す生体情報取得処理において、利用期間中にコンテンツ利用者の生体情報として、呼吸数、脈拍数、及び体動回数を取得する(S255,S260,S265)CPU21は、本発明の生体情報取得手段として機能する。図8に示す満足度算出処理において、取得した生体情報に基づき、コンテンツに対する評価として、満足度を付与する(S285)CPU21は、本発明の評価付与手段として機能する。図11に示す、情報収集装置50のメイン処理のS310において、付与された評価を、コンテンツID及びコンテンツ利用者のユーザIDと対応付けて取得するCPU51は、本発明の評価取得手段として機能する。図11に示す、情報収集装置50のメイン処理のS310において、コンテンツ利用者が利用したコンテンツのコンテンツID及び付与された満足度を嗜好情報として取得するCPU51は、本発明の嗜好情報取得手段として機能する。図13に示す検索処理のS350において、コンテンツ情報を提示する対象となるコンテンツ利用者を提示対象利用者として特定するCPU51は、本発明の提示対象利用者特定手段として機能する。図14に示す評価検索処理のS385において、嗜好情報に基づき、提示対象利用者とは異なるコンテンツ利用者の中から、類似利用者を決定するCPU51は、本発明の類似利用者決定手段として機能する。図3に示す、端末10のメイン処理のS55において、指定コンテンツに対応する類似利用者の評価を出力部16に提示させ、提示対象利用者に提示するCPU11は、本発明の情報提示手段として機能する。
以上詳述した、情報提示システム1によれば、コンテンツの評価として提示対象利用者の嗜好情報と類似する嗜好情報を有する類似利用者の評価である満足度が、提示対象利用者が利用する端末10の出力部16に提示される。提示される満足度は、コンテンツを利用している利用期間中に類似利用者から取得された生体情報に基づき付与されたものである。具体的には、満足度は、体動回数、脈拍数、及び呼吸数に基づき算出される。体動回数からは、落ち着いてコンテンツを利用していたか否かを把握することができる。このため、コンテンツ利用者が落ち着いてコンテンツを利用していたか否かを反映した客観的な満足度を得ることができる。また、一般に、眠気を催しているときには脈拍数が低下し、興奮している場合には脈拍数が上昇する。さらに、眠気を催しているときには呼吸数が低下し、興奮している場合には呼吸数が上昇する。このため、脈拍数、及び呼吸数を用いて満足度を求めれば、利用期間中にコンテンツ利用者が集中してコンテンツを利用していたか否かを的確に把握することが可能である。このようにコンテンツ利用者の生体情報に基づき求めた満足度は、コンテンツ利用者の主観に左右されない客観的な評価であると言える。尚、コンテンツ利用者の生体情報は利用期間中に自動的に取得されるため、コンテンツ利用者がコンテンツの評価や生体情報を入力する必要はない。
また、情報提示システム1では、提示対象利用者が利用したコンテンツと類似するコンテンツを利用し、生体情報に基づき同様の満足度が求められているコンテンツ利用者を類似利用者としている。このため、類似利用者を適切に決定することができる。よって、提示対象利用者と嗜好が類似していないと推定されるコンテンツ利用者の満足度に比べ、提示対象利用者にとって信頼性が高い満足度を取得可能である。したがって、提示対象利用者は、情報提示システム1により提示された満足度に基づき、指定コンテンツが自分の興味や嗜好に適合しているか否かを適切に判断することができる。
ところで、上記第1の実施形態では、指定コンテンツに対応する満足度を取得し、提示対象利用者に提示していた。以下に示す第2の実施形態のように、指定コンテンツに対応する満足度に代えて、提示対象利用者が利用していない未利用コンテンツのコンテンツ情報を提示してもよい。以下、第2の実施形態について図18〜図21を参照して説明する。尚、第2の実施形態の情報提示システム1の構成は、第1の実施形態の情報提示システム1と同様であるので説明を省略する。
まず、図18を参照して、第2の実施形態の情報提示システム1において実行される処理の概要を説明する。図18は、情報提示システム1で実行される処理の概要を示す説明図である。まず、端末10において実行される処理の概要について説明する。端末10では、コンテンツ利用者の指示に応じて、コンテンツが出力部16に提示される。また、端末10では、コンテンツ利用者の指示に応じて、類似利用者の生体情報に基づき付与されたコンテンツに対する評価を出力部16に提示する処理が実行される。類似利用者が付与したコンテンツに対する評価は、情報収集装置50から取得される(図18において(D)で図示)。次に、情報収集装置50において実行される処理の概要について図2を参照して説明する。情報収集装置50は、情報生成装置20から送信される(図18において(A)で図示)コンテンツ利用者の生体情報をコンテンツ、及びコンテンツ利用者の識別情報を記憶する。また、情報収集装置50では、端末10からの指示に応じて、類似利用者の利用コンテンツの評価に基づき、提示対象利用者の未利用コンテンツ取得し、端末10に送信する処理が実行される(図18において(D)(E)で図示)。尚、情報生成装置20において実行される処理は、第1の実施形態と同様である。
次に、情報提示システム1で実行される第2の実施形態の処理について、以下の順に説明する。まず、端末10のメイン処理を、図19を参照して説明する。次に、情報収集装置50のメイン処理において実行される検索処理について、図20及び図21を参照して説明する。前述のように、情報生成装置20において実行される処理は、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
まず、端末10のメイン処理を、図19を参照して説明する。図19は、端末10のメイン処理のフローチャートである。尚、図19に示す各処理を実行させるプログラムは、ROM12(図1参照)に記憶されており、CPU11(図1参照)が実行する。図19において、図3に示す第1の実施形態の端末10のメイン処理と同様の処理を行う場合には、同じステップ番号を付与している。
図19に示すように、第2の実施形態の端末10のメイン処理では、S35〜S55の処理に代えて、S65〜S80の処理が実行される点で、図3に示す第1の実施形態の端末10のメイン処理と異なる。第1の実施形態と同様な処理については説明を省略し、以下、S65〜S80の処理について、図19を参照して説明をする。S65では、CPU11はコンテンツ検索の指示が入力されたか否かを判断する(S65)。端末10の利用者が、キー入力部15を操作して、コンテンツ検索を指定すると、コンテンツ検索の指示がユーザIDとともに入力される。コンテンツ検索の指示を入力し、未利用コンテンツを提示する対象となる端末10の利用者は、提示対象利用者である。コンテンツ検索の指示が入力されていない場合(S65:No)は、第1の実施形態と同様のS60を実行する。コンテンツ検索の指示が入力された場合(S65:Yes)、検索依頼を情報収集装置50に送信する(S70)。検索依頼は、評価対象利用者が利用していない未利用コンテンツの取得を情報収集装置50に指示するためのコマンドである。検索依頼には、端末10を識別する端末ID,及びユーザIDが含まれる。続いて、S70において送信した検索依頼に対応する検索結果を受信するまで待機する(S75:No)。検索結果を受信した場合(S75:Yes)、受信したコンテンツIDを出力部16に提示する(S80)。S80で出力部16に提示されるコンテンツIDは、図20を参照して後述する第2の実施形態の情報収集装置50の検索処理において送信されたコンテンツIDである。続いて、CPU11は実行中の全ての処理を停止させ(S95)、メイン処理を終了させる。以上のように、CPU11は、端末10のメイン処理を実行する。
次に、情報収集装置50のメイン処理において実行される検索処理について、図20及び図21を参照して説明する。図20は、メイン処理で実行される検索処理のフローチャートである。図21は、図20の検索処理で実行されるコンテンツ検索処理のフローチャートである。尚、図20及び図21に示す各処理を実行させるプログラムは、ROM52(図1参照)に記憶されており、CPU51(図1参照)が実行する。
図示しないが、情報収集装置50のメイン処理は、S330の検索処理において、図11に示す第1の実施形態の情報収集装置50のメイン処理と異なる。第1の実施形態と同様な処理については説明を省略し、以下、S330の検索処理について図20及び図21を参照して説明をする。図20に示すように、第2の実施形態の検索処理では、図11のS320において受信した検索依頼に含まれる、ユーザIDを特定し、RAM53に記憶させる(S405)。続いて、CPU51は、コンテンツ検索処理を実行する(S410)。コンテンツ検索処理の詳細を、図21を参照して説明する。
図21に示すように、コンテンツ検索処理では、CPU51はまず、図20のS405で特定したユーザIDに基づき、提示対象利用者の嗜好情報を特定する(S450)。第1の実施形態と同様に、コンテンツ利用履歴DB203に含まれる、コンテンツIDと、満足度とを嗜好情報とする。続いて、CPU51は、コンテンツ利用履歴DB203に含まれる嗜好情報に基づき、提示対象利用者と嗜好が類似する類似利用者を決定する(S455)。類似利用者の決定方法は、第1の実施形態と同様である。続いて、類似利用者のコンテンツ情報に含まれる、提示対象利用者が利用していない未利用コンテンツを検索し、取得する(S460)。続いて、S460で検索した未利用コンテンツのコンテンツIDを取得し、RAM53に記憶させる(S465)。図17に示す例では、ユーザID301の未利用コンテンツのコンテンツIDとして、102,104,及び107が取得される。第2の実施形態では、複数の未利用コンテンツが取得された場合、S455で決定した類似利用者の満足度が最も高いコンテンツIDを取得する。したがって、コンテンツID102,104,及び107の中から、類似利用者306の満足度が「10」と最も高いコンテンツID104を取得する。続いて、図20の検索処理に戻る。
引き続き、図20を参照して検索処理を実行する。S410に続いて、CPU51は、図21のS465で取得したコンテンツIDを、検索依頼を送信した端末10に送信する(S415)。検索依頼を送信した端末10の特定方法は、第1の実施形態の場合と同様である。以上のように、CPU11は、検索処理を実行する。
尚、図21に示すコンテンツ検索処理のS460において、類似利用者により利用されたコンテンツのうち、提示対象利用者に利用されていない未利用コンテンツを検索、取得するCPU51は、本発明の未利用コンテンツ取得手段として機能する。また図19に示す、端末10のメイン処理のS80において、未利用コンテンツの内、満足度の最も高い未利用コンテンツに対応するコンテンツIDを前記提示対象利用者に提示するCPU11は、本発明の情報提示手段として機能する。
以上説明した、第2の実施形態の情報提示システム1によれば、提示対象利用者が未利用のコンテンツについて、満足度が最も高い未利用コンテンツを容易に取得することができる。提示される未利用コンテンツの選定に用いられる満足度は、コンテンツを利用している利用期間中に類似利用者から取得された生体情報に基づき付与されたものである。このため、満足度は、類似利用者の主観に左右されない客観的な評価であると言える。さらに、提示対象利用者と嗜好が類似していないと推定されるコンテンツ利用者の評価に比べ、類似利用者の評価は提示利用者にとって信頼性が高い評価である。
また、類似利用者は、嗜好情報に基づき決定されているため、提示対象利用者と同様な嗜好を有すると推定される。このため、提示される未利用コンテンツは、類似利用者の満足度に基づき、提示対象利用者の嗜好に適合すると推定される。したがって、提示対象利用者は、情報提示システムにより提示された未利用コンテンツに基づき、自分の興味や嗜好に適合したコンテンツを容易に見つけることができる。また、第1の実施形態とは異なり、提示対象利用者は、コンテンツを指定することなく、未利用コンテンツのコンテンツ情報を提示させることができる。このため、提示対象利用者の嗜好に適合すると推定される未利用コンテンツで、且つ、提示対象利用者が把握していないコンテンツのコンテンツ情報を提示させることが可能である。
尚、本発明は、以上詳述した第1及び第2の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えてもよい。例えば、次の(1)〜(15)に示す変形を加えてもよい。
(1)上記実施形態では、情報提示システム1は、端末10と、情報生成装置20と、情報収集装置50とを備えていたが、情報提示システムのシステム構成は適宜変更可能である。例えば、コンテンツ利用に用いる端末と、評価又は未利用コンテンツの提示に用いる端末とを分けてもよい。また例えば、端末10と情報生成装置20とが一体になっていてもよい。情報提示システム1の各構成要素において実行される処理は、システム構成に応じて適宜変更可能である。例えば、上記実施形態では、情報生成装置20において、コンテンツに対する評価として満足度を算出していたが、評価算出の一部又は全部の処理を情報収集装置50において実行させてもよい。また、上記実施形態では、コンテンツに対する評価を、情報生成装置20から情報収集装置50に送信させていたが、これに限定されない。例えば、情報生成装置20から端末10を介して、コンテンツに対する評価を情報収集装置50に送信させてもよい。このようにした場合、情報生成装置20は、端末10のみと通信できればよく、情報生成装置20の通信装置を簡略化することができる。
(2)情報提示システム1が備える、端末10,情報生成装置20,及び情報収集装置50の構成は適宜変更可能である。例えば、情報収集装置50は、必要に応じて、フラッシュメモリ及びEEPROM等の、ROM52,RAM53,及びHDD55以外の記憶装置を設けてもよい。また、情報収集装置50は、CD−ROMドライブ等の記憶媒体と接続可能なコネクタを備えてもよい。端末10,及び情報生成装置20についても同様である。
(3)上記実施形態では、コンテンツとして映画を利用する場合を例示したが、これに限定されない。コンテンツとして、例えば、ウェブページ、動画(テレビ番組、映画等)、音楽、文章ファイル、表計算ファイルが挙げられる。また、利用者に提示するコンテンツに応じて、端末10に代えて、携帯電話以外の装置を用いてもよい。例えば、端末10に代えて、PC,携帯端末、テレビ、及び音楽再生装置が用いてもよい。
(4)上記実施形態では、生体情報として、呼吸数、脈拍数、及び体動回数を取得していたが、生体情報の種類は変更可能である。生体情報として、例えば、脳波、利用者の体温、皮膚表面温度、及び発汗度を用いてもよい。これらの場合、生体情報の種類に応じて、センサの種類、設置場所、取得頻度を適宜変更すればよい。また、生体情報の種類は、1以上であればよい。
(5)生体情報として体動情報を用いる場合、体動情報の内容や、体動情報を取得するためのセンサは、上記実施形態の場合に限定されず適宜変更可能である。体動情報の内容として、例えば、体を動かしていない時間を採用してもよい。一般に、落ち着いてコンテンツを利用している期間には、コンテンツ利用者は体を動かさずにコンテンツを利用する。このため、体動情報として体を動かしていない時間を用いれば、コンテンツ利用者が落ち着いてコンテンツを利用していたか否かを反映した客観的な評価を得ることができる。また、体動情報の内容として、例えば、コンテンツ利用者が所定の動きをした回数を用いてもよい。所定の動きとして、例えば、前のめりになる動き、あくびをする動きが挙げられる。この場合、例えば、センサとしてCCDカメラ等のカメラを用い、取得した画像を公知の方法により解析することによりコンテンツ利用者の所定の動きを検出すればよい。また、上記実施形態では体動情報の種類は、1種類(体動回数)であったが、複数種類の体動情報を取得してもよい。
(6)生体情報として眠気情報を用いる場合、眠気情報の内容や、眠気情報を取得するためのセンサは、上記実施形態の場合に限定されず適宜変更可能である。眠気情報の内容として、例えば、皮膚表面温度や脳波を用いてもよい。一般に、眠気を催している場合には、皮膚表面温度が低下する。このため皮膚表面温度によっても、眠気を適切に把握することができる。この場合、眠気情報を取得するためのセンサは、眠気情報の内容に応じて適宜選択すればよい。また、上記実施形態では眠気情報の種類は2種類(呼吸数、脈拍数)であったが、1種類の眠気情報を取得してもよいし、3種以上の眠気情報を取得してもよい。
(7)コンテンツの評価に内容は、利用期間中のコンテンツ利用者の生体情報に基づき算出されればよく、上記実施形態の満足度に限定されない。例えば、コンテンツの評価として、例えば、集中度、驚き度、リラックス度、眠気度、及び恐怖度から選ばれた1又は複数を用いてもよい。また、複数種類の評価をコンテンツ利用履歴に登録する場合、第1の実施形態において、どの評価の提示を希望するかを提示対象利用者に指定させてもよい。例えば、評価の提示を希望するコンテンツが、リラックスできるものであるか否かを知りたい場合に、リラックス度の評価を提示させる。このようにすれば、提示対象利用者は、希望する観点から付与された評価を容易に取得することができる。
(8)コンテンツの評価は、利用期間中のコンテンツ利用者の生体情報に基づき算出されればよく、評価算出のタイミングは、上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態では、図5に示すユーザ監視処理において、コンテンツ利用者が離席した場合に(S170:Yes)、満足度を算出していたが(S175)、これに限定されない。例えば、端末10において、コンテンツの利用が停止された場合に、満足度を算出してもよい。この場合、図3に示す、端末10のメイン処理のS25において、コンテンツの利用が停止された場合に(S25:Yes)、コンテンツ停止の信号を、情報生成装置20に送信させればよい。さらに例えば、コンテンツ利用者が離席している期間を除外して、利用期間を求めてもよい。この場合、コンテンツ利用者が一時的にコンテンツの利用を停止した場合にも、適切に満足度を算出することができる。
(9)コンテンツの評価は、利用期間中のコンテンツ利用者の生体情報に基づき算出されればよく、評価算出方法は、上記実施形態に限定されない。例えば、生体情報として、呼吸数、脈拍数、及び体動回数を用いる場合、これらの計測値を所定の式に代入して評価を算出してもよい。また、算出される評価は数字で表される値に限定されず、例えば、文字列、記号で表されてもよい。
(10)上記実施形態では、嗜好情報としてコンテンツIDと満足度とを用いて、類似利用者を決定していたが、他の情報を用いて類似利用者を決定してもよい。類似利用者の決定に用いる嗜好情報は、コンテンツ情報、又はユーザ情報の中に含まれる情報の任意の組合せを用いればよい。例えば、嗜好情報としてコンテンツを内容によって区分したジャンルを用いてもよい。提示対象利用者が利用したコンテンツのジャンルと同一又は類似するジャンルのコンテンツを利用するコンテンツ利用者であれば、提示対象利用者と類似する嗜好を有していると推定される。よって、コンテンツに内容に基づき予め区分したジャンルを含む嗜好情報に基づき類似利用者を決定すれば、類似利用者を適切に選定することができる。
(11)上記実施形態では、類似利用者の決定方法は適宜変更可能である。例えば、嗜好情報の一致度を点数化し、点数が最も高いコンテンツ利用者を類似利用者としてもよい。
(12)上記第1の実施形態では、指定コンテンツに対して類似利用者の生体情報に基づき付与された評価を取得し、提示対象利用者に提示していたが、提示する評価の選定方法は種々変更可能である。例えば、提示する評価の数について、具体例のように類似利用者が複数決定された場合には、類似利用者毎に評価を提示してもよい。また例えば、提示する評価の選定条件について、複数の類似利用者の中から所定条件に基づき、所定数の類似利用者をさらに決定し、決定された類似利用者の評価を提示してもよい。所定条件としては、例えば、指定コンテンツの利用時期が所定期間内である条件が挙げられる。この場合、提示対象利用者が希望する期間に付与された評価を取得することができる。さらに、提示対象利用者に指定コンテンツを指定させず、類似利用者が利用したコンテンツについて評価及びコンテンツID等を取得し、提示対象利用者に提示してもよい。このようにした場合にも、提示対象利用者は、情報提示システムにより提示された評価及びコンテンツID等のコンテンツ情報に基づき、自分の興味や嗜好に適合したコンテンツを容易に見つけることができる。
(13)上記第2の実施形態では、未利用コンテンツのコンテンツIDを、類似利用者の評価に従って取得し、提示していたが、他のコンテンツ情報を提示してもよい。未利用コンテンツのコンテンツ情報として、例えば、コンテンツを提示してもよい。この場合、提示対象利用者は、類似利用者の評価に基づき推薦された未利用コンテンツを迅速に取得、利用することが可能である。また例えば、未利用コンテンツのコンテンツ情報として、コンテンツID,タイトル、ジャンル、制作者、制作時期、及びコンテンツの評価等、コンテンツに関わる情報の組合せを提示してもよい。この場合、提示対象利用者は、類似利用者の評価に基づき推薦された未利用コンテンツを迅速に取得、利用することが可能である。さらに、提示対象利用者に提示される未利用コンテンツのコンテンツ情報は、類似利用者の評価が高い順に取得された所定数の未利用コンテンツのコンテンツ情報であればよい。
(14)上記第1の実施形態における評価の提示方法、上記第2の実施形態における未利用コンテンツの提示方法は、情報提示システムが備える出力部に応じて適宜変更可能である。例えば、出力部としてスピーカのみを備える場合には、音声により報知することにより、評価又は未利用コンテンツを提示してもよい。
(15)上記第1及び第2の実施形態を組合せ、指定コンテンツに対する評価を提示するか、未利用コンテンツを提示させるかを、提示対象利用者に選択させてもよい。この場合、端末10では、図22に示す処理を実行させればよい。図22において、図3に示す第1の実施形態のメイン処理、又は図19に示す第2の実施形態と同様な処理を行う箇所には同じステップ番号を付与している。情報収集装置50では、第1の実施形態と同様なメイン処理で実行される検索処理において、図23に示す処理を実行させればよい。図23において、図13に示す第1の実施形態の検索処理、又は図20に示す第2の実施形態と同様な処理を行う箇所には同じステップ番号を付与している。図23では、検索依頼が、評価検索を指示するためのものである場合には(S345:Yes)、第1の実施形態と同様のS350〜S360の処理が実行される。また、検索依頼が、コンテンツ検索を指示するためのものである場合には(S345:No,S400:Yes)、第2の実施形態と同様のS405〜S415の処理が実行される。検索依頼が、評価検索、及びコンテンツ検索のいずれでもない場合には(S345:No,S400:No)、処理を実行しない。このようにすれば、第1及び第2の実施形態の双方の効果を得ることができる。
情報提示システム1の構成図である。 情報提示システム1で実行される処理の概要を示す説明図である。 端末10のメイン処理のフローチャートである。 情報生成装置20のメイン処理のフローチャートである。 図4のメイン処理において実行されるユーザ監視処理のフローチャートである。 図5のユーザ監視処理において実行される基準値算出処理のフローチャートである。 図5のユーザ監視処理において実行される生体情報取得処理のフローチャートである。 図5のユーザ監視処理において実行される満足度算出処理のフローチャートである。 眠気評価テーブル201である。 体動評価テーブル202である。 情報収集装置50のメイン処理のフローチャートである。 コンテンツ利用履歴DB203の説明図である。 図11のメイン処理において実行される検索処理のフローチャートである。 図13の検索処理において実行される評価検索処理のフローチャートである。 類似利用者の決定方法の説明図である。 類似利用者の決定方法の説明図である。 類似利用者の決定方法の説明図である。 情報提示システム1で実行される処理の概要を示す説明図である。 端末10のメイン処理のフローチャートである。 メイン処理で実行される検索処理のフローチャートである。 図20の検索処理で実行されるコンテンツ検索処理のフローチャートである。 端末10のメイン処理のフローチャートである。 図11のメイン処理において実行される検索処理のフローチャートである。
符号の説明
1 情報提示システム
4 ネットワーク
10 端末
11,21,51 CPU
12,22,52 ROM
13,23,53 RAM
16 出力部
20 情報生成装置
25 呼吸センサ
26 脈拍センサ
27 体動センサ
50 情報収集装置
55 HDD
201 眠気評価テーブル
202 体動評価テーブル
203 コンテンツ利用履歴DB
204 ユーザ情報
205 コンテンツ情報

Claims (12)

  1. 提示対象利用者にコンテンツに関するコンテンツ情報を提示する情報提示システムであって、
    コンテンツ提示装置がコンテンツ利用者にコンテンツを提示している利用期間の、当該コンテンツ利用者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
    前記生体情報取得手段が取得した前記生体情報に基づき、前記利用期間中の前記コンテンツ利用者の前記コンテンツに対する評価を付与する評価付与手段と、
    前記評価付与手段が付与した前記評価を、前記コンテンツ及び前記コンテンツ利用者と対応付けて取得する評価取得手段と、
    前記コンテンツ利用者が利用した前記コンテンツ情報、及び前記コンテンツ利用者の属性の少なくとも一方を当該コンテンツ利用者の嗜好情報として取得する嗜好情報取得手段と、
    前記コンテンツ情報を提示する対象となる前記コンテンツ利用者を前記提示対象利用者として特定する提示対象利用者特定手段と、
    前記嗜好情報取得手段が取得した前記嗜好情報に基づき、前記提示対象利用者とは異なる前記コンテンツ利用者の中から、前記提示対象利用者の前記嗜好情報と類似する前記嗜好情報を有する前記コンテンツ利用者を類似利用者として決定する類似利用者決定手段と、
    前記評価取得手段が取得した前記評価のうち、前記類似利用者決定手段により決定された前記類似利用者の前記評価に対応する前記コンテンツ情報を前記提示対象利用者に提示する情報提示手段と
    を備えることを特徴とする情報提示システム。
  2. 前記提示対象利用者から指定された指定コンテンツを取得するコンテンツ取得手段をさらに備え、
    前記情報提示手段は、前記類似利用者の前記評価の中から、前記コンテンツ取得手段により取得された前記指定コンテンツに対する前記評価を前記提示対象利用者に提示することを特徴とする請求項1に記載の情報提示システム。
  3. 前記評価取得手段により取得された前記コンテンツに基づき、前記類似利用者により利用された前記コンテンツのうち、前記提示対象利用者に利用されていない未利用コンテンツを取得する未利用コンテンツ取得手段をさらに備え、
    前記情報提示手段は、前記未利用コンテンツの内、前記評価の高い順に取得した所定数の未利用コンテンツに対応する前記コンテンツ情報を前記提示対象利用者に提示することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報提示システム。
  4. 前記生体情報は、前記利用期間中の前記コンテンツ利用者の体の動きの有無を表す体動情報を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の情報提示システム。
  5. 前記体動情報は、前記利用期間中に前記コンテンツ利用者が体を動かした回数を含むことを特徴とする請求項4に記載の情報提示システム。
  6. 前記体動情報は、前記利用期間中の前記コンテンツ利用者が体を動かしていない時間を含むことを特徴とする請求項4又は5のいずれかに記載の情報提示システム。
  7. 前記生体情報は、前記利用期間中の前記コンテンツ利用者の眠気を表す眠気情報を含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の情報提示システム。
  8. 前記眠気情報は、前記利用期間中の前記コンテンツ利用者の脈拍数を含むことを特徴とする請求項7に記載の情報提示システム。
  9. 前記眠気情報は、前記利用期間中の前記コンテンツ利用者の呼吸数を含むことを特徴とする請求項7又は8のいずれかに記載の情報提示システム。
  10. 前記嗜好情報は、前記コンテンツ情報として前記コンテンツ利用者が利用した前記コンテンツの識別情報を含むことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の情報提示システム。
  11. 前記嗜好情報は、前記コンテンツ情報として前記評価付与手段が付与した前記評価を含むことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の情報提示システム。
  12. 前記嗜好情報は、前記コンテンツ情報として前記コンテンツに内容に基づき予め区分されたジャンルを含むことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の情報提示システム。
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