JP2009211189A - フロー体験支援方法、フロー体験支援装置、フロー体験支援サーバ、フロー体験支援システムおよびプログラム - Google Patents

フロー体験支援方法、フロー体験支援装置、フロー体験支援サーバ、フロー体験支援システムおよびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】被験者のフロー体験をさらに増やすような提案やアドバイスなどの介入を行うことができるようなフロー体験支援方法または装置を提供する。
【解決手段】所定の時刻に、被験者にその活動に関する情報の入力を促す表示を行う入力促進部21と、被験者の活動内容と、所定の第1の属性と基準に基づいて前記活動内容を区分した第1の水準と、所定の第2の属性と基準に基づいて前記活動内容を区分した第2の水準とから構成される活動情報を、入力を促す表示に関連させて受け付ける質問部22と、入力された活動情報を活動の種類ごとに集計して、被験者ごとに活動情報を第1の水準と第2の水準で分類するマッピング部23と、を備える。好ましくは、所定の時刻は、不規則性を有する時間間隔で設定されている。さらに、被験者ごとに、マッピング部23で分類した活動情報を第1の水準と第2の水準の2水準で視覚化して表示する視覚化部26を備えてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、フロー体験支援方法、フロー体験支援装置、フロー体験支援サーバ、フロー体験支援システムおよびプログラムに関する。より詳しくは、被験者のフロー体験を促進するための介入戦略を有するフロー体験支援に関する。
近年、医療保険制度の見直しに伴って予防モデルに対する関心が高まり、精神疾患の病因、症状、治療法の解明だけでなく、個人の長所や興味、関心を伸ばすことに注目が集まってきている。その中でも、心理学者チクセントミハイの提唱する「フロー体験」は、精神病理の予防として強力に機能するだけでなく、個人の性格の強みや能力の開発などの原動力として有望視されている。
例えば、特許文献1には、ユーザが必要とする最もふさわしい運動アドバイスを電気通信回路を介して提供することが記載されている。特許文献1の技術は、ユーザの身体に装着されてその運動量を計測して記録する運動量記録器によって記録された一定期間の運動量データをユーザの個人データとともにユーザ側端末から電気通信回線を介してサーバに送信し、前記サーバでは前記運動量データと個人データとを解析して選択された所定の運動アドバイスデータを前記ユーザ側端末に返信する。
また、特許文献3には、禁煙に挑む意欲を促進、継続させる禁煙支援装置が記載されている。特許文献3の技術は、ユーザの呼気の喫煙による影響を測定する測定部と、禁煙中のユーザをサポートする複数のメッセージや喫煙による影響測定値を記憶する記憶部と、喫煙による影響測定値やユーザをサポートするメッセージを表示する表示部と、禁煙継続時間を計時する計時部と、記憶部に記憶された複数のメッセージの中から、ユーザの禁煙達成度に対応するメッセージを選択して、表示部に表示させる制御部とを備える。
特許文献4には、所定の健康分類に関する質問の回答を指標化したものと、その健康分類についての自身の満足度を指標化したものと、を重ねあった軸上に記録する元気・健康点検票が記載されている。
特許文献5には、生活習慣病の改善を支援することが記載されている。特許文献5の技術は、運動療法と食事療法の具体的記録と患者の改善意欲をもとに療養計画を自動作成し、目標達成度を計算し、その結果を療養計画にフィードバックする。療養中に不安を感じる場合には、患者の分身であるエージェントが医師システムに誉められたり、注意されたりする。また、このエージェントの外見はユーザ自身の体型と連動して変化し、成果が提示される。さらに、改善意欲を向上させる対話システムにより、改善意欲を向上させるコメントを発する機能を持つ。
その他、特許文献2には、データ分析の結果をユーザが把握し易い形式で表示することが記載されている。特許文献2の技術は、複数の項目毎に、複数の調査対象に関する4象限グラフの軸項目の値と評価値を正規化し、複数の項目毎に、ある調査対象の正規化された評価値と、他の調査対象の正規化された評価値とを比較し、複数の項目毎にある調査対象が他の調査対象よりも優れているか否かを求めて、正規化された軸項目の値に基づいて、4象限グラフ上に、複数の項目毎に、ある調査対象が他の調査対象よりも優れているか否かを示す指標を表示する。
特開2001−286446号公報 特開2004−127308号公報 特開2005−070953号公報 特開2006−263114号公報 特開2007−072540号公報
フロー体験の概念は、内発的に動機づけられた活動を行っている人々(ロック・クライマー、チェス・プレイヤー、作曲家、ダンサー、バスケットボール選手、外科医など)が、うまくいっているときの経験の特徴を抽出したものである。それは、「一つの活動に深く没入しているので他の何ものも問題とならなくなる状態、その経験それ自体が非常に楽しいので、純粋にそれをすることのために多くの時間や労力を費やすような状態」と定義されている。フロー体験によって、個人は、(A) 日常生活を楽しく幸せに過ごすことができ、(B)個性を発揮させ能力を開発する機会をもち、(C)不快感情やストレスに対抗できるようになると考えられている。
フロー体験の概念によれば、例えばテニスにおいて、ある人物Aが練習を続け能力が向上してくると、ボールをネットの向こう側に打つだけのことに退屈しはじめる(図19のA2)。この場合、より高い目標を設定し、挑戦水準を上げることによって、再びフロー状態に戻ることができる(図19のA4)。
一方、いまだ初心者である人物Aが、より能力の高いテニスプレーヤーと試合をする場合、より高い挑戦にさらされて不安を感じることもある(図19のA3)。この場合、人物Aがさらに練習を重ねて能力を高めることによって、再びフロー状態に戻ることができる(図19のA4)。
フロー体験は以下の7つの構成要素によって特徴付けられる。
(1)明確な目標とフィードバック
目の前にこれをやりたいという明確な目標が存在していて、それをやりながら常にその結果をフィードバックでき、対応を調整できる。
(2)能力とのマッチング
ちょうど自分の能力に手頃な内容で、かつ自己表現として他人に認めてもらえる状況にある。
(3)注意の集中
その状態にいるとき、非常に強く集中している。
(4)統制感覚
自分がやっていることが全て統制出来ているという感覚がある。
(5)客観的意識が無くなる
それをやっている自分自身を客観的に認識することが無くなり、自分がやっていることに全ての感覚が集中している。他のことに感覚が向かない。
(6)時間感覚の喪失
時間の感覚が無くなり、ふりかえってみると時間が速く去ったように感じる。
(7)自己目的的経験
その行為から生ずる報酬のために行うのではなく、その行為自体が大きな快楽であり、自分に対する大きな報酬となっている。
日常生活におけるフロー体験を調査するための方法として経験サンプリング法が挙げられる。経験サンプリング法では、調査対象者に連絡機器(ポケットベルや携帯電話)を携帯させ、その連絡機器から連絡があった時点での活動や気分、状態などを質問紙へ回答させる。このような調査をある一定期間、1日の内にランダム間隔で数回行う。参考文献1(ミハイ・チクセントミハイ著、今村浩明訳、「フロー体験 喜びの現象学」、世界思想社、1996年)では、ポケットベルを用いた経験サンプリングによって、フロー状態を計測する方法について記述されている。また、参考文献2(清田行有、山本仁志、太田敏澄、「モバイルツールを用いたリアルタイムマーケティングに関する研究」、第8回 社会情報システム学シンポジウム 講演論文集、2002)では、携帯電話とWebのアンケートシステムを使った経験サンプリング法が開示されている。
関連する技術の問題点は、被験者がある時点でフロー状態にあるか否かを測定することはできても、その情報を基にフロー体験をさらに増やすような提案やアドバイスなどの介入を行うことができないことである。その理由は、関連する技術には、そのような介入のための仕組みがないからである。
本発明の目的は、経験サンプリング法による被験者のフロー体験の測定結果を元に、被験者のフロー体験をさらに増やすような提案やアドバイスなどの介入を行うことができるようなフロー体験支援装置を提供することにある。
本発明の第1の観点に係るフロー体験支援方法は、
所定の時刻に、被験者にその活動に関する情報の入力を促す表示を行う入力促進ステップと、
前記被験者の活動内容と、所定の第1の属性と基準に基づいて前記活動内容を区分した第1の水準と、所定の第2の属性と基準に基づいて前記活動内容を区分した第2の水準とから構成される活動情報を、前記入力を促す表示に関連させて受け付ける活動情報収集ステップと、
入力された前記活動情報を活動の種類ごとに集計して、前記被験者ごとに前記活動情報を前記第1の水準と前記第2の水準で分類する分類ステップと、
を備えることを特徴とする。
本発明の第2の観点に係るフロー体験支援装置は、
所定の時刻に、被験者にその活動に関する情報の入力を促す表示を行う入力促進手段と、
前記被験者の活動内容と、所定の第1の属性と基準に基づいて前記活動内容を区分した第1の水準と、所定の第2の属性と基準に基づいて前記活動内容を区分した第2の水準とから構成される活動情報を、前記入力を促す表示に関連させて受け付ける活動情報収集手段と、
入力された前記活動情報を活動の種類ごとに集計して、前記被験者ごとに前記活動情報を前記第1の水準と前記第2の水準で分類する分類手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るフロー体験支援サーバは、
所定の時刻に、被験者から入力された、該被験者の活動内容と、所定の第1の属性と基準に基づいて前記活動内容を区分した第1の水準と、所定の第2の属性と基準に基づいて前記活動内容を区分した第2の水準とから構成される活動情報を、前記被験者の端末からネットワークを介して入力する活動情報収集手段と、
入力された前記活動情報を活動の内容ごとに集計して、前記被験者ごとに前記活動情報を前記第1の水準と前記第2の水準の2水準で分類する分類手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第4の観点に係るフロー体験支援システムは、
ネットワークに接続された端末において、所定の時刻に、被験者にその活動に関する情報の入力を促す表示を行う入力促進手段と、
前記端末から、前記所定の時刻に、前記被験者の活動内容と、所定の第1の属性と基準に基づいて前記活動内容を区分した第1の水準と、所定の第2の属性と基準に基づいて前記活動内容を区分した第2の水準とから構成される活動情報の入力を受け付ける活動情報収集手段と、
入力された前記活動情報を活動の種類ごとに集計して、前記被験者ごとに前記活動情報を前記第1の水準と前記第2の水準の2水準で分類する分類手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第5の観点に係るプログラムは、コンピュータを
所定の時刻に、被験者にその活動に関する情報の入力を促す表示を行う入力促進手段と、
前記所定の時刻に、前記被験者の活動内容と、所定の第1の属性と基準に基づいて前記活動内容を区分した第1の水準と、所定の第2の属性と基準に基づいて前記活動内容を区分した第2の水準とから構成される活動情報の入力を受け付ける活動情報収集手段と、
入力された前記活動情報を活動の種類ごとに集計して、前記被験者ごとに前記活動情報を前記第1の水準と前記第2の水準の2水準で分類する分類手段と、
前記被験者ごとに、前記分類手段で分類した活動情報を前記第1の水準と前記第2の水準の2水準で視覚化して表示する表示手段
として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、被験者が自分のどの活動がフロー状態になっているか、また、どの活動により多くの時間を割いているかを把握することができ、よりフロー状態を長く体験できるような時間の使い方を身に付けることができる。その理由は、被験者の活動について、活動を行っていた頻度と活動の状態を「退屈」「不安」「低フロー」「高フロー」の4種類に分類するからである。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るフロー体験支援装置の構成の一例を示す。フロー体験支援装置10は、記憶装置1と、処理装置2と、キーボード等の入力部3と、ディスプレイやプリンタ等の出力部4を含む。記憶装置1は、さらに、活動情報記憶部11を含む。また、処理装置2は、さらに、入力促進部21、質問部22、マッピング部23とを含む。
入力促進部21は、1日のうちランダムな間隔であらかじめ決められた回数のアラームを被験者に通知し、質問への回答を促す。また、アラームを鳴らした時刻を質問部22に伝達する。
質問部22は、アラームが鳴った時刻からあらかじめ定められた回答期限t以内に限り、質問画面を通じて被験者の活動に関する主観的評価を被験者に質問し、アラームを鳴らした時刻、回答時刻、および回答内容をあわせて活動情報記憶部11に記録する。質問画面の例を図2に示す。図2では、質問画面C1に、アラームが鳴った時点でどのような活動をしていたかをたずねる質問と、その活動の目標(挑戦水準)と実績(能力水準)に関する質問が表示されている。挑戦水準に関する質問はQ2-1「挑戦している」であり、これはフロー体験の構成要素「(1)明確な目標とフィードバック」に対応している。また、能力水準に関する質問はQ2-2 「うまくやる自信がある」であり、これはフロー体験の構成要素「(2)能力とのマッチング」に対応している。
被験者は、自由記述である活動回答フォームC11への記入と、ラジオボタンである心理尺度回答フォームC12の選択を行い、回答ボタンC13を押下(クリック)することによって回答を行う。図2の例では、被験者はアラームが鳴った時に「英会話」を行っており、その活動の主観的評価として対象が「非常に高い挑戦」を行っている一方で、実績は「うまくやる自信が全くない」と評価していることが分かる。このような被験者の主観的な評価は時間の経過や他の刺激によって容易に変わることがあるため、アラームが鳴った時刻の心理状態をなるべく正確に把握するためには、回答期限tは10〜30分程度が望ましい。
図3に、活動情報記憶部11に記録されるデータの例を示す。図3では、図2に示す質問画面C1を通して得られた回答に、アラーム通知時刻、および、回答時刻を付与したデータが表形式で記録されている。また、図3における挑戦水準と能力水準の値は、図2の心理尺度回答フォームC12において、「非常にあてはまる」と回答したものは5、「あてはまる」と回答したものには4、「どちらともいえない」と回答したものには3、「あてはまらない」と回答したものには2、「全くあてはまらない」と回答したものには1をそれぞれ対応付けて記録している。図3を見ると、この被験者は、2008年1月26日13時30 分にアラーム通知を受け取り、その15分後の13時45分に質問画面C1を通して回答している。その時点では活動「映画鑑賞」を行っており、その活動に関する挑戦水準と能力水準に関する質問にははいずれも「全くあてはまらない」を回答したことが分かる。
マッピング部23は、活動情報記憶部11に記録されている情報を基に、被験者の活動をその種類ごとに集計し、挑戦水準と能力水準の2水準で分類する。マッピング部23の視覚化部26は、分類した活動情報を挑戦水準と能力水準の2水準で視覚化して表示するデータを生成し、出力部4に表示する。図4に視覚化の例を示す。図4(a)はフロー理論モデルを使った視覚化の例である、図4(a)の円の大きさは、アラームが鳴った時に各活動が行われていた頻度を表す。また、図 4(a)の円の位置は、Q2-1およびQ2-2の5段階評価の平均値を基に決定している。例えば、図4(a)を見ると「英会話」については、Q2-1の「挑戦している」に対する5段階評価の平均は高いがQ2-2の「うまくやる自信がある」の5段階評価の平均は低いことが分かる。
また、図4(b)では、各活動の頻度の割合を「退屈」「不安」「低フロー」「高フロー」の4つのグループに分けて視覚化している。これらのグラフを見ることによって、調査対象者はどのような活動が自分にとってフロー体験であり、どのような活動が「退屈」や「不安」に属するのかを自分で判断できるようになる。また、それぞれの活動にどの程度の時間を割いているのかの目安を知ることができ、「テレビを見る時間をもっとジョギングに割り当てる」など、よりフロー状態を長く体験できるような時間の使い方を身に付けることができる。
なお、図2では挑戦水準と能力水準に関する質問への回答を「非常にあてはまる」「あてはまる」「どちらともいえない」「あてはまらない」「全くあてはまらない」の5段階評価で回答する例について説明したが、他にも「非常にあてはまる」「あてはまる」「少しあてはまる」「どちらともいえない」「少しあてはまらない」「あてはまらない」「全くあてはまらない」のように7段階評価で回答する方法も考えられ、本実施の形態に述べた方法に限定されない。また、図2では心理尺度回答フォームがラジオボタンである例について説明したが、他にもプルダウンメニューから一つ選ぶ方法や、任意の数値を回答させ、その数値の大きさで挑戦水準と能力水準のそれぞれの大きさを測定する方法なども考えられ、本実施の形態に述べた方法に限定されない。
さらに、図2では、挑戦水準に関する質問をQ2-1「挑戦している」という1問だけで確認を行う例について説明しているが、他にも、Q2-1-1「目標が数値化されている」、Q2-1-2「高い目標を持っている」、Q2-1-3「競争に勝とうとしている」のように、挑戦水準に関連する複数の質問を行い、その回答に対する平均値を挑戦水準として求める方法も考えられ、本実施の形態に述べた方法に限定されない。また、図2では、能力水準に関する質問をQ2-2「うまくやる自信がある」という1問だけで確認を行う例について説明しているが、他にも、Q2-2-1「状況を把握できている」、Q2-2-2「どうすればよいか分かっている」、Q2-2-3「失敗への対処が予見できている」のように、能力水準に関連する複数の質問を行い、その回答に対する平均値を能力水準として求める方法も考えられ、本実施の形態に述べた方法に限定されない。
図5および図6は、実施の形態1に係るフロー体験支援装置10の動作の一例を示す。本実施の形態の動作は、大きくアラーム通知を行って被験者の活動情報の収集を行う活動情報蓄積処理と、活動情報を視覚化することによって介入を行う第1の介入処理の2つに分かれる。これらの動作は、基本的には独立のタイミングで実行される。例えば、活動情報蓄積処理は1日に数回必ず実行されるが、第1の介入処理は被験者から視覚化の要求が行われたタイミングだけで実行される。また、第1の介入処理を1週間に1回の頻度で必ず実行してもよく、本実施の形態に述べた方法に限定されない。
図5は、活動情報収集の動作の一例を示す。はじめに、入力促進部21が、1日のうちランダムな間隔でアラームを被験者に通知し、質問への回答を促す(ステップS11)。同時に、アラーム通知した時刻を質問部22に渡す。アラームの方法としては、ブザーやベル、メロディのような音による方法や、バイブレーションなどの振動による方法、ライトの点滅や画面へのダイアログ表示のような視覚による方法などが考えられる。
質問部22は出力部4を通じて図2に示す質問画面C1を表示し、被験者からの回答を待つ(ステップS12)。被験者は入力部3を通じて図2に示す質問画面C1への回答を入力し、回答ボタンC13を押下(またはクリック)する。このとき、アラーム通知時刻から回答期限以内の時間であれば(ステップS13;YES)、被験者からの回答を活動情報記憶部11に格納する(ステップS14)。一方、回答ボタンC13 が押下された時刻が、アラーム通知時刻から回答期限以上の時間経過後であった場合は(ステップS13;NO)、活動情報を蓄積せずに終了する。
なお、ここでは説明を簡単にするため、回答期限以上の時間経過した回答については、活動情報を蓄積しない例について述べたが、他にも、活動情報を記録しておき、集計時点で回答期限以上の時間経過をしたものについては集計の対象から除外するなどの方法も考えられ、本実施の形態に述べた方法に限定されない。
図6は、活動情報の分類表示処理の動作の一例を示す。はじめに、マッピング部23は、活動情報記憶部11より、同一の活動が回答された頻度を計数し、各活動と頻度との対応データを作成する(ステップS21)。例えば、活動情報記憶部11に記憶されている活動情報が図2に示す内容であった場合、活動「テレビ」の頻度は3、活動「英会話」の頻度は2、活動「映画鑑賞」「ジョギング」「料理」の頻度はそれぞれ1となる。
マッピング部23は、活動情報記憶部11より、各活動の挑戦水準と能力水準の平均値をとることによって、フロー理論モデルの2次元平面上における各活動の座標を決定する(ステップS22)。例えば、活動情報記憶部11に記憶されている活動情報が図2に示す内容であった場合、活動「テレビ」の挑戦水準の平均値は(2+1+1)/3 = 1.33、能力水準の平均値は(5+4+5)/3 = 4.67となるので、図19の2次元平面上における(x、y)=(4.67、 1.33)に円の中心を置けばよい事が分かる。同様に、活動「英会話」の挑戦水準の平均値は(5+5)/2 = 5、能力水準の平均値は(1+2)/2 = 1.5となるので、図19の2次元平面上における(x、y)=(1.5、5)に円の中心を置けばよい事が分かる。同様に、活動「映画鑑賞」の中心点は(x、y)=(1、1)、活動「ジョギング」の中心点は(x、y)=(5、 5)、活動「料理」の中心点は(x、y)=(2、 4)となる。以上の処理により、被験者の各活動について、図4(a)のように、活動の頻度を円の大きさ、活動の挑戦水準と能力水準をそれぞれy軸、x軸として、可視化することができる。
次に、マッピング部23は、各活動の中心点について、下に示す状態判定関数STATに基づいて、それぞれの活動がどの状態であるかを判定する(ステップS23)。
STAT(活動X)= 不安 if y > x+b
= 退屈 if y < x−b
= 低フロー if x−b ≦ y ≦ x+b かつ y < g/2
= 高フロー if x−b ≦ y ≦ x+b かつ y ≧ g/2
ここで、gは図2における質問Q2-1、Q2-2の回答の段階数である。また、bはフロー理論モデルの2次元平面上におけるy軸の切片の閾値であり、0<b<gである。bの値はフロー理論モデルの2次元平面上で不安、退屈、低フロー、高フローの4つの領域が占める面積がそれぞれ4等分になるように定めることが望ましい。そのようなbは以下の計算で求めることができる。
フロー理論モデルの2次元平面上で、不安と退屈の領域が占める面積の合計は(g−b)である。これがg段階評価で決まる平面全体の面積gの半分になっていればよいので、以下の式が成り立つ。
(g−b) = g/2
これをbについて解くと、
b = g − g/√2、g + g/√2
となるが、0<b<gであるので、
b = g − g/√2
を得る。例えば、図2のように、質問Q2-1、Q2-2の回答が5段階評価である場合、bの値は、
b = 5 − 5/√2 = 1.46
となる。
状態判定関数STATの出力は、例えば、活動「テレビ」の座標が(x、y)=(4.67、1.33)である場合、1.33 < 4.67−1.46であるので、STAT(テレビ)の値は「退屈」となる。また、活動「英会話」の座標が(x、y)=(1.5、5)である場合、5 > 1.5+1.46 であるので、STAT(英会話)の値は「不安」となる。また、活動「映画鑑賞」の座標が(x、y)=(1、 1)である場合、1 − 1.46 ≦ 1 ≦ 1+1.46、 かつ、1 < 2.5であるので、STAT(映画鑑賞)の値は「低フロー」となる。また、活動「ジョギング」の座標が(x、y)=(5、 5)である場合、5−1.46 ≦ 5 ≦ 5+1.46、かつ、5 ≧ 2.5であるので、STAT(ジョギング)の値は「高フロー」となる。さらに、活動「料理」の座標が(x、y)=(2、 4)である場合、4 > 2+1.46であるので、STAT(料理)の値は「不安」となる。以上の結果を統合することにより、図4(b)のように各状態とその活動の内訳を可視化することができる。
視覚化部26は、座標計算処理(ステップS22)、および/または、状態決定処理(ステップS23)の結果に基づいて、視覚化表示するデータを生成して、出力部4に表示する。なお、分類した活動情報のデータを印字出力して、数値によって被験者に活動の状態を知らせることもできる。また、分類した活動情報のデータを他の装置で、視覚化表示させてもよい。
なお、被験者から活動情報を収集するタイミングは、決まった時刻でもよいし、決まった時間帯のうちランダムに変動する時刻でもよい。さらに、活動情報を収集するタイミングは、活動内容を分類した結果に基づいて変更するようにしてもよい。すなわち、活動内容とその挑戦水準または能力水準に応じて変化させてもよい。例えば、水泳やテニスを行う情報が得られた場合に、それらの活動を行うであろう時間帯に合わせて、情報収集を行うことが考えられる。
また、挑戦水準は、一般に、活動対象の属性と考えることができる。例えば、将棋でいえば対局、詰め将棋、棋譜分析、戦法研究などのジャンルまたはカテゴリと、それらの難易度の組み合わせなどが考えられる。能力水準は、一般に、被験者の活動に対する特性と考えることができる。例えば、音楽のジャンルや曲想、時代区分などに関する嗜好が考えられる。
本実施の形態のフロー体験支援装置10は、経験サンプリング法に基づき蓄積した被験者の活動について、活動を行っていた頻度と活動の状態を挑戦水準と能力水準の観点から客観的に可視化することによって介入を行う。これにより、被験者は自分のどの活動がフロー状態になっているか、また、どの活動により多くの時間を割いているかを把握することができ、よりフロー状態を長く体験できるような時間の使い方を身に付けることができる。
(実施の形態2)
実施の形態2は、フロー状態にない活動に対して、フローになるような助言を行う場合である。図7は、本発明の実施の形態2に係るフロー体験支援装置の構成の一例を示す。実施の形態2に係るフロー体験支援装置10は、図1に示された実施の形態1の構成に加えて、フロー活動化助言部24および助言記憶部12を備える。なお、マッピング部23の視覚化部26を省略している。
フロー活動化助言部24は、活動情報記憶部11に格納された被験者の活動情報と、助言記憶部12に格納された助言リストを基に、被験者のフロー体験時間を長くするための助言を行う。助言記憶部12には、時間の使い方に関する助言と、個別の活動をフロー体験に近づけるための助言の雛形が格納されている。図8に、助言記憶部12に格納されるデータの例を示す。図8では、各助言について、助言のタイプ、条件、助言の雛形の3種類のデータが表形式で格納されている。
助言のタイプは「時間の使い方」と「個別活動」の2種類である。また、被験者の活動について、条件を満たすものに対して、助言の雛形を用いて実際の助言が行われる。例えば、条件「STAT(活動X)=退屈」に対する助言の雛形は、目標を明確化したり高めたりすることによって挑戦水準を引き上げ、フロー状態に変化させるための助言が列挙されている。また、条件「STAT(活動X)=不安」に対する助言の雛形は、目標をブレイクダウンして小さな目標から達成させることによってフロー状態に変化させたり、能力水準を向上させるように働きかけることによってフロー状態に変化させるための助言が列挙されている。
本実施の形態の動作を、図7〜図9を参照して詳細に説明する。本実施の形態の動作は、アラーム通知を行って被験者の活動情報の収集を行う活動情報蓄積処理と、助言によって介入を行う第2の介入処理の2つに分かれる。活動情報蓄積処理における入力促進部21、質問部22の動作は図5に示す実施の形態1における活動情報収集処理と同一であるので、ここでは説明を省略する。
図9はフロー状態化助言処理の動作の一例を示す流れ図である。図9におけるステップS21〜ステップS23は、実施の形態1におけるマッピング部23が行う各処理と同一であるので、ここでは説明を省略する。
図9のステップS23により、被験者の各活動の状態が決定されると、フロー活動化助言部24は、助言タイプを「時間の使い方」か「個別活動」のいずれかよりランダムに決定する(ステップS24)
助言タイプが「時間の使い方」であった場合(ステップS25;YES)、フロー活動化助言部24は、図8に示される条件「(STAT(活動A)=退屈 or STAT(活動A)=不安) AND (STAT(活動B)=高フロー or STAT(活動B)=低フロー)」にあてはまる活動AとBの組を列挙し、(活動Aの頻度)/(活動Bの頻度)の比が最大となる組合せを選んで、「活動Aの時間を活動Bに割り当ててはどうですか」という助言を出力部4を通じて被験者に表示する(ステップS26)。
例えば、活動情報記憶部11に格納されている活動「テレビ」の頻度が3回、活動「英会話」の頻度が2回、活動「ジョギング」の頻度が1回であり、状態判定関数の結果がそれぞれSTAT(テレビ)= 退屈、STAT(英会話)= 不安、STAT(ジョギング)= 高フローであったとする。この場合、条件に該当する活動A、Bの組合せとして、(活動A、活動B)=(テレビ、 ジョギング)と(英会話、ジョギング)が得られる。それぞれの組み合わについて、頻度の比を計算すると、(活動A、活動B)=(テレビ、ジョギング)の組合せでは3/1=3、(活動A、活動B)=(英会話、ジョギング)の組合せでは2/1となるため、最終的な助言として「テレビの時間をジョギングに割り当ててはどうですか」という文章が表示されることになる。
なお、ここでは、「時間の使い方」の条件に該当する活動AとBの組を列挙し、頻度の比が最大となる組合せを選択する方法について述べたが、他にも、列挙した活動AとBの組の中からランダムに組合せを選び助言を生成する方法も考えられ、本実施の形態に述べた方法に限定されない。
一方、助言タイプが「個別活動」であった場合(ステップS25;NO)、フロー活動化助言部24は、図8に示される条件「STAT(活動X)=退屈」および「STAT(活動X)=不安」のうち、該当する活動の合計頻度が多い条件を選択する(ステップS27)。
例えば、活動情報記憶部11に格納されている活動「テレビ」の頻度が5回、活動「英会話」の頻度が4回、活動「料理」の頻度が3回であり、状態判定関数の結果がそれぞれSTAT(テレビ)= 退屈、STAT(英会話)= 不安、STAT(料理)= 不安であったとする。この場合、条件「STAT(活動X)= 退屈」に該当する活動の合計頻度は5回、条件「STAT(活動X)= 不安」に該当する活動の合計頻度は4+3=7回であるので、条件「STAT(活動X)= 不安」に関する助言を行うことに決定する。
フロー活動化助言部24は、条件に該当する活動のうち、最も頻度が高い活動を助言をすべき活動として選択する(ステップS28)。例えば、前述の例では、活動「英会話」が助言をすべき活動として選ばれる。
次に、フロー活動化助言部24は、図8に示される助言の雛形の中から1つをランダムに選んで助言文を生成し、出力部4を通じて被験者に提示する。例えば、前述の例で助言の雛形「「活動X」について、基礎を固めてはどうでしょう」が選ばれた場合、「英会話について、基礎を固めてはどうでしょう」が助言として被験者に提示されることになる。
なお、ここでは、該当する活動の頻度の合計が最大となる条件を選択し、さらに、その中で頻度が最大である活動を助言すべき活動として選択する方法について説明を行ったが、他にも、各条件に該当するすべての活動の中かから、ランダムに助言すべき活動を選択するなどの方法も考えられ、本実施の形態に述べた方法に限定されない。
また、ここでは、質問部22が図2に示すような挑戦水準と能力水準に関する質問のみを行う場合について説明したが、他にも、フロー体験の各構成要素について図10のように細かく質問することによって、各活動を細かく把握することが可能になる。ここで、図10においてQ2-3「集中している」は、フロー体験の構成要素の「(3)注意の集中」に対応する質問である。また、Q2-4「コントロールできている」は、フロー体験の構成要素の「(4)統制感覚」に対応する質問である。また、Q2-5「我を忘れている」は、フロー体験の構成要素の「(5)客観的意識が無くなる」に対応する質問である。また、Q2-6「時間を忘れている」は、フロー体験の構成要素の「(6)時間感覚の喪失」に対応する質問である。また、Q2-7「楽しんでいる」は、フロー体験の構成要素の「(7)自己目的的経験」に対応する質問である。
また、図10に示す質問画面で活動情報を蓄積した場合、助言記憶部12に図11のような助言の雛形を格納しておくことによって、より、個別の活動をフロー状態に近づけるためのきめ細かい助言を行うことができるようになる。ここで、図11中の関数ANS(活動X、質問Q)は、活動Xの質問Qに対する回答の平均値を返す関数であり、gは図10における質問Q2-1〜Q2-7の回答の段階数である。例えば、活動情報記憶部11に格納されている活動「テレビ」の出現頻度が3回で、質問Q2-3「集中している」に対する回答が5段階評価でそれぞれ5、4、5であった場合、 ANS(テレビ、Q2-3)の値は(5+4+5)/3 =4.67となる。この値は5/2=2.5よりも大きいため、条件「ANS(活動X、Q2-3) < g/2」には該当しない。一方、例えば、活動情報記憶部11に格納されている活動「テレビ」の出現頻度が3回で、質問Q2-4「コントロールできている」に対する回答が5段階評価でそれぞれ1、2、2であった場合、ANS(テレビ、 Q2-4)の値は(1+2+2)/3 =1.67であるので、条件「ANS(活動X、Q2-4) < g/2」に該当する。
図11に示す助言の雛形は、フロー体験の構成要素に対する回答が低い値であった活動について、その構成要素をより高める方策を示す助言が列挙されている。例えば、条件「ANS(活動X、Q2-3) < g/2」に対応する助言の雛形には、フロー体験の構成要素「(3)注意の集中」を高めるための助言が記述されている。また、条件「ANS(活動X、Q2-4) < g/2」に対応する助言の雛形には、フロー体験の構成要素「(4)統制感覚」を高めるための助言が記述されている。また、条件「ANS(活動X、Q2-5) < g/2」に対応する助言の雛形には、フロー体験の構成要素「(5)客観的意識が無くなる」を高めるための助言が記述されている。また、条件「ANS(活動X、Q2-6) < g/2」に対応する助言の雛形には、フロー体験の構成要素「(6)時間感覚の喪失」を高めるための助言が記述されている。また、条件「ANS(活動X、Q2-7) < g/2」に対応する助言の雛形には、フロー体験の構成要素「(7)自己目的的経験」を高めるための助言が記述されている。これにより、各個別活動をフロー状態に近づけるための方策を、助言として被験者に示すことができる。
なお、活動情報の収集タイミングについては、実施の形態1で説明したように、ランダムな場合に限られず、また、分類結果に基づいて設定を変えてもよい。挑戦水準と能力水準についても、一般的に、活動対象の属性と、被験者の活動に対する特性と考えることができる。例えば、活動内容を細かく分析して、被験者の特性(例えば将棋なかでも不足する能力など)や嗜好(音楽の好み)に合わせた活動を助言することが考えられる。
本実施の形態では、経験サンプリング法に基づき蓄積した被験者の活動について、活動を行っていた頻度と活動の状態を条件に、あらかじめ登録した助言の雛形によって介入を行う。これにより、被験者はよりフロー状態を長く体験できる活動に注力したり、不安や退屈の状態に属する個別の活動をよりフロー状態に近づけるための方針作りをすることができるようになる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3は、フロー体験と判断される活動について、関連する活動を推奨する。図12は、実施の形態3に係るフロー体験支援装置の構成の例を示す。実施の形態3のフロー体験支援装置10は、図1に示された実施の形態1の構成に加えて、推奨活動助言部25および活動分類記憶部13を備える。なお、マッピング部23の視覚化部26を省略している。
推奨活動助言部25は、活動情報記憶部11に格納された被験者の活動情報と、活動分類記憶部13に格納された活動間の関連性を基に、被験者がフロー体験をする可能性の高い関連活動を推薦する。
活動分類記憶部13には、活動間の関連が木構造もしくはネットワーク構造として格納されている。図13に、活動分類記憶部13に格納される活動間の関連データの例を示す。図13の例では、活動全体が大きく、「伝統芸能」「スポーツ」「娯楽」の3種類に分類されており、さらに、「伝統芸能」には「陶芸」「茶道」「華道」が含まれている。また、「スポーツ」には「テニス」「水泳」「ジョギング」が含まれている。そして、「娯楽」には「映画」「音楽」「テレビ」が含まれている。
本実施の形態の動作を、図12〜図14を参照して詳細に説明する。
本実施の形態の動作は、大きくアラーム通知を行って被験者の活動情報の収集を行う活動情報蓄積処理と、関連活動の推薦によって介入を行う関連活動表示処理の2つに分かれる。活動情報蓄積処理における入力促進部21、質問部22の動作は図5に示す実施の形態1における活動情報蓄積処理と同一であるので、ここでは説明を省略する。
図14は、フロー状態関連活動助言の動作の一例を示す流れ図である。図14におけるステップS21〜ステップS23は、実施の形態1におけるマッピング部23が行う各処理と同一であるので、ここでは説明を省略する。
図14のステップS23により、被験者の各活動の状態が決定されると、推奨活動助言部25は、「低フロー」もしくは「高フロー」と判定された活動をフロー状態活動として列挙する(ステップS30)。
次に、推奨活動助言部25は、列挙されたフロー状態活動それぞれについて、活動分類記憶部13に格納されている活動間の関連データを検索し、最も頻度が高いフロー状態活動の関連活動を利用者に推薦する(ステップS31)。関連活動の検索方法は、活動分類記憶部13内の活動間の関連データが木構造の場合は、同一階層に含まれる兄弟ノードに該当する活動の中からランダムに選ぶ。一方、活動分類記憶部13内の活動間の関連データがネットワーク構造の場合は、フロー状態活動と同じキーワードを含むノードを検索し、マッチしたノードに隣接している別のノードからランダムに選ぶ。
本実施の形態3では、経験サンプリング法に基づき蓄積した被験者の活動について、活動を行っていた頻度と活動の状態を条件に、被験者がフロー体験している活動に関連する別の活動を推薦することによって介入を行う。これにより、被験者がフロー体験している活動の関連活動を新たに開始することで、フロー体験となる活動を増やすことが期待できる。
(実施の形態4)
実施の形態4ないし実施の形態6は、ネットワークを介して接続されるクライアントとフロー体験支援サーバによって、フロー体験支援を行う場合である。実施の形態4は、実施の形態1と同様に、活動情報を分類表示する。図15は、本発明の実施の形態4に係るフロー体験支援システムの構成の例を示す。実施の形態4のフロー体験支援システム100は、図1に示す実施の形態1の構成における、記憶装置1と処理装置2がフロー体験支援サーバ5(以下、サーバ5と略す場合がある)に含まれており、クライアント6に含まれる通信部61を介して被験者との入出力を伝達する。
通信部61は、ネットワークを介してサーバ5からの出力を出力部4に表示する。また、入力部3によって得られた被験者からの入力データをサーバ5に伝達する。
本実施の形態4の動作は、実施の形態1と同じく、活動情報蓄積処理と、分類表示処理の2つに分かれる。活動情報蓄積処理における入力促進部21、質問部22の動作は図5に示す実施の形態1における活動情報蓄積処理と同様である。また、分類表示処理におけるマッピング部23および視覚化部26の動作は図6に示す実施の形態1における分類表示処理と同様である。
入力促進部21が用いるアラームの方法としては、音による方法、振動による方法、視覚による方法の他にも、電子メールや電話の呼出による方法などが考えられる。なお、入力促進部21および質問部22は、クライアント6側にあってもよい。すなわち、クライアント6側でランダムな時間間隔で入力促進を行い、質問を表示して回答入力を行う。入力された回答を、入力の都度またはまとめてサーバ5に送信する。
質問部22による質問画面の表示と回答受付方法としては、電子メールで質問画面を送付し回答を返信させる方法や、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)を利用してHTML(Hyper Text Markup Language)で記述されたアンケートフォームを通じて回答を受け付ける方法などが考えられる。マッピング部23が提示する活動状態マップは、電子メールで画像情報を送付する方法や、HTTPを利用してWebページとして画像表示する方法などが考えられる。
(実施の形態5)
実施の形態5は、実施の形態2と同様に、フロー状態にない活動に対して、フロー状態になるような助言を行う。図16は、実施の形態5に係るフロー体験支援システムの構成例を示す。実施の形態5では、図7に示す実施の形態2の構成における、記憶装置1と処理装置2がサーバ5に含まれており、クライアント6に含まれる通信部61を介して被験者との入出力を伝達する。
通信部61は、ネットワークを介してサーバ5からの出力を出力部4に表示する。また、入力部3によって得られた被験者からの入力データをサーバ5に伝達する。
本実施の形態5の動作は、実施の形態2と同じく、活動情報蓄積処理と、フロー状態化助言処理の2つに分かれる。活動情報蓄積処理における入力促進部21、質問部22の動作は図5に示す実施の形態1における活動情報蓄積処理と同様である。また、フロー活動化助言部24の動作は図9に示す実施の形態2におけるフロー状態化助言処理と同様である。
なお、入力促進部21が用いるアラームの方法としては、音による方法、振動による方法、視覚による方法の他にも、電子メールや電話の呼出による方法などが考えられる。
また、質問部22による質問画面の表示と回答受付方法としては、電子メールで質問画面を送付し回答を返信させる方法や、HTTPを利用してHTMLで記述されたアンケートフォームを通じて回答を受け付ける方法などが考えられる。
さらに、フロー活動化助言部24の提示する助言は、電子メールでメッセージとして送付する方法や、HTTPを介してWebページとして表示する方法などが考えられる。
(実施の形態6)
実施の形態6は、実施の形態3と同様に、フロー体験と判断される活動について、関連する活動を推奨する。図17は、実施の形態6に係るフロー体験支援システムの構成の例を示す。実施の形態6のフロー体験支援システム100は、図12に示す実施の形態3の構成における、記憶装置1と処理装置2がサーバ5に含まれており、クライアント6に含まれる通信部61を介して被験者との入出力を伝達する。
通信部61は、ネットワークを介してサーバーからの出力を出力部4に表示する。また、入力部3によって得られた被験者からの入力データをサーバーに伝達する。
本実施の形態の動作は、実施の形態3と同じく、活動情報蓄積処理と、関連活動表示処理の2つに分かれる。活動情報蓄積処理における入力促進部21、質問部22の動作は図5に示す実施の形態1における活動情報蓄積処理と同一である。また、関連活動表示処理における推奨活動助言部25の動作は図14に示す実施の形態3における関連活動表示処理と同一である。
なお、入力促進部21が用いるアラームの方法としては、音による方法、振動による方法、視覚による方法の他にも、電子メールや電話の呼出による方法などが考えられる。
また、質問部22による質問画面の表示と回答受付方法としては、電子メールで質問画面を送付し回答を返信させる方法や、HTTPを利用してHTMLで記述されたアンケートフォームを通じて回答を受け付ける方法などが考えられる。
さらに、推奨活動助言部25の提示する関連活動は、電子メールでメッセージとして送付する方法や、HTTPを介してWebページとして表示する方法などが考えられる。
図18は、図1、図7もしくは図12に示すフロー体験支援装置10、または図15ないし図17に示すフロー体験支援サーバ5のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。フロー体験支援装置10またはフロー体験支援サーバ5は、図18に示すように、制御部31、主記憶部32、外部記憶部33、操作部34および表示部35を備える。また、フロー体験支援サーバ5はさらに、送受信部36を備える。主記憶部32、外部記憶部33、操作部34、表示部35および送受信部36はいずれも内部バス30を介して制御部31に接続されている。
制御部31はCPU(Central Processing Unit)等から構成され、外部記憶部33に記憶されているフロー体験支援用プログラム500に従って、前述のフロー体験支援処理を実行する。
主記憶部32はRAM(Random-Access Memory)等から構成され、外部記憶部33に記憶されているフロー体験支援用プログラム500をロードし、制御部31の作業領域として用いられる。
外部記憶部33は、フラッシュメモリ、ハードディスク、DVD−RAM(Digital Versatile Disc Random-Access Memory)、DVD−RW(Digital Versatile Disc ReWritable)等の不揮発性メモリから構成され、前記の処理を制御部31に行わせるためのフロー体験支援用プログラム500を予め記憶し、また、制御部31の指示に従って、このプログラムが記憶するデータを制御部31に供給し、制御部31から供給されたデータを記憶する。図1、図7もしくは図12、または図15ないし図17の活動情報記憶部11、助言記憶部12および活動分類記憶部13は、外部記憶部33に構成される。フロー体験支援処理を行っているときは、それらのデータの一部は主記憶部32に記憶されて制御部31の作業に用いる。
操作部34はキーボード及びマウスなどのポインティングデバイス等と、キーボード及びポインティングデバイス等を内部バス30に接続するインターフェース装置から構成されている。操作部34を介して、活動に関する回答のデータが入力され、制御部31に供給される。操作部34は、図1、図7もしくは図12の入力部3に相当する。
表示部35は、CRT(Cathode Ray Tube)又はLCD(Liquid Crystal Display)などから構成され、フロー体験支援のための視覚化データ、フロー活動化助言、推奨活動助言などを表示する。表示部35は、図1、図7または図12の出力部4の例である。その他、出力部4として、プリンタなどを備えてもよい。
その他、フロー体験支援システム100では、フロー体験支援サーバ5は、送受信部36を備えて、クライアント6とネットワークを介して通信し、クライアント6に入力促進のアラームを表示させたり、クライアント6に入力される回答データを収集する。
図1、図7もしくは図12に示すフロー体験支援装置10、または図15ないし図17に示すフロー体験支援サーバ5の、入力促進部21、質問部22、マッピング部23、フロー活動化助言部24および推奨活動助言部25の処理は、フロー体験支援用プログラム500が、制御部31、主記憶部32、外部記憶部33、操作部34および表示部35などを資源として用いて処理することによって実行する。
その他、本発明の好適な変形として、以下の構成が含まれる。
本発明の第1の観点に係るフロー体験支援方法について、好ましくは、前記所定の時刻は、予め定められた時刻であることを特徴とする。
好ましくは、前記所定の時刻は、不規則性を有する時間間隔で設定されていることを特徴とする。
好ましくは、前記所定の時刻は、前記分類ステップで分類された結果に基づいて設定されていることを特徴とする。
好ましくは、前記第1の属性と基準は、前記被験者の活動内容に関連して定められる挑戦の度合いを示すものであることを特徴とする。
好ましくは、前記第2の属性と基準は、前記被験者の活動内容に関連して定められる能力の度合いを示すものであることを特徴とする。
好ましくは、前記被験者ごとに、前記分類ステップで分類した活動情報を前記第1の水準と前記第2の水準の2水準で視覚化して表示する表示ステップを備える。
好ましくは、前記分類ステップで分類した活動情報のいずれかに対して、その前記第1の水準と前記第2の水準に対応する所定の表示を選択し、その活動情報の活動内容に対応する語を用いて変形して表示する助言ステップを備える。
さらに、前記分類ステップで分類した活動情報のうち、その前記第1の水準と前記第2の水準が所定の範囲で均衡している活動情報である均衡体験活動を選定し、活動種類相互の関連を表す情報から前記均衡体験活動に関連する別の活動を選択して、その内容を表示する推奨ステップを備えてもよい。
本発明の第2の観点に係るフロー体験支援装置について、好ましくは、前記所定の時刻は、予め定められた時刻であることを特徴とする。
好ましくは、前記所定の時刻は、不規則性を有する時間間隔で設定されていることを特徴とする。
好ましくは、前記所定の時刻は、前記分類手段で分類された結果に基づいて設定されていることを特徴とする。
好ましくは、前記第1の属性と基準は、前記被験者の活動内容に関連して定められる挑戦の度合いを示すものであることを特徴とする。
好ましくは、前記第2の属性と基準は、前記被験者の活動内容に関連して定められる能力の度合いを示すものであることを特徴とする。
好ましくは、前記被験者ごとに、前記分類手段で分類した活動情報を前記第1の水準と前記第2の水準の2水準で視覚化して表示する表示手段を備える。
好ましくは、前記分類手段で分類した活動情報のいずれかに対して、その前記第1の水準と前記第2の水準に対応する所定の表示を選択し、その活動情報の活動内容に対応する語を用いて変形して表示する助言手段を備える。
さらには、前記分類手段で分類した活動情報のうち、その前記第1の水準と前記第2の水準が所定の範囲で均衡している活動情報である均衡体験活動を選定し、活動種類相互の関連を表す情報から前記均衡体験活動に関連する別の活動を選択して、その内容を表示する推奨手段を備えてもよい。
本発明の第3の観点に係るフロー体験支援サーバについて、好ましくは、前記所定の時刻は、予め定められた時刻であることを特徴とする。
好ましくは、前記所定の時刻は、不規則性を有する時間間隔で設定されていることを特徴とする。
好ましくは、前記所定の時刻は、前記分類手段で分類された結果に基づいて設定されていることを特徴とする。
好ましくは、前記第1の属性と基準は、前記被験者の活動内容に関連して定められる挑戦の度合いを示すものであることを特徴とする。
好ましくは、前記第2の属性と基準は、前記被験者の活動内容に関連して定められる能力の度合いを示すものであることを特徴とする。
好ましくは、前記被験者ごとに、前記分類手段で分類した活動情報を前記第1の水準と前記第2の水準の2水準で視覚化して、前記被験者の端末に表示するためのデータを生成する表示データ生成手段を備える。
好ましくは、前記分類手段で分類した活動情報のいずれかに対して、その前記第1の水準と前記第2の水準に対応する所定の表示を選択し、その活動情報の活動内容に対応する語を用いて変形して前記被験者の端末に表示するためのデータを生成する助言データ生成手段を備える。
さらに、前記分類手段で分類した活動情報のうち、その前記第1の水準と前記第2の水準が所定の範囲で均衡している活動情報である均衡体験活動を選定し、活動種類相互の関連を表す情報から前記均衡体験活動に関連する別の活動を選択して、その内容を前記被験者の端末に表示するためのデータを生成する推奨データ生成手段を備えてもよい。
本発明の第4の観点に係るフロー体験支援システムについて、好ましくは、前記所定の時刻は、予め定められた時刻であることを特徴とする。
好ましくは、前記所定の時刻は、不規則性を有する時間間隔で設定されていることを特徴とする。
好ましくは、前記所定の時刻は、前記分類手段で分類された結果に基づいて設定されていることを特徴とする。
好ましくは、前記第1の属性と基準は、前記被験者の活動内容に関連して定められる挑戦の度合いを示すものであることを特徴とする。
好ましくは、前記第2の属性と基準は、前記被験者の活動内容に関連して定められる能力の度合いを示すものであることを特徴とする。
好ましくは、前記被験者ごとに、前記分類手段で分類した活動情報を前記第1の水準と前記第2の水準の2水準で視覚化して、前記端末に表示する表示手段を備える。
好ましくは、前記分類手段で分類した活動情報のいずれかに対して、その前記第1の水準と前記第2の水準に対応する所定の表示を選択し、その活動情報の活動内容に対応する語を用いて変形して前記端末に表示する助言手段を備える。
さらに、前記分類手段で分類した活動情報のうち、その前記第1の水準と前記第2の水準が所定の範囲で均衡している活動情報であるフロー体験活動を選定し、活動種類相互の関連を表す情報から前記フロー体験活動に関連する別の活動を選択して、その内容を前記端末に表示する推奨手段を備えてもよい。
以上、説明したように、本発明によれば、被験者が自分のどの活動がフロー状態になっているか、また、どの活動により多くの時間を割いているかを把握することができ、よりフロー状態を長く体験できるような時間の使い方を身に付けることができる。その理由は、被験者の活動について、活動を行っていた頻度と活動の状態を「退屈」「不安」「低フロー」「高フロー」の4種類に分類して可視化した介入を行うからである。
その他、前記のハードウエア構成やフローチャートは一例であり、任意に変更及び修正が可能である。
制御部31、主記憶部32、外部記憶部33、操作部34及び内部バス30などから構成されるフロー体験支援処理を行う中心となる部分は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。たとえば、前記の動作を実行するためのフロー体験支援用プログラム500を、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等)に格納して配布し、当該コンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることにより、前記の処理を実行するフロー体験支援装置10またはフロー体験支援サーバ5を構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に当該コンピュータプログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロード等することでフロー体験支援システム100を構成してもよい。
また、フロー体験支援装置10またはフロー体験支援サーバ5の機能を、OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションプログラムの分担、またはOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合などには、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体や記憶装置に格納してもよい。
また、搬送波にコンピュータプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。たとえば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS:Bulletin Board System)にフロー体験支援用プログラム500を掲示し、ネットワークを介してフロー体験支援用プログラム500を配信してもよい。そして、フロー体験支援用プログラム500を起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前記の処理を実行できるように構成してもよい。
本発明によれば、被験者のフロー体験を支援することによって、(1)日常生活を楽しく幸せに過ごすことができ、(2)個性を発揮させ能力を開発する機会をもち、(3)不快感情やストレスに対抗できる、生活管理ツールを提供することができる。
本発明の実施の形態1に係るフロー体験支援装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態1における質問画面の例を示す図である。 実施の形態1における活動情報記憶部のデータの例を示す図である。 実施の形態1における視覚化による介入の例を示す図である。 実施の形態1に係るフロー体験支援装置の動作の一例を示す流れ図である。 実施の形態1に係る活動情報分類処理の動作の一例を示す流れ図である。 本発明の実施の形態2に係るフロー体験支援装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態2における助言記憶部のデータの例を示す図である。 実施の形態2に係るフロー体験支援装置の動作の一例を示す流れ図である。 実施の形態2における質問画面の例を示す図である。 実施の形態2における助言記憶部のデータの別の例を示す図である。 本発明の実施の形態3に係るフロー体験支援装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態3における活動分類記憶部のデータの例を示す図である。 実施の形態3に係るフロー体験支援装置の動作の一例を示す流れ図である。 本発明の実施の形態4に係るフロー体験支援システムの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5に係るフロー体験支援システムの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態6に係るフロー体験支援システムの構成の一例を示すブロック図である。 フロー体験支援装置またはフロー体験支援サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 フロー理論モデルの概念図である。
符号の説明
1 記憶装置
2 処理装置
3 入力部
4 出力部
5 フロー体験支援サーバ
6 クライアント
10 フロー体験支援装置
11 活動情報記憶部
12 助言記憶部
13 活動分類記憶部
21 入力促進部
22 質問部
23 マッピング部
24 フロー活動化助言部
25 推奨活動助言部
26 視覚化部
100 フロー体験支援システム
500 フロー体験支援用プログラム

Claims (37)

  1. 所定の時刻に、被験者にその活動に関する情報の入力を促す表示を行う入力促進ステップと、
    前記被験者の活動内容と、所定の第1の属性と基準に基づいて前記活動内容を区分した第1の水準と、所定の第2の属性と基準に基づいて前記活動内容を区分した第2の水準とから構成される活動情報を、前記入力を促す表示に関連させて受け付ける活動情報収集ステップと、
    入力された前記活動情報を活動の種類ごとに集計して、前記被験者ごとに前記活動情報を前記第1の水準と前記第2の水準で分類する分類ステップと、
    を備えることを特徴とするフロー体験支援方法。
  2. 前記所定の時刻は、予め定められた時刻であることを特徴とする請求項1に記載のフロー体験支援方法。
  3. 前記所定の時刻は、不規則性を有する時間間隔で設定されていることを特徴とする請求項1に記載のフロー体験支援方法。
  4. 前記所定の時刻は、前記分類ステップで分類された結果に基づいて設定されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のフロー体験支援方法。
  5. 前記第1の属性と基準は、前記被験者の活動内容に関連して定められる挑戦の度合いを示すものであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のフロー体験支援方法。
  6. 前記第2の属性と基準は、前記被験者の活動内容に関連して定められる能力の度合いを示すものであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のフロー体験支援方法。
  7. 前記被験者ごとに、前記分類ステップで分類した活動情報を前記第1の水準と前記第2の水準の2水準で視覚化して表示する表示ステップを備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のフロー体験支援方法。
  8. 前記分類ステップで分類した活動情報のいずれかに対して、その前記第1の水準と前記第2の水準に対応する所定の表示を選択し、その活動情報の活動内容に対応する語を用いて変形して表示する助言ステップを備えることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のフロー体験支援方法。
  9. 前記分類ステップで分類した活動情報のうち、その前記第1の水準と前記第2の水準が所定の範囲で均衡している活動情報である均衡体験活動を選定し、活動種類相互の関連を表す情報から前記均衡体験活動に関連する別の活動を選択して、その内容を表示する推奨ステップを備えることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載のフロー体験支援方法。
  10. 所定の時刻に、被験者にその活動に関する情報の入力を促す表示を行う入力促進手段と、
    前記被験者の活動内容と、所定の第1の属性と基準に基づいて前記活動内容を区分した第1の水準と、所定の第2の属性と基準に基づいて前記活動内容を区分した第2の水準とから構成される活動情報を、前記入力を促す表示に関連させて受け付ける活動情報収集手段と、
    入力された前記活動情報を活動の種類ごとに集計して、前記被験者ごとに前記活動情報を前記第1の水準と前記第2の水準で分類する分類手段と、
    を備えることを特徴とするフロー体験支援装置。
  11. 前記所定の時刻は、予め定められた時刻であることを特徴とする請求項10に記載のフロー体験支援装置。
  12. 前記所定の時刻は、不規則性を有する時間間隔で設定されていることを特徴とする請求項10に記載のフロー体験支援装置。
  13. 前記所定の時刻は、前記分類手段で分類された結果に基づいて設定されていることを特徴とする請求項10ないし12のいずれか1項に記載のフロー体験支援装置。
  14. 前記第1の属性と基準は、前記被験者の活動内容に関連して定められる挑戦の度合いを示すものであることを特徴とする請求項10ないし13のいずれか1項に記載のフロー体験支援装置。
  15. 前記第2の属性と基準は、前記被験者の活動内容に関連して定められる能力の度合いを示すものであることを特徴とする請求項10ないし14のいずれか1項に記載のフロー体験支援装置。
  16. 前記被験者ごとに、前記分類手段で分類した活動情報を前記第1の水準と前記第2の水準の2水準で視覚化して表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項10ないし15のいずれか1項に記載のフロー体験支援装置。
  17. 前記分類手段で分類した活動情報のいずれかに対して、その前記第1の水準と前記第2の水準に対応する所定の表示を選択し、その活動情報の活動内容に対応する語を用いて変形して表示する助言手段を備えることを特徴とする請求項10ないし16のいずれか1項に記載のフロー体験支援装置。
  18. 前記分類手段で分類した活動情報のうち、その前記第1の水準と前記第2の水準が所定の範囲で均衡している活動情報である均衡体験活動を選定し、活動種類相互の関連を表す情報から前記均衡体験活動に関連する別の活動を選択して、その内容を表示する推奨手段を備えることを特徴とする請求項10ないし17のいずれか1項に記載のフロー体験支援装置。
  19. 所定の時刻に、被験者から入力された、該被験者の活動内容と、所定の第1の属性と基準に基づいて前記活動内容を区分した第1の水準と、所定の第2の属性と基準に基づいて前記活動内容を区分した第2の水準とから構成される活動情報を、前記被験者の端末からネットワークを介して入力する活動情報収集手段と、
    入力された前記活動情報を活動の内容ごとに集計して、前記被験者ごとに前記活動情報を前記第1の水準と前記第2の水準の2水準で分類する分類手段と、
    を備えることを特徴とするフロー体験支援サーバ。
  20. 前記所定の時刻は、予め定められた時刻であることを特徴とする請求項19に記載のフロー体験支援サーバ。
  21. 前記所定の時刻は、不規則性を有する時間間隔で設定されていることを特徴とする請求項19に記載のフロー体験支援サーバ。
  22. 前記所定の時刻は、前記分類手段で分類された結果に基づいて設定されていることを特徴とする請求項19ないし21のいずれか1項に記載のフロー体験支援サーバ。
  23. 前記第1の属性と基準は、前記被験者の活動内容に関連して定められる挑戦の度合いを示すものであることを特徴とする請求項19ないし22のいずれか1項に記載のフロー体験支援サーバ。
  24. 前記第2の属性と基準は、前記被験者の活動内容に関連して定められる能力の度合いを示すものであることを特徴とする請求項19ないし23のいずれか1項に記載のフロー体験支援サーバ。
  25. 前記被験者ごとに、前記分類手段で分類した活動情報を前記第1の水準と前記第2の水準の2水準で視覚化して、前記被験者の端末に表示するためのデータを生成する表示データ生成手段を備えることを特徴とする請求項19ないし24のいずれか1項に記載のフロー体験支援サーバ。
  26. 前記分類手段で分類した活動情報のいずれかに対して、その前記第1の水準と前記第2の水準に対応する所定の表示を選択し、その活動情報の活動内容に対応する語を用いて変形して前記被験者の端末に表示するためのデータを生成する助言データ生成手段を備えることを特徴とする請求項19ないし25のいずれか1項に記載のフロー体験支援サーバ。
  27. 前記分類手段で分類した活動情報のうち、その前記第1の水準と前記第2の水準が所定の範囲で均衡している活動情報である均衡体験活動を選定し、活動種類相互の関連を表す情報から前記均衡体験活動に関連する別の活動を選択して、その内容を前記被験者の端末に表示するためのデータを生成する推奨データ生成手段を備えることを特徴とする請求項19ないし26のいずれか1項に記載のフロー体験支援サーバ。
  28. ネットワークに接続された端末において、所定の時刻に、被験者にその活動に関する情報の入力を促す表示を行う入力促進手段と、
    前記端末から、前記所定の時刻に、前記被験者の活動内容と、所定の第1の属性と基準に基づいて前記活動内容を区分した第1の水準と、所定の第2の属性と基準に基づいて前記活動内容を区分した第2の水準とから構成される活動情報の入力を受け付ける活動情報収集手段と、
    入力された前記活動情報を活動の種類ごとに集計して、前記被験者ごとに前記活動情報を前記第1の水準と前記第2の水準の2水準で分類する分類手段と、
    を備えることを特徴とするフロー体験支援システム。
  29. 前記所定の時刻は、予め定められた時刻であることを特徴とする請求項28に記載のフロー体験支援システム。
  30. 前記所定の時刻は、不規則性を有する時間間隔で設定されていることを特徴とする請求項28に記載のフロー体験支援システム。
  31. 前記所定の時刻は、前記分類手段で分類された結果に基づいて設定されていることを特徴とする請求項28ないし30のいずれか1項に記載のフロー体験支援システム。
  32. 前記第1の属性と基準は、前記被験者の活動内容に関連して定められる挑戦の度合いを示すものであることを特徴とする請求項28ないし31のいずれか1項に記載のフロー体験支援システム。
  33. 前記第2の属性と基準は、前記被験者の活動内容に関連して定められる能力の度合いを示すものであることを特徴とする請求項28ないし32のいずれか1項に記載のフロー体験支援システム。
  34. 前記被験者ごとに、前記分類手段で分類した活動情報を前記第1の水準と前記第2の水準の2水準で視覚化して、前記端末に表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項28ないし33のいずれか1項に記載のフロー体験支援システム。
  35. 前記分類手段で分類した活動情報のいずれかに対して、その前記第1の水準と前記第2の水準に対応する所定の表示を選択し、その活動情報の活動内容に対応する語を用いて変形して前記端末に表示する助言手段を備えることを特徴とする請求項28ないし34のいずれか1項に記載のフロー体験支援システム。
  36. 前記分類手段で分類した活動情報のうち、その前記第1の水準と前記第2の水準が所定の範囲で均衡している活動情報であるフロー体験活動を選定し、活動種類相互の関連を表す情報から前記フロー体験活動に関連する別の活動を選択して、その内容を前記端末に表示する推奨手段を備えることを特徴とする請求項28ないし35のいずれか1項に記載のフロー体験支援システム。
  37. コンピュータを、
    所定の時刻に、被験者にその活動に関する情報の入力を促す表示を行う入力促進手段と、
    前記所定の時刻に、前記被験者の活動内容と、所定の第1の属性と基準に基づいて前記活動内容を区分した第1の水準と、所定の第2の属性と基準に基づいて前記活動内容を区分した第2の水準とから構成される活動情報の入力を受け付ける活動情報収集手段と、
    入力された前記活動情報を活動の種類ごとに集計して、前記被験者ごとに前記活動情報を前記第1の水準と前記第2の水準の2水準で分類する分類手段と、
    前記被験者ごとに、前記分類手段で分類した活動情報を前記第1の水準と前記第2の水準の2水準で視覚化して表示する表示手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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