JP2009210753A - Spectacle lens inspection tool and spectacle lens inspection method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、縁部に特徴部が設けられている左右の眼鏡レンズについて、特徴部同士の位置ずれを検査するための治具に関する。 The present invention relates to a jig for inspecting misalignment between feature portions of left and right eyeglass lenses provided with feature portions at edge portions.
下記の特許文献1及び特許文献2には、眼鏡フレームのフレーム構成部材であるブリッジと智に設けられたレンズ保持部により、リムを用いずにレンズを保持するリムレス眼鏡が示されている。 Patent Document 1 and Patent Document 2 below show rimless spectacles that hold a lens without using a rim by a lens holding portion provided on the bridge and the wisdom of the frame constituting member of the spectacle frame.
リムレス眼鏡の一例の全体図を図25に示す。このリムレス眼鏡の眼鏡フレーム100は、両端部が左右のプラスチック製眼鏡レンズ1の鼻側の縁部に結合されることにより、これらの眼鏡レンズ1に架け渡されたブリッジ101と、それぞれの眼鏡レンズ1の耳側の縁部に結合された智102とからなる。ブリッジ101の両端部には2本のピン103が設けられ、それぞれの智102にも2本のピン104が設けられている。左右の眼鏡レンズ1の鼻側の縁部には、2個の不貫通穴105がレンズ内部に向かって形成され、接着剤が充填されたこれらの不貫通穴105にそれぞれのピン103が挿入されることにより、ブリッジ101がそれぞれの眼鏡レンズ1に結合されている。また、左右の眼鏡レンズ1の耳側の縁部にも、2個の不貫通穴106がレンズ内部に向かって形成され、接着剤が充填されたこれらの不貫通穴106にそれぞれのピン104が挿入されることにより、それぞれの智102がそれぞれの眼鏡レンズ1に結合されている。
An overall view of an example of rimless glasses is shown in FIG. The
それぞれの眼鏡レンズ1は、両面とも光学的に仕上げられ、必要に応じて各種コーティング(ハードコート、反射防止膜等)や染色が施されたアンカットレンズ(以下、素材レンズとも言う)を玉形加工(以下、縁摺り加工ともいう)することにより、所定形状の玉形に仕上げられたものとなっている。 Each eyeglass lens 1 is optically finished on both sides, and an uncut lens (hereinafter also referred to as a material lens) with various coatings (hard coat, antireflection film, etc.) and dyeing as required is shaped into a lens. By processing (hereinafter, also referred to as edging), the lens is finished into a predetermined shape.
これらの眼鏡レンズ1の玉形形状としては、角部がなく全体的に丸みをおびた形状のもの(例えば楕円型やボストン型等)が多いが、近年、デザイン性、ファッション性の観点から、また、リムレス眼鏡の場合、玉形形状の制約が少ないこともあって、様々な形状のものが見られるようになった。そのような眼鏡レンズ1の中には、縁部において、レンズ周方向の短い距離の間で角度が急激に変化する部分(例えば、角部や曲率の大きい部分等。以下特徴部という)が設けられているものがある。図25では、特徴部10が角部形状のものになっているとともに、特徴部10には、左右の眼鏡レンズ1のそれぞれにおいて、鼻側の特徴部10Aと耳側の特徴部10Bとがある。 As the lens shape of these spectacle lenses 1, there are many rounded shapes (for example, an elliptical shape or a Boston shape) that do not have corners, but in recent years, from the viewpoint of design and fashion, In the case of rimless eyeglasses, there are few restrictions on the shape of the lens, and various shapes can be seen. In such a spectacle lens 1, a portion (for example, a corner portion or a portion having a large curvature, etc., hereinafter referred to as a characteristic portion) whose angle changes abruptly within a short distance in the lens circumferential direction is provided at the edge portion. There is something that has been. In FIG. 25, the feature 10 has a corner shape, and the feature 10 has a nose-side feature 10A and an ear-side feature 10B in each of the left and right eyeglass lenses 1. .
上述の縁摺り加工によって素材レンズから所定形状の玉形に形成されたそれぞれの眼鏡レンズ1には、自動加工装置により、上述の不貫通穴105,106が自動加工され、この後、眼鏡レンズ1に上述のブリッジ101及び智102を結合するための作業が行われる。素材レンズを縁摺り加工するときから眼鏡レンズ1に不貫通穴105,106を加工するまで、通常、レンズはレンズホルダに取り付けられている。このため、レンズにおけるレンズホルダが取り付けられた取付中心点が、素材レンズに縁摺り加工を行うときの基準点になっているとともに、眼鏡レンズ1に不貫通穴105,106を加工するときの基準点、言い換えると、加工基準点にもなっている。また、この取付中心点は玉形形状におけるボクシング中心となる。
図26は、図25のブリッジ101の部分を眼鏡装用者の側から見た図であって、縁摺り加工の作業が所定どおりに行われた場合における左右の眼鏡レンズ1の特徴部10Aとブリッジ101との位置関係を示す。この場合には、右側の眼鏡レンズ1Aの特徴部10Aと比較したときのブリッジ101の上下方向の結合位置と、左側の眼鏡レンズ1Bの特徴部10Aと比較したときのブリッジ101の上下方向の結合位置とは、同じであり、これらの結合位置に差は生じていない。
FIG. 26 is a view of the portion of the
また、図27は、左右の眼鏡レンズ1の形状自体は縁摺り加工によって許容される誤差の範囲内で仕上げられているが、右側の眼鏡レンズ1Aの特徴部10Aと比較したときのブリッジ101の上下方向の結合位置と、左側の眼鏡レンズ1Bの特徴部10Aと比較したときのブリッジ101の上下方向の結合位置とに、少しの差が生じている場合を示す。なお、この図27においては、理解を容易にするために、差が誇張されて描かれている。
In FIG. 27, the shape of the left and right eyeglass lenses 1 is finished within the range of errors allowed by the edge trimming process, but the
このような差が生ずる原因には、素材レンズを縁摺り加工するときにレンズを保持するために用いられるレンズ保持具の剛性、素材レンズの剛性、さらには、素材レンズとレンズ保持具との接着部のずれやねじれ等が関係していると推測される。上述のレンズ保持具を構成している部材には、縁摺り加工から上述の自動加工装置による不貫通穴105,106の自動加工まで用いられている上述のレンズホルダが含まれている。
The reason for this difference is the rigidity of the lens holder used to hold the lens when trimming the material lens, the rigidity of the material lens, and the adhesion between the material lens and the lens holder. It is presumed that the displacement and twist of the part are related. The members constituting the above-described lens holder include the above-described lens holder that is used from edge trimming to automatic processing of the
右側の眼鏡レンズ1Aの特徴部10Aと比較したときのブリッジ101の上下方向の結合位置と、左側の眼鏡レンズ1Bの特徴部10Aと比較したときのブリッジ101の上下方向の結合位置とについての上述の差は、僅かである。しかし、それぞれの眼鏡レンズ1A,1Bにおけるブリッジ101の結合位置は、特徴部10Aが形成されている位置に近いため、上述の差は目立つものとなる。
The above-described vertical coupling position of the
図27は、この目立つ差が、左右の眼鏡レンズ1におけるブリッジ101が結合される鼻側の縁部に生じている場合を示しているが、このような目立つ差は、左右の眼鏡レンズ1における智102が結合される耳側の縁部に生じる場合もある。
FIG. 27 shows a case where this conspicuous difference occurs at the edge of the nose side to which the
このため、縁摺り加工によって得られた左右の眼鏡レンズ1に、リムレス眼鏡フレームのフレーム構成部材となっているブリッジ101及び智102を結合する前において、左右の眼鏡レンズ1に、特徴部10の位置とフレーム構成部材の結合位置とに関する目立つ差が生じているか否かを調べることが求められる。
For this reason, before joining the
このような目立つ差が生じていて、この差を検出できた場合には、この検査結果に基づくデータを、不貫通穴105,106を加工するための上述の自動加工装置に修正データとして入力することにより、フレーム構成部材を、左右の眼鏡レンズ1のそれぞれの特徴部10に対して同じ位置関係となるようにして、これらの眼鏡レンズ1A,1Bに結合することが可能となる。
When such a conspicuous difference has occurred and this difference can be detected, data based on the inspection result is input as correction data to the above-described automatic processing apparatus for processing the
なお、ブリッジ及び智となっているフレーム構成部材の眼鏡レンズ1に対する結合構造が図25〜図27で示されているもの以外となっている場合にも、上述の目立つ差は生ずる。すなわち、ブリッジ201がフレーム構成部材として示されている図28では、眼鏡レンズ1にレンズ端部からレンズ内側へ延びる切欠部205が形成されているとともに、ブリッジ201に、この切欠部205と対応する形状となっている二股状の嵌挿入部203が形成されている。メニスカスレンズとなっている眼鏡レンズ1の凸面と凹面のうちの少なくとも一方に形成された切欠部205(図28の切欠部205は眼鏡レンズ1の凸面と凹面の両方に跨って形成されている。)に接着剤を塗布し、嵌挿入部203を切欠部205に嵌挿することにより、ブリッジ201は眼鏡レンズ1に結合される。また、ブリッジ301がフレーム構成部材として示されている図29では、眼鏡レンズ1に、レンズ厚さ方向に貫通する又は貫通しないそれぞれ1個のテーパ孔305とストレート孔306(図29のテーパ孔305とストレート孔306はレンズ厚さ方向に貫通している。)が形成されているとともに、ブリッジ301に、それぞれ1個のテーパピン303とストレートピン304が設けられている。テーパ孔305にテーパピン303を圧入するとともに、ストレート孔306にストレートピン304を挿入し、孔306にピン304を接着剤で固定することにより、ブリッジ301は眼鏡レンズ1に結合される。
In addition, the above-mentioned conspicuous difference arises also when the coupling | bonding structure with respect to the spectacle lens 1 of the frame structural member used as a bridge | bridging and wisdom is other than what is shown by FIGS. That is, in FIG. 28 in which the
本発明の目的は、リムレス眼鏡フレームのフレーム構成部材が取り付けられる左右の眼鏡レンズに、眼鏡レンズの特徴部の位置とフレーム構成部材の結合位置とに関する目立つ差が生じているか否かを調べることができる眼鏡レンズの検査治具及び眼鏡レンズの検査方法を提供するところにある。 It is an object of the present invention to investigate whether or not there is a noticeable difference between the position of the spectacle lens feature and the position where the frame component is coupled to the left and right spectacle lenses to which the frame component of the rimless spectacle frame is attached. A spectacle lens inspection jig and a spectacle lens inspection method are provided.
本発明に係る眼鏡レンズの検査治具は、左右の素材レンズを縁摺り加工するときにこれらの素材レンズのそれぞれに取り付けられたレンズホルダであって、前記縁摺り加工によって前記素材レンズから縁部に特徴部を有する所定形状に形成されているとともに、リムレス眼鏡フレームのフレーム構成部材が結合される左右の眼鏡レンズに個別に取り付けられている一対のレンズホルダと、前記左右の眼鏡レンズを並べて配置するために前記一対のレンズホルダを個別に支持するための部材であって、前記左右の眼鏡レンズの対比観察によって前記特徴部同士の位置ずれの検査を行うときに、この位置ずれの方向についての基準面を基準として配置される一対の支持部材と、を備えていることを特徴とするものである。 The eyeglass lens inspection jig according to the present invention is a lens holder that is attached to each of the material lenses when the left and right material lenses are rimmed, and the edge from the material lens by the edging process. A pair of lens holders that are individually attached to the left and right eyeglass lenses to which the frame constituting member of the rimless eyeglass frame is coupled, and the left and right eyeglass lenses are arranged side by side In order to do this, a member for individually supporting the pair of lens holders, and inspecting the misalignment between the characteristic portions by contrast observation of the left and right eyeglass lenses, And a pair of support members disposed with reference to the reference plane.
また、本発明に係る眼鏡レンズの検査方法は、左右の素材レンズのそれぞれにレンズホルダを取り付けることにより、これらの素材レンズから、縁部に特徴部を有する所定形状となった左右の眼鏡レンズを縁摺り加工によって形成するための第1工程と、リムレス眼鏡フレームのフレーム構成部材が結合される前記左右の眼鏡レンズのそれぞれに取り付けられている前記レンズホルダを一対の支持部材に個別に支持させるとともに、これらの支持部材を前記特徴部同士の位置ずれ方向の基準となっている基準面に配置することにより、前記左右の眼鏡レンズを並べて配置するための第2工程と、前記左右の眼鏡レンズの対比観察によって前記特徴部同士の位置ずれの検査を行うための第3工程と、を含んでいることを特徴とするものである。 In the spectacle lens inspection method according to the present invention, the left and right eyeglass lenses having a predetermined shape having a characteristic portion at the edge are attached to the left and right material lenses by attaching a lens holder to each of the left and right material lenses. A pair of support members individually supporting the lens holder attached to each of the left and right eyeglass lenses to which the frame constituting member of the rimless eyeglass frame is coupled; A second step for arranging the left and right eyeglass lenses side by side by disposing these support members on a reference plane that is a reference for the direction of displacement between the feature portions; and And a third step for inspecting misalignment between the feature portions by contrast observation.
本発明によると、素材レンズから縁摺り加工によって得られた左右の眼鏡レンズには、縁摺り加工時から取り付けられていたレンズホルダが取り付けられており、これらのレンズホルダは一対の支持部材によって支持され、これらの支持部材は、左右の眼鏡レンズの対比観察によって特徴部同士の位置ずれの検査を行うときに、この位置ずれの方向についての基準面を基準として配置されるため、左右の眼鏡レンズの対比観察によって特徴部同士の位置ずれの検査を行うことができる。このため、この検査を行うことにより、リムレス眼鏡フレームのフレーム構成部材が結合される左右の眼鏡レンズに、眼鏡レンズの特徴部の位置とフレーム構成部材の結合位置とに関する目立つ差が生じているか否かを調べることができる。 According to the present invention, the left and right eyeglass lenses obtained from the material lens by the edging process are attached with the lens holders that have been attached since the edging process, and these lens holders are supported by the pair of support members. These support members are arranged with reference to the reference plane with respect to the direction of the misalignment when the misalignment between the features is inspected by contrast observation of the left and right spectacle lenses. Thus, it is possible to inspect the positional deviation between the feature portions by contrast observation. Therefore, by performing this inspection, whether or not there is a noticeable difference between the position of the spectacle lens feature and the position of the frame constituent member between the left and right spectacle lenses to which the frame constituent member of the rimless spectacle frame is coupled. You can find out.
本発明において、上述した「左右の眼鏡レンズを並べて配置する」ことについての一例は、これらの眼鏡レンズを左右に配置することである。 In the present invention, an example of the above-described “arranging the left and right eyeglass lenses side by side” is to place these eyeglass lenses on the left and right.
これによると、左右の眼鏡レンズの鼻側の縁部に形成されている特徴部同士又は耳側の縁部に形成されている特徴部同士の位置ずれを検査することができる。 According to this, it is possible to inspect the positional shift between the feature portions formed on the nose side edge portions of the left and right eyeglass lenses or between the feature portions formed on the ear side edge portions.
また、特徴部がそれぞれの眼鏡レンズの鼻側と耳側とにある場合には、左右の眼鏡レンズに個別に取り付けられている一対のレンズホルダを、左右に配置されている一対の支持部材に交換して支持可能としてもよい。 In addition, when the characteristic portions are on the nose side and the ear side of each spectacle lens, a pair of lens holders individually attached to the left and right spectacle lenses are used as a pair of support members arranged on the left and right. It may be exchangeable and supportable.
これによると、一対のレンズホルダを一対の支持部材に交換して支持させる作業を行うことにより、交換前に、鼻側の特徴部同士と耳側の特徴部同士のうち、一方の特徴部同士の位置ずれを検査することができ、交換後に、鼻側の特徴部同士と耳側の特徴部同士のうち、他方の特徴部同士の位置ずれを検査することができる。 According to this, by exchanging a pair of lens holders with a pair of support members and supporting them, one of the nose-side feature parts and the ear-side feature parts is exchanged before the exchange. After the replacement, it is possible to inspect the misalignment between the other feature portions of the nose side feature portions and the ear side feature portions.
また、特徴部がそれぞれの眼鏡レンズの鼻側と耳側とにある場合には、左右に配置されている一対の支持部材を、互いに左右を逆にして配置交換可能としてもよい。 In addition, when the characteristic portions are on the nose side and the ear side of each spectacle lens, the pair of support members arranged on the left and right may be exchangeable with the left and right reversed.
この場合には、一対の支持部材を、互いに左右を逆にして配置交換する作業を行うことにより、交換前に、鼻側の特徴部同士と耳側の特徴部同士のうち、一方の特徴部同士の位置ずれを検査することができ、交換後に、鼻側の特徴部同士と耳側の特徴部同士のうち、他方の特徴部同士の位置ずれを検査することができる。 In this case, by performing the work of arranging and exchanging the pair of support members so that the left and right sides are opposite to each other, one of the nose-side feature portions and the ear-side feature portions is exchanged before the exchange. It is possible to inspect the positional deviation between each other, and after the replacement, it is possible to inspect the positional deviation between the other characteristic parts among the characteristic parts on the nose side and the characteristic parts on the ear side.
また、本発明において、上述した「左右の眼鏡レンズを並べて配置する」ことについての他の例は、これらの眼鏡レンズを互いに向かい合わせて配置することである。 Further, in the present invention, another example of the above-described “arranging the left and right eyeglass lenses side by side” is to place these eyeglass lenses facing each other.
これによると、特徴部が、左右の眼鏡レンズの鼻側の縁部だけに形成されている場合と、耳側の縁部だけに形成されている場合と、鼻側の縁部と耳側の縁部との両方に形成されている場合とについて、対処することができる。 According to this, when the characteristic part is formed only on the nose side edge of the left and right eyeglass lenses, when the characteristic part is formed only on the ear side edge, and on the nose side edge and the ear side It is possible to deal with the case where both the edge portion and the edge portion are formed.
すなわち、左右の眼鏡レンズは互いに向かい合わせて配置されているため、特徴部が左右の眼鏡レンズの鼻側の縁部だけに形成されている場合には、この向かい合わせの配置状態で、これらの特徴部同士の位置ずれを検査でき、特徴部が左右の眼鏡レンズの耳側の縁部だけに形成されている場合にも、この向かい合わせの配置状態で、これらの特徴部同士の位置ずれを検査できる。また、特徴部が左右の眼鏡レンズの鼻側の縁部と耳側の縁部との両方に形成されている場合には、この向かい合わせの配置状態で、鼻側の特徴部同士と耳側の特徴部同士との両方の位置ずれをそれぞれ検査できる。すなわち、この場合は、一対の眼鏡レンズの配置状態を向かい合わせた状態にすることにより、これらの眼鏡レンズの鼻側の縁部同士と耳側の縁部同士を同時に近接させることができ、しかも、これらの眼鏡レンズの縁面側から位置ずれを観察できるので、眼鏡レンズの配置状態を向かい合わせた状態にしたままで、これらの眼鏡レンズの縁部の任意の位置に形成される特徴部同士の位置ずれを検査できる。 In other words, since the left and right eyeglass lenses are arranged to face each other, when the characteristic part is formed only at the nose side edge of the left and right eyeglass lenses, Even if the misalignment between the features can be inspected and the feature is formed only on the edge of the ear side of the right and left eyeglass lenses, the misalignment between these features can be detected with this facing arrangement. Can be inspected. In addition, when the feature portions are formed on both the nose side edge and the ear side edge of the left and right eyeglass lenses, the nose side feature portions and the ear side are arranged in this facing state. It is possible to inspect both the positional deviations between the characteristic portions of each other. That is, in this case, by placing the pair of spectacle lenses in a state of facing each other, the nose side edges and the ear side edges of these spectacle lenses can be brought close to each other at the same time. Since the positional deviation can be observed from the edge surface side of these spectacle lenses, the characteristic portions formed at arbitrary positions on the edge portions of these spectacle lenses can be maintained with the arrangement state of the spectacle lenses facing each other. Can be inspected for misalignment.
また、本発明に係る検査治具は、前述の基準面が設けられたベース部材を備えているものとしてもよい。 The inspection jig according to the present invention may include a base member provided with the above-described reference surface.
これによると、このベース部材に一対の支持部材を配置することにより、左右の眼鏡レンズの対比観察によって特徴部同士の位置ずれの検査を行うときに、それぞれの支持部材を、ベース部材の基準面を基準として配置することができる。 According to this, by arranging a pair of support members on the base member, when the positional deviation between the feature portions is inspected by contrast observation of the left and right eyeglass lenses, each support member is used as a reference surface of the base member. Can be arranged with reference to.
このベース部材には、一対の支持部材をスライド自在に案内するガイド部を設けてもよい。 The base member may be provided with a guide portion that slidably guides the pair of support members.
これによると、一対の支持部材をガイド部で案内させてスライドさせることにより、左右の眼鏡レンズを、特徴部同士の位置ずれの検査を行うために必要となる接近距離まで近づけることや、これらの眼鏡レンズを互いに突き合わせることができる。 According to this, the pair of support members are guided by the guide portion and slid to bring the right and left eyeglass lenses closer to the approach distance necessary for inspecting the misalignment between the feature portions, The spectacle lenses can be butted against each other.
ベース部材にこのようなガイド部を設ける場合には、ガイド部は、ガイド突条部でもよく、ガイド溝部でもよい。 When such a guide portion is provided on the base member, the guide portion may be a guide protrusion or a guide groove.
また、一対の支持部材には、眼鏡レンズにおけるレンズホルダの取付中心点を中心としてこのレンズホルダが支持部材に対して回転することを阻止するための回転止め手段を設けることが好ましい。 Further, it is preferable that the pair of support members be provided with rotation stopping means for preventing the lens holder from rotating with respect to the support member about the attachment center point of the lens holder in the spectacle lens.
この回転阻止手段によると、眼鏡レンズにおけるレンズホルダの取付中心点を中心としてレンズホルダが支持部材に対して回転することを阻止できるため、左右の眼鏡レンズの対比観察によって行う特徴部同士の位置ずれの検査を正確に実施することができる。 According to this rotation prevention means, the lens holder can be prevented from rotating with respect to the support member around the lens holder mounting center point in the spectacle lens. It is possible to carry out the inspection accurately.
このように一対の支持部材に、眼鏡レンズにおけるレンズホルダの取付中心点を中心としてレンズホルダが支持部材に対して回転することを阻止するための回転止め手段を設ける場合において、それぞれのレンズホルダに、縁摺り加工のときに用いられたキー溝が形成されているときには、回転止め手段を、このキー溝に挿入されるキーとする。 Thus, in the case where the pair of support members are provided with rotation stopping means for preventing the lens holder from rotating with respect to the support member around the attachment center point of the lens holder in the spectacle lens, When the key groove used at the time of edging is formed, the rotation stop means is a key inserted into this key groove.
これによると、レンズホルダに形成され、縁摺り加工のときに用いられたキー溝と、支持部材に設けたキーとにより、眼鏡レンズにおけるレンズホルダの取付中心点を中心としてレンズホルダが支持部材に対して回転することを、簡単な構造によって阻止できる。 According to this, the lens holder is formed on the support member around the lens holder mounting center point in the spectacle lens by the key groove formed on the lens holder and used for the edge trimming process and the key provided on the support member. It is possible to prevent rotation with a simple structure.
なお、それぞれの支持部材に設ける上記キーは、支持部材とは別の部材となっていて、支持部材にビス等の固定具で固定されるキー部材でもよく、支持部材の一部によって形成されているキー部でもよい。 The key provided on each support member is a member different from the support member, and may be a key member fixed to the support member with a fixing tool such as a screw, and is formed by a part of the support member. It may be the key part.
また、左右の眼鏡レンズの対比観察によって特徴部同士の位置ずれの検査を行うときに、この検査を目視で行うことが可能であれば、検査を目視で行ってもよいが、目視による検査が困難又は不可能である場合には、検査を、顕微鏡やルーペ等の微細視野拡大手段を用いて行う。 In addition, when performing the inspection of the positional deviation between the feature portions by contrast observation of the left and right eyeglass lenses, if the inspection can be performed visually, the inspection may be performed visually. If it is difficult or impossible, the inspection is performed using a fine field expanding means such as a microscope or a magnifying glass.
また、本発明において、それぞれの眼鏡レンズの縁部に形成される特徴部は、図25〜図29で示された角部形状のものでもよく、窪み部形状のものでもよく、その他の特異形状のものでもよい。 In the present invention, the feature formed on the edge of each spectacle lens may be in the shape of a corner as shown in FIGS. 25 to 29, may be in the shape of a depression, or other unique shape. It may be.
さらに、本発明において、左右の眼鏡レンズに結合されるリムレス眼鏡フレームの構成部材は、図25〜図27で示されたものでよく、図28で示されたものでもよく、図29で示されたものでもよく、これら以外のものでもよい。 Furthermore, in the present invention, the constituent members of the rimless spectacle frame coupled to the left and right spectacle lenses may be those shown in FIGS. 25 to 27, may be those shown in FIG. 28, and are shown in FIG. Other than these may be used.
本発明によると、リムレス眼鏡フレームのフレーム構成部材が取り付けられる左右の眼鏡レンズに、眼鏡レンズの特徴部の位置とフレーム構成部材の結合位置とに関する目立つ差が生じているか否かを調べることができるという効果を得られる。 According to the present invention, it is possible to examine whether or not there is a conspicuous difference between the position of the spectacle lens feature and the coupling position of the frame component between the left and right spectacle lenses to which the frame component of the rimless spectacle frame is attached. The effect is obtained.
以下に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。先ずはじめに、図1及び図2により、左右の素材レンズから左右の眼鏡レンズを生産するための縁摺り加工装置について説明する。 EMBODIMENT OF THE INVENTION Below, the form for implementing this invention is demonstrated based on drawing. First, referring to FIG. 1 and FIG. 2, an edge trimming apparatus for producing right and left eyeglass lenses from left and right material lenses will be described.
図1は、縁摺り加工装置20の要部を示している。この縁摺り加工装置20は、プラスチック製素材レンズ1’を保持するためのレンズ保持具21を有し、このレンズ保持具21は、素材レンズ1’の凸面側に取り付けられたレンズホルダ22と、凹面側に配置されたレンズ押え部材23と、レンズホルダ22が取り外し可能に取り付けられているホルダ受け部材24とからなる。ホルダ受け部材24は第1回転軸25の先端に結合され、レンズ押え部材23は、第1回転軸25に対して同軸的かつ対向配置された第2回転軸26の先端に結合されている。
FIG. 1 shows a main part of the
レンズホルダ22とホルダ受け部材24の分離時を示している図2のとおり、ホルダ受け部材24には、レンズホルダ22の断面円形の本体部22Aが嵌入される穴部24Aが形成されているとともに、ホルダ受け部材24の先端部には、円周方向の1箇所から前方へ突出したキー部24Bが形成されている。また、レンズホルダ22はリング状となった環状堤部22Bを備えているとともに、この環状堤部22Bの円周方向の1箇所には、キー部24Bが挿入可能となったキー溝22Cが形成されている。
As shown in FIG. 2 illustrating the separation of the
また、レンズホルダ22の先端面には、両面に接着剤が塗布された接着テープ27が設けられており、ホルダ受け部材24から分離しているときのレンズホルダ22に、予め接着テープ27で素材レンズ1’に取り付けられる。このレンズホルダ22の素材レンズ1’への取り付け(ブロック)は、図面で示されていないレンズホルダ取付装置(ブロッカー)により、素材レンズ1’の後述する所定の位置に対して行われる。図1の第2回転軸26が図示しない移動機構によって図1の右側の後退位置にあるときに、レンズホルダ22の本体部22Aをホルダ受け部材24の穴部24Aに嵌入することにより、レンズホルダ22はホルダ受け部材24に取り付けられ、キー溝22Cにキー部24Bが挿入されることにより、ホルダ受け部材24に対してレンズホルダ22及び素材レンズ1’は、第1及び第2回転軸25,26の回転方向に位置決めされる。
Further, an
ホルダ受け部材24へのレンズホルダ22の取り付け後、第2回転軸26は上記移動機構によってレンズホルダ22側へ移動し、これにより、レンズホルダ22が取り付けられている素材レンズ1’は、前記レンズ保持具21を構成しているホルダ受け部材24とレンズ押え部材23とで保持される。
After the
レンズホルダ22が素材レンズ1’に取り付けられる取付中心部(ブロック中心部)は、リムレス眼鏡フレームのフレームセンター(ボクシング中心)である。このフレームセンターは、素材レンズ1’が縁摺り加工されることによって生産される眼鏡レンズ1の上下端に接する上下2本の水平線と、眼鏡レンズ1の左右端に接する左右2本の鉛直線とで囲まれる四角形の中心部である。
The attachment center (block center) where the
素材レンズ1’におけるフレームセンターの位置は、予め作成されていて後述するコンピュータの記憶手段に記憶されている設計値に基づいて計算され、その位置へのレンズホルダ22の取り付けは、コンピュータにより制御されるレンズホルダ取付装置によって行われる。
The position of the frame center in the material lens 1 ′ is calculated based on a design value that has been created in advance and stored in the storage means of the computer to be described later, and the attachment of the
図1の縁摺り加工装置20は、例えば、ダイヤモンド粒子等の研削粒子が外周面に付着した砥石車28を備えており、スピンドル29の先端に結合されているこの砥石車28はスピンドル29と一体に回転する。また、砥石車28は、軸方向に並設された粗加工部28Aと仕上げ加工部28Bとを有する。
The
レンズホルダ22が取り付けられた素材レンズ1’がレンズ保持具21のホルダ受け部材24とレンズ押え部材23によって保持された後、第1及び第2回転軸25,26で回転し始めた素材レンズ1’は、図示しない前後進機構によってなされる第1及び第2回転軸25,26の砥石車28側への移動により、回転している砥石車28に向かって前進し始める。これにより、素材レンズ1’の縁面が砥石車28の粗加工部28Aに接触し、素材レンズ1’の粗縁摺り加工が始まる。この粗縁摺り加工は、第1及び第2回転軸25,26が、上記前後進機構により、素材レンズ1’のブロック中心である前記フレームセンターを基準位置として砥石車28に対し前後進を繰り返すことにより、行われる。そして、回転している素材レンズ1’が、その回転と同期した砥石車28に対する前後進を繰り返すことにより、素材レンズ1’は次第に所定形状の玉形へと粗加工されていく。
After the material lens 1 ′ to which the
粗縁摺り加工による加工量が所定量に達すると、図示しない軸方向移動機構によって第1及び第2回転軸25,26が軸方向に移動することにより、素材レンズ1’の縁面は砥石車28の仕上げ加工部28Bと接触し、この仕上げ加工部28Bに対しても素材レンズ1’は、第1及び第2回転軸25,26の砥石車28に対する前後進により、フレームセンターを基準位置とする前後進を繰り返す。これにより、素材レンズ1’は仕上げ加工される。
When the processing amount by the rough edging process reaches a predetermined amount, the first and second
以上の第1及び第2回転軸25,26の回転と、この回転と同期してなされるフレームセンター(言い換えると、第1及び第2回転軸25,26の軸芯位置)を基準位置とする第1及び第2回転軸25,26の前後進とは、縁摺り加工装置20を制御するためのコンピュータのプログラムに基づき行われ、このプログラムによる縁摺り加工装置20の制御により、素材レンズ1’から所定形状の玉形となった眼鏡レンズ1が製造される。
The above-described rotation of the first and second
以上の縁摺り加工装置20による眼鏡レンズ1の製造は、左右の眼鏡レンズ1A,1Bごとに行われ、これらの眼鏡レンズ1A,1Bは、それぞれにレンズホルダ22が取り付けられたまま、左右の眼鏡レンズ1A,1Bに、特徴部10の位置とフレーム構成部材の結合位置とに関する目立つ差が生じているか否かを調べるための検査工程へ送られる。すなわち、眼鏡レンズ1A,1Bは、レンズホルダ22が取り外されることなく、縁摺り加工工程から上述の検査工程へ送られる。
The eyeglass lens 1 is manufactured by the
なお、左右の眼鏡レンズ1A,1Bに取り付けられているそれぞれのレンズホルダ22は、同一寸法及び同一形状で形成されている。
The
図3は、上述の検査工程で使用される第1実施形態に係る検査治具40の全体を示す平面図であり、図4はその正面図、図5は図3のS5−S5線断面図である。検査治具40は、左右の眼鏡レンズ1A,1Bに取り付けられた2個のレンズホルダ22を個別に支持するための左右一対の支持部材41,42と、これらの支持部材41,42が左右方向にスライド可能にセットされるベース部材43とからなる。2個の支持部材41,42は同一形状及び同一寸法で形成されている。
3 is a plan view showing the
すなわち、それぞれの支持部材41,42には、上下方向に連続して形成された小径の第1孔部44と大径の第2孔部45とが形成され、下側の第1孔部44は、レンズホルダ22の本体部22Aと適合する直径を有し、上側の第2孔部45は、レンズホルダ22の環状堤部22Bと適合する直径を有する。また、それぞれの支持部材41,42の上面には、図3に示すように、この上面に開口している第2孔部45まで達するキー溝46が形成され、このキー溝46に配置されたキー47は、支持部材41,42に螺入された止めねじ48で支持部材41,42に固定されている。このため、第1孔部44にレンズホルダ22の本体部22Aを、第2孔部45にレンズホルダ22の環状堤部22Bをそれぞれ挿入し、キー47をレンズホルダ22のキー溝22Cに嵌合することにより、レンズホルダ22は支持部材41,42に上向きにセットされるとともに、これらのレンズホルダ22が取り付けられている眼鏡レンズ1A,1Bも支持部材41,42に上向きにセットされる。
That is, each
このときにはキー47が回転止め手段となるため、この回転止め手段により、眼鏡レンズ1A,1Bにおけるレンズホルダ22の前述の取付中心点(フレームセンター)を中心としてレンズホルダ22が支持部材41,42に対して回転することが阻止される。
At this time, since the key 47 serves as a rotation prevention means, the rotation prevention means causes the
ベース部材43は、下部の基底部43Aと、この基底部43Aから垂直に立ち上がったガイド突条部43Bとからなる逆T字形状である。それぞれの支持部材41,42には、図5で示すように、ガイド突条部43Bを嵌入するガイド溝49が形成されており、このガイド溝49にガイド突条部43Bを嵌入することにより、それぞれの支持部材41,42はベース部材43にセットされるとともに、これらの支持部材41,42は、ガイド突条部43Bをガイド部としてベース部材43に左右方向にスライド自在に配置される。
The
左右の眼鏡レンズ1A,1Bに取り付けられた2個のレンズホルダ22を、上述のように一対の支持部材41,42に個別にセットするとともに、それぞれの支持部材41,42を、以上のようにしてベース部材43にセットした状態の側面図は、図6に示されている。
The two
また、それぞれの支持部材41,42には、止めねじ50がガイド突条部43Bに向かって螺入されている。ベース部材43における左右方向の適切な位置に支持部材41,42をスライドさせた後、止めねじ50を回転操作して締め付けると、止めねじ50の先端はガイド突条部43Bにおける止めねじ50と対面する面に形成された長溝部51に圧接するため、それぞれの支持部材41,42はその位置に固定される。また、それぞれの支持部材41,42には、止めねじ50とは反対側において、2本のピン52を挿入した2個の孔53が形成され、これらのピン52の先端部は、ガイド突条部43Bにおける長溝部51とは反対側の面に形成されている長溝部54に挿入されている。
Further, a
この長溝部54の上下寸法はピン52の直径と適合している。このため、2本のピン52の先端部が、長溝部54に挿入され、止めねじ50が締め付けられた状態では、ガイド溝49の上面とガイド突条部43Bの上面が接触することにより、支持部材41,42がベース部材43の鉛直方向の正確な位置に配置されるとともに、ガイド溝49におけるピン52が配置された側の面49A(図5及び図6を参照)が、この面49Aと対面するガイド突条部43Bにおける立上面55に圧接されるため、この立上面55をベース部材43の基準面としてそれぞれ支持部材41,42は、互いにベース部材43の前後方向の正確な位置に配置されることになる。これにより、支持部材41,42に支持されているレンズホルダ22の正確な鉛直姿勢が維持され、レンズホルダ22が取り付けられている眼鏡レンズ1A,1Bの正確な水平姿勢が維持される。
The vertical dimension of the
なお、2本のピン52は、止めねじ50を回転操作して締め付けたときに、止めねじ50からの回転力によって支持部材41,42がベース部材43に対して回動してしまうことも阻止している。
The two
また、図3〜図5に示した検査治具40の場合は、ピン52を上述の孔53から引き抜かない限り、支持部材41、42はガイド突条部43Bから取り外せないようになっている。このため、左右の眼鏡レンズ1A,1Bの配置を左右逆にする場合には、後述するように、眼鏡レンズ1A、1Bに取付けられているレンズホルダ22を支持部材41,42から上方に引き抜き、これらのレンズホルダ22を左右逆にして支持部材41、42に挿入する。
Further, in the case of the
なお、支持部材41、42をガイド突条部43Bから容易に取り外せるように構成することにより、レンズホルダ22がセットされているそれぞれの支持部材41、42を、上述のベース部材43に左右逆にして再度セットできるようにしてもよい。これを実現するためには、例えば、ピン52の先端部が挿入されている長溝部54をガイド突条部43Bの左右端部まで形成してもよい。これによると、止めねじ50を緩める回転操作を行うことにより、これらの支持部材41,42のスライド操作によってガイド突条部43Bの左右端部からそれぞれの支持部材41,42を抜き取ることができる。さらに、この後に、これらの支持部材41,42を、左右逆にしてガイド突条部43Bにスライド自在に再度セットすることもできる。
In addition, by configuring the
図7には、支持部材41,42に支持される前のレンズホルダ22の平面図が示されている。図8は、図7のS8矢視図である。このときのレンズホルダ22が取り付けられている眼鏡レンズ1A,1Bは、図1の縁摺り加工装置20で素材レンズ1’から製造されたものとなっているため、眼鏡レンズ1A,1Bの縁部には角部形状の特徴部10が形成されている。この特徴部10には、鼻側の特徴部10Aと耳側の特徴部10Bとがある。
FIG. 7 shows a plan view of the
縁摺り加工装置20で素材レンズ1’から製造された左右の眼鏡レンズ1A,1Bに、特徴部10の位置とフレーム構成部材の結合位置とに関する目立つ差が生じているか否かを調べるためには、先ずはじめに、図9に示されているように、ベース部材43にセットされた右側の支持部材41に、右側の眼鏡レンズ1Aに取り付けられたレンズホルダ22をセットするとともに、ベース部材43にセットされた左側の支持部材42に、左側の眼鏡レンズ1Bに取り付けられたレンズホルダ22をセットする。この後、それぞれの支持部材41,42をベース部材43のガイド突条部43Bに沿って左右にスライドさせ、これにより、左右の眼鏡レンズ1A,1Bを互いに接近する距離まで近づけ、あるいは、互いに突き合わせる。また、それぞれの支持部材41,42の止めねじ50を回転操作して締め付けることにより、これらの支持部材41,42をベース部材43に固定する。
In order to examine whether or not there is a noticeable difference between the position of the characteristic portion 10 and the coupling position of the frame constituent members in the left and right eyeglass lenses 1A and 1B manufactured from the material lens 1 ′ by the
以上の作業が終了すると、左右の眼鏡レンズ1A,1Bは左右に並べられて本実施形態に係る検査治具40に配置されていることになる。また、それぞれ支持部材41,42は、上述の立上面55を基準面として、互いにベース部材43の前後方向の正確な位置に配置されていることになる。
When the above operations are completed, the left and right eyeglass lenses 1A and 1B are arranged side by side and arranged on the
そして、基準面となっているこの立上面55は鉛直面であり、これに対して、検査治具40における左右の眼鏡レンズ1A,1Bの配置姿勢が水平の姿勢となっているため、特徴部10の位置とフレーム構成部材の結合位置とに関して左右の眼鏡レンズ1A,1Bに生ずる前述した目立つ差は、立上面55と直交する水平の前後方向の差となっている。このため、一対の支持部材41,42は、左右の眼鏡レンズ1A,1Bの特徴部10同士の位置ずれ方向についての基準面となっているベース部材43の立上面55を基準として配置されていることになる。これにより、左右の眼鏡レンズ1A,1Bの対比観察によって鼻側の特徴部10A同士の位置ずれを正確に検査するための準備が整う。
The
次いで、検査治具40全体を図11で示す顕微鏡60の検査テーブル61に載置セットする。この載置セットを、顕微鏡60が備えている下向きの接眼レンズ62の真下に左右の眼鏡レンズ1A,1Aの鼻側の特徴部10Aを位置させて行う。この後、接眼レンズ62を昇降操作部材63の操作で眼鏡レンズ1A,1Bに対して昇降させることにより、接眼レンズ62の焦点を特徴部10Aに合わせる。図12には、このときの接眼レンズ62を覗いたときに見ることができる観察画面での特徴部10Aが示されている。
Next, the
図12に示されているように、接眼レンズ62には目盛り表示部64が設けられ、この目盛り表示部64は、特徴部10A同士の位置ずれ方向に一定の間隔で複数設けられた目盛り線64Aを有している。このため、これらの目盛り線64Aにより、左右の眼鏡レンズ1A,1Bの特徴部10A同士の間に位置ずれが生じているか否かを調べることができる。また、位置ずれが生じているときには、その位置ずれの量を、目盛り表示部64に表示されている目盛り線64A同士の間隔距離を表わす数字(この数字は図12では省略されている。)によって知ることができる。
As shown in FIG. 12, the
なお、左右の眼鏡レンズ1A,1Bの厚さが異なっている場合には、図12の観察画面で観察できる両方の特徴部10Aに同時に接眼レンズ62の焦点を合わせることができず、少なくとも一方の特徴部10Aの画像はぼやけてしまうが、接眼レンズ62は昇降操作部材63で昇降させることができるため、一方の特徴部10Aに先に接眼レンズ62の焦点を合わせ、次いで、他方の特徴部10Aに接眼レンズ62の焦点を合わせることにより、これらの特徴部10A同士の位置ずれを検査することができる。
When the thicknesses of the left and right eyeglass lenses 1A and 1B are different, the
以上のようにして左右の眼鏡レンズ1A,1Bの鼻側の特徴部10A同士の位置ずれを検査した後に、左右の眼鏡レンズ1A,1Bに個別に取り付けられているそれぞれのレンズホルダ22を、ベース部材43に左右に配置されているそれぞれの支持部材41,42から上方へ抜き取り、これらのレンズホルダ22を左右逆にしてそれぞれの支持部材41,42に支持させる。これにより、検査治具40における一対の眼鏡レンズ1A,1Bの配置位置は、左右逆になる。このときの状態が図10で示されている。
After inspecting the positional deviation between the nose side features 10A of the left and right eyeglass lenses 1A and 1B as described above, the
この後に、左右の眼鏡レンズ1A,1Bの耳側の特徴部10B同士の位置ずれを顕微鏡60によって検査する。
Thereafter, the
なお、前述したとおり、長溝部54をガイド突条部43Bの左右端部まで形成することにより、支持部材41、42をガイド突条部43Bから容易に取り外せるようにした場合は、左右の眼鏡レンズ1A,1Bの耳側の特徴部10B同士の位置ずれを検査するためには、左右の眼鏡レンズ1A,1Bの鼻側の特徴部10A同士の位置ずれを検査した後、それぞれの支持部材41,42の止めねじ50を回転操作で緩め、これらの支持部材41,42をベース部材43のガイド突条部43Bから抜き取り、次いで、これらの支持部材41,42を左右逆してガイド突条部43Bに再度セットしてもよい。これにより、一対の眼鏡レンズ1A,1Bの左右が逆となる。そして、前述の場合と同様に、これらの眼鏡レンズ1A,1Bを互いに接近する距離まで近づけ、あるいは、互いに突き合わせ、これらの眼鏡レンズ1A,1Bを左右に並べて検査治具40に配置する。この後に、支持部材41,42の止めねじ50を回転操作で締め付ける。これにより、左右の眼鏡レンズ1A,1Bの耳側の特徴部10B同士の位置ずれを顕微鏡60によって検査することができる。
As described above, the left and right eyeglass lenses are formed when the
以上の検査により、リムレス眼鏡フレームの構成部材が結合される左右の眼鏡レンズ1A,1Bに、特徴部10の位置とフレーム構成部材の結合位置とに関する目立つ差が生じているか否かが分かる。このような目立つ差が生じているときには、前述の図25〜図29で示したブリッジ101,201,301や智102によるフレーム構成部材を結合するための不貫通穴105,106や切欠部205、テーパ孔305、ストレート孔306を眼鏡レンズ1A,1Bに加工するためのコンピュータ制御の自動加工装置に、特徴部10同士の位置ずれ量に関するデータを入力し、このデータに基づいてこの自動加工装置をコンピュータで修正制御する。これにより、眼鏡レンズ1A,1Bにフレーム構成部材を結合したとき、この結合位置と特徴部10の位置との間隔を、左右の眼鏡レンズ1A,1Bにおいて同一又は略同一にすることができる。
From the above inspection, it can be determined whether or not there is a noticeable difference between the position of the characteristic portion 10 and the coupling position of the frame constituent members in the left and right spectacle lenses 1A and 1B to which the constituent members of the rimless spectacle frame are coupled. When such a conspicuous difference occurs, the
以上説明した本実施形態によると、左右の眼鏡レンズ1A,1Bの特徴部10同士の位置ずれを検査できるため、リムレス眼鏡フレームのフレーム構成部材が取り付けられるこれらの眼鏡レンズ1A,1Bに、特徴部10の位置とフレーム構成部材の結合位置とに関する目立つ差が生じているか否かを調べることができ、これにより、眼鏡レンズ1A,1Bにおけるフレーム構成部材の結合位置を修正できることになる。 According to the present embodiment described above, since the positional shift between the feature portions 10 of the left and right eyeglass lenses 1A and 1B can be inspected, the feature portions are attached to these eyeglass lenses 1A and 1B to which the frame constituent members of the rimless eyeglass frame are attached. It is possible to examine whether or not there is a noticeable difference between the position 10 and the coupling position of the frame constituent member, thereby correcting the coupling position of the frame constituent member in the spectacle lenses 1A and 1B.
また、本実施形態の検査治具40は、左右の眼鏡レンズ1A,1Bに取り付けられたそれぞれのレンズホルダ22を個別に支持する一対の支持部材41,42と、これらの支持部材41,42がセットされるベース部材43を備えたものとなっている。このベース部材43には、左右の眼鏡レンズ1A,1Bの対比観察によって特徴部10同士の位置ずれの検査を行うときの基準面となる立上面55が設けられているため、特徴部10同士の位置ずれの正確な検査を行うために、それぞれ支持部材41,42をベース部材43に正確にセットすることができる。
In addition, the
さらに、ベース部材43には、一対の支持部材41,42を左右にスライド自在に案内させるガイド部となっているガイド突条部43Bが形成されているため、左右の眼鏡レンズ1A,1Bを、特徴部10同士の位置ずれの検査を行うために必要となる接近距離まで近づけることや、これらの眼鏡レンズ1A,1Bを互いに突き合わせることができる。
Further, since the
また、一対の支持部材41,42には、眼鏡レンズ1A,1Bにおけるレンズホルダ22の取付中心点を中心としてレンズホルダ22が支持部材41,42に対して回転することを阻止するための回転止め手段としてのキー47が設けられているため、上記取付中心点を中心としてレンズホルダ22が支持部材41,42に対して回転することはない。このため、左右の眼鏡レンズ1A,1Bの対比観察によって行う特徴部10同士の位置ずれの検査を正確に実施することができる。
Further, the pair of
また、本実施形態によると、支持部材41,42のキー47は、レンズホルダ22に予め形成されていて、縁摺り加工のときに用いられたキー溝22Cに嵌合されるため、レンズホルダ22が支持部材41,42に対して回転することを阻止するための構造を、縁摺り加工のときに用いられるキー溝22Cを利用した簡単な構造とすることができる。
Further, according to the present embodiment, the key 47 of the
図13は、基盤テーブル71にXYテーブル装置75が設置されている顕微鏡70を示す。このXYテーブル装置75は、基盤テーブル71に対して左右方向(X方向)にスライド自在となったXテーブル75Aと、Xテーブル75Aに対して前後方向(Y方向)にスライド自在となったYテーブル75Bとを有する。これらのテーブル75A,75Bのスライドは図示しない手動操作部材の操作で行われ、また、そのときのX方向及びY方向のそれぞれのスライド量は、図示しないデジタル表示装置に表示される。
FIG. 13 shows a
検査治具40は、Yテーブル75Bに載置セットされる。そして、Xテーブル75A及びYテーブル75Bをスライドさせることにより、昇降操作部材73で昇降自在となっている接眼レンズ72の真下に、検査治具40にレンズホルダ22を介して左右に並べられて配置されている眼鏡レンズ1A,1Bの特徴部10を位置させ、昇降操作部材73で接眼レンズ72を昇降させることにより、接眼レンズ72の焦点を眼鏡レンズ1A,1Bの特徴部10に合わせる。
The
図14は、接眼レンズ72を覗くことによって見ることができる観察画面が示されている。接眼レンズ72には、縦横2本の線による十字マーク74が設けられており、Xテーブル75A及びYテーブル75Bのスライドにより、十字マーク74の交点74Aを左右の眼鏡レンズ1A,1Bの特徴部10のうち、一方の特徴部10の位置に合わせる。この後に、Xテーブル75A及びYテーブル75Bを再度スライドさせ、十字マーク74の交点74Aを他方の特徴部10の位置に合わせる。そして、十字マーク74の交点74Aを一方の特徴部10の位置に合わせたときから、十字マーク74の交点74Aを他方の特徴部10の位置に合わせたときまでにおけるYテーブル75Bのスライド量をデジタル表示装置から読み取る。これにより、左右の眼鏡レンズ1A,1Bの特徴部10同士の位置ずれ量を知ることができる。
FIG. 14 shows an observation screen that can be viewed by looking through the
また、接眼レンズ72は、昇降操作部材73で昇降するため、言い換えると、眼鏡レンズ1A,1Bに対して接近、離間するものとなっているため、図11の顕微鏡60で説明した場合と同様に、左右の眼鏡レンズ1A,1Bに厚さの相違があっても、これらの左右の眼鏡レンズ1A,1Bの特徴部10同士の位置ずれを検査することができる。
Further, since the
図15は、第2実施形態に係る検査治具80の全体を示す平面図であり、図16はその正面図、図17は図15のS17−S17線断面図である。検査治具80は、左右の眼鏡レンズ1A,1Bに取り付けられた2個のレンズホルダ22を個別に支持するための左右一対の支持部材81,82と、これらの支持部材81,82が左右方向にスライド可能にセットされるベース部材83とからなる。2個の支持部材81,82は同一形状及び同一寸法で形成されている。
15 is a plan view showing the
一対の支持部材81,82を説明すると、全体が四角形のブロック形状となっているこれらの支持部材81,82には、上下に貫通した孔部84が形成され、この孔部84の直径は、レンズホルダ22の本体部22Aの直径と適合する大きさになっている。また、孔部84の上下寸法は、言い換えると、支持部材81,82の上下寸法は、レンズホルダ22における眼鏡レンズ1A,1Bの取付面とは反対側の端部から、この端部の側の環状堤部22Bの端面までの距離よりも大きくなっている。また、それぞれの支持部材81,82の上面には、キー85が挿入されたキー溝86が形成され、キー85は止めねじ87で支持部材81,82に固定されている。
Explaining the pair of
ベース部材83は平板状の部材であり、その上面には、左右方向にベース部材83の左右端部まで達するガイド溝部88が形成されている。このガイド溝部88にそれぞれの支持部材81,82の下部を挿入することにより、これらの支持部材81,82はベース部材83にセットされる。
The
左右の眼鏡レンズ1A,1Bに個別に取り付けられたそれぞれのレンズホルダ22の本体部22Aをそれぞれの支持部材81,82の孔部84に上から挿入すると、レンズホルダ22の環状堤部22Bは支持部材81,82の上面に載り、また、環状堤部22Bに形成されているキー溝22Cにキー85を嵌合することにより、眼鏡レンズ1A,1Bにおけるレンズホルダ22の前述の取付中心点を中心としてレンズホルダ22が支持部材81,82に対して回転することが阻止される。このときの検査治具80の側面図が図18に示されている。
When the
また、ベース部材83のガイド溝部88の幅寸法は、それぞれの支持部材81,82の前後寸法と適合する大きさになっている。このため、ガイド溝部88にそれぞれの支持部材81,82の下部を挿入すると、このガイド溝部88の前後両側の壁面88A,88Bを基準面としてそれぞれの支持部材81,82は、前述の実施形態の検査治具40の場合と同様に、互いにベース部材83の前後方向の正確な位置に配置されることになる。また、ガイド溝部88は左右方向へ延びているため、このガイド溝部88をガイド部として、一対の支持部材81,82を、前述の実施形態の検査治具40の場合と同様に、左右方向へスライドさせることができる。また、左右の眼鏡レンズ1A,1Bに取り付けられている一対のレンズホルダ22を、ベース部材83に左右に配置されている支持部材81,82から抜き取り、これらのレンズホルダ22を、左右を逆にして支持部材81,82に支持させることもできる。さらに、これらの支持部材81,82を、左右を逆にしてガイド溝部88に再度セットすることもできる。
Further, the width dimension of the
このため、この実施形態の検査治具80によっても、左右の眼鏡レンズ1A,1Bの縁部に形成されている鼻側の特徴部10A同士の位置ずれと、耳側の特徴部10B同士の位置ずれとを、図11の顕微鏡60や図13の顕微鏡70を用いて検査することができる。
For this reason, even with the
図19は、第3実施形態に係る検査治具90の全体を示す平面図であり、図20はその正面図、図21は図19のS21−S21線断面図である。この実施形態の検査治具90は、左右の眼鏡レンズ1A,1Bに取り付けられた2個のレンズホルダ22を個別に支持するための左右一対の支持部材91,92だけによって構成されている。これらの支持部材91,92は同一形状及び同一寸法で形成されている。
19 is a plan view showing the
それぞれの支持部材91,92は、薄板部材93と、この薄板部材93よりも大きい厚さを有しているとともに、薄板部材93よりも小さい左右寸法を有している厚板部材94で構成されている。水平となっている薄板部材93の端部に形成された切欠部93Aに、この薄板部材93に対して垂直となっている厚板部材94の下部が嵌合されているとともに、これらの薄板部材93と厚板部材94とがボルト95で結合されている。このため、それぞれの支持部材91,92はL字形状となっている。
Each of the
なお、薄板部材93を含んで構成される支持部材91,92は、後述の定磐98の上面98Aに配置されるため、この配置を正確に鉛直に行えるようにするために、薄板部材93の前後寸法及び左右寸法を大きくすることが好ましい。また、厚板部材94には、後述のようにレンズホルダ22を保持するための孔が形成されるため、この厚板部材94の厚さ寸法は、この孔の深さを十分にとれてレンズホルダ22を精度良く保持できるようにするために、大きくすることが好ましい。
Since the
それぞれの支持部材91,92の鉛直部には、すなわち、それぞれの厚板部材94には、厚板部材94の厚さ方向に貫通して連続して形成された小径の第1孔部94Aと大径の第2孔部94Bとが形成され、後側の第1孔部94Aは、レンズホルダ22の本体部22Aと適合する直径を有し、前側の第2孔部94Bは、レンズホルダ22の環状堤部22Bと適合する直径を有する。また、厚板部材94には、第2孔部94Bに臨んでいるキー溝94Cが形成され、このキー溝94Cに配置されたキー96は、厚板部材94に挿入されてキー96にねじ込まれた止めねじ97により、第2孔部94Bに突出して厚板部材94に固定されている。
A
このため、第1孔部94Aにレンズホルダ22の本体部22Aを、第2孔部94Bにレンズホルダ22の環状堤部22Bをそれぞれ挿入し、キー96をレンズホルダ22のキー溝22Cに嵌合することにより、レンズホルダ22は支持部材91,92に水平にセットされるとともに、これらのレンズホルダ22が取り付けられている眼鏡レンズ1A,1Bは、鉛直の姿勢となってそれぞれの支持部材91,92にセットされる。
Therefore, the
このときにはキー96が回転止め手段となるため、この回転止め手段により、眼鏡レンズ1A,1Bにおけるレンズホルダ22の前述の取付中心点を中心としてレンズホルダ22が支持部材91,92に対して回転することが阻止される。このときの検査治具90の側面図が図22に示されている。
At this time, since the key 96 serves as a rotation stop means, the
この実施形態では、図23に示されているとおり、一対の支持部材91,92は、定盤98の平坦面となっている上面98Aに載置される。すなわち、この実施形態の基準面は、この上面98Aである。このため、左右の眼鏡レンズ1A,1Bの対比観察によって行うこれらの眼鏡レンズ1A,1Bの特徴部10同士の位置ずれの検査は、一対の支持部材91,92を定盤98の上面98Aに載置することによって実施する。
In this embodiment, as shown in FIG. 23, the pair of
また、この検査を行うときには、図23に示すように、左右の眼鏡レンズ1A,1Bを互いに向かい合わせて、言い換えると、これらの眼鏡レンズ1A,1Bを互いに厚さ方向に配置して行う。これにより、それぞれの眼鏡レンズ1A,1Bの鼻側の特徴部10A同士は左右方向に並び、耳側の特徴部10B同士も左右方向に並ぶことになる。 Further, when this inspection is performed, as shown in FIG. 23, the left and right eyeglass lenses 1A and 1B face each other, in other words, these eyeglass lenses 1A and 1B are arranged in the thickness direction. As a result, the nose side features 10A of the spectacle lenses 1A and 1B are arranged in the left-right direction, and the ear-side features 10B are also arranged in the left-right direction.
図24は、図11の顕微鏡60及び図13の顕微鏡70と同じく微細視野拡大手段であるルーペによって耳側の特徴部10B同士を覗いたときの観察画面が示されている。このルーペは、携帯型のものでもよく、定盤98の上面98Aにスライド自在に載置される卓上型のものでもよい。
FIG. 24 shows an observation screen when the ear-side feature portions 10B are viewed through the loupe, which is a fine visual field enlarging means, like the
図24に示されているように、ルーペには目盛り表示部99が設けられ、この目盛り表示部99は、特徴部10B同士の位置ずれ方向に一定の間隔で複数設けられた目盛り線99Aを有している。このため、これらの目盛り線99Aにより、特徴部10B同士の間に位置ずれが生じているか否かを調べることができる。また、位置ずれが生じているときには、その位置ずれの量を、目盛り表示部99に表示されている目盛り線99A同士の間隔距離を表わす数字(この数字は図24では省略されている。)によって知ることができる。
As shown in FIG. 24, the loupe is provided with a
また、ルーペによって鼻側の特徴部10A同士を覗くこともでき、これにより、これらの特徴部10A同士についての位置ずれも検査することができる。 Further, the nose side features 10A can also be looked at with a loupe, and thereby the misalignment between these features 10A can also be inspected.
また、この第3実施形態に係る検査治具90の場合でも、一対の支持部材91,92を、定盤98の上面98Aにおいて、左右に配置することにより、前述した第1実施形態の検査治具40及び第2実施形態の検査治具80の場合と同様に、左右の眼鏡レンズ1A,1Bを左右に並べて配置することができる。そして、このように左右に並べて配置された左右の眼鏡レンズ1A,1Bに厚さの違いがある場合には、上述のルーペから、これらの眼鏡レンズ1A,1Bをレンズホルダ22を介して支持しているそれぞれの支持部材91,92までの距離を、左右の眼鏡レンズ1A,1Bの厚さの違いに応じて異ならせる。これにより、ルーペの焦点をそれぞれの眼鏡レンズ1A,1Bの特徴部10に同時に合わせることができる。
Even in the case of the
なお、第3実施形態に係る検査治具90を用いて左右の眼鏡レンズ1A,1Bの特徴部同士の位置ずれを検査することは、接眼レンズの向きが水平の向きになっている顕微鏡を使用しても行える。
In addition, inspecting the positional deviation between the features of the left and right spectacle lenses 1A and 1B using the
本発明は、縁部に特徴部が設けられている左右の眼鏡レンズにおける特徴部同士の位置ずれを検査するために利用することができる。 The present invention can be used for inspecting misalignment between feature portions in left and right eyeglass lenses having a feature portion at an edge portion.
1 眼鏡レンズ
1’ 素材レンズ
1A 右側の眼鏡レンズ
1B 左側の眼鏡レンズ
10 特徴部
10A 鼻側の特徴部
10B 耳側の特徴部
20 縁摺り加工装置
22 レンズホルダ
40,80,90 検査治具
41,42,81,82,91,92 支持部材
43,83 ベース部材
43B ガイド部であるガイド突条部
47,85,96 回転止め手段であるキー
55 基準面である立上面
88 ガイド部であるガイド溝部
88A,88B 基準面である壁面
98A 基準面である上面
100 リムレス眼鏡フレーム
101,201,301 リムレス眼鏡フレームのフレーム構成部材であるブリッジ
102 リムレス眼鏡フレームのフレーム構成部材である智
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Eyeglass lens 1 'Material lens 1A Right eyeglass lens 1B Left eyeglass lens 10 Characteristic part 10A Nose side characteristic part 10B Ear side
Claims (15)
前記左右の眼鏡レンズを並べて配置するために前記一対のレンズホルダを個別に支持するための部材であって、前記左右の眼鏡レンズの対比観察によって前記特徴部同士の位置ずれの検査を行うときに、この位置ずれの方向についての基準面を基準として配置される一対の支持部材と、
を備えていることを特徴とする眼鏡レンズの検査治具。 A lens holder that is attached to each of the material lenses when the left and right material lenses are trimmed, and is formed into a predetermined shape having a characteristic portion from the material lens to the edge by the edging processing. And a pair of lens holders individually attached to the left and right eyeglass lenses to which the frame components of the rimless eyeglass frame are coupled,
A member for individually supporting the pair of lens holders for arranging the left and right eyeglass lenses side by side, when performing a positional deviation inspection between the feature parts by comparative observation of the left and right eyeglass lenses A pair of support members arranged with reference to a reference plane in the direction of the positional deviation;
An inspection jig for spectacle lenses, comprising:
リムレス眼鏡フレームのフレーム構成部材が結合される前記左右の眼鏡レンズのそれぞれに取り付けられている前記レンズホルダを一対の支持部材に個別に支持させるとともに、これらの支持部材を前記特徴部同士の位置ずれ方向の基準となっている基準面に配置することにより、前記左右の眼鏡レンズを並べて配置するための第2工程と、
前記左右の眼鏡レンズの対比観察によって前記特徴部同士の位置ずれの検査を行うための第3工程と、
を含んでいることを特徴とする眼鏡レンズの検査方法。 A first step for forming the left and right eyeglass lenses having a predetermined shape having a characteristic part at the edge portion by attaching a lens holder to each of the left and right material lenses;
The lens holder attached to each of the left and right eyeglass lenses to which the frame constituting member of the rimless eyeglass frame is coupled is individually supported by a pair of support members, and the support members are displaced from each other. A second step for arranging the left and right eyeglass lenses side by side by arranging them on a reference plane serving as a reference of direction;
A third step for inspecting misalignment between the features by contrast observation of the left and right eyeglass lenses;
A method for inspecting a spectacle lens, comprising:
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JPH06242408A (en) * | 1993-02-16 | 1994-09-02 | Tokai Kogaku Kk | Chart for spectacle inspection and preparing device therefor, and method for inspecting spectacle |
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