JP2009210345A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の情報処理装置間において双方向的に経路検索を行うことができるようにする。
【解決手段】本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機においては、制御部は、携帯電話機の現在地に関する自己位置情報を取得し、取得された自己位置情報を用いてメールを作成し、作成されたメールを他の携帯電話機にアンテナを介して送信させ、受信回路は、他の携帯電話機の現在地に関する相手位置情報を含むメールを受信し、制御部は、自己位置情報、他の携帯電話機からのメールに含まれる相手位置情報、および地図情報を用いて、携帯電話機と他の携帯電話機の合流経路を検索し、メインディスプレイは、検索された合流経路に基づく合流経路地図を表示する。
【選択図】 図5

Description

本発明は情報処理装置に係り、特に、GPS受信部を用いて現在地の位置情報を取得することができるようにした情報処理装置に関する。
近年、情報処理装置としての携帯電話機には、単なる通話による通信機能だけでなく、アドレス帳機能、基地局やインターネットなどのネットワークを介したメール機能や、Webページなどを閲覧することが可能なブラウザ機能だけでなく、オーディオデータを聞くことができる音楽制御機能や、地上波ディジタルワンセグ放送波を受信することができる機能などが搭載されるようになってきている。また、携帯電話機には、GPS機能やGPSナビ機能なども搭載されるようになってきており、ユーザは、必要に応じて、このGPSナビ機能を用いて現在地を把握するとともに、目的地までの最短経路を検索することが可能となっている。
なお、ナビゲーション機能に関連する技術として、以下のような技術が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に提案されている技術によれば、サービスサーバに接続したユーザ端末装置に対する操作によって、サービスサーバにおいてはユーザファイル(制御情報)を生成し、生成されたユーザファイルをナビゲーション装置に送信し、ナビゲーション装置においては、受信したユーザファイルに基づいて経路検索および交通情報の取得などの所定の動作を実行することができる。これにより、ナビゲーション装置の利便性の向上を図ることができる。
特開2002−48558号公報
ところが、従来の携帯電話機のGPSナビ機能においては、ユーザがまず例えば駅やミュージアムなどを目的地に設定し、設定された目的地に対して一方向的に経路検索を行うのみであった。そのため、ユーザが所望する目的地自体が動く場合には、そもそもGPSナビ機能において目的地を設定することが困難であった。具体的には、ユーザが所望する目的地が例えば他のユーザの現在地である場合には、たとえ他のユーザの現在地を瞬間的に目的地に設定することはできたとしても、移動を常時続ける他のユーザの現在地を目的地に設定した上で経路検索を常時行い、他のユーザの現在地を追跡することはできなかった。換言すれば、ユーザ側の携帯電話機と他のユーザ側の携帯電話機との間で、互いの現在地を目的地に設定しつつ、双方向的に経路検索を行うことは困難であった。
このような双方向的な経路検索が要求されるケースとして、例えば子供が遊園地や街中などで迷子になってしまった際に、親と子供の携帯電話機間にて双方向的に経路検索を行うケースなどが考えられる。近年、子供などを狙った略取誘拐などの犯罪が増加しており、子供をこれらの犯罪から未然に守る観点から見ても、このような双方向的な経路検索の必要性は潜在的に高い。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、複数の情報処理装置間において双方向的に経路検索を行うことができる情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明の情報処理装置は、上述した課題を解決するために、情報処理装置の現在地に関する自己位置情報を取得する取得手段と、取得手段により取得された自己位置情報を用いてメールを作成し、作成されたメールを他の情報処理装置に送信する送信手段と、他の情報処理装置の現在地に関する相手位置情報を含むメールを他の情報処理装置から受信する受信手段と、自己位置情報、受信手段により受信された他の情報処理装置からのメールに含まれる相手位置情報、および地図情報を用いて、情報処理装置と他の情報処理装置の合流経路を検索する経路検索手段と、地図情報に基づく地図上に、自己位置情報に基づく自己位置と相手位置情報に基づく相手位置とともに、経路検索手段により検索された合流経路を表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の情報処理装置間において双方向的に経路検索を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る情報処理装置として適用可能な携帯電話機1の外観の構成を表している。なお、図1(A)は、携帯電話機1を約180度に見開いたときの正面から見た外観の構成を表しており、図1(B)は、携帯電話機1を見開いたときの側面から見た外観の構成を表している。
図1(A)および(B)に示されるように、携帯電話機1は、中央のヒンジ部11を境に第1の筐体12と第2の筐体13とがヒンジ結合されており、ヒンジ部11を介して矢印X方向に折り畳み可能に形成される。携帯電話機1の内部の所定の位置には、送受信用のアンテナ(後述する図3のアンテナ31)が設けられており、内蔵されたアンテナを介して基地局(図示せず)との間で電波を送受信する。なお、携帯電話機1には、この送受信用のアンテナ以外にも、GPS受信部のGPSアンテナ(図3のGPS用アンテナ49)が内蔵される。
第1の筐体12には、その表面に「0」乃至「9」の数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終話・電源キー、クリアキー、および電子メールキーなどの操作キー14が設けられており、操作キー14を用いて各種指示を入力することができる。
第1の筐体12には、操作キー14として上部に十字キーと確定キーが設けられており、ユーザが十字キーを上下左右方向に操作することにより当てられたカーソルを上下左右方向に移動させることができる。具体的には、第2の筐体13に設けられたメインディスプレイ17に表示されている電話帳リストや電子メールのスクロール動作、簡易ホームページのページ捲り動作および画像の送り動作などの種々の動作を実行する。
また、確定キーを押下することにより、種々の機能を確定することができる。例えば第1の筐体12は、ユーザによる十字キーの操作に応じてメインディスプレイ17に表示された電話帳リストの複数の電話番号の中から所望の電話番号が選択され、確定キーが第1の筐体12の内部方向に押圧されると、選択された電話番号を確定して電話番号に対して発呼処理を行う。
さらに、第1の筐体12には、十字キーと確定キーの左隣に電子メールキーが設けられており、電子メールキーが第1の筐体12の内部方向に押圧されると、メールの送受信機能を呼び出すことができる。十字キーと確定キーの右隣には、ブラウザキーが設けられており、ブラウザキーが第1の筐体12の内部方向に押圧されると、Webページのデータを閲覧することが可能となる。
また、第1の筐体12には、操作キー14の下部にマイクロフォン15が設けられており、マイクロフォン15によって通話時のユーザの音声を集音する。また、第1の筐体12には、携帯電話機1の操作を行うサイドキー16が設けられている。
なお、第1の筐体12は、背面側に図示しないバッテリパックが挿着されており、終話・電源キーがオン状態になると、バッテリパックから各回路部に対して電力が供給されて動作可能な状態に起動する。
一方、第2の筐体13には、その正面にメインディスプレイ17が設けられており、電波の受信状態、電池残量、電話帳として登録されている相手先名や電話番号及び送信履歴等の他、電子メールの内容、簡易ホームページ、CCD(Charge Coupled Device)カメラ(後述する図2のCCDカメラ20)で撮像した画像、外部のコンテンツサーバ(図示せず)より受信したコンテンツ、メモリカード(後述する図3のメモリカード46)に記憶されているコンテンツを表示することができる。また、メインディスプレイ17の上部の所定の位置にはレシーバ(受話器)18が設けられており、これにより、ユーザは音声通話することが可能である。なお、携帯電話機1の所定の位置には、レシーバ18以外の音声出力部としてのスピーカ(図示せず)も設けられている。
また、第1の筐体12と第2の筐体13の内部の所定の位置には、携帯電話機1の状態を検知するための磁気センサ19a、19b、19c、および19dが設けられる。
図2は、本発明に係る情報処理装置として適用可能な携帯電話機1の他の外観の構成を表している。図2の携帯電話機1の状態は、図1の携帯電話機1の状態から矢印X方向に回動させた状態である。なお、図2(A)は、携帯電話機1を閉じたときの正面から見た外観の構成を表しており、図2(B)は、携帯電話機1を閉じたときの側面から見た外観の構成を表している。
第2の筐体13の上部には、CCDカメラ20が設けられており、これにより、所望の撮影対象を撮像することができる。CCDカメラ20の下部には、サブディスプレイ21が設けられており、現在のアンテナの感度のレベルを示すアンテナピクト、携帯電話機1の現在の電池残量を示す電池ピクト、現在の時刻などが表示される。
図3は、本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機1の内部の構成を表している。図示せぬ基地局から送信されてきた無線信号は、アンテナ31で受信された後、アンテナ共用器(DUP)32を介して受信回路(RX)33に入力される。受信回路33は、受信された無線信号を周波数シンセサイザ(SYN)34から出力された局部発振信号とミキシングして中間周波数信号に周波数変換(ダウンコンバート)する。そして、受信回路33は、このダウンコンバートされた中間周波数信号を直交復調して受信ベースバンド信号を出力する。なお、周波数シンセサイザ34から発生される局部発振信号の周波数は、制御部41から出力される制御信号SYCによって指示される。
受信回路33からの受信ベースバンド信号は、CDMA信号処理部36に入力される。CDMA信号処理部36は、図示せぬRAKE受信機を備える。このRAKE受信機では、受信ベースバンド信号に含まれる複数のパスがそれぞれの拡散符号(すなわち、拡散された受信信号の拡散符号と同一の拡散符号)で逆拡散処理される。そして、この逆拡散処理された各パスの信号は、位相が調停された後、コヒーレントRake合成される。Rake合成後のデータ系列は、デインタリーブおよびチャネル復号(誤り訂正復号)が行われた後、2値のデータ判定が行われる。これにより、所定の伝送フォーマットの受信パケットデータが得られる。この受信パケットデータは、圧縮伸張処理部37に入力される。
圧縮伸張処理部37は、DSP(Digital Signal Processor)などにより構成され、CDMA信号処理部36から出力された受信パケットデータを図示せぬ多重分離部によりメディアごとに分離し、分離されたメディアごとのに対してそれぞれ復号処理を行う。例えば通話モードにおいては、受信パケットデータに含まれる通話音声などに対応するオーディオデータをスピーチコーデックにより復号する。また、例えばテレビ電話モードなどのように、受信パケットデータに動画像データが含まれていれば、この動画像データをビデオコーデックにより復号する。さらに、受信パケットデータがダウンロードコンテンツであれば、このダウンロードコンテンツを伸張した後、伸張されたダウンロードコンテンツを制御部41に出力する。
復号処理により得られたディジタルオーディオ信号はPCMコーデック38に供給される。PCMコーデック38は、圧縮伸張処理部37から出力されたディジタルオーディオ信号をPCM復号し、PCM復号後のアナログオーディオデータ信号を受話増幅器39に出力する。このアナログオーディオ信号は、受話増幅器39にて増幅された後、レシーバ18により出力される。
圧縮伸張処理部37によりビデオコーデックにて復号されたディジタル動画像信号は、制御部41に入力される。制御部41は、圧縮伸張処理部37から出力されたディジタル動画像信号に基づく動画像を、図示せぬビデオRAM(例えばVRAMなど)を介してメインディスプレイ17に表示させる。なお、制御部41は、受信された動画像データだけでなく、CCDカメラ20により撮像された動画像データに関しても、図示せぬビデオRAMを介してメインディスプレイ17に表示させることも可能である。
また、圧縮伸張処理部37は、受信パケットデータが電子メールである場合、この電子メールを制御部41に供給する。制御部41は、圧縮伸張処理部37から供給された電子メールを記憶部42に記憶させる。そして、制御部41は、ユーザによる入力部としての操作キー14の操作に応じて、記憶部42に記憶されているこの電子メールを読み出し、読み出された電子メールをメインディスプレイ17に表示させる。
一方、通話モードにおいて、マイクロフォン15に入力された話者(ユーザ)の音声信号(アナログオーディオ信号)は、送話増幅器40により適正レベルまで増幅された後、PCMコーデック38によりPCM符号化される。このPCM符号化後のディジタルオーディオ信号は、圧縮伸張処理部37に入力される。また、CCDカメラ20から出力される動画像信号は、制御部41によりディジタル化されて圧縮伸張処理部37に入力される。さらに、制御部41にて作成されたテキストデータである電子メールも、圧縮伸張処理部37に入力される。
圧縮伸張処理部37は、PCMコーデック38から出力されたディジタルオーディオ信号を所定の送信データレートに応じたフォーマットで圧縮符号化する。これにより、オーディオデータが生成される。また、圧縮伸張処理部37は、制御部41から出力されたディジタル動画像信号を圧縮符号化して動画像データを生成する。そして、圧縮伸張処理部37は、これらのオーディオデータや動画像データを図示せぬ多重分離部で所定の伝送フォーマットに従って多重化した後にパケット化し、パケット化後の送信パケットデータをCDMA信号処理部36に出力する。なお、圧縮伸張処理部37は、制御部41から電子メールが出力された場合にも、この電子メールを送信パケットデータに多重化する。
CDMA信号処理部36は、圧縮伸張処理部37から出力された送信パケットデータに対し、送信チャネルに割り当てられた拡散符号を用いてスペクトラム拡散処理を施し、スペクトラム拡散処理後の出力信号を送信回路(TX)35に出力する。送信回路35は、スペクトラム拡散処理後の信号をQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)方式などのディジタル変調方式を使用して変調する。送信回路35は、ディジタル変調後の送信信号を、周波数シンセサイザ34から発生される局部発振信号と合成して無線信号に周波数変換(アップコンバート)する。そして、送信回路35は、制御部41により指示される送信電力レベルとなるように、このアップコンバートにより生成された無線信号を高周波増幅する。この高周波増幅された無線信号は、アンテナ共用器32を介してアンテナ31に供給され、このアンテナ31から図示せぬ基地局に向けて送信される。
また、携帯電話機1は、外部メモリインタフェース45を備えている。この外部メモリインタフェース45は、メモリカード46を着脱することが可能なスロットを備えている。メモリカード46は、NAND型フラッシュメモリカードやNOR型フラッシュメモリカードなどに代表されるフラッシュメモリカードの一種であり、10ピン端子を介して画像や音声、音楽等の各種データの書き込み及び読み出しが可能となっている。さらに、携帯電話機1には、現在の正確な現在の時刻を測定する時計回路(タイマ)47が設けられている。
制御部41は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)などからなり、CPUは、ROMに記憶されているプログラムまたは記憶部42からRAMにロードされた、オペレーティングシステム(OS)を含む各種のアプリケーションプログラムに従って各種の処理を実行するとともに、種々の制御信号を生成し、各部に供給することにより携帯電話機1を統括的に制御する。RAMは、CPUが各種の処理を実行する上において必要なデータなどを適宜記憶する。
記憶部42は、例えば、電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリ素子やHDD(Hard Disc Drive)などからなり、制御部41のCPUにより実行される種々のアプリケーションプログラムや種々のデータ群を格納している。
電源回路44は、バッテリ43の出力を基に所定の動作電源電圧Vccを生成して各回路部に供給する。
また、図示せぬGPS衛星からのGPS波(GPS情報)は、GPS用アンテナ49で受信される。このGPS情報には、例えばそれぞれのGPS衛星からの発信時刻情報が含まれている。その後、このGPS情報はCDMA信号処理部36を経由して制御部41に入力される。そして、制御部41にて、取得されたGPS情報を用いて、携帯電話機1の現在地を示す位置情報(緯度経度の情報)が計算され(例えば3つ乃至4つのGPS情報から計算することが望ましい)、携帯電話機1の現在地を示す位置情報が求められる。なお、このGPS情報に基づいて求められる位置情報として、緯度経度を取得することが一般的であるが、更に緯度経度に対応した住所情報を取得するようにしてもよい。緯度経度や、緯度経度に対応した住所情報を取得する際には、外部のサーバ(図示せず)などにアクセスして住所情報を得るようにしてもよい。従って、「位置情報」とはGPS情報から計算された位置情報(例えば緯度経度情報)や、その情報に対応する住所情報などの情報も含むものとする。
図4は、図3の受信回路33の内部の概略的な構成を表している。図4に示されるように、GPS用アンテナ49にて受信されたGPS波(GPS情報)は、受信回路33の整合回路50に入力される。整合回路50は、インピーダンスの異なる回路での伝送特性を向上させるために用いられる素子であり、GPS用アンテナ49からのGPS波(GPS情報)のインピーダンス整合処理が行われる。インピーダンス整合処理後のGPS波は、GPS用受信回路51に出力され、GPS用受信回路51にてGPS波(GPS情報)が受信される。
ところで、従来の携帯電話機1のGPSナビ機能においては、ユーザがまず例えば駅やミュージアムなどを目的地に設定し、設定された目的地に対して一方向的に経路検索を行うのみであった。そのため、ユーザが所望する目的地自体が動く場合には、そもそもGPSナビ機能において目的地を設定することが困難であった。具体的には、ユーザが所望する目的地が例えば他のユーザの現在地である場合には、たとえ他のユーザの現在地を瞬間的に目的地に設定することはできたとしても、移動を常時続ける他のユーザの現在地を目的地に設定した上で経路検索を常時行い、他のユーザの現在地を追跡することはできなかった。換言すれば、ユーザ側の携帯電話機と他のユーザ側の携帯電話機との間で、互いの現在地を目的地に設定しつつ、双方向的に経路検索を行うことは困難であった。
このような双方向的な経路検索が要求されるケースとして、例えば子供が遊園地や街中などで迷子になってしまった際に、親と子供の携帯電話機間にて双方向的に経路検索を行うケースなどが考えられる。近年、子供などを狙った略取誘拐などの犯罪が増加しており、子供をこれらの犯罪から未然に守る観点から見ても、このような双方向的な経路検索の必要性は潜在的に高い。
そこで、携帯電話機1のGPS機能とメール機能とを用いて、複数の携帯電話機1間において双方向的に経路検索を行うようにする。以下、この方法を用いた本発明に係るナビゲーション処理について説明する。なお、本発明に係るナビゲーション処理を説明するに際し、例えば親側の携帯電話機1と子供側の携帯電話機1との間で双方向的に経路検索を行う場合を想定する。
まず、図5のフローチャートを参照して、親側が所有する図3携帯電話機1におけるナビゲーション処理について説明する。なお、このナビゲーション処理は、例えば子供が遊園地や街中などで迷子になってしまった際に親が子供と合流するために、親により操作キー14が操作されることによりナビゲーション処理を開始するとの指示が受け付けられることで、開始される。
ステップS1において、制御部41は、ユーザである親により操作キー14が操作されることによりナビゲーション処理を開始するとの指示が受け付けられたか否かを判定し、ナビゲーション処理を開始するとの指示が受け付けられたと判定するまで待機する。
ステップS1において制御部41がナビゲーション処理を開始するとの指示が受け付けられたと判定した場合、制御部41はステップS2で、ナビゲーションに関するアプリケーションプログラムを起動する。このナビゲーションに関するアプリケーションプログラムは、携帯電話機1の制御部41上で動作するJava(登録商標)またはNativeで作成されたアプリケーションプログラムである。
ステップS3において、制御部41は、ナビゲーションに関するアプリケーションプログラムを実行し、まずGPS受信部(図4のGPS受信部)を起動し、GPS測位に基づく位置情報を図示せぬGPS衛星から取得する。具体的には、図示せぬGPS衛星からのGPS波(GPS情報)は、GPS用アンテナ49で受信される。このGPS情報には、例えばそれぞれのGPS衛星からの発信時刻情報が含まれている。その後、このGPS情報はCDMA信号処理部36を経由して制御部41に入力される。制御部41は、図示せぬGPS衛星からのGPS波(GPS情報)を取得し、取得されたGPS情報を用いて、親側の携帯電話機1の現在地を示す位置情報(緯度経度の情報)を計算し、親側の携帯電話機1の現在地を示す位置情報(GPS測位に基づく位置情報)を求める。これにより、親側の携帯電話機1の現在地に関し、GPS測位に基づく位置情報が取得される。
ステップS4において、制御部41は、取得されたGPS測位に基づく位置情報を用いて、子供側の携帯電話機1に送信するためのメールを作成する。このメールの本文中には、例えばテキスト形式で、親側の携帯電話機1の現在地に関するGPS測位に基づく位置情報が記述されている。また、このメールの本文中には、子供側の携帯電話機1にてナビゲーションに関するアプリケーションプログラムを起動させるためのコマンドが含まれている。
ステップS5において、制御部41は、作成されたテキストデータとしてのメールを圧縮伸張処理部37に出力し、CDMA信号処理部36、送信回路35、およびアンテナ31を介して子供側の携帯電話機1に図示せぬ基地局経由で送信させる。ステップS6において、受信回路33は、アンテナ31を介して子供側の携帯電話機1からメールを図示せぬ基地局経由で受信し、受信されたメールをCDMA信号処理部36と圧縮伸張処理部37を介して制御部41に出力する。ステップS7において、制御部41は、受信回路33にて受信された子供側の携帯電話機1からのメールを取得し、このメールの本文中に含まれる子供側の携帯電話機1の現在地に関するGPS測位に基づく位置情報を取得する。
そして、ステップS8において、制御部41は、親側の携帯電話機1と子供側の携帯電話機1のそれぞれのGPS測位に基づく位置情報に基づいて、両方の携帯電話機1の現在地が含まれる地図情報を図示せぬコンテンツサーバから図示せぬ基地局および図示せぬネットワークを経由して取得する。なお、この地図情報は、予め携帯電話機1の記憶部42に記憶させるようにしてもよい。
ステップS9において、制御部41は、取得された地図情報に基づく地図上にて、親側の携帯電話機1の現在地を「現在地」に設定し、子供側の携帯電話機1の現在地を「目的地」に設定する。例えば図6に示されるように、取得された地図情報に基づく地図上にて、親側の携帯電話機1の現在地が「現在地」に設定され、子供側の携帯電話機1の現在地が「目的地」に設定される。
ステップS10において、制御部41は、取得された親側と子供側の携帯電話機1の現在地に関するGPS測位に基づく位置情報、および地図情報を用いて、親側と子供側の2つの携帯電話機1の最短の合流経路を検索する。例えば図7に示されるように、親側の携帯電話機1の現在地から子供側の携帯電話機1の現在地に至るまでの最短の合流経路が検索される。なお、このとき、歩道がある道路などを優先して経路検索するようにしてもよい。
ステップS11において、制御部41は、取得された親側と子供側の携帯電話機1の現在地に関するGPS測位に基づく位置情報、および地図情報を用いて、検索された最短の合流経路上において親側と子供側の携帯電話機1が合流する合流点を算出する。例えば図7に示されるように、例えば親側と子供側の2つの携帯電話機1から同等の距離にある地点が合流点として算出される。
ステップS12において、取得された親側と子供側の携帯電話機1の現在地に関するGPS測位に基づく位置情報、地図情報、合流経路、および合流点を用いて、親側と子供側の2つの携帯電話機1が合流する際に用いられる合流経路地図を作成する。ステップS13において、制御部41は、メインディスプレイ17を制御し、作成された合流経路地図をメインディスプレイ17に表示させる。メインディスプレイ17は、制御部41の制御に従い、例えば図8に示されるように合流経路地図を表示する。図8の場合、合流点は、合流経路上に重畳して例えば×印などにて表示される。
このとき、メインディスプレイ17には、合流経路地図の下に「出会うまで5km 20分」などのメッセージも同時に表示される。これにより、ユーザである親は、例えば子供が遊園地や街中などで迷子になってしまった際に、子供の現在地を把握するとともに、どのような経路で向かえば最短距離で子供と出会うことができるかを容易に把握することができる。
ステップS14において、制御部41は、時計回路47を用いて、子供側の携帯電話機1にメールを送信してから予め設定された所定の時間(例えば1分間や2分間など)が経過したか否かを判定する。なお、所定の時間は、ユーザの好みに応じて適宜変更するようにしてもよい。
ステップS14において制御部41が子供側の携帯電話機1にメールを送信してから予め設定された所定の時間が経過していないと判定した場合、制御部41はステップS15で、ユーザにより操作キー14のうちの例えば終話・電源キーなどが操作されることによりナビゲーション処理を終了するとの指示が受け付けられたか否かを判定する。なお、例えば親が迷子になっている子供に出会うことができた場合などに、ユーザである親が操作キー14を操作することでナビゲーション処理の終了を指示する。
ステップS15において制御部41が、ナビゲーション処理を終了するとの指示が受け付けられていないと判定した場合、処理はステップS14に戻り、ステップS14以降の処理が繰り返し実行される。ステップS15において制御部41が、ナビゲーション処理を終了するとの指示が受け付けられたと判定した場合、このナビゲーション処理は終了する。
一方、ステップS14において制御部41が子供側の携帯電話機1にメールを送信してから予め設定された所定の時間が経過したと判定した場合、処理はステップS16に進む。そして、ステップS16乃至S20の処理によって、上述したステップS3乃至S7の処理と同様に、親側の携帯電話機1と子供側の携帯電話機1のそれぞれに関する位置情報が取得される。すなわち、ステップS16において、制御部41は、ナビゲーションに関するアプリケーションプログラムを実行し、まずGPS受信部(図4のGPS受信部)を起動し、GPS測位に基づく位置情報を図示せぬGPS衛星から取得し、ステップS17において制御部41は、取得されたGPS測位に基づく位置情報を用いて、子供側の携帯電話機1に送信するためのメールを作成し、ステップS5において制御部41は、作成されたテキストデータとしてのメールを圧縮伸張処理部37に出力し、CDMA信号処理部36、送信回路35、およびアンテナ31を介して子供側の携帯電話機1に図示せぬ基地局経由で送信させる。そして、ステップS19において、受信回路33は、アンテナ31を介して子供側の携帯電話機1からメールを図示せぬ基地局経由で受信し、受信されたメールをCDMA信号処理部36と圧縮伸張処理部37を介して制御部41に出力し、ステップS20において制御部41は、受信回路33にて受信された子供側の携帯電話機1からのメールを取得し、このメールの本文中に含まれる子供側の携帯電話機1の現在地に関するGPS測位に基づく位置情報を取得する。
なお、地図情報に関しては、ステップS8によって取得された地図情報を転用することが可能なときにはその地図情報を用いるが、新たに地図情報を取得する必要があるときには図示せぬコンテンツサーバから図示せぬ基地局および図示せぬネットワークを経由して取得するようにしてもよい。
次に、ステップS21において、制御部41は、直前に取得された親側と子供側の携帯電話機1の現在地に関するGPS測位に基づく位置情報、および地図情報を用いて、親側と子供側の2つの携帯電話機1の最短の合流経路を再検索する。例えば1回目の経路検索処理によって図7に示されるような合流経路が検索され、その後、親や子供がその合流経路に沿って歩き始めた場合に、例えば図8に示されるように、親と子供のそれぞれの親側の携帯電話機1の現在地から子供側の携帯電話機1の現在地に至るまでの最短の合流経路が再検索される。
ステップS22において、制御部41は、取得された親側と子供側の携帯電話機1の現在地に関するGPS測位に基づく位置情報、および地図情報を用いて、親側と子供側の2つの携帯電話機1の移動速度に応じて、検索された最短の合流経路上において親側と子供側の携帯電話機1が合流する合流点を再算出する。なお、親側と子供側の2つの携帯電話機1の移動速度(m/s)は、直前の2点間における位置情報と、その距離を移動するのに費やされた時間(すなわち、再度位置情報を取得するまでの所定の時間)とによって求められる。
例えば1回目の経路検索処理によって図7に示されるような合流経路が検索され、その後、親や子供がその合流経路に沿って歩き始めた場合に、例えば図8に示されるように、親側と子供側の2つの携帯電話機1の移動速度に応じて、検索された最短の合流経路上において親側と子供側の携帯電話機1が合流する合流点が再算出される。すなわち、図8の場合、親側の携帯電話機1の移動速度が子供側の携帯電話機1に比べて速いことから、親側と子供側の2つの携帯電話機1の移動速度に応じて、相手である子供側の携帯電話機寄りのある地点が合流点として算出される。より具体的には、親側の携帯電話機1の移動速度と子供側の携帯電話機1の移動速度との比が2:1である場合、検索された最短の合流経路上において合流経路の合計距離を2:1に比例配分した地点が、親側と子供側の携帯電話機1が合流する合流点として再算出される。
その後、ステップS23において制御部41は合流経路地図を作成し、ステップS24において制御部41はメインディスプレイ17を制御して合流経路地図の表示を更新させる。例えば図8に示されるナビゲーション表示画面は、図10に示されるナビゲーション表示画面に更新される。このとき、合流経路地図の下に表示されるメッセージは「出会うまで3km 12分」などに更新される。
その後、処理はステップS14に戻り、ステップS14以降の処理が繰り返し実行される。すなわち、ユーザによって操作キー14が操作されることでナビゲーション処理を終了するとの指示が受け付けられるまで、ナビゲーション処理の開始から予め設定された所定の時間(例えば1分間や2分間など)ごとに親側と子供側の携帯電話機1の位置情報がGPS受信部を用いて取得され、親側と子供側の携帯電話機1の合流経路が検索されるとともに、それぞれの移動速度に応じた合流点が算出され、これらに基づく合流経路地図が作成されて表示される。
次に、図11のフローチャートを参照して、図5に示される親側の携帯電話機1におけるナビゲーション処理に対応して実行される、子供側の携帯電話機1におけるナビゲーション処理について説明する。なお、図11の子供側の携帯電話機1におけるナビゲーション処理は、図5の親側の携帯電話機1におけるナビゲーション処理と基本的に対応しており、重複する部分の説明については繰り返しになるので省略する。
ステップS31において、子供側の携帯電話機1の受信回路33は、アンテナ31を介して親側の携帯電話機1からメールを図示せぬ基地局経由で受信し、受信されたメールをCDMA信号処理部36と圧縮伸張処理部37を介して制御部41に出力する。このメールの本文中には、例えばテキスト形式で、親側の携帯電話機1の現在地に関するGPS測位に基づく位置情報が記述されているとともに、子供側の携帯電話機1にてナビゲーションに関するアプリケーションプログラムを起動させるためのコマンドが含まれている。
ステップS32において、制御部41は、親側の携帯電話機1から送信されてきたメールの本文中に含まれる、親側の携帯電話機1の現在地に関するGPS測位に基づく位置情報を取得する。
ステップS33において、制御部41は、親側の携帯電話機1から送信されてきたメールの本文中に含まれるコマンド(ナビゲーションに関するアプリケーションプログラムを起動させるためのコマンド)に基づいて、ナビゲーションに関するアプリケーションプログラムを起動する。なお、親側の携帯電話機1から遠隔操作的に子供側の携帯電話機1にてナビゲーションに関するアプリケーションプログラムを起動させる方法として、本発明の実施形態においては、メールに含まれるコマンドにより起動させるようにしたが、このような場合に限られず、例えば親側の携帯電話機1からの所要の着信回数(例えば3回など)によって起動させるようにしてもよいし、その他の方法によってナビゲーションに関するアプリケーションプログラムを起動させるようにしてもよい。
その後、ステップS34乃至S36までの処理によって、子供側の携帯電話機1は、子供側の携帯電話機1の現在地に関するGPS測位に基づく位置情報を取得し、この位置情報を用いてメールを作成するとともに、親側の携帯電話機1に対してメールをアンテナ31を介して送信する。そして、ステップS37にて制御部41は、コンテンツサーバから地図情報を図示せぬネットワーク経由で取得する。
次に、制御部41は、取得された地図情報に基づく地図上にて、子供側の携帯電話機1の現在地を「現在地」に設定し、親側の携帯電話機1の現在地を「目的地」に設定する。ステップS39乃至S41にて、図5のステップS10乃至S12と同様に、親側と子供側の携帯電話機1の合流経路が検索されるとともに、これらが合流する合流点が算出され、これらの位置情報と地図情報を用いて合流経路地図が作成される。ステップS42において、制御部41は、メインディスプレイ17を制御し、作成された合流経路地図をメインディスプレイ17に表示させる。メインディスプレイ17は、制御部41の制御に従い、例えば図12に示されるように合流経路地図を表示する。このとき、メインディスプレイ17には、合流経路地図の下に「出会うまで5km 20分」などのメッセージも同時に表示される。これにより、ユーザである子供は、例えば遊園地や街中などで迷子になってしまった際に、自分の現在地を自動的に把握するとともに、どのような経路で向かえば最短距離で親と出会うことができるかを容易に把握することができる。
なお、このときにメインディスプレイ17に表示されているナビゲーション表示画面は、親側の携帯電話機1にて表示されるナビゲーション表示画面(図5のステップS13とステップS24にてメインディスプレイ17に表示されるナビゲーション表示画面)と同一の表示画面である。これにより、親と子供は、同一のナビゲーション表示画面上に表示される合流経路と合流点を確認しながら、合流経路に沿って合流点に向かうことができる。
その後、処理はステップS43に進み、ステップS43以降の処理が実行される。すなわち、ユーザ(子供)によって操作キー14が操作されることでナビゲーション処理を終了するとの指示が受け付けられるまで、ナビゲーション処理の開始から予め設定された所定の時間(例えば1分間や2分間など)ごとに親側と子供側の携帯電話機1の位置情報がGPS受信部を用いて取得され、親側と子供側の携帯電話機1の合流経路が検索されるとともに、それぞれの移動速度に応じた合流点が算出され、これらに基づく合流経路地図が作成されて表示される。
本発明の実施形態においては、携帯電話機1の現在地に関する自己位置情報を取得し、取得された自己位置情報を用いてメールを作成し、作成されたメールを他の情報処理装置に送信し、他の携帯電話機1の現在地に関する相手位置情報を含むメールを他の情報処理装置から受信し、自己位置情報、受信された他の携帯電話機1からのメールに含まれる相手位置情報、および地図情報を用いて、携帯電話機1と他の携帯電話機1の合流経路を検索し、検索された合流経路に基づく合流経路地図を表示することができる。
これにより、ユーザ側(例えば親)の携帯電話機1と他のユーザ側(例えば子供)の携帯電話機との間で、互いの現在地を目的地に設定しつつ、双方向的に経路検索を同期しながら行うことが可能となり、例えば子供が遊園地や街中などで迷子になってしまった際に、親と子供の携帯電話機1間にて双方向的に経路検索を行うことができる。そして、経路検索の結果、親と子供が同一の表示内容を有するナビゲーション表示画面(合流経路と合流点が表示される表示画面)を見ながら、検索された合流経路に沿って合流経路上にある合流点で出会うことが可能となる。従って、相手の現在地を電話やメールなどの他の手段を用いて逐一確認する無駄を省くことができ、親と子供の2人が簡単に出会うことができる。また、お互いに同一の合流経路を見ながら合流点に向かうため、異なる経路に間違って進んでしまうことを防止することができる。その結果、GPS測位に基づく位置情報などを用いてナビゲーションを行う際に利便性を向上させることができる。
なお、親側と子供側の2つの携帯電話機1にて、同じタイミングでGPS測位に基づく位置情報を取得することができるように、最初のGPS測位のタイミングを時刻や同期信号に基づいて同期させることが望ましい。例えば2つの携帯電話機1にて同じ時刻にGPS測位を最初に行い、その後、GPS測位の最初の時刻から予め設定された所定の時間(例えば1分間や2分間など)ごとにGPS測位を繰り返し実行するようにする。
また、本発明の実施形態においては、携帯電話機1の現在地に関する情報として、GPS測位に基づく情報を用いるようにしたが、これ以にも、例えば図示せぬ基地局からの基地局情報を用いるようにしてもよい。
さらに、メインディスプレイ17にナビゲーション表示画面を表示する場合、例えば図13に示されるように、取得された地図情報に基づいて、ユーザが出会う際(合流の際)の目印となりやすい場所(例えばコンビニやガソリンスタンドなど)を、星印などを用いて明示するようにしてもよい。これにより、検索された合流経路に沿って合流経路上にある合流点で向かう際の利便性を向上させることができる。なお、この方法を用いて親側と子供側の携帯電話機1におけるそれぞれのナビゲーション処理は、図14および図15のフローチャートに示される。図14と図15の処理は、図5と図11の処理と基本的には同様であるが、いくつかの点が異なる処理が実行される。すなわち、図14の場合、ステップS72において、制御部41は、取得された地図情報に含まれる緯度経度等の位置情報や画像データやテキストデータを用いて、検索された合流経路近傍にて、ユーザが出会う際の目印となりやすい場所(例えばコンビニやガソリンスタンドなど)を目印となる地点として抽出する。一般に、コンテンツサーバから取得される地図情報には、例えばコンビニを示す位置情報が含まれることから、この地図情報に含まれる位置情報に基づいて、合流経路近傍に存在するコンビニなどが目印となる地点として抽出される。その後、ステップS73にて、制御部41は、合流経路地図を作成する際に、抽出されたこれらの目印となる地点を明示する星印などを作成するとともに、ステップS74にてメインディスプレイ17にこの星印を含めて合流経路地図を表示させる。
一方、図15の場合、ステップS101において、上述した図14のステップ72の処理と同様に、制御部41は、地図情報に含まれる緯度経度等の位置情報や画像データやテキストデータを用いて、検索された合流経路近傍にて目印となる地点を抽出し、ステップS103においてメインディスプレイ17にこの星印を含めて合流経路地図を表示させる。
ところで、図5と図11のフローチャートを用いて説明したナビゲーション処理においては、例えば子供が遊園地や街中などで迷子になってしまった際に親が子供と合流する場合を想定しており、原則としてユーザが2人の場合を想定しているが、このような場合に限られず、例えばユーザが3人以上の場合にも本発明を適用することができる。このような場合、それぞれの携帯電話機1にて各携帯電話機1の現在地に関する位置情報が取得され、その位置情報に基づいて経路検索されるとともに、まず3つ以上の携帯電話機1から等距離の合流点が算出され、例えば図16に示されるようにナビゲーション表示画面に表示される。
なお、本発明の実施形態においては、それぞれの携帯電話機1にて合流経路の検索および合流点の算出を同期させて行うようにしたが、このような場合に限られず、例えば図示せぬコンテンツサーバなどに代理させ、各携帯電話機1からコンテンツサーバに位置情報を送信するとともに、合流経路の検索および合流点の算出を一括して行わせた上で、各携帯電話機1にネットワークを介して取得させるようにしてもよい。
また、ナビゲーション処理時に各携帯電話機1から他の携帯電話機1に対してユーザの自分画像をパケット化してメールと一緒に送信するとともに、他のユーザの相手画像を受信し、ナビゲーション表示画面上の一部(例えば上部など)に相手画像を同時に表示するようにしてもよい。これにより、相手がいる現在地を位置情報だけでなく周囲の画像とともに正確に確認することができる。なお、このとき、携帯電話機1のテレビ電話機能を用いて、自分画像のみならず、自分の音声信号もパケット化してメールと自分画像とともに他の携帯電話機1に送信し、各携帯電話機1のスピーカ(図示せず)やレシーバ18などからナビゲーション処理時に出力するようにしてもよい。
なお、本発明の実施形態においては、それぞれの携帯電話機1の現在地を「目的地」に設定するようにしたが、このような場合に限られず、例えば共通の目的地(例えばミュージアムなど)を設定し、それぞれの携帯電話機1の現在地をナビ上の「自己現在地」または「相手現在地」として表示するようにしてもよい。
なお、本発明は、携帯電話機1以外にも、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、携帯型ゲーム機、携帯型音楽再生機、携帯型動画再生機、その他の情報処理装置にも適用することができる。
また、本発明の実施形態において説明した一連の処理は、ソフトウェアにより実行させることもできるが、ハードウェアにより実行させることもできる。
さらに、本発明の実施形態では、フローチャートのステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機の外観の構成を示す図。 本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機の他の外観の構成を示す図。 本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機の内部の構成を示すブロック図。 図3の受信回路の詳細な構成を示すブロック図。 図4の親側の携帯電話機におけるナビゲーション処理を説明するフローチャート。 地図情報に基づく地図上にて設定される親側の携帯電話機と子供側の携帯電話機の位置関係を示す図。 親側の携帯電話機と子供側の携帯電話機の合流経路および合流点を示す図。 メインディスプレイに表示されるナビゲーション表示画面の表示例を示す図。 親側の携帯電話機と子供側の携帯電話機の合流経路および合流点を示す図。 メインディスプレイに表示されるナビゲーション表示画面の他の表示例を示す図。 図4の子供側の携帯電話機におけるナビゲーション処理を説明するフローチャート。 メインディスプレイに表示されるナビゲーション表示画面の他の表示例を示す図。 メインディスプレイに表示されるナビゲーション表示画面の他の表示例を示す図。 図4の親側の携帯電話機における他のナビゲーション処理を説明するフローチャート。 図4の子供側の携帯電話機における他のナビゲーション処理を説明するフローチャート。 メインディスプレイに表示されるナビゲーション表示画面の他の表示例を示す図。
符号の説明
1…携帯電話機、11…ヒンジ部、12…第1の筐体、13…第2の筐体、14…操作キー、15…マイクロフォン、16…サイドキー、17…液晶ディスプレイ、18…レシーバ、19a乃至19d…磁気センサ、20…CCDカメラ、21…サブディスプレイ、31…アンテナ、32…アンテナ共用器(DUP)、33…受信回路(RX)、34…周波数シンセサイザ(SYN)、35…送信回路(TX)、36…CDMA信号処理部、37…圧縮伸張処理部、38…PCMコーデック、39…受話増幅器、40…送話増幅器、41…制御部、42…記憶部、43…バッテリ、44…電源回路、45…外部メモリインタフェース、46…メモリカード、47…時計回路、49…GPS用アンテナ、50…整合回路、51…GPS用受信回路。

Claims (8)

  1. 情報処理装置の現在地に関する自己位置情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記自己位置情報を用いてメールを作成し、作成されたメールを他の情報処理装置に送信する送信手段と、
    前記他の情報処理装置の現在地に関する相手位置情報を含むメールを前記他の情報処理装置から受信する受信手段と、
    前記自己位置情報、前記受信手段により受信された前記他の情報処理装置からのメールに含まれる相手位置情報、および地図情報を用いて、前記情報処理装置と前記他の情報処理装置の合流経路を検索する経路検索手段と、
    前記地図情報に基づく地図上に、前記自己位置情報に基づく自己位置と前記相手位置情報に基づく相手位置とともに、前記経路検索手段により検索された前記合流経路を表示する表示手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記自己位置情報および前記相手位置情報を用いて、前記経路検索手段により検索された前記合流経路上にて、前記情報処理装置と前記他の情報処理装置が合流する合流点を算出する算出手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示手段は、前記算出手段により算出された前記合流点を前記合流経路上に重畳して表示することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記算出手段は、前記自己位置情報および前記相手位置情報を用いて、前記経路検索手段により検索された前記合流経路上にて、前記情報処理装置と前記他の情報処理装置のそれぞれの移動速度に応じて、前記情報処理装置と前記他の情報処理装置が合流する合流点を算出することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記自己位置情報と前記相手位置情報は予め設定された所定の時間ごとに新たに取得され、前記表示手段は、前記経路検索手段により新たに検索された前記合流経路に基づいて、合流経路の表示を更新することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記自己位置情報と前記相手位置情報は、GPS測位に基づく位置情報または基地局情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記地図情報は、ネットワークを介してサーバから取得されるか、あるいは、予め記憶されていることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記地図情報を用いて、前記検索手段により検索された前記合流経路近傍にて、合流の際の目印となる地点を抽出する抽出手段をさらに備え、
    前記表示手段は、前記経路検索手段により検索された前記合流経路近傍に、前記抽出手段により抽出された前記合流の際の目印となる地点をさらに表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
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