JP2009209745A - 軸流式ターボ機械のタービン段、及びガスタービン - Google Patents

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Abstract

【課題】プラットホームや翼が受ける熱的負荷を低減可能なタービン段を提供する。
【解決手段】タービン段10は、軸流式ターボ機械を構成するものであり、プラットホーム14の翼間流路30側の壁面であるエンドウォール15には、回転軸の径方向に凹む凹部50が設けられており、当該凹部50は、一方の翼20の腹面24のうち前縁22側に沿って延びている腹側凹部54と、当該腹面24と対向する他方の翼20の背面26のうち前縁22側に沿って延びている背側凹部56とを有している。タービン段10において、エンドウォール15に沿って翼間流路30に流入する燃焼ガスのうち、翼20の背面26に向かう燃焼ガスの流速を背側凹部56が減速させると共に、翼20の腹面24に向かう燃焼ガスの流速を腹側凹部54が減速させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガスタービン等の軸流式ターボ機械に用いられるタービン段に関する。
ガスタービンやジェットエンジン等、軸流式ターボ機械においては、通常、ロータの外周側に動翼が配列され、かつ当該動翼に対向して静翼がシュラウドの内周側に配列されて、一つのタービン段を構成している。このような軸流式ターボ機械用のタービン段においては、通常、翼の端が結合される部材、いわゆるプラットホームの外壁面(以下、エンドウォールと記す)に凹凸を設けることで、隣り合う翼間の流路におけるガスの流れを改善し、圧力損失等の空力性能を向上させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
下記の特許文献1には、エンドウォールのうち、翼の腹面側(concave pressure side)の前縁に近接した部位には、基準面より外側(流路側)に突出した突出部(bulge)が形成され、且つ翼の背面側(convex suction side)の後縁に近接した部位には、基準面より内側に凹んだ凹部(bowl)が形成されたタービン段が提案されている。
米国特許第7134842号明細書
ところで、特許文献1のようなタービン段においては、エンドウォールの形状が、隣り合う翼の間に形成される流路(以下、単に「翼間流路」と記す)における空力性能のみに着目して設定されているため、当該エンドウォールには、局所的に熱伝達率の高い部位が生じることがある。
このように熱伝達率の高い部位の面積が大きいと、翼間流路を流れるガスから当該部位を介してプラットホームや翼に伝達される熱量が増大し、プラットホームや翼が受ける熱的負荷が増大するという問題が生じる。熱的負荷が増大すると、プラットホームや翼を冷却する冷媒の流量を増大させる必要が生じ、タービンとしての効率が低下することがあり、また、上述のエンドウォールの形状を、ガス温度が高温な高圧段に適用することが困難となる。
したがって、タービン段においては、翼間流路における空力性能を良好なものとしつつ、エンドウォールに熱伝達率の高い部位が広く生じてしまうことを抑制可能なエンドウォールの形状が求められている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、プラットホームや翼が受ける熱的負荷を低減可能なタービン段及びガスタービンを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係るタービン段は、軸流式ターボ機械に用いられ、回転軸の周方向に延びているプラットホームから回転軸の径方向に延びている翼が回転軸の周方向に配列されて、隣り合う翼の間に翼間流路が形成されるタービン段であって、プラットホームの翼間流路側の壁面であるエンドウォールには、回転軸の径方向に凹む凹部が設けられており、凹部は、隣り合う翼のうち一方の翼の腹面の前縁側に沿って延びている腹側凹部と、当該腹面と対向する他方の翼の背面の前縁側に沿って延びている背側凹部とを有することを特徴とする。
本発明に係るタービン段において、凹部は、背側凹部と腹側凹部とを、これらに対して翼間流路の下流側において接続する接続凹部を有するものとすることができる。
本発明に係るタービン段において、凹部は、前記背側凹部とは別個に、前縁近傍から背面に沿って延びる前縁側凹部を有するものとすることができる。
本発明に係るタービン段において、背側凹部と、腹側凹部は、エンドウォールのうち回転軸の周方向に延びている基準面に対して回転軸の径方向に等しい距離を以って凹んでいるものとすることができる。
また、本発明に係るガスタービンは、燃焼用の空気を取り入れて圧縮する圧縮機と、圧縮された空気を燃焼させる燃焼器と、燃焼ガスから機械的動力を取り出すタービンとを備えたガスタービンであって、タービンを構成するタービン段のうち、プラットホームの翼間流路側の壁面であるエンドウォールには、回転軸の径方向に凹む凹部が設けられており、凹部は、隣り合う翼のうち一方の翼の腹面の前縁側に沿って延びている腹側凹部と、当該腹面と対向する他方の翼の背面の前縁側に沿って延びている背側凹部と、を有することを特徴とする。
本発明に係るタービン段は、プラットホームの翼間流路側の壁面であるエンドウォールには、回転軸の径方向に凹む凹部が設けられており、凹部は、隣り合う翼のうち一方の翼の腹面のうち前縁側に沿って延びている腹側凹部と、当該腹面と対向する他方の翼の背面のうち前縁側に沿って延びている背側凹部とを有するものとしたので、エンドウォールに沿って翼間流路に流入する燃焼ガスのうち、翼の背面に向かう燃焼ガスの流速を背側凹部が減速させると共に、翼の腹面に向かう燃焼ガスの流速を腹側凹部が減速させる。これにより、タービン段は、翼間流路に面するエンドウォールにおいて熱伝達率の高い領域が生じることを、凹部を有しないタービン段に比べて減少させることができ、翼間流路を流れる燃焼ガスから翼及びプラットホームが受ける熱的負荷を低減することができる。
本発明に係るタービン段において、凹部は、背側凹部と腹側凹部とを、これらに対して翼間流路の下流側において接続する接続凹部を有するものとすることで、腹側凹部及び背側凹部からの燃焼ガスを合流させて、一方の翼の後縁と、他方の翼の背面との間にある翼間流路の絞り部に向かう燃焼ガスの流れを減速することができ、当該絞り部に面するエンドウォールに熱伝達率の高い領域が生じることを抑制することができる。
本発明に係るタービン段において、凹部は、前記背側凹部とは別個に、前縁近傍から背面に沿って延びる前縁側凹部を有するものとすることで、背面の前縁側に向かう燃焼ガスの流れを減速することができ、高速の燃焼ガスの流れが背面のうち前縁側に衝突して、燃焼ガスの流れに乱れが生じることを抑制することができる。
また、本発明に係るガスタービンは、タービンを構成するタービン段のうち、プラットホームの翼間流路側の壁面であるエンドウォールには、回転軸の径方向に凹む凹部が設けられており、凹部は、隣り合う翼のうち一方の翼の腹面の前縁側に沿って延びている腹側凹部と、当該腹面と対向する他方の翼の背面の前縁側に沿って延びている背側凹部と、を有するものとしたので、エンドウォールに沿って翼間流路に流入する燃焼ガスのうち、翼の背面に向かう燃焼ガスの流速を背側凹部が減速させると共に、翼の腹面に向かう燃焼ガスの流速を腹側凹部が減速させる。これにより、タービン段は、翼間流路に面するエンドウォールにおいて熱伝達率の高い領域が生じることを、凹部を有しないタービン段に比べて減少させることができ、翼間流路を流れる燃焼ガスから翼及びプラットホームが受ける熱的負荷を低減することができる。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
本実施例に係る軸流式ターボ機械用のタービン段の構成について図1〜図8を用いて説明する。図1は、本実施例に係るタービン段におけるエンドウォールの形状を示す展開図である。図2は、タービン段の構成例を示す斜視図である。図3−1は、図1のA−A線による断面図である。図3−2は、図1のB−B線による断面図である。図3−3は、図1のC−C線による断面図である。図4は、従来技術に係るタービン段の翼間流路における静圧分布を示す図である。図5は、本実施例に係るタービン段の翼間流路における静圧分布を示す図である。図6は、従来技術に係るタービン段のエンドウォールにおける熱伝達率の分布を示す図である。図7は、本実施例に係るタービン段のエンドウォールにおける熱伝達率を示す図である。図8は、本実施例に係るガスタービンの全体構成を示す断面図である。
なお、図1、図4〜図7は、軸流式ターボ機械のロータの回転軸の周方向(図に矢印Cで示す)に延びるプラットホームを、直線状に展開した図面となっている。また、図1、図4〜図7において、翼については、その断面である翼形(aerofoil)のみを示している。
図8に示すように、ガスタービン1は、空気の流れの上流側から下流側に向かって空気取入口2、圧縮機3、燃焼器4及びタービン5が設けられている。空気取入口2から取り込まれた空気は、圧縮機3によって圧縮され、高温・高圧の圧縮空気となって燃焼器4に給送される。燃焼器4は、その内部に形成された燃焼室において、圧縮空気に天然ガス等の気体燃料、或いは軽油や重油等の液体燃料を供給して燃料を燃焼させて、高温・高圧の燃焼ガスを生成する。燃焼室で生じた高温・高圧の燃焼ガスは、燃焼器4から、タービン5に向けて噴射される。噴射された燃焼ガスにより、タービン5は回転駆動される。燃焼ガスからタービン5が受けた機械的動力のうち一部は、圧縮機3の回転駆動に用いられ、残りは、発電等に供される。
このようなタービン5は、通常、内周に静翼が配列されたケーシング7(車室)と、外周に動翼が配列されたロータ8とを有しており、当該ロータ8は、燃焼ガスの流れを受けて動翼と一体に回転する。タービン5において、動翼の翼列と、静翼の翼列は、一対となって一つのタービン段(turbine stage)を構成している。つまり、タービン5は、複数のタービン段から構成されている。なお、タービン段を構成する動翼及び静翼のうち一方を、単に「翼」と記す。つまり、タービン段には、動翼の翼列及び静翼の翼列のうち少なくとも一方が含まれている。
図2に示すように、タービン段10において、翼20が結合される部材であるプラットホーム14は、図に矢印Aで示すように、ロータ回転軸(以下、単に「回転軸」と記す)の軸方向に幅を有しており、且つ回転軸の周方向(図に矢印Cで示す)に延びている。プラットホーム14には、回転軸の周方向に所定の間隔を空けて、同一形状の翼が全周に亘って配列されている。すなわち、タービン段10には、ロータ回転軸の周方向に列をなす翼列が設けられている。
各翼20の外表面は、前縁22と後縁28を境界にして、タービン段10に流入する燃焼ガス(流動方向を図に矢印Gで示す)からの圧力を受ける腹面24と、腹面24と対向して形成された背面26で構成されている。つまり、翼20は、腹面24と背面26で囲まれて、その翼形が規定されている。各翼20の端は、プラットホーム14に結合されて回転軸の周方向に配列されている。
このようにして隣り合う翼20の間には、燃焼ガスが流れる流路(以下、翼間流路と記す)30が形成されている。以下の説明において、プラットホーム14のうち翼間流路30側の壁面を「エンドウォール」と記して符号15で示す。なお、図2の下部には、エンドウォール15と翼20の腹面24及び背面26との交線、すなわち翼形を二点鎖線で示している。
また、以下の説明において、図に矢印Aで示す回転軸の軸方向のうち、燃焼ガスの流動方向の上流側を「前方」と記す。これに対して、燃焼ガスの流動方向の下流側を「後方」と記す。
タービン段10において、エンドウォール15は、回転軸の周方向(図に矢印Cで示す)に延びている。エンドウォール15には、回転軸から径方向に等しい距離に位置している面(以下、基準面と記す)15aに対して、回転軸の径方向を内側に凹んでいる凹み(以下、凹部と記す)50が形成されている。なお、図において、回転軸の径方向は、矢印Aで示す軸方向と矢印Cで示す周方向の双方に直交する方向である。凹部50は、隣り合う翼20の間に設けられており、回転軸の周方向に全周に亘って配列されている。
図1及び図2に示すように、一方の翼20の腹面24と、当該翼20の腹面24と対向する他方の翼20の背面26との間には、翼間流路30が形成されており、凹部50は、エンドウォール15のうち翼間流路30に対応して設けられている。凹部50は、回転軸の軸方向Aのうち前縁22側すなわち前方を上にし、後縁28側すなわち後方を下にした略V字形状をなしている。
なお、翼間流路30において燃焼ガスの流動方向の上流側すなわち前縁22側を、単に「上流側」と記す。これに対して、燃焼ガスの流動方向の下流側すなわち後縁28側を、単に「下流側」と記す。また、翼間流路30において、一方の翼20の後縁28と、他方の翼20の背面26との間に形成される最も流路幅の狭い部位を、以下に「絞り部」と記して符号33で示す。
また、図1において、凹部50のうち回転軸から径方向に等距離に位置している基準面15aに対して回転軸の径方向に凹む距離(以下、「深さ」と記す)が等しい部位を、同一の線で結んでいる。各線には、それぞれ深さを示す任意の指数(0〜3)を付与している。指数0(ゼロ)は、基準面15aを示し、指数が大きくなるに従って深さが大きく(深く)なることを示している。なお、凹部50のうち最も深い部位で4〜6mm程度である。
凹部50は、図1及び図3−1〜図3−3に示すように、一方の翼20の腹面24の前縁22側の部位に沿って延びている腹側凹部54と、他方の翼20の背面26の前縁22側の部位に沿って延びている背側凹部56と、これら腹側凹部54及び背側凹部56を、当該腹側凹部54及び背側凹部56に対して翼間流路30の下流側において接続する接続凹部58とを有している。
腹側凹部54は、図1、図3−1及び図3−2に示すように、翼20の腹面24に沿って延びており、且つ当該腹面24には被らないように、すなわち腹側凹部54により腹面24に凹凸が形成されないように構成されている。腹側凹部54における軸方向Aの前方の端54aは、前縁22に比べて僅かに前方に設定されている。このように構成された腹側凹部54は、エンドウォール15に沿って翼間流路30に流入する燃焼ガスのうち、翼20の腹面24に向かう燃焼ガスの流速を減速させることが可能となっている。
一方、背側凹部56は、腹側凹部54と同様に、一方の翼20と隣り合う他方の翼20の背面26に沿って延びている。背側凹部56は、当該背面26には被らないように、すなわち背側凹部56により背面26に凹凸が形成されないように構成されている。背側凹部56における軸方向Aの前方の端56aは、前縁22に比べて僅かに前方に設定されている。このように構成された背側凹部56は、エンドウォール15に沿って翼間流路30に流入する燃焼ガスのうち、翼20の背面26に向かう燃焼ガスの流速を減速させることが可能となっている。
これら背側凹部56と腹側凹部54は、図3−1及び図3−2に示すように、エンドウォール15の基準面15a(図に破線で示す)に対して、回転軸の径方向(図に矢印Rで示す)に等しい距離を以って凹んでいる。すなわち、背側凹部56の底56cと、腹側凹部54の底54cは、基準面15aから回転軸径方向に同一の距離に位置するよう設定されている。腹側凹部54及び背側凹部56に対して軸方向Aの後方すなわち翼間流路30の下流側すなわち後縁28側には、接続凹部58が設けられており、腹側凹部54と背側凹部56は、当該接続凹部58を介して接続されている。
接続凹部58は、図1及び図3−3に示すように、一方の翼20の腹面24と他方の翼20の背面26との間に形成される翼間流路30に沿って延びており、接続凹部58の軸方向Aの後方の端58aは、翼20の後縁28の近傍に設定されている。このように構成された接続凹部58は、腹側凹部54及び背側凹部56からの燃焼ガスを合流させて、一方の翼20の後縁28と、他方の翼20の背面26との間にある翼間流路30の絞り部33に導くことが可能となっており、また、翼間流路30を前縁22側から絞り部33に向かう燃焼ガスの流れを減速することが可能となっている。
次に、本実施例に係るタービン段の翼間流路における静圧分布について、凹部が形成されていないタービン段と比較して図4及び図5を用いて説明する。図4及び図5において、静圧が等しい部位を同一の線(圧力等高線)で結んでいる。各線には、それぞれ静圧を示す任意の指数(2〜11)を付与しており、指数が大きくなるに従って静圧が高くなることを示している。なお、静圧が最も低い部位で約90kPaである。
凹部50を有しないタービン段100においては、図4に示すように、翼間流路30において前縁22側から絞り部33に向けて静圧が緩やかに低下している。特に、絞り部33の上流側において、指数8〜指数4で示すように、略均等な圧力勾配で静圧が低下している。
一方、凹部50が形成されたタービン段10においては、図5に示すように、凹部50を有しないタービン段100に比べて、指数8〜指数4の圧力等高線が密になっており、絞り部33の直上流側における圧力勾配が急峻なものとなっている。その分、翼間流路30のうち上流側(前縁22側)においては、圧力勾配が緩やかなものとなり、翼間流路30に流入した燃焼ガスの流れが、腹面24又は背面26に衝突して、乱れた流れ(以下、二次流れと記す)が生じてしまうことを抑制することができる。
次に、本実施例に係るタービン段のエンドウォールにおける熱伝達率の分布について、凹部が形成されていないタービン段と比較して図6及び図7を用いて説明する。図6及び図7において、熱伝達率[W/(m・K)]が等しい部位を同一の線(等熱伝達率線)で結んでいる。各線には、それぞれ熱伝達率を示す任意の指数(1〜5)を付与しており、指数が大きくなるに従って熱伝達率が高くなることを示している。
凹部を有しないタービン段100においては、図6に示すように、翼間流路30のうち絞り部33において、他に比べて熱伝達率が特に高い領域、例えば、指数5で示す等熱伝達率線で囲まれた領域が生じている。当該部位は、絞り部33から背面26に沿って延びている。このような熱伝達率の高い領域がエンドウォール15に広い面積に亘って生じると、翼間流路30を流れる燃焼ガスの熱が当該部位からプラットホーム14に伝達され、プラットホーム14や、これに結合される翼20が受ける熱的負荷が増大するという問題が生じてしまう。
一方、本実施例に係るタービン段10においては、エンドウォール15に凹部50が形成されているため、図7に示すように、翼間流路30の絞り部33において、凹部50を有しないタービン段100に比べて、指数5の等熱伝達率線により囲まれた熱伝達率の高い領域の面積が減少している。また、翼間流路30において、指数3や指数2の等熱伝達率線で囲まれた領域も減少しており、その分、指数1の等熱伝達率線により囲まれた領域が増加している。
このようにして、凹部50が形成されたタービン段10は、翼間流路30に対応するエンドウォール15において、凹部50を有しないタービン段100に比べて熱伝達率の高い領域を縮小している。これにより、タービン段10は、翼間流路30を流れる燃焼ガスから、エンドウォール15を介してプラットホーム14に伝達される熱量を低減することができ、当該プラットホーム14や、これに結合された翼20の熱的負荷を低減することができる。
以上に説明したように本実施例に係るタービン段10は、プラットホーム14の翼間流路30側の壁面であるエンドウォール15には、回転軸の径方向Rに凹む凹部50が周方向Cに配列されており、当該凹部50は、隣り合う翼20のうち一方の翼の腹面24のうち前縁22側に沿って延びている腹側凹部54と、当該腹面24と対向する他方の翼の背面26のうち前縁22側に沿って延びている背側凹部56と、を有している。
タービン段10において、エンドウォール15に沿って翼間流路30に流入する燃焼ガスのうち、翼20の背面26に向かう燃焼ガスの流速を背側凹部56が減速させると共に、翼20の腹面24に向かう燃焼ガスの流速を腹側凹部54が減速させる。これにより、タービン段10は、翼間流路30に面するエンドウォール15において熱伝達率の高い領域が生じることを、凹部50を有しないタービン段100に比べて減少させることができ、翼間流路30を流れる燃焼ガスから翼20及びプラットホーム14が受ける熱的負荷を低減することができる。
また、本実施例に係るタービン段10は、凹部50は、背側凹部56と腹側凹部54とを、これらに対して翼間流路30の下流側において接続する接続凹部58を有するものとしたので、腹側凹部54及び背側凹部56からの燃焼ガスを合流させて、一方の翼20の後縁28と、他方の翼20の背面26との間にある翼間流路30の絞り部33に向かう燃焼ガスの流れを減速することができる。当該絞り部30に面するエンドウォール15に熱伝達率の高い領域が生じることを抑制することができる。
なお、本実施例に係るタービン段10は、背側凹部56と腹側凹部54は、エンドウォール15のうち回転軸の周方向Cに延びている基準面15aに対して回転軸の径方向Rに等しい距離を以って凹んでいるものとしたが、これに限定されるものではない。背側凹部56と腹側凹部54が回転軸の径方向に凹む距離は、翼間流路における空力性能等に応じて任意の値に設定することができる。
また、本実施例に係るガスタービン1は、燃焼用の空気を取り入れて圧縮する圧縮機3と、圧縮された空気を燃焼させる燃焼器4と、燃焼ガスから機械的動力を取り出すタービン5とを備えたガスタービン1であって、タービン5を構成するタービン段10のうち、プラットホーム14の翼間流路30側の壁面であるエンドウォール15には、回転軸の径方向に凹む凹部50が設けられている。凹部50は、隣り合う翼20のうち一方の翼20の腹面24の前縁22側に沿って延びている腹側凹部54と、当該腹面24と対向する他方の翼の背面26の前縁22側に沿って延びている背側凹部56と、を有している。タービン段10において、エンドウォール15に沿って翼間流路30に流入する燃焼ガスのうち、翼20の背面26に向かう燃焼ガスの流速を背側凹部56が減速させると共に、翼20の腹面24に向かう燃焼ガスの流速を腹側凹部54が減速させる。これにより、タービン段10は、翼間流路30に面するエンドウォール15において熱伝達率の高い領域が生じることを、凹部50を有しないタービン段100に比べて減少させることができ、翼間流路30を流れる燃焼ガスから翼20及びプラットホーム14が受ける熱的負荷を低減することができる。
本実施例に係る軸流式ターボ機械用のタービン段の構成について図9を用いて説明する。図9は、本実施例に係るタービン段におけるエンドウォールの形状を示す展開図である。本実施例に係るタービン段において、凹部は、上述の背側凹部とは別個に、翼の前縁近傍から背面に沿って延びる前縁側凹部を有している点で、実施例1と異なり、以下に詳細を説明する。なお、実施例1と略共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
なお、図9は、軸流式ターボ機械のロータの回転軸の周方向(図に矢印Cで示す)に延びるプラットホームを、直線状に展開した図面となっている。また、図9において、翼については、その断面である翼形(aerofoil)のみを示している。
図9に示すように、本実施例に係るタービン段10Bにおいて、プラットホーム(図示せず)の翼間流路30側の壁面であるエンドウォールには、回転軸(軸方向を図に矢印Aで示す)の径方向に凹む凹部50Bが、回転軸の周方向(図に矢印Cで示す)に配列されている。
凹部50Bは、一方の翼20の腹面24の前縁22側の部位に沿って延びている腹側凹部54Bと、翼20の腹面24側に設けられた他方の翼20の背面26のうち略中央に設けられた背側凹部56Bと、これら腹側凹部54Bと背側凹部56Bを、翼間流路30の下流側で接続する接続凹部58とを有している。
腹側凹部54Bにおける軸方向Aの前方の端54Baは、前縁22に比べて僅かに後方に設定されている。同様に、背側凹部56Bにおける軸方向Aの前方の端56Baは、前縁22に比べて僅かに後方に設定されている。つまり、本実施例に係る腹側凹部54Bと背側凹部56Bは、上述の実施例1に係る腹側凹部54及び背側凹部56に比べて翼間流路30の上流側が短く構成されている。
凹部50Bは、腹側凹部54B、及び背側凹部56Bとは別個に、前縁22の近傍から背面26に沿って延びる前縁側凹部57を有している。前縁側凹部57は、翼間通路30の下流側の端57cが、背側凹部56Bの前方の端56Baに近接して延びている。
このように構成された前縁側凹部57は、図に矢印Giで示すように、背面26の前縁22側に向かう燃焼ガスの流れを減速することが可能となっている。これにより、タービン段10Bは、凹部50Bにより翼間流路30、特に、絞り部33のエンドウォール15において熱伝達率の高い領域が生じることを抑制しつつ、高速の燃焼ガスの流れが背面26のうち前縁22側の部位に衝突して、乱れた流れ(二次流れ)が生じることを抑制することができる。
以上に説明したように本実施例に係るタービン段10Bにおいて、凹部50Bは、前記背側凹部54Bとは別個に、前縁22近傍から背面26に沿って延びる前縁側凹部57を有するものとしたので、背面26の前縁22側に向かう燃焼ガスの流れを減速することができ、高速の燃焼ガスの流れが背面26のうち前縁22側に衝突して、燃焼ガスの流れに乱れが生じることを抑制することができる。
なお、上述の各実施例において説明した凹部50;50Bが形成されるエンドウォールは、動翼の翼列が結合されるプラットホームのエンドウォールに限定されるものではない。エンドウォールは、翼が結合されるプラットホームの翼間流路側の壁面であれば良く、凹部50;50Bは、例えば、静翼の翼列が内周に結合されるプラットホームであるケーシング(車室)のエンドウォールや、静翼の翼列が外周に結合される翼根リングのエンドウォールに形成することができる。
以上のように、本発明は、軸流式ターボ機械に有用であり、特にガスタービンに適している。
実施例1に係るタービン段におけるエンドウォールの形状を示す展開図である。 実施例1に係るタービン段の構成を示す斜視図である。 図1のA−A線による断面図である。 図1のB−B線による断面図である。 図1のC−C線による断面図である。 従来技術に係るタービン段の翼間流路における静圧分布を示す図である。 実施例1に係るタービン段の翼間流路における静圧分布を示す図である。 従来技術に係るタービン段のエンドウォールにおける熱伝達率の分布を示す図である。 実施例1に係るタービン段のエンドウォールにおける熱伝達率の分布を示す図である。 実施例1に係るガスタービンの全体構成を示す断面図である。 実施例2に係るタービン段におけるエンドウォールの形状を示す展開図である。
符号の説明
1 ガスタービン
3 圧縮機
4 燃焼器
5 タービン
10,10B タービン段
14 プラットホーム
15 エンドウォール
20 翼
22 前縁
24 腹面
26 背面
28 後縁
30 翼間流路
33 絞り部
50,50B 凹部
54,54B 腹側凹部
56,56B 背側凹部
57 前縁側凹部
58 接続凹部

Claims (5)

  1. 軸流式ターボ機械に用いられ、回転軸の周方向に延びているプラットホームから回転軸の径方向に延びている翼が回転軸の周方向に配列されて、隣り合う翼の間に翼間流路が形成されるタービン段であって、
    プラットホームの翼間流路側の壁面であるエンドウォールには、回転軸の径方向に凹む凹部が設けられており、
    凹部は、
    隣り合う翼のうち一方の翼の腹面の前縁側に沿って延びている腹側凹部と、
    当該腹面と対向する他方の翼の背面の前縁側に沿って延びている背側凹部と、
    を有することを特徴とするタービン段。
  2. 請求項1に記載のタービン段において、
    凹部は、
    背側凹部と腹側凹部とを、これらに対して翼間流路の下流側において接続する接続凹部を有することを特徴とするタービン段。
  3. 請求項1又は2に記載のタービン段において、
    凹部は、
    前記背側凹部とは別個に、前縁近傍から背面に沿って延びる前縁側凹部を有することを特徴とするタービン段。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のタービン段において、
    背側凹部と、腹側凹部は、エンドウォールのうち回転軸の周方向に延びている基準面に対して回転軸の径方向に等しい距離を以って凹んでいる
    ことを特徴とするタービン段。
  5. 燃焼用の空気を取り入れて圧縮する圧縮機と、圧縮された空気を燃焼させる燃焼器と、燃焼ガスから機械的動力を取り出すタービンとを備えたガスタービンであって、
    タービンを構成するタービン段のうち、プラットホームの翼間流路側の壁面であるエンドウォールには、回転軸の径方向に凹む凹部が設けられており、
    凹部は、
    隣り合う翼のうち一方の翼の腹面の前縁側に沿って延びている腹側凹部と、
    当該腹面と対向する他方の翼の背面の前縁側に沿って延びている背側凹部と、
    を有することを特徴とするガスタービン。
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