JP2009206647A - カメラシステム、その制御方法及びプログラム - Google Patents

カメラシステム、その制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮影をしたい領域、又は、撮影を制限したい領域を容易にユーザが指定することができるカメラシステムを提供する。
【解決手段】デジタルカメラ100は、撮像部102で撮影された画像に撮影範囲情報を付加し、クレードル120に転送する。クレードル120は、デジタルカメラ100から画像を受信し、該画像に付加された情報に基づいて、受信した画像とデジタルカメラ100で撮影する画像とを比較し、比較結果によって得られた画像から撮影範囲を決め、その決めた撮影範囲に基づいて、パン角度、チルト角度の設定を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルカメラとクレードルから成るPTZ(PAN、TILT、ZOOM)可能な据置きカメラシステム、典型的には監視カメラシステムに関し、特にその据置き状態で撮影する際の撮影範囲を決めるための技術に関するものである。
従来、据置きカメラで映像を撮影する場合、そのカメラが実際に駆動可能なPAN角度、TILT角度、ZOOMの倍率で撮影できる撮影範囲のうちのある特定部分だけを撮影したいという欲求がある。このような場合の撮影範囲の設定方法としては、実際にカメラを制御しながら撮影範囲を指定するか、数値入力する方法が採られていた。
また、撮影範囲を設定する技術として特許文献1には、カメラで撮影した映像をタッチパネル付きの表示装置に表示し、そのタッチパネル上で2点を入力することにより新た撮影範囲を決めるというものが開示されている。
特開平5−344402号公報
しかしながら、上記特許文献1による撮影範囲の指定方法は、パソコン等の表示装置付き入力装置が必要であったり、撮影可能範囲の全ての画像を撮影後に選択したりしており、設定方法が複雑で煩わしいという問題点があった。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、撮影をしたい領域、又は、撮影を制限したい領域を容易にユーザが指定することができるカメラシステム等を提供することである。
本発明のカメラシステムは、デジタルカメラと、そのデジタルカメラと接続し、パン、チルトの動作を行うカメラ用雲台とを含むカメラシステムであって、前記デジタルカメラは、被写体を撮影する画像撮像手段と、前記画像撮像手段で撮影された画像に撮影範囲情報を付加する情報付加手段と、前記画像撮像手段で撮像された画像と前記情報付加手段によって付加された情報とを合わせて記録する画像記録手段と、前記カメラ用雲台と通信を行う通信手段と、前記画像記録手段によって記録された、情報が付加された画像を前記カメラ用雲台に転送する画像転送手段とを有し、前記カメラ用雲台は、前記デジタルカメラと通信を行う通信手段と、前記デジタルカメラから画像を受信する画像受信手段と、前記通信手段によって前記デジタルカメラの動作を制御する制御手段と、前記情報付加手段によって付加された情報に基づいて、前記画像受信手段によって受信した画像と前記デジタルカメラで撮影する画像とを比較する画像認識手段と、前記画像認識手段によって得られた画像から撮影範囲を決め、その決めた撮影範囲に基づいて、パン角度、チルト角度の設定を行う撮影範囲設定手段とを有することを特徴とする。
また、本発明のカメラシステムの制御方法は、デジタルカメラと、そのデジタルカメラと接続し、パン、チルトの動作を行うカメラ用雲台とを含むカメラシステムの制御方法であって、被写体を撮影する画像撮像ステップと、前記画像撮像ステップで撮影された画像に撮影範囲情報を付加する情報付加ステップと、前記画像撮像ステップで撮像された画像と前記情報付加ステップによって付加された情報とを合わせて記録する画像記録ステップと、前記カメラ用雲台と通信を行う通信ステップと、前記画像記録ステップによって記録された、情報が付加された画像を前記カメラ用雲台に転送する画像転送ステップと、前記デジタルカメラと通信を行う通信ステップと、前記デジタルカメラから画像を受信する画像受信ステップと、前記通信ステップによって前記デジタルカメラの動作を制御する制御ステップと、前記情報付加ステップによって付加された情報に基づいて、前記画像受信ステップによって受信した画像と前記デジタルカメラで撮影する画像とを比較する画像認識ステップと、前記画像認識ステップによって得られた画像から撮影範囲を決め、その決めた撮影範囲に基づいて、パン角度、チルト角度の設定を行う撮影範囲設定ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、パン、チルトの動作を行うカメラ用雲台と接続するデジタルカメラの制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、被写体を撮影する画像撮像ステップと、前記画像撮像ステップで撮影された画像に撮影範囲情報を付加する情報付加ステップと、前記画像撮像ステップで撮像された画像と前記情報付加ステップによって付加された情報とを合わせて記録する画像記録ステップと、前記カメラ用雲台と通信を行う通信ステップと、前記画像記録ステップによって記録された、情報が付加された画像を前記カメラ用雲台に転送する画像転送ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
また、本発明のプログラムは、デジタルカメラと接続し、パン、チルトの動作を行うカメラ用雲台の制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記デジタルカメラと通信を行う通信ステップと、前記デジタルカメラから画像を受信する画像受信ステップと、前記通信ステップによって前記デジタルカメラの動作を制御するステップと、前記画像受信ステップによって受信した画像に付加された情報に基づいて、前記画像受信ステップによって受信した画像と前記デジタルカメラで撮影する画像とを比較する画像認識ステップと、前記画像認識ステップによって得られた画像から撮影範囲を決め、その決めた撮影範囲に基づいて、パン角度、チルト角度の設定を行う撮影範囲設定ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、カメラシステムの撮影範囲を決めるために、デジタルカメラで撮影範囲を決定するための、最低1箇所の画像を撮影後、そのカメラをクレードル(カメラ用雲台)に載せるだけで特定の撮影範囲、又は、撮影禁止範囲の設定を行うことができる。このため、パソコン等の外部機器も不必要であり、また、ユーザが簡単な操作で撮影範囲、撮影禁止範囲を設定することが可能となる。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るカメラシステムのブロック図である。当該カメラシステムは、デジタルカメラ100と、それに接続して動作するクレードル(カメラ用雲台)120とを含み構成される。
図1に示すデジタルカメラ100おいて、101は被写体から反射して得られる光を集めるためのレンズである。102はカラーフィルタやCCDやCMOS等の撮像素子から成る撮像部である(本発明でいう画像撮像手段の一構成例に対応する)。103はCDS(相関2重サンプリング回路)、AGC(自動ゲイン制御用アンプ)、クランプ回路等から成る画像補正部である。104はアナログ信号からデジタル信号に変換するためのA/D変換回路部であり、101のレンズで集められた光が102の撮像部の撮像素子で光からアナログの電気信号に変えられたものをデジタル信号に変える。105は104のA/D変換回路部で出力した画像データをJPEGフォーマット等の画像圧縮データに変換する画像信号処理部である。106は画像データ等が流れる内部データバスである。
107は内部データバス106に流れる画像データの制御を行うCPUである。108はレンズ101のズームやフォーカスを制御するためのレンズ制御部であり、CPU107から受け取る命令でレンズ101を制御する。109はCPU107が実行するための制御プログラムが格納されているROM(読み出し専用メモリ)である。110はCPU107が演算を行う際のワーク領域や画像データを一時的に退避するときに使用するRAM(読み書きメモリ)や、撮影された被写体の画像を記録するための不揮発性メモリ等からなる。111はこの後説明するクレードルと接続するための接続部であり、接続用コネクタやクレードル120と画像データのやり取りを行うときの制御部から成り、画像データ転送用のバスや、クレードルと通信制御情報をやり取りする通信制御バスも含まれる。なお、接続部111は、本発明でいうデジタルカメラにおける通信手段及び画像転送手段の一構成例に対応するものである。
次にクレードル120において、121はデジタルカメラ100と接続するための接続部であり、接続用コネクタやデジタルカメラとの画像データのやり取りを行うときの制御部から成る。これは、画像データ転送用のバスや、デジタルカメラと通信制御情報をやり取りする通信制御バスも含まれる。なお、接続部121は、本発明でいうカメラ用雲台における通信手段及び、画像受信手段の一構成例に対応するものである。
122は画像データ等が流れる内部データバスである。123は内部データバス122に流れる画像データの制御を行うCPUであり、接続部121に接続されたデジタルカメラ100に対しても制御を行う(本発明でいう制御手段の一構成例に対応する)。124はCPU123が実行するための制御プログラムが格納されているROM(読み出し専用メモリ)である。125はCPU123が演算を行う際のワーク領域や画像データを一時的に退避するときに使用するRAM(読み書きメモリ)や、画像を記録するための不揮発性メモリ等からなる。
126はデジタルカメラ100で撮影した複数の画像から被写体が同一か否かを判別する画像認識部であり、デジタルカメラ100から受信した複数の画像ファイルを比較する(本発明でいう画像認識手段の一構成例に対応する)。127はPAN(パン、横方向の回転)やTILT(チルト、縦方向の回転)を行う複数のモータから成る。128はモータ127の回転方向や回転速度等を制御するモータ制御部である。
図2は、本実施の形態に係るカメラシステムの利用方法を説明するための図である。図2(a)はデジタルカメラ100で撮影範囲を撮影する際の様子を示す図であり、クレードル120が設置されデジタルカメラ100によって監視する場所の付近に撮影者が立ち、撮影範囲設定用の画像データの撮影を行う様子を示している。
図2(b)は、デジタルカメラ100をクレードル120と接続した際の様子を示す図であり、この状態でデジタルカメラ100は、撮影範囲設定によって決められた範囲内で監視を行う。
図3は、本実施の形態に係るカメラシステムの動作を示すフローチャートであり、監視する撮影範囲を決めるための動作を示すもので、図2(a)に示したようなデジタルカメラ100のユーザの操作に基づき動作する。以下に詳細を説明する。
まずステップS301で本フローチャートを開始する。ステップS302では、デジタルカメラ100の主電源を入れる。ステップS303では、デジタルカメラ100をクレードル120に載せて監視カメラとして用いるときの撮影範囲を決めるためのモードに設定する。
ステップS304では、撮影範囲を決めるための1つ目の画像撮影を行う。縦横の長方形で決められる撮影範囲を決めるためには、長方形の2組ある対角の位置のどちらか1組が決めれば長方形の範囲が決まるため、ここでは2つの画像を撮影する。ここで、撮影範囲を決めるためのリファレンス画像の撮影は、クレードル本体が置かれる位置や高さにおおよそ合わせて行う。
ステップS305では、ステップS304にて撮影された画像をデジタルカメラ100に付随している表示画面で確認し、自分の意図する画像が撮れていればUI(ユーザインターフェース)で撮影完了の手続きをする。ここで、画像が意図したものでなかった場合は、同じくUIで撮影未完の手続きをして、ステップS304に戻り、もう一度撮影を行う。
ステップS306では、撮影範囲を決定するための2つ目の画像撮影を行う。ステップS307では、ステップS306にて撮影した画像をUIで確認し、自分の意図する画像が取れていれば撮影完了としてステップS308にて本フローチャートは終了する。意図しない画像であればステップS306に戻りもう一度撮影を行う。ここで、ステップS304、S306で撮影した画像は、デジタルスチルカメラ用画像ファイルフォーマット規格(Exif)のような標準規格に則って記録(画像記録)される。記録されるときに付属情報(本発明でいう撮影範囲情報に対応)として、CPU107は、画像信号処理部105が生成した画像ファイルに、撮影範囲決定のための画像であることがわかるようなIDを付加する。更には、付加したファイルをRAM110中の不揮発性メモリの中に格納する。またステップS304、S306で撮影した画像に付属される情報として、撮影時のズーム倍率、フラッシュをたいたかどうかの情報等も一緒に付加されるものとする。なお、ここで説明した、情報を付加する処理は、本発明でいう情報付加手段の一処理例に対応する。
図4は、本発明の動作を示すフローチャートであり、図3で示した撮影範囲を決める方法とは別のやり方で撮影範囲を決めるための図である。この動作は、デジタルカメラ100のユーザの操作に基づきなされる。以下に詳細に説明する。
まずステップS401で本フローチャートを開始する。ステップS402では、デジタルカメラ100の主電源を入れる。ステップS403では、デジタルカメラ100の通常の被写体を撮影する際の撮影モードに設定する。ステップS404では、撮影範囲に使用する画像を複数枚撮る。
ステップS405では、撮影範囲を撮った画像を再生モードにて確認し、撮影者の意図する画像が撮れていればステップS406に進み、そうでなければステップS404に戻る。ステップS406では、撮影範囲設定モードに切り替える(この撮影範囲設定モードは、再生モードでも構わない)。
ステップS407では、撮影範囲設定用の1つ目の画像を選択する。ステップS408では、ステップS407で画像が選択されたらステップS409に進み、そうでなければステップS407に戻る。ステップS409では、撮影範囲設定用の2つ目の画像を選択する。
ステップS410では、ステップS409で画像が選択されたらステップS411に進み本フローチャートを終了する。画像が選択されていなければステップS409に戻る。ここで、ステップS407、S409で選択された画像は、CPU107によって、選択操作時に付属情報として、撮影範囲決定のための画像であることがわかるようなIDをその画像に付加し、RAM110内の不揮発性メモリに記録するものとする。
図5は、図2(b)の概略図に示したように、デジタルカメラ100をクレードル120に接続したときに動作するクレードルの動きを示したフローチャートである。以下に詳細に説明する。
まずデジタルカメラ100がクレードル120に接続されると、ステップS501で本フローチャートが開始される。ステップS502では、クレードル120は、デジタルカメラ100に対して電源を入れるように働きかける。
ステップS503では、クレードル120は、デジタルカメラ100に対して撮影範囲設定のための画像を送信するように要求する。
ステップS504では、デジタルカメラ100に撮影範囲設定用の画像があればステップS505に進み、画像がなければステップS513に進み、本フローチャートを終了する。
ステップS505では、クレードル120は、デジタルカメラ100から撮影範囲設定用の画像を受信する。ステップS506では、クレードル120は、本体内の不揮発性メモリ内になる画像のファイル名や撮影日時等と受信した画像とを比較する。
ステップS507では、ステップS506で画像を比較した結果、同一の画像があった場合はステップS513に進み、本フローチャートを終了する。同一画像がなければステップS508に進む。
ステップS508では、クレードル120はデジタルカメラ100から撮影範囲設定用の画像を受信する。ステップS509では、ステップS508の画像受信が終わっていなければ受信作業を継続し、画像受信が終わればステップS510に進む。
ステップS510では、クレードル120は、自身をPAN、TILTで動かすとともに、ID付き画像の付加情報を元にステップS508で受信した画像と同一と思われる被写体を探索する。付加情報には、ステップS508で受信した画像を撮影したときの設定(ZOOM倍率、フラッシュの有無)が含まれているので、クレードル120は、デジタルカメラ100の設定をその画像の撮影時と同じ設定にして画像を探索する。クレードル120は上記デジタルカメラ100の設定を行った後、PAN、TILTを行い、被写体を静止画として撮影する。撮影した画像と撮影範囲設定用画像とを画像認識部126にて判別を行う。画像認識部126による画像認識については、公知であるパターンマッチング、統計的識別法、或いは構造的識別法等により画像識別が行われる。このとき、取り込む画像にはPAN角、TILT角、ZOOM倍率の情報を付加して記録する。
ステップS511では、ステップS510での画像比較の結果、同一と判断できた画像があった場合はステップS512に進み、画像がなかった場合はステップS513に進む。
ステップS512では、クレードル120は、画像に付加されているPAN角、TILT角、ZOOM倍率の情報によりPAN角度(パン角度)、TILT角度(チルト角度)の回転角度に制限を設けることにより撮影範囲を決める。そしてその後、ステップS513で本フローチャートを終了する。なお、ステップS512の処理は、本発明でいう撮影範囲設定手段の一処理例に対応する。
図6は、図5のフローチャートのステップS512における撮影範囲変更後の撮影範囲を表した略図である。画像1は、図3のステップS304(図4のステップS404)で撮影した画像と比較した結果の画像であり、画像2は、図3のステップS306(図4のステップS404)で撮影した画像と比較した結果の画像である。この図の座標軸の原点は、図2(b)においてデジタルカメラ100をクレードル120に接続した時点でのクレードルの向きから決まる。画像1の座標位置を(−a,−b)、画像2の座標軸を(c,d)とすると、撮影範囲のPAN角度(x軸方向)は、(−aからc)であり、同様にTILT角度(y軸方向)は、(−bからd)となり、撮影範囲を決定できる。
尚、本実施例では、撮影範囲を決定するために2枚の画像を元に行ったが、画像の枚数は1枚以上であれば何枚でもよい。例えば、1枚のときは、その1枚が示す部分が撮影範囲となり、3枚あれば、その画像を頂点とする三角形の部分が撮影範囲であるとすることができる。また、予め撮影した画像と一致した被写体を見つけることにより撮影範囲の特定を行ったが、逆に、画像と一致した部分を撮影されたくない部分とすることも可能である。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係るカメラシステムを説明する。なお、カメラシステムの構成については、第1の実施の形態で説明した図1と同様であり、具体的な利用方法も図2で説明したものと同様であるため、説明は省略する。
本実施の形態にカメラシステムは、第1の実施の形態と動作が相違する。以下、図7を用いて説明する。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係るカメラシステムの動作を示すフローチャートであり、監視する撮影範囲を決めるための動作である。なお、図2(a)に示したように、デジタルカメラ100のユーザの操作に基づき動作する。以下に詳細に説明する。
まずステップS701で本フローチャートを開始する。ステップS702では、デジタルカメラ100の主電源を入れる。ステップS703では、デジタルカメラ100をクレードル120に載せて監視カメラとして用いるときの撮影範囲を決めるためのモードに設定する。
ステップS704では、デジタルカメラのUI(ユーザインターフェース)で撮影範囲用画像の撮影を開始するボタンを押すことによって動画撮影が行われる。ボタンが押されるまで撮影開始を待つづけ、押されることにより次のステップに進む。
ステップS705では、動画撮影モードとなる。動画撮影の方法は図8、図9にて後述する。ステップS706では、UIにて撮影終了ボタンを押すことによって動画撮影が終了し、ステップS707で本フローチャートは終了する。終了ボタンが押されるまでは動画撮影を続ける。
ここで、ステップS705で撮影した画像は、動画像であるが、画像圧縮方式としてMotion−JPEGのような、連続した複数の静止画からなる動画像であるものとする。この動画像のうちの1枚1枚は、デジタルスチルカメラ用画像ファイルフォーマット規格(Exif)のような標準規格に則って記録される。記録されるときに付属情報として、撮影範囲決定のための画像であることがわかるようなIDを付加しておく。
また、ステップS705で撮影した画像に付属される情報として、撮影時のズーム倍率の情報等も一緒に付加されるものとする。
図5は、図2(b)に示したように、デジタルカメラ100をクレードル120に接続したときに動作するクレードル120の動きを示したフローチャートである。本フローチャートは第1の実施の形態の説明でも用いており、第2の実施形態でも本フローチャートの流れ自体は変わらないが、第1の実施形態では、撮影範囲決定のための画像が静止画だったのに対し、本実施形態では動画であるため、若干動作内容が異なる。以下に図5を用いて詳細に説明する。
まずデジタルカメラ100がクレードル120に接続されると、ステップS501で本フローチャートが開始される。ステップS502では、クレードル120は、デジタルカメラ100に対して電源を入れるように働きかける。
ステップS503では、クレードル120は、デジタルカメラ100に対して撮影範囲設定のための画像を送信するように要求する。ステップS504では、デジタルカメラ100に撮影範囲設定用の画像があればS505に進み、画像がなければステップS513に進み、本フローチャートを終了する。
ステップS505では、クレードルは、デジタルカメラ100から撮影範囲設定用の画像を受信する。ステップS506では、クレードル120は、本体内の不揮発性メモリ内になる画像のファイル名や撮影日時等と受信した画像とを比較する。ここで、もしクレードル120内に撮影範囲決定用の画像がすでにある場合、その画像は画像範囲を決定するための数枚の画像のみであり、その画像と送られてきた複数の画像とをファイル名やファイル作成日時等、画像固有のIDとなるもので比較する。
ステップS507では、ステップS506で画像を比較した結果、同一の画像があった場合はステップS513に進み、本フローチャートを終了する。同一画像がなければステップS508に進む。
ステップS508では、クレードル120はデジタルカメラ100から撮影範囲設定用の画像を受信する。ステップS509では、ステップS508の画像受信が終わっていなければ受信作業を継続し、画像受信が終わればステップS510に進む。
ステップS510では、クレードル120は、自身をPAN、TILTで動かす。皿には、ID付き画像に付加された情報からZOOM倍率やフラッシュの有無による画像の明暗を考慮して、ステップS508で受信した画像と同一と思われる被写体をデジタルカメラ100で探索する。付加情報には、ステップS508で受信した画像を撮影したときの設定(ZOOM倍率、フラッシュの有無)が含まれているので、クレードル120は、デジタルカメラ100の設定をその画像の撮影時と同じ設定にして画像を探索する。クレードル120は上記デジタルカメラ100の設定を行った後、PAN、TILTを行い、被写体を静止画として撮影する。撮影した画像と撮影範囲設定用画像とを画像認識部126にて判別を行う。画像認識部126による画像認識については、公知であるパターンマッチング、統計的識別法、或いは構造的識別法等により画像識別が行われる。このとき、取り込む画像にはPAN角、TILT角、ZOOM倍率の情報を付加して記録する。
ステップS511では、ステップS510での画像比較の結果、同一と判断できた画像があった場合はステップS512に進み、画像がなかった場合はステップS513に進む。ここで、撮影画像は、複数枚の静止画からなるため、撮影画像に付加されている撮影順を示す情報を元に撮影開始に相当する画像から探索し、その後撮影順に探索することによって一連の動画像である複数の静止画の探索を容易することができる。
ステップS512では、クレードル120は、ステップS510で比較したPAN角度、TILT角度の一番大きいもの、一番小さいものを選択する。そして、その画像のPAN角、TILT角を元にクレードル120のPAN角度、TILT角度の回転角度に制限を設けることにより撮影範囲を決める。
尚、図7のフローチャートで説明したように、撮影範囲を決めるためにデジタルカメラ100でユーザが動画撮影を行うが、設定範囲は、このユーザの撮影時の手ぶれを考慮して広く設定するものとする。図8、図9の説明で詳述する。撮影範囲を設定後、本フローチャートはステップS513で終了する。
図8は、デジタルカメラ100をクレードル120と接続して設置した状態で、クレードルがPAN、TILTの動作をしたときに撮影可能な範囲を座標軸上に表したものである。図8において、801がクレードルの実際のPAN、TILT動作によりデジタルカメラ100によって撮影可能な最大範囲を示したものである。802は、デジタルカメラ100が撮影する静止画1枚当たりの画像の大きさを示す。動画撮影であるため、ある一定の撮影速度により(例えば、30fps)、複数枚の静止画を撮影するが、その軌跡を図に示している。
図9は、図8に示した802の複数フレームのうち、xy座標において、+x、−x、+y、−y方向のそれぞれで一番大きい値を持つフレームを、802−B、802−A、802−C、802−Dとして示した。803のフレームは、この802−A、B、C、Dの各フレームを全て含む長方形型のフレームを示したものである。804は、803よりも広めのフレームを表す。その理由として、803の大きさを決定づける802−A、B、C、Dの各フレームが、撮影時におけるユーザの手ぶれ等によってユーザの所望するフレームよりも小さくなっている可能性があるためである。従って、本実施例で示したように、撮影範囲を動画で撮影する場合は、その動画撮影時にカメラを移動する際の手ぶれや誤差などを考慮した広めのフレームを撮影範囲として設定する。尚、第1の実施形態と同様、撮影禁止にしたい範囲を動画として撮影し、その撮影を反映して撮影禁止範囲を決定することもできる。
以上説明したように、本実施の形態では、デジタルカメラ100をクレードル120に接続し、監視カメラとして動作させるカメラシステムにおいて、希望する監視カメラの撮影範囲を簡単に決めることができる。また、画像を撮影した後は、デジタルカメラをクレードルに接続するだけでよく、今までの撮影範囲設定方法と比較して設定に費やす時間も少ない。
なお、本発明を実現するために、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコード(コンピュータプログラム)を記録した記憶媒体を用いても良い。この場合には記憶媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによって本発明の目的が達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行う場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれてもよい。この場合には、書き込まれたプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行ってもよい。
本発明の実施の形態に係るカメラシステムのブロック図である。 本発明の実施の形態に係るカメラシステムの利用方法を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態に係るカメラシステムにおいて、撮影範囲用画像を撮影する際の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係るカメラシステムにおいて、撮影範囲用画像を撮影する際の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るカメラシステムにおいて、クレードルがデジタルカメラから撮影範囲用画像を受信する際の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係るカメラシステムにおいて、クレードルにデジタルカメラを接続した際のデジタルカメラの撮影範囲を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るカメラシステムにおいて、撮影範囲用画像を撮影する際の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るカメラシステムにおいて、クレードルにデジタルカメラを接続した際のデジタルカメラの撮影範囲を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るカメラシステムにおいて、クレードルにデジタルカメラを接続した際のデジタルカメラの撮影範囲を示す図である。
符号の説明
100 デジタルカメラ
101 レンズ
102 撮像部
103 画像補正部
104 A/D変換回路部
105 画像信号処理部
106 内部データバス
107 CPU
108 レンズ制御部
109 ROM
110 RAM
111 接続部
120 レードル(カメラ用雲台)
121 接続部
122 内部データバス
123 CPU
124 ROM
125 RAM
126 画像認識部
127 モータ制御部
128 モータ

Claims (6)

  1. デジタルカメラと、そのデジタルカメラと接続し、パン、チルトの動作を行うカメラ用雲台とを含むカメラシステムであって、
    前記デジタルカメラは、
    被写体を撮影する画像撮像手段と、
    前記画像撮像手段で撮影された画像に撮影範囲情報を付加する情報付加手段と、
    前記画像撮像手段で撮像された画像と前記情報付加手段によって付加された情報とを合わせて記録する画像記録手段と、
    前記カメラ用雲台と通信を行う通信手段と、
    前記画像記録手段によって記録された、情報が付加された画像を前記カメラ用雲台に転送する画像転送手段とを有し、
    前記カメラ用雲台は、
    前記デジタルカメラと通信を行う通信手段と、
    前記デジタルカメラから画像を受信する画像受信手段と、
    前記通信手段によって前記デジタルカメラの動作を制御する制御手段と、
    前記情報付加手段によって付加された情報に基づいて、前記画像受信手段によって受信した画像と前記デジタルカメラで撮影する画像とを比較する画像認識手段と、
    前記画像認識手段によって得られた画像から撮影範囲を決め、その決めた撮影範囲に基づいて、パン角度、チルト角度の設定を行う撮影範囲設定手段とを有することを特徴とするカメラシステム。
  2. 前記情報付加手段にて前記デジタルカメラで撮影された画像に付加される情報には、撮影日時、前記撮影範囲設定手段に用いる画像であることを示すID、撮影時のズーム倍率の値、及び撮影時のフラッシュの有無のうちの少なくともいずれかが含まれることを特徴とする請求項1に記載のカメラシステム。
  3. 前記撮影範囲設定手段は、前記画像認識手段によって得られた画像から求められる撮影範囲よりも、パン角度及びチルト角度がともに広い撮影範囲を設定することを特徴とする請求項1に記載のカメラシステム。
  4. デジタルカメラと、そのデジタルカメラと接続し、パン、チルトの動作を行うカメラ用雲台とを含むカメラシステムの制御方法であって、
    被写体を撮影する画像撮像ステップと、
    前記画像撮像ステップで撮影された画像に撮影範囲情報を付加する情報付加ステップと、
    前記画像撮像ステップで撮像された画像と前記情報付加ステップによって付加された情報とを合わせて記録する画像記録ステップと、
    前記カメラ用雲台と通信を行う通信ステップと、
    前記画像記録ステップによって記録された、情報が付加された画像を前記カメラ用雲台に転送する画像転送ステップと、
    前記デジタルカメラと通信を行う通信ステップと、
    前記デジタルカメラから画像を受信する画像受信ステップと、
    前記通信ステップによって前記デジタルカメラの動作を制御する制御ステップと、
    前記情報付加ステップによって付加された情報に基づいて、前記画像受信ステップによって受信した画像と前記デジタルカメラで撮影する画像とを比較する画像認識ステップと、
    前記画像認識ステップによって得られた画像から撮影範囲を決め、その決めた撮影範囲に基づいて、パン角度、チルト角度の設定を行う撮影範囲設定ステップとを有することを特徴とするカメラシステムの制御方法。
  5. パン、チルトの動作を行うカメラ用雲台と接続するデジタルカメラの制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    被写体を撮影する画像撮像ステップと、
    前記画像撮像ステップで撮影された画像に撮影範囲情報を付加する情報付加ステップと、
    前記画像撮像ステップで撮像された画像と前記情報付加ステップによって付加された情報とを合わせて記録する画像記録ステップと、
    前記カメラ用雲台と通信を行う通信ステップと、
    前記画像記録ステップによって記録された、情報が付加された画像を前記カメラ用雲台に転送する画像転送ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  6. デジタルカメラと接続し、パン、チルトの動作を行うカメラ用雲台の制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記デジタルカメラと通信を行う通信ステップと、
    前記デジタルカメラから画像を受信する画像受信ステップと、
    前記通信ステップによって前記デジタルカメラの動作を制御するステップと、
    前記画像受信ステップによって受信した画像に付加された情報に基づいて、前記画像受信ステップによって受信した画像と前記デジタルカメラで撮影する画像とを比較する画像認識ステップと、
    前記画像認識ステップによって得られた画像から撮影範囲を決め、その決めた撮影範囲に基づいて、パン角度、チルト角度の設定を行う撮影範囲設定ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021162230A1 (ko) * 2020-02-10 2021-08-19 삼성전자 주식회사 카메라를 제어하는 방법 및 이를 지원하는 전자 장치

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