JP2009205636A - 資産運用装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】国内債券や外国債券等の金融商品に分散投資する場合であっても、市場状況の変化に対応し、自動的に運用商品の投資割合を変更することで、運用目標を達成したうえで、投資効率をより高めることができる資産運用装置を提供すること。
【解決手段】外国債券運用情報62と、外国債券組合せ情報63に基づき、外国債券組合せ運用情報72を生成し、外国債券組合せ運用情報と、国内債券運用情報61と、過去の基準運用情報64に基づいて、内外債券組合せ運用情報69を生成し、外国債券と国内債券との差異情報68を生成し、内外債券組合せ運用情報に、差異情報を関連付け、差異付き内外債券組合せ運用情報とすると共に、差異付き内外債券組合せ運用情報を前記差異情報毎に分類する差異分類内外債券組合せ運用情報70を生成し、差異分類内外債券組合せ運用情報から特定の差異分類内外債券組合せ運用情報71を選択する資産運用装置1。
【選択図】図11
【解決手段】外国債券運用情報62と、外国債券組合せ情報63に基づき、外国債券組合せ運用情報72を生成し、外国債券組合せ運用情報と、国内債券運用情報61と、過去の基準運用情報64に基づいて、内外債券組合せ運用情報69を生成し、外国債券と国内債券との差異情報68を生成し、内外債券組合せ運用情報に、差異情報を関連付け、差異付き内外債券組合せ運用情報とすると共に、差異付き内外債券組合せ運用情報を前記差異情報毎に分類する差異分類内外債券組合せ運用情報70を生成し、差異分類内外債券組合せ運用情報から特定の差異分類内外債券組合せ運用情報71を選択する資産運用装置1。
【選択図】図11
Description
本発明は、例えば、投資信託等の金融商品の運用等を行うための資産運用装置に関するものである。
従来、投資信託等の金融商品の運用は、その運用益等であるリターンを高めると共に、同時にリスクを軽減し、結果として投資効率を良くするため投資先を分散する手法、或いは一般個人投資家にとって分かり易い比率での分散投資が採用されている。例えば、投資先として、日本国内の国債等の債券と外国の国債等の債券に分散投資する手法がある。一般に国内債券は、金利が低いが、為替リスク等も無いため低リスクの投資先となる。一方で外国債券は、国内債券より金利が高いが、為替リスクがあるため国内債券より高リスクの投資先となる。
そして、このように投資された結果である運用結果データを管理するために、コンピュータ等を利用することは、従来から提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2002−312577号公報(段落「0004」等)
そして、このように投資された結果である運用結果データを管理するために、コンピュータ等を利用することは、従来から提案されている(例えば、特許文献1)。
しかし、特許文献1のようなシステムは、国内債券や外国債券に分散投資した結果の運用データをコンピュータ等で管理するシステムである。また、このようなシステムを使用する場合でも、国内債券や外国債券にどのような割合で投資すべきかについては、過去の実績等に基づき決定され、固定された投資割合により行われるのが一般的であった。
そして、このように固定した投資割合を使用すると、市場状況によっては、その投資効率が損なわれるという事態が発生するという問題があった。
つまり、固定された投資割合で国内債券や外国債券に投資すると、運用目標を達成できない事態や、運用目標が達成できても、投資効率(リスク当たりのリターン)が低下するという事態が発生するという問題があった。
そして、このように固定した投資割合を使用すると、市場状況によっては、その投資効率が損なわれるという事態が発生するという問題があった。
つまり、固定された投資割合で国内債券や外国債券に投資すると、運用目標を達成できない事態や、運用目標が達成できても、投資効率(リスク当たりのリターン)が低下するという事態が発生するという問題があった。
そこで、本発明は、国内債券や外国債券等の金融商品に分散投資する場合であっても、市場状況の変化に対応し、自動的に運用商品の投資割合を変更することで、運用目標を達成したうえで、投資効率を高めることができる資産運用装置を提供することを目的とする。
前記課題は、本発明によれば、少なくとも、投資対象である複数の外国債券の過去の運用情報である外国債券運用情報と、外国債券組合せ情報に基づき、外国債券の組み合わせ運用情報である外国債券組合せ運用情報を生成する外国債券組合せ運用情報生成部と、前記外国債券組合せ運用情報と、投資対象である国内債券の過去の運用情報である国内債券運用情報と、この国内債券運用情報と前記外国債券組合せ運用情報の基準となる過去の基準運用情報に基づいて、前記国内債券運用情報と前記外国債券組合せ運用情報との組合せ情報である内外債券組合せ運用情報を生成する内外債券組合せ運用情報生成部と、前記外国債券組合せ運用情報の外国債券と前記国内債券との金利差若しくは利回り差等の差異情報を生成する差異情報生成部と、前記内外債券組合せ運用情報に、前記差異情報を関連付け、差異付き組合せ内外債券組合せ運用情報とすると共に、前記差異付き内外債券組合せ運用情報を前記差異情報毎に分類する差異分類組内外債券組合せ運用情報を生成する組合せ運用情報生成部と、前記差異分類内外債券組合せ運用情報から特定の前記差異分類内外債券組合せ運用情報を選択する組合せ運用情報特定部と、を有することを特徴とする資産運用装置により達成される。
前記構成によれば、少なくとも、投資対象である複数の外国債券の過去の運用情報である外国債券運用情報と、外国債券組合せ情報に基づき、外国債券の組み合わせ運用情報である外国債券組合せ運用情報を生成する外国債券組合せ運用情報生成部を有している。
すなわち、どの外国の債券をどのような割合で組み合わせるべきか等の外国債券組合せ情報に基づいて、複数の外国債券の過去における利回り等の運用情報であるデータを組合せることで、当該データに基づく、外国債券の組み合わせ後の利回り等の運用情報である外国債券組合せ運用情報が生成される。
すなわち、どの外国の債券をどのような割合で組み合わせるべきか等の外国債券組合せ情報に基づいて、複数の外国債券の過去における利回り等の運用情報であるデータを組合せることで、当該データに基づく、外国債券の組み合わせ後の利回り等の運用情報である外国債券組合せ運用情報が生成される。
また、前記構成によれば、外国債券組合せ運用情報と、投資対象である国内債券の過去の運用情報である国内債券運用情報と、この国内債券運用情報と前記外国債券組合せ運用情報の基準となる過去の基準運用情報に基づいて、前記国内債券運用情報と前記外国債券組合せ運用情報との組合せ情報である内外債券組合せ運用情報を生成する内外債券組合せ運用情報生成部を有している。
すなわち、上述のように外国債券の組合せ後の利回り等の運用情報である外国債券組合せ運用情報が生成されたので、次に、国内債券の過去の運用情報である国内債券運用情報を取得等する。また、外国債券や国内債券の利回り等の運用情報の指標等となる世界等の過去の基準運用情報も取得する。
そして、内外債券組合せ運用情報生成部は、この利回り等の運用情報の指標等となる世界等の基準運用情報に基づいて、国内債券運用情報と外国債券組合せ運用情報との組合せ情報である内外債券組合せ運用情報、例えば、国内債券と外国債券の投資比率等の情報が生成される。
この投資比率等の情報を生成するときは、例えば、上述の世界等の基準運用情報を上回る運用情報となるように、国内債券運用情報と外国債券組合せ運用情報とを組合せることになる。
このようにすることで、所望の基準の利回り等の運用情報を達成する国内債券と外国債券群(外国債券組み合わせ)との投資比率等のデータを得ることができる。
すなわち、上述のように外国債券の組合せ後の利回り等の運用情報である外国債券組合せ運用情報が生成されたので、次に、国内債券の過去の運用情報である国内債券運用情報を取得等する。また、外国債券や国内債券の利回り等の運用情報の指標等となる世界等の過去の基準運用情報も取得する。
そして、内外債券組合せ運用情報生成部は、この利回り等の運用情報の指標等となる世界等の基準運用情報に基づいて、国内債券運用情報と外国債券組合せ運用情報との組合せ情報である内外債券組合せ運用情報、例えば、国内債券と外国債券の投資比率等の情報が生成される。
この投資比率等の情報を生成するときは、例えば、上述の世界等の基準運用情報を上回る運用情報となるように、国内債券運用情報と外国債券組合せ運用情報とを組合せることになる。
このようにすることで、所望の基準の利回り等の運用情報を達成する国内債券と外国債券群(外国債券組み合わせ)との投資比率等のデータを得ることができる。
また、前記構成では、外国債券組合せ運用情報の外国債券と国内債券との金利差若しくは利回り差等の差異情報を生成する差異情報生成部とを有している。
上述のように、前記国内債券運用情報と前記外国債券組合せ運用情報との組合せ情報である内外債券組合せ運用情報、例えば、所望の基準の利回り等の運用情報を達成する国内債券と外国債券群(外国債券組み合わせ)との投資比率等のデータを得ることができる。
しかし、この国内債券と外国債券群との投資比率データは、その組合せ時(例えば月次)における国内債券と外国債券群との金利差に基づいており、この金利差は、その組合せ時の経済状況等によって大きく変動等する要素である。
そこで、このような過去における国内債券と外国債券群との投資比率等を決定する上での指標となる上記金利差等の差異情報も取得する必要がある。
上述のように、前記国内債券運用情報と前記外国債券組合せ運用情報との組合せ情報である内外債券組合せ運用情報、例えば、所望の基準の利回り等の運用情報を達成する国内債券と外国債券群(外国債券組み合わせ)との投資比率等のデータを得ることができる。
しかし、この国内債券と外国債券群との投資比率データは、その組合せ時(例えば月次)における国内債券と外国債券群との金利差に基づいており、この金利差は、その組合せ時の経済状況等によって大きく変動等する要素である。
そこで、このような過去における国内債券と外国債券群との投資比率等を決定する上での指標となる上記金利差等の差異情報も取得する必要がある。
そこで、前記構成は、内外債券組合せ運用情報に、差異情報を関連付け、差異付き内外債券組合せ運用情報とする構成とし、上述のような、過去における国内債券と外国債券群との投資比率等の情報を、その変動要因である上記金利差等の差異情報と関連付けている。
また、前記構成では、差異付き内外債券組合せ運用情報を差異情報毎に分類する差異分類内外債券組合せ運用情報を生成する組合せ運用情報生成部を有している。
このため、差異情報と関連付けられた過去における国内債券と外国債券群との投資比率等の情報は、例えば金利差等の差異情報毎に分類された差異分類内外債券組合せ運用情報となっている。
このように、国内債券と外国債券群との投資比率等の情報を金利差等の差異情報毎に分類されることで、将来、金利差等の差異情報を基礎として、その金利差等の状況に合致した国内債券と外国債券群との投資比率等の情報を迅速に抽出することができることとなる。
しかし、この構成で得られる金利差等を基礎とした国内債券と外国債券群との投資比率等の情報は、同じ金利差等で分類しても、多数となる可能性が高い。すなわち、国内債券と外国債券群との投資比率等の情報は、過去における複数のデータであり、そのデータを取得した時点における経済状況等が相違するため、同じ金利差等であっても投資比率等が相違する可能性がある。
また、前記構成では、差異付き内外債券組合せ運用情報を差異情報毎に分類する差異分類内外債券組合せ運用情報を生成する組合せ運用情報生成部を有している。
このため、差異情報と関連付けられた過去における国内債券と外国債券群との投資比率等の情報は、例えば金利差等の差異情報毎に分類された差異分類内外債券組合せ運用情報となっている。
このように、国内債券と外国債券群との投資比率等の情報を金利差等の差異情報毎に分類されることで、将来、金利差等の差異情報を基礎として、その金利差等の状況に合致した国内債券と外国債券群との投資比率等の情報を迅速に抽出することができることとなる。
しかし、この構成で得られる金利差等を基礎とした国内債券と外国債券群との投資比率等の情報は、同じ金利差等で分類しても、多数となる可能性が高い。すなわち、国内債券と外国債券群との投資比率等の情報は、過去における複数のデータであり、そのデータを取得した時点における経済状況等が相違するため、同じ金利差等であっても投資比率等が相違する可能性がある。
そこで、前記構成は、差異分類内外債券組合せ運用情報から特定の差異分類内外債券運用情報を選択する組合せ運用情報特定部を有する構成となっている。
このように、同じ金利差等の差異情報における多数の国内債券と外国債券群との投資比率等の情報から「特定」の例えば単一の情報を選択することで、同一の金利等の差異情報には、単一の国内債券と外国債券群との投資比率等が対応することとなる。
したがって、将来において、その国内債券と外国債券群との金利差等の差異情報を取得できれば、所望の利回り等の運用目標を達成し、且つより投資効率の高い国内債券と外国債券群との投資比率等の情報を得ることができる。
また、単一の金利等の差異情報において、目標とする利回り等を確保できる複数の国内債券と外国債券群との投資比率等の情報があり、その中から「特定」の国内債券と外国債券群との投資比率等の情報を選択するため、為替リスクのない国内債券の比率がより高く、且つ投資効率の高い組合せを選択すれば、全体として為替リスクを低減し、より投資効率を高めることができる。
このように、本発明は、国内債券や外国債券等の金融商品に分散投資する場合であっても、投資比率を固定せず、将来においても運用目標を達成したうえで、より投資効率を高めることができる構成となっている。
このように、同じ金利差等の差異情報における多数の国内債券と外国債券群との投資比率等の情報から「特定」の例えば単一の情報を選択することで、同一の金利等の差異情報には、単一の国内債券と外国債券群との投資比率等が対応することとなる。
したがって、将来において、その国内債券と外国債券群との金利差等の差異情報を取得できれば、所望の利回り等の運用目標を達成し、且つより投資効率の高い国内債券と外国債券群との投資比率等の情報を得ることができる。
また、単一の金利等の差異情報において、目標とする利回り等を確保できる複数の国内債券と外国債券群との投資比率等の情報があり、その中から「特定」の国内債券と外国債券群との投資比率等の情報を選択するため、為替リスクのない国内債券の比率がより高く、且つ投資効率の高い組合せを選択すれば、全体として為替リスクを低減し、より投資効率を高めることができる。
このように、本発明は、国内債券や外国債券等の金融商品に分散投資する場合であっても、投資比率を固定せず、将来においても運用目標を達成したうえで、より投資効率を高めることができる構成となっている。
好ましくは、内外債券組合せ運用情報は、その運用情報が、前記基準運用情報を上回ると共に、前記国内債券の比率が前記外国債券に比べ最も高い情報となっており、前記組合せ運用情報特定部によって投資比率が特定されることを特徴とする資産運用装置である。
前記構成によれば、内外債券組合せ運用情報は、その運用情報が、基準運用情報(例えば運用目標)を上回る構成となっている。このため、例えば、国内債券と外国債券の投資比率等の情報等の内外債券組合せ運用情報のうち、利回り等の運用情報が、例えば、世界債券市場の標準的な指標の過去の基準情報を上回っているため、世界債券市場の標準的な利回り等の運用目標を確保し、達成できる構成となっている。
また、前記構成では、内外債券組合せ運用情報は、国内債券の比率が、外国債券に比べ最も高い情報となっている。通常、国内債券の比率を高めると為替リスク等が低下し、その上でリスクリターンの観点から投資効率も追求することにより、上述の構成と相まって、運用目標を達成したうえで、投資効率をより高めることがより可能となる。
また、組合せ運用情報特定部によって投資比率が特定されるので、この組合せ運用情報特定部で、より投資効率の良い投資比率を選択することができ、投資効率をさらに高めことができる。
また、前記構成では、内外債券組合せ運用情報は、国内債券の比率が、外国債券に比べ最も高い情報となっている。通常、国内債券の比率を高めると為替リスク等が低下し、その上でリスクリターンの観点から投資効率も追求することにより、上述の構成と相まって、運用目標を達成したうえで、投資効率をより高めることがより可能となる。
また、組合せ運用情報特定部によって投資比率が特定されるので、この組合せ運用情報特定部で、より投資効率の良い投資比率を選択することができ、投資効率をさらに高めことができる。
好ましくは、外国債券運用情報は、複数の外国債券の過去の運用情報から選択された選択国に関する情報であることを特徴とする資産運用装置である。
前記構成によれば、外国債券運用情報は、複数の外国債券の過去の運用情報から選択された選択国に関する情報であるので、運用目標を達成するのに最適な外国債券を選択することが可能となる。
前記構成によれば、外国債券運用情報は、複数の外国債券の過去の運用情報から選択された選択国に関する情報であるので、運用目標を達成するのに最適な外国債券を選択することが可能となる。
好ましくは、前記差異情報は、金利差情報であり、前記差異情報生成部は、前記外国債券組合せ運用情報の外国債券の金利情報と前記国内債券の金利情報に基づいて金利差情報を生成し、前記外国債券組合せ運用情報の外国債券の金利情報は、前記外国債券組合せ情報に基づいて生成されることを特徴とする資産運用装置である。
前記構成によれば、外国債券組合せ運用情報の外国債券の金利情報は、外国債券組合せ運用情報を生成する基準である外国債券組合せ情報に基づき、外国債券組合せ運用情報と同じ例えば国及び比率にて生成されるため、指標として用いる金利差情報も外国債券組合せ運用情報と整合性のとれたデータとなっている。
本発明は、国内債券や外国債券等の金融商品に分散投資する場合であっても、市場状況の変化に対応し、自動的に運用商品の投資割合を変更することで、運用目標を達成したうえで、投資効率をより高めることができる資産運用装置を提供することができるという利点がある。
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明の資産運用装置の実施の形態に係る例えば、自動資産配分装置1を示す概略図である。
この自動資産配分装置1は、例えば、日本国内債券と外国債券に分散投資する投資信託等の金融商品を対象とし、これら日本国内債券と外国債券との投資比率を最適な配分にすることができる装置となっている。このため、従来のように、固定比率等によらず、将来的に常に利回り等の運用目標を達成したうえで、投資効率をより高めることができるように構成されている。以下、その構成を詳細に説明する。
この自動資産配分装置1は、例えば、日本国内債券と外国債券に分散投資する投資信託等の金融商品を対象とし、これら日本国内債券と外国債券との投資比率を最適な配分にすることができる装置となっている。このため、従来のように、固定比率等によらず、将来的に常に利回り等の運用目標を達成したうえで、投資効率をより高めることができるように構成されている。以下、その構成を詳細に説明する。
先ず、図1の自動資産配分装置1の主なハードウエア構成等についての概略ブロック図である。
自動資産配分装置1は、コンピュータを有し、このコンピュータは、バス2を有し、このバス2にCPU(Central Processing Unit)3、RAM(Random Access Memory)4、ROM(Read Only Memory)5等が接続されている。
また、バス2には、自動資産配分装置1の利用者が各種情報を入力等する例えば、キーボード等の入力装置6、各種情報を表示する表示部である例えば、ディスプレイ7が接続されている。
自動資産配分装置1は、コンピュータを有し、このコンピュータは、バス2を有し、このバス2にCPU(Central Processing Unit)3、RAM(Random Access Memory)4、ROM(Read Only Memory)5等が接続されている。
また、バス2には、自動資産配分装置1の利用者が各種情報を入力等する例えば、キーボード等の入力装置6、各種情報を表示する表示部である例えば、ディスプレイ7が接続されている。
すなわち、このバス2はすべてのデバイスを接続する機能を有し、アドレスやデータパスを有する内部パスである。
CPU3は所定のプログラムの処理を行う他、バス2に接続されたROM5等を制御している。ROM5は、各種プログラムや各種情報等を格納している。
RAM4は、プログラム処理中のメモリの内容を対比したり、プログラムを実行するためのエリアとしての機能を有する。
CPU3は所定のプログラムの処理を行う他、バス2に接続されたROM5等を制御している。ROM5は、各種プログラムや各種情報等を格納している。
RAM4は、プログラム処理中のメモリの内容を対比したり、プログラムを実行するためのエリアとしての機能を有する。
図2乃至図5は、自動資産配分装置1の主な機能ブロック等を示す概略図である。
図2に示すように、自動資産配分装置1は、制御部8を有し、制御部8は、各種プログラム格納部20内の各種プログラム、各種データベース格納部40内の各種データベース及び各種データ格納部60内の各種データを処理する構成となっている。
また、図2では、各種プログラム格納部20、各種データベース格納部40及び各種データ格納部60と分けて示してあるが、実際に、このようにデータが分けて格納されているわけではなく、説明上の便宜のために分けて記載したものである。
図2に示すように、自動資産配分装置1は、制御部8を有し、制御部8は、各種プログラム格納部20内の各種プログラム、各種データベース格納部40内の各種データベース及び各種データ格納部60内の各種データを処理する構成となっている。
また、図2では、各種プログラム格納部20、各種データベース格納部40及び各種データ格納部60と分けて示してあるが、実際に、このようにデータが分けて格納されているわけではなく、説明上の便宜のために分けて記載したものである。
図3は、図2の自動資産配分装置1の各種プログラム格納部20内のデータを示す概略図であり、図4は、図2の自動資産配分装置1の各種データベース格納部40内のデータを示す概略図であり、図5は、図2の自動資産配分装置1の各種データ格納部60を示す概略図である。
図6乃至図8は、本実施の形態にかかる自動資産配分装置1の主な動作等を示す概略フローチャートである。具体的には、図6は各種過去分債券データ取得工程を示し、図7は内外金利差データの作成工程を示し、図8はアロケーションテーブルの作成工程を示す概略フローチャートである。
以下、図6乃至図8のフローチャートにしたがって本実施の形態に係る自動資産配分装置1等の動作等を説明しつつ、その関連で図3乃至図5の自動資産配分装置1の各種プログラム20、各種データベース格納部40及び各種データ格納部60等についても説明する。
以下、図6乃至図8のフローチャートにしたがって本実施の形態に係る自動資産配分装置1等の動作等を説明しつつ、その関連で図3乃至図5の自動資産配分装置1の各種プログラム20、各種データベース格納部40及び各種データ格納部60等についても説明する。
本実施の形態の自動資産配分装置1は、上述のように、日本国内債券と外国債券に分散投資をする投資信託を対象とする。そして、自動資産配分装置1は、かかる投資信託において、運用目標を達成したうえで、投資効率をより高める組合せとなる日本国内債券と外国債券の組合せ比率をアロケーションテーブルとして出力する構成となっている。
つまり、国内の金利が相対的に上昇(金利差が縮小)した場合に、国内債券の比率を上げることによって、運用目標を達成しつつ、為替リスクを低減でき、更に、投資効率を高めることができる。
したがって、実際の投資は、このアロケーションテーブルを参照することによって最適な投資比率が得られることになる。
以下、アロケーションテーブルを作成するまでの工程を詳細に説明する。
つまり、国内の金利が相対的に上昇(金利差が縮小)した場合に、国内債券の比率を上げることによって、運用目標を達成しつつ、為替リスクを低減でき、更に、投資効率を高めることができる。
したがって、実際の投資は、このアロケーションテーブルを参照することによって最適な投資比率が得られることになる。
以下、アロケーションテーブルを作成するまでの工程を詳細に説明する。
先ず、図6の各種過去分債券データ取得工程を説明する。この各種過去分債券データ取得工程は、アロケーションテーブルを作成するための基礎データ、特に日本国内債券、外国債券、そして、これらの基準となる指標データを取得する工程である。
先ず、図6のST1では、図4に示す過去分国内債券データベース41より過去20年間の日本国内(以下、単に「国内」とする。)の各種債券の利回り指標である過去分国内債券利回り指標データを月次で取得し、過去分国内債券利回り指標抽出データ61(図5参照)として格納する。
先ず、図6のST1では、図4に示す過去分国内債券データベース41より過去20年間の日本国内(以下、単に「国内」とする。)の各種債券の利回り指標である過去分国内債券利回り指標データを月次で取得し、過去分国内債券利回り指標抽出データ61(図5参照)として格納する。
ここで、過去分国内債券データベース41について説明する。過去分国内債券データベース41は、例えば、過去20年分の国内の各種債券の月次の利回り等の運用情報データが格納されている。
つまり、この過去分国内債券データベース41には、国内債券利回り指標データがパーセントで登録されており、例えば、1994年5月が3.0%、2004年11月が0.3%等となっている。この国内債券利回り指標データは、例えば国債、社債、地方債等を総合した指標データ等である。
つまり、この過去分国内債券データベース41には、国内債券利回り指標データがパーセントで登録されており、例えば、1994年5月が3.0%、2004年11月が0.3%等となっている。この国内債券利回り指標データは、例えば国債、社債、地方債等を総合した指標データ等である。
そこで、ST1では、この過去分国内債券データベース41から必要な過去分国内債券利回り指標データを抽出し、図5の国内債券運用情報である例えば、過去分国内債券利回り指標抽出データ61として登録される。
例えば、1994年5月が3.0%、2004年11月が0.3%等と登録される。
この動作は、図3の過去分国内債券利回り指標データ取得プログラム21が動作することで実行される。
例えば、1994年5月が3.0%、2004年11月が0.3%等と登録される。
この動作は、図3の過去分国内債券利回り指標データ取得プログラム21が動作することで実行される。
そして、図6のST2で過去分国内債券利回り指標データの取得が終了した場合は、終了する。
また、同時に図6のST3が実行される。ST3は、過去分外国債券データベース42より過去20年間の外国の各種債券の国別の過去分外国債券利回り指標データを月次で取得し、過去分外国債券利回り指標抽出データ62(図5参照)として格納する。
ここで、過去分外国債券データベース42について説明する。過去外国債券データベース42は、例えば過去20年分の外国の国別の各種債券の月次利回り等の運用情報データが格納されている。例えば、アメリカ合衆国の債券の月次利回りが1994年5月で6.6%、イギリスの債券の月次利回りが2004年11月で4.5%等なっている。
そこで、ST3では、この過去分外国債券データベース42から必要な国の必要な時期における過去分外国債券利回り指標データを抽出し、図5の外国債券運用情報である例えば、過去分外国債券利回り指標抽出データ62として登録される。
例えば、アメリカ合衆国、1994年5月(6.6%)、イギリス、2004年11月(4.5%)等と登録される。
この動作は、図3の過去分外国債券利回り指標データ取得プログラム22が動作することで実行される。
そこで、ST3では、この過去分外国債券データベース42から必要な国の必要な時期における過去分外国債券利回り指標データを抽出し、図5の外国債券運用情報である例えば、過去分外国債券利回り指標抽出データ62として登録される。
例えば、アメリカ合衆国、1994年5月(6.6%)、イギリス、2004年11月(4.5%)等と登録される。
この動作は、図3の過去分外国債券利回り指標データ取得プログラム22が動作することで実行される。
そして、ST4で、過去分外国債券利回り指標データの取得が終了したか否かが判断され、終了した場合は、ST5へ進む。
本実施の形態では、図5の過去分外国債券利回り指標抽出データ62として格納された全ての外国の債券を投資先とするものではなく、このデータの中から投資先として最適な組合せの外国債券群を選択する。この選択を行う工程が、ST5となる。
ST5では、先ず、図5の過去分外国債券利回り指標抽出データ62と、過去分債券最適組合せデータ63(外国債券組合せ情報の一例)に基づいて、外国債券最適組合せ結果及び利回りデータ72(外国債券組合せ運用情報の一例)を作成する。
つまり、外国債券として、どの国の債券を選択するかということと、選択された国の債券に対する投資比率を定める。その動作は、外国債券最適組合せ及び利回りデータ生成プログラム23(外国債券組合せ運用情報生成部の一例)で実行される。
本実施の形態では、図5の過去分外国債券利回り指標抽出データ62として格納された全ての外国の債券を投資先とするものではなく、このデータの中から投資先として最適な組合せの外国債券群を選択する。この選択を行う工程が、ST5となる。
ST5では、先ず、図5の過去分外国債券利回り指標抽出データ62と、過去分債券最適組合せデータ63(外国債券組合せ情報の一例)に基づいて、外国債券最適組合せ結果及び利回りデータ72(外国債券組合せ運用情報の一例)を作成する。
つまり、外国債券として、どの国の債券を選択するかということと、選択された国の債券に対する投資比率を定める。その動作は、外国債券最適組合せ及び利回りデータ生成プログラム23(外国債券組合せ運用情報生成部の一例)で実行される。
図5の過去分債券最適組合せ比率データ63は、具体的には、例えば、世界を3つの領域、例えば南北アメリカのアメリカ州、欧州、そしてアジア・オセアニア州に分け、これら各州に3分の1ずつ投資するデータとなっている。このため、外国債券最適組合せ及び利回りデータ生成プログラム23は、各州に属する国から例えば、利回り実績の高い国を3カ国選択する(選択国の一例)。
具体的には、例えば、アメリカ州では、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコを選択し、欧州では、欧州共同体、イギリス、ポーランドを選択し、アジア・オセアニア州では、中国、オーストラリア、ニュージーランドを選択する。
具体的には、例えば、アメリカ州では、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコを選択し、欧州では、欧州共同体、イギリス、ポーランドを選択し、アジア・オセアニア州では、中国、オーストラリア、ニュージーランドを選択する。
これら選択された国は、すべて同じ比率で投資される分けではなく、過去分債券最適組合せ比率データ63で重み付けがなされる。例えば、利回り実績が高い順に重み付けをしても構わないが、本実施の形態では、各国の過去における為替リスク及びリターン(運用益)等を考慮した最適化モデルを作成し、このモデルに基づいて重み付けを行っている。
上述の例では、図5の過去分債券最適組合せ比率データ63では、例えば、1998年6月における、アメリカ州は、アメリカ合衆国:カナダ:メキシコを、5:3:2とし、欧州は、欧州共同体(ユーロ):イギリス:ポーランドを4:4:2とし、アジア・オセアニア州は、中国:オーストラリア:ニュージーランドを、3:4:3とする。
これで、特定の年月における外国債券の対象国の最適な組合せとその比率が定まることになる。
したがって、外国債券最適組合せ及び利回りデータ生成プログラム23は、この比率にしたがって外国債券の組合せ処理を実行し、その結果を、外国債券最適組合せ結果及び利回りデータ72に格納することになる。
上述の例では、図5の過去分債券最適組合せ比率データ63では、例えば、1998年6月における、アメリカ州は、アメリカ合衆国:カナダ:メキシコを、5:3:2とし、欧州は、欧州共同体(ユーロ):イギリス:ポーランドを4:4:2とし、アジア・オセアニア州は、中国:オーストラリア:ニュージーランドを、3:4:3とする。
これで、特定の年月における外国債券の対象国の最適な組合せとその比率が定まることになる。
したがって、外国債券最適組合せ及び利回りデータ生成プログラム23は、この比率にしたがって外国債券の組合せ処理を実行し、その結果を、外国債券最適組合せ結果及び利回りデータ72に格納することになる。
これで過去の特定の年月における外国債券の組合せが決定する。次に、ST5に示すように、外国債券最適組合せ及び利回りデータ生成プログラム23が動作し、この外国債券最適組合せ結果及び利回りデータ72に格納されている上述の外国債券最適組合せ結果データに基づき、その利回りデータを作成し、外国債券最適組合せ結果及び利回りデータ72に格納する。
すなわち、例えば1998年6月におけるアメリカ合衆国等の利回り実績は、図5の過去分外国債券利回り指標抽出データ62から分かるので、このデータを利用して求める。
このようにして求められた外国債券最適組合せ結果及び利回りデータは、図5の外国債券最適組合せ結果及び利回りデータ72として登録される。
すなわち、例えば1998年6月におけるアメリカ合衆国等の利回り実績は、図5の過去分外国債券利回り指標抽出データ62から分かるので、このデータを利用して求める。
このようにして求められた外国債券最適組合せ結果及び利回りデータは、図5の外国債券最適組合せ結果及び利回りデータ72として登録される。
このようにして図5の過去分国内債券利回り指標抽出データ61、過去分外国債券利回り指標抽出データ62及び外国債券最適組合せ結果及び利回りデータ72には、過去20年間の各月における各データが含まれることになる。
また、ST1及びST3と同時にST6が実行される。ST6は、世界債券総合利回り指標データベース43(図4参照)から過去20年間の月次の世界債券総合利回り指標データを取得し、過去分世界債券総合利回り指標抽出データ64(図5参照)として格納する。
ここで、世界債券総合利回り指標データベース43について説明する。世界債券総合利回り指標データベース43は、例えば、抽出された複数国(先進国等)全体の過去における月次の総合的な債券の利回り指標データで、例えば20年分のデータとなっている。例えば、2002年6月の利回り指標は4.5%となっている。そして、このようなデータが月次で20年分登録されている。
なお、ST6は、図3の世界債券総合利回り指標データ取得プログラム24により実行される。
また、過去分世界債券総合利回り指標抽出データ64は、過去の基準運用情報の一例となっている。
ここで、世界債券総合利回り指標データベース43について説明する。世界債券総合利回り指標データベース43は、例えば、抽出された複数国(先進国等)全体の過去における月次の総合的な債券の利回り指標データで、例えば20年分のデータとなっている。例えば、2002年6月の利回り指標は4.5%となっている。そして、このようなデータが月次で20年分登録されている。
なお、ST6は、図3の世界債券総合利回り指標データ取得プログラム24により実行される。
また、過去分世界債券総合利回り指標抽出データ64は、過去の基準運用情報の一例となっている。
以上の工程で、図6の各種過去分債券データ取得工程が終了し、アロケーションテーブルを作成するための基礎データである、図5の過去分国内債券利回り指標抽出データ61、外国債券最適組合せ結果及び利回りデータ72及び過去分世界債券総合利回り指標抽出データ64が、過去20年の月次データとして取得される。
次に、図7の内外金利差データの作成工程が実行される。つまり、これは、過去20年間に月次で、国内と外国でどの程度の金利差があったか否かのデータであり、アロケーションテーブルを作成するための基礎データの取得工程である。本実施の形態では、金利は政策金利を例に説明する。
先ず、図7のST11では、過去分国内政策金利データベース44(図4参照)から過去20年間の国内の月次の政策金利データを取得し、過去分国内政策金利抽出データ65(図5参照)として格納する。
ここで、過去分国内政策金利データベース44は、例えば、1994年5月(1.8%)、2004年11月(0.1%)等となっており、このようなデータが月次で20年分登録されている。
そこで、ST11の工程は、図3の過去分国内政策金利データ取得プログラム25により実行される。
次に、ST12では、過去分国内政策金利データの取得が終了したか否かが判断される。
先ず、図7のST11では、過去分国内政策金利データベース44(図4参照)から過去20年間の国内の月次の政策金利データを取得し、過去分国内政策金利抽出データ65(図5参照)として格納する。
ここで、過去分国内政策金利データベース44は、例えば、1994年5月(1.8%)、2004年11月(0.1%)等となっており、このようなデータが月次で20年分登録されている。
そこで、ST11の工程は、図3の過去分国内政策金利データ取得プログラム25により実行される。
次に、ST12では、過去分国内政策金利データの取得が終了したか否かが判断される。
また、同時に図7のST13が実行される。ST13は、過去分外国政策金利データベース45(図4参照)より過去20年間の各国別の月次政策金利データを取得し、過去分外国政策金利抽出データ66(図5参照)として格納する。
この過去分外国政策金利データベース45は、例えば過去20年間の各外国の政策金利データが月次で格納されている。例えば、アメリカ合衆国の政策金利は、1994年5月(4.25%)、イギリスの政策金利は2004年11月(4.75%)等と登録されている。
そこで、ST13の工程は、図3の過去分外国政策データ取得プログラム26が動作して実行される。
この過去分外国政策金利データベース45は、例えば過去20年間の各外国の政策金利データが月次で格納されている。例えば、アメリカ合衆国の政策金利は、1994年5月(4.25%)、イギリスの政策金利は2004年11月(4.75%)等と登録されている。
そこで、ST13の工程は、図3の過去分外国政策データ取得プログラム26が動作して実行される。
次に、ST14では、過去の外国政策金利データの取得が終了したか否かが判断され、終了すると、ST15へ進む。
ST15では、ST13で取得した過去分外国政策金利抽出データ66のデータから必要な外国のデータを選択し、図5の外国債券最適組合せ結果及び利回りデータ72に基づいて、過去分外国政策金利組合せデータ67(図4参照)を生成する。
この工程は、図3の過去分外国政策金利組合せ金利データ生成プログラム27により実行される。
ST15では、ST13で取得した過去分外国政策金利抽出データ66のデータから必要な外国のデータを選択し、図5の外国債券最適組合せ結果及び利回りデータ72に基づいて、過去分外国政策金利組合せデータ67(図4参照)を生成する。
この工程は、図3の過去分外国政策金利組合せ金利データ生成プログラム27により実行される。
具体的には、図5の外国債券最適組合せ結果及び利回りデータ72の外国債券最適組合せ結果データを参照する。このデータは、上述の例では、1998年6月の場合、投資比率は、アメリカ州、欧州、アジア・オセアニア州でそれぞれ3分の1となっている。そして、アメリカ州は、アメリカ合衆国:カナダ:メキシコを、5:3:2とし、欧州は、欧州共同体(ユーロ):イギリス:ポーランドを4:4:2とし、アジア・オセアニア州は、中国:オーストラリア:ニュージーランドを、3:4:3となっている。
さらに、図5の過去分外国政策金利抽出データ66から上述の国の1998年6月の政策金利データを抽出し、それぞれの構成比率を掛ける。すなわち、アメリカ合衆国は0.5、カナダは0.3、メキシコは0.2を掛け、これらを足した値を3分の1とする。
同様に、欧州は、欧州共同体(ユーロ)は、0.4、イギリスは0.4、ポーランドは0.2をそれぞれの政策金利データに掛け、これらを足して3分の1とする。
また、アジア・オセアニア州も同様に演算し、これら3つの州の値を足すことで、過去分外国政策金利組合せ金利データ67(図5)が生成され、登録される。
さらに、図5の過去分外国政策金利抽出データ66から上述の国の1998年6月の政策金利データを抽出し、それぞれの構成比率を掛ける。すなわち、アメリカ合衆国は0.5、カナダは0.3、メキシコは0.2を掛け、これらを足した値を3分の1とする。
同様に、欧州は、欧州共同体(ユーロ)は、0.4、イギリスは0.4、ポーランドは0.2をそれぞれの政策金利データに掛け、これらを足して3分の1とする。
また、アジア・オセアニア州も同様に演算し、これら3つの州の値を足すことで、過去分外国政策金利組合せ金利データ67(図5)が生成され、登録される。
このように生成された過去分外国政策金利組合せ金利データ67は、図6のST5で生成された外国債券最適組合せ結果データ(図5参照)と同じ国及び比率となっているため、これと対応する整合性のとれた政策金利データとなっている。
次に、ST16へ進む。ST16では、ST11で生成した図5の過去分国内政策金利抽出データ65とST15で生成した過去分外国政策金利組合せ金利データ67から月次の過去分内外政策金利差データ68(図5参照)を生成する。
このように、ST16で過去分国内債券利回り指標抽出データ61の国内債券と、外国債券最適組合せ結果及び利回りデータ72の外国債券との政策金利データの差が20年分月次で生成されることになる。
ST16は、図3の内外政策金利差データ生成プログラム28(差異情報生成部の一例)により実行される。
この月次の過去分内外政策金利差データ68が、差異情報の一例となっている。
また、この過去の差異情報は、政策金利差情報ともなっている。
このように、ST16で過去分国内債券利回り指標抽出データ61の国内債券と、外国債券最適組合せ結果及び利回りデータ72の外国債券との政策金利データの差が20年分月次で生成されることになる。
ST16は、図3の内外政策金利差データ生成プログラム28(差異情報生成部の一例)により実行される。
この月次の過去分内外政策金利差データ68が、差異情報の一例となっている。
また、この過去の差異情報は、政策金利差情報ともなっている。
以上の工程で、図7の内外金利差データの作成工程が終了し、アロケーションテーブルを作成するための基礎データである、図5の月次の過去分内外政策金利差データ68が、過去20年間の月次データとして取得される。
上述の図6の各種過去分債券データ取得工程と図7の内外金利差データの作成工程によって、アロケーションテーブルを作成するための基礎データである、図5の過去分国内債券利回り指標抽出データ61、外国債券最適組合せ結果及び利回りデータ72、過去分世界債券総合利回り指標抽出データ64及び月次の過去分内外政策金利差データ68が、過去20年の月次データとして取得される。
これらの基礎データに基づき、図8のアロケーションテーブルの作成工程が実行される。
これらの基礎データに基づき、図8のアロケーションテーブルの作成工程が実行される。
先ず、図8のST21で、過去分国内債券利回り指標データ61、外国債券最適組合せ結果及び利回りデータ72を組み合わせる。
つまり、同年同月における過去分の国内債券の利回り(図5の過去分国内債券利回り指標抽出データ61)と図5の外国債券最適組合せ結果及び利回り72の外国債券(以下、「最適外国組合せ債券」ともいう)の利回りを組み合わせた利回りを求める。
そして、この組み合わせを行う際、組み合わせた利回りが、図5の過去分世界債券総合利回り指標抽出データ64を上回るように国内債券と最適外国組合せ債券の組み合わせ比率を演算する。
この段階では、同年同月において、過去分世界債券総合利回り指標抽出データ64を上回る国内債券と最適外国組合せ債券の組合せ比率は、多数存在することになる。
そこで、ST21に示すように、このような多数の組合せのうち、国内債券(過去分国内債券利回り指標データ61)の組み入れ比率が最大となる組合せ比率を選択し、これを過去分国内債券及び外国債券組合せ比率データ69(図5参照)として登録する。
例えば、1994年6月の過去分世界債券総合利回り指標抽出データ64が7.5%の場合、これを上回る利回りの組合せは、複数あるが、その中で、国内債券の組み入れ比率が最も高いのが、25%の場合は、国内債券(25%)、外国債券(最適組合せ)(75%)を過去分国内債券及び外国債券組合せ比率データ69とする。
つまり、同年同月における過去分の国内債券の利回り(図5の過去分国内債券利回り指標抽出データ61)と図5の外国債券最適組合せ結果及び利回り72の外国債券(以下、「最適外国組合せ債券」ともいう)の利回りを組み合わせた利回りを求める。
そして、この組み合わせを行う際、組み合わせた利回りが、図5の過去分世界債券総合利回り指標抽出データ64を上回るように国内債券と最適外国組合せ債券の組み合わせ比率を演算する。
この段階では、同年同月において、過去分世界債券総合利回り指標抽出データ64を上回る国内債券と最適外国組合せ債券の組合せ比率は、多数存在することになる。
そこで、ST21に示すように、このような多数の組合せのうち、国内債券(過去分国内債券利回り指標データ61)の組み入れ比率が最大となる組合せ比率を選択し、これを過去分国内債券及び外国債券組合せ比率データ69(図5参照)として登録する。
例えば、1994年6月の過去分世界債券総合利回り指標抽出データ64が7.5%の場合、これを上回る利回りの組合せは、複数あるが、その中で、国内債券の組み入れ比率が最も高いのが、25%の場合は、国内債券(25%)、外国債券(最適組合せ)(75%)を過去分国内債券及び外国債券組合せ比率データ69とする。
このように、国内債券(過去分国内債券利回り指標データ61)の組み入れ比率を最大とすることで、運用目標を達成しつつ、為替リスクを低減でき、これによってより投資効率の高い組合せとなっている。
なお、この過去分国内債券及び外国債券組合せ比率データ69は、内外債券組合せ運用情報の一例である。
また、ST21は、図3の過去分国内債券及び外国債券組合せ比率データ生成プログラム29(内外債券組合せ運用情報生成部の一例)により実行される。
なお、この過去分国内債券及び外国債券組合せ比率データ69は、内外債券組合せ運用情報の一例である。
また、ST21は、図3の過去分国内債券及び外国債券組合せ比率データ生成プログラム29(内外債券組合せ運用情報生成部の一例)により実行される。
このように、ST21では、過去20年間分の月次における、過去分世界債券総合利回り指標抽出データ64を上回る国内債券(過去分国内債券利回り指標データ61)と外国債券(最適組合せ)との組合せ比率で、且つ国内債券を最大限組み入れることにより為替リスクを抑え、投資効率を高めた組合せのデータを生成している。
しかし、これは、その月々における国内債券(過去分国内債券利回り指標データ61)と外国債券(最適組合せ)の利回りの差の情報がないため市場の変化に応じて参照するデータにはなっていない。そこで、図8のST22へ進む。
しかし、これは、その月々における国内債券(過去分国内債券利回り指標データ61)と外国債券(最適組合せ)の利回りの差の情報がないため市場の変化に応じて参照するデータにはなっていない。そこで、図8のST22へ進む。
ST22では、先ず、ST21で生成した図5の過去分国内債券及び外国債券組合せ比率データ69と、月次の過去分内外政策金利差データ68を関連付けることになる。
図9は、過去分国内債券及び外国債券組合せ比率データ69と、月次の過去分内外政策金利差データ68を関連付けた状態を示す概略図である。
図9のうち、国内債券組合せ比率及び外国債券組合せ比率等が、過去分国内債券及び外国債券組合せ比率データ69であるが、これに、同図の内外政策金利差(月次の過去分内外政策金利差データ68)が関連付けられている。
この関連付けは、双方のデータが有する年月のデータで関連付けることができる。
図9は、過去分国内債券及び外国債券組合せ比率データ69と、月次の過去分内外政策金利差データ68を関連付けた状態を示す概略図である。
図9のうち、国内債券組合せ比率及び外国債券組合せ比率等が、過去分国内債券及び外国債券組合せ比率データ69であるが、これに、同図の内外政策金利差(月次の過去分内外政策金利差データ68)が関連付けられている。
この関連付けは、双方のデータが有する年月のデータで関連付けることができる。
次に、ST22では、月次の過去分内外政策金利差データ68(内外政策金利差)に基づいて、過去分国内債券及び外国債券組合せ比率データ69を分類し、内外政策金利差別分類データ70(図5参照)(差異分類内外債券組合せ運用情報の一例)を作成する。
具体的には、図3の内外政策金利差別分類データ生成プログラム30(組合せ運用情報生成部の一例)が動作し、図9の月次の過去分内外政策金利差データ68(内外政策金利差)が同じ、過去分国内債券及び外国債券組合せ比率データを、内外政策金利差別分類データ70とする。
すなわち、図9の例では、1991年11月と1992年3月の内外政策金利差が同じ4%なので、これらを同じ集合に分類することになる。
具体的には、図3の内外政策金利差別分類データ生成プログラム30(組合せ運用情報生成部の一例)が動作し、図9の月次の過去分内外政策金利差データ68(内外政策金利差)が同じ、過去分国内債券及び外国債券組合せ比率データを、内外政策金利差別分類データ70とする。
すなわち、図9の例では、1991年11月と1992年3月の内外政策金利差が同じ4%なので、これらを同じ集合に分類することになる。
図10は、内外政策金利差別分類データ70である内外金利差と国内債券最大組み入れ比率を示す概略図である。
図10に示すように、同じ内外金利差でも国内債券最大組み入れ比率が異なる多数の過去分国内債券及び外国債券組合せ比率データ69が存在することになる。
この図9等が、差異付き内外債券組合せ運用情報の一例となっている。
図10に示すように、同じ内外金利差でも国内債券最大組み入れ比率が異なる多数の過去分国内債券及び外国債券組合せ比率データ69が存在することになる。
この図9等が、差異付き内外債券組合せ運用情報の一例となっている。
図10のような内外政策金利差別分類データ70が生成されても、同じ内外金利差に複数種類の国内債券と外国債券(最適組合せ)の組合せ比率が存在することになり、一義的に組合せ比率を定めることができない。
そこで、ST23に進む。ST23では、内外政策金利差別分類データに基づき、リスク、リターン(運用益)等の投資効率の観点から過去の例を分析してモデルを用いて、図5の内外金利差別債券投資比率データ(アロケーションテーブル)71(差異分類内外債券組合せ運用情報の一例)を生成する。
図11は、アロケーションテーブルを示す概略図である。図11に示すように、同じ内外金利差の場合、図10と異なり、国内債券と外国債券(最適組合せ)の組合せ比率が一義的に定まるように構成されている。
この決定は、本実施の形態では、上述のモデルを使用したが、それに限らず、図10のプロットされている比率のうち、外国債券(最適組合せ)の比率が最も高い比率等としても構わない。
また、ST23は、図3の内外金利差別債券投資比率判断プログラム31によって実行される。この内外金利差別債券投資比率判断プログラム31が組合せ運用情報特定部の一例となっている。
このように内外金利差別債券投資比率判断プログラム31で、より投資効率の良い投資比率を選択することができるので、投資効率をさらに高めことができる。
そこで、ST23に進む。ST23では、内外政策金利差別分類データに基づき、リスク、リターン(運用益)等の投資効率の観点から過去の例を分析してモデルを用いて、図5の内外金利差別債券投資比率データ(アロケーションテーブル)71(差異分類内外債券組合せ運用情報の一例)を生成する。
図11は、アロケーションテーブルを示す概略図である。図11に示すように、同じ内外金利差の場合、図10と異なり、国内債券と外国債券(最適組合せ)の組合せ比率が一義的に定まるように構成されている。
この決定は、本実施の形態では、上述のモデルを使用したが、それに限らず、図10のプロットされている比率のうち、外国債券(最適組合せ)の比率が最も高い比率等としても構わない。
また、ST23は、図3の内外金利差別債券投資比率判断プログラム31によって実行される。この内外金利差別債券投資比率判断プログラム31が組合せ運用情報特定部の一例となっている。
このように内外金利差別債券投資比率判断プログラム31で、より投資効率の良い投資比率を選択することができるので、投資効率をさらに高めことができる。
このように、本実施の形態の自動資産配分装置1は、図11に示すようなアロケーションテーブル(内外金利差別債券投資比率データ71)を有しているので、国内債券と外国債券とに分散投資する投資信託の運用に際し、例えば国内債券と最適外国組合せ債券の各ポートフォリオの金利差或いは構成国の政策金利差の情報により、一義的に最適な組合せ比率が決まり、固定投資比率による将来的な不安定要素を除去でき、利回り等の運用目標を達成したうえで、投資効率をより高めた運用が可能となる。
このように、本実施の形態では、前記政策金利差を用いているが、本発明には、この政策金利差に限らず、ポートフォリオ間の金利差や市場指標の金利差(例えば、10年指標金利等)等を適用することもできる。
また、本実施の形態では、過去20年間のデータを使用しているが、長期間のデータであればこの限りでない。
このように、本実施の形態では、前記政策金利差を用いているが、本発明には、この政策金利差に限らず、ポートフォリオ間の金利差や市場指標の金利差(例えば、10年指標金利等)等を適用することもできる。
また、本実施の形態では、過去20年間のデータを使用しているが、長期間のデータであればこの限りでない。
また、本実施の形態では、適切なタイミングで外国債券と国内債券の組み合わせを個人投資家が自ら判断して変更する必要がなく、しかも想定した運用目標をより低リスクで達成することができる構成となっている。
その際、従来と異なり、個人投資家にとって専門知識が求められることがなく、加えて、データ・情報収集及び分析といった手間やコストを排除できるというメリットが考えられる。
また、本実施の形態では、従来のような固定比率による組み合わせの場合と異なり、想定した運用目標を容易に達成することができ、その際、より低リスクで運用目標を達成することができる構成となっている。
その際、従来と異なり、個人投資家にとって専門知識が求められることがなく、加えて、データ・情報収集及び分析といった手間やコストを排除できるというメリットが考えられる。
また、本実施の形態では、従来のような固定比率による組み合わせの場合と異なり、想定した運用目標を容易に達成することができ、その際、より低リスクで運用目標を達成することができる構成となっている。
このように、本実施の形態では、将来の市場変化等があっても、その変化等に対応して自動的に運用商品(外国債券と国内債券)の組み合わせを変更し、より低リスクで運用目標を達成することができる資産運用装置1となっている。
なお、本発明は、上述の各実施の形態に限定されない。
本実施の形態では、図5の過去分国内債券利回り指標抽出データ61及び過去分外国債券利回り指標抽出データ62等を、月次のデータとして取得していたが、本発明では、これに限らず、日次等のデータでも構わない。
また、この過去分国内債券利回り指標抽出データ61等が、最新の月次データ等を取得する構成としてもよい。
この場合は、常に最新のデータに基づくアロケーションテーブル(内外金利差別債券投資比率データ)71を、利用して最適な組み合わせ比率を求めることができる。
本実施の形態では、図5の過去分国内債券利回り指標抽出データ61及び過去分外国債券利回り指標抽出データ62等を、月次のデータとして取得していたが、本発明では、これに限らず、日次等のデータでも構わない。
また、この過去分国内債券利回り指標抽出データ61等が、最新の月次データ等を取得する構成としてもよい。
この場合は、常に最新のデータに基づくアロケーションテーブル(内外金利差別債券投資比率データ)71を、利用して最適な組み合わせ比率を求めることができる。
1・・・自動資産配分装置、20・・・各種プログラム格納部、21・・・過去分国内債券利回り指標データ取得プログラム、22・・・運営管理機関用サーバ、21・・・加入者データ格納部、22・・・過去分外国債券利回り指標データ取得プログラム、23・・・外国債券最適組合せ及び利回りデータ生成プログラム、24・・・世界債券総合利回り指標データ取得プログラム、25・・・過去分国内政策金利データ取得プログラム、26・・・過去分外国政策データ取得プログラム、27・・・過去分外国政策金利組合せ金利データ生成プログラム、28・・・内外政策金利差データ生成プログラム、29・・・過去分国内債券及び外国債券組合せ比率データ生成プログラム、30・・・内外政策金利差別分類データ生成プログラム、31・・・内外金利差別債券投資比率判断プログラム、40・・・各種データベース格納部、41・・・過去分国内債券データベース、42・・・過去分外国債券データベース、43・・・世界債券総合利回り指標データベース、44・・・過去分国内政策金利データベース、45・・・過去分外国政策金利データベース、60・・・各種データ格納部、61・・・過去分国内債券利回り指標データ、62・・・過去分外国債券利回り指標抽出データ、63・・・過去分債券最適組合せ比率データ、64・・・過去分世界債券総合利回り指標抽出データ、65・・・過去分国内政策金利抽出データ、66・・・過去分外国政策金利抽出データ、67・・・過去分外国政策金利組合せデータ、68・・・月次の過去分内外政策金利差データ、69・・・過去分国内債券及び外国債券組合せ比率データ、70・・・内外政策金利差別分類データ、71・・・内外金利差別債券投資比率データ(アロケーションテーブル)、72・・・外国債券最適組合せ結果及び利回りデータ
Claims (4)
- 少なくとも、投資対象である複数の外国債券の過去の運用情報である外国債券運用情報と、外国債券組合せ情報に基づき、外国債券の組み合わせ運用情報である外国債券組合せ運用情報を生成する外国債券組合せ運用情報生成部と、
前記外国債券組合せ運用情報と、投資対象である国内債券の過去の運用情報である国内債券運用情報と、この国内債券運用情報と前記外国債券組合せ運用情報の基準となる過去の基準運用情報に基づいて、前記国内債券運用情報と前記外国債券組合せ運用情報との組合せ情報である内外債券組合せ運用情報を生成する内外債券組合せ運用情報生成部と、
前記外国債券組合せ運用情報の外国債券と前記国内債券との金利差若しくは利回り差等の差異情報を生成する差異情報生成部と、
前記内外債券組合せ運用情報に、前記差異情報を関連付け、差異付き内外債券組合せ運用情報とすると共に、前記差異付き内外債券組合せ運用情報を前記差異情報毎に分類する差異分類内外債券組合せ運用情報を生成する組合せ運用情報生成部と、
前記差異分類内外債券組合せ運用情報から特定の前記差異分類内外債券組合せ運用情報を選択する組合せ運用情報特定部と、を有することを特徴とする資産運用装置。 - 前記内外債券組合せ運用情報は、その運用情報が、前記基準運用情報を上回ると共に、前記国内債券の比率が前記外国債券に比べ最も高い情報となっており、前記組合せ運用情報特定部によって投資比率が特定されることを特徴とする請求項1に記載の資産運用装置。
- 前記外国債券運用情報は、前記複数の外国債券の過去の運用情報から選択された選択国に関する情報であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の資産運用装置。
- 前記差異情報は、金利差情報であり、前記差異情報生成部は、前記外国債券組合せ及び運用情報の外国債券の金利情報と前記国内債券の金利情報に基づいて金利差情報を生成し、
前記外国債券組合せ及び運用情報の外国債券の金利情報は、前記外国債券組合せ情報に基づいて生成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の資産運用装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008050045A JP2009205636A (ja) | 2008-02-29 | 2008-02-29 | 資産運用装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008050045A JP2009205636A (ja) | 2008-02-29 | 2008-02-29 | 資産運用装置 |
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JP2019091508A (ja) * | 2017-06-30 | 2019-06-13 | ライジングブル投資顧問株式会社 | アドバイスデータ生成システム |
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2008
- 2008-02-29 JP JP2008050045A patent/JP2009205636A/ja active Pending
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