JP2009205568A - クラスタシステム及びその動作方法 - Google Patents

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正明 岡野
Yohei Konishi
陽平 小西
Norio Nishioka
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Abstract

【課題】アクティブ−アクティブ構成のクラスタシステムにおいて、ソート用ファイルによる外部記憶装置の利用効率の低下を抑止する。
【解決手段】データ記憶装置150には、DBMS120のデータ用ファイル151が記憶されていて、データ用ファイル151がデータ記憶装置250にコピーされ、データ記憶装置260には、DBMS230のデータ用ファイル261が記憶されていて、データ用ファイル261がデータ記憶装置160にコピーされる。データ記憶装置170には、DBMS120のソート用ファイル171と、ソート用ファイル171より小容量のDBMS130のソート用ファイル172とが記憶されている。データ記憶装置270には、DBMS230のソート用ファイル271と、ソート用ファイル271より小容量のDBMS220のソート用ファイル272とが記憶されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のサーバマシンを連携させて、一つのシステムとして動作させるクラスタシステムに関し、特に「アクティブ−アクティブ」構成のクラスタシステムに関する。
複数のサーバマシンを連携させて、一つのシステムとして動作させるクラスタシステムが知られている。例えば、このクラスタシステムでは、一台のサーバマシンが業務処理を行うアクティブ状態とし、他の一台以上のサーバマシンが業務処理を行わずに待機するスタンバイ状態とする「アクティブ−スタンバイ」構成と、スタンバイ状態のサーバマシンを置かず、いずれのサーバマシンも業務処理を行う「アクティブ−アクティブ」構成とが知られている。
従来の「アクティブ−アクティブ」構成では、複数台のサーバマシンが、いずれも共通のデータベースを利用していた。
これに対して、「アクティブ−アクティブ」構成のクラスタシステムにおいて、各サーバマシンがそれぞれ異なるデータベースを用いる場合を考える。このクラスタシステムでは、いずれか一つのサーバマシンで障害が発生すると、他のサーバマシンがフェイルオーバーして、その障害発生したサーバマシンの肩代わりをする。従って、各サーバマシンは、自らに搭載されたデータベースが管理するデータとともに、他のサーバマシンに搭載されたデータベースが管理するデータも、併せて保持している必要がある。つまり、複数のサーバマシンのデータは、常に同期させておく必要がある。
ここで、データベースには、データ用ファイルとソート用ファイルとが存在する。
データ用ファイルとは、データベースが扱う実データが記憶されたファイルである。
ソート用ファイルとは、データベースが行うソート処理において使用されるファイルである。一般に、データベースでソート処理が行われる場合、まずは主記憶装置を利用して処理を行う。しかしながら、主記憶装置では容量が不足する場合に利用されるのが、外部記憶装置に設けられたソート用ファイルである。つまり、データベースがソート処理を行っていないときは、ソート用ファイルの領域は使用されないが、ソート用ファイルの領域は、データ記憶装置上に常に確保しておく必要がある。ソート用ファイルのサイズは、データベースの規模によって差はあるが、例えば5GB程度必要とされることもある。
そのため、一つのサーバマシンに、他のサーバマシンのための5GBのソート用ファイルを確保しておくことは、外部記憶装置の利用効率を低下させることになる。また、ソート用ファイルのサイズが大きいと、サーバ間でデータを同期させる処理の負荷も大きい。
そこで、本発明の目的は、「アクティブ−アクティブ」構成のクラスタシステムにおいて、ソート用ファイルによる外部記憶装置の利用効率の低下を抑止することである。
本発明の別の目的は、「アクティブ−アクティブ」構成のクラスタシステムにおいて、ソート用ファイルの同期負荷を軽減することである。
本発明の一つの実施態様に従うクラスタシステムは、第1のサーバと第2のサーバとを有するクラスタシステムであって、前記第1のサーバは、第1のクラスタ処理部と、第1のDBMSと、前記第2のサーバと同期される第1及び第2の記憶部と、前記第2のサーバと同期されない第3の記憶部と、を備え、前記第2のサーバは、第2のクラスタ処理部と、第2のDBMSと、前記第1のサーバと同期される第4及び第5の記憶部と、前記第1のサーバと同期されない第6の記憶部と、を備え、前記第1記憶部には、前記第1のDBMSの第1のデータ用ファイルが記憶されていて、前記第1及び第2のクラスタ処理部によって前記第1のデータ用ファイルが前記第4記憶領域にコピーされ、前記第5記憶領域には、前記第2のDBMSの第2のデータ用ファイルが記憶されていて、前記第1及び第2のクラスタ処理部によって前記第2のデータ用ファイルが前記第2記憶領域にコピーされ、前記第3の記憶領域には、前記第1のDBMSのための第1のソート用ファイルと、前記第2のDBMSのための第2のソート用ファイルであって、前記第1のソート用ファイルよりも容量が小さい第2のソート用ファイルとが記憶されていて、前記第6の記憶領域には、前記第2のDBMSのための第3のソート用ファイルと、前記第1のDBMSのための第4のソート用ファイルであって、前記第3のソート用ファイルよりも容量が小さい第4のソート用ファイルとが記憶されている。
好適な実施形態では、前記第1のサーバで障害が発生すると、前記第2のクラスタ処理部が前記第2のサーバにおいて前記第1のDBMSを起動させ、前記第2のサーバで起動された第1のDBMSは、前記第4のソートファイルを用いて、前記第4の記憶領域の第1のデータ用ファイルを用いて、トランザクション回復処理を実行するようにしてもよい。
好適な実施形態では、前記第3の記憶領域に格納されている、前記第2のDBMSのための第2のソート用ファイルは、前記第2のDBMSが生成したソート用ファイルであり、前記第6の記憶領域に格納されている、前記第1のDBMSのための第4のソート用ファイルは、前記第1のDBMSが生成したソート用ファイルであってもよい。
以下、本発明の一実施形態に係るクラスタシステムについて、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るクラスタシステム1の構成図である。
本システム1は、同図に示すように、データベースサーバ10とデータベースサーバ20とを備える。2台のデータベースサーバ10,20は、例えば同一のハードウェア構成を有するサーバマシンであって、2台で一つのクラスタシステムを構成する。本実施形態では、2台のサーバマシンでクラスタシステムを構成する場合を例に説明するが、3台以上のサーバマシンでクラスタシステムを構成してもよい。
各データベースサーバ10,20は、いずれも例えば汎用的なコンピュータシステムにより構成され、以下に説明する各データベースサーバ10,20内の個々の構成要素または機能は、例えば、コンピュータプログラムを実行することにより実現される。
データベースサーバ10は、クラスタ処理部110と、DBMS120と、データ記憶装置150,160,170を有する。
データベースサーバ20は、クラスタ処理部210と、DBMS230と、データ記憶装置250,260,270を有する。
クラスタ処理部110及びクラスタ処理部210は、データベースサーバ10及び20をクラスタシステムとして動作させるための処理を行う。例えば、クラスタ処理部110及びクラスタ処理部210は、データ記憶装置の同期領域にお互いが保持するデータを同期させるために、データのコピー処理などを行う。
DBMS120は、データベースサーバ10の所定の業務処理部(図示しない)からの指示に従って、データ記憶装置150に記憶されているデータ用ファイル151の読み出し、及び書き込み(更新)を行う。
また、データベースサーバ10には、DBMS120とは異なるDBMS130を起動させることができる。DBMS130が起動されたときには、DBMS130も、データベースサーバ10の所定の業務処理部(図示しない)からの指示に従って、データ記憶装置160に記憶されているデータ用ファイル161の読み出し、及び書き込み(更新)を行う。
DBMS130は、データベースサーバ20が正常動作しているときには起動されていない。データベースサーバ20で何らかの障害が発生し、データベースサーバ10へのフェイルオーバーが必要なったときに、DBMS130が起動される。つまり、データベースサーバ10は、通常運用時に、自らに割り当てられた処理を実行するアクティブ状態であるとともに、データベースサーバ20のバックアップマシンの役割も果たす。
なお、本実施形態において説明するDBMSには、例えばオラクルデータベース(登録商標)を使用することができる。
DBMS230は、データベースサーバ20の所定の業務処理部(図示しない)からの指示に従って、データ記憶装置260に記憶されているデータ用ファイル261の読み出し、及び書き込み(更新)を行う。
また、データベースサーバ20には、DBMS230とは異なるDBMS220を起動させることができる。DBMS220が起動されたときには、DBMS220は、データベースサーバ20の所定の業務処理部(図示しない)からの指示に従って、データ記憶装置250に記憶されているデータ用ファイル251の読み出し、及び書き込み(更新)を行う。
DBMS220は、データベースサーバ10が正常動作しているときには起動されていない。データベースサーバ10で何らかの障害が発生し、データベースサーバ20へのフェイルオーバーが必要なったときに、DBMS220が起動される。つまり、データベースサーバ20も、通常運用時に、自らに割り当てられた処理を実行するアクティブ状態であるとともに、データベースサーバ10のバックアップマシンの役割も果たす。
ここで、DBMS220は、DBMS120と同一のデータを扱うDBMS(第1のDBMS)である。従って、DBMS220が扱うデータ用ファイル251は、DBMS120が扱うデータ用ファイル151をコピーすることによって生成されたものである。また、同様に、DBMS130は、DBMS230のバックアップであり、DBMS130が扱うデータ用ファイル161は、DBMS230と同一のデータを扱うDBMS(第2のDBMS)である。従って、DBMS130が扱うデータ用ファイル161は、DBMS230が扱うデータ用ファイル261をコピーすることによって生成されたものである。これによって、高い可用性が実現される。
データ記憶装置150は、DBMS120が使用するデータ用ファイル151を記憶する。また、データ記憶装置150は、データベースサーバ20のデータ記憶装置250と常に同期される同期領域である。従って、データ記憶装置150に記憶されたデータ用ファイル151は、クラスタ処理部110及び210によってデータ記憶装置250へコピーされ、データ記憶装置150及び250の記憶内容が同期される。
データ記憶装置160は、DBMS130が使用するデータ用ファイル161を記憶する。また、データ記憶装置160は、データベースサーバ20のデータ記憶装置260と常に同期される同期領域である。従って、データ記憶装置160のデータ用ファイル161は、クラスタ処理部110及び210によって、データ記憶装置260からコピーされたデータ用ファイル261である。通常運用時には、データ記憶装置160はアンマウント状態である。そして、データ記憶装置160は、データベースサーバ10からデータベースサーバ20にフェイルオーバーする際にマウントされる。
データ記憶装置170は、DBMS120が使用するソート用ファイル171及びDBMS130が使用するソート用ファイル172を記憶する。
本実施形態では、通常運用時に常駐しているDBMS120が使用するソート用ファイル171は大容量であり、通常運用時には存在しないDBMS130が使用するソート用ファイル172はソート用ファイル171より小容量でよい。
データ記憶装置170はローカル領域であって、データベースサーバ20のいずれのデータ記憶装置とも同期しない。従って、データ記憶装置170内の記憶内容は、データベースサーバ20から独立していて、データベースサーバ20などに影響を与えない。
データ記憶装置250は、DBMS220が使用するデータ用ファイル251を記憶する。上述のように、データ記憶装置250は、データベースサーバ10のデータ記憶装置150と常に同期される同期領域である。従って、データ記憶装置250のデータ用ファイル251は、データ記憶装置150からコピーされたデータ用ファイル151である。通常運用時には、データ記憶装置250はアンマウント状態である。そして、データ記憶装置250は、データベースサーバ20からデータベースサーバ10にフェイルオーバーする際にマウントされる。
データ記憶装置260は、DBMS230が使用するデータ用ファイルを記憶する。上述のように、データ記憶装置260は、データベースサーバ10のデータ記憶装置160と常に同期される同期領域である。従って、データ記憶装置260に記憶されたデータ用ファイル261は、クラスタ処理部110及び210によってデータ記憶装置160へコピーされ、データ記憶装置160及び260の記憶内容が同期される。
データ記憶装置270は、DBMS230が使用するソート用ファイル271及びDBMS220が使用するソート用ファイル272を記憶する。ここで、通常運用時に常駐しているDBMS230が使用するソート用ファイル271は大容量であり、通常運用時には存在しないDBMS220が使用するソート用ファイル272はソート用ファイル271より小容量でよい。
データ記憶装置270はローカル領域であって、データベースサーバ10のいずれの記憶装置とも同期しない。従って、データ記憶装置270内の記憶内容は、データベースサーバ10から独立していて、データベースサーバ10などに影響を与えない。
ここで、ソート用ファイル171及び272は、何れもDBMS120(220)用であるから、ファイル名は互いに同一でなければならない。従って、ソート用ファイル171及び272を、データベースサーバ10及びデータベースサーバ20の同期領域に配置すると、ソート用ファイル171及び272の同一のファイル名及び同一のファイルサイズにしなければならない。
そこで、本実施形態では、データ記憶装置170及び270をローカル領域として、互いにファイルサイズが異なるソート用ファイル171及び272を、データ記憶装置170及び270に格納している。これにより、ソート用ファイル171及び272の同期処理が不要になる。さらに、ソート用ファイル272は、通常運用時には使用されないので、そのファイルサイズを小さくすることで、データ記憶装置270の容量を節約できる。
また、ソート用ファイル172及び271は、何れもDBMS130(230)用であり、上記と同様の問題がある。従って、ソート用ファイル172及び271も、ローカル領域であるデータ記憶装置170及び270に、互いにファイルサイズが異なるソート用ファイル172及び271を格納している。これにより、ソート用ファイル172及び271の同期処理が不要になるとともに、ソート用ファイル271は、通常運用時には使用されないので、そのファイルサイズを小さくすることで、データ記憶装置170の容量を節約できる。
上記構成を備えるクラスタシステムでは、通常運用時は以下のように動作する。すなわち、データベースサーバ10においては、DBMS120がデータ記憶装置150のデータ用ファイル151の読み出し及び更新を行う。また、DBMS120は、ソート処理を行う際に必要となったときは、ソート用ファイル171を用いてソート処理を行う。また、DBMS120の処理と並行して、クラスタ処理部110は、データ記憶装置150のデータ用ファイル151をデータベースサーバ20へ送る。また、クラスタ処理部110は、データベースサーバ20から送られてきたデータ用ファイル261をデータ記憶装置160に格納する。
データベースサーバ20においては、DBMS230がデータ記憶装置260のデーファイル261の読み出し及び更新を行う。また、DBMS230は、ソート処理を行う際に必要となったときは、ソート用ファイル272を用いてソート処理を行う。また、DBMS230の処理と並行して、クラスタ処理部210は、データ記憶装置260のデータ用ファイル261をデータベースサーバ10へ送る。また、クラスタ処理部210は、データベースサーバ10から送られてきたデータ用ファイル151をデータ記憶装置250に格納する。
次に、フェイルオーバー時の処理手順について、図2のフローチャートを参照して説明する。同図のフローチャートは、データベースサーバ10がダウンして、データベースサーバ20へフェイルオーバーする場合の処理手順を示す。データベースサーバ20がダウンして、データベースサーバ10へフェイルオーバーする場合の処理も同様である。
まず、データベースサーバ10が、何らかの障害によってダウンする(S10)。
データベースサーバ20では、クラスタ処理部210がデータベースサーバ10のダウンを検出する(S12)。
クラスタ処理部210は、データベースサーバ10のダウンを検出すると、アンマウント状態であるデータ記憶部250をマウントする(S14)。
そして、クラスタ処理部210は、DBMS220を起動する(S16)。
DBMS220は、ソート用ファイル272を用いて、データ記憶装置250のデータ用ファイル251のトランザクション回復処理を実行する(S18)。ここで、トランザクション回復処理とは、例えば、途中で中断してしまったトランザクションのロールバック処理である。
これにより、一方のデータベースサーバがダウンしても、フェイルオーバーにより他方のデータベースサーバがダウンしたサーバで行われていた業務に係るデータを復旧させることができる。そして、本実施形態では、フェイルオーバーによりトランザクションの回復処理のみを行うので、ソート用ファイル272は小容量で足りる。
次に、上述したクラスタシステム構成を生成する手順について説明する。
図3は、クラスタシステムのデータベース環境を生成する際の構成を示す。
データベースサーバ10、20を、クラスタシステムを構成するためのペアとしたとき、同図に示すように、複数のペアがネットワーク9を介して共有サーバ5と接続されている。共有サーバ5には、各データベースサーバ10、20,10,20,・・・がアクセス可能な共有領域を有する記憶装置50を有する。各データベースサーバ10、20,10,20,・・・は、データベース設定ツール41と、データベース設定情報42とを有する。
各データベースサーバ10、20,10,20,・・・上のデータベース設定ツール41は、データベース設定情報42を参照して、自サーバ内のデータベースを構築する。
データベース設定情報42は、各サーバで生成するソート用ファイル名及びペアとなるサーバが作成するソート用ファイルのファイル名などが記憶されている。例えば、データベース設定情報42には、データベースサーバごとにユニークになるように、大容量ソート用ファイル(171,172)と小容量ソート用ファイル(172,272)のファイル名が定められている。
ここで、各データベースサーバにおいて、通常運用時に動作するデータベースを「主データベース」、通常運用時には動作せず、フェイルオーバーしたときに動作するデータベースを「副データベース」とする。従って、「主データベース」に係るDBMS、データ記憶領域、データ用ファイルを、それぞれ「主DBMS」、「主データ記憶領域」、「主データ用ファイル」と呼ぶ。また、各データベースサーバにおいて、主データベースのソート用ファイルが「大容量ソート用ファイル」であり、副データベースのソート用ファイルが「小容量ソート用ファイル」である。
図4及び図5は、データベース設定ツール41が行うデータベース構築処理の手順を示すフローチャートを示す。図6〜図8は、データベース構築処理によってファイルが生成される過程を示す図である。以下、これらの図を参照して説明する。
まず、各データベースサーバ500では、主DBMS510が起動していて、副DBMS520が停止している(図6A)。なお、図6〜図8では、停止しているDBMSは、グレーで表示している。
そして、データベース設定ツール41は、主DBMS510に対して、主データ記憶領域530に、主データ用ファイル531のcreate及びデフォルト設定を実行させて、主データ用ファイル531を生成させる(S20、図6B)。
次に、データベース設定ツール41は、主DBMS510に対して、ローカル領域540に、大容量のソート用ファイル541のcreate及びデフォルト設定を実行させて、大容量ソート用ファイル541を生成させる(S22、図6C)。このときの大容量ソート用ファイル541のファイル名は、データベース設定情報42に従って決定される。
大容量ソート用ファイル541の生成後、データベース設定ツール41は、主DBMS510に対して、ローカル領域540に、ダミーファイル542のcreate及びデフォルト設定を実行させて、ダミーファイル542を生成させる(S24、図6D)。
ダミーファイル542の生成後、データベース設定ツール41は、主DBMSに対して、ステップS22で生成した大容量ソート用ファイル541をdropさせる(S26、図7A)。これにより、主DBMS510においては、大容量ソート用ファイル541が存在しなくなる。ところが、大容量ソート用ファイル541の実ファイル(OSが管理するプレーンファイル)は依然としてローカル領域540に存在する。そこで、データベース設定ツール41は、OSのコマンドを利用して大容量ソート用ファイル541の実ファイルのファイル名をテンポラリのファイル名にリネームする(S28)。
次に、データベース設定ツール41は、主DBMS510に対して、ローカル領域540に、主DBMSが使用する小容量ソート用ファイル543a,543bのcreate及びデフォルト設定を実行させて、小容量ソート用ファイル543a,543bを生成させる(S30、図7B)。このときの小容量ソート用ファイル543a,543bのファイル名は、データベース設定情報42に従って決定される。
データベース設定ツール41は、主DBMS510に対して、ステップS26で生成したダミーファイル542をdropさせ(S32)、OSのコマンドでダミーファイル542の実ファイルも削除する(S34、図7C)。
ここで、データベース設定ツール41は、主DBMS510を停止させる(S36)。
この主DBMSが停止しているときに、データベース設定ツール41は、ローカル領域の小容量ソート用ファイル543a,543bを、記憶装置50へOSのコマンドで移動させる(S38、図7D)。このときに、データベース設定ツール41は、記憶装置50へ小容量ソート用ファイルの移動完了を示すフラグファイルを併せて記憶装置50へ格納してもよい。
さらに、データベース設定ツール41は、OSのコマンドにより、記憶装置50から、ペアになるデータベースサーバで作成された小容量ソート用ファイル543a,543bをそれぞれ取得して、ローカル領域540に格納する(S40、図8A)。ここで取り込むべきファイル名は、予めデータベース設定情報42に定義されているのでそれに従う。なお、自ら取り込むべき小容量ソート用ファイルが記憶装置50に存在するか否は、例えば、フラグファイルの有無によって判定してもよい。
そして、ステップS28でリネームした大容量ソート用ファイル541の実ファイルを、OSのコマンドを利用して元のファイル名に戻す(S42)。
データベース設定ツール41は、ここで主DBMS510を再起動する(S44、図8B)。
これにより、再起動された主DBMS510は、ローカル領域540に格納されている大容量ソート用ファイル541を認識することができる。
上記のように、小容量ソート用ファイル543は、ペアとなるデータベースサーバ500間で交換される。つまり、各データベースサーバ500には、ペアになっている相手方のデータベースサーバ500が生成した小容量ソート用ファイル543a,543bが、それぞれのローカル領域540に格納されている。これにより、副DBMS520(ペアとなる相手方のデータベースサーバの主DBMS510)が起動されたときには、小容量ソート用ファイル543a,543bを使用可能である。
上述した本発明の実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
本発明の一実施形態に係るクラスタシステムの構成図である。 本実施形態に係るクラスタシステムにおけるフェイルオーバー時の処理手順を示すフローチャートである。 クラスタシステムのデータベース環境を生成する際の構成を示す。 データベース設定ツール41が行うデータベース構築処理の手順を示すフローチャートである。 データベース設定ツール41が行うデータベース構築処理の手順を示すフローチャートである。 データベース構築処理によってファイルが生成される過程を示す図である。 データベース構築処理によってファイルが生成される過程を示す図である。 データベース構築処理によってファイルが生成される過程を示す図である。
符号の説明
1…クラスタシステム、10,20…データベースサーバ、110,210…クラスタ処理部、120,130,220,230…DBMS、150,160,170,250,260,270…データ記憶装置、151,161,251,262…データ用ファイル、171,172,271,272…ソート用ファイル。

Claims (4)

  1. 第1のサーバと第2のサーバとを有するクラスタシステムであって、
    前記第1のサーバは、
    第1のクラスタ処理部と、
    第1のDBMSと、
    前記第2のサーバと同期される第1及び第2の記憶部と、
    前記第2のサーバと同期されない第3の記憶部と、を備え、
    前記第2のサーバは、
    第2のクラスタ処理部と、
    第2のDBMSと、
    前記第1のサーバと同期される第4及び第5の記憶部と、
    前記第1のサーバと同期されない第6の記憶部と、を備え、
    前記第1記憶部には、前記第1のDBMSの第1のデータ用ファイルが記憶されていて、前記第1及び第2のクラスタ処理部によって前記第1のデータ用ファイルが前記第4記憶領域にコピーされ、
    前記第5記憶領域には、前記第2のDBMSの第2のデータ用ファイルが記憶されていて、前記第1及び第2のクラスタ処理部によって前記第2のデータ用ファイルが前記第2記憶領域にコピーされ、
    前記第3の記憶領域には、前記第1のDBMSのための第1のソート用ファイルと、前記第2のDBMSのための第2のソート用ファイルであって、前記第1のソート用ファイルよりも容量が小さい第2のソート用ファイルとが記憶されていて、
    前記第6の記憶領域には、前記第2のDBMSのための第3のソート用ファイルと、前記第1のDBMSのための第4のソート用ファイルであって、前記第3のソート用ファイルよりも容量が小さい第4のソート用ファイルとが記憶されていることを特徴とするクラスタシステム。
  2. 前記第1のサーバで障害が発生すると、前記第2のクラスタ処理部が前記第2のサーバにおいて前記第1のDBMSを起動させ、
    前記第2のサーバで起動された第1のDBMSは、前記第4のソートファイルを用いて、前記第4の記憶領域の第1のデータ用ファイルを用いて、トランザクション回復処理を実行することを特徴とする請求項1記載のクラスタシステム。
  3. 前記第3の記憶領域に格納されている、前記第2のDBMSのための第2のソート用ファイルは、前記第2のDBMSが生成したソート用ファイルであり、
    前記第6の記憶領域に格納されている、前記第1のDBMSのための第4のソート用ファイルは、前記第1のDBMSが生成したソート用ファイルであることを特徴とする請求項1記載のクラスタシステム。
  4. 第1のサーバと第2のサーバとを有するクラスタシステムの動作方法であって、
    前記第1のサーバは、
    第1のクラスタ処理部と、
    第1のDBMSと、
    前記第2のサーバと同期される第1及び第2の記憶部と、
    前記第2のサーバと同期されない第3の記憶部と、を備え、
    前記第2のサーバは、
    第2のクラスタ処理部と、
    第2のDBMSと、
    前記第1のサーバと同期される第4及び第5の記憶部と、
    前記第1のサーバと同期されない第6の記憶部と、を備え、
    前記第3の記憶領域に、前記第1のDBMSのための第1のソート用ファイルと、前記第2のDBMSのための第2のソート用ファイルであって、前記第1のソート用ファイルよりも容量が小さい第2のソート用ファイルとを記憶し、
    前記第6の記憶領域は、前記第2のDBMSのための第3のソート用ファイルと、前記第1のDBMSのための第4のソート用ファイルであって、前記第3のソート用ファイルよりも容量が小さい第4のソート用ファイルとを記憶し、
    前記第1記憶部に記憶されている、前記第1のDBMSの第1のデータ用ファイルを、前記第1及び第2のクラスタ処理部が前記第4記憶領域にコピーし、
    前記第5記憶領域に記憶されている前記第2のDBMSの第2のデータ用ファイルを、前記第1及び第2のクラスタ処理部が前記第2記憶領域にコピーするクラスタシステムの動作方法。
JP2008049071A 2008-02-29 2008-02-29 クラスタシステム及びその動作方法 Pending JP2009205568A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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