JP2009205466A - 画像出力方法、画像出力装置および画像出力プログラム - Google Patents

画像出力方法、画像出力装置および画像出力プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】重要視する人物の画質に即した画像データの評価を行う。
【解決手段】ステップS160においては、評価対象限定部P2eが各画像データIDに含まれる各顔領域FAのうちもっとも鮮明度Sが大きいものを検出する。そして、ステップS170においては、画像評価値算出部P2fが、もっとも大きい鮮明度Sを各画像データIDの画像評価値Eとする。すなわち、各画像データIDに含まれる顔のうち画質が良好なものについての鮮明度Sを、各画像データIDの画像評価値Eとする。つまり、ステップS160〜S170では、画像評価値Eを算出するにあたり、考慮する鮮明度Sを画質が良好なものに限定させている。これにより、画像データIDの撮影時に最も重視された人物の顔についての鮮明度Sに基づいて画像データID全体の評価をすることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像出力方法、画像出力装置および画像出力プログラムに関し、特に人物画像を含む画像データを出力する画像出力方法、画像出力装置および画像出力プログラムに関する。
デジタルスチルカメラの急速な普及にともなって、ユーザーが多数の画像データを所有することとなっている。そのため、多数の画像データをいかに管理するかが大きな課題となっている。このような課題に対して、画像データから人物の顔を検出し、各人物の顔についての画質を評価し、その結果を提示するものが提案されている(特許文献1、参照。)。かかる文献では、各画像データに含まれる人物の顔ごとに評価値を算出し、その平均値によって画像データの良否を提示するようにしている。このようにすることにより、ユーザーが実際に各画像データを確認することなく、撮影された人物の顔の画質が良好な画像データを選択し、例えば印刷の対象とすることができる。
特開2006−252327号公報
しかしながら、画像データに含まれる人物全員に対してユーザーが良好な画質を期待しているとは限らない。すなわち、画像データに含まれる一部の人物の顔の画質が劣悪であったとしても、画像データ全体としては良好なものであるとユーザーが考える場合もある。例えば、絞りを開放して特定の人物を撮影した場合、背景に存在する人物がぼけて撮影されることとなるため、各顔の評価の平均に基づく評価値は低くなる。このような場合、ユーザーの意図どおり、背景に存在する人物をぼかすことができたにもかかわらず、当該画像データが低く評価されることとなってしまう。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、重要視する人物の画質に即した画像データの評価が可能な画像出力方法、画像出力装置および画像出力プログラムを提供する。
前記課題を解決するために、前記画像データが示す画像に含まれる顔を検出し、前記顔検出手段が複数の顔を検出した場合、各顔の画質に基づいて各顔についての顔評価値を出力する。そして、前記各顔の顔評価値のうち前記顔評価値が所定値以上の前記顔評価値に基づいて、前記画像データの評価結果を示す画像評価値を出力する。このようにすることにより、偶然、ピンぼけした状態で背景に写された人物の顔等に基づいて、前記画像データの全体の評価が悪くなることが防止できる。例えば、前記各顔の顔評価値のうち最大の前記顔評価値に限定して前記画像データの評価を行うようにしてもよい。多くの場合は、単一の人物についてフォーカス調整や露出調整を行って撮影を行っていると推定でき、最も良いものに限定して前記画像データの全体の評価を行うようにしても、十分に撮影の出来映えを評価することができる。
また、前記各顔の顔評価値のうち最大の前記顔評価値のみに基づいて前記画像評価値を出力するものに限られず、前記各顔の顔評価値のうち最大の前記顔評価値と同一のグループに属する複数の前記顔評価値に基づいて前記画像評価値を出力するようにしてもよい。すなわち、数人のグループの集合写真を撮影した場合には、当該グループ全体を重視してフォーカス調整や露出調整が行われると推定できるため、当該グループ全体の前記顔評価値に基づいて前記画像評価値を出力するのが望ましい。
前記画像データの評価結果を示す際の好適な構成として、前記画像データが示す画像を表示しておき、前記画像評価値を出力するにあたり限定された前記顔評価値に対応する各顔を示す領域を、当該表示において他の領域よりも強調表示するようにしてもよい。このようにすれば、どの顔に基づいて前記画像データが評価されたかを簡単に確認することができる。例えば、意図した人物の顔の画質に基づいて良好な前記画像評価値が提示されたか否かを容易に認識することができる。
さらに、各顔についての顔評価値を出力するにあたり、特に顔の目に関する画質に基づいて前記顔評価値を出力するのが望ましい。目の画質によれば、顔の全体の画質を正確に評価することができる。ところで、過去に印刷対象とされた前記画像データは、ある程度、ユーザーが満足する画質を達成していると考えることができる。そのため、複数の前記画像データが示す画像を一覧表示する際に、過去に印刷対象とされた前記画像データを指し示すようにしてもよい。
さらに、本発明の技術的思想は、具体的な画像出力方法にて具現化されるのみならず、当該方法を画像出力装置において具現化することもできる。すなわち、上述した画像出力方法が行う各工程に対応する手段を有する画像出力装置としても本発明を特定することができる。むろん、上述した画像出力装置がプログラムを読み込んで上述した各手段を実現する場合には、当該各手段に対応する機能を実行させるプログラムや当該プログラムを記録した各種記録媒体においても本発明の技術的思想が具現化できることは言うまでもない。なお、本発明の画像出力装置は、単一の装置のみならず、複数の装置によって分散して存在可能であることはいうまでもない。例えば、画像出力装置が有する各手段が、パーソナルコンピュータ上で実行されるプリンタドライバと、プリンタの双方において分散することも可能である。また、プリンタ等の印刷装置に本発明の画像出力装置の各手段を包含させることも可能である。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
1.画像評価装置の構成:
2.画像評価処理の流れ:
3.変形例:
3−1.変形例1:
3−2.変形例2:
1.画像評価装置の構成
図1は、本発明の一実施形態にかかる画像出力装置としての画像評価装置を具体的に実現するコンピュータの構成を示している。同図において、コンピュータ10はCPU11とRAM12とROM13とハードディスクドライブ(HDD)14と汎用インターフェイス(GIF)15とビデオインターフェイス(VIF)16と入力インターフェイス(IIF)17とバス18とから構成されている。バス18は、コンピュータ10を構成する各要素11〜17の間でのデータ通信を実現するものであり、図示しないチップセット等によって通信が制御されている。HDD14には、オペレーティングシステム(OS)を含む各種プログラムを実行するためのプログラムデータ14aが記憶されており、当該プログラムデータ14aをRAM12に展開しながらCPU11が当該プログラムデータ14aに準じた演算を実行する。
また、HDD14には、デジタルスチルカメラやスキャナによって画像入力された画像データIDと、後述するパターンマッチングにおいて使用する多数の顔テンプレート14bと目テンプレート14cが記憶されている。さらに、HDD14には、後述する画像評価処理によって生成される顔検出データベース14eが記憶されている。GIF15は、例えばUSB規格に準じたインターフェイスを提供するものであり、外部のプリンタ20やデジタルスチルカメラ30をコンピュータ10に接続させている。なお、デジタルスチルカメラ30の図示しないフラッシュメモリにも複数の画像データIDが記憶されている。VIF16はコンピュータ10を外部のディスプレイ40に接続し、ディスプレイ40に画像を表示するためのインターフェイスを提供する。IIF17はコンピュータ10を外部のキーボード50aとマウス50bに接続し、キーボード50aとマウス50bからの入力信号をコンピュータ10が取得するためのインターフェイスを提供する。
図2は、コンピュータ10において実行されるプログラムのソフトウェア構成を示している。同図において、オペレーティングシステム(OS)P1と画像評価アプリケーションP2とプリンタドライバP3が実行されている。OS P1は各プログラム間のインターフェイスを提供し、プリンタドライバP3はプリンタ20を制御するための処理を実行する。画像評価アプリケーションP2は、評価画像選択部P2aと顔検出部P2bと顔器官検出部P2cと顔評価値算出部P2dと評価対象限定部P2eと画像評価値算出部P2fと評価結果出力部P2gと印刷出力部P2hとから構成されている。画像評価アプリケーションP2を構成する各モジュールP2a〜P2hが実行する処理の詳細については後述する画像評価処理の流れとともに説明する。
2.画像評価処理の流れ
図3は、画像評価処理の流れを示している。ステップS100においては、評価画像選択部P2aが所定のUI画面をディスプレイ40に表示させ、画像評価の対象範囲を選択するための操作をキーボード50aとマウス50bを介して受け付ける。例えば、HDD14やデジタルスチルカメラ30のディレクトリ構造を表示させ、画像評価の対象とする複数の画像データIDを選択させるようにしてもよいし、撮影日時や更新日時等の画像データIDの付属情報に基づいて画像評価の対象とする画像データIDを検索するようにしてもよい。
ステップS110においては、ステップS100にて選択された複数の画像データIDを評価画像選択部P2aが取得し、顔検出部P2bに出力する。ステップS120において、顔検出部P2bは、評価画像選択部P2aから出力される複数の画像データIDに対して順次顔検出を行っていき、当該顔検出の結果を顔検出データベース14eに記憶させる。なお、ステップS120における顔検出は、例えば公知のパターンマッチング法によって行うことができる。多数の顔テンプレート14bを画像データIDに形成された比較領域の画像と比較し、顔テンプレート14bとの類似性が高くなる比較領域に顔があると判定する。この比較領域の位置や大きさをシフトさせることにより、画像データIDの各部に含まれる顔を順次検出することができる。
図4は、顔検出の結果と、顔検出データベース14eに記憶されるデータを示している。同図において、複数の画像データIDのそれぞれについて検出された顔の位置(顔領域FAの重心座標)と大きさ(顔領域FAの幅)が記憶されている。複数の顔が検出された画像データIDについては、各顔について顔の位置と大きさが記憶されている。以上のようにして、顔検出データベース14eが生成できると、ステップS130にて顔器官検出部P2cが検出された各顔について目の検出を実行させる。ここでも、左右の目についての目テンプレート14cを使用して公知のパターンマッチング法を行うことによって目を検出することができる。なお、顔検出データベース14eに記憶された顔検出の結果によって、目が存在する領域を絞り込むことができる。
図5は、目の検出結果の一例を示している。同図において、複数の人物の顔が検出されており、各顔において左右の目が検出されている。本実施形態において顔テンプレート14bと目テンプレート14cは矩形状であり、矩形状に検出された顔領域FAの内側に、左右の目とその周囲を含む目領域EAが検出されている。画像データIDに複数の顔が含まれている場合、複数の顔領域FA,FA・・が検出され、各顔領域FA,FA・・の内側にそれぞれ左右の目領域EA,EA・・が検出されることとなる。なお、顔の角度や撮影品質によっては各顔領域FA,FA・・において一方の目の目領域EA,EA・・のみが検出される場合もあるし、いずれの目の目領域EA,EA・・も検出されない場合もある。
以上のようにして目領域EA,EA・・が検出されると、ステップS140において顔評価値算出部P2dが各目領域EA,EA・・の内側の領域について鮮明度Sを算出する。鮮明度Sは画像が鮮明であるか否かが判断できる指標であればよく、本実施形態では隣接画素間の輝度差の累積を鮮明度Sとして使用するものとする。鮮明度Sは、注目画素の輝度と当該注目画素に隣接する画素の輝度との差分を目領域EA,EA・・の全体について累積することにより算出される。鮮明度Sが大きければ目に関する画質が良好であると判断することができ、鮮明度Sが小さければ目に関する画質が良好ないと判断することができる。
ステップS150においては、同一の顔領域FA内に左右の各目領域EA,EAが存在する場合には、それぞれについて鮮明度Sを算出し、その平均値を当該顔領域FAについて鮮明度Sとする。一方、同一の顔領域FA内に一方の目領域EAのみが存在する場合には、当該一方の各目領域EAについての鮮明度Sをそのまま当該顔領域FAについての鮮明度Sとする。さらに、同一の顔領域FA内にいずれの目領域EAも存在しない(検出できなかった)場合には、当該顔領域FAについての鮮明度Sを0とする。なお、鮮明度Sが本発明の顔評価値に相当する。各顔領域FAについての鮮明度Sが算出できると、顔検出データベース14eに鮮明度Sを追記する。
図6は、鮮明度Sが追記された顔検出データベース14eを示している。同図において、各画像データIDにおいて検出された顔領域FAのそれぞれについて鮮明度Sが記憶されている。ステップS160においては、評価対象限定部P2eが各画像データIDに含まれる各顔領域FAのうちもっとも鮮明度Sが大きいものを検出する。そして、ステップS170においては、画像評価値算出部P2fが、もっとも大きい鮮明度Sを各画像データIDの画像評価値Eとする。すなわち、各画像データIDに含まれる顔のうち画質が良好なものについての鮮明度Sを、各画像データIDの画像評価値Eとする。つまり、ステップS160〜S170では、画像評価値Eを算出するにあたり、考慮する鮮明度Sを画質が良好なものに限定させている。このようにすることにより、画像データIDの撮影時に最も重視された人物の顔についての鮮明度Sに基づいて画像データID全体の評価をすることができる。一方、画像データIDの撮影時に最も重視されなかった人物の顔については、画質が劣る(鮮明度Sが小さい)と推定することができるため、鮮明度Sが小さいものについては画像評価値Eに考慮しないこととしている。
図7は、各画像データIDについて画像評価値Eを追記した顔検出データベース14eを示している。同図に示すように各画像データIDについて画像評価値Eが記憶されている。なお、顔が検出できなかった画像データIDや、顔が検出できても目が1つも検出できなかった画像データIDについては、画像評価値Eとして0が記憶されている。ステップS180においては、評価結果出力部P2gが顔検出データベース14eを参照して、画像評価結果をユーザーに通知するためのUI画面をディスプレイ40に出力する。
図8は、前記UI画面の一例を示している。同図において、ステップS100にて選択された複数の画像データIDのサムネイルが一覧表示されているとともに、各サムネイルの下部に画像評価値Eが表示されている。このようにすることにより、ユーザーが各画像データIDの構図の概要と、各画像データの画質を容易に把握することができる。さらに、各サムネイルにおいては、画像評価値Eとして採用されたもっとも鮮明度Sが大きい目領域EAを含む顔領域FAの外形を示す矩形枠Fが表示されている。すなわち、画像評価値Eの算出に使用された人物の顔が、画像評価値Eの算出に使用されなかった顔よりも強調表示されている。そのため、表示された画像評価値Eがどの人物の顔に基づくものであるかを容易に把握することができる。従って、最高の画質で撮影された人物が意図した人物であるか否かを容易に判別することができる。なお、一般的には小さく撮影された顔の方が解像性に劣るため、小さく撮影された顔の鮮明度Sが小さく評価されることとなる(0001.jpg)。ただし、大きく撮影された顔でも、露出やフォーカスが合っていない場合には小さく撮影された顔よりも鮮明度Sが小さくなる場合もある(0003.jpg)。
図9は、前記UI画面の別の一例を示している。同図において、各サムネイルが画像評価値Eの大きい順に並べ替えられているとともに、各サムネイルにおいて矩形枠Fが表示されている。また、各サムネイルに対して印刷を推奨する印刷サイズが示されている。画像評価値Eが大きければ、拡大しても重視する人物をはっきりと印刷することができるため、画像評価値Eを各印刷サイズに対応した閾値によって閾値判定する。そして、画像評価値Eが各印刷サイズに対応した閾値を上回った場合には、対応する印刷サイズでの印刷を推奨する旨を表示している。一般的に、印刷サイズが大きくなるほど大きい鮮明度Sが要求されるため、印刷サイズが大きくなるほど印刷を推奨される画像データIDが画像評価値Eの大きい側に絞られることとなる。また、前記UI画面においては、印刷実行ボタンが設けられており、サムネイルを選択した上で印刷実行ボタンがクリックされた場合には、選択したサムネイルに対応する画像データIDを印刷出力部P2hがプリンタドライバP3に出力し、プリンタ20にて印刷を実行させる。
3−1.変形例1
以上においては、鮮明度Sが最高のものを画像評価値Eとして使用することにより、撮影時に最も重視された人物の顔の画質に基づく評価を行うようにしたが、必ずしも撮影時に重視される人物が単一とは限らない。すなわち、集合写真などの場合には、複数の人物によって構成されるグループ全体が重視されることとなる。このような場合には、評価の対象を最高の鮮明度Sに限定せずに、グループ全体についての鮮明度Sに基づいて画像評価値Eを算出するのが望ましい。
図10は、本変形例において画像評価値Eを算出する様子を模式的に示している。同図において、単一の画像データIDにおいて検出された複数の人物の顔についての鮮明度Sをそれぞれ縦軸方向にプロットしている。本変形例においては、複数の人物の顔のついての鮮明度Sに基づいて、撮影時に最も重視された注目グループを推定し、当該注目グループに属する顔の鮮明度Sの平均値を画像評価値Eとして使用する。ここでは、まず鮮明度Sが最高の顔を含んだ注目グループを特定する。本実施形態では、最高の鮮明度Sに近い鮮明度Sを有する顔が注目グループに属すると判断しており、最高の鮮明度Sよりも所定の閾値T1よりも小さくない鮮明度Sの顔を注目グループに属するとしている。なお、閾値T1は、最高の鮮明度Sの何%かで決められてもよいし、絶対的な値によって決められていてもよい。さらに、閾値T1は、画像評価値Eの分散や標準偏差等の統計指標に基づいて決められてもよい。
以上のようにして、注目グループが特定できると、当該注目グループに属する顔の鮮明度Sの平均値を算出し、当該平均値を画像データID全体の画像評価値Eとする。すなわち、評価対象限定部P2eが画像評価値Eを算出の際に考慮する鮮明度Sを注目グループに属する顔に限定させる。このようにすることにより、最高の鮮明度Sとなる顔を含め注目グループ全体の鮮明度Sに基づいて画像評価値Eを算出することができるため、撮影時に重視したグループ全体の画質を各画像データID間で比較することができる。
図11は、本変形例のステップS180において表示されるUI画面の一例を示している。同図に示すように、各サムネイルが表示されているとともに、注目グループに属する顔に対応する複数の顔領域FA,FA・・の外形を示す矩形枠F,F・・が表示されている。このような矩形枠F,F・・を表示することにより、意図したグループについて良好な画質が得られているか否かを容易に判断することができる。
3−2.変形例2
図12は、本変形例にかかる印刷処理の流れを示している。ステップS200においては、プリンタドライバP3がプリンタ20にて画像データIDの印刷を実行させる。ステップS210においては、所定のUI画面をディスプレイ40に表示させ、ユーザーが印刷結果に満足したか否かを受け付ける。ここで、満足しない旨が受け付けられた場合には、そのまま処理を終了させる。一方、満足する旨が受け付けられたときには、ステップS220にて、印刷履歴データベース14fを更新する。ここでは、ステップS200にて印刷を実行させた画像データIDの識別情報(ファイル名等)と印刷サイズを印刷履歴データベース14fに追記する。
図13は、本変形例のステップS180において表示されるUI画面の一例を示している。本変形例においては、評価結果出力部P2gが顔検出データベース14eとともに印刷履歴データベース14fも参照して前記UI画面を表示させる。当該UI画面では、画像評価値Eの大きい順に各サムネイルが一覧化されている。そして、印刷履歴データベース14fにて印刷結果に満足した旨が記憶された画像データIDについては、対応するサムネイルの外枠を強調表示(色による強調、枠の太さによる強調)するとともに、印刷結果に満足した際の印刷サイズを表示させている。このようにすることにより、実際にどのような印刷サイズで印刷したときに満足したかをユーザーが知ることができる。また、強調された画像データIDよりも画像評価値Eの大きい画像データIDについては、同じ印刷サイズで印刷すれば満足する印刷結果が得られると予測でき、印刷を実行させるか否かの判断を容易化させることができる。
画像評価装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 画像評価装置のソフトウェア構成を示すブロック図である。 画像評価処理の流れを示すフローチャートである。 画像データおよび顔検出データベースを示す図である。 目の検出結果の一例を示す図である。 顔検出データベースを示す図である。 顔検出データベースを示す図である。 UI画面の一例を示す図である。 UI画面の別の一例を示す図である。 変形例にかかる画像評価値を算出する様子を示す図である。 変形例にかかるUI画面を示す図である。 変形例にかかる印刷処理のフローチャートである。 変形例にかかるUI画面を示す図である。
符号の説明
10…コンピュータ、11…CPU、12…RAM、13…ROM、14…HDD、14a…プログラムデータ、14b…顔テンプレート、14c…目テンプレート、14e…顔検出データベース、14f…印刷履歴データベース、15…GIF、16…VIF、17…IIF、18…バス、20…プリンタ、40…ディスプレイ、50a…キーボード、50b…マウス、P1…OS、P2…画像評価アプリケーション、P2a…評価画像選択部、P2b…顔検出部、P2c…顔器官検出部、P2d…顔評価値算出部、P2e…評価対象限定部、P2f…画像評価値算出部、P2g…評価結果出力部、P2h…印刷出力部、P3…プリンタドライバ、ID…画像データ。

Claims (8)

  1. 画像データを評価する画像出力方法であって、
    前記画像データが示す画像に含まれる顔を検出し、
    複数の顔が検出された場合、各顔の画質に基づいて各顔についての顔評価値を算出し、
    前記各顔の顔評価値のうち前記顔評価値が所定値以上の前記顔評価値に基づいて、前記画像データの評価結果を示す画像評価値を出力することを特徴とする画像出力方法。
  2. 前記各顔の顔評価値のうち最大の前記顔評価値に基づいて、前記画像データの評価結果を示す画像評価値を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像出力方法。
  3. 前記各顔の顔評価値のうち最大の前記顔評価値と同一のグループに属する複数の前記顔評価値に基づいて、前記画像データの評価結果を示す画像評価値を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像出力方法。
  4. 前記画像データが示す画像を表示するとともに、当該表示において前記画像評価値を算出するにあたり限定された前記顔評価値に対応する各顔を示す領域を他の領域よりも強調表示することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像出力方法。
  5. 前記顔に含まれる目に関する画質に基づいて前記顔評価値を出力することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像出力方法。
  6. 複数の前記画像データが示す画像を一覧表示するとともに、当該表示において過去に印刷対象とされた前記画像データが示す画像を指し示すことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像出力方法。
  7. 画像データを評価する画像出力装置であって、
    前記画像データが示す画像に含まれる顔を検出する顔検出手段と、
    複数の顔が検出された場合、各顔の画質に基づいて各顔についての顔評価値を算出する顔評価手段と、
    前記各顔の顔評価値のうち前記顔評価値が所定値以上の前記顔評価値に基づいて、前記画像データの評価結果を示す画像評価値を出力する画像評価手段とを具備することを特徴とする画像出力装置。
  8. 画像データを評価する機能をコンピュータに実行させるためのコンピュータ読み取り可能な画像出力プログラムであって、
    前記画像データが示す画像に含まれる顔を検出する顔検出機能と、
    複数の顔が検出された場合、各顔の画質に基づいて各顔についての顔評価値を算出する顔評価機能と、
    前記各顔の顔評価値のうち前記顔評価値が所定値以上の前記顔評価値に基づいて、前記画像データの評価結果を示す画像評価値を出力する画像評価機能とをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な画像出力プログラム。
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