JP2009205231A - 日程調整装置、日程調整方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数グループから「個人を特定することなく」ある人数以上の参加を必要とする会議の日程を容易に決定できる仕組を提供すること。
【解決手段】日程調整装置1のCPU11は、会議への出席を要望するグループの情報を含む開催条件の入力を受け付け、入力された開催条件に従って、前記グループ毎に、該グループを構成するメンバの該開催条件を満たす人数が空き時間となる時間帯を、属性DB4及び個人スケジュールDB3を用いて特定し、該特定した前記グループ毎の空き時間帯に基づいて、前記開催条件により会議への出席を要請された全グループを通しての空き時間帯を特定し、該特定した全グループを通しての空き時間帯から開催日程を決定する構成を特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】日程調整装置1のCPU11は、会議への出席を要望するグループの情報を含む開催条件の入力を受け付け、入力された開催条件に従って、前記グループ毎に、該グループを構成するメンバの該開催条件を満たす人数が空き時間となる時間帯を、属性DB4及び個人スケジュールDB3を用いて特定し、該特定した前記グループ毎の空き時間帯に基づいて、前記開催条件により会議への出席を要請された全グループを通しての空き時間帯を特定し、該特定した全グループを通しての空き時間帯から開催日程を決定する構成を特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、会議等の日程調整を支援する日程調整装置、日程調整方法、プログラム、及び記録媒体に関するものである。
従来の会議日程調整装置は、データベース等に保持されている情報を利用したり、メールや電話で収集した個人スケジュールの情報を利用し、会議主催者が入力した会議の開催条件を満たす候補日を探し出すものであった。
特許文献1の会議日程調整装置は、会議の重要度・当人の出席必要度・他メンバの出席可否の回答状況等を総合的に考慮した上で、会議日程を調整するものである。
特開2007−065827号公報
しかし、複数のグループが合った場合に、各グループから「個人を特定することなく」ある人数以上の参加が必要といった会議が開催される場合があり、上記特許文献1の会議日程調整装置では、このような会議の日程を調整することができなかった。
また、この条件を満たす会議の日程を手動で設定するには、各グループの予定表を一つずつ見ていき、最低限出席してもらいたい人数以上の予定が空いている日時を検索しなくてはならず、大変手間がかかるものであった。
また、上記のように、個人や役割を特定すること無く、かつ、各グループからある人数以上参加してもらう会議の日程を設定したとしても、参加予定者の予定が変更となり、急遽出席できなくなる場合がある。この場合、再び予定表を確認しグループ内で予定の空いている人を探し出席者を決定する作業を行わなければならず、非常に煩雑であった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、複数グループから「個人を特定することなく」ある人数以上の参加を必要とする会議の日程を容易に決定できる仕組を提供することである。
本発明は、会議の日程調整を支援する日程調整装置であって、個人のスケジュールを格納する個人スケジュールデータベースと、前記個人の所属するグループを格納する所属データベースと、会議への出席を要望するグループの情報を含む開催条件の入力を受け付ける入力手段と、前記入力手段により入力された開催条件に従って、前記グループ毎に、該グループを構成するメンバの該開催条件を満たす人数が空き時間となる時間帯を、前記所属データベース及び前記個人スケジュールデータベースを用いて特定する第1特定手段と、前記第1特定手段により特定された前記グループ毎の空き時間帯に基づいて、前記開催条件により会議への出席を要請された全グループを通しての空き時間帯を特定する第2特定手段と、前記第2特定手段により特定した全グループを通しての空き時間帯から、開催日程を決定する決定手段とを有することを特徴とする。
発明によれば、複数グループから「個人を特定することなく」ある人数以上の参加を必要とする会議の日程を容易に決定できる。
〔第1実施形態〕
以下、本発明を実施する場合の一形態を図面を参照して具体的に説明する。
以下、本発明を実施する場合の一形態を図面を参照して具体的に説明する。
なお、本実施形態の説明および図で使用している時間には、日付の記載がないものがあるが、これは本発明の理解を容易にするためであり、本発明で扱う日時には、実際は年月日等の日付の情報と時刻の情報が含まれる。
図1は、本発明に係る日程調整装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図1において、1は本発明の日程調整装置である。日程調整装置1において、11はCPU(中央演算処理装置)であり、ROM13或いは外部記憶装置(ハードディスク(HD))14に記憶されている制御プログラムに基づいて、システムバスに接続されている各種デバイスとのアクセスを総括的に制御する。
12はRAMで、CPU11の主メモリ、ワークエリア等として機能する。ROM13或いはHD14には、CPU11の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステム(OS)プログラム、後述するフローチャートに示す処理をCPUに実行させるために必要な各種プログラム等が記憶されている。そして、CPU11は、必要なプログラム等をRAM12にロードして実行することにより、日程調整装置1の各種機能を実現するものである。
また、HD14には、上記各種プログラムの他に、個人スケジュールデータベース(=個人スケジュールDB)(図2)、属性DB(図3)、図示しない会議室の予約情報、後述する開催条件等が記憶管理されている。
また、日程調整装置1は、キーボードやマウス等の入力装置15、LCDやCRT等の表示装置16を備えている。さらに、日程調整装置1は、通信インタフェース18を備え、LAN,WAN等の通信ネットワーク2を介して、他の装置と通信可能に構成されている。
図2は、図1に示した個人スケジュールDB3の内容の一例を示す図である。
図2に示すように、個人スケジュールDB3は、個人を識別する名前31と、予定の開始時間32と、予定の終了時間33と、予定の内容34の各項目で構成されている。
なお、図2に示す個人スケジュールDBは一例であり、個人を識別するIDや、その他の情報を付加する構成であってもよい。
図3は、図1に示した属性DB4の内容の一例を示す図で、個人と個人の属性情報からなるDBである。
図3に示すように、属性DB4(=所属データベース)は、個人の所属するグループ名41と、個人を識別する名前42と、個人のメールアドレス43等の各項目で構成される。
なお、図3に示す属性DBは一例であり、個人を識別するIDや、個人の所有スキルなど、その他の情報を付加する構成であってもよい。
以下、本発明の日程調整装置における会議日程調整動作について説明する。なお、会議日程調整動作とは、図1に示した入力装置15により設定された会議条件に従い、各グループの予定を検索し、会議の候補日を検出、決定する動作を示す。
図4は、本発明の日程調整装置における会議日程調整動作の一例を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、図1に示したCPU11により、HD14に記憶されたプログラムをRAM12にロードして実行することにより実現される。また、図中、S401〜S412は各ステップを示す。
まず、S401において、CPU11は、図5に示す条件設定画面50を表示装置16に表示する。ここで、図5を用いて条件設定画面50について説明する。
図5は、本発明の日程調整装置における条件設定画面50の一例を示す図であり、会議主催者に参照させ会議開催条件を設定させる入力画面である。
図5において、検索開始年月日501,検索終了年月日502は、会議日程を調整するための検索開始年月日,検索終了年月日の入力欄である。即ち、日程調整装置1は、検索開始年月日501,検索終了年月日502で設定された期間内で会議の日程を調整することとなる。また、所要時間510は、会議の所要時間の入力欄である。
チェックボックス520,グループ名521は、参加希望グループ(=会議への出席を要請するグループ)を選択させるためのチェックボックスである。参加希望人数リスト522は、参加希望グループの人数の入力欄である。
検索単位時間530は、日程検索する際の時間単位の入力欄である。
人数ボタン540,グループ数ボタン541,時間ボタン542は、準設定日リスト検索条件を選択させるラジオボタンである。なお、準設定日リストについは後述する。準設定日リスト結果表示件数550は、準設定日リストの結果表示件数の入力欄である。570は詳細ボタンである。なお、詳細ボタン570に関しては後述する。
キャンセルボタン560は、会議日程調整処理自体をキャンセルするためのボタンである。日程を検索するボタン561は、会議日程調整処理における日程検索を開始するためのボタンである。
以下、図4のフローチャートの説明に戻る。
次に、S402において、CPU11は、会議主催者による条件設定画面50への会議開催条件の設定を受け付け、日程を検索するボタン561が押されるのを待機する。ここで日程を検索するボタン561が押されると、CPU11は、日程検索のイベントを発生し、S403へ処理を移す。一方、キャンセルボタン560が押されると、CPU11は、本フローチャートの処理を終了させる。
次に、CPU11は、S402で選択された全グループに対して、S403〜S405の処理を実行する。以下、S403〜S405の処理で、現在の調査対象となっているグループのことを「調査対象グループ」と呼称する。
まず、S403では、CPU11は、調査対象グループの候補空き時間を検索する処理(図6に示す調査対象グループの予定を調べる処理)を実行する。
ここで、図6,図7を参照して、図4のS403の処理を詳細に説明する。
図6は、図4のS403に示した調査対象グループの予定を調べる処理を詳細に示すフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、図1に示したCPU11により、HD14に記憶されたプログラムをRAM12にロードして実行することにより実現される。また、図中、S601〜S608は各ステップを示す。
図7は、調査対象グループの候補空き時間を検索する際に使用するグループ構成メンバのスケジュール及び検索結果を本システムで管理する際に使用する表データの一例を示す模式図(以下「スケジュールマップ」と呼称する)である。
なお、このスケジュールマップは、グループを構成するメンバ欄および、合計欄ならびに不足人数欄と、時間軸からなる表で、図6に示す処理によりRAM12又はHD14内に作成される。
まず、S601において、CPU11は、検索開始年月日から検索終了年月日までの(図5の501に設定された時間から502に設定された時間までの)、調査対象グループを構成するメンバのスケジュールを、図5の検索単位時間530に設定された単位時間に従って分割する。例えば、検索単位時間530で設定された単位時間が30分であった場合、1時間は2つの時間区分に分割される。
次に、CPU11は、S601で分割した各時間区分に対して、S602〜S608の処理を実行する。以下、S602〜S608の処理で、現在の調査対象となっている時間区分のことを「調査対象時間区分」と呼称する。
まず、CPU11は、調査対象グループの各メンバに対して、S602〜S604の処理を実行する。以下、S602〜S604の処理で、現在の調査対象となっているメンバのことを「調査対象メンバ」と呼称する。
まず、S602では、CPU11は、調査対象時間区分において、調査対象グループの調査対象メンバのスケジュールの空きを、個人スケジュールDB3から調査し、スケジュールが空いている場合は、スケジュールマップ70(図7)の当該メンバの調査対象時間区分の個所701に“1”を、空いていない場合は“0”を入力する。
次に、S603において、CPU11は、調査対象グループを構成するメンバ全員に対してS602の処理を実行したか判定し、処理を分岐する。
即ち、S603において、調査対象グループを構成するメンバのうち、まだS602の処理が終了していないメンバがいると判定した場合には、CPU11は、S604にて調査対象メンバを次のメンバへ移し、ステップS602に処理を戻す。
一方、S603において、調査対象グループを構成する全メンバに対してS602の処理が行われたと判定した場合には、CPU11は、S605の処理を移す。
S605では、CPU11は、スケジュールマップ70において、調査対象時間区分における調査対象グループを構成する全メンバ分の数値の合計を求め、スケジュールマップ70の合計の欄702に記入する。
次に、S606では、CPU11は、S605で算出した合計値から、図5の参加希望人数リスト522で設定された値(人数)を引き、足りない人数を算出する。即ち、S605で算出した合計値から図5の参加希望人数リスト522で設定された値(人数)を減算する。そして、この減算値が負の数となった場合にはその絶対値を、スケジュールマップ70の不足人数の欄703に記入し、一方、この減算値が零又は正の数となった場合には、“0”を、スケジュールマップ70の不足人数の欄703に記入する。
即ち、スケジュールマップ70において、不足人数欄703が“0”の場合は、該当時間帯において、会議主催者の希望人数を満たしており、不足人数が“0以外”の場合は希望人数を満たしていないこととなる。
次に、S607において、CPU11は、指定された期間(検索開始年月日から検索終了年月日までの期間)内の全ての時間区分(S601で分割した全時間区分)に対して、S602〜S606の処理を実行したか判定し、処理を分岐する。
即ち、S607において、指定された期間内の時間区分のうち、まだS602〜S606の処理が終了していない時間区分があると判定した場合には、CPU11は、S608にて調査対象時間区分を次の時間区分へ移し、ステップS602に処理を戻す。
一方、S607において、指定された期間内の全ての時間区分に対して、S602〜S606の処理を実行したと判断した場合には、CPU11は、本フローチャートの処理を終了し、図4のフローチャートに処理を戻す。
以下、図4のフローチャートの説明に戻る。
S403の処理(図6)が終了すると、S404において、CPU11は、S403の処理(図6)を、S402で選択された(チェックボックス520でチェック)全グループに対して実行したか否かを判定し、処理を分岐する。
即ち、S404において、S402で選択された全グループのうち、まだS403の処理が終了していないグループがあると判定した場合には、CPU11は、S405にて調査対象グループを次のグループへ移し、ステップS403に処理を戻す。
一方、S404において、S402で選択された全グループに対してS403の処理が行われたと判定した場合には、CPU11は、S406へ処理を移す。
S406では、CPU11は、S403で検索した各グループの予定を照らし合わせ、選択された全グループを通しての候補空き時間を検索する処理(図8に示す全グループの予定を調べる処理)を実行する。
ここで、図8〜図11を参照して、図4のS406の処理を詳細に説明する。
図8は、図4のS406に示した全グループの予定を調べる処理を詳細に示すフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、図1に示したCPU11により、HD14に記憶されたプログラムをRAM12にロードして実行することにより実現される。また、図中、S801〜S811は各ステップを示す。
図9は、グループ全体を通してのスケジュールマップの一例を示す図である。グループ全体を通してのスケジュールマップ90は、グループ名欄901、合計欄902、不足グループ数欄903と、時間軸により構成される。
図10は、会議日程設定リストの一例を示す図である。
図10に示すように、会議日程設定リスト100は、検出番号1001からなる表であり、図5で設定された会議開催条件を満たす時間帯が格納される。
図11は、時間条件準設定日リストマップの一例を示す図である。
図11に示す時間条件準設定リストマップ120は、会議に参加可能なグループおよび、人数が、図5で設定された会議開催条件を満たしているものの、連続した空き時間が会議開催条件の所要時間510を満たしていない場合に作成するリストである。時間条件準設定リストマップ120は、候補空き時間1201と、候補時間帯1202からなる表である。
なお、図9の全グループのスケジュールマップ,図10の会議日程リスト,図11の時間条件準備設定リストは、図8に示す処理によりRAM12又はHD14内に作成される。
以下、図8の各ステップを説明する。
まず、CPU11は、図6のS601で分割した各時間区分に対して、S801〜S805の処理を実行して、時間区分毎の全グループを通したスケジュールマップ90(図9)を作成する。
まず、S801では、CPU11は、調査対象時間区分における各グループの不足人数を、スケジュールマップ70(図7)の703から取得し、全グループのスケジュールマップ90(図9)における、該当グループの調査対象時間区分の箇所901に入れる。
次に、S802において、CPU11は、調査対象時間区分における各グループのスケジュールマップ70の不足人数欄703の値を合計し、全グループのスケジュールマップ90の不足人数の合計欄902に入れる。即ち、不足人数の合計欄902が“0”の場合は、調査対象時間区分において、全グループを通して会議主催者の希望人数を満たしており、不足人数の合計欄が正の数の場合は、希望人数を満たしていないこととなる。
次に、S803において、CPU11は、調査対象時間区分における各グループのスケジュールマップの不足人数欄が“0”以外のグループの数をカウントし、全グループのスケジュールマップの不足グループ数欄903に入れる。
次に、S804において、CPU11は、指定された期間(S601で分割した全時間区分)に対して、S801〜S803の処理を実行したか判定し、処理を分岐する。
即ち、S804において、指定された期間内の時間区分のうち、まだS801〜S803の処理が終了していない時間区分があると判定した場合には、CPU11は、S805にて調査対象時間区分を次の時間区分へ移し、ステップS801に処理を戻す。
一方、S804において、指定された期間内の全ての時間区分に対して、S801〜S803の処理を実行したと判断した場合には、CPU11は、S806に処理を進める。
S806では、CPU11は、調査対象時間区分を最初の時間区分へ移し、S807に処理を進める。
次に、CPU11は、図6のS601で分割した各時間区分に対して、S807〜S811の処理を実行して、調査対象時間区分毎に、不足人数の合計欄の数値を比較して、会議開催条件の所要時間510を満たす空き時間帯があるか検索する。
まず、S807では、CPU11は、調査対象時間区分から合計902が“0”である時間区分が所要時間510以上連続しているか判定し、処理を分岐する。
即ち、S807において、調査対象時間区分から合計902が“0”である時間区分が所要時間510以上連続していると判定した場合には、CPU11は、S808において、調査対象時間区分を設定リストに追加記入し、S810に処理を進める。
一方、S807において、調査対象時間区分から合計902が“0”である時間区分が所要時間510以上連続していないと判定した場合には、CPU11は、S809において、調査対象時間区分を時間条件準設定リストマップ120(図11)の半端時間の長さ(“0”が連続している時間区分の長さ)に応じた欄1201に追加記入し、S810に処理を進める。
なお、S808では、しきい値に満たない半端時間(例えば、所要時間の50%未満)については、時間条件準設定リストマップ120に格納しないように構成してもよい。また、このしきい値は、図5の詳細ボタン507を押下することにより表示される不図示の画面から設定できるものとする。
次に、S810において、CPU11は、指定された期間(S601で分割した全時間区分)に対して、S807〜S809の処理を実行したか判定し、処理を分岐する。
即ち、S810において、指定された期間内の時間区分のうち、まだS807〜S809の処理が終了していない時間区分があると判定した場合には、CPU11は、S811にて調査対象時間区分を次の時間区分へ移し、ステップS807に処理を戻す。
一方、S810において、指定された期間内の全ての時間区分に対して、S807〜S809の処理を実行したと判断した場合には、CPU11は、本フローチャートの処理を終了し、図4のフローチャートに処理を戻す。
以上の処理により、条件を満たす日程を格納する会議日程設定リスト(図10)、時間条件準設定リストマップ(図11)が作成される。
以下、図4のフローチャートの説明に戻る。
S406の処理(図8)が終了すると、S407において、CPU11は、S406(図8)で検索した、選択された全グループを通しての候補空き時間の有無を判定する。
そして、ステップS407において、選択された全グループを通して候補空き時間が検出できたと判定した場合には、S408へ処理を移し、一方、候補空き時間が検出できなかったと判定した場合には、S409へ処理を移す。
S408では、CPU11は、S406で作成された会議日程設定リスト100(図10)からS402で選択された全グループを通しての候補空き日時を取得し、それらの候補空き日時に出席可能な個人名をS403で作成された各グループのスケジュールマップ70(図7)から取得し、グループ単位で画面(図12に示す検索結果画面)に表示する。ここで、図12を参照して検索結果画面について説明する。
図12は、図4のS408で表示装置16に表示される検索結果画面の一例を示す模式図である。即ち、条件を満たす会議日程が見つかった場合の画面である。
図12に示すように、検索結果画面は、図4のS402で条件設定画面50から入力した会議開催条件1101、会議候補日リスト1110、キャンセルボタン1121、会議日時決定ボタン1122、期間再設定ボタン1123から構成される。
なお、会議候補日リスト1110は、図4のS406で作成された会議日程設定リスト(図10)に対応する。この会議候補日リスト1110は、いずれかの候補空き時間を選択するラジオボタン1111、グループ名1113、候補空き時間に出席が可能な出席予定者を選択するチェックボックス1114から構成されている。
なお、CPU11は、会議日時決定ボタン1122が押下指示された際、ラジオボタン1111が選択され、かつ、選択されたラジオボタンに対応するチェックボックス1114において、会議開催条件1101に表示されている各グループの人数に対応する人数が選択済みの場合に、図4のS410へ処理を進める。
一方、CPU11は、会議日時決定ボタン1122が押下指示された場合であっても、ラジオボタン1111が選択されていない、又は、選択されたラジオボタンに対応するチェックボックス1114において出席予定者が選択されていない場合には、メッセージを表示して、ラジオボタン1111の選択、チェックボックス1114の選択を促すように制御する。
また、図12で示した例では、出席予定者をチェックボックス1114で選択できるように構成しているが、出席予定者を、出席可能な者のなから自動選出するように構成してもよい。
また、候補空き時間をラジオボタン1111で選択できるように構成しているが、候補空き時間を、自動選出するように構成してもよい。
以下、図4のフローチャートの説明に戻る。
S409は、CPU11は、S406で選択された全グループを通しての候補空き時間が検索できなかった場合に処理するステップであり、会議開催条件を満たさないまでも、会議開催条件に近い条件(以下「準会議開催条件」と呼称する)の検索と、その条件での候補空き時間(以下「準設定可能日リスト」と呼称)の表示を行う(図18に示す準設定可能日リスト画面180の表示を行う)。なお、S409の詳細は後述する図13で説明する。
そして、S408,S409の処理が終了すると、CPU11は、S410に処理を進める。
S410では、CPU11は、S408で表示された検索結果画面(図12)、又は、S409で表示された準設定可能日リスト画面180(図18)において、会議主催者が選択した内容を判定し、処理を分岐させる。
即ち、S410において、検索結果画面(図12)の会議日時決定ボタン1122又は準設定可能日リスト画面180(図18)の準設定可能日から選択するボタン1822が押下されたと判定した場合には、CPU11は、S411に処理を進める。
また、S410において、検索結果画面(図12)の期間を再設定するボタン1123又は準設定可能日リスト画面180(図18)の期間を再設定するボタン1823が押下されたと判定した場合には、CPU11は、S401に処理を戻し、会議開催条件を設定させる。
また、S410において、検索結果画面(図12)の期間をキャンセルボタン1121又は準設定可能日リスト画面180(図18)のキャンセルボタン1824が押下されたと判定した場合には、CPU11は、会議日程調整処理をキャンセルし、そのまま本フローチャートの処理を終了させる。
S411は、会議主催者が会議候補日時を決定した場合に行われる処理であり、CPU11は、会議室の予約、関係者(出席予定者等)へのメール送信、出席予定者のスケジューラ(個人スケジュールDB3)への予定の書き込み等の処理を行う。
次に、S412において、CPU11は、S402で設定した開催条件をHD14に保存し、本フローチャートの処理を終了する。
以下、図13〜図18を参照して、図4のS409の準設定日リスト作成と表示処理を詳細に説明する。
図13は、図4のS409に示した準設定日リスト作成と表示処理を詳細に示すフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、図1に示したCPU11により、HD14に記憶されたプログラムをRAM12にロードして実行することにより実現される。また、図中、S1301〜S1304は各ステップを示す。
なお、この処理は、図4のS406において、会議開催条件の参加グループ、グループ毎の人数、及び、所要時間の全てを満たす時間帯が検索できなかった場合(即ち、S407でNoの場合)に行われる処理に対応する。
ここでは、会議開催条件の準設定日リスト検索条件(図5の540,541,542のラジオボタン)の設定に従って、次善となる会議開催時間帯を検索し、検出した準順設定日リストと、各候補時間帯における参加グループ、グループ毎の参加者名、所要時間からなる、準設定可能日リスト画面180(図18)を会議主催者に表示する。
まず、S1301において、CPU11は、準設定日リスト検索条件を判定し、処理を分岐する。
即ち、S1301において、準設定日リスト検索条件が「人数」と判定した場合には、CPU11は、S1302に処理を進め、人数条件検索処理(図14)を実行して、人数条件準設定リスト(図15)を作成し、S1304に処理を進める。なお、S1302の処理の詳細は後述する図14,図15を用いて説明する。
また、S1301において、準設定日リスト検索条件が「グループ数」と判定した場合には、CPU11は、S1303に処理を進め、グループ数条件検索処理(図16)を実行して、グループ数条件準設定リスト(図17)を作成し、S1304に処理を進める。なお、S1303の処理の詳細は後述する図16,図17を用いて説明する。
また、S1301において、準設定日リスト検索条件が「時間」と判定した場合には、CPU11は、そのままS1304に処理を進める。
S1304では、CPU11は、準設定日リスト検索条件に応じて、準設定可能日リスト画面180(図18)を表示する。
詳細には、準設定日リスト検索条件が「人数」の場合、CPU11は、人数条件準設定リスト150(図15)と全グループのスケジュールマップ90(図9)に基づいて、準設定可能日リスト画面180(図18)を表示する。
また、準設定日リスト検索条件が「グループ数」の場合、CPU11は、グループ数条件準設定リスト170(図17)と全グループのスケジュールマップ90(図9)に基づいて、準設定可能日リスト画面180(図18)を表示する。
また、準設定日リスト検索条件が「時間」の場合、CPU11は、時間条件準設定リストマップ120(図11)と全グループのスケジュールマップ90(図9)に基づいて、準設定可能日リスト画面180(図18)を表示する。ここで表示する時間帯は、所要時間より一定時間の不足を許可した場合、その条件を満たすものを表示する。例えば、所要時間が2時間で、30分の不足を許可する場合には、1時間30分の空き時間帯があるものである。
そして、S1304の処理が終了すると、CPU11は、CPU11は、本フローチャートの処理を終了し、図4のフローチャートに処理を戻す。
以下、図14,図15を参照して、図13のS1302に示した人数条件検索処理を詳細に説明する。
図14は、図13のS1302に示した人数条件検索処理の詳細を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、図1に示したCPU11により、HD14に記憶されたプログラムをRAM12にロードして実行することにより実現される。また、図中、S1401〜S1405は各ステップを示す。なお、この処理により、人数条件準設定リスト150(図15)が作成される。
図15は、本発明における人数条件準設定リスト150の一例を示す図である。
人数条件準設定リスト150は、条件設定画面(図5)で設定した会議開催条件を満たす時間帯がなく、且つ、準設定日リスト検索条件として人数ボタン540が選択されている場合に作成するリストである。
図15に示すように、人数条件準設定リスト150は、不足する人数の合計を示す不足人数1501と、不足人数1501に対応する日時1502からなる。なお、人数条件準設定リスト150は、図14に示すフローチャートの処理により、RAM12又はHD14内に作成される。
まず、S1401において、CPU11は、調査対象時間区分を最初の時間区分である検査開始年月日にセットする。
そして、CPU11は、図6のS601で分割した各時間区分に対して、S1402〜S1405の処理を実行する。
まず、S1402では、CPU11は、全グループのスケジュールマップ90の合計902(各グループの不足人数の合計)を、調査対象時間区分から所要時間510分取得し、該取得した各合計902を合算する。
次に、S1403において、CPU11は、調査対象時間区分から所要時間510分に対応する開始日時-終了日時を、S1402で算出した不足人数の合計に応じて、人数条件準設定リスト150内に格納する。詳細には、上記開始日時-終了日時を、該開始日時-終了日時における不足人数の合計が、人数条件準設定リスト150内の不足合計人数1501と一致する行の日時1502に格納する。
また、S1403では、しきい値に満たない半端人数(例えば、出席要望人数の50%未満)については、人数条件準設定リスト150に格納しないように構成してもよい。また、このしきい値は、図5の詳細ボタン507を押下することにより表示される不図示の画面から設定できるものとする。
次に、S1404において、CPU11は、指定された期間(S601で分割した全時間区分)に対して、S1402〜S1403の処理を実行したか判定し、処理を分岐する。
即ち、S1404において、指定された期間内の時間区分のうち、まだS1402〜S1403の処理が終了していない時間区分があると判定した場合には、CPU11は、S1405にて調査対象時間区分を次の時間区分へ移し、ステップS1402に処理を戻す。
一方、S1404において、指定された期間内の全ての時間区分に対して、S1402〜S1403の処理を実行したと判断した場合には、CPU11は、本フローチャートの処理を終了し、図13のフローチャートに処理を戻す。
以下、図16,図17を参照して、図13のS1303に示したグループ数条件検索処理を詳細に説明する。
図16は、図13のS1303に示したグループ数条件検索処理の詳細を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、図1に示したCPU11により、HD14に記憶されたプログラムをRAM12にロードして実行することにより実現される。また、図中、S1601〜S1605は各ステップを示す。なお、この処理により、グループ数条件準設定リスト170(図17)が作成される。
図17は、本発明におけるグループ数条件準設定リスト170の一例を示す図である。
グループ数条件準設定リスト170は、条件設定画面(図5)で設定した会議開催条件を満たす時間帯がなく、且つ、準設定日リスト検索条件としてグループ数ボタン541が選択されている場合に作成するリストである。
図17に示すように、グループ数条件準設定リスト170は、不足するグループ数の合計を示す不足合計グループ数1701と、不足合計グループ数1701に対応する日時1702からなる。なお、グループ数条件準設定リスト170は、図16に示すフローチャートの処理により、RAM12又はHD14内に作成される。
まず、S1601において、CPU11は、調査対象時間区分を最初の時間区分である検査開始年月日にセットする。
そして、CPU11は、図6のS601で分割した各時間区分に対して、S1602〜S1605の処理を実行する。
まず、S1602では、CPU11は、全グループのスケジュールマップ90の不足グループ数903を、調査対象時間区分から所要時間510分取得し、該取得した各不足グループ数903を合算する。
次に、S1603において、CPU11は、調査対象時間区分から所要時間510分に対応する開始日時-終了日時を、S1602で算出した不足グループ数の合計に応じて、グループ数条件準設定リスト170に格納する。詳細には、上記開始日時-終了日時を、該開始日時-終了日時における不足グループ数の合計が、グループ数条件準設定リスト170内の不足合計グループ数1701と一致する行の日時1702に格納する。
また、S1603では、しきい値に満たない半端グループ数(例えば、出席要望グループ数の50%未満)については、グループ数条件準設定リスト170に格納しないように構成してもよい。また、このしきい値は、図5の詳細ボタン507を押下することにより表示される不図示の画面から設定できるものとする。
次に、S1604において、CPU11は、指定された期間(S601で分割した全時間区分)に対して、S1602〜S1603の処理を実行したか判定し、処理を分岐する。
即ち、S1604において、指定された期間内の時間区分のうち、まだS1602〜S1603の処理が終了していない時間区分があると判定した場合には、CPU11は、S1605にて調査対象時間区分を次の時間区分へ移し、ステップS1602に処理を戻す。
一方、S1604において、指定された期間内の全ての時間区分に対して、S1602〜S1603の処理を実行したと判断した場合には、CPU11は、本フローチャートの処理を終了し、図13のフローチャートに処理を戻す。
以下、図18を参照して、図13のS1304で表示装置16に表示される準設定可能日リスト画面について説明する。
図18は、図13のS1304で表示される準設定可能日リスト画面180の一例を示す模式図である。
この準設定可能日リスト画面は、会議開催条件を満たす日時が無かった場合に、条件を満たしてはいないが、条件により近い準設定可能日を表示して選択させるための画面である。
図18に示すように、準設定可能日リスト画面180は、図5で設定した会議開催条件1801と、準設定可能日リスト1810、キャンセルボタン1824、準設定可能日から選択するボタン1822と、会議開催日程を再設定するボタン1823からなる。
なお、準設定可能日リスト1810は、人数条件準設定リスト150(図15)、グループ数条件準設定リスト170(図17)、又は、時間条件準設定リストマップ120(図11)に対応する。また、この準設定可能日リスト1810は、いずれかの準設定可能日を選択するラジオボタン1811、不足グループ名1813、不足人数1814から構成されている。
なお、CPU11は、準設定可能日から選択するボタン1822が押下指示された際、ラジオボタン1811が選択済みの場合に、図4のS410へ処理を進める。
一方、CPU11は、準設定可能日から選択するボタン1822が押下指示された場合であっても、ラジオボタン1811が選択されていない場合には、メッセージを表示して、ラジオボタン1811の選択を促すように制御する。
次に、図19〜図21を参照して、図4のS411で決定された会議日程への参加予定者の中から、不参加者が出た場合について説明する。
図19は、S411で決定された会議日程への参加予定者の中から、不参加者が出た場合の処理の一例を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、図1に示したCPU11により、HD14に記憶されたプログラムをRAM12にロードして実行することにより実現される。また、図中、S1901〜S1909は各ステップを示す。
図19の処理は、連動しているスケジューラに何らかのイベント等が発生したときや、メール等で不参加の連絡が来たときなどに実行される。
この図19の処理により、代理出席可能者リスト200(図20)が作成され、会議出席予定者の中から不参加者が発生したことを通知する画面(図21)が表示される。
図20は、不参加者の代理で出席が可能である人を格納する、代理出席可能者リストの例である。
図20に示すように、代理出席可能者リスト200は、不参加者が発生したグループ名2001と、代理出席可能者2002からなり、RAM12又はHD14内に作成される。
図21は、表示装置16に表示される、会議主催者へ不参加者が発生したことを通知する画面である。
図21に示すように、会議主催者へ不参加者が発生したことを通知する画面210は、図5で設定した会議開催条件2101と、不参加者のグループおよび氏名2102と、代理出席可能者リスト2110と、キャンセルボタン2121と、チェックボックス2112で選択した代理出席可能者への出席依頼を実行するボタン2122と、会議開催日程を再検索するボタン2123からなる。
また、代理出席可能者リスト2110は、代理出席可能者が所属するグループ2111と、代理出席依頼を選択させるチェックボックス2113と、代理出席が可能な人の氏名2114からなる。
まず、CPU11は、S1901〜S1905において、不参加者が発生したグループのスケジュールを再検索し、代理で出席が可能なメンバを探す。
詳細には、S1901において、CPU11は、不参加者が発生したグループ(複数ある場合にはいずれか)に処理を移す。即ち、不参加者が発生したグループを調査対象グループとする。
次に、S1902では、不参加者が発生したグループ(調査対象グループ)の予定を再検索し、各グループのスケジュールマップ70(図7)を作成する。詳細は図6に示した。
次に、S1903では、CPU11は、S1902で作成した各グループのスケジュールマップ70から、会議開催時間帯に予定が入っていない人、つまり会議開催時間帯の個所が全て“0”であるメンバを調べ、見つかった場合は代理出席可能者リスト200(図20)に氏名を格納する。なお、格納するデータは氏名ではなく、個人を識別できる番号などでもよい。
次に、S1904において、CPU11は、不参加者が出た全グループに対して、S1903の処理を実行したか判定し、処理を分岐する。
即ち、S1904において、まだ不参加者が出たグループでS1903の処理を実行していないグループがあると判定した場合には、CPU11は、S1905において、次の不参加者が出たグループへグループを調査対象グループを移し、ステップS1903に処理を戻す。
一方、S1904において、不参加者が出た全グループに対してS1903の処理を実行したと判定した場合には、CPU11は、S1906に処理を進める。
次に、CPU11は、S1906〜S1910において、不参加者が発生したこと、および、S1901〜S1905の結果を表示し、会議主催者に処理を選択させる。
詳細には、S1906において、CPU11は、代理出席可能者リスト200(図20)を用いて、不参加者が出た際の会議出席者への通知画面210(図21)を表示する。
なお、CPU11は、図21の選択したメンバに出席を依頼するボタン2122が押下指示された際、チェックボックス2113が選択済みの場合に、図19のS1907へ処理を進める。
一方、CPU11は、図21の選択したメンバに出席を依頼するボタン2122が押下指示された場合であっても、チェックボックス2113が未選択の場合には、メッセージを表示して、チェックボックス2113の選択を促すように制御する。
また、図21で示した例では、代理出席可能者をチェックボックス2113で選択できるように構成しているが、代理出席可能者を、代理出席可能な者のなから自動選出するように構成してもよい。
以下、図19のフローチャートの説明に戻る。
S1907において、CPU11は、S1906で表示した不参加者が出た際の会議出席者への通知画面で、会議主催者が選択したボタンを判定し、処理を分岐する。
即ち、S1907において、通知画面210(図21)の選択したメンバに出席を依頼するボタン2122が押下されたと判定した場合には、CPU11は、S1908に処理を進める。
また、S1907において、通知画面210(図21)の日程を再検索するボタン2123が押下されたと判定した場合には、CPU11は、S1909に処理を進める。
また、S1907において、通知画面210(図21)のキャンセルボタン2121が押下されたと判定した場合には、CPU11は、不参加者が出た場合の処理をキャンセルし、そのまま本フローチャートの処理を終了させる。
S1908は、会議主催者が代理出席可能者を選択し、選択したメンバに出席を依頼するボタン2122が押下された場合に行われる処理で、CPU11は、会議室の予約、代理出席者へのメール送信、代理出席者のスケジューラ(個人スケジュールDB3)への予定の書き込み等を行い、本フローチャートの処理を終了する。
S1909は、会議主催者が日程を再検索ボタン2123を押下した場合に行われる処理で、CPU11は、参加予定者に会議がキャンセルになったことを出席予定者にメール等で通知し、さらに、本フローチャートの処理が完了した後、図4のS401へ処理を移す。
以上の説明のように、本実施形態の日程調整装置では、入力される会議開催条件を元に、会議に関係するグループのメンバの個人スケジュールから、そのグループ内で会議に必要な人数がそろわない時間帯を探す。この処理を全グループ分行い、全グループの予定を照らし合わせ、候補空き時間帯を検索し、会議主催者にその中から適当な候補日程を選択させる。
また、会議開催日程が決定すると、システムは開催日時決定後処理を行う。具体的には、空いている会議室の予約、会議の開催や日程、場所等を知らせるメールの関係者への送信、会議参加予定者の個人スケジュールへの書き込み等を行う。
また、参加者のうちの1名以上が不参加となった場合に、不参加者と同じグループに属するメンバのスケジュールを照合し、同グループ内での代役が見つかればその旨を会議主催者に通知する。一方、同グループ内での代役が見つからなかった場合は、その旨と、不参加者が発生したグループからの参加者が何名になるかを会議主催者に通知する。そして、上記通知後、その変更に従って会議開催するか、再度会議候補日を検索するか、会議主催者に選択させる。
以上の構成により、複数のグループから少なくともある人数以上が参加する必要のある会議を開催する場合に、会議主催者が全グループのスケジュールを人為的作業により確認することなく、容易に条件を満たす会議開催日時を決定することができる。
また、参加予定者が急遽出席できなくなった場合に、該出席できなくなった者の属するグループの予定表をいちいち人為的作業により確認することなく、同じグループ内で予定の空いている人を探し、代理出席者を決定することができる。
なお、本実施形態の会議の日程調整を、複数のグループから少なくともある人数以上が参加する必要のあるイベントの日程調整と変更することにより、複数のグループから少なくともある人数以上が参加する必要のあるイベントの日程調整に本発明を適用可能である。即ち、本発明は、複数のグループから少なくともある人数以上が参加する必要のあるイベントであれば、会議に限らず、どのようなイベントの日程調整であっても本発明は適用可能である。
なお、上述の各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
以下、図22に示すメモリマップを参照して、本発明に係る情報処理装置(日程調整装置)で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップの構成について説明する。
図22は、本発明に係る情報処理装置(日程調整装置)で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体(記録媒体)のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図4,図6,図8,図13,図14,図16,図19に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD-ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD-ROM、CD-R、CD-RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のプログラムそのものをハードディスク等の記憶媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、該ホームページから圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記憶媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやFTPサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD-ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布する。さらに、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。さらに、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、以下のような構成も含まれることは言うまでもない。例えば、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードを、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込む。そして、該メモリに書き込まれたプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
会議の日程調整を、複数のグループから少なくともある人数以上が参加する必要のあるイベントの日程調整と変更することにより、複数のグループから少なくともある人数以上が参加する必要のあるイベントの日程調整に本発明を適用可能である。即ち、本発明は、複数のグループから少なくともある人数以上が参加する必要のあるイベントであれば、会議に限らず、どのようなイベントの日程調整であっても本発明は適用可能である。
1 日程調整装置
2 通信ネットワーク
3 個人スケジュールDB
4 属性DB
11 CPU
12 RAM
14 HD
2 通信ネットワーク
3 個人スケジュールDB
4 属性DB
11 CPU
12 RAM
14 HD
Claims (11)
- 会議の日程調整を支援する日程調整装置であって、
個人のスケジュールを格納する個人スケジュールデータベースと、
前記個人の所属するグループを格納する所属データベースと、
会議への出席を要望するグループの情報を含む開催条件の入力を受け付ける入力手段と、
前記入力手段により入力された開催条件に従って、前記グループ毎に、該グループを構成するメンバの該開催条件を満たす人数が空き時間となる時間帯を、前記所属データベース及び前記個人スケジュールデータベースを用いて特定する第1特定手段と、
前記第1特定手段により特定された前記グループ毎の空き時間帯に基づいて、前記開催条件により会議への出席を要請された全グループを通しての空き時間帯を特定する第2特定手段と、
前記第2特定手段により特定した全グループを通しての空き時間帯から、開催日程を決定する決定手段と
を有することを特徴とする日程調整装置。 - 前記開催条件は、前記グループ毎の出席を要望する人数の情報を含み、
前記第1特定手段は、出席を要望する人数以上のメンバの空き時間帯を、前記グループの空き時間帯として特定する、ことを特徴とする請求項1に記載の日程調整装置。 - 前記開催条件は、会議の所要時間の情報を含み、
前記第2特定手段は、前記第1特定手段により特定した前記グループ毎の空き時間帯に基づいて、前記会議への出席を要請された全グループを通しての前記所要時間以上の空き時間帯を特定する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の日程調整装置。 - 前記第2特定手段は、全グループを通した候補空き時間帯が特定できなかった場合に、前記開催条件に基づいて、前記出席を要望する人数、前記出席を要望するグループ、又は、前記所要時間の不足を許可する空き時間帯を特定する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の日程調整装置。
- 前記決定手段は、グループ毎の出席メンバを決定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の日程調整装置。
- 前記第2特定手段により特定した全グループを通しての空き時間帯に基づく開催候補の日程を表示し、ユーザによる開催候補の日程の選択を受け付ける選択手段を設け、
前記決定手段は、前記選択手段により選択された開催候補の日程を開催日程に決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の日程調整装置。 - 前記選択手段は、前記開催候補の日程毎にグループ毎の出席可能なメンバの情報を表示し、前記開催候補の日程と、グループ毎の出席可能なメンバの選択を受け付けるものであり、
前記決定手段は、前記選択手段により選択された開催候補の日程を開催日程、前記選択手段により選択されたグループ毎の出席可能なメンバを、グループ毎の出席メンバに決定する、ことを特徴とする請求項6に記載の日程調整装置。 - 前記決定手段により開催日程と、出席メンバが決定された後に、前記いずれかの出席メンバが不参加となった場合、該不参加となったメンバの属するグループから代理出席が可能なメンバを特定する第3特定手段を有することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の日程調整装置。
- 個人のスケジュールを格納する個人スケジュールデータベースと、前記個人の所属するグループを格納する所属データベースとを有して、会議の日程調整を支援する日程調整装置における日程調整方法であって、
入力手段により、会議への出席を要望するグループの情報を含む開催条件の入力を受け付ける入力ステップと、
第1特定手段が、前記入力ステップで入力された開催条件に従って、前記グループ毎に、該グループを構成するメンバの該開催条件を満たす人数が空き時間となる時間帯を、前記所属データベース及び前記個人スケジュールデータベースを用いて特定する第1特定ステップと、
第2特定手段が、前記第1特定ステップで特定された前記グループ毎の空き時間帯に基づいて、前記開催条件により会議への出席を要請された全グループを通しての空き時間帯を特定する第2特定ステップと、
決定手段が、前記第2特定ステップにより特定した全グループを通しての空き時間帯から、開催日程を決定する決定ステップと、
を有することを特徴とする日程調整方法。 - 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の日程調整装置として、コンピュータを機能させるためのプログラム。
- 請求項10に記載されたプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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