JP2009201647A - 発光団扇 - Google Patents
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Abstract
【課題】骨枠の体裁を損なうことなく発光素子の輝出する輝光部を骨枠に設け、骨枠の何れの輝光部においても発光素子の光を強く輝出させ、輝光部によって表面地と骨枠との接着性が損なわれることがなく、技術的にもデザイン的に斬新で人目を惹き、広告宣伝の媒体としても活用し得る発光団扇を得る。
【解決手段】発光素子11を具備する握り柄12に団扇骨枠13を接合し、その骨枠13の表面を表面地14で被覆して発光団扇を構成する。団扇骨枠13は、握り柄12に接合される基板15と、その基板15から放射状に突き出た多数の骨桿16と、隣り合う骨桿16・16の先端間17・17と隣り合う基板15と骨桿の先端17を連結する外周板18とを透明プラスチックによって一体成形して構成する。基板15と骨桿16と外周板18に竪穴20や発光素子の中心22を通る直線方向Sに隆起して続く峰25を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】発光素子11を具備する握り柄12に団扇骨枠13を接合し、その骨枠13の表面を表面地14で被覆して発光団扇を構成する。団扇骨枠13は、握り柄12に接合される基板15と、その基板15から放射状に突き出た多数の骨桿16と、隣り合う骨桿16・16の先端間17・17と隣り合う基板15と骨桿の先端17を連結する外周板18とを透明プラスチックによって一体成形して構成する。基板15と骨桿16と外周板18に竪穴20や発光素子の中心22を通る直線方向Sに隆起して続く峰25を設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、電光装置を具備し、その発光素子に照らし出されて発光する発光団扇に関するものである。
発光素子を具備する握り柄と、その握り柄1に接合された団扇骨枠と、その骨枠の表面を被覆するフィルムや紙等の表面地とから成り、骨枠が、握り柄に接合される基板と、その基板から放射状に突き出た多数の骨桿と、その隣り合う骨桿の先端間と基板を連結して骨枠を縁取る外周板とを透明プラスチックによって一体成形されており、握り柄の発光素子が基板の側面に向けられており、発光素子からの光が骨枠全体に伝播するように構成された発光団扇は公知である(例えば、特許文献1、2、3、4、5、6参照)。
透明プラスチック製の骨桿は、光ファイバー (オプチックファイバー)と同じ機能を有し、基板の側面からの入射光は骨桿の長さ方向に進み、外周板の外縁の骨桿の先端に向き合う部分において輝出する(例えば、特許文献1参照)。その入射光が骨桿の先端部分だけではなく、骨桿全体から輝出し、骨桿全体が発光するためには、光反射性物質を含有するプラスチックが骨桿に使用される(例えば、特許文献2参照)。発光素子には、電球や発光ダイオードが使用される(例えば、特許文献1、2、3参照)。
特許文献2に示される光反射性物質を含有する骨桿では、光反射性物質が光の進行を妨げるので、骨桿の発光素子側では光を反射するものの、発光素子から離れるにつれて骨桿内部を進行する光の光量は漸減し、発光素子の光は骨桿の先端側まで到達し難く、骨桿全体が朧に発光するものの、人目を惹く程に輝光を放つ発光団扇は得られない。
特許文献4では、漏光を防ぐために遮光部材によって基板の表裏を遮蔽しているが、薄い基板の側面からの入射光は基板内で全反射を繰り返しながら進むので、遮光部材の適用は基板での漏光防止手段としては有効とは思えない。
特許文献5には、骨桿に段差部、幅変化部、粗面化部を設け、それらの箇所で骨桿内部を進む光を輝出させることとしているが、段差部や粗面化部では表面地が骨桿から浮き剥がれ易く、又、幅変化部では幅の変化した骨桿の陰影が表面地の表面に浮き出て発光団扇の体裁を損なうことになる。
特許文献6には、基板の周縁に沿って一定間隔で骨桿を配置し、その隣り合う骨桿の根元と根元の間の隙間から基板内部を進んだ光を輝出させることとしているが、その隙間から輝出する光量に比例して基板から骨桿に入る光量が減少するので、発光素子の光を骨桿や外周板から強く輝出させることは出来ない。
本発明は、骨枠の体裁を損なうことなく発光素子の輝出する輝光部を骨枠に設けること、骨枠の何れの輝光部においても他の輝光部で輝出する光量に左右されることなく発光素子の光を強く輝出させること、輝光部を設けることによって表面地と骨枠との接着性(耐剥離強度)が損なわれないようにすることを目的とする。
本発明の他の目的は、技術的にもデザイン的にも斬新で人目を惹き、広告宣伝の媒体としても活用し得る発光団扇を得ることにある。
本発明に係る発光団扇は、発光素子11と電池を具備する電光装置を具備する握り柄12と、その握り柄12に接合された団扇骨枠13と、その骨枠13の表面を被覆する表面地14とから成り、表面地14は、光の透過する半透明フィルム、紙、布帛、透明フィルムの何れかによって構成されており、骨枠13は、握り柄12に接合される基板15と、基板15から放射状に突き出た多数の骨桿16と、隣り合う骨桿16・16の先端間17・17と隣り合う基板15と骨桿の先端17を連結して骨枠13を縁取る外周板18とを透明プラスチックによって一体成形して成り、握り柄の発光素子11の光10の発射方向(S)は、基板の側面19に向けられており、(a) 基板15と骨桿16と外周板18の少なくとも何れかに竪穴20が設けられていることを第1の特徴とする。
本発明に係る発光団扇の第2の特徴は、上記第1の特徴に加えて、(b) 竪穴20・20が表裏向かい合わせに設けられており、(c) その表裏向かい合わせの竪穴20・20の間が貫通孔21となっている点にある。
本発明に係る発光団扇の第3の特徴は、上記第2の特徴に加えて、(d) 竪穴20の最小内径pが1mm以下である点にある。
本発明に係る発光団扇の第4の特徴は、上記第1、第2および第3の何れかの特徴に加えて、(e) 竪穴20の周縁28の発光素子側(11)の部分が穴底に向けて傾斜した斜面29になっている点にある。
本発明に係る発光団扇の第5の特徴は、上記第1、第2、第3および第4の何れかの特徴に加えて、(f) 竪穴20が骨桿16に設けられており、骨桿16の横断面が変曲点を形成することなく続く曲線で縁取られて丸みを帯びた非矩形断面形状を成している点にある。
本発明に係る発光団扇は、発光素子11と電池を具備する電光装置を具備する握り柄12と、その握り柄12に接合された団扇骨枠13と、その骨枠13の表面を被覆する表面地14とから成り、表面地14は、光の透過する半透明フィルム、紙、布帛、透明フィルムの何れかによって構成されており、骨枠13は、握り柄12に接合される基板15と、基板15から放射状に突き出た多数の骨桿16と、隣り合う骨桿16・16の先端間17・17と隣り合う基板15と骨桿の先端17を連結して骨枠13を縁取る外周板18とを透明プラスチックによって一体成形して成り、握り柄の発光素子11の光10の発射方向(S)は、基板の側面19に向けられており、(g) 基板15と外周板18の少なくとも何れかに隆起して発光素子の中心22を通る直線方向Sに畝状に続く峰25が形成されており、(h) その峰25の骨枠13の外周板側(18)が発光素子側(11)よりも傾斜した斜面26になっていること、即ち、放射状に発光素子が放つ光10の直進方向における峰25の先端が傾斜した斜面26になっていることを第6の特徴とする。
本発明に係る発光団扇の第7の特徴は、上記第1、第2、第3、第4、第5および第6の何れかの特徴に加えて、(i) 基板15と外周板18の少なくとも何れかに、発光素子の中心22を通る直線方向Sに細長く続く表裏貫通した開口23が設けられており、(j) その開口23に内接する内接円24の直径dが1〜10mmであり、発光素子の中心22を通る直線方向Sにおける開口23の長さeが、その内接円24の直径dの5倍以下であり且つ40mm以下である点にある。
本発明に係る発光団扇の第8の特徴は、上記第7の特徴に加えて、(k) 開口23の周縁30の発光素子側(11)の部分が、その深さ方向に向けて傾斜した斜面31になっている点にある。
本発明に係る発光団扇の第9の特徴は、上記第7および第8の何れかの特徴に加えて、(l) 外周板18に多数の開口23が設けられており、その隣り合う開口23と開口23の間の仕切り32が桿状を成し、(m) その仕切り桿32と開口23とによって外周板18が網目状に構成されている点にある。
本発明に係る発光団扇の第10の特徴は、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8および第9の何れかの特徴に加えて、(n) 発光素子の光10を受けて変色する変色顔料を含有するインクによる画素27が表面地14に描かれている点にある。
本発明に係る発光団扇の第11の特徴は、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9および第10の何れかの特徴に加えて、(o) 隣り合う骨桿16・16の基板に続く根元33と根元33との分岐箇所34に向かい合わせに竪穴20が基板15に設けられている点にある。
本発明に係る発光団扇の第12の特徴は、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9、第10および第11の何れかの特徴に加えて、(p) 隣り合う骨桿16・16の基板に続く根元33と根元33が密着している点にある。
発光素子11に放つ光10は、基板の側面19から入射し、発光素子11を中心に放射状に基板内を直進し、基板15に設けた竪穴20の周壁面に当って輝出し、竪穴20の周壁面の形状に応じた発光体が顕現する(図1−A・D参照)。その竪穴20・20を表裏向かい合わせに設け、或いは、その向かい合わせの竪穴20・20を表裏に貫通した貫通孔21とするときは、その発光体は、基板15の厚み相応の長さの細長い発光体となる(図1−A・図6参照)。
特に断面が円形を成す竪穴20に顕現する発光体は、その竪穴20の軸芯線に平行に線条のように周壁面に顕現し、その線条の太さは竪穴の内径p(太さ)に格別左右されることなく、電球のタングステン発熱線に似た太さ1mm未満の火柱の観を呈する(図1−D参照)。従って、竪穴20の内径pは、1mm以下でもよく、0.5mm以下でも十分である。そして、透明プラスチック製の骨枠13の陰影を看取することは困難なことから、発光素子11が光を放たない常態において、内径pが1mm以下の細かい竪穴20は、格別目立つものとはならない。従って、本発明(第1の特徴)の発光団扇では、その竪穴20によって基板15の体裁が損なわれることはなく、そのように竪穴20が細かければ、広告宣伝のための文字や図形を竪穴20によって基板15に点描することが出来、又、そのように竪穴20が細かければ、その竪穴20を設けることによって表面地14が基板15から浮き剥がれ易くなることもない。
このことは、骨桿16や外周板18に設けられた竪穴20についても同様に言える。
従って、本発明(第3の特徴)によると、骨桿16の体裁を損なうことなく、骨桿16の所要の箇所に発光素子11による発光体を顕出させ、必要に応じて文字や図形を竪穴20によって点描し、闇に輝き、広告宣伝の媒体としても活用し得る発光団扇を得ることが出来(図1・図2・図4参照)、その発光体の顕出手段や広告宣伝の媒体手段となる竪穴20によって表面地14骨桿16との接着性(耐剥離強度)が損なわれることもない。
従って、本発明(第3の特徴)によると、骨桿16の体裁を損なうことなく、骨桿16の所要の箇所に発光素子11による発光体を顕出させ、必要に応じて文字や図形を竪穴20によって点描し、闇に輝き、広告宣伝の媒体としても活用し得る発光団扇を得ることが出来(図1・図2・図4参照)、その発光体の顕出手段や広告宣伝の媒体手段となる竪穴20によって表面地14骨桿16との接着性(耐剥離強度)が損なわれることもない。
変曲点を形成することなく続く曲線で縁取られて丸みを帯びた非矩形断面形状を成す骨桿16の内部においては、その骨桿の周壁面は、竪穴20に顕現する発光体に対して反射鏡のように作用し、その発光体からの光は、骨桿16の周壁面において拡散される(図1−D参照)。従って、本発明(第5の特徴)によると、竪穴20での発光体が骨桿16の太さ相応の太さと丸みを帯び、広く輝く発光団扇が得られる。
基板15や外周板18に、発光素子の中心22を通る直線方向Sに細長く続く表裏貫通した開口23を設け、その開口23の形と大きさを、その開口23に内接する内接円24の直径dが1〜10mmとなり、発光素子の中心22を通る直線方向Sにおける開口23の長さeが内接円24の直径dの5倍以下、且つ、40mm以下となるように設定すると、骨枠13の全面が輝光を放つようになる(図3参照)。従って、本発明(第7の特徴)によると、表裏が広く輝く発光団扇が得られる。
その開口を外周板18に多数網目状に設けるときは、隣り合う開口23と開口23の間の仕切り32の陰影が表面地14に映し出される(図3参照)。従って、本発明(第9の特徴)によると、発光素子11の光によって影絵の見え隠れする発光団扇が得られる。
竪穴20の周縁28の発光素子側(11)の部分が穴底に向けて傾斜した斜面29になっている骨桿16では、その斜面29において光10が全反射し、その斜面29の設けられている面の反対側の表面から光10が輝出する(図6−E参照)。その斜面29での発光体の形や大きさは、その斜面29の形や大きさに相応し、その発光体が強く大きく輝出する。その斜面29を表裏向かい合わせに設けると、骨枠13の表裏が大きく輝出することになる。このことは、開口23の周縁30の発光素子側(11)の部分を深さ方向に向けて傾斜した斜面31とする場合も同様である。従って、本発明(第4と第8の特徴)によると、表裏が輝く発光団扇が得られる。
基板15や外周板18に隆起して発光素子の中心22を通る直線方向Sに畝状に続く峰25を形成し、その峰25の骨枠13の外周側が発光素子側(11)よりも傾斜した斜面26にすると、その斜面26から光が輝出し、表面地14の表裏が映し出される。更に、発光素子の光10を受けて変色する変色顔料を含有するインクによる画素27を表面地14に描写しておくと、発光素子の光10を受けて画素27が見え隠れし、人目を惹いて広告宣伝の媒体ともなる(図5参照)。このように、本発明(第6と第10の特徴)によると、広告宣伝の媒体として極めて有効な発光団扇が得られる。
隣り合う骨桿16・16の基板に続く根元33と根元33との分岐箇所34に向かい合わせに竪穴20を基板15に設けると、その竪穴20において発光素子11の放つ光10が発光体となって顕現し、その顕現した竪穴20よりも光10の直進方向において離れて位置する分岐箇所34では、その竪穴20において輝出した分だけ、その分岐箇所34に到達する発光素子11からの光量が少なくなる。従って、分岐箇所34よりも発光素子側に偏った位置に竪穴20を設けることによって、分岐箇所34での漏光を少なくすることが出来る(図1−B参照)。
その分岐箇所34での漏光を少なくするためには、隣り合う骨桿16・16の基板に続く根元33と根元33を密着させるとよく(図1−B参照)、そうすることによって、発光素子11の全光量を骨桿13へと導き易くなり、骨桿16や外周板18に設けた竪穴20において、発光体を強く輝出させることが出来る。
このように、本発明(第1〜第12の特徴)によると、輝光部は最小内径1mm以下の竪穴20によって構成されているので、その竪穴20によって骨枠13の体裁が損なわれない。最小内径1mm以下で微細な竪穴20は、格別骨枠13の内部を直進する光10を遮る障害物とはならない。特に、横断面が丸みを帯びた骨桿16では一つの竪穴20に顕現した発光体の光が弯曲した骨桿16の内周面で全反射を繰り返して進むので、一つ骨桿16の長さ方向に多数の竪穴を連設することによって骨桿全体を長い発光体を成すかの如く輝出させることも可能となる。又、最小内径が1mm以下であることから、竪穴20によって表面地14と骨桿16との接着性(耐剥離強度)が損なわれることもなく、その微細な竪穴20によって文字や図形を点描することが出来るので、技術的にもデザイン的に斬新で人目を惹き、広告宣伝の媒体としても有用な発光団扇を得ることが出来る。
骨枠13には点描するように絵画を竪穴20や貫通孔21での発光体で描出することが出来る(図1・図2・図4参照)。星座等を描出するためには、外周板18が骨枠13の面積の50%以上を占めるようにし、その広い外周板18の上に星座を竪穴での発光体によって描出することも出来る。星座等の絵画を描出する場合、骨枠13の表面に疵痕のように幅と高さや深さが0.5mm以下となる極細い細畝や細溝35を設け、その細畝や細溝35によって竪穴20と竪穴20を結び、その点描する星座等の絵画の輪郭を細畝や細溝35によって表現することも出来る(図4参照)。
画素27を表面地14に描くインクは、有彩色であっても無彩色であってもよい。発光素子の光10を受けて変色する変色顔料としては、蛍光顔料や蓄光顔料、蛍光顔料や蓄光染料が有効である。発光素子の光10は、有彩色であっても無彩色であってもよい。表面地14の描かれた画素27を暗闇で顕現させるためには、可視光線の下では不可視であり、紫外線の下で可視となるサマリウム、ユーロピウム、テルビウム、ジスプロニウム、エルビウム等の希土類金属イオンを含有する蛍光顔料や蓄光顔料、蛍光顔料や蓄光染料によって画素27を描き、発光素子11には紫外線を放つ発光ダイオードやブラックライトを適用することが推奨される。発光素子の光10を受けて変色する画素27は、骨枠13、即ち、基板15や骨桿16や外周板18に描くことも出来る。
外周板18を輝出させるためには、骨桿16の先端17に向き合う部分に竪穴20を設けると効果的である(図1−C・図2−C・図6−F4参照)。竪穴の周縁28の一部を竪穴内部に膨出させて周縁28の斜面29を彎曲させ(図2−C参照)、或いは、隆起した峰25の斜面26を彎曲させ(図2−B参照)、それらの彎曲斜面26・29によって発光模様を描出することも出来る。
光ファイバー (オプチックファイバー)の場合と同様に、骨桿16では内周面で光10が全反射を繰り返して進むので、骨桿16を真っ直ぐにする必要はなく、骨桿16を彎曲させることも出来、又、骨桿16を分岐させることも出来る。骨桿16を分岐させる場合には、その分岐点に竪穴20や貫通孔21を設けると、その竪穴20や貫通孔21の周壁面に光10が当り易く、強い光輝を放つ発光体が顕現する(図3参照)。
微細な竪穴20が骨枠内部を進む光10を遮らないようにするためには、その最小内径pを1mm以下にするとよいが、その最小内径pに反比例し、その最小内径pが細かく(細く)なるにつれて竪穴20の放つ光輝の光量(明るさ)が増え、強い光輝を放つ発光体が顕現する。従って、強い光輝を放つ発光体が顕現するようにするためにも、その最小内径pを1mm以下に、好ましくは0.8mm以下に、更に好ましくは0.5mm以下と、可能な限り細かく(細く)する。
最小内径pが1mm以下であれば、図3に図示する外周板18の周縁に沿って連設された竪穴20のように、竪穴20は、発光素子の中心22を通る直線方向Sに交叉する方向、即ち、発光素子の放つ光10を横切る方向に長く続く溝にすることも出来る。
強い光輝を放つ発光体が顕現するようにするためには、竪穴20や貫通孔1の周壁面に角張った凹凸、特に、角張った凹部や角張った溝、即ち、骨枠内部側から見て入隅が鋭利に突き出た鋭利な凹部や溝を竪穴20や貫通孔1の内面に設けることが推奨される。
隆起した峰25の斜面26、竪穴20の周縁28の斜面29、および、開口23の周縁30の斜面31の骨枠13の表面に対する傾斜角度は、45度〜80度にするとよい。
表面地14の裏面には粘着剤や接着剤による接着層を積層し、その接着層を介して団扇骨枠13に表面地14を貼着する。
その粘着剤や接着剤には、屈折率が1.6以下の樹脂をバインダー成分として用いるとよい。
好ましくは、粒径が100μm以下の中空マイクロバルーンやガラスピーズ等の微粒子を粘着剤や接着剤に配合するとよい。
そのように表面地14の裏面に微粒子の配合された接着層を積層しておくと、その微粒子が発光素子の放つ光10を受けて発光し、団扇骨枠13だけではなく表面地14も発光し、全体が輝く発光団扇が得られる。
その粘着剤や接着剤には、屈折率が1.6以下の樹脂をバインダー成分として用いるとよい。
好ましくは、粒径が100μm以下の中空マイクロバルーンやガラスピーズ等の微粒子を粘着剤や接着剤に配合するとよい。
そのように表面地14の裏面に微粒子の配合された接着層を積層しておくと、その微粒子が発光素子の放つ光10を受けて発光し、団扇骨枠13だけではなく表面地14も発光し、全体が輝く発光団扇が得られる。
10:光
11:発光素子
12:握り柄
13:骨枠
14:表面地
15:基板
16:骨桿
17:骨桿の先端
18:外周板
19:基板の側面
20:竪穴
21:貫通孔
22:発光素子の中心
23:開口
24:開口内接円
25:峰
26:峰の斜面
27:画素
28:竪穴の周縁
29:竪穴の斜面
30:開口の周縁
31:開口の斜面
32:仕切り桿
33:根元
34:分岐箇所
35:細溝(細畝)
d :開口内接円の直径
e :開口の長さ
p :竪穴の最小内径
S :直線方向
11:発光素子
12:握り柄
13:骨枠
14:表面地
15:基板
16:骨桿
17:骨桿の先端
18:外周板
19:基板の側面
20:竪穴
21:貫通孔
22:発光素子の中心
23:開口
24:開口内接円
25:峰
26:峰の斜面
27:画素
28:竪穴の周縁
29:竪穴の斜面
30:開口の周縁
31:開口の斜面
32:仕切り桿
33:根元
34:分岐箇所
35:細溝(細畝)
d :開口内接円の直径
e :開口の長さ
p :竪穴の最小内径
S :直線方向
Claims (12)
- 発光素子(11)と電池を具備する電光装置を具備する握り柄(12)と、その握り柄(12)に接合された団扇骨枠(13)と、その骨枠(13)の表面を被覆する表面地(14)とから成り、表面地(14)は、光の透過する半透明フィルム、紙、布帛、透明フィルムの何れかによって構成されており、骨枠(13)は、握り柄(12)に接合される基板(15)と、基板(15)から放射状に突き出た多数の骨桿(16)と、隣り合う骨桿(16・16)の先端間(17・17)と隣り合う基板(15)と骨桿の先端(17)を連結して骨枠(13)を縁取る外周板(18)とを透明プラスチックによって一体成形して成り、握り柄の発光素子(11)の光(10)の発射方向(S)は、基板の側面(19)に向けられている発光団扇において、
基板(15)と骨桿(16)と外周板(18)の少なくとも何れかに、竪穴(20)が設けられている発光団扇。 - 竪穴(20・20)が表裏向かい合わせに設けられており、その表裏向かい合わせの竪穴(20・20)の間が貫通孔(21)となっている前掲請求項1に記載の発光団扇。
- 竪穴(20)の最小内径pが1mm以下である前掲請求項1と2の何れかに記載の発光団扇。
- 竪穴(20)の周縁(28)の発光素子側(11)の部分が穴底に向けて傾斜した斜面(29)になっている請求項1と2と3の何れかに記載の発光団扇。
- 竪穴(20)が骨桿(16)に設けられており、骨桿(16)の横断面が変曲点を形成することなく続く曲線で縁取られて丸みを帯びた非矩形断面形状を成している前掲請求項1と2と3と4の何れかに記載の発光団扇。
- 発光素子(11)と電池を具備する電光装置を具備する握り柄(12)と、その握り柄(12)に接合された団扇骨枠(13)と、その骨枠(13)の表面を被覆する表面地(14)とから成り、表面地(14)は、光の透過する半透明フィルム、紙、布帛、透明フィルムの何れかによって構成されており、骨枠(13)は、握り柄(12)に接合される基板(15)と、基板(15)から放射状に突き出た多数の骨桿(16)と、隣り合う骨桿(16・16)の先端間(17・17)と隣り合う基板(15)と骨桿の先端(17)を連結して骨枠(13)を縁取る外周板(18)とを透明プラスチックによって一体成形して成り、握り柄の発光素子(11)の光(10)の発射方向(S)は、基板の側面(19)に向けられている発光団扇において、
基板(15)と外周板(18)の少なくとも何れかに隆起して発光素子の中心(22)を通る直線方向(S)に畝状に続く峰(25)が形成されており、
その峰(25)の骨枠(13)の外周板側(18)が発光素子側(11)よりも傾斜した斜面(26)になっている発光団扇。 - 基板(15)と外周板(18)の少なくとも何れかに、発光素子の中心(22)を通る直線方向(S)に細長く続く表裏貫通した開口(23)が設けられており、
その開口(23)に内接する内接円(24)の直径(d)が1〜10mmであり、発光素子の中心(22)を通る直線方向(S)における開口(23)の長さ(e)が、その内接円(24)の直径(d)の5倍以下であり且つ40mm以下である前掲請求項1と2と3と4と5と6の何れかに記載の発光団扇。 - 開口(23)の周縁(30)の発光素子側(11)の部分が、その深さ方向に向けて傾斜した斜面(31)になっている前掲請求項7に記載の発光団扇。
- 外周板(18)に多数の開口(23)が設けられており、その隣り合う開口(23)と開口(23)の間の仕切り(32)が桿状を成し、その仕切り桿(32)と開口(23)とによって外周板(18)が網目状に構成されている前掲請求項7と8の何れかに記載の発光団扇。
- 発光素子の光(10)を受けて変色する変色顔料を含有するインクによる画素(27)が表面地(14)に描かれている前掲請求項1と2と3と4と5と6と7と8と9の何れかに記載の発光団扇。
- 隣り合う骨桿(16・16)の基板に続く根元(33)と根元(33)との分岐箇所(34)に向かい合わせに竪穴(20)が基板(15)に設けられている前掲請求項1と2と3と4と5と6と7と8と9と10の何れかに記載の発光団扇。
- 隣り合う骨桿(16・16)の基板に続く根元(33)と根元(33)が密着している前掲請求項1と2と3と4と5と6と7と8と9と10と11の何れかに記載の発光団扇。
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JP2008045828A JP2009201647A (ja) | 2008-02-27 | 2008-02-27 | 発光団扇 |
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2008
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