JP2009200544A - 無線通信制御方法および無線端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線通信システムにおいて無線端末から無線基地局へ送信されるデータの伝送遅延を抑制する。
【解決手段】無線端末は、第1の上り無線リソースに関する複数種類の割当要求方法毎に前記無線基地局から周期的に割り当てられる送信機会のそれぞれで、対応する割当要求方法での割当要求を送信した場合に前記無線基地局から前記第1の上り無線リソースが割り当てられる各タイミングを、前記送信機会の周期と前記割当要求方法の所要時間とに基づいて推定し、推定したタイミングに基づいて選択した送信機会で前記割当要求を前記無線基地局へ送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信制御方法および無線端末に関する。本発明は、例えば、無線基地局が無線端末に対して無線通信に用いる無線リソース(周波数、タイミング等)を割り当てる無線通信システムに用いることもできる。
近年、無線通信技術の一つとして、IEEE 802.16標準が注目されている。IEEE 802.16標準は、電話回線や光ファイバ回線などの代わりに、通信事業者とユーザ宅との間を無線接続し、都市部や特定地域のLAN(Local Area Network)などを相互に接続する広域ネットワークであるMAN(Metropolitan Area Network)を無線化するWireless MANを構築する手法の一つとして開発された技術である。IEEE 802.16標準では、1台の無線基地局で、例えば、最大70メガビット/秒程度の伝送速度で半径約50km程度のエリアをカバーすることができるとされている。
現在、IEEE802.16 Working Groupにおいて、固定通信用途向けのIEEE 802.16d仕様(IEEE 802.16-2004)と、モバイル通信用途向けのIEEE 802.16e仕様(IEEE 802.16e-2005)とが標準化されている。
無線通信システムは、例えば、無線基地局(BS:Base Station)と、1又は複数のユーザ端末(UE:User Equipment)である無線端末(MS:Mobile Station)とをそなえ、BSとMSとの間で無線リンクを介して無線信号が送受信される。前記無線リンクには、BSからMSへの方向であるダウンリンク(DL)と、その逆の方向であるアップリンク(UL)とが含まれる。
IEEE 802.16eの場合、無線信号の送受信には、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式をベースにした無線フレームが利用される。
図14に、IEEE 802.16eにおける無線フレームの一例を示す。この図14において、横軸はシンボル単位で表される時間方向、縦軸は論理サブチャネル(複数のサブキャリアをグループ化した単位)で表される周波数方向を意味している。
なお、図14はUL及びDLの多重化方式にTDD(Time Division Duplex)方式を用いている例であり、フレームの前半がDLサブフレーム、後半がULサブフレームに時分割されている。DLサブフレームは、BSからMSへ送信されるフレームであり、ULサブフレームは、逆に、MSからBSへ送信されるフレームである。
DLサブフレームには、プリアンブル、FCH(Frame Control Header)、DL−MAP、UL−MAP及びDLバーストの各領域が用意されている。
プリアンブルは、MSがBSを検出し、当該BSが送信する無線フレームに同期するために用いられる既知の信号パターン(同期信号)である。
DL−MAP及びUL−MAP(以下、MAPデータと総称することがある)は、DLサブフレーム及びULサブフレームの無線リソース(バースト)のMSに対する割当情報(対象MSや使用する変調方式、誤り訂正符号等)が含まれる信号である。図14に示す例では、DLサブフレームに、#1〜#6の6つのDLバーストが割り当てられる様子を示している。DLバーストには、BSからMS宛のデータ(ユーザデータや制御メッセージ)をマッピングすることが可能であり、図14の例では、DLバースト#1に制御メッセージの一つであるUL−MAPがマッピングされている。
FCH(Frame Control Header)は、BSに関する情報やMSがDLサブフレームのバースト(MAPデータを含む)を復号するのに用いる情報を規定する信号であり、DL−MAPのDLサブフレームにおけるマッピング領域、符号化方式、繰り返し回数等の情報が含まれる。
一方、ULサブフレームには、複数(図14の例では#1〜#5の5つ)のULバーストをマッピングすることが可能であり、ULバーストには、MSからBS宛のデータ(ユーザデータや制御メッセージ)をマッピングすることが可能である。また、ULバーストの一部をMSがBSに対して初期接続を行なう場合等に用いられるレンジング領域(レンジングサブチャネル)として割り当てることも可能である。
MSは、DLサブフレームのプリアンブル信号を検出することにより、BSから送信されている無線フレームとの同期を確立し、FCHを基にMAPデータ(DL−MAP及びUL−MAP)を復調、復号することで、無線フレームにおいてどのバースト(周波数及びタイミング)でBSと通信を行なえばよいか、また、その通信に、どの変復調方式、誤り訂正符号を用いればよいかを認識することができる。
つまり、IEEE 802.16eでは、DL及びULのいずれの通信も、BSが生成するMAPデータに従って行なわれる。そのため、IEEE 802.16eでは、MSがULのデータ送信を行ないたい場合には、MSがBSからULデータ送信のためのULバーストを割り当ててもらう。その通信制御方法として、スケジューリングタイプがいくつか用意されている。
MSにおいてはウェブ(Web)、音声、動画など様々なアプリケーションが実行される。一例として、データのリアルタイム性が高く、可変レートのトラフィックが発生する無音圧縮有りの音声通信アプリケーションを想定する。
このようなアプリケーションの場合、音声の有無に応じて、ULデータが発生する有音区間と、ULデータが発生しない無音区間とが現れるようなトラフィックとなる。MSは、有音区間では、例えば、音声の符号化方式に応じたある一定の通信レートでULデータを送信する。そのため、BSは、MSに対してULバーストを割り当てる必要がある。
一方、無音区間ではBSはMSにULバーストを割り当てる必要はなく、その分の無線リソースを他のMSの通信に利用することで、無線リソースの利用効率を高めて、BS全体でのULのデータスループットを高めることができる。
このように効率的に無線リソースを利用するためには、BSは、MSにおけるULデータの有無に応じて、MSに対するULバーストの割り当てを動的かつ速やかに認識し、スケジューリングに反映することが望ましい。このようなトラフィック特性をもつULコネクションに適した通信制御方法の一例として、IEEE 802.16eでは、ertPS(extended real-time polling service)と呼ばれるスケジューリングタイプが規定されている。
ertPSでは、ULコネクション確立時に設定するトラフィックパラメータの一つである最大送信レート(Max sustained rate)に基づいて、BSからMSに対してULデータ送信のためのULバーストを、MSからの割り当て要求無しで定期的に割り当てることが可能である。またこれとともに、BSは、ULバーストの割当サイズの変更(割当サイズを0に変更すると、割当停止となる)をMSが要求する場合があることを考慮し、MSに対してポーリングを行なってもよい。
ここで、ポーリングとは、IEEE 802.16eの場合には、ULバーストの割当要求メッセージであるBR(Bandwidth Request)メッセージ(例えば6バイト)をMSが送信するのに足りる小さなULバーストを周期的にBSからMSへ割り当てることを意味する。IEEE 802.16eにおいてertPSを用いる場合、このポーリングの周期は任意である。このようなポーリングを行なわないBSもある。
MSは、前述の無音区間のようにアプリケーションからULデータが発生していない場合には、このULバーストの割当停止をBSに要求して、BSからのULバーストの割り当てを停止する。その後にMSでULデータが発生した場合には、MSは、再度、BSに対してULデータサイズに応じたULバーストの割り当てを要求する。このように、MSは、ULデータの有無に応じてBSに対しULバーストの割当停止/再開を要求することを繰り返す。
IEEE 802.16(TM)-2004 IEEE 802.16e(TM)-2005
上述した従来技術では、BSからMSに対してULバーストの割当要求に関して複数種類の送信機会が割り当てられる場合に、MSはどの送信機会を用いて割当要求を行なうのが良いかに関して積極的に検討されていない。そのため、MSがULバーストの割当再開要求を行なうタイミングによっては、実際にBSからULバーストが割り当てられるまでに遅延が生じて、ULの通信品質が劣化する場合もある。
本発明の目的の一つは、複数ある送信機会を有効に利用することにある。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の一つとして位置付けることができる。
例えば、以下に示す手段を用いる。
(1)無線端末と、前記無線端末に対して上り無線リソースを割り当てる無線基地局と、をそなえた無線通信システムにおける無線通信制御方法であって、前記無線端末は、第1の上り無線リソースに関する複数種類の割当要求方法毎に前記無線基地局から周期的に割り当てられる送信機会のそれぞれで、対応する割当要求方法での割当要求を送信した場合に前記無線基地局から前記第1の上り無線リソースが割り当てられる各タイミングを、前記送信機会の周期と前記割当要求方法の所要時間とに基づいて推定し、推定された前記各タイミングの中で、所定の選択基準を満足するタイミングに対応する割当要求方法を選択し、選択された割当要求方法により、その方法に対応する送信機会で前記割当要求を前記無線基地局へ送信する、無線通信制御方法を用いることができる。
(2)ここで、前記選択基準を満足するタイミングは、前記推定された各タイミングの中で最も早いタイミングである、こととしてもよい。
(3)また、前記送信機会には、前記無線基地局に対する要求なしで周期的に前記無線基地局から前記割当要求のために第2の上り無線リソースを割り当てられた、第1の割当要求方法に対応する第1の送信機会と、前記割当要求に用いる第2の上り無線リソースの割り当てを前記無線基地局に要求するための第3の上り無線リソースを前記無線基地局から割り当てられた、第2の割当要求方法に対応する第2の送信機会と、前記無線基地局に対して受信品質に関する情報を報告するために第4の上り無線リソースを割り当てられた、第2の割当要求方法に対応する第3の送信機会と、のいずれか2以上が含まれる、こととしてもよい。
(4)さらに、前記無線端末は、前記各割当要求方法についての前記所要時間を、過去にそれぞれの割当要求方法で前記割当要求を行なってから前記第1の上り無線リソースが割り当てられるまでの時間を計測して求める、こととしてもよい。
(5)また、前記無線端末は、前記第1の割当要求方法についての前記所要時間を、過去に前記第1の割当要求方法で前記割当要求を行なってから前記第1の上り無線リソースが割り当てられるまでの時間を計測して求める、こととしてもよい。
(6)さらに、前記無線端末は、前記第2の割当要求方法についての前記所要時間を、過去に前記第2の割当要求方法で、前記第3の上り無線リソースを用いて前記第2の上り無線リソースの割り当てを前記無線基地局に要求してから、前記無線基地局により割り当てられた前記第2の上り無線リソースを用いて前記割当要求を行なって、当該割当要求に対して前記無線基地局から前記第1の上り無線リソースが割り当てられるまでの時間を計測して求める、こととしてもよい。
(7)また、前記無線端末は、前記第3の割当要求方法についての前記所要時間を、過去に前記第3の割当要求方法で前記割当要求を前記第4の上り無線リソースを用いて行なってから前記第1の上り無線リソースが割り当てられるまでの時間を計測して求める、こととしてもよい。
(8)さらに、前記無線端末は、前記選択基準を満足するタイミングに対応する割当要求方法が複数存在する場合には、前記無線基地局と送受するメッセージ量が少ない割当要求方法を選択する、こととしてもよい。
(9)また、前記無線端末は、前記割当要求方法毎の前記周期の変動を過去複数の送信機会の割当間隔を基に検出し、検出した前記変動を基に前記推定されるタイミングを補正する、こととしてもよい。
(10)無線端末と、前記無線端末に対して上り無線リソースを割り当てる無線基地局と、をそなえた無線通信システムにおける前記無線端末であって、第1の上り無線リソースに関する複数種類の割当要求方法毎に前記無線基地局から周期的に割り当てられる送信機会のそれぞれで、対応する割当要求方法での割当要求を送信した場合に前記無線基地局から前記第1の上り無線リソースが割り当てられる各タイミングを、前記送信機会の周期と前記割当要求方法の所要時間とに基づいて推定する推定手段と、前記推定したタイミングに基づいて選択した送信機会で前記割当要求を前記無線基地局へ送信する割当要求方法選択手段と、をそなえる無線端末を用いることができる。
(11)ここで、前記推定したタイミングに基づいて選択される送信機会は、前記推定された各タイミングの中で最も早いタイミングに対応する割当要求方法での送信機会である、こととしてもよい。
(12)また、前記推定手段は、前記送信機会に、前記無線基地局に対する要求なしで周期的に前記無線基地局から前記割当要求のために第2の上り無線リソースを割り当てられた、第1の割当要求方法に対応する第1の送信機会と、前記割当要求に用いる第2の上り無線リソースの割り当てを前記無線基地局に要求するための第3の上り無線リソースを前記無線基地局から割り当てられた、第2の割当要求方法に対応する第2の送信機会と、前記無線基地局に対して受信品質に関する情報を報告するために第4の上り無線リソースを割り当てられた、第2の割当要求方法に対応する第3の送信機会と、のいずれか2以上が含まれるか否かを検出する検出部、をそなえてもよい。
(13)さらに、前記推定手段は、前記各割当要求方法についての前記所要時間を、過去にそれぞれの割当要求方法で前記割当要求を行なってから前記第1の上り無線リソースが割り当てられるまでの時間を計測して求める、こととしてもよい。
(14)また、前記推定手段は、前記第1の割当要求方法についての前記所要時間を、過去に前記第1の割当要求方法で前記割当要求を前記第2の上り無線リソースを用いて行なってから前記第1の上り無線リソースが割り当てられるまでの時間を計測して求める第1の所要時間計測部、をそなえてもよい。
(15)さらに、前記推定手段は、前記第2の割当要求方法についての前記所要時間を、過去に前記第2の割当要求方法で、前記第3の上り無線リソースを用いて前記第2の上り無線リソースの割り当てを前記無線基地局に要求してから、前記無線基地局により割り当てられた前記第2の上り無線リソースを用いて前記割当要求を行なって、当該割当要求に対して前記無線基地局から前記第1の上り無線リソースが割り当てられるまでの時間を計測して求める第2の所要時間計測部、をそなえてもよい。
(16)また、前記推定手段は、前記第3の割当要求方法についての前記所要時間を、過去に前記第3の割当要求方法で前記割当要求を前記第4の上り無線リソースを用いて行なってから前記第1の上り無線リソースが割り当てられるまでの時間を計測して求める第3の所要時間計測部、をそなえてもよい。
(17)さらに、前記割当要求方法選択手段は、前記選択基準を満足するタイミングに対応する割当要求方法が複数存在する場合には、前記無線基地局と送受するメッセージ量が少ない割当要求方法を選択する、こととしてもよい。
(18)また、前記推定手段は、前記割当要求方法毎の前記周期の変動を過去複数の送信機会の割当間隔を基に検出する周期性検出部と、検出した前記変動を基に前記推定されるタイミングを補正するタイミング補正部と、をそなえてもよい。
(19)無線端末と、前記無線端末に対して上り無線リソースを割り当てる無線基地局と、をそなえた無線通信システムにおける無線通信制御方法であって、前記無線端末は、第1の割り当て要求方法における送信機会が、第2の割り当て要求方法における送信機会よりも先に訪れる場合であって、前記第1の割り当て要求方法における送信機会を利用した場合に無線リソースが割り当てられる推定タイミングが、前記第2の割り当て要求方法における送信機会を利用した場合に無線リソースが割り当てられる推定タイミングの後である場合に、前記第1の割り当て送信機会で割り当て要求を前記無線基地局へ送信せずに、前記第2の割り当て送信機会で割り当て要求を前記無線基地局に送信する、無線通信制御方法を用いることもできる。
本発明によれば、複数ある送信機会を有効に利用することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形(各実施例を組み合わせる等)して実施することができる。
〔A〕概要説明
まず、図1〜図4を用いて本例の無線通信システムにおけるUL通信制御方法の概要を説明する。なお、無線通信システムには、少なくとも1台の無線基地局(BS)と、少なくとも1台のユーザ端末(UE)である無線端末(MS)と、をそなえ、MSは、BSと無線リンクを確立して無線通信を行なう。その無線通信方式の一例としては、IEEE 802.16eに準拠したOFDMA(又はOFDM)方式を想定する。
つまり、BSとMSとの間の無線通信は、図14に示したような無線フレームフォーマットにて実施することが可能である。そして、BSは、制御信号の一例としてのMAPデータ(UL/DL−MAP)を用いて、MSがデータ受信に用いる下り無線リソースの一例としてのDLバースト(周波数、タイミング)と、MSがデータ送信に用いる上り無線リソースの一例としてのULバースト(周波数、タイミング)と、をそれぞれ指定(割当)することができる。
また、先に述べたように、MSは、ウェブ(Web)、音声、動画など様々なアプリケーションを実行することが可能であり、本例においても、データのリアルタイム性が高く、可変レートのトラフィック(有音区間と無音区間と)が発生しうる、音声通信アプリケーションによる通信が可能である。
このような無線通信システムにおいて、一例として、無音区間の発生に伴ってMSがULのユーザデータ送信に用いるULバースト(第1の無線リソース)のBSによる割り当てが停止された後に(あるいは最初の割り当てでもよい)、MSからBSに対してULバーストの割当(再開)を要求する方法(シーケンス)として、以下の3つ(第1〜第3の割当要求方法)が考えられる。他の割り当て要求方法を更に追加し、選択の対象に含めることもできる。
(1)ポーリング(第1の割当要求方法)
BSによるULバーストの割当停止中であっても、BSがMSに対して周期的なポーリングを行なっている場合、即ち、ULバーストの割当要求メッセージであるBRメッセージ(例えば、6バイト)の送信に足りる第1の送信機会の一例としてのULバースト(第2の無線リソース)を周期的にMSへ割り当てている場合、MSは、ポーリングの応答としてBRメッセージをそのULバーストを用いてBSに送信して、ULバースト割当サイズを元に戻すよう要求する。この要求に対してBSからMSへULバーストが割り当てられると、MSは、そのULバーストを用いてULデータの送信を開始する〔例えば、図2の割当要求シーケンス(処理701〜704)参照〕。
(2)コンテンション(第2の割当要求方法)
ULサブフレーム上に第2の送信機会の一例としてのCDMA BR用のULバースト〔コンテンション領域(第3の無線リソース)〕が設定される〔例えば、UL−MAPによりUIUC(Uplink Interval Usage Code)=12として設定される〕場合には、そのコンテンション領域でCDMA BRコードをBSに送信して、BRメッセージ送信用のULバースト(第2の無線リソース)の割当を要求する。そして、CDMA BRコードの応答としてBSからCDMA Allocation IEによりULバーストが割り当てられれば、MSは、そのULバーストを用いてBRメッセージをBSに送信して、ULバーストの割当サイズを元に戻すよう要求する。この要求に対してBSからMSへULバーストが割り当てられると、MSは、そのULバーストを用いてULデータの送信を開始する〔例えば図3の割当要求シーケンス(処理801〜806)参照〕。
(3)CQICH(第3の割当要求方法)
MSにおけるDLの無線チャネル品質の指標であるDL CINR(Carrier to Interference and Noise Ratio)をBSに周期的に報告するための制御チャネルであるCQI(Channel Quality Indicator)チャネル(CQICH)がBS−MS間で確立されている〔例えば、DL−MAPによりUIUC=0のULバースト(第4の無線リソース)が第3の送信機会の一例として割り当てられている〕場合には、MSは、DL CINRの代わりに(あるいはDL CINRとともに)、ULバーストの割当(再開)要求を意味するコードワード(codeword)をBSへ送信して、ULバーストの割当サイズを元に戻すよう要求する。この要求に対してBSからMSへULバーストが割り当てられると、MSは、そのULバーストを用いてULデータの送信を開始する〔例えば図4の割当要求シーケンス(処理901〜904)参照〕。
そこで、本例のMSは、ULバーストの割当要求方法(シーケンス)の候補である、(1)ポーリング、(2)コンテンション(領域)、(3)CQIチャネルのULバーストのいずれがBSにより設定されているか、設定される場合はその周期性およびタイミングを検出、把握する。周期性、タイミングは既知であれば、それを記憶して用いることもできるし、IEEE 802.16eの場合は、BSから毎フレームにブロードキャストされるUL−MAPをMSが受信、解析することで把握してもよい。なお、ULバーストを要求するメッセージを送信するための前記3種類のタイミング(送信機会)を、割当要求機会と呼ぶことがある。
また、MSは、存在する割当要求方法の候補について、要求実行から実際にBSからULバーストが割り当てられてULデータの送信が可能となるまでに要する時間(所要時間)を推定する。この所要時間は、前記割当要求方法毎のデフォルト値として予めMSに設定しておいてもよいし、過去に実行した割当要求方法での割当要求からULバーストが割り当てられるまでのフレーム数をカウントした値やその平均値を求めて用いてもよい。
例えば、MSが送信したBRメッセージをBSが受信してからULバーストの割り当てまでのフレーム数がBSの実装や性能によって異なる場合があるため、初回の所要時間はデフォルト値で推定し、以降はBRメッセージの送信を行なう度に実測したフレーム数を基に推定することも可能である。
MSは、これらの割当要求方法毎の、周期性、割当要求実行可能なタイミング、所要時間に基づき、ULデータが発生してから、最終的にULデータ送信に用いるULバーストがBSから割り当てられるフレーム(タイミング)を割当要求方法毎に推定し、他よりも早くULバーストの割り当てが行なわれると推定される割当要求方法を選択し、その方法で割当要求を実行する。
一例を図1に示す。なお、図1において、横軸は無線フレームを単位とする時間方向であり、ここでは1フレーム(DL及びULの両方を含む)は5ms(ミリ秒)と仮定して、フレームFn0からフレームFn13までの14フレームを順次明示している。
また、BSは、20ms(つまり4フレーム)周期のポーリング、10ms(つまり2フレーム)周期のコンテンション、50ms(つまり10フレーム)周期のCQIチャネルをそれぞれ設定しているとする。このような設定環境において、MSでは、フレームFn0〜Fn13の13フレームのうちフレームFn0〜Fn3の間、ULデータが発生しておらずBSによるULバーストの割り当てが停止されており、その後のフレームFn4、Fn8、Fn12においてそれぞれULデータが発生したとする。
この場合、MSは、前記3つの割当要求方法の候補である(1)ポーリング、(2)コンテンション、(3)CQIチャネルのいずれかがBSにより設定されているかを、受信UL−MAPを解析して識別し、設定されていれば、それぞれの周期性、タイミングを検出する。図1の例では、ポーリングの周期は4フレームで、次回タイミングはフレームFn6であり、コンテンションの周期は2フレームで、次回タイミングはフレームFn5であり、CQIチャネルの周期は10フレームで、次回タイミングはFn12である、ことをそれぞれ検出する。
そして、MSは、それぞれの割当要求方法(シーケンス)を実行した場合の前記所要時間を推定し、その推定結果を基に、ULバーストが割り当てられるフレーム(次回割当フレーム)を推定する。図1の例では、ポーリングについてはフレームFn10、コンテンションについてはフレームFn13、CQIチャネルについてはフレームFn16(図1には図示省略)がそれぞれ次回(ULバースト)割当フレームであると推定されている。
MSは、その推定結果の中で、例えば次回割当フレームが最も早い割当要求方法を選択し、その方法でULバーストの割当(再開)を要求する。図1の例では、MSは、次回割当フレームがフレームFn10であるポーリングを選択し、次回のポーリング周期のタイミング(フレームFn6のBRメッセージ送信機会)にて、BRメッセージをBSに対して送信してULバーストの割当サイズの変更(図1の例では、0から1000バイトに変更)を要求する。
以上のような無線通信制御方法によると、MSでのULデータの有無に応じてBSからMSにULバーストを動的に割り当ててULの無線リソースを効率良く使用しつつ、BSがMSに対するULバーストの割り当てをいったん停止した後、ULバーストの割り当てを再開する際のULバースト割り当てまでの時間を短縮することが可能となる。
したがって、ULデータの遅延時間やバッファ溢れによるデータロスなどの発生を低減することが可能となり、音声通話などのリアルタイム性の高いアプリケーションの品質劣化を防ぐことが可能となる。
なお、ここで行なった選択の基準は、MSからBSへ送信されるデータの伝送遅延を抑制することを主眼に設定した選択基準であるが、MSにおいて送信処理が都合のよいタイミングで行なわれることを主眼に設定することもできる。
例えば、送信機会のうち、最初の送信機会で割り当て要求を行なうと、割り当てが行なわれたタイミングにおける他の処理により、処理負荷が高まってしまうことが推定される場合等に他の送信機会を利用して、割り当てが行なわれるタイミングを他のタイミングにずらすこともできる(図1で例えば、CQIチャネルを利用して割り当て要求を行なう)。
処理負荷に限らず、推定されたタイミングのうち、MSにとって都合のよいタイミングを選択する他の基準を設定し、その基準で選択したタイミングに対応する送信機会及び割り当て方法を用いて割り当て要求を行なうこともできる。
選択基準は、MSの記憶部に記憶しておき、必要に応じて読み出して用いることもできるし、また、BSからMS毎又は無線エリア内のMS全体に通知することもできる。
また、選択されなかった送信機会においては、割り当て要求を送信しないようにすることが望ましい。同じ要求を行なうのに、複数の無線送信がなされことによる、消費電力の浪費等を回避できるからである。もちろん、複数の割り当て要求をBSが受信した場合であっても、MSに対してデータ送信のためのULバースト割り当てを行なったら、他の割り当て要求に応じたULバーストの割り当てを行なわないように制御してもよい。
以上の選択基準の設定例は、以下の実施例においても同様である。
〔B〕一実施例
以下、上述した無線通信制御方法を実現するMSの機能の一例について、図5を用いて説明する。図5は、一実施例に係るMSの構成を示すブロック図である。この図5に示すMS30は、例えば、アプリケーション部31、送信データバッファ32、PDU(Protocol Data Unit)生成部33、送信処理部34、無線インタフェース35、アンテナ36、受信処理部37、メッセージ抽出部38、UL−MAP解析部39、DL−MAP解析部40、SDU(Service Data Unit)再生部41、UL割当管理部42、制御メッセージ生成部43をそなえる。
無線インタフェース35は、アンテナ36を具備し、このアンテナ36により、BS10等の外部通信機器との間で無線信号の送受信を行なう。例えば、無線インタフェース35は、送信処理部34で生成された無線フレームを無線信号に変換し、所定の送信電力に増幅してアンテナ36からBS10へ送信する一方、アンテナ36で受信された無線信号を受信処理部37へ送信する。
アプリケーション部31は、ユーザがMS30で利用するアプリケーションに応じたデータ(ユーザデータ)を処理する機能を具備する。例えば、アプリケーション部31は、送信を希望するユーザデータを生成して送信データバッファ32に送出する機能や、BS10から受信したユーザデータに応じた表示処理、音声出力処理等を行なう機能を具備する。
送信データバッファ32は、アプリケーション部31が生成したデータを所定の処理単位、例えば、SDU(Service Data Unit)を単位として一時的に保持する。
PDU生成部33は、UL割当管理部42による制御の下、BSから受信したUL−MAPに基づきULサブフレーム内にULバーストが割り当てられると、送信データバッファ32に保持されたSDUを読み出し、MACヘッダやCRCの付与、フラグメント、パッキング等のSDU/PDU変換処理を実施して、PDUを生成する。
送信処理部34は、PDU生成部33で生成されたPDU及び制御メッセージ生成部43で生成された制御メッセージ(ULバーストの割当要求メッセージ等)を、符号化、変調し、無線フレームを生成する。符号化方式には、例えば、畳み込み符号化、ターボ符号化、低密度パリティ検査(LDPC:Low Density Parity Check)符号化等の誤り訂正符号化(FEC:Forward Error Correction)を用いることが可能である。変調方式には、例えば、QPSKや16QAM,64QAM等の多値直交変調方式を用いることが可能である。これらの符号化、変調は、BS10との間の無線チャネル品質に応じて適応的に制御〔AMC(Adaptive Modulation and Coding)制御〕されてもよい。
一方、受信処理部37は、無線インタフェース35を介して受信したBS10からのDLの無線信号から無線フレームの検出(抽出)、復調、復号化を行なう。復調方式には、受信した無線信号の送信元であるBS10での変調方式(QPSKや16QAM,64QAM等)に対応する復調方式を用いることが可能である。また、復号化方式には、前記送信元での符号化方式(畳み込み符号化、ターボ符号化、LDPC符号化等の誤り訂正符号化)に対応する復号化方式を用いることが可能である。
メッセージ抽出部38は、受信処理部37で得られた無線フレームの復号データから、MAPデータ(DL/UL−MAP)を検出(抽出)し、UL−MAPはUL−MAP解析部39へ、DL−MAPはDL−MAP解析部40へ、それぞれ転送する。
UL−MAP解析部39は、メッセージ抽出部39から転送されたUL−MAPの内容を解析して、その情報をUL割当管理部42に転送する。
DL−MAP解析部40は、メッセージ抽出部39から転送されたDL−MAPの内容を解析し、自局30に割り当てられたDLバーストにユーザデータ(PDU)がマッピングされている場合には、そのDLバーストからPDUを抽出してSDU再生部41へ転送する。
SDU再生部41は、DL−MAP解析部40から転送されたPDUについて、デフラグメント、デパッキング、MACヘッダやCRCの除去などのPDU/SDU変換処理を実施して、SDUを再生し、上位のアプリケーション部31へ引き渡す。
UL割当管理部42は、送信データバッファ32における送信待ちULデータ(SDU)の有無をチェックし、UL−MAPによりULバーストが割り当てられた場合には、PDU生成部33にPDUの生成を指示する。ULバーストが割り当てられていない場合には、UL割当管理部42は、制御メッセージ生成部43に対して、BRメッセージ、CDMA BR code、CQICHを利用して送信するコードワードなどのULバーストの割当要求メッセージ(制御メッセージ)の生成を依頼する。
制御メッセージ生成部43は、UL割当管理部42からの前記依頼を受けると、その依頼に応じた制御メッセージを生成し、送信処理部34に転送してBS10への送信を依頼する。
そして、本例のUL割当管理部42は、図1〜図4にて前述したようなUL通信制御方法を実現すべく、例えば、割当要求方法検出部421と、周期判定部422と、次回割当推定部423と、割当要求方法選択部424と、をそなえる。
ここで、割当要求方法検出部421は、UL−MAP解析部39で解析されたUL−MAPの情報に基づき、ULバーストの割当要求方法の候補(各割当要求方法に対応する周期的な送信機会)が複数種類設定されているか、例えば、ポーリング、コンテンション領域、CQIチャネルのいずれか2種類以上が設定されているかどうかを検出する。
周期判定部422は、割当要求方法検出部421によって検出された候補について、それぞれの設定周期をチェックする。例えば、過去(前回)の送信機会から次の送信機会までの経過時間(例えば経過フレーム数)をチェックし、その設定周期を判定する。なお、設定周期が一定ではなく変動する場合には、周期の平均や分散などを算出してもよい。
次回割当推定部423は、図1に例示したように、割当要求方法検出部421で検出されたフレーム番号、周期判定部422により判定された周期、および、割当要求方法毎の要求シーケンスの所要時間(例えば、フレーム数)を基に、それぞれの割当要求方法での次回の割当要求機会でBS10へ割当要求を行なった場合に、BS10からULバーストが割り当てられ、ULデータが送信可能となるタイミング(例えば、フレーム番号)を推定する。
前記所要時間は、それぞれの割当要求方法でのデフォルトの時間(フレーム数)としてもよいし、過去の実績から、すなわち、過去に実行した割当要求方法でULバーストが割り当てられるまでの時間を実測して、求めてもよい。このようにすれば、デフォルトの時間を用いる場合に比して、より実際の無線伝搬環境に則した所要時間を基にしたタイミング推定が可能となり、当該タイミング推定の精度を向上することができる。
例えば、ポーリングの場合(図2参照)であれば、過去にポーリングの応答としてBRメッセージをBS10に送信してから、ULバーストが割り当てられるまでの経過フレーム数を計測する。コンテンションの場合(図3参照)であれば、コンテンション領域でCDMA BRコードをBS10に送信してから、CDMA Allocation IEによりULバーストが割り当てられ、そのULバーストを用いてBRメッセージをBS10に送信し、この要求に対してULバーストが割り当てられるまでの経過フレーム数を計測する。CQICHの場合(図4参照)であれば、CQICHでコードワード(codeword)をBS10へ送信してから、ULバーストが割り当てられるまでの経過フレーム数を計測する。
つまり、本例の次回割当推定部423は、ポーリング(第1の割当要求方法)についての前記所要時間を計測して求める第1の所要時間計測部としての機能と、コンテンション(第2の割当要求方法)についての前記所要時間を計測して求める第2の所要時間計測部としての機能と、CQICH(第3の割当要求方法)についての前記所要時間を計測して求める第3の所要時間計測部として機能と、を具備する。
割当要求方法選択部424は、次回割当推定部423にて推定されたフレーム番号が他よりも小さい割当要求方法を選択し、その割当要求方法での次回の割当要求機会で割当要求メッセージを生成、送信するよう制御メッセージ生成部43に依頼する。当該選択部424は、前記のフレーム番号、周期、所要時間、推定タイミングなどの情報を例えば図1、図11、図12に示すような表形式のデータとして図示しないメモリ等に保持し、管理することが可能である。
(MSの動作)
以下、上述のMS30において、割当要求方法の検出、周期性のチェック、要求シーケンスの所要時間の計測(推定)を行なう動作について、図6〜図8に示すフローチャートを用いて説明する。
図6に示すように、MS30は、無線インタフェース35を介して無線フレームをBS10から受信し、受信処理部37にて既述の受信処理を行なう(処理1001)。
受信処理された信号は、メッセージ抽出部38に転送され、当該メッセージ抽出部38にてUL−MAPが抽出され、その内容がUL−MAP解析部39にて解析される(処理1002)。
その解析結果は、UL割当管理部42の割当要求方法検出部421に転送され、割当要求方法検出部421は、UL−MAPの解析結果に基づき、ポーリング(例えば、BRメッセージを送信するに足るサイズのULバースト)、コンテンション領域(例えば、UIUC=12、かつ、Ranging Methodが16進数表記で0b10又は0b11に設定されているULバースト)、CQIチャネル(例えば、UIUC=0に設定されたULバースト)が存在する(設定されている)か否かを検出する(処理1003)。
その結果、複数の割当要求方法の候補が検出されれば、周期判定部422にて、検出された割当要求方法のそれぞれについて、前回の割当要求機会からの経過時間(フレーム数)を算出する(処理1003のYルートから処理1004)。
そして、周期判定部422は、前記算出した経過時間と、以前に算出した経過時間とを比較して、割当要求機会の周期性をチェックする(処理1005)。そのチェック方法の一例としては、図7に示す方法と、図8に示す方法とが考えられる。
図7に示す例の場合、周期判定部422は、過去n回(nは自然数)の割当要求機会の間隔(経過時間)を実測、記憶しておく。なお、nの値は、固定値として予めMS30に設定しておくことが可能であり(例えば、n=3等)、また、適応的に可変してもよい。
そして、周期判定部422は、n回とも間隔が等しいか否かをチェックし(処理1511)、等しければ、その間隔(今回の経過時間)を、対応する割当要求方法での割当要求機会の検出周期とする(処理1511のYルートから処理1512)、等しくなければ、n回のうち最大の間隔を検出周期とし(処理1511のNルートから処理1513)、その周期の割当要求方法を選択候補として抽出(設定)する(処理1514)。なお、本例では、当該割当要求方法が候補に選出されないケースは無い。
一方、図8に示す例の場合、周期判定部422は、過去n回の割当要求機会の間隔(経過時間)を実測し、標準偏差を計算し(処理1521)、当該標準偏差が0、つまり過去n回の間隔が全て等しいか否かをチェックする(処理1522)。なお、この場合も、nの値は、予めMS30に設定しておくことが可能であり、また、適応的に可変してもよい。
求めた標準偏差=0なら、周期判定部422は、その周期を検出周期の平均値とし(処理1522のYルートから処理1523)、標準偏差≠0なら、さらに、求めた前記標準偏差が0よりも大きく、かつ、所定の閾値未満であるか否かをチェックする(処理1522のNルートから処理1524)。なお、前記閾値は、MS30に予め設定しておくことが可能である。
その結果、求めた前記標準偏差が0よりも大きく、かつ、所定の閾値未満であれば、周期判定部422は、過去n回の間隔のうち最大であった間隔を検出周期とする(処理1524のYルートから処理1525)。
そして、周期判定部422は、前記平均値又は最大間隔とした周期の割当要求方法を選択候補として抽出(設定)する(処理1526)。なお、標準偏差が前記閾値以上であった場合には、周期判定部422は、当該割当要求方法を選択候補としては抽出せずに処理を終了する(処理1524のNルート)。
つまり、本例の周期性判定部422は、割当要求方法毎の周期の変動を過去複数の送信機会の割当間隔を基に検出する周期性検出部としての機能と、次回割当推定部423での推定に用いられる前記検出周期を上述のごとく補正することで、次回割当推定部423で推定される次回(ULバースト)割当フレーム(タイミング)を前記周期の変動を基に補正するタイミング補正部としての機能を果たす。
このような周期性チェック、タイミング補正を行なうことで、実際の無線伝搬環境の変動に追従して、タイミング推定の精度をさらに向上することができる。なお、周期性チェック、タイミング補正は、必須の処理ではなく、無線伝搬環境の変動が小さく周期性に対する影響が無視できるような場合など、省略してもよい。
さて、以上の周期性チェックの後、MS30は、図6に示すように、次回割当推定部423により、UL−MAP解析部39で解析されたUL−MAPの内容に基づき、ULデータを送信するためのULバースト(BRメッセージよりも大きなサイズのULバースト)が割り当てられているか、かつ、これに先立ちBRメッセージを送信済み(つまり、BS10からのULバーストの割当待ちの状態)であるかどうかを判定する(処理1006)。
この条件が満たされていれば、次回割当推定部423は、BRメッセージを送信してからULバーストが割り当てられるまでの経過時間を算出し、所要時間の実測値として記憶する(処理1006のYルートから処理1007)。この実測値は、以降のULバースト割当フレームの推定において参照される。
次いで、次回割当推定部423は、前記UL−MAPの内容に基づき、BRメッセージを送信するためのCDMA Allocation IE(UIUC=14のULバースト)がBS10から割り当てられているか、かつ、これに先立ちCDMA BR codeを送信済み(つまりBS10からのULバーストの割当待ちの状態)であるかどうかを判定する(処理1008)。
この条件が満たされていれば、次回割当推定部423は、CDMA BR codeを送信してからCDMA Allocation IEが割り当てられるまでの経過時間を算出し、所要時間の実測値として記憶する(処理1008のYルートから処理1009)。この実測値は、以降のULバースト割当フレームの推定において参照される。
なお、前記の判定処理1006又は判定処理1008での判定条件が満たされない場合、次回割当推定部423は、前記経過時間の算出処理1007又は1009は実行せずに当該受信フレームでの処理を終了する(処理1006、処理1008のNルート)。
次に、MS30において、ULデータが発生して割当要求の実行する動作について、図9及び図10に示すフローチャートを用いて説明する。
図9に示すように、MS30において、UL割当管理部42は、送信データバッファ32を参照し(処理2001)、ULデータが発生しているか(保持されているか)否かをチェックする(処理2002)。
ULデータが発生している場合には、UL割当管理部42(次回割当推定部423)は、割当要求方法検出部421及び周期判定部422によって検出されている割当要求方法の候補を抽出する(処理2003)。
そして、次回割当推定部423は、抽出された個々の候補を用いてBS10に割当要求を行なった場合の次回のULバースト割当フレームをそれぞれ推定する(処理2004)。
次いで、UL割当管理部42は、割当要求方法選択部424によって、割当要求方法の選択処理を実施する(処理2005)。例えば、図10に示すように、割当要求方法選択部424は、前記の抽出処理2003で抽出された割当要求方法の候補が1つだけかをチェックし(処理2501)、1つだけであれば、その候補を選択する(処理2502)。
一方、前記の抽出処理2003で抽出された割当要求方法の候補が複数存在すれば、割当要求方法選択部424は、それぞれの候補について前記推定処理2004で推定された次回ULバースト割当フレームが他よりも早い割当要求方法の候補が1つだけか否かを判定する(処理2501のNルートから処理2503)。
その判定の結果、候補が1つだけなら、割当要求方法選択部424は、その候補を実行する割当要求方法として選択する(処理2503のYルートから処理2504)。一方、前記判定処理2503の結果、次回ULバースト割当フレームが他よりも早いと推定された割当要求方法の候補が複数存在する場合は、割当要求方法選択部424は、割当要求を実行する際のメッセージ量が小さい候補を選択する(処理2503のNルートから処理2505)。
ここで、それぞれの割当要求方法(シーケンス)でBS10とMS30との間で送受されるメッセージ量の大小関係は、例えば図2〜図4に示すように、CQICH<ポーリング<コンテンションである。したがって、この場合、例えば、次回ULバースト割当フレームが他よりも早いと推定された割当要求方法の候補の中にCQICHが含まれていれば、当該CQICHが実行する割当要求方法として選択されることになる。
なお、割当要求の実行に必要なメッセージ量が同じ割当要求方法が存在する場合には、いずれの割当要求方法を選択してもよい。ランダムに選択してもよいし、一定の条件や規則(前回とは異なる方法を優先して選択する等)に従って選択することとしてもよい。
さて、上述のようにして割当要求方法が選択されると、MS30(割当要求方法選択部424)は、図9に示すように、前記UL−MAPの内容に基づき、選択した割当要求方法が現フレームで実行可能か否かをチェックし(処理2006)、現フレームで実行可能でなければ、以降の実行可能なフレームまで実行を待機する(処理2006のNルートから処理2007)。
一方、選択した割当要求方法が現フレームで実行可能な場合には、割当要求方法選択部424は、選択した割当要求方法に基づきBRメッセージ(ポーリングの場合)、またはCDMA BR code(コンテンションの場合)、またはcodeword(CQICHの場合)をBS10へ送信するよう制御メッセージ生成部43に依頼する(処理2006のYルートから処理2008)。
一例として、図11に、割当要求方法選択部424で選択される割当要求方法がコンテンションとなるケースを示し、図12に、割当要求方法選択部424で選択される割当要求方法がCQICHとなるケースを示す。
図11に示す例では、ポーリングの周期が100ms(20フレーム)、コンテンションの周期が10ms(2フレーム)、CQICHの周期が50ms(10フレーム)となっている。そして、フレームFn4から20ms周期で(つまり、フレームFn4,Fn8,Fn12で)MS30にてULデータが発生している。
この場合、MS30でULデータの発生したフレームFn4以降で、BS10から次回のポーリングが行なわれるのはフレームFn21(図示省略)であり、MS30からのBRメッセージの送信によりBS10がULバーストを割り当てるのはフレームFn26(図示省略)であると推定される。
また、MS30でULデータの発生したフレームFn4以降で、CQICHが次に設定されるのはフレームFn12であり、MS30がcodewordをBS10に送信することによりBS10がULバーストをMS30割り当てるのはフレームFn16(図示省略)であると推定される。一方、コンテンション領域は、フレームFn5で設定され、MS30がCDMA BR code、BRメッセージを送信することによりBS10からULバーストが割り当てられるのはフレームFn13であると推定される。
このため、MS30(割当要求方法選択部424)は、選択基準の一例として、最も早く(フレームFn13で)ULバーストの割り当てが再開可能なコンテンションを実行すべき割当要求方法として選択し、ULデータの発生(フレームFn4)後に当該割当要求方法を実行可能なフレームFn5で設定されるコンテンション領域を使ってBS10に対しULバーストの割当要求を実行する。
その際、MS30は、フレームFn5よりも先に訪れる他の割当要求方法での送信機会(図11で例えば、フレームFn1のポーリングでの送信機会や、フレームFn2のCQICHでの送信機会)では、割当要求を送信しないことができる。
つまり、MS30は、或る割当要求方法の一例としてのポーリング又はCQICHにおける送信機会が、別の割当要求方法の一例としてのコンテンションにおける送信機会よりも先に訪れる場合であって、前者の割当要求方法(ポーリング又はCQICH)における送信機会を利用した場合に無線リソースが割り当てられる推定タイミング(図11の例でフレームFn26又はFn16)が、後者の割当要求方法における送信機会を利用した場合に無線リソースが割り当てられる推定タイミング(図11の例でフレームFn13)の後である場合に、前者のポーリング又はCQICHの割当送信機会で割り当て要求をBS10へ送信せずに、後者のコンテンションの割り当て送信機会で割り当て要求をBS10に送信する、ことができる。なお、もちろん、前者の割当要求方法がコンテンションである場合もあるし、後者の割当要求方法がポーリング又はCQICHである場合もある。
一方、図12に示す例では、ポーリング及びCQICHの周期がいずれも50ms(10フレーム)であり、コンテンションの周期が10ms(2フレーム)となっている。そして、フレームFn4から20ms周期で(つまり、フレームFn4,Fn8,Fn12で)MS30にてULデータが発生している。
この場合、MS30でULデータの発生したフレームFn4以降で、BS10から次回のポーリングが行なわれるのはフレームFn9であり、次回にコンテンション領域が設定されるのはフレームFn5であり、次回にCQICHが設定されるのはフレームFn9であるとそれぞれ推定される。
このため、BS10が次回に割り当てを行なうULバーストのフレームは、各割当要求方法の所要時間を考慮すると、ポーリング、コンテンション、CQICHのいずれもフレームFn13と等しくなる。この場合、MS30は、選択基準の一例として、無線リソースをできるだけ節約するために、ULバーストの割当要求に必要なメッセージ量が小さい割当要求方法を選択することが可能である。
先に述べたように、それぞれの割当要求方法(シーケンス)で要するメッセージ送受信量の大小関係が、CQICH<ポーリング<コンテンションであるとすれば、MS30(割当要求方法選択部424)は、最もメッセージ量の小さいCQICHを選択し、フレームFn9で設定されるCQICHを使ってBS10に対し割当要求を実行する。
以上のように、本例のUL通信制御方法によれば、無線リソースを効率良く使用しつつ、ULバーストの割り当てを再開する際の所要時間を短縮することが可能となるから、例えば、MS30において、単純にULデータ発生後からのタイミングが最も近い割当要求方法を用いて割当要求を実行してしまい、ULバーストの割当要求シーケンスの開始フレームが先であったとしても、ULバーストが割り当てられるまでの所要時間の違いから、結果的にMS30におけるULデータの滞留時間が長くなり、ULデータの伝送遅延や送信データバッファ32のオーバーフロー等が発生することを回避することが可能となる。
なお、参考までに、図13に、MSにおいて、単純にULデータ発生後からのタイミングが最も近い割当要求方法を用いて割当要求を実行した場合の動作例を示す。図13においても、横軸は無線フレームを単位とする時間方向であり、ここでは1フレーム(DL及びULの両方を含む)は5ms(ミリ秒)としており、フレームFn0からFn13までを順次表示している。
MSでは、フレームFn0〜Fn3の期間、ULデータが発生しておらず、BSからのULバーストの割り当ては停止されている。フレームFn4において、MSにてULデータが発生すると、MSは、フレームFn4以降のフレームでBSに対しULバーストの割当再開を要求する。
ここで、BSは、MSに対して20ms(4フレーム)おきにポーリングを行なっており、そのタイミングはFn2、Fn6、Fn10、…であるとする。また、BSは、ULサブフレーム上に10ms(2フレーム)おきにコンテンション領域を設定し、そのタイミングはFn1、Fn3、Fn5、Fn7、Fn9、Fn11、Fn13、…であるとする。また、BSとMSとの間では、CQICHが確立されており、その周期は50ms(10フレーム)で、タイミングはFn2、Fn12、…であるとする。
MSでは、ULデータが発生したフレームFn4において、ULバーストの割当再開のための割当要求の実行待ち状態に入る。そして、MSは、フレームFn5よりも以前に受信する無線フレームのUL−MAPによって、フレームFn5にコンテンション領域が設定されることを認識し、フレームFn5において、コンテンションによる割当要求を開始する(図13の符号A参照)。
その場合、MSとBSとの間では、フレームFn5から図3に示したようなシーケンスが実行され、最終的にフレームFn13においてMSはULデータをBSへ送信することが可能となる。
しかし、図13の符号Bに示すように、MSは、フレームFn6でポーリングにより割り当てられたBRメッセージの送信機会を用いることができたならば、フレームFn6において図2に示したシーケンスを実行することで、最終的にフレームFn10においてULデータをBSへ送信することが可能となったはずである。
本例のUL通信制御方法によれば、このようなULバーストの割当遅延、ULデータを送信可能なタイミングの遅延の発生を回避することが可能なのである。
なお、上述した例では、割当要求方法の種類がポーリング、コンテンション、CQICHの3種類存在すると仮定したが、2種類の場合あるいは4種類以上存在する場合にも、MS30は、上記と同様に、周期性の相違、割当要求シーケンスの所要時間の相違を基に、適切な割当要求方法を選択して実行することが可能である。
〔C〕付記
(付記1)
無線端末と、前記無線端末に対して上り無線リソースを割り当てる無線基地局と、をそなえた無線通信システムにおける無線通信制御方法であって、
前記無線端末は、
第1の上り無線リソースに関する複数種類の割当要求方法毎に前記無線基地局から周期的に割り当てられる送信機会のそれぞれで、対応する割当要求方法での割当要求を送信した場合に前記無線基地局から前記第1の上り無線リソースが割り当てられる各タイミングを、前記送信機会の周期と前記割当要求方法の所要時間とに基づいて推定し、
推定された前記各タイミングの中で、所定の選択基準を満足するタイミングに対応する割当要求方法を選択し、
選択された割当要求方法により、その方法に対応する送信機会で前記割当要求を前記無線基地局へ送信する、
ことを特徴とする、無線通信制御方法。
(付記2)
前記選択基準を満足するタイミングは、前記推定された各タイミングの中で最も早いタイミングである、ことを特徴とする、付記1記載の無線通信制御方法。
(付記3)
前記送信機会には、
前記無線基地局に対する要求なしで周期的に前記無線基地局から前記割当要求のために第2の上り無線リソースを割り当てられた、第1の割当要求方法に対応する第1の送信機会と、
前記割当要求に用いる第2の上り無線リソースの割り当てを前記無線基地局に要求するための第3の上り無線リソースを前記無線基地局から割り当てられた、第2の割当要求方法に対応する第2の送信機会と、
前記無線基地局に対して受信品質に関する情報を報告するために第4の上り無線リソースを割り当てられた、第2の割当要求方法に対応する第3の送信機会と、
のいずれか2以上が含まれる、ことを特徴とする、付記1又は2に記載の無線通信制御方法。
(付記4)
前記無線端末は、
前記各割当要求方法についての前記所要時間を、過去にそれぞれの割当要求方法で前記割当要求を行なってから前記第1の上り無線リソースが割り当てられるまでの時間を計測して求める、
ことを特徴とする、付記3記載の無線通信制御方法。
(付記5)
前記無線端末は、
前記第1の割当要求方法についての前記所要時間を、過去に前記第1の割当要求方法で前記割当要求を行なってから前記第1の上り無線リソースが割り当てられるまでの時間を計測して求める、
ことを特徴とする、付記4記載の無線通信制御方法。
(付記6)
前記無線端末は、
前記第2の割当要求方法についての前記所要時間を、過去に前記第2の割当要求方法で、前記第3の上り無線リソースを用いて前記第2の上り無線リソースの割り当てを前記無線基地局に要求してから、前記無線基地局により割り当てられた前記第2の上り無線リソースを用いて前記割当要求を行なって、当該割当要求に対して前記無線基地局から前記第1の上り無線リソースが割り当てられるまでの時間を計測して求める、
ことを特徴とする、付記4記載の無線通信制御方法。
(付記7)
前記無線端末は、
前記第3の割当要求方法についての前記所要時間を、過去に前記第3の割当要求方法で前記割当要求を前記第4の上り無線リソースを用いて行なってから前記第1の上り無線リソースが割り当てられるまでの時間を計測して求める、
ことを特徴とする、付記4記載の無線通信制御方法。
(付記8)
前記無線端末は、
前記選択基準を満足するタイミングに対応する割当要求方法が複数存在する場合には、前記無線基地局と送受するメッセージ量が少ない割当要求方法を選択する、
ことを特徴とする、付記1〜7のいずれか1項に記載の無線通信制御方法。
(付記9)
前記無線端末は、
前記割当要求方法毎の前記周期の変動を過去複数の送信機会の割当間隔を基に検出し、
検出した前記変動を基に前記推定されるタイミングを補正する、
ことを特徴とする、付記1〜8のいずれか1項に記載の無線通信制御方法。
(付記10)
無線端末と、前記無線端末に対して上り無線リソースを割り当てる無線基地局と、をそなえた無線通信システムにおける前記無線端末であって、
第1の上り無線リソースに関する複数種類の割当要求方法毎に前記無線基地局から周期的に割り当てられる送信機会のそれぞれで、対応する割当要求方法での割当要求を送信した場合に前記無線基地局から前記第1の上り無線リソースが割り当てられる各タイミングを、前記送信機会の周期と前記割当要求方法の所要時間とに基づいて推定する推定手段と、
前記推定したタイミングに基づいて選択した送信機会で前記割当要求を前記無線基地局へ送信する割当要求方法選択手段と、
をそなえたことを特徴とする、無線端末。
(付記11)
前記推定したタイミングに基づいて選択される送信機会は、前記推定された各タイミングの中で最も早いタイミングに対応する割当要求方法での送信機会である、ことを特徴とする、付記10記載の無線端末。
(付記12)
前記推定手段は、
前記送信機会に、前記無線基地局に対する要求なしで周期的に前記無線基地局から前記割当要求のために第2の上り無線リソースを割り当てられた、第1の割当要求方法に対応する第1の送信機会と、前記割当要求に用いる第2の上り無線リソースの割り当てを前記無線基地局に要求するための第3の上り無線リソースを前記無線基地局から割り当てられた、第2の割当要求方法に対応する第2の送信機会と、前記無線基地局に対して受信品質に関する情報を報告するために第4の上り無線リソースを割り当てられた、第2の割当要求方法に対応する第3の送信機会と、のいずれか2以上が含まれるか否かを検出する検出部、
をそなえたことを特徴とする、付記10又は11に記載の無線端末。
(付記13)
前記推定手段は、
前記各割当要求方法についての前記所要時間を、過去にそれぞれの割当要求方法で前記割当要求を行なってから前記第1の上り無線リソースが割り当てられるまでの時間を計測して求める、ことを特徴とする、付記12記載の無線端末。
(付記14)
前記推定手段は、
前記第1の割当要求方法についての前記所要時間を、過去に前記第1の割当要求方法で前記割当要求を前記第2の上り無線リソースを用いて行なってから前記第1の上り無線リソースが割り当てられるまでの時間を計測して求める第1の所要時間計測部、
をそなえたことを特徴とする、付記13記載の無線端末。
(付記15)
前記推定手段は、
前記第2の割当要求方法についての前記所要時間を、過去に前記第2の割当要求方法で、前記第3の上り無線リソースを用いて前記第2の上り無線リソースの割り当てを前記無線基地局に要求してから、前記無線基地局により割り当てられた前記第2の上り無線リソースを用いて前記割当要求を行なって、当該割当要求に対して前記無線基地局から前記第1の上り無線リソースが割り当てられるまでの時間を計測して求める第2の所要時間計測部、
をそなえたことを特徴とする、付記13記載の無線端末。
(付記16)
前記推定手段は、
前記第3の割当要求方法についての前記所要時間を、過去に前記第3の割当要求方法で前記割当要求を前記第4の上り無線リソースを用いて行なってから前記第1の上り無線リソースが割り当てられるまでの時間を計測して求める第3の所要時間計測部、
をそなえたことを特徴とする、付記13記載の無線端末。
(付記17)
前記割当要求方法選択手段は、
前記選択基準を満足するタイミングに対応する割当要求方法が複数存在する場合には、前記無線基地局と送受するメッセージ量が少ない割当要求方法を選択する、
ことを特徴とする、付記10〜16のいずれか1項に記載の無線端末。
(付記18)
前記推定手段は、
前記割当要求方法毎の前記周期の変動を過去複数の送信機会の割当間隔を基に検出する周期性検出部と、
検出した前記変動を基に前記推定されるタイミングを補正するタイミング補正部と、
をそなえたことを特徴とする、付記10〜17のいずれか1項に記載の無線端末。
(付記19)
無線端末と、前記無線端末に対して上り無線リソースを割り当てる無線基地局と、をそなえた無線通信システムにおける無線通信制御方法であって、
前記無線端末は、第1の割り当て要求方法における送信機会が、第2の割り当て要求方法における送信機会よりも先に訪れる場合であって、前記第1の割り当て要求方法における送信機会を利用した場合に無線リソースが割り当てられる推定タイミングが、前記第2の割り当て要求方法における送信機会を利用した場合に無線リソースが割り当てられる推定タイミングの後である場合に、前記第1の割り当て送信機会で割り当て要求を前記無線基地局へ送信せずに、前記第2の割り当て送信機会で割り当て要求を前記無線基地局に送信する、
ことを特徴とする、無線通信制御方法。
本発明の一実施形態の概要を説明する図である。 ポーリングを利用したULバーストの割当要求シーケンス図である。 コンテンションを利用したULバーストの割当要求シーケンス図である。 CQICHを利用したULバーストの割当要求シーケンス図である。 一実施例に係る無線端末(MS)の構成例を示すブロック図である。 図5に示すMSの動作(割当要求方法の検出、周期性チェック、所要時間計測)の一例を説明するフローチャートである。 図6に示す周期性チェック処理の一例を説明するフローチャートである。 図6に示す周期性チェック処理の他の一例を説明するフローチャートである。 図5に示すMSの動作(ULデータ発生から割当要求実行)を説明するフローチャートである。 図9に示す割当要求方法選択処理の一例を説明するフローチャートである。 図5に示すMSでの割当要求方法の選択例を説明する図である。 図5に示すMSでの割当要求方法の他の選択例を説明する図である。 図5に示すMSによる効果を説明する図である。 IEEE 802.16eにおける無線フレームの一例を示す図である。
符号の説明
10 無線基地局(BS)
30 無線端末(MS)
31 アプリケーション部
32 送信データバッファ
33 PDU生成部
34 送信処理部
35 無線インタフェース
36 アンテナ
37 受信処理部
38 メッセージ抽出部
39 UL−MAP解析部
40 DL−MAP解析部
41 SDU再生部
42 UL割当管理部
421 割当要求方法検出部
422 周期判定部
423 次回割当推定部
424 割当要求方法選択部
43 制御メッセージ生成部

Claims (10)

  1. 無線端末と、前記無線端末に対して上り無線リソースを割り当てる無線基地局と、をそなえた無線通信システムにおける無線通信制御方法であって、
    前記無線端末は、
    第1の上り無線リソースに関する複数種類の割当要求方法毎に前記無線基地局から周期的に割り当てられる送信機会のそれぞれで、対応する割当要求方法での割当要求を送信した場合に前記無線基地局から前記第1の上り無線リソースが割り当てられる各タイミングを、前記送信機会の周期と前記割当要求方法の所要時間とに基づいて推定し、
    推定された前記各タイミングの中で、所定の選択基準を満足するタイミングに対応する割当要求方法を選択し、
    選択された割当要求方法により、その方法に対応する送信機会で前記割当要求を前記無線基地局へ送信する、
    ことを特徴とする、無線通信制御方法。
  2. 無線端末と、前記無線端末に対して上り無線リソースを割り当てる無線基地局と、をそなえた無線通信システムにおける前記無線端末であって、
    第1の上り無線リソースに関する複数種類の割当要求方法毎に前記無線基地局から周期的に割り当てられる送信機会のそれぞれで、対応する割当要求方法での割当要求を送信した場合に前記無線基地局から前記第1の上り無線リソースが割り当てられる各タイミングを、前記送信機会の周期と前記割当要求方法の所要時間とに基づいて推定する推定手段と、
    前記推定したタイミングに基づいて選択した送信機会で前記割当要求を前記無線基地局へ送信する割当要求方法選択手段と、
    をそなえたことを特徴とする、無線端末。
  3. 前記推定手段は、
    前記送信機会に、前記無線基地局に対する要求なしで周期的に前記無線基地局から前記割当要求のために第2の上り無線リソースを割り当てられた、第1の割当要求方法に対応する第1の送信機会と、前記割当要求に用いる第2の上り無線リソースの割り当てを前記無線基地局に要求するための第3の上り無線リソースを前記無線基地局から割り当てられた、第2の割当要求方法に対応する第2の送信機会と、前記無線基地局に対して受信品質に関する情報を報告するために第4の上り無線リソースを割り当てられた、第2の割当要求方法に対応する第3の送信機会と、のいずれか2以上が含まれるか否かを検出する検出部、
    をそなえたことを特徴とする、請求項2記載の無線端末。
  4. 前記推定手段は、
    前記各割当要求方法についての前記所要時間を、過去にそれぞれの割当要求方法で前記割当要求を行なってから前記第1の上り無線リソースが割り当てられるまでの時間を計測して求める、ことを特徴とする、請求項3記載の無線端末。
  5. 前記推定手段は、
    前記第1の割当要求方法についての前記所要時間を、過去に前記第1の割当要求方法で前記割当要求を前記第2の上り無線リソースを用いて行なってから前記第1の上り無線リソースが割り当てられるまでの時間を計測して求める第1の所要時間計測部、
    をそなえたことを特徴とする、請求項4記載の無線端末。
  6. 前記推定手段は、
    前記第2の割当要求方法についての前記所要時間を、過去に前記第2の割当要求方法で、前記第3の上り無線リソースを用いて前記第2の上り無線リソースの割り当てを前記無線基地局に要求してから、前記無線基地局により割り当てられた前記第2の上り無線リソースを用いて前記割当要求を行なって、当該割当要求に対して前記無線基地局から前記第1の上り無線リソースが割り当てられるまでの時間を計測して求める第2の所要時間計測部、
    をそなえたことを特徴とする、請求項4記載の無線端末。
  7. 前記推定手段は、
    前記第3の割当要求方法についての前記所要時間を、過去に前記第3の割当要求方法で前記割当要求を前記第4の上り無線リソースを用いて行なってから前記第1の上り無線リソースが割り当てられるまでの時間を計測して求める第3の所要時間計測部、
    をそなえたことを特徴とする、請求項4記載の無線端末。
  8. 前記割当要求方法選択手段は、
    前記選択基準を満足するタイミングに対応する割当要求方法が複数存在する場合には、前記無線基地局と送受するメッセージ量が少ない割当要求方法を選択する、
    ことを特徴とする、請求項2〜7のいずれか1項に記載の無線端末。
  9. 前記推定手段は、
    前記割当要求方法毎の前記周期の変動を過去複数の送信機会の割当間隔を基に検出する周期性検出部と、
    検出した前記変動を基に前記推定されるタイミングを補正するタイミング補正部と、
    をそなえたことを特徴とする、請求項2〜8のいずれか1項に記載の無線端末。
  10. 無線端末と、前記無線端末に対して上り無線リソースを割り当てる無線基地局と、をそなえた無線通信システムにおける無線通信制御方法であって、
    前記無線端末は、第1の割り当て要求方法における送信機会が、第2の割り当て要求方法における送信機会よりも先に訪れる場合であって、前記第1の割り当て要求方法における送信機会を利用した場合に無線リソースが割り当てられる推定タイミングが、前記第2の割り当て要求方法における送信機会を利用した場合に無線リソースが割り当てられる推定タイミングの後である場合に、前記第1の割り当て送信機会で割り当て要求を前記無線基地局へ送信せずに、前記第2の割り当て送信機会で割り当て要求を前記無線基地局に送信する、
    ことを特徴とする、無線通信制御方法。
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