JP2009198247A - タイマーを内蔵した多機能半導体集積回路 - Google Patents

タイマーを内蔵した多機能半導体集積回路 Download PDF

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Abstract

【課題】専用のテスト用端子を設ける必要がないとともに、テストモードへ入るため所定の端子に電圧を印加してしたことにより並行して他のテストができなくなってテスト時間が長くなったりするのを回避できる半導体集積回路のテスト技術を提供する。
【解決手段】複数の機能ブロック(11〜15)が搭載され、前記複数の機能ブロックのいずれかにタイマー回路(20)が内蔵されている多機能半導体集積回路において、前記タイマー回路を内蔵した機能ブロック(13)以外の機能ブロックに対応して設けられている外部端子であって、通常動作状態では電源電圧よりも小さい範囲の電圧が印加される外部端子(OV,FB)に、通常動作状態では印加されないレベルの電圧が印加されると前記タイマー回路を検査するためのテストモードが設定されるように構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、タイマー回路を内蔵したIC(半導体集積回路)のテスト技術に関し、特に二次電池の充電制御回路を搭載した例えばパワーマネージメントICのようなタイマー回路を有する多機能ICに利用して有効な技術に関する。
近年、二次電池の充電制御回路、DC−DCコンバータやLDO(低飽和型シリーズレギュレータ)のような直流電源回路、WLED(ホワイト発光ダイオード)ドライバ回路等複数の電源系回路を搭載したパワーマネージメントICのような多機能ICが提供されている。また、リチウムイオン電池の充電制御回路を搭載したパワーマネージメントICにおいては、30分程度に設定される予備充電時間や10時間程度に設定される急速充電時間を管理するため、タイマーが搭載されている。
ところで、ICに内蔵されるタイマー回路としては、CR時定数回路を利用したものやクロック信号を計数するカウンタを使用するもの等があるが、充電制御回路に用いられるような比較的長い時間を計時するタイマーには、複数のフリップフロップ(2値素子)を直列に接続してなるタイマーカウンタが一般に使用されている。本発明者らは、パワーマネージメントICの開発に当たり、内蔵タイマーカウンタのテスト方法について検討した。
充電制御回路のタイマーカウンタは計時時間が長いので、通常の使用状態でテストすると膨大なテスト時間が必要となり、実用的でない。また、タイマーカウンタのテスト時間を短縮する方法としては、通常状態でのクロック信号よりも周波数の高いクロック信号を使用することもひとつの方法である。しかし、テストのためにそのようなクロック信号を生成する回路を別途設けなくてはならないという煩わしさや、通常状態のクロック信号では動作上何ら問題がないのに周波数の高いクロック信号を使用することでタイマーカウンタが不良と判定されるおそれもある。
なお、タイマーカウンタを内蔵したICにおけるテスト時間を短縮するための技術として、タイマーカウンタを前段と後段の2つに分け、テストモードではクロック信号を後段部分に直接入力できるような切替え回路を設けるようにした発明が提案されている(特許文献1)。
特開平11−265600号公報 特開2005−12852号公報
特許文献1に開示されているような方法を適用することで一応テスト時間を短縮することは可能であるが、かかる方法ではタイマーカウンタの前段部分の故障を検出できないという不具合がある。また、クロック信号の伝達経路を切り替える切替え回路を制御するため、テスト用端子を設ける必要がり、ICの外部端子数が増加してコストアップを招くという不具合がある。
そこで、本発明者らは、テスト用端子と通常動作時に使用される端子とを共用させることについて検討した。なお、通常端子をテスト端子と兼用させる技術は、例えば特許文献2などにも開示されている。
しかしながら、充電制御回路のブロックに対応して設けられている通常端子をテスト端子と兼用させるようにした場合、タイマーカウンタの時短テストモードへ入るため、テスト兼用端子に通常使用状態では印加されないような電圧を印加すると、その間、その兼用端子を使用してタイマーカウンタ以外の回路の本来の機能をテストすることができなくなる。そのため、テスト時間の短縮が充分に図れないという課題があることが明らかとなった。
この発明は上記のような課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、専用のテスト用端子を設ける必要がなくチップのコストアップを回避できるとともに、テストモードへ入るため所定の端子に電圧を印加したことにより並行して他のテストができなくなってブロック全体のテスト時間が長くなったりするのを回避できる半導体集積回路のテスト技術を提供することにある。
この発明の他の目的は、内蔵タイマーカウンタの時短テストを行ってもテストされない部分が残らないようにテストの信頼性を向上させることができる半導体集積回路のテスト技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、この発明は、複数の機能ブロックが搭載され、前記複数の機能ブロックのいずれかにタイマー回路が内蔵されている多機能半導体集積回路において、前記タイマー回路を内蔵した機能ブロック以外の機能ブロックに対応して設けられている外部端子であって、通常動作状態では電源電圧よりも小さい範囲の電圧が印加される外部端子に、通常動作状態では印加されないレベルの電圧が印加されると前記タイマー回路を検査するためのテストモードが設定されるように構成したものである。
このような構成によれば、通常動作で使用される端子をテストモードへ入るための指令を与える端子として兼用するため、専用のテスト用端子を設ける必要がないとともに、テストモードへ入るため所定の端子に電圧を印加したことにより並行して他のテストができなくなってテスト時間が長くなったりするのを回避できる。
ここで、望ましくは、前記タイマー回路は、複数の2値素子が直列に接続され入力クロック信号を計数するカウンタ回路からなり、前記複数の2値素子のうち幾つかの2値素子を経由しないでクロック信号を伝達する短縮パスおよび該短縮パスに設けられた伝達制御手段を備え、前記伝達制御手段が前記外部端子の印加電圧に応じて制御され、前記タイマー回路の部分的なテストが可能に構成する。これにより、タイマー回路のテスト時間を短縮することができるようになる。
また、通常動作状態では印加されないレベルの電圧が印加される前記外部端子を複数備えるとともに、前記短縮パスおよび伝達制御手段が複数設けられ、前記タイマー回路は前記伝達制御手段が選択的に信号伝達状態にされることで、同一の段数の局所カウンタとして動作可能であって、前記伝達制御手段をそれぞれ選択的に信号伝達状態にして動作させる複数のテストモードを有し、前記複数のテストモードを実行することにより前記複数の2値素子にはそれぞれ少なくとも一回はクロック信号が通過するように構成する。これにより、タイマー回路の時短テストを行ってもテストされない部分が残らないようにすることができる。
さらに、望ましくは、前記タイマー回路は、第1の時間が経過したことを示す信号を出力する第1出力端子と、前記第1の時間よりも長い第2の時間が経過したことを示す信号を出力する第2出力端子とを備え、前記伝達制御手段が選択的に信号伝達状態にされることで、前記第1出力端子または前記第2出力端子に、それぞれのテストモードで同一の段数の局所カウンタとして動作した計時結果が出力可能に構成する。これにより、複数のテストモードを同一時間で実行することができ、テスタの負担を減らすことができる。
ここで、前記タイマー回路を有する機能ブロックは二次電池の充電制御回路ブロックであり、それ以外の機能ブロックの一つは入力された直流電圧を変換して出力する直流電源回路ブロックであり、通常動作状態では印加されないレベルの電圧が印加される前記外部端子は前記直流電源回路ブロックに対応して設けられている端子とすることができる。これにより、充電制御回路と直流電源回路が搭載されたパワーマネージメントICにおいて、充電制御回路内のタイマー回路の時短テストが可能となる。
具体的には、通常動作状態では印加されないレベルの電圧が印加される前記外部端子として、前記直流電源回路ブロックに対応して設けられているフィードバック電圧入力端子および過電圧保護用端子が考えられる。これにより、新たな端子を追加することなくテストモードを設定できるとともに、タイマー回路の時短テストと並行して充電制御回路内の他の機能のテストが可能となる。
本発明によると、専用のテスト用端子を設ける必要がなくチップのコストアップを回避できるとともに、テストモードへ入るため所定の端子に電圧を印加したことにより並行して他のテストができなくなってブロック全体のテスト時間が長くなったりするのを回避できる。また、内蔵タイマーカウンタの時短テストを行なってもテストされない部分が残らないようにしてテストの信頼性を向上させることができるという効果がある。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用して好適なタイマー内蔵ICの一例としてのパワーマネージメントICの一実施形態の概略構成を示す。
図1に示されているように、この実施形態のパワーマネージメントIC10には、外部からの直流電圧を受けて異なる電位の直流電圧に変換して出力する第1のLDO(低飽和型シリーズレギュレータ)回路11A、電源電圧を監視して所定レベル以下になった場合にリセット信号を生成して出力するリセット回路12、外部の二次電池に対する充電制御を行なうバッテリ充電制御回路13が搭載されている。
さらに、このIC10には、外部からの直流電圧を受けてスイッチングレギュレータ方式で異なる電位の直流電圧に降圧した電圧を生成するDC−DCコンバータ14、外付けされるインダクタなどとともにホワイト発光ダイオードの駆動電源装置を構成するWLEDドライバ回路15、所望のレベルの直流電圧を出力する第2〜第4のLDO回路11B〜11Dが搭載されている。
P1〜P32は、パワーマネージメントIC10に設けられた外部端子であり、このうちP23〜P25はLDO回路11Aに対応して設けられた外部端子、P11およびP18〜P19はリセット回路12に対応して設けられた外部端子、P20〜P22およびP26〜P30はバッテリ充電制御回路13に対応して設けられた外部端子、P13〜P17はDC−DCコンバータ14に対応して設けられた外部端子、P4〜P6およびP10,P12はWLEDドライバ回路15に対応して設けられた外部端子、P31,P32,P1,P2およびP7〜P9はLDO回路11B〜11Dに対応して設けられた外部端子、P3はLDO回路11A〜11DおよびWLEDドライバ回路15に共通のグランド端子である。
なお、VDDが付されている端子P17,P19,P25,P26,P32は外部から電源電圧が印加される端子、GNDが付されている端子P3,P15,P30は接地電位が印加される端子、VOUTが付されている端子P1,P2,P24,P31はLDO回路11A〜11Dで変換された電圧の出力端子である。また、CEが付されている端子P7〜P9,P12,P13,P23,P28はチップ内の各回路ブロックを外部から動作状態にするか否か制御するコントロール端子、P14はDC-DCコンバータ14への出力電圧のフィードバック端子である。
上記主たる回路ブロック11〜15のうちバッテリ充電制御回路13に、予備充電時間や急速充電時間等を管理するために使用されるタイマーカウンタ20が内蔵されている。この実施形態のパワーマネージメントIC10においては、WLEDドライバ回路15に対応して設けられた外部端子P6とP10を利用して、バッテリ充電制御回路13内のタイマーカウンタ20のテストモードを外部から設定可能に構成されている。
ここで、外部端子P6は、WLEDドライバ回路15と外付けのスイッチング素子やインダクタ、整流ダイオードなどからなるWLED駆動用電源回路の出力電圧を抵抗で分圧した電圧が印加されることで過電圧保護機能を有効に働かせるためのオーバーボルテージ監視用入力端子OVである。また、外部端子P10は、WLED駆動用電源回路のセンス抵抗で電流−電圧変換された電圧がフィードバックされることで電圧制御機能を有効に働かせるためのフィードバック用入力端子FBである。
この実施例のパワーマネージメントIC10は、OV端子P6およびFB端子P10に、通常動作時に2.5V以上の電圧が入力されないように、システムが構成されることを前提として設計されている。そこで、この実施例では、これらの端子P6およびP10に5Vのような通常動作時には入力されないような高い電圧が印加されると、パワーマネージメントIC10はタイマーカウンタ20のテストモードが設定されたと判定して、後述のようなテスト動作が可能になるように構成されている。これにより、テストモードへ入るためのテスト専用端子が不要となり、ICのピン数を減らしコストアップを抑えることができるようになる。
図1において、外部端子P27はバッテリ充電制御回路13内の保護回路(図示省略)に、図示しない充電ユニット内の電池温度検出用抵抗の一端が接続されることで、電池が異常な温度に上昇しないよう制御する保護機能を有効に働かせるための入力端子TDETである。IC10は、例えばこの端子を利用して、その端子に通常状態では印加されないような電圧を印加することでタイマーカウンタ20のテストモードに入ることも可能であるが、そのようにするとタイマーカウンタ20のテスト中にこの端子の入力を使用した当該ブロックでの他のテストを並行して行なうことができなくなる。
そこで、本実施形態のパワーマネージメントIC10では、WLEDドライバ回路15に対応して設けられている外部端子P6とP10を利用して、バッテリ充電制御回路13内のタイマーカウンタ20のテストモードに入るように構成されている。これにより、タイマーカウンタ20のテストとTDET端子P27の入力を使用したテストを並行して実行することができ、ブロック全体のテスト時間の短縮が可能となる。なお、パワーマネージメントICのような多機能ICでは、一般にブロック単位でテストが行なわれる。従って、バッテリ充電制御回路13以外の機能ブロックに対応して設けられている外部端子をタイマーのテスト端子と兼用させてもなんら支障はない。
図2には、バッテリ充電制御回路13内のタイマーカウンタ20の具体的な回路構成例が示されている。
図2に示されているように、タイマーカウンタ20は、例えば「0」と「1」の2つの状態をとり得る2値素子としてのトリガ型フリップフロップFF1〜FF20を直列、すなわち前段のFFiの出力が後段のFFi+1の入力端子に入力されるように接続して構成されている。そして、1段目のフリップフロップFF1にクロックCK0が入力され、16段目のフリップフロップFF16の出力が、予備充電時間の経過を知らせる信号Q1として出力され、20段目のフリップフロップFF20の出力が、急速充電時間の経過を知らせる信号Q2として出力されるように構成されている。
このタイマーカウンタ20は、周期が例えば55msのような適当な値に設定されたクロックCK0が入力されると、およそ30分後に出力Q1がハイレベルに変化し、およそ10時間後に出力Q2がハイレベルに変化するように動作する。なお、ここでは、一例としてトリガ型フリップフロップを使用したカウンタを示したが、遅延型フリップフロップを使用した同期式カウンタであっても良いことはいうまでもない。
特に限定されるものではないが、この実施例のタイマーカウンタ20には、FF1〜FF5を飛ばしてFF1の入力クロックCK0をFF6へ入力可能にするための短縮パス(信号線)21およびその途中に挿入された伝達制御手段としてのオン/オフ・スイッチSW1と、FF7〜FF15を飛ばしてFF6の出力をFF16へ入力可能にするための短縮パス22およびその途中に挿入されたオン/オフ・スイッチSW2とが設けられている。スイッチSW1,SW2はMOSFET(電界効果トランジスタ)などで構成される。
そして、上記オン/オフ・スイッチSW1とSW2が、前記OV端子P6およびFB端子P10の入力電圧状態に応じて、オン状態またはオフ状態に設定される。図3に、OV端子P6およびFB端子P10の入力電圧状態とオン/オフ・スイッチSW1,SW2の状態との関係を示す。図3において、“H”は対応する端子にハイレベル(例えば3.5V以上の電圧)が印加されていることを、“L”は対応する端子にロウレベルが印加されていることを意味している。この実施例の場合、OV端子P6への入力でオン/オフ・スイッチSW1を、またFB端子P10への入力でオン/オフ・スイッチSW2を、制御するように構成することができる。
図2のタイマーカウンタ20は、FBとOVが共に“L”の場合は、SW1,SW2が共にオフ状態に設定される。これにより、図2のタイマーカウンタ20に入力されたクロックCK0は、全フリップフロップFF1〜FF20を通過する本来の10時間タイマーとして動作する。つまり、パワーマネージメントIC10は、OV端子P6およびFB端子P10の入力電圧が通常動作時には入力されることがない3.5V以下の電圧の場合、タイマーカウンタが通常動作モードであると認識して動作する。
一方、OVが“L”、FBが“H”の場合は、SW1がオフ状態,SW2がオン状態に設定される(第1テストモード)。これにより、図2のタイマーカウンタ20に入力されたクロックCK0は、FF1〜FF6およびFF16〜FF20を通過する11段のカウンタとして動作する。また、OVが“H”、FBが“L”の場合は、SW1がオン状態,SW2がオフ状態に設定される(第2テストモード)。これにより、図2のタイマーカウンタ20に入力されたクロックCK0は、FF6〜FF20を通過する15段のカウンタとして動作可能となる。
ここで、テスタが、第1テストモードではFF20の出力Q2を監視し、第2テストモードではFF16の出力Q1を監視するものとすると、第1テストモードのFF20の出力Q2はクロックCK0がFF1〜FF6およびFF16〜FF20を通過した11段のカウンタの出力、第2テストモードのFF16の出力Q1はクロックCK0がFF6〜FF16を通過した11段のカウンタの出力となる。
従って、テスタは、第1テストモードではFF20の出力Q2を監視することでFF1〜FF6およびFF16〜FF20が正常に動作したか否か、また、第2テストモードではFF16の出力Q1を監視することで、FF6〜FF16が正常に動作したか否かを、同一の所要時間で判定することができる。しかも、第1テストモードによるテストと第2テストモードによるテストの2回ですべてのフリップフロップが正常に動作するか否か知ることができる(一部のFFは重複している)。
そのため、それぞれ異なる時間で監視する場合に比べてテスタの負担を減らすことができる。さらに、タイマーカウンタ20がもともと備えている予備充電と急速充電のタイマー出力Q1,Q2を利用してテスト信号の監視をできるので、テストのための信号を取り出す新たな信号線を設ける必要がないという利点がある。
(変形例)
図4に、上記実施形態のタイマーカウンタ20の変形例を示す。この変形例のタイマーカウンタ20は、FF1〜FF9を飛ばしてFF1の入力クロックCK0をFF10へ入力可能にするための短縮パス21およびその途中に挿入されたオン/オフ・スイッチSW1と、FF7〜FF15を飛ばしてFF6の出力をFF16へ入力可能にするための短縮パス22およびその途中に挿入されたオン/オフ・スイッチSW2と、FF1〜FF6を飛ばしてFF1の入力クロックCK0をFF7へ入力可能にするための短縮パス23およびその途中に挿入されたオン/オフ・スイッチSW3と、FF10〜FF16を飛ばしてFF9の出力をFF17へ入力可能にするための短縮パス24およびその途中に挿入されたオン/オフ・スイッチSW4と、を設けたものである。
上記オン/オフ・スイッチSW1とSW2とSW3,SW4は、前記OV端子P6およびFB端子P10の入力電圧状態に応じて、オン状態またはオフ状態に設定される。OV端子P6およびFB端子P10の入力電圧状態とオン/オフ・スイッチSW1,SW2,SW3,SW4の状態との関係は、図5に示すように設定する。従って、この変形例では、OVとFBの2つの端子への入力の論理積をとってスイッチSW3,SW4の制御信号を生成するANDゲートが必要である。スイッチSW1とSW2は、前記実施例と同様に、OV端子P6とFB端子P10への入力で直接制御するように構成することができる。
図4のような構成を採用した場合には、第1テストモードではFF16の出力Q1を監視することでFF1〜FF6およびFF16が正常に動作したか否か、また、第2テストモードではFF16の出力Q1を監視することでFF10〜FF16が正常に動作したか否か、さらに、第3テストモードではFF20の出力Q2を監視することで、FF7〜FF9およびFF17〜FF20が正常に動作したか否か判定する。これにより、3回のテストで全部のフリップフロップを検査することができる。しかも、第1と第2と第3テストモードでそれぞれ7段ずつフリップフロップを動作させるため、同一の所要時間でテストを行なうことができる。
フリップフロップの分け方は、上記実施例や変形例のものに限定されず、FF1〜FF7,FF7〜FF13,FF14〜FF20のように7段ずつに分けて(FF7だけ重複する)、3回のテストで全部のフリップフロップを検査できるように構成することも可能である。ただし、この場合、出力を監視するフリップフロップは、FF7とFF13とFF20であり、フリップフロップFF7とFF13の出力を取り出す信号線が別途必要になる。よって、図4のような分け方のほうが有利である。
本発明の一実施形態について述べたが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。例えば、前記実施形態においては、WLEDドライバ回路15に対応して設けられているオーバーボルテージ監視用入力端子OVと、フィードバック用入力端子FBとを利用して、充電制御回路13内のタイマーカウンタ20のテストモードを設定するようにしたものを説明したが、タイマーカウンタを有する機能ブロック以外の機能ブロックであって通常動作状態では比較的限られた範囲の電圧しか印加されない端子を備えるものがあれば、その端子を使用してタイマーカウンタのテストモードを設定するように構成しても良い。
また、前記実施形態では、タイマーカウンタに設ける短縮パス上の伝達制御手段としてオン/オフ・スイッチを使用したが、ANDゲートなどの論理回路を用いるようにしてもよい。
以上の説明では、本発明をパワーマネージメントICに適用した例を説明したが、本発明にそれに限定されるものではなく、タイマーカウンタを内蔵するとともに複数の機能ブロックが搭載されている半導体集積回路に広く利用することができる。
本発明を適用して好適なICの一例としてのパワーマネージメントICの概略構成を示す説明図である。 バッテリ充電制御回路内のタイマーカウンタの具体例を示す回路構成図である。 実施例のタイマーカウンタにおけるOV端子およびFB端子の入力電圧状態とオン/オフ・スイッチSW1,SW2の状態との関係を示す説明図である。 タイマーカウンタの変形例を示す回路構成図である。 図4の変形例のタイマーカウンタにおけるOV端子およびFB端子の入力電圧状態とオン/オフ・スイッチSW1〜SW4の状態との関係を示す説明図である。
符号の説明
10 パワーマネージメントIC
11 LDO(低飽和型シリーズレギュレータ)
12 リセット回路
13 バッテリ充電制御回路
14 DC−DCコンバータ
15 WLEDドライバ回路
20 タイマーカウンタ
P1〜P32 外部端子
P6 OV端子(オーバーボルテージ監視用入力端子)
P10 FB端子(フィードバック用入力端子)

Claims (6)

  1. 複数の機能ブロックが搭載され、前記複数の機能ブロックのいずれかにタイマー回路が内蔵されている多機能半導体集積回路であって、
    前記タイマー回路を内蔵した機能ブロック以外の機能ブロックに対応して設けられている外部端子であって、通常動作状態では電源電圧よりも小さい範囲の電圧が印加される外部端子に、通常動作状態では印加されないレベルの電圧が印加されると前記タイマー回路を検査するためのテストモードが設定されるように構成されていることを特徴とする多機能半導体集積回路。
  2. 前記タイマー回路は、複数の2値素子が直列に接続されて入力クロック信号を計数するカウンタ回路からなり、
    前記複数の2値素子のうち幾つかの2値素子を経由しないでクロック信号を伝達する短縮パスおよび該短縮パスに設けられた伝達制御手段を備え、
    前記伝達制御手段が前記外部端子の印加電圧に応じて制御され、前記タイマー回路の部分的なテストが可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の多機能半導体集積回路。
  3. 通常動作状態では印加されないレベルの電圧が印加される前記外部端子を複数備えるとともに、
    前記短縮パスおよび伝達制御手段が複数設けられ、前記タイマー回路は前記伝達制御手段が選択的に信号伝達状態にされることで、同一の段数の局所カウンタとして動作可能であって、
    前記伝達制御手段をそれぞれ選択的に信号伝達状態にして動作させる複数のテストモードを有し、前記複数のテストモードを実行することにより前記複数の2値素子にはそれぞれ少なくとも一回はクロック信号が通過するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の多機能半導体集積回路。
  4. 前記タイマー回路は、第1の時間が経過したことを示す信号を出力する第1出力端子と、前記第1の時間よりも長い第2の時間が経過したことを示す信号を出力する第2出力端子とを備え、
    前記伝達制御手段が選択的に信号伝達状態にされることで、前記第1出力端子または前記第2出力端子に、それぞれのテストモードで同一の段数の局所カウンタとして動作した計時結果が出力可能に構成されていることを特徴とする請求項3に記載の多機能半導体集積回路。
  5. 前記タイマー回路を有する機能ブロックは二次電池の充電制御回路ブロックであり、それ以外の機能ブロックの一つは入力された直流電圧を変換して出力する直流電源回路ブロックであり、通常動作状態では印加されないレベルの電圧が印加される前記外部端子は前記直流電源回路ブロックに対応して設けられている端子であることを特徴とする請求項4に記載の多機能半導体集積回路。
  6. 通常動作状態では印加されないレベルの電圧が印加される前記外部端子は、前記直流電源回路ブロックに対応して設けられているフィードバック電圧入力端子および過電圧保護用端子であることを特徴とする請求項5に記載の多機能半導体集積回路。
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