JP2009198101A - 銃使用情報記録装置、銃使用情報記録装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

銃使用情報記録装置、銃使用情報記録装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】所持者の所持する銃に関して、銃の使用情報が記録可能な装置を提供する。
【解決手段】銃使用情報記録装置は、銃に装着可能なハウジングと、GPSデータを出力するGPSユニットと、物理量データを出力する物理量検出手段と、時刻データを出力するRTCユニット25と、データを保存するデータ記憶部24と、バッテリーと、これらの構成部を制御する統括制御部(制御部21)と、を有し、制御部21は、物理量検出手段から出力される物理量データとしての出力波形に基づき、出力波形、及び又は出力波形における所定部位の出力値が、所定の条件を満足したか否かを判定し、満足した場合には、銃による弾丸発射が行なわれたと判定する弾丸発射判定部44と、弾丸発射判定部44による判定結果とGPSデータと時刻データとを対応付けてデータ記憶部24にデータ(使用情報)として記録させるデータ記録制御部50と、を有している。
【選択図】図4

Description

本発明は、銃使用情報記録装置に関し、詳しくは、登録された銃の使用情報を記録可能な銃使用情報記録装置、銃使用情報記録装置の制御方法およびプログラムに関する。
従来、日本は、銃の所持に関して、法的に銃規制がしかれ、目的外での銃の所持は認められていない。一方、的確条件が満足されると、申請によって誰でも銃の登録及び所持が可能である。また、例えば、猟を行なうことを目的に、猟銃を所持する所持者は、実際に猟を行なった場合、銃の更新時には、猟を行なった報告が義務付けられている。また、例えば、競技を行なうことを目的に、競技用の銃を所持する所持者は、実際に競技を行なった場合、銃の更新時には、競技を行なった報告が義務付けられている。
なお、特許文献1には、小型銃器に搭載可で、かつ画像の編集及び改ざんを防止し、裁判等の証拠となる記録として利用可能な画像を撮影可能にする技術が開示されている。
特開2007−155177号公報
しかし、昨今、銃の所持が認められた所持者であっても、目的外の銃の所持によると思われるトラブルが発生している。また、上述のように、銃の所持者は、銃の更新時に、銃の使用状況を報告しなければならないが、報告した内容の真偽の裏付けを得ることは困難であるという課題があった。
従って、所持者の所持する銃に関して、銃の使用情報が記録可能な装置が求められていた。
本発明は、上述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
(適用例1)本適用例に係る銃使用情報記録装置は、銃に装着可能なハウジングと、銃の位置を特定し、特定した位置に対応するGPSデータを出力するGPS(Global Positioning System)ユニットと、物理的変化を検出し、検出した物理量データを出力する物理量検出手段と、時刻を計時し、計時した時刻データを出力するリアルタイムクロックユニットと、データを保存するデータ記憶部と、電力を供給する電源と、GPSユニットと物理量検出手段とリアルタイムクロックユニットとデータ記憶部と電源とを制御する統括制御部と、を有し、統括制御部は、物理量検出手段から出力される物理量データとしての出力波形に基づき、出力波形、及び又は出力波形における所定部位の出力値が、所定の条件を満足したか否かを判定し、所定の条件を満足した場合には、銃による弾丸発射が行なわれたと判定する弾丸発射判定部と、弾丸発射判定部による判定結果とGPSデータと時刻データとを対応付けてデータ記憶部にデータとして記録する記録制御部と、を有していることを特徴とする。
上記の銃使用情報記録装置により、ハウジングで銃に装着し、物理量データとしての出力波形、及び又は出力波形における所定部位の出力値を用いて、弾丸発射判定部で、銃による弾丸発射が行なわれたか否かを判定し、その判定結果と、GPSユニットによるGPSデータと、時刻データとを対応付けてデータ記憶部に記録する。これにより、銃の使用情報として、銃を使用した履歴が記録可能となる。そして、銃所持者が定期点検の際、銃使用情報記録装置と共に、銃を所轄の管理機関に提出した場合、管理機関は、銃使用情報記録装置を銃から取りはずし、記録内容を読み出し、使用目的に沿った使用状態かどうか、及び証言と記録内容が対応するか等を検証することができる。
(適用例2)上記の銃使用情報記録装置であって、物理量検出手段は、少なくとも1次元の加速度を検出し、検出した加速度に対応した加速度データを出力する加速度検出手段を有していることが好ましい。
上記の銃使用情報記録装置では、弾丸発射時に銃にかかる加速度を検出することにより、確実に弾丸の発射を検出することができる。
(適用例3)上記の銃使用情報記録装置であって、物理量検出手段は、銃の周囲の音もしくは銃身の音を検出し、検出した音に対応した検出音データを出力する音声検出手段を有していることが好ましい。
上記の銃使用情報記録装置では、弾丸発射時に発生する音を検出することにより、確実に弾丸の発射を検出することができる。
(適用例4)上記の銃使用情報記録装置であって、更に電源制御部を有し、電源制御部は、物理量検出手段の出力値が所定レベルを超えた場合、GPSユニットへの電力を供給可能に構成されていることが好ましい。
上記の銃使用情報記録装置では、一般的に消費電力が大きいGPSユニットに対して、必要なときにのみ電力を供給することにより、銃使用情報記録装置のバッテリー駆動における長期間使用を実現することができる。
(適用例5)上記の銃使用情報記録装置であって、銃の周囲の音もしくは銃身の音を検出し、検出した音に対応した検出音データを出力する音声検出手段を有し、弾丸発射判定部は、音声検出手段から出力される検出音データとしての出力波形に基づき、出力波形、及び又は出力波形における所定部位の出力値が、所定の条件を満足したか否かを判定し、所定の条件を満足した場合には、銃による弾丸発射が行なわれたと判定し、記録制御部は、弾丸発射判定部により弾丸発射が行なわれたと判定された場合、検出音データとしての出力波形、及び又は出力波形における所定部位の出力値を、時刻データと対応付けてデータ記憶部に記録することが好ましい。
上記の銃使用情報記録装置により、加速度の変化だけでなく、銃の周囲の音もしくは銃身の音を検出し、検出音データとしての出力波形、及び又は出力波形における所定部位の出力値を用いて弾丸発射が行なわれたかを判定し、また、検出音データとしての出力波形、及び又は出力波形における所定部位の出力値を、時刻データと対応付けてデータ記憶部に記録する。これにより、銃使用の検証の確度を上げることが可能となる。
(適用例6)上記の銃使用情報記録装置であって、弾丸発射における加速度の基準となる基準波形を保存する基準波形保持部と、加速度検出手段から出力される加速度データとしての出力波形と、基準波形保持部の保存する基準波形と、を比較する波形比較部と、を有し、弾丸発射判定部は、出力波形と基準波形とに基づいて弾丸発射が行なわれたか否かを判定し、記録制御部は、弾丸発射判定部により弾丸発射が行なわれたと判定された場合、出力波形と時刻データとを対応付けてデータ記憶部に記録することが好ましい。
上記の銃使用情報記録装置では、加速度検出手段から出力される出力波形と、弾丸発射における加速度の基準波形とを波形比較部で比較し、弾丸発射判定部で、弾丸発射が行なわれたか否かを判定する。そして、弾丸発射が行なわれたと判定された場合、出力波形と時刻データとを対応付けてデータ記憶部に記録する。これにより、銃を地面に打ち付けたりして、使用履歴を偽装しようとしても、実際に弾丸を発射したときの、加速度と他の加速度との違いを波形によって区別することが可能となる。
(適用例7)上記の銃使用情報記録装置であって、弾丸発射における加速度の基準となる基準波形の所定部位の基準値を保存する基準値保持部と、加速度検出手段から出力される出力波形における所定部位の出力値と、基準値保持部の保存する基準値と、を比較する数値比較部と、を有し、弾丸発射判定部は、出力値が、基準値を含む所定の範囲内にある場合、弾丸発射が行なわれたと判定し、記録制御部は、弾丸発射判定部により弾丸発射が行なわれたと判定された場合、出力値と時刻データとを対応付けてデータ記憶部に記録することが好ましい。
上記の銃使用情報記録装置では、弾丸発射における基準波形の所定部位の基準値と、出力波形における所定部位の出力値とを数値比較部で比較し、弾丸発射判定部で、出力値が、基準値を含む所定の範囲内にあるかを判定する。そして、弾丸発射が行なわれたと判定された場合、出力値と時刻データとを対応付けてデータ記憶部に記録する。これにより、銃に振動が加えられた場合による加速度であっても、その加速度検出手段からの出力波形による所定部位の出力値を解析することにより、実際に弾丸を発射したときの加速度かどうかを検証することが可能となる。
(適用例8)上記の銃使用情報記録装置であって、基準波形保持部は、異なる種類の弾丸毎の弾丸発射における加速度の基準となる基準波形を保存し、弾丸発射判定部は、加速度検出手段から出力される出力波形に基づいて弾丸の種類を判定し、記録制御部は、弾丸の種類と時刻データとを対応付けてデータ記憶部に記録することが好ましい。
上記の銃使用情報記録装置により、使用された弾丸(例えば、散弾なのか、殺傷力の強いスラッグ弾等の単発弾なのか)を出力波形と基準波形とに基づいて判定し、弾丸の種類と時刻データとを対応付けて記録する。これにより、使用した弾丸の種類を含めて、銃の使用状態を詳細に把握することが可能となる。
(適用例9)上記の銃使用情報記録装置であって、基準値保持部は、異なる種類の弾丸毎の弾丸発射における加速度の基準となる基準波形の所定部位の基準値を保存し、弾丸発射判定部は、加速度検出手段から出力される出力波形における所定部位の出力値に基づいて弾丸の種類を判定し、記録制御部は、弾丸の種類と時刻データとを対応付けてデータ記憶部に記録することが好ましい。
上記の銃使用情報記録装置により、使用された弾丸を出力波形の所定部位の出力値と基準波形の所定部位の基準値とに基づいて判定し、弾丸の種類と時刻データとを対応付けて記録する。これにより、銃の使用状態を、使用した弾丸の種類を含めて詳細に把握することが可能となる。
(適用例10)上記の銃使用情報記録装置であって、銃の周囲の音もしくは銃身の音を検出し、検出した音に対応した検出音データを出力する音声検出手段を有し、弾丸発射判定部は、加速度検出手段から出力される加速度データとしての出力波形及び又は音声検出手段から出力される検出音データとしての出力波形に基づいて弾丸の種類を判定し、記録制御部は、弾丸の種類と時刻データとを対応付けてデータ記憶部に記録することが好ましい。
上記の銃使用情報記録装置により、加速度データを弾丸発射の判定に用いるだけでなく、検出音データも弾丸発射の判定に用いることができ、更に、判定の精度が高まる。
(適用例11)本適用例に係る銃使用情報記録装置の制御方法は、加速度検出手段及び又は音声検出手段を含み、物理量データを検出する物理量データ検出ステップと、物理量データ検出ステップで検出した、物理量データとしての出力波形及び又は出力値に基づいて、弾丸発射が行なわれたか否かを判定する弾丸発射判定ステップと、弾丸発射判定ステップにより弾丸発射が行なわれたと判定された場合、GPSユニットから出力されるGPSデータを取得するGPSデータ取得ステップと、弾丸発射判定ステップにより弾丸発射が行なわれたと判定された場合、判定結果とGPSデータと時刻データとを対応付けてデータ記憶部にデータとして記録させる記録ステップと、を有することを特徴とする。
上記の銃使用情報記録装置の制御方法では、物理量データ検出ステップと弾丸発射判定ステップとGPSデータ取得ステップと記録ステップとを有することにより、弾丸発射が行なわれたか否かを判定し、その判定結果と、GPSユニットによるGPSデータと、時刻データとを対応付けてデータ記憶部に記録する。この制御方法により、銃の使用情報として、銃を使用した履歴が記録可能となる。
(適用例12)上記の銃使用情報記録装置の制御方法であって、物理量データ検出ステップが物理量データとして加速度検出手段から加速度データを検出する場合、加速度データとしての出力波形及び又は出力値が所定レベルを超えた場合、GPSユニットへの電力を供給する電力供給ステップを有することが好ましい。
上記の銃使用情報記録装置の制御方法により、電力供給ステップを有することで、銃使用情報記録装置の電源(例えば、バッテリー等)による駆動において駆動電力を削減し、長期間使用を実現できる。
(適用例13)本適用例に係るプログラムは、コンピュータに、上述した銃使用情報記録装置の制御方法における、物理量データ検出ステップと、弾丸発射判定ステップと、GPSデータ取得ステップと、記録ステップと、を実行させることを特徴とする。
上記のプログラムにより、銃使用情報記録装置に、弾丸発射が行なわれたか否かを判定させ、その判定結果と、GPSユニットによるGPSデータと、時刻データとを対応付けてデータ記憶部に記録させることができるため、銃の使用情報として、銃を使用した履歴を記録させることができる。
(適用例14)上記のプログラムであって、コンピュータに、更に、上述した銃使用情報記録装置の制御方法における、電力供給ステップを実行させることが好ましい。
上記のプログラムでは、銃使用情報記録装置に、電源(例えば、バッテリー等)による駆動において駆動電力を削減させ、長期間使用を実現させることができる。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る銃使用情報記録装置を装着した銃の外観を示す図である。詳細には、図1は、銃1に、銃使用情報記録装置2を装着した状態を示す概略図である。なお、以降の説明において、名称簡略化のため、銃使用情報記録装置2をシューティングレコーダ2として使用する。
シューティングレコーダ2は、止め具3によって、使用者には着脱不可能な形態で、銃1に固定(装着)されている。なお、銃1として、本実施形態では、散弾銃を用いている。シューティングレコーダ2の内部には、後述する電子部品等が搭載された回路ボード(図示省略)が収容されており、銃1が使用された場合には、その使用された日時等を含めて使用情報が記録される構成となっている。ハウジング4(図2参照)には、銃1に固定可能な止め具3が設けられており、上述したように、止め具3によって、シューティングレコーダ2は、銃1に固定される。また、止め具3は、例えばリベット等で銃身に固定することが好ましい。
図2は、シューティングレコーダのハウジングを開いた状態の内部の概略図である。図2に示すように、ハウジング4の内部には、回路ボード5が収容されている。また、回路ボード5には、マイクロフォン6、電源としてのバッテリー8、加速度センサ9、CPU(Central Processing Unit)7、ROM(Read Only Memory)10、RAM(Random Access Memory)11、GPS信号処理IC13、GPSアンテナ14等の電子部品が搭載されている。これら、回路ボード5や各電子部品等によって、シューティングレコーダ2の回路部が構成されている。なお、GPS信号処理IC13とGPSアンテナ14によりGPSユニットが構成されている。加速度センサ9は、銃1に発生したり、加えられる物理的な現象を検出する物理量センサの一種である。
図3は、シューティングレコーダのハードウエアブロック図である。図3に示すように、制御部21は、CPU7、ROM10、RAM11等からなる演算処理部であり、シューティングレコーダ2を統括制御する統括制御部として機能する。加速度センサ9は、加速度検出回路22に接続され、音声センサであるマイクロフォン6は、音声検出回路23に接続されている。なお、加速度センサ9と加速度検出回路22とにより、物理量検出手段の1種の加速度検出手段を構成している。また、マイクロフォン6と音声検出回路23とにより、物理量検出手段の1種の音声検出手段を構成している。
加速度検出手段は、銃1に加わる加速度を検出し、検出した加速度に対応した加速度データを出力する。また、音声検出手段は、銃1の周囲の音もしくは銃身の音を検出し、検出した音に対応した検出音データを出力する。なお、以降の説明において、検出した音に対応した検出音データを、単に検出音と略し、検出音データ及び検出音を適宜使用する。
加速度検出回路22が所定レベル以上の値を検出し、後述するデータ処理によって、弾丸の発射が判定されると、リアルタイムクロックユニット25(以降、RTCユニット25と略す)から時刻データを取得して、GPSユニットからそのときの銃1の位置データを取得する。そして、判定結果と、取得した位置データ及び時刻データが、不揮発性のメモリ、例えばEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)からなるデータ記憶部24に格納(保存)される構成となっている。データ記憶部24は、不揮発性のメモリで構成されているため、バッテリー8が消耗して出力電圧が低下しても、保存するデータが消滅することは無い。なお、不揮発性のメモリとしては、EEPROMの他、FRAM(登録商標)(Ferroelectric Random Access Memory)やフラッシュメモリ等を使用することができる。
GPS信号処理回路26は、GPSアンテナ14からの信号を受信し、銃1(シューティングレコーダ2)の位置を特定する処理を実行し、GPSデータを出力する。また、この処理の実行は、GPS信号処理IC13内にて、外部のCPU7に負担をかけずに実行可能に構成されている。GPSユニットを構成しているGPS信号処理回路26及びGPSアンテナ14には、電源スイッチ27を介して電力が供給される。この電源スイッチ27は、電力制御部28によって制御される構成となっている。
一般的に、GPSアンテナやGPS信号処理回路は、消費電力が他の電子部品より大きく、常時電力を供給し続ける場合、容量の大きな電池を必要とする。よって、本実施形態では、加速度センサ9が、所定の加速度を検出した場合のみ、電力制御部28の制御により、電源スイッチ27を切り替え、GPS信号処理回路26に電力を供給する構成としている。この構成により、シューティングレコーダ2のバッテリー駆動において、バッテリー8の駆動による駆動電力(消費電力)を削減させ、長期間の使用を実現している。
なお、更に、消費電力を削減する場合は、弾丸の発射を判定した場合に、GPS信号処理回路26に電力を供給する構成としても良い。なお、本実施形態では、加速度検出手段の出力をトリガとして、GPSユニットへの電力を供給する構成であるが、他の物理量検出手段、例えば音声検出手段の出力をトリガとしても良い。
図4は、シューティングレコーダの制御ブロック図である。図4に示すように、加速度処理部41は、加速度検出回路22から出力された出力波形を取り込み、その出力レベルが所定レベル以上か否かをチェックし、所定レベル以上の場合、加速度出力比較部43に出力波形を出力する。加速度出力比較部43は、その内部に、加速度波形比較部43aと、加速度値比較部43bとを有している。波形比較部としての加速度波形比較部43aは、基準波形保持部としての基準値/基準波形保持部42に保存される、銃弾を発射したときの加速度の基準波形を読み出し、読み出した基準波形と、加速度処理部41から出力された出力波形とを比較し、例えばその差分等の比較結果を弾丸発射判定部44に出力する。
また、加速度出力比較部43は、出力波形そのものの比較とは別に、出力波形の所定の部位を数値化して比較することも可能である。数値比較部としての加速度値比較部43bは、基準値保持部としての基準値/基準波形保持部42に保存される加速度の基準波形の所定の部位に対応する基準値を読み出し、読み出した基準値と、加速度処理部41から出力された出力波形の所定の部位に対応する出力値とを比較し、例えばその差分を弾丸発射判定部44に出力することもできる。なお、基準値としては、例えばピーク値、半値幅等を用いる。それらの特徴点(ピーク値、半値幅等)における値を比較して、その差分を求めればよい。なお、基準値/基準波形保持部42には、例えば、スラッグ弾や散弾のそれぞれの加速度の基準波形や上述した基準値が保存され、弾丸の特定精度を高められる。
なお、加速度の基準波形は、同一種類の弾丸を同一種類の銃で多数回発射したときに得られる波形の平均である。また、加速度の基準値も同様に、多数回の波形の所定部位を数値化し、平均化した値である。
弾丸発射判定部44は、波形そのものを比較して差分を求めた結果と、波形の特徴点における値(出力値及び基準値)を比較して差分を求めた結果との、少なくとも一方の比較結果が、銃弾を発射したときの基準波形または基準値と略同一の場合、すなわち差分が0に近似できるか、所定範囲内に入っている場合、弾丸発射と判定する。そして、弾丸発射判定部44は、判定結果と、出力値あるいは出力波形を、記録制御部としてのデータ記録制御部50に出力する。
一方、GPS信号処理回路26は、加速度処理部41が所定のレベル以上の加速度を検出すると、電力が供給されて、GPSアンテナ14からのGPS信号に基づいて演算を実行し、シューティングレコーダ2の位置を示すGPSデータを、所定のメモリに保存する。位置情報取得部49は、所定のタイミングで、GPSデータを当該メモリから読み出してデータ記録制御部50に出力する。データ記録制御部50は、RTCユニット25に接続された時刻情報取得部48からの時刻データである日時データと、位置情報取得部49からの位置データと、少なくとも判定結果とを銃1の使用情報(使用履歴)としてデータ記憶部24に保存する。
データ記憶部24は、上述したように、EEPROM等の不揮発性記憶素子を用いて構成され、バッテリー8の出力電圧が低下し、シューティングレコーダ2の機能がダウンしても、それまで蓄えられた使用情報(使用履歴)は、消失せずに保存される。また、その記録内容が改変できないように、シューティングレコーダ2本体は、封印されて構成されている。そして、銃使用者(銃所持者)は、管理機関に定期的に持ち込んだ際に、シューティングレコーダ2を新しいものと交換してもらう。これによって、銃1の使用履歴は、管理機関の有する情報機器内に取り込むことにより、管理機関において長期的に保存することも可能となる。
また、図4に示すように、音声処理部45は、音声検出回路23から出力された検出音データとしての出力波形を取り込み、その出力レベルが所定レベル以上か否かをチェックし、所定レベル以上の場合、音声出力比較部47に検出音データとしての出力波形を出力する。音声出力比較部47は、その内部に、音声波形比較部47aと、音声値比較部47bとを有している。音声波形比較部47aは、基準値/基準波形保持部46に保存される、銃弾が発射されたときの銃声(衝撃音)の基準波形を読み出し、読み出した基準波形と、音声処理部45から出力された検出音の出力波形とを比較し、例えばその差分等の比較結果を弾丸発射判定部44に出力する。
また、音声出力比較部47は、検出音の出力波形そのものの比較とは別に、検出音の出力波形の所定の部位を数値化して比較することも可能である。音声値比較部47bは、基準値/基準波形保持部46に保存される銃声(衝撃音)の基準波形の所定の部位に対応する基準値を読み出し、読み出した基準値と、音声処理部45から出力された検出音の出力波形の所定の部位に対応する出力値とを比較し、例えばその差分を弾丸発射判定部44に出力することもできる。なお、基準値としては、例えばピーク値、半値幅等を用いる。それらの特徴点(ピーク値、半値幅等)における値を比較して、その差分を求めればよい。
なお、弾丸発射判定部44は、検出音の出力波形そのものを比較して差分を求めた結果と、検出音の出力波形の特徴点における値を比較して差分を求めた結果との、少なくとも一方の比較結果が、銃弾を発射したときの衝撃音の基準波形または基準値と略同一の場合、すなわち差分が0に近似できるか、所定範囲内に入っている場合、弾丸発射と判定する。そして、弾丸発射判定部44は、判定結果と、検出音の出力値あるいは検出音の出力波形を、データ記録制御部50に出力する。
一方、GPS信号処理回路26は、上述したと同様に、シューティングレコーダ2の位置を示すGPSデータを、所定のメモリに保存する。位置情報取得部49は、所定のタイミングで、GPSデータを当該メモリから読み出してデータ記録制御部50に出力する。データ記録制御部50は、RTCユニット25に接続された時刻情報取得部48からの時刻データである日時データと、位置情報取得部49からの位置データと、少なくとも判定結果とを銃1の使用情報(使用履歴)としてデータ記憶部24に保存する。
なお、音声処理部45により、銃1を落下させたり、打ち付けたりした場合の衝撃を誤って弾丸発射と誤認することが無いように、弾丸発射の検出の精度を高めることができる。また、例えば、基準値/基準波形保持部46に、スラッグ弾や散弾のそれぞれの衝撃音の基準波形や上述した基準値が保存されることにより、発射された銃弾の種類の特定においても、精度を高めることが可能となる。また、音声出力比較部47での比較結果を弾丸発射判定部44に出力することにより、加速度波形のみで判定することに比べて、更に弾丸の特定精度を高められる。
なお、衝撃音の基準波形は、同一種類の弾丸を同一種類の銃で多数回発射したときに得られる波形の平均である。また、衝撃音の基準値も同様に、多数回の波形の所定部位を数値化し、平均化した値である。
図5は、弾丸発射時の加速度について説明する図である。図5に示すように、銃身に装着されたシューティングレコーダ2の内部に収容される加速度センサ9は、弾丸60が銃1により発射されるときに、その発射方向(矢印C)とは逆方向(矢印A)の加速度を検出する。
一般的に加速度センサのチップ(例えば、本実施形態の加速度センサ9)は、3次元の空間において、1次元方向の加速度を検出できる。また、複数の加速度センサを配置することによって、2次元の加速度変化を検出することもできる。すなわち、図5に示す矢印B方向の加速度も検出することもできる。しかし、銃1の弾丸発射による反動の加速度は大半が発射方向とは逆方向(発射後方)に発生するため、通常は1次元の加速度センサで充分と考えられる。当然のことながら、弾丸発射が行なわれたか否かの判定精度を上げるため、2次元の加速度センサを用いてもよい。
図6は、単発弾と散弾の加速度センサの理論上の出力波形を示す図である。図6において、横軸は、時間Tを表し、縦軸は、加速度の大きさPを表している。また、W1は散弾の出力波形を表し、W2は単発弾の出力波形を表している。図6に示すように、単発弾は、加速度のピーク値P2が、散弾のピーク値P1に比べて大きくなる。加速度がピークに達するのは、銃床が、肩に衝突する際の衝撃による。一般的に、散弾に比べ、単発弾の方が衝撃は大きく、また、加速度センサの衝撃波形の検出幅(半値幅)も、散弾の半値幅T1に比べて単発弾の半値幅T2の方が大きくなる。
このように、弾丸の種類によって加速度センサから出力される出力波形が異なるため、加速度センサの出力波形を解析することによって、発射された弾丸の種類が特定できる。よって、シューティングレコーダ2は、散弾、及び単発弾の出力波形におけるピーク値、半値幅等のそれぞれの平均的な値をあらかじめ基準値/基準波形保持部42に記憶(保存)している。そして、シューティングレコーダ2は、保存するこれらの値を基準値として、発射された弾丸の種類を特定する。なお、基準値のみでは、解析や特定が不可能な場合もあり得るため、更に、出力波形をそのまま基準値/基準波形保持部42に記憶(保存)しても良い。また、この加速度センサによる出力波形の解析に、上記検出音の解析を加えることによって、発射された弾丸の特定精度を高めることができる。
図7は、使用履歴の記録内容の概要を示す図である。データ記憶部24は、上述したように、EEPROMを有して銃1の使用履歴が記録(保存)され、シューティングレコーダ2本体を分解してEEPROMを取り出すまで、その記録内容が改変できないように構成されている。
なお、データ記憶部24への記録は、シューティングレコーダ2が銃1に装着された日から開始される。図7に示すように、記録内容は、図示左から、弾丸が発射された日時71(「DATE/TIME」で図示)、上記で判定された弾丸のタイプ72(「弾丸タイプ」で図示)、別途記録された出力波形の保存の有無73(「波形保存有無」で図示)、及び弾丸が発射されたときの銃1(シューティングレコーダ2)の位置データ74(「位置」で図示)を含んで構成されている。なお、弾丸が発射された日時71は、年・月・日・時刻で表示される。また、弾丸のタイプ72は、散弾を“A”で表示し、単発弾を“B”で表示される。また、出力波形の保存の有無73は、出力波形が保存されている場合(記録有り)は“○”で表示し、出力波形が保存されていない場合(記録無し)は“×”で表示される。また、位置データ74は、緯度(例えば、北緯:N)と経度(例えば、東経:E)とで表示される。
なお、出力波形の保存の有無73は、同じタイプの出力波形であれば記録を省略し、データ記憶部24の記憶容量を抑制している。従って、例えば、初回の出力波形を判定した結果、弾丸のタイプ72が散弾“A”であり、次回も同様に散弾“A”であった場合には、同じ仕様の弾丸が用いられていると判断し、その出力波形は記憶しない。
図8は、シューティングレコーダの制御方法を示すフローチャートである。図8を参照してシューティングレコーダ2の制御方法を説明する。
最初に、ステップS101では、制御部21は、加速度検出手段(加速度センサ9、加速度検出回路22)が、加速度を検出したか否かをチェックする。加速度を検出した(YES)場合には、ステップS102に移行する。また、加速度を検出しない(NO)場合には、ステップS101を繰り返す。ステップS102では、制御部21は、検出された加速度の出力波形をRAM11内に取り込む。また、同時に、電力制御部28は、GPSユニット(GPS信号処理IC13、GPSアンテナ14)への電力を供給(電源ON)し、シューティングレコーダ2の位置データを取得する準備をする。
次に、ステップS103では、制御部21は、シューティングレコーダ2が、音声検出用のユニット(マイクロフォン6等を含む)が組み込まれているか、あるいは、組み込まれているユニットが音声検出が可能なモードになっているかチェックする。例えば、音声検出が可能なモードとなっている(YES)場合、ステップS111へ移行する。
そして、ステップS111では、制御部21は、音声検出手段で検出され、出力された検出音の出力波形をRAM11内に取り込む。そして、ステップS112に移行する。ステップS112では、制御部21は、RAM11内に取り込んだ、加速度の出力波形と検出音の出力波形とを解析し、それぞれの基準値あるいは基準波形と比較する。次にステップS105に移行する。
なお、ステップS103で、音声検出が可能なモードではない(NO)場合、ステップS104に移行する。ステップS104では、制御部21は、加速度検出手段の出力波形を、解析し、基準値あるいは基準波形と比較する。次にステップS105に移行する。
ステップS105では、制御部21は、その加速度または検出音の出力波形が、弾丸60の発射によるものか否かを判定し、また、弾丸60の発射であれば、その弾丸60の種類を判定する。次にステップS106に移行する。
ステップS106では、制御部21は、弾丸60の発射ではないと判定された場合に、その加速度または検出音の出力波形を記録するか否か、詳細には、弾丸60の発射ではないと判定された出力波形を記録する設定となっているかチェックする。そして、記録する設定となっている(YES)場合、ステップS122に移行し、弾丸60の発射ではない旨の判定結果と、取得した加速度または検出音の出力波形、または加速度または検出音の出力波形の特徴点を数値化したデータを、一時的にRAM11に保存する。
また、ステップS105で、弾丸60の発射ではないと判定された出力波形に対して、ステップS106で、その出力波形を記録する設定とはなっていない(NO)場合(弾丸60の発射ではないと判定された出力波形を記録しない場合)、ステップS107に移行する。ステップS107では、制御部21は、出力波形の記録モードをチェックする。詳細には、記録モードが、毎回記録するモード(YES)なのか、変化時のみ記録するモード(NO)なのかをチェックする。
そして、ステップS107で、記録モードが、変化時のみ設定するモード(NO)の場合、ステップS121へ移行する。ステップS121では、制御部21は、前回と同じ弾丸60によるものか否かを判定し、前回と同じ弾丸60によるものである判定であれば、その判定結果として少なくとも弾丸60の種類を、一時的にRAM11に保存する。
また、ステップS107で、記録モードが、毎回記録するモード(YES)の場合、ステップS108へ移行する。ステップS108では、制御部21は、判定結果として少なくとも弾丸60の種類と、加速度または検出音の出力波形とを一時的にRAM11に保存する。
次に、ステップS109に移行し、ステップS109では、制御部21は、RTCユニット25から時刻データ、例えば、年・月・日・時・分・秒を取得し、また、GPSユニットから位置データを取得し、上述した一時的にRAM11に保存されたデータを、その取得した時刻データと関連付けてデータ記憶部24に使用履歴として記録し保存する。最後に、ステップS110に移行する。ステップS110では、電力制御部28は、GPSユニットへの電力の供給を止め(電源OFF)して、一連のデータ記録動作を終了する。なお、GPSユニットへの電源OFFは、次回の弾丸発射までの時間を計測し、所定時間以上発射が無かった場合に、OFFするように構成しても良い。
なお、本実施形態のフローチャートにおいて、物理量データ(加速度データ)を検出する物理量データ検出ステップ(加速度データ検出ステップ)は、ステップS103に対応している。また、物理量データ(加速度データ)としての出力波形及び又は出力値に基づいて、弾丸発射が行なわれたか否かを判定する弾丸発射判定ステップは、ステップS105に対応している。また、弾丸発射判定ステップにより弾丸発射が行なわれたと判定された場合、GPSユニットから出力されるGPSデータを取得するGPSデータ取得ステップは、ステップS109に対応している。また、弾丸発射が行なわれたと判定された場合、判定結果とGPSデータと時刻データとを対応付けてデータ記憶部24にデータとして記録させる記録ステップは、ステップS107,S108,S109,S121に対応している。また、加速度検出手段の加速度データとしての出力波形及び又は出力値が所定レベルを超えた場合、GPSユニットへの電力を供給する電力供給ステップは、ステップS102に対応している。
また、上記、加速度データ検出ステップと、弾丸発射判定ステップと、GPSデータ取得ステップと、記録ステップと、電力供給ステップとを実行させるプログラムは、ROM10に保存され、制御部21(いわゆるコンピュータ)により、上述したように実行されることで、シューティングレコーダ2が動作する。
上記に詳述したシューティングレコーダ2の構成、及びその制御方法のフローチャートによれば、シューティングレコーダ2を装着した銃1の使用履歴を記録することが可能となる。なお、銃1の保有手続き更新時に、銃1の管理機関において、シューティングレコーダ2自体を交換し、引き取ったシューティングレコーダ2のデータ記憶部24であるメモリを、PC(パーソナルコンピュータ)等で読み取ることになる。その場合、銃1に用いられた弾丸60の種類を判別し、また、弾丸60が発射された位置を含めて使用履歴として記録されているため、銃1が、何時、何処で、どのような弾丸60を用いて、どの程度の頻度で使用されたかを知ることができ、これによって適正に銃1が使用されたかどうかを検証することができる。
本実施形態に係る銃使用情報記録装置を装着した銃の外観を示す図。 シューティングレコーダのハウジングを開いた状態の内部の概略図。 シューティングレコーダのハードウエアブロック図。 シューティングレコーダの制御ブロック図。 弾丸発射時の加速度について説明する図。 単発弾と散弾の加速度センサの理論上の出力波形を示す図。 使用履歴の記録内容の概要を示す図。 シューティングレコーダの制御方法を示すフローチャート。
符号の説明
1…銃、2…銃使用情報記録装置(シューティングレコーダ)、3…止め具、4…ハウジング、5…回路ボード、6…マイクロフォン、7…CPU、8…バッテリー、9…加速度センサ、10…ROM、11…RAM、13…GPS信号処理IC、14…GPSアンテナ、21…制御部、22…加速度検出回路、23…音声検出回路、24…データ記憶部、25…RTCユニット、26…GPS信号処理回路、27…電源スイッチ、28…電力制御部、41…加速度処理部、42…基準値/基準波形保持部、43…加速度出力比較部、43a…加速度波形比較部、43b…加速度値比較部、44…弾丸発射判定部、45…音声処理部、46…基準値/基準波形保持部、47…音声出力比較部、47a…音声波形比較部、47b…音声値比較部、48…時刻情報取得部、49…位置情報取得部、50…データ記録制御部、60…弾丸。

Claims (14)

  1. 銃に装着可能なハウジングと、
    前記銃の位置を特定し、特定した前記位置に対応するGPSデータを出力するGPSユニットと、
    物理的変化を検出し、検出した物理量データを出力する物理量検出手段と、
    時刻を計時し、計時した時刻データを出力するリアルタイムクロックユニットと、
    データを保存するデータ記憶部と、
    電力を供給する電源と、
    前記GPSユニットと、前記物理量検出手段と、前記リアルタイムクロックユニットと、前記データ記憶部と、前記電源と、を制御する統括制御部と、を有し、
    前記統括制御部は、
    前記物理量検出手段から出力される前記物理量データとしての出力波形に基づき、当該出力波形、及び又は当該出力波形における所定部位の出力値が、所定の条件を満足したか否かを判定し、前記所定の条件を満足した場合には、前記銃による弾丸発射が行なわれたと判定する弾丸発射判定部と、
    前記弾丸発射判定部による判定結果と前記GPSデータと前記時刻データとを対応付けて前記データ記憶部に前記データとして記録する記録制御部と、を有していることを特徴とする銃使用情報記録装置。
  2. 請求項1に記載の銃使用情報記録装置であって、
    前記物理量検出手段は、少なくとも1次元の加速度を検出し、検出した前記加速度に対応した加速度データを出力する加速度検出手段を有していることを特徴とする銃使用情報記録装置。
  3. 請求項1に記載の銃使用情報記録装置であって、
    前記物理量検出手段は、前記銃の周囲の音もしくは銃身の音を検出し、検出した前記音に対応した検出音データを出力する音声検出手段を有していることを特徴とする銃使用情報記録装置。
  4. 請求項1に記載の銃使用情報記録装置であって、
    更に電源制御部を有し、
    前記電源制御部は、前記物理量検出手段の前記出力値が所定レベルを超えた場合、前記GPSユニットへの電力を供給可能に構成されていることを特徴とする銃使用情報記録装置。
  5. 請求項2に記載の銃使用情報記録装置であって、
    前記銃の周囲の音もしくは銃身の音を検出し、検出した前記音に対応した検出音データを出力する音声検出手段を有し、
    前記弾丸発射判定部は、前記音声検出手段から出力される前記検出音データとしての出力波形に基づき、当該出力波形、及び又は当該出力波形における所定部位の出力値が、所定の条件を満足したか否かを判定し、前記所定の条件を満足した場合には、前記銃による弾丸発射が行なわれたと判定し、
    前記記録制御部は、前記弾丸発射判定部により前記弾丸発射が行なわれたと判定された場合、前記検出音データとしての出力波形、及び又は当該出力波形における所定部位の出力値を、前記時刻データと対応付けて前記データ記憶部に記録することを特徴とする銃使用情報記録装置。
  6. 請求項2に記載の銃使用情報記録装置であって、
    前記弾丸発射における前記加速度の基準となる基準波形を保存する基準波形保持部と、
    前記加速度検出手段から出力される前記加速度データとしての前記出力波形と、前記基準波形保持部の保存する前記基準波形と、を比較する波形比較部と、を有し、
    前記弾丸発射判定部は、前記出力波形と前記基準波形とに基づいて前記弾丸発射が行なわれたか否かを判定し、
    前記記録制御部は、前記弾丸発射判定部により前記弾丸発射が行なわれたと判定された場合、前記出力波形と前記時刻データとを対応付けて前記データ記憶部に記録することを特徴とする銃使用情報記録装置。
  7. 請求項2に記載の銃使用情報記録装置であって、
    前記弾丸発射における前記加速度の基準となる基準波形の所定部位の基準値を保存する基準値保持部と、
    前記加速度検出手段から出力される前記出力波形における所定部位の出力値と、前記基準値保持部の保存する前記基準値と、を比較する数値比較部と、を有し、
    前記弾丸発射判定部は、前記出力値が、前記基準値を含む所定の範囲内にある場合、前記弾丸発射が行なわれたと判定し、
    前記記録制御部は、前記弾丸発射判定部により前記弾丸発射が行なわれたと判定された場合、前記出力値と前記時刻データとを対応付けて前記データ記憶部に記録することを特徴とする銃使用情報記録装置。
  8. 請求項6に記載の銃使用情報記録装置であって、
    前記基準波形保持部は、異なる種類の弾丸毎の前記弾丸発射における前記加速度の基準となる前記基準波形を保存し、
    前記弾丸発射判定部は、前記加速度検出手段から出力される前記出力波形に基づいて前記弾丸の種類を判定し、
    前記記録制御部は、前記弾丸の種類と前記時刻データとを対応付けて前記データ記憶部に記録することを特徴とする銃使用情報記録装置。
  9. 請求項7に記載の銃使用情報記録装置であって、
    前記基準値保持部は、異なる種類の弾丸毎の前記弾丸発射における前記加速度の基準となる基準波形の所定部位の前記基準値を保存し、
    前記弾丸発射判定部は、前記加速度検出手段から出力される前記出力波形における所定部位の前記出力値に基づいて前記弾丸の種類を判定し、
    前記記録制御部は、前記弾丸の種類と前記時刻データとを対応付けて前記データ記憶部に記録することを特徴とする銃使用情報記録装置。
  10. 請求項8に記載の銃使用情報記録装置であって、
    前記銃の周囲の音もしくは銃身の音を検出し、検出した前記音に対応した検出音データを出力する音声検出手段を有し、
    前記弾丸発射判定部は、前記加速度検出手段から出力される前記加速度データとしての前記出力波形及び又は前記音声検出手段から出力される前記検出音データとしての出力波形に基づいて前記弾丸の種類を判定し、
    前記記録制御部は、前記弾丸の種類と前記時刻データとを対応付けて前記データ記憶部に記録することを特徴とする銃使用情報記録装置。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載の銃使用情報記録装置における制御方法であって、
    前記加速度検出手段及び又は前記音声検出手段を含み、前記物理量データを検出する物理量データ検出ステップと、
    前記物理量データ検出ステップで検出した、前記物理量データとしての前記出力波形及び又は前記出力値に基づいて、前記弾丸発射が行なわれたか否かを判定する弾丸発射判定ステップと、
    前記弾丸発射判定ステップにより前記弾丸発射が行なわれたと判定された場合、前記GPSユニットから出力される前記GPSデータを取得するGPSデータ取得ステップと、
    前記弾丸発射判定ステップにより前記弾丸発射が行なわれたと判定された場合、前記判定結果と前記GPSデータと前記時刻データとを対応付けて前記データ記憶部に前記データとして記録させる記録ステップと、を有することを特徴とする銃使用情報記録装置の制御方法。
  12. 請求項11に記載の銃使用情報記録装置の制御方法であって、
    前記物理量データ検出ステップが前記物理量データとして前記加速度検出手段から加速度データを検出する場合、
    前記加速度データとしての前記出力波形及び又は前記出力値が所定レベルを超えた場合、前記GPSユニットへの電力を供給する電力供給ステップを有することを特徴とする銃使用情報記録装置の制御方法。
  13. コンピュータに、請求項11に記載の銃使用情報記録装置の制御方法における、前記物理量データ検出ステップと、前記弾丸発射判定ステップと、前記GPSデータ取得ステップと、前記記録ステップと、を実行させることを特徴とするプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムであって、
    コンピュータに、更に、請求項12に記載の銃使用情報記録装置の制御方法における前記電力供給ステップを実行させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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