JP2009197398A - Seismic control structure - Google Patents
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Abstract
Description
本願発明は地震による水平力から杭基礎などの破壊を防ぐための制震構造物に関するものである。 The present invention relates to a vibration control structure for preventing destruction of a pile foundation or the like from a horizontal force caused by an earthquake.
鉄筋コンクリート造または鉄骨造などの建物は杭基礎で支持されている。この杭基礎は建物の鉛直荷重を支持するとともに、地震時における水平力に対しても抵抗するようになっている。しかし、大きな地震が発生したときには、その水平力によって杭が破損して鉛直荷重を支持できないことがある。そこで、図13に示すような、縁切りされた上部躯体29と基礎30との間に、積層ゴム31と鋼板32とからなる免震装置33と、ダンパー34とを設置した免震構造物35が構築されている。また、その他の制震構造物としては、例えば特開2007−278340号公報の発明が知られている。
しかし、上記のような免震構造物は制震ダンパーなどのメンテナンスや地震発生後における制震ダンパーの交換・修理を狭い空間で行うために作業性が悪く、しかも既存建物に施工することが困難であった。 However, seismic isolation structures such as those described above have poor workability because they are used for maintenance of seismic dampers and replacement and repair of seismic dampers after an earthquake has occurred, and it is difficult to install them in existing buildings. Met.
本願発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、制震ダンパーのメンテナンスや交換・修理が簡単にでき、かつ既存建物を地震から保護できる制震構造物を提供することである。 The present invention has been made in view of these problems, and its purpose is to provide a damping structure that can easily maintain, replace, and repair the damping damper, and that can protect existing buildings from earthquakes. is there.
以上の課題を解決するための制震構造物は、杭頭部における滑り支承を介して杭基礎に支持された建物が構築され、該建物の外壁から適宜離れた箇所に建物を囲むように外基礎が設けられ、該外基礎に設置された制震ダンパーが連結具を介して外壁に接合されたことを特徴とする。また外基礎は適宜間隔ごとに設置された杭基礎またはコンクリートブロック基礎であることを含む。また制震ダンパーは低降伏点鋼パネルであることを含む。また制震ダンパーはエネルギー吸収能力の異なるものがそれぞれ設置されたことを含む。また制震ダンパーは地盤中またはドライエリアに設置されたことを含む。また制震ダンパーが連結具とユニット化されたことを含む。また制震ダンパーが連結具とフーチングまたはコンクリートブロック基礎とユニット化されたことを含むものである。 A seismic control structure for solving the above problems is constructed in such a way that a building supported by a pile foundation is constructed through a sliding bearing at the pile head, and the building is surrounded by a place appropriately separated from the outer wall of the building. A foundation is provided, and a damping damper installed on the outer foundation is joined to the outer wall via a connector. The outer foundation includes a pile foundation or a concrete block foundation installed at appropriate intervals. Also, the damping damper includes a low yield point steel panel. In addition, seismic dampers include those with different energy absorption capabilities. In addition, it includes that the damping damper was installed in the ground or in a dry area. It also includes the fact that the damping damper is unitized with the connector. It also includes the fact that the damping damper is unitized with the connecting tool and footing or concrete block foundation.
建物の外周に制震ダンパーを設置したことにより、制震ダンパーのメンテナンスや地震発生後における交換・修理が容易にできるとともに、既存建物への設置も簡単にできる。また外基礎である杭基礎やコンクリートブロック基礎も簡単に形成できる。また制震ダンパーは低降伏点鋼パネルであるため設置および交換が簡単にできる。また制震ダンパーはエネルギー吸収能力の異なるものがそれぞれ設置されたことにより、どのような地震にも対応することができる。また制震ダンパーは地盤中またはドライエリアに設置されたことにより、建物の見栄えや景観を良くすることができるとともに、制震ダンパーのメンテナンスや交換・修理が簡単にできる。さらに制震ダンパーと連結具が、または制震ダンパーと連結具とフーチングまたはコンクリートブロック基礎とがそれぞれユニット化されたことにより、現場において建物への設置が簡単にできる。 By installing a damping damper on the outer periphery of the building, maintenance of the damping damper, replacement / repair after an earthquake occurs, and installation in an existing building can be simplified. In addition, pile foundations and concrete block foundations can be easily formed. The damping damper is a low yield point steel panel that can be easily installed and replaced. In addition, seismic dampers with different energy absorption capacities can be installed to handle any earthquake. In addition, installation of the damping damper in the ground or in a dry area can improve the appearance and landscape of the building, and also facilitate maintenance, replacement and repair of the damping damper. Furthermore, since the damping damper and the coupling tool, or the damping damper, the coupling tool, and the footing or the concrete block foundation are unitized, the installation on the building can be easily performed.
以下、本願発明の制震構造物の実施の形態について説明する。各実施の形態において同じ構成は同じ符号を付して説明し、異なった構成にのみ異なった符号を付して説明する。 Hereinafter, embodiments of the vibration control structure of the present invention will be described. In each embodiment, the same components are described with the same reference numerals, and only different components are described with different reference numerals.
図1〜図4は第1の実施の形態の制震構造物1である。この制震構造物1は建物2の外側を囲むようにして打設された外基礎である杭基礎3aにフーチング9を介して制震ダンパー4が設置され、この制震ダンパー4が連結具5で建物の外壁6に接続されて構成されている。これは建物2の外周に制震ダンパー4が設置されたものである。
1-4 is the
この建物2は、図2に示すように、杭基礎3で支持された既存または新設の鉄筋コンクリート造または鉄骨造であり、杭頭部の滑り支承7を介して上部躯体8が支持されている。そのため地震時の水平力で上部躯体8が水平移動して杭基礎3が破損しないようになっている。
As shown in FIG. 2, the
また建物2の外側の杭基礎3aは外壁6から適宜離れた箇所に、外壁6に沿って建物を囲むように適宜間隔をもって打設され、杭頭部のフーチング9に制震ダンパー4が設置されている。この杭基礎3aは建物2の両長辺側に六本、両短辺側に六本が打設されたことにより、十二個の制震ダンパー4が建物の外壁6に設置されている。
In addition, the
この制震ダンパー4は低降伏点鋼パネル10であり、図3に示すように、上部固定板11と下部固定板12との間のフランジ13間に設置されている。また制震ダンパー4の上部固定板11に連結具の水平板14がボルト接合され、連結具の垂直板15が外壁6にボルト接合されたことにより、制震ダンパー4が連結具5を介して建物2の外側に接合されている。
The
この連結具5は、上記のように、制震ダンパー4の上部固定板11にボルト16で固定された水平板14と、建物の外壁6にボルト16で固定された垂直板15とからなり、これら水平板14と垂直板15とが補強リブ17で補強されている。
As described above, the
したがって、地震時の水平力によって低降伏点鋼パネル10が破壊されることにより杭基礎3の破壊を防ぐとともに、地震後に、この破壊された制震ダンパー4を交換・修理する。これは下部固定板12をフーチング9から取り外すとともに、連結具5の垂直板15を建物の外壁6から取り外すことによって行うものである。
Accordingly, the low yield
この制震ダンパー4は上記の低降伏点鋼パネル10の他に、図4に示すような、コンクリートまたは鉛製の破砕体18であってもよい。この破砕体18は平面円形または矩形の柱体が上下固定板11、12に設置されて構成され、地震時に破砕用凹溝19から破砕されることによって地震エネルギーを吸収するようになっている。この他、制震ダンパー4はオイルダンパーであってもよい。
The
また図5は第2の実施の形態の制震構造物20である。この制震構造物20は杭基礎3aに代わってコンクリートブロック基礎21を設け、それに制震ダンパー4を設置したものであり、これ以外は第1の実施の形態の制震構造物1と同じ構成である。このようなコンクリートブロック基礎21であっても、杭基礎3aと同じように制震ダンパー4を簡単に設置することができ、かつ簡単に交換・修理をすることもできる。これは以下の第3および第5の実施の形態の制震構造物22、27に適用することもできる。
FIG. 5 shows a
また図6〜図10は第3の実施の形態の制震構造物22である。この制震構造物22はエネルギー吸収能力の異なる制震ダンパー23、24、25を建物の外壁6に設置したものであり、これ以外は第1の実施の形態の制震構造物1と同じ構成である。
Moreover, FIGS. 6-10 is the
これは一つの外壁6の両側から中央部に向かって、エネルギー吸収能力の高い制震ダンパーから低い制震ダンパーを順に設置するか、これとは反対に一つの外壁6の両側から中央部に向かって、エネルギー吸収能力の低い制震ダンパーから高い制震ダンパーを順に設置するものである。
This can be done by installing a damping damper with high energy absorption capacity from a low damping damper in order from both sides of one
例えば、図6および図7に示すように、エネルギー吸収能力の最も高い制震ダンパー23を外壁6の両側に設置し、その内側には、次にエネルギー吸収能力の高い制震ダンパー24を設置し、中央部にはエネルギー吸収能力の最も低い制震ダンパー25を設置するものである。これとは反対に、エネルギー吸収能力の最も高い制震ダンパー23を外壁の中央部に設置し、その外側に、次にエネルギー吸収能力の高い制震ダンパー24を設置し、外壁の両側にはエネルギー吸収能力の最も低い制震ダンパー25を設置することもできる。
For example, as shown in FIGS. 6 and 7, the
これにより、どのような地震にも対応可能となり、その地震によって破壊された制震ダンパー25を交換するだけで良いことになる。例えば、エネルギー吸収能力の最も低い制震ダンパー25が破壊した時には、それだけを交換し、全ての制震ダンパー23、24、25が破壊された場合は、全てを交換するようになる。この制震ダンパー23、24、25のエネルギー吸収能力は、図8〜図10に示すように、低降伏点鋼パネル10の枚数により決定され、枚数が二および三枚と増えるにしたがって高くなる。
As a result, any earthquake can be handled, and it is only necessary to replace the damping
また図11は第4の実施の形態の制震構造物26である。この制震構造物26は制震ダンパー4を地中に埋設したものであり、それ以外は第1の実施の形態の制震構造物1と同じ構成である。これは上記の第2および第3の実施の形態の制震構造物20、22に適用することもできる。この場合は、埋め戻し土を柔らかめにして制震ダンパー4が動くようにする。
FIG. 11 shows a
また図12は第5の実施の形態の制震構造物27である。この制震構造物27は制震ダンパー4をドライエリア28に設置したものであり、それ以外は第1の実施の形態の制震構造物1と同じ構成である。このように制震ダンパー4をドライエリア28に設置すると、制震ダンパー4のメンテナンスおよび交換・修理が簡単にできる。これは上記の第1〜第3の実施の形態の制震構造物20、22にも適用することもできる。
FIG. 12 shows a
また上記の制震ダンパー4と連結具5とを工場などで一体的に組み立ててユニット化することもできる。この制震ダンパー4と連結具5とをユニット化すると、杭基礎3に簡単に設置できるとともに建物2にも接合しやすくなる。このように制震ダンパー4と連結具5とをユニット化することは、上記の第1〜第5の実施の形態の制震構造物1、20、22、26、27に適用することもできる。
Further, the above-described
さらに制震ダンパー4と連結具5とフーチング9またはコンクリートブロック基礎21とを工場などで一体的に組み立ててユニット化することもできる。このフーチング9およびコンクリートブロック基礎21はプレキャストコンクリートで形成することにより、制震ダンパー4などと予め一体化して現場に搬入することができ、建物2または杭基礎3に簡単に設置することができる。このように制震ダンパー4と連結具5とフーチング9またはコンクリートブロック基礎21とをユニット化することは、上記の第1〜第5の実施の形態の制震構造物1、20、22、26、27に適用することもできる。
Furthermore, the
1、20、22、26、27 制震構造物
2 建物
3、3a 杭基礎
4、23、24、25 制震ダンパー
5 連結具
6 外壁
7 滑り支承
8、29 上部躯体
9 フーチング
10 低降伏点鋼パネル
11 上部固定板
12 下部固定板
13 フランジ
14 水平板
15 垂直板
16 ボルト
17 補強リブ
18 破砕体
19 破砕用凹溝
21 コンクリートブロック基礎
28 ドライエリア
30 基礎
31 積層ゴム
32 鋼板
33 免震装置
34 ダンパー
35 免震構造物
1, 20, 22, 26, 27 Damping
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JP2008037227A JP2009197398A (en) | 2008-02-19 | 2008-02-19 | Seismic control structure |
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JP2008037227A Pending JP2009197398A (en) | 2008-02-19 | 2008-02-19 | Seismic control structure |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011184882A (en) * | 2010-03-05 | 2011-09-22 | Toda Constr Co Ltd | Construction method for seismically strengthening foundation, and force application device therefor |
JP2013096176A (en) * | 2011-11-02 | 2013-05-20 | Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd | Reinforcement structure of existing foundation |
JP2017150142A (en) * | 2016-02-22 | 2017-08-31 | 株式会社竹中工務店 | Structure |
KR102173800B1 (en) * | 2020-06-24 | 2020-11-04 | 한국건설기술연구원 | Road transfer apparatus with rotation control unit on new foundation and foundation reinforcement method thereof |
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2008
- 2008-02-19 JP JP2008037227A patent/JP2009197398A/en active Pending
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