JP2009193156A - ケーブル配線経路設計支援装置及び方法 - Google Patents

ケーブル配線経路設計支援装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より現実に即したケーブルの立体的な配線を容易にする。
【解決手段】筐体内部のケーブルの配線経路を設計するケーブル配線経路設計支援装置であって、ケーブルを通過させるべき箇所を示す複数の制御点を取得する制御点取得部101と、制御点取得部101により取得された前記複数の制御点を前記ケーブルが通過するように、前記ケーブルの自重により生じる前記ケーブルのたわみを考慮した前記ケーブルの第1経路を算出する経路算出部105と、経路算出部105により算出される配線経路が満たすべき条件を記憶する記憶部103と、経路算出部105により算出された前記第1経路が、記憶部103に記憶された条件を満たすか否かを判定する判定部106とを備え、経路算出部105は、さらに、判定部106により第1経路が条件を満たさないと判定された場合、第1経路とは異なる第2経路を算出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ケーブルの配線経路を設計する支援装置に関し、特に電気製品などの筐体内部のケーブル(ハーネス)の配線経路を設計する装置に関する。
従来、電気製品の筐体内部には、ケーブル(ハーネス)が立体的に配線されている。多くの場合、機械又は人によって、ケーブルの一端を予め定められた始点に接続し、通過させるべき箇所を通過させて、ケーブルの他端を予め定められた終点に接続することで、ケーブルは配線されている。
ケーブルの配線を効率よく行うためには、配線経路に適した長さ及び太さなどを有するケーブルを用意する必要がある。また、立体的な配線経路を的確に示す模式図又は外観図などが必要である。そこで、予めケーブルの配線経路をコンピュータなどにシミュレーションさせることで、ケーブルの配線を効率よく行うことができると考えられる。
以上のようなシミュレーションを行う技術として、例えば、特許文献1に記載された技術がある。特許文献1に記載された技術は、2次元の電気回路の配線に関する技術である。2次元の配線技術を3次元に応用することで、立体的な配線のシミュレーションを行うことができると考えられる。
特開平11−306210号公報
しかしながら、上記従来技術に示すような2次元の配線に関するシミュレーションの技術を3次元に応用したとしても、最適な配線経路を得ることができないという課題がある。
なぜならば、2次元の配線のシミュレーションの技術では重力の影響を考慮にいれていないために、3次元では配線自体が有する質量による配線のたわみを正確にシミュレートすることができないからである。これにより、例えば、ケーブルのたわみの影響で、現実に配線した場合のケーブルの長さは、シミュレーションにより算出されたケーブルの長さより長くなってしまうなどの弊害が起こる可能性がある。
以上のように、従来の2次元の配線技術を3次元に応用しただけでは、現実に即したケーブルの配線経路を算出することができないという課題がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、より現実に即したケーブルの立体的な配線を容易にすることができるケーブル配線経路設計支援装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のケーブル配線経路設計支援装置は、ケーブルの配線経路を設計するケーブル配線経路設計支援装置であって、第1ケーブルを通過させるべき箇所を示す複数の制御点を取得する制御点取得手段と、前記制御点取得手段により取得された前記複数の制御点を前記第1ケーブルが通過するように、前記第1ケーブルの自重により生じる前記第1ケーブルのたわみを算出し、算出したたわみを用いて前記第1ケーブルの第1経路を算出する経路算出手段と、前記経路算出手段により算出される配線経路が満たすべき条件を記憶する記憶手段と、前記経路算出手段により算出された前記第1経路が、前記条件を満たすか否かを判定する判定手段とを備え、前記経路算出手段は、さらに、前記判定手段により前記第1経路が前記条件を満たさないと判定された場合、前記第1経路とは異なる第2経路を算出する。
これにより、ケーブルの重みによって生じるケーブルのたわみを考慮に入れたケーブルの配線経路を算出することができ、より現実に即したケーブルの立体的な配線を容易にすることができる。
また、前記経路算出手段は、前記複数の制御点の間を補間することで前記第1経路の基となる第1基礎経路を算出し、前記第1基礎経路に相当する第1ケーブルの自重を用いて鉛直方向の第1たわみ量を算出し、算出された前記第1たわみ量分だけ、前記第1基礎経路を鉛直方向に移動させることで前記第1経路を算出してもよい。
これにより、ケーブルの配線経路の基礎となる基礎経路を容易に算出することができ、基礎経路を基にしてたわみ量を容易に算出することができる。
また、前記ケーブル配線経路設計支援装置は、さらに、前記判定手段により前記第1経路が前記条件を満たさないと判定された場合に、前記複数の制御点のうちの1つの制御点を削除する制御点削除手段を備え、前記経路算出手段は、前記制御点削除手段により削除された制御点を除いた残りの複数の制御点の間を補間することで前記第2経路の基となる第2基礎経路を算出し、前記第2基礎経路に相当する第1ケーブルの自重を用いて鉛直方向の第2たわみ量を算出し、算出された前記第2たわみ量分だけ、前記第2基礎経路を鉛直方向に移動させることで前記第2経路を算出してもよい。
これにより、算出された配線経路が条件を満たさない場合であっても、通過すべき制御点を削除することで、容易に異なる配線経路を算出することができ、条件を満たす配線経路を算出することができる。
また、前記判定手段は、前記第1経路を複数の区分に分割し、分割された区分毎に前記条件を満たすか否かを判定し、前記制御点削除手段は、前記判定手段により前記第1経路が前記条件を満たさないと判定された場合、前記第1経路の前記条件を満たさないと判定された区分に一番近い接続点を除去してもよい。
これにより、条件を満たさなかった箇所に最も近い制御点を削除することで、制御点の削除後に算出される配線経路が条件を満たす確率を向上させることができる。
また、前記経路算出手段は、さらに、前記複数の制御点を第2ケーブルが通過するように、前記第2ケーブルの自重により生じる前記第2ケーブルのたわみを考慮した前記第2ケーブルの第3経路を算出し、前記判定手段は、さらに、前記第1経路と前記第3経路とが最も接近する箇所において、前記第1経路と前記第3経路との間の距離が、予め定められた閾値以下であるかを判定し、前記経路算出手段は、さらに、前記判定手段により前記第1経路と前記第3経路との間の前記距離が前記閾値以下であると判定された場合に、前記第3経路とは異なる前記第2ケーブルの第4経路を算出してもよい。
これにより、複数のケーブルが同じ制御点を通過するように配線経路を算出する場合にも適用することができる。
また、前記判定手段は、前記第1経路と、前記ケーブルとは異なる物体との距離が予め定められた距離以下である場合に、前記第1経路が前記条件を満たさないと判定してもよい。例えば、前記物体は、内部に前記ケーブルが配線される筐体又は前記筐体の内部に設置された他のケーブルであってもよい。
これにより、ケーブルが他の物体から受ける熱及び電磁気による影響を少なくすることができる。
また、前記判定手段は、前記第1経路の所定の判定箇所の曲がり率が、予め定められた曲がり率以上である場合に、前記第1経路が前記条件を満たさないと判定してもよい。例えば、前記判定箇所は、前記制御点であってもよい。
これにより、ケーブルに必要以上の物理的な力が加わらないようにケーブルを配線することができ、ケーブルが劣化することを防ぐことができる。
また、前記判定手段は、前記第1経路と、前記ケーブルとは異なる物体との距離が予め定められた距離以下であり、かつ、前記第1経路の所定の判定箇所の曲がり率が予め定められた曲がり率以上である場合に、前記第1経路が前記条件を満たさないと判定してもよい。
また、本発明は、装置として実現できるだけでなく、その装置を構成する処理手段をステップとする方法として実現することもできる。また、それらステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したり、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なCD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)などの記録媒体として実現したり、そのプログラムを示す情報、データ又は信号として実現したりすることもできる。そして、それらプログラム、情報、データ及び信号は、インターネット等の通信ネットワークを介して配信してもよい。
本発明によれば、より現実に即したケーブルの立体的な配線を容易にすることができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、本実施の形態のケーブル配線経路設計支援装置を適用することができる筐体と、筐体内部の構造と、ケーブルの配線とについて簡単に説明する。
図1は、筐体内部へのケーブルの配線を説明するための図である。図1(a)は、筐体と、筐体内部の構造との一例を示す図である。同図に示すように筐体10は、内部に複数の基板20を備える。基板20は、1つ以上のピン40を有するコネクタ30を備える。なお、図1(a)は1つの基板が1つのコネクタを備える構成を示しているが、基板は複数のコネクタを備えてもよい。
図1(b)は、ケーブルの配線経路を算出するためにユーザが指示する制御点の一例を示す図である。制御点は、始点、終点及び通過点の3種類である。始点は、ケーブルの配線経路の開始箇所である。終点は、ケーブルの配線経路の終了箇所である。通過点は、筐体内部でケーブルを通過させるべき箇所である。
同図に示すように、ユーザは、複数のピン40の中から始点及び終点を指示する。さらに、ユーザは、筐体内部に1つ以上の通過点を指示する。また、通過点が複数ある場合、始点に近い方からケーブルを通過させる順に、第1通過点、第2通過点、・・・、第n通過点(nは1以上の自然数)とする。なお、通過点は、ケーブルが物理的に固定される箇所である必要はない。
図1(c)は、制御点を通過するように配線したケーブルの一例を示す図である。同図に示すようにケーブル50は、ユーザの指示により決定された始点から終点まで、各通過点を順に通過するように接続される。
本実施の形態のケーブル配線経路設計支援装置は、図1(c)に示すようなケーブル50の配線経路をケーブル50の自重を考慮に入れて算出することで、より現実に即したケーブルの立体的な配線を容易にするためのプログラムを実行するコンピュータなどである。
次に、本実施の形態のケーブル配線経路設計支援装置の構成について説明する。
図2は、本実施の形態のケーブル配線経路設計支援装置の構成を示すブロック図である。同図のケーブル配線経路設計支援装置100は、ケーブルの重みによって生じるケーブルのたわみを考慮に入れたケーブルの配線経路を算出する。ケーブル配線経路設計支援装置100は、制御点取得部101と、初期条件設定部102と、記憶部103と、判定条件決定部104と、経路算出部105と、判定部106と、結果保持部107と、制御点削除部108と、表示部109とを備える。
制御点取得部101は、キーボードやマウスなどを介したユーザからの指示に基づいて、ケーブルを通過させるべき箇所を示す複数の制御点を取得する。なお、取得した制御点に関する情報は、制御点取得部101の内部に存在するメモリなどに一時的に記憶される。
初期条件設定部102は、ユーザからの指示に基づいて、記憶部103に保持される様々なデータベースを参照することで、経路算出部105における経路の算出処理に利用する初期条件を設定する。例えば、経路算出処理の対象となる筐体内部のコネクタ及びピンなどの情報、並びに、配線に使用するケーブルの材質などの情報をユーザからの指示に基づいて設定する。
記憶部103は、経路算出処理の対象となる筐体及びケーブルの情報、並びに、ケーブル配線の条件に関する情報などを記憶するメモリ及びHD(Hard Disc)などである。具体的には、記憶部103は、機構情報データベース201と、電気情報データベース202と、物理情報データベース203と、接続情報データベース204と、ケーブル情報データベース205と、材質情報データベース206と、配線条件データベース207とを記憶する。各データベースにどのような情報が記憶されるかついては後述する。なお、ユーザは必要に応じて、各データベースが示す情報を追加、変更及び削除することができる。
判定条件決定部104は、ユーザからの指示に基づいて、記憶部103に保持されるデータベースを参照することで、経路算出部105において算出された経路が満たすべき条件を決定する。満たすべき条件は、配線条件データベース207に記憶されており、ユーザからの指示に基づいて決定される。さらに、満たすべき条件は、初期条件設定部102で決定されたケーブルの素材などに関する情報に基づいて決定される。
経路算出部105は、制御点取得部101で取得された制御点を通過するように、ケーブルの重みにより生じるケーブルのたわみを考慮に入れた配線経路を算出する。経路算出部105は、制御点取得部101で取得された制御点に関する情報と、初期条件設定部102で設定された初期条件とに基づいてケーブルの配線経路を算出する。さらに、算出した配線経路が判定部106により条件を満たさないと判定された場合は、異なる配線経路を新たに算出する。配線経路の算出処理の詳細は後述する。
判定部106は、経路算出部105で算出された配線経路が、判定条件決定部104で決定された条件を満たすか否かを判定する。配線経路が条件を満たす場合は、配線経路に関する情報を表示部109に出力する。配線経路が条件を満たさない場合は、通過点を削除する命令を制御点削除部108に出力し、結果保持部107に、配線経路が満たさなかった条件に関する情報などを記憶させる。
結果保持部107は、制御点削除部108から入力される削除した通過点に関する情報と、判定部106から入力される配線経路が満たさなかった条件に関する情報とを保持する。削除した通過点に関する情報とは、例えば、削除した通過点の個数及びその位置(座標)などである。配線経路が満たさなかった条件に関する情報とは、例えば、条件の具体的な数値、及び、条件を満たさなかった配線経路の位置(座標)などである。
制御点削除部108は、経路算出部105で算出された配線経路が判定部106で条件を満たさないと判定された場合に判定部106から入力される命令に従って、通過点を削除する。例えば、配線経路を複数の区分に分け、区分毎に条件の判定が行われた場合、条件を満たさなかった区分に最も近い通過点を削除する。なお、終点又は始点に最も近い通過点を削除するとしてもよい。また、1つの通過点を削除しただけでは、条件を満たす配線経路が得られない場合は、2つ以上の通過点を削除する。なお、制御点削除部108は、削除した通過点に関する情報を結果保持部107に記憶させる。
表示部109は、配線経路が条件を満たす場合は、配線経路を表示するディスプレイ装置などである。配線経路は、例えば、斜視図、模式図、六面図及びこれらの組み合わせによって表示される。また、表示部109は、算出された配線経路の長さ、及び、初期条件設定部102により設定されたケーブルの太さなどの情報も併せて表示する。これにより、配線に使用するケーブルの長さなどを、実際に配線する前にユーザは知ることができる。さらに、配線経路が、最初に制御点取得部101で取得された複数の制御点の全てを通過していない場合、すなわち、1つ以上の通過点が削除された場合、削除された通過点に関する情報も併せて表示する。
次に、記憶部103に記憶される各種データベースについて説明する。
図3は、記憶部103が記憶する各種データベースのうち、筐体及び筐体内部に備えられる基板などに関する情報を示すデータベースの一例を示す図である。
図3(a)は、機構情報データベース201の一例を示す図である。機構情報データベース201は、基板の種類ごとに、該基板に備えられるコネクタなどの部品のIDと、基板の形状などを示す情報とを示す。ユーザは、筐体10の内部に備えられている基板20の種類(KibanA及びKibanBなど)を指示することで、基板20の形状及びコネクタなどの部品に関する情報を得ることができる。
図3(b)は、電気情報データベース202の一例を示す図である。電気情報データベース202は、基板に備えられるコネクタなどの部品の形状、及び、コネクタ(CN1及びCN2など)が有するピンのID(Pin1、Pin2及びPin3など)を示す情報を示す。
図3(c)は、物理情報データベース203の一例を示す図である。物理情報データベース203は、基板、コネクタ、ピン及び筐体内壁などの3次元での位置(座標及びベクトル)を示す。
図3(d)は、接続情報データベース204の一例を示す図である。接続情報データベース204は、ケーブルを接続する際に、始点及び終点となるピンの組み合わせを示す。ユーザは、接続情報データベース204を参照することで、接続すべきピンの組み合わせを選択することができる。
図4は、記憶部103が記憶する各種データベースのうち、ケーブルに関する情報を示すデータベースの一例を示す図である。
図4(a)は、ケーブル情報データベース205の一例を示す図である。ケーブル情報データベース205は、ケーブルのID毎に、ケーブルの素材、太さ・断面積(mm2)、等分布荷重(g/mm)及び色などの情報を示す。図4(a)に示すように、ケーブルのID毎に各情報が記憶されているため、ユーザは、配線に使用するケーブルのIDを指定するだけで、配線経路の演算処理に必要な素材、太さ及び重さに関する情報を得ることができる。ケーブルの色は、表示部109が配線経路を表示する際に、使用したケーブルを容易に視覚的に判断できるように記憶されている。
図4(b)は、材質情報データベース206の一例を示す図である。材質情報データベース206は、ケーブルの材質毎に、密度(g/cm3)、縦弾性係数(GPa)、断面二次モーメント(m-4)及びケーブルヤング率(GPa)などの情報を示す。ユーザが図4(a)に示すケーブル情報データベース205から使用するケーブルのIDを指定することで、指定されたケーブルに対応する素材の情報を得ることができる。
図4(c)は、配線条件データベース207の一例を示す図である。配線条件データベース207は、ケーブルの配線経路が満たすべき条件を示す。図4(c)に示すように、満たすべき条件は、ケーブルと筐体との間の最小距離(mm)、ケーブルと他のケーブルとの間の最小距離(mm)、並びに、ケーブルの最短長(mm)及び最長長(mm)若しくは固定長(mm)などである。図4(c)に示すように、条件Cndton1〜Cndton4のように、複数の条件の中から、ユーザが条件を選択して決定することができる。
なお、ケーブルと筐体との間の最小距離の条件は、筐体からの熱の影響を低減するため、及び、筐体がなんらかの衝撃などにより変形してしまった場合に、ケーブルが断線、或いは、ケーブルの接続が外れてしまうのを防ぐために設けられた条件である。また、ケーブルと他のケーブルとの間の最小距離の条件は、ケーブル間の熱及び電磁波ノイズによる相互の影響を低減するために設けられた条件である。
次に、本実施の形態のケーブル配線経路設計支援装置の動作について説明する。
図5は、本実施の形態のケーブル配線経路設計支援装置の動作を示すフローチャートである。
まず、本実施の形態のケーブル配線経路設計支援装置は、ユーザからの開始の指示を受け取ることで配線経路のシミュレーションを開始する。ユーザは、開始の指示として、使用する予定のケーブルに関する情報(ケーブルの素材及び長さなど)と、筐体内部の基板、コネクタ及びピンに関する情報と、ケーブルの配線経路の始点、終点及び通過点に関する情報とを指示する。
初期条件設定部102は、記憶部103に記憶される各データベースから、ユーザの指示に基づいて、筐体及びケーブルなどに関する情報を取得する(S101)。例えば、記憶部103に記憶されるデータベースを表示部109などに表示させ、表示させたものの中からユーザが選択することで、ユーザの指示を取得することができる。
次に、制御点取得部101は、ケーブルを通過させるべき箇所を示す制御点、すなわち、始点、終点及び通過点を取得する(S102)。例えば、初期条件設定部102によって取得されたピンの中からユーザが始点及び終点を選択する。また、筐体に設定された座標に基づいて空間的な位置を指定することで、通過点を取得する。
次に、経路算出部105は、制御点取得部101で取得された制御点を通過するように、初期条件設定部102で取得された筐体及びケーブルの情報に基づいて、ケーブルの重みにより生じるケーブルのたわみを考慮に入れた配線経路を算出する(S103)。この配線経路の算出処理(S103)の詳細については後述する。
配線経路の算出処理(S103)において、制御点取得部101によって取得された通過点の全てを通過する経路が算出された場合(S104でYes)、表示部109は、配線経路を表示する(S105)。また、経路の表示と同時に、使用した初期条件、制御点及び判定条件などを併せて表示してもよい。配線経路は、例えば、図1(c)に示すように斜視図で表示される。
配線経路の算出処理(S103)において、制御点取得部101によって取得された通過点のうち、少なくとも1つの通過点を通過しない経路が算出された場合(S104でNo)、表示部109は、配線経路を表示し、かつ、通過しなかった通過点に関する情報などを表示する(S106)。
図6は、ケーブルが通過点を通過できなかった場合の配線の一例を示す図である。配線経路は、例えば、図9に示すように斜視図で表示され、同時に、通過しなかった通過点に関する情報が表示される。通過しなかった通過点に関する情報とは、通過点のID及び座標などである。
図7は、本実施の形態のケーブル配線経路設計支援装置の配線処理(S103)の詳細を示すフローチャートである。
経路算出部105は、制御点取得部101によって取得された始点、終点及び通過点に基づいて制御点を設定する(S201)。例えば、N個の通過点を取得した場合、まず、始点をP0、終点をPN+1と設定する。そして、始点に近い通過点から順に、P1、P2、・・・、PNと設定する。
次に、経路算出部105は、設定した制御点に基づいて、始点P0から終点PN+1までを順に通過するようにスプライン補間法を用いてケーブルの配線経路(基礎経路)を算出する(S202)。
図8(a)は、ケーブルの基礎経路の一例を示す図である。同図に示すように、始点から終点まで各通過点を通過するようにスプライン補間法により基礎経路が算出される。なお、基礎経路の算出は、スプライン補間法に限らず、例えば、ラグランジュ補間法を用いてもよい。
続いて、経路算出部105は、算出した基礎経路を区間毎に分割して、分割された区間毎にケーブルの自重によるたわみ量を考慮に入れた配線経路を算出する。
経路算出部105は、M=Nとなるように値Mを設定する(S203)。そして、算出された基礎経路から、区間PMM+1間の距離L(mm)を算出する(S204)。例えば、積分法などを用いて区間PMM+1間の距離Lを算出する。
次に、経路算出部105は、算出された距離からPMM+1間の自重W(g/mm)を算出する(S205)。具体的には、算出した距離と、初期条件設定部102で得られたケーブルの太さ及び密度とを用いて自重を算出する。
そして、経路算出部105は、算出された自重からPMM+1間の最大たわみ量を算出する(S206)。最大たわみ量δmax(mm)は、例えば、以下の式1を用いて算出される。
(式1)δmax = 5×W×L4/(384×E×I)
なお、式1に示されるEは縦弾性係数(GPa)であり、Iは断面二次モーメント(m-4)である。縦弾性係数E及び断面二次モーメントIは、いずれも初期条件設定部102によって取得される。
以上のように算出された最大たわみ量を考慮に入れて基礎経路を調整することで、分割された区間での配線経路を算出することができる。
図8(b)は、たわみを考慮に入れたケーブルの配線経路の一例を示す図である。同図に示すように、算出したたわみ量だけ鉛直方向に基礎経路をたわませることで、ケーブルの配線経路が算出される。例えば、区間P12間での最大たわみ量だけ、区間P12間のケーブルの重心の存在する位置を鉛直方向に移動させることで、区間P12間での配線経路を算出することができる。
続いて、判定部106は、上述したように算出した配線経路が条件を満たすか否かを判定する。
まず、判定部106は、ヤング率の条件を満たすか否かを判定する(S206)。具体的には、制御点PM+1及び制御点PMでのケーブルの曲がり角度が、初期条件設定部102によって得られたケーブルのヤング率より小さいか否かを判定する。
各制御点でのケーブルの曲がり角度が、ケーブルのヤング率より小さい場合(S206でYes)、判定部106は、ケーブル間距離の条件を満たすか否かを判定する(S207)。具体的には、区間PMM+1間の配線経路と、既に配線されているケーブルの配線経路との間の距離が、初期条件設定部102によって得られたケーブル間最小距離より大きいか否かを判定する。図9(a)は、ケーブル間の最小距離の一例を示す図である。
区間PMM+1間の配線経路と、既に配線されているケーブルの配線経路との間の距離が、ケーブル間最小距離より大きい場合(S207でYes)、判定部106は、ケーブルと筐体との間の距離の条件を満たすか否かを判定する(S208)。具体的には、区間PMM+1間の配線経路と、該配線経路に最も近い筐体内壁(若しくは、他の障害物)との間の距離が、初期条件設定部102によって得られたケーブル−筐体間最小距離より大きいか否かを判定する。図9(b)は、ケーブル−筐体間の最小距離の一例を示す図である。
区間PMM+1間の配線経路と筐体内壁との間の距離が、ケーブル−筐体間最小距離より大きい場合(S208でYes)、最初に設定した値MをM−1に設定する(S209)。これは、次の区間PM-1M間で、上述の配線経路の算出処理(S204〜S206)及び各種条件の判定処理(S207〜S209)を実行するために行われる。
値MをM−1に設定した結果、Mが0より小さくなった場合(S211でYes)、全区間において配線経路が得られたことになり、配線経路の算出処理(S103)は終了される。Mが0以上である場合(S211でNo)、配線経路の算出処理(S204〜S206)及び各種条件の判定処理(S207〜S209)が繰り返される。
ただし、各種条件の判定処理において、算出された配線経路が条件を満たさなかった場合(S207〜S209のいずれかでNo)、制御点削除部108は、制御点PMを削除する(S212)。制御点PMが削除されると、通過点の個数が1つ減るため、NをN−1と設定する(S213)。そして、経路算出部105は、始点をP0、終点をPNと設定する。さらに、始点に近い通過点から順に、P1、P2、・・・、PN-1と設定する(S201)。そして、スプライン補間により基礎経路の算出処理(S202)から、区間毎の配線経路の算出処理(S204〜S206)と各種条件の判定処理(S207〜S209)とまでが繰り返される。
以上のようにして、ユーザが指示した制御点を通過するケーブルの配線経路が算出される。
ただし、最後の区間P10間において配線経路を算出した場合、すなわち、M=0である場合に、各条件の判定処理(S207〜S209)においていずれかの条件を満たさなかった場合、P0は始点であるために、削除処理(S212)が実行できない。この場合は、削除可能な通過点を1つ以上削除することで、再度、制御点の設定処理(S201)から繰り返すことで、経路を算出する。全ての通過点を既に削除している場合は、表示部109は、ユーザが指定した始点と終点との指示が間違っている旨の表示を行う。
なお、各種条件の判定処理(S207〜S209)は、全てが実行される必要はない。判定条件決定部104で決定された条件に応じて必要な判定処理だけが行われる。また、判定処理を行う順番もいかなる順番であってもよい。さらに、上述した以外の判定処理を追加することも可能である。
以上のように、本実施の形態のケーブル配線経路設計支援装置によれば、ケーブルの重みによって生じるケーブルのたわみを考慮に入れたケーブルの配線経路を算出することができ、より現実に即したケーブルの立体的な配線を容易にすることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態のケーブル配線経路設計支援装置は、複数のケーブルを同時に配線する場合の配線経路を設計する装置である。
まず、本実施の形態のケーブル配線経路設計支援装置を適用することができる筐体と、筐体内部の構造と、ケーブルの配線とについて簡単に説明する。
図10は、筐体内部へのケーブルの配線を説明するための図である。図10(a)は、筐体と、筐体内部の構造と、ユーザが指示する制御点との一例を示す図である。同図に示す筐体10は、図1(a)に示す筐体と同じである。筐体10の内部には、複数の基板20が備えられている。基板20には、複数のピン41a〜41cを有するコネクタ31、又は、複数のピン42a〜42cを有するコネクタ32が備えられている。図10(a)に示す始点、終点及び通過点は、ユーザが指示した制御点である。なお、本実施の形態では、複数のケーブルが配線されるので、始点及び終点は、ケーブル毎に指示される。
図10(b)は、制御点を通過するように配線したケーブルの一例を示す図である。同図に示すようにケーブルの束60は、ユーザの指示により決定された始点から終点まで、各通過点を通過するように接続される。
本実施の形態のケーブル配線経路設計支援装置は、図10(b)に示すような複数のケーブルの束60の配線経路を、それぞれのケーブルの自重を考慮に入れて算出することで、より現実に即したケーブルの立体的な配線を容易にするためのプログラムを実行するためのコンピュータなどである。
次に、本実施の形態のケーブル配線経路設計支援装置の構成について説明する。
図11は、本実施の形態のケーブル配線経路設計支援装置の構成を示すブロック図である。同図のケーブル配線経路設計支援装置は、複数のケーブルを同時に配線する場合に、ケーブルの重みによって生じるケーブルのたわみを考慮に入れたケーブルの配線経路を算出する。ケーブル配線経路設計支援装置300は、制御点取得部301と、初期条件設定部302と、記憶部303と、判定条件決定部304と、経路算出部305と、判定部306と、結果保持部307と、制御点削除部308と、表示部309とを備える。
制御点取得部301は、ユーザからの指示に基づいて、複数のケーブルを通過させるべき箇所を示す複数の制御点を取得する。始点及び終点は、ケーブル毎に取得される。
例えば、3本のケーブル60a、60b及び60cの配線経路を同時に設計する場合について図10(a)を用いて説明する。ユーザの指示に基づいて、ケーブル60aの始点はコネクタ31のピン41c、終点はコネクタ32のピン41aに設定される。同様にして、ケーブル60bの始点はコネクタ31のピン41b、終点はコネクタ32のピン42bに設定される。ケーブル60cの始点はコネクタ31のピン41a、終点はコネクタ32のピン42cに設定される。制御点取得部301は、以上のような制御点の設定に関するユーザの指示に基づいて、制御点を取得する。
各制御点は、上述したようにケーブル毎に取得される。ただし、本実施の形態において、複数のケーブルは、ほぼ同一の経路を通過するように配線されることを想定している。したがって、以下では、通過点は、例えば、図10に示すように所定の半径を持つ球体のように一定の範囲で指示され、この一定の範囲内に各ケーブルが通過すべき通過点が設定されているとみなす。
初期条件設定部302は、キーボードやマウスなどを介したユーザからの指示に基づいて、記憶部303に保持される様々なデータベースを参照することで、経路算出部305における経路の算出処理に利用する初期条件を設定する。例えば、経路算出処理の対象となる筐体内部のコネクタ及びピンなどの情報、並びに、配線に使用するケーブルの材質などの情報をユーザからの指示に基づいて設定する。ここで、ケーブルの材質などの情報は、用いるケーブル毎に設定される。
記憶部303は、経路算出処理の対象となる筐体及びケーブルの情報、並びに、ケーブル配線の条件に関する情報などを記憶するメモリ及びHDなどである。具体的には、記憶部303は、機構情報データベース201と、電気情報データベース202と、物理情報データベース203と、接続情報データベース204と、ケーブル情報データベース205と、材質情報データベース206と、配線条件データベース407とを記憶する。なお、機構情報データベース201と、電気情報データベース202と、物理情報データベース203と、接続情報データベース204と、ケーブル情報データベース205と、材質情報データベース206は、実施の形態1と同じであるのでここでは説明を省略し、以下では、配線条件データベース407について説明する。
図12は、本実施の形態の配線条件データベース407の一例を示す図である。配線条件データベース407は、実施の形態1と同様に、ケーブルの配線経路が満たすべき条件を示す。同図に示すように、満たすべき条件は、ケーブルと筐体との間の最小距離(mm)、ケーブルと他のケーブルとの間の最小距離(mm)、並びに、ケーブルの最短長(mm)及び最長長(mm)若しくは固定長(mm)などである。さらに、本実施の形態では、新たに、同時に一束で配線するケーブル同士の最小距離(mm)に関する条件も追加されている。図12に示すように、条件Cndton1〜Cndton4のように、複数の条件の中から、ユーザが条件を選択して決定することができる。なお、ユーザは必要に応じて、データベースが示す情報を追加、変更及び削除することができる。
なお、同時に一束で配線するケーブル同士の最小距離に関する条件は、ケーブル間の熱及び電磁波ノイズによる相互の影響を低減するために設けられた条件である。
判定条件決定部304は、ユーザからの指示に基づいて、記憶部303に保持される複数のデータベースを参照することで、経路算出部305において算出された経路が満たすべき条件を決定する。満たすべき条件は、配線条件データベース407に記憶されており、ユーザからの指示に基づいてケーブル毎に決定される。さらに、満たすべき条件は、初期条件設定部302でケーブル毎に決定されたケーブルの素材などに関する情報に基づいて決定される。
経路算出部305は、制御点取得部301で取得された制御点を複数のケーブルのそれぞれが通過するように、ケーブルの重みにより生じるケーブルのたわみを考慮に入れた配線経路をケーブル毎に算出する。例えば、経路算出部305は、まず、ケーブル60aの配線経路(第1経路とする)を算出する。なお、第1経路が判定部306により条件を満たさないと判定された場合は、第1経路と異なるケーブル60aの配線経路を算出する。続いて、経路算出部305は、ケーブル60bの配線経路(第2経路)を算出する。第1経路と第2経路とが最も接近する箇所において、第1経路と第2経路との間の距離が、予め定められた閾値以下であると判定された場合に、第2経路とは異なるケーブル60bの配線経路を算出する。
判定部306は、経路算出部305で算出されたケーブル毎の配線経路が、判定条件決定部304で決定された条件を満たすか否かを判定する。例えば、上述したように、第1経路と第2経路とが最も接近する箇所において、第1経路と第2経路との間の距離が、予め定められた閾値以下であるか否かを判定する。ここで、予め定められた閾値とは、配線条件データベース407に示され、かつ、判定条件決定部304で決定された同時に一束で配線するケーブル同士の最小距離(mm)である。
図13は、同時配線するケーブル間同士の最小距離の一例を示す図である。同図に示すように、本実施の形態では、互いに接近した複数の始点から、互いに接近した複数の終点まで、複数のケーブルが通過点を通過するように配線される。したがって、複数のケーブルは、自ずとほぼ同一の経路を通過するように配線される。
また、判定部306は、配線経路が条件を満たす場合は、配線経路に関する情報を表示部309に出力する。配線経路が条件を満たさない場合は、通過点を削除する命令を制御点削除部308に出力し、結果保持部307に、配線経路が満たさなかった条件に関する情報を記憶させる。
結果保持部307、制御点削除部308及び表示部309は、図2に示す結果保持部107、制御点削除部108及び表示部109と同じである。このため、ここでは説明を省略する。
次に、本実施の形態のケーブル配線経路設計支援装置の動作について説明する。
図14は、本実施の形態のケーブル配線経路設計支援装置の動作を示すフローチャートである。
まず、本実施の形態のケーブル配線経路設計支援装置は、ユーザからの開始の指示を受け取ることで配線経路のシミュレーションを開始する。ユーザは、開始の指示として、使用する予定の複数のケーブルに関する情報(各ケーブルの素材及び長さなど)と、筐体内部の基板、コネクタ及びピンに関する情報と、各ケーブルの配線経路の始点、終点及び通過点に関する情報とを指示する。
初期条件設定部302は、記憶部303に記憶される各データベースから、ユーザの指示に基づいて、筐体及びケーブルなどに関する情報を取得する(S301)。例えば、記憶部303に記憶されるデータベースを表示部309などに表示させ、表示させたものの中からユーザが選択することで、ユーザの指示を取得することができる。
次に、制御点取得部301は、複数のケーブルを通過させるべき箇所を示す制御点、すなわち、始点、終点及び通過点をケーブル毎に取得する(S302)。例えば、初期条件設定部302によって取得されたピンの中からユーザが始点及び終点を取得する。また、筐体に設定された座標に基づいて空間的な位置を指定することで、通過点を取得する。
次に、経路算出部305は、制御点取得部301で取得された制御点を通過するように、初期条件設定部302で取得された筐体及び複数のケーブルの情報に基づいて、ケーブルの重みにより生じるケーブルのたわみを考慮に入れた配線経路を算出する(S303)。この配線経路の算出処理(S303)の詳細については後述する。
配線経路の算出処理(S303)において、制御点取得部301によって取得された通過点の全てを通過する経路が算出された場合(S304でYes)、表示部309は、配線経路を表示する(S305)。また、経路の表示と同時に、使用した初期条件、制御点及び判定条件などを併せて表示してもよい。配線経路は、例えば、図10(b)に示すように斜視図で表示される。
配線経路の算出処理(S303)において、制御点取得部301によって取得された通過点のうち、少なくとも1つの通過点を通過しない経路が算出された場合(S304でNo)、表示部309は、配線経路を表示し、かつ、通過しなかった通過点に関する情報などを表示する(S306)。
図15は、ケーブルが通過点を通過できなかった場合の配線の一例を示す図である。配線経路は、例えば、図15に示すように斜視図で表示され、同時に、通過しなかった通過点に関する情報が表示される。通過しなかった通過点に関する情報とは、通過点のID及び座標などである。
図16は、本実施の形態のケーブル配線経路設計支援装置の配線処理(S303)の詳細を示すフローチャートである。
経路算出部305は、制御点取得部301によってケーブル毎に取得された始点、終点及び通過点に基づいて制御点を設定する(S401)。例えば、N個の通過点を取得した場合、まず、始点をP0、終点をPN+1と設定する。そして、始点に近い通過点から順に、P1、P2、・・・、PNと設定する。なお、通過点P1〜PNは、各ケーブルが通過する一定の範囲(例えば、所定の半径を有する球体内部)を示す。
次に、経路算出部305は、設定した制御点に基づいて、始点P0から終点PN+1までを順に通過するようにスプライン補間法を用いてケーブルの配線経路(基礎経路)をケーブル毎に算出する(S402)。なお、基礎経路の算出は、実施の形態1と同様である。
続いて、経路算出部305は、算出した基礎経路を区間毎に分割して、分割された区間毎にケーブルの自重によるたわみ量を考慮に入れた配線経路をケーブル毎に算出する。
まず、経路算出部305は、たわみを考慮に入れた配線経路を算出し、条件を判定するために、基礎経路を選択する(S403)。以下では、選択した基礎経路に対して、自重によるたわみを考慮に入れた配線経路を算出し、条件を判定する。
経路算出部305は、M=Nとなるように値Mを設定する(S404)。そして、算出された基礎経路から、区間PMM+1間の距離L(mm)を算出する(S405)。次に、経路算出部305は、算出された距離からPMM+1間の自重W(g/mm)を算出する(S406)。そして、経路算出部305は、算出された自重からPMM+1間の最大たわみ量を算出する(S407)。最大たわみ量δmax(mm)は、例えば、式1を用いて算出される。なお、以上の区間毎の配線経路の算出処理(S405〜S407)は実施の形態1で示した配線経路の算出処理(S204〜S206)と同じである。
以上のように算出された最大たわみ量を考慮に入れて基礎経路を調整することで、分割された区間での配線経路を算出することができる。
続いて、判定部306は、上述したように算出した配線経路が条件を満たすか否かを判定する。
まず、判定部306は、ヤング率の条件を満たすか否かを判定する(S408)。具体的には、制御点PM+1及び制御点PMでのケーブルの曲がり角度が、初期条件設定部302によって得られたケーブルのヤング率より小さいか否かを判定する。
各制御点でのケーブルの曲がり角度が、ケーブルのヤング率より小さい場合(S408でYes)、判定部306は、同時配線するケーブル間距離の条件を満たすか否かを判定する(S409)。具体的には、同時配線するケーブルの配線経路の中で、配線経路の算出処理(S405〜S407)と条件の判定処理(S408〜S409)とが既に実行されて確定している配線経路と、今回算出された区間PMM+1間の配線経路との距離が、初期条件設定部302によって得られた同時配線するケーブル同士の最小距離より大きいか否かを判定する。なお、この判定処理は、最初に基礎経路を選択した場合には実行されない。なぜならば、同時配線するケーブルの他の配線経路が算出されていないためである。
確定している配線経路と、今回算出された配線経路との距離が、同時配線するケーブル同士の最小距離より大きいと判定された場合(S409でYes)、判定部306は、ケーブル間距離の条件を満たすか否かを判定する(S410)。具体的には、区間PMM+1間の配線経路と、既に配線されているケーブルの配線経路との間の距離が、初期条件設定部302によって得られたケーブル間最小距離より大きいか否かを判定する。
区間PMM+1間の配線経路と、既に配線されているケーブルの配線経路との間の距離が、ケーブル間最小距離より大きい場合(S410でYes)、判定部306は、ケーブルと筐体との間の距離の条件を満たすか否かを判定する(S411)。具体的には、区間PMM+1間の配線経路と、該配線経路に最も近い筐体内壁(若しくは、他の障害物)との間の距離が、初期条件設定部302によって得られたケーブル−筐体間最小距離より大きいか否かを判定する。
区間PMM+1間の配線経路と筐体内壁との間の距離が、ケーブル−筐体間最小距離より大きい場合(S411でYes)、最初に設定した値MをM−1に設定する(S412)。これは、次の区間PM-1M間で、上述の配線経路の算出処理(S405〜S407)及び各種条件の判定処理(S408〜S411)を実行するために行われる。
値MをM−1に設定した結果、Mが0以上である場合(S413でNo)、配線経路の算出処理(S405〜S407)及び各種条件の判定処理(S408〜S411)が繰り返される。
値MをM−1に設定した結果、Mが0より小さくなった場合(S413でYes)、選択された基礎経路に対して全区間においてたわみを考慮に入れた配線経路が得られたことになる。したがって、全ての基礎経路に対して、たわみを考慮に入れた配線経路が得られた場合(S414でYes)、配線経路の算出処理(S303)は終了される。
たわみを考慮に入れた配線経路が得られていない基礎経路が存在する場合(S413でNo)、配線経路が得られていない基礎経路を選択し(S403)、たわみを考慮に入れた配線経路の決定処理が実行される(S405〜S413)。
ただし、各種条件の判定処理において、算出された配線経路が条件を満たさなかった場合(S408〜S411のいずれかでNo)、制御点削除部308は、制御点PMを削除する(S415)。制御点PMが削除されると、通過点の個数が1つ減るため、NをN−1と設定する(S416)。そして、経路算出部305は、始点をP0、終点をPNと設定する。さらに、始点に近い通過点から順に、P1、P2、・・・、PN-1と設定する(S401)。そして、スプライン補間により基礎経路の算出処理(S402)から、区間毎の配線経路の算出処理(S405〜S407)と各種条件の判定処理(S408〜S411)とまでが繰り返される。本実施の形態では、いくつかの基礎経路に対してたわみを考慮に入れた配線経路が確定されていたとしても、全ての基礎経路の算出からもう一度繰り返される。
以上のようにして、ユーザが指示した制御点を通過するケーブルの配線経路が算出される。
なお、本実施の形態では、同時配線するケーブルができる限りほぼ同一の経路を通過するように、1つの制御点を削除した場合、既に条件を満たすことで確定された配線経路が得られていたとしても、全てのケーブルの基礎経路の算出処理から繰り返す構成とした。これに対して、処理量を削減するために、既に条件を満たすことで確定された配線経路については、算出処理をやり直すことなく、まだ確定されていない配線経路のみを算出する構成としてもよい。
以上のように、本実施の形態のケーブル配線経路設計支援装置によれば、複数のケーブルを同時に配線する場合に、ケーブルの重みによって生じるケーブルのたわみを考慮に入れたケーブルの配線経路を算出することができ、より現実に即したケーブルの立体的な配線を容易にすることができる。
以上、本発明のケーブル配線経路設計支援装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、本発明では、区間毎の配線経路が算出される度に、条件を満たすか否かを判定する構成としたが、全区間における配線経路を算出した後に、条件を満たすか否かを判定する構成としてもよい。
また、基礎経路から配線経路を算出する際に、二点支持により算出したたわみ量を用いるのに加えて、各制御点でのケーブルの方向、及び、ケーブルの曲率などをパラメータとして用いてもよい。
また、算出された配線経路が条件を満たさないと判定された場合、終点(又は始点)に近い通過点から順に削除してもよい。このとき、1つの通過点を削除するだけでは、条件を満たす配線経路が得られない場合は、2つ以上の通過点を削除してもよい。
また、算出された配線経路が条件を満たさないと判定された場合、既存の通過点を削除する代わりに、新たな通過点を追加することで異なる配線経路を算出してもよい。また、既存の通過点を削除し、かつ、新たな通過点を追加してもよい。すなわち、既存の通過点を移動させてもよい。また、通過点を削除することなく、基礎経路の算出処理における補間処理の各パラメータ及び補間アルゴリズムなどを変更することで、異なる経路を算出してもよい。例えば、スプライン補間法で算出された基礎経路から算出した配線経路が条件を満たさないと判定された場合に、ラグランジュ補間法で算出された基礎経路から配線経路を算出するとしてもよい。
本発明は、筐体内部のケーブルなどの配線処理に利用でき、IHクッキングヒータ内部の電気ケーブルなどの配線処理に利用することができる。例えば、本発明は、CAD(Computer Aided Design)及びCAM(Computer Aided Manufacturing)などの設計支援装置として利用できる。
(a)筐体と筐体内部の構造との一例を示す図である。(b)ケーブルの配線経路を算出するためにユーザが指示する制御点の一例を示す図である。(c)制御点を通過するように配線したケーブルの一例を示す図である。 実施の形態1のケーブル配線経路設計支援装置の構成を示すブロック図である。 (a)機構情報データベースの一例を示す図である。(b)電気情報データベースの一例を示す図である。(c)物理情報データベースの一例を示す図である。(d)接続情報データベースの一例を示す図である。 (a)ケーブル情報データベースの一例を示す図である。(b)材質情報データベースの一例を示す図である。(c)配線条件データベースの一例を示す図である。 実施の形態1のケーブル配線経路設計支援装置の動作を示すフローチャートである。 ケーブルが通過点を通過できなかった場合の配線の一例を示す図である。 実施の形態1のケーブル配線経路設計支援装置の配線処理の詳細を示すフローチャートである。 (a)ケーブルの基礎経路の一例を示す図である。(b)たわみを考慮に入れたケーブルの配線経路の一例を示す図である。 (a)ケーブル−ケーブル間の距離の一例を示す図である。(b)ケーブル−筐体間の距離の一例を示す図である。 (a)ケーブルの配線経路を算出するためにユーザが指示する制御点の一例を示す図である。(b)制御点を通過するように配線したケーブルの一例を示す図である。 実施の形態2のケーブル配線経路設計支援装置の構成を示すブロック図である。 配線条件データベースの一例を示す図である。 同時配線するケーブル間での最小距離の一例を示す図である。 実施の形態2のケーブル配線経路設計支援装置の動作を示すフローチャートである。 ケーブルが通過点を通過できなかった場合の配線の一例を示す図である。 実施の形態2のケーブル配線経路設計支援装置の配線処理の詳細を示すフローチャートである。
符号の説明
10 筐体
20 基板
30、31、32 コネクタ
40、41a、41b、41c、42a、42b、42c ピン
50、60a、60b、60c ケーブル
60 ケーブルの束
100、300 ケーブル配線経路設計支援装置
101、301 制御点取得部
102、302 初期条件設定部
103、303 記憶部
104、304 判定条件決定部
105、305 経路算出部
106、306 判定部
107、307 結果保持部
108、308 制御点削除部
109、309 表示部
201 機構情報データベース
202 電気情報データベース
203 物理情報データベース
204 接続情報データベース
205 ケーブル情報データベース
206 材質情報データベース
207、407 配線条件データベース

Claims (12)

  1. ケーブルの配線経路を設計するケーブル配線経路設計支援装置であって、
    第1ケーブルを通過させるべき箇所を示す複数の制御点を取得する制御点取得手段と、
    前記制御点取得手段により取得された前記複数の制御点を前記第1ケーブルが通過するように、前記第1ケーブルの自重により生じる前記第1ケーブルのたわみを算出し、算出したたわみを用いて前記第1ケーブルの第1経路を算出する経路算出手段と、
    前記経路算出手段により算出される配線経路が満たすべき条件を記憶する記憶手段と、
    前記経路算出手段により算出された前記第1経路が、前記条件を満たすか否かを判定する判定手段とを備え、
    前記経路算出手段は、さらに、
    前記判定手段により前記第1経路が前記条件を満たさないと判定された場合、前記第1経路とは異なる第2経路を算出する
    ことを特徴とするケーブル配線経路設計支援装置。
  2. 前記経路算出手段は、前記複数の制御点の間を補間することで前記第1経路の基となる第1基礎経路を算出し、前記第1基礎経路に相当する第1ケーブルの自重を用いて鉛直方向の第1たわみ量を算出し、算出された前記第1たわみ量分だけ、前記第1基礎経路を鉛直方向に移動させることで前記第1経路を算出する
    ことを特徴とする請求項1記載のケーブル配線経路設計支援装置。
  3. 前記ケーブル配線経路設計支援装置は、さらに、
    前記判定手段により前記第1経路が前記条件を満たさないと判定された場合に、前記複数の制御点のうちの1つの制御点を削除する制御点削除手段を備え、
    前記経路算出手段は、
    前記制御点削除手段により削除された制御点を除いた残りの複数の制御点の間を補間することで前記第2経路の基となる第2基礎経路を算出し、前記第2基礎経路に相当する第1ケーブルの自重を用いて鉛直方向の第2たわみ量を算出し、算出された前記第2たわみ量分だけ、前記第2基礎経路を鉛直方向に移動させることで前記第2経路を算出する
    ことを特徴とする請求項2記載のケーブル配線経路設計支援装置。
  4. 前記判定手段は、前記第1経路を複数の区分に分割し、分割された区分毎に前記条件を満たすか否かを判定し、
    前記制御点削除手段は、前記判定手段により前記第1経路が前記条件を満たさないと判定された場合、前記第1経路の前記条件を満たさないと判定された区分に一番近い接続点を除去する
    ことを特徴とする請求項3記載のケーブル配線経路設計支援装置。
  5. 前記経路算出手段は、さらに、前記複数の制御点を第2ケーブルが通過するように、前記第2ケーブルの自重により生じる前記第2ケーブルのたわみを考慮した前記第2ケーブルの第3経路を算出し、
    前記判定手段は、さらに、前記第1経路と前記第3経路とが最も接近する箇所において、前記第1経路と前記第3経路との間の距離が、予め定められた閾値以下であるかを判定し、
    前記経路算出手段は、さらに、前記判定手段により前記第1経路と前記第3経路との間の前記距離が前記閾値以下であると判定された場合に、前記第3経路とは異なる前記第2ケーブルの第4経路を算出する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のケーブル配線経路設計支援装置。
  6. 前記判定手段は、前記第1経路と、前記ケーブルとは異なる物体との距離が予め定められた距離以下である場合に、前記第1経路が前記条件を満たさないと判定する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のケーブル配線経路設計支援装置。
  7. 前記物体は、内部に前記ケーブルが配線される筐体又は前記筐体の内部に設置された他のケーブルである
    ことを特徴とする請求項6記載のケーブル配線経路設計支援装置。
  8. 前記判定手段は、前記第1経路の所定の判定箇所の曲がり率が、予め定められた曲がり率以上である場合に、前記第1経路が前記条件を満たさないと判定する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のケーブル配線経路設計支援装置。
  9. 前記判定箇所は、前記制御点である
    ことを特徴とする請求項8記載のケーブル配線経路設計支援装置。
  10. 前記判定手段は、前記第1経路と、前記ケーブルとは異なる物体との距離が予め定められた距離以下であり、かつ、前記第1経路の所定の判定箇所の曲がり率が予め定められた曲がり率以上である場合に、前記第1経路が前記条件を満たさないと判定する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のケーブル配線経路設計支援装置。
  11. ケーブルの配線経路を設計するケーブル配線経路設計支援方法であって、
    前記ケーブルを通過させるべき箇所を示す複数の制御点を取得する制御点取得ステップと、
    前記制御点取得ステップで取得された前記複数の制御点を前記ケーブルが通過するように、前記ケーブルの自重により生じる前記ケーブルのたわみを算出し、算出されたたわみを用いた前記ケーブルの第1経路を算出する経路算出ステップと、
    前記経路算出ステップで算出された前記第1経路が、予め定められた条件を満たすか否かを判定する判定ステップとを含み、
    前記経路算出ステップでは、さらに、
    前記判定ステップにより前記第1経路が前記条件を満たさないと判定された場合、前記第1経路とは異なる第2経路を算出する
    ことを特徴とするケーブル配線経路設計支援方法。
  12. ケーブルの配線経路を設計するケーブル配線経路設計支援方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記ケーブルを通過させるべき箇所を示す複数の制御点を取得する制御点取得ステップと、
    前記制御点取得ステップで取得された前記複数の制御点を前記ケーブルが通過するように、前記ケーブルの自重により生じる前記ケーブルのたわみを算出し、算出されたたわみを用いた前記ケーブルの第1経路を算出する経路算出ステップと、
    前記経路算出ステップで算出された前記第1経路が、予め定められた条件を満たすか否かを判定する判定ステップとを含み、
    前記経路算出ステップでは、さらに、
    前記判定ステップにより前記第1経路が前記条件を満たさないと判定された場合、前記第1経路とは異なる第2経路を算出する
    ことを特徴とするプログラム。
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