JP2009192643A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成媒体に対し常にその画像形成媒体に適応した二次転写電圧を印加する二次転写部を備えた電子写真方式の画像形成装置を提供する。
【解決手段】感光ドラム17と一次転写ローラ28により中間転写ベルト24上に転写されたトナー像は二次転写ローラ36と従動ローラ26とが対向する二次転写部へ搬送され矢印aで示す搬送路に沿って搬送される用紙に転写される。このとき待機搬送ローラ対35の位置の用紙端部の抵抗値(電気抵抗値)と給送ローラ33の位置の用紙の抵抗値を媒体抵抗検出回路49が測定し、制御部50はその測定情報に基づいて2点間の平均抵抗値を算出して現在搬送中の用紙の抵抗値として決定し、その決定した抵抗値に対応する最適な二次転写電圧を記憶部52のテーブルから選択して、その二次転写電圧を二次転写電圧発生回路51、二次転写ローラ36を介して二次転写部を通過する用紙に印加する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像形成媒体に対し常にその画像形成媒体に適応した二次転写電圧を印加する二次転写部を備えた電子写真方式の画像形成装置に関する。
従来、トナーを用い電子写真方式でカラー画像を印刷(以下、印字又は画像形成ともいう)する画像形成装置がある。トナーを用いるカラー印刷では、用紙の1頁に対して、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の各色と、画像の黒色部分や文字等に専用されるブラック(K)の合計4色のトナー画像が重ねて転写される。
4色のトナー画像を重ねて転写された画像形成媒体としての用紙等の転写媒体は、定着装置において熱と圧力を加えられて紙面にカラー画像を定着される。
上記のトナー画像を転写媒体に転写するに際しては、像担持体としての例えば感光体ドラム等から直接転写媒体に転写するものと、像担持体から一旦中間転写体に転写してからこの一次転写画像を中間転写体から転写媒体に二次転写する中間転写方式の画像形成装置が知られている。
このような中間転写方式の画像形成装置は、中間転写体としては例えば中間転写ベルトを用い、この中間転写ベルト上の一次転写画像を二次転写部において転写媒体に二次転写して転写媒体上に画像を得ている。
このように、中間転写ベルト上に一次転写されたトナー像を転写媒体に二次転写するには、二次転写部において転写媒体に対し例えば二次転写ローラ等により二次転写電圧を印加する。
このとき転写媒体に印加された二次転写電圧が、その転写媒体に適した二次転写電圧でないと、転写媒体に良好な画像が形成されない。従来、転写媒体に形成される画像の良し悪しは画像形成装置内部の温湿度に影響されることが判明している。
そのため、良好な画像を形成するための二次転写電圧の決定方法としては、画像形成装置内の温湿度を温湿度検知装置等により検知して、この検知により得られた温湿度情報に応じて二次転写電圧を可変させるようにした画像形成装置が開示されている。(例えば、特許文献1参照。)
特開2000−147924号公報
しかしながら、特許文献1のような従来の画像形成装置に於ける二次転写電圧の制御方法では、上述したように画像形成装置内の温湿度情報に基づいて二次転写電圧を可変させていたので、厚さや材質が異なる毎に電気抵抗値が異なる転写媒体に対して、その電気抵抗値の変化に応じた調節が出来ない。このため、二次転写電圧の制御を最適化出来ないという問題があった。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、画像形成媒体に対し常にその画像形成媒体に適応した二次転写電圧を印加する二次転写部を備えた電子写真方式の画像形成装置を提供することである。
本発明の画像形成装置は、像担持体上に形成したトナー画像を中間転写部材に一次転写し、この一次転写したトナー画像を二次転写部において上記中間転写部材から搬送中の画像形成媒体に二次転写する画像形成装置において、上記搬送中の画像形成媒体の抵抗値を上記二次転写部の位置より画像形成媒体搬送方向上流の複数箇所でそれぞれ検出する複数の媒体抵抗値検出手段と、複数の上記媒体抵抗値検出手段により検出された上記搬送中の画像形成媒体の抵抗値の平均値を算出し、この算出した平均抵抗値を上記搬送中の画像形成媒体の抵抗値とする媒体抵抗値決定手段と、各種画像形成媒体の抵抗値と該抵抗値に対応する二次転写電圧との関係を示す二次電圧出力テーブルを記憶するテーブル記憶手段と、上記媒体抵抗値決定手段により決定された上記抵抗値に対応する二次転写電圧を上記テーブル記憶手段に記憶されている上記二次電圧出力テーブルから選択する二次転写電圧選択手段と、該二次転写電圧選択手段により選択された上記二次転写電圧を上記搬送中の画像形成媒体に対し上記二次転写部において印加する電圧印加手段と、を備えて構成される。
この画像形成装置において、印字装置内の温湿度情報を検出する温湿度情報検出手段と、該温湿度検出手段により検出された上記温湿度情報を上記二次転写電圧選択手段により選択された上記二次転写電圧に加味して該温湿度情報が加味された上記二次転写電圧を上記電圧印加手段が上記搬送中の画像形成媒体に対して印加する二次転写電圧として決定する印加電圧決定手段と、を更に有するように構成することもできる。
本発明においては、画像形成媒体の抵抗値測定箇所を二次転写部の位置より画像形成媒体搬送方向上流の複数箇所とし、その平均抵抗値に応じた二次転写電圧を選択して印加するようにしたことにより、抵抗値が異なる画像形成媒体に対して最適化した二次転写電圧を印加する二次転写部を備えた電子写真方式の画像形成装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、実施形態1における二次転写部を備えたカラー画像形成装置(以下、単にプリンタという)の内部構成を説明する断面図である。
図1に示すプリンタ10は、電子写真方式で二次転写方式のタンデム型のカラー画像形成装置であり、画像形成部12、中間転写ベルトユニット13、給紙部14、及び両面印刷用搬送ユニット15で構成されている。
上記画像形成部12は、同図の右から左へ4個の画像形成ユニット16(16M、16C、16Y、16K)を多段式に並設した構成からなる。
上記4個の画像形成ユニット16のうち上流側(図の右側)の3個の画像形成ユニット16M、16C及び16Yは、それぞれ減法混色の三原色であるマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の色トナーによるモノカラー画像を形成し、画像形成ユニット16Kは、主として画像の暗黒部分や文字等に用いられるブラック(K)トナーによるモノクロ画像を形成する。
上記の各画像形成ユニット16は、トナー容器(トナーカートリッジ)に収納されたトナーの色を除き全て同じ構成である。したがって、以下ブラック(K)用の画像形成ユニット16Kを例にしてその構成を説明する。
画像形成ユニット16は、最下部に感光体ドラム17を備えている。この感光体ドラム17は、その周面が例えば有機光導電性材料で構成されている。この感光体ドラム17の周面近傍を取り巻いて、クリーナ18、帯電ローラ19、光書込ヘッド21、及び現像器22の現像ローラ23が配置されている。
現像器22は、上部のトナー容器に同図にはM、C、Y、Kで示すようにマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)のいずれかのトナーを収容し、中間部には下部へのトナー補給機構を備えている。
また、現像器22の下部には側面開口部に上述した現像ローラ23を備え、内部にトナー撹拌部材、現像ローラ23にトナーを供給するトナー供給ローラ、現像ローラ23上のトナー層を一定の層厚に規制するドクターブレード等を備えている。
中間転写ベルトユニット13は、本体装置のほぼ中央で図の左右のほぼ端から端まで扁平なループ状になって延在する無端状の中間転写ベルト24と、この中間転写ベルト24を掛け渡されて中間転写ベルト24を図の反時計回り方向に循環移動させる駆動ローラ25と従動ローラ26を備えている。
上記の中間転写ベルト24は、トナー像を直接ベルト面に転写(一次転写)されて、そのトナー像を更に用紙に転写(二次転写)すべく用紙への転写位置まで搬送するので、ここではユニット全体を中間転写ベルトユニットといっている。
この中間転写ベルトユニット13は、上記扁平なループ状の中間転写ベルト24のループ内にベルト位置制御機構27を備えている。ベルト位置制御機構27は、中間転写ベルト24を介して感光体ドラム17の下部周面に押圧する導電性発泡スポンジから成る一次転写ローラ28を備えている。
ベルト位置制御機構27は、マゼンタ(M)、シアン(C)及びイエロー(Y)の3個の画像形成ユニット16M、16C及び16Yに対応する3個の一次転写ローラ28を鉤型の支持軸を中心に同一周期で回転移動させる。
そして、ベルト位置制御機構27は、ブラック(K)の画像形成ユニット16Kに対応する1個の一次転写ローラ28を上記3個の一次転写ローラ28の周期と異なる回転移動周期で回転移動させて中間転写ベルト24を感光体ドラム17から離接させる。
すなわち、ベルト位置制御機構27は、中間転写ベルトユニット13の中間転写ベルト24の位置を、フルカラーモード(4個全部の一次転写ローラ28が中間転写ベルト24に当接)、モノクロモード(画像形成ユニット16Kに対応する一次転写ローラ28のみが中間転写ベルト24に当接)、及び全非転写モード(4個全部の一次転写ローラ28が中間転写ベルト24から離れる)に切換える。
上記の中間転写ベルトユニット13には、上面部のベルト移動方向最上流側の画像形成ユニット16Mの更に上流側に、ベルトクリーナユニットが配置され、下面部のほぼ全面に沿い付けるように平らで薄型の廃トナー回収容器29が着脱自在に配置されている。
給紙部14は、上下2段に配置された2個の給紙カセット31を備え、これら2個の給紙カセット31には、図には示していないが、画像形成媒体としての多枚数の用紙が収容されている。
そして、2個の給紙カセット31の給紙口(図の右方)近傍には、それぞれ用紙取出ローラ32、給送ローラ33、捌きローラ34、待機搬送ローラ対35が配置されている。
待機搬送ローラ対35の用紙搬送方向(図の鉛直上方向)には、中間転写ベルト24を介して従動ローラ26に圧接する二次転写ローラ36が配設されて、用紙への二次転写部を形成している。
この二次転写部の下流(図では上方)側にはベルト式定着装置37が配置されて、ベルト式定着装置37の更に下流側には、定着後の用紙をベルト式定着装置37から搬出する搬出ローラ対38、及びその搬出される用紙を装置上面に形成されている排紙トレー39に排紙する排紙ローラ対41が配設されている。
両面印刷用搬送ユニット15は、上記搬出ローラ対38と排紙ローラ対41との中間部の搬送路から図の右横方向に分岐した開始返送路42a、それから下方に曲がる中間返送路42b、更に上記とは反対の左横方向に曲がって最終的に返送用紙を反転させる終端返送路42c、及びこれらの返送路の途中に配置された4組の返送ローラ対43a、43b、43c、43dを備えている。
上記終端返送路42cの出口は、給紙部14の下方の給紙カセット31に対応する待機搬送ローラ対35への搬送路に連絡している。
また、本例において中間転写ベルトユニット13の上面部には、クリーニング部45及び取り込みローラ46が配置されている。
クリーニング部45は、中間転写ベルト24の上面に当接して廃トナーを擦り取って除去し、取り込みローラ46はクリーニング部45が除去した廃トナーを引き継いで、図示を省略したベルトクリーナユニットの一時貯留部に溜め込み、その溜め込まれた廃トナーを搬送スクリューにより落下筒内を上部まで搬送し、落下筒を介して廃トナー回収容器29に送り込んでいる。
また、上記のクリーニング部45を適度の圧力で中間転写ベルト24に圧接させるために、中間転写ベルトユニット13側には、下方から中間転写ベルト24をクリーニング部45に向けて押圧する押圧ローラ47が設けられている。
図1に示すように、この画像形成装置1は、従来の用紙に直接トナー像を転写する方式ではなく、待機搬送ローラ対35により二次転写部まで鉛直方向に搬送される用紙に中間転写ベルト24を介してトナー像を転写する方式となっている。
したがって、用紙の搬送路に発生する用紙ジャム等の不具合を回復するメンテナンス処理時には、図1の右側を開放するのみで対処できるようになっている。
そして、用紙ジャム等の不具合はキット類の配設部では発生しないので、図1の左側に集中するキット類などの消耗品の着脱の操作は、長手方向に入れ替え操作するだけの小さなスペースで良いように構成されている。
これにより、キット間の寸法は、可及的に縮小されており、装置本体全体の小型化が図られている。また、光書込みヘッド自体も小型化され、感光体ドラムに、より近接している構成となっている。
図2は、実施形態1における構成のプリンタにおける二次転写の機能を説明するための二次転写部近傍の構成を模式的に簡略に示す図である。尚、図2には図1と同一構成部分には図1と同一の番号を付与して示している。
図2に示すように、4個の一次転写ローラ28は、一次転写電圧発生回路48に接続されている。また、待機搬送ローラ対35と給送ローラ33は媒体抵抗検出回路49に接続されている。また、二次転写ローラ36は二次転写電圧発生回路51に接続されている。これら一次転写電圧発生回路48、媒体抵抗検出回路49、及び二次転写電圧発生回路51は制御部50に接続されている。
感光ドラム17と一次転写ローラ28に上部循環面を挟接されて配置された中間転写ベルト24上には、制御部50の制御の元に、一次転写電圧発生回路48から一次転写ローラ28を介して印加された一次転写電圧によりトナー像が転写される。
中間転写ベルト24に転写されたトナー像は、中間転写ベルト24の循環移動により、二次転写ローラ36と従動ローラ26とが中間転写ベルト24を介して対向して圧接する二次転写部へと搬送される。
一方、図1に示す用紙取出ローラ32により給紙カセット31から取り出された画像形成媒体としての用紙は、給送ローラ33と捌きローラ34に挟持されて、図2に矢印aで示す搬送路に沿って搬送され、待機搬送ローラ対35により挟接保持されて一時停止したのち、転写タイミングに合わせて二次転写部に送り込まれる。
このとき、待機搬送ローラ対35により挟接保持された用紙端部の電気抵抗値(以下、単に抵抗値という)が媒体抵抗検出回路49により測定される。更にこれと平行して、待機搬送ローラ対35よりも上流に位置する給送ローラ33の位置においても、給送ローラ33と捌きローラ34に挟持された部分の用紙の抵抗値が媒体抵抗検出回路49により測定される。
これら2箇所で測定された抵抗値の情報は、媒体抵抗検出回路49から制御部50に通知される。制御部50は、これら2箇所で測定された抵抗値の情報に基づいて、その測定した2点間の平均抵抗値を算出する。そして、その算出した平均抵抗値を、現在搬送中の用紙の抵抗値であると決定する。
上記の制御部50には、所定の記憶装置を備えた記憶部52が接続されている。この記憶部52のテーブル記憶手段としての所定の記憶領域には、特には図示しないが、各種の用紙の平均抵抗値と、それらの平均抵抗値に応じて予め実験等により求めた最適な二次転写電圧との関係を示す二次電圧出力テーブルが記憶されている。
制御部は、上記決定された抵抗値(平均抵抗値)に対応する最適な二次転写電圧を、記憶部52の二次電圧出力テーブルに予め登録されている二次転写電圧の中から選択する。そして、その選択した二次転写電圧を二次転写電圧発生回路51に通知する。
二次転写電圧発生回路51は、制御部50から通知された二次転写電圧を生成して、その生成した二次転写電圧を、二次転写ローラ36に出力する。この二次転写電圧は、二次転写ローラ36を介して二次転写部を通過する用紙に印加される。
このように搬送中の用紙に最適の二次転写電圧が印加されることにより、用紙の種類が変わっても、用紙には常に高い品質の画像を形成することができる。
図3は、上記実施形態1におけるプリンタの二次転写部における画像形成媒体への二次転写電圧印加の動作を説明するフローチャートである。
図3において、先ず図1に示す用紙取出ローラ32、給送ローラ33、及び捌きローラ34の協働により、画像形成媒体としての用紙の搬送が開始される(ステップS1)。
そして、その用紙が待機搬送ローラ対35により挟接保持される待機位置に到達したか否かが判別される(ステップS2)。この処理では、制御部50が、用紙の搬送開始からの給送ローラ33の回転数を、給送ローラ33に取り付けられている不図示のエンコーダの出力信号を監視することによって行われる。
尚、この処理では、エンコーダの出力信号を監視することに限ることなく、単に用紙の搬送開始からの時間を計測して、搬送の進行状態を認識するようにしてもよい。待機搬送ローラ対35の上流側近傍に用紙センサを配置し、用紙センサにより用紙先端位置を検出することによって待機位置到達を認識するようにしてもよい。
そして用紙が待機位置に到達していないときは(S2がNo)、待機位置に到達するまで繰り返し待機し、用紙が待機位置へ到達したときは(S2がYes)、制御部50は、媒体抵抗検出回路49に制御して、先ず、待機搬送ローラ対35の位置における用紙の抵抗値を測定する(ステップS3)。
続いて、制御部50は、同じく媒体抵抗検出回路49に制御して、給送ローラ33の位置における用紙の抵抗値を測定する(ステップS4)。
次に、制御部50は、上記待機搬送ローラ対35の位置で測定した用紙の抵抗値と、給送ローラ33の位置で測定した用紙の抵抗値との平均値を算出する(ステップS5)。
そして、制御部50は、上記算出した抵抗値の平均値を、現在搬送中の用紙に対する最適な二次転写電圧に対応する抵抗値であると決定する。
続いて、制御部50は、記憶部52の二次電圧出力テーブルを参照して、そのテーブルの二次転写電圧の中から、上記決定した抵抗値に対応する二次転写電圧を選択し、その選択した二次転写電圧を、現在搬送中の用紙に対して最適な二次転写電圧として出力すべき出力電圧であると決定する(ステップS6)。
そして、制御部50は、その決定した出力電圧を二次転写電圧として設定し、その設定した二次転写電圧の情報を二次転写電圧発生回路51に通知する(ステップ7)。
これにより、二次転写電圧発生回路51において制御部50から通知された二次転写電圧が生成され、その生成された二次転写電圧が、二次転写ローラ36に出力されて、二次転写ローラ36から二次転写部通過中の用紙に印加される。
(実施形態1の変形例)
上記の実施形態1では、用紙の抵抗値測定を複数箇所(実施例では2箇所)で行い、その平均値に応じて二次転写用の出力電圧値を決定したが、二次転写用電圧値に、この画像形成装置内に設置された温湿度検知装置からの温湿度情報を加味して、二次転写電圧発生回路51から出力する二次転写用電圧値として決定するようにしても良い。
(実施形態2)
図4は、実施形態2におけるプリンタのトナー像形成及びトナー像転写の機能を説明するための二次転写部近傍の構成を模式的に簡略に示す図である。尚、図4には図2と同一構成部分には図2と同一の番号を付与して示している。
ここで図4と図2の構成上の違いは、図4では、図2の二次転写ローラ36に代わって駆動ローラ53と従動ローラ54に掛け渡されて図の時計回り方向に循環駆動される二次転写ベルト55が配置され、この二次転写ベルト55の近傍に二次転写ベルト55のトナー濃度を検出する濃度センサ56が配置されていることである。
また、制御部50は、図1に示す画像形成部12の各画像形成ユニット16(図4では代表的に感光体ドラム17で示している)に対し外部からの画像信号による通常の画像形成の制御に加えて、制御信号線57によりトナー現像電圧又はトナー供給電圧を調整する構成となっていることである。
本例では、実施形態1の場合と同様に、中間転写ベルト24上に一次転写ローラ28による一次転写で形成されたトナー像が、従動ローラ26が配置されている二次転写位置に到達すると、そのトナー像が二次転写ベルト55により用紙に転写されるように構成されている。
通常、電子写真方式の画像形成装置では、Y、M、C、Kの画像形成ユニット各々のトナー像の現像濃度を均一化するために、電源投入時や消耗品交換時などに、自動もしくはオペレータによる選択によって、濃度調整を行うことが一般的である。
図4に示す構成において、上記の濃度調整時に、中間転写ベルト24上に一次転写された現像濃度測定用のトナー像は二次転写ベルト55に二次転写される。濃度センサ56は、その二次転写ベルト55に二次転写されたトナー像の濃度を測定して、その測定結果である濃度測定情報を制御部50に通知する。
制御部50は、濃度センサ56から送られた濃度測定情報に応じて、Y、M、C、Kの画像形成ユニット各々のトナー像が、二次転写ベルト55上で均一となるように、現像ローラ23のトナー現像電圧、あるいは現像ローラ23にトナーを供給するトナー供給ローラのトナー供給電圧を調整する。これにより、用紙に二次転写される画像の濃度の均一化が可能となる。
一方、図1に示す用紙取出ローラ32により給紙カセット31から取り出された用紙に対しては、実施形態1の場合と同様に、その抵抗値に応じた二次転写電圧が印加される。すなわち、トナー濃度の最適化された中間転写ベルト24上のトナー画像は、用紙毎に最適化された二次転写電圧によって用紙へ転写される。
この実施形態2によれば、二次転写ベルト上に二次転写されたトナー像の濃度が均一となるよう、トナー現像電圧やトナー供給電圧などを調整するようにしたことにより、転写ムラのない均一な濃度の画像が用紙上に得られる、という効果がある。
(実施形態2の変形例)
上記の実施形態2では、Y、M、C、Kの画像形成ユニット各々のトナー濃度の均一化のために、トナー現像電圧あるいはトナー供給電圧を調整するように構成したが、トナー濃度の均一化の調整は、これに限ることなく、例えば、一次転写電圧を可変させて調整してもよく、更には、光書き込み装置の書き込み時間や光書き込み強度を可変させて調整するようにしてもよい。
(実施形態3)
ところで、上述した一次転写ローラ28や二次転写ローラ36などのトナー像転写用ローラは、一般に、導電性の芯金の周囲に導電性弾性体を被覆している。
一般に導電性弾性体は、その特性上、他部材との圧接により抵抗値に変化を生じる。トナー像転写用ローラは、表面が弾性体であること、直径に比較して回転軸が長いこと、及び回転軸の両端によって被転写体側に押圧されることが原因となって、両端部と中央部では、中央部では低抵抗の特性を示し両端部では高抵抗の特性を示す。
図5(a) は、そのような導電性の芯金の周囲に導電性弾性体を被覆して成るトナー像転写用ローラ58の側面図であり、同図(b) はこのトナー像転写用ローラ58が被転写体側に圧接した時の抵抗特性(抵抗分布)を示す図である。
同図(b) は、横軸にトナー像転写用ローラ58の長手方向の位置を示し、縦軸に電気抵抗値を示している。同図(b) に示すように、トナー像転写用ローラ58は、中央部で低抵抗、両端部で高抵抗となる特性を示している。
このように中央部と両端部に抵抗差があると、トナー像転写用ローラ58に一定の電圧を印加してトナー像の転写を行っても、ローラ軸の長手方向で転写電流値が異なってくるためその長手方向全長にわたる均一な転写性が得られない。
そこで均一な転写性を得るために、つまりトナー像転写用ローラの長手方向の抵抗分布を均一化するために、トナー像転写用ローラの長手方向に、導電率の異なる導電性弾性部材を分割配置する方法が知られている。
ところが、この方法では、分割配置される導電率の異なる導電性弾性体の導電率のバラツキによって、なかなか均一な抵抗分布になりにくいという問題が残されていた。
そこで、本実施形態では、導電性芯金上に導電性弾性体が配置されたトナー像転写用ローラにおいて、導電性芯金の長手方向中心部から端部へいくに従って異なる間隔で絶縁部材を配置することで、ローラ軸長手方向の抵抗分布を均一化させる。
図6(a) は、本実施形態におけるトナー像転写用ローラ60の側断面図であり、同図(b) はトナー像転写用ローラ60が被転写体側に圧接した時の抵抗特性(抵抗分布)を示す図である。同図(b) は、横軸にトナー像転写用ローラ60の長手方向の位置を示し、縦軸に電気抵抗値を示している。
図6(a) に示すように、本例のトナー像転写用ローラ60は、導電性芯金61の表面に絶縁部材62(62−1、62−2、62−3)が配置されており、その上から導電性芯金61のほぼ全長にわたって導電性弾性体63が被覆されている。
これら導電性芯金61と絶縁部材62との固定、及びこれら両者と導電性弾性体63との固定は、例えばプライマー等により接着されて固定されている。
絶縁部材62の配置間隔はローラ軸の長手方向の中心に対し左右対称配置となっている。また、複数箇所に配置された絶縁部材62の間隔は、ローラ中心と端部とで異なり、中心から端部へいくに従い間隔が大きくなるように配置されている。
すなわち、図6(a) において、中央部の絶縁部材62−1と、それより端部側の絶縁部材62−2との間隔をd1、絶縁部材62−2と、更にそれよりも端部側の絶縁部材62−3との間隔をd2、絶縁部材62−3と、最端部の絶縁部材62−4との間隔をd3とすると、d3>d2>d3の関係となるように配置されている。
図6(b) は、上記の構成のトナー像転写用ローラ60のローラ軸長手方向の抵抗分布を示している。図6(b) に示すように、ローラ端部と中央部ともに均一な抵抗分布を示している。
尚、ローラ表面に被覆する導電性弾性体63の導電率が上記と異なる場合でも、絶縁部材62の配置間隔d1、d2、d3を可変させることで、常にローラ端部と中央部ともに均一な抵抗分布を得ることが可能である。
本実施の形態によれば、トナー像転写ローラの導電性芯金に絶縁部材を配置し、表面に使用される導電性弾性体の導電率に応じて、絶縁部材の配置間隔を変更するようにしたことにより、ローラ軸長手方向での抵抗分布を均一に出来るという効果がある。
実施形態1における二次転写部を備えたカラー画像形成装置(プリンタ)の内部構成を説明する断面図である。 実施形態1における構成のプリンタにおける二次転写の機能を説明するための二次転写部近傍の構成を模式的に簡略に示す図である。 実施形態1におけるプリンタの二次転写部における画像形成媒体への二次転写電圧印加の動作を説明するフローチャートである。 実施形態2におけるプリンタのトナー像形成及びトナー像転写の機能を説明するための二次転写部近傍の構成を模式的に簡略に示す図である。 (a) は導電性の芯金の周囲に導電性弾性体を被覆して成るトナー像転写用ローラの側面図、(b) は被転写体側に圧接した時の抵抗特性(抵抗分布)を示す図である。 (a) は実施形態3におけるトナー像転写用ローラの側断面図、(b) はトナー像転写用ローラが被転写体側に圧接した時の抵抗特性(抵抗分布)を示す図である。
符号の説明
10 カラー画像形成装置(プリンタ)
12 画像形成部
13 中間転写ベルトユニット
14 給紙部
15 両面印刷用搬送ユニット
16(16M、16C、16Y、16K) 画像形成ユニット
17(17m、17c、17y、17k) 感光体ドラム
18 クリーナ
19 帯電ローラ
21 光書込ヘッド
22 現像器
23 現像ローラ
24 中間転写ベルト
25 駆動ローラ
26 従動ローラ
26−1 回転軸
27 ベルト位置制御機構
28 一次転写ローラ
29 廃トナー回収容器
31 給紙カセット
32 用紙取出ローラ
33 給送ローラ
34 捌きローラ
35 待機搬送ローラ対
36 二次転写ローラ
36−1 回転軸
37 ベルト式定着装置
38 搬出ローラ対
39 排紙トレー
41 排紙ローラ対
42a 開始返送路
42b 中間返送路
42c 終端返送路
43a、43b、43c、43d 返送ローラ対
45 クリーニング部
46 取り込みローラ
47 押圧ローラ
48 一次転写電圧発生回路
49 媒体抵抗検出回路
50 制御部
51 二次転写電圧発生回路
52 記憶部
53 駆動ローラ
54 従動ローラ
55 二次転写ベルト
56 濃度センサ
57 制御信号線
58 トナー像転写用ローラ
60 トナー像転写用ローラ
61 導電性芯金
62(62−1、62−2、62−3、63−4) 絶縁部材
63 導電性弾性体

Claims (2)

  1. 像担持体上に形成したトナー画像を中間転写部材に一次転写し、この一次転写したトナー画像を二次転写部において前記中間転写部材から搬送中の画像形成媒体に二次転写する画像形成装置において、
    前記搬送中の画像形成媒体の抵抗値を前記二次転写部の位置より画像形成媒体搬送方向上流の複数箇所でそれぞれ検出する複数の媒体抵抗値検出手段と、
    複数の前記媒体抵抗値検出手段により検出された前記搬送中の画像形成媒体の抵抗値の平均値を算出し、この算出した平均抵抗値を前記搬送中の画像形成媒体の抵抗値とする媒体抵抗値決定手段と、
    各種画像形成媒体の抵抗値と該抵抗値に対応する二次転写電圧との関係を示す二次電圧出力テーブルを記憶するテーブル記憶手段と、
    前記媒体抵抗値決定手段により決定された前記抵抗値に対応する二次転写電圧を前記テーブル記憶手段に記憶されている前記二次電圧出力テーブルから選択する二次転写電圧選択手段と、
    該二次転写電圧選択手段により選択された前記二次転写電圧を前記搬送中の画像形成媒体に対し前記二次転写部において印加する電圧印加手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 印字装置内の温湿度情報を検出する温湿度情報検出手段と、
    該温湿度検出手段により検出された前記温湿度情報を前記二次転写電圧選択手段により選択された前記二次転写電圧に加味して該温湿度情報が加味された前記二次転写電圧を前記電圧印加手段が前記搬送中の画像形成媒体に対して印加する二次転写電圧として決定する印加電圧決定手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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