JP2009191860A - 離島への低温液化ガス配送方法及び装置 - Google Patents

離島への低温液化ガス配送方法及び装置 Download PDF

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光樹 木原
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【課題】 本土のLNG供給基地から離島における利用設備へのLNGの配送を簡易且つ安価に行えるようにする。
【解決手段】 LNG供給基地18からLNG27を積み込んで充填させる貯槽28と該貯槽28内に充填されたLNG27が気化すると気化ガスを圧縮して収容する圧力容器とを有する貯蔵設備22と、上記貯槽28に充填されているLNG27を取り出すポンプ32と取り出したLNG27を液体のまま取り出すラインとLNGを気化する気化器33aとを有する供給設備23とを、牽引式の浮体構造物24上に設置して、浮体式輸送設備21とする。浮体式輸送設備21を牽引船25で牽引して離島19まで移動させ、離島19におけるLNG利用設備20での利用形態及び利用量に応じてLNG27を液体のまま、あるいは気化したガスとして供給させるように配送する。
【選択図】図1

Description

本発明は、液化天然ガス(LNG)、液化石油ガス(LPG)の如き低温液化ガスを受入貯蔵している供給基地から離島における利用設備で使用するために配送する方法及び装置に関するものである。
従来、低温液化ガスのうち、たとえば、液化天然ガスを、産出国から我国国内の港に建設されている大規模貯蔵設備である受入基地までタンカー等の外航船により運搬して貯蔵し、受入基地に貯蔵されたLNGを、受入基地から国内各地のLNG利用設備へ配送するようにしたものとして、次のような方法が知られている。
図2はその一例を示すもので、LNGの産出国1からタンカー(LNG外航船)2によって海上輸送され、国内の受入基地としての一次基地3まで運搬されると、一次基地3に貯蔵して精製した後に、タンクローリー車4の輸送容器(バルク容器)5に充填して直接にサテライト基地6へ輸送するようにするか、あるいは、上記一次基地3でLNGを内航船7のバルク容器8に充填して国内各地の二次基地9に輸送した後に、二次基地9でタンクローリー車4のバルク容器5に充填してサテライト基地6に輸送するようにし、サテライト基地6から需要家の天然ガス利用設備10に天然ガスを供給するようにしたものである(たとえば、特許文献1参照)。
又、図3は別の例を示すもので、LNGを一次配送手段として外航船11により一次基地12に配送した後、一次基地12から二次配送手段として内航船13の輸送用タンク14にLNGを充填して二次基地15に配送し、二次基地15の貯留用タンク16に貯留させ、しかる後、二次基地15の貯留用タンク16内のLNGを、トラックやタンクローリー車により需要家17まで配送するようにしたものである。18はサテライトである(たとえば、特許文献2参照)。
一方、上記の如き受入基地としての一次基地から国内の小規模の多数の港湾内に設けられている二次基地へ配送すること以外に、近年では、離島にLNG利用設備が建設されてきており、これに伴い受入基地から離島へのLNGの配送の要請が高まってきている。
上記LNG受入基地から需要先となる離島へのLNGの配送手段としては、安価で配送できると共に、確実に配送できることが必要であることから、従来、陸上輸送に用いられているタンクローリー車を利用することが考えられている。
特開2007−85403号公報 特開2002−356231号公報
ところが、国内の受入基地に受入れられて貯蔵されている液化天然ガス(LNG)を、離島に建設されている利用設備に供給できるように離島までの配送する方法として、特許文献1や特許文献2に記載されている方法を適用しようとする場合は、本土から離島までの海上輸送に、自航できるようにエンジンが搭載されている内航船7又は13を用いるようにし、離島に輸送した後は、タンクローリー車により需要先まで配送することになるが、特許文献1や特許文献2に記載されている内航船7又は13は、バルク容器8又は輸送用タンク14を搭載しているのみであると共に、最終的にタンクローリー車により配送するものであることから、気化したガスとして利用設備へ供給することはできない。
又、タンクローリー車のバルク容器にLNGを充填して離島まで配送させようとする場合には、離島までの交通路として橋を建設するか、カーフェリーを利用することが必要であるが、本土から離島までの橋の建設は、橋の建設費用が膨大になるという金銭的理由のほかに、本土から離島までの距離、潮流、海底深さ等で橋の建設が難しい場合がある等の物理的理由により実現性が困難であるという問題がある。又、カーフェリーを利用する場合は、カーフェリーの運航本数が少なかったり、運航スケジュールによる運用制限及びカーフェリーの容量によるタンクローリー車搭載台数制限がある。
そこで、本発明は、本土の基地から離島へ低温液化ガスを簡易且つ安価に配送できるようにする離島への低温液化ガス配送方法及び装置を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、低温液化ガスを貯蔵する設備と、該貯蔵設備内の低温液化ガスを貯蔵設備外へ取り出して被供給側へ送るようにするポンプ、上記低温液化ガスを気化したガスとして送り出せるようにする気化器を有する供給設備とを備え、低温液化ガスを液体のまま、あるいは気化ガスとして被供給側へ供給できるようにしてある浮体式輸送設備を用い、該浮体式輸送設備の貯蔵設備に低温液化ガスを貯蔵した後、浮体式輸送設備を離島まで移動して、離島における利用設備に低温液化ガスを液体のまま、あるいは気化ガスとして供給するようにして低温液化ガスの配送を行うようにすることを特徴とする離島への低温液化ガス配送方法とし、又、浮体構造物上に、低温液化ガスの貯蔵設備と、該貯蔵設備内の低温液化ガスを貯蔵設備外へ取り出して被供給側へ送るようにするポンプ、上記低温液化ガスを気化したガスとして送り出せるようにする気化器を有する供給設備とを備え、低温液化ガスを液体のまま、あるいは気化ガスとして被供給側へ供給できるようにしてある浮体式輸送設備を備え、離島への低温液化ガスの配送を行えるようにしてなることを特徴とする離島への低温液化ガス配送装置とする。
又、上記構成における浮体式輸送設備を、牽引船で牽引される浮体構造物の上面に貯蔵設備と供給設備を設置してなるものとし、浮体構造物を牽引船で曳航することにより低温液化ガスの配送を行うようにし、更に、上記構成における貯蔵設備を、低温液化ガスを液体のまま貯蔵しておく貯槽と該貯槽内で気化したガスを圧縮した状態で収容しておくようにする圧力容器とを備えてなるものとした構成とする。
本発明の離島への低温液化ガス配送方法及び装置によれば、次の如き優れた効果を奏し得る。
(1)低温液化ガスを貯蔵する設備と、該貯蔵設備内の低温液化ガスを貯蔵設備外へ取り出して被供給側へ送るようにするポンプ、上記低温液化ガスを気化したガスとして送り出せるようにする気化器を有する供給設備とを備え、低温液化ガスを液体のまま、あるいは気化ガスとして被供給側へ供給できるようにしてある浮体式輸送設備を用い、該浮体式輸送設備の貯蔵設備に低温液化ガスを貯蔵した後、浮体式輸送設備を離島まで移動して、離島における利用設備に低温液化ガスを液体のまま、あるいは気化ガスとして供給するようにして低温液化ガスの配送を行うようにするようにしてあるので、本土の供給基地から離島まで橋の建設等の必要性をなくして安価で確実に配送させることができると共に、離島における利用設備での利用形態に合わせて低温液化ガスを液体として、あるいは気化させたガスとして任意に供給することができ、必要時期に必要量の低温液化ガスを配送させることができる。
(2)又、タンクローリー車を公共性の高いカーフェリーに乗せて運航することがないことから、カーフェリーへのタンクローリー車の搭載台数制限等の問題も発生しない。
(3)浮体式輸送設備を複数用意して、これらに牽引船を共用させるようにすることにより、複数の離島に対して間断なく低温液化ガスの配送ができると共に、牽引船の使用隻数を少なくできて、離島への低温液化ガスの配送に用いるエンジンの数を少なくすることができる。
(4)又、浮体式輸送設備を、牽引船で牽引される浮体構造物の上面に貯蔵設備と供給設備を設置してなるものとし、浮体構造物を牽引船で曳航することにより低温液化ガスの配送を行うようにした構成とすることにより、浮体構造物は、貯蔵設備及び供給設備を搭載設置できるものであればよく、簡単な構成とすることができ、浮体式輸送設備の建設を簡易且つ廉価に行うことが可能となる。
(5)更に、貯蔵設備を、低温液化ガスを液体のまま貯蔵しておく貯槽と該貯槽内で気化したガスを圧縮した状態で収容しておくようにする圧力容器とを備えてなるものとした構成とすることにより、貯蔵設備の貯槽内で自然に気化したガスを収容しておくことができ、離島における利用設備へ供給して使用に供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施の一形態を示すもので、液化天然ガス(LNG)を本土のLNG供給基地から離島におけるLNG利用設備へ配送するようにした場合を示す。
我国内における港湾のLNG受入基地とされるところに建設されているLNG貯蔵設備を、LNG利用設備があるところへLNGを供給するLNG供給基地18とするようにし、該LNG供給基地18から離島19におけるLNG利用設備20へのLNGの配送を、LNGの貯蔵設備22、供給設備23を備えた浮体式輸送設備21を使用して行うようにする。
詳述すると、上記浮体式輸送設備21は、タグボートの如き牽引船(又は曳航船)25にて牽引されるように、該牽引船25に連結して牽引されるようにしてある浮体構造物24と、浮体構造物24の上面に、LNGの貯蔵設備22と、LNGを液体のまま、あるいはLNGを気化したガスとして別々に取り出して供給できるようにするLNGの供給設備23を搭載した構成としてある。
上記浮体式輸送設備21の浮体構造物24は、上記LNG貯蔵設備22やLNG供給設備23が設置できるように上面が広いスペースとしてあるバージ状の形状としてあり、且つ図示してないが、浮体構造物24自体を係留できるように係留装置が備えられており、更に、前部となる長手方向の一端部と後部となる長手方向の他端部に、牽引船25に連結するための連結具が装備してあり、牽引船25に連結装置26を介して一端部側又は他端部側が連結されるようにしてある。
上記浮体構造物24上に搭載するLNGの貯蔵設備22は、LNG27を貯蔵する貯槽28、該貯槽28内で気化したガスを収容する圧力容器29からなり、貯槽28は、浮体構造物24の後部側の上面に設置するようにしてあり、該貯槽28と圧力容器29とは、途中に圧縮機30を備えたLNG気化ガスライン31を介して接続し、貯槽28内で気化したLNG気化ガスを圧縮機30で圧縮して圧力容器29に収容できるようにしてある。
又、上記浮体構造物24上に搭載するLNGの供給設備23は、ポンプ32、気化器33a、加温器33bからなり、気化器33a、加温器33bは、浮体構造物24の前部側の上面に設置するようにしてあり、一方、ポンプ32は、LNG貯槽28と気化器33aとの間における浮体構造物24上に設置して、上記LNG貯槽28と気化器33a,加温器33bとをLNG送りライン34及びポンプ32を介して接続するようにしてある。更に、上記ポンプ32と気化器33aとの間におけるLNG送りライン34には、途中位置からLNG取出ライン35を接続して分岐させ、LNG27を気化して取り出すときは、気化器33aで気化させた後、加温器33bを通してLNG気化ガス取出ライン36から取り出せるようにし、LNG27を液体のまま取り出すときは、LNG取出ライン35から取り出せるようにする。そのために、ポンプ32の吐出側におけるLNG送りライン34の、LNG取出ライン35の分岐位置よりも下流側位置と、LNG取出ライン35の途中位置には、開閉バルブ37と38が設けてあり、ポンプ32で昇圧されたLNG27が、気化器33a又はLNG取出ライン35側のいずれかに導かれるようにする。
又、上記圧力容器29と気化器33a、加温器33bの間とをLNG気化ガス排出ライン39を介して接続し、圧力容器29に収容されたLNG気化ガスを加温器33bを経てLNG気化ガス取出ライン36より取り出すことができるようにする。
一方、離島19におけるLNG利用設備20には、LNG又はLNG気化ガスを貯蔵する容器と、該容器へLNG又はLNG気化ガスを導く供給ライン40が設置してある(図では一例として、LNG気化ガスとして供給を受けて利用できるようにするためのものとしてある)。
41はLNG供給基地18に貯蔵されているLNG27を浮体式輸送設備21のLNG貯槽28内へLNG積込み(充填)を行うLNG積込装置、42はLNG取出ライン35とLNG気化ガス取出ライン36の各先端に設けられている自在継手で、離島19側の供給ライン40にフレキシブルな連絡管43を介して接続するようにしてある。
LNG供給基地18から、離島19におけるLNG利用設備20でLNGの利用が図れるようにLNG配送を行う場合は、先ず、LNG供給基地18に、浮体式輸送設備21を構成する浮体構造物24を、牽引船25により牽引(曳航)して、該浮体構造物24を岸壁に接近するようにして接岸させる。この状態で、LNG供給基地18に貯蔵されているLNG27を、LNG積込装置41により浮体構造物24上のLNG貯槽28に積み込み充填させる。充填が終ると、浮体構造物24の前部に連結した牽引船25により浮体式輸送設備21を離島19まで移動させることにより、LNG貯槽28内のLNG27を輸送する。輸送の途中でLNG貯槽28内でLNG27が大気温度で気化すると、気化したガスは、該貯槽28の上部より取り出されて圧縮機30で圧縮された後、圧力容器29内に収容される。
浮体式輸送設備21が離島19の港湾に到着すると、浮体構造物24を接岸させて係留する。しかる後、離島19におけるLNG利用設備20と浮体式輸送設備21の供給設備23とを接続し、LNGを離島19におけるLNG利用設備20へ供給できるようにする。この際、離島19におけるLNG利用設備20のLNG利用形態が、たとえば、ガスとして利用するものであるときは、浮体式輸送設備21の供給設備23側のポンプ32を運転させ、且つバルブ37を開、バルブ38を閉として、LNG貯槽28内のLNG27を取り出して気化器33aから加温器33bに導入させるようにし、気化器33aでは、図示しない海水ポンプで汲み上げた海水を利用する等してLNG27を気化させるようにする。一方、離島19におけるLNG利用形態及び利用量から液体のまま供給されることが求められている場合は、上記ポンプ32を運転し、且つバルブ37を閉、バルブ38を開として、LNG貯槽28内のLNG27を液体のままLNG取出ライン35に導くようにする。
上記浮体式輸送設備21と離島におけるLNG利用設備20との連絡は、離島19側のLNG利用設備20にLNGを導く供給ライン40と、浮体式輸送設備21における気化器33bに接続されているLNG気化ガス取出ライン36又は前記LNG取出ライン35を、フレキシブルな連絡管43を介して接続するようにする。
なお、図1に示す場合は、離島19におけるLNG利用設備20はLNGを気化したガスを利用する形態のものとして示してあり、ガスを貯蔵するタンクへ供給ライン40を通してLNG気化ガスが供給されるようにしてある。
上記のようにして離島19におけるLNG利用設備20へのLNGの供給が終了すると、離島19におけるLNG利用設備20と浮体式輸送設備21との切り離しを行うと共に、係留中の浮体構造物24の後部へ牽引船25を連結した後、浮体構造物24の係留を解除して、浮体式輸送設備21を牽引船25により牽引し、図1に矢印で示す如く浮体式輸送設備21を後向きの姿勢のまま牽引船25により移動させ、図1に実線で示すようにLNG供給基地18まで帰還させる。
上記LNG供給基地18まで帰還させられた浮体式輸送設備21は、該LNG供給基地18の岸壁に浮体構造物24を接岸し、前記したと同様にLNG貯槽28へLNG27の充填を行うようにする。充填後は前記したと同様の動作を繰り返して、離島19におけるLNG利用設備20へのLNGの供給を行い、離島19へのLNGの配送を行うようにする。
上記のようにして行う離島19へのLNG配送において、浮体式輸送設備21を複数用意しておくことにより、LNG供給基地18から複数の離島19に間断なくLNGを配送して、離島19におけるLNGの利用形態に応じて液体のまま、あるいは、気化したガスとして供給することが可能となり、必要時期に必要量のLNGの供給を離島19で実現させることが可能となる。
この際、浮体式輸送設備21の数に比して牽引船25の数を少なくして、離島19まで浮体式輸送設備21を牽引した牽引船25は、当該浮体式輸送設備21が離島19におけるLNG利用設備20へのLNGを供給している間に、たとえば、LNG供給基地18まで戻って別の浮体式輸送設備21を別の離島19までの牽引に使用することができ、又、当該別の離島19までの牽引を終えた牽引船25は、たとえば、先に異なる離島19でLNGを供給している浮体式輸送設備21のところまで航行して、LNGの供給を終えた浮体式輸送設備21を牽引しLNG供給基地18まで帰還させるために用いるようにすることができる。これにより、エンジンを搭載するものは牽引船25のみですみ、信頼性の高い船を牽引船25として使用することができると共に、離島へのLNG配送に用いるエンジンの数を減少させることができる。
なお、本発明は上記した実施の形態のみに限定されるものではなく、たとえば、離島への被配送物として液化天然ガス(LNG)を対象とした場合を例示したが、液化石油ガス等の低温液化ガスは同様に配送できること、又、LNGを配送する場合に浮体構造物24の上面に設置するLNG貯蔵設備22、LNG供給設備23は図示の構成以外のものとしてもよく、更に、気化器33a、加温器33bを設置するようにした場合を示したが、気化器33aのみとしてもよいこと、更に又、上記の実施の形態では、浮体式輸送設備21は、牽引船25で牽引するようにして、牽引船25の数を減らすことができることを説明したが、浮体式輸送設備21における牽引式の浮体構造物24に代えて、浮体構造物を自航式とした自航船とし、この自航船上に、浮体式輸送設備21におけると同様の貯蔵設備22と供給設備23を設置した構成として、LNG供給基地18から離島19まで自航した後、離島19におけるLNG利用設備20のLNG利用形態と利用量に応じた供給形態を選択させるようにした配送方法とするようにしてもよいこと、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の実施の一形態を示す概要図である。 従来の液化天然ガスの配送方法の一例を示すフロー図である。 従来の液化天然ガスの配送方法の別の例を示すフロー図である。
符号の説明
18 LNG供給基地
19 離島
20 LNG利用設備(利用設備)
21 浮体式輸送設備
22 貯蔵設備
23 供給設備
24 浮体構造物
25 牽引船
27 LNG
28 貯槽
29 圧力容器
30 圧縮機
32 ポンプ
33a 気化器
35 LNG取出ライン
36 LNG気化ガス取出ライン

Claims (4)

  1. 低温液化ガスを貯蔵する設備と、該貯蔵設備内の低温液化ガスを貯蔵設備外へ取り出して被供給側へ送るようにするポンプ、上記低温液化ガスを気化したガスとして送り出せるようにする気化器を有する供給設備とを備え、低温液化ガスを液体のまま、あるいは気化ガスとして被供給側へ供給できるようにしてある浮体式輸送設備を用い、該浮体式輸送設備の貯蔵設備に低温液化ガスを貯蔵した後、浮体式輸送設備を離島まで移動して、離島における利用設備に低温液化ガスを液体のまま、あるいは気化ガスとして供給するようにして低温液化ガスの配送を行うようにすることを特徴とする離島への低温液化ガス配送方法。
  2. 浮体構造物上に、低温液化ガスの貯蔵設備と、該貯蔵設備内の低温液化ガスを貯蔵設備外へ取り出して被供給側へ送るようにするポンプ、上記低温液化ガスを気化したガスとして送り出せるようにする気化器を有する供給設備とを備え、低温液化ガスを液体のまま、あるいは気化ガスとして被供給側へ供給できるようにしてある浮体式輸送設備を備え、離島への低温液化ガスの配送を行えるようにしてなることを特徴とする離島への低温液化ガス配送装置。
  3. 浮体式輸送設備を、牽引船で牽引される浮体構造物の上面に、貯蔵設備と供給設備を設置してなるものとし、浮体構造物を牽引船で曳航することにより低温液化ガスの配送を行えるようにした請求項2記載の離島への低温液化ガス配送装置。
  4. 浮体構造物上の低温液化ガスの貯蔵設備を、低温液化ガスを液体のまま貯蔵しておく貯槽と該貯槽内で気化したガスを圧縮した状態で収納しておくようにする圧力容器とを備えてなるものとした請求項2記載の離島への低温液化ガス配送装置。
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