JP2009187830A - 電子機器及び燃料電池管理システム - Google Patents

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啓之 竹山
Masaharu Shiotani
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Abstract

【課題】各種計器による計測結果とそれ以外の情報を収集できるようにする。
【解決手段】CPU108が起動信号を発電制御部60に出力し、発電制御部60がバルブ17〜20、流量制御バルブ21〜23、エアポンプ24、ポンプ25〜27及び温度センサ兼ヒータ28〜29を駆動し、発電が行われる。この時、流量計11〜15、残量検出部30による検出結果がメモリ55,61に蓄積される。加速度検出器64による検出結果がメモリ55,61に蓄積される。メモリ55,61に蓄積された各種情報が、IDとともに、情報処理サーバ200に送信される。各種情報は情報処理サーバ200に記憶される。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器及び燃料電池管理システムに関する。
近年では、携帯電話機、ノート型パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、腕時計、PDA(Personal Digital Assistance)、電子手帳等といった携帯型電子機器がめざましい進歩・発展を遂げている。電子機器の電源として、アルカリ乾電池、マンガン乾電池といった一次電池又はニッケル−カドミウム蓄電池、ニッケル−水素蓄電池、リチウムイオン電池といった二次電池が用いられている。今日では、一電池及び二次電池の代替えのために、高いエネルギー容量を実現できる燃料電池についての研究・開発が盛んに行われている。
燃料電池システムを安定して動作させるために、燃料電池システムがどのように動作しているか管理しなければならない。例えば、特許文献1には、燃料電池システムと保守用の管理装置とがネットワークを介して通信可能となった保守システムが記載されている。この保守システムにおいては、燃料電池システムの発電システムの動作異常が異常検知部によって検知されると、その動作異常の内容が燃料電池システムの解析部によって解析され、更に動作異常に対する対応措置が解析部によって管理装置に依頼され、その依頼を受けた管理装置が対応装置を実行する。
特開2004−214027号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、異常検知部は、各種計器によりエラーが検知されると、そのエラーをデータテーブルと照合することによってエラー診断を行い、この診断結果を管理装置に送信するものであり、燃料電池システムの制御部からの制御信号及び各種センサの検出結果と、例えば、燃料電池システムが動作中に持ち運びされた場合の動的因子や燃料電池システムの動作環境等といった他の情報との関連性を解析することができない。
本発明が解決しようとする課題は、燃料電池システムの制御部からの制御信号及び各種センサの検出結果と動的因子や動作環境等といった他の情報を収集できるようにすることである。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明によれば、
燃料と水を利用して発電する発電セルを有する燃料電池システムと、前記発電セルで発生される電力により動作する電子機器本体と、を備える電子機器であって、
前記燃料電池システムの動作状態を示す第1の情報を検出する第一検出器と、
前記第1の情報とは異なる第2の情報を検出する第二検出器と、
前記第1の情報及び前記第2の情報を外部に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする電子機器が提供される。
前記燃料電池システムは、前記燃料電池システムの各部を制御する制御部を更に備え、
前記送信手段は、制御部が前記燃料電池システムの各部に供給する制御情報を外部に送信することを特徴とする請求項1に記載の電子機器が提供される。
請求項2に係る発明によれば、
前記燃料電池システムは、前記燃料電池システムの各部を制御する制御部を更に備え、
前記送信手段は、制御部が前記燃料電池システムの各部に供給する制御情報を外部に送信することを特徴とする請求項1に記載の電子機器が提供される。
請求項3に係る発明によれば、
前記送信手段による送信前に、前記第1の情報、前記第2の情報又は前記制御情報のいずれかを蓄積する蓄積手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器が提供される。
請求項4に係る発明によれば、
前記第1の情報に基づいてエラーが発生したか否かを判定する判定手段を更に備え、
前記判定手段は、エラーが発生したと判定した場合に、前記送信手段により前記第1の情報、前記第2の情報又は前記制御情報のいずれかを送信することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子機器が提供される。
請求項5に係る発明によれば、
前記第一検出器は、水タンク内の水の水位を検出する水位センサ、燃料又は水の流量を検出する流量計、燃料貯留部内の燃料の残量を検出する残量検出部、燃料と水を気化する気化器の温度を検出する温度センサ又は気化された燃料と水の混合気から水素を生成する改質器の温度を検出する温度センサのうちいずれかであって、
前記第1の情報は、水位情報、流量情報、残量情報、気化器の温度情報又は改質器の温度情報のうちいずれかであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子機器が提供される。
請求項6に係る発明によれば、
前記第二検出器は加速度を検出する加速度検出器、角速度を検出する角速度検出器、前記電子機器の外部の温度を検出する外部温度検出器、前記電子機器の外部の湿度を検出する外部湿度検出器、前記電子機器の外部の気圧を検出する外部気圧検出器、前記電子機器の外部に存在するガスの種類やその濃度を検出する外部ガスセンサ又は前記電子機器の外部の光量を検出する光センサのうちいずれかであって、
前記第2の情報は、前記加速度、前記角速度、前記外部の温度、前記外部の湿度、前記外部の気圧、前記外部に存在するガスの種類、前記外部に存在するガスの濃度又は前記外部の光量であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子機器が提供される。
請求項7に係る発明によれば、
燃料と水を利用して発電する発電セルを有する燃料電池システムと、
前記燃料電池システムの動作状態を示す第1の情報を検出する第一検出器と、
前記第1の情報とは異なる第2の情報を検出する第二検出器と、
前記第1の情報及び前記第2の情報を蓄積する蓄積手段と、を備えることを特徴とする電子機器が提供される。
請求項8に係る発明によれば、
前記蓄積手段は前記燃料電池本体に対して着脱可能であることを特徴とする請求項7に記載の電子機器が提供される。
請求項9に係る発明によれば、
前記燃料電池システムは、前記燃料電池システムの各部を制御する制御部を更に備え、
前記蓄積手段は、制御部が前記燃料電池システムの各部に供給する制御情報を蓄積することを特徴とする請求項7又は8に記載の電子機器が提供される。
請求項10に係る発明によれば、
前記第一検出器は、水タンク内の水の水位を検出する水位センサ、燃料又は水の流量を検出する流量計、燃料貯留部内の燃料の残量を検出する残量検出部、燃料と水を気化する気化器の温度を検出する温度センサ又は気化された燃料と水の混合気から水素を生成する改質器の温度を検出する温度センサのうちいずれかであって、
前記第1の情報は、水位情報、流量情報、残量情報、気化器の温度情報又は改質器の温度情報のうちいずれかであることを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載の電子機器が提供される。
請求項11に係る発明によれば、
前記第二検出器は加速度を検出する加速度検出器、角速度を検出する角速度検出器、前記電子機器の外部の温度を検出する外部温度検出器、前記電子機器の外部の湿度を検出する外部湿度検出器、前記電子機器の外部の気圧を検出する外部気圧検出器、前記電子機器の外部に存在するガスの種類やその濃度を検出する外部ガスセンサ又は前記電子機器の外部の光量を検出する光センサのうちいずれかであって、
前記第2の情報は、前記加速度、前記角速度、前記外部の温度、前記外部の湿度、前記外部の気圧、前記外部に存在するガスの種類、前記外部に存在するガスの濃度又は前記外部の光量であることを特徴とする請求項7〜10のいずれか一項に記載の電子機器が提供される。
請求項12に係る発明によれば、
請求項1から6の何れかに記載の電子機器と、前記電子機器と通信可能な情報処理装置と、を備え、
前記情報処理装置は、前記送信手段により送信された前記第1の情報及び前記第2の情報を受信する通信手段と、受信した前記第1の情報及び前記第2の情報を記録する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記第1の情報及び前記第2の情報を処理する制御手段と、を備えることを特徴とする燃料電池管理システムが提供される。
本発明によれば、燃料電池システムの各種センサの検出結果といった動作情報のほか、動的因子や動作環境等といった燃料電池システムの動作情報とは異なる他の情報も収集することができる。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための好ましい形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は、燃料電池管理システム300の概略図である。燃料電池管理システム300は、情報処理サーバ(情報処理装置)200と、電子機器100とを備える。
電子機器100はノート型パーソナルコンピュータであり、電子機器100と情報処理サーバ200がインターネットを介して通信可能となっている。
電子機器100の本体103は、表示部本体101と、その表示部本体101にヒンジ結合された制御部本体102とを備える。表示部本体101には、ディスプレイ(報知手段)104及びスピーカー(報知手段)116が設けられている。制御部本体102には、入力装置(キーボード)105が設けられている。
情報処理サーバ200は、情報を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された情報を処理するとともに情報処理サーバ200の各部を制御する制御手段と、電子機器100との間で情報を通信する通信手段を備える。
電子機器100は商用電力を充電して動作するとともに、自己発電機能を有している。自己発電機能を実現すべく、発電に用いられる燃料を貯留するカートリッジ50が電子機器100に付属されている。このカートリッジ50は制御部本体102に対して着脱可能となっている。カートリッジ50は消耗品であり、カートリッジ50の内部の燃料が空になったら、ユーザー500がカートリッジ50を新たなカートリッジに交換する。なお、図1において、ユーザー500、カートリッジ50、電子機器100、情報処理サーバ200の縮尺は異なる。
図2は、電子機器100の本体103に内蔵された回路構成を示した図である。
CPU(判定手段)108、RAM109、ハードディスクドライブ(蓄積手段)110、ディスプレイ104、入力装置105、位置情報取得部106、通信部107、充電回路112及びインターフェース114は制御回路基板115に接続され、これらの間でのデータ転送が制御回路基板115のバスを介して行われる。
ディスプレイ104は、CPU108から制御回路基板115を介して入力される表示制御信号に従って画面表示を行う。
入力装置105は、各種キーに対応した入力信号を制御回路基板115を介してCPU108に出力する。
位置情報取得部106は、地球低軌道に打ち上げられた複数の衛星から受信した信号に基づき電子機器100の現在位置(緯度、経度)を検出し、現在位置データをCPU108に出力する。
通信部(送信手段)107は、インターネット接続を行うLANカード、無線LAN子機又はファックスモデムである。通信部107の機能によって電子機器100と情報処理サーバ200の通信が行われる。
充電回路112は、商用電力の直流変換・電圧変換を行って二次電池113を充電する機能を有する。また、充電回路112は、商用電力の直流変換・電圧変換を行い、電子機器本体103の各部(主に、図2に示された各構成要素)に電力供給を行う機能を有する。また、充電回路112は、電子機器100の自己発電機能により発生した電力を二次電池113に供給して、二次電池113を充電する機能を有する。また、充電回路112は、電子機器100の自己発電機能により発生した電力を電子機器本体103の各部に供給する機能を有する。また、充電回路112は、商用電力を受けてない状態であって自己発電機能も機能していない状態において、二次電池113の電力を各部に供給する機能を有する。
充電回路112は、電源制御ユニット111によってフィードバック制御される。更に、充電回路112の動作状況を表す信号は、制御回路基板115を介してCPU108に出力される。
ハードディスクドライブ110には、CPU108にとって読取可能な・実行可能なプログラムが格納されている。そのプログラムには、電子機器本体103に対して割り振られた固有のユーザーIDが予め含まれている。
RAM109は、CPU108によって実行されるプログラムをプログラム格納エリアに展開する。また、RAM109は、CPU108によるプログラムの実行時に生じる処理結果等のデータをワークエリアに一時的に記憶する。
CPU108は、ハードディスクドライブ110に記憶されたプログラムに従って処理を行う。
インターフェース114は、FCユニット99の発電制御部60(これらの詳細については後述する)とCPU108・制御回路基板115との間でデータ転送を行うためのものである。
電子機器100の自己発電機能について説明する。図3は、電子機器100の自己発電機能を担う燃料電池システム1の構成を示したブロック図である。図3に示された燃料電池システム1の構成要素のうち符号31〜49の部材・装置・機器等がユニット化されて電子機器本体103に対して電子機器本体103に対して着脱可能となり、他の部分51〜54(これらはカートリッジ50の構成要素である。)もユニット化されて電子機器本体103に対して着脱可能となる。なお、燃料電池システム1の構成要素のうち部分31〜49がユニット化されたものをFCユニット99という。「FC」とは、「Fuel cell」の略語である。
カートリッジ50は、燃料貯留部51と、凝縮器52と、気液分離器53と、生成水貯留部54と、メモリ(蓄積手段)55と、を有する。
燃料貯留部51には燃料(例えば、メタノール、エタノールその他のアルコール類、ジメチルエーテルその他のエーテル類、ガソリンその他の燃料)が貯留されている。凝縮器52は、排ガスを放熱により自然冷却させて、排ガス中の水を液化させるものである。気液分離器53は、凝縮器52から送出された排ガスと液状の水を分離するものである。生成水貯留部54は、凝縮器52により液化された水を貯留するものである。
カートリッジ50が電子機器本体103に装着されると、燃料貯留部51のアウトレットポート56(図1に図示)が接続部31に接続され、凝縮器52のインレットポートが接続部48に接続される。これにより、燃料貯留部51内の燃料が接続部31を通じて送られるようになり、排ガスが接続部48を通じて凝縮器52に送られるようになる。また、接続部31の近傍には残量検出部30が設けられ、カートリッジ50が電子機器本体103に装着されると、燃料貯留部51内の燃料の残量が残量検出部30によって検出されて、電気信号に変換される。
また、電子機器本体103にはインターフェースが設けられており、カートリッジ50が電子機器本体103に装着されると、メモリ55の端子57(図1に図示)に接続される。これにより、各種の情報が電子機器本体103(具体的には、電子機器本体103に装着されたFCユニット99の発電制御部60(図4に図示))からメモリ55に転送されて、メモリ55に記録されたり、メモリ55に記録された情報がメモリ55から電子機器本体103(具体的には、電子機器本体103に装着されたFCユニット99の発電制御部60(図4に図示))に転送されたりする。メモリ55は、半導体メモリ又は小型ハードディスクドライブである。また、メモリ55には、カートリッジ50に対して割り振られた固有のカートリッジIDが予め記録されている。
ポンプ25は、燃料貯留部51から燃料を吸い上げ、吸い上げた燃料を逆止め弁32、バルブ17、流量計15、ミキサ33へと送液するものである。ポンプ25は、電気駆動式ポンプである。逆止め弁32は、バルブ17からポンプ25に向かった燃料の流れを阻止し、逆止め弁32からバルブ17に向かった燃料の流れを許容するものである。バルブ17は、電気駆動式の開閉弁又は流量制御弁である。流量計15は、ミキサ33に向かう燃料の流量を検出し、電気信号に変換するものである。
一方、電子機器本体103の内部には、水タンク44が設けられている。水タンク44には、液体状の水が貯留されている。水タンク44内の水の水位は、水位センサ65によって検出されて、電気信号に変換される。
水タンク44内の水は電気駆動式のポンプ26によってバルブ18、流量計16、ミキサ33へと送液される。バルブ18は、電気駆動式の開閉弁又は流量制御弁である。流量計16は、ポンプ26からバルブ18を介してミキサ33に向かう水の流量を検出し、電気信号に変換するものである。
ミキサ33は、燃料と水を混合して、その混合液を気化器34へと送出する。気化器34は、燃料と水の混合液を気化させるものである。気化器34における気化熱には、温度センサ兼ヒータ28の電熱や触媒燃焼器38における燃焼熱が用いられる。気化器34で気化した燃料と水の混合気は、改質器35に送られる。改質器35は、燃料と水を触媒により改質して、水素を主成分とする改質ガスを生成するものである。改質器35においては、水素の他に二酸化炭素や非常に僅かながら一酸化炭素が生成される。改質器35における反応は吸熱反応であるので、その熱には温度センサ兼ヒータ29の電熱や触媒燃焼器37における燃焼熱が用いられる。温度センサ兼ヒータ28,29はその温度に依存してその抵抗値が変化する特性を持ち、特に、測定される所定の温度範囲において、温度と抵抗値とが一対一で対応する。そのため、温度センサ兼ヒータ28は気化器34、一酸化炭素除去器(CO除去器)36及び触媒燃焼器38の温度を検出し、温度センサ兼ヒータ29は改質器35及び触媒燃焼器37の温度を検出する。
改質器35で生成されたガスは一酸化炭素除去器36に送られる。一方、電子機器本体103にはエアフィルタ49が設けられており、外部の空気が電気駆動式のエアポンプ24によって吸引されて流量制御バルブ21〜23に送られる。流量制御バルブ21〜23は電気駆動式のものである。流量制御バルブ21の下流側が流量計11を介して触媒燃焼器38に通じ、流量制御バルブ22の下流側が流量計12を介して一酸化炭素除去器36に通じ、流量制御バルブ23の下流側が流量計13を介して触媒燃焼器37に通じている。流量計11〜13は何れも空気の流量を検出し、電気信号に変換するものである。
上記のように改質器35の生成ガスが一酸化炭素除去器36に送られるとともに、エアポンプ24によって空気が一酸化炭素除去器36に送られる。一酸化炭素除去器36では、生成ガス中の一酸化炭素が触媒によって優先的に酸化する。これにより生成ガス中の一酸化炭素の濃度が低減される。そして、生成ガスが一酸化炭素除去器36から逆止め弁39を介して、発電セル40の燃料極に送出される。一方、外部の空気はエアポンプ24によって流量計14を介して発電セル40の空気極に供給される。
発電セル40は、所謂燃料電池であり、燃料極と、空気極と、それらの間に挟まれた電解質と、を備える。発電セル40においては、燃料極に供給された生成ガス中の水素と、空気極に供給された空気中の酸素とが電解質を通じて電気化学的に反応する。これにより、発電する。このような電気化学反応により空気極では水が生成される。燃料極では水素が消費されるが、未反応の水素が他の生成物とともに燃料極から触媒燃焼器37,38にそれぞれ送られる。触媒燃焼器37,38の各反応部には触媒が設けられており、各反応部では未反応の水素が触媒と外部から送られた空気中の酸素とにより燃焼反応し、これにより燃焼熱が生じる。また、触媒燃焼器37,38で生成された水が逆止め弁47、バルブ20、接続部48を通って凝縮器52に送出される。バルブ20は電気駆動式の開閉弁又は流量制御弁である。
また、発電セル40の空気極で生成された水や未反応の空気は凝縮器43に送出される。凝縮器43は、ガスを放熱により自然冷却させて、ガス中の水を液化させるものである。気液分離器45は、凝縮器43から送出されたガスと液状の水を分離するものである。水タンク44は、凝縮器43により液化された水を貯留するものである。
また、水タンク44内の水は電気駆動式のポンプ27によって逆止め弁41を介して加湿器42へと送液され、バルブ19を介して水タンク44に戻る。従って、水が循環する。加湿器42は、送られた水によって発電セル40の燃料極・酸素極を加湿するものである。バルブ19は電気駆動式の方向切替弁である。
図4は、燃料電池システム1の回路構成を示したブロック図である。以下、図4に示された各部の機能について説明する。なお、図4に示された構成要素のうちメモリ55、インターフェース114を除く部分がFCユニット99に内蔵されている。
充電回路62は、発電セル40で発生した電力の電圧変換を行い、二次電池63に供給して、二次電池63を充電する機能を有する。また、充電回路62は、発電セル40で発生した電力をFCユニット99の各部(主に図4に示された各構成要素)に供給する機能を有する。また、充電回路62は、発電セル40の発電が行われていない場合に、二次電池63の電力をFCユニット99の各部(主に図4に示された各構成要素)に供給する機能を有する。
更に、充電回路62は、発電セル40で発生した電力を電子機器本体103の充電回路112(図2に図示)に供給する機能を有する。上述したように、充電回路112は、充電回路62から供給された電力を二次電池113に供給したり、電子機器本体103の各部に供給した
加速度検出器(第二検出器)64は、加速度を検出し、検出加速度を電気信号に変換し、検出加速度を表す信号を発電制御部(制御部)60に出力する。
水位センサ(第一検出器)65は、水タンク44内の水の水位を検出し、その検出信号を発電制御部60に出力する。
流量計アンプ11aは、流量計(第一検出器)11にて検出された流量を表す信号を増幅して、発電制御部60に出力する。同様に、流量計アンプ12aは流量計(第一検出器)12の検出流量信号を、流量計アンプ13aは流量計(第一検出器)13の検出流量信号を、流量計アンプ14aは流量計(第一検出器)14の検出流量信号を、流量計アンプ15aは流量計(第一検出器)15の検出流量信号を、流量計アンプ16aは流量計(第一検出器)16の検出流量信号を増幅して発電制御部60に出力する。残量検出部(第一検出器)30は、検出した燃料貯留部51内の燃料の残量を表す信号を発電制御部60に出力する。
ヒータドライバ・アンプ28aは、温度センサ兼ヒータ(被制御部、第一検出部)28により検出された温度を表す信号を増幅して、発電制御部60に出力するとともに、発電制御部60からの信号に従って温度センサ兼ヒータ28の供給電力を調整する。ヒータドライバ・アンプ29aと温度センサ兼ヒータ(被制御部、第一検出部)29の関係も同様である。
可変バルブドライバ21aは、発電制御部60からの信号に従って流量制御バルブ21を駆動する。同様に、流量制御バルブ22は可変バルブドライバ22aにより、流量制御バルブ23は可変バルブドライバ23aにより駆動される。
エアポンプドライバ24aは、発電制御部60からの信号に従ってエアポンプ24を駆動する。
ポンプドライバ25aは、発電制御部60からの信号に従ってポンプ25を駆動する。同様に、ポンプ26はポンプドライバ26aにより、ポンプ27はポンプドライバ27aにより駆動される。
バルブドライバ17aは、発電制御部60からの信号に従ってバルブ17を駆動する。同様に、バルブ18はバルブドライバ18aにより、バルブ19はバルブドライバ19aにより、バルブ20はバルブドライバ20aにより、バルブ21はバルブドライバ21aにより駆動される。
発電制御部60は、マイクロコンピュータである。発電制御部60は、インターフェース114を介して電子機器本体103のCPU108とデータ転送を行う機能を有する。
メモリ(蓄積手段)61は、半導体メモリ又は小型ハードディスクドライブである。また、メモリ61には、発電制御部60にとって読取可能・実行可能なプログラムが格納されている。メモリ61に格納されたプログラムには、FCユニット99に対して割り振られた固有のFCユニットIDが予め含まれている。
次に、燃料電池管理システム300の動作について図面を用いて説明する。なお、以下の説明において、CPU108が行う処理は、ハードディスクドライブ110に格納されたプログラムに従ったものであり、発電制御部60が行う処理は、メモリ61に格納されたプログラムに従ったものである。
<起動処理>
図5は、前記電子機器の起動動作時の処理を示したフローチャートである。ユーザー500は、電子機器本体103、FCユニット99及びカートリッジ50を購入し、電子機器本体103にFCユニット99及びカートリッジ50を装着する。そして、ユーザー500が電子機器100の電源を入れると、二次電池113の電力が充電回路112によって電子機器本体103の各部に供給されて、電子機器本体103の各部が起動する(ステップS11)。
そして、CPU108の指令により、ディスプレイ104には次の(a)〜(g)に関する表示が行われる(ステップS12)。
(a)ユーザー登録に関すること
(b)ネットワーク上でのデータのやりとりの説明
(c)ユーザー特典説明
(d)ポイント制度説明
(e)機能説明
(f)アンケート説明
(g)取り扱い注意情報
この場合、ユーザー500が次回以降に電子機器100の電源を入れたときに、同様の情報をディスプレイ107に表示するかどうかをユーザーに確認する内容のメッセージをディスプレイ107に表示する。そして、ユーザー500が「次回以降表示しない」を選択した場合、次回以降に電子機器100の電源オンしたときには、上述のメッセージをディスプレイ107に表示しない。
また、CPU108の指令を受けた発電制御部60は、メモリ55からカートリッジID及び現在の残量情報を読み取り、CPU108に転送する(ステップS13)。次に、CPU108は、メモリ55に格納されたプログラムに従い、カートリッジIDに基づいて、カートリッジが正規品であるかどうかを判定する(ステップS14)。CPU108により、カートリッジが正規品であると判定された場合は、ステップS15に移行する(ステップS14:Yes)。また、カートリッジが正規品でないと判定された場合は、ステップS73に移行する(ステップS14:No)。なお、ステップS73では、FCユニット99の各部を停止する。
次に、発電制御部60は、メモリ61からFCユニットIDを読み取り、CPU108に転送する。CPU108は、受信したカートリッジID、FCユニットID及び現在の残量情報を、ハードディスクドライブ110に記憶されたユーザーIDに対応付けて、ハードディスクドライブ110に蓄積する(ステップS15)。
次に、CPU108は、ハードディスクドライブ110にアンケート情報が記憶されているかどうかを判定する(ステップS16)。アンケート情報が記憶されている場合、ステップS60のアンケート処理に移行し(ステップS16:Yes)、アンケート情報が記憶されていない場合、ステップS17に移行する起動処理を終了する(ステップS16:No)。尚、アンケートに関する上述の判定処理は、電子機器100の電源を入れてから切るまでの間に一回行えばよく、また、電子機器100に内蔵された時計に基づいて一日おきに行ってもよい。
ステップS17では、CPU108は、ユーザーIDとFCユニットID及びカートリッジIDを対応付けて、ハードディスクドライブ110にユーザーID、FCユニットID及びカートリッジIDを記憶する。以下、これら複数のIDを総称してID情報と言う。そして、CPU108は、通信部107を介して電子機器100をインターネットに接続し、上述のID情報情報処理サーバ200に送信する。その際、情報処理サーバ200に送信する処理を開始したときの日時を表す送信時刻情報も、ユーザーIDに対応付けて送信する。情報処理サーバ200は、受信したID情報及び送信時刻情報を、情報処理サーバ200に備えられたハードディスクドライブ等の蓄積手段に記憶する。
尚、CPU108は、ユーザー500が電子機器100を起動する度にユーザーID、FCユニットID及びカートリッジIDを、それぞれハードディスクドライブ110、メモリ61,55から読み取り、前回読み取ったID情報と組み合わせが同じであるかどうかを判定し、ID情報の組み合わせが異なる場合だけ、上述のID送信処理を行ってもよい。これによりID送信処理を行う回数を抑制することができるので、電子機器100の消費電力を抑制し、動作時間を長くすることができる。
<定常処理>
図6は、前記電子機器の定常動作時において情報収集する処理を示したフローチャートである。CPU108が起動信号を発電制御部60に出力すると、発電制御部60がバルブ17〜20、流量制御バルブ21〜23、エアポンプ24、ポンプ25〜27及び温度センサ兼ヒータ28〜29を駆動する。これにより、燃料、水、生成物等が図3に示す経路のように流れ、発電セル40にて発電が行われる。
流量制御バルブ(被制御部)21〜23、エアポンプ(被制御部)24、ポンプ(被制御部)25〜27及び温度センサ兼ヒータ(被制御部、第一検出部)28〜29が動作している時、発電制御部60は、発電制御部60がバルブ17〜20、流量制御バルブ21〜23、エアポンプ24、ポンプ25〜27及び温度センサ兼ヒータ28〜29に対してどの程度の電圧・電流を供給したか示す制御情報をメモリ61やメモリ55に蓄積していく。その際、駆動情報を検出したときの日時を表す検出時刻情報(制御情報)も、ユーザーIDに対応付けて記憶する(ステップS21)。これらの制御情報は、燃料電池システム1の動作情報の1つである。この蓄積動作は、例えば1秒おきといった、所定時間間隔で行うが、他の時間間隔であってもよい。尚、以下の各蓄積動作も同様である。
更に、流量制御バルブ21〜23、エアポンプ24、ポンプ25〜27及び温度センサ兼ヒータ28〜29が動作している時、温度センサ兼ヒータ(被制御部、第一検出器)28〜29の検出信号が発電制御部60に入力され、発電制御部60は温度センサ兼ヒータ28〜29の検出信号に応じた温度情報(第1の情報)を検出時刻情報と対応付けてメモリ61やメモリ55に蓄積する(ステップS22)。これらの温度情報も、燃料電池システム1の動作情報の1つである。
更に、流量制御バルブ21〜23、エアポンプ24、ポンプ25〜27及び温度センサ兼ヒータ28〜29が動作している時、流量計(第一検出器)11〜15の検出信号が発電制御部60に入力され、発電制御部60は流量計11〜15の検出信号に応じた流量情報(第1の情報)を検出時刻情報と対応付けてメモリ61やメモリ55に蓄積する(ステップS22)。これらの流量情報も、燃料電池システム1の動作情報の1つである。
更に、流量制御バルブ21〜23、エアポンプ24、ポンプ25〜27及び温度センサ兼ヒータ28〜29が動作している時、残量検出部(第一検出器)30、水位センサ(第一検出器)65の検出信号が発電制御部60に入力され、発電制御部60は残量検出部30、水位センサ65の検出信号に応じた残量情報(第1の情報)・水位情報(第1の情報)を検出時刻情報と対応付けてメモリ61やメモリ55に蓄積する(ステップS23)。これらの残量情報及び水位情報も、燃料電池システム1の動作情報の1つである。
更に、流量制御バルブ21〜23、エアポンプ24、ポンプ25〜27及び温度センサ兼ヒータ28〜29が動作している時、加速度検出器(第二検出器)64の検出信号が発電制御部60に入力され、発電制御部60は加速度検出器64の検出信号に応じた加速度情報(第2の情報)を検出時刻情報と対応付けてメモリ61やメモリ55に蓄積する(ステップS24)。加速度情報は、燃料電池システム1の動作情報とは異なる他の情報である。この蓄積動作も、例えば1秒おきといった、所定時間間隔で行うが、好ましくは、上述の燃料電池システム1の動作情報を蓄積する時間間隔のうち最も短い時間間隔と同じとする。これにより、動作情報と動作情報とは異なる他の情報とを一対一に対応付けて蓄積することができるので、これらの情報を互いに関連付けて詳細に解析することができる。
なお、加速度検出器64の代わりに又は加速度検出器64に加えて、角速度検出器(第二検出器)、外部温度検出器(第二検出器)、外部湿度検出器(第二検出器)、外部気圧検出器(第二検出器)、外部ガスセンサ(第二検出器)、光センサ(第二検出器)のうち少なくとも何れか1つを燃料電池システム1に設けても良い。角速度検出器は各速度を検出するものであるので、発電制御部60はその角速度情報(第2の情報)を検出時刻情報と対応付けてメモリ55,61に蓄積することになる。外部温度検出器は電子機器100の外部の温度を検出するものであるので、発電制御部60はその温度情報(第2の情報)を検出時刻情報と対応付けてメモリ55,61に蓄積することになる。外部湿度検出器は電子機器100の外部の湿度を検出するものであるので、発電制御部60はその湿度情報(第2の情報)を検出時刻情報と対応付けてメモリ55,61に蓄積することになる。外部気圧検出器は電子機器100の外部の気圧を検出するものであるので、発電制御部60はその気圧情報(第2の情報)を検出時刻情報と対応付けてメモリ55,61に蓄積することになる。外部ガスセンサは電子機器100の外部に存在するガスの種類やその濃度を検出するものであるので、発電制御部60はそのガス種類情報(第2の情報)やガス濃度情報(第2の情報)を検出時刻情報と対応付けてメモリ55,61に蓄積することになる。光センサは電子機器100の外部の光量を検出するものであるので、発電制御部60はその光量(第2の情報)を検出時刻情報と対応付けてメモリ55,61に蓄積することになる。これらの角速度情報、温度情報、湿度情報、ガス種類情報、ガス濃度情報、光量情報は、それぞれ燃料電池システム1の動作情報とは異なる他の情報である。加速度検出器64の代わりに又は加速度検出器64に加えて、角速度検出器、外部温度検出器、外部湿度検出器、外部気圧検出器、外部ガスセンサのうち少なくとも何れか1つを設けた場合、以下の説明における「加速度情報」は、「加速度情報、又は、加速度情報及び角速度情報、温度情報、湿度情報、ガス種類情報、ガス濃度情報、光量情報のうちの少なくとも何れか1つの情報」を意味する。
以上のように各種情報をメモリ61やメモリ55を蓄積するに際して、発電制御部60は、メモリ61やメモリ55に流量情報、残量情報、水位情報、加速度情報及び検出時刻情報を記録するたびに、その記録した情報をCPU108に転送する。CPU108は、発電制御部60から情報を受けるたびに、これらの情報をハードディスクドライブ110に記録する。それが繰り返されることによって、ハードディスクドライブ110にも検出時刻情報と対応付けられた流量情報、残量情報、水位情報といった動作情報及び加速度情報といった動作情報とは異なる他の情報が蓄積される。なお、発電制御部60が定期的にメモリ61やメモリ55に蓄積された上述の動作情報、動作情報とは異なる他の情報及び検出時刻情報を読み取って、その読み取った情報をCPU108に転送し、CPU108が受けた情報をハードディスクドライブ110に記録してもよい。これにより、ハードディスクドライブ110に検出時刻情報と対応付けられた動作情報及び動作情報とは異なる他の情報が蓄積される。
更に、CPU108は、上述した複数の動作情報の値がハードディスクドライブ110に記憶された各動作情報に対応する所定閾値の範囲内であるかどうかを判定する(ステップS25)。そして、比較した動作情報が所定閾値の範囲内であると判定した場合、通常処理を終了する(ステップS25:Yes)。比較した動作情報が所定閾値の範囲内であると判定した場合、ステップS40の送信処理に移行する(ステップS25:No)。この場合、所定閾値の範囲内であることは、動作情報が正常値であり、エラーが発生していないことを意味し、所定閾値の範囲外であることは、動作情報が異常値であり、エラーが発生したことを意味する。このように、CPU108は、FCユニット99の各部にエラーが発生したと判定した場合、後述の送信処理を行う。
<分岐処理>
図7は、定常動作時において他の処理に分岐する処理を示したフローチャートである。CPU108は、例えば1分おきといった所定時間間隔で、メモリ61やメモリ55において使用されている容量を検出し、検出した容量が所定閾値を超えているかどうかを判定する(ステップS31)。CPU108が、検出した容量が所定閾値を超えていると判定した場合、ステップS40の送信処理に移行する(ステップS31:Yes)。検出した容量が所定閾値以下であると判定した場合、ステップS32に移行する(ステップS31:No)。続けて、CPU108は、残量検出部30によって燃料の残量を検出し、検出した残量が所定閾値以下であるかどうかを判定する(ステップS32)。検出した残量が所定閾値以下であると判定した場合、ステップS50のGPS処理に移行する(ステップS32:Yes)。検出した残量が所定閾値を超えていると判定した場合、分岐処理を終了する(ステップS32:No)。尚、上述の処理に加えて、ユーザー500が入力装置105から所定の入力操作を行うことにより、ステップS50のGPS処理に移行してもよい。尚、この分岐処理は、上述の定常処理と並行して行われる。
<送信処理>
ステップS40の送信処理について具体的に説明する。図8は、情報処理サーバ200と各種情報をやりとりする処理(送信処理)を示したフローチャートである。まず、CPU108は、FCユニット99がテストモードであるかどうかを判定する(ステップS41)。FCユニット99のテストモードは、メモリ61、メモリ55及びハードディスクドライブ110に蓄積した情報を必ず情報処理サーバ200に送信するためのモードである。この場合、FCユニット99のメモリ61には、このテストモードであるかどうかを表すフラグが記憶されており、CPU108は、このフラグを読み取る。尚、このフラグの内容は、ユーザーが入力装置105を用いて書き換えができてもよいし、書き換え不可であってもよい。そして、FCユニット99がテストモードであると判定した場合、ステップS43に移行し(ステップS41:Yes)、FCユニット99がテストモードではないと判定した場合、ステップS42に移行する(ステップS41:No)。
ステップS42では、CPU108は、例えば「情報処理サーバに情報を送信してもよいですか?」といった内容のメッセージをディスプレイ104に表示し、ユーザー500が送信するかどうかを選択するまで待機する。そして、ユーザー500により情報を送信することが選択されたと判定した場合、ステップS43に移行し(ステップS42:Yes)、ユーザー500により情報を送信しないことが選択されたと判定した場合、送信処理を終了する(ステップS42:No)。
ステップS43では、CPU108は、通信部107を介してインターネット等のネットワークに接続する。ネットワークとの接続が確立できた場合、ステップS44に移行し(ステップS43:Yes)、ネットワークとの接続が確立できない場合、送信処理を終了する(ステップS43:No)。
ステップS44では、CPU108は、ハードディスクドライブ110に蓄積され、検出時刻情報と対応付けられた動作情報及び動作情報とは異なる他の情報を読み取る。そして、CPU108は、通信部107及びインターネットを介して、ID情報に加えて、動作情報及び動作情報とは異なる他の情報を情報処理サーバ200に送信する。その際、情報処理サーバ200に送信する処理を開始したときの日時を表す送信時刻情報も、ユーザーIDに対応付けて送信する。これらの情報を受信した情報処理サーバ200は、ユーザーIDにFCユニットID、カートリッジID、送信時刻情報、検出時刻情報と対応付けられた動作情報及び動作情報とは異なる他の情報を対応付けして記憶する。以後、このようなことが繰り返されることにより、情報処理サーバ200には、ID情報、送信時刻情報、検出時刻情報と対応付けられた動作情報及び動作情報とは異なる他の情報が蓄積される。
一方、情報処理サーバ200は、受信したID情報、送信時刻情報、検出時刻情報と対応付けられた動作情報及び動作情報とは異なる他の情報の解析を行い、その解析結果をインターネットを介して電子機器100へ送信する。CPU108は、通信部107を介して解析結果を受信する(ステップS45)。そして、受信した解析結果をディスプレイ104に表示するとともにハードディスクドライブ110に記録する(ステップS46)。
<GPS処理>
ステップS50のGPS処理について具体的に説明する。図9は、情報処理サーバ200と位置情報をやりとりする処理(GPS処理)を示したフローチャートである。CPU108は、GPSの電波を受信できるかどうかを判定する(ステップS51)。GPSの電波を受信できる場合、S52に移行し(ステップS51:Yes)、GPSの電波を受信できない場合、S53に移行する(ステップS51:No)。
ステップS52では、CPU108は、位置情報取得部106によって現在位置を検出する(ステップS52)。そして、CPU108は、検出した現在位置情報をハードディスクドライブ110に記録する。
ステップS53では、例えば「位置情報を入力してください。」といった内容のメッセージをディスプレイ104に表示し、ユーザー500が送信するかどうかを選択するまで待機する(ステップS53)。そして、ユーザー500が入力装置105を用いて位置情報を入力すると、CPU108は、検出した現在位置情報をハードディスクドライブ110に記録し、ステップS54に移行する。
ステップS54では、CPU108は、通信部107を介してインターネット等のネットワークに接続する。ネットワークとの接続が確立できた場合、ステップS55に移行し(ステップS54:Yes)、ネットワークとの接続が確立できない場合、GPS処理を終了する(ステップS54:No)。
ステップS55では、CPU108は、ハードディスクドライブ110に記憶された位置情報を読み取る。そして、CPU108は、通信部107及びインターネットを介して、ユーザーID及び位置情報を情報処理サーバ200に送信する。その際、情報処理サーバ200に送信する処理を開始したときの日時を表す送信時刻情報も、ユーザーIDに対応付けて送信する。情報処理サーバ200は、受信した位置情報を予め記憶手段に記憶されたユーザーIDに対応付けて、情報処理サーバ200の記憶手段に記憶して、ステップS56に移行する。
ステップS56では、情報処理サーバ200は、記憶した現在位置情報に最寄りのカートリッジの入手先、その入手先への移動方法、その移動時間、その他の情報を、情報処理サーバ200や他のコンピュータの記憶手段に記憶された情報から検索した後、情報処理サーバ200は、これらの検索情報をインターネットを介して電子機器100に送信して、ステップS57に移行する。
ステップS57では、CPU108は、通信部107を介して上述の検索情報を受信して、受信した検索情報をディスプレイ104に表示するとともにハードディスクドライブ110に記録した後、GPS処理を終了する。尚、上述の移動時間は徒歩又は交通手段による移動時間のうち1つを表示してよい。また、上述の検索情報はテキスト又は画像のうち少なくとも1つでよい。尚、上述の検索情報は、テキスト又は画像に加えて音声でもよく、この場合、上述の検索情報がスピーカー116から音声出力される。更に、上述のカートリッジの入手先はユーザー500の現在位置に対して最寄のものを含む1つ以上でよい。
<アンケート処理>
ステップS60のアンケート処理について具体的に説明する。図10は、情報処理サーバ200にアンケートを送信する処理(アンケート処理)を示したフローチャートである。CPU108は、例えば「アンケートに回答しますか?」といった内容のメッセージをディスプレイ104に表示し、ユーザー500が回答するかどうかを選択するまで待機する(ステップS61)。そして、ユーザー500によりアンケートに回答することが選択されたと判定した場合、ステップS62に移行し(ステップS61:Yes)、ユーザー500によりアンケートに回答しないことが選択されたと判定した場合、アンケート処理を終了する(ステップS61:No)。次に、ユーザー500が入力装置105を用いてアンケートに回答する(ステップS62)。
そして、CPU108は、ユーザー500が回答を送信するかどうかを選択するまで待機する(ステップS63)。ユーザー500により回答を送信することが選択されたと判定した場合、ステップS64に移行し(ステップS63:Yes)、ユーザー500により回答を送信しないことが選択されたと判定した場合、アンケート処理を終了する(ステップS63:No)。
ステップS64では、CPU108は入力された回答情報をユーザーIDと対応付けて通信部107及びインターネットを介して情報処理サーバ200に送信する。その際、情報処理サーバ200に送信する処理を開始したときの日時を表す送信時刻情報も、ユーザーIDに対応付けて送信する。情報処理サーバ200は、受信した回答情報を予め記憶手段に記憶されたユーザーIDに対応付けて、情報処理サーバ200の記憶手段に記憶する。
そして、情報処理サーバ200の制御手段は、情報処理サーバ200の記憶手段に、ユーザーIDに関連付けられた回答情報が記憶されているかどうかを判定し、記憶されていると判定した場合には、特典情報、その他の告知情報を、そのユーザーIDに対応する電子機器100に送信する。CPU108は、通信部107及びインターネットを介して受信した上述の情報をディスプレイ104に表示するとともにハードディスクドライブ110に記録する。尚、情報処理サーバ200は、その記憶手段に回答情報が記憶されているかどうかに関係なく、電子機器100に広告などを含む情報を送信するようにしてもよい。
<停止処理>
図11は、前記電子機器の終了動作時の処理を示したフローチャートである。ユーザー500が電子機器100のディスプレイ104に表示されたソフトウェアを入力装置105を用いて操作したり、電子機器本体103に設けられたスイッチを操作することにより、電子機器100の電源をオフする(ステップS71)。CPU108は、発電制御部60に電気信号を送信し、この電気信号を受信した発電制御部60はカートリッジ50の燃料貯留部51内の燃料の残量を残量検出部30により検出し、この検出結果をメモリ55に蓄積するとともに、CPU108に送信する。CPU108は、この検出結果をハードディスクドライブ110に保存する(ステップS72)。次に、CPU108は発電制御部60に電気信号を送信し、この電気信号を受信した発電制御部60はFCユニット99の各部に停止信号を送信して、FCユニット99の各部は停止する(ステップS73)。FCユニット99の各部を停止した後、発電制御部60はCPU108に電気信号を送信し、この電気信号を受信したCPU108は電子機器100の各部に停止信号を送信して、電子機器100の各部は停止する(S74)。
以上に説明してきたように、情報処理サーバ200及び燃料電池システム1は、燃料電池システム1の流量情報、残量情報及び水位情報といった動作情報のほか、加速度情報といった動作情報とは異なる他の情報も収集することができる。
また、上述の動作情報及び動作情報とは異なる他の情報の他にも、FCユニットIDが情報処理サーバ200に送信されるので、動作情報及び動作情報とは異なる他の情報が、FCユニットIDに対応付けられたFCユニット99の固有情報として情報処理サーバ200に記憶される。そのため、FCユニットの個体差が動作に与える影響を抑えるべく、これらの情報を利用することができ、このFCユニットの特性を容易に解析することができる。
また、上述の動作情報及び動作情報とは異なる他の情報の他にも、カートリッジIDが情報処理サーバ200に送信されるので、動作情報及び動作情報とは異なる他の情報が、カートリッジIDに対応付けられたカートリッジ50の固有情報として情報処理サーバ200に記憶される。そのため、カートリッジの個体差が動作に与える影響を抑えるべく、これらの情報を利用することができる。
また、流量情報、残量情報、水位情報及び加速度情報等がメモリ61やメモリ55に蓄積され、その後、それら情報が情報処理サーバ200に送信される。そのため、情報通信用の電波が届かない場合のように電子機器100の通信部107による通信が確立されていないときは、それら情報がメモリ61やメモリ55に一旦記憶され、通信部107による通信が確立されるときは、それら情報が送信されるので、メモリ61やメモリ55の容量を抑制することができる。特に、通信部107が無線LAN子機のような無線通信ユニットである場合、電子機器100を持って移動しているときでも、上述したようなID情報、送信時刻情報、検出時刻情報と対応付けられた動作情報及び動作情報とは異なる他の情報といった各種情報を送信することができる。なお、ステップS15及びステップS72でメモリ55とやりとりされる残量情報は、残量検出部30によって検出された残量に限らず、流量計15によって検出された流量に基づいた情報であってもよい。
以下、実施例を挙げて更に具体的に説明する。
上述の実施形態に係る燃料電池システムを利用することにより、例えば、燃料電池システム1の動作に関するエラー情報を送信することができる。上述の実施形態において述べた通り、FCユニット99の各部にエラーが発生したとCPU108が判定する(ステップS25:No)と、次に、CPU108は、FCユニット99がテストモードであるかどうかを判定する(ステップS41)。テストモードでない場合、ユーザー500によりエラー情報を送信することが選択されるまで待機する(ステップS42)。そして、CPU108は、通信部107を介してインターネット等のネットワークに接続し(ステップS43)、ステップS44に移行する。
ステップS44では、CPU108は、ハードディスクドライブ110に蓄積されたエラー情報を読み取り、通信部107及びインターネットを介して、ID情報に加えて、エラー情報を情報処理サーバ200に送信する。このとき、上述の動作情報や動作情報とは異なる他の情報を併せて送信してもよい。これにより電子機器100によるネットワーク接続の回数を抑制することができるので、電子機器100の消費電力を抑制し、動作時間を長くすることができる。一方、ステップS43でネットワーク接続が確立できなかった場合、CPU108は、ハードディスクドライブ110にエラー情報を記憶しているかどうかを表すフラグを「エラー情報有り」に対応する値に上書きして更新する。そして、次回ネットワーク接続が確立できた場合に、他の送信すべき情報と併せて、上述のエラー情報を情報処理サーバ200に送信する。
上述の実施例では、例えば、FCユニット99のメーカーは、情報処理サーバ200の記憶手段に記録されたエラー情報を収集分析することができ、新たなFCユニットや燃料電池システムの開発・改善に資することができる。また、メーカーが、電子機器100や燃料電池システム1を動作するためのプログラムをインターネットに接続された別の情報処理サーバの記憶手段に格納しておいて、電子機器100が通信部107及びインターネットを介してこのプログラムをダウンロードすることにより、プログラムを更新することができる。また、メーカーが、収集された動作情報に基づいて、将来的に電子機器100のシステムダウン等の不具合が起こる可能性が高いと判定した場合に、ユーザー500に対し動作状況及びユーザー500がとるべき措置をインターネットを介して電子機器100に送信することができる。
尚、上述のような実施例は、特に、ユーザー500が電子機器100のモニターとして使用している場合や、開発途上においてフィールドテストしている場合などに非常に有効であり、エラー情報の収集により、より安定な新たな燃料電池システムの開発に資することができる。また、加速度情報、角速度情報、温度情報、湿度情報、ガス種類情報、ガス濃度情報、光量情報などの動作情報とは異なる他の情報を併せて送信した場合、様々な環境下における諸条件と動作状況との関連性について分析することができるので、本実施例の燃料電池システムは、様々な環境に曝される可能性がある携帯型電子機器を開発する際、特に有効である。
また、図10において説明したアンケート処理を利用することにより、ユーザー500から燃料電池システム1の使用レポートを回収することができる。この場合、情報処理サーバ200は、ユーザー500の使用レポートを、ユーザーIDと対応付けて記憶することにより使用レポートを送信したユーザー500に対し、対応するユーザーIDを有する電子機器100を介して、例えば、各種キャッシュバック、電子マネー、ポイント、電子的なポイントカード、オリジナル画像、カートリッジ、カートリッジを購入するときの特典等の情報を提供することができる。また、燃料電池システム1を動作させた時間やカートリッジ50の使用頻度をユーザーIDと対応付けて記憶することにより、対応するユーザー500にこれらの特典を提供することもできる。これにより、ユーザー500が回答を送信することを促進することができ、また、メーカーはユーザー500から使用レポート回収することにより、ユーザー500の意見を収集することができ、新たな燃料電池システムの開発・改良に資することができる。
なお、エラー情報を送信する処理に加えて、動作情報及び動作情報とは異なる他の情報などの送信処理を並行して行ってもよい。
上述の実施形態に係る燃料電池システムを利用することにより、例えば、実施例1に記載したような燃料電池システム1の動作に関するエラー情報やユーザー500が送信した使用レポート等を、レポート収集代行するサービス業者が収集分析し、電子機器100、カートリッジ50及びFCユニット99の各メーカーに提供することができる。。この場合、情報処理サーバ200に記憶された情報を管理するサービス業者は、電子機器100から受信した様々な情報を、ユーザーID、カートリッジID又はFCユニットIDに基づいて各メーカー毎に分類する。そして、定期的に又は各メーカーの要求に対応して、エラーレポートを各メーカーに提供する。この場合、収集した情報を必要に応じて整形して又は分析した後に各メーカーに提供する。この場合、ユーザーIDに基づいて情報を分類することにより、電子機器100のメーカーに最適な情報を提供することができ、カートリッジIDに基づいて情報を分類することにより、カートリッジ50のメーカーに最適な情報を提供することができ、FCユニットIDに基づいて情報を分類することにより、FCユニット99のメーカーに最適な情報を提供することができる。
サービス業者が各種情報を収集し、整形又は分析した後に各メーカーに提供した場合、各メーカーから代金を収集するようにしてもよい。また、電子機器100、カートリッジ50及びFCユニット99の各メーカーは、他の会社の広告を電子機器100のディスプレイ104に表示することができる。この場合、サービス業者は、他の会社から各会社の広告の情報と、それらの広告を電子機器100に提供することに対する対価として代金を収集する。そして、サービス業者は、インターネットを介して電子機器100に広告の情報を送信し、各メーカーは受信した電子機器100のディスプレイ104に広告を表示するようにする。一方、各メーカーは、広告を電子機器100のディスプレイ104に表示することに対する対価として、上述の整形又は分析された各種情報をサービス業者から収集する。
なお、サービス業者は、受信した情報に対応する適切な情報を、電子機器100のディスプレイ104を介してユーザー500に提供することができる。例えば、残量情報が所定閾値以下である場合に、情報処理サーバ200は、電子機器100の残りの稼働時間をインターネットを介して電子機器100に送信することができる。CPU108は、受信した情報をディスプレイ104に表示するとともにハードディスクドライブ110に記録する。この場合、直近又は過去の動作情報に基づいて算出された稼働時間を送信してもよい。
また、例えば、カートリッジの入手先が燃料販売店である場合、燃料販売店からその販売店に関する広告の情報と、それらの広告を電子機器100に提供することに対する対価として代金を収集することができる。この場合も、サービス業者は、インターネットを介して電子機器100に広告の情報を送信し、各メーカーは受信した電子機器100のディスプレイ104に広告を表示するようにすることができ、各メーカーは、広告を電子機器100のディスプレイ104に表示することに対する対価として、上述の整形又は分析された各種情報をサービス業者から収集することができる。
また、サービス業者は、カートリッジ50を回収することにより、カートリッジ50のメモリ55に記録された各種情報を収集するものとしてもよい。また、サービス業者は、回収したカートリッジ50を各メーカーに提供することにより、各種情報を提供するものとしてもよい。
図1は、燃料電池管理システムの概略構成を示した図面である。 図2は、電子機器の概略構成を示したブロック図である。 図3は、前記電子機器に搭載された燃料電池システムの概略構成を示したブロック図である。 図4は、前記燃料電池システムの回路構成を示したブロック図である。 図5は、前記電子機器の起動動作時の処理を示したフローチャートである。 図6は、前記電子機器の定常動作時において情報収集する処理を示したフローチャートである。 図7は、前記電子機器の定常動作時において他の処理に分岐する処理を示したフローチャートである。 図8は、情報処理サーバと各種情報をやりとりする処理を示したフローチャートである。 図9は、情報処理サーバと位置情報をやりとりする処理を示したフローチャートである。 図10は、情報処理サーバにアンケートを送信する処理を示したフローチャートである。 図11は、前記電子機器の終了動作時の処理を示したフローチャートである。
符号の説明
1 燃料電池システム
11〜16 流量計(第一検出器)
21〜23 流量制御バルブ(被制御部)
24 エアポンプ(被制御部)
25〜27 ポンプ(被制御部)
28〜29 温度センサ兼ヒータ(被制御部、第一検出器)
30 残量検出器(第一検出器)
55 メモリ(蓄積手段)
60 発電制御部(制御部)
61 メモリ(蓄積手段)
64 加速度検出器
65 水位センサ(第一検出器)
100 電子機器
104 ディスプレイ(報知手段)
105 入力装置
106 位置情報取得部(第二検出器)
107 通信部(送信手段)
108 CPU(判定手段)
110 ハードディスクドライブ(蓄積手段)
116 スピーカー(報知手段)
200 情報処理サーバ(情報処理装置)

Claims (12)

  1. 燃料と水を利用して発電する発電セルを有する燃料電池システムと、前記発電セルで発生される電力により動作する電子機器本体と、を備える電子機器であって、
    前記燃料電池システムの動作状態を示す第1の情報を検出する第一検出器と、
    前記第1の情報とは異なる第2の情報を検出する第二検出器と、
    前記第1の情報及び前記第2の情報を外部に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記燃料電池システムは、前記燃料電池システムの各部を制御する制御部を更に備え、
    前記送信手段は、制御部が前記燃料電池システムの各部に供給する制御情報を外部に送信することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記送信手段による送信前に、前記第1の情報、前記第2の情報又は前記制御情報のいずれかを蓄積する蓄積手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記第1の情報に基づいてエラーが発生したか否かを判定する判定手段を更に備え、
    前記判定手段は、エラーが発生したと判定した場合に、前記送信手段により前記第1の情報、前記第2の情報又は前記制御情報のいずれかを送信することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記第一検出器は、水タンク内の水の水位を検出する水位センサ、燃料又は水の流量を検出する流量計、燃料貯留部内の燃料の残量を検出する残量検出部、燃料と水を気化する気化器の温度を検出する温度センサ又は気化された燃料と水の混合気から水素を生成する改質器の温度を検出する温度センサのうちいずれかであって、
    前記第1の情報は、水位情報、流量情報、残量情報、気化器の温度情報又は改質器の温度情報のうちいずれかであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. 前記第二検出器は加速度を検出する加速度検出器、角速度を検出する角速度検出器、前記電子機器の外部の温度を検出する外部温度検出器、前記電子機器の外部の湿度を検出する外部湿度検出器、前記電子機器の外部の気圧を検出する外部気圧検出器、前記電子機器の外部に存在するガスの種類やその濃度を検出する外部ガスセンサ又は前記電子機器の外部の光量を検出する光センサのうちいずれかであって、
    前記第2の情報は、前記加速度、前記角速度、前記外部の温度、前記外部の湿度、前記外部の気圧、前記外部に存在するガスの種類、前記外部に存在するガスの濃度又は前記外部の光量であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子機器。
  7. 燃料と水を利用して発電する発電セルを有する燃料電池システムと、
    前記燃料電池システムの動作状態を示す第1の情報を検出する第一検出器と、
    前記第1の情報とは異なる第2の情報を検出する第二検出器と、
    前記第1の情報及び前記第2の情報を蓄積する蓄積手段と、を備えることを特徴とする電子機器。
  8. 前記蓄積手段は前記燃料電池本体に対して着脱可能であることを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記燃料電池システムは、前記燃料電池システムの各部を制御する制御部を更に備え、
    前記蓄積手段は、制御部が前記燃料電池システムの各部に供給する制御情報を蓄積することを特徴とする請求項7又は8に記載の電子機器。
  10. 前記第一検出器は、水タンク内の水の水位を検出する水位センサ、燃料又は水の流量を検出する流量計、燃料貯留部内の燃料の残量を検出する残量検出部、燃料と水を気化する気化器の温度を検出する温度センサ又は気化された燃料と水の混合気から水素を生成する改質器の温度を検出する温度センサのうちいずれかであって、
    前記第1の情報は、水位情報、流量情報、残量情報、気化器の温度情報又は改質器の温度情報のうちいずれかであることを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載の電子機器。
  11. 前記第二検出器は加速度を検出する加速度検出器、角速度を検出する角速度検出器、前記電子機器の外部の温度を検出する外部温度検出器、前記電子機器の外部の湿度を検出する外部湿度検出器、前記電子機器の外部の気圧を検出する外部気圧検出器、前記電子機器の外部に存在するガスの種類やその濃度を検出する外部ガスセンサ又は前記電子機器の外部の光量を検出する光センサのうちいずれかであって、
    前記第2の情報は、前記加速度、前記角速度、前記外部の温度、前記外部の湿度、前記外部の気圧、前記外部に存在するガスの種類、前記外部に存在するガスの濃度又は前記外部の光量であることを特徴とする請求項7〜10のいずれか一項に記載の電子機器。
  12. 請求項1から6の何れかに記載の電子機器と、前記電子機器と通信可能な情報処理装置と、を備え、
    前記情報処理装置は、前記送信手段により送信された前記第1の情報及び前記第2の情報を受信する通信手段と、受信した前記第1の情報及び前記第2の情報を記録する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記第1の情報及び前記第2の情報を処理する制御手段と、を備えることを特徴とする燃料電池管理システム。
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