JP2009187138A - 対応点探索装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】探索ウインドウが入力画像からはみ出して設定された場合であっても、演算コストを増大させることなく、対応点を精度良く探索する。
【解決手段】判定部14は、基準画像及び参照画像に設定された基準ウインドウ及び参照ウインドウにおいて外領域が含まれているか否かを基準ウインドウ及び参照ウインドウがずらされる毎に判定する。補間部15は、判定部14により外領域が含まれていると判定された場合、基準ウインドウ及び参照ウインドウ内の両画像の少なくとも端に位置する画素の画素値に基づいて補間画素値を算出し、当該補間画素値により外領域を補間する。
【選択図】図2

Description

本発明は、基準画像に設定された注目点の対応点を参照画像から探索する対応点探索装置に関するものである。
近年、ステレオカメラを用いて物体を撮影し、得られた入力画像を用いて物体までの距離等を算出するステレオマッチングが知られている。ステレオマッチングでは、ステレオカメラにより撮影された複数の画像のうち、1の入力画像を基準画像、他の入力画像を参照画像とし、基準画像に注目点を設定し、設定した注目点を中心として基準画像にウインドウを設定すると共に、参照画像にも同じウインドウを設定し、両画像の一致度を求めることで、当該注目点の対応点を参照画像から探索する探索処理が採用される。
この探索処理において、ウインドウは、入力画像の端の方に設定されると、入力画像からはみ出してしまう。この場合、ウインドウ内に入力画像の画像領域からはみ出した外領域が含まれてしまい、入力画像と外領域との境界にエッジが現れ、画像が不連続に変化する結果、本来の対応点とは異なる点が対応点として探索される誤探索が発生し、対応点の探索精度が低下するという問題がある。
この問題を解決する手法として、以下に示す4つの従来手法が知られている。第1の従来手法は、ウインドウ内の画像をある領域から周辺に向かって所定のフィルタを用いてぼかすぼかし処理を行うことで不連続性を低減する手法である。第2の従来手法は、外領域の全域を、固定値(例えば0値)で埋める手法である(例えば、特許文献1)。第3の従来手法は、外領域が含まれないような位置に設定されたウインドウ内の入力画像の情報から補間画素値を予め求めておき、当該補間画素値を用いて外領域を設定する手法である。第4の手法は、入力画像をウインドウ内でミラー状に折り返すことによって外領域を埋める手法である。
特開2004−102323号公報
しかしながら、第1の従来手法では、フィルタを用いたぼかし処理が行われているため、演算量が増大すると共に、入力画像の情報を用いて外領域が補間されていないため、ウインドウ内の画像にエッジが現れ、誤探索が発生してしまう。また、第2の従来手法では、固定値と入力画像の端の画素の画素値との差が大きい場合、ウインドウ内の画像にエッジが現れ、誤探索が発生してしまう。
また、第3の従来手法では、ウインドウ内の入力画像の情報が補間画素値に全く反映されていないケースが発生し、この場合、ウインドウ内の画像にエッジが現れ、誤探索が発生してしまう。また、第4の従来手法では、外領域において、入力画像と逆パターンが現れているため、外領域内の点が対応点として探索されるおそれがある。
本発明の目的は、ウインドウが入力画像からはみ出して設定された場合であっても、演算コストを増大させることなく、対応点を精度良く探索することができる対応点探索装置を提供することである。
(1)本発明による対応点探索装置は、同一のシーンをとらえた複数の入力画像のうち、1の入力画像を基準画像、他の入力画像を参照画像として取得する取得手段と、前記基準画像に注目点を順次設定し、設定した注目点を含むように前記基準画像にウインドウを設定すると共に、前記参照画像にウインドウを設定し、前記参照画像に設定したウインドウをずらしながら、両ウインドウ内の画像の一致度を求めることで、前記参照画像から前記注目点の対応点を探索する探索手段と、前記ウインドウ内に、前記入力画像の画像領域からはみ出した外領域が含まれているか否かを前記ウインドウがずらされる毎に判定する判定手段と、前記判定手段により前記外領域が含まれていると判定された場合、前記ウインドウ内の入力画像の少なくとも端に位置する画素の画素値に基づいて、前記外領域の補間画素値を算出する補間手段とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、対応点を探索するに際し、基準画像及び参照画像の両入力画像の端付近でウインドウが設定された場合に、ウインドウ内に含まれてしまう外領域が、ウインドウ内の入力画像の少なくとも端の画素の画素値に基づいて算出された補間画素値によって埋められる。そのため、外領域と入力画像との境界でのエッジの発生が抑制され、対応点を精度良く探索することができる。また、外領域に補間画素値を設定することで外領域が埋められているため、演算コストの増大を防止することができる。更に、基準画像及び参照画像の両入力画像に設定されるウインドウがずらされる毎に補間画素値が算出されるため、補間画素値は、ウインドウ内に含まれる入力画像の情報がより正確に反映された値になる結果、外領域と入力画像との境界におけるエッジの発生をより確実に抑制することができる。
(2)また、前記補間手段は、前記ウインドウ内の入力画像の端の画素の画素平均値を前記補間画素値として算出することが好ましい。この構成によれば、補間画素値の算出に用いられる画素が、ウインドウ内の入力画像の端の画素のみとなるため、高速に補間画素値を求めることができる。また、ウインドウ内の入力画像の端の画素の画素平均値が補間画素値として算出されるため、外領域と入力画像との境界におけるエッジの発生をより確実に抑制することができる。
(3)また、前記補間手段は、前記ウインドウ内の入力画像を構成する各画素の画素平均値を前記補間画素値として算出することが好ましい。この構成によれば、ウインドウ内の入力画像の画素平均値が補間画素値として採用されているため、両ウインドウ内の画像の一致度が、両ウインドウ内の画像全域ではなく一部の領域を用いて局所的に算出されるような場合であっても、外領域と入力画像との境界におけるエッジの発生をより確実に抑制することができる。
(4)また、前記補間手段は、前記外領域において、前記ウインドウの端に向かうにつれてなだらかに変化するように前記補間画素値を算出することが好ましい。この構成によれば、ウインドウの端に向かうにつれてなだらかに変化するように外領域に補間画素値が設定され、探索精度を高めることができる。
(5)また、前記補間手段は、前記ウインドウ内の入力画像の端に位置する各画素の画素平均値を基準として上下に一定のマージンを与えた値を前記補間画素値として算出することが好ましい。この構成によれば、補間画素値の算出対象となる画素において、画素値が画素平均値より大きな画素の割合の方が、小さな画素の割合よりも高いような場合、或いは、低いような場合、画素平均値に上下にマージンを与えて補間画素値の値が調節されるため、外領域と入力画像との境界におけるエッジの発生をより確実に抑制することができる。
(6)また、前記補間手段は、前記ウインドウ内の入力画像の端の位置において、前記画素平均値よりも画素値の高い画素の割合が、低い画素の割合より高い場合、前記画素平均値に一定のマージンを加えた値を前記補間画素値とし、その逆の場合、前記画素平均値から一定のマージンを差し引いた値を前記補間画素値とすることが好ましい。この構成によれば、外領域と入力画像との境界におけるエッジの発生をより確実に抑制することができる。
(7)また、前記補間手段は、前記ウインドウ内の入力画像の端に位置する各行の画素の画素値を、前記外領域の各行に対応する補間画素値として算出することが好ましい。
この構成によれば、ウインドウ内の入力画像の端の各行の画素の画素値を用いて各行の補間画素値が算出される。そのため、参照画像に設定したウインドウを1ライン分だけ注目点が位置する行と同一行にずらして対応点を探索する手法を採用した場合において、外領域での補間画素値の設定処理の高速化を図りつつ、外領域と入力画像との境界においてエッジの発生を抑制することができる。
(8)また、前記探索手段は、下位の階層から上位の階層に向かうにつれて解像度が高くなるように、解像度の異なる複数の前記基準画像及び前記参照画像を階層的に生成し、下位の階層での対応点の探索結果に基づいて、当該階層の探索範囲よりも小さな探索範囲を1つ上の階層の参照画像に設定し、当該探索範囲内で対応点を探索する探索処理を上位の階層に向けて階層的に実行することで対応点を探索することが好ましい。
この構成によれば、探索処理としていわゆる多重解像度戦略手法を採用した場合、外領域となる部分がより多く現れる低階層の入力画像において、エッジの発生をより軽減することが可能となり、対応点の探索精度を高めることができる。
(9)また、前記探索手段は、前記基準画像に設定したウインドウ内の画像と前記参照画像に設定したウインドウ内の画像とを相関演算することで前記一致度を算出することが好ましい。この構成によれば、一致度を精度良く算出することができる。
(10)また、前記探索手段は、前記基準画像に設定したウインドウ内の画像と前記参照画像に設定したウインドウ内の画像とを周波数分解することで得られる位相成分に基づいて前記一致度を算出することが好ましい。
この構成によれば、基準画像及び参照画像に設定したウインドウ内の両画像を周波数分解して得られる位相成分に基づいて一致度が算出されるため、画像間の輝度差やノイズの影響を受けにくい、ロバストな探索処理を実現することができる。
(11)また、前記探索手段は、高速フーリエ変換、離散フーリエ変換、離散コサイン変換、離散サイン変換、ウエーブレット変換、及びアダマール変換のいずれかを用いて周波数分解することが好ましい。
この構成によれば、ウインドウ内の画像が、ウインドウ内の画像を周波数分解する手法として、高速フーリエ変換、離散フーリエ変換、離散コサイン変換、離散サイン変換、ウエーブレット変換、及びアダマール変換のいずれかの手法が採用されるため、周波数分解を精度良く行うことができる。
(12)また、前記探索手段は、位相限定相関法を用いて前記一致度を算出することが好ましい。この構成によれば、位相限定相関法を用いて対応点が探索されるため、対応点を精度良く探索することができる。
本発明によれば、ウインドウが入力画像からはみ出して設定された場合であっても、演算コストを増大させることなく、対応点を精度良く探索することができる。
以下、本発明の一実施の形態により対応点探索装置について説明する。図1は、本対応点探索装置の概略構成図を示している。対応点探索装置は、2台のカメラC1,C2、及びコントローラ10を備えている。
以下の説明では、本対応点探索装置を自動車等の車体に搭載した場合を例に挙げて説明するが、これは一例にすぎず、対応点を探索するような処理を行う装置であればどのような装置に搭載してもよい。
カメラC1,C2は、例えば車体の進行方向に直交し、かつ水平方向に平行な方向である左右方向に所定の間隔を設けて、進行方向を中心に対称となるように同一高さ位置に配設され、所定のフレームレートで車体の前方のシーンを撮影する。ここで、カメラC1,C2は、同一時刻においてフレームが撮影されるように撮影タイミングの同期が図られている。また、カメラC1,C2は予めキャリブレーションがされており、カメラパラメータも予め分かっているものとする。
なお、カメラC1,C2は2台としたが、これに限定されず3台以上のカメラを採用してもよい。また、時系列画像により物体の移動量を算出する場合や、撮影データと登録データとを比較するような場合においては、カメラの台数を1台にしてもよい。
コントローラ10は、例えばCPU、ROM、RAM等を備えるハードウエア装置により構成され、通信ケーブル介してカメラC1,C2により撮影された画像を順次取り込む。なお、コントローラ10は、無線によりカメラC1,C2から画像データを取り込んでも良い。
図2は、コントローラ10の機能ブロック図を示している。コントローラ10は、画像取得部11(取得手段の一例)、設定部12(探索手段の一例)、ウインドウ設定部13(探索手段の一例)、判定部14(判定手段の一例)、補間部15(補間手段の一例)、及び探索処理部16(探索手段の一例)を備える。
画像取得部11は、カメラC1,C2により所定のフレームレートでシーンが撮影された2枚の入力画像を順次取得し、基準画像取得部11a及び参照画像取得部11bを備えている。基準画像取得部11aは、カメラC1から送信される入力画像を基準画像として順次取得する。参照画像取得部11bは、カメラC2から送信される入力画像を参照画像として順次取得する。基準画像及び参照画像としては、例えば0(黒)〜255(白)の256階調値を有する複数の画素がマトリックス状に配列されたたデジタルの画像データを採用することができる。
設定部12は、注目点設定部12a及び中心点設定部12bを備えている。注目点設定部12aは、基準画像取得部11aにより取得された基準画像に注目点を設定する。なお、注目点は対応点の探索対象となる基準画像上の画素を示す。ここで、注目点設定部12aは、例えば、基準画像上の全画素又は一定間隔で間引かれた所定の画素を、左上から右下に向けてラスタ走査するように順次注目点として設定する。
図3は、注目点の設定処理の説明図である。図3に示すように、格子状に区画された基準画像上の全画素又は一定間隔で間引かれた所定の画素が注目点CPとして順次設定される。図3の例では、左上の画素が注目点CPとして設定されている。
中心点設定部12bは、参照ウインドウの中心点を参照画像に設定する。ここで、中心点設定部12bは、注目点設定部12aにより1つの注目点が設定されている間に、参照画像上の各画素を例えば左上から右下に向けて順次ラスタ走査するように中心点として設定する。
ウインドウ設定部13は、基準ウインドウ設定部13a及び参照ウインドウ設定部13bを備えている。基準ウインドウ設定部13aは、注目点設定部12aにより設定された注目点を中心として所定行×所定列のサイズを有する基準ウインドウを基準画像に設定する。図4は、基準ウインドウが設定された基準画像を示した図である。図4に示すように、基準画像I1の左上の画素が注目点CPとして設定され、注目点CPを中心として14×14のサイズを有する基準ウインドウW1が設定されていることが分かる。また、基準ウインドウW1は基準画像I1からはみ出ており、基準ウインドウW1内に基準画像I1からはみ出た外領域D1が含まれていることが分かる。また、参照ウインドウにおいても同様のことが起こり得る。
参照ウインドウ設定部13bは、中心点設定部12bにより設定された中心点を中心として基準ウインドウと同一サイズの参照ウインドウを参照画像に設定する。以下、基準ウインドウと参照ウインドウとを特に区別しない場合は、両者を総称して「ウインドウ」と称し、基準画像と参照画像とを特に区別しない場合は、両者を総称して「入力画像」と称する。なお、図4では、説明の便宜上、14×14のウインドウを例示したが、これは一例であり、ウインドウのサイズは、入力画像全体の画素数、撮影対象により好ましい値に適宜変更すればよい。
判定部14は、判定部14a,14bを備えている。判定部14aは、基準画像に設定された基準ウインドウにおいて外領域が含まれているか否かを基準ウインドウがずらされる毎に判定する。ここで、判定部14aは、例えば基準画像の端に位置する画素が1つでも含まれている場合、基準ウインドウ内に外領域が含まれていると判定すればよい。
判定部14bは、判定部14aと同様にして、参照画像に設定された参照ウインドウ内に外領域が含まれているか否かを参照ウインドウがずらされる毎に判定する。
補間部15は、判定部14により外領域が含まれていると判定された場合、ウインドウ内の入力画像の少なくとも端に位置する画素の画素値に基づいて、外領域の補間画素値を算出する。ここで、補間部15aは、基準ウインドウの外領域を補間する補間部15aと、参照ウインドウの外領域を補間する補間部15bとを備えている。なお、補間部15の処理の詳細については後述する。また、補間画素値は、外領域において入力画像と同一の解像度で仮想的に画素を設定した場合の画素値を示す。また、外領域において仮想的に設定した画素を「補間画素」と称する。
探索処理部16は、参照ウインドウをずらしながら、基準ウインドウ内の画像と、参照ウインドウ内の画像との一致度を求めることで、参照画像から注目点の対応点を探索する。ここで、探索処理部16は、SAD(Sum of Absolute Difference)、SSD(Sum of Squared intensity Difference)、NCC(Normalized Cross Correlation)、及び位相限定相関法のいずれかを用いて一致度を算出することができる。
SADによる探索処理は、参照ウインドウをずらしながら、式(1)により得られる相関値から基準ウインドウ内の画像と参照ウインドウ内の画像との一致度を求め、一致度が最も高い値を示すときの参照ウインドウの中心点を注目点の対応点として探索する。式(1)に示すようにSADは、2枚の画像の画素値をそのまま減算することで相関値を算出するため、計算量が少なく、高速処理可能であるといった特徴を有している。
但し、Mは基準ウインドウ内の画像を示し、Mは参照ウインドウ内の画像を示し、Qはウインドウの水平方向のサイズを示し、Pはウインドウの垂直方向のサイズを示す。
SSDによる探索処理は、式(2)により得られる相関値から、基準ウインドウ内の画像と参照ウインドウ内の画像との一致度を求める以外はSADの場合と同様にして対応点を探索する。
式(2)に示すように、SSDは、2枚の画像の画素値の減算値が2乗されているため、ウインドウサイズが小さい場合であっても両画像の誤差を明確にすることができる。
NCCによる探索処理は、式(3)により得られる相関値から基準ウインドウ内の画像と参照ウインドウ内の画像との一致度を求める以外はSADと同様にして対応点を探索する。
但し、μMは基準ウインドウ内の画像の局所的な平均値を示し、μMは参照ウインドウ内の画像の局所的な平均値を示す。
NCCは、式(3)に示すように、局所的な平均値が減じられた2枚の画像の分散値によって相関値が求められるため、線形な明るさの変化(画素値及びコントラストの線形変化やノイズ等)に影響されない手法である。
位相限定相関法を用いた探索処理は、基準画像に設定したウインドウ内の画像と参照画像に設定したウインドウ内の画像とを周波数分解することで得られる位相成分に基づいて一致度を算出し、対応点を探索する。なお、周波数分解する手法としては、高速フーリエ変換、離散フーリエ変換、離散コサイン変換、離散サイン変換、ウエーブレット変換、及びアダマール変換のいずれかを採用することができる。
図5は、位相限定相関法の処理の流れを示した図である。まず、基準ウインドウ内の画像f及び参照ウインドウ内の画像gが離散フーリエ変換(DFT)され、画像F及び画像Gが得られる。次に、画像F及び画像Gが規格化され、画像F´及び画像G´が得られる。次に、画像F´及び画像G´が合成され、相関画像Rが得られる。次に、相関画像Rが離散フーリエ逆変換(IDFT)され、POC関数rが得られる。図6はPOC関数rを示したグラフである。
図6に示すようにPOC関数rは、急峻な相関ピークを有し、画像マッチングにおけるロバスト性と推定精度とが高いことが知られている。そして、この相関ピークの高さは画像f及び画像gの相関が高いほど大きくなる。したがって、一致度として、例えば相関ピークの高さを採用することで、両ウインドウ内の画像f及び画像gがどれだけ近似しているかを示すことが可能となる。そして、参照ウインドウをずらしていった場合に一致度が最も高くなったときの参照ウインドウの中心点が対応点として探索される。
次に、ウインドウ内に外領域が含まれることによる探索精度の低下について説明する。図7は、対応点の探索処理の説明図である。図7においては、基準画像に設定された注目点CPの参照画像上の対応点であるTPが水平方向にN画素ずれている。また、図7において、参照ウインドウW2の中心点が、注目点CPと同一座標の参照画像上の点であるCP´に位置するように、参照ウインドウW2が参照画像に設定され、探索処理が開始され、参照ウインドウW2がCP´から水平方向に1画素ずつずらされていく。この場合、本来的には、参照ウインドウをN画素ずらしたときに基準ウインドウW1内及び参照ウインドウW2内の両画像の一致度が最も高くなり、TPが対応点として探索されるはずである。
しかしながら、図7に示すように、基準ウインドウW1内に外領域D1が含まれて基準画像と外領域D1との境界にエッジが発生すると、このエッジの影響により、対応点がTPではなく、TPよりエッジ側の例えばCP´で探索されてしまい、誤探索が発生してしまう。
そこで、補間部15a,15bは、共に、以下に示す第1〜第4の手法を用いて外領域を補間する。まず、第1の手法について説明する。図8は、第1及び第3の手法の説明図である。第1の手法は、ウインドウW内の入力画像I1の端E1に位置する画素の画素平均値を補間画素値として算出し、この補間画素値を外領域D1の各補間画素に設定する手法である。ここで、ウインドウW内に入力画像I1の水平及び垂直方向の2辺が含まれ、外領域D1がL字状になる場合は、ウインドウW内の入力画像I1の端の水平方向に1ライン及び垂直方向に1ラインに含まれる画素が端E1に位置する画素となる。また、ウインドウW内に入力画像I1の水平又は垂直方向の一辺が含まれ、外領域D1が帯状になる場合は、ウインドウWの端の水平方向の1ライン又は垂直方向の1ラインに含まれる画素が端E1に位置する画素となる。なお、端E1に位置する画素のライン数を1ラインに代えて2、3ライン等の複数ラインにしてもよい。
また、第1の手法において、ウインドウWの端に向かうにつれて、補間画素値がなだらかに変化するように外領域D1に各補間画素を設定してもよい。この場合、外領域D1の画素値がウインドウWの端に向かうにつれて大きくなるようにしてもよいし、ウインドウWの端に向かうにつれて小さくなるようにしてもよい。
具体的には、ウインドウWの端に向かうにつれて補間画素値を小さくする場合は、画素平均値を基準として段階的に小さくなるように、補間画素値を算出すればよい。また、ウインドウWの端に向かうにつれて補間画素値を大きくする場合は、画素平均値を基準として段階的に大きくなるように補間画素値を算出すればよい。
また、ウインドウWの端に向かうにつれて画素値を大きくする場合は、画素平均値よりも所定の値だけ大きい画素値と画素平均値とを補間画素値として採用し、ウインドウWの端に向かうにつれて、大きい画素値の個数が多くなるように、外領域D1の画素値を設定すればよい。
第1の手法によれば、補間画素値の算出に用いられる画素がウインドウ内の入力画像I1の端E1の画素のみとなるため、高速に補間画素値を求めることができる。また、ウインドウW内の入力画像I1の端の画素の画素平均値が補間画素値として算出されるため、外領域D1と入力画像I1との境界におけるエッジの発生をより確実に抑制することができる。
次に、第2の手法について説明する。図9は第2の手法の説明図である。第2の手法は、ウインドウW内の入力画像I1、すなわち、図9のE2の濃い色で示す矩形状の領域を構成する各画素の画素平均値を補間画素値として算出し、外領域D1に設定する手法である。第2の手法においても、第1の手法と同様、端に向かうにつれてなだらかに変化するように外領域D1に補間画素値を設定してもよい。
第2の手法によれば、ウインドウW内の入力画像I1の画素平均値が補間画素値として採用されているため、基準画像及び参照画像のウインドウW内の両画像の一致度が、両ウインドウ内の画像全域ではなく一部の領域を用いて局所的に算出されるような場合であっても、外領域と入力画像との境界におけるエッジの発生をより確実に抑制することができる。
次に、第3の手法について図8を用いて説明する。第3の手法は、ウインドウW内の入力画像I1の端E1に位置する各画素の画素平均値を基準として上下に一定のマージンαを与えた値を補間画素値として算出する手法である。この場合、ウインドウW内の入力画像I1の端E1に位置する各画素のうち、画素値が画素平均値より高い画素の割合が、画素平均値より低い画素の割合よりも高い場合、画素平均値に一定のマージンを加えた値(=画素平均値+α)を補間画素値とし、その逆の場合、画素平均値から一定のマージンを差し引いた値(=画素平均値−α)を補間画素値として算出すればよい。
第3の手法によれば、画素平均値に上下にマージンαを与えて補間画素値の値が調節されるため、外領域D1と入力画像I1との境界におけるエッジの発生をより確実に抑制することができる。なお、マージンαとしては、平均画素値の1〜10%の値を採用してもよいし、平均画素値に応じて予め定められた値を採用してもよい。
次に、第4の手法について用いて説明する。図10は第4の手法の説明図である。第4の手法は、ウインドウW内の入力画像I1の端に位置する第i行の画素Gの画素値を、外領域D1の第i行に対応する補間画素値Hとして算出し、外領域D1の第i行を構成する各補間画素を、補間画素値Hを用いて設定する手法である。
この場合、探索処理部16は、参照ウインドウの中心点を注目点が位置する行と同一行に設定し、当該行において参照ウインドウを1ライン分だけずらして対応点を探索することが好ましい。カメラC1,C2は、光軸が平行に設置されているため、対応点は、参照画像において、基準画像に設定された注目点と同一行に存在する可能性が高い。そのため、注目点が設定された行と同じ参照画像上の1行を探索範囲として、この探索範囲に中心点が位置するように参照画像をずらすことで、高速に対応点を探索することが可能となる。
そして、参照ウインドウを水平方向に1ラインだけずらして対応点を探索する探索処理を採用すると、外領域D1において、各行の値が異なって横縞が発生していても、水平方向において画素値が連続的に変化していれば、探索に影響を与えない。そこで、補間画素値Hによって外領域D1を水平方向に一律に埋めることで、探索精度を高くし、かつ、処理の高速化を図ることができる。
なお、第4の手法において、ウインドウW内に入力画像I1の2辺が含まれ、外領域D1がL字状となる場合には、入力画像I1において水平方向と平行な端の1ラインに隣接する外領域D1の各補間画素の画素値を、当該1ラインに位置する画素であって、ウインドウW内の画素の画素平均値で埋めればよい。具体的には、図10の場合、ウインドウW内において、入力画像I1の1行目に位置する画素の画素平均値を用いて、当該1行目に隣接する外領域D1の各補間画素の画素値を設定すればよい。
次に、本対応点探索装置の動作について説明する。図11は、対応点探索装置の動作を示すフローチャートである。図11のフローチャートは、時刻tにおいて、カメラC1,C2により撮影された2枚の入力画像を処理する場合を示しており、カメラC1,C2から入力画像が撮影される毎に実行される。
まず、ステップS11において、基準画像取得部11aは、カメラC1により撮影された入力画像を基準画像として取得し、参照画像取得部11bは、カメラC2により撮影された入力画像を参照画像として取得する。
ステップS12において、注目点設定部12aが基準画像上の所定の位置に注目点を設定し、基準ウインドウ設定部13aは、注目点を中心として基準ウインドウを基準画像上に設定する。
ステップS13において、判定部14aは、基準ウインドウ内に外領域が含まれているか否かを判定する。そして、外領域が含まれている場合(ステップS14でYES)、補間部15aは、上記第1〜第4のいずれかの手法を用いて外領域を補間する(ステップS15)。
一方、基準ウインドウ内に外領域が含まれていない場合(ステップS14でNO)、ステップS15がスルーされ、中心点設定部12bは、参照画像上の所定の位置に中心点を設定し、参照ウインドウ設定部13bは、中心点を中心として参照ウインドウを参照画像上に設定する(ステップS16)。
ステップS17において、判定部14bは、参照ウインドウ内に外領域が含まれているか否かを判定する。そして、外領域が含まれている場合(ステップS18でYES)、補間部15bは、上記第1〜第4のいずれかの手法を用いて外領域を補間する(ステップS19)。
一方、参照ウインドウ内に外領域が含まれていない場合(ステップS18でNO)、ステップS19がスルーされ、探索処理部16は、基準ウインドウ及び参照ウインドウ内の両画像の一致度を算出する(ステップS20)。
ステップS21において、参照ウインドウ設定部13bが参照ウインドウを最終の位置に設定しており、参照ウインドウのスライドが終了している場合(ステップS21でYES)、探索処理部16は、ステップS20で一致度が算出された参照ウインドウの中心点のうち一致度が最も高い中心点を対応点として算出する(ステップS22)。
一方、参照ウインドウ設定部13bが参照ウインドウを最終の位置に設定していない場合(ステップS21でNO)、処理をステップS16に戻す。そして、中心点設定部12bは、参照画像に次の中心点を設定し、参照ウインドウ設定部13bは、この中心点を中心に参照ウインドウを設定する(ステップS16)。以上ステップS16〜S21の処理が繰り返され、参照ウインドウが参照画像上をずらされていく。
ステップS23において、基準ウインドウ設定部13aが基準ウインドウを最終の位置に設定しており、基準ウインドウのスライドが終了している場合(ステップS23でYES)、処理が終了される。一方、基準ウインドウが最終の位置に設定されていない場合(ステップS23でNO)、処理がステップS12に戻される。
なお、探索処理部16は、以下に示す多重解像度戦略手法を用いて対応点を探索してもよい。図12は、多重解像度戦略手法の説明図である。多重解像度戦略手法は、下位の階層から上位の階層に向かうにつれて解像度が高くなるように、解像度の異なる複数の基準画像及び参照画像を階層的に生成し、下位の階層での対応点の探索結果に基づいて、当該階層の探索範囲よりも小さな探索範囲を1つ上の階層の参照画像に設定し、当該探索範囲内で対応点を探索する探索処理を上位の階層に向けて階層的に実行することで対応点を探索する手法である。この手法によれば、対応点を高速かつ高精度に探索することが可能となる。
各階層でのウインドウサイズを同一として多重解像度戦略手法を採用すると、下位の層に向かうにつれて、入力画像I1の解像度が低くなるため、外領域を含むウインドウが設定される箇所が増大し、探索精度が低くなる。上位の層は下位の層での探索結果を承継して探索範囲が設定されるため、下位の層での探索結果は重要である。
本対応点探索装置では、外領域が上記第1〜第4の手法を用いて補間されるため、下位の層においても対応点を精度良く探索することが可能となり、多重解像度戦略手法を採用した場合においても、対応点を高速、かつ高精度に探索することが可能となる。
図13は、多重解像度戦略手法を採用した場合の探索処理のフローチャートである。まず、ステップS31において、図11に示すステップS11と同様、基準画像及び参照画像が取得される。
ステップS32において、注目点設定部12a及び中心点設定部12bは、基準画像及び参照画像を階層毎に予め定められた解像度で低解像度化する処理を実行し、解像度の異なる複数の基準画像及び参照画像を階層的に生成する。ここで、階層数及び各階層における解像度は予め定められており、下位の階層から上位の階層に向かうにつれて解像度が高くなり、解像度変換が行われていない基準画像及び参照画像が最上位の階層とされる。
ステップS33において、注目点設定部12aは、最上位の階層の基準画像に注目点を設定する。ステップS34において、注目点設定部12a及び中心点設定部12bは、処理対象となる注目層を設定する。ここで、注目層は、まず、最下位の階層を注目層として設定し、次に1つ上の階層を注目層として設定するというように、最上位の階層に向けて順次注目層を設定する。
ステップS35において、基準ウインドウ設定部13aは、ステップS33で設定した注目点に対応する注目層の基準画像上の投影点を注目点として基準ウインドウを設定する。
ステップS36において、判定部14aは、ステップS35で設定された基準ウインドウに外領域が含まれているか否かを判定する。そして、外領域が存在すると判定された場合(ステップS37でYES)、補間部15aは、外領域を上記第1〜第4のいずれかの手法を用いて補間する(ステップS38)。一方、外領域が存在しないと判定された場合(ステップS37でNO)、ステップS38がスルーされ、探索処理部16により探索処理が実行される(ステップS39)。なお、ステップS39の処理の詳細については後述する。
ステップS40において、最上位の階層に対する探索処理が終了された場合は(ステップS40でYES)、処理がステップS41に進められる。一方、最上位の階層に対する探索処理が終了されていない場合は(ステップS40でNO)、処理がステップS34に戻され、一つ上の階層が注目層として設定される。
ステップS41において、注目点設定部12aにより基準画像上において注目点として順次設定されることが予め定められた点のうち、最後の点が注目点として設定されている場合(ステップS41でYES)、処理が終了される。一方、最後の点が注目点として設定されていない場合(ステップS41でNO)、処理がステップS33に戻され、次の注目点が設定される。
次に、図13に示すステップS39の探索処理の詳細について説明する。図14は探索処理の詳細を示すフローチャートである。まず、ステップS61において、中心点設定部12bは、注目層の参照画像に探索領域を設定する。ここで、中心点設定部12bは、例えば最下位の階層の参照画像においては全域を探索範囲として設定し、それより階層が上の注目層の参照画像においては、注目層の1つ下の階層で算出された対応点に対応する注目層の参照画像の投影点を基準とし、当該投影点が含まれ、かつ、1つ下の階層で設定した探索範囲よりも狭い領域を探索範囲として設定する。
ステップS62において、中心点設定部12bは、ステップS61で設定された探索範囲の所定の位置に中心点を設定し、参照ウインドウ設定部13bは、当該中心点を中心として参照ウインドウを設定する。
ステップS63において、判定部14bは、参照ウインドウ内に外領域が含まれているか否かを判定する。そして、外領域が含まれている場合(ステップS64でYES)、補間部15bは、外領域を上記第1〜第4の手法のいずれかを用いて補間する(ステップS65)。
一方、外領域が含まれていない場合(ステップS64でNO)、ステップS65がスルーされ、探索処理部16は、注目層の基準ウインドウ及び参照ウインドウ内の両画像の一致度を算出する(ステップS66)。
ステップS67において、探索処理部16は、参照ウインドウ設定部13bにより参照ウインドウが探索範囲の所定の最終位置に設定され、参照ウインドウのスライドが終了した場合(ステップS67でYES)、探索処理部16は、ステップS66で一致度が算出された参照ウインドウの中心点のうち一致度が最も高い中心点を対応点として算出する(ステップS68)。
一方、参照ウインドウのスライドが終了していない場合(ステップS67でNO)、処理がステップS62に戻され、注目層の参照画像上に次の中心点が設定される。
以上説明したように、本対応点探索装置によれば、ウインドウが入力画像からはみ出して設定された場合であっても、演算コストを増大させることなく、対応点を精度良く探索することができる。
なお、上記説明では、参照画像を1枚としたが、これに限定されず、参照画像を複数枚としてもよい。この場合、各参照画像に対応する複数のカメラを設置すればよい。また、各参照画像に対応する複数の中心点設定部12b〜補間部15bを設ければよい。そして、探索処理部16は、各参照画像に対して対応点を求めればよい。
本発明の実施の形態による対応点探索装置の概略構成図を示している。 コントローラの機能ブロック図を示している。 注目点の設定処理の説明図である。 基準ウインドウが設定された基準画像を示した図である。 位相限定相関法の処理の流れを示した図である。 POC関数を示したグラフである。 対応点探索処理の説明図である。 第1及び第3の手法の説明図である。 第2の手法の説明図である。 第4の手法の説明図である。 対応点探索装置の動作を示すフローチャートである。 多重解像度戦略手法の説明図である。 多重解像度戦略手法を採用した場合の探索処理のフローチャートである。 探索処理の詳細を示すフローチャートである。
符号の説明
10 コントローラ
11 画像取得部
11a 基準画像取得部
11b 参照画像取得部
12 設定部
12a 注目点設定部
12b 中心点設定部
13 ウインドウ設定部
13a 基準ウインドウ設定部
13b 参照ウインドウ設定部
14,14a,14b 判定部
15,15a,15b 補間部
16 探索処理部
C1,C2 カメラ

Claims (12)

  1. 同一のシーンをとらえた複数の入力画像のうち、1の入力画像を基準画像、他の入力画像を参照画像として取得する取得手段と、
    前記基準画像に注目点を順次設定し、設定した注目点を含むように前記基準画像にウインドウを設定すると共に、前記参照画像にウインドウを設定し、前記参照画像に設定したウインドウをずらしながら、両ウインドウ内の画像の一致度を求めることで、前記参照画像から前記注目点の対応点を探索する探索手段と、
    前記ウインドウ内に、前記入力画像の画像領域からはみ出した外領域が含まれているか否かを前記ウインドウがずらされる毎に判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記外領域が含まれていると判定された場合、前記ウインドウ内の入力画像の少なくとも端に位置する画素の画素値に基づいて、前記外領域の補間画素値を算出する補間手段とを備えることを特徴とする対応点探索装置。
  2. 前記補間手段は、前記ウインドウ内の入力画像の端の画素の画素平均値を前記補間画素値として算出することを特徴とする請求項1記載の対応点探索装置。
  3. 前記補間手段は、前記ウインドウ内の入力画像を構成する各画素の画素平均値を前記補間画素値として算出することを特徴とする請求項1記載の対応点探索装置。
  4. 前記補間手段は、前記外領域において、前記ウインドウの端に向かうにつれてなだらかに変化するように前記補間画素値を算出することを特徴とする請求項2又は3記載の対応点探索装置。
  5. 前記補間手段は、前記ウインドウ内の入力画像の端に位置する各画素の画素平均値を基準として上下に一定のマージンを与えた値を前記補間画素値として算出することを特徴とする請求項1記載の対応点探索装置。
  6. 前記補間手段は、前記ウインドウ内の入力画像の端の位置において、前記画素平均値よりも画素値の高い画素の割合が、低い画素の割合より高い場合、前記画素平均値に一定のマージンを加えた値を前記補間画素値とし、その逆の場合、前記画素平均値から一定のマージンを差し引いた値を前記補間画素値とすることを特徴とする請求項5記載の対応点探索装置。
  7. 前記補間手段は、前記ウインドウ内の入力画像の端に位置する各行の画素の画素値を、前記外領域の各行に対応する補間画素値として算出することを特徴とする請求項1記載の対応点探索装置。
  8. 前記探索手段は、下位の階層から上位の階層に向かうにつれて解像度が高くなるように、解像度の異なる複数の前記基準画像及び前記参照画像を階層的に生成し、下位の階層での対応点の探索結果に基づいて、当該階層の探索範囲よりも小さな探索範囲を1つ上の階層の参照画像に設定し、当該探索範囲内で対応点を探索する探索処理を上位の階層に向けて階層的に実行することで対応点を探索することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の対応点探索装置。
  9. 前記探索手段は、前記基準画像に設定したウインドウ内の画像と前記参照画像に設定したウインドウ内の画像とを相関演算することで前記一致度を算出することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の対応点探索装置。
  10. 前記探索手段は、前記基準画像に設定したウインドウ内の画像と前記参照画像に設定したウインドウ内の画像とを周波数分解することで得られる位相成分に基づいて前記一致度を算出することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の対応点探索装置。
  11. 前記探索手段は、高速フーリエ変換、離散フーリエ変換、離散コサイン変換、離散サイン変換、ウエーブレット変換、及びアダマール変換のいずれかを用いて周波数分解することを特徴とする請求項10記載の対応点探索装置。
  12. 前記探索手段は、位相限定相関法を用いて前記一致度を算出することを特徴とする請求項11記載の対応点探索装置。
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