JP2009186261A - 創薬用ピッキング機構の自動ティーチング装置及び方法 - Google Patents

創薬用ピッキング機構の自動ティーチング装置及び方法 Download PDF

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広幸 田池
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Abstract

【課題】短時間で行え、計測精度が高精度であり、安全性が高い創薬用ピッキング機構の自動ティーチング装置及び自動ティーチング方法を提供する。
【解決手段】創薬用ピッキング機構が、測定用治具400を把持するとともに、位置を認識させる収納セル112の4つの隔壁のそれぞれの交差部以外の場所に測定用治具400を当接させて収納セル120の中心方向に移動させて、測定用治具400が隔壁110の内側に落ちる落下点を計測し、X軸方向の移動から得られた2つのX座標値とY軸方向の移動から得られた2つのY座標値を求め、これらの2つのX座標値の平均と2つのY座標値の平均を収納セル112の位置とする位置計測機能を有することによって、前記の課題を解決する。
【選択図】図8

Description

本発明は、創薬研究の分野において、多数の試料を識別・保管・観察するために使用される創薬用試料保管システムに関するものであり、さらに詳しくは、創薬用試料を封入するマイクロチューブを複数本縦立収容する格子状の隔壁によって区画された収納セルを有する保管ラックに対して所定のマイクロチューブを抜き差しする創薬用ピッキング機構に収納セルの位置を予め認識させる創薬用ピッキング機構の自動ティーチング装置及び方法に関するものである。
創薬研究の分野においては、図9に示すように、16行24列で384個の総区画数を有するSBS(Society for Biomolecular Screening)規格に準拠した保管ラック100であって、マイクロチューブ120内の容量を増加させるために保管ラック100を区画する隔壁を高さの低い格子状の隔壁110を残して取り除き、この格子状の隔壁110の交差部にチューブ支持ピン111を垂設し、角部を45度の角度で面取り処理を施し、開口部をアルミシートで封鎖した四角筒状のマイクロチューブ120を縦列収容するアルミシートタイプの保管ラックが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、図10に示すように、16行24列で384個の総区画数を有する保管ラック200であって、四角筒断面形状を有し底部に向けて細くなっているチューブ本体222と開口部が円筒形状になっておりキャップ224が嵌合する形状を有するマイクロチューブ220を収容するキャップタイプの保管ラックも提案されている。
前述したような384個の総区画数を有する保管ラック(以下、「384ラック」という)にマイクロチューブを抜き差しするためには、10μmオーダーでの制御が可能なピッキング機構が用いられている。そして、ピッキング機構を用いて384ラックに対して、マイクロチューブを抜き差しする場合、ピッキング機構に予め384ラックの各収容セルの位置を記憶させる、いわゆるティーチングと呼ばれる作業が必要であった。このティーチングは、384ラックの四隅の収容セルの位置を求め、これらの四隅の収容セルの位置から残りの380個の収容セルの位置を計算によって求めていた。
特開2007−297111号公報(第3頁第11〜16段落、図1)
ところが、四隅の収容セルの位置を求めるために、従来は、次のような人手に頼った能率の悪い方法を用いていた。すなわち、(1)ピッキング機構にマイクロチューブを把持させ、ピッキング機構のX・Y軸の位置を調整する。(2)ピッキング機構の把持部を降下させて、384ラックの収容セル内にマイクロチューブが入るかどうかを目視により確認する。(3)マイクロチューブが収容セル内に挿入できない場合は、ピッキング機構の把持部を上昇させて(1)及び(2)の操作を繰り返す。(4)マイクロチューブが収容セル内に挿入されたことが確認された場合、X方向及びY方向から目視により、その収容セルの中心位置を割り出す。
したがって、従来のティーチングは、収容セルの中心位置の計測に長時間を要し、また、中心位置の計測には0.1mmオーダーの精度が要求されるが、目視で行っているため、作業者によって計測精度にバラツキが生じ、さらに、目視の際に、作業者が、通電中のピッキング機構に近づく必要があるため感電及び衝突の虞があり危険であるという課題を有していた。
そこで、本発明が解決しようとする技術的課題、すなわち、本発明の目的は、短時間で行え、計測精度が高精度であり、安全性が高い創薬用ピッキング機構の自動ティーチング装置及び自動ティーチング方法を提供することである。
まず、本請求項1に係る発明は、創薬用試料を封入するマイクロチューブを格子状の隔壁によって区画された収納セルを有する保管ラックの所望の位置に抜き差しする創薬用ピッキング機構に対して、最初のピッキング動作を行う前に前記収納セルの位置を認識させる創薬用ピッキング機構の自動ティーチング装置において、前記創薬用ピッキング機構が、測定用治具を把持するとともに、位置を認識させる前記収納セルの4つの隔壁のそれぞれの交差部以外の場所に前記測定用治具を当接させて収納セルの中心方向に移動させて、前記測定用治具が隔壁の内側に落ちる落下点を計測し、X軸方向の移動から得られた2つのX座標値とY軸方向の移動から得られた2つのY座標値を求め、前記2つのX座標値の平均と前記2つのY座標値の平均を前記収納セルの位置とする位置計測機能を有することにより、前記課題を解決したものである。
ここで、本発明における「測定用治具」は、例えば、上部把持部がマイクロチューブの上部把持部と同形状であるとともに、下部挿入部が収納セルの開口部の一辺の長さよりも十分に短い辺又は直径を有する断面正方形、断面円形又は断面楕円形の突起状であるものなどを用いることができる。
そして、本請求項2に係る発明は、請求項1に係る創薬用ピッキング機構の自動ティーチング装置において、前記測定用治具が、前記マイクロチューブの上部把持部と同形状の上部把持部を有するとともに、断面長方形の下部挿入部を有しており、該断面長方形が、前記収納セルの開口部の一辺の長さよりも短い短辺と前記マイクロチューブの下部挿入部の一辺の長さに略等しい長辺を有していることにより、前記課題をさらに解決したものである。
また、本請求項3に係る発明は、創薬用試料を封入するマイクロチューブを格子状の隔壁によって区画された収納セルを有する保管ラックの所望の位置に抜き差しする創薬用ピッキング機構に対して、最初のピッキング動作を行う前に前記収納セルの位置を認識させる創薬用ピッキング機構の自動ティーチング方法において、前記創薬用ピッキング機構が測定用治具を把持する第1工程と、位置を認識させる前記収納セルの4つの隔壁のそれぞれの交差部以外の場所に前記測定用治具を当接させて収納セルの中心方向に移動させて、前記測定用治具が前記隔壁の内側に落ちる落下点を計測する第2工程と、X軸方向の移動から得られた2つのX座標値とY軸方向の移動から得られた2つのY座標値を求め、前記2つのX座標値の平均と前記2つのY座標値の平均を前記収納セルの位置とする第3工程を有することにより、前記課題を解決したものである。
そして、本請求項4に係る発明は、請求項3に係る創薬用ピッキング機構の自動ティーチング方法において、前記測定用治具が、前記マイクロチューブの上部把持部と同形状の上部把持部を有するとともに、断面長方形の下部挿入部を有しており、該断面長方形が、前記収納セルの開口部の一辺の長さよりも短い短辺と前記マイクロチューブの下部挿入部の一辺の長さに略等しい長辺を有していることにより、前記課題をさらに解決したものである。
本請求項1に係る発明によれば、創薬用試料を封入するマイクロチューブを格子状の隔壁によって区画された収納セルを有する保管ラックの所望の位置に抜き差しする創薬用ピッキング機構に対して、最初のピッキング動作を行う前に前記収納セルの位置を認識させる創薬用ピッキング機構の自動ティーチング装置において、前記創薬用ピッキング機構が、測定用治具を把持するとともに、位置を認識させる前記収納セルの4つの隔壁のそれぞれの交差部以外の場所に前記測定用治具を当接させて収納セルの中心方向に移動させて、前記測定用治具が隔壁の内側に落ちる落下点を計測し、X軸方向の移動から得られた2つのX座標値とY軸方向の移動から得られた2つのY座標値を求め、前記2つのX座標値の平均と前記2つのY座標値の平均を前記収納セルの位置とする位置計測機能を有していることにより、人手に頼らず創薬用ピッキング機構のティーチングを行うことができるため、ティーチング時間の短時間化、ティーチング精度の高精度化、ティーチング時における安全性の向上が実現できる。
そして、本請求項2に係る発明によれば、請求項1に係る創薬用ピッキング機構の自動ティーチング装置において、前記測定用治具が、前記マイクロチューブの上部把持部と同形状の上部把持部を有するとともに、断面長方形の下部挿入部を有しており、該断面長方形が、前記収納セルの開口部の一辺の長さよりも短い短辺と前記マイクロチューブの下部挿入部の一辺の長さに略等しい長辺を有していることにより、測定用治具を収納セルを構成する隔壁の交差部以外の場所に当接させ易いため、ティーチング時間のより一層の短時間化が実現できる。
また、本請求項3に係る発明によれば、創薬用試料を封入するマイクロチューブを格子状の隔壁によって区画された収納セルを有する保管ラックの所望の位置に抜き差しする創薬用ピッキング機構に対して、最初のピッキング動作を行う前に前記収納セルの位置を認識させる創薬用ピッキング機構の自動ティーチング方法において、前記創薬用ピッキング機構が測定用治具を把持する第1工程と、位置を認識させる前記収納セルの4つの隔壁のそれぞれの交差部以外の場所に前記測定用治具を当接させて収納セルの中心方向に移動させて、前記測定用治具が前記隔壁の内側に落ちる落下点を計測する第2工程と、X軸方向の移動から得られた2つのX座標値とY軸方向の移動から得られた2つのY座標値を求め、前記2つのX座標値の平均と前記2つのY座標値の平均を前記収納セルの位置とする第3工程を有することにより、作業者の勘や経験によらず一定のフローに従って収納セルの位置を求めることができるため、ティーチング時間の短時間化、ティーチング精度の高精度化が実現できる。
そして、本請求項4に係る発明によれば、請求項3に係る創薬用ピッキング機構の自動ティーチング方法において、前記測定用治具が、前記マイクロチューブの上部把持部と同形状の上部把持部を有するとともに、断面長方形の下部挿入部を有しており、該断面長方形が、前記収納セルの開口部の一辺の長さよりも短い短辺と前記マイクロチューブの下部挿入部の一辺の長さに略等しい長辺を有していることにより、測定用治具を収納セルを構成する隔壁の交差部以外の場所に当接させ易いため、ティーチング時間のより一層の短時間化が実現できる。
次に本発明の創薬用ピッキング機構の自動ティーチング装置及び方法の好ましい一実施例について、図1乃至図8に基づいて説明する。
この実施例は、図9に示した16行24列で384個の総区画数を有するアルミシートタイプの保管ラック100を用いた場合における自動ティーチング装置及び方法に関するものであるが、図10に示したようなキャップタイプの保管ラック200並びに図示はされていないが、総区画数が96個であるような保管ラックにも同様に適用することができる。
ここで、図1は、本実施例の自動ティーチング装置及び方法に使用されるピッキング機構の把持部の斜視図であり、図2は、図1に示した把持部を矢視II方向から見たときの斜視図である。また、図3は、本実施例に使用する測定用治具の斜視図であり、図4は、図3に示した測定用治具を矢視IV方向から見たときの底面図であり、図5は、図3に示した測定用治具を矢視V方向から見たときの側面図であり、図6は、図3に示した測定用治具を矢視VI方向から見たときの側面図である。そして、図7は、測定用治具の下部挿入部を保管ラックの収納セルを区画する隔壁の1つに当接させたときの概略図であり、図8は、本実施例の自動ティーチングの動作を説明する断面図である。
本発明に使用されるピッキング機構は、10μmオーダーでの制御が可能なものであれば、特に限定されるものではないが、本実施例においては、図1及び図2に示すような構造及び操作が簡単な板バネを使用した把持部300を備えたピッキング機構を使用している。
すなわち、本実施例で使用するピッキング機構の把持部300は、鉄等からなる断面L字状の基準爪部材310と、ステンレス等からなる板バネとして形成された2つの爪部材330、340を支持する鉄等からなる断面L字状の爪支持部材320とが、組み合わされてなる開口面が正方形の直方体空間であるマイクロチューブ収納穴315を有している。
そして、爪部材330、340は、先端が円形に屈曲された先端円形部位330a、340aを有している。これらの爪部材330、340の先端円形部位330a、340aが、図1に示したように、爪支持部材320の爪部材330、340を固着した部分の下方に設けた挿通穴320a、320bからマイクロチューブ収納穴315内に突出している。ピッキング機構の把持部300が、このような構成を有していることによって、マイクロチューブは、爪部材330、340の先端円形部位330a、340aによって、基準爪部材310の直交する2つの内面に押し当てられ、マイクロチューブの頭部を突落し棒により押圧し、マイクロチューブをマイクロチューブ収納穴315から押し出すとき及びマイクロチューブの底部を突上げ棒により押し上げ、マイクロチューブ収納穴315内に押し戻すときにマイクロチューブを円滑に摺動させることができる。
次に、本発明に使用される測定用治具は、上部把持部がマイクロチューブの上部把持部と同形状であるとともに、下部挿入部が収納セルの開口部の一辺の長さよりも十分に短い辺又は直径を有する断面正方形、断面円形又は断面楕円形の突起状であるものなどを用いることができるが、本実施例においては、図3乃至図6に示すような形状の測定用治具を用いている。
すなわち、本実施例で使用する測定用治具400は、マイクロチューブの上部把持部と同形状の上部把持部400aを有するとともに、断面長方形の下部挿入部400bを有しており、この断面長方形が、保管ラックの収納セルの開口部の一辺の長さよりも短い短辺L1とマイクロチューブの下部挿入部の一辺の長さに略等しい長辺L2を有している。測定用治具400が、このような構成を有していることにより、図7に示したように測定用治具400の下部挿入部400bを保管ラック100の収納セル112を構成する隔壁110の交差部以外の場所に当接させ易いため、ティーチング時間のより一層の短時間化が実現でき、その効果は甚大である。測定用治具の材質は、特に限定されるものではないが、本実施例においては、軽量であり加工性・耐薬性・耐久性に優れているアルミニウムを用いている。
なお、図7において、測定用治具400の上部把持部の描写は省略している。また、本実施例に用いた保管ラック100には、隔壁110の交差部にチューブ支持ピン111が垂設されており、通常のマイクロチューブ120を図7に示した測定用治具400と同じ位置で保管ラック100の収納セル112に挿入させようとした場合、チューブ支持ピン111と接触し、マイクロチューブ120の底面を隔壁110に接触させることができないため、本発明による自動ティーチングを行うことができない。
次に、本実施例の主要部である収納セルの位置検出工程について、図8に基づいて説明する。図8には、図1に示したピッキング機構の把持部300をVIII−VIII線で切断したときの垂直断面図と、保管ラック100の1つの収納セル112の垂直断面図と、測定用治具400が記載されている。
まず、図8(a)に示すように、ピッキング機構の把持部300に測定用治具400を把持する。そして、測定用治具400の下部挿入部を位置検出対象となる収納セル112、すなわち、保管ラック100の四隅の収納セル112の1つの隔壁100と長辺L2が交差する向きで当接させるように、手動にて教示しながら把持部300を矢印A方向に降下させる。
次に、図8(b)に示すように、把持部300が、保管ラック100のチューブ支持ピン111に接触しない程度に降下させた後、突落し棒350を矢印B方向に降下させて、測定用治具400を降下させる。そして、図示はされていないが、突落し棒350に付随する下限センサなどで測定用治具400の底面が、隔壁110(図8(b)においては、左側の隔壁)に当接したことを検知する。ここで、突落し棒350の降下にエアー機器を使用して、測定用治具400が隔壁110に当接する速度と圧力を調整することにより、すなわち、当接させる速度を遅くし、当接時の圧力を弱くすることによって、保管ラック100の隔壁110を傷つけることなく、収納セル112の位置を検出することができる。
測定用治具400が隔壁110に当接したことが検知されたら、突落し棒350を元の位置まで戻して、把持部300を図8(a)と同じ高さまで上昇させる。そして、把持部300を収納セル120の中心方向(X軸プラス方向であり、図8(b)においては、右側方向)に10μm移動させて、再び、把持部300を降下させる。この操作をピッキング機構の制御装置により自動的に繰り返す。そして、図8(c)に示したように測定用治具400の底面が、隔壁110に接触することなく、収納セルに挿入されたことが検知されたら、そのX軸方向の位置をXaとして記憶する。そして、図8(d)に示すように、突落し棒350を元の位置まで戻して、突上げ棒360によって、測定用治具400を把持部300に再度把持させる。
その後、突上げ棒360を降下させて、把持部300を上昇させて、反対側の隔壁110(図8においては、右側の隔壁)の位置を前述したのと同じ方法(但し、把持部300の移動方向はX軸マイナス方向であり、図8においては、左側方向)によって検出し、反対側の隔壁110のX軸方向の位置をXbとして記憶させる。そして、(Xa+Xb)/2を求めて、これを位置検出対象となる収納セル112のX軸方向の座標位置とする。
次に、測定用治具400の方向を90度回転させて把持部300に把持させて、前述したX軸方向の座標位置の検出と同様の方法により、YaとYbを求め、(Ya+Yb)/2を求めて、これを位置検出対象となる収納セル112のY軸方向の座標位置とする。
前述したような収納セル112のX座標及びY座標を求める作業を、保管ラック100の四隅の収納セル112の全てに対して行い、求められた四隅の収納セル112の座標位置から、保管ラック100の384個全ての収納セルの座標位置を計算によって割り出す。
前述のようなティーチングを行う最初のピッキング動作の前に行うことにより、保管ラックの成形時に生じがちな公差の影響をほとんど受けることなく、円滑なピッキングを行うことができ、その効果は甚大である。
本発明によれば、創薬用ピッキング機構のピッキング動作を行う前に実施するティーチング作業を自動で行うことができるため、作業が簡単であり、時間を短縮することができ、精度を向上させることができ、ティーチング作業時に生じがちな感電などの危険を回避することができ、その産業上の利用可能性はきわめて高い。
実施例の創薬用ピッキング機構の把持部を示した斜視図。 図1に示した把持部を矢視II方向から見たときの斜視図。 実施例の測定用治具の斜視図。 図3に示した測定用治具を矢視IV方向から見たときの底面図。 図3に示した測定用治具を矢視V方向から見たときの側面図。 図3に示した測定用治具を矢視VI方向から見たときの側面図。 測定用治具の下部挿入部を保管ラックの隔壁に当接させたときの概略図。 本実施例の自動ティーチングの動作を説明する断面図。 アルミシートタイプの保管ラックの斜視図。 キャップタイプの保管ラックの斜視図。
符号の説明
100、200 ・・・ 保管ラック
110 ・・・ (保管ラックの)隔壁
111 ・・・ (保管ラックの)チューブ支持ピン
112 ・・・ (保管ラックの)収納セル
120、220 ・・・ マイクロチューブ
222 ・・・ (マイクロチューブの)チューブ本体
224 ・・・ (マイクロチューブの)キャップ
300 ・・・ (ピッキング機構の)把持部
310 ・・・ 基準爪部材
315 ・・・ マイクロチューブ収納穴
320 ・・・ 爪支持部材
320a、320b ・・・ (爪支持部材の)挿通穴
330、340 ・・・ 爪部材
330a、340a ・・・ (爪部材の)先端円形部位
350 ・・・ 突落し棒
360 ・・・ 突上げ棒
400 ・・・ 測定用治具
400a ・・・ (測定用治具の)上部把持部
400b ・・・ (測定用治具の)下部挿入部
L1 ・・・ (測定用治具の下部挿入部の)短辺
L2 ・・・ (測定用治具の下部挿入部の)長辺

Claims (4)

  1. 創薬用試料を封入するマイクロチューブを格子状の隔壁によって区画された収納セルを有する保管ラックの所望の位置に抜き差しする創薬用ピッキング機構に対して、最初のピッキング動作を行う前に前記収納セルの位置を認識させる創薬用ピッキング機構の自動ティーチング装置において、
    前記創薬用ピッキング機構が、測定用治具を把持するとともに、位置を認識させる前記収納セルの4つの隔壁のそれぞれの交差部以外の場所に前記測定用治具を当接させて収納セルの中心方向に移動させて、前記測定用治具が隔壁の内側に落ちる落下点を計測し、X軸方向の移動から得られた2つのX座標値とY軸方向の移動から得られた2つのY座標値を求め、前記2つのX座標値の平均と前記2つのY座標値の平均を前記収納セルの位置とする位置計測機能を有することを特徴とする創薬用ピッキング機構の自動ティーチング装置。
  2. 前記測定用治具が、前記マイクロチューブの上部把持部と同形状の上部把持部を有するとともに、断面長方形の下部挿入部を有しており、該断面長方形が、前記収納セルの開口部の一辺の長さよりも短い短辺と前記マイクロチューブの下部挿入部の一辺の長さに略等しい長辺を有していることを特徴とする請求項1記載の創薬用ピッキング機構の自動ティーチング装置。
  3. 創薬用試料を封入するマイクロチューブを格子状の隔壁によって区画された収納セルを有する保管ラックの所望の位置に抜き差しする創薬用ピッキング機構に対して、最初のピッキング動作を行う前に前記収納セルの位置を認識させる創薬用ピッキング機構の自動ティーチング方法において、
    前記創薬用ピッキング機構が測定用治具を把持する第1工程と、位置を認識させる前記収納セルの4つの隔壁のそれぞれの交差部以外の場所に前記測定用治具を当接させて収納セルの中心方向に移動させて、前記測定用治具が前記隔壁の内側に落ちる落下点を計測する第2工程と、X軸方向の移動から得られた2つのX座標値とY軸方向の移動から得られた2つのY座標値を求め、前記2つのX座標値の平均と前記2つのY座標値の平均を前記収納セルの位置とする第3工程を有することを特徴とする創薬用ピッキング機構の自動ティーチング方法。
  4. 前記測定用治具が、前記マイクロチューブの上部把持部と同形状の上部把持部を有するとともに、断面長方形の下部挿入部を有しており、該断面長方形が、前記収納セルの開口部の一辺の長さよりも短い短辺と前記マイクロチューブの下部挿入部の一辺の長さに略等しい長辺を有していることを特徴とする請求項3記載の創薬用ピッキング機構の自動ティーチング方法。
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