JP2009183861A - 残留塩素濃度管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】水道システムを停止させて新たな設備を設ける必要がなく、管網を形成しない管路にて接続された需要家への残留塩素濃度を一定の濃度以上に保つこと。
【解決手段】残留塩素追加設備35を備えた配水池17から配管19,21を通して需要家15eへ水を送り、配管途中で捨水を行って配管内の塩素濃度を維持する。配水池17から需要家15eまでの滞留時間tと、残留塩素濃度の減少速度kとから、需要家15eへの残留塩素濃度を目標値に固定した場合の各水温での配水池17における目標残留塩素濃度Coと捨水量cとの関係を求め、配水池17の残留塩素濃度が測定した水温に対応した目標残留塩素濃度となるように塩素添加量を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、水道管路網における給水栓末端(需要家)の水道水の残留塩素濃度を一定値以上に維持する残留塩素濃度管理方法に関する。
水道水は、浄水場における浄水池での消毒後に配水池へと送水される。配水池からは水道管路網を形成する水道管路から末端の需要家へ給水される。水道水の水質管理目標設定項目として、残留塩素濃度(1.0mg/L以上)や、水道法施行規則第17条に基づいた給水栓水における遊離残留塩素濃度(0.1mg/L以上)がある。
従来、浄水池に直接接続されている1番目の配水池内の残留塩素濃度制御や浄水池における残留塩素濃度の制御が行われている。また、1番目の配水池の下流にある2番目以降の配水池においては、当該配水池設備として残留塩素追加設備を備え、給水末端を人的に巡回して残留塩素濃度の測定結果を行い、この測定結果をもとに残留塩素追加設備から配水池に塩素を投入して残留塩素濃度制御を行っている。
また、配水池に繋がる配水小管網内に複数の水質モニタを備え、水質モニタによるモニタ結果に基づいて2番目以降の配水池内の残留塩素濃度を制御する方法(例えば、特許文献1)、浄水地もしくは1番目の配水池内の塩素注入を制御する方法(例えば、特許文献2)、浄水池に繋がる1番目の配水池の残留塩素濃度制御をファジィ制御で行う方法(例えば、特許文献3)、配管網内の残留塩素濃度制御を行う方法(例えば、特許文献4)などがある。
特開2000−84537号公報 特開平3−224694号公報 特開平6−320166号公報 特開平3−135496号公報
しかしながら、従来の残留塩素濃度管理方法では、配水池に繋がる管路内に水質モニタ、流量計といった機器の設置が必要であることから、既存の水道システムに新たな設備の導入が必要となり、設備導入の費用が増大すると共に、水道システムの一時的な停止が必要となるといった問題があった。
また、管網を形成せずに需要家への給水を行う管路を有する配水池おいては、配水池有効容量に対し需要量が少ないため、需要家での残留塩素濃度を一定値以上に維持するためには、捨水量を多くして浄水処理した水を無駄に破棄するか、配水池での塩素投入量を多くしなければならなかった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、水道システムを停止させて管路内に新たな設備を設ける必要がなく、配水池有効容量に対し需要量が少ない管路であっても捨水量及び塩素投入量を最小限に抑えつつ、管網を形成しない管路にて接続された需要家への給水栓水の残留塩素濃度を一定の濃度以上に保つことができる残留塩素濃度管理方法を提供することを目的とする。
本発明の残留塩素濃度管理方法は、残留塩素追加設備を備えた配水池から配管を通して需要家へ水を送り、前記配管の途中で捨水を行って配管内の塩素濃度を維持する水道システムにおける残留塩素濃度管理方法であって、前記配水池から前記需要家までの滞留時間と、予め測定して求めた残留塩素濃度の減少速度とから、前記需要家への残留塩素濃度を目標値に固定した場合の各水温での前記配水池における目標残留塩素濃度と捨水量との関係を求めておき、前記配水池の水温を測定すると共に、前記配水池内の残留塩素濃度を測定し、当該配水池の残留塩素濃度が測定した水温に対応した目標残留塩素濃度となるように、前記残留塩素追加設備の塩素添加量を制御することを特徴とする。
この構成によれば、配水池の残留塩素濃度が目標残留塩素濃度となるように当該配水池での塩素添加量を制御することにより、需要家への残留塩素濃度を目標値に維持することができ、水道システムを停止させて管路内に新たな設備を設ける必要がなく、塩素投入量と捨水量を最小限に抑えることができる。
また本発明は、上記残留塩素濃度管理方法において、前記滞留時間をt、前記配水池から前記需要家までの配管を含む経路容積をa、前記配水池から1回に送水される送水量をb、前記配管での捨水量をcとして、滞留時間を(式A)に基づいて求め、
t=(a+b)/c ・・・(式A)
需要家への残留塩素濃度をCt、配水池における目標残留塩素濃度をCo、残留塩素濃度の減少速度をkとして、各水温での前記配水池における目標残留塩素濃度と捨水量との関係を(式B)にて表し、
Co=Ct/exp(−k・t) ・・・(式B)
少なくとも水温をパラメータとして、前記残留塩素追加設備の塩素添加量を決定することを特徴とする。
この構成により、少なくとも水温をパラメータとして残留塩素追加設備の塩素添加量を決定することができ、捨水量が一定であれば水温のみのパラメータで配水池における残留塩素濃度を制御することができる。
上記残留塩素濃度管理方法において、前記残留塩素追加設備を備えた配水池は、管網を形成しない管路にて前記需要家へ給水するものとする。また、残留塩素追加設備を備えた配水池と前記管網を形成しない管路にて接続された前記需要家との間に、残留塩素追加設備を備えない配水池が配置され、当該残留塩素追加設備を備えない配水池の水位が所定レベルまで低下した場合に前記残留塩素追加設備を備えた配水池から一定量を送水することとする。
本発明によれば、水道システムを停止させて管路内に新たな設備を設ける必要がなく、配水池有効容量に対し需要量が少ない管路であっても捨水量及び塩素投入量を抑制しつつ、管路網を形成しない管路にて接続された需要家への給水栓水の残留塩素濃度を一定の濃度以上に保つことができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は水道システムにおける配水管路網を示す図である。一般の配水管路網は浄水場11を起点にネットワーク化されている。同図に示す配水管路網は、浄水場11に残留塩素追加設備を備えた配水池12が管路13を介して繋がっており、配水池12に配水管網14aを介して多数の需要家15a、15bが繋がっている。配水池12には、別の管路16を介して残留塩素追加設備を備えた他の配水池17も繋がっている。配水池17には、配水管網18aを介して多数の需要家15c、15dが繋がっている。また、配水池17には、別の管路19を介して残留塩素追加設備を備えない配水池20が繋がっている。配水池20には、管路21を介して需要家15eが繋がっている。
本実施の形態では、配水池20に繋がる需要家15eは一軒(又は少数の軒数)であり、配水池有効容量に対し需要量が少ない状態となっている。配水池20から需要家15eに通じる管路21には捨水弁22が設けられている。捨水弁22は、配水池20および管路19、21に滞留して需要家での残留塩素濃度を目標値に維持できない場合に捨水するために設置されており、定期的又は不定期に一定量の水道水を廃棄している。
ここで、上記配水管路網における水道水の流れについて説明する。まず、浄水場11において浄化処理された浄水が配水池12に供給される。次に、配水池12において浄水に適切な塩素が追加され、配水管網14aを介して需要家15a、15bに供給される。また、配水池12において塩素が追加された浄水は、管路16を介して下流の配水池17に供給される。配水池17に供給された浄水は、当該配水池17において適切な塩素を追加され、配水管網18aを介して需要家15c、15dに供給される。
配水管網14a、18aには、多数の需要家15a〜15dが繋がっていることから、配水管網14a、18aを通った浄水の消費量は多く、配水管網14a、18aに供給された浄水の滞留時間は短くなっている。つまり、需要家15a〜15dには、配水池12、17で適切な塩素量に調整された水が短時間で供給されるので、残留塩素濃度が規定値以下まで低下しないで、需要家15a〜15dまで適切な塩素濃度に調整された浄水が供給される。また、配水池17は、塩素を添加した水を、管路19を介して配水池20に送る。そして、配水池20は、管路21を介して、需要家15eに水を供給する。
ところで、配水池20には、残留塩素追加設備が備えられていない。また、配水池20には、少数(1軒)の需要家15eしか繋がっていないので、配水池20から需要家15eに対する水の供給量は非常に少ない。また、後述するように、塩素濃度は時間とともに減少する。したがって、需要家15eでの消費だけでは、配水池17から需要家15eに至る管路19,21及び配水池20での滞留時間が長くなるので、適正な塩素濃度を保てなくなってしまう。そのため、配管内の塩素濃度が維持されるように、捨水弁22を用いて配水池20および管路21の水を定期的に捨水している。
残留塩素追加設備を備えた配水池17の水道システム構成について、図2を用いて説明する。一般に、配水池の容積は、当該配水池の給水区域における計画1日最大給水量の12時間分が標準とされている。配水池17のように、管路網を介さずに1軒の需要家だけに給水する系が存在する場合、配水池17の容積(計画1日最大給水量)は、需要家15eへの1日の給水量に対し10〜20倍となっている。
配水池17には、管路19へ浄水を送水する送水ポンプ31が設けられている。配水池17では、下流の配水池20の水位レベルがある所まで下がると送水ポンプ31により配水池17の浄水を配水池20が満水になるまで送水する。このように、下流の配水池20が決められた水位レベルまで低下した時に、配水池20が満水になるようにするので、送水ポンプ31が、一回に送水する送水量は一定である。また、需要家15eの水道蛇口からの使用量や捨水弁22での捨水量により配水池20内の浄水の減り具合が異なるため、送水ポンプ31で送水を行う間隔もこれに合わせて異なることになる。
また、配水池17に貯留している浄水の残留塩素濃度を計測する残留塩素濃度計32が設けられている。残留塩素濃度計32は、送水ポンプ31の吸い込み口33の近傍の残留塩素濃度を計測するように設定されている。また、配水池17における水温を測る水温計34が設けられている。
さらに、配水池17に対して適切な量の塩素を添加する残留塩素追加設備35が設けられている。残留塩素追加設備35は、捨水弁22の操作で捨水した捨水量及び水温に応じて、添加塩素量を調整する。
次に、需要家15eの残留塩素濃度を一定の濃度以上に保つために、配水池17における目標残留塩素濃度をどのように決定するかについて説明する。
残留塩素追加設備35を備えた配水池17から需要家15eまでの管路19,21及びその間に存在する残留塩素追加設備の無い配水池20の残留塩素濃度の消費を一般的な(式1)を用いて把握する。
Ct=Co・exp(−k・t) (式1)
ここで、kは残留塩素の減少速度となる消費速度係数、tは残留塩素追加設備35を備えた配水池17から需要家15eまでの水の滞留時間、Coは残留塩素追加設備35を備えた配水池17の吸水口もしくは送水ポンプ31の吸込み口付近の残留塩素濃度、Ctは需要家15eでの残留塩素濃度である。
また、残留塩素追加設備35を備えた配水池17から需要家15eまでの滞留時間tは、配水池17から需要家15eに至る管路(19、21)及び配水池20の容積となる経路容積aと、送水ポンプ31の1回の送水量bと、捨水弁22からの1回の捨水量cとから、(式2)で表わされる。
t=(a+b)/c (式2)
また、残留塩素濃度の減少速度となる消費速度係数kは、残留塩素追加設備35を備えた配水池17の残留塩素濃度計32による計測値と、通常実施している水質検査のデータと、(式2)の関係とを利用して、図3のように求めることができる。図3は塩素を添加してから、添加塩素が分解や反応に伴い減少する状態を示しており、縦軸は塩素濃度の減少率を示し、横軸は放置時間(滞留時間)tを示している。配水池17に塩素を添加したときの塩素濃度をCoとし、放置時間(滞留時間)t経過後の塩素濃度をCtとしている。
そして、需要家15eへの残留塩素濃度をCt=0.1mg/Lとした場合、配水池17における残留塩素濃度Coの目標値と捨水弁22での捨水量との関係は、(式3)から図4のように求められる。
Co=Ct/exp(−k・t) (式3)
したがって、吸い込み口33付近の残留塩素濃度を、配水池17に設置した水温計34の水温と捨水弁22からの捨水量とをもとに、図4に示す目標残留塩素濃度以上に保つことで、需要家15eへの残留塩素濃度を0.1mg/L以上に保つことができる。たとえば、水温計34で測定された水温が20℃で、捨水弁22からの捨水する捨水量が2L/分であれば、配水池17での残留塩素濃度が0.4mg/Lあれば、需要家15eでの残留塩素濃度を0.1mg/Lに維持することができる。
本実施の形態では、水温計34で配水池17の水温を測定し、図4に示す各温度に対応する曲線の中から、測定温度の曲線を選択して配水池17での目標残留塩素濃度を決定する。なお、水道設備管理者が捨水弁22での捨水量を予め決めているものとする。捨水量が固定であるので、水温の測定値をパラメータとして配水池17での目標残留塩素濃度を決定することができる。現在の配水池17の残留塩素濃度を残留塩素濃度計32で測定し、目標残留塩素濃度と測定残留塩素濃度との偏差がなくなるように、残留塩素追加設備35から添加する塩素量を制御する。
以上のように本実施の形態では、管網を形成せずに需要家15eへの給水を行う管路19,21を有する配水池17おいて、需要家15eでの残留塩素濃度を目標値以上に保つためには、配水池17での残留塩素濃度Coをどのような値に制御すればよいか判り、配水池17の水温に基づいて残留塩素濃度Coを制御することにより需要家15eでの残留塩素濃度を目標値以上に保つことができる。したがって、水道システムを停止させて管路内に新たな設備を設ける必要がなく、配水池有効容量に対し需要量が少ない管路であっても捨水量及び塩素投入量を最小限に抑えつつ、管網を形成しない管路にて接続された需要家への給水栓水の残留塩素濃度を一定の濃度以上に保つことができる。
なお、図5に示すように、配水池17から下流の配水池20へ送水するためのポンプとして、配水池17の外に設けた吸引ポンプ36を用いるようにしても良い。
また、図6に示すように、残留塩素濃度計と水温計と残留塩素追加設備とを内蔵した残留塩素濃度維持装置40を設置した形態であってもよい。この形態の場合、送水ポンプ31の吸込み口33付近に残留塩素濃度維持装置40の吸込み口と吐き出し口を設置し、吸込み口33付近の残留塩素濃度を、残留塩素濃度維持装置40に内蔵する水温計の水温と捨水弁22からの捨水量とをもとに、図4に示す目標残留塩素濃度以上に保つようにする。これにより、需要家15eへの残留塩素濃度を目標値以上に保つことができる。
また、図7に示すように、送水ポンプ31の代わりに配水池17の外に吸水ポンプ36を設けるようにしても良い。
本発明は、配水池から管網を形成しないで需要家への給水を行う管路を有する配水池での残留塩素濃度管理に適用可能である。
本発明の一実施の形態にかかる残留塩素濃度管理方法が適用される配水管路網の構成図 上記一実施の形態において残留塩素追加設備を備えた配水池の構成図 水温毎の残留塩素濃度の減少率を示す図 水温毎の残留塩素濃度の目標値と捨水弁の捨水量の関係を示す図 上記一実施の形態において送信ポンプを吸水ポンプに代えた変形例の構成図 残留塩素濃度維持装置を設置した変形例に係る配水池の構成図 図6において送信ポンプを吸水ポンプに代えた変形例の構成図
符号の説明
11…浄水場、12…配水池、13…管路、14a…配水管網、15a〜15e…需要家、16…別の管路、17…配水池、18a…配水管網、19…別の管路、20…配水池、21…管路、22…捨水弁、31…送水ポンプ、32…残留塩素濃度計、33…吸い込み口、34…水温計、35…残留塩素追加設備、36…吸水ポンプ、40…残留塩素濃度維持装置

Claims (4)

  1. 残留塩素追加設備を備えた配水池から配管を通して需要家へ水を送り、前記配管の途中で捨水を行って配管内の塩素濃度を維持する水道システムにおける残留塩素濃度管理方法であって、
    前記配水池から前記需要家までの滞留時間と、予め測定して求めた残留塩素濃度の減少速度とから、前記需要家への残留塩素濃度を目標値に固定した場合の各水温での前記配水池における目標残留塩素濃度と捨水量との関係を求めておき、
    前記配水池の水温を測定すると共に、前記配水池内の残留塩素濃度を測定し、当該配水池の残留塩素濃度が測定した水温に対応した目標残留塩素濃度となるように、前記残留塩素追加設備の塩素添加量を制御することを特徴とする残留塩素濃度管理方法。
  2. 前記滞留時間をt、前記配水池から前記需要家までの配管を含む経路容積をa、前記配水池から1回に送水される送水量をb、前記配管での捨水量をcとして、滞留時間を(式A)に基づいて求め、
    t=(a+b)/c ・・・(式A)
    需要家への残留塩素濃度をCt、配水池における目標残留塩素濃度をCo、残留塩素濃度の減少速度をkとして、各水温での前記配水池における目標残留塩素濃度と捨水量との関係を(式B)にて表し、
    Co=Ct/exp(−k・t) ・・・(式B)
    少なくとも水温をパラメータとして、前記残留塩素追加設備の塩素添加量を決定することを特徴とする請求項1記載の残留塩素濃度管理方法。
  3. 前記残留塩素追加設備を備えた配水池は、管網を形成しない管路にて前記需要家へ給水することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の残留塩素濃度管理方法。
  4. 前記残留塩素追加設備を備えた配水池と前記管網を形成しない管路にて接続された前記需要家との間に、残留塩素追加設備を備えない配水池が配置され、当該残留塩素追加設備を備えない配水池の水位が所定レベルまで低下した場合に前記残留塩素追加設備を備えた配水池から一定量を送水することを特徴とする請求項3記載の残留塩素濃度管理方法。
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