JP2009180942A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光軸方向に対する撮像素子の傾きを簡素な構成で精度良く調整できる撮像装置を提供することを目的とする。
【課題手段】 撮像素子8を支持する支持部材10と、光軸の周囲に沿って離散的に配置されて、光軸方向に沿って支持部材10に弾接する複数の付勢部材20a、20b、20cと、複数の付勢部材20a、20b、20cと一対に備えられ、軸部が支持部材10及び付勢部材20a、20b、20cを貫通し、軸部の一端が支持部材10に係合すると共に、軸部の他端がケーシング1cに固定された固定部材12に螺合し、螺合に伴って、光軸方向にスライドして支持部材12を傾動させる回転部材13a,13b,13cと、によって構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学像を撮像素子に導く撮像レンズと、光学像を光電変換して画像信号を出力する撮像素子とを備えた撮像装置に関し、特には、光軸に対する撮像素子の傾きを調整するあおり調整機構に関する。
従来、撮像レンズを介して撮像素子(例えば、CCD:Charge Coupled Devices、CMOS:Complementary Metal Oxide Semiconductor等)に被写体像(所謂、光学像である)を結像して光電変換し、画像信号を生成する撮像装置(例えば、デジタルカメラである)が知られている。
また、撮像装置では、高解像度化のニーズに伴って、撮像素子の取り付けに高精度化が要求され、光学像を導く光軸に対する撮像素子の傾きを調整するあおり調整機構を備えたものがある。つまり、撮像装置では、撮像面中心の焦点が合っていても、その画面周縁近傍の焦点が撮像素子の傾きに依存してずれている虞があるので、このずれを修正するためにあおり調整を行う。
例えば、撮像素子を支持した支持板とレンズ鏡筒に固定された固定板とを光軸方向に対向して配置させ、撮像素子の対角線上に位置する一端側に固定板と支持板との支持部を構成し、この支持部から水平方向及び垂直方向に延びる直線上の夫々に、固定板と支持板との間隙を調整する調整ビスを備えたあおり調整機構が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、他の例として、光軸方向に間隙を介して配置され、撮像素子を支持する第1の支持板と、撮像レンズを含む撮像光学部に固定された第3の支持板と、第1の支持板と第2の支持板との間に配置された第2の支持板とを備え、撮像面の2本の対角線の一方の対角線上の両端において第1の支持板と第2の支持板との第1の支点を構成すると共に、他方の対角線上の両端において第3の支持板第2の支持板との第2の支点を構成しているあおり調整機構が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
そして、第1の支持板に係合して第2の支持板に螺合する調整ビスを用いて、第1の支点を基点として第1の支持板を傾動させ、第2の支持板に係合して第3の支持板に螺合する調整ビスを用いて、第2の支点を基点として第1の支持板を傾動させるように構成されている。
さらに、他の例として、光軸中心に配置された球体を介して、固定板と撮像素子を支持する支持板とを係合し、この球体を支点として、固定板に対して支持板を傾動させるように構成されたあおり調整機構が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平8−248465号公報 特開2004−320282号公報 特開2007−096830号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたあおり調整機構によれば、調整ビスによる調整位置が、撮像素子の対角線上に位置する一端側に配置された固定板と支持板との支持部から水平方向及び垂直方向に延びる直線上に配置されているので、その調整が対角線上の一端側を支持点とする撮像素子の傾きに制限されて、調整できる範囲が狭くなり調整精度を損なう虞がある。
また、特許文献2に記載されたあおり調整機構によれば、第1の支持板と第2の支持板との傾きを調整することで、一方向の傾きを調整し、第3の支持板と第2の支持板との傾きを調整することで、前記一方向に略直交する他方向の傾きを調整するように構成されているので、これらの3枚の支持板を構成するための構造が複雑となって、生産性を損なう虞がある。
また、特許文献3に記載されたあおり調整機構によれば、光軸中心に配置された球体を介して、固定板と撮像素子を支持する支持板とを係合し、この球体を支点として、固定部材に対して支持板を傾動させるように構成されているので、球体の支持及び回転に高精度が要求されて生産性を損なう虞があり、また、球体が光軸上に配置されているので、光軸方向に、撮像素子に重なる回路部品等の他の部品を配置する際に制約を受ける。
そこで、本発明は、光軸方向に対する撮像素子の傾きを簡素な構成で精度良く調整できると共に、光軸方向に沿って、撮像素子に重なるスペースに他の部品を配置する際に、その調整機構によって制約を低減でき、生産性の優れた撮像装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、ケーシング内に収納され、光学像を撮像素子に導く撮像レンズと、前記光学像を光電変換して画像信号を出力する前記撮像素子と、を備えた撮像装置において、前記撮像レンズを介して入射する入射光の光軸に対して前記撮像素子の傾きを調整するあおり調整機構を備え、前記あおり調整機構が、前記撮像素子を支持する支持部材と、前記光軸の周囲に沿って離散的に配置されて、光軸方向に沿って前記支持部材に弾接する複数の付勢部材と、前記複数の付勢部材と一対に備えられ、軸部が前記支持部材及び前記付勢部材を貫通し、該軸部の一端が前記支持部材に係合すると共に、該軸部の他端が前記ケーシングに螺合し、螺合に伴って、光軸方向にスライドして前記支持部材を傾動させる回転部材と、によって構成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の撮像装置によれば、あおり調整機構が、撮像素子を支持する支持部材と、光軸の周囲に沿って離散的に配置されて、光軸方向に沿って支持部材に弾接する複数の付勢部材と、複数の付勢部材と一対に備えられ、軸部が支持部材及び付勢部材を貫通し、軸部の一端が前記支持部材に係合すると共に、軸部の他端がケーシングに螺合し、螺合に伴って、光軸方向にスライドして支持部材を傾動させる回転部材と、によって構成されているので、光軸方向に対する撮像素子の傾きを簡素な構成で精度良く調整できると共に、光軸方向に撮像素子に重なるスペースに他の部品を配置する際に、その調整機構による制約を低減でき、生産性を良好に維持できる。
次に、請求項1に記載の撮像装置は、請求項2に記載の発明のように、前記支持部材に対向する向きに配設されて前記ケーシングに固定された固定部材を備え、光軸方向に沿って、前記支持部材が前記固定部材を介して前記撮像レンズの反対側に配置されると共に、前記付勢部材が前記固定部材と前記支持部材との間に配置され、前記固定部材には、前記回転部材の軸部が螺合する螺合孔が設けられ、前記回転部材が前記固定部材を介して前記ケーシングに螺合し、前記支持部材が前記回転部材によって前記固定部材に支持されていることが好ましい。
これにより、あおり調整機構が固定部材を介してケーシングに接続されるので、ケーシングの構造を簡素化できるとともに、ケーシングに対するあおり調整機構の着脱及び組み立てが容易になる。
次に、請求項1又は請求項2に記載の撮像装置は、請求項3に記載の発明のように、前記複数の付勢部材及び前記回転部材が、三角形の頂点を構成する位置に備えられていることが好ましい。
これにより、光軸を基点とする各方向の傾きに対してバランス良くあおり調整できる。また、あおり調整の後には、三角形の頂点をなす3つの付勢部材及び回転部材を介して支持部材が固定部材に係止されるので、これらの係止及び固定が安定したものになる。
次に、請求項1乃至請求項3の何れか記載の撮像装置は、請求項4に記載の発明のように、前記付勢部材及び前記回転部材が、光軸を中心とする同心円上に少なくとも3箇所以上備えられていることが好ましい。
これにより、光軸を基点とする各方向の傾きに対してバランス良く、あおり調整を行うことができる。
次に、請求項1乃至請求項4の何れか記載の撮像装置は、請求項5に記載の発明のように、前記複数の付勢部材及び前記回転部材が、夫々、等間隔で配置されていることが好ましい。
これにより、複数の付勢部材及び前記回転部材が不等間隔で配置されているよりも、容易に精度良くあおり調整を行うことができる。
次に、特徴とする請求項2乃至請求項5の何れか記載の撮像装置は、付勢部材が、前記回転部材の軸部の周囲に沿って巻き付けられた圧縮コイルばねであって、その一端が前記支持部材に当接すると共に他端が前記固定部材に当接するように構成されていることが好ましい。

これにより、支持部材が、固定部材に対して、回転部材を中心とする圧縮コイルばねによって付勢されるので、回転部材周りに付勢力が均一に発現し、緻密な調整を容易に行うことができる。
本発明の撮像装置は、あおり調整機構が、撮像素子を支持する支持部材と、光軸の周囲に沿って離散的に配置されて、光軸方向に沿って支持部材に弾接する複数の付勢部材と、複数の付勢部材と一対に備えられ、軸部が支持部材及び付勢部材を貫通し、軸部の一端が前記支持部材に係合すると共に、軸部の他端がケーシングに螺合し、螺合に伴って、光軸方向にスライドして支持部材を傾動させる回転部材と、によって構成されているので、光軸方向に対する撮像素子の傾きを簡素な構成で精度良く調整できると共に、光軸方向に撮像素子に重なるスペースに他の部品を配置する際に、その調整機構によって受ける制約を低減でき、生産性を良好に維持できる。
また、本発明の撮像装置は、あおり調整機構が固定部材を介してケーシングに接続されることにより、ケーシングの構造を簡素化できるとともに、ケーシングに対するあおり調整機構の着脱を容易にできる。
また、本発明の撮像装置は、複数の付勢部材及び前記回転部材を、三角形の頂点を構成する位置に備えたり、光軸を中心とする同心円上に少なくとも3箇所以上備えたり、これらを等間隔で備えたりすることにより、光軸を基点とする各方向の傾きに対してバランス良く容易にあおり調整を行うことができ、あおり調整の後には、固定部材に対して支持部材の固定が安定したものになる。
また、本発明の撮像装置は、支持部材が、固定部材に対して、回転部材を中心とする圧縮コイルばねによって付勢されることにより、回転部材周りに付勢力が均一に発現し、緻密なあおり調整を容易に行うことができる。
次に、本発明の撮像装置の一実施例を図面にもとづいて説明する。
図1が撮像装置の構成を表す構成図であって、(a)が撮像装置を光軸方向に直交する向きから表した断面図、(b)が撮像装置を光軸方向の撮像素子側から表した外観図である。また、図2は、図1におけるあおり調整機構の詳細図である。
図1に表したように、撮像装置100には、合成樹脂材で形成されて図示されないネジ部材によって一体に接合されたケーシング1a、1b、1cの内側に、前部レンズ2、撮影の際のズーム倍率に応じて光軸方向(図中のX−X方向である)にスライドするズームレンズ3、ケーシング1bに固定されて撮像素子8へ向かう入射光の光量を調節する光量調節ユニット4、光学像における不要な高周波成分を除去する光学ローパスフィルタ6、撮像素子8に結像する光学像の焦点合わせのために光軸方向にスライドするフォーカスレンズ5、光学像を光電変換してアナログ画像信号を出力する撮像素子8等が備えられている。
また、撮像装置100には、ケーシング1a、1b、1cの外側に、撮像素子8と一体に接続された第一のセンサボード9、ケーシング1cの光軸方向端面に固定され、撮像素子8及びセンサボード9が挿通する挿通孔が形成された固定部材12、撮像素子8から出力される画像信号を回路基板14に中継する第二のセンサボード11、当該撮像装置100の動作を制御する回路が搭載された回路基板14、回路基板14を載置してケーシング1a、1cに固定された基板支持部材5a及び5b等が備えられている。
ズームレンズ3は、ズームレンズ支持部材3aを介して、光軸方向(図中のX−X方向である)に沿ってケーシング1aにスライド自在に支持され、図示しない駆動源(例えば、モータである)の駆動力によってスライドするように構成されている。
光量調節ユニット4は、撮像素子8に結像する光量を調節するための絞りやNDフィルタ(Neutral Density Filter)、シャッタ等によって構成され、ケーシング1bに固定されて図示しない駆動源(例えば、モータやアクチュエータである)の駆動力によって動作するように構成されている。
フォーカスレンズ5は、フォーカスレンズ支持部材5aを介して、光軸方向(図中のX−X方向である)に沿ってケーシング1cにスライド自在に支持され、図示しない駆動源(例えば、モータである)の駆動力によってスライドするように構成されている。
光学ローパスフィルタ6は、縁端部がケーシング1cと弾性体から成るフィルタスペーサ7とによって挟着され、ケーシング1cに支持されている。フィルタスペーサ7は、光学ローパスフィルタ6と撮像素子8の縁端部に弾接して光学ローパスフィルタをケーシング1cに保持するとともに、入射光の漏洩を防止するように構成されている。
撮像素子3は、マトリクス状に複数の光電変換素子が配置された、例えばCCD(Charge Coupled Devices)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)で構成され、第一のセンサボード9に固定されている。
また、図2に表したように、撮像素子8から出力される画像信号は、第一のセンサボード9に装着されたコネクタ16aと第二のセンサボード11接続されたコネクタ16bとの接続によって、第二のセンサボード11に導かれている。
回路基板14は、基板支持部材5a及び5bに載置され、基板支持部材5a及び5bを介してケーシング1a、1cに固定されている。また、第二のセンサボード11の一端が回路基板14に接続されて、撮像素子8から出力された画像信号が回路基板14上の回路に接続されている。また、回路基板14には、撮像素子8から出力される画像信号の処理や、ズームレンズ3、光量調整ユニット4、フォーカスレンズ5等の動作制御を行うための回路が構成されている。
次に、撮像装置100には、図2に表したように、レンズ群(所謂、本発明における撮像レンズである)2、3、5を介して入射する入射光の光軸に対して撮像素子8の傾きを調整するあおり調整機構が備えられている。

あおり調整機構は、第一のセンサボード9を介して撮像素子8を支持する支持部材10と、光軸の周囲に沿って離散的に配置されて、光軸方向に沿って支持部材10に弾接する3つの付勢部材20a、20b、20cと、付勢部材20a、20b、20cと一対に備えられた回転部材13a、13b、13cと、によって構成されている。
回転部材13a、13b、13cは、軸部が支持部材10及び付勢部材20a、20b、20cを貫通し、軸部の一端が支持部材10に係合すると共に、軸部の他端がケーシング1cに螺合し、螺合に伴って、光軸方向にスライドして支持部材10を傾動させるように構成されている。
詳しくは、支持部材10に対向する向きに配設されてケーシング1cに固定された板状の固定部材12を備え、光軸方向に沿って、支持部材10が固定部材12を介してレンズ群2、3、5の反対側に配置されると共に、付勢部材20a、20b、20cが固定部材12と支持部材10との間に配置されている。
また、固定部材12には、回転部材13a、13b、13cの軸部が螺合するねじ部が形成された螺合孔が設けられ、回転部材13a、13b、13cが固定部材12を介してケーシング1cに螺合し、支持部材10が回転部材13a、13b、13cによって固定部材12に支持されている。また、固定部材12及び支持部材10は、耐久性の優れた鋼材(例えば、ステンレスなど)を用いて形成されている。
詳しくは、付勢部材20a、20b、20cは、回転部材13a、13b、13cの軸部の周囲に沿って巻き付けられた圧縮コイルばねであって、その一端が支持部材10に当接すると共に他端が固定部材12に当接するように構成されている。また、回転部材13a、13b、13cは、軸部より大きい径を有する頂部と、頂部から延出して螺旋状のネジ部が形成された軸部とからなる小ネジであって、軸部が固定部材12に突き出して形成された座部12aに螺合している。
また、支持部材10には、座部12aに対向し、固定部材12の反対側に凹となる凹部10aが形成され、この凹部10a内に付勢部材20a、20b、20c及び回転部材13a、13b、13cが装着されている。
また、図1(b)に表したように、複数の付勢部材20a、20b、20c及び回転部材13a、13b、13cが、三角形の頂点を構成する位置に備えられ、夫々、等間隔で配置されている。つまり、付勢部材20a及び回転部材13aと付勢部材13b及び回転部材20bの距離L1、付勢部材20b及び回転部材13bと付勢部材20c及び回転部材13cの距離L2、付勢部材20a及び回転部材13aと付勢部材20c及び回転部材13cの距離L3が等しくなるように配置されている。また、この際、回転部材13a、13b、13c及び付勢部材20a、20b、20cが、光軸を中心(図中のC)とする同心円上に配置されていることが好ましい。
また、図1(b)に表したように、ケーシング1cの端面から、光軸方向に2本の位置決めピン18a、18bが突出し、固定部材12、支持部材10等には、この位置決めピン18a、18bに緩やかに嵌合する貫通孔が形成されている。そして、位置決めピン18a、18bを介して、固定部材12、支持部材10が位置決めされている。
そして、本実施例のあおり調整機構は、回転部材13aを時計周りに回転すると、回転部材13b、13cを支点に、支持部材10が付勢部材20aの付勢力に抗して固定部材12に近づくように傾動し、一方、回転部材13aを反時計周りに回転すると、回転部材13b、13cを支点に、支持部材10が固定部材12から離間するように傾動する。
また、回転部材13bを時計周りに回転すると、回転部材13a、13cを支点に、支持部材10が付勢部材20bの付勢力に抗して固定部材12に近づくように傾動し、一方、回転部材13bを反時計周りに回転すると、回転部材13a、13cを支点に、支持部材10が固定部材12から離間するように傾動する。
また、回転部材13cを時計周りに回転すると、回転部材13a、13bを支点に、支持部材10が付勢部材20cの付勢力に抗して固定部材12に近づくように傾動し、一方、回転部材13cを反時計周りに回転すると、回転部材13a、13bを支点に、支持部材10が固定部材12から離間するように傾動する。
そして、あおり調整の後には、回転部材13a、13b、13cが緩まないように、例えば接着剤を用いて、回転部材13a、13b、13cを支持部材10に接着する。
また、あおり調整を行う際には、焦点合せ用のチャートを用い、このチャートを撮像装置100で撮像して出力画面の合焦度を検出し、この合焦度が所定の範囲になるように、回転部材13a、13b、13cを回転させて調整すればよい。
また、チャートには、画面中心と複数の回転部材13a、13b、13cの夫々とに対応付する位置に焦点合わせのための撮像模様を形成しておき、まず、フォーカスレンズ5を光軸方向にスライドさせて画面中心の撮像模様が合焦する位置にフォーカスレンズ5を設置し、その後、回転部材13a、13b、13cに対応付けられた各撮像模様が合焦するように、順次、回転部材13a、13b、13cを回転させて調整するとよい。また、合焦度を調整する際には、撮像された光学像のMTF(Modulation Transfer Fnnction)を計測するとよい。この際、回転部材13a、13b、13cの回転に伴うMTFの変化を計測し、所定の空間周波数が最大となるように、撮像素子の傾きを設定する。
以上のように、本実施例に記載の撮像装置は、あおり調整機構が、撮像素子8を支持する支持部材10と、光軸の周囲に沿って離散的に配置されて、光軸方向に沿って支持部材10に弾接する複数の付勢部材20a、20b、20cと、複数の付勢部材20a、20b、20cと一対に備えられ、軸部が支持部材及び付勢部材20a、20b、20cを貫通し、軸部の一端が支持板10に係合すると共に、軸部の他端が固定板12を介してケーシング1cに螺合し、螺合に伴って、光軸方向にスライドして支持部材10を傾動させる回転部材13a、13b、13cと、によって構成されているので、光軸方向に対する撮像素子8の傾きを簡素な構成で精度良く調整できると共に、光軸方向に撮像素子8に重なるスペースに他の部品を配置する際に、その調整機構によって制約を低減でき、生産性を良好に維持できる。
また、本実施例に記載の撮像装置は、あおり調整機構が固定部材12を介してケーシング1cに接続されるので、ケーシング1cの構造を簡素化できるとともに、ケーシング1cに対するあおり調整機構の着脱及び組み立てが容易になる。
また、本実施例に記載の撮像装置におけるあおり調整機構は、複数の付勢部材20a、20b、20c及び回転部材13a、13b、13cが、三角形の頂点を構成する位置に等間隔で備えられているので、光軸を基点とする各方向の傾きに対してバランス良くあおり調整できるとともに、あおり調整後の固定を安定したものにできる。
また、本実施例に記載の撮像装置におけるあおり調整機構は、付勢部材20a、20b、20cが、回転部材13a、13b、13cの軸部の周囲に沿って巻き付けられた圧縮コイルばねであって、その一端が支持部材10に当接すると共に他端が固定部材12に当接するように構成されているので、支持部材10が、固定部材12に対して、回転部材13a、13b、13cを中心とする圧縮コイルばねによって付勢されて、回転部材13a、13b、13c周りの付勢力が均一になり、緻密なあおり調整を容易に行うことができる。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでなく、種各の態様を取ることができる。
例えば、本実施例の撮像装置において、付勢部材20a、20b、20c及び回転部材13a、13b、13cを三角形の頂点を構成する位置に配置したが、例えば五角形など、少なくとも頂点が3つ以上の多角形を構成する位置に配置してもよい。
また、本実施例では、固定部材12に回転部材13a、13b、13cが螺合するねじ部を形成したが、固定部材12を省いて、金属製のナットや、バネ性を有するネジ部材である金属性のヘリサート(株式会社 三友精機の商標である)などを、ケーシング1cに埋設してもよい。
本発明の一実施例の、撮像装置の構成を表す構成図であって、(a)が撮像装置を光軸方向に直交する向きから表した断面図、(b)が撮像装置を光軸方向の撮像素子側から表した外観図である。 図1におけるあおり調整機構の詳細図である。
符号の説明
1a,1b,1c…ケーシング、2…前部レンズ、3…ズームレンズ、3a…ズームレンズ支持部材、4…光量調節ユニット、5…フォーカスレンズ、5a…フォーカスレンズ支持部材、6…光学ローパスフィルタ、7…フィルタスペーサ、8…撮像素子、9…第一のセンサボード、10…支持部材、11…第二のセンサボード、12…固定部材、13a,13b,13c…回転部材(小ねじ)、14…回路基板、15a,15b…基板支持部材、16a,16b…コネクタ、17a,17b……撮像素子固定ネジ、18a,18b…位置決めピン、20a,20b,20c…付勢部材(圧縮コイルばね)、100…撮像装置。

Claims (6)

  1. ケーシング内に収納され、光学像を撮像素子に導く撮像レンズと、前記光学像を光電変換して画像信号を出力する前記撮像素子と、を備えた撮像装置において、
    前記撮像レンズを介して入射する入射光の光軸に対して前記撮像素子の傾きを調整するあおり調整機構を備え、
    前記あおり調整機構が、
    前記撮像素子を支持する支持部材と、
    前記光軸の周囲に沿って離散的に配置されて、前記光軸方向に沿って前記支持部材に弾接する複数の付勢部材と、
    前記複数の付勢部材と一対に備えられ、軸部が前記支持部材及び前記付勢部材を貫通し、該軸部の一端が前記支持部材に係合すると共に、該軸部の他端が前記ケーシングに螺合し、螺合に伴って、前記光軸方向にスライドして前記支持部材を傾動させる回転部材と、
    によって構成されている、
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記支持部材に対向する向きに配設されて前記ケーシングに固定された固定部材を備え、
    前記光軸方向に沿って、前記支持部材が前記固定部材を介して前記撮像レンズの反対側に配置されると共に、前記付勢部材が前記固定部材と前記支持部材との間に配置され、
    前記固定部材には、前記回転部材の軸部が螺合する螺合孔が設けられ、
    前記回転部材が前記固定部材を介して前記ケーシングに螺合し、
    前記支持部材が前記回転部材によって前記固定部材に支持されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記複数の付勢部材及び前記回転部材が、三角形の頂点を構成する位置に備えられている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記付勢部材及び前記回転部材が、前記光軸を中心とする同心円上に少なくとも3箇所以上備えられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか記載の撮像装置。
  5. 前記複数の付勢部材及び前記回転部材が、夫々、等間隔で配置されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか記載の撮像装置。
  6. 前記付勢部材が、前記回転部材の軸部の周囲に沿って巻き付けられた圧縮コイルばねであって、その一端が前記支持部材に当接すると共に他端が前記固定部材に当接するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項5の何れか記載の撮像装置。
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