JP2009180685A - 燃料プール補給水系および原子力発電所 - Google Patents

燃料プール補給水系および原子力発電所 Download PDF

Info

Publication number
JP2009180685A
JP2009180685A JP2008021986A JP2008021986A JP2009180685A JP 2009180685 A JP2009180685 A JP 2009180685A JP 2008021986 A JP2008021986 A JP 2008021986A JP 2008021986 A JP2008021986 A JP 2008021986A JP 2009180685 A JP2009180685 A JP 2009180685A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel pool
makeup water
line
water
nuclear power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008021986A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kondo
浩一 近藤
Junichiro Otonari
純一朗 音成
Seijiro Suzuki
征治郎 鈴木
Yuka Tozaki
由佳 戸崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2008021986A priority Critical patent/JP2009180685A/ja
Publication of JP2009180685A publication Critical patent/JP2009180685A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

【課題】これらの課題を解決するために、動的機器を必要とせず、大規模な地震時にも確実に燃料プールへの冷却水の補給を実現し、二次災害を防止することを目的とする。
【解決手段】建屋の屋上に設けられた開口したタンクと、前記タンクに接続され建屋の天井を貫通して燃料プールに補給水を補給する補給水ラインと、前記補給水ラインから分岐する排水ラインと、前記排水ラインから前記補給水ラインへと切り替える弁とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料プールへの冷却水の補給を行う燃料プール補給水系および原子力発電所に関する。
原子力発電所は、燃料プールに燃料プール冷却浄化系が接続されており、使用済燃料から発生する崩壊熱の除熱および燃料プールへの冷却水の補給を行っている。燃料プールへの冷却水の補給は水源タンクから燃料プ−ル冷却浄化系ラインを通して行われるため、その補給には動的機器(たとえばポンプなど)を要するシステムとなっている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5-346489号公報
上述した原子力発電所における燃料プール冷却浄化系においては、燃料プールへの注水のために動的機器を必要とした。仮に想定外の大地震時において動的機器が作動不能な状態に陥った場合に、燃料プールへの注水が不可能となる可能性がある。燃料プール冷却浄化系が使用不可能となった場合、使用済燃料からの崩壊熱を受けることが出来る容量は燃料プール水の顕熱分だけとなり、初期インベントリ顕熱分を食い尽くした後はプール水の蒸発により水位低下、さらには燃料ヒートアップが起こる。
また、補給水システムとして、水源タンクを有する構成となっているのが基本であるが、常時水量を確保したタンクはその重量のために地震時には大きな被害を受け易く、場合によっては接続配管の破損やタンク自体の破損を招く恐れも考えられる。
本発明は、これらの課題を解決するために、動的機器を必要とせず、大規模な地震時にも確実に燃料プールへの冷却水の補給を実現し、二次災害を防止することを目的とする。
本発明に係る燃料プール補給水系は、建屋の屋上に設けられた開口したタンクと、前記タンクに接続され建屋の天井を貫通して燃料プールに補給水を補給する補給水ラインと、前記補給水ラインから分岐する排水ラインと、前記排水ラインから前記補給水ラインへと切り替える弁とを備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、動的機器を必要とせず、大規模な地震時にも確実に燃料プールへの冷却水の補給を実現し、二次災害を防止することができる。
以下、本発明に係る燃料プール補給水系および原子力発電所の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明における燃料プール補給水系および原子力発電所の実施形態を示す図である。
原子力発電所の燃料プール補給水系は、燃料プール5に燃料プール冷却浄化系7が接続されている。通常時は燃料プール5に接続された燃料プール冷却浄化系7により使用済燃料から発生する崩壊熱の除熱および燃料プールへの冷却水の補給を行っている。
原子炉建屋6の屋上には漏斗形の開口タンク1が設置されている。開口タンク1の下端から原子炉建屋6の屋上を貫通する配管が接続されており、配管には弁4が接続されている。弁4には燃料プールの上面まで配置された補給水ライン2と排水ライン3が接続されており、弁4により補給水ライン2と排水ライン3に分岐する構造となっている。
弁4は、通常時は排水ライン3側が開、補給水ライン2が閉となっており、想定外の大地震時により設定された地震加速度を超えた時は排水ライン3側が閉、補給水ライン2が開となる構造を有している。これにより、開口タンク1内の水は自重にて燃料プールへと落下する。なお、弁4は手動による切替えも可能なものとする。
このような構造により、想定外の大地震時に原子力発電所内の道路が液状化や断層により破損し、消防車の通行が不可能となっても、ヘリコプターなどで開口タンク1に散水することにより、開口タンク1から補給水ライン2を介して燃料プール5へ冷却水を補給することが可能である。
また、通常時は開口タンク1の水は排水ライン3により排水されるため開口タンク1の保有する水はないので、想定外の大地震時には保有水重量によるタンクや配管の破損確率を低く抑えることが可能となる。
本実施形態によれば、想定外の大地震においても、動的機器を必要とせず、大規模な地震時にも確実に燃料プールへの冷却水の補給を実現し、二次災害を防止することができる。
また、本実施形態は、既存の原子力発電所、既存の燃料プールだけを対象とするものではなく、次世代BWRのICやPCCS、あるいは次世代PWRのPCCS、さらには再処理施設などの燃料プールなどにも応用が可能である。
なお、以上の説明は単なる例示であり、本発明は上述の実施の形態に限定されず、様々な形態で実施することができる。
本発明における燃料プール補給水系および原子力発電所の実施形態を示す図。
符号の説明
1 開口タンク
2 補給水ライン
3 排水ライン
4 弁
5 燃料プール
6 原子炉建屋
7 燃料プール冷却浄化系

Claims (3)

  1. 建屋の屋上に設けられた開口したタンクと、
    前記タンクに接続され建屋の天井を貫通して燃料プールに補給水を補給する補給水ラインと、
    前記補給水ラインから分岐する排水ラインと、
    前記排水ラインから前記補給水ラインへと切り替える弁と
    を備えたことを特徴とする燃料プール補給水系。
  2. 前記弁は、設定された地震震度により前記排水ラインから前記補給水ラインへと切り替えることを特徴とする前記請求項1記載の燃料プール補給水系。
  3. 請求項1または請求項2記載の燃料プール補給水系を備えたことを特徴とする原子力発電所。
JP2008021986A 2008-01-31 2008-01-31 燃料プール補給水系および原子力発電所 Pending JP2009180685A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008021986A JP2009180685A (ja) 2008-01-31 2008-01-31 燃料プール補給水系および原子力発電所

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008021986A JP2009180685A (ja) 2008-01-31 2008-01-31 燃料プール補給水系および原子力発電所

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009180685A true JP2009180685A (ja) 2009-08-13

Family

ID=41034767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008021986A Pending JP2009180685A (ja) 2008-01-31 2008-01-31 燃料プール補給水系および原子力発電所

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009180685A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012230066A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 燃料プール冷却システム
JP2015075349A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 中国電力株式会社 冷却装置及び該冷却装置を備える使用済燃料貯蔵プール
JP2016156749A (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 三菱重工業株式会社 燃料貯蔵設備

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012230066A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 燃料プール冷却システム
JP2015075349A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 中国電力株式会社 冷却装置及び該冷却装置を備える使用済燃料貯蔵プール
JP2016156749A (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 三菱重工業株式会社 燃料貯蔵設備

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4592773B2 (ja) 静的冷却減圧系および加圧水型原子力プラント
US9031183B2 (en) Emergency core cooling system
JP2010085282A (ja) 加圧水型原子力プラント
WO2012066710A1 (ja) 非常用炉心冷却系および沸騰水型原子力プラント
JP4956316B2 (ja) 非常用炉心冷却系
JP2009180685A (ja) 燃料プール補給水系および原子力発電所
JP2013036921A (ja) 原子力発電所支援船
KR20140122979A (ko) 해수를 이용한 원전 비상냉각 시스템
JP2014029303A (ja) 注水設備および原子炉システム
KR102286098B1 (ko) 사용후연료저장조 냉각계통
US8958521B2 (en) Method and apparatus for an alternative remote spent fuel pool cooling system for light water reactors
JP2013213816A (ja) 非常用復水器及び燃料貯蔵プール並びに原子炉圧力容器冷却水供給装置
JP2013007727A (ja) 原子炉非常対策方法
KR101441488B1 (ko) 피동안전설비 및 이를 구비하는 원전
KR102267104B1 (ko) 원자로용기 외벽냉각 시스템 및 이를 이용한 원자로용기 외벽냉각 방법
JP6314059B2 (ja) 沸騰水型原子力発電所
JP6266466B2 (ja) 原子炉安全システムにおけるデブリ低減システム
KR20050007332A (ko) 원자로의 핵연료 봉에 대한 중간저장설비 및 그러한중간저장설비의 운전방법
KR20130083187A (ko) 원자로 외벽 공동 충수 시스템
JP2021043126A (ja) 非常用冷却システム
Yiquan et al. Probabilistic Safety Assessment for CAP Nuclear Power Plant Spent Fuel Pool
Jacoud Presentation of the KERENA™ Reactor
Bailey BELLEFONTE COMBINED LICENSE APPLICATION-RELATED TO RAW WATER SYSTEM FOR THE BELLEFONTE UNITS 3 AND 4 COMBINED LICENSE APPLICATION
JPS63109394A (ja) 原子炉格納容器保護装置
Kramer US to act swiftly on reactor safety proposal