JP2009180503A - 活動量計 - Google Patents

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Abstract

【課題】 測定結果を含む複数の表示項目を臨床プロトコルに合わせて任意に特定することが可能な活動量計を提供する。
【解決手段】 活動量計1は、操作部6と、活動量を測定する活動量測定手段(加速度検出部15及び演算回路11)と、活動量測定手段で測定された測定結果を含む複数の表示項目を表示する表示部2と、表示部2に表示される表示項目を特定する表示項目特定手段とを備える。表示項目特定手段はPCとの通信により表示項目の特定を行うものである。表示項目は、歩数、消費カロリー、歩行距離、脂肪燃焼量、歩行速度、運動強度、歩行ピッチ、一定の運動強度以上の歩数、時間、エクササイズである。表示項目特定手段により、それらのうち1つのみ又は複数を表示するように、或いは全く表示しない(時刻のみ表示する)ように特定することが可能である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、歩数、消費カロリー、歩行距離等の活動量を測定し、その測定結果を含む複数の表示項目を表示する活動量計に関し、特に表示項目を任意に特定することができる活動量計に関する。
歩数、消費カロリー、歩行距離等の活動量を測定する従来の活動量計は、スイッチ操作などにより、計測した歩数、消費カロリー、歩行距離等の値を表示手段(LCD)において切り替えて表示するものである。それにより、使用者は表示結果を見ることで日常生活での活動に対するモチベーションを上げたり保ったりすることができる。
しかしながら、そのような活動量計を研究の臨床目的などで使用する場合は、モチベーションが上がることによって、通常より多く或いは早く活動してしまうことがある。このような場合、本来収集したい研究データとは違う測定結果を収集してしまう可能性があり、正確な研究が阻害されてしまうことになる。
例えば、メタボリック症候群の検査を行うために、被験者に活動量計を持たせて歩数、消費カロリー、歩行距離等のデータを収集する場合、被験者は表示された測定結果を見ることでもっと良いデータが得られるように活動量を意図的に増やしたりすることがある。本来、正確な検査を行うには被験者が日常生活で平常の活動を行うときに得られるデータを収集する必要があるが、モチベーションの高まりにより普段よりも増えた活動量に基づくデータでは、被験者の今後の生活に対して正確なアドバイスを出せないことになる。
このような問題点に対して、表示部と本体を分離し、測定中は本体機器のみを携帯し、情報(測定結果)を取り出すときにのみ本体機器と表示部のある機器とを合体させて情報を見るようにした歩数計がある(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3047775号公報
上記特許文献1記載の歩数計では、測定中(携帯時)は歩数を見ることができないので、現在の歩数が分からず、より多く歩くためにモチベーションを上げたり維持し難く、その意味では普段の日常生活におけるデータが得られ易いかもしれない。
しかしながら、反対に歩数等の測定結果を見せることを目的とした臨床プロトコルには使用できないという問題を抱えている。
従って、本発明は、そのような問題点に着目してなされたもので、測定結果を含む複数の表示項目を臨床プロトコルに合わせて任意に特定することが可能な活動量計を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の活動量計は、操作手段と、活動量を測定する活動量測定手段と、前記活動量測定手段で測定された測定結果を含む複数の表示項目を表示する表示手段と、を備えたものにおいて、前記表示項目のうち、前記活動量計の被測定者が見ることができる表示項目を特定する表示項目特定手段、を更に備えたことを特徴とする。
この活動量計において、具体的な表示項目特定手段は、パーソナルコンピュータ(以下、PC)との通信(無線/有線)により表示項目の特定を行うもの、操作手段の通常操作とは異なる特殊な操作(複数のスイッチの操作、操作回数などの組み合わせ)により表示項目の特定を行うもの、携帯電話との通信(無線/有線)により表示項目の特定を行うもの、インターネット(無線LAN、有線LAN)を介して外部機器(携帯端末、PC、テレビ)により表示項目の特定を行うものである。
また、表示手段の表示項目は、少なくとも、歩数、消費カロリー、歩行距離、脂肪燃焼量、歩行速度、運動強度、歩行ピッチ、一定の運動強度以上の歩数、時間、エクササイズのいずれかである。
更に、活動量計は、測定結果を所定値と比較する比較手段を備え、表示項目特定手段は、比較手段による比較結果に応じて表示項目を特定するものであってもよい。
又は、活動量計は、測定開始からの経過時間を計時する計時手段と、計時手段で計時された経過時間を所定値と比較する比較手段とを更に備え、表示項目特定手段は、比較手段による比較結果に応じて表示項目を特定するものであってもよい。
この他、測定結果を外部に出力する出力手段を更に備えていることが好ましい。
また、表示手段は、操作手段の通常操作とは異なる特殊な操作により、特定されている表示項目以外の表示項目を表示するものであっても構わない。
なお、本発明において、活動量は、歩数、消費カロリー、歩行距離、脂肪燃焼量、歩行速度、運動強度、歩行ピッチ、一定の運動強度以上の歩数、エクササイズ等を指す。測定結果を含む複数の表示項目は、そのような活動量の測定結果に加えて時間を含む。
本発明によれば、表示手段に表示される表示項目を表示項目特定手段により臨床プロトコルに合わせて任意に特定することが可能である。
臨床目的に応じて普段の生活で得られる活動量を正確に計測できる。
臨床目的に応じて普段の生活よりも多い活動量が得られるようにモチベーションを高めたり維持することができる。
以下、本発明を実施形態に基づいて説明する。
その実施形態に係る活動量計のブロック図を図1に示す。なお、活動量計の平面図(上面図)は図11の(b)に示す通りである。
この活動量計1は、図11の(b)に示すように、筐体の表側に表示部(表示手段)2、スイッチ3,4,5からなる操作部(操作手段)6を有し、筐体の裏側に当該活動量計1を衣服やベルト等に取り付けるための筐体クリップ8を有する。また、活動量計1は、制御部(CPU)10、電源部12、電源切替部13、加速度検出部15、メモリ部16、通信部17を内蔵する。
表示部2は、例えばLCDであり、測定結果を含む複数の表示項目として歩数、消費カロリー、歩行距離、脂肪燃焼量、歩行速度、運動強度、歩行ピッチ、時間、エクササイズを表示する。操作部6のスイッチ3は、メモリ部16に記憶された、例えば1週間分の歩数、消費カロリー、歩行距離等の測定結果を表示するためのもので、スイッチ4は、時計の設定数値、個人情報(年齢・身長・体重等)の数値を切り替えるためのもので、スイッチ5は、表示部2の表示の切替や決定を行うためのものである。
CPU10は、各部を統括制御し、歩数、消費カロリー、歩行距離、脂肪燃焼量、歩行速度、運動強度、歩行ピッチ等を計算する演算回路11を有する。電源部12は、当該活動量計1に設けられた電池(ボタン電池)であり、CPU10に電源を供給する。電源切替部13は、当該活動量計1をPCにUSBケーブルで接続したときにPCからの給電に切り替える。
加速度検出部15は、当該活動量計1の携帯時に体動を検出し、CPU10は、その検出信号に基づいて演算回路11により歩数、消費カロリー、歩行距離、脂肪燃焼量、歩行速度、運動強度、歩行ピッチ等を計算し、この計算値を測定結果として表示部2に表示する。メモリ部16は、CPU10による測定結果を記憶する。この活動量計1では、加速度検出部15と演算回路11を含むCPU10とで活動量測定手段が構成される。
図1の例では、通信部17は、パーソナルコンピュータ(PC)と接続してPCとデータの送受信を行うためのもので、PCとは例えばUSBケーブルで接続される。この場合は、通信部17とPCにより、表示部2に表示される測定結果を含む複数の表示項目を特定する表示項目特定手段が構成される。なお、通信部17とPCは有線(USBケーブル)で接続する以外に無線で接続してもよいのは勿論である。
通信部17と外部機器により表示項目特定手段を構成する場合は、例えば図2に示すようなシステムとなる。このシステムによると、複数(ここでは3つ)の活動量計1a,1b,1cがそれぞれ通信部17を介して外部機器(携帯電話又はPC)31,32,33と接続され、更に外部機器31〜33がインターネット30に接続され、インターネット30には活動量管理用サーバ35も接続されている。外部機器31〜33は、それぞれ対応の活動量計1a,1b,1cの歩数、消費カロリー、歩行距離等の測定結果(測定データ)を記憶・管理し、活動量管理用サーバ35は、各外部機器31〜33からの測定データをインターネット30により収集して保存・管理する。
通信部17と携帯電話により表示項目特定手段を構成する場合は、例えば図3に示すようなシステムとなる。このシステムによると、複数(ここでは2つ)の活動量計1a,1bがそれぞれ通信部17に接続されたケーブル41を介してデータ転送装置42に接続され、データ転送装置42に設けられたカードスロットに携帯電話43(インターネット50に接続するための通信機能を有するもの)が装着されている。インターネット50には、活動量計1a,1bの測定データを保存・管理するサーバ51と、このサーバ51に蓄積された測定データを医師が分析するために用いるドクター用PC52とが接続されている。
上記のように構成した活動量計1は、表示部2に表示される表示項目を特定することが特徴であり、次にその表示項目の特定について説明する。
まず、表示項目が歩数だけである臨床の場合を図4に示す。この場合、PCと活動量計1はUSBケーブル20で接続され、PCの専用アプリケーションから活動量計1の表示部2の表示項目を“歩数”のみに設定する。従って、設定後の活動量計1の表示部2には歩数だけしか表示されないので、当該活動量計1を所持した使用者(被験者)は歩数しか見ることができない。
この例では、歩数を意識することになるので、歩数についてはモチベーションを高めたり維持することができる。従って、歩数を増やす活動をしてほしい臨床(日常生活で歩数を多くしてほしい研究)に有効である。
表示項目は何も見せたくない臨床の場合(時刻のみを表示する場合)を図5に示す。この場合は、PCの専用アプリケーションから活動量計1の表示部2の表示項目を時計のみに設定することで、測定結果とは直接関係ない時刻が表示されることになる。従って、設定後の活動量計1の表示部2には時刻だけしか表示されないので、当該活動量計1を所持した使用者は時刻しか見ることができない。
この例では、時刻以外に測定結果は何も分からないので、使用者は活動量についてモチベーションを高めたり維持し難く、その結果、全活動量について平常の生活で得られるデータを収集し易く、できる限り普段のデータが必要である臨床に有効であり、そのような臨床を正確に行うことができる。
次に、表示項目が歩数と消費カロリーだけである臨床の場合を図6に示す。この場合、PCの専用アプリケーションから活動量計1の表示部2の表示項目を“歩数”及び“消費カロリー”のみに設定する。活動量計1の表示部2には、スイッチ5を押すたびに歩数と消費カロリーが切り替わって表示される。従って、設定後の表示部2には歩数又は消費カロリーだけしか表示されないので、当該活動量計1を所持した使用者は歩数又は消費カロリーしか見ることができない。
この例では、歩数と消費カロリーを意識することになるので、歩数及び歩数に連関する消費カロリーに関してはモチベーションをより高めたり維持することができる。従って、歩数を増やす活動をしてほしい臨床に有効であるだけでなく、歩数の意識と消費カロリーの意識との相乗作用によりモチベーションをより長く持続することができる。
なお、図6の例では、歩数と消費カロリーのうち、どの測定結果を一番よく見たかをメモリ部16に記憶しておき、測定後にその記憶内容に基づいて、次回の表示設定の参考にしてもよい。
図4〜図6の例は、表示項目特定手段がPCとの通信により表示項目の特定を行うものであるが、表示項目特定手段が操作部6(スイッチ3〜5)の通常操作とは異なる特殊な操作(複数のスイッチの操作、操作回数などの組み合わせ)により表示項目の特定を行うものである場合を図7に示す。
各スイッチ3,4,5は、通常操作(単独で1回押したり、複数回続けて押す操作)により前記機能を使用することができるが、図7の例は、そのような通常操作と異なる特殊な操作により、表示部2の表示項目を歩数だけとする場合である。
具体的にその表示項目の設定の仕方は、まずスイッチ3,4を押しながらスイッチ5を2回押す(左図)。これにより、表示部2には“歩数のみ”と“時計のみ”が表示されるので(右上図)、スイッチ3,4で選択し、スイッチ5を押して決定する。ここでは“歩数のみ”を決定することとする。
従って、設定後の活動量計1の表示部2には歩数だけしか表示されないので、当該活動量計1を所持した使用者は歩数しか見ることができない。この例では、活動量計1において、使用者が通常使用では行わない操作をすることにより表示項目を設定するので、PCが不要である。
また、図7のように、表示項目特定手段が操作部6の通常操作とは異なる特殊な操作により表示項目の特定を行うものである場合、その特殊な操作を特定の人だけが利用する使い方が可能となる。すなわち、使用者がその特定の表示項目以外の表示項目を見ようとしても、通常操作とは異なる特殊な操作をしなければならないので、使用者はその特殊な操作方法を知らない限り特定の表示項目以外の表示項目を見ることができない。このため、特定の表示項目以外の表示項目を見てもよい研究者や医師が特殊な操作方法を認識しておけば、その特殊な操作方法を実行することで、表示部2に特定の表示項目以外の表示項目が表示されるので、研究者や医師はその表示項目を知見データとして研究や診断等に活用することが可能である。
このような活動量計1は、表示部2の表示項目を特定可能であるため、同じ活動量計1であっても表示項目を変えることで様々な臨床プロトコルに対応できる。その具体例を図8に示す。
図8では、表示項目を歩数のみに設定した活動量計1Aを、臨床プロトコルAの対象である歩数のみを見せる被験者群に持たせ、表示項目を時計(時刻)のみに設定した活動量計1Bを、臨床プロトコルBの対象である測定結果を見せない(時計のみを見せる)被験者群に持たせ、表示項目を消費カロリーのみに設定した活動量計1Cを、臨床プロトコルCの対象である消費カロリーのみを見せる被験者群に持たせる。すなわち、同じ活動量計であっても、臨床プロトコルA,B,Cに応じて表示項目の異なる3種類の活動量計1A,1B,1Cを用意することになる。
この活動量計1によれば、表示項目を変更することで、臨床プロトコルの数に関わらず、同じ活動量計1であっても簡単に対応することができる。
次に、PCとの通信により活動量計1の表示部2の表示項目を特定する場合の仕方について説明する。図9の(a)において、前記した通り、まずPCと活動量計1をUSBケーブル20で接続する。次いで図9の(b)に示すように、PCの画面でアプリケーションの本体設定ボタン(円印部分)を押す。すると、図10のような活動量計設定画面に切り替わるので、画面上の矢視で示す“LCD表示モード”の中で見せたい表示項目を選択する(チェックする)。選択後、設定実行ボタンを押すと、図11の(a)に示すような画面になり、表示項目の設定が終了する。
その後、活動量計1をUSBケーブル20から外すと、図11の(b)のように、活動量計1の表示部2には、設定した表示項目(ここでは歩数のみ)が表示されることになる。
次に、活動量計1の表示部2に表示される表示項目を特定する意義について、実施例1,2により説明する。
〔実施例1〕
この実施例1では、歩数の表示を制限する場合について説明する。歩数の表示を制限するのは、例えば被験者の生活習慣病予防のために行う。この場合、普段の生活の歩数を計測する実験(1)と意識的に歩数を上げて生活させる実験(2)を実施する。実験(1)(2)の結果を基に、歩数を上げることによって生活習慣病にウォーキングの効果があるか研究する。
ここに、実験(1)において、歩数が常時表示される通常の歩数計を持たせると、被験者は歩数計に表示される歩数を意識し、歩数を増やそうと努力することで、普段の生活における歩数が正しく計測できない可能性がある。反対に、実験(2)において、歩数が表示されない歩数計であれば、歩数が分からないことでモチベーションが高まらず(又は維持し難く)、被験者に意識的に歩数を増やしてもらうのが難しくなってくる。
そこで、上記の通り、この実施形態の活動量計では、被験者には操作できない、表示項目を制限、制限解除する機能を設けてある。つまり、表示項目を特定することに意義がある。
具体的には、実験(1)を行うため研究者は活動量計の表示部の表示項目を制限する。制限の仕方は、前記したように活動量計をPCに接続し、専用アプリケーションから活動量計の表示項目を「時計のみ表示」に設定する(図9〜図11参照)。この活動量計「時計のみ表示」は、単体では歩数などの測定結果を見ることができない。この活動量計「時計のみ表示」を被験者に配布する。被験者は或る一定期間(例えば1ヶ月)、活動量計「時計のみ表示」を装着し、普段の生活を過ごす。
一定期間終了後、研究者は被験者から活動量計「時計のみ表示」を回収し、歩数データを収集する。データ収集方法は、活動量計「時計のみ表示」をPCに接続し、専用アプリケーションからのダウンロードで行う。研究者は、収集した歩数データに基づいて被験者の健康診断を行う。
一方、実験(2)を行うために研究者は活動量計の表示項目の制限を解除する。制限解除の仕方は、上記と同様に活動量計をPCに接続し、専用アプリケーションから活動量計の表示項目を「歩数のみ表示」に設定する。この活動量計「歩数のみ表示」は、単体では測定結果として歩数のみを見ることができる。この活動量計「歩数のみ表示」を被験者に配布する。被験者は或る一定期間(例えば1ヶ月)、活動量計「歩数のみ表示」を装着し、普段の生活よりも歩数が増えるように意識的に多く歩いてもらう(ウォーキングしてもらう)よう生活してもらう。
一定期間終了後、研究者は被験者から活動量計「歩数のみ表示」を回収し、歩数データを収集する。データ収集方法は、上記と同様に活動量計「歩数のみ表示」をPCに接続し、専用アプリケーションからのダウンロードで行う。研究者は、収集した歩数データに基づいて被験者の健康診断を行う。
実験(1)(2)の健康診断の結果及び歩数データを基に、研究者は生活習慣病にウォーキングが有効であるかどうか、被験者が健康になったかを研究することができる。
そのような実験(1)(2)に係る活動量計におけるフロー図を図12に示す。まずST1においては、PCより表示設定命令を受信し、ST2において、その表示設定命令を判定する。この判定の結果、歩数のみ表示モード指定の場合は、ST3において歩数のみ表示モードとし、時計のみ表示モード指定の場合は、ST4において時計のみ表示モードとする。
次のST5においては、最初に時計のみ表示モード〔実験(1)〕の活動量計を装着し、続いて歩数のみ表示モード〔実験(2)〕の活動量計を装着した被験者が、日常生活を過ごす間の歩数を計測する。各実験(1)(2)の過程で、ST6において、活動量計の表示モードを判定する。この判定の結果、歩数のみ表示モードの場合(活動量計「歩数のみ表示」を装着した実験(2)の場合)は、ST7において、計測した歩数を活動量計の表示部に表示し、ST5に戻って、日常生活での歩数の計測及び表示を継続する。時計のみ表示モードの場合(活動量計「時計のみ表示」を装着した実験(1)の場合)は、ST8において、計測した歩数は活動量計の表示部に表示せず、ST5に戻って、日常生活での歩数の計測及び非表示を継続する。
〔実施例2〕
この実施例2では、時間、比較により自動表示変更する場合について説明する。時間、比較により自動表示変更するのは、例えば被験者の生活習慣病予防のために行う。この場合、普段の生活の歩数を計測する実験(1)と意識的に歩数を上げて生活させる実験(2)を実施する。実験(1)(2)の結果を基に、歩数を上げることによって生活習慣病にウォーキングの効果があるか研究する。
この場合も、実施例1と同様の問題が生じる。すなわち、実験(1)において、歩数が常時表示される通常の歩数計を持たせると、被験者は歩数計に表示される歩数を意識し、歩数を増やそうと努力することで、普段の生活における歩数が正しく計測できない可能性がある。反対に、実験(2)において、歩数が表示されない歩数計であれば、歩数が分からないことでモチベーションが高まらず(又は維持し難く)、被験者に意識的に歩数を増やしてもらうのが難しくなってくる。
そのような問題に加えて、上記実施例1の場合は、実験(1)(2)の間で活動量計の表示の再設定が必要になる。すなわち、同一の活動量計において、最初に実験(1)用に「時計のみ表示」に設定しても、次の実験(2)用に「歩数のみ表示」に設定し直す必要がある。
また、実験(2)の期間が長い場合は、被験者のモチベーションが下がる可能性がある。つまり、意識的に歩数を上げて生活させる場合、短期間であるとモチベーションを維持することが比較的容易であるが、長期間であると被験者の目的意識や動機付けが堅固でないとモチベーションが徐々に低下してしまい易い。
そこで、上記の通り、この実施形態の活動量計では、被験者には操作できない、自動で表示項目の制限を解除する機能を設けてある。つまり、表示項目を特定することに意義がある。例えば、自動で表示項目の制限を解除する機能は、一定時間によるものである。この場合は、活動量計の表示項目を再設定する手間を省略できる。また、自動で表示項目の制限を解除する機能は、運動量の比較によるものである。この場合は、被験者のモチベーションを保つことができる。
具体的には、実験(1)(2)を行うため研究者は活動量計の表示部の表示項目を制限する。制限の仕方は、前記したように活動量計をPCに接続し、専用アプリケーションから行う。一例として、表示項目の時間設定を「1週間目:時計のみ表示」「2週間目:歩数のみ表示」に設定する。また、表示項目の比較設定を「歩数10万歩超えた時:カロリー表示」に設定する。併せて、被験者の健康診断を行う。
上記時間設定及び比較設定した活動量計を被験者に配布する。被験者は或る一定期間(例えば1週間)、歩数表示の出ない(時計のみ表示の)活動量計を装着し、普段の生活を過ごす〔実験(1)〕。1週間経過後、活動量計の時間設定が有効になり、活動量計に1週間分の歩数が表示される。これまでの実験(1)に対して今度は、被験者は歩数が表示されることによって、意識的に歩数を増やした生活を過ごす〔実験(2)〕。
その生活中に被験者の総歩数が10万歩を越えた時、活動量計の比較設定が有効になり、活動量計に総歩数とともに10万歩分の消費カロリーも表示されるようになる。この時点から歩数と消費カロリーを見ることができ、意識的に歩数を増やすように努めるモチベーションを維持できる。
実験期間終了後、研究者は被験者から活動量計を回収し、歩数データを収集する。データ収集方法は、活動量計をPCに接続し、専用アプリケーションからのダウンロードで行う。研究者は、収集した歩数データに基づいて被験者の健康診断を行う。
実験開始前と実験終了後の健康診断の結果及び歩数データを基に、研究者は生活習慣病にウォーキングが有効であるかどうか、被験者が健康になったかを研究することができる。
そのような実験(1)(2)に係る活動量計におけるフロー図を図13、図14に示す。まずST11においては、PCより表示設定命令を受信し、ST12において、その表示設定命令を判定する。この判定の結果、歩数のみ表示モード指定の場合は、ST13において歩数のみ表示モードとし、時計のみ表示モード指定の場合は、ST14において時計のみ表示モードとする。
時計のみ表示モードでは、次にST15において、時間設定命令があるか判定し、時間設定命令なしの場合は、ST16において時間設定なしとし、時間設定命令があり、その時間設定が1週間後指定の場合は、ST17において、1週間後に時計のみ表示モードを解除することとする。
時計のみ表示モードでは、更にST18において、比較設定命令があるか判定し、比較設定命令なしの場合は、ST19において比較設定なしとし、比較設定命令がある場合は、ST20において、10万歩以上でカロリー(消費カロリー)を表示することとする。
上記の設定により、歩数のみ表示モードでは歩数を常時表示する。時計のみ表示モードで、時間設定及び比較設定がない場合は、測定結果は常時何も表示しない(時計のみ常時表示する)。時計のみ表示モードで、時間設定のみがある場合は、上例では1週間後に時計のみ表示モードを解除するので(歩数のみ表示モードとなるので)、解除後は歩数を表示する。時計のみ表示モードで、比較設定のみがある場合は、上例では歩数が10万歩以上になるとカロリーを表示するので、それ以降は歩数とカロリーを表示する。時計のみ表示モードで、時間設定及び比較設定がある場合は、1週間後に歩数を表示するとともに、10万歩以上になるとカロリーも表示する。
そのような各設定された活動量計において、ST21において、時計処理を行う。そして、ST22においては、上記各設定された活動量計を装着した被験者が、それぞれ日常生活を過ごす間の歩数を計測する。歩数計測後は、ST23において、その歩数等に基づいてカロリーを演算する。
ST24においては、時間設定があるか判定し、ある場合はST25において、計測開始から1週間が経過したか判定し、経過したときはST26において、時計のみ表示モードを解除して歩数のみ表示モードとする。
ST27においては、比較設定があるか判定し、ある場合はST28において、歩数が10万歩に達したか判定し、そうであるならST29において、カロリー表示モードとする。
ST30においては、現在の表示モードを判定する。判定の結果、歩数のみ表示モードの場合は、ST31において歩数を表示し、カロリー表示モードの場合は、ST32において歩数とカロリーを表示し、時計のみ表示モードの場合は、ST33において測定結果は何も表示しない(時計のみ表示する)。
その後、ST21の時計処理、ST22の歩数計測、ST23のカロリー演算を継続し、ST21〜ST33の処理を繰り返し、各モードに応じて測定結果の表示・非表示を行う。
上記実施形態で示した時間設定及び比較設定は一例であり、この他にも種々の態様がある。例えば、上記実施形態では、時間設定として1週間経過後に歩数のみ表示モードに変更することとしているが、特定の曜日になると表示項目を制限又は制限解除する、特定の時間帯(朝、昼、夜)になると表示項目を制限又は制限解除する、などでもよい。
また、比較設定として10万歩以上になるとカロリー表示をすることとしているが、1日の活動量が一定値を越えないと表示項目を制限又は制限解除するでもよい。
或いは、使用者の活動により(歩行が多い、オフィスワークが多いなどにより)、又は使用者の身体情報(年齢、性別、身長、体重など)により、表示項目を制限又は制限解除しても構わない。
実施形態に係る活動量計の構成を示すブロック図である。 同活動量計において、通信部と外部機器により表示項目特定手段を構成する場合のシステムの一例を示す図である。 同活動量計において、通信部と携帯電話により表示項目特定手段を構成する場合のシステムの一例を示す図である。 同活動量計において、表示部の表示項目を歩数だけとする場合を説明するための図である。 同活動量計において、表示部の表示項目を何も見せない場合(時刻のみ表示する場合)を説明するための図である。 同活動量計において、表示部の表示項目を歩数と消費カロリーだけとする場合を説明するための図である。 同活動量計において、操作部の通常操作と異なる特殊な操作により、表示部の表示項目を特定する場合(歩数のみを表示する場合)を説明するための図である。 同活動量計において、複数の臨床プロトコルの各々に対応するよう表示部の表示項目をそれぞれ特定した場合を説明するための図である。 同活動量計において、PCとの通信により表示部の表示項目を特定する場合の仕方について説明するための図であり、PCと活動量計との接続を示す図(a)、及びPCの画面でのアプリケーションの操作を説明する図(b)である。 図9に続く説明図であり、PCの活動量計設定画面を示す図である。 図10に続く説明図であり、設定実行ボタン操作後のPCの画面を示す図(a)、及び活動量計をUSBケーブルから外した後の活動量計の表示部の表示項目を示す図(b)である。 同活動量計において、歩数の表示を制限する場合のフロー図である。 同活動量計において、時間、比較により自動表示変更する場合のフロー図である。 図13に続くフロー図である。
符号の説明
1 活動量計
2 表示部(表示手段)
3〜5 スイッチ
6 操作部(操作手段)
10 CPU
11 演算回路
15 加速度検出部
17 通信部
20 USBケーブル
30,50 インターネット
31〜33 外部機器
PC パーソナルコンピュータ

Claims (10)

  1. 操作手段と、
    活動量を測定する活動量測定手段と、
    前記活動量測定手段で測定された測定結果を含む複数の表示項目を表示する表示手段と、を備えた活動量計において、
    前記表示項目のうち、前記活動量計の被測定者が見ることができる表示項目を特定する表示項目特定手段、
    を更に備えたことを特徴とする活動量計。
  2. 前記表示項目特定手段は、パーソナルコンピュータとの通信により、前記表示項目の特定を行うものであることを特徴とする請求項1記載の活動量計。
  3. 前記表示項目特定手段は、前記操作手段の通常操作とは異なる特殊な操作により、前記表示項目の特定を行うものであることを特徴とする請求項1記載の活動量計。
  4. 前記表示項目特定手段は、携帯電話との通信により、前記表示項目の特定を行うものであることを特徴とする請求項1記載の活動量計。
  5. 前記表示項目特定手段は、インターネットを介して外部機器により、前記表示項目の特定を行うものであることを特徴とする請求項1記載の活動量計。
  6. 前記表示手段の表示項目は、少なくとも、歩数、消費カロリー、歩行距離、脂肪燃焼量、歩行速度、運動強度、歩行ピッチ、一定の運動強度以上の歩数、時間、エクササイズのいずれかであることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5記載の活動量計。
  7. 前記測定結果を所定値と比較する比較手段を備え、前記表示項目特定手段は、前記比較手段による比較結果に応じて前記表示項目を特定することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5又は請求項6記載の活動量計。
  8. 測定開始からの経過時間を計時する計時手段と、前記計時手段で計時された経過時間を所定値と比較する比較手段とを更に備え、前記表示項目特定手段は、前記比較手段による比較結果に応じて前記表示項目を特定することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6又は請求項7記載の活動量計。
  9. 前記測定結果を外部に出力する出力手段を更に備えたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7又は請求項8記載の活動量計。
  10. 前記表示手段は、前記操作手段の通常操作とは異なる特殊な操作により、前記特定されている表示項目以外の表示項目を表示することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8又は請求項9記載の活動量計。
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