JP2009176563A - バックライト - Google Patents
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Abstract
【課題】点光源を用いた場合でも、輝度の均一性を高め、また軽量なバックライトを提供する。
【解決手段】略点発光する複数の光源と、前記光源から出射される光が入射する入光端面と、前記入光端面に対向し、前記入光端面から入射した光を出射する出光端面と、前記入光端面に対して略垂直な第1の主面と、前記第1の主面に対向する第2の主面と、を有し、前記第1の主面と前記第2の主面の少なくともいずれかに、独立形状の複数の光制御凹部が設けられ、前記第1の主面及び前記第2の主面の少なくともいずれかが平坦面である導光体と、前記出光端面から出射した出射光の光路を変換する光路変換部と、を備えたことを特徴とするバックライトが提供される。
【選択図】図1
【解決手段】略点発光する複数の光源と、前記光源から出射される光が入射する入光端面と、前記入光端面に対向し、前記入光端面から入射した光を出射する出光端面と、前記入光端面に対して略垂直な第1の主面と、前記第1の主面に対向する第2の主面と、を有し、前記第1の主面と前記第2の主面の少なくともいずれかに、独立形状の複数の光制御凹部が設けられ、前記第1の主面及び前記第2の主面の少なくともいずれかが平坦面である導光体と、前記出光端面から出射した出射光の光路を変換する光路変換部と、を備えたことを特徴とするバックライトが提供される。
【選択図】図1
Description
本発明は、バックライトに関する。
液晶表示装置等に用いられるサイドライト型バックライトとして、発光ダイオード(LED: Light Emitting Diode)等の点光源を用いた場合、その点光源の配置に起因した輝度ムラが問題になる。すなわち、導光体の端部(入光部)に設けられた点光源(LED)の正面に対応した部分では明るくなり、また、点光源(LED)の間に対応した部分では暗くなる。
これに対して、導光体裏面に設けられる光放射溝部とは別に、導光体裏面の入光部近傍領域に、例えば光拡散反射塗料等による光拡散部を設け、その光拡散反射塗料面の大きさやピッチ、密度を変え、入光部近傍における輝度ムラを改善する技術が提案されている(特許文献1)。しかしながら、光拡散部を新たに設けることは構成が複雑になる。また、特許文献1に開示された導光体は、バックライトの有効エリアのほぼ全面にわたって設けられた略矩形または略楔形状の透明樹脂板であり、このため、重量が大きかった。
特開2007−42479号公報
これに対して、導光体裏面に設けられる光放射溝部とは別に、導光体裏面の入光部近傍領域に、例えば光拡散反射塗料等による光拡散部を設け、その光拡散反射塗料面の大きさやピッチ、密度を変え、入光部近傍における輝度ムラを改善する技術が提案されている(特許文献1)。しかしながら、光拡散部を新たに設けることは構成が複雑になる。また、特許文献1に開示された導光体は、バックライトの有効エリアのほぼ全面にわたって設けられた略矩形または略楔形状の透明樹脂板であり、このため、重量が大きかった。
本発明は、上記の課題に基づいたものであり、その目的は、点光源を用いた場合でも、輝度の均一性を高め、また軽量なバックライトを提供することにある。
本発明の一態様によれば、略点発光する複数の光源と、前記光源から出射される光が入射する入光端面と、前記入光端面に対向し、前記入光端面から入射した光を出射する出光端面と、前記入光端面に対して略垂直な第1の主面と、前記第1の主面に対向する第2の主面と、を有し、前記第1の主面と前記第2の主面の少なくともいずれかに、独立形状の複数の光制御凹部が設けられ、前記第1の主面及び前記第2の主面の少なくともいずれかが平坦面である導光体と、前記出光端面から出射した出射光の光路を変換する光路変換部と、を備えたことを特徴とするバックライトが提供される。
本発明によれば、点光源を用いた場合でも、輝度の均一性を高め、また軽量なバックライトが提供される。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るバックライトの構成を例示する模式断面図である。
図1に表したように、本発明の第1の実施形態のバックライト10は、複数の光源310と、光ガイド部180と、を備える。光ガイド部180は、導光体110と光路変換部520とを有する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るバックライトの構成を例示する模式断面図である。
図1に表したように、本発明の第1の実施形態のバックライト10は、複数の光源310と、光ガイド部180と、を備える。光ガイド部180は、導光体110と光路変換部520とを有する。
導光体110は、略一方向に配列した複数の光源310から出射される光305が入射する入光端面140、及び、入光端面140に対向し、入光端面140から入射した光を出射する出光端面150を有する。また、導光体110は、入光端面140と略垂直で、光源310の配列方向と略平行な第1の主面120(表面)と、第1の主面120に対向する第2の主面130(裏面)と、を有する。
さらに、導光体110には、第2の主面130に、複数の光源310から出射された光305の輝度分布を反映して設けられた独立形状の複数の光制御凹部220が設けられている。
この導光体110は、例えばアクリル樹脂等の透明な板状構造を有している。また、図1の例では、光制御凹部220は、第2の主面130に設けられているが、これに限らず、光制御凹部220は、第1の主面120と第2の主面の少なくともいずれかに、設けられる。そして、第1の主面120及び第2の主面130の少なくともいずれかは平坦面である。なお、この平坦面は、曲面ではなく、表面が略平面の平坦面であれば良く、また、平坦面に光制御凹部220が設けられていても平坦面とする。この光制御凹部220の詳細については後述する。
さらに、導光体110には、第2の主面130に、複数の光源310から出射された光305の輝度分布を反映して設けられた独立形状の複数の光制御凹部220が設けられている。
この導光体110は、例えばアクリル樹脂等の透明な板状構造を有している。また、図1の例では、光制御凹部220は、第2の主面130に設けられているが、これに限らず、光制御凹部220は、第1の主面120と第2の主面の少なくともいずれかに、設けられる。そして、第1の主面120及び第2の主面130の少なくともいずれかは平坦面である。なお、この平坦面は、曲面ではなく、表面が略平面の平坦面であれば良く、また、平坦面に光制御凹部220が設けられていても平坦面とする。この光制御凹部220の詳細については後述する。
導光体110の入光端面140に対向して、略点発光する、例えばLED等の複数の光源310が略一方向に並んで設置され、光源310から出射される光305が、入光端面140から導光体110に入射する。入光端面140から入射した光305は、第2の主面130(及び第1の主面120の少なくともいずれか)に設けられた、光制御凹部220によって光路が変更され、第1の主面120と第2の主面130の間を反射し、導光され、出光端面150から出射光306を出射する。
このとき、光制御凹部220が、複数の光源310から出射された光305の輝度分布を反映して設けられているので、出射光306は、複数の光源310の配置に起因した輝度ムラが解消され、均一な輝度分布となる。
このとき、光制御凹部220が、複数の光源310から出射された光305の輝度分布を反映して設けられているので、出射光306は、複数の光源310の配置に起因した輝度ムラが解消され、均一な輝度分布となる。
一方、光路変換部520は、導光体110の出光端面150と空間を空けて設けられ、出光端面150から出射した出射光306の光路を変換する機能を有する。光路変換部520は、例えば、樹脂で形成することができ、反射部521は、鏡面反射または拡散反射、あるいは、その両方の性質を有する反射部とすることができる。
また、光路変換部520の反射部521の断面形状は、出射光306の光路を変更できれば任意で良いが、図1に例示されているように、R形状、放物線形状、多項式形状等の上に凹の曲線形状とすることができる。
また、光路変換部520の反射部521の断面形状は、出射光306の光路を変更できれば任意で良いが、図1に例示されているように、R形状、放物線形状、多項式形状等の上に凹の曲線形状とすることができる。
また、出光端面150は、集光作用を有する例えば凸レンズの形状とすることができる。そして、上に述べた光路変換部520の反射部521の断面形状との組み合わせにより、出射光306が、光路変換部520の反射部521で効率良く反射し、照明光307を効率よく生成し、輝度を均一化できる。なお、出光端面150の詳細については後述する。
出射光306は、光路変換部520の反射部521で反射し、例えば、第1の主面120に対して略垂直方向に光路が変換され、照明光307となる。光制御凹部220によって出射光306が均一化されているので、この照明光307も、複数の光源310の配置に起因した輝度ムラもなく、均一な輝度分布とすることができる。
このように、本実施形態に係るバックライト10は、複数の光源310から出射された光305の輝度分布を反映して設けられた光制御凹部220が設けられた導光体110を有しているので、複数の光源310の配置に起因した輝度ムラを解消でき、点光源を用いた場合でも、均一な輝度分布が実現できる。また、導光体110の出光端面150と光路変換部520との間が空間とされているので、軽量化が可能である。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るバックライトの構成を例示する模式分解斜視図である。
なお、図2以降の各図については、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
なお、図2以降の各図については、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図2に表したように、本実施形態に係るバックライト10は、上記の光ガイド部180と、光ガイド部180の入光端面140に光305を入射させる、略一方向に配列した略点発光する複数の光源310を備えている。例えば、複数の光源310は、配線基板の上に略一方向に配列して実装され、光源ユニット320を構成する。そして、光源310には、例えばLEDが用いられる。なお、このような構造の光ガイド部180及びそれを用いたバックライト10は、例えば液晶表示装置等の背面に設置され、照明光307が液晶表示装置等によって光スイッチングされ、液晶表示装置等は表示を行う。また、このように、光源310を光ガイド部180の端面に設ける構造のバックライトを、サイドライト方式バックライトと言うことがある。
また、バックライト10は、下から順に、バックフレーム510、光ガイド部180、拡散シート530、レンズシート540、偏光シート550、フロントフレーム560が積層された構造を有することができる。なお、上記のバックフレーム510、拡散シート530、レンズシート540、偏光シート550、フロントフレーム560は適宜省略することができる。また、前述のように、光ガイド部180は、導光体110と光路変換部520を含む。
本実施形態に係るバックライト10は、上記の光ガイド部180を用いているので、点光源を用いた場合でも、均一性の高い照明光307を得ることができる。また、光ガイド部180において、導光体110の出光端面150と光路変換部520との間に空間が設けられているので、軽量化が可能となっている。
以下、詳細に説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るバックライトにおける輝度分布を例示する模式図である。
図3(a)は、本発明の第1の実施形態に係るバックライトにおける輝度分布を例示し、図3(b)は、光源の輝度分布を例示している。
図3(b)に表したように、光源ユニット320に設けられた複数の光源310から出射した光305による輝度分布は、各光源310の正面領域214では明るく、正面以外の領域(左側領域212と右側領域216)では暗くなっている。これは、光源310に用いられる例えばLEDの指向性によるものである。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るバックライトにおける輝度分布を例示する模式図である。
図3(a)は、本発明の第1の実施形態に係るバックライトにおける輝度分布を例示し、図3(b)は、光源の輝度分布を例示している。
図3(b)に表したように、光源ユニット320に設けられた複数の光源310から出射した光305による輝度分布は、各光源310の正面領域214では明るく、正面以外の領域(左側領域212と右側領域216)では暗くなっている。これは、光源310に用いられる例えばLEDの指向性によるものである。
そして、図3(a)に表したように、本発明の第1の実施形態に係るバックライト10の光ガイド部180においては、入光端面140の第2の主面130に設けられた独立形状の光制御凹部220は、各光源310の正面領域214と正面領域以外(左側領域212と右側領域216)とで、光制御凹部220であるムーンカット形状410の設置角度を変えて配置されている。
すなわち、各光源310の正面領域214では、光制御凹部224のムーンカット形状410の平坦斜面411は、入光端面140と実質的に平行とされている。そして、各光源310の左側領域212では、光制御凹部222のムーンカット形状410の平坦斜面411は、入光端面140に対して、例えば約45度の配置となっている。そして、各光源310の右側領域216では、光制御凹部226のムーンカット形状410の平坦斜面411は、入光端面140に対して、例えば約135度の配置となっている。
このように、光制御凹部220の形状の設置角度を変えて光制御凹部220が配置されている。後述するように、ムーンカット形状410の光制御凹部220は、その平坦斜面411とそれ以外の面(湾曲面)とで、入射光に対する光学特性(反射特性、屈折特性)が異なる。この特性を利用して、光制御凹部220は、複数の光源310から出射される光305の輝度分布を反映して設けられている。
これにより、光制御凹部220の光源310に対する設置角度を変えることで、光学特性を変えることができ、これにより、略点発光する複数の光源の正面と正面以外の領域との輝度差を補償し、輝度の均一な面内分布を得ることができ、高い均一性の出射光306を得ることができる。
すなわち、各光源310の正面領域214では、光制御凹部224のムーンカット形状410の平坦斜面411は、入光端面140と実質的に平行とされている。そして、各光源310の左側領域212では、光制御凹部222のムーンカット形状410の平坦斜面411は、入光端面140に対して、例えば約45度の配置となっている。そして、各光源310の右側領域216では、光制御凹部226のムーンカット形状410の平坦斜面411は、入光端面140に対して、例えば約135度の配置となっている。
このように、光制御凹部220の形状の設置角度を変えて光制御凹部220が配置されている。後述するように、ムーンカット形状410の光制御凹部220は、その平坦斜面411とそれ以外の面(湾曲面)とで、入射光に対する光学特性(反射特性、屈折特性)が異なる。この特性を利用して、光制御凹部220は、複数の光源310から出射される光305の輝度分布を反映して設けられている。
これにより、光制御凹部220の光源310に対する設置角度を変えることで、光学特性を変えることができ、これにより、略点発光する複数の光源の正面と正面以外の領域との輝度差を補償し、輝度の均一な面内分布を得ることができ、高い均一性の出射光306を得ることができる。
また、後述するように、光制御凹部220の設置角度の他に、光制御凹部220の形状、大きさ、配置密度を、光源の輝度分布を反映して変えることもできる。
また、図1と図3(a)においては、各光源310の正面領域214と正面領域以外(左側領域212と右側領域216)とで、光制御凹部220であるムーンカット形状410の設置角度を3種に変えて配置したが、4種以上に変えてもよく、また、入光端面140からの距離、各光源310からの距離(正面方向及び光源の間隔方向)によって、徐々に変化させても良い。
また、図1と図3(a)においては、各光源310の正面領域214と正面領域以外(左側領域212と右側領域216)とで、光制御凹部220であるムーンカット形状410の設置角度を3種に変えて配置したが、4種以上に変えてもよく、また、入光端面140からの距離、各光源310からの距離(正面方向及び光源の間隔方向)によって、徐々に変化させても良い。
(第1の比較例)
図4は、第1の比較例のバックライトの構造と輝度分布を例示する模式図である。
図4(a)、(b)は、第1の比較例のバックライト18の構造を例示する、それぞれ模式平面図と模式断面図である。また、図4(c)は、第1の比較例のバックライト18の輝度分布を例示する模式図である。
図4(a)、(b)に表したように、第1の比較例のバックライト18の導光体810aにおいては、バックライト18の照明領域の実質的に全域に渡って第1の主面820と第2の主面830が設けられている。そして、第1の主面820と第2の主面830の間の間隔、すなわち、導光体810aの厚みは全域に渡って一定である。すなわち、導光体810aは、バックライトの照明領域と同等(あるいはそれ以上)の面積を有した板状の形状をしており、軽量化が困難である。
図4は、第1の比較例のバックライトの構造と輝度分布を例示する模式図である。
図4(a)、(b)は、第1の比較例のバックライト18の構造を例示する、それぞれ模式平面図と模式断面図である。また、図4(c)は、第1の比較例のバックライト18の輝度分布を例示する模式図である。
図4(a)、(b)に表したように、第1の比較例のバックライト18の導光体810aにおいては、バックライト18の照明領域の実質的に全域に渡って第1の主面820と第2の主面830が設けられている。そして、第1の主面820と第2の主面830の間の間隔、すなわち、導光体810aの厚みは全域に渡って一定である。すなわち、導光体810aは、バックライトの照明領域と同等(あるいはそれ以上)の面積を有した板状の形状をしており、軽量化が困難である。
また、導光体810aでは、第2の主面830に、凹部870が設けられている。凹部870は、ムーンカット形状410であり、その平坦斜面411は、全ての領域において、入光端面840に対して実質的に平行であり、また、凹部870の大きさや配置密度も均一となっている。
従って、第1の比較例の導光体810aでは、図4(c)に表したように、入光端面840からある程度離れた遠方領域260では、輝度はある程度均一になるが、入光端面840の近傍領域210では、各光源310に対応した輝度分布が発生してしまう。すなわち、光源310の正面領域814では明るく、左側領域812や右側領域816では暗くなり、実用的に問題である。
従って、第1の比較例の導光体810aでは、図4(c)に表したように、入光端面840からある程度離れた遠方領域260では、輝度はある程度均一になるが、入光端面840の近傍領域210では、各光源310に対応した輝度分布が発生してしまう。すなわち、光源310の正面領域814では明るく、左側領域812や右側領域816では暗くなり、実用的に問題である。
なお、別の比較例として、凹部870として、ムーンカット形状410に代えて、入光端面140に実質的に平行に延在するV溝形状の凹部を有する導光体もあるが、この場合も各光源310に対応した輝度分布、すなわち、明るさのむらが発生してしまう。
(第2の比較例)
図5は、第2の比較例のバックライトの構造を例示する模式図である。
図5に表したように、第2の比較例のバックライト19の導光体810cは、第2の主面830に、入光端面140に実質的に平行に延在するV溝形状の凹部871を有し、また、略楔形の形状を有している。すなわち、入光端面840から遠ざかるに従って第1の主面820と第2の主面830との間隔が狭くなる、すなわち、導光体810cの厚さが薄くなる形状となっている。この略楔形状により、多少軽量化が可能とされているが、軽量化は不十分である。
図5は、第2の比較例のバックライトの構造を例示する模式図である。
図5に表したように、第2の比較例のバックライト19の導光体810cは、第2の主面830に、入光端面140に実質的に平行に延在するV溝形状の凹部871を有し、また、略楔形の形状を有している。すなわち、入光端面840から遠ざかるに従って第1の主面820と第2の主面830との間隔が狭くなる、すなわち、導光体810cの厚さが薄くなる形状となっている。この略楔形状により、多少軽量化が可能とされているが、軽量化は不十分である。
また、上記の楔型形状によって、導光体810cの入光端面840から入射した光を第2の主面に設けられたV溝形状の凹部871により光路を変換することと同時に、第2の主面830と外気との界面における反射により、光路を変換できる。
しかしながら、V溝形状の凹部871は、光源310の配列方向には均質な光学特性を有しているので、入光端面840の近傍領域210では、各光源310に対応した輝度分布がやはり発生してしまう。
しかしながら、V溝形状の凹部871は、光源310の配列方向には均質な光学特性を有しているので、入光端面840の近傍領域210では、各光源310に対応した輝度分布がやはり発生してしまう。
なお、第2の比較例において、特許文献1で提案されているように、導光体810cの入光部の近傍領域210に、例えば光拡散反射塗料等による光拡散部を設け、その光拡散反射塗料面の大きさやピッチ、密度を変え、入光部近傍における輝度ムラが改善できる可能性がある。しかしながら、この方法では、凹部870やV溝形状の凹部871とは別の構造である光拡散部を別の方法で設けることになる。このため、構成が複雑になりなり、コスト高に繋がり、また、別に設けた光拡散層の剥離など、信頼性が劣化する懸念が生じる。また、光拡散塗料等によっては輝度ムラの補正効果が小さく、また、輝度が低下するおそれがある。
これに対し、図1〜図3で説明した、本発明の実施形態に係るバックライト10は、複数の光源310の輝度分布を反映して独立形状の複数の光制御凹部220が導光体110に設けられているので、略点発光する複数の光源の正面と正面以外の領域との輝度差を補償し、輝度の均一な面内分布を得ることができ、高い均一性の出射光を得ることができる。そして、光制御凹部220は、導光体110に凹部を設けるだけであるので、上記の光拡散反射塗料などの別の部材を用いないので、信頼性が劣化する懸念はない。さらに、導光体110の出光端面150と光路変換部520との間が空間とされているので、軽量である。
以下、光制御凹部220について詳しく説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態に係るバックライトに用いられる光制御凹部の構造及び光学特性を例示する模式図である。
図6(a)〜(c)は、本実施形態のバックライト10の光制御凹部220に用いることができるムーンカット形状410の構造を例示する、それぞれ断面図、平面下図、模式斜視図である。
図6(a)〜(c)に表したように、光制御凹部220には、ムーンカット形状410を用いることができる。このムーンカット形状410は、その一部では平坦斜面411を有し、その他の部分では湾曲面412を有している。
図6(d)、(e)は、ムーンカット形状410の光学特性を例示する模式図である。図6(d)に表したように、ムーンカット形状410の平坦斜面411の方向から光305が入射した時と、図6(e)表したようにムーンカット形状410の湾曲面412から光305が入射した時とでは、その反射光308の特性(反射角度)が異なる。従って、ムーンカット形状410の平坦斜面411(湾曲面412)に対しての入射角度を変えて光305を入射することによって、得られる反射光308の反射角度(発散角度)が制御でき、これにより、光源310の配置に起因した明るさのムラを補償できる。
なお、図6(a)、(b)における左側を入光端面140の方向とすると、光305は左方向から入射し、ムーンカット形状410に入射する。すなわち、光305は、平坦斜面411の方からムーンカット形状410に入射する。
図6は、本発明の第1の実施形態に係るバックライトに用いられる光制御凹部の構造及び光学特性を例示する模式図である。
図6(a)〜(c)は、本実施形態のバックライト10の光制御凹部220に用いることができるムーンカット形状410の構造を例示する、それぞれ断面図、平面下図、模式斜視図である。
図6(a)〜(c)に表したように、光制御凹部220には、ムーンカット形状410を用いることができる。このムーンカット形状410は、その一部では平坦斜面411を有し、その他の部分では湾曲面412を有している。
図6(d)、(e)は、ムーンカット形状410の光学特性を例示する模式図である。図6(d)に表したように、ムーンカット形状410の平坦斜面411の方向から光305が入射した時と、図6(e)表したようにムーンカット形状410の湾曲面412から光305が入射した時とでは、その反射光308の特性(反射角度)が異なる。従って、ムーンカット形状410の平坦斜面411(湾曲面412)に対しての入射角度を変えて光305を入射することによって、得られる反射光308の反射角度(発散角度)が制御でき、これにより、光源310の配置に起因した明るさのムラを補償できる。
なお、図6(a)、(b)における左側を入光端面140の方向とすると、光305は左方向から入射し、ムーンカット形状410に入射する。すなわち、光305は、平坦斜面411の方からムーンカット形状410に入射する。
図6(f)〜(h)は、ムーンカット形状410の配置を例示する、それぞれ断面図、平面下図、模式斜視図である。
図6(f)〜(h)に表したように、ムーンカット形状410の配置は、図6(a)〜(c)に例示した配置の逆にしても良い。すなわち、光305が、湾曲面412の方からムーンカット形状410に入射するように配置しても良い。
なお、ムーンカット形状410は、例えば、エンドミルの軸方向を導光体の第2の主面130の法線から傾けて、導光体の第2の主面130を切削することによって得られる。
図6(f)〜(h)に表したように、ムーンカット形状410の配置は、図6(a)〜(c)に例示した配置の逆にしても良い。すなわち、光305が、湾曲面412の方からムーンカット形状410に入射するように配置しても良い。
なお、ムーンカット形状410は、例えば、エンドミルの軸方向を導光体の第2の主面130の法線から傾けて、導光体の第2の主面130を切削することによって得られる。
図7は、本発明の第1の実施形態に係るバックライトに用いられる光制御凹部の構造を例示する模式図である。
図7(a1)〜(a3)は、光制御凹部220に用いることができる三角錐形状420の構造を例示する、それぞれ断面図、平面下図、模式斜視図である。なお、図7(b1)〜(e3)の各3つずつの組の図は、各形状の、それぞれ、断面図、平面下図、模式斜視図である。
図7(a1)〜(a3)に表したように、光制御凹部220には、三角錐形状420を用いることができる。この時、三角錐形状420は、傾斜した三角錐の形状とすることができ、特定の平坦斜面421を有することができる。
図7(b1)〜(b3)に表したように、光制御凹部220には、四角錐台形状430を用いることができる。この時、四角錐台形状430は、傾斜した四角錐台形の形状とすることができ、特定の平坦斜面431を有することができる。また、これらに限らず、光制御凹部220には、各種の多角錐台形を用いることができ、また、傾斜した多角錐台形の形状とすることができ、その時、特定の平坦斜面を有することができる。
さらに、図7(c1)〜(c3)に表したように、光制御凹部220には、円柱形状440を用いることができる。
また、図7(d1)〜(d3)に表したように、光制御凹部220には、円錐形状450を用いることができる。
また、図7(e1)〜(e3)に表したように、光制御凹部220には、円錐台形状460を用いることができる。また、これら円柱形状440、円錐形状450、円錐台形状460において、それぞれ、傾斜した形状とすることもでき、それぞれ、特定の傾斜面を有することができる。
図7(a1)〜(a3)は、光制御凹部220に用いることができる三角錐形状420の構造を例示する、それぞれ断面図、平面下図、模式斜視図である。なお、図7(b1)〜(e3)の各3つずつの組の図は、各形状の、それぞれ、断面図、平面下図、模式斜視図である。
図7(a1)〜(a3)に表したように、光制御凹部220には、三角錐形状420を用いることができる。この時、三角錐形状420は、傾斜した三角錐の形状とすることができ、特定の平坦斜面421を有することができる。
図7(b1)〜(b3)に表したように、光制御凹部220には、四角錐台形状430を用いることができる。この時、四角錐台形状430は、傾斜した四角錐台形の形状とすることができ、特定の平坦斜面431を有することができる。また、これらに限らず、光制御凹部220には、各種の多角錐台形を用いることができ、また、傾斜した多角錐台形の形状とすることができ、その時、特定の平坦斜面を有することができる。
さらに、図7(c1)〜(c3)に表したように、光制御凹部220には、円柱形状440を用いることができる。
また、図7(d1)〜(d3)に表したように、光制御凹部220には、円錐形状450を用いることができる。
また、図7(e1)〜(e3)に表したように、光制御凹部220には、円錐台形状460を用いることができる。また、これら円柱形状440、円錐形状450、円錐台形状460において、それぞれ、傾斜した形状とすることもでき、それぞれ、特定の傾斜面を有することができる。
光制御凹部220として、以上例示した、ムーンカット形状410、三角錐形状420、四角錐台形状430、多角錐形状、円柱形状440、円錐形状450、円錐台形状460等の、大きさ、配置密度を、光源310の輝度分布を反映させて設けることにより、光源310の配置に起因した輝度ムラを解消できる。また、これらの各種形状を傾斜させた場合、各光制御凹部220と光源310のなす角に基づいて、この傾斜軸を変えることで、光源310の配置に起因した輝度ムラを解消できる。例えば、ムーンカット形状410、三角錐形状420、四角錐台形状430の場合、上記の平坦斜面411、特定の平坦斜面421、431と、入光端面140とのなす角を光源310の輝度分布を反映して変えることで光源310の配置に起因した輝度ムラを解消できる。このように、光制御凹部220の配置角度とは、光制御凹部220の形状が第2の主面130に平行な平面内において異方性を有していた場合に、その異方性の方向の角度と同義であり、例えば、傾斜した円柱、円錐、多角柱、多角錐の場合、その傾斜軸の、第2の主面130に平行な平面内における角度とすることができる。
また、本実施形態に係るバックライト10に用いられる光制御凹部220には、上記説明したムーンカット形状410、三角錐形状420、四角錐台形状430、多角錐形状、円柱形状440、円錐形状450、円錐台形状460等の各種の形状を混在して用いることができる。さらには、V溝形状の凹部と併用することもできる。
本実施形態のバックライト10に用いられる光制御凹部220には、上記の各種の形状の独立形状の光制御凹部220を用いるため、種々の光学特性を有する複数の光源の輝度分布への対応が容易である。
なお、上記の光制御凹部220は、切削加工の他、型押し法等、樹脂を成形する各種の手法によって得ることができる。
なお、上記の光制御凹部220は、切削加工の他、型押し法等、樹脂を成形する各種の手法によって得ることができる。
図8は、本発明の第1の実施形態に係るバックライトに用いられる光制御凹部の構造を例示する模式図である。
図8(a)に表したように、各光源310の正面領域214では、光制御凹部224のムーンカット形状410の平坦斜面411を入光端面140と実質的に平行とし、各光源310の左側領域212では、光制御凹部222のムーンカット形状410の平坦斜面411を入光端面140に対して例えば約45度とし、そして、各光源310の右側領域216では、光制御凹部226のムーンカット形状410の平坦斜面411を入光端面140に対して約135度の配置とすることができる。
すなわち、光源310の正面領域214と正面領域以外(左側領域212と右側領域216)とで、光制御凹部220の配置角度を変えることができる。
上記の例では、正面領域214、左側領域212、右側領域216の3つの領域に分けて、光制御凹部220の配置角度を変えたが、これに限らず、さらに多くの領域に分けて光制御凹部220の配置角度を変えても良い。
また、さらには、光源310の正面領域214と、左側領域212と、右側領域216と、で、光制御凹部220の配置角度、形状、大きさ及び密度の少なくとも1つを変えることもできる。
図8(a)に表したように、各光源310の正面領域214では、光制御凹部224のムーンカット形状410の平坦斜面411を入光端面140と実質的に平行とし、各光源310の左側領域212では、光制御凹部222のムーンカット形状410の平坦斜面411を入光端面140に対して例えば約45度とし、そして、各光源310の右側領域216では、光制御凹部226のムーンカット形状410の平坦斜面411を入光端面140に対して約135度の配置とすることができる。
すなわち、光源310の正面領域214と正面領域以外(左側領域212と右側領域216)とで、光制御凹部220の配置角度を変えることができる。
上記の例では、正面領域214、左側領域212、右側領域216の3つの領域に分けて、光制御凹部220の配置角度を変えたが、これに限らず、さらに多くの領域に分けて光制御凹部220の配置角度を変えても良い。
また、さらには、光源310の正面領域214と、左側領域212と、右側領域216と、で、光制御凹部220の配置角度、形状、大きさ及び密度の少なくとも1つを変えることもできる。
また、図8(b)に表したように、各光源310を中心とした放射状に、規則性を持たせて、光制御凹部220の配置角度を変えても良い。また、各光源310を中心とした同心円状に、規則性を持たせて、光制御凹部220の配置角度を変えても良い。
さらには、各光源310を中心とした放射状、または、同心円状に、規則性を持たせて、光制御凹部220の配置角度、形状、大きさ及び密度の少なくとも1つを変えても良い。
なお、上記において、放射状または同心円状の規則性は厳密なものでなく、実質的に放射状または同心円状の規則性であれば良い。
なお、上記において、放射状または同心円状の規則性は厳密なものでなく、実質的に放射状または同心円状の規則性であれば良い。
図9は、本発明の第1の実施形態に係るバックライトに用いられる光制御凹部の構造を例示する模式図である。
図9(a)に表したように、各光源310の正面領域214の光制御凹部224の大きさに比べ、各光源310の左側領域212と右側領域216の光制御凹部228の大きさを大きくしている。すなわち、光源310の正面領域214と正面領域以外(左側領域212と右側領域216)とで、光制御凹部220の大きさを変えることができる。
上記の例では、正面領域214、左側領域212、右側領域216の3つの領域に分けて、光制御凹部220の大きさを変えたが、これに限らず、さらに多くの領域に分けて光制御凹部220の大きさを変えても良い。また、各光源310を中心とした放射状、または、同心円状に、規則性を持たせて、光制御凹部220の大きさを変えてもよい。
図9(a)に表したように、各光源310の正面領域214の光制御凹部224の大きさに比べ、各光源310の左側領域212と右側領域216の光制御凹部228の大きさを大きくしている。すなわち、光源310の正面領域214と正面領域以外(左側領域212と右側領域216)とで、光制御凹部220の大きさを変えることができる。
上記の例では、正面領域214、左側領域212、右側領域216の3つの領域に分けて、光制御凹部220の大きさを変えたが、これに限らず、さらに多くの領域に分けて光制御凹部220の大きさを変えても良い。また、各光源310を中心とした放射状、または、同心円状に、規則性を持たせて、光制御凹部220の大きさを変えてもよい。
図9(b)に表したように、各光源310の正面領域214の光制御凹部224の密度に比べ、各光源310の左側領域212と右側領域216の光制御凹部229の密度を高くしている。すなわち、光源310の正面領域214と正面領域以外(左側領域212と右側領域216)とで、光制御凹部の密度を変えることができる。
上記の例では、正面領域214、左側領域212、右側領域216の3つの領域に分けて、光制御凹部220の密度を変えたが、これに限らず、さらに多くの領域に分けて光制御凹部220の密度を変えても良い。また、各光源310を中心とした放射状、または、同心円状に、規則性を持たせて、光制御凹部220の密度を変えてもよい。
また、光源310の輝度分布を反映させて、上記の光制御凹部220の配置角度、形状、大きさ及び密度を組み合わせて変えても良い。
上記の例では、正面領域214、左側領域212、右側領域216の3つの領域に分けて、光制御凹部220の密度を変えたが、これに限らず、さらに多くの領域に分けて光制御凹部220の密度を変えても良い。また、各光源310を中心とした放射状、または、同心円状に、規則性を持たせて、光制御凹部220の密度を変えてもよい。
また、光源310の輝度分布を反映させて、上記の光制御凹部220の配置角度、形状、大きさ及び密度を組み合わせて変えても良い。
次に、導光体110の入光端面140及び出光端面150について詳しく説明する。
図10は、本発明の第1の実施形態に係るバックライトの構成を例示する模式図である。
図10に表したように、第1の実施形態に係るバックライト10の導光体の入光端面140及び出光端面150は、各種の構成を有することができる。
すなわち、図10(a)に表したように、導光体116aの出光端面150aの断面形状は、凹面状とすることができる。なお、この時、入光端面140aは平面である例である。
また、図10(b)に表したように、導光体116bの出光端面150bの断面形状は凸面状とすることができる。なお、この時は、入光端面140bは平面である例である。
図10は、本発明の第1の実施形態に係るバックライトの構成を例示する模式図である。
図10に表したように、第1の実施形態に係るバックライト10の導光体の入光端面140及び出光端面150は、各種の構成を有することができる。
すなわち、図10(a)に表したように、導光体116aの出光端面150aの断面形状は、凹面状とすることができる。なお、この時、入光端面140aは平面である例である。
また、図10(b)に表したように、導光体116bの出光端面150bの断面形状は凸面状とすることができる。なお、この時は、入光端面140bは平面である例である。
また、図10(c)に表したように、導光体116cの出光端面150cにフレネルレンズ152を設けることができる。このフレネルレンズ152は、導光体116cの厚み方向に対して実質的に垂直方向に延在するレンズ溝が複数設けられているものであり、出光端面150cから出射する光の、導光体116cの厚み方向の広がりを制御する。なお、この時、入光端面140cは平面である例である。
また、図10(d)に表したように、導光体116dの出光端面150dは平面とし、入光端面140dに、導光体116dの厚み方向(縦方向)に延在するレンズ溝を有するプリズムレンズ153を設けることができる。
さらに、図10(e)に表したように、導光体116eの入光端面140eに縦方向のプリズムレンズ153を設け、出光端面150eに集光性のあるレンズを設けることもできる。この場合は、出光端面150eにフレネルレンズ152が設けられた例である。 なお、導光体の入光端面140及び出光端面150の間の上下の面である、第1の主面120及び第2の主面130の少なくともいずれかは、略平坦面である。
また、図10(d)に表したように、導光体116dの出光端面150dは平面とし、入光端面140dに、導光体116dの厚み方向(縦方向)に延在するレンズ溝を有するプリズムレンズ153を設けることができる。
さらに、図10(e)に表したように、導光体116eの入光端面140eに縦方向のプリズムレンズ153を設け、出光端面150eに集光性のあるレンズを設けることもできる。この場合は、出光端面150eにフレネルレンズ152が設けられた例である。 なお、導光体の入光端面140及び出光端面150の間の上下の面である、第1の主面120及び第2の主面130の少なくともいずれかは、略平坦面である。
このように、導光体110の入光端面140に縦方向のプリズムレンズ153を設けることにより各光源から出射する光の輝度の均一性をより高めることができる。また、出光端面150に、凹レンズ、凸レンズ、フレネルレンズ152等の集光作用を持ったレンズを設けることにより、出光端面150から出射される出射光306を集光させることができ、光路変換部520の反射部521に効率的に出射光306を照射でき、より均一な照明光307を得ることができる。
なお、図10(a)〜(e)では、光制御凹部220は、光源310の正面と正面以外とで大きさが異なる場合を例示したが、これに限らず、光制御凹部220の形状、大きさ、密度及び配置角度の少なくともいずれかが、光源310から出射された光305の輝度分布を反映して変えられる。
なお、図10(a)〜(e)では、光制御凹部220は、光源310の正面と正面以外とで大きさが異なる場合を例示したが、これに限らず、光制御凹部220の形状、大きさ、密度及び配置角度の少なくともいずれかが、光源310から出射された光305の輝度分布を反映して変えられる。
(第2の実施の形態)
図11は、本発明の第2の実施形態に係るバックライトの構成を例示する模式断面図である。
図11に例示したバックライト11は、図1に例示した光ガイド部180において、光路変換部520の構成を変えたものである。
すなわち、図11に表したように、本実施形態に係る光路変換部522は、湾曲した薄い板状体であり、反射部521の裏面である光路変換部裏面523とバックフレーム510の間も空間とされている。これにより、本実施形態に係るバックライト11は、図1に例示した光ガイド部180及びそれを用いたバックライト10に比べ、さらなる軽量化が可能となる。なお、上記の薄い板状体の光路変換部522の断面形状は、出射光306の光路を変更できれば任意で良いが、図11に例示されているように、R形状、放物線形状、多項式形状等の上に凹の曲線形状とすることができる。
図11は、本発明の第2の実施形態に係るバックライトの構成を例示する模式断面図である。
図11に例示したバックライト11は、図1に例示した光ガイド部180において、光路変換部520の構成を変えたものである。
すなわち、図11に表したように、本実施形態に係る光路変換部522は、湾曲した薄い板状体であり、反射部521の裏面である光路変換部裏面523とバックフレーム510の間も空間とされている。これにより、本実施形態に係るバックライト11は、図1に例示した光ガイド部180及びそれを用いたバックライト10に比べ、さらなる軽量化が可能となる。なお、上記の薄い板状体の光路変換部522の断面形状は、出射光306の光路を変更できれば任意で良いが、図11に例示されているように、R形状、放物線形状、多項式形状等の上に凹の曲線形状とすることができる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、バックライトを構成する各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述したバックライトを基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全てのバックライトも、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
10、11、18、19 バックライト
110、116a、116b、116c、116d、116e、810a、810c 導光体
120、820 第1の主面
130、830 第2の主面
140、140a、140b、140c、140d、140e、840 入光端面
150、150a、150b、150c、150d、150e、 出光端面
152 フレネルレンズ
153 プリズムレンズ
180 光ガイド部
210 近傍領域
212、812 左側領域
214、814 正面領域
216、816 右側領域
220、222、224、226、228、229 光制御凹部
260 遠方領域
270 光出射凹部
290 光放射部
305 光
306 出射光
307 照明光
308 反射光
310 光源
320 光源ユニット
410 ムーンカット形状
411 平坦斜面
412 湾曲面
420 三角錐形状
421 平坦斜面
430 四角錐台形状
431 平坦斜面
440 円柱形状
450 円錐形状
460 円錐台形状
510 バックフレーム
520、522 光路変換部
521 反射部
523 光路変換部裏面
530 拡散シート
540 レンズシート
550 偏光シート
560 フロントフレーム
870、871 凹部
110、116a、116b、116c、116d、116e、810a、810c 導光体
120、820 第1の主面
130、830 第2の主面
140、140a、140b、140c、140d、140e、840 入光端面
150、150a、150b、150c、150d、150e、 出光端面
152 フレネルレンズ
153 プリズムレンズ
180 光ガイド部
210 近傍領域
212、812 左側領域
214、814 正面領域
216、816 右側領域
220、222、224、226、228、229 光制御凹部
260 遠方領域
270 光出射凹部
290 光放射部
305 光
306 出射光
307 照明光
308 反射光
310 光源
320 光源ユニット
410 ムーンカット形状
411 平坦斜面
412 湾曲面
420 三角錐形状
421 平坦斜面
430 四角錐台形状
431 平坦斜面
440 円柱形状
450 円錐形状
460 円錐台形状
510 バックフレーム
520、522 光路変換部
521 反射部
523 光路変換部裏面
530 拡散シート
540 レンズシート
550 偏光シート
560 フロントフレーム
870、871 凹部
Claims (6)
- 略点発光する複数の光源と、
前記光源から出射される光が入射する入光端面と、
前記入光端面に対向し、前記入光端面から入射した光を出射する出光端面と、
前記入光端面に対して略垂直な第1の主面と、
前記第1の主面に対向する第2の主面と、
を有し、前記第1の主面と前記第2の主面の少なくともいずれかに、独立形状の複数の光制御凹部が設けられ、前記第1の主面及び前記第2の主面の少なくともいずれかが平坦面である導光体と、
前記出光端面から出射した出射光の光路を変換する光路変換部と、
を備えたことを特徴とするバックライト。 - 前記複数の光制御凹部のいずれか2つは、形状及び大きさの少なくともいずれかが異なることを特徴とする請求項1記載のバックライト。
- 前記複数の光制御凹部の少なくともいずれかは、ムーンカット形状を有することを特徴とする請求項1または2に記載のバックライト。
- 前記光制御凹部の配置角度及び密度の少なくともいずれかは、近接する前記光源との配置関係に応じて変えられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のバックライト。
- 前記入光端面と前記出光端面の少なくともいずれかが、集光性を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のバックライト。
- 前記光路変換部は、前記出光端面から出射した前記出射光を反射する曲面を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のバックライト。
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2008
- 2008-01-24 JP JP2008013706A patent/JP2009176563A/ja active Pending
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