JP2009176439A - 凹凸形成装置および情報入力装置 - Google Patents

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賢勝 宮武
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Abstract

【課題】装置の大型化を抑制し、かつ、凹凸形状の変位量を多段階に調節することが可能な凹凸形成装置および情報入力装置を提供する。
【解決手段】この凹凸形成部(凹凸形成装置)40は、絶縁性を有し、印加電圧に対する伸び量の互いに異なるエラストマ層42aおよびエラストマ層42bを含み、エラストマ層42aを電極43aおよび電極43bにより挟み込み、エラストマ層42bを電極43aおよび電極43cにより挟み込む積層構造を有する変形部41と、変形部41の側部を固定する側壁44とを備える。変形部41は、エラストマ層42aおよびエラストマ層42bの全部または一部に選択的に電圧が印加されることによって、凹凸形状に変形されるように構成されている。
【選択図】図7

Description

この発明は、凹凸形成装置および情報入力装置に関し、特に、電圧を印加することにより凹凸形状を形成する凹凸形成装置および情報入力装置に関する。
従来、電圧などを印加することにより凹凸形状を形成する凹凸形成装置が知られている(たとえば、特許文献1〜4参照)。
上記特許文献1には、少なくとも1層の起歪層を少なくとも2層の電極層で挟んだ構造を有する動作部と、動作部の両端を支持するフレーム部(側壁)とを備える電気信号変位変換装置(凹凸形成装置)が開示されている。この電気信号変位変換装置の複数の電極層に電圧を印加すると、圧電効果によって起歪層が伸張する一方、フレーム部によって動作部の両端が固定されているために、動作部全体が座屈変形する。この電気信号変位変換装置は、この座屈変形により動作部が湾曲することによって凹凸形状を形成するように構成されている。また、この特許文献1には、1つの電気信号変位変換装置が複数の動作部を備えることにより凹凸形状の変位量を拡大させる構成が開示されている。この場合、複数の動作部は、平面的に見て横方向(水平方向)に並んで配置されるとともに、共通のフレーム部によって固定される。そして、一部の動作部には起歪層が伸張する方向に電圧を印加し、座屈変形を生じさせる一方、他の動作部には起歪層が収縮する方向に電圧を印加し、引張り応力を発生させてフレーム部を内側へ撓ませる。この結果、フレーム部に支持される動作部の両端の距離が短くなるため、伸張する方向に電圧が印加された一部の動作部の座屈変形が助長され、変位量が拡大される。
また、上記特許文献2には、ヒータが配置された基板上に高分子ゲル膜が積層されている点字表示用ディスプレイ(凹凸形成装置)が開示されている。この点字表示用ディスプレイの高分子ゲル膜は熱により膨張する性質を有する単分子膜である。この単分子膜が積層されるのは必要な厚みを得るためである。また、ヒータは高分子ゲル膜の下に配置され、温度変化の刺激を与えることにより高分子ゲル膜を膨張させて、凹凸形状を形成するように構成されている。この高分子ゲルは一定温度以上で膨潤し、一定温度以下では収縮する性質を有する。
また、上記特許文献3には、高分子ゲル層と、膨潤液保持層とを、一対の電極により挟み込んで構成される凹凸形成層(凹凸形成装置)が開示されている。この凹凸形成層は、電極から電気的刺激を付与されると、高分子ゲル層が隣接する膨潤液保持層の膨潤液を吸収または排出し、高分子ゲル層の体積が増減することによって、凹凸形状を形成するように構成されている。
また、上記特許文献4には、板状電気機械変換素子と、板状電気機械変換素子の各面に互いに交差するように配置した電極アレイと、板状電気機械変換素子と固着されている補強板とを備える触覚ディスプレイ装置(凹凸形成装置)が開示されている。この触覚ディスプレイ装置では、板状電気機械変換素子としてPZT基板が用いられており、電極アレイの交差部分以外の部分でPZT基板が補強板と固着されている。PZT基板の各面に配置された電極の交差部分に電圧が印加されると、PZT基板の電圧が印加された部分が伸張する一方、電極の交差部分以外の部分が補強板と固着されているために伸びが制限される。この結果、PZT基板の電圧が印加された部分が座屈変形を起こすことにより凹凸形状が形成されるように構成されている。また、この特許文献4では、凸形状の変位量を稼ぐためにPZT基板を2枚以上積層する構成も開示されている。この場合、PZT基板の各層の間に挟まれた電極アレイはそれぞれ電気的に接続され、すべての層に同時に電圧が印加されるように構成されている。
特開平8−114408号公報 特開平6−4021号公報 特開平11−203025号公報 特開2000−56674号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の電気信号変位変換装置では、複数の動作部を横方向に並べることにより凹凸形状の変位量を調節することができる構成が開示されている一方、複数の動作部を横方向に並べて配置する必要があるため、装置が大型化するという問題点がある。
また、上記特許文献2に記載の点字表示用ディスプレイでは、凹凸形状の形成が基板上に配置されたヒータのオンおよびオフのみにより行われるため、凹凸形状の変位量を多段階に調節することが困難であるという問題点がある。
また、上記特許文献3に記載の凹凸形成層では、高分子ゲル層および膨潤液保持層に電極から刺激を与えることにより凹凸形状を形成することが可能である一方、凹凸形状の変位量を多段階に調節することは開示も示唆もされていない。
また、上記特許文献4に記載の触覚ディスプレイ装置では、板状電気機械変換素子を複数積層させることにより最大の変位量を増加させることはできる一方、積層させても各層の板状電気機械変換素子や電極アレイが共通することから、常に全部の電気機械変換素子に電圧が印加される。このため、変位量を多段階に調節することが困難であるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、装置の大型化を抑制し、かつ、凹凸形状の変位量を多段階に調節することが可能な凹凸形成装置および情報入力装置を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の第1の局面による凹凸形成装置は、絶縁性を有し、印加電圧に対する伸び量の互いに異なる第1エラストマ層および第2エラストマ層を含み、第1エラストマ層および第2エラストマ層の各々を複数の第1電極により挟み込む積層構造を有する変形部と、
変形部の側部を固定する側壁とを備え、変形部は、複数の第1電極により、第1エラストマ層および第2エラストマ層の全部または一部に選択的に電圧が印加されることによって、凹凸形状に変形されるように構成されている。
この第1の局面による凹凸形成装置では、上記のように、印加電圧に対する伸び量の互いに異なる第1エラストマ層および第2エラストマ層の全部または一部に選択的に電圧が印加されることによって、変形部が凹凸形状に変形されるように構成することにより、エラストマ層が電極間の静電引力により圧縮され、電圧印加方向に垂直な方向へと伸びる量が、第1エラストマ層に電圧を印加した場合と、第2エラストマ層に電圧を印加した場合とで異なる。これにより、第1エラストマ層もしくは第2エラストマ層の一方のみに電圧を印加するか、または第1および第2エラストマ層の両方に電圧を印加することにより凹凸形状の変位量を多段階に調節することができる。また、変形部を、第1エラストマ層および第2エラストマ層を複数の第1電極により挟み込む積層構造を有するように構成することにより、1つの変形部のみにより多段階の変位量を得ることが可能となる。これにより、単一の凹凸形成装置について複数の変形部を横方向に並べる必要がないため、凹凸形成装置が横方向(水平方向)に大型化するのを抑制することができる。
上記第1の局面による凹凸形成装置において、好ましくは、変形部は、第1エラストマ層と第2エラストマ層とが硬度の異なる材料により構成されている。このように構成すれば、第1エラストマ層に電圧を印加して凸形状を形成した場合と、第2エラストマ層に電圧を印加して凸形状を形成した場合とで、硬さの異なる凸形状を形成することができる。これにより、形成された凸形状を指で押し下げる場合に、押し下げる際のクリック感を2段階に変化させることができる。
上記第1の局面による凹凸形成装置において、好ましくは、変形部は、第3エラストマ層と、第1電極との間で第3エラストマ層を挟み込む第2電極とをさらに含み、第3エラストマ層の硬度は、第2エラストマ層の硬度よりも大きく、かつ、第1エラストマ層の硬度は第3エラストマ層の硬度よりもさらに大きい。このように構成すれば、凸形状を押し下げていく場合、上方の第3エラストマ層の硬度に応じた力で押圧されることにより変形を始める。ここで、中間の第2エラストマ層の硬度は第3エラストマ層の硬度よりも小さいことから、第3エラストマ層を押し下げるのに必要な力に比べ第2エラストマ層を押し下げるのに必要な力が小さいために、凸形状にかけていた負荷が除荷されるような感覚(クリック感)を使用者に与えることができる。そして、下方の第1エラストマ層の硬度は第2エラストマ層および第3エラストマ層の硬度よりもさらに大きいので、第1エラストマ層を押し下げるのに必要な力に達するまで、変形は停止する。その後、第1エラストマ層の硬度に応じた力で押圧されると再び変形が始まる。これにより、凸形状を押し下げる際に、段階的なクリック感を得ることができる。
この発明の第2の局面による情報入力装置は、絶縁性を有するとともに、印加電圧に対する伸び量の互いに異なる第1エラストマ層および第2エラストマ層を有し、第1エラストマ層および第2エラストマ層の各々を複数の第1電極により挟み込む積層構造を有する変形部と、変形部の側部を固定する側壁とを含む複数の凹凸形成部が配列された凹凸形成パネルと、凹凸形成パネルに重ねて配置される表示装置とを備え、凹凸形成部の変形部は、複数の第1電極により、第1エラストマ層および第2エラストマ層の全部または一部に選択的に電圧が印加されることによって、凹凸形状に変形されるように構成されるとともに、凹凸形成パネルは、表示装置に表示される入力用画像に応じて凹凸形成部の変形部を凹凸形状に変形させることによって、所定の形状の入力用凸部を形成するように構成されている。
この第2の局面による情報入力装置では、上記のように、凹凸形成部は、印加電圧に対する伸び量の互いに異なる第1エラストマ層および第2エラストマ層の全部または一部に選択的に電圧が印加されることによって、変形部が凹凸形状に変形されるように構成することにより、第1エラストマ層に電圧を印加した場合と第2エラストマ層に電圧を印加した場合とで、変形部の凹凸形状の変位量が異なる。これにより、第1エラストマ層もしくは第2エラストマ層の一方のみに電圧を印加するか、または第1および第2エラストマ層の両方に電圧を印加することにより凹凸形状の変位量を多段階に調節することができる。また、凹凸形成パネルに複数の凹凸形成部を配列するように構成することによって、凹凸形成パネルの任意の位置の凹凸形成部に電圧を印加させて凹凸形状を形成させることができるので、情報入力装置の任意の位置に入力用凸部を形成することができる。また、凹凸形成パネルに重ねて配置される表示装置に表示される入力用画像に応じて凹凸形成部の変形部を凹凸形状に変形させることにより、所定の形状の入力用凸部を形成するように構成することによって、表示装置が表示する入力用画像(テンキーの画像や再生または停止ボタンなどの画像、チャンネル選択ボタンの画像など)に応じた入力用凸部を形成することができるので、異なる複数の情報入力機能を提供することができる。また、入力操作の際に、凹凸形成パネルに形成された入力用凸部を押し下げることができるので、明確なクリック感を得ることができる。
この場合において、好ましくは、凹凸形成パネルは、表示装置の上方に配置された場合に、表示装置に表示された入力用画像を視認することが可能な光透過率を有する部材により構成されている。このように構成すれば、凹凸形成パネルを表示装置の上方に重ねた状態で入力用画像を視認することができるので、使用者が触れる側に凹凸形成パネルが配置されることが可能になる。これにより、凹凸形成パネルの凹凸形成部により形成された入力用凸部の凹凸形状を使用者がより明確に感じとることができるので、確実な入力操作を行うことができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による情報入力装置の全体構成を示した斜視図である。また、図2〜図14は、図1に示した本発明の一実施形態による情報入力装置の詳細な構造を示した図である。まず、図1〜図14を参照して、本発明の一実施形態によるリモートコントローラ100の構成について説明する。なお、本実施形態では、情報入力装置の一例であるリモートコントローラ100に本発明を適用した場合について説明する。
本発明の一実施形態によるリモートコントローラ100は、図1および図3に示すように、凹凸形成パネル10と、表面保護膜20と、表示装置30とから構成されている。
リモートコントローラ100の凹凸形成パネル10は、図3に示すように、平面的に見て、表示装置30と同一の長方形形状を有し、表示装置30の上方に重ねて配置されている。凹凸形成パネル10には、後述する凹凸形成部40がマトリクス状に配列されている。
また、表面保護膜20は、図1〜図3に示すように、平面的に見て、凹凸形成パネル10と同形状の長方形形状を有し、凹凸形成パネル10の上方に重ねて配置されている。表面保護膜20は、表示装置30に表示された入力用画像を視認することが可能な光透過率を有する材料であって、かつ、凹凸形成パネル10の凹凸形成部40が凸形状に変形するのに伴って弾性変形可能な材料により構成されている。
また、表示装置30は、平面的に見て、凹凸形成パネル10および表面保護膜20に対応した長方形形状を有し、凹凸形成パネル10の下方に重ねて配置されている。この表示装置30は、たとえばテンキーの画像、再生または停止ボタンの画像、チャンネル選択ボタンの画像など、必要とされる入力情報に応じた入力用画像を表示するように構成されている。
ここで、本実施形態では、凹凸形成パネル10の凹凸形成部40には、図4に示すように、3層のエラストマ層42a、42bおよび42cと、4つの電極43a、43b、43cおよび43dとを含む変形部41と、側壁44とが設けられている。なお、エラストマ層とは、絶縁性を有し、電圧印加により必要量の伸びが得られるエラストマーからなる層をいう。また、本実施形態では、これらのエラストマ層42a、42bおよび42cは、表示装置30により表示された入力用画像を視認することが可能な光透過率を有する材料からなる。これらのエラストマ層42a〜42cは、たとえば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂またはシリコン樹脂からなる。また、電極43a、43b、43cおよび43dは、導電性を有し、エラストマ層42a〜42cが凸形状に変形するのに伴って弾性変形可能な材料であって、かつ、表示装置30により表示された入力用画像を視認することが可能な光透過率を有する材料で構成されている。電極43a〜43dは、たとえば、ITO(酸化インジウムスズ)やZnO(酸化亜鉛)などの透明導電膜からなる。また、図3および図4に示すように、凹凸形成部40の変形部41は、3層のエラストマ層42a、42bおよび42cを4つの電極43a、43b、43cおよび43dにより挟み込む積層構造を有する。具体的には、下方から上方に向かって順番に電極43a、エラストマ層42a、電極43b、エラストマ層42b、電極43c、エラストマ層42cおよび電極43dが積層されている。そして、このような積層構造を有する変形部41の側部を、側壁44が取り囲むように固定することにより、変形部41が固定されるように構成されている。なお、エラストマ層42a、エラストマ層42bおよびエラストマ層42cは、それぞれ、本発明の「第1エラストマ層」、「第2エラストマ層」および「第3エラストマ層」の一例である。また、電極43a、電極43bおよび電極43cは、本発明の「第1電極」の一例であり、電極43dは、本発明の「第2電極」の一例である。
また、3層のエラストマ層42a、42bおよび42cは、平面的に見て正方形形状を有している。また、4つの電極43a、43b、43cおよび43dは、それぞれ対応するエラストマ層42a、42bおよび42cの上面および下面と全面で接触し、電圧を印加できるように構成されている。このため、電極43a〜43dの接触部分の形状は、平面的に見て、エラストマ層42a〜42cの形状と同一の正方形形状となるよう形成されている。したがって、エラストマ層42a〜42cおよび電極43a〜43dが積層されて形成された変形部41は平面的に見て正方形形状を有している。そして、この変形部41と、変形部41の側部を取り囲むように固定する側壁44とにより構成される凹凸形成部40も、平面的に見て実質的に正方形形状を有している。また、電極43a〜43dは、エラストマ層42a〜42cとの接触面に固定され、かつ、それぞれのエラストマ層42a〜42cと接触した状態で一体的に変形することが可能な柔軟性を有するように構成されている。
また、本実施形態では、エラストマ層42a〜42cは、印加電圧に対する延び量が互いに異なるとともに、互いに異なる硬度を有するように構成されている。より詳細には、1層目のエラストマ層42aおよび3層目のエラストマ層42cは、2層目のエラストマ層42bよりも硬度が大きく、1層目のエラストマ層42aは、3層目のエラストマ層42cよりもさらに硬度が大きくなるように構成されている。これらのエラストマ層42a〜42cは、同じ材料で硬度の異なる材料により形成してもよいし、異なる硬度を有する異なる材料により形成してもよい。
ここで、図3および図5に示すように、凹凸形成パネル10に配列された複数の凹凸形成部40のそれぞれの電極43a〜43dは、一般的に知られた、いわゆるアクティブマトリクス方式により電気的に接続されている。マトリクス状に配列された複数の凹凸形成部40のそれぞれの電極43dは、TFT(薄膜トランジスタ)45を有し、X方向に延びるゲート線46およびY方向に延びるデータ線47とTFT45を介して接続されている。ゲート線46にアドレス信号が印加されると、ゲート線46と接続されたX方向の全ての電極43dのTFT45はON状態になる。このとき、それぞれのデータ線47に印加された電圧は、アドレス信号の印加されたゲート線46と接続された電極43dのそれぞれに、TFT45を介して印加される。一方、データ線47と接続されたY方向の他の電極43dには、それぞれ接続されているゲート線46からアドレス信号が印加されていないため、TFT45がOFF状態になっていることにより、電圧は印加されない。したがって、任意のゲート線46にアドレス信号を印加し、かつ、任意のデータ線47に所定の電圧を印加することにより、マトリクス状に配列された複数の電極43dのうちの、任意の電極43dに電圧を印加することが出来るように構成されている。ここで、積層されているそれぞれの電極43a〜43cも同様の構造を有している。これにより、マトリクス状に配列された複数の電極43a〜43dのそれぞれに対して、選択的に電圧を印加することが出来るように構成されている。
したがって、凹凸形成パネル10は、積層されたそれぞれの電極43a〜43dにおいて、アドレス信号を印加するゲート線46と、所定の電圧を印加するデータ線47とを選択することにより、凹凸形成パネル10の任意の凹凸形成部40の任意の電極43a〜43dの一部または全部に選択的に電圧を印加することができるように構成されている。これにより、凹凸形成パネル10にマトリクス状に配列された任意の凹凸形成部40の、任意のエラストマ層42a〜42cに選択的に電圧を印加することが可能となる。これにより、図1〜図3に示すように、表示装置30の入力用画像に応じた位置で、リモートコントローラ100の表面に入力用凸部11a〜11fを形成することが可能となる。
ここで、図6に示すように、リモートコントローラ100には、1つの凹凸形成部40により正方形形状に形成された入力用凸部(操作ボタン)11aおよび入力用凸部(一時停止ボタン)11fが形成されている。また、2つの凹凸形成部40により長方形形状に形成された入力用凸部(操作ボタン)11bおよび入力用凸部11c(早送り/巻戻しボタン)が形成されている。また、4つの凹凸形成部40により正方形形状に形成された大型の入力用凸部(再生ボタン)11dおよび入力用凸部(停止ボタン)11eが形成されている。このように、リモートコントローラ100の凹凸形成パネル10は、凸形状を形成させる凹凸形成部40の組み合わせにより、様々な大きさおよび形状を有する入力用凸部11a〜11fを形成することが可能となる。これにより、たとえば、リモートコントローラ100がCDやDVDなど再生装置の操作に用いられる場合、使用頻度の高い再生ボタン11dおよび停止ボタン11eは大型に形成し、使用頻度の低いボタンや誤操作を防止したいボタンを小型のボタン11aとして形成するなど、目的に応じた入力用凸部11a〜11fを形成することが可能となる。
また、本実施形態では、側壁44はPET(ポリエチレンテレフタラート)樹脂で形成され、変形部41を固定して横方向の変形を押さえることが可能な強度を有するように構成されている。また、本実施形態では、アクリル樹脂などからなるエラストマ層42a〜42cと、ITOなどからなる電極43a〜43dと、PET樹脂からなる側壁44とにより構成される凹凸形成部40は、全体が表示装置30に表示された入力用画像を視認することが可能な光透過率を有する透明な材料により構成されている。このため、凹凸形成部40をマトリクス状に配列した凹凸形成パネル10も、全体が表示装置30に表示された入力用画像を視認することが可能な光透過率を有するように構成されている。
次に、図1、図2、図4および図7〜図11を参照して、本発明の一実施形態によるリモートコントローラ100および凹凸形成部40の変形動作を説明する。
図4に示すように、凹凸形成部40の変形部41は、電圧無印加時では平板形状を有している。たとえば、電極43aと電極43bとによりエラストマ層42aに電圧を印加すると、エラストマ層42aは、電極43aおよび電極43bの間の静電引力により電圧印加方向に押しつぶされ電圧印加方向に対して垂直方向(面方向)に伸張する。この場合、エラストマ層42aは側壁44により固定されているため伸張を制限されるので、エラストマ層42aが座屈変形することにより凸形状に変形する。変形部41を構成する4つの電極43a〜43dと3層のエラストマ層42a〜42cとは、それぞれ接触面で固定されているので、図7に示すように、このエラストマ層42aの変形により変形部41の全体が凸形状に変形する。この場合、エラストマ層42bおよびエラストマ層42cには電圧は印加されていないため、変形部41の変形量は小さい。また、図8に示すように、3層のエラストマ層42a、エラストマ層42bおよびエラストマ層42cの全てに電圧を印加した場合には、全てのエラストマ層42a〜42cが伸張し、座屈変形により凸形状に変形しようとすることから、大きな変形量が得られる。また、エラストマ層42a〜42cは印加電圧に対する延び量が異なることから、エラストマ層42aに電圧を印加した場合と、エラストマ層42bまたはエラストマ層42cに電圧を印加した場合とでは凸形状への変形量が異なり、それぞれ異なった変形量の凸形状が形成される。
したがって、図1および図2示すように、リモートコントローラ100は、それぞれの入力用凸部11a〜11fに対応する凹凸形成部40の変形量によって、高さの異なる入力用凸部11a〜11fが形成される。この場合、入力用凸部11aは変形量が小さく、他の入力用凸部11b、11c、11d、11eおよび11fは変形量が大きい。たとえば、エラストマ層42aのみに電圧を印加することにより形成された低い入力用凸部11aが形成されているとともに、3層のエラストマ層42a、エラストマ層42bおよびエラストマ層42cの全てに電圧を印加することにより形成された高い入力用凸部11b〜11fが形成されている。また、凹凸形成パネル10にマトリクス状に配列される凹凸形成部40により任意の位置に入力用凸部11a〜11fが形成されるので、状況や、入力情報に応じて入力用凸部11a〜11fの配置や変形量が変更される。たとえば、図9に示すように、リモートコントローラ100がCDやDVDなど再生装置の操作に用いられる場合、CDやDVDなどの再生中には、入力済みの再生ボタン11dが平坦な状態となり、停止ボタン11eなど他の操作用ボタンが突出して形成され入力待ちの状態となる。一方、図10に示すように、CDやDVDなどが停止中には、停止ボタン11eおよび一時停止ボタン11fが平坦な状態となり、再生ボタン11dなど他のボタンが突出して形成され入力待ちの状態となる。
さらに、リモートコントローラ100が別の機能を果たす場合には、表示装置30の表示に対応して入力用凸部11a〜11fの全体の配置が変更される。たとえば、図11に示すように、リモートコントローラ100がテレビのチャンネル選択用の情報入力装置としての機能を果たす場合、入力用凸部(チャンネル選択ボタン)11gや入力用凸部(音量調節ボタン)11h、入力用凸部(入力切り替えボタン)11i、入力用凸部(メニュー画面表示ボタン)11j、入力用凸部(メニュー項目切り替えボタン)11k、および入力用凸部(CD、DVDなど他の機能への切り替えボタン)11lなどを表示する画像が表示装置30に表示され、それぞれのボタンを表示する画像に対応した入力用凸部11g〜11lが新たに形成される。このように、リモートコントローラ100は、入力用凸部11a〜11lの変形量を変更することにより、再生時や停止時など、状況に応じた入力操作を使用者に案内できるように構成されている。また、リモートコントローラ100は、入力用凸部11a〜11lの全体の配置を変更することにより、CD、DVD、テレビなど、複数の情報入力装置としての機能を果たすように構成されている。
次に、図12〜図14を参照して、本発明の一実施形態によるリモートコントローラ100に形成された入力用凸部11fを押し下げる場合の変形状態について説明する。
図12に示すように、使用者が入力用凸部11fを押下げる際には、使用者はまず表面保護膜20を介して、凹凸形成部40の上層のエラストマ層42cと接触することになる。このエラストマ層42cは、エラストマ層42cの硬度に応じた力で押圧されることにより変形を始める。そして、図13に示すように、中間層のエラストマ層42bは上層のエラストマ層42cと比較して硬度が小さいために、上層のエラストマ層42cが変形を始めると同時に、中間層のエラストマ層42bには変形するのに必要な力を超える押圧力が加えられることとなり、加えていた負荷が除荷されるように変形する。そして、図14に示すように、中間層のエラストマ層42bが変形されていくと、下層のエラストマ層42aは中間層のエラストマ層42bおよび上層のエラストマ層42cよりも大きな硬度を有するため、再び押圧力を増加させ、下層のエラストマ層42aの変形に必要な力に達するまで、変形は停止する。そして、押圧力を増加させ、下層のエラストマ層42aの変形に必要な力に達した状態で、再び変形が開始される。
したがって、リモートコントローラ100に形成された入力用凸部11fが使用者によって押し下げられる場合には、3層のエラストマ層42a〜42cにより入力用凸部11fの硬さが段階的に変化し、これにより段階的なクリック感を生じさせる。
本実施形態では、上記のように、絶縁性を有し、印加電圧に対する伸び量の互いに異なるエラストマ層42a、エラストマ層42bおよびエラストマ層42cの全部または一部に選択的に電圧が印加されることによって、変形部41が、凹凸形状に変形されるように構成されているので、3層のエラストマ層42a〜42cが4つの電極43a〜43dの間の静電引力により圧縮され、電圧印加方向に垂直な方向へと伸びる量が、エラストマ層42aに電圧を印加した場合と、エラストマ層42bに電圧を印加した場合と、エラストマ層42cに電圧を印加した場合とで異なる。これにより、エラストマ層42a、エラストマ層42bおよびエラストマ層42cのいずれかの層に電圧を印加するか、または全てのエラストマ層42a〜42cに電圧を印加することにより、凹凸形状の変位量を多段階に調節することができる。また、変形部41は、3層のエラストマ層42a〜42cを4つの電極43a〜43dにより挟み込む積層構造を有するように構成されていることによって、1つの変形部41のみにより多段階の変位量を得ることが可能となる。これにより、単一の凹凸形成部40について複数の変形部41を横方向に並べる必要がないため、凹凸形成部40が横方向(水平方向)に大型化するのを抑制することができる。
本実施形態では、上記のように、変形部41は、エラストマ層42aと、エラストマ層42bと、エラストマ層42cとが硬度の異なる材料により構成されていることによって、硬さの異なる凸形状を形成することができる。このため、形成された凸形状を指で押し下げる場合に、エラストマ層42aに電圧を印加して凸形状を形成した場合と、エラストマ層42bに電圧を印加して凸形状を形成した場合と、エラストマ層42cに電圧を印加した場合とで、押し下げ時のクリック感を異ならせることができる。これにより、凹凸形状の変位量だけでなく、凹凸形状を押し下げる際のクリック感を多段階に変化させることができる。
本実施形態では、上記のように、変形部41のエラストマ層42cの硬度は、エラストマ層42bの硬度よりも大きく、かつ、エラストマ層42aの硬度はエラストマ層42cの硬度よりもさらに大きくなるように構成されている。このように構成されることによって、凸形状を押し下げていく場合、上層のエラストマ層42cの硬度に応じた力で押圧されることにより、エラストマ層42cは変形を始める。ここで、中間層のエラストマ層42bの硬度は上層のエラストマ層42cの硬度よりも小さいことから、上層のエラストマ層42cを押し下げるのに必要な力に比べ、中間層のエラストマ層42bを押し下げるのに必要な力が小さいために、凸形状に加えていた負荷が除荷されるような感覚(クリック感)を使用者に与えることができる。そして、下層のエラストマ層42aの硬度は中間層のエラストマ層42bおよび上層のエラストマ層42cの硬度よりもさらに大きいので、下層のエラストマ層42aを押し下げるのに必要な力に達するまで、変形は停止する。その後、下層のエラストマ層42aの硬度に応じた力で押圧されると再び変形が始まる。これにより、凸形状を押し下げる際に、段階的なクリック感を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、凹凸形成パネル10に凹凸形成部40をマトリクス状に配列するように構成されていることによって、凹凸形成パネル10の任意の位置の凹凸形成部40に電圧を印加させて凹凸形状を形成させることが可能となるので、リモートコントローラ100の任意の位置に入力用凸部11a〜11lを形成することができる。また、凹凸形成パネル10に重ねて配置される表示装置30に表示される入力用画像に応じて凹凸形成部40の変形部41を凹凸形状に変形させることにより、所定の形状の入力用凸部11a〜11lを形成するように構成することによって、表示装置30が表示する入力用画像(テンキーの画像や再生または停止ボタンなどの画像、チャンネル選択ボタンの画像など)に応じた入力用凸部11a〜11lを形成することができるので、異なる複数の情報入力機能を提供することができる。また、入力操作の際に、形成された入力用凸部11a〜11lを押し下げることができるので、明確なクリック感を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、凹凸形成パネル10は、表示装置30の上方に配置された場合に、表示装置30に表示された入力用画像を視認することが可能な光透過率を有する部材により構成されていることによって、凹凸形成パネル10を表示装置30の上方に重ねた状態で入力用画像を視認することができるので、使用者が触れる側に凹凸形成パネル10が配置されることが可能になる。これにより、凹凸形成部40により形成された入力用凸部11a〜11lの凹凸形状を使用者がより明確に感じとることができるので、確実な入力操作を行うことができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、本発明の情報入力装置の一例としてリモートコントローラを示したが、本発明はこれに限らず、リモートコントローラ以外の情報入力装置にも適用可能である。
また、上記実施形態では、図3に示すように、凹凸形成パネル10が表示装置30の上方に重ねて配置されている例を示したが、本発明はこれに限らず、凹凸形成パネルが表示装置の下方に配置されていてもよい。この場合には、表示装置に、たとえば電子ペーパーのような柔軟で薄い表示装置を用いる必要がある。
また、上記実施形態では、凹凸形成パネル10を構成する複数の凹凸形成部40が、平面的に見て、マトリクス状に配列されている例を示したが、本発明はこれに限らず、各凹凸形成部は、たとえば、千鳥配列をなすように配列されていてもよい。
また、上記実施形態では、図4に示すように、凹凸形成部40の変形部41はエラストマ層42a、エラストマ層42bおよびエラストマ層42cの3層のエラストマーが積層されて構成されている例を示したが、本発明はこれに限らず、図15に示す第1変形例のように、変形部411のエラストマ層421が2層積層されるように構成してもよい。また、図16に示す第2変形例のように、変形部412が、エラストマ層422を10層積層するように構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、図3に示すように、それぞれの凹凸形成部40は、平面的に見て実質的に正方形形状を有するように構成されている例を示したが、本発明はこれに限らず、凹凸形成部を平面的に見た場合に、円形など、他の形状を有するように構成してもよい。この場合、形成される入力用凸部の形状も凹凸形成部の形状により決定されるので、必要とされる入力用凸部の形状に合わせて凹凸形成部を構成すればよい。
また、上記実施形態では、エラストマ層42a〜42cがアクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂などの透明な樹脂材料から形成され、電極43a〜43dがITOやZnOなどの透明導電膜から形成され、側壁44が透明なPET樹脂から形成されている例を示したが、本発明はこれに限らず、異なる材料で形成されていてもよい。エラストマ層は絶縁性を有し、電圧印加により、必要量の伸びが得られるもので、表示装置により表示された入力用画像を視認することが可能な光透過率を有するものであればよく、たとえば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂以外の樹脂材料や樹脂材料以外の材料により形成してもよい。また、電極は、導電性を有し、エラストマ層が凸形状に変形するのに伴って弾性変形可能な材料であり、かつ、表示装置により表示された入力用画像を視認することが可能な光透過率を有するものであればよい。たとえば、ITOやZnOなどの透明導電膜以外にPEDOT/PSS(ポリエチレンジオキシチオフェン)/(ポリスチレン・スルフォン酸)などの導電性有機材料を用いてもよい。また、側壁は絶縁体で、かつ、エラストマーの面方向の伸張を制限し得る硬度を有するものであればPET樹脂以外でもよい。
本発明の一実施形態によるリモートコントローラの全体構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態によるリモートコントローラの全体構成示す側面図である。 本発明の一実施形態によるリモートコントローラの全体構成を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態による凹凸形成部を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態による凹凸変形パネルを示す拡大斜視図である。 本発明の一実施形態によるリモートコントローラの全体構成を示す平面図である。 本発明の一実施形態による凹凸形成部の変形する様子を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態による凹凸形成部の変形する様子を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態によるリモートコントローラの入力用凸部の配置の変化を示す斜視図である。 本発明の一実施形態によるリモートコントローラの入力用凸部の配置の変化を示す斜視図である。 本発明の一実施形態によるリモートコントローラの入力用凸部の全体の配置の変化を示す斜視図である。 本発明の一実施形態によるリモートコントローラの入力用凸部の押し下げられる際の様子を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態によるリモートコントローラの入力用凸部の押し下げられる際の様子を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態によるリモートコントローラの入力用凸部の押し下げられる際の様子を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態による凹凸形成部の変形例を示す断面図である。 本発明の一実施形態による凹凸形成部の変形例を示す断面図である。
符号の説明
10 凹凸形成パネル
11a〜11l 入力用凸部
30 表示装置
40 凹凸形成部(凹凸形成装置)
41、411、412 変形部
42a、421、422 エラストマ層(第1エラストマ層)
42b、421、422 エラストマ層(第2エラストマ層)
42c、422 エラストマ層(第3エラストマ層)
43a 電極(第1電極)
43b 電極(第1電極)
43c 電極(第1電極)
43d 電極(第2電極)
44 側壁
100 リモートコントローラ(情報入力装置)

Claims (5)

  1. 絶縁性を有し、印加電圧に対する伸び量の互いに異なる第1エラストマ層および第2エラストマ層を含み、前記第1エラストマ層および前記第2エラストマ層の各々を複数の第1電極により挟み込む積層構造を有する変形部と、
    前記変形部の側部を固定する側壁とを備え、
    前記変形部は、前記複数の第1電極により、前記第1エラストマ層および前記第2エラストマ層の全部または一部に選択的に電圧が印加されることによって、凹凸形状に変形されるように構成されている、凹凸形成装置。
  2. 前記変形部は、前記第1エラストマ層と前記第2エラストマ層とが硬度の異なる材料により構成されている、請求項1に記載の凹凸形成装置。
  3. 前記変形部は、第3エラストマ層と、前記第1電極との間で前記第3エラストマ層を挟み込む第2電極とをさらに含み、
    前記第3エラストマ層の硬度は、前記第2エラストマ層の硬度よりも大きく、かつ、前記第1エラストマ層の硬度は前記第3エラストマ層の硬度よりもさらに大きい、請求項1または2に記載の凹凸形成装置。
  4. 絶縁性を有するとともに、印加電圧に対する伸び量の互いに異なる第1エラストマ層および第2エラストマ層を有し、前記第1エラストマ層および前記第2エラストマ層の各々を複数の第1電極により挟み込む積層構造を有する変形部と、前記変形部の側部を固定する側壁とを含む複数の凹凸形成部が配列された凹凸形成パネルと、
    前記凹凸形成パネルに重ねて配置される表示装置とを備え、
    前記凹凸形成部の前記変形部は、前記複数の第1電極により、前記第1エラストマ層および前記第2エラストマ層の全部または一部に選択的に電圧が印加されることによって、凹凸形状に変形されるように構成されるとともに、
    前記凹凸形成パネルは、前記表示装置に表示される入力用画像に応じて前記凹凸形成部の前記変形部を凹凸形状に変形させることによって、所定の形状の入力用凸部を形成するように構成されている、情報入力装置。
  5. 前記凹凸形成パネルは、前記表示装置の上方に配置された場合に、前記表示装置に表示された入力用画像を視認することが可能な光透過率を有する部材により構成されている、請求項4に記載の情報入力装置。
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