JP2009175059A - 環境負荷濃度変化判定装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】分析用信号取得部Aが、所定のエリアに存在する生体からバイオアッセイ技術により生体信号を環境負荷濃度分析用信号として取得する。フラクタル次元推定部Bが、生体信号からなる環境負荷濃度分析用信号からフラクタル次元解析技術により時系列でフラクタル次元を推定する。環境負荷濃度変化判定部Cは、フラクタル次元推定部Bから時系列で出力されるフラクタル次元が増加傾向にあるときに環境負荷濃度が増加方向に変化しており、フラクタル次元が減少傾向にあるときに環境負荷濃度が減少方向に変化していると判定する。
【選択図】図2
Description
カオスは軌道不安定性に起因する長期予測不能性という側面を有するが、決定論的ダイナミクスを持っているので短期的には予測可能である。一方、対象が白色ノイズならば、決定論的ダイナミクスは存在しないので、予測の長期・短期に関係なく予測精度は零となる。周期データは、予測の長期・短期に関係なくほぼ完全に予測可能である。
Jordan型のリカレントニューラルネットワーク(RNN)のモデル図を図9に示す。RNNには、ネットワークの出力から入力へのフィードバックが存在し、学習時には入力層に予測するための元となる過去のデータとそれから予測される未来のデータ、すなわち、教師信号となる部分を入力する。図9に示すように、1[Epoch]前に予測されたデータが入力層へフィードバックされる。そして入力値から減算されることによって、学習が完了したときには、入力層のフィードバックを持つ部分の入力が0となり、過去のデータから未知である未来のデータを予測することが可能になる。尚、入力とフィードバックの差に1/2を乗じているのは、入力層への入力を−1〜+1へと規格化するためである。入力層、中間層、出力層の3層構造ネットワークを使用し、入力パターンpに対する第L層i番目の内部状態のダイナミクスは以下に定式化される。
次に本実施の形態で、フラクタル次元解析法として使用した臨界指数法について説明する。時系列データをf(t)、周波数をuとすると、f(t)のパワースペクトルS(u)は、その自己アフィン性から、下記の式で与えられる。
次に上記実施の形態に基づいて、具体的な実験を行ったので、その方法及び結果について説明する。
以下活動電位信号を生体信号とする、本発明の第2の実施の形態について説明する。図22に示した構成では、水槽1内に6枚のアルミ板の測定用電極E1乃至E6とアース電極Eeと基準電極Erを、水槽1内の水を囲むように配置している。水槽1の寸法は、300×250×100mm3であった。そして電極は、株式会社日本光電社製のMEG6116M(製品番号)から構成された生体アンプ10に接続されている。この生体アンプ10は、図2に示した分析用信号取出部Aを構成することになる。この例では6Chの電極E1乃至E6で水中を遊泳する魚の活動電位を測定する。また水槽1内の水温及び溶存酸素濃度は、測定対象へ環境負荷以外の影響を可能な限り与えないために、適切な数値となるよう調整した。また、照明は室内灯11のみである。
そして抽出した泳動軌跡は画像の縦、横で表される2次元であるため、観測動画像から抽出した泳動軌跡を3次元空間に再構成した。再構成の手順として、観測用実験水槽の2方向から撮影した動画像データのそれぞれに位置座標の抽出を行い、それぞれの泳動軌跡を得る。この2つの泳動軌跡を3次元空間上で対応付けし、3次元補正を行う。
2 魚
3,4 CCDビデオカメラ
5 光源
A 分析用信号取得部
A1 ノイズ除去部
B フラクタル次元推定部
C 環境負荷濃度変化判定部
D アラーム発生部
Claims (13)
- バイオアッセイ技術を用いて環境負荷濃度の変化を判定する環境負荷濃度変化判定装置であって、
所定のエリアに存在する生体からバイオアッセイ技術により生体信号を環境負荷濃度分析用信号として取得する分析用信号取得部と、
前記環境負荷濃度分析用信号からフラクタル次元解析技術により時系列でフラクタル次元を推定するフラクタル次元推定部と、
前記フラクタル次元推定部から時系列で出力される前記フラクタル次元が増加傾向にあるときに前記環境負荷濃度が増加方向に変化しており、前記フラクタル次元が減少傾向にあるときに前記環境負荷濃度が減少方向に変化していると判定する環境負荷濃度変化判定部とからなることを特徴とする環境負荷濃度変化判定装置。 - バイオアッセイ技術を用いて環境負荷濃度の変化を判定する環境負荷濃度変化判定装置であって、
水槽中の生体からバイオアッセイ技術を用いて、生体信号を環境負荷濃度分析用信号として取得する分析用信号取得部と、
前記環境負荷濃度分析用信号からフラクタル次元解析技術により時系列でフラクタル次元を推定するフラクタル次元推定部と、
前記フラクタル次元推定部から時系列で出力される前記フラクタル次元が増加傾向にあるときに前記水槽中の環境負荷濃度が増加方向に変化しており、前記フラクタル次元が減少傾向にあるときに前記水槽中の環境負荷濃度が減少方向に変化していると判定する環境負荷濃度変化判定部とからなることを特徴とする環境負荷濃度変化判定装置。 - 前記分析用信号取得部は、前記生体の運動軌跡に関する情報を含む複数の映像信号から3次元の運動軌跡を示す3次元軌跡データ信号を得てこれを前記生体信号として取得し、
前記フラクタル次元推定部は、前記3次元軌跡データ信号から時系列で複数のフラクタル次元を推定して時系列で出力するように構成されている請求項1または2に記載の環境負荷濃度変化判定装置。 - 前記分析用信号取得部は、前記水槽中に配置した複数の測定用電極から複数の活動電位信号を前記生体信号として取得するように構成され、
前記フラクタル次元推定部は、前記複数の活動電位信号からそれぞれ時系列で複数のフラクタル次元を演算し、且つ前記複数のフラクタル次元の平均値を時系列で出力するように構成されている請求項2に記載の環境負荷濃度変化判定装置。 - 前記複数の測定用電極は、前記水槽中の水を囲むように配置されている請求項4に記載の環境負荷濃度変化判定装置。
- 前記フラクタル次元推定部は、前記活動電位信号からなる前記環境負荷濃度分析用信号から分散のスケーリング特性を求め、該分散のスケーリング特性から前記フラクタル次元を推定する請求項4に記載の環境負荷濃度変化判定装置。
- 前記分析用信号取得部は、前記生体が前記エリアに存在していない状態で測定した事前測定信号と前記環境濃度分析用信号の両方に含まれる共通の周波数成分をノイズとして前記環境濃度分析用信号から除去するノイズ除去部を備えている請求項1に記載の環境負荷濃度変化判定装置。
- 前記分析用信号取得部は、前記生体を前記水槽中に投入する前に測定した事前測定信号と前記環境濃度分析用信号の両方に含まれる共通の周波数成分をノイズとして除去するノイズ除去部を備えている請求項2に記載の環境負荷濃度変化判定装置。
- 前記環境負荷濃度変化判定部は、前記フラクタル次元推定部から時系列で出力される前記フラクタル次元の相関係数または前記変化傾向の傾き係数から前記変化を判定する請求項1または2に記載の環境負荷濃度変化判定装置。
- 前記相関係数または前記傾き係数が、予め定めた値より大きくなったときにアラーム信号を発生するアラーム発生部をさらに備えている請求項9に記載の環境負荷濃度変化判定装置。
- バイオアッセイ技術を用いて環境負荷濃度の変化を判定する環境負荷濃度判定方法であって、
所定のエリアに存在する生体からバイオアッセイ技術により生体信号を環境負荷濃度分析用信号として取得する分析用信号取得ステップと、
前記環境負荷濃度分析用信号からフラクタル次元解析技術により時系列でフラクタル次元を推定するフラクタル次元推定ステップと、
前記フラクタル次元推定ステップにおいて時系列で出力される前記フラクタル次元が増加傾向にあるときに前記環境負荷濃度が増加方向に変化しており、前記フラクタル次元が減少傾向にあるときに前記環境負荷濃度が減少方向に変化していると判定する環境負荷濃度変化判定ステップとからなることを特徴とする環境負荷濃度判定方法。 - 前記分析用信号取得ステップは、前記生体が前記エリアに存在していない状態で測定した事前測定信号と前記環境濃度分析用信号の両方に含まれる共通の周波数成分をノイズとして前記環境濃度分析用信号から除去するノイズ除去ステップを含んでいる請求項11に記載の環境負荷濃度判定方法。
- 前記フラクタル次元推定ステップ、前記環境負荷濃度変化判定ステップ及び前記ノイズ除去ステップを、コンピュータを用いて実施することを特徴とする請求項12に記載の環境負荷濃度判定方法。
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