JP2009171115A - 料金計算システム、料金計算方法、料金計算プログラム、サービス利用監視システム、サービス利用監視方法及びサービス利用監視プログラム - Google Patents

料金計算システム、料金計算方法、料金計算プログラム、サービス利用監視システム、サービス利用監視方法及びサービス利用監視プログラム Download PDF

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啓一 平川
Takayuki Maeda
隆行 前田
Masamitsu Takechi
政光 武智
Yuichi Ogami
友一 尾上
Keiichi Taniguchi
恵一 谷口
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Abstract

【課題】携帯端末を利用した通信サービスにおける利用者と料金の支払者とが異なる場合に、利用者による高額利用に関するレポートを支払者に提示することができ、また、最新の状況を的確に管理することができるようにしたサービス利用監視システムを提供する。
【解決手段】サービス利用監視システムは、利用者又は支払者に関する顧客情報を記憶する顧客情報記憶装置から該顧客情報を所定期間毎に取り出し、携帯端末の利用による通信情報を記憶する通信情報記憶装置から該通信情報を前記所定期間よりも短い期間毎に取り出し、前記顧客情報及び前記通信情報に基づいて、適用される割り引きを定義しているリファレンスファイルを用いて、対象とする支払者における利用者の通信の項目毎に利用料金を計算し、前記計算された利用料金が所定条件を満たしている場合に、前記項目毎にアラームを生成し、前記生成されたアラームに基づいてレポートを生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯端末を利用した通信サービスにおける該携帯端末の利用における料金を計算する料金計算システム、料金計算方法及び料金計算プログラムに関する。又は本発明は、携帯端末を利用した通信サービスにおける該携帯端末の利用者と該携帯端末の利用における料金の支払者とが異なる場合に、該利用者による高額利用に関するレポートを該支払者に提示するサービス利用監視システム、サービス利用監視方法及びサービス利用監視プログラムに関する。
通信サービスにおいて、通話料金や通話時間を発信者に対して通知することにより、その通信システムにおける発信者の通話料金の管理を補助することが行われている。これに関する技術として、例えば特許文献1に記載された発明は、通話料金や通話時間を発信者に対して通知することにより、IP電話システムにおいて発信者の通話料金及び通話時間の管理を助け、金銭管理を行うことができることを課題とし、IP電話装置における通話料金通知装置は、通話時間を計時する計時手段と、計時手段より得られる通話時間に対応する通話料金を計算する通話料金計算手段と、通話料金計算手段によって計算された通話料金を発呼元であるIP電話装置側に送信して通知する通話料金通知手段とを有するものである。
また、携帯電話等の移動通信システムにおいて、近年、不正使用が重大な問題となっている。
例えば、不正に作成されたクローン端末では不法な無料通信が可能であり、その通信料金が正規のコピーされた移動端末所持者に料金請求されてしまう。これを解決するものとして、例えば特許文献2に記載された発明は、移動無線通信システムにおいて、正規契約端末がコピーされたクローン端末を検出しその通信を拒否することにより、正規契約端末を保護することを課題とし、端末は、センタ装置を介して通話を行う毎に通話回数を記憶し、かつセンタは端末との通話回数を記憶する一方、端末との通話に先立つ通信時にこの端末に記憶されている通話回数値と自身に記憶しているこの端末との通話回数値との一致を検出し、そして、不一致の場合は端末側で操作された暗証番号と予め登録された暗証番号との一致を判定し、双方が不一致の場合はこの端末をクローン端末と判定し以降の通信を拒否し、この結果、クローン端末の不正使用による正規端末への通信料金の請求が阻止され、正規端末を保護できる。
そして、盗難された携帯電話機の使用の場合、本来の携帯電話機所有者が大きな被害を受ける危険性がある。これを解決するものとして、例えば特許文献3に記載された発明は、携帯電話機が盗難などで第三者に渡った場合でも、携帯電話機を使用して、不正に代金決済処理などを行うことを防止した携帯電話機の不正使用防止方法を提供することを課題とし、携帯電話機から決済機関のサーバに対して、電子署名の復号に使用する公開鍵を含む電子証明書を送信するステップ、前記携帯電話機から前記決済機関のサーバに対してデータの送信を行う際に、前記携帯電話機と通信可能に構成された非接触ICカードに記憶された秘密鍵を使用して前記データに電子署名を施すステップ、前記電子署名が施されたデータを前記携帯電話機から前記決済機関のサーバに送信するステップ、前記決済機関のサーバにおいて、受信した前記電子署名が施されたデータを前記公開鍵を使用して復号し、受信データの検証を行うステップ、とを有することを特徴とする。
また、例えば特許文献4に記載された発明は、試験用移動機の不正使用を防ぐことを課題とし、基地局試験装置は、内部に制御部と、送受信部と、一般の携帯電話機と同様な動作を有する試験用移動機と、外部に制御部に接続する保守ツールとを備え、制御部には基地局試験装置を使用する氏名及びそのID情報を記憶したメモリを有し、このメモリには保守及び試験運用時の条件の下での監視機能のプログラムを格納し、特に取外しキーセンサによる試験用移動機が取付台から予め定められた条件外に取り出されたかを監視し、異常の場合には警報部にアラームを警報させる監視プログラムを格納しており、保守ツールはID情報及び運用モード情報を制御部へ送出する機能を有している。
特開2004−328033号公報 特開平8−336183号公報 特開2003−32742号公報 特開2003−32180号公報
しかしながら、このような従来の技術では、1つの通話料金のみを知るだけであり、さらに割り引き等が行われているわけではない。結局、正確な料金を知るためには、通常の請求のための料金計算を待つ必要がある。
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、通常の請求のための料金計算を待つことなく、リアルタイムに利用料金を知ることができ、最新の状況を的確に管理することができるようにした料金計算システム、料金計算方法及び料金計算プログラムを提供することを目的としている。
また、前述の従来の技術では、携帯端末を利用した通信サービスにおける該携帯端末の利用者と該携帯端末の利用における料金の支払者とが異なる場合に、該利用者による高額利用に関するレポートを該支払者に提示することができないという問題点があった。また、通常の請求のための料金計算を待っていたのでは、利用者の高額利用に対して支払者が早急に対応できない場合がある。
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、携帯端末を利用した通信サービスにおける該携帯端末の利用者と該携帯端末の利用における料金の支払者とが異なる場合に、該利用者による高額利用に関するレポートを該支払者に提示することができ、また、通常の請求のための料金計算を待つことなく、リアルタイムに利用料金を知ることができ、最新の状況を的確に管理することができるようにしたサービス利用監視システム、サービス利用監視方法及びサービス利用監視プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1] 携帯端末を利用した通信サービスにおける該携帯端末の利用における料金を計算する料金計算システムであって、
前記携帯端末の利用者又は支払者に関する顧客情報を記憶する顧客情報記憶装置から該顧客情報を所定期間毎に取り出す顧客情報取出手段と、
前記携帯端末の利用による通信情報を記憶する通信情報記憶装置から該通信情報を前記所定期間よりも短い期間毎に取り出す通信情報取出手段と、
前記顧客情報取出手段によって取り出された顧客情報及び前記通信情報取出手段によって取り出された通信情報に基づいて、適用される割り引きを定義しているリファレンスファイルを用いて、対象とする利用者又は支払者における通信の項目毎に利用料金を計算する料金計算手段
を具備することを特徴とする料金計算システム。
[2] 前記料金計算手段は、複数のリファレンスファイルを順次適用可能か否かを判断し、最後に前記利用者又は支払者全体に適用される割り引きを定義しているリファレンスファイルを用いる
ことを特徴とする[1]に記載の料金計算システム。
[3] 前記料金計算手段は、前記リファレンスファイルは割り引きを適用すべき日付を定義しており、前記サービスの利用が該日付以降である場合に割り引き計算を行う
ことを特徴とする[1]に記載の料金計算システム。
[4] 料金計算システムが、携帯端末を利用した通信サービスにおける該携帯端末の利用における料金を計算する料金計算方法であって、
前記携帯端末の利用者又は支払者に関する顧客情報を記憶する顧客情報記憶装置から該顧客情報を所定期間毎に取り出し、
前記携帯端末の利用による通信情報を記憶する通信情報記憶装置から該通信情報を前記所定期間よりも短い期間毎に取り出し、
前記取り出された顧客情報及び前記取り出された通信情報に基づいて、適用される割り引きを定義しているリファレンスファイルを用いて、対象とする利用者又は支払者における通信の項目毎に利用料金を計算する
ことを特徴とする料金計算方法。
[5] コンピュータを、携帯端末を利用した通信サービスにおける該携帯端末の利用における料金を計算させるようにするための料金計算プログラムであって、
前記携帯端末の利用者又は支払者に関する顧客情報を記憶する顧客情報記憶装置から該顧客情報を所定期間毎に取り出す顧客情報取出手段と、
前記携帯端末の利用による通信情報を記憶する通信情報記憶装置から該通信情報を前記所定期間よりも短い期間毎に取り出す通信情報取出手段と、
前記顧客情報取出手段によって取り出された顧客情報及び前記通信情報取出手段によって取り出された通信情報に基づいて、適用される割り引きを定義しているリファレンスファイルを用いて、対象とする利用者又は支払者における通信の項目毎に利用料金を計算する料金計算手段
として機能させることを特徴とする料金計算プログラム。
[6] 携帯端末を利用した通信サービスにおける該携帯端末の利用者と該携帯端末の利用における料金の支払者とが異なる場合に、該利用者による高額利用に関するレポートを該支払者に提示するサービス利用監視システムであって、
前記利用者又は前記支払者に関する顧客情報を記憶する顧客情報記憶装置から該顧客情報を所定期間毎に取り出す顧客情報取出手段と、
前記携帯端末の利用による通信情報を記憶する通信情報記憶装置から該通信情報を前記所定期間よりも短い期間毎に取り出す通信情報取出手段と、
前記顧客情報取出手段によって取り出された顧客情報及び前記通信情報取出手段によって取り出された通信情報に基づいて、適用される割り引きを定義しているリファレンスファイルを用いて、対象とする支払者における利用者の通信の項目毎に利用料金を計算する料金計算手段と、
前記料金計算手段によって計算された利用料金が所定条件を満たしている場合に、前記項目毎にアラームを生成するアラーム生成手段と、
前記アラーム生成手段によって生成されたアラームに基づいて、前記レポートを生成するレポート生成手段
を具備することを特徴とするサービス利用監視システム。
[7] 前記料金計算手段は、複数のリファレンスファイルを順次適用可能か否かを判断し、最後に前記支払者全体に適用される割り引きを定義しているリファレンスファイルを用いる
ことを特徴とする[6]に記載のサービス利用監視システム。
[8] 前記料金計算手段は、前記リファレンスファイルは割り引きを適用すべき日付を定義しており、前記サービスの利用が該日付以降である場合に割り引き計算を行う
ことを特徴とする[6]に記載のサービス利用監視システム。
[9] 前記アラーム生成手段は、項目毎にアラームを生成する閾値が期間毎に設定されている
ことを特徴とする[6]に記載のサービス利用監視システム。
[10] 前記アラーム生成手段に設定されている閾値は、一日内の時間帯毎に設定されている
ことを特徴とする[9]に記載のサービス利用監視システム。
[11] 前記レポート生成手段は、前記アラーム生成手段によって生成されたアラームの数が、所定の条件以上となっている場合に、レポートを生成する
ことを特徴とする[6]に記載のサービス利用監視システム。
[12] 前記レポート生成手段は、前記アラーム生成手段に条件として設定された閾値の金額と前記料金計算手段によって計算された利用料金との乖離率が所定値以上となった場合に、レポートを生成する
ことを特徴とする[6]に記載のサービス利用監視システム。
[13] 利用監視システムが、携帯端末を利用した通信サービスにおける該携帯端末の利用者と該携帯端末の利用における料金の支払者とが異なる場合に、該利用者による高額利用に関するレポートを該支払者に提示するサービス利用監視方法であって、
前記利用者又は前記支払者に関する顧客情報を記憶する顧客情報記憶装置から該顧客情報を所定期間毎に取り出し、
前記携帯端末の利用による通信情報を記憶する通信情報記憶装置から該通信情報を前記所定期間よりも短い期間毎に取り出し、
前記取り出された顧客情報及び前記取り出された通信情報に基づいて、適用される割り引きを定義しているリファレンスファイルを用いて、対象とする支払者における利用者の通信の項目毎に利用料金を計算し、
前記計算された利用料金が所定条件を満たしている場合に、前記項目毎にアラームを生成し、
前記生成されたアラームに基づいて、前記レポートを生成する
ことを特徴とするサービス利用監視方法。
[14] コンピュータを、携帯端末を利用した通信サービスにおける該携帯端末の利用者と該携帯端末の利用における料金の支払者とが異なる場合に、該利用者による高額利用に関するレポートを該支払者に提示させるようにするためのサービス利用監視プログラムであって、
前記利用者又は前記支払者に関する顧客情報を記憶する顧客情報記憶装置から該顧客情報を所定期間毎に取り出す顧客情報取出手段と、
前記携帯端末の利用による通信情報を記憶する通信情報記憶装置から該通信情報を前記所定期間よりも短い期間毎に取り出す通信情報取出手段と、
前記顧客情報取出手段によって取り出された顧客情報及び前記通信情報取出手段によって取り出された通信情報に基づいて、適用される割り引きを定義しているリファレンスファイルを用いて、対象とする支払者における利用者の通信の項目毎に利用料金を計算する料金計算手段と、
前記料金計算手段によって計算された利用料金が所定条件を満たしている場合に、前記項目毎にアラームを生成するアラーム生成手段と、
前記アラーム生成手段によって生成されたアラームに基づいて、前記レポートを生成するレポート生成手段
として機能させることを特徴とするサービス利用監視プログラム。
前記本発明は次のように作用する。
本発明における料金計算システム、料金計算方法及び料金計算プログラムは、携帯端末を利用した通信サービスにおける該携帯端末の利用における料金を計算する。
顧客情報取出手段は、前記携帯端末の利用者又は支払者に関する顧客情報を記憶する顧客情報記憶装置から該顧客情報を所定期間毎に取り出し、通信情報取出手段は、前記携帯端末の利用による通信情報を記憶する通信情報記憶装置から該通信情報を前記所定期間よりも短い期間毎に取り出し、料金計算手段は、前記顧客情報取出手段によって取り出された顧客情報及び前記通信情報取出手段によって取り出された通信情報に基づいて、適用される割り引きを定義しているリファレンスファイルを用いて、対象とする利用者又は支払者における通信の項目毎に利用料金を計算する。これによって、通常の請求のための料金計算を待つことなく、リアルタイムに利用料金を知ることができ、最新の状況を的確に管理することができるようになる。
本発明におけるサービス利用監視システム、サービス利用監視方法及びサービス利用監視プログラムは、携帯端末を利用した通信サービスにおける該携帯端末の利用者と該携帯端末の利用における料金の支払者とが異なる場合に、該利用者による高額利用に関するレポートを該支払者に提示する。
顧客情報取出手段は、前記利用者又は前記支払者に関する顧客情報を記憶する顧客情報記憶装置から該顧客情報を所定期間毎に取り出し、通信情報取出手段は、前記携帯端末の利用による通信情報を記憶する通信情報記憶装置から該通信情報を前記所定期間よりも短い期間毎に取り出し、料金計算手段は、前記顧客情報取出手段によって取り出された顧客情報及び前記通信情報取出手段によって取り出された通信情報に基づいて、適用される割り引きを定義しているリファレンスファイルを用いて、対象とする支払者における利用者の通信の項目毎に利用料金を計算し、アラーム生成手段は、前記料金計算手段によって計算された利用料金が所定条件を満たしている場合に、前記項目毎にアラームを生成し、レポート生成手段は、前記アラーム生成手段によって生成されたアラームに基づいて、前記レポートを生成する。これによって、利用者による高額利用に関するレポートを支払者に提示することができ、また、通常の請求のための料金計算を待つことなく、リアルタイムに利用料金を知ることができ、最新の状況を的確に管理することができるようになる。
本発明にかかる料金計算システム、料金計算方法及び料金計算プログラムによれば、通常の請求のための料金計算を待つことなく、リアルタイムに利用料金を知ることができ、最新の状況を的確に管理することができ、さらに、CDRのデータタイプに適した割り引き計算を行うことができる。
本発明にかかるサービス利用監視システム、サービス利用監視方法及びサービス利用監視プログラムによれば、携帯端末を利用した通信サービスにおける該携帯端末の利用者と該携帯端末の利用における料金の支払者とが異なる場合に、該利用者による高額利用に関するレポートを該支払者に提示することができ、また、通常の請求のための料金計算を待つことなく、リアルタイムに利用料金を知ることができ、最新の状況を的確に管理することができ、さらに、CDRのデータタイプに適した割り引き計算を行うことができる。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはプログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、プログラム、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がプログラムの場合は、記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能にほぼ一対一に対応しているが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)を含む。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク等で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。
なお、実施の形態としてサービス利用監視システムについて説明するが、これは料金計算システムを含んでおり、サービス利用監視システムを説明することによって、料金計算システムをも説明する。
以下、携帯端末として、携帯電話を主に例示して説明する。また、携帯電話を利用した通信サービスにおける携帯電話の利用者と携帯電話の利用における料金の支払者とが異なる場合として、携帯電話サービスの法人契約を主に例示して説明する。したがって、支払者は法人(会社、その会社内の部門等も含む)であり、利用者はその会社の従業員等(その法人が携帯電話の利用を許可した者)である。
本実施の形態であるサービス利用監視システムは、携帯電話を利用した通信サービスにおける携帯電話の利用者と携帯電話の利用における料金の支払者とが異なる場合に、利用者による高額利用に関するレポートを支払者に提示するものであって、図1に示すように、CDR記憶装置111、顧客情報記憶装置112、不正検知システム120、レポート生成システム130とを備えている。つまり、システムの概要として、顧客情報に応じて、通信の利用状況(ふるまい)等を監視し、予め定義された条件に合致した場合にアラームを生成するシステムである。
CDR記憶装置111は、通信回線を介して不正検知システム120のCDR取出モジュール121と接続されている。携帯端末の利用による通信情報を記憶しており、CDR取出モジュール121からアクセスされる。つまり、CDR記憶装置111は、通話又は通信に関する通信情報であるCDR(Charging Data Record/Call Detail Record/Call Data Record)を記憶する。通信情報とは、基本的には交換機により記録され、利用者による通信サービス利用に関する情報であり、1回の通信(通話を含む)毎に発生する。例えば、その通信毎に、発信側の携帯電話番号(MSN:Mobile Subscriber Number)、着信側の携帯電話番号等が記録される。より具体的には、図5に示すCDR500を用いて後述する。
顧客情報記憶装置112は、通信回線を介して不正検知システム120の顧客情報取出モジュール122と接続されている。利用者又は支払者に関する顧客情報を記憶しており、顧客情報取出モジュール122からアクセスされる。顧客情報とは、通信サービスを利用するにあたって、支払者が回線提供者との間で行う契約等に基づいて発生するものであり、ここでは、料金計算を行うために必要なサービス、割り引きサービス等を特定する情報であり、より具体的には、図3、4に示す顧客情報(S)300、顧客情報(B)400を用いて後述する。
不正検知システム120は、CDR取出モジュール121、顧客情報取出モジュール122、料金簡易計算モジュール123、区分処理モジュール124、アラーム生成モジュール125、ケース生成モジュール126を有している。CDR記憶装置111と顧客情報記憶装置112を用いて、利用者の不正となり得る通信記録(支払者が報告を希望している利用記録、例えば、高額な利用記録)を検知して、レポート生成システム130へ渡す。
顧客情報取出モジュール122は、料金簡易計算モジュール123、区分処理モジュール124と接続されており、また、通信回線を介して顧客情報記憶装置112と接続されている。顧客情報取出モジュール122は、顧客情報記憶装置112から顧客情報を所定期間毎に取り出す。ここでの所定期間としては、例えば、1日毎であり、前日分の顧客情報を取り出す。また、今までに取り出した顧客情報との差分のみを取り出して、更新するようにしてもよい。さらに、例えば、月に1度、全件を取り出して更新するようにしてもよい。取り出した顧客情報を料金簡易計算モジュール123及び区分処理モジュール124へ渡す。
CDR取出モジュール121は、料金簡易計算モジュール123と接続されており、また、通信回線を介してCDR記憶装置111と接続されている。CDR取出モジュール121は、顧客情報取出モジュール122による取り出しの所定期間よりも短い期間毎に、CDR記憶装置111から通信情報を取り出す。ここでの所定期間としては、例えば、1時間毎であり、通常の請求のための料金計算よりも早く計算を行っており、早期に不正を検知することができるようにしている。なお、この料金計算は、通常の請求と比較して、請求データほどデータの精度を求める必要がなく、また、料金計算を早く行う必要があることから、簡易な計算処理により行っている。
ここで、CDR記憶装置111からの通信情報の取り出しは、CDRのサービスのタイプ(例えば、音声、パケットの別等)によって、取り出す所定期間を異ならせるようにしてもよい。取り出した通信情報は、料金簡易計算モジュール123へ渡される。
料金簡易計算モジュール123は、CDR取出モジュール121、顧客情報取出モジュール122、アラーム生成モジュール125と接続されている。顧客情報取出モジュール122によって取り出された顧客情報及びCDR取出モジュール121によって取り出された通信情報に基づいて、適用される割り引きを定義しているリファレンスファイルを用いて、対象とする支払者における利用者の通信の項目毎に利用料金を計算する。また、複数のリファレンスファイルを順次適用可能か否かを判断し、最後に支払者全体に適用される割り引きを定義しているリファレンスファイルを用いるようにしてもよい。また、リファレンスファイルは割り引きを適用すべき日付を定義しており、サービスの利用がその日付以降である場合に割り引き計算を行うようにしてもよい。その計算結果をアラーム生成モジュール125へ渡す。
区分処理モジュール124は、顧客情報取出モジュール122、アラーム生成モジュール125と接続されている。契約回線毎に一意にグループに振り分ける。つまり、対象としている携帯電話番号について、グループ分けできるようにマスタファイルに予め登録しておき、対象の携帯電話の通信情報をグループ分けする。ここでのグループとは、支払者内で任意に決定することができ、支払者内で1グループとすることもできるし、支払者内で複数のグループとすることもできる。
アラーム生成モジュール125は、料金簡易計算モジュール123、区分処理モジュール124、ケース生成モジュール126と接続されている。区分処理モジュール124で振り分けられたグループ毎に、料金簡易計算モジュール123で計算された料金が所定条件を満たしている場合に、項目毎にアラームを生成する。つまり、発生した通信による料金と設定された閾値とをマッチングし、マッチした条件についてアラームを生成する。設定する閾値は、項目毎であるので、アラームは1つの回線で複数発生する場合もある。ここでの項目毎としては、例えば、国内通信、国際ローミング、乃至はこれら全てのサービス等がある。また、項目毎にアラームを生成する閾値が期間毎に設定されているようにしてもよい。ここでの期間毎とは、例えば、月毎、週毎、日毎(休日のみを対象とすることも含む)、一日内の時間帯毎(例えば、6時から12時まで等)等がある。そして、これらの閾値は、支払者からの申出に基づき回線提供者が設定し、あるいは支払者の手元に設置する端末装置により設定するようにしてもよい。また、CDR取出モジュール121がCDR記憶装置111から通信情報を取り出す毎に通信金額を積み上げ、設定した閾値を超えるとアラームを生成するようにしてもよい。生成したアラームをケース生成モジュール126又はレポート生成モジュール131へ渡す。
ケース生成モジュール126は、アラーム生成モジュール125及びレポート生成システム130のレポート生成モジュール131と接続されている。アラーム生成モジュール125より受け取ったアラームに対して、各アラームの閾値からの乖離率(以下、閾値乖離率ともいう)、生成されたアラーム数(アラーム生成モジュール125によって項目毎に生成されたアラーム数)、ケース生成期間(レポートを生成する際の対象とする期間、つまりケースを生成するタイミング)に基づいて、アラームを集約し、アラームからなるケースを生成する。つまり、より具体的には、ケース生成期間を予めリファレンスファイルに設定し、その設定した期間が到来したらケースを生成してレポートを表示できる状態にするものである。また、ケースを生成する条件となるものは、閾値乖離率、アラーム数である。
レポート生成システム130は、レポート生成モジュール131を有しており、不正検知システム120によって検知された不正に関するレポートを生成する。
レポート生成モジュール131は、不正検知システム120のケース生成モジュール126と接続されている。アラーム生成モジュール125又はケース生成モジュール126によって生成されたアラーム又はケースに基づいて、レポートを生成する。また、アラーム生成モジュール125によって生成されたアラームの数が、所定の条件以上となっている場合に、レポートを生成するようにしてもよい。なお、レポートの参照権限を一定の者に制限するようにしてもよい。
次に、図2に示すフローチャートを用いて、本実施の形態による処理例を説明する。
ステップS202では、顧客情報取出モジュール122が、顧客情報記憶装置112から顧客情報を取り出す。
ステップS204では、CDR取出モジュール121が、CDR記憶装置111から通信情報を取り出す。
ステップS206では、料金簡易計算モジュール123が、ステップS202で取り出した顧客情報、ステップS204で取り出した通信情報に基づいて、対象となる携帯電話の通信料金を計算する。
ステップS208では、区分処理モジュール124が、契約回線毎に一意にグループに振り分ける。
ステップS210では、アラーム生成モジュール125が、振り分けられたグループ毎に通信料金が所定の条件を満たしているか否かを判断し、満たしているものについてアラームを生成する。
ステップS212では、ケース生成モジュール126が、ケース生成期間が到来した場合に、各アラームの閾値乖離率、アラーム数に基づいて、アラームを集約し、そのアラームからなるケースを生成する。
ステップS214では、レポート生成モジュール131が、ステップS212で生成されたケースに基づいて、レポートを生成する。
図3は、顧客情報記憶装置112に記憶されている顧客情報(S)300のデータ構造例を示す説明図である。
顧客情報(S)300は、No.欄302、項目名欄304、値欄306を有しており、サービスID毎に記憶されているものである。
また、具体的には、サービスID312、請求グループID314、MSN316、パケット割引開始年月日318、メール定額開始年月日320、パケット割引区分322等を有している。サービスID312は、サービスの利用者(本実施の形態の例では、会社の従業員等)を特定する符号(サービス利用者番号)である。請求グループID314は、支払者を特定する符号(支払者番号)である。MSN316は、携帯電話番号(MSN:Mobile Subscriber Number)である。パケット割引開始年月日318は、その契約においてパケット割り引きというサービス(パケット通信に対する割り引きサービス)が適用される年月日である。メール定額開始年月日320は、その契約においてメール定額というサービス(電子メールの送受信を月額一定額で利用できるサービス)が適用される年月日である。パケット割引区分322は、パケット割り引きのサービスの区分(つまり、この区分によって料金を計算する際の割引率等が異なる)である。
図4は、顧客情報記憶装置112に記憶されている顧客情報(B)400のデータ構造例を示す説明図である。
顧客情報(B)400は、No.欄402、項目名欄404、値欄406を有しており、請求グループID毎に記憶されているものである。
また、具体的には、請求グループID412、請求先名414、請求群416、支払方法418、郵便番号420、住所422等を有している。請求グループID412は、請求グループID314と同様に支払者番号であり、支払者を特定するものである。請求先名414は、支払者の名称であり、レポート生成の際に用いる。請求群416は、支払日(締め日)を示す符号であり、例えば、10日締め、20日締め、月末締め等の別がある。支払方法418は、例えば、金融機関窓口払込、預金口座振替、クレジットカード払い等の別である。郵便番号420は、支払者の住所の郵便番号である。住所422は、支払者の住所である。
顧客情報取出モジュール122は、顧客情報記憶装置112に記憶されている顧客情報(S)300及び顧客情報(B)400を取り出し、サービス使用者番号又は支払者番号毎に、顧客情報を取得し、料金簡易計算モジュール123は、支払者番号毎内でサービス使用者番号毎の項目毎に料金を計算する。
図5は、CDR記憶装置111に記憶されているCDR500のデータ構造例を示す説明図である。
CDR500は、No.欄502、項目名欄504、値欄506を有しており、主に交換機によって生成されるものであり、一つの通信毎に生成されるものである。
また、具体的には、開始日時512、時間514、簡易割引後料金516、料金518、発信電話番号520、着信電話番号522、発信サービスID524、データタイプ526、課金割引種別528、IMTデータレート識別530、プライスプランID532等を有している。開始日時512は、通信サービスの開始日時である。時間514は、通信サービスの開始日時から終了日時までの時間である。簡易割引後料金516は、料金簡易計算モジュール123によって計算された料金である。したがって、CDR記憶装置111にある際は空白欄である。料金518は、割り引きなしの料金の計算額であり、各交換機からCDRを回収したシステムによって生成されるものである。発信電話番号520は、通信サービスを利用した発信側の携帯電話番号である。着信電話番号522は、着信側の携帯電話番号である。発信サービスID524は、顧客情報(S)300のサービスID312と同様に、発信側のサービス使用者番号である。データタイプ526は、CDRのサービスのタイプ(例えば、音声、データ、パケット等の別)である。課金割引種別528は、割り引きの種類(例えば、指定された携帯電話番号が着信側であれば所定の割引率を適用する等)を示す符号である。IMTデータレート識別530は、相手を見ながら通話できるビジュアル電話か否かを示す符号である。プライスプランID532は、プライスプラン(支払者が契約しているプライスプランであり、料金を計算する際に用いる)を特定する符号である。
図6は、区分処理モジュール124に予め登録されているマスタ600のデータ構造例を示す説明図である。
マスタ600は、種別欄602、番号欄604、グループID欄606を有している。つまり、利用された携帯電話の携帯電話番号(番号欄604に記憶)とグループID(グループID欄606に記憶)とを対応付けている。
ここで、種別は、高額利用検知対象者の分類種別を定義するものであり、「01」は顧客情報(S)単位を、「02」はMSN単位を、「03」は顧客情報(B)単位を定義する。具体的に、顧客情報(S)はサービスグループIDを指定し、MSNは利用者の携帯電話番号、すなわち番号欄604に記憶されているそのものの値を指定し、顧客情報(B)は請求グループIDを指定する。
また、グループIDは、高額利用検知対象のまとまりを定義するものであり、例えば、法人毎、法人を構成する部門毎、乃至は課毎といった単位で定義する。
区分処理モジュール124は、マスタ600を用いて、顧客情報取出モジュール122にて取り出された利用者をマスタ600に記載のグループに振り分ける。
図7は、アラーム生成モジュール125が用いる閾値設定テーブル700のデータ構造例を示す説明図である。つまり、支払者の申出又は支払者の手元の端末装置によって予め設定されるものであり、項目毎にアラームを発生させる際の閾値を設定するものである。項目(全サービス欄730から国際ローミングSMS759)と期間(ZONE1欄708からPerCall欄724)の交わったセルに閾値を設定する。設定する閾値は、例えば金額である。
閾値設定テーブル700は、カテゴリ欄702、不正検知端末設定可能項目欄704、Charge欄706、ZONE1欄708、ZONE2欄710、ZONE3欄712、ZONE4欄714、DAY欄716、OFF−DAY欄718、Week欄720、Month欄722、PerCall欄724を有している。
カテゴリ欄702は、項目としてカテゴリの別を示している。不正検知端末設定可能項目欄704は、支払者が設定可能な項目であるか否かを示すものである。Charge欄706は、実際に支払者によって設定されているか否かを示すものである。ZONE1欄708からPerCall欄724は、閾値を設定できる期間である。この期間内で例えば、料金が閾値以上になった場合にアラームを生成する。ZONE1欄708からZONE4欄714は、一日内の時間帯毎に閾値を設定できるようにしたものであり、例えば、6時間毎にZONE1欄708等を設定する。DAY欄716は一日における閾値を設定する。OFF−DAY欄718は、休日一日における閾値を設定する。Week欄720は、一週間における閾値を設定する。Month欄722は、一月間における閾値を設定する。PerCall欄724は、1つのCDR(1回の通信)毎に閾値を設定する。
カテゴリ欄702は項目毎になっており、例えば全サービス欄730を有しており、全サービス欄730は、国内通信欄731、国際ローミング欄732を有しており、国内通信欄731は、国内音声欄741、国内データ欄742、従量制情報料欄743、月額制情報料欄744を有しており、国際ローミング欄732は、国際ローミング音声欄745、国際ローミングデータ欄746を有しており、国内音声欄741は、通常音声欄751、国際電話欄752、64Kデータ通信欄753、TVコール欄754を有しており、国内データ欄742は、パケット欄755、ウェブ2G欄756、メール欄757を有しており、国際ローミングデータ欄746は、国際ローミングパケット欄758、国際ローミングSMS欄759を有しており、パケット欄755は、パケットウェブ欄761、アクセスインターネット欄762を有しており、メール欄757は、SMS欄763、Email欄764を有している。
閾値設定テーブル700の設定において、図7に示す例により詳述するに、国内音声における国際電話について閾値を設定しておけば、該閾値を超える国際電話がなされたとき、国際電話欄752のCharge欄706の設定に基づき、閾値となる金額を超えたときにアラーム発報されるとともに、国内音声欄741の設定にしたがって、国内音声のカテゴリにおいても、国際電話の閾値となる金額を超えたときにアラーム発報される。これとともに、国内通信欄731の設定閾値を超えたとき、国内通信のカテゴリにおいてもアラーム発報がなされる。さらに、全サービス欄730の設定閾値を超えたとき、全サービスのカテゴリにおいても同様のアラーム発報がされることとなる。
他方、64Kデータ通信について閾値を設定しておけば、該閾値を超える64Kデータ通信がなされたとき、64Kデータ通信欄753の設定に基づき、閾値となる金額を超えたときにアラーム発報されるとともに、国内通信の国内音声欄741、国内通信欄731の設定にしたがって、前述の国内通信における国際電話の超過金額と、64Kデータ通信の超過金額の合算値が閾値を超えたとき、それぞれのカテゴリでアラーム発報される。全サービスのカテゴリについても、同様である。
さらに、国際ローミングについて閾値を設定しておけば、該閾値を超える国際ローミング音声と、国際ローミングデータの合算金額において、国際ローミング閾値の金額を超過したときにアラームが発報されるとともに、全サービスのカテゴリにおいて、前述の国内通信の超過金額及び国際ローミングの超過金額の合算金額が、全サービス欄730の閾値を超えたとき、アラーム発報されることとなる。
このように、本実施形態にあげる閾値設定テーブル700を用いれば、個々の通信サービス単位の閾値によるアラーム発報のみならず、サービス種別のまとまりの合算値でのアラーム発報もすることができるので、支払者の望む条件に基づく不正検知をすることができる。なお、図7の例では、国内音声における通常音声、TVコール(ビジュアル電話)、ウェブ2G、メール、国際ローミングパケット及び国際ローミングSMSについてCharge欄706にChargeの設定がなされていないことから、これらのカテゴリ単位でのアラーム発報はなされない。しかしながら、国際ローミングパケットの利用料と、国際ローミングSMSの利用料の合算値が国際ローミングデータのカテゴリの閾値を超えたとき、アラーム発報することとなる。
図8は、アラーム生成モジュール125が用いる更新タイミング設定テーブル800のデータ構造例を示す説明図である。つまり、支払者の申出又は支払者の手元の端末装置によって予め設定されるものであり、アラームを生成するタイミングを設定するものである。アラーム生成モジュール125は、更新タイミング設定テーブル800に応じて、アラームの生成処理を開始する。
更新タイミング設定テーブル800は、グループ欄802、更新タイミング欄804、更新日欄806、開始日欄808を有している。グループ欄802は、グループを特定し、更新タイミング欄804は、アラームを生成するタイミング(例えば月(M)毎、又は日(D)毎の設定が可能)を設定し、更新日欄806は月毎である場合は毎月の何日であるか又は日毎である場合は何日間隔であるか等を設定し、開始日欄808は処理を開始する日を設定するものである。
図9は、監視レポート900のデータ構造例を示す説明図である。レポート生成モジュール131によって生成されるものであり、支払者の申出又は支払者の手元の端末装置によって予め出力する項目が設定されている。なお、これをそのままレポートとして出力するようにしてもよい。
監視レポート900は、No.欄902、更新日欄904、グループ欄906、B#欄908、S#欄910、MSN欄912、アラーム日時欄914、アラーム名称欄916、閾値欄918を有している。これは、支払者の予めの指定により設定された例である。
更新日欄904は、更新タイミング設定テーブル800の設定に応じて、処理を行った日を表示するものである。グループ欄906は、対象とするグループIDを表示するものであり、マスタ600のグループID欄606に対応している。B#欄908は、支払者を特定する番号を出力するもので、顧客情報(S)300の請求グループID314及び顧客情報(B)400の請求グループID412に対応しており、値欄406の値が対応している。S#欄910は、利用者を特定する番号を表示するもので、顧客情報(S)300のサービスID312の値欄306と対応している。MSN欄912は、携帯電話番号を出力するもので、顧客情報(S)300のMSN316の値欄306に対応している。アラーム日時欄914は、アラームの対象が発生したサービス利用日時を出力するものである。アラーム名称欄916は、発生したアラームの名称を出力するもので、閾値設定テーブル700のカテゴリ欄702のカテゴリが対応する。閾値欄918は、設定されたアラーム発生の閾値を出力するもので、閾値設定テーブル700に設定した閾値に対応する。
図10は、料金簡易計算モジュール123による処理例を示すフローチャートである。複数のリファレンスファイル(AリファレンスからCリファレンス)を順次適用可能か否かを判断し、最後に支払者全体に適用される割り引きを定義しているリファレンスファイル(Dリファレンス)を用いる。
ステップS1002では、CDR取出モジュール121から渡された通信情報であるCDRを入力する。
ステップS1004では、ステップS1002で入力したCDRに適用すべきAリファレンスファイルを検索する。より具体的には、CDR内のデータタイプ526及びプライスプランID532と一致するものを持つAリファレンスファイルを検索する。Aリファレンスファイル内のデータ構造については、図12に示すAリファレンス1200を用いて説明する。
図12は、Aリファレンス1200のデータ構造例を示す説明図である。Aリファレンス1200は、NO.欄1202、項目名欄1204、値欄1206からなっており、例えば、データタイプ1212、プライスプラン1214、パケット単価1216を有している。データタイプ1212は、CDRのサービスのタイプである。プライスプラン1214は、プライスプランを特定する符号である。パケット単価1216は、割引率又は1パケットあたりの料金である。つまり、料金簡易計算モジュール123は、データタイプ1212がパケット以外のものであれば、パケット単価1216を割引率として適用し、データタイプ1212がパケットであれば、パケット単価1216を1パケットあたりの料金として適用する。
料金簡易計算モジュール123は、CDR500内のデータタイプ526及びプライスプランID532が一致するAリファレンスファイルを検索し、一致するものがあれば、Aリファレンス1200内のパケット単価1216を用いて、CDR500内の料金518に対して割り引き計算を行う(ステップS1008)。
ステップS1006では、ステップS1004で検索した結果、適用すべきAリファレンスファイルがあるか否かを判断する。ある場合(Yの場合)は、ステップS1008へ進み、それ以外の場合(Nの場合)はステップS1010へ進む。
ステップS1008では、Aリファレンス内に定義されているパケット単価1216を用いて、割り引き計算を行う。つまり、ここでは、データ通信に対する簡易計算を行っている。
ステップS1010では、ステップS1002で入力したCDRに適用すべきBリファレンスファイルを検索する。Bリファレンスファイル内のデータ構造については、図13に示すBリファレンス1300を用いて説明する。
図13は、Bリファレンス1300のデータ構造例を示す説明図である。Bリファレンス1300は、NO.欄1302、項目名欄1304、値欄1306からなっており、例えば、割引種別1312、データタイプ1314、IMTデータレート識別1316、割引率1318を有している。割引種別1312は、どのような割り引きを行うかを特定する符号である。データタイプ1314は、CDRのサービスのタイプである。IMTデータレート識別1316は、いわゆるビジュアル電話か否かを示す符号である。割引率1318は、割引率である。
料金簡易計算モジュール123は、CDR500内のデータタイプ526、課金割引種別528及びIMTデータレート識別530が一致するBリファレンスファイルを検索し、一致するものがあれば、Bリファレンス1300内の割引率1318を用いて、CDR500内の料金518に対して割り引き計算を行う(ステップS1014)。
ステップS1012では、ステップS1010で検索した結果、適用すべきBリファレンスファイルがあるか否かを判断する。ある場合(Yの場合)は、ステップS1014へ進み、それ以外の場合(Nの場合)はステップS1016へ進む。
ステップS1014では、Bリファレンス内に定義されている割引率を用いて、割り引き計算を行う。つまり、ここでは、音声、データ等に対して、CDR500内のデータのみで簡易計算を行っている。
ステップS1016では、ステップS1002で入力したCDRに適用すべきCリファレンスファイルを検索する。Cリファレンスファイル内のデータ構造については、図14に示すCリファレンス1400を用いて説明する。
図14は、Cリファレンス1400のデータ構造例を示す説明図である。Cリファレンス1400は、NO.欄1402、項目名欄1404、値欄1406からなっており、例えば、データタイプ1412、課金割引種別1414、IMTデータレート識別1416、割引率/パケット単価1418を有している。データタイプ1412は、CDRのサービスのタイプである。課金割引種別1414は、割り引きの種類を示す符号である。IMTデータレート識別1416は、いわゆるテレビ電話か否かを示す符号である。割引率/パケット単価1418は、パケット単価1216は、割引率又は1パケットあたりの料金である。つまり、料金簡易計算モジュール123は、データタイプ1412がパケット以外のものであれば、割引率/パケット単価1418を割引率として適用し、データタイプ1412がパケットであれば、割引率/パケット単価1418を1パケットあたりの料金として適用する。
料金簡易計算モジュール123は、CDR500内のデータタイプ526、課金割引種別528及びIMTデータレート識別530が一致するCリファレンスファイルを検索し、一致するものがあれば、Cリファレンス1400内の割引率/パケット単価1418を用いて、CDR500内の料金518に対して割り引き計算を行う(ステップS1020)。
ステップS1018では、ステップS1016で検索した結果、適用すべきCリファレンスファイルがあるか否かを判断する。ある場合(Yの場合)は、ステップS1020へ進み、それ以外の場合(Nの場合)はステップS1022へ進む。
ステップS1020では、Cリファレンスを用いて、割り引き計算を行う。詳細な処理方法については、図11に示すフローチャートを用いて後述する。
ステップS1022では、最後にその支払者の全体に適用されるDリファレンスファイル内に定義されている割引率を用いて計算する。Dリファレンスファイル内のデータ構造については、図15に示すDリファレンス1500を用いて説明する。
図15は、Dリファレンス1500のデータ構造例を示す説明図である。Dリファレンス1500は、NO.欄1502、項目名欄1504、値欄1506からなっており、B#1512、割引率1514を有している。B#1512は、支払者を特定する番号である。割引率1514は、その支払者の全体に適用される割引率である。
料金簡易計算モジュール123は、CDR500、顧客情報(S)300、顧客情報(B)400を用いて、その支払者が一致するDリファレンスファイル、つまりDリファレンス1500内の割引率1514を用いて、CDR500内の料金518に対して割り引き計算を行う(ステップS1022)。
図11は、図10に示したフローチャートのステップS1020についての詳細な処理例を示すものである。つまり、ここでは、支払者の現在の割り引き加入状況での簡易計算を行っている。
ステップS1102では、CDR500内の開始日時512の日付は、課金割引種別1414の割り引きが有効となる有効開始年月日よりも前であるか否かを判断する。前である場合(Yの場合、つまり、割り引き適用前の利用)は割り引き計算を行わない(ステップS1110)、それ以外である場合(Nの場合)はステップS1104へ進む。
ステップS1104では、CDR500内のデータタイプ526はパケットか否かを判断する。パケットである場合(Yの場合)はステップS1108へ進み、それ以外の場合(Nの場合)はステップS1106へ進む。
ステップS1106では、Cリファレンスファイル内のCリファレンス1400の割引率/パケット単価1418を割引率として用いて、割り引き計算を行う。
ステップS1108では、Cリファレンスファイル内のCリファレンス1400の割引率/パケット単価1418を1パケットあたりの料金として用いて、割り引き計算を行う。
以上の好適な一実施の形態の例の説明において、携帯端末の例として携帯電話を主に説明したが、回線利用における種々の異なるサービスを提供するシステムについて、本発明を適用することができるのは明らかである。したがって、固定電話、衛星通信、WLANサービス、いわゆるPHS等にも適用が可能である。
また、サービス契約の主体に法人を例にとり、説明したが、複数の回線利用者について一以上の請求受領者の関係ある団体で、本発明を利用することができるのは明らかである。したがって、家族、家系一族、商工会、フランチャイズ・チェーン、特定組合等においても利用が可能である。
また、前述の実施の形態では、利用者と支払者とが異なる場合について説明したが、利用者、支払者のいずれか一方、又は利用者と支払者が同一者であっても適用可能である。つまり、前述の実施の形態の説明において、支払者とある箇所を利用者と読み替える又はその逆とすればよい。
なお、本実施の形態としてのコンピュータ・プログラムが実行される不正検知システム120又はレポート生成システム130のコンピュータのハードウェア構成は、図16に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはサーバとなり得るコンピュータ、パーソナルコンピュータ等である。料金簡易計算モジュール123、区分処理モジュール124、アラーム生成モジュール125、ケース生成モジュール126、レポート生成モジュール131等のプログラムを実行するCPU1601と、そのプログラムやデータを記憶するRAM1602と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM1603と、ハードディスク等の補助記憶装置であるHD1604と、キーボード、マウス等のデータを入力する入力装置1606と、CRTや液晶ディスプレイ等の出力装置1605と、通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース1607(例えばネットワークインタフェースカードを用いることができる)、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス1608により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、図16に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図16に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えばASIC等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図16に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。
なお、説明したプログラムについては、コンピュータ・プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納することも可能である。「コンピュータ・プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、コンピュータ・プログラムのインストール、実行、コンピュータ・プログラムの流通などのために用いられる、コンピュータ・プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等が含まれる。
そして、前記のコンピュータ・プログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させることが可能である。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組合せ等の伝送媒体を用いて伝送することが可能であり、また、搬送波に乗せて搬送することも可能である。
さらに、前記のコンピュータ・プログラムは、他のコンピュータ・プログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のコンピュータ・プログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。
本発明の一実施の形態のサービス利用監視システムのモジュール構成例を示す図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 顧客情報(S)のデータ構造例を示す説明図である。 顧客情報(B)のデータ構造例を示す説明図である。 CDRのデータ構造例を示す説明図である。 マスタのデータ構造例を示す説明図である。 閾値設定テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 更新タイミング設定テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 監視レポートのデータ構造例を示す説明図である。 料金簡易計算モジュールによる処理例を示すフローチャートである。 ステップS1020の詳細な処理例を示すフローチャートである。 Aリファレンスのデータ構造例を示す説明図である。 Bリファレンスのデータ構造例を示す説明図である。 Cリファレンスのデータ構造例を示す説明図である。 Dリファレンスのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
符号の説明
111…CDR記憶装置
112…顧客情報記憶装置
120…不正検知システム
121…CDR取出モジュール
122…顧客情報取出モジュール
123…料金簡易計算モジュール
124…区分処理モジュール
125…アラーム生成モジュール
126…ケース生成モジュール
130…レポート生成システム
131…レポート生成モジュール

Claims (14)

  1. 携帯端末を利用した通信サービスにおける該携帯端末の利用における料金を計算する料金計算システムであって、
    前記携帯端末の利用者又は支払者に関する顧客情報を記憶する顧客情報記憶装置から該顧客情報を所定期間毎に取り出す顧客情報取出手段と、
    前記携帯端末の利用による通信情報を記憶する通信情報記憶装置から該通信情報を前記所定期間よりも短い期間毎に取り出す通信情報取出手段と、
    前記顧客情報取出手段によって取り出された顧客情報及び前記通信情報取出手段によって取り出された通信情報に基づいて、適用される割り引きを定義しているリファレンスファイルを用いて、対象とする利用者又は支払者における通信の項目毎に利用料金を計算する料金計算手段
    を具備することを特徴とする料金計算システム。
  2. 前記料金計算手段は、複数のリファレンスファイルを順次適用可能か否かを判断し、最後に前記利用者又は支払者全体に適用される割り引きを定義しているリファレンスファイルを用いる
    ことを特徴とする請求項1に記載の料金計算システム。
  3. 前記料金計算手段は、前記リファレンスファイルは割り引きを適用すべき日付を定義しており、前記サービスの利用が該日付以降である場合に割り引き計算を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の料金計算システム。
  4. 料金計算システムが、携帯端末を利用した通信サービスにおける該携帯端末の利用における料金を計算する料金計算方法であって、
    前記携帯端末の利用者又は支払者に関する顧客情報を記憶する顧客情報記憶装置から該顧客情報を所定期間毎に取り出し、
    前記携帯端末の利用による通信情報を記憶する通信情報記憶装置から該通信情報を前記所定期間よりも短い期間毎に取り出し、
    前記取り出された顧客情報及び前記取り出された通信情報に基づいて、適用される割り引きを定義しているリファレンスファイルを用いて、対象とする利用者又は支払者における通信の項目毎に利用料金を計算する
    ことを特徴とする料金計算方法。
  5. コンピュータを、携帯端末を利用した通信サービスにおける該携帯端末の利用における料金を計算させるようにするための料金計算プログラムであって、
    前記携帯端末の利用者又は支払者に関する顧客情報を記憶する顧客情報記憶装置から該顧客情報を所定期間毎に取り出す顧客情報取出手段と、
    前記携帯端末の利用による通信情報を記憶する通信情報記憶装置から該通信情報を前記所定期間よりも短い期間毎に取り出す通信情報取出手段と、
    前記顧客情報取出手段によって取り出された顧客情報及び前記通信情報取出手段によって取り出された通信情報に基づいて、適用される割り引きを定義しているリファレンスファイルを用いて、対象とする利用者又は支払者における通信の項目毎に利用料金を計算する料金計算手段
    として機能させることを特徴とする料金計算プログラム。
  6. 携帯端末を利用した通信サービスにおける該携帯端末の利用者と該携帯端末の利用における料金の支払者とが異なる場合に、該利用者による高額利用に関するレポートを該支払者に提示するサービス利用監視システムであって、
    前記利用者又は前記支払者に関する顧客情報を記憶する顧客情報記憶装置から該顧客情報を所定期間毎に取り出す顧客情報取出手段と、
    前記携帯端末の利用による通信情報を記憶する通信情報記憶装置から該通信情報を前記所定期間よりも短い期間毎に取り出す通信情報取出手段と、
    前記顧客情報取出手段によって取り出された顧客情報及び前記通信情報取出手段によって取り出された通信情報に基づいて、適用される割り引きを定義しているリファレンスファイルを用いて、対象とする支払者における利用者の通信の項目毎に利用料金を計算する料金計算手段と、
    前記料金計算手段によって計算された利用料金が所定条件を満たしている場合に、前記項目毎にアラームを生成するアラーム生成手段と、
    前記アラーム生成手段によって生成されたアラームに基づいて、前記レポートを生成するレポート生成手段
    を具備することを特徴とするサービス利用監視システム。
  7. 前記料金計算手段は、複数のリファレンスファイルを順次適用可能か否かを判断し、最後に前記支払者全体に適用される割り引きを定義しているリファレンスファイルを用いる
    ことを特徴とする請求項6に記載のサービス利用監視システム。
  8. 前記料金計算手段は、前記リファレンスファイルは割り引きを適用すべき日付を定義しており、前記サービスの利用が該日付以降である場合に割り引き計算を行う
    ことを特徴とする請求項6に記載のサービス利用監視システム。
  9. 前記アラーム生成手段は、項目毎にアラームを生成する閾値が期間毎に設定されている
    ことを特徴とする請求項6に記載のサービス利用監視システム。
  10. 前記アラーム生成手段に設定されている閾値は、一日内の時間帯毎に設定されている
    ことを特徴とする請求項9に記載のサービス利用監視システム。
  11. 前記レポート生成手段は、前記アラーム生成手段によって生成されたアラームの数が、所定の条件以上となっている場合に、レポートを生成する
    ことを特徴とする請求項6に記載のサービス利用監視システム。
  12. 前記レポート生成手段は、前記アラーム生成手段に条件として設定された閾値の金額と前記料金計算手段によって計算された利用料金との乖離率が所定値以上となった場合に、レポートを生成する
    ことを特徴とする請求項6に記載のサービス利用監視システム。
  13. 利用監視システムが、携帯端末を利用した通信サービスにおける該携帯端末の利用者と該携帯端末の利用における料金の支払者とが異なる場合に、該利用者による高額利用に関するレポートを該支払者に提示するサービス利用監視方法であって、
    前記利用者又は前記支払者に関する顧客情報を記憶する顧客情報記憶装置から該顧客情報を所定期間毎に取り出し、
    前記携帯端末の利用による通信情報を記憶する通信情報記憶装置から該通信情報を前記所定期間よりも短い期間毎に取り出し、
    前記取り出された顧客情報及び前記取り出された通信情報に基づいて、適用される割り引きを定義しているリファレンスファイルを用いて、対象とする支払者における利用者の通信の項目毎に利用料金を計算し、
    前記計算された利用料金が所定条件を満たしている場合に、前記項目毎にアラームを生成し、
    前記生成されたアラームに基づいて、前記レポートを生成する
    ことを特徴とするサービス利用監視方法。
  14. コンピュータを、携帯端末を利用した通信サービスにおける該携帯端末の利用者と該携帯端末の利用における料金の支払者とが異なる場合に、該利用者による高額利用に関するレポートを該支払者に提示させるようにするためのサービス利用監視プログラムであって、
    前記利用者又は前記支払者に関する顧客情報を記憶する顧客情報記憶装置から該顧客情報を所定期間毎に取り出す顧客情報取出手段と、
    前記携帯端末の利用による通信情報を記憶する通信情報記憶装置から該通信情報を前記所定期間よりも短い期間毎に取り出す通信情報取出手段と、
    前記顧客情報取出手段によって取り出された顧客情報及び前記通信情報取出手段によって取り出された通信情報に基づいて、適用される割り引きを定義しているリファレンスファイルを用いて、対象とする支払者における利用者の通信の項目毎に利用料金を計算する料金計算手段と、
    前記料金計算手段によって計算された利用料金が所定条件を満たしている場合に、前記項目毎にアラームを生成するアラーム生成手段と、
    前記アラーム生成手段によって生成されたアラームに基づいて、前記レポートを生成するレポート生成手段
    として機能させることを特徴とするサービス利用監視プログラム。
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