JP2009170111A - 燃料電池発電システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 キュービクル式受電設備の熱を燃料電池の暖機運転に利用し、総合発電効率を高めることができる燃料電池発電システムを提供する。
【解決手段】 燃料電池発電設備2にキュービクル式受電設備3を並設する。キュービクル式受電設備3の天井部12に換気扇13と集熱器14を設置し、換気扇13により機器格納室10内の空気17を集熱器14の内側に取り込む。ヒートパイプ18のほぼ半分を集熱器14の内側に配管し、残り半分を燃料電池発電設備2側の放熱器19内に配管する。燃料電池5の冷却用循環水7を放熱器19の内側に流通させ、ヒートパイプ18を流動する熱媒体により集熱器14側で機器格納室10内の熱を回収し、放熱器19側で冷却用循環水7を加温する。
【選択図】 図1
【解決手段】 燃料電池発電設備2にキュービクル式受電設備3を並設する。キュービクル式受電設備3の天井部12に換気扇13と集熱器14を設置し、換気扇13により機器格納室10内の空気17を集熱器14の内側に取り込む。ヒートパイプ18のほぼ半分を集熱器14の内側に配管し、残り半分を燃料電池発電設備2側の放熱器19内に配管する。燃料電池5の冷却用循環水7を放熱器19の内側に流通させ、ヒートパイプ18を流動する熱媒体により集熱器14側で機器格納室10内の熱を回収し、放熱器19側で冷却用循環水7を加温する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、燃料電池発電設備にキュービクル式受電設備を並設した燃料電池発電システムに関する。
従来、燃料電池の起動時に暖機運転を行う燃料電池発電システムが知られている。例えば、特許文献1には、図2に示すように、燃料電池51の起動時に、バーナー52により熱交換器53を介して冷却用循環水54を加熱し、燃料電池51を所定の運転温度まで昇温させるシステムが開示されている。特許文献2には、図3に示すように、貯水タンク55内のヒータ56にバッテリーや燃料電池51の電力を供給し、ヒータ56で燃料電池51の冷却用循環水54を加熱するシステムが開示されている。
特開2002−93446号公報
特開平7−94202号公報
ところが、従来の燃料電池発電システムによると、燃料電池51の暖機運転を行うために、バーナー52やヒータ56等の専用の熱源が必要であった。特に、純水素を使用する発電システムでは、改質器等の付帯設備の熱を利用できないため、暖機運転用の熱源が不可欠となり、燃料や電力の消費量が嵩み、総合発電効率が低下するという不都合があった。また、熱源を制御するために燃料電池発電設備の制御回路が複雑になるという問題点もあった。
本発明の目的は、上記課題を解決し、キュービクル式受電設備の熱を燃料電池の暖機運転に利用し、総合発電効率を高めることができる燃料電池発電システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は次のような手段(1)〜(3)を提供する。
(1)燃料電池発電設備にキュービクル式受電設備を並設し、キュービクル式受電設備の筺体に換気扇と集熱器を設置し、換気扇により筺体内部の空気を集熱器の内側に流通させ、集熱器の内側にヒートパイプを配管し、燃料電池発電設備に放熱器を設置し、放熱器の内側に燃料電池の冷却用循環水を流通させるとともに、ヒートパイプの延長部を配管し、ヒートパイプを流動する熱媒体が集熱器側でキュービクル式受電設備の熱を回収し、放熱器側で燃料電池の冷却用循環水を加温することを特徴とする燃料電池発電システム。
(1)燃料電池発電設備にキュービクル式受電設備を並設し、キュービクル式受電設備の筺体に換気扇と集熱器を設置し、換気扇により筺体内部の空気を集熱器の内側に流通させ、集熱器の内側にヒートパイプを配管し、燃料電池発電設備に放熱器を設置し、放熱器の内側に燃料電池の冷却用循環水を流通させるとともに、ヒートパイプの延長部を配管し、ヒートパイプを流動する熱媒体が集熱器側でキュービクル式受電設備の熱を回収し、放熱器側で燃料電池の冷却用循環水を加温することを特徴とする燃料電池発電システム。
(2)換気扇と集熱器とを筺体の天井部に設置したことを特徴とする上記(1)に記載の燃料電池発電システム。
(3)集熱器が筺体内部に開口する吸気口と、換気扇に接続される排気口とを備え、ヒートパイプが集熱器の内側において吸気口から排気口に向って延びるように配管されていることを特徴とする上記(2)に記載の燃料電池発電システム。
本発明の燃料電池発電システムによれば、キュービクル式受電設備側の集熱器と燃料電池発電設備側の放熱器とをヒートパイプで連接したので、キュービクル式受電設備の筺体内部に発生した熱を燃料電池の暖機運転に利用でき、システムの総合発電効率を高めることができるという効果がある。
特に、換気扇と集熱器を筺体の天井部に設置したので、キュービクル式受電設備を屋外に据え付けた場合に、天井部で吸収した太陽熱を筺体内部の熱と一緒に有効利用でき、冷却用循環水をさらに効率よく加温できるという効果がある。
また、ヒートパイプを集熱器の吸気口から排気口に向って延びるように配管したので、集熱器による熱交換作用を促進できるという効果もある。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、この燃料電池発電システム1では、需要家の構内(屋外)に燃料電池発電設備2とキュービクル式受電設備3とが並設されている。燃料電池発電設備2は、筺体4の内部に燃料電池5と水槽6とを設備している。燃料電池5は、キュービクル式受電設備3のバックアップ電源あるいは連系電源として運転される。水槽6には、燃料電池5を冷却するための冷却用循環水7が貯留されている。
キュービクル式受電設備3は、筺体9の内部に機器格納室10を備えている。機器格納室10には、トランス11のほか、リアクトル、進相コンデンサ、VCB(真空遮断機)、ブレーカ等の各種受電・配電用の機器が格納されている。これらの機器は、電力会社系統から受けた電力を需要家の多数の負荷機器に配電するための高圧機器であって、通電磁の発熱により機器格納室10内の空気17を昇温させる。
筺体9の天井部12には、上面に換気扇13が設置され、下面に集熱器14が設置されている。集熱器14は天井部12に沿って広がる薄箱形のダクト状に形成され、集熱器14の一端部に機器格納室10に開口する吸気口15が設けられ、他端部に換気扇13に接続される排気口16が設けられている。そして、換気扇13の回転により、機器格納室10内の昇温空気17を吸気口15から集熱器14に取り込み、集熱器14の内側を流通させた後に、排気口16から換気扇13を通して設備外に排出するようになっている。
集熱器14の内側には、ヒートパイプ18の略半分が吸気口15から排気口16に向って延びるように配管されている。燃料電池発電設備2の筺体4には、集熱器14と略同じ高さに放熱器19が設置され、放熱器19の内側にヒートパイプ18の残り半分(延長部)が配管されている。ヒートパイプ18の内部には熱媒体が密閉状態で封入され、集熱器14と放熱器19との温度差に従って双方間を流動するようになっている。
放熱器19の両端部には給水管20と排水管21がと接続され、給水管20上にポンプ22が設けられている。燃料電池5の冷却用循環水7は、水槽6から給水管20を通って放熱器19に流入し、放熱器19の内側を流通した後に、排水管21を通って燃料電池5に還流する。そして、燃料電池5の待機中及び暖機運転中に、ヒートパイプ18の熱媒体が集熱器14側でキュービクル式受電設備3の熱を回収し、放熱器19側で燃料電池5の冷却用循環水7を加温するように構成されている。
なお、放熱器19の内側には、冷却用循環水7を流通させるための管路(図示略)がヒートパイプ18と熱交換可能な形態(例えば、内外二重または平行な形態)で配管されている。あるいは、放熱器19の内側に冷却用循環水7を貯え、循環水7中にヒートパイプ18を配管してもよい。燃料電池発電設備2とキュービクル式受電設備3は、図示例のように接合状態で並設してもよく、所要の間隔をあけて並設してもよい。
上記構成の燃料電池発電システム1において、換気扇13が回転すると、機器格納室10内の昇温空気17が集熱器14を通って筺体9の外部に排出される。このとき、集熱器14が熱交換器として機能し、昇温空気17の熱をヒートパイプ18の熱媒体に伝える。熱媒体は温度上昇に伴って集熱器14から放熱器19側に流動し、燃料電池5の冷却用循環水7を加温する。したがって、キュービクル式受電設備3に発生した熱を有効に利用し、待機中または起動時に燃料電池5を高温に保ち、随時に暖機運転を行うことができる。
また、換気扇13と集熱器14が筺体9の天井部12に設置されているので、太陽熱による天井部12の蓄熱をヒートパイプ18で効率よく回収し、放熱器19側に移すことができる。しかも、ヒートパイプ18は、集熱器14の吸気口15から排気口16に向って延びているので、集熱器14による熱交換作用を促進し、冷却用循環水7を早期に加温できる。したがって、燃料電池発電システム1を冷房等の電力需要が多い夏季のピーク電力補完システムとして経済的に使用することができる。
一方、燃料電池5の運転中は、冷却用循環水7の温度が上昇し、集熱器14と放熱器19の温度条件が逆転する。このときは、ヒートパイプ18の熱媒体が放熱器19側で冷却用循環水7の熱を回収し、集熱器14側で機器格納室10内の空気17を加熱する。そして、加熱された空気17が換気扇13によってキュービクル式受電設備3の外部に放出される。したがって、集熱器14を燃料電池5のラジエータとして機能させ、冷却用循環水7の温度を早期に低下させ、燃料電池5を適正な温度で運転することができる。
1 燃料電池発電システム
2 燃料電池発電設備
3 キュービクル式受電設備
5 燃料電池
7 冷却用循環水
9 キュービクル式受電設備の筺体
12 天井部
13 換気扇
14 集熱器
15 吸気口
16 排気口
18 ヒートパイプ
19 放熱器
2 燃料電池発電設備
3 キュービクル式受電設備
5 燃料電池
7 冷却用循環水
9 キュービクル式受電設備の筺体
12 天井部
13 換気扇
14 集熱器
15 吸気口
16 排気口
18 ヒートパイプ
19 放熱器
Claims (3)
- 燃料電池発電設備にキュービクル式受電設備を並設し、キュービクル式受電設備の筺体に換気扇と集熱器を設置し、換気扇により筺体内部の空気を集熱器の内側に流通させ、集熱器の内側にヒートパイプを配管し、燃料電池発電設備に放熱器を設置し、放熱器の内側に燃料電池の冷却用循環水を流通させるとともに、前記ヒートパイプの延長部を配管し、ヒートパイプを流動する熱媒体が集熱器側でキュービクル式受電設備の熱を回収し、放熱器側で燃料電池の冷却用循環水を加温することを特徴とする燃料電池発電システム。
- 前記換気扇と集熱器とを筺体の天井部に設置したことを特徴とする請求項1記載の燃料電池発電システム。
- 前記集熱器が筺体内部に開口する吸気口と、換気扇に接続される排気口とを備え、前記ヒートパイプが集熱器の内側において吸気口から排気口に向って延びるように配管されていることを特徴とする請求項2記載の燃料電池発電システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008003624A JP2009170111A (ja) | 2008-01-10 | 2008-01-10 | 燃料電池発電システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008003624A JP2009170111A (ja) | 2008-01-10 | 2008-01-10 | 燃料電池発電システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009170111A true JP2009170111A (ja) | 2009-07-30 |
Family
ID=40971087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008003624A Pending JP2009170111A (ja) | 2008-01-10 | 2008-01-10 | 燃料電池発電システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009170111A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015033251A (ja) * | 2013-08-05 | 2015-02-16 | 日東工業株式会社 | 電気自動車用充電装置 |
US9859574B2 (en) | 2012-11-21 | 2018-01-02 | Hyundai Motor Company | Compressed air cooling apparatus of fuel cell system |
-
2008
- 2008-01-10 JP JP2008003624A patent/JP2009170111A/ja active Pending
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JP2015033251A (ja) * | 2013-08-05 | 2015-02-16 | 日東工業株式会社 | 電気自動車用充電装置 |
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