JP2009169761A - 電子辞書システム、電子辞書の表示制御方法、コンピュータプログラムおよびデータ記憶媒体 - Google Patents

電子辞書システム、電子辞書の表示制御方法、コンピュータプログラムおよびデータ記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】指定された単語の意味を表示させるときに、文書の内容に適した単語の読みや意味を通知することのできる電子辞書システムを提供する。
【解決手段】コンピュータ10に備えられた推奨意味データ抽出手段106は、指定された単語の解説データに含まれる意味データの中から、選択された単語の品詞や、選択された単語の前後関係から、一つの意味データを推奨意味データとして抽出し、コンピュータ10に備えられた表示制御手段104は、他の意味データと推奨意味データを視覚的に区別して表示する表示データを生成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、コンピュータ上で辞書として機能する電子辞書に関し、更に詳しくは、辞書の内容を表示するための技術に関する。
コンピュータ・インターネット技術の進化により、金融商品の約款や装置の取り扱い説明書など、様々な書類・書籍が、紙媒体ではなく、CD−ROMなどのデータ記憶媒体、或いは、インターネット上に設置されたWebサイトを用いて、ユーザに電子文書として提供されることが多くなった。
金融商品の約款や装置の取り扱い説明書などの電子文書を、コンピュータを利用して読むとき、電子文書の内容によっては、専門分野でのみ利用される単語(例えば、法律用語)など、意味がわからない単語が記述され、電子文書の意味が正確に読取れない場合がある。
意味の不明な単語がある場合、紙媒体の辞書を引いたり或いは電子辞書に単語を入力することで、単語の意味がわかるようになるが、意味を知りたい単語をコンピュータ上で指定し、指定された単語の意味をコンピュータに表示させることができれば、ユーザの利便性をより高めることができる。
意味を知りたい単語をコンピュータ上で指定し、指定された単語の意味をコンピュータに表示させる一つの発明として、特許文献1においては、文書中の指定された文字列を形態素解析することで、辞書の見出し語となる単語を抽出し、その結果得られる単語を用いて辞書を検索することにより、ユーザか辞書の見出し語を意識することなく、文書中の文字列を指定するだけで辞書の検索が可能となる電子ブック装置が開示されている。
また、特許文献2においては、表示された電子文書中から、選択された1行或いは複数行から語句を抽出し、抽出された語句と一致する見出し語を辞書データから検索して、検索された見出し語のリストを表示する電子機器が開示されている。特許文献2で開示されている発明によれば、検索された見出し語のリストの中から、意味を知りたい見出し語を選択すれば、選択した見出し語の解説文をコンピュータ上に表示させることができる。
特開平4−137070号公報 特開2007−034834号公報
上述した特許文献1或いは特許文献2で開示されている発明を利用することで、電子文書内に記述された単語を指定するだけで、指定された単語の意味をコンピュータ上に表示させることが可能になるが、指定された単語に複数の読みや意味がある場合、どの読みや意味が最も適しているか判別が難しいときがある。
そこで、本発明は、電子文書内に記述された単語が指定され、指定された単語の意味をコンピュータ上に表示させるときに、文書の内容に適した単語の読みや意味を通知することのできる電子辞書システム、方法、コンピュータプログラムおよびデータ記憶媒体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1の発明は、電子文章に記述された単語の意味を表示する電子辞書システムであって、電子文書を形態素解析処理し、前記電子文書に含まれる単語を品詞ごとに分割する形態素解析手段と、前記電子文書をディスプレイに表示する電子文書表示手段と、前記電子文書表示手段に表示している前記電子文書において、一つの単語が選択されるイベントを検出する選択イベント検出手段と、少なくとも一つの意味データが含まれる解説データが、前記解説データの検索文字列となる見出し語に関連付けられて記憶されている辞書データ記憶手段と、前記選択イベント検出手段が検出した前記イベントで選択された単語をキーデータとして、前記解説データを前記辞書データ記憶手段から検索する辞書検索手段と、前記電子文書の形態素解析結果を利用して、前記辞書検索手段が検索した前記解説データの中に含まれる意味データの中から、電子文書の内容に適した前記意味データを推奨意味データとして抽出する推奨意味データ抽出手段と、前記推奨意味データ抽出手段が抽出した推奨意味データを、他の前記意味データと視覚的に区別して表示する表示データを生成する表示制御手段を備えていることを特徴とする電子辞書システムである。
更に、第2の発明は、第1の発明に記載の電子辞書システムであって、前記辞書データ記憶手段には、前記見出し語の品詞ごとに、品詞で利用されるときの前記見出し語の前記意味データが記憶され、前記推奨意味データ抽出手段は、前記電子文書の形態素解析結果から、選択された単語の品詞を特定し、特定した品詞に対応する前記意味データを前記推奨意味データとして抽出することを特徴とする電子辞書システムである。
更に、第3の発明は、第1の発明に記載の電子辞書システムであって、前記解説データには、前記意味データごとに、前記意味データに関連する関連キーワードが設けられ、前記推奨意味データ抽出手段は、特定した品詞に対応する前記意味データに複数の前記意味データが含まれている場合、選択された単語が記述されている前記電子文書の位置の前後に配置された修飾語や、選択された単語にかかる動詞と各前記関連キーワードを参照し、特定した品詞に対応する複数の前記意味データの中から、前記推奨意味データを抽出することを特徴とする電子辞書システムである。
第1の発明によれば、前記電子文書の形態素解析結果を利用して、前記辞書検索手段が検索した前記解説データの中に含まれる意味データの中から、電子文書の内容に適した前記意味データを推奨意味データとして抽出し、他の前記意味データと視覚的に区別して表示することで、文書の内容に適した単語の読みや意味を通知することのできるようになる。
電子文書の内容に適した前記意味データを推奨意味データとして抽出する内容としては、第2の発明および第3の発明で述べているように、選択された単語の品詞や、選択された単語の修飾語や、選択された単語にかかる動詞から判断するよい。
上述した課題を解決する第4の発明は、電子文章中の単語の意味を表示するときに実行される電子辞書の表示制御方法であって、表示されている前記電子文書において、一つの単語が選択されるイベントをコンピュータが検出するステップaと、前記コンピュータが、前記見出し語に関連付けられて解説データが記憶されている辞書データから、検出した前記イベントで選択された単語をキーデータとして、前記解説データを検索するステップbと、前記コンピュータが、前記電子文書の形態素解析結果を利用して、検索した前記解説データの中に含まれる意味データの中から、前記電子文書の内容に適した前記意味データを推奨意味データとして抽出するステップcと、前記コンピュータが、抽出した推奨意味データを、他の前記意味データと視覚的に区別して表示する表示データを生成するステップdとを含むことを特徴とする電子辞書の表示制御方法である。
更に、第5の発明は、第4の発明に記載の電子辞書の表示制御方法であって、前記ステップcにおいて、前記コンピュータは、選択された単語の品詞に対応する前記意味データを前記推奨意味データとして抽出することを特徴とする電子辞書の表示制御方法である。
更に、第6の発明は、第5の発明に記載の電子辞書の表示制御方法であって、前記ステップcにおいて、前記コンピュータは、特定した品詞に対応する前記意味データに複数の前記意味データが含まれている場合、選択された単語が記述されている前記電子文書の位置の前後に配置された修飾語や、選択された単語にかかる動詞と、前記意味データに関連する関連キーワードを参照し、特定した品詞に対応する複数の前記意味データの中から、一つの前記意味データを前記推奨意味データとして抽出することを特徴とする電子辞書の表示制御方法である。
上述した課題を解決する第7の発明は、電子文章中の単語の意味を表示するときに実行される電子辞書の表示制御方法であって、表示されている前記電子文書において、一つの単語が選択されるイベントをコンピュータが検出するステップaと、前記コンピュータが、前記見出し語に関連付けられて解説データが記憶されている辞書データから、検出した前記イベントで選択された単語をキーデータとして、前記解説データを検索するステップbと、前記コンピュータが、前記電子文書の形態素解析結果を利用して、検索した前記解説データの中に含まれる意味データの中から、前記電子文書の内容に適した前記意味データを推奨意味データとして抽出するステップcと、前記コンピュータが、抽出した推奨意味データを、他の前記意味データと視覚的に区別して表示する表示データを生成するステップdとを、前記コンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムである。
更に、第8の発明は、第7の発明に記載のコンピュータプログラムであって、前記ステップcは、前記コンピュータは、選択された単語の品詞に対応する前記意味データを前記推奨意味データとして抽出するステップであることを特徴とするコンピュータプログラムである。
更に、第9の発明は、第8の発明に記載のコンピュータプログラムであって、前記ステップcにおいて、前記コンピュータは、特定した品詞に対応する前記意味データに複数の前記意味データが含まれている場合、選択された単語が記述されている前記電子文書の位置の前後に配置された修飾語や、選択された単語にかかる動詞と、前記意味データに関連する関連キーワードを参照し、特定した品詞に対応する複数の前記意味データの中から、一つの前記意味データを前記推奨意味データとして抽出するステップであることを特徴とするコンピュータプログラムである。
更に、第10の発明は、第7の発明から第9の発明のいずれか一つに記載のコンピュータプログラムを記憶したデータ記憶媒体である。
上述した本発明によれば、電子文書内に記述された単語が指定され、指定された単語の意味をコンピュータ上に表示させるときに、文書の内容に適した単語の読みや意味を通知することのできる電子辞書システム、方法、コンピュータプログラムおよびデータ記憶媒体を提供できる。
(実施形態1)
ここから、本発明に係る電子辞書システム、方法およびコンピュータプログラムについて詳細に説明する。図1は、実施形態1に係る電子辞書システム1の構成例を示した図である。
図1で図示した電子辞書システム1は、スタンドアローンなコンピュータ10で実現されるシステムで、電子辞書システム1は、中央演算処理装置11(CPU: Central Processing Unit)、ランダムアクセスメモリ12(RAM: Random Access Memory)および大容量記憶デバイス13(例えば、ハードディスク)を備えたコンピュータ10に、文字や画像を表示するディスプレイ10aと、文字入力デバイスであるキーボード10cと、ポインティングデバイスであるマウス10bが接続された構成である。
コンピュータ10には、本発明を実現するためのコンピュータプログラムがインストールされ、このコンピュータプログラムの機能によって、ディスプレイ10aに表示されている電子文書の中から、一つの単語が選択されるイベントが発生したとき、このイベントによって選択された単語に関連付けられて、コンピュータ10に記憶されている意味データの中から、電子文書の内容に適した意味データが推奨意味データとして、他の意味データと視覚的に区別してディスプレイ10aに表示される。
ここで、推奨意味データを他の意味データと視覚的に区別するとは、例えば、選択された単語の意味データを表示する領域の最上段に、他の意味データと表示色を変えて推奨意味データを表示したり、或いは、推奨意味データにアンダーライン或いはマーカーを付与して表示することを意味する。
図2は、図1で図示し、実施形態1に係る電子辞書システム1の機能ブロック図である。図2に図示したように電子辞書システム1を構成するコンピュータ10には、キーボード10c、マウス10bおよびディスプレイ10aが接続され、本発明を実施するために、電子文書をディスプレイ10aに表示させる電子文書表示手段100と、見出し語の意味データなどが記述された解説データを、見出し語に関連付けて記憶している辞書データ手段103と、電子文書表示手段100が表示する電子文書を形態素解析処理する形態素解析手段105と、電子文書表示手段100が表示している電子文書の中から一つの単語が選択されるイベントを検出する選択イベント検出手段101と、選択された単語の解説データを辞書データ手段103から検索する辞書検索手段102と、辞書検索手段102が検索した解説データに含まれる意味データの中から、電子文書の内容に適した意味データを推奨意味データとして抽出する推奨意味データ抽出手段106と、辞書検索手段102が検索した解説データをディスプレイ10aに表示する表示制御手段104とを備えている。
コンピュータ10に備えられた各手段は、コンピュータ10に接続或いは内蔵されたデバイスを利用し、コンピュータ10を各手段として機能させるためのコンピュータプログラムで実現される。
コンピュータ10に備えられた電子文書表示手段100は、コンピュータ10に実装された汎用の文書アプリケーションで実現される手段である。電子文書表示手段100として機能する文書アプリケーションは特に限定しないが、アドビシステムズ社のAdobeReaderや、マイクロソフト社のMicrosoftWordなどを電子文書表示手段100として利用できる。当然のことながら、電子文書表示手段100は、ディスプレイ10aに表示する電子文書の形式に対応した専用のコンピュータプログラムであってもよい。
コンピュータ10に備えられた辞書データ手段103に記憶される解説データについて説明する。辞書データ手段103とは、コンピュータ10の大容量記憶デバイスを利用した手段で、様々な見出し語ごとに、見出し語の意味データなどが記述された解説データを記憶している手段である。
図3は、辞書データ手段103に記憶されている解説データのデータ構造を説明する図である。図3(a)は、解説データのデータ構造を説明する図で、解説データには、見出し語にリンクして見出し語の品詞が記憶され、見出し語の品詞には、その品詞で見出し語が利用されるときの読みと意味データがリンクして記憶され、更に、それぞれの意味データには、意味データに関連する複数の関連キーワードがリンクして記憶される。
図4は、解説データの一例を示した図である。図4(a)は、見出し語「咀嚼」の解説データを説明する図で、見出し語「咀嚼」にリンクされている品詞は「名詞」のみで、「名詞」には、見出し語「咀嚼」の読みである「ソシャク」と、見出し語「咀嚼」が「名詞」として利用されるときの意味データとして、「食物をかみ砕くこと」および「文章や言葉をよく考えて十分に理解し味わうこと」の2つがリンクされている。
意味データ「食物をかみ砕くこと」には、意味データ「食物をかみ砕くこと」に関連する関連キーワードとして、「食」、「噛む」、「機能」および「あご」などがリンクして記憶される。また、意味データ「文章や言葉をよく考えて十分に理解し、味わうこと」には、意味データ「文章や言葉をよく考えて十分に理解し、味わうこと」に関する関連キーワードとして、「文書」、「言葉」、「内容」および「理解」などがリンクして記憶される。
図4(b)は、見出し語「主」の解説データの一例を示した図である。見出し語「主」にリンクされている品詞は「名詞」と「副詞」で、見出し語「主」が「名詞」として利用されるときの読みは「アルジ」で、そのときの意味データは「一家の大黒柱」である。また、見出し語「主」が「副詞」として利用されるときの読みは「オモ」で、そのときの意味データは「大部分、ほとんど」である。なお、図4(b)では、図示していないが、それぞれの意味データの関連キーワードが意味データに関連付けて記憶される。
コンピュータ10の形態素解析手段105は、電子文書に含まれるテキストデータを形態素解析し、電子文書に含まれる単語を品詞ごとに分割する。そして、形態素解析手段105は、品詞を識別するための品詞番号を単語に付与し、電子文書の名称をデータファイル名として、単語を区切った状態で記述した形態素解析データをコンピュータ10の大容量記憶デバイス13に記憶する。
コンピュータ10の選択イベント検出手段101は、ディスプレイ10aに表示されている電子文書の中から一つの単語を選択するイベントを検出する手段である。具体的には、選択イベント検出手段101は、イベントハンドラと称され、キーボード10cやマウス10bを利用して実行される操作を監視するコンピュータプログラムで実現され、電子文書の中から一つの単語が選択されたイベントを検出するためのイベントハンドラとしては、マウスオーバーイベントや、文字列を選択するセレクトイベントを監視するイベントハンドラを利用できる。
コンピュータ10の選択イベント検出手段101は、一つの単語が選択されたイベントを検出すると、単語が選択された電子文書の位置と、ディスプレイ10aに表示されている電子文書の名称に関連付けて記憶されている形態素解析データとを参照し、選択された単語とその品詞番号を特定した後、特定した単語、品詞番号、および、形態素解析データにおける単語の位置をRAM12の所定のアドレスに格納し、辞書検索手段102に処理を引渡す。
選択された単語の解説データを辞書データ手段103から検索する辞書検索手段102は、選択イベント検出手段101が、ディスプレイ10aに表示されている電子文書から一つの単語が選択されたイベントを検出したときに、選択イベント検出手段101から呼出され作動する。
コンピュータ10の辞書検索手段102が作動すると、辞書検索手段102は、RAM12の所定のアドレスに格納から単語を取得し、取得した単語をキーデータとして解説データを辞書データ手段103から検索し、検索した解説データをRAM12の所定のアドレスに格納し、推奨意味データ抽出手段106に処理を引渡す。
コンピュータ10の推奨意味データ抽出手段106は、RAM12から解説データと品詞番号を読み出すと、解説データに含まれる意味データの中から、品詞番号で特定される品詞にリンクされた意味データを推奨意味データの候補として抽出する。例えば、品詞番号で特定される品詞が「名詞」ならば、「名詞」にリンクされた意味データを推奨意味データの候補として抽出する。
そして、推奨意味データ抽出手段106は、推奨意味データの候補として抽出した意味データの数を確認し、意味データが複数のときは、選択された単語の前後に配置された修飾語や、選択された単語にかかる動詞を形態素解析データから抽出し、選択された単語の前後に配置された修飾語や、選択された単語にかかる動詞と関連キーワードを参照し、推奨意味データの候補として抽出した意味データの中から、一つの推奨意味データとして抽出する。
推奨意味データ抽出手段106は、推奨意味データを抽出すると、推奨意味データを特定するデータ或いは推奨意味データそのものを、RAM12の所定のアドレスに格納し、表示制御手段104に処理を引渡す。
表示制御手段104は、辞書検索手段102が検索した解説データをRAM12から取得すると、RAM12を参照し、解説データに含まれる意味データの中から、推奨意味データとする意味データを特定し、推奨意味データが視覚的に優先して表示される表示データを生成し、生成した表示データをコンピュータ10のディスプレイに表示させる。
例えば、コンピュータ10に実装されているオペレーティングシステムが、バルーン表示のモジュールを提供している場合、表示制御手段104は、表示データを表示する領域となるバルーンを設定し、設定したバルーンの最上段に、推奨意味データの表示色を他の意味データと変えて表示する表示データを生成する。
ここから、これまで説明した電子辞書システム1を参照しながら、本発明に係る電子辞書の表示順序制御方法について説明する。図5は、電子辞書の表示制御方法の手順を示したフロー図である。
図5で図示した手順の最初では、コンピュータ10のディスプレイに表示される電子文書が、形態素解析済みであるか確認される(S1)。コンピュータ10に備えられた形態素解析手段105は、ディスプレイ10aに表示される電子文書の名称をデータファイル名とする形態素解析データが、コンピュータ10の大容量記憶デバイス13に記憶されているか確認することで、コンピュータ10のディスプレイ10aに表示される電子文書が、形態素解析済みであるか確認する。
コンピュータ10のディスプレイ10aに表示される電子文書が、形態素解析済みでなければ、電子文書を形態素解析する処理(S2)が実行され、コンピュータ10のディスプレイ10aに表示される電子文書が、形態素解析済みであれば、電子文書を形態素解析する処理(S2)は実行されない。
コンピュータ10のディスプレイ10aに表示される電子文書が形態素解析済みでなければ、コンピュータ10に備えられた形態素解析手段105は、コンピュータ10のディスプレイ10aに表示される電子文書を形態素解析することで、電子文書に含まる単語を品詞ごとに分解し、品詞を識別する品詞番号が単語ごとに付与された単語を、「/(スラッシュ)」或いは「,(カンマ)」などで区切って記述する形態素解析データを生成し、形態素解析した電子文書の名称をデータファイル名として、コンピュータ10の大容量記憶デバイス13に形態素解析データを記憶する。
コンピュータ10のディスプレイに表示される電子文書が形態素解析済みであれば、コンピュータ10に備えられた選択イベント検出手段101が有効になり、コンピュータ10のディスプレイ10aに表示される電子文書に含まれている単語の意味データを表示することが可能になる。
電子文書が形態素解析済みで、コンピュータ10のディスプレイ10aに電子文書が表示された状態で、コンピュータ10のキーボード10cやマウス10bなどが利用されて、ディスプレイ10aに表示されている電子文書の中から一つの単語が選択するイベントがコンピュータ10で実行されると、選択イベント検出手段101は、実行されたイベントを検出する。
選択イベント検出手段101は、一つの単語を選択するイベントを検出すると、単語が選択された電子文書内の位置(例えば、行数と桁数)を参照し、コンピュータ10のディスプレイ10aに表示されて電子文書の形態素解析データから、一つの単語を選択するイベントによって選択された単語を選択された単語として特定する(S3)。
選択イベント検出手段101は選択された単語を特定すると、特定した選択された単語を辞書検索手段102に引渡し、辞書検索手段102は、辞書データ手段103に記憶されている解説データの中から、引渡された単語と一致する見出し語に関連付けられた解説データを検索する(S4)。
辞書検索手段102は、引渡された単語と一致する見出し語に関連付けられた解説データを辞書データ手段103から検索すると、推奨意味データ抽出手段106に検索した解説データを引渡し、推奨意味データ抽出手段106は、推奨意味データを抽出するために、解説データに含まれる意味データの中から、品詞番号に対応する品詞の意味データを抽出する(S5)。
推奨意味データ抽出手段106は、品詞番号に対応する品詞の意味データの数を確認し(S6)、意味データが一つのとき、意味データ抽出手段106は、品詞番号に対応する品詞の意味データを推奨意味データとする(S8)。また、品詞番号に対応する品詞の意味データが複数あるときは、選択された単語の前後関係から推奨意味データを特定する(S7)。
選択された単語の前後関係から推奨意味データを特定する処理を実行するとき、推奨意味データ抽出手段106は、選択された単語の前後に配置された修飾語や、選択された単語にかかる動詞を形態素解析データから抽出し、選択された単語の前後に配置された修飾語や、選択された単語にかかる動詞を、選択された単語の品詞に基づいて絞り込まれた意味データの関連キーワードそれぞれと比較し、一つの意味データを推奨意味データとして抽出する。
推奨意味データ抽出手段106が推奨意味データを抽出すると、表示制御手段104は、辞書検索手段102が検索した解説データを加工して、推奨意味データが視覚的に優先して表示される表示データを生成し、生成した表示データをコンピュータ10のディスプレイ10aに表示させる(S9)。
(実施形態2)
ここから、本発明に係る電子辞書システムの実施形態2について説明する。実施形態1において、スタンドアローンな1台のコンピュータ10で電子辞書システムを実現していたが、実施形態2は、サーバクライアントシステムで電子辞書システムを実現する形態である。
図6は、実施形態2における電子辞書システム2の構成を説明する図で、電子辞書システム2は、クライアント21とサーバ20とから構成され、クライアント21とサーバ20はそれぞれインターネット22に接続されている。
図7は、電子辞書システム2の機能ブロック図である。クライアント21には、実施形態1の電子文書表示手段100の機能に対応し、インターネット22上で公開されているHTML文書を表示するためのブラウザ210がインストールされ、文字や画像を表示するディスプレイ21aと、文字入力デバイスであるキーボード21cと、ポインティングデバイスであるマウス21bが接続されている。
また、サーバ20には、電子文書としてHTML文書を記憶し、更に、サーバ20は、見出し語の意味データなどが記述された解説データを、見出し語に関連付けて記憶している辞書データ手段203と、電子文書を形態素解析処理する形態素解析手段205と、クライアントに表示されている電子文書の中から一つの単語が選択されるイベントを検出する選択イベント検出手段201と、選択された単語の意味データを辞書データ手段203から検索する辞書検索手段202と、辞書検索手段102が検索した解説データに含まれる意味データの中から、電子文書の内容に適した意味データを推奨意味データとして抽出する推奨意味データ抽出手段206と、辞書検索手段202が検索した意味データをディスプレイに表示する表示制御手段204とを備えている。
サーバの選択イベント検出手段201は、実施形態1とは実現方法が異なり、クライアント21からサーバ20にアクセスがあったときに、サーバ20からクライアント21に送信され、クライアント21上で動作するコンピュータプログラムで実現され、具体的には、マイクロソフト社のActiveXを利用したコンピュータプログラムで実現できる。
また、サーバ20に備えられた表示制御手段204は、解説データを加工して、推奨意味データが視覚的に優先して表示する表示データとしてHTML文書を生成し、生成したHTML文書をクライアント21に送信し、クライアント21のブラウザ210に解説データを表示させる。
サーバ20に備えられた他の手段は、実施形態1の手段と同じ機能をサーバ20に実施させるためのコンピュータプログラムで実現される。
実施形態1に係る電子辞書システムの構成例を示した図。 実施形態1に係る電子辞書システムの機能ブロック図。 解説データのデータ構造を説明する図。 解説データの一例を示した図。 電子辞書の表示制御方法の手順を示したフロー図。 実施形態2に係る電子辞書システムの構成例を示した図。 実施形態2に係る電子辞書システムの機能ブロック図。
符号の説明
1 電子辞書システム
10 コンピュータ
10a ディスプレイ
10b マウス
10c キーボード
11 CPU
12 RAM
13 大容量記憶デバイス
100 電子文書表示手段
101 選択イベント検出手段
102 辞書検索手段
103 辞書データ手段
104 表示制御手段
105 形態素解析手段
106 推奨意味データ抽出手段

Claims (10)

  1. 電子文章に記述された単語の意味を表示する電子辞書システムであって、電子文書を形態素解析処理し、前記電子文書に含まれる単語を品詞ごとに分割する形態素解析手段と、前記電子文書をディスプレイに表示する電子文書表示手段と、前記電子文書表示手段に表示している前記電子文書において、一つの単語が選択されるイベントを検出する選択イベント検出手段と、少なくとも一つの意味データが含まれる解説データが、前記解説データの検索文字列となる見出し語に関連付けられて記憶されている辞書データ記憶手段と、前記選択イベント検出手段が検出した前記イベントで選択された単語をキーデータとして、前記解説データを前記辞書データ記憶手段から検索する辞書検索手段と、前記電子文書の形態素解析結果を利用して、前記辞書検索手段が検索した前記解説データの中に含まれる意味データの中から、電子文書の内容に適した前記意味データを推奨意味データとして抽出する推奨意味データ抽出手段と、前記推奨意味データ抽出手段が抽出した推奨意味データを、他の前記意味データと視覚的に区別して表示する表示データを生成する表示制御手段を備えていることを特徴とする電子辞書システム。
  2. 請求項1に記載の電子辞書システムであって、前記辞書データ記憶手段には、前記見出し語の品詞ごとに、品詞で利用されるときの前記見出し語の前記意味データが記憶され、前記推奨意味データ抽出手段は、前記電子文書の形態素解析結果から、選択された単語の品詞を特定し、特定した品詞に対応する前記意味データを前記推奨意味データとして抽出することを特徴とする電子辞書システム。
  3. 請求項1に記載の電子辞書システムであって、前記解説データには、前記意味データごとに、前記意味データに関連する関連キーワードが設けられ、前記推奨意味データ抽出手段は、特定した品詞に対応する前記意味データに複数の前記意味データが含まれている場合、選択された単語が記述されている前記電子文書の位置の前後に配置された修飾語や、選択された単語にかかる動詞と各前記関連キーワードを参照し、特定した品詞に対応する複数の前記意味データの中から、前記推奨意味データを抽出することを特徴とする電子辞書システム。
  4. 電子文章中の単語の意味を表示するときに実行される電子辞書の表示制御方法であって、表示されている前記電子文書において、一つの単語が選択されるイベントをコンピュータが検出するステップaと、前記コンピュータが、前記見出し語に関連付けられて解説データが記憶されている辞書データから、検出した前記イベントで選択された単語をキーデータとして、前記解説データを検索するステップbと、前記コンピュータが、前記電子文書の形態素解析結果を利用して、検索した前記解説データの中に含まれる意味データの中から、前記電子文書の内容に適した前記意味データを推奨意味データとして抽出するステップcと、前記コンピュータが、抽出した推奨意味データを、他の前記意味データと視覚的に区別して表示する表示データを生成するステップdとを含むことを特徴とする電子辞書の表示制御方法。
  5. 請求項4に記載の電子辞書の表示制御方法であって、前記ステップcにおいて、前記コンピュータは、選択された単語の品詞に対応する前記意味データを前記推奨意味データとして抽出することを特徴とする電子辞書の表示制御方法。
  6. 請求項5に記載の電子辞書の表示制御方法であって、前記ステップcにおいて、前記コンピュータは、特定した品詞に対応する前記意味データに複数の前記意味データが含まれている場合、選択された単語が記述されている前記電子文書の位置の前後に配置された修飾語や、選択された単語にかかる動詞と、前記意味データに関連する関連キーワードを参照し、特定した品詞に対応する複数の前記意味データの中から、一つの前記意味データを前記推奨意味データとして抽出することを特徴とする電子辞書の表示制御方法。
  7. 電子文章中の単語の意味を表示するときに実行される電子辞書の表示制御方法であって、表示されている前記電子文書において、一つの単語が選択されるイベントをコンピュータが検出するステップaと、前記コンピュータが、前記見出し語に関連付けられて解説データが記憶されている辞書データから、検出した前記イベントで選択された単語をキーデータとして、前記解説データを検索するステップbと、前記コンピュータが、前記電子文書の形態素解析結果を利用して、検索した前記解説データの中に含まれる意味データの中から、前記電子文書の内容に適した前記意味データを推奨意味データとして抽出するステップcと、前記コンピュータが、抽出した推奨意味データを、他の前記意味データと視覚的に区別して表示する表示データを生成するステップdとを、前記コンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
  8. 請求項7に記載のコンピュータプログラムであって、前記ステップcは、前記コンピュータは、選択された単語の品詞に対応する前記意味データを前記推奨意味データとして抽出するステップであることを特徴とするコンピュータプログラム。
  9. 請求項8に記載のコンピュータプログラムであって、前記ステップcにおいて、前記コンピュータは、特定した品詞に対応する前記意味データに複数の前記意味データが含まれている場合、選択された単語が記述されている前記電子文書の位置の前後に配置された修飾語や、選択された単語にかかる動詞と、前記意味データに関連する関連キーワードを参照し、特定した品詞に対応する複数の前記意味データの中から、一つの前記意味データを前記推奨意味データとして抽出するステップであることを特徴とするコンピュータプログラム。
  10. 請求項7から請求項9のいずれか一つに記載のコンピュータプログラムを記憶したデータ記憶媒体。
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