JP2009165062A - 狭域通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
1つの基地局から発射される電波は、所定の移動局が通行する道路をはみ出し、隣の道路にまで広がっている場合、所定の移動局と基地局の通信が確立する前に、別の移動局と通信が確立し、適切な料金処理ができないという結果になる。
【解決手段】
基地局と移動局とを有し、上記基地局は、フレーム制御信号を上記移動局に送信し、上記移動局は、上記フレーム制御信号の受信により接続要求信号を上記基地局に送信する狭域通信システムにおいて、上記基地局は、上記フレーム制御信号に上記移動局が送信する上記接続要求信号の送信を制御するFCMC情報を含めて送信する機能を有し、上記移動局は、上記基地局からのFCMC情報を受信すると共に、上記FCMC情報に基づいて上記移動局は、上記基地局に接続要求信号を送信し、上記基地局から接続許可信号が送信されない場合、上記移動局は、基地局探索モードに移行するように構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、狭域通信システムに関し、特に、複数の基地局の通信領域が近接するような狭域通信システムにおいて、移動局が所定の基地局と安定した双方向通信ができる狭域通信システムに関するものである。
安全性の向上や輸送効率の向上,快適性の向上を目指したサービスを実現するために、道路と車両とを一体化したシステムとした走行支援道路交通システム(AHS:Advanced Cruise-Assist Highway System)や将来のインターネット接続を目標としたスマートゲートウエイシステム(SGW:Smart Gateway System)に使用される狭域通信(DSRC:Dedicated Short Range Communication)システム(以下、DSRCシステムと称する。)の開発が進められている。このDSRCシステムは、社団法人 電波産業会 「狭域通信(DSRC)システム標準規格ARIB STD-T75」として定められている。このシステムは、直径数メートルから数十メートルの限られた通信エリアを対象とし、エリアごとに異なる情報を送受信できる特徴があり、路上に設置した基地局装置と車両に搭載した移動局装置との間で行なう路車間通信や移動局装置間で行なう車車間通信などの無線通信を利用した様々なサービスの実現が期待されている。例えば、路車間通信では、有料道路の自動料金支払いシステム(ETC:Electronic Toll Collection System)への適用や駐車場、ガソリンスタンドなどでの決済サービスや情報提供サービスへの展開も図られようとしている。
さて、従来のDSRCシステムの一例を図12を用いて説明する。図12は、例えば、有料道路に設置されている料金ゲートの一例を示している。図12において、道路1201上を移動局1202が矢印の方向に走行するものとする。路側に設置された基地局1203は、DSRC無線装置(図示せず。)を備えており、基地局1203のDSRC無線装置は、アンテナ1204から放射する電波が道路1201上に向けられている。そして、基地局1203のDSRC無線装置と移動局1202との間で通信を行うが、通信が可能になる領域を通信領域として、例えば、通信領域1205−1、通信領域1205−2(通信領域を代表する場合は、通信領域1205と称する。)を有しているものとする。ここで、電界強度に所定値(例えば、Eth:閾値)を設定し、通信領域1205−1は、閾値Eth以上の電界強度を有する通信領域を示し、通信領域1205−2は、閾値Eth以下の電界強度を有する通信領域を示している。なお、1206−1、1206−2は、例えば、有料道路の料金所のゲートを示している。以下、料金ゲート1206と称する。このようなシステムは、有料駐車場の料金所やガソリンスタンドにも同様のシステムがあるが、本例では、有料道路の場合で説明する。また、ここで移動局とは、無線装置を搭載した移動局を意味する。
基地局1203のDSRC無線装置は、先にも説明したように直径数メートルから数十メートルの限られた通信エリアを有する狭域通信無線装置であるが、ある程度の広がりを有している。このような通信エリアを実現するために、DSRC無線装置のアンテナ1204は、例えば、矩形形状のアンテナを複数個、面状に配置し、指向性を強めたアンテナが使用される。そして、DSRC無線装置の送信出力は、例えば、高速道路のETCでは、30mW程度、また、一般道路でのETCでは、3mW〜10mW程度に設定されている。
上記DSRCシステムの動作を説明する。移動局1202が道路1201を矢印方向に走行している。道路1201の路側に位置する基地局1203が移動局1202との通信のために道路1201に向けて電波を発射している。移動局1202は、道路1201を進行中に基地局1203の電波を受信する。例えば、通信領域1205−2に入った時である。この時の移動局1202が受信可能になる位置は、基地局1203が発射する電波の強度と移動局1202の受信機(図示せず。)の受信感度に依存する。例えば、移動局1202が通信領域1205−2に入ったときに移動局1202の受信機が受信したとする。移動局1202は、基地局1203と双方向通信を開始するために基地局1203に向けて電波を放射する。基地局1203は、移動局1202が放射した電波を受信し、基地局1203が有する受信レベル監視装置(図示せず。)により移動局が放射した電波の強度を測定する。
基地局1203の受信レベル判定装置は、例えば、閾値Ethが設定されているので、例えば、移動局1202が通信領域1205−2を走行中では、移動局1202からの受信電力は、所定の値を満たさないため、基地局1203は、移動局1202からの通信開始要求に対して否定的な回答(Noの回答)を行うか、あるいは、回答を返さないため、双方向の通信が行われない。
次に、移動局1202が更に走行するので、通信領域1205−1に入る。この状態では、基地局1203は、移動局からの通信の受信レベルが閾値Eth以上の値になり、基地局1203の受信レベル判定装置は、双方向通信の開始を許可する。そして、移動局1202は、基地局1203からの通信許可を受信し、双方向通信が成立する。
而して、上述した従来のDSRCシステムでは、移動局1202と基地局1203との双方向通信が成立した段階で、有料道路の料金の自動支払いや種々の情報提供サービスが行われる。従って、有料道路の料金ゲート1206における走行車両を迅速、的確に検知して、確実な自動料金課金を行うことが可能である。また、有料道路に限らず、有料駐車場等でも、多数の移動局が通過するので、通過する車両に対しても確実に通信処理を実行することが必要である。
しかしながら、有料道路あるいは有料駐車場では、多数の移動局の要求を処理するために多数の有料ゲート、例えば、2以上の有料ゲートが近接、または平行して設けられている。このような場合、1つの基地局1203のアンテナ1204から発射される電波は、移動局1202が通行する道路をはみ出し、隣の道路にまで広がっている。同様に、隣の基地局から発射される電波も道路1201上にはみ出している。従って、例えば、隣の道路を走行する移動局と基地局1203とが通信をする場合が起こりうる。また、移動局1202が走行しているときに、この移動局1202の後に近接して別の移動局が走行する場合、何らかの原因で、移動局1202と基地局1203の通信が確立する前に、移動局1202に近接して走行している後の別の移動局と基地局1203との通信が先に確立する場合が発生する。これは、電波の強い部分が均一に分布しないことにより発生する。
このように隣の道路と走行する移動局あるいは後を走行中の移動局が移動局1202が基地局1203と通信する前に通信が確立した場合、移動局1202が料金ゲート1206に到達した時点で、適切な料金処理ができないという結果になり、有料道路の料金の支払い処理ができないという問題が発生する。同様に、有料駐車場での自動料金支払いシステムでも問題となる。従って、このような問題を皆無にする狭域通信システムの確立が望まれている。
特開2006−246345号公報 社団法人 電波産業会 「狭域通信(DSRC)システム標準規格ARIB STD-T75」
有料道路あるいは有料駐車場では、多数の移動局の要求を処理するために多数の有料ゲートが平行して設けられている。このような場合、1つの基地局から発射される電波は、所定の移動局が通行する道路をはみ出し、隣の道路にまで広がっている場合、また、移動局の後に近接して別の移動局が走行する場合等、何らかの原因で、所定の移動局と基地局の通信が確立する前に、先に別の移動局と基地局との通信が確立する場合が発生し、所定の移動局が料金ゲートに到達した時点で、適切な料金処理ができないという結果になる。
本発明の目的は、通信処理が確実に実行される信頼性の高い狭域通信システムを提供することである。
本発明の他の目的は、料金支払いが確実に実行される狭域通信システムを提供することである。
本発明の更に他の目的は、移動局が所定の条件で基地局探索モードに移行する狭域通信システムを提供することである。
本発明は、路上に設置された基地局と、上記基地局と無線通信を行う移動局とを有し、上記基地局は、フレーム制御信号を上記移動局に送信し、上記移動局は、上記フレーム制御信号の受信により接続要求信号を上記基地局に送信する狭域通信システムにおいて、上記基地局は、上記フレーム制御信号に上記移動局が送信する上記接続要求信号の送信を制御するFCMC(フレームコントロールメッセージチャネル)情報を含めて送信する機能を有し、上記移動局は、上記基地局からのFCMC情報を受信すると共に、上記FCMC情報に基づいて上記移動局は、上記基地局に接続要求信号を送信し、上記基地局から接続許可信号が送信されない場合、上記移動局は、基地局探索モードに移行するように構成される。
また、本発明の狭域通信システムにおいて、上記FCMC情報は、上記基地局からのフレーム制御信号の送信回数および上記フレーム制御信号の電界強度を示す閾値であり、上記移動局は、上記基地局からの上記フレーム制御信号の電界強度を監視する受信レベル監視部を有し、上記受信レベル監視部は、上記閾値以上の電界強度を有する上記フレーム制御信号の受信回数を計測し、該受信回数が上記基地局からの上記FCMC情報で設定された送信回数以上になると、上記移動局の制御部は、上記接続要求信号を送信するように構成される。
また、本発明の狭域通信システムにおいて、上記FCMC情報は、上記移動局のACTC(アクチベーションチャネル)最大送信回数であり、上記移動局は、上記基地局に接続要求信号を繰り返し送信し、上記ACTC最大送信回数を超えても、上記基地局から接続許可信号が送信されない場合、上記移動局は、基地局探索モードに移行するように構成される。
また、本発明の狭域通信システムにおいて、上記FCMC情報は、上記移動局のACTC(アクチベーションチャネル)最大送信時間であり、上記移動局は、上記基地局に接続要求信号を繰り返し送信し、上記ACTC最大送信時間を超えても、上記基地局から接続許可信号が送信されない場合、上記移動局は、基地局探索モードに移行するように構成される。
以上説明したように、本発明によれば、1つの基地局から発射される電波が所定の移動局が通行する道路をはみ出し、隣の道路にまで広がっている場合、あるいは、移動局の後に近接して別の移動局が走行する場合等であっても、所定の移動局と基地局との通信が確実に実行できるので、所定の移動局が料金ゲートに到達した時点で、適切な料金処理ができる狭域通信システムを実現することができる。また、基地局と移動局との間の通信処理が確実に実行される信頼性の高い狭域通信システムを構築することができ、料金支払い等の処理が確実に実行される狭域通信システムを実現できる特徴がある。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例を説明するための図であり、図1(A)は、道路の上から見た平面図、図1(B)は、道路の横から見た側面図の概略構成を示す。図1(A)において、101―1、101―2は、隣接して配置された道路を示している。なお、道路を代表する場合は、道路101と称する。102−1、102−2は、基地局であり、基地局を代表する場合は、基地局102と称する。基地局102は、DSRC無線装置(図示せず。)を備えており、基地局102のDSRC無線装置は、アンテナ103−1、103−2から放射する電波が道路101上に向けられている。アンテナ103−1、103−2は、指向性アンテナである。なお、アンテナを代表する場合は、アンテナ103と称する。狭域通信無線装置は、先にも説明したように直径数メートルから数十メートルの限られた通信エリアを有するDSRC無線装置である。このような通信エリアを実現するために、DSRC無線装置のアンテナ103は、例えば、矩形形状のアンテナを複数個、面状に配置し、指向性を強めたアンテナが使用される。
104−1、104−2、104−3、104−4は、移動局、例えば、無線装置を搭載した自動車を示している。なお、移動局を代表する場合は、移動局104と称する。105−1(実線で示す。)、107−1(点線で示す。)は、基地局102−1のアンテナ103−1から発射される電波の通信領域を示している。同様に、105−2(実線で示す。)、107−2(点線で示す。)は、基地局102−2のアンテナ103−2から発射される電波の通信領域を示している。なお、通信領域105−1、105−2を代表する場合は、通信領域105と称し、通信領域107−1、107−2を代表する場合は、通信領域107と称する。
106−1、106−2(矩形の範囲を示す。)は、それぞれ通信領域105−1、105−2で形成される道路上の通信領域(通信領域1ともいう。)を示している。道路上の通信領域106−1、106−2を代表する場合は、道路上の通信領域106と称する。また、108−1、108−2(矩形の範囲を示す。)は、それぞれ通信領域107−1、107−2で形成される通路上の通信領域(通信領域2ともいう。)を示している。通路上の通信領域108−1、108−2を代表する場合は、通路上の通信領域108と称する。なお、図1(B)は、側面図であり、道路101上にアンテナ103が設けられている。アンテナ103から道路101上に電波が発射され、通信領域105および通信領域107が形成され、結果として道路上の通信領域106(通信領域1)および道路上の通信領域108(通信領域2)が形成されている。
ここで、有料道路の場合について説明する。例えば、DSRC無線装置の送信出力は、例えば、3mW〜10mW程度、例えば、5mWに設定されている。道路101の幅は、約3m、道路上の通信領域1(106)は、約4mで、電界強度は、約−40dBmに設定されている。また、道路上の通信領域2(108)は、約12mで、電界強度は、約−70dBm以下に設定されている。従って、基地局102と移動局104の間で、通信可能となる電界強度の値、即ち、閾値Ethを、例えば、−50dBmに設定しておくと、道路上の通信領域106は、通信可能領域となり、道路上の通信領域108は、非通信領域となる。なお、109−1、109−2、109−3は、例えば、有料道路の料金所のゲートを示している。以下、料金ゲート109と称する。このようなシステムは、有料駐車場の料金所にも同様のシステムがあるが、本実施例では、有料道路の場合で説明する。また、ここで移動局とは、無線装置を搭載した移動局を意味する。なお、上述した通信領域1、2の大きさや閾値は、DSRCシステムの構成に応じて適宜設定されることはいうまでもない。
図2は、狭域通信(DSRC)システム標準規格ARIB STD-T75で定められている通信チャネルおよびフレーム構成の一例を示す図であって、図2(A)は、基地局102と移動局104とが通信するために定められた通信チャネルで、基地局102から移動局104への下り通信チャネルFと、移動局104から基地局102への上り通信チャネルfを示している。使用する周波数は、5.8GHz帯で、下り通信チャネルは、1チャネル幅が5MHzで、7チャネル、合計35MHzが、また、上り通信チャネルは、1チャネル幅が5MHzで、7チャネル、合計35MHzがそれぞれ認められている。従って、基地局102と移動局104とは、これら7チャネルの内の1チャネルをペアー波、例えば、F1、f1をペアー波として使用している。
図2(B)は、図2(A)で示される1チャネルのフレーム構成を示す図である。ここで、FCMSは、フレームコントロールメッセージスロット(以下、制御用スロットFCMSと称する。)、MDS1、MDS2、・・・MDS8は、メッセージデータスロットである。なお、メッセージデータスロットを代表する場合は、メッセージデータスロットMDSと称する(以下、通信用スロットMDSと称する。)。制御用スロットFCMSおよび通信用スロットMDSの詳細については、後述する。このフレーム構成において、1フレームは、最低3スロットから最高9スロットが認められている。図2(B)において、フレームfr−1は、3個のスロットからなるフレーム構成、フレームfr−2は、4個のスロットからなるフレーム構成、・・・フレームfr−7は、9個のスロットからなるフレーム構成を示しており、DSRCシステムの構成により、適宜スロット数を選択して設定することができるようになされている。
また、1スロットの長さは、0.8m sec と定められており、最低3スロットを有するフレームfr−1の周期は、2.4m secであり、最高9スロットを有するフレームfr−7の周期は、7.2m secである。
次に、基地局102から移動局104へ送信される基地局送信フレーム信号および移動局104から基地局102に送信される移動局送信フレーム信号について図6および図7を用いて説明する。図6(A)は、DSRCシステムにおける通信フレームの一実施例を示す図であって、この実施例では、基地局102が半2重通信動作を行なう場合の一実施例を示す。なお、本実施例では、基地局102および移動局104が半2重通信動作を行なう場合について説明するが、基地局102および移動局104が全2重通信動作を行なう場合についても同様に実施できることはいうまでもない。なお、ここに示すDSRCシステムにおける通信フレームは、DSRCシステム標準規格ARIB STD-T75で定められている通信フレーム構成と同じものであり、本実施例では、8スロットのMDS(8個のMDSの場合)を有する場合について説明する。
図6において、基地局送信フレーム信号を構成するスロットは、制御用スロットFCMSと通信用スロットMDSとに大別される。通信用スロットMDSは、複数の移動局との交信が可能なように、路車間でのデータ交換を行なうために、MDSが複数配置される。図6(A)では、8個の通信用スロットMDS、即ち、MDS1、MDS2、・・・MDS8が配置されている場合が示されている。
これら8個の通信用スロットMDSのうちの半数、即ち、4個の通信用スロットMDSは、基地局102から移動局104への下り通信に使用され、残りの4個は、移動局104から基地局102への上り通信に使用される。制御用スロットFCMSは、路車間通信に必要な制御情報が含まれており、基地局102が送信する通信フレームの構成情報や通信用スロットMDSの使用状況などを格納するフレームコントロールメッセージスロットである。また、ACTSは、移動局104が基地局102に通信接続を要求する接続要求信号を送信するためのアクチベーションスロットである。従って、図6(A)の場合は、1個のFCMSと8個のMDSで1フレームが構成され、これらの繰り返しで、路車間通信が行われる。
更に、詳述すると、図6(A)に示す半2重通信のための通信フレームでは、その先頭で基地局102から移動局104へのフレーム制御信号(FCMC:フレームコントロールメッセージチャネル)の下り通信のための制御用スロットFCMSが割り当てられ、これに続いて下り通信の通信用スロットと上り通信の通信用のスロットとが交互に4個ずつ割り当てられる。即ち、MDS1、MDS3、MDS5、MDS7が下り通信の通信用スロットであり、MDS2、MDS4、MDS6、MDS8が上り通信の通信用スロットである。そして、i番目(但し、i=1,2,・・・)(図6(A)では、i=4である。)の下り通信用スロットと、これに続く(i+1)番目の上り通信の通信用スロットとに通信用スロットMDSが割り当てられている場合、i番目の通信用スロットMDSを用いて基地局102からの下り通信が行なわれると、これに応答して(i+1)番目の通信用スロットMDSで移動局104からの上り通信が行なわれる。また、アクチベーションスロット(ACTS)が割り当てられていると、このアクチベーションスロット(ACTS)で移動局104から基地局102に通信接続を要求する接続要求信号が送信される。そして、上述の基地局送信フレーム信号は、例えば、図6(A)に示すFCMSと4個のMDS1、MDS3、MDS5、MDS7が対応し、移動局送信フレーム信号は、4個のMDS2、MDS4、MDS6、MDS8が対応する。
図6(B)は、π/4シフトQPSK方式の制御用スロットFCMSの具体的なフォーマット構成を示す図である。図6(B)において、制御用スロットFCMSは、FCMCとガードタイムt0とt2で構成され、FCMCは、ランプビットR、プリアンブル信号PR、ユニークワード信号UW1、伝送チャネル制御フィールドSIG、基地局の識別番号フィールドFID、フレーム構成情報フィールドFSI、リリースタイマ情報フィールドRLT、基地局のサービスアプリケーション情報フィールドSC、通信スロット割当用のスロット制御情報フィールドSCI(1〜8)および誤り検査信号CRCで構成されている。また、通信スロット割当用のスロット制御情報フィールドSCI(1〜8)は、図6(A)で示す8個の通信スロットMDSに対応する。なお、各部の数字は、オクテットの数(1オクテット=8ビット)を表し、制御用スロットFCMSの長さは、400オクテットである。
図7(A)は、π/4シフトQPSK方式のACTS(アクチベーションスロット)のフォーマットを示す。ACTSには、6個のアクチベーションチャネルACTC(1)(2)、・・・(6)とガードタイムt5、t6が配置され、移動局104は、この内から1個のACTCを選択し、基地局102に情報を送信する。なお、図7(A)の下部の数字は、オクテットの数を表し、合計400オクテットである。
図7(B)は、π/4シフトQPSK方式のACTCフォーマットを示す。図7(B)において、R:ランプビット、PR:プリアンブル信号、UW2:ユニークワード信号、FID:基地局識別信号、LID:リンクアドレス、LR1:ACTC用リンク要求情報フィールド、CRC:誤り検査信号を表している。各部の数字は、オクテットを表わす。
図3は、本発明で使用される基地局102の概略構成を示すブロック図である。図3において、301は、通信制御部、302は、基地局無線装置である。通信制御部301は、記憶部305、受信レベル監視部306および操作表示部307を有している。基地局無線装置302は、送信用無線機310および受信用無線機311で構成されている。
また、図4は、本発明で使用される移動局104の無線装置の概略構成を示すブロック図である。図4において、401は、基地局無線装置302と移動局(または移動局無線装置ともいう。)104とが基地局送信フレーム信号あるいは移動局送信フレーム信号を送受信するためのアンテナ、402は、送受信を切り替えるための切替スイッチ、403は、受信部、404は、受信信号処理部、405は、制御部、406は、記憶部、407は、操作表示部、408は、送信信号処理部、409は、送信部である。また、411は、受信レベル監視部、412は、計時部、413は、ACTC送信回数計数部である。
さて、本発明の動作を説明する前に、図1で示される狭域通信システムの問題点について説明する。図5は、例えば、複数の移動局104−1、104−2、104−3、104−4からの移動局送信フレーム信号の基地局102−1での電界強度の測定結果を示している。図5において、横軸は、距離、縦軸は、電界強度を表す。図5(A)は、移動局104−1が道路101−1上の通信領域108−1(通信領域2)から道路101−1上の通信領域106−1(通信領域1)を走行している場合に、移動局104−1から送信される移動局送信フレーム信号の電界強度曲線を示している。
図5(B)は、移動局104−2が道路101−1上の通信領域108−1(通信領域2)上を走行している場合に、移動局104−2から送信される移動局送信フレーム信号の電界強度曲線を示している。図5(C)は、移動局104−3が道路101−2上の通信領域108−2(通信領域2)から道路101−2上の通信領域106−2(通信領域1)に進入した直後において、移動局104−3から送信される移動局送信フレーム信号の電界強度曲線を示している。そして、図5(D)は、移動局104−4が道路101−2上の通信領域108−2(通信領域2)上を走行している場合に、移動局104−4から送信される移動局送信フレーム信号の電界強度曲線を示している。このように基地局102−1の近傍を走行する複数の移動局104からの移動局送信フレーム信号は、基地局102−1で受信されることを示している。そして、例えば、図5(C)に示されるように、移動局104−3の移動局送信フレーム信号の電界強度が通信領域106−2(通信領域1)に侵入する直前に、閾値より大きくなる場合が発生している。このような場合、移動局104−3が基地局102−1と双方向通信を確立することが考えられる。
更に、詳述すると、道路101−1、101−2の料金ゲート104に向かって多数の移動局104が移動している。このような状態で、料金ゲート109で正しく料金処理を行うためには、例えば、道路101−1を走行してくる移動局104−1、104−2は、基地局102−1との間で順次双方向通信を確立し、正しく料金決済を済ませなければならない。即ち、基地局102−1では、まず、移動局104−1との双方向通信を確立し、正しく料金決済を済ませた後、次に、料金ゲートに侵入してくる移動局104−2との双方向通信を確立し、正しく料金決済を済ませなければならない。この順序が逆転し、移動局104−2が移動局104−1より先に料金決済をするようなことがあってはならない。
同様に、道路101−2を走行してくる移動局104−3、104−4は、基地局102−2との間で順次双方向通信を確立し、正しく料金決済を済ませなければならない。即ち、基地局102−2では、まず、移動局104−3との双方向通信を確立し、正しく料金決済を済ませた後、次に、料金ゲートに侵入してくる移動局104−4との双方向通信を確立し、正しく料金決済を済ませなければならない。この順序が逆転し、移動局104−4が移動局104−3より先に料金決済をするようなことがあってはならない。
更に、基地局102のアンテナ103から放射される電波は、指向性を持っているとはいえ、図12で示されるようにある程度の広がりを有している。従って、図1で示されるように、2つの隣接した料金所では、例えば、基地局102−1が隣の道路を走行している移動局104−3との双方向通信を確立する場合も起こりうる。このような誤った通信が確立すると、料金ゲートが混乱し、正しい料金決済が行われないため、信頼性の低い狭域通信システムとなる。
即ち、経年変化や、環境の変化等の何らかの原因で、局所的に受信電界が強くなり、必ずしも基地局102−1が移動局104−1、104−2の順に通信を確立したり、また、基地局102−2が移動局104−3、104−4の順に通信を確立するとは限らない状態が発生する。また、基地局が隣の道路を走行する移動局と通信を行う場合も起こりうる。本発明は、このような問題が発生した場合でも、確実に所定の移動局と双方向通信が確立し、確実に料金処理が行われる信頼性の高い狭域通信システムを実現するものである。
以下、本発明の一実施例の動作を説明する。まず、基地局102−1と道路101−1上を走行する移動局とは、図2(A)で示す、例えば、下り通信チャネルF1、上り通信チャネルf1で通信し、基地局102−2と道路101−2上を走行する移動局とは、例えば、下り通信チャネルF2、上り通信チャネルf2で通信するものとする。即ち、異なる周波数の1対のチャネルを用いて通信するものとする。なお、本実施例では、料金ゲートが近接して2ヶ所に設けられる場合について説明するが、複数ある場合は、それぞれ異なる周波数の1対のチャネルを用いて通信するように構成されることはいうまでもない。
さて、基地局102−1は、基地局102−1からの電波で形成する通信領域106−1および108−1を通行する移動局104−1、104−2が基地局102−1の電波を検出できるようにするために、図6に示す構成のフレーム制御信号(FCMC)を基地局送信フレーム信号で連続的に送信する。同様に、基地局102−2は、基地局102−2からの電波で形成する通信領域106−2および108−2を通行する移動局104−3、104−4が基地局102−2の電波を検出できるようにするために、図6に示す構成のフレーム制御信号(FCMC)を基地局送信フレーム信号で連続的に送信している。なお、以下の説明では、説明を簡単にするために、説明上必要な場合を除いて、基地局102−1と移動局104との通信に限定して説明するが、基地局102−2と移動局104との通信も同様である。
さて、移動局104−1は、道路101−1上を矢印の方向に、通信領域108−1から106−1に向かって走行している。そして、基地局102−1からのフレーム制御信号(FCMC)を検出した移動局104−1は、接続要求信号(ACTC)の受け入れを起動条件として、路車間無線通信を開始する。ここで、基地局102−1の通信制御部301は、通信フレームを形成するための時間基準を管理し、また、通信用スロットMDSであるか、アクチベーションスロット(ACTS)であるかの検出、あるいは、送受信のタイミングに関する指示等を行なう。また、通信制御部301は、通信用フレームの構成情報や通信スロットの使用状況などについての管理も行ない、更に、移動局104−1との通信接続の状態管理も行なう。
一方、移動局104−1は、道路101−1上を走行し、基地局102−1からの基地局送信フレーム信号を受信する範囲に入ったとすると、移動局104−1は、基地局送信フレーム信号を受信し、移動局104−1は、基地局102−1にACTSを用いて通信接続を要求する接続要求信号を送信する。この時、基地局102−1の受信レベル監視部306は、例えば、閾値Ethが設定されているので、移動局104−1が通信領域108−1を走行中では、移動局104−1からの受信電界は、所定の値を満たさない(閾値Eth以下)ため、基地局102−1は、移動局104−1からの通信開始要求に対して否定的な回答(Noの回答)を行うか、あるいは、回答を返さないため、双方向の通信が行われない。
次に、移動局104−1が更に走行し、通信領域106−1に入り、移動局104−1からの受信電界が所定値(閾値Eth)以上になると、基地局102−1は、移動局104−1に接続OKの回答を行うので、移動局104−1は、基地局102−1との間で双方向の通信が確立され、制御用スロットFCMSで指定される通信スロットMDS、例えば、図6(A)で示される通信スロットMDS1およびMDS2を用いて、料金情報の送受信が行われ、料金処理が終了する。後続の移動局104−2についても同様の処理が行われる。
このようにして基地局102−1と移動局104−1とのの間で双方向通信が確立し、料金処理が行われるが、上述したように移動局104−1が道路101−1上を走行中に確実に基地局102−1と双方向通信が確立するかの保証はない。従って、本発明では、これを工夫して、移動局104−1が道路101−1上を走行中に確実に基地局102−1と双方向通信が確立するようにするものである。
以下、これについて詳細に説明する。まず、本発明の基本的な原理は、周波数あるいはチャンネルを所定周期で切り替え、基地局を探索する。そして、新しい電波が受信されると、通信を開始し、データ内容を確認するように構成することである(これを基地局探索モードとよぶことにする)。この基地局探索モードは、移動局が通信する本来の基地局を周波数あるいはチャンネルを切替えて探索するモードである。
これを実現するために、本発明の第1の実施例では、基地局からのフレーム制御信号FCMCの受信レベルが所定値以上であることを移動局が計測し、この計測結果に基づいて移動局が接続要求信号ACTCを送信するが、基地局からの接続許可信号が受信されない場合、基地局探索モードに移行するように構成することである。
本発明の第2の実施例では、移動局が送信する接続要求信号の最大送信回数を前もって定め、接続要求信号ACTCの送信回数が前もって定めた最大送信回数を越えると、基地局探索モードに移行するように構成することである。
本発明の第3の実施例では、接続要求信号ACTCの送信時間を設定し、この所定の送信時間を越えた場合、基地局探索モードに移行するように構成することである。
なお、上記の本発明の第1から第3の実施例は、個別にそれぞれ独立に実施することもできるし、また、狭域通信システムの精度あるいは信頼性の要求から2つの実施例を組合せたり、3つの実施例を組合せることも容易に実施できることはいうまでもない。
まず、上述の本発明の第1の実施例、即ち、基地局からのフレーム制御信号FCMCの受信レベルが所定値以上であることを移動局が計測し、この計測結果に基づいて移動局が接続要求信号ACTCを送信し、基地局からの接続許可信号が受信されない場合、基地局探索モードに移行することについて、図8、図9を用いて詳細に説明する。図8(A)は、本発明の第1の実施例を説明するための動作説明図であり、図8(B)は、本発明を実施するためのフレーム制御信号FCMCのフレーム構成を示す図である。
図8(A)において、基地局102−1は、図1(A)で説明したようにアンテナ103−1から道路101−1上に電波を発射し、通信領域を形成している。移動局104−1は、道路101−1上を矢印の方向に移動している。この状態で、移動局104−1が、通信領域108−1の領域に入ると、移動局104−1は、フレーム制御信号FCMCを受信する(ステップ801)。この場合、基地局102−1のアンテナ103−1から発射されるフレーム制御信号FCMCの一部の概略構成を図8(B)に示す。なお、フレーム制御信号FCMCは、DSRCシステム標準規格ARIB STD-T75では、図6(B)に示されるフレーム構成であるが、図8(B)は、本発明の理解を容易にするため、例えば、識別ヘッダ821、FCMC受信回数822および受信閾値823として示してある。ここで、識別ヘッダ821は、例えば、図6(B)のプリアンブル信号PR(ビット1、0の繰返し信号)およびユニークワード信号UW1に対応し、FCMC受信回数822および受信閾値823は、本発明を実施するために、例えば、図6(B)の基地局のサービスアプリケーション情報フィールドSC(7オクテット)の一部のビットを用いて挿入したものである。例えば、FCMC受信回数822および受信閾値823を表1にテーブルとして示す。以下、このテーブルで指定された情報を第1のFCMC情報と称する。なお、本実施例では、第1のFCMC情報を基地局のサービスアプリケーション情報フィールドSCに添付した場合について説明するが、他の領域に添付して送信することもできる。
Figure 2009165062
表1において、FCMC送信回数:M回、Eth以上の受信回数:N回以上は、FCMC受信回数822の領域で、また、FCMC電界強度:Eth以上は、受信閾値823の領域で送信する。このテーブルの第1のFCMC情報は、例えば、基地局102−1の記憶部305に記憶しておき、フレーム制御信号FCMCの送信時に添付して送信する。
さて、移動局104−1が通信領域108−1の領域に入ると、移動局104−1は、フレーム制御信号FCMCを受信し、移動局104−1の制御部405は、表1で指定された第1のFCMC情報を記憶部406に記憶する(ステップ802)。
而して、通信領域108−1の領域では、移動局104−1が受信するフレーム制御信号FCMCの電界強度Eは、極めて弱く、また、図5でも説明したように、他の基地局からのフレーム制御信号FCMCを受信するとも限らない。また、図9に本実施例での計測値の一例が示すように、受信レベルが不安定な領域、例えば、通信領域108−1では、フレーム制御信号FCMCの受信レベルが901のように変動する。なお、図9は、横軸に移動局位置X(m)、縦軸にRSSI(Received Signal Strength Indicator)値を示す。従って、一定値以上の受信レベルの変化があった場合には、受信レベルが強くても受信回数に含めない等の対策が必要となる。なお、902は、料金ゲートを通過した後の電界強度Eを示している。
従って、移動局104−1が確実に基地局102−1と双方向通信ができるようにするためには、表1で指定したように、例えば、フレーム制御信号FCMCの指定送信回数M回、例えば、5回(5フレームを意味する。)の内、フレーム制御信号FCMCの受信レベルが、閾値Eth、例えば、−40dBm以上であり、所定回数N回以上、例えば、4回以上の受信をしていることが必要である。なお、必要に応じて平均値が一定値以上であるように設定することもできる。このように設定すると、移動局104−1は、安定して十分な受信レベルであり、以後においても安定した状態で通信できると予想される。
移動局104−1は、ステップ802で、FCMC情報を記憶部406に記憶すると、その時点から受信したフレーム制御信号FCMCの第1のFCMC情報(表1に示す。)について、電界レベル比較、回数計数を実行する(ステップ803)。即ち、移動局104−1は、受信レベル監視部411で、基地局102−1から指定された電界レベル、閾値Ethと比較する。この電界レベル計測は、例えば、プリアンブル信号PRのビット“1”の電界強度を計測し、所定レベル、例えば、Eth以上の電界レベル以上かどうかを判定する。この動作をFCMCの受信の度に実行する(ステップ803、804)。
ステップ805では、フレーム制御信号FCMCが第1のFCMC情報の設定した設定値を満足したかどうかを判定する。即ち、受信レベル監視部411で、監視した結果、例えば、FCMC送信回数M回、例えば、上記の実施例では、5回(5フレーム)を実測し、その内、電界レベルが閾値Ethを越える回数がN回以上、例えば4回以上であれば、基地局102−1との送受信が正しいと判断(YES)し、ステップ806にすすむ。しかし、上記の設定値を満足しない場合は、ステップ807に進む。
ステップ806では、移動局104−1の制御部405は、基地局102−1に接続要求信号ACTCを送信する。このステップ807以降の基地局102−1と移動局104−1との間の路車間通信は、先に説明した場合と同様である。
一方、ステップ807では、上記の設定値を満足しない場合であるので、基地局探索モードに移行する。即ち、移動局104−1が、例えば、基地局102−2のアンテナ103−2から発射される電波、例えば、チャネルF2を受信していた場合等が考えられる。従って、移動局104−1は、基地局探索モードを開始し、新しいチャネルF1と同様の動作を行う。そして、例えば、移動局104−1が通信領域106−1の領域に入った場合には、基地局102−1からのフレーム制御信号FCMCの電界強度が強くなっているので、移動局104−1は、基地局102−1と正しく双方向通信ができるので、移動局104−1は、正しく料金処理を行うことができる。また、この場合、移動局104−1が基地局102−2との通信を切断するので、道路101−2上を走行している移動局104−3が基地局102−2と通信するのを妨害することもない。
次に、本発明の第2の実施例について、図10を用いて説明する。第2の実施例は、移動局が送信する接続要求信号の最大送信回数を前もって定め、接続要求信号ACTCの送信回数が前もって定めた最大送信回数を越えると、基地局探索モードに移行するように構成するものである。図10(A)は、本発明の第2の実施例を説明するための動作説明図であり、図10(B)は、本発明を実施するためのフレーム制御信号FCMCのフレーム構成を示す図である。
図10(A)において、基地局102−1は、前にも説明したようにアンテナ103−1から道路101−1上に電波を発射し、通信領域を形成している。移動局104−1は、道路101−1上を矢印の方向に移動している。この状態で、移動局104−1が、通信領域108−1の領域に入ると、移動局104−1は、フレーム制御信号FCMCを受信する(ステップ1001)。この場合、基地局102−1のアンテナ103−1から発射されるフレーム制御信号FCMCの一部の概略構成を図10(B)に示す。この場合も、第1の実施例で説明したように、図6(B)に示されるフレーム構成を、図10(B)では、本発明の理解を容易にするため、例えば、識別ヘッダ1021、ACTCの最大送信回数1022として示してある。ここで、識別ヘッダ1021は、例えば、図6(B)のプリアンブル信号PR(ビット1、0の繰返し信号)およびユニークワード信号UW1に対応し、ACTCの最大送信回数1022は、例えば、図6(B)の基地局のサービスアプリケーション情報フィールドSC(7オクテット)の一部のビットを用いて挿入したものである。そして、ACTCの最大送信回数1022を表2にテーブルとして示す。以下、このテーブルで指定された情報を第2のFCMC情報と称する。なお、本実施例では、第2のFCMC情報を基地局のサービスアプリケーション情報フィールドSCに添付した場合について説明するが、他の領域に添付して送信することもできる。
Figure 2009165062
表2において、ACTCの最大送信回数N1、例えば、5回が第2の実施例における第2のFCMC情報である。この第2のFCMC情報は、フレーム制御信号FCMCのACTCの最大送信回数1022の領域で送信する。このテーブルの第2のFCMC情報は、例えば、基地局102−1の記憶部305にACTCの最大送信回数N1:5回が記憶されている。
さて、移動局104−1が通信領域108−1の領域に入ると、移動局104−1は、フレーム制御信号FCMCを受信し、移動局104−1の制御部405は、表2で指定された第2のFCMC情報を記憶部406に記憶する(ステップ1002)。
この状態で、移動局104−1は、基地局102−1に接続要求信号ACTCを送信する(ステップ1003)。基地局102−1の受信レベル監視部306は、移動局102−1からの接続要求信号ACTCの電界強度Eを監視している。そして、電界強度Eが閾値Eth以下の場合には、接続許可信号を移動局104−1には送信しない。あるいは、接続NOの信号を送信する。この状態は、例えば、移動局104−1が通信領域108−1を走行中の場合である。
移動局104−1は、基地局102−1から接続許可信号を受信しない限り、接続要求信号ACTCの送信を繰り返す(ステップ1004)。繰り返し周期は、図2(B)で示すフレーム周期である。例えば、fr−7であれば、7.2msecであり、この接続要求信号ACTCを記憶部406に記憶されているACTCの最大送信回数N1:5回まで送信する。この送信回数は、移動局104−1のACTC送信回数計数部413で計数する。そして、制御部405は、ACTCの最大送信回数N1:5回までに基地局102−1から接続許可信号が受信されたかどうかを判定する(ステップ1005)。そして、接続許可信号が受信された場合、正常な受信(YES)と判断し、ステップ1006に進む。接続許可信号が受信されない場合は、ステップ1007に進む。
ステップ1006以降は、基地局102−1と移動局104−1との間の正常な路車間通信が行われ、先に説明した場合と同様に料金処理が行われる。一方、ステップ1007では、接続許可信号が受信されない場合であるので、基地局探索モードに移行する。以下の動作は、第1の実施例の場合と同様である。
次に、本発明の第3の実施例について、図11を用いて説明する。第3の実施例は、接続要求信号ACTCの送信時間を設定し、この所定の送信時間を越えた場合、基地局探索モードに移行するものである。図11(A)は、本発明の第3の実施例を説明するための動作説明図であり、図11(B)は、本発明を実施するためのフレーム制御信号FCMCのフレーム構成を示す図である。
図11(A)において、基地局102−1は、前にも説明したようにアンテナ103−1から道路101−1上に電波を発射し、通信領域を形成している。移動局104−1は、道路101−1上を矢印の方向に移動している。この状態で、移動局104−1が、通信領域108−1の領域に入ると、移動局104−1は、フレーム制御信号FCMCを受信する(ステップ1101)。この場合、基地局102−1のアンテナ103−1から発射されるフレーム制御信号FCMCの一部の概略構成を図11(B)に示す。この場合も、第1の実施例で説明したように、図6(B)に示されるフレーム構成を、図11(B)では、本発明の理解を容易にするため、例えば、識別ヘッダ1121、ACTCの最大送信時間1122として示してある。ここで、識別ヘッダ1121は、例えば、図6(B)のプリアンブル信号PR(ビ
ット1、0の繰返し信号)およびユニークワード信号UW1に対応し、ACTCの最大送信時間1122は、例えば、図6(B)の基地局のサービスアプリケーション情報フィールドSC(7オクテット)の一部のビットを用いて挿入したものである。そして、ACTCの最大送信時間1122を表3にテーブルとして示す。以下、このテーブルで指定された情報を第3のFCMC情報と称する。なお、本実施例では、第3のFCMC情報を基地局のサービスアプリケーション情報フィールドSCに添付した場合について説明するが、他の領域に添付して送信することもできる。
Figure 2009165062
表3において、ACTCの最大送信時間T1、例えば、36m secが第3の実施例における第3のFCMC情報である。この第3のFCMC情報は、フレーム制御信号FCMCのACTCの最大送信時間1122の領域で送信する。このテーブルの第3のFCMC情報は、例えば、基地局102−1の記憶部305にACTCの最大送信時間T1:36m secが記憶されている。
さて、移動局104−1が通信領域108−1の領域に入ると、移動局104−1は、フレーム制御信号FCMCを受信し、移動局104−1の制御部405は、表3で指定された第3のFCMC情報を記憶部406に記憶する(ステップ1102)。
この状態で、移動局104−1は、基地局102−1に接続要求信号ACTCを送信する(ステップ1103)。基地局102−1の受信レベル監視部306は、移動局102−1からの接続要求信号ACTCの電界強度Eを監視している。そして、電界強度Eが閾値Eth以下の場合には、接続許可信号を移動局104−1には送信しない。あるいは、接続NOの信号を送信する。この状態は、例えば、移動局104−1が通信領域108−1を走行中の場合である。
移動局104−1は、基地局102−1から接続許可信号を受信しない限り、接続要求信号ACTCの送信を繰り返す。この繰り返しをACTCの最大送信時間T1になるまで繰り返す(ステップ1104)。この最大送信時間T1は、図2(B)に示すように3スロットの場合、4スロットの場合、・・・9スロットの場合でそれぞれ異なっているので、システム構成により適宜設定される。
図2(B)で示すfr−7であれば、例えば、36m secであり、この接続要求信号ACTCを記憶部406に記憶されているACTCの最大送信時間T1:36m secの期間、送信される。なお、この最大送信時間T1:36m secは、移動局104−1の計時部412で計測され、例えば、最初のACTCの送信時間を基準に測定が開始される。そして、制御部405は、ACTCの最大送信時間T1:36m secになるまで接続要求信号ACTCを送信し、基地局102−1から接続許可信号が受信されたかどうか(接続OKか)を判定する(ステップ1105)。そして、接続許可信号が受信された場合、正常な受信(YES)と判断し、ステップ1106に進む。接続許可信号が受信されない場合は、ステップ1107に進む。
ステップ1106以降は、基地局102−1と移動局104−1との間の正常な路車間通信が行われ、先に説明した場合と同様に料金処理が行われる。一方、ステップ1107では、接続許可信号が受信されない場合であるので、基地局探索モードに移行する。以下の動作は、第1の実施例の場合と同様である。
なお、第2の実施例の場合、FCMCを受信した後、途中で受信できなくなる場合、ACTCの送信回数も減少することが考えられる。この場合、基地局探索モードに入る時間が長くなり、信頼性に欠けるので、第3の実施例では、ACTCの最大送信時間T1を設定し、早く基地局探索モードに入るようにしたものである。従って、第2の実施例と第3の実施例を併用することが望ましい場合もある。また、上記各実施例では、有料道路での料金処理の一実施例で説明したが、駐車場、ガソリンスタンドなどでの決済サービス、周辺店舗情報や道路状況等の情報提供サービスにも適用できることはいうまでもない。
また、上記実施例では、1つの基地局に対して1つのアンテナを接続した場合について説明したが、複数のアンテナを1つの基地局に接続することもできることはいうまでもない。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は、ここに記載された狭域通信システムの実施例に限定されるものではなく、上記以外の狭域通信システムに広く適応することが出来ることは、言うまでも無い。
本発明の一実施例を説明するための図である。 本発明で使用される通信チャネル構成およびフレーム構成を示す図である。 本発明の一実施例で用いる基地局の概略構成のブロック図を示す。 本発明の一実施例で用いる移動局の概略構成のブロック図を示す。 本発明を説明するための移動局の電界強度の測定結果を示す図である。 本発明で用いられるフレーム構成およびFCMSのフレーム構成を示す図である。 本発明で用いられるATCSのフレーム構成を示す図である。 本発明の第1の実施例の動作を説明するための図である。 本発明の第1の実施例の説明で使用される電界強度の測定値を示す図である。 本発明の第2の実施例の動作を説明するための図である。 本発明の第3の実施例の動作を説明するための図である。 従来の狭域通信システムの一例を説明するための図である。
符号の説明
101、1201:道路、102、1203:基地局、103、401、1204:アンテナ、104、1202:移動局、105、107、1205:通信領域、106:通信領域1、108:通信領域2、109、1206:料金ゲート、301:通信制御部、302:基地局無線装置、305、406:記憶部、306、411:受信レベル監視部、307、407:操作表示部、310:送信用無線機、311:受信用無線機、402:切替スイッチ、403:受信部、404:受信信号処理部、405:制御部、408:送信信号処理部、409:送信部、412:計時部、413:ACTC送信回数計数部。

Claims (4)

  1. 路上に設置された基地局と、上記基地局と無線通信を行う移動局とを有し、上記基地局は、フレーム制御信号を上記移動局に送信し、上記移動局は、上記フレーム制御信号の受信により接続要求信号を上記基地局に送信する狭域通信システムにおいて、上記基地局は、上記フレーム制御信号に上記移動局が送信する上記接続要求信号の送信を制御するFCMC(フレームコントロールメッセージチャネル)情報を含めて送信する機能を有し、上記移動局は、上記基地局からのFCMC情報を受信すると共に、上記FCMC情報に基づいて上記移動局は、上記基地局に接続要求信号を送信し、上記基地局から接続許可信号が送信されない場合、上記移動局は、基地局探索モードに移行することを特徴とする狭域通信システム。
  2. 請求項1記載の狭域通信システムにおいて、上記FCMC情報は、上記基地局からのフレーム制御信号の送信回数および上記フレーム制御信号の電界強度を示す閾値であり、上記移動局は、上記基地局からの上記フレーム制御信号の電界強度を監視する受信レベル監視部を有し、上記受信レベル監視部は、上記閾値以上の電界強度を有する上記フレーム制御信号の受信回数を計測し、該受信回数が上記基地局からの上記FCMC情報で設定された送信回数以上になると、上記移動局の制御部は、上記接続要求信号を送信することを特徴とする狭域通信システム。
  3. 請求項1記載の狭域通信システムにおいて、上記FCMC情報は、上記移動局のACTC(アクチベーションチャネル)最大送信回数であり、上記移動局は、上記基地局に接続要求信号を繰り返し送信し、上記ACTC最大送信回数を超えても、上記基地局から接続許可信号が送信されない場合、上記移動局は、基地局探索モードに移行することを特徴とする狭域通信システム。
  4. 請求項1記載の狭域通信システムにおいて、上記FCMC情報は、上記移動局のACTC(アクチベーションチャネル)最大送信時間であり、上記移動局は、上記基地局に接続要求信号を繰り返し送信し、上記ACTC最大送信時間を超えても、上記基地局から接続許可信号が送信されない場合、上記移動局は、基地局探索モードに移行することを特徴とする狭域通信システム。
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