JP2009163760A - 情報処理装置とその方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】所定の制御プログラムとヘルプファイルを個別にインストールする環境において、適切な情報を表示する。
【解決手段】プリンタドライバとヘルプファイルとを別々にインストールしたコンピュータにおいて、ヘルプ画面の表示処理を実行すべきプリンタドライバとファイル識別情報の一致するヘルプファイルの有無を判定し、あれば該ヘルプ画面を呼び出すためのユーザ操作領域を含むUIを表示し、なければ該領域を選択させないUIを表示する。
【選択図】図2

Description

本発明は、たとえば情報処理装置上で動作しているアプリケーションプログラム等からのヘルプ表示方法及び情報処理装置に関するものである。特にアプリケーションプログラムとヘルプファイルとを別々にインストールした場合における情報処理装置とその方法及びプログラムに関する。
アプリケーションプログラムを情報処理装置(すなわちコンピュータ)の記憶装置にインストールする際、それと同時にヘルプ画面用のファイル(ヘルプファイル)がインストールされることが多い。そのため、そのアプリケーションプログラムから操作ガイド等のヘルプ画面を開く場合、アプリケーションプログラムのダイアログ上に設けられたヘルプ画面を表示させるためのアクションボタンを押下することで、適切なヘルプ画面を表示することが可能である。ヘルプファイルをインストールする技術としては、新規プログラムをインストールする際に、インストールすべき新規プログラムのプログラム名を指定することにより、指定されたプログラム名が出力され、プログラム名に対応するヘルプファイルがインストールされることが開示されている(特許文献1)。
特開2003−196092号公報
上記特許文献1は新規プログラムをインストールする際に入力したプログラム名に対応するヘルプファイルがインストールされるものであるため、新規プログラムのインストール時には必ずヘルプファイルのインストールも実行される。
しかし近年、複数種類のアプリケーションプログラムに対する電子マニュアル/ヘルプドキュメントの一元化や重複マニュアルの共通化、電子マニュアルの操作性向上を図るために、アプリケーションから参照することのできるヘルプ情報が記述されているヘルプファイルの総容量が増大してきた。また、アプリケーションプログラムが有する機能の多様化により、アプリケーションプログラムのプログラム容量が増大してきた。そのため、新規プログラムのインストールに伴ってヘルプファイルのインストールが実行されることにより、インストール時間の長期化やインストールに伴い大量のメモリを消費する可能性がある。
上記課題を解決するために、アプリケーションプログラムとヘルプファイルがそれぞれ別個のファイルとして提供される仕組みが考えられる。この様な場合、アプリケーションプログラムとヘルプファイルとをそれぞれ個別にインストールしなければならない。
そして、アプリケーションプログラムとヘルプファイルとを個別にインストールすることにより、アプリケーションプログラムに対応する適切なヘルプファイルがインストールされていないために、適切なヘルプ情報を表示することができなくなるという課題がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、所定の制御プログラムとヘルプファイルを個別にインストールする環境において、適切な情報を表示することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を備える。すなわち、ヘルプ画面情報に基づいてヘルプ画面を表示するためのコンピュータにて実行可能なプログラムであって、
プリンタドライバに対応するヘルプファイルのファイル識別情報と一致するファイル識別情報を有するヘルプファイルの有無を判定する判定手段と、
前記判定手段により該当するヘルプファイルが有ると判定された場合、ヘルプ画面を呼び出すためのユーザ操作領域を含むユーザインターフェース画面を表示し、前記判定手段により該当するヘルプファイルが無いと判定された場合、ヘルプ画面を呼び出すためのユーザ操作領域を選択させないようにユーザインターフェース画面を表示するための表示制御手段としてコンピュータを機能させる。
本発明により、ヘルプ表示要求があったときには、ヘルプファイルのインストール状態に応じて適切な画面表示を行うことができ、ユーザの操作性を向上させることが可能となる。
本発明が適用される情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態1のファイル内部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1における表示画面を例示する図である。 本発明の実施形態1における表示画面を例示する図である。 本発明の実施形態1における表示画面を例示する図である。 本発明の実施形態1における表示画面を例示する図である。 本発明の実施形態2の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態2のファイル内部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2における表示画面を例示する図である。 本発明の実施形態2における表示画面を例示する図である。 本発明の実施形態1の変形例におけるフローチャートである。
[実施形態1]
本実施形態では、アプリケーション内にファイル情報(識別子とバージョン)を持たせ、簡易ヘルプデータを予め組み込んでおく。対応するヘルプファイル側にも、ファイル情報(識別子とバージョン情報)を組み込む。このファイル情報を利用し、ヘルプファイルを表示する際にヘルプファイルの導入(インストール)状況を確認する処理とアプリケーションとヘルプファイルの整合性を確認する処理を行う。この処理によって、情報処理装置の記憶装置内にヘルプファイルが導入(インストール)されている場合と、導入(インストール)されていない場合とで表示内容の切り替えを可能とする。
また、情報処理装置の記憶装置内にあるヘルプファイルが起動中のアプリケーションから表示できる場合と、表示できない場合とで表示内容の切り替えを可能とする。起動中のアプリケーションに対応するヘルプファイルが存在するかしないかを判定することにより、ヘルプ画面を呼び出すためのユーザ操作領域(以降、ヘルプボタンと記述)の表示、非表示の切替機能を備えたことを特徴とするヘルプ画面表示とその制御方式を提供する。
<コンピュータシステム>
図1には、本実施形態のヘルプ表示システムが実現される情報処理システムの概略ハードウエアブロック図を示す。この情報処理システムは、ホストコンピュータ10に、キーボードやマウス等を備え、ユーザがカーソル位置の指令や各種情報を入力することができる入力装置7、アプリケーションプログラムのユーザインターフェース画面やヘルプ画面等の画像を表示するための表示装置8、画像データをたとえば印刷出力するための出力装置9が接続されて構成されている。
ホストコンピュータ10は、システムを制御する中央処理装置(以降CPUと称す。)1と、装置全体の必要な情報が予め記憶されている読み込み専用メモリ(以降ROMと称す)2と、ワークエリアとして自由に読み書きできるメモリ(以降RAMと称す。)3、各種データの読み書きやプログラムが格納されている磁気ディスク装置(以降ハードディスクと称す。)4、表示画面の画像データが格納されているメモリ(以降V−RAMと称す。)5を備えている。各ブロックはバスライン6によって接続されている。
アプリケーションプログラムやそれに対応して作成されたヘルプファイルがインストールされると、それらのファイルはハードディスク4に格納される。なお、上述したようにアプリケーションプログラムとヘルプファイルが両方同時にインストールされるとは限らず、いずれか一方だけがインストールされる場合もある。なお、これ以降ではアプリケーションプログラムとは独立してインストールされるヘルプファイルを詳細ヘルプファイルと定義する。
そして、オペレーティングシステムにより管理されたデータベース(レジストリなどと呼ばれる。)にアプリケーションの所在や名称等、アプリケーションプログラムの実行のために必要な情報が登録される。インストールされたアプリケーションプログラムが起動されると、オペレーティングシステムによりスケジュールされ、実行ファイルがRAM3にロードされてCPU1によりロードされたプログラムが実行される。アプリケーションプログラムの動作が表示や印刷等の出力を伴う場合、アプリケーションプログラムはオペレーティングシステムの入出力関数をコールすることで、表示や印刷を行う。すなわち、アプリケーションプログラムは、オペレーティングシステムの提供する機能を利用して表示あるいは印刷を実現している。なお、以下の説明ではアプリケーションプログラムを単にアプリケーションと呼ぶ場合もある。
<ファイル構造の例>
図3は本実施形態のアプリケーションのプログラムファイル(アプリケーションファイル)301とヘルプファイル302の内部構成を示すブロック図である。アプリケーションファイル301は、実行コードが格納されているプログラムエリア(100)、アプリーションが独自に用意している簡易ヘルプデータが格納されているエリア(101)、ヘルプファイルのファイル識別子(103)とファイルバージョン(104)とが格納されているファイル情報エリア(102)の3つのブロックで構成されている。つまり、ファイル情報エリアには、ファイル識別情報としてファイルの識別子およびファイルのバージョンが含まれる。また、ファイル識別情報として、後述する詳細ヘルプファイルの所在情報が含まれる場合もある。
ただし、簡易ヘルプデータ101は必ずしも含まれていない。そこで、簡易ヘルプデータ101の有無を判定するための材料として、各エリアの有無を示す情報を含むヘッダ情報をアプリケーションファイル(不図示)に持たせたる。あるいは、各エリアの先頭にエリア毎に固有の識別子及びエリア長を示す情報を付加しておく。こうしておくことで、たとえば簡易ヘルプデータ101のエリアに固有の識別子を持つエリア(すなわち簡易ヘルプデータ101)がアプリケーションファイル内に存在するか否かを判定できる。また、図3では簡易ヘルプデータがアプリケーションファイル内に含まれているが、これに限る必要は無くアプリケーションプログラムと関連づけて個別ファイルとして保持していても構わない。本願では、アプリケーションプログラムと共に導入されるヘルプファイルを簡易ヘルプファイルとする。
詳細ヘルプファイル302は、そのファイル識別子(106)とファイルバージョン(107)とが格納されているファイル情報エリア(105)と、ヘルプ画面を表示するために必要なデータが格納されているヘルプデータエリア(108)の2つの部分で構成されている。特に、ファイル情報エリア102およびファイル情報エリア105それぞれに格納されているファイル識別子とファイルバージョンは、アプリケーションプログラムと詳細ヘルプファイルとを対応づけるための情報である。このように、アプリケーションファイルは、対応する詳細ヘルプファイルのファイル識別子とバージョンとを含めて作成されている。逆に、アプリケーションプログラムに対応する詳細ヘルプファイルには、そのアプリケーションファイルに含まれる詳細ヘルプファイルのファイル識別子とバージョンとが与えられている。
なお本実施形態では、アプリケーションファイルと、それに対応する詳細ヘルプファイルは同じフォルダにインストールされる。もしも異なるフォルダにインストールされる場合には、たとえばオペレーティングシステムの管理下にあるレジストリ等に詳細ヘルプファイルの所在を登録しておく。例えば、ヘルプファイルの所在を示す情報は、詳細ヘルプファイルのインストール時に生成される所定の記憶領域(例えばレジストリフォルダ)に登録される。なお、本願では階層構造であるレジストリにおける、各階層のレジストリファイルをレジストリフォルダと定義する。そして、詳細ヘルプファイルとは独立してインストールされるアプリケーションプログラムには、詳細ヘルプファイルを探す場合、レジストリ内の所定のレジストリフォルダから詳細ヘルプファイルの所在情報(パス)取得するように設定されている。例えば、プリンタドライバに対応する詳細ヘルプファイルをインストールすると、レジストリ内の「Printers」レジストリフォルダの階層に「ヘルプ」レジストリフォルダが生成され、そのヘルプレジストリフォルダ内に詳細ヘルプファイルの所在情報(パス)が登録される。そして、詳細ヘルプファイルとは独立してインストールされたプリンタドライバには、詳細ヘルプファイルを探す場合、「Printers」レジストリフォルダの階層にある「ヘルプ」レジストリフォルダを探すよう設定されている。なお、ヘルプレジストリフォルダは、ホストコンピュータに対して詳細ヘルプファイルが初めてインストールされた際に生成されればよく、ヘルプレジストリフォルダ生成以降にインストールされる詳細ヘルプファイルの所在情報は、詳細ヘルプファイルの導入に応じて生成済みの所定の記憶領域であるヘルプレジストリフォルダにされる。
よって、詳細ヘルプファイルとは独立してインストールされたアプリケーションからヘルプファイルを開く場合には、ヘルプボタンが押されることに応じて所定のレジストリフォルダにされている詳細ヘルプファイルの所在情報(パス)と、ファイル情報エリア102に保存したファイル識別子103及びバージョン104によって、詳細ヘルプファイルを特定する。もちろん、アプリケーションファイルと、それに対応する詳細ヘルプファイルとが同じフォルダに保存される場合にレジストリに詳細ヘルプファイルの所在情報を登録しても良い。ここで詳細ヘルプファイルが特定できれば、アプリケーションファイルは、詳細ヘルプファイルに保持されるヘルプデータに基づいてヘルプ画面を表示する。
<ヘルプ表示の呼出し>
図2は本実施形態におけるアプリケーションプログラムからヘルプファイルを開く際のフローチャートである。図2の手順はアプリケーションプログラムにおいて、利用者がヘルプボタンを押すなどして、ヘルプファイルの読み出し及び表示を要求したこと(これをヘルプ要求と呼ぶ。)をきっかけにして開始される。その前提として、アプリケーションプログラムは実行されており、そのアプリケーションプログラムは、ヘルプボタンを含むユーザインターフェース画面を表示する。アプリケーションプログラムはこの条件を満たし、ヘルプ画面の要求に応じて図2の手順を実行するのであれば、文書処理や画像処理などどのような処理を行うものであっても構わない。また、便宜的にアプリケーションプログラムと読んでいるが、アプリケーションプログラムである必要もない。たとえばプリンタに固有の処理を行うためにプリンタドライバというソフトウエアモジュールがあり、プリンタドライバは広義にはオペレーティングシステムに属するプログラムである。しかし、プリンタドライバには、印刷設定をユーザに許すために、ユーザインターフェースを表示し、印刷設定のためのヘルプ表示を行う機能を有するものもある。このため、プリンタドライバはアプリケーションプログラムとは通常呼ばれることはないが、本発明を適用することができる。このように、ヘルプ画面情報に基づいてヘルプ画面を表示するためのコンピュータにて実行可能なプログラムに対して本発明を適用できる。本実施形態ではアプリケーションプログラムと対応する詳細ヘルプファイルについて説明するが、上述の通りアプリケーションには限られない。例えば、プリンタドライバであっても良い。
ハードディスク4内にインストールされている任意のアプリケーションプログラム(以下、アプリケーション)は実行されており、ヘルプ画面表示用のアクションボタン(以下ヘルプボタンと呼ぶ。)を含むダイアログ(ユーザインターフェース画面)を表示装置7に表示している。この状態でヘルプボタンが利用者に押下されると、図2の処理が開始される。なお、本願に記載のフローチャートにおける各ステップは図1に記載のホストコンピュータ内のCPU1により処理される。
まずハードディスク4内に、ヘルプ要求を受けた(すなわち表示しているユーザインターフェースのヘルプボタンが押された)アプリケーションプログラム(これを対象アプリケーションあるいは対象アプリケーションプログラムと呼ぶ。)は、該アプリケーションプログラムに対応した詳細ヘルプファイルが存在するか検索する(ステップS202)。詳細には、上述した通りアプリケーションプログラムには、対応する詳細ヘルプファイルの所在情報が登録されているレジストリフォルダ情報が設定されている。よって、アプリケーションプログラムは、設定されているレジストリフォルダ情報に登録されている詳細ヘルプファイルの所在情報を認識し、認識された所在情報に対応する位置に詳細ヘルプファイルが格納されているか否かを検索する。アプリケーションプログラムは、ステップS202によって検索された詳細ヘルプファイルを解析する。アプリケーションプログラムは、上述したアプリケーションファイル301の持つファイル識別子103と、詳細ヘルプファイル302の先頭に存在するファイル情報エリア105に記述された情報、即ち、ファイル識別子106とを基に、アプリケーションファイルに対応する詳細ヘルプファイルの検索を行う(ステップS203)。ステップS203で、対象アプリケーションプログラムのファイル情報エリア102に記述されたファイル識別子103と合致するファイル識別子106を持つ詳細ヘルプファイルがインストールされているか判定する。つまり、S203では、アプリケーションプログラムに対応する詳細ヘルプファイルのファイル識別情報と一致するファイル識別情報を有する詳細ヘルプファイルの有無を判定する。
該当する詳細ヘルプファイルがインストールされていれば、アプリケーションプログラムは、該当する詳細ヘルプファイル(これを該当詳細ヘルプファイルと呼ぶ。)のファイル情報エリア105に記述されたバージョン情報107を読み出す(ステップS204)。次に、アプリケーションプログラムは、ステップ204で読み出された該当詳細ヘルプファイルが持っているバージョン情報107が、対象アプリケーションのバージョン情報104に一致するか判定する(ステップS205)。詳細には、アプリケーションのバージョン情報および詳細ヘルプファイルのバージョン情報は図3のように格納されているため、アプリケーションプログラムが各ファイルのファイルバージョン104および107を参照することによりはS205の判定処理が可能となる。つまり、S203およびS205の処理により、アプリケーションプログラムと対応する、独立して導入される詳細ヘルプファイルの有無を判定することが可能となる。
ステップ205で対象アプリケーションと該当詳細ヘルプファイルのバージョン情報が一致すると判定された場合、すなわち両者の整合性が保たれていることが確認できた場合、アプリケーションプログラムは、該当詳細ヘルプファイルを開いて、その詳細ヘルプファイルに含まれるヘルプ画面情報の内容に基づいてヘルプ画面を表示装置7に表示する(ステップS206)。詳細には、図3に記載した詳細ヘルプファイルはハードディスク4に記憶されているため、アプリケーションプログラムが、記憶されている詳細ヘルプファイルからヘルプデータ108(ヘルプ画面情報)を読み出すことによりS206が実現される。なお、表示例を図4に示す。
図4において、表示枠401の内容が詳細ヘルプファイルの内容すなわちヘルプ画面領域である。表示枠402はアプリケーションプログラム(本例ではプリンタドライバ)のユーザインターフェースである。そのユーザインターフェース中にヘルプ要求用のアクションボタン(ヘルプボタン)402aが含まれている。利用者がヘルプボタン402aを押す(具体的にはボタン402aの領域をクリックする)ことがヘルプ要求である。それによって図2の手順が開始される。ヘルプ画面領域401には、プリンタドライバのユーザインターフェースのスクリーンショットが含まれる。このスクリーンショットは、たとえばユーザインターフェースの各領域の説明にリンクしたハイパーテキスト構造を持つ。このように、アプリケーションの持つ詳細ヘルプファイルのファイル情報102と一致するファイル情報105を持つ詳細ヘルプファイルがあれば、その詳細ヘルプファイルがアプリケーションに適合した詳細ヘルプファイルであると判断される。そしてその詳細ヘルプファイルの内容がヘルプ画面領域に表示される。つまり、S203およびS205により該当する詳細ヘルプファイルが有ると判定された場合、該当する詳細ヘルプファイルに含まれるヘルプ画面情報に基づいてヘルプ画面が表示される。
一方ステップS205で、該当詳細ヘルプファイルのファイルバージョン107が、対象アプリケーションのファイルバージョン104とが同一ではない、すなわち両ファイルが整合していないと判断された場合には、あらかじめ定めておいたエラー画面を表示する(ステップS207)。エラー画面によりユーザに対象アプリケーションに対応した詳細ヘルプファイルをインストールするように促す。図5にエラー画面の例を示す。なお、エラー画面として表示されるべき情報は、図3に記載したアプリケーションファイル301内に保持されている。また、本フローチャートではS205によりバージョン情報が一致しない場合にエラー画面を表示しているが、例えばバージョン情報が一致しない場合に、S208に進み簡易ヘルプファイルが存在すれば簡易ヘルプを表示しても構わない。つまり、S203およびS205の判定により、プログラムと対応するファイルの識別子およびファイルのバージョンと詳細ヘルプファイルのファイル識別子およびファイルのバージョンの少なくとも1つが異なると判定され、該当する詳細ヘルプファイルが無いと判定された場合、アプリケーションプログラムと共に導入される簡易ヘルプファイルに含まれるヘルプ画面情報に基づいてヘルプ画面が表示される。
図5においては、図4のヘルプ画面領域401に代わって、エラー画面領域501が表示されている。エラー画面には、対象アプリケーションに対応する適当な詳細ヘルプファイルがインストールされていない(または、存在していない旨(「適当な詳細ヘルプファイルがありません」)のメッセージや、適当な詳細ヘルプファイルの所在情報が表示される。
ステップS203で対象アプリケーションに対応した詳細ヘルプファイルが存在しないと判断された場合には、アプリケーションファイル301内に簡易ヘルプデータ101が存在するかどうかの判定をステップS208で行う。上述したようにアプリケーションファイル301は各エリアの有無を示す情報を含むヘッダ情報を保持している。よって、アプリケーションプログラムが、簡易ヘルプデータ101の有無を示すヘッダ情報などから、アプリケーションファイル内に簡易ヘルプデータ101があるか否かを判定することが可能である。
ステップS208で、対象アプリケーションのアプリケーションファイル301内に簡易ヘルプデータ101が存在すると判定された場合には、アプリケーションプログラムは、簡易ヘルプデータ101を読んで簡易ヘルプ画面を表示装置7に表示する(ステップS209)。図6にその表示例を示す。簡易ヘルプ表示領域601には、簡易ヘルプデータとして記述された情報が表示される。なおステップS209では、簡易ヘルプを表示するだけでなく、ユーザに詳細ヘルプファイルのインストールを促すメッセージを表示することも可能である。このメッセージを簡易ヘルプデータに含めておけばよい。
ステップS208で起動中のアプリケーション内に簡易ヘルプデータ101が存在しなかった場合には、システム(オペレーティングシステム)に用意されているメッセージを持つヘルプ画面を表示装置7に表示する(ステップS210)。ただし、このときに表示されるメッセージはシステムに依存したものとなる。図7にその表示例を示す。ヘルプ画面領域701にオペレーティングシステムから取得したメッセージが表示される。オペレーティングシステムがこのようなヘルプ画面を提供していなければ、ステップS210においてはステップS207と同様のエラー画面を表示することもできる。
なお、プリンタドライバの場合、例えばページ設定用画面や給紙設定用画面など目的ごとに異なる画面を用いて印刷設定を行うことができる。この場合、画面ごとにヘルプボタンを表示することができ、ヘルプボタンが選択された場合、図2に記載の判定処理(S2603およびS2605)が実行される。その結果、詳細ヘルプファイルがあると判定された場合、プリンタドライバは、プリンタドライバに対するヘルプ画面を呼び出すためヘルプボタンが選択された場合、ヘルプボタンと共に表示されていた表示画面情報を認識する。プリンタドライバは、認識した表示画面情報に基づいて、詳細ヘルプファイルから表示すべきヘルプ画面情報を特定し、特定されたヘルプ画面情報に基づいてヘルプ画面を表示する。また、簡易ヘルプファイルを表示する際も、同様の処理が実行される。
さらに、ヘルプ機能にはヘルプ情報を取得したい項目上で所定の操作(例えば右クリック)をすることにより、ヘルプファイルの表示を選択できる。この場合も、ヘルプファイルの表示が選択されることに応じて図2に記載の判定処理(S2603およびS2605)が実行される。その結果、詳細ヘルプファイルがあると判定された場合、プリンタドライバは、任意の項目に対するヘルプ画面を呼び出すためにヘルプボタンが選択された場合、任意の項目を認識する。そして、プリンタドライバは、詳細ヘルプファイルから認識した任意の項目に対応するヘルプ画面情報を特定して、特定された任意の項目に対するヘルプ画面情報に基づいてヘルプ画面を表示する。なお、簡易ヘルプファイルの場合も同様である。
このように、本願のヘルプボタンが選択されることに応じて、詳細ヘルプファイルが保存されているか否かを判定する。アプリケーションプログラムが、詳細ヘルプファイルが保存されていると判定した場合、ヘルプボタンが選択されていた際に表示されていたシートまたはどの項目を選択しながらヘルプ表示を行ったかを認識する。そして、アプリケーションプログラムは、認識したシートまたは項目に対応するヘルプデータを詳細ヘルプファイル(または簡易ヘルプファイル)から特定して表示することが可能となる。
以上の手順により、本実施形態に係る発明によれば、アプリケーションファイルにあらかじめ保存された詳細ヘルプファイルのファイル情報と一致するファイル情報を持つ詳細ヘルプファイルを、当該アプリケーションに対応付けて表示できる。また、アプリケーションが保持している詳細ヘルプファイルのファイル識別子(ファイル名)と一致する詳細ヘルプファイルであっても、ファイルバージョン(バージョン情報)が一致しなければ表示しない。このように対応する詳細ヘルプファイルが保持されていない場合、アプリケーションプログラムに含まれる簡易ヘルプファイル(またはエラー画面)が表示される。これにより、バージョンが一致しない場合、適切ではない詳細ヘルプファイルをアプリケーションに対応するものとして表示することによる、利用者の誤操作を防止すると共に、アプリケーションが有する簡易ヘルプファイルを用いて適切な情報を表示することが可能となる。または、アプリケーションプログラムに対応する適切な詳細ヘルプファイルのインストールを促すメッセージを表示することで、利用者に適切な詳細ヘルプファイルの導入を促すことができ、ユーザの操作性を向上することが可能となる。この場合、ユーザの所定の操作により、アプリケーションプログラムは、コンピュータに接続された情報処理装置(例えばサーバ)からプログラムに対応する詳細ヘルプファイルを導入することが可能となる。また、ユーザの所定の操作が無くとも、S203およびS205により該当する詳細ヘルプファイルがないと判定されることに応じて、詳細ヘルプファイルの導入処理を行っても構わない。また、以上の処理により表示されるヘルプ画面は、ホストコンピュータにより提供される出力機能を用いて表示される。
[実施形態2]
次に第2の実施形態を説明する。コンピュータシステムの構成については実施形態1と同様、図1に示すとおりである。本実施形態では、ヘルプボタンの指示がされた場合に詳細ヘルプファイルに応じてヘルプ画面の表示態様を代えるのではなく、ヘルプボタンの表示そのものを変えてしまう。
図9は本発明の実施形態2でのアプリケーションファイルと詳細ヘルプファイルのファイルの内部構成を示すブロック図である。
アプリケーションファイル901は、実行コードが格納されているプログラムエリア(110)、アプリケーションがヘルプ画面を表示する際に必要な詳細ヘルプファイルがハードディスクのどこに格納されているかが記された所在情報(111)から構成されている。なお、本実施形態2ではアプリケーションファイル901に、詳細ヘルプファイルの所在情報111が含まれていると記載したが、上述したように詳細ヘルプファイルの所在情報が登録されている所定のレジストリフォルダ情報が含まれていても良い。この場合、アプリケーションプログラムは、所在のレジストリフォルダを参照して登録されている所在情報の有無から、詳細ヘルプファイルの有無を判定する。しかし、本実施形態2では、アプリケーションファイル901が詳細ヘルプファイルの所在情報を含んでいるものとして説明する。
詳細ヘルプファイル902はヘルプ画面を表示するために必要なデータが格納されているヘルプデータエリア(113)から構成されている。レジストリファイル903は、アプリケーションがヘルプ画面を表示する際に必要な詳細ヘルプファイルがハードディスクのどこに格納されているかを示す所在情報(112)を含む。アプリケーションプログラムがインストールされた場合に、そのアプリケーションプログラムに対応するレコードが、そのアプリケーションに係る情報を記録するためにレジストリに登録されている。
アプリケーションプログラムとそれに対応する詳細ヘルプファイルがともに適切にインストールされた場合、アプリケーションプログラムが持つ詳細ヘルプファイルの所在情報111と、そのアプリケーションに関連づけてレジストリとに登録された詳細ヘルプファイルの所在情報112は、互いに同じ内容となるはずである。すなわち、各々が持っている詳細ヘルプファイルの格納位置を記した所在情報(位置情報)111および112は、アプリケーションと詳細ヘルプファイルとを対応づける情報である。
このようにアプリケーションファイルは、対応する詳細ヘルプファイルの所在情報を含めて作成されている。そしてアプリケーションプログラムに対応する詳細ヘルプファイルは、対応するアプリケーションファイルに含まれる所在情報が示す場所にインストールされる必要がある。インストール場所はインストーラによりあらかじめ決めた場所とすることができるので、利用者はインストール場所を知っている必要はない。これらの条件が満たされていれば、アプリケーションと詳細ヘルプファイルとの対応関係がある(すなわち整合する)と判定される。なお所在情報112の保存先はレジストリとは限られず、アプリケーションと関連づけられており、詳細ヘルプファイルのインストール時とアプリケーションの実行時とにおいて特定可能な場所であればよい。また。ユーザが任意の記憶領域を選択して、詳細ヘルプファイルを保存した場合には、アプリケーションが有する詳細ヘルプファイルの所在情報とは異なる位置に詳細ヘルプファイルがインストールされる。この場合には、上述した実施例1のように、アプリケーションプログラムが有する詳細ヘルプファイルの所在情報が格納されている所定の記憶領域であるレジストリフォルダ領域を参照して、詳細ヘルプファイルの所在情報を確認する。
本実施形態では、詳細ヘルプファイル単体をハードディスク内にインストールした際には、詳細ヘルプファイルがインストールされた場所に対応したファイルパス情報を、詳細ヘルプファイルの所在情報として、アプリケーションファイルに関連づけられた所定の記憶領域(本例ではレジストリのアプリケーションに関連づけられた箇所)に登録する。これにより、レジストリ903に詳細ヘルプファイルの所在情報112が登録される。
図8は実施形態2におけるアプリケーションプログラムによる処理手順のフローチャートである。実行中のアプリケーション(これを対象アプリケーションと呼ぶ。)のメニューからユーザの操作で、あるいは対象アプリケーションの起動によってダイアログ(ユーザインターフェース)のオープン要求が発生する。図8はこの時点から開始される。
アプリケーションプログラムは、ハードディスク内のレジストリに対象アプリケーションに関連づけて記録されている詳細ヘルプファイルの所在情報(以下ファイルパスと呼ぶ。)112を検索する(ステップS212)。アプリケーションプログラムが、対応するレジストリのレコードに詳細ヘルプファイルの所在情報112が存在すると判定した場合、その所在情報112が、対象アプリケーションファイル901が持つ詳細ヘルプファイルの所在情報111と一致するか判定する。アプリケーションプログラムは、この条件を満たす詳細ヘルプファイルの所在情報112の有無をステップS213にて判定する。
ステップS213において詳細ヘルプファイルの所在情報112が有ると判定された場合には、アプリケーションプログラムは、対象アプリケーションに対応する詳細ヘルプファイルがインストールされていると判定できる。逆に、見つからなければ詳細ヘルプファイルはインストールされていないと判定できる。
しかしながらS213にて判定した処理は、詳細ヘルプファイルの所在情報112の有無であり、実際に対象アプリケーションに対応する詳細ヘルプファイルが存在するか否かは不明である。よってアプリケーションプログラムは、ステップS214において、詳細ヘルプファイルの所在情報で示されるファイルパス先に詳細ヘルプファイルが記憶されているか否かを判定する。存在すれば、当該詳細ヘルプファイルが、対象アプリケーションに対応する詳細ヘルプファイルであると判定される。なお、所在情報にファイル名を含めておけば、ひとつのフォルダに複数のファイルがあってもそのうちのひとつを特定できる。本実施形態では所在情報にはファイル名を含むものとする。つまり、S213およびS214の処理により、アプリケーションプログラムは、当該アプリケーションプログラムに対応するヘルプファイルのファイル識別情報と一致するファイル識別情報を有するヘルプファイルの有無を判定することが可能となる。
ステップS214の判定で存在すると判定された場合、アプリケーションプログラムは、対象アプリケーションにおいて、オープン使用としているダイアログ画面上にヘルプ画面を表示させるためのアクションボタン(すなわちヘルプボタン)の追加要求を行う(ステップS215)。そして、図10のようにアクションボタン120を持ったダイアログを表示する(ステップS217)。
つまり、S214によりアプリケーションファイルに対応する詳細ヘルプファイルがあると判定された場合、ヘルプ画面を呼び出すためのヘルプボタンを含むユーザインターフェース画面を表示する。ステップS215およびS217は、対象アプリケーションの実行環境を形成するオペレーティングシステムの仕様にしたがって処理が行われる。利用者が、表示されたアクションボタン120を押下すると、対象アプリケーションは表示要求に応じたヘルプ画面を表示する。
ステップS213もしくはステップS214で該当する所在情報もしくは詳細ヘルプファイルが見いだせない場合には、対象アプリケーションに対応する詳細ヘルプファイルが無いと判断される。その場合には、アプリケーションプログラムは、オープンしようとするダイアログ上にヘルプ画面を表示させないため、アクションボタン(ヘルプボタン)の削除要求を行う(ステップS216)。そして、図11のようにアクションボタン120のないダイアログを表示する(ステップS217)。このため利用者はヘルプ画面を表示させることができない。つまり、S214により、該当するヘルプファイルが無いと判定された場合、ヘルプ画面を呼び出すためのヘルプボタンを選択させないようにユーザインターフェース画面を表示する。なお、ヘルプボタンを選択させないようにユーザインターフェース画面を表示するとは、上述したようにヘルプボタンを表示しない場合だけでなく、ヘルプボタンをグレーアウトして選択させないようにする場合も含まれる。
以上のようにして本実施形態では、アプリケーションに対応する適当な詳細ヘルプファイルがインストールされていない場合には、アプリケーションのユーザインターフェースにヘルプボタンを表示しない。これにより利用者は、誤った詳細ヘルプファイルの参照を防止することが可能となり、誤った詳細ヘルプファイルを用いることにより生じる問題(例えば誤操作)を防止できる。また、実施例2に記載のヘルプファイルとは、アプリケーションプログラムとは独立して導入される詳細ヘルプファイルである。なお、実施形態2により生成されたユーザインターフェース画面は、ホストコンピュータにより提供される出力機能を用いて表示される。
[変形例1]
実施形態2においては、詳細ヘルプファイルのパス情報を詳細ヘルプファイルのインストール時にレジストリに登録している。これに対して本変形例ではレジストリを用いず、詳細ヘルプファイルが、詳細ヘルプファイル自身のパス情報を持つ。そして、アプリケーションにおいてヘルプ表示が要求された場合、まず対象アプリケーションのアプリケーションファイルに保持されているパス情報を参照して、そのパス情報と一致する詳細ヘルプファイルを検索する。該当ファイルが有ればアプリケーションのユーザインターフェースにはヘルプボタンが表示される。一致しなければ該当する詳細ヘルプファイルはないと判定され、ヘルプボタンはユーザインターフェース上に表示されない。
さらに、対象アプリケーションは、アプリケーションファイルに保持されているパス情報と、詳細ヘルプファイル自身が持つパス情報とを照合してもよい。その場合には、照合したパス情報が一致すれば、当該詳細ヘルプファイルが対象アプリケーションに対応する詳細ヘルプファイルと判定され、アプリケーションのユーザインターフェースにはヘルプボタンが表示される。一致しなければ該当する詳細ヘルプファイルはないと判定され、ヘルプボタンはユーザインターフェース上に表示されない。
あるいは、実施形態1のようにヘルプボタンの押下に応じて上記判定を行う場合には、該当する詳細ヘルプファイルを、当該対象アプリケーションに対応する詳細ヘルプファイルとして開き、内容を表示する。パス情報で示されるファイルがなければ、該当する詳細ヘルプファイルはないと判定される。後述する変形例3に示すように、詳細ヘルプファイルをダウンロードしてインストールすることも出来る。
[変形例2]
本発明の上記実施形態の第1の変形例を示す。先の実施形態では、アプリケーションが表示しているダイアログ上からヘルプ画面を表示させようとしたときのヘルプ画面表示システムおよびその制御方式について説明した。ヘルプ画面に表示するための電子マニュアルにはアプリケーションのUIのスクリーンショットが記載されることが多い。電子マニュアルとアプリケーションのバージョンが異なる場合に限って、アプリケーションのUIが古い場合には新しいアプリケーションが入手可能と判断する。この判断によりアプリケーションプログラムは、ユーザにアプリケーションのバージョンアップを促すためのメッセージを表示することもできる。また、電子マニュアルが古いと判断された場合には、アプリケーションプログラムは新しい電子マニュアルを入手する旨のメッセージを表示することもすることが可能になる。
さらに、先の実施形態では、電子マニュアルが存在しなかったり、バージョンが古いものを使用している場合のヘルプ画面表示システムおよびその制御方式として記述されている。例えば、新しい電子マニュアルが存在しない場合に、起動しているアプリケーションのUIを開いたタイミングで「新しいものを入手しますか」というようなメッセージを表示させた後に自動ダウンロードして最新のものを入手することも可能である。
また、もしプログラムのバージョンの方が古ければプログラムファイルの方をダウンロードすることもできる。この場合には、ダウンロードしたプログラムを、一旦当該プログラムを終了してからインストールすることが必要である。その後初めて新たなプログラムが利用可能となり、詳細ヘルプファイルのバージョンとプログラムのバージョンとが一致する。 図12にその手順の一例を示す。図12は図2と同様のタイミングで起動され、同様の工程には同じ符号を付した。したがって図2と同じ工程の説明は省略する。
ステップS205において、アプリケーションプログラムは、詳細ヘルプファイルのバージョン情報と、対象アプリケーションファイルのもつ詳細ヘルプファイルのバージョン情報とが一致しないと判定された場合、ステップS1201に分岐する。ステップS1201では、アプリケーションプログラムが、アプリケーションのファイルバージョン107よりも詳細ヘルプファイルの持つバージョン107の方が旧いか否か判定する。詳細にはアプリケーションプログラムが、アプリケーションファイルの持つファイルバージョン104と詳細ヘルプファイルの持つファイルバージョン107を比較することにより、S1201の判定が可能となる。
詳細ヘルプファイルのバージョン情報107の方が古ければ、アプリケーションプログラムは、ステップS1203で、詳細ヘルプファイルをコンピュータが接続されたネットワークを介してアプリケーションプログラムや詳細ヘルプファイルを統合的に管理しているサーバ装置からダウンロードする。もちろんこの工程には、利用者に確認を促す工程などが含まれる。一方、詳細ヘルプファイルのバージョン情報107の方が新しいと判定されれば、ステップS1202で、アプリケーションプログラムは、アプリケーションファイルを、コンピュータが接続されたネットワークを介して上述したサーバ装置からダウンロードする。なお、ダウンロードされたファイルはハードディスク4に記憶される。
またステップS208において簡易ヘルプが無いと判定された場合にも、アプリケーションプログラムは、ステップS1203に進んで詳細ヘルプファイルのダウンロードを行う。
このようにして、アプリケーションか詳細ヘルプファイルか、いずれか新しいバージョンに合わせてファイルを更新することで、アプリケーションとヘルプとを上位バージョンにて整合することが可能となる。つまり、変形例2では、ファイル識別情報に含まれるファイルの識別子とファイルのバージョンとについて、アプリケーションプログラムに対応する詳細ヘルプファイルのファイル識別情報と一致するファイル識別情報を有する詳細ヘルプファイルの有無を判定する。そして、対応する詳細ヘルプファイルがあり、ファイルの識別子が一致し、かつ、ファイルのバージョンが一致しない場合には、アプリケーションプログラムまたは詳細ヘルプファイルのバージョン情報を比較する。この比較処理によりバージョン情報が古いと判定されたアプリケーションプログラムまたは詳細ヘルプファイルのいずれか一方を、ホストコンピュータに接続された情報処理装置(サーバ)から導入することが可能となる。
[変形例3]
実施形態1と実施形態2とを組み合わせることもできる。実施形態2では詳細ヘルプファイルの所在情報を、アプリケーションと詳細ヘルプファイルとの対応付けの判定のために利用しているが、実施形態1のようにファイル識別子とバージョン情報とに基づいて判定することもできる。もちろんその逆に、実施形態1において、ファイル識別子とバージョン情報との代わりに詳細ヘルプファイルの所在情報を用いることも出来る。ただしこの場合にはバージョン情報を比較することはない。そこで、所在情報が一致するアプリケーションファイルと詳細ヘルプファイルがない場合には、対応する詳細ヘルプファイルがない旨のエラーメッセージを表示する。
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体およびプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。

Claims (6)

  1. ヘルプ画面情報に基づいてヘルプ画面を表示するためのコンピュータにて実行可能なプログラムであって、
    プリンタドライバに対応するヘルプファイルのファイル識別情報と一致するファイル識別情報を有するヘルプファイルの有無を判定する判定手段と、
    前記判定手段により該当するヘルプファイルが有ると判定された場合、ヘルプ画面を呼び出すためのユーザ操作領域を含むユーザインターフェース画面を表示し、前記判定手段により該当するヘルプファイルが無いと判定された場合、ヘルプ画面を呼び出すためのユーザ操作領域を選択させないようにユーザインターフェース画面を表示するための表示制御手段と
    してコンピュータを機能させるためのプログラム。
  2. 前記ヘルプファイルは、前記プリンタドライバとは独立して導入される詳細ヘルプファイルであることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. ヘルプ画面情報に基づいてヘルプ画面を表示する情報処理装置であって、
    プリンタドライバに対応するヘルプファイルのファイル識別情報と一致するファイル識別情報を有するヘルプファイルの有無を判定する判定手段と、
    前記判定手段により該当するヘルプファイルが有ると判定された場合、ヘルプ画面を呼び出すためのユーザ操作領域を含むユーザインターフェース画面を表示し、前記判定手段により該当するヘルプファイルが無いと判定された場合、ヘルプ画面を呼び出すためのユーザ操作領域を選択させないようにユーザインターフェース画面を表示するための表示制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記ヘルプファイルは、前記プリンタドライバとは独立して導入される詳細ヘルプファイルであることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 判定手段と表示制御手段とを備えた情報処理装置においてヘルプ画面情報に基づいてヘルプ画面を表示する情報処理方法であって、
    判定手段が、プリンタドライバに対応するヘルプファイルのファイル識別情報と一致するファイル識別情報を有するヘルプファイルの有無を判定する判定工程と、
    表示制御手段が、前記判定工程により該当するヘルプファイルが有ると判定された場合、ヘルプ画面を呼び出すためのユーザ操作領域を含むユーザインターフェース画面を表示し、前記判定工程により該当するヘルプファイルが無いと判定された場合、ヘルプ画面を呼び出すためのユーザ操作領域を選択させないようにユーザインターフェース画面を表示するための表示制御工程と
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  6. 前記ヘルプファイルは、前記プリンタドライバとは独立して導入される詳細ヘルプファイルであることを特徴とする請求項5に記載の情報処理方法。
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