JP2009160009A - 電気掃除機の吸込口体および電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機の吸込口体および電気掃除機 Download PDF

Info

Publication number
JP2009160009A
JP2009160009A JP2007339121A JP2007339121A JP2009160009A JP 2009160009 A JP2009160009 A JP 2009160009A JP 2007339121 A JP2007339121 A JP 2007339121A JP 2007339121 A JP2007339121 A JP 2007339121A JP 2009160009 A JP2009160009 A JP 2009160009A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction port
vacuum cleaner
brush
cleaning body
rotary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007339121A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeyuki Ichino
雄之 市野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp
Toshiba Home Appliances Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp, Toshiba Home Appliances Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2007339121A priority Critical patent/JP2009160009A/ja
Publication of JP2009160009A publication Critical patent/JP2009160009A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Nozzles For Electric Vacuum Cleaners (AREA)

Abstract

【課題】吸込口体に設けられた回転ブラシによって掻きあげられた塵埃を効率よく、確実に接続管の開口に案内して掃除することが可能な電気掃除機の吸込口体および電気掃除機を提案する。
【解決手段】被掃除面に対向する底面に吸込口30を備えた本体ケース20と、吸込口30に臨んで本体ケース20に形成された回転清掃体室28内に回動可能に設けられ、被掃除面に接地されて被掃除面を清掃する第1回転ブラシ25と、第1回転ブラシを回転させるモータ37と、被掃除面と第1回転ブラシ25とから離間され、第1回転ブラシ25の回転軸中心よりも被清掃面から離間された回転軸中心を有し、回転清掃体室28内に回動可能に設けられた第2回転ブラシ26とを備える。
【選択図】 図6

Description

本発明は、本体ケースに回動可能に設けられ被掃除面に接地して被掃除面を清掃する回転清掃体を有する電気掃除機の吸込口体およびこれを備えた電気掃除機に関する。
特許文献1には、従来の電気掃除機の吸込口体として互いに回転軌道をオーバラップさせた回転ブラシを有する吸込口体が記載されている。
この吸込口体は、横長の本体ケースと、この本体ケースの後部に突設され延長管に接続されて連通される接続管とを備える。本体ケースの下部には、横長の吸込口が形成される。この吸込口には、回転清掃体としての回転ブラシが前側に設けられ、この回転ブラシを掃除する回転体が後側に設けられた回転清掃体室が連通される。前側の回転ブラシは、両端部が本体ケースに回動可能に軸支された略円筒状のブラシ台と、このブラシ台の外周面から突設されたブラシ毛などの清掃部材とを有する。この清掃部材の先端部は被掃除面としての床面に接触される。他方、後側の回転体は、両端部が本体ケースに回動可能に軸支された略円筒状の回転体台と、この回転体台の外周面から突設されたブレード部材とを有する。このブレード部材の先端部は被掃除面としての床面から離間されるとともに、回転ブラシの回転軌道にオーバラップさせて設けられ、回転ブラシの回転方向とは反対方向に回転するよう構成される。
この吸込口体は、回転ブラシの回転によって床面の塵埃を掻き出して吸込口から吸い込むとともに、回転ブラシの清掃部材の先端と回転体のブレード部材の先端とを互いに反対方向に回転させて衝突させることによって、清掃部材の先端部などに絡み付いた糸ごみなどの塵埃を落とすように構成される。
特開2007−252644号公報
特許文献1に記載の従来の電気掃除機の吸込口体では、本体ケースの後部に突設され延長管に連通される接続管の開口径長さは、横長の本体ケースに設けられた回転ブラシの軸方向長さよりも小さく形成される。したがって、回転ブラシは、接続管の開口に対向する幅領域と、接続管の開口に対向しない幅領域とを有する。すなわち、回転ブラシがその全幅に亘って被清掃面から掻きあげた塵埃は、回転ブラシに対向する接続管の開口に直接的に案内される塵埃と、回転清掃体室内に作用する負圧によって回転清掃体室の幅方向に沿って吸い込まれて接続管の開口に案内される塵埃とに分けられる。しかし、回転ブラシに掻きあげられた塵埃は、回転ブラシによって掻きあげられる際に付与される慣性力と回転清掃体室内に作用する負圧による吸込力との差によっては、接続管の開口に確実に案内されず、回転清掃体室の内壁に付着して滞留する恐れがある。この塵埃の滞留は、負圧の作用が弱くなる回転清掃体室内の幅方向の両端部付近で顕著である。
また、例えば吸込口体が移動するとき、吸込口体に対して前進駆動力を作用させる方向に回転ブラシが回転する場合には、回転体は回転ブラシの反対方向に回転されるため、回転体によって回転ブラシに付着した塵埃が掻きとられると、掻きとられた塵埃は吸込口体の前方向へ慣性力を付与される。したがって、回転体によって回転ブラシから掻きとられた塵埃は、接続管の開口とは反対の方向へ慣性力を付与される。すなわち、回転体によって回転ブラシから掻きとられた塵埃は、回転体によって掻きとられる際に付与される慣性力と回転清掃体室内に作用する負圧による吸込力との差によっては、接続管の開口に確実に案内されず、回転清掃体室の内壁に付着して滞留する恐れがある。この塵埃の滞留は、回転ブラシの全幅に亘って生じる。
本発明は、吸込口体に設けられた回転ブラシによって掻きあげられた塵埃を効率よく、確実に接続管の開口に案内して掃除することが可能な電気掃除機の吸込口体および電気掃除機を提案する。
前記の課題を解決するため本発明では、被掃除面に対向する底面に吸込口を備えた本体ケースと、前記吸込口に臨んで前記本体ケースに回動可能に設けられ、前記被掃除面に接地されて被掃除面を清掃する第1回転清掃体と、前記第1回転清掃体を回転させる駆動部と、前記被掃除面と前記第1回転清掃体とから離間され、前記第1回転清掃体の回転軸中心よりも被清掃面から離間された回転軸中心を有し、前記本体ケースに回動可能に設けられた第2回転清掃体とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、吸込口体に設けられた回転ブラシによって掻きあげられた塵埃を効率よく、確実に接続管の開口に案内して掃除することが可能な電気掃除機の吸込口体および電気掃除機を提供することができる。
本発明に係る電気掃除機の吸込口体および電気掃除機の実施形態について添付図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
本発明に係る電気掃除機の吸込口体および電気掃除機の第1実施形態について、図1から図8を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の外観を示した図である。
図1に示すように、電気掃除機1は、掃除機本体2と、集塵ホース3と、手元操作管4と、延長管5と、吸込口体6とを備える。
掃除機本体2は、その内部に電動送風機7を備える。電動送風機7は、商用電源を供給するコンセント(図示省略)に接続された電源コード8によって給電される。電動送風機7の前方には、掃除機本体2に形成された集塵室10内に集塵袋11が設けられる。掃除機本体2の前部には接続口2aが穿設されており、掃除機本体2の外側と集塵室10とを連通可能としている。集塵袋11は、掃除機本体2の上面に開閉可能に設けられた蓋体13によって集塵室10内に着脱可能に収容される。また、集塵袋11は、電動送風機7の駆動によって作用する負圧によって吸込口体6から延長管5と手元操作管4と集塵ホース3とを介して吸込まれた空気から塵埃を分離する。
集塵ホース3は、管状に形成され、可撓性を有し、下流側端部が接続口2aに着脱可能に接続される。集塵ホース3の上流側端部には、手元操作管4の下流側端部が一体的に形成される。手元操作管4は、上流側端部が延長管5の下流側端部と着脱可能に接続される。手元操作管4の下流側端部付近には、集塵ホース3に接続される部分とは別に、手元操作管4から枝状に分けられて形成された握り部15を有する。
握り部15は、使用者が掃除の際に把持して延長管5や吸込口体6を操作する部分である。握り部15の基端側は、手元操作管4と一体的に設けられ、手元操作管4の下流方向に延設される。握り部15の上面部には、掃除機本体2の電動送風機7などの駆動状態を所定の状態に設定する複数の設定ボタン15aが設けられる。
延長管5の上流側端部には、吸込口体6が着脱可能に接続される。延長管5の下流側端部には、前記集塵ホース3が着脱可能に接続される。
電力が供給された電気掃除機1は、手元操作管4の設定ボタン15aが使用者によって設定されると、掃除機本体2に収容された電動送風機7を駆動させて掃除機本体2内に吸込負圧を発生させる。この吸込負圧によって吸込口体6の底面に形成された吸込口(図示省略)から塵埃を含んだ空気が吸い込まれ、吸込口体6から延長管5、手元操作管4、集塵ホース3を介して、掃除機本体2の集塵室10内の集塵袋11に塵埃が集塵される。
図2は、本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の吸込口体を示した平面図である。
図2に示すように、吸込口体6は、横長の本体ケース20と、接続管21とから構成される。接続管21には、延長管5が着脱可能に接続される。
なお、説明を容易にするために以下、図2に示す姿勢を基本姿勢とし、吸込口体6に延長管5が接続される接続管21を後部、これに対向する側を前部とし、さらに前部から後部を見た状態で上下および左右の方向説明を行う。
本体ケース20の上面は、後部に設けられた上ケース22と、前部に着脱自在に設けられた上蓋体23とから構成される。
図3は、本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の吸込口体を示した斜視図である。
また、図3は、吸込口体6の本体ケース20の上前部を着脱自在に覆う上蓋体23が取り外された状態が示された図である。
図3に示すように、本体ケース20は、上側が開放された下ケース24と、下ケース24の上後部に設けられた上ケース22と、下ケース24の上前部に着脱自在に設けられた上蓋体23とを備える。
本体ケース20の上蓋体23に覆われる前部には、第1の回転清掃体としての第1回転ブラシ25と、第2の回転清掃体としての第2回転ブラシ26とが収容される回転清掃体室28が形成される。第1回転ブラシ25と第2回転ブラシ26との回転軸は、吸込口体6の幅方向に向けられて構成される。
第1回転ブラシ25は、回転清掃体室28の前下側に偏位させて軸支される。第2回転ブラシ26は、回転清掃体室28の後上側に偏位させて軸支される。すなわち、第2回転ブラシ26の回転軸中心は、第1回転ブラシ25の回転軸中心よりも床面などの被清掃面から離間させて設けられる。第1回転ブラシ25と第2回転ブラシ26とは、上蓋体23を取り外すと外部に露出する。
回転清掃体室28は、下ケース24の下面に形成された吸込口30に連通される。また、回転清掃体室28は、本体ケース20の後部に設けられた接続管21に連通される。本体ケース20内に回転清掃体室28を区画する壁部は、下ケース24の吸込口30の縁部に沿って上方に突出させて形成され、平断面視で吸込口体6の幅方向に長辺を有する略長方形の下壁部32と、下壁部32に対応させて上蓋体23内に下方に突出させて形成された上壁部(図示省略)とが組み合わされて構成される。
吸込口30は、本体ケース20の幅方向に沿って長辺を有する横長矩形状に形成され、本体ケース20の走行方向の前側に偏位した位置に設けられる。
本体ケース20の側部には、第1回転ブラシ25と第2回転ブラシ26とを回動可能に軸支する軸受け33が収容される軸支室34、35が形成される。軸支室34、35は、上蓋体23と下ケース24との外壁と回転清掃体室28の壁部とで区画されて形成される。
下ケース24の下壁部32のうち吸込口体6の前後方向へ延設された右区画リブ32aと、左区画リブ32bとには、回転清掃体室28と軸支室34、35とが連通され、第1回転ブラシ25と第2回転ブラシ26との軸部が挿通される切り欠き32c、32dが形成される。
右区画リブ32aの後端には、下壁部32のうち吸込口体6の幅方向へ延設された右後区画リブ32eの一端が一体的に形成される。右後区画リブ32eの他端は、接続管21の接続開口21aに接続される。
左区画リブ32bの後端には、下壁部32のうち吸込口体6の幅方向へ延設された左後区画リブ32fの一端が一体的に形成される。左後区画リブ32fの他端は、接続管21の接続開口21aに接続される。
軸支室34は、上ケース22と下ケース24とで形成され、第1回転ブラシ25を駆動させるモータ37が収容された駆動部室38に連通される。
モータ37は、その回転軸にモータ軸プーリ(図示省略)が設けられる。第1回転ブラシ25の軸部に形成された第1の従動体である回転ブラシプーリ40とモータ軸プーリとにベルト41が巻き掛けられて駆動力が伝達される。モータ37と回転ブラシプーリ40とから第1回転ブラシ25の駆動部が構成される。
第1回転ブラシ25に伝達された駆動力は、第1回転ブラシ25に設けられた第2の従動体である回転ブラシプーリ42と、第2回転ブラシ26に設けられた第3の従動体である回転ブラシプーリ44とにベルト43が巻き掛けられて伝達される。本実施形態に係る吸込口体6では、第1回転ブラシ25に設けられた回転ブラシプーリ42と、第2回転ブラシ26に設けられた回転ブラシプーリ44とは回転清掃体室28内に位置する軸部に設けられるが、それぞれの回転ブラシプーリ42、44を軸支室34または軸支室35に収容される軸部に構成することでも良い。回転ブラシプーリ42と、ベルト43と、回転ブラシプーリ44とから駆動力伝達部が構成される。
回転清掃体室28に回動可能に設けられた第1回転ブラシ25は、軸部材としての略細長円柱状の回転ブラシ軸体46と、回転ブラシ軸体46の外周面に螺旋状に取り付けられた清掃部材としての複数、例えば2つのブラシ部47と、回転ブラシ軸体46の外周面に螺旋状に取り付けられた清掃部材としての複数、例えば2つのブレード部48とを有する。
ブラシ部47は、例えば合成樹脂などで形成されたブラシ毛を複数本ずつ束ねて植毛することによって形成され、回転ブラシ軸体46の外周面から回転ブラシ軸体46の軸方向に沿って螺旋状に、かつ、回転ブラシ軸体46の径方向に向けて壁状に突出している。
ブレード部48は、例えば弾性を有する軟質の合成樹脂などにより形成され、先端部に向けて肉厚となるように形成され、回転ブラシ軸体46の外周面から回転ブラシ軸体46の軸方向に沿って螺旋状に、かつ、回転ブラシ軸体46の径方向に向けて壁状に突出される。
回転清掃体室28に回動可能に設けられた第2回転ブラシ26は、軸部材としての略細長円柱状の回転ブラシ軸体46と、回転ブラシ軸体46の外周面に螺旋状に取り付けられた清掃部材としての複数、例えば4つのブラシ部49とを有する。
ブラシ部49は、例えば合成樹脂などで形成されたブラシ毛を複数本ずつ束ねて植毛することにより形成され、回転ブラシ軸体46の外周面から回転ブラシ軸体46の軸方向に沿って螺旋状に、かつ、回転ブラシ軸体46の径方向に向けて壁状に突出される。
すなわち、第1回転ブラシ25と第2回転ブラシ26とは、それぞれ性質の異なる清掃体を有する回転清掃体である。
第1回転ブラシ25と第2回転ブラシ26との回転ブラシ軸体46の両端部には、軸支室34、35に着脱可能に収容された円筒状の軸受け33が嵌着される。軸受33は、回転ブラシ軸体46を回動可能に軸支する。
図4は、本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の吸込口体を示した平断面図である。
図4に示すように、吸込口体6の本体ケース20内には、下ケース24の下面に開口された吸込口30の縁部に沿って形成され、第1回転ブラシ25と第2回転ブラシ26とが収容される回転清掃体室28と、回転清掃体室28の右側方に形成され、第1回転ブラシ25と第2回転ブラシ26との一端が軸支される軸支室34と、回転清掃体室28の左側方に形成され、第1回転ブラシ25と第2回転ブラシ26との他端が軸支される軸支室35と、第1回転ブラシ25の駆動力を生じるモータ37が収容された駆動部室38と、モータ37の駆動を制御する制御部52が収容された制御部室53とが設けられる。
本体ケース20の後部中央には、接続管21が上下に回動可能に、かつ吸込口体6の前後方向の中央軸周りに回動可能に軸支される。
第1回転ブラシ25は、吸込口30を臨み、回転清掃体室28の前下側に偏位させて軸支される。第2回転ブラシ26は、回転清掃体室28の後上側に偏位させて軸支される。
回転清掃体室28は、本体ケース20の後部中央域に設けられた接続管21に連通される。
軸支室34は、第1回転ブラシ25を駆動させるモータ37が収容された駆動部室38に連通される。モータ37の回転軸に設けられたモータ軸プーリ51と、第1回転ブラシ25に設けられた回転ブラシプーリ40とにベルト41が巻き掛けられ、ベルト41によってモータ37の駆動力が第1回転ブラシ25に伝達される。
駆動部室38は、回転清掃体室28の右後方に配設される。制御部室53は、回転清掃体室28の左後方に配設される。すなわち、回転清掃体室28の後方には、中央部に接続管21が接続され、右部には駆動部室38が形成され、左部には制御部室53が形成されて並設される。
図5は、本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の吸込口体を示した縦断面図である。
また、図5は、吸込口体の幅方向の略中央位置における縦断面図である。
図5に示すように、吸込口体6の本体ケース20は、上側が開放された下ケース24と、下ケース24の上後部に設けられた上ケース22と、下ケース24の上前部に着脱自在に設けられた上蓋体23とを備える。
本体ケース20の前部には、第1の回転清掃体としての第1回転ブラシ25と、第2の回転清掃体としての第2回転ブラシ26とが収容される回転清掃体室28が形成される。
第1回転ブラシ25は、回転清掃体室28の前下側に偏位させて軸支される。また、第1回転ブラシ25は、吸込口体6を接地させた状態で先端部が床面に接触せず、カーペットなどの起毛状の床面を掃除するのに適している。第1回転ブラシ25が回転すると、ブレード部48によって床面の起毛から塵埃が叩き出され、ブラシ部47によって叩き出された塵埃が吸込口30から回転清掃体室28内へ掻き入れられる。
第2回転ブラシ26は、回転清掃体室28の後上側に偏位させて軸支される。第1回転ブラシ25と第2回転ブラシ26とは離間され、各々の外周が相互に干渉しあわないように設けられる。
回転清掃体室28に連通される接続管21には、清掃面である床面から第2回転ブラシ26の回転ブラシ軸体46の中心までの高さH1よりも高い位置H2まで接続開口55が形成される。
図6および図7は、本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の吸込口体を示した縦断面図である。
また、図6および図7は、吸込口体の幅方向の略右端近傍位置における縦断面図である。なお、図6および図7では、回転清掃体室28の右端部に位置する右区画リブ32aを省略して示している。
図6および図7に示すように、吸込口体6は、回転清掃体室28に収容された第1回転ブラシ25と第2回転ブラシ26との位置を交換して収容することが可能である。
第1回転ブラシ25に設けられた回転ブラシプーリ40と、第2回転ブラシ26に設けられた回転ブラシプーリ40Aとは略同径に形成される。したがって、モータ37に設けられたモータ軸プーリ51と回転ブラシプーリ40との間に掛けられたベルト41は、モータ軸プーリ51と回転ブラシプーリ40Aとの間にも巻き掛けられる。
モータ37の回転軸は、実線矢ωの方向へ回転する。すなわち、モータ37に設けられたモータ軸プーリ51と第1回転ブラシ25に設けられた回転ブラシプーリ40との間に掛けられたベルト41によって、第1回転ブラシ25は吸込口体6を前進させる方向に回転する。そうすると、第1回転ブラシ25に設けられた回転ブラシプーリ42と、第2回転ブラシ26に設けられた回転ブラシプーリ44との間に掛けられたベルト43によって、第2回転ブラシ26は第1回転ブラシ25と同じ方向へ回転する。すなわち、モータ37の回転軸と、第1回転ブラシ25と、第2回転ブラシ26とは、実線矢ωの方向へ回転する。
また、図7に示すように、第2回転ブラシ26は、回転清掃体室28の前下側に偏位させて軸支されると、吸込口体6を接地させた状態で第2回転ブラシ26の先端部が床面に接触し、フローリングなどの平坦な床面を掃除するのに適している。第2回転ブラシ26が回転すると、ブラシ部49によって床面から塵埃が掻きあげられ、掻きあげられた塵埃が吸込口30から回転清掃体室28内へ掻き入れられる。
第1回転ブラシ25は、回転清掃体室28の後上側に偏位させて軸支される。第1回転ブラシ25と第2回転ブラシ26とは離間され、各々の外周が相互に干渉しあわないように設けられる。
図8は、本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の吸込口体を示した縦断面図である。
また、図8は、吸込口体の幅方向の略右端近傍位置における縦断面図である。なお、図8では、回転清掃体室28の右端部に位置する右区画リブ32aを省略して示している。
図8に示すように、吸込口体6は、第1回転ブラシ25Aと第2回転ブラシ26Aとに同じ構成の回転清掃体を用いて構成することもできる。
第1回転ブラシ25Aと第2回転ブラシ26Aとは、軸部材としての略細長円柱状の回転ブラシ軸体46と、回転ブラシ軸体46の外周面に螺旋状に取り付けられた清掃部材としての複数、例えば2つのブラシ部47Aと、回転ブラシ軸体46の外周面に螺旋状に取り付けられた清掃部材としての複数、例えば2つのブレード部48Aとを有する。
第1回転ブラシ25Aは、回転清掃体室28の後上側に偏位させて軸支される。第1回転ブラシ25Aと第2回転ブラシ26Aとは離間され、各々の外周が相互に干渉しあわないように設けられる。
ブラシ部47Aは、例えば合成樹脂などで形成されたブラシ毛を複数本ずつ束ねて植毛することにより形成され、回転ブラシ軸体46の外周面から回転ブラシ軸体46の軸方向に沿って螺旋状に、かつ、回転ブラシ軸体46の径方向に向けて壁状に突出される。
ブレード部48Aは、例えば弾性を有する軟質の合成樹脂などにより形成され、先端部に向けて肉厚となるように形成され、回転ブラシ軸体46の外周面から回転ブラシ軸体46の軸方向に沿って螺旋状に、かつ、回転ブラシ軸体46の径方向に向けて壁状に突出される。また、ブレード部48Aは、ブラシ部47Aよりも回転ブラシ軸体46の径方向に向けて突出される。
第1回転ブラシ25Aは、吸込口体6を接地させた状態でブレード部48Aの先端部が床面に接触せず、ブラシ部47Aの先端部が床面に接触する。
第1回転ブラシ25Aでカーペットなどの起毛状の床面を掃除するときは、第1回転ブラシ25Aが回転すると、ブレード部48Aによって床面の起毛から塵埃が叩き出され、ブラシ部47Aによって叩き出された塵埃が吸込口30から回転清掃体室28内へ掻き入れられる。
他方、第1回転ブラシ25Aでフローリングなどの平坦な床面を掃除するときは、第1回転ブラシ25Aが回転すると、ブラシ部47Aによって床面から塵埃が掻きあげられ、掻きあげられた塵埃が吸込口30から回転清掃体室28内へ掻き入れられる。
次に、本実施形態に係る電気掃除機1の吸込口体6および電気掃除機1の掃除動作を説明する。
先ず、電気掃除機1の使用者は、掃除機本体2の接続口2aに集塵ホース3を接続し、集塵ホース3に延長管5を接続し、延長管5に吸込口体6を接続する。
次に、掃除機本体2から電源コード8を引き出して商用電源を供給するコンセントに接続する。
次に、握り部15を把持して設定ボタン15aを操作する。そうすると、設定ボタン15aによって設定された動作モードに応じて電動送風機7が所定の動作モードで駆動される。
次に、電気掃除機1の使用者は、握り部15を把持して床面などの被掃除面上で吸込口体6を前後に走行させて被掃除面の塵埃を掃除機本体2に吸い込む。
このとき、吸込口体6の回転清掃体室28に設けられた第1回転ブラシ25と第2回転ブラシ26とは、図6、図7および図8に示された実線矢ωの方向へ回転する。ここで、第1回転ブラシ25および第2回転ブラシ26が、図6、図7および図8に示された実線矢ωの方向に回転する場合を順方向の回転と呼び、実線矢ωの方向の反対に回転する場合を逆方向の回転と呼ぶ。第2回転ブラシ26が順方向に回転すると、第2回転ブラシ26の外周のうち第1回転ブラシ25に対向する外周部は、回転清掃体室28の前方から後方に向かって移動し、第1回転ブラシ25の外周から接続管21の接続開口21aに近づくこととなり、回転清掃体室28内に作用する負圧による空気の流れの上流から下流に向かって移動する。
すなわち、図6に示すように、第1回転ブラシ25は、ベルト41によってモータ37から駆動力が伝達され、吸込口体6を前進させる方向に回転し、床面などの被掃除面上の塵埃をブラシ部47およびブレード部48によって掻き取る。
このとき、第2回転ブラシ26は、第1回転ブラシ25の回転ブラシプーリ42と第2回転ブラシ26の回転ブラシプーリ44に巻き掛けられたベルト43によって、第1回転ブラシ25と同じ方向である実線矢ωの方向に回転する。
第1回転ブラシ25の回転によって床面から掻きあげられた塵埃は、接続管21を介して作用する吸込負圧によって回転清掃体室28に空気とともに案内される。第1回転ブラシ25の回転によって被掃除面から掻きあげられた塵埃は、第2回転ブラシ26のブラシ部49に衝突して吸込口体6の後方へ案内される。したがって、第1回転ブラシ25の回転によって被掃除面から掻きあげられた塵埃は、第2回転ブラシ26によって回転清掃体室28の後方へ向かって送り込まれ、回転清掃体室28から接続管21の接続開口21aへ向かって吸い込まれる空気の流れに逆らうことなく、効率よく接続管21に吸い込まれる。
また、図7に示すように、回転清掃体室28に第1回転ブラシ25と第2回転ブラシ26との位置を交換して収容すると、第2回転ブラシ26は、ベルト41によってモータ37から駆動力が伝達され、吸込口体6を前進させる方向に回転し、床面などの被掃除面上の塵埃をブラシ部49によって掻き取る。
このとき、第1回転ブラシ25は、第2回転ブラシ26の回転ブラシプーリ44と第1回転ブラシ25の回転ブラシプーリ42に巻き掛けられたベルト43によって、第2回転ブラシ26と同じ方向である実線矢ωの方向に回転する。
第2回転ブラシ26の回転によって床面から掻きあげられた塵埃は、接続管21を介して作用する吸込負圧によって回転清掃体室28に空気とともに案内される。第2回転ブラシ26の回転によって被掃除面から掻きあげられた塵埃は、第1回転ブラシ25のブラシ部47またはブレード部48に衝突して吸込口体6の後方へ案内される。したがって、第2回転ブラシ26の回転によって被掃除面から掻きあげられた塵埃は、第1回転ブラシ25によって回転清掃体室28の後方へ向かって送り込まれ、回転清掃体室28から接続管21の接続開口21aへ向かって吸い込まれる空気の流れに逆らうことなく、効率よく接続管21に吸い込まれる。
さらに、図8に示すように、第1回転ブラシ25Aと第2回転ブラシ26Aとに同じ構成の回転清掃体を用いて回転清掃体室28に収容すると、第1回転ブラシ25Aは、ベルト41によってモータ37から駆動力が伝達され、吸込口体6を前進させる方向に回転し、床面などの被掃除面上の塵埃をブラシ部47Aおよびブレード部48Aによって掻き取る。
このとき、第2回転ブラシ26Aは、第1回転ブラシ25Aの回転ブラシプーリ42と第2回転ブラシ26Aの回転ブラシプーリ44に巻き掛けられたベルト43によって、第1回転ブラシ25Aと同じ方向である実線矢ωの方向に回転する。
第1回転ブラシ25Aの回転によって床面から掻きあげられた塵埃は、接続管21を介して作用する吸込負圧によって回転清掃体室28に空気とともに案内される。第1回転ブラシ25Aの回転によって被掃除面から掻きあげられた塵埃は、第2回転ブラシ26Aのブラシ部47Aに衝突して吸込口体6の後方へ案内される。したがって、第1回転ブラシ25Aの回転によって被掃除面から掻きあげられた塵埃は、第2回転ブラシ26Aによって回転清掃体室28の後方へ向かって送り込まれ、回転清掃体室28から接続管21の接続開口21aへ向かって吸い込まれる空気の流れに逆らうことなく、効率よく接続管21に吸い込まれる。
接続管21に吸い込まれた塵埃は、吸込口体6から延長管5および集塵ホース3を順次に通過して、掃除機本体2の接続口2aへと導かれ、掃除機本体2内に収容された集塵袋11に捕集される。
塵埃が捕集された空気は、電動送風機7に吸気されて排気風となり、掃除機本体2の排気口(図示省略)から外部に排気される。
本実施形態に係る電気掃除機1の吸込口体6によれば、第2回転ブラシ26、26Aは、床面などの被掃除面に接地することなく、また第1回転ブラシ25、25Aにも衝突しないので、第1回転ブラシ25、25Aの回転によって被掃除面から掻きあげられた塵埃を、効率よく確実に接続管21へ案内し、回転清掃体室28内に塵埃を滞留させることなく掃除することができる。
すなわち、床面に接地する回転ブラシの回転軌道にオーバラップさせた回転体を有する従来の吸込口体では、回転ブラシに付着していた塵埃や吸込口から吸い込まれた塵埃が回転体によって回転清掃体室の吸い込み負圧の十分作用しない領域で滞留する恐れがあるのに対して、本実施形態に係る吸込口体では、第1回転ブラシ25、25Aの回転によって被掃除面から掻きあげられた塵埃を、効率よく確実に接続管21へ案内し、回転清掃体室28内に塵埃を滞留させることなく掃除することができる。
また、第1回転ブラシ25、25Aと第2回転ブラシ26、26Aとは、入れ替えて使用することができるので、第2回転ブラシ26、26Aとして使用される回転清掃体には、電気掃除機1の使用時は吸い込み負圧と回転力が作用するので、使用によってブラシ部47、47A、ブラシ部49に絡みついた糸くずなどの塵埃が除去されて清掃される。したがって、第1回転ブラシ25、25Aと第2回転ブラシ26、26Aとを個別に掃除する必要がない。特に、第1回転ブラシ25、25Aと第2回転ブラシ26、26Aとの回転ブラシプーリ42、44を第1回転ブラシ25、25Aと第2回転ブラシ26、26Aとの他端側にも設けることによって、第1回転ブラシ25、25Aと第2回転ブラシ26、26Aとを入れ替える際に、回転軸の方向を反転させて取り付けることが可能となり糸くずなどの塵埃が除去される効果がより顕著になる。
さらに、第1回転ブラシ25、25Aと第2回転ブラシ26、26Aとを共通のモータ37で回転させるので、それぞれの回転清掃体に別個の駆動部を設ける必要がなく吸込口体6の構成を簡略化できる。
なお、本実施形態に係るモータ37を用いた回転清掃体の駆動部は、例えばエアタービンなどの駆動原を用いることができる。
また、電気掃除機1としては、キャニスタ型の電気掃除機1に限らず、吸込口体6が掃除機本体2の下面に直接形成されたアップライト型、あるいは、ハンディ型などの電気掃除機であっても対応させて用いることができる。
[第2の実施形態]
本発明に係る電気掃除機の吸込口体および電気掃除機の第2実施形態について、図9を参照して説明する。
図9は、本発明の第2実施形態に係る電気掃除機の吸込口体を示した縦断面図である。
また、図9は、吸込口体の幅方向の略右端近傍位置における縦断面図である。なお、図9では、回転清掃体室28の右端部に位置する右区画リブ32aを省略して示している。
この電気掃除機1Aにおいて第1実施形態の電気掃除機1と同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図9に示すように、吸込口体6Aの本体ケース20Aは、上側が開放された下ケース24と、下ケース24の上後部に設けられた上ケース22と、下ケース24の上前部に着脱自在に設けられた上蓋体23Aとを備える。
本体ケース20Aの前部には、第1の回転清掃体としての第1回転ブラシ25と、第2の回転清掃体としての第2回転ブラシ26とが収容される回転清掃体室28が形成される。
本体ケース20Aの後部には、上ケース22と下ケース24とで形成され、第1回転ブラシ25を駆動させるモータ37が収容された駆動部室38が形成される。
モータ37は、その回転軸にモータ軸プーリ51が設けられ、第1回転ブラシ25の軸部に形成された第1の従動体である回転ブラシプーリ40とモータ軸プーリ51とにベルト41が巻き掛けられて駆動力が伝達される。
上蓋体23Aには、回転清掃体室28の壁部を構成する上壁部55が突設される。上壁部55と上蓋体23Aの外壁56との縁部には、回転清掃体室28に連通され、本体ケース20Aの幅方向に長辺を有するスリット状の開口57が形成される。開口57は、平面視で上蓋体23Aに投影される第2回転ブラシ26の外周の縁よりも本体ケース20Aの前側へ偏位させて形成され、望ましくは開口57から吸い込まれる空気の流れ方向が第2回転ブラシ26に設けられたブラシ部49に交差するよう形成される。なお、第1回転ブラシ25と第2回転ブラシ26とを切り替えて使用する場合にもブラシ部47とブレード部48とに開口57から吸い込まれる空気の流れ方向が交差するよう形成することが望ましい。
下ケース24には、吸込口体6Aの前後の走行方向を検出する方向検出部(図示省略)が設けられる。方向検出部は、例えばロータリエンコーダなどであり、制御部52に電気的に接続され、吸込口体6Aを床面などの被掃除面に配設させた状態で吸込口体6Aの走行方向を検出して制御部52に出力する。制御部52は、方向検出部によって検出された吸込口体6Aの走行方向によって第1回転ブラシ25の回転方向を所望に切り替える。
次に、本実施形態に係る電気掃除機1Aの吸込口体6Aおよび電気掃除機1Aの掃除動作を説明する。
先ず、電気掃除機1Aの使用者は、掃除機本体2の接続口2aに集塵ホース3を接続し、集塵ホース3に延長管5を接続し、延長管5に吸込口体6Aを接続する。
次に、掃除機本体2から電源コード8を引き出して商用電源を供給するコンセントに接続する。
次に、握り部15を把持して設定ボタン15aを操作する。そうすると、設定ボタン15aによって設定された動作モードに応じて電動送風機7が所定の動作モードで駆動される。
次に、電気掃除機1Aの使用者は、握り部15を把持して床面などの被掃除面上で吸込口体6Aを前後に走行させて被掃除面の塵埃を掃除機本体2に吸い込む。
このとき、制御部52は、方向検出部で検出された吸込口体6Aの走行方向によってモータ37の回転方向を決定する。たとえば、吸込口体6Aが前進するときは、吸込口体6Aを前進させる方向に第1回転ブラシ25を回転させ、吸込口体6Aが後進するときは、吸込口体6Aを後進させる方向に第1回転ブラシ25を回転させる。
すなわち、図9に示すように、吸込口体6Aが前進するときは、第1回転ブラシ25にはモータ37からベルト41によって駆動力が伝達され、吸込口体6Aを前進させる方向である図9に示した実線矢ωの方向に回転し、床面などの被掃除面上の塵埃をブラシ部47およびブレード部48によって掻き取る。
このとき、第2回転ブラシ26は、上蓋体23Aに形成された開口57から吸い込まれる空気によって、第1回転ブラシ25と同じ方向である実線矢ωの方向に回転する。
第1回転ブラシ25の回転によって床面から掻きあげられた塵埃は、接続管21を介して作用する吸込負圧によって回転清掃体室28に空気とともに案内される。第1回転ブラシ25の回転によって被掃除面から掻きあげられた塵埃は、第2回転ブラシ26のブラシ部49に衝突して吸込口体6Aの後方へ案内される。したがって、第1回転ブラシ25の回転によって被掃除面から掻きあげられた塵埃は、第2回転ブラシ26によって回転清掃体室28の後方へ向かって送り込まれ、回転清掃体室28から接続管21の接続開口21aへ向かって吸い込まれる空気の流れに逆らうことなく、効率よく接続管21に吸い込まれる。
他方、吸込口体6Aが後進するときは、第1回転ブラシ25にはモータ37からベルト41によって駆動力が伝達され、吸込口体6Aを後進させる方向である図9に示した実線矢ωの反対方向に回転し、床面などの被掃除面上の塵埃をブラシ部47およびブレード部48によって掻き取る。
このとき、第1回転ブラシ25の回転によって床面から掻きあげられた塵埃は、吸込口体6Aの前方向へ慣性力を付与されて回転清掃体室28に空気とともに案内される。
ここで、第2回転ブラシ26は、上蓋体23Aに形成された開口57から吸い込まれる空気によって、第1回転ブラシ25の回転方向とは反対方向である図9に示した実線矢ωの方向に回転する。
第1回転ブラシ25の回転によって被掃除面から掻きあげられた塵埃は、第2回転ブラシ26のブラシ部49に衝突して吸込口体6Aの後方へ案内される。したがって、第1回転ブラシ25の回転によって被掃除面から掻きあげられた塵埃は、第2回転ブラシ26によって回転清掃体室28の後方へ向かって送り込まれ、回転清掃体室28から接続管21の接続開口21aへ向かって吸い込まれる空気の流れに逆らうことなく、効率よく接続管21に吸い込まれる。
接続管21に吸い込まれた塵埃は、吸込口体6Aから延長管5および集塵ホース3を順次に通過して、掃除機本体2の接続口2aへと導かれ、掃除機本体2内に収容された集塵袋11に捕集される。
塵埃が捕集された空気は、電動送風機7に吸気されて排気風となり、掃除機本体2の排気口(図示省略)から外部に排気される。
本実施形態に係る電気掃除機1Aの吸込口体6Aによれば、第2回転ブラシ26は、床面などの被掃除面に接地することなく、第1回転ブラシ25にも衝突せず、上蓋体23Aに形成された開口57から吸い込まれる空気によって常に図9に示された実線矢ωの方向へ回転する。したがって、第2回転ブラシ26は、第1回転ブラシ25の回転方向によらず、第1回転ブラシ25によって被掃除面から掻きあげられた塵埃を接続開口21aの方向へ向かって送り込むので、第1回転ブラシ25の回転によって被掃除面から掻きあげられた塵埃を、効率よく確実に接続管21へ案内し、回転清掃体室28内に塵埃を滞留させることなく掃除することができる。
電気掃除機1、1Aとしては、キャニスタ型の電気掃除機に限らず、吸込口体6、6Aが掃除機本体2の下面に直接形成されたアップライト型、あるいは、ハンディ型などの電気掃除機であっても対応させて用いることができる。
本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の外観を示した図。 本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の吸込口体を示した平面図。 本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の吸込口体を示した斜視図。 本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の吸込口体を示した平断面図。 本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の吸込口体を示した縦断面図。 本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の吸込口体を示した縦断面図。 本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の吸込口体を示した縦断面図。 本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の吸込口体を示した縦断面図。 本発明の第2実施形態に係る電気掃除機の吸込口体を示した縦断面図。
符号の説明
1 電気掃除機
2 掃除機本体
2a 接続口
3 集塵ホース
4 手元操作管
4a 操作部
4b 切スイッチ
4c 強弱スイッチ
5 延長管
6、6A 吸込口体
7 電動送風機
8 電源コード
10 集塵室
11 集塵袋
13 蓋体
15 握り部
15a 設定ボタン
20、20A 本体ケース
21 接続管
21a 接続開口
22 上ケース
23、23A 上蓋体
24 下ケース
25 第1回転ブラシ
26 第2回転ブラシ
28 回転清掃体室
30 吸込口
32 下壁部
32a 右区画リブ
32b 左区画リブ
32c、32d 切り欠き
32e 右後区画リブ
32f 左後区画リブ
33 軸受け
34、35 軸支室
37 モータ
38 駆動部室
40 回転ブラシプーリ
41 ベルト
42 回転ブラシプーリ
43 ベルト
44 回転ブラシプーリ
46 回転ブラシ軸体
47、47A ブラシ部
48、48A ブレード部
49 ブラシ部
51 モータ軸プーリ
52 制御部
53 制御部室

Claims (7)

  1. 被掃除面に対向する底面に吸込口を備えた本体ケースと、
    前記吸込口に臨んで前記本体ケースに回動可能に設けられ、前記被掃除面に接地されて被掃除面を清掃する第1回転清掃体と、
    前記第1回転清掃体を回転させる駆動部と、
    前記被掃除面と前記第1回転清掃体とから離間され、前記第1回転清掃体の回転軸中心よりも被清掃面から離間された回転軸中心を有し、前記本体ケースに回動可能に設けられた第2回転清掃体とを備えたことを特徴とする電気掃除機の吸込口体。
  2. 前記第1回転清掃体と前記第2回転清掃体とを収容し、前記吸込口に連通された回転清掃体室を有し、
    前記第2回転清掃体の外周のうち、前記第1回転清掃体に対向する前記第2回転清掃体の外周部は、前記回転清掃体室内の空気の流れの上流から下流に向かって移動することを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機の吸込口体。
  3. 前記第1回転清掃体と前記第2回転清掃体とを入れ替えて使用できることを特徴とする請求項2に記載の電気掃除機の吸込口体。
  4. 前記第1回転清掃体と前記第2回転清掃体とは異なる性質の清掃体を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電気掃除機の吸込口体。
  5. 前記駆動部によって回転させられた前記第1回転清掃体から駆動力伝達部を介して前記第2回転清掃体を回転させることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電気掃除機の吸込口体。
  6. 前記本体ケースの形成された開口から吸い込まれた空気によって前記第2回転清掃体を回転させることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電気掃除機の吸込口体。
  7. 電動送風機を収容した掃除機本体と、
    前記電動送風機の吸込側に接続させて連通された請求項1から6のいずれか1項に記載の電気掃除機の吸込口体とを備えることを特徴とする電気掃除機。
JP2007339121A 2007-12-28 2007-12-28 電気掃除機の吸込口体および電気掃除機 Pending JP2009160009A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007339121A JP2009160009A (ja) 2007-12-28 2007-12-28 電気掃除機の吸込口体および電気掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007339121A JP2009160009A (ja) 2007-12-28 2007-12-28 電気掃除機の吸込口体および電気掃除機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009160009A true JP2009160009A (ja) 2009-07-23

Family

ID=40963335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007339121A Pending JP2009160009A (ja) 2007-12-28 2007-12-28 電気掃除機の吸込口体および電気掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009160009A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105433872A (zh) * 2015-04-15 2016-03-30 小米科技有限责任公司 智能清洁设备及其清扫组件

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105433872A (zh) * 2015-04-15 2016-03-30 小米科技有限责任公司 智能清洁设备及其清扫组件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4097264B2 (ja) 電気掃除機
JP2011188951A (ja) 吸込口体及び電気掃除機
JP4528847B2 (ja) 吸込口体および電気掃除機
JP2007252643A (ja) 吸込口体および電気掃除機
KR101671643B1 (ko) 회전 청소체, 흡입구체 및 전기 청소기
JP6105886B2 (ja) 吸込口体および電気掃除機
JP2009160009A (ja) 電気掃除機の吸込口体および電気掃除機
JP2009153876A (ja) 吸込口体および電気掃除機
WO2021256000A1 (ja) 吸引式の清掃機に取り付けられる吸込具
JP2007252642A (ja) 電気掃除機の吸込口体および電気掃除機
JP6662573B2 (ja) 電気掃除機およびその吸込口体
JP2007252644A (ja) 電気掃除機の吸込口体および電気掃除機
JP2017060574A (ja) 電気掃除機およびその吸込口体
JP2022108988A (ja) 電気掃除機
JP7035446B2 (ja) 吸込具及び電気掃除機
JP7160524B2 (ja) 吸込口体および電気掃除機
JP2004057365A (ja) 吸込み口体及び電気掃除機
JP4825563B2 (ja) 回転清掃体及びこれを備えた電気掃除機
JP5881495B2 (ja) 電気掃除機およびその吸込口体
EP3662804B1 (en) Suction opening body and electric cleaner
JP4358211B2 (ja) 吸込口体および電気掃除機
KR200306319Y1 (ko) 브러쉬가 내장된 진공청소기용 흡입헤드
JP2009153874A (ja) 吸込口体および電気掃除機
JP6890046B2 (ja) 吸込口体および電気掃除機
JP2013208161A (ja) 電気掃除機

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100412