JP2009159316A - 中継用端末装置、通信方法、及びプログラム - Google Patents

中継用端末装置、通信方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】端末間通信を介して局所ネットワーク間を接続する端末装置を提供すること。
【解決手段】端末間通信を利用して複数の局所ネットワークを接続する端末装置が提供される。当該端末装置は、前記端末間通信を介して他の前記局所ネットワーク内の端末装置から送信されたデータに含まれる宛先情報を検出する宛先情報検出部と、自端末装置が位置する前記局所ネットワーク内の宛先情報を前記宛先情報検出部により検出された宛先情報に付加する宛先変更部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、中継用端末装置、通信方法、及びプログラムに関する。
近年、情報のデジタル化が急速に進み、デジタル情報を扱うための情報機器が一般家庭にも急速に普及してきた。例えば、コンパクトディスクに記録された音楽データを再生する音楽プレーヤやDVD(Digital Versatile Disc)に記録された映画を再生するDVDプレーヤ等は既に世界的な規模で広く普及している。また、一般家庭においても、デジタルカメラで撮った写真やデジタル録画したテレビ番組をパーソナルコンピュータ(以下、PC)等に保存して管理している。しかし、蓄積された画像、映像、又は音楽情報等は、個人的に視聴して楽しむ他、あまり有効に活用されているとは言えないようである。例えば、デジタルビデオカメラで撮影したビデオ映像を家族で鑑賞しようとした際、パーソナルコンピュータのハードディスクに保存して管理していたビデオ映像をリビングにある大型テレビで再生するには機器間を接続するために些か面倒な準備が必要になるからである。
こうした状況に鑑みて、最近、一般家庭において無線又は有線通信を利用したデジタル情報の共有化(所謂、ホームネットワーク)を実現するための情報技術に関する標準規格を策定しようという動きがある。例えば、家電、携帯電話、又はPC等の製造販売に関連する複数の企業等が参加して結成されたDLNA(Digital Living Network Alliance)と呼ばれる非営利団体がよい例である。これによると、ホームネットワークは、映像や音楽等のコンテンツが格納されたサーバ機器と、これらのコンテンツを再生するためのプレーヤ機器とにより構成され、所定の伝送方式とフォーマットに基づいてコンテンツの配信及び再生が実現される。
しかし、上記の技術は、単一のホームネットワーク内におけるコンテンツの共有技術に関するものである。従って、異なるホームネットワーク間でコンテンツを共有するには、ホームネットワーク間を接続するために工夫された通信技術が必要とされる。こうした通信技術として、例えば、下記の特許文献1、2には、端末間通信(所謂、ピア・ツー・ピア通信;以下、P2P通信と表記)を用いて仮想的な専用回線(所謂、VPN;Virtual Private Network)を構築する技術が記載されている。また、ホームネットワーク間の接続技術という観点からは若干外れるが、下記の特許文献3には、複数の端末装置により提供される複数のサービスを1つの仮想機器により提供される1つのサービスに見せ掛ける技術が記載されている。
下記の各特許文献に記載の技術も含め、異なる局所ネットワークに属する端末装置が互いに通信するための通信技術は大きく2種類に分けられる。その1つは、VPNに代表されるパケットのトンネリング技術を利用したネットワーク間の接続方式である。この接続方式は、局所ネットワーク内で送受信されるパケットをVPNルータ等の機器が他の局所ネットワークのVPNルータ等に転送(トンネリング)することにより、異なる局所ネットワーク間の通信を1つの局所ネットワーク内の通信に見立てるものである。つまり、局所ネットワーク間を透過的に接続してしまう方式である。
もう1つは、P2P通信に代表される端末同士の接続技術である。つまり、局所ネットワークの属性に関係せず、直接的に端末装置間を接続する技術である。この技術を用いると、各端末装置がプライベートアドレスしか割り当てられていなくても、そのプライベートネットワークを越えて他の端末装置に接続することが可能になる。例えば、IP電話サービスやメッセンジャーサービスと呼ばれるサービスは、このP2P通信を利用したアプリケーションの代表的な例である。尚、P2P通信の技術は、端末装置間で1対1の通信を提供するものであり、ホームネットワークのような局所ネットワーク間で自由な通信サービスを提供できるものではない。上記の特許文献1、2等に記載の技術は、これらの2つの方式を組み合わせた通信方式に関するものである。
特開平2007−96827号公報 特開平2004− 7671号公報 特許第3795507号公報
しかしながら、上記の特許文献1、2に記載の技術を実現するには、IPアドレスを変換するためにルータ等の特別な機器の設置が求められたり、或いは、端末装置のネットワークインターフェースに関する特別な設定が要求される。従って、従来のVPNに係る技術を実現するのと同等又はそれ以上にユーザに対して手間を掛けさせてしまう。特に、ホームネットワークのユーザは、特殊な通信設定に関する高度な知識や技術を有していない場合が多い。そのため、VPNルータやゲートウェイサーバ等の設置、又は通信設定は、こうしたユーザにとって非常にハードルの高いものである。一方、P2P通信は、端末装置間の通信技術であるため、その設定にあまり特別な知識が要求されず、特殊な機器の設置も不要なことから、ホームネットワークのユーザが利用する技術として非常に適している。しかしながら、P2P通信は、上記の通り、端末間の通信技術であるため、異なるホームネットワーク間を接続するための工夫が求められる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、特別な機器を追加設置すること無く、端末間通信を用いて異なるネットワーク間を接続することが可能な、新規かつ改良された端末装置、通信方法、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、異なる第1及び第2の局所ネットワークに属する1又は複数の端末装置同士で相互にデータ伝送するように、当該第1又は第2の局所ネットワーク間での端末間通信の代表接続端末として指定された中継用端末装置が提供される。当該中継用端末装置は、前記第2又は第1の局所ネットワーク内の任意の端末装置から発信された、当該任意の端末装置で指定された前記第2又は第1の局所ネットワーク内の1又は複数の端末装置を表す発信側宛先情報を含む要求データと、当該要求データに前記端末間通信を介して付加された前記第1又は第2の局所ネットワークの中継用端末装置を表す中継側宛先情報とを受信するデータ送受信部と、前記データ送受信部で受信した前記要求データから前記発信側宛先情報及び前記中継側宛先情報を検出する宛先情報検出部と、前記宛先情報検出部で検出した前記中継側宛先情報を、前記第1又は第2の局所ネットワークに固有の中継側宛先情報に変更する中継側宛先変更部と、前記要求データ及び前記宛先情報検出部で検出した前記中継側宛先変更部で変更された前記中継側宛先情報に基づいて、当該要求データの処理対象となる前記第1又は第2の局所ネットワーク内の1又は複数の端末装置の宛先を指定する宛先指定部とを備える。また、前記データ送受信部は、前記宛先指定部にて指定された前記端末装置から発信された応答データに、前記宛先情報検出部で検出された前記発信側宛先情報と、前記第2又は第1の局所ネットワークの中継用端末装置を表す中継側宛先情報を付加した後、前記端末間通信を介して前記第2又は第1の局所ネットワークに属する中継用端末装置に送信することを特徴とする。
上記の通り、端末間通信を介して取得した要求データの中継側宛先情報が中継側宛先変更部で第1又は第2の局所ネットワークに固有の中継側宛先情報に変更される。一方、端末間通信を介して応答データを送信する際、応答データの中継用宛先情報に第2又は第1の局所ネットワークの中継用端末装置を表す中継側宛先情報が付加される。その結果、中継用端末装置間が端末間通信で接続されている場合であっても、第1又は第2の局所ネットワークに属する任意の端末装置は、その局所ネットワーク間の接続形態を意識せずに、要求データと応答データとの遣り取りを実行することが可能になる。
また、前記中継用端末装置は、前記要求データが前記第2又は第1の局所ネットワーク内の1又は複数の前記端末装置を指定して伝送されたものであるか否かを判断する宛先指定判断部をさらに備えていてもよく、前記中継側宛先変更部は、前記宛先指定判断部により宛先が指定されたものであると判断された場合に、前記宛先情報検出部で検出した前記中継側宛先情報を、前記第1又は第2の局所ネットワークに固有の中継側宛先情報に変更するように構成されていてもよい。このように、宛先情報に基づき、端末間通信を介して要求データを送信する必要があるか否かを判断することで、宛先変更処理が不要な場合に、その処理を省略することが可能になる。
また、前記データ送受信部は、複数の前記応答データ又は要求データを1つのデータに纏めて前記第2又は第1の局所ネットワーク内の端末装置に送信するように構成されていてもよい。このように、複数のデータを纏めることで、データ数が多い場合等に端末間通信に係る負荷を低減させることができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、異なる第1及び第2の局所ネットワークに属する1又は複数の端末装置同士で相互にデータ伝送するように、当該第1又は第2の局所ネットワーク間での端末間通信の代表接続端末として指定された中継用端末装置による通信方法が提供される。当該通信方法は、前記第2又は第1の局所ネットワーク内の任意の端末装置から発信された、当該任意の端末装置で指定された前記第2又は第1の局所ネットワーク内の1又は複数の端末装置を表す発信側宛先情報を含む要求データと、当該要求データに前記端末間通信を介して付加された前記第1又は第2の局所ネットワークの中継用端末装置を表す中継側宛先情報とが受信されるデータ送受信ステップと、前記データ送受信ステップで受信された前記要求データから前記発信側宛先情報及び前記中継側宛先情報が検出される宛先情報検出ステップと、前記宛先情報検出ステップで検出された前記中継側宛先情報が、前記第1又は第2の局所ネットワークに固有の中継側宛先情報に変更される中継側宛先変更ステップと、前記要求データ及び前記宛先情報検出ステップで検出された前記中継側宛先変更ステップで変更された前記中継側宛先情報に基づいて、当該要求データの処理対象となる前記第1又は第2の局所ネットワーク内の1又は複数の端末装置の宛先が指定される宛先指定ステップとを含み、前記データ送受信ステップでは、前記宛先指定ステップにて指定された前記端末装置から発信された応答データに、前記宛先情報検出ステップで検出された前記発信側宛先情報と、前記第2又は第1の局所ネットワークの中継用端末装置を表す中継側宛先情報が付加された後、前記端末間通信を介して前記第2又は第1の局所ネットワークに属する中継用端末装置に送信されることを特徴とする。
上記の通り、端末間通信を介して取得した要求データの中継側宛先情報が中継側宛先変更部で第1又は第2の局所ネットワークに固有の中継側宛先情報に変更される。一方、端末間通信を介して応答データを送信する際、応答データの中継用宛先情報に第2又は第1の局所ネットワークの中継用端末装置を表す中継側宛先情報が付加される。その結果、中継用端末装置間が端末間通信で接続されている場合であっても、第1又は第2の局所ネットワークに属する任意の端末装置は、その局所ネットワーク間の接続形態を意識せずに、要求データと応答データとの遣り取りを実行することが可能になる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、異なる第1及び第2の局所ネットワークに属する1又は複数の端末装置同士で相互にデータ伝送するように、当該第1又は第2の局所ネットワーク間での端末間通信の代表接続端末として指定された中継用端末装置の機能をコンピュータに実現させるためのプログラムが提供される。当該プログラムは、前記第2又は第1の局所ネットワーク内の任意の端末装置から発信された、当該任意の端末装置で指定された前記第2又は第1の局所ネットワーク内の1又は複数の端末装置を表す発信側宛先情報を含む要求データと、当該要求データに前記端末間通信を介して付加された前記第1又は第2の局所ネットワークの中継用端末装置を表す中継側宛先情報とを受信するデータ送受信機能と、前記データ送受信機能で受信した前記要求データから前記発信側宛先情報及び前記中継側宛先情報を検出する宛先情報検出機能と、前記宛先情報検出機能で検出した前記中継側宛先情報を、前記第1又は第2の局所ネットワークに固有の中継側宛先情報に変更する中継側宛先変更機能と、前記要求データ及び前記宛先情報検出部で検出した前記中継側宛先変更部で変更された前記中継側宛先情報に基づいて、当該要求データの処理対象となる前記第1又は第2の局所ネットワーク内の1又は複数の端末装置の宛先を指定する宛先指定機能とを含み、前記データ送受信機能により、前記宛先指定部にて指定された前記端末装置から発信された応答データに、前記宛先情報検出機能で検出された前記発信側宛先情報と、前記第2又は第1の局所ネットワークの中継用端末装置を表す中継側宛先情報を付加した後、前記端末間通信を介して前記第2又は第1の局所ネットワークに属する中継用端末装置に送信する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
上記の通り、端末間通信を介して取得した要求データの中継側宛先情報が中継側宛先変更部で第1又は第2の局所ネットワークに固有の中継側宛先情報に変更される。一方、端末間通信を介して応答データを送信する際、応答データの中継用宛先情報に第2又は第1の局所ネットワークの中継用端末装置を表す中継側宛先情報が付加される。その結果、中継用端末装置間が端末間通信で接続されている場合であっても、第1又は第2の局所ネットワークに属する任意の端末装置は、その局所ネットワーク間の接続形態を意識せずに、要求データと応答データとの遣り取りを実行することが可能になる。
以上説明したように本発明によれば、特別な機器を追加設置すること無く、端末間通信を用いて異なるネットワーク間を接続することが可能になる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<実施形態>
本発明に係る一実施形態について説明する。本実施形態は、端末間通信を利用して異なるホームネットワーク間を接続する技術に特徴がある。尚、以下の説明の中で、ホームネットワークという表現を用いるが、これは、局所ネットワーク、又はプライベートネットワークの一例であり、例えば、当該ネットワークに属する個々の機器に対してプライベートアドレスが割り当てられるようなネットワークを意味する。
[ネットワーク接続システム1のシステム構成]
まず、図1を参照しながら、本実施形態に係るネットワーク接続システム1のシステム構成について説明する。図1は、本実施形態に係るネットワーク接続システム1のシステム構成の一例を示す説明図である。
図1に示すように、ネットワーク接続システム1は、主に、複数の異なるホームネットワーク1000、2000と、ホームネットワーク1000、2000間を接続するためのルータ10、20と、広域ネットワーク932とにより構成される。但し、広域ネットワーク932とは、例えば、グローバルIPアドレスで各機器が特定されるようなインターネット等の広域的なネットワークを意味する。尚、ホームネットワーク1000、2000は、第1及び第2の局所ネットワークの一例である。
また、ホームネットワーク1000には、一又は複数の端末装置102、104が設置されており、互いに局所的なネットワークで接続されている。同様に、ホームネットワーク2000には、一又は複数の端末装置202、204、206が設置されており、互いに局所的なネットワークで接続されている。但し、局所的なネットワークとは、例えば、プライベートIPアドレスで各機器が特定されるようなLAN(Local Area Network)等のネットワークを意味する。もちろん、局所的なネットワーク内にグローバルIPアドレスが割り当てられた機器が含まれていてもよい。
また、端末装置102、104、202、204、206は、通信機能を有する機器であれば、どのような機器であってもよい。例えば、端末装置102、104、202、204、206は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯情報端末、デジタルテレビジョンやセットトップボックス(STB;Set Top Box)等の放送機器、デジタルビデオレコーダ等の録画再生機器、ゲーム機、携帯電話、又は各種の情報家電等であってもよい。
以下の説明において、端末装置102、202がホームネットワーク1000、2000間を接続するためのネットワーク接続機器であると仮定する。従って、端末装置102、202は、中継用端末装置の一例である。そのため、端末装置102、202は、P2P通信機能を有するものとする。また、端末装置102、104は、ルータ10によりプライベートアドレスが割り当てられているものとする。同様に、端末装置202、204、206は、ルータ20によりプライベートアドレスが割り当てられているものとする。そのため、端末装置102、104、202、204、206は、広域ネットワーク932の情報源にアクセスするためにルータ10、20を経由する。
また、ネットワーク接続機器である端末装置102、202は、互いにP2P通信することが可能であるものとする。また、端末装置102、202間でP2P通信経路が確立されているものと仮定して説明する。尚、P2P通信の方法には、任意の技術が適用可能であり、本実施形態の適用範囲は、その方法の種類に限定されない。
以上、ネットワーク接続システム1のシステム構成について説明した。このシステム構成を踏まえつつ、以下では、本実施形態に係るネットワーク接続機器を成す端末装置102の機能構成について説明する。
[端末装置102(ネットワーク接続機器)の機能構成]
次に、図2を参照しながら、本実施形態に係る端末装置102の機能構成について説明する。図2は、本実施形態に係る端末装置102の機能構成を示す説明図である。上記の通り、端末装置102は、本実施形態に係るネットワーク接続機器の一例である。
図2に示すように、端末装置102は、主に、P2Pメッセージ処理部112と、サービス提供部114と、受信メッセージ解析部116と、通信インターフェース118とにより構成される。また、端末装置102と、端末装置202(外部の機器)との間でP2P通信経路が確立しているものと仮定する。尚、以下の説明において、端末装置102、104、202、204、206のことを単に機器と表現する場合がある。
(P2Pメッセージ処理部112)
P2Pメッセージ処理部112は、P2P通信経路を介して受信したメッセージ(通信パケット)を処理する手段である。また、P2Pメッセージ処理部112は、P2P通信経路を開設する手段でもある。従って、P2Pメッセージ処理部112は、P2P接続処理を開始又は終了することができる。さらに、P2Pメッセージ処理部112は、受信メッセージ解析部116から取得したメッセージを処理し、そのメッセージに対する応答メッセージを生成することができる。
また、P2Pメッセージ処理部112は、受信されたメッセージがP2P通信経路で接続された他機器宛の場合に、受信メッセージ解析部116により解析された結果を受けて、メッセージの宛先情報を変更する。メッセージがP2P通信経路で接続された他機器宛の場合、P2Pメッセージ処理部112は、メッセージ内に含まれるアドレス等の宛先情報を検出し、その宛先情報の一部を書き換えるマッピング処理を実行する。例えば、メッセージがHTTP(Hypertext Transfer Protocol)プロトコルに対応するものである場合、P2Pメッセージ処理部112は、送信先のホームネットワーク2000に適合するようにメッセージに含まれるURLを変更する。
仮に、P2P通信経路で接続されたネットワーク接続機器である端末装置202のIPアドレスが「192.168.1.10」であると仮定する。また、メッセージ内に記載されたURLがP2P通信経路で接続されたホームネットワーク2000内において「http://192.168.0.2/foo/」であると仮定する。このとき、P2Pメッセージ処理部112は、メッセージ内に記載されたURLに端末装置202のIPアドレスをマッピングし、HTTPのリクエスト要求を「http://192.168.1.10/192.168.0.2/foo/」に変更する。他のプロトコルについても同様に処理される。
例えば、FTP(File Transfer Protocol)プロトコルの場合、P2Pメッセージ処理部112は、メッセージの宛先について、宛先のURI(Uniform Resource Identifier)表記に端末装置202のIPアドレスをマッピングして「ftp://192.168.1.10/192.168.0.2/foo/」に変更し、FTPのリクエスト要求を送信する先の宛先情報を変更する。但し、FTPの接続処理自体は、コマンドの転送機能(プロキシ又はアプリケーションゲートウェイ機能)により実現される。
他の例として、SIP(Session Initiation Protocol)プロトコルの場合、P2Pメッセージ処理部112は、SIP URIの付加情報部分にパラメータを追加することで対応する。具体的には、P2Pメッセージ処理部112は、宛先情報を次のように変更する。「sip:user:pasword@host_1:port_1;uri−parameters?headers」をhost_2:port_2で置換する場合、P2Pメッセージ処理部112は、「sip:user:pasword@host_2:port_2;org_port=port_1;uri−parameters?headers」等に変更する。
上記のように、P2Pメッセージ処理部112は、そのメッセージ処理の宛先に関するパラメータを追加する形式で変更される。もちろん、本実施形態に係るP2Pメッセージ処理部112の機能は、上記例で示された変更方法に限定されるものではない。P2Pメッセージ処理部112は、宛先情報の記述形式が変更されれば、それに応じて記述形式を適宜変更してもよい。こうした形式上の変更を施したとしても、変更後の当該技術は、当然、本実施形態の技術的範囲に属する。
上記のように、P2Pメッセージ処理部112は、受信したメッセージが他のホームネットワーク内の機器に対して内部の機器から送信されたメッセージである場合、当該他のホームネットワークのネットワーク接続機器のアドレスをマッピング処理する。一方、受信したメッセージが他のホームネットワークの機器から受信したメッセージである場合、P2Pメッセージ処理部112は、ネットワーク接続機器である自機器のアドレスをメッセージ内のアドレスから除去するデマッピング処理を施す。但し、そのメッセージが自機器宛である場合、P2Pメッセージ処理部112は、自機器のアドレスが二重にマッピングされている場合にメッセージをデマッピング処理する。
尚、受信メッセージ解析部116は、宛先情報検出部、中継側宛先変更部、宛先指定部の一例である。
(サービス提供部114)
サービス提供部114は、ネットワークサービスを提供する手段である。サービス提供部114は、例えば、HTTPサーバ、FTPサーバ、又はSIPサーバ等のネットワークサーバ機能によるサービスを提供することができる。また、サービス提供部114は、提供可能なサービス毎にモジュール化されていてもよい。尚、サービス提供部114は、上記の他にも、UPnPで規格化されたデバイス、又はコントロールポイント等が有するサービスアプリケーションの機能を有していてもよい。
(受信メッセージ解析部116)
受信メッセージ解析部116は、通信インターフェース118により受信されたメッセージを解析する手段である。尚、受信メッセージ解析部116は、宛先情報検出部、宛先指定判断部の一例である。
受信メッセージ解析部116は、例えば、受信されたメッセージの宛先を参照し、自機器宛のメッセージであるか、或いは、他機器宛のメッセージであるかを判断することができる。そして、受信メッセージ解析部116は、解析結果に応じてメッセージを処理させるため、メッセージをサービス提供部114、又はP2Pメッセージ処理部112に伝送することができる。
例えば、ホームネットワーク1000内の端末装置104から自機器宛のメッセージが送信された場合、受信メッセージ解析部116は、そのメッセージを自機器内で処理するために、P2Pメッセージ処理部112、又はサービス提供部114に伝送する。そして、受信メッセージ解析部116は、通信インターフェース118を通じ、自機器宛のメッセージを送信した端末装置104に対してP2Pメッセージ処理部112により生成された応答メッセージを送信する。
また、受信メッセージ解析部116は、P2P通信経路を介して接続された他のホームネットワーク2000内の端末装置202、204から受信したメッセージを解析したり、或いは、当該端末装置202、204に対してホームネットワーク1000内の他機器から受信したメッセージを転送することができる。このとき、受信メッセージ解析部116は、受信されたメッセージがP2P通信経路で接続された他機器宛の場合、そのメッセージをP2Pメッセージ処理部112に伝送してメッセージの宛先情報を変更させる。
また、受信メッセージ解析部116は、受信されたメッセージがマルチキャスト又はブロードキャスト配信されたものか、或いは、ユニキャスト配信されたものかを判断する。メッセージがマルチキャスト又はユニキャスト配信されたものである場合、受信メッセージ解析部116は、P2Pメッセージ処理部112、又はサービス提供部114にメッセージを処理させると共に、通信インターフェース118を介してメッセージを他機器に転送する。
一方、メッセージがユニキャスト配信されたものである場合、受信メッセージ解析部116は、所定のプロトコル毎に設定されたメッセージ分類方法に従って、そのメッセージが自機器宛のものか、或いは、他機器宛のものかを判断する。メッセージがHTTPプロトコルに対応するものである場合、これらの判断は、GET又はPOSTメッセージのURL(Uniform Resource Locator)に含まれるホスト名(又はIPアドレス)に基づいて実行される。受信メッセージ解析部116は、例えば、こうした解析処理の結果をメッセージと共にP2Pメッセージ処理部112に通知してもよい。
(通信インターフェース118)
通信インターフェース118は、ホームネットワーク1000の内部に設置された端末装置104、及びP2P通信経路を介して接続された端末装置202、204との間でメッセージを送受信するための手段である。P2Pメッセージ処理部112によりP2P通信経路が確立されると、通信インターフェース118は、ホームネットワーク2000内の端末装置202、204との間でメッセージを送受信することができる。尚、通信インターフェース118は、データ送受信部の一例である。
以上、本実施形態に係る端末装置102の機能構成について説明した。尚、以下の説明において、ホームネットワーク2000内に位置する端末装置202についても、端末装置102と実質的に同一の機能構成を有しているものとする。以下の説明において、端末装置202は、端末装置102に対応する構成要素として、P2Pメッセージ処理部212、受信メッセージ解析部216、サービス提供部214、及び通信インターフェース218を有しているものとする。
つまり、端末装置102、202は、ホームネットワーク1000、2000の各々でネットワーク接続機器を構成する。端末装置102、202は、P2P通信経路を介してメッセージを送受信する際に、上記の通り、メッセージの宛先をマッピング処理して送信することができる。そのため、ホームネットワーク1000、2000内に位置する機器間でP2P通信経路を通じたメッセージの送受信が可能になるのである。
[ホームネットワーク間通信方法]
次に、図3、図4、図5を参照しながら、本実施形態に係るネットワーク接続システム1によるホームネットワーク間での通信方法について説明する。図3、図4、図5は、本実施形態に係るネットワーク接続システム1によるホームネットワーク間での通信方法の流れを示す説明図である。
(ケース1)
まず、図3を参照する。図3は、ホームネットワーク1000の内部に設置された端末装置104から発信されたメッセージがホームネットワーク2000の内部に設置された端末装置204により処理され、端末装置104に応答が返されるまでの処理の流れを示している。このメッセージ通信は、2つの端末装置102、202の間でP2P通信経路が確立されることにより開始される。但し、本実施形態は、P2P通信経路の確立方法について限定しておらず、任意の確立方法を利用することができる。尚、P2P通信経路を確立した後、端末装置102、202は、相互にメッセージを交換できるようになる。
図3に示すように、まず、端末装置104は、ネットワーク接続機器である端末装置102にメッセージを送信する(S102)。次いで、受信メッセージ解析部116は、通信インターフェース118を介して受信したメッセージを解析し、そのメッセージがP2P通信経路で接続されたホームネットワーク2000内の機器宛であると判断する。そして、受信メッセージ解析部116は、宛先を変更させるためにメッセージをP2Pメッセージ処理部112に伝送する(S104)。
次いで、P2Pメッセージ処理部112は、受信メッセージ解析部116から受信したメッセージの宛先情報を検出し、その宛先情報にP2P通信路で接続された端末装置202のアドレス情報を付加してメッセージのマッピング処理(メッセージの再構築)を実行する(S106)。次いで、P2Pメッセージ処理部112は、通信インターフェース118を介してP2P通信経路で接続された端末装置202にメッセージを送信する(S108)。
次いで、端末装置202のP2Pメッセージ処理部212は、P2P通信経路を介して受信したメッセージに対してデマッピング処理を施す(S112)。次いで、P2Pメッセージ処理部212は、デマッピング処理が施されたメッセージをホームネットワーク2000の内部に位置する端末装置204に伝送する(S114)。尚、メッセージがブロードキャストメッセージの場合、そのメッセージは、端末装置206にも伝送される。
次いで、メッセージを受信した端末装置204は、そのメッセージに対する応答メッセージを作成して端末装置202に返信する(S122)。次いで、P2Pメッセージ処理部212は、通信インターフェース218を介して受信した応答メッセージにマッピング処理を施す(S124)。このとき、P2Pメッセージ処理部212は、応答メッセージに含まれる宛先情報に対して端末装置102のアドレスをマッピングする。次いで、P2Pメッセージ処理部212は、P2P通信経路を通じてマッピングされた応答メッセージを端末装置102に送信する(S126)。
次いで、端末装置102のP2Pメッセージ処理部112は、P2P通信経路を介して受信した応答メッセージに対してデマッピング処理を施す(S128)。次いで、P2Pメッセージ処理部112は、デマッピング処理が施されたメッセージを受信メッセージ解析部116に伝送する(S130)。次いで、受信メッセージ解析部116は、受信した応答メッセージを解析し、ホームネットワーク1000の内部に位置する端末装置104に伝送する(S132)。
上記の通信方法を適用することにより、異なるホームネットワーク1000、2000に存在する機器(端末装置104、204、206)間の通信をP2P通信経路により仮想的に実現することができる。
(ケース2)
次に、図4を参照する。図4は、ホームネットワーク1000の内部に設置された端末装置104から発信されたメッセージがホームネットワーク2000の内部に設置された端末装置202により処理され、端末装置104に応答が返されるまでの処理の流れを示している。図3に例示した通信方法と図4の通信方法とは、ネットワーク接続機器(端末装置202)をメッセージの送信先にしている点で相違する。
図4に示すように、まず、端末装置104は、ネットワーク接続機器である端末装置102にメッセージを送信する(S202)。次いで、受信メッセージ解析部116は、通信インターフェース118を介して受信したメッセージを解析し、そのメッセージがP2P通信経路で接続されたホームネットワーク2000内の機器宛であると判断する。そして、受信メッセージ解析部116は、宛先を変更させるためにメッセージをP2Pメッセージ処理部112に伝送する(S204)。
次いで、P2Pメッセージ処理部112は、受信メッセージ解析部116から受信したメッセージの宛先情報を検出し、その宛先情報にP2P通信路で接続された端末装置202のアドレス情報を付加してメッセージのマッピング処理を実行する(S206)。次いで、P2Pメッセージ処理部112は、通信インターフェース118を介してP2P通信経路で接続された端末装置202にメッセージを送信する(S208)。
次いで、端末装置202のP2Pメッセージ処理部212は、P2P通信経路を介して受信したメッセージに対してデマッピング処理を施す(S212)。次いで、P2Pメッセージ処理部212は、デマッピング処理が施されたメッセージをサービス提供部214に伝送する(S214)。このとき、デマッピング処理が施されたメッセージは、機器内のローカルソケット通信等により伝送される。このように、メッセージの宛先がネットワーク接続機器(端末装置202)であっても、メッセージにマッピング/デマッピング処理が施されるような構成にしている。
もちろん、メッセージの宛先がネットワーク接続機器であるか否かを判断して処理を分岐させてもよい。しかし、上記のように、メッセージの宛先がネットワーク接続機器(端末装置202)であるか否かに関わらず、メッセージにマッピング/デマッピング処理が施されるように設定すると、ネットワーク接続機器の判別やマッピング/デマッピング処理に係る分岐処理等が省略できるため、全体として処理が簡略化され、その処理に掛かる演算コストやメモリコスト等が低減される。
尚、上記のようなネットワーク接続機器宛のメッセージに対するマッピング処理において、例えば、メッセージ内にループバックアドレスが記載されており、そのループバックアドレスにネットワーク接続機器のアドレスがマッピングされる。従って、デマッピング処理が施されたメッセージは、その受信した機器により処理される。もちろん、ダミーのアドレスがマッピングされるなど、他のマッピング方法が採られてもよい。
ステップS222において、サービス提供部214は、受信したメッセージに対する応答メッセージを生成してP2Pメッセージ処理部212に送信する(S222)。例えば、サービス提供部214がHTTPサーバデーモンである場合、サービス提供部214は、HTTPリクエスト(メッセージ)に対するHTTPレスポンス(応答メッセージ)を返信する。同様に、サービス提供部214がFTPサーバデーモン、或いは、SIPサーバデーモンである場合でも、サービス提供部214は、そのリクエスト(メッセージ)に対するレスポンス(応答メッセージ)を返信する。
次いで、P2Pメッセージ処理部212は、通信インターフェース218を介して受信した応答メッセージにマッピング処理を施す(S224)。このとき、P2Pメッセージ処理部212は、応答メッセージに含まれる宛先情報に対して端末装置102のアドレスをマッピングする。次いで、P2Pメッセージ処理部212は、P2P通信経路を通じてマッピングされた応答メッセージを端末装置102に送信する(S226)。
次いで、端末装置102のP2Pメッセージ処理部112は、P2P通信経路を介して受信した応答メッセージに対してデマッピング処理を施す(S228)。次いで、P2Pメッセージ処理部112は、デマッピング処理が施されたメッセージを受信メッセージ解析部116に伝送する(S230)。次いで、受信メッセージ解析部116は、受信した応答メッセージを解析し、ホームネットワーク1000の内部に位置する端末装置104に伝送する(S232)。このとき、受信メッセージ解析部116は、例えば、応答メッセージがHTTPレスポンスである場合、その中に含まれるURLのリンク情報を参照してリンク先の機器(端末装置104)に伝送する。
(ケース3)
次に、図5を参照する。図5は、ホームネットワーク1000の内部に設置された端末装置104からホームネットワーク2000内の機器にブロードキャスト配信され、他の機器(端末装置102、202、204、206)により処理されて、端末装置104に応答が返されるまでの処理の流れを示している。尚、図5に示した処理の技術的な特徴の1つは、複数の機器から返信された複数の応答メッセージがネットワーク接続機器(端末装置202)によりマージされてホームネットワーク1000に送信される点にある。例えば、各機器により提供されるサービスの一覧を取得する際に、各機器に対して要求メッセージを送信するような状況がこのケースに該当する。
図5に示すように、まず、端末装置104は、ネットワーク接続機器である端末装置102にメッセージを送信する(S304)。次いで、受信メッセージ解析部116は、通信インターフェース118を介して受信したメッセージを解析し、そのメッセージがブロードキャスト配信されたものであり、その宛先がP2P通信経路で接続されたホームネットワーク2000内の機器を含むものであると判断する。そして、受信メッセージ解析部116は、宛先を変更させるためにメッセージをP2Pメッセージ処理部112に伝送する(S306)。
次いで、P2Pメッセージ処理部112は、受信メッセージ解析部116から受信したメッセージの宛先情報を検出し、その宛先情報に自機器(端末装置102)のアドレスを付加してマッピング処理したメッセージと、その宛先情報にP2P通信経路で接続された端末装置202、204、206のアドレス情報を付加してマッピング処理されたメッセージとを生成する(S308)。次いで、P2Pメッセージ処理部112は、ローカルソケット通信を介して自機器内のサービス提供部114にメッセージを転送(S312)すると共に、通信インターフェース118を介してP2P通信経路で接続された端末装置202にメッセージを送信する(S310)。
次いで、端末装置202のP2Pメッセージ処理部212は、P2P通信経路を介して受信したメッセージに対してデマッピング処理を施す(S316)。次いで、P2Pメッセージ処理部212は、デマッピング処理が施されたメッセージを自機器内のサービス提供部214に転送(S320)すると共に、他の機器(端末装置204、206)に伝送する(S318)。このとき、各メッセージは、その宛先が受信メッセージ解析部216により解析され、その解析結果に応じて宛先の機器に伝送される。
ステップS322において、サービス提供部214は、受信したメッセージに対する応答メッセージを生成してP2Pメッセージ処理部212に送信する(S322)。また、ステップS324において、端末装置204、206は、受信したメッセージに対する応答メッセージを生成し、通信インターフェース218を介してP2Pメッセージ処理部212に応答メッセージを送信する(S324)
次いで、P2Pメッセージ処理部212は、自機器内のサービス提供部214、及び他の機器(端末装置204、206)から受信した複数の応答メッセージを1つの応答メッセージにマージし、マージされた1つの応答メッセージに対してマッピング処理を施す(S326)。このとき、P2Pメッセージ処理部212は、マージされた1つの応答メッセージに含まれる宛先情報に対して端末装置102のアドレスをマッピングする。
例えば、応答メッセージとして、HTTP形式のURLによりリンク先を指定することで提供されるサービス一覧を各機器が返信する場合について考える。この場合、P2Pメッセージ処理部212は、端末装置202のサービス提供部214が提供する各サービスのURL一覧、及び他の各機器(端末装置204、206)が提供する各サービスのURL一覧をマッピング処理した上で、これらを含む1つの応答メッセージを再構成する。
次いで、P2Pメッセージ処理部212は、この1つにマージされた応答メッセージをP2P通信経路を通じて端末装置102に送信する(S328)。
次いで、端末装置102のP2Pメッセージ処理部112は、P2P通信経路を介して受信した応答メッセージと、自機器内のサービス提供部114から返信(S314)された応答メッセージとに対してデマッピング処理を施す(S330)。次いで、P2Pメッセージ処理部112は、デマッピング処理が施されたメッセージを受信メッセージ解析部116に伝送する(S332)。次いで、受信メッセージ解析部116は、受信した応答メッセージを解析し、ホームネットワーク1000の内部に位置する端末装置104に伝送する(S334)。
以上、本実施形態に係るホームネットワーク間の通信方法について説明した。上記の構成により、各機器がホームネットワーク間の隔たりを意識する事無く、自由にメッセージを交換することができるようになる。また、ループバック処理によってネットワーク接続機器宛のメッセージにもマッピング処理を施すことにより、P2P通信経路間で通信する際に、メッセージに含まれるアドレスがネットワーク接続機器宛てであるか否かを判別する必要が無くなるため、マッピング/デマッピングに係る処理が簡略化されて処理負荷が低減される。さらに、P2P通信経路を介してメッセージを送信する送信側で、複数のメッセージを1つのメッセージにマージして送信することにより、P2P通信に掛かる負荷が低減され、より効率的なメッセージ転送が可能になる。
以上説明したように、本実施形態に係る技術は、1本のP2P通信経路を利用して、異なるホームネットワーク(プライベートネットワーク)に属する機器間で互いに多対多の通信環境を実現するための装置、及び方法に関する。この装置、及び方法を用いると、本実施形態に係る技術を適用する際に、各ユーザに特別な機器の設置や設定変更が要求されないという利点が得られる。この利点は、VPN等の従来技術に比べて非常に大きなメリットである。VPNを利用しようとすると、VPNルータ等の専用機器を設置する必要があり、さらに、専門家によるネットワークの再設計が求められるケースもある。そのため、VPN等の技術は、ホームネットワークに導入される技術として非常に敷居の高いものである。
一方で、P2P通信は、端末間通信であるため、ユーザにとって導入時の敷居が比較的低い。しかしながら、P2P通信は、端末間通信であるため、LAN等のホームネットワークを超えて提供されるサービス等に適用することが難しいという問題を抱えている。こうした問題点に対し、本実施形態に係る技術は、P2P通信技術を用いることでユーザの導入負担を低減しつつ、多対多の仮想的なネットワーク間通信を実現する手段を提供しているのである。
ここで、本実施形態に係る技術と、従来のVPNとの間の相違点について、より詳細に述べる。従来のVPNは、ネットワークを透過的に接続する技術であり、相互に接続された異なるホームネットワーク内の機器間で、各機器が1つのIPアドレスを保有する機器として互いに認識されるようにする技術である。これと同様に、IPアドレス変換を利用してホームネットワーク間の通信をP2P通信で実現する技術もある。この技術は、P2P通信を用いているとは言え、結局、P2P通信の送信/受信機器でIPアドレス変換している点で、従来のVPNと実質的に同等の技術であると言える。
一方、上述した本実施形態に係る技術は、異なるホームネットワーク間をサービスレベルで接続する技術であり、相互に接続された異なるホームネットワーク内の機器間で、各機器が通信先の機器を認識出来ないという特徴を有している。例えば、上記の端末装置104がP2P通信経路を介してメッセージを送信する際に、通信相手としてネットワーク接続機器である端末装置102のみを認識しているという特徴がある。つまり、各ホームネットワーク内の機器は、P2P通信経路を介して他のホームネットワーク内の機器が提供するサービスを利用する際に、通信相手となるネットワーク接続機器のみを認識している。
上記の通り、従来のVPNを適用する場合、各機器が他のホームネットワーク内の機器を認識出来るのに対し、本実施形態に係る技術を適用する場合、各機器が他のホームネットワーク内でサービスを提供する機器を個々に認識出来ない点で両者の技術が明確に相違する。また、本実施形態に係るネットワーク接続機器は、特定のプロトコルのみを転送する構成であるため、ウィルスやワーム等による攻撃に対して高い耐性を有する。
例えば、ホームネットワーク内の機器をping等のコマンドで検索し、検出された機器に対して攻撃を仕掛けるようなネットワークワームに感染したとしても、通信相手先に感染が拡大する心配がない。また、あるサービスの脆弱性に対して攻撃を仕掛けるコンピュータウィルスに感染したとしても、そのサービスに対応するプロトコルがネットワーク接続機器により転送されるプロトコルで無い限り、通信相手先に感染の影響が及ばない。つまり、本実施形態に係る技術を用いることで、異なるホームネットワークが相互に接続されているにも関わらず、各機器からは、各ホームネットワーク内で通信処理が閉じているように見えるのである。
以上のように、本実施形態に係る技術と、VPN等の従来技術とは明確な相違点を有しており、本実施形態に係る技術は、特別な機器を追加設置すること無く、P2P通信を用いて異なるネットワーク間を接続することが可能になるという効果に加え、接続されたネットワーク間での不正アクセスを防止できるという格別の効果を奏する。
[ハードウェア構成(情報処理装置)]
上記装置が有する各構成要素の機能は、例えば、図6に示すハードウェア構成を有する情報処理装置により、上記の機能を実現するためのコンピュータプログラムを用いて実現することが可能である。図6は、上記装置の各構成要素が有する機能を実現することが可能な情報処理装置のハードウェア構成を示す説明図である。
図6に示すように、前記の情報処理装置は、主に、CPU(Central Processing Unit)902と、ROM(Read Only Memory)904と、RAM(Random Access Memory)906と、ホストバス908と、ブリッジ910と、外部バス912と、インターフェース914と、入力部916と、出力部918と、記憶部920と、ドライブ922と、接続ポート924と、通信部926とにより構成される。
CPU902は、例えば、演算処理装置又は制御装置として機能し、ROM904、RAM906、記憶部920、又はリムーバブル記録媒体928に記録された各種プログラムに基づいて各構成要素の動作全般又はその一部を制御する。ROM904は、例えば、CPU902に読み込まれるプログラムや演算に用いるデータ等を格納する。RAM906は、例えば、CPU902に読み込まれるプログラムや、そのプログラムを実行する際に適宜変化する各種パラメータ等を一時的又は永続的に格納する。これらの構成要素は、例えば、高速なデータ伝送が可能なホストバス908によって相互に接続されている。また、ホストバス908は、例えば、ブリッジ910を介して比較的データ伝送速度が低速な外部バス912に接続されている。
入力部916は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ、及びレバー等の操作手段である。また、入力部916は、赤外線やその他の電波を利用して制御信号を送信することが可能なリモートコントロール手段(所謂、リモコン)であってもよい。なお、入力部916は、上記の操作手段を用いて入力された情報を入力信号としてCPU902に伝送するための入力制御回路等により構成されている。
出力部918は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma DisplayPanel)、又はELD(Electro−Luminescence Display)等のディスプレイ装置、スピーカ、ヘッドホン等のオーディオ出力装置、プリンタ、携帯電話、又はファクシミリ等、取得した情報を利用者に対して視覚的又は聴覚的に通知することが可能な装置である。
記憶部920は、各種のデータを格納するための装置であり、例えば、ハードディスクドライブ(HDD;Hard Disk Drive)等の磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、又は光磁気記憶デバイス等により構成される。
ドライブ922は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体928に記録された情報を読み出し、又はリムーバブル記録媒体928に情報を書き込む装置である。リムーバブル記録媒体928は、例えば、DVDメディア、Blu−rayメディア、HD−DVDメディア、コンパクトフラッシュ(CF;CompactFlash)(登録商標)、メモリースティック、又はSDメモリカード(Secure Digital memory card)等である。もちろん、リムーバブル記録媒体928は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード(Integrated Circuit Card)、又は電子機器等であってもよい。
接続ポート924は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)、RS−232Cポート、又は光オーディオ端子等のような外部接続機器930を接続するためのポートである。外部接続機器930は、例えば、プリンタ、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、又はICレコーダ等である。
通信部926は、ネットワーク932に接続するための通信デバイスであり、例えば、有線又は無線LAN、Bluetooth(登録商標)、又はWUSB(Wireless USB)用の通信カード、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、又は各種通信用のモデム等である。また、通信部926に接続されるネットワーク932は、有線又は無線により接続されたネットワークにより構成され、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、可視光通信、放送、又は衛星通信等である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明の一実施形態に係るネットワーク接続システムのシステム構成を示す説明図である。 同実施形態に係る端末装置の機能構成を示す説明図である。 同実施形態に係る通信処理の流れを示す説明図である。 同実施形態に係る通信処理の流れを示す説明図である。 同実施形態に係る通信処理の流れを示す説明図である。 同実施形態に係る端末装置のハードウェア構成例を示す説明図である。
符号の説明
1 ネットワーク接続システム
10、20 ルータ
1000、2000 ホームネットワーク
102、104、202、204、206 端末装置
112、212 P2Pメッセージ処理部
114、214 サービス提供部
116、216 受信メッセージ解析部
118、218 通信インターフェース
932 広域ネットワーク

Claims (5)

  1. 異なる第1及び第2の局所ネットワークに属する1又は複数の端末装置同士で相互にデータ伝送するように、当該第1又は第2の局所ネットワーク間での端末間通信の代表接続端末として指定された中継用端末装置であって、
    前記第2又は第1の局所ネットワーク内の任意の端末装置から発信された、当該任意の端末装置で指定された前記第2又は第1の局所ネットワーク内の1又は複数の端末装置を表す発信側宛先情報を含む要求データと、当該要求データに前記端末間通信を介して付加された前記第1又は第2の局所ネットワークの中継用端末装置を表す中継側宛先情報とを受信するデータ送受信部と、
    前記データ送受信部で受信した前記要求データから前記発信側宛先情報及び前記中継側宛先情報を検出する宛先情報検出部と、
    前記宛先情報検出部で検出した前記中継側宛先情報を、前記第1又は第2の局所ネットワークに固有の中継側宛先情報に変更する中継側宛先変更部と、
    前記要求データ及び前記宛先情報検出部で検出した前記中継側宛先変更部で変更された前記中継側宛先情報に基づいて、当該要求データの処理対象となる前記第1又は第2の局所ネットワーク内の1又は複数の端末装置の宛先を指定する宛先指定部と、
    を備え、
    前記データ送受信部は、前記宛先指定部にて指定された前記端末装置から発信された応答データに、前記宛先情報検出部で検出された前記発信側宛先情報と、前記第2又は第1の局所ネットワークの中継用端末装置を表す中継側宛先情報を付加した後、前記端末間通信を介して前記第2又は第1の局所ネットワークに属する中継用端末装置に送信することを特徴とする、中継用端末装置。
  2. 前記要求データが前記第2又は第1の局所ネットワーク内の1又は複数の前記端末装置を指定して伝送されたものであるか否かを判断する宛先指定判断部をさらに備え、
    前記中継側宛先変更部は、前記宛先指定判断部により宛先が指定されたものであると判断された場合に、前記宛先情報検出部で検出した前記中継側宛先情報を、前記第1又は第2の局所ネットワークに固有の中継側宛先情報に変更することを特徴とする、請求項1に記載の中継用端末装置。
  3. 前記データ送受信部は、複数の前記応答データ又は要求データを1つのデータに纏めて前記第2又は第1の局所ネットワーク内の端末装置に送信することを特徴とする、請求項1又は2に記載の中継用端末装置。
  4. 異なる第1及び第2の局所ネットワークに属する1又は複数の端末装置同士で相互にデータ伝送するように、当該第1又は第2の局所ネットワーク間での端末間通信の代表接続端末として指定された中継用端末装置による通信方法であって、
    前記第2又は第1の局所ネットワーク内の任意の端末装置から発信された、当該任意の端末装置で指定された前記第2又は第1の局所ネットワーク内の1又は複数の端末装置を表す発信側宛先情報を含む要求データと、当該要求データに前記端末間通信を介して付加された前記第1又は第2の局所ネットワークの中継用端末装置を表す中継側宛先情報とが受信されるデータ送受信ステップと、
    前記データ送受信ステップで受信された前記要求データから前記発信側宛先情報及び前記中継側宛先情報が検出される宛先情報検出ステップと、
    前記宛先情報検出ステップで検出された前記中継側宛先情報が、前記第1又は第2の局所ネットワークに固有の中継側宛先情報に変更される中継側宛先変更ステップと、
    前記要求データ及び前記宛先情報検出ステップで検出された前記中継側宛先変更ステップで変更された前記中継側宛先情報に基づいて、当該要求データの処理対象となる前記第1又は第2の局所ネットワーク内の1又は複数の端末装置の宛先が指定される宛先指定ステップと、
    を含み、
    前記データ送受信ステップでは、前記宛先指定ステップにて指定された前記端末装置から発信された応答データに、前記宛先情報検出ステップで検出された前記発信側宛先情報と、前記第2又は第1の局所ネットワークの中継用端末装置を表す中継側宛先情報が付加された後、前記端末間通信を介して前記第2又は第1の局所ネットワークに属する中継用端末装置に送信されることを特徴とする、通信方法。
  5. 異なる第1及び第2の局所ネットワークに属する1又は複数の端末装置同士で相互にデータ伝送するように、当該第1又は第2の局所ネットワーク間での端末間通信の代表接続端末として指定された中継用端末装置の機能をコンピュータに実現させるためのプログラムであって、
    前記第2又は第1の局所ネットワーク内の任意の端末装置から発信された、当該任意の端末装置で指定された前記第2又は第1の局所ネットワーク内の1又は複数の端末装置を表す発信側宛先情報を含む要求データと、当該要求データに前記端末間通信を介して付加された前記第1又は第2の局所ネットワークの中継用端末装置を表す中継側宛先情報とを受信するデータ送受信機能と、
    前記データ送受信機能で受信した前記要求データから前記発信側宛先情報及び前記中継側宛先情報を検出する宛先情報検出機能と、
    前記宛先情報検出機能で検出した前記中継側宛先情報を、前記第1又は第2の局所ネットワークに固有の中継側宛先情報に変更する中継側宛先変更機能と、
    前記要求データ及び前記宛先情報検出部で検出した前記中継側宛先変更部で変更された前記中継側宛先情報に基づいて、当該要求データの処理対象となる前記第1又は第2の局所ネットワーク内の1又は複数の端末装置の宛先を指定する宛先指定機能と、
    を含み、
    前記データ送受信機能により、前記宛先指定部にて指定された前記端末装置から発信された応答データに、前記宛先情報検出機能で検出された前記発信側宛先情報と、前記第2又は第1の局所ネットワークの中継用端末装置を表す中継側宛先情報を付加した後、前記端末間通信を介して前記第2又は第1の局所ネットワークに属する中継用端末装置に送信する機能をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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