JP2009158073A - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】読み出し動作時の誤動作を防止可能な半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】SRAMセル10の、互いの出力信号を入力する2つのインバータ回路13,14間を結ぶ配線に、スイッチ15,16を設け、読み出し動作時にインバータ回路13,14間の接続を遮断することにより、読み出し動作時に高電位となるビット線BL,/BLによりインバータ回路13,14のノードna,nbの一方のLレベルの電位が上昇しても、他方へはその影響が伝わらず、データが反転されることが防止される。
【選択図】図1
【解決手段】SRAMセル10の、互いの出力信号を入力する2つのインバータ回路13,14間を結ぶ配線に、スイッチ15,16を設け、読み出し動作時にインバータ回路13,14間の接続を遮断することにより、読み出し動作時に高電位となるビット線BL,/BLによりインバータ回路13,14のノードna,nbの一方のLレベルの電位が上昇しても、他方へはその影響が伝わらず、データが反転されることが防止される。
【選択図】図1
Description
本発明は半導体記憶装置に関し、特にSRAM(Static Random Access Memory)型の半導体記憶装置に関する。
SRAMセルは、通常2つのパストランジスタ(トランスファトランジスタと呼ばれる場合もある)と、それぞれpチャネル型MOSFET(Metal-Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)とnチャネル型MOSFETからなる2つのインバータの計6つのトランジスタで構成されている。そして、2つのインバータ回路をループ状につないで、D−フリップフロップを構成することで相補のデータを保持している。
図18は、通常のSRAMセルの回路図である。
SRAMセル90は、それぞれ一方の入出力端子(ソースまたはドレイン)にビット線BLまたはビット線/BLを接続したトランスファトランジスタであるnチャネル型MOSFET(以下nMOSと略す)91,92と、nMOS91,92間に接続され、互いの出力信号を入力するように接続されたインバータ回路93,94とを有している。
SRAMセル90は、それぞれ一方の入出力端子(ソースまたはドレイン)にビット線BLまたはビット線/BLを接続したトランスファトランジスタであるnチャネル型MOSFET(以下nMOSと略す)91,92と、nMOS91,92間に接続され、互いの出力信号を入力するように接続されたインバータ回路93,94とを有している。
トランスファトランジスタであるnMOS91,92は、ゲートに接続されるワード線WLの電位レベルに応じてオンまたはオフする。
インバータ回路93は、pチャネル型MOSFET(以下pMOSと略す)93aとnMOS93bからなり、インバータ回路94は、pMOS94aとnMOS94bとからなる。
インバータ回路93は、pチャネル型MOSFET(以下pMOSと略す)93aとnMOS93bからなり、インバータ回路94は、pMOS94aとnMOS94bとからなる。
pMOS93a,94aのソースには高電位側電源Vddが接続され、pMOS93aのドレインはnMOS91の他方の入出力端子、nMOS93bのドレイン、pMOS94a及びnMOS94bのゲートに接続している。pMOS94aのドレインは、nMOS92の他方の入出力端子、nMOS94bのドレイン、pMOS93a及びnMOS93bのゲートに接続している。nMOS93b,94bのソースには低電位側電源Vssが接続されている。
トランスファトランジスタであるnMOS91,92は、ゲートに接続されるワード線WLの電位によってオンまたはオフする。
このようなSRAMセル90において、データ読み出し時は、まずビット線BL,/BLを高電位にし、次にワード線WLを高電位にする。これにより、nMOS91,92がオンし、インバータ回路93の出力ノードであるpMOS93a、nMOS93bのドレイン間のノードnaと、インバータ回路94の出力ノードであるpMOS94a、nMOS94b間のノードnbと、nMOS93b,94bを介してビット線BL,/BLの電位を引き下げる。そして、最後にビット線BL,/BLの電位差を図示しないセンスアンプで増幅することで、SRAMセル90に記憶されたデータを得ることができる。
このようなSRAMセル90において、データ読み出し時は、まずビット線BL,/BLを高電位にし、次にワード線WLを高電位にする。これにより、nMOS91,92がオンし、インバータ回路93の出力ノードであるpMOS93a、nMOS93bのドレイン間のノードnaと、インバータ回路94の出力ノードであるpMOS94a、nMOS94b間のノードnbと、nMOS93b,94bを介してビット線BL,/BLの電位を引き下げる。そして、最後にビット線BL,/BLの電位差を図示しないセンスアンプで増幅することで、SRAMセル90に記憶されたデータを得ることができる。
なお、一般に、SRAMセルにおいて、アクセスされた際のデータ保持の安定度を測る指標としてスタティックノイズマージン(SNM:Static Noise Margin)が用いられている。
図19は、SNMの例を示す図である。
縦軸は図18のノードnbの電圧[V]、横軸はノードnaの電圧[V]である。
ここで示すグラフは、SRAMセルを2個のインバータ回路に分離して、それぞれのインバータのDC(直流)特性を求め、一方のインバータのDC特性出力が、他方のインバータのDC特性入力となるように、2つのDC特性を重ね合わせたものであり、バタフライカーブとも呼ばれている。
縦軸は図18のノードnbの電圧[V]、横軸はノードnaの電圧[V]である。
ここで示すグラフは、SRAMセルを2個のインバータ回路に分離して、それぞれのインバータのDC(直流)特性を求め、一方のインバータのDC特性出力が、他方のインバータのDC特性入力となるように、2つのDC特性を重ね合わせたものであり、バタフライカーブとも呼ばれている。
ここでは、図18で示したインバータ回路93の出力であり、且つ、インバータ回路94の入力であるノードnaの電圧と、インバータ回路94の出力であり、且つ、インバータ回路93の入力であるノードnbの電圧の関係を示している。
この2つのDC特性を重ねたバタフライカーブに内接する最大の正方形の一辺が、SNMとして定義される。SNMが小さすぎると、SRAMセルを構成するトランジスタの特性ばらつきによりバタフライカーブが変形し、図19の正方形が消失してSRAMが不良となる。よって、SRAMを良品とするためには、SNMを十分に大きくする、もしくは、SRAMセルを構成するトランジスタの特性ばらつきを抑える必要がある。
なお、たとえば、特許文献1には、書き込み動作の際に、ライトドライバーがSRAMセルの高い振幅を持つ信号と競合しなければならなくなるという問題を解決するために、一方のインバータの出力端子と他方のインバータの入力端子間に、トランスミッションゲートを設け、書き込み動作の際に、トランスミッションゲートをオフすることが開示されている。
特開2006−59523号公報
ところで、SRAMトランジスタの特性ばらつきは、微細化するにつれて大きくなる傾向にあり、また、低電源電圧化によりSNMは小さくなり、マージンを確保することが困難になっているという問題があった。この場合、読み出し時にデータを安定に保持することができないという問題があった。
たとえば、図18のノードnaの電位レベルが1(H:High)で、ノードnbの電位レベルが0(L:Low)の場合、正常な場合には、ビット線/BLからnMOS92を介して電流が流れ込みノードnbの電位が上昇しても、nMOS93bはオンせず、ノードnaの電位レベルは保持される。
しかし、特性ばらつきにより、たとえば、nMOS94bの閾値電圧Vthが高く、nMOS93bの閾値電圧Vthが低い場合、ノードnbの電位が上昇しやすくなり、nMOS93bがオンしてしまい、ノードnaの電位が下がり始める。これにより、ノードnbの電位がさらに上がり、nMOS93bに流れる電流が大きくなりノードnaの電位がさらに下がる。これらの悪循環が繰り返されて、最終的にビット反転が起こってしまう。
上記の点を鑑みて、本発明者は、読み出し動作時の誤動作を防止可能な半導体記憶装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、以下のような半導体記憶装置が提供される。この半導体記憶装置は、互いの出力信号を入力する2つのインバータ回路と、2つの前記インバータ回路を結ぶ配線に接続され、読み出し動作時に前記インバータ回路間の接続を遮断するスイッチと、を具備したメモリセルを有する。
メモリセルを構成するMOSFETの閾値がばらついていても、読み出し動作時の誤動作を防止できる。
以下、本実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の半導体記憶装置のメモリセル(SRAMセル)を示す図である。
図1は、本実施の形態の半導体記憶装置のメモリセル(SRAMセル)を示す図である。
ここで示すSRAMセル10は、それぞれ一方の入出力端子(ソースまたはドレイン)にビット線BLまたはビット線/BLを接続したトランスファトランジスタであるnMOS11,12と、nMOS11,12間に接続され、互いの出力信号を入力するインバータ回路13,14と、インバータ回路13,14を結ぶ配線に接続されたスイッチ15,16を有している。
トランスファトランジスタであるnMOS11,12は、ゲートに接続されるワード線WLの電位レベルに応じてオンまたはオフする。
インバータ回路13は、pMOS13aとnMOS13bとからなり、インバータ回路14は、pMOS14aとnMOS14bとからなる。
インバータ回路13は、pMOS13aとnMOS13bとからなり、インバータ回路14は、pMOS14aとnMOS14bとからなる。
pMOS13a,14aのソースには高電位側電源Vddが接続され、pMOS13aのドレインはnMOS11の他方の入出力端子、nMOS13bのドレイン、スイッチ16を介してpMOS14a及びnMOS14bのゲートに接続している。pMOS14aのドレインは、nMOS12の他方の入出力端子、nMOS14bのドレイン、スイッチ15を介してpMOS13a及びnMOS13bのゲートに接続している。nMOS13b,14bのソースには低電位側電源Vssが接続されている。
スイッチ15,16は、信号RSWによって、読み出し時にオフするように制御されている。
図2は、ワード線WLの電位レベル及び信号RSWの状態と、SRAMセルの状態との関係を示す図である。
図2は、ワード線WLの電位レベル及び信号RSWの状態と、SRAMセルの状態との関係を示す図である。
データ保持(hold)時には、ワード線WLをLレベルとしnMOS11,12をオフし、信号RSWによりスイッチ15,16をオンする。これにより、SRAMセル10のノードnaと、ノードnbの電位が保持される。
なお、ワード線WLをLレベルとし、信号RSWによりスイッチ15,16をオフした場合、リーク電流などでノードna,nbの電位は低下していくが、十分短い時間では、データ保持状態(図2では括弧付のhold)となる。以下では、この状態を動的保持状態という。
データ書き込み(WRITE)時は、ワード線WLをHレベルとし、nMOS11,12をオンする。そして、信号RSWによりスイッチ15,16をオンする。これにより、ノードna,nbは、ビット線BL,/BLの電位に応じてHレベルまたはLレベルの電位となる。
データ読み出し(READ)時は、ワード線WLをHレベルとし、nMOS11,12をオンする。そして、信号RSWにより、スイッチ15,16をオフする。データ読み出し時は、ビット線BL,/BLとも高電位となっているので、ノードnaと、ノードnbの電位に応じて、ビット線BL,/BLの電位が引き下がる。そして、最後にビット線BL,/BLの電位差を図示しないセンスアンプで増幅することで、SRAMセル10に記憶されたデータを得ることができる。
本実施の形態の半導体記憶装置のSRAMセル10では、データ読み出し時、ビット線BL,/BLの電位によって、インバータ回路13,14の出力であるノードna,nbの電位が上がっても、インバータ回路13,14間の接続がスイッチ15,16によって切断されているため他方に伝わらない。これにより、データの反転を起こす危険を抑えることができる。
なお、データ読み出し時、スイッチ15,16を一方のみオフするようにしてもインバータ回路13,14のループを切断することができるので、同様の効果が得られる。このため、スイッチ15,16はどちらか一方のみ設けるようにしてもよい。
図3は、本実施の形態のSRAMの要部の構成を示す図である。
ここでは、図1と同様の回路構成であるSRAMセル10−1,10−2,10−3,10−4を有するSRAM20の要部の構成を示している。なお、SRAMセルの数は、2×2に限定されることはない。
ここでは、図1と同様の回路構成であるSRAMセル10−1,10−2,10−3,10−4を有するSRAM20の要部の構成を示している。なお、SRAMセルの数は、2×2に限定されることはない。
SRAM20は、ワード線WL1またはワード線WL2を活性化してSRAMセル10−1〜10−4を選択するカラムセレクタ21と、ビット線BL1,/BL1,BL2,/BL2を選択してデータをセンスアンプSAに供給するロウデコーダ22、プリチャージ線PCからの信号に応じてビット線BL1,/BL1,BL2,/BL2をプリチャージするためのpMOS23−1,23−2,23−3,23−4を有している。
さらに、本実施の形態のSRAM20では、信号線RSW1,RSW2によって、SRAMセル10−1〜10−4内のスイッチ(図1のスイッチ15,16)をオンまたはオフさせるための信号RSWを供給するリード用ロウセレクタ24を有している。
以下、SRAM20の動作を説明する。
データ保持時には、カラムセレクタ21は、全てのワード線WL1,WL2をLレベルにし、リード用ロウセレクタ24は、信号線RSW1,RSW2により、スイッチをオンにするための信号RSWをSRAMセル10−1〜10−4に供給する。これにより、全てのSRAMセル10−1〜10−4は、データ保持状態となる。
データ保持時には、カラムセレクタ21は、全てのワード線WL1,WL2をLレベルにし、リード用ロウセレクタ24は、信号線RSW1,RSW2により、スイッチをオンにするための信号RSWをSRAMセル10−1〜10−4に供給する。これにより、全てのSRAMセル10−1〜10−4は、データ保持状態となる。
たとえば、SRAMセル10−1のデータを読み出す場合、カラムセレクタ21は、ワード線WL1をHレベルにして、SRAMセル10−1,10−2を選択する。リード用ロウセレクタ24は、信号線RSW1,RSW2により、スイッチをオフにするための信号RSWをSRAMセル10−1〜10−4に供給する。これにより、SRAMセル10−1,10−2は読み出し状態になり、SRAMセル10−3,10−4は、動的保持状態となる。ここで、ロウデコーダ22により、ビット線BL1,/BL1を選択することで、SRAMセル10−1のデータが読み出される。本実施の形態のSRAM20では、リード用ロウセレクタ24からの信号RSWにより、SRAMセル10−1のスイッチをオフにしているので、誤読み出しを防止することができる。
たとえば、SRAMセル10−1にデータを書き込む場合、カラムセレクタ21は、ワード線WL1をHレベルにして、SRAMセル10−1,10−2を選択する。リード用ロウセレクタ24は、信号線RSW1によりスイッチをオンにするための信号RSWをSRAMセル10−1,10−3に供給し、信号線RSW2によりスイッチをオフにするための信号RSWをSRAMセル10−2,10−4に供給する。これにより、SRAMセル10−1は書き込み状態、SRAMセル10−2は読み出し状態、SRAMセル10−3は保持状態、SRAMセル10−4は動的保持状態となる。ここで、ロウデコーダ22により、ビット線BL1,/BL1を選択することで、ビット線BL1,/BL1のデータがSRAMセル10−1に書き込まれる。
SRAMセル10−1〜10−4への読み書き時における各信号の様子を以下に示す。
図4は、本実施の形態のSRAMセルの動作を示すタイミングチャートの例であり、(A)は読み出し時、(B)は書き込み時の動作を示すタイミングチャートである。
図4は、本実施の形態のSRAMセルの動作を示すタイミングチャートの例であり、(A)は読み出し時、(B)は書き込み時の動作を示すタイミングチャートである。
図4(A)に示すように、読み出し時は、プリチャージ線PCを一定期間LレベルにしてpMOS23−1〜23−4をオンし、ビット線BL,/BLを高電位側電源Vddによりプリチャージする。その後、読み出し対象のSRAMセルがあるカラムのワード線WLをHレベルに立ち上げるが、その直前にSRAMセルのスイッチを制御する信号RSWを、スイッチをオンさせる信号からオフさせる信号に変える(詳細は後述する)。
na,nbは、図1のSRAMセル10のノードna,nbの電位を示しているが、たとえば、点線で、Hレベルとなっている方をノードnaの電位、実線で、ワード線WLがHレベルの期間にLレベルから少々引き上げられている方をノードnbの電位とする。スイッチをオフにしているため、ノードnbの電位がビット線/BLによって引き上げられても、ノードnaの電位には影響を与えない。
ノードnaの電位がHレベルの場合、ビット線BLの電位(点線)はそのままであり、ビット線/BLの電位(実線)が下がっている。これにより、センスアンプSA(ラッチ型を想定している)は、ビット線BL,/BLの電位差を検出し、ノードnaの電位がHレベルであると認識して、Hレベルの信号を出力する。
信号RSWは、ワード線WLの立ち下がりと同時に、スイッチをオフ状態からオン状態にする。
なお、リード用ロウセレクタ24の回路構成を簡略化するために、ワード線WLの立ち上がりと同時に、信号RSWをオフするようにしてもよい。
なお、リード用ロウセレクタ24の回路構成を簡略化するために、ワード線WLの立ち上がりと同時に、信号RSWをオフするようにしてもよい。
一方、書き込み時は、図4(B)に示すように、ビット線BLがLレベル(点線)、ビット線/BLがHレベル(実線)であるとすると、ワード線WLがHレベルに立ち上がると、始めに点線で示されるノードnaの電位がHレベルの場合(ノードnaと相補の電位となっているノードnbの電位(実線)はLレベル)、ノードnaの電位が引き下げられLレベルとなり、逆にノードnbの電位は引き上げられてHレベルになる。書き込み時は、信号RSWは常にスイッチをオン状態にする信号となっている。
以下、図1のスイッチ15,16の具体例をあげて詳細に説明する。
図5は、第1の実施の形態の半導体記憶装置のSRAMセルを示す図である。
前述した図1と同一の構成要素は、同一符号としている。
図5は、第1の実施の形態の半導体記憶装置のSRAMセルを示す図である。
前述した図1と同一の構成要素は、同一符号としている。
第1の実施の形態の半導体記憶装置のSRAMセル30は、図1のスイッチ15として、互いに接続された一方の入出力端子をインバータ回路13の入力側(pMOS13a及びnMOS13bのゲート)に接続し、互いに接続された他方の入出力端子をインバータ回路14の出力側(ノードnb)に接続したnMOS31aとpMOS31bを有している。また、図1のスイッチ16として、互いに接続された一方の入出力端子をインバータ回路13の出力側(ノードna)に接続し、互いに接続された他方の入出力端子をインバータ回路14の入力側(pMOS14a及びnMOS14bのゲート)に接続したnMOS32aとpMOS32bを有している。
nMOS31a,32aのゲートには信号RSWが入力され、pMOS31b,32bのゲートには信号/RSWが入力される。
図6は、ワード線WL及び信号RSW,/RSWの電位レベルと、SRAMセルの状態との関係を示す図である。
図6は、ワード線WL及び信号RSW,/RSWの電位レベルと、SRAMセルの状態との関係を示す図である。
データ保持(hold)時には、ワード線WLをLレベルとしnMOS11,12をオフし、信号RSWをHレベル、信号/RSWをLレベルとし、nMOS31a及びpMOS31bからなるスイッチと、nMOS32a及びpMOS32bからなるスイッチを両方オンする。これにより、SRAMセル30のノードnaと、ノードnbの電位が保持される。
なお、ワード線WLをLレベルとし、信号RSWをLレベル、信号/RSWをHレベルとしてnMOS31a及びpMOS31bからなるスイッチと、nMOS32a及びpMOS32bからなるスイッチを両方オフした場合は、動的保持状態となる。
データ書き込み(WRITE)時は、ワード線WLをHレベルとし、nMOS11,12をオンする。そして、信号RSWをHレベル、信号/RSWをLレベルとし、nMOS31a及びpMOS31bからなるスイッチと、nMOS32a及びpMOS32bからなるスイッチを両方オンする。これにより、ノードna,nbは、ビット線BL,/BLの電位に応じてHレベルまたはLレベルの電位となる。
データ読み出し(READ)時は、ワード線WLをHレベルとし、nMOS11,12をオンする。そして、信号RSWをLレベル、信号/RSWをHレベルとしてnMOS31a及びpMOS31bからなるスイッチと、nMOS32a及びpMOS32bからなるスイッチを両方オフする。データ読み出し時は、ビット線BL,/BLとも高電位となっているので、ノードnaと、ノードnbの電位レベルに応じて、ビット線BL,/BLの電位が引き下がる。そして、最後にビット線BL,/BLの電位差を図示しないセンスアンプで増幅することで、SRAMセル30に記憶されたデータを得ることができる。
第1の実施の形態の半導体記憶装置のSRAMセル30では、データ読み出し時、ビット線BL,/BLの電位によって、インバータ回路13,14の出力であるノードna,nbの一方の電位が上がっても、信号RSWをLレベル、信号/RSWをHレベルとしてnMOS31a及びpMOS31bからなるスイッチと、nMOS32a及びpMOS32bからなるスイッチを両方オフし、インバータ回路13,14間の接続を切断する。このため、一方のノードna,nbの電位の変化が、他方のノードna,nbの電位に影響を与えない。これにより、データの反転を起こす危険を抑えることができる。
なお、データ読み出し時、nMOS31a及びpMOS31bからなるスイッチと、nMOS32a及びpMOS32bからなるスイッチを一方のみオフするようにしてもインバータ回路13,14のループを切断することができるので、同様の効果が得られる。このため、スイッチはどちらか一方のみ設けるようにしてもよい。
図7は、第1の実施の形態のSRAMの要部の構成を示す図である。
図3と同一の構成要素については同一符号としている。
ここでは、図5と同様の回路構成であるSRAMセル30−1,30−2,30−3,30−4を有するSRAM40の要部の構成を示している。なお、SRAMセルの数は、2×2に限定されることはない。
図3と同一の構成要素については同一符号としている。
ここでは、図5と同様の回路構成であるSRAMセル30−1,30−2,30−3,30−4を有するSRAM40の要部の構成を示している。なお、SRAMセルの数は、2×2に限定されることはない。
第1の実施の形態のSRAM40では、リード用ロウセレクタ24aは、SRAMセル30−1〜30−4に、前述した相補の信号RSW,/RSWを供給する。SRAMセル30−1,30−3に対しては、信号線RSW1,/RSW1により供給し、SRAMセル30−2,30−4に対しては、信号線RSW2,/RSW2により供給する。
リード用ロウセレクタ24aは、高電位側電源Vhigh、低電位側電源Vlowと接続している(Vdd及びVssとしてもよい)。また、リード用ロウアドレス選択信号、リード選択信号、ライト選択信号を入力し、SRAMセル30−1,30−3とSRAMセル30−2,30−4とに、動作に応じた信号RSW,/RSWを供給する。
以下、SRAM40の動作を説明する。
データ保持時には、カラムセレクタ21は、全てのワード線WL1,WL2をLレベルにし、リード用ロウセレクタ24aは、Hレベルの信号RSWを信号線RSW1,RSW2を介して、Lレベルの信号/RSWを信号線/RSW1,/RSW2を介して、それぞれSRAMセル30−1〜30−4に供給する。これにより、全てのSRAMセル10−1〜10−4は、データ保持状態となる。
データ保持時には、カラムセレクタ21は、全てのワード線WL1,WL2をLレベルにし、リード用ロウセレクタ24aは、Hレベルの信号RSWを信号線RSW1,RSW2を介して、Lレベルの信号/RSWを信号線/RSW1,/RSW2を介して、それぞれSRAMセル30−1〜30−4に供給する。これにより、全てのSRAMセル10−1〜10−4は、データ保持状態となる。
たとえば、SRAMセル30−1のデータを読み出す場合、カラムセレクタ21は、ワード線WL1をHレベルにして、SRAMセル30−1,30−2を選択する。リード用ロウセレクタ24aは、たとえば、読み出し時にHレベルとなるリード選択信号の立ち上がりに同期して、低電位側電源VlowをもとにしたLレベルの信号RSWを信号線RSW1,RSW2を介して、高電位側電源VhighをもとにしたHレベルの信号/RSWを信号線/RSW1,/RSW2を介して、それぞれSRAMセル30−1〜30−4に供給する。これにより、SRAMセル30−1,30−2は読み出し状態になり、SRAMセル30−3,30−4は、動的保持状態となる。ここで、ロウデコーダ22により、ビット線BL1,/BL1を選択することで、SRAMセル30−1のデータが読み出される。第1の実施の形態のSRAM40では、リード用ロウセレクタ24aからの信号RSW,/RSWにより、SRAMセル30−1のスイッチをオフにしているので、誤読み出しを防止することができる。
たとえば、SRAMセル30−1にデータを書き込む場合、カラムセレクタ21は、ワード線WL1をHレベルにして、SRAMセル30−1,30−2を選択する。リード用ロウセレクタ24aは、たとえば、書き込み時にHレベルとなるライト選択信号の立ち上がりに同期して、信号線RSW1を介して高電位側電源VhighをもとにしたHレベルの信号RSWを、信号線/RSW1を介して低電位側電源VlowをもとにしたLレベルの信号/RSWを、それぞれSRAMセル30−1,30−3に供給する。SRAMセル30−2,30−4に対しては、信号線RSW2を介してLレベルの信号RSWを、信号線/RSW2を介してHレベルの信号/RSWをそれぞれ供給する。これにより、SRAMセル30−1は書き込み状態、SRAMセル30−2は読み出し状態、SRAMセル30−3は保持状態、SRAMセル30−4は動的保持状態となる。ここで、ロウデコーダ22により、ビット線BL1,/BL1を選択することで、ビット線BL1,/BL1のデータがSRAMセル30−1に書き込まれる。
SRAMセル30−1〜30−4への読み書き時における各信号の様子を以下に示す。
図8は、第1の実施の形態のSRAMセルの動作を示すタイミングチャートの例であり、(A)は読み出し時、(B)は書き込み時の動作を示すタイミングチャートである。
図8は、第1の実施の形態のSRAMセルの動作を示すタイミングチャートの例であり、(A)は読み出し時、(B)は書き込み時の動作を示すタイミングチャートである。
リード選択信号や書き込み選択信号については図示を省略している。
図8(A)に示すように、読み出し時は、プリチャージ線PCを一定期間LレベルにしてpMOS23−1〜23−4をオンし、ビット線BL,/BLをプリチャージする。その後、ワード線WLをHレベルに立ち上げるが、その直前に図示しないリード選択信号に同期してSRAMセルのスイッチを制御する信号RSW(実線)を、HレベルからLレベルに立ち下げ、信号/RSW(点線)をLレベルからHレベルに立ち上げる。これにより、SRAMセルのスイッチをオフさせる。
図8(A)に示すように、読み出し時は、プリチャージ線PCを一定期間LレベルにしてpMOS23−1〜23−4をオンし、ビット線BL,/BLをプリチャージする。その後、ワード線WLをHレベルに立ち上げるが、その直前に図示しないリード選択信号に同期してSRAMセルのスイッチを制御する信号RSW(実線)を、HレベルからLレベルに立ち下げ、信号/RSW(点線)をLレベルからHレベルに立ち上げる。これにより、SRAMセルのスイッチをオフさせる。
na,nbは、図5のノードna,nbの電位を示しているが、たとえば、点線で、Hレベルとなっている方をノードnaの電位、実線で、ワード線WLがHレベルの期間にLレベルから少々引き上げられている方をノードnbの電位とする。スイッチをオフにしているため、ノードnbの電位がビット線/BLによって引き上げられても、ノードnaの電位には影響を与えない。
ノードnaの電位がHレベルの場合、ビット線BLの電位(点線)はそのままであり、ビット線/BLの電位(実線)が下がっている。これにより、センスアンプSA(ラッチ型を想定している)は、ビット線BL,/BLの電位差を検出し、ノードnaの電位がHレベルであると認識して、Hレベルの信号を出力する。
信号RSW,/RSWは、図示しないリード選択信号の立ち下がりと同時に、スイッチをオフ状態からオン状態にする。
なお、リード用ロウセレクタ24aの回路構成を簡略化するために、リード選択信号を用いずに、ワード線WLの立ち上がりと同時に、信号RSW,/RSWの電位レベルを遷移させるようにしてもよい。
なお、リード用ロウセレクタ24aの回路構成を簡略化するために、リード選択信号を用いずに、ワード線WLの立ち上がりと同時に、信号RSW,/RSWの電位レベルを遷移させるようにしてもよい。
一方、書き込み時は、図8(B)に示すように、ビット線BLがLレベル(点線)、ビット線/BLがHレベル(実線)であるとすると、ワード線WLがHレベルに立ち上がると、始めに点線で示されるノードnaの電位がHレベルの場合、ノードnaの電位が引き下げられLレベルとなり、逆にノードnbの電位は引き上げられてHレベルになる。書き込み時は、信号RSWはHレベル、信号/RSWはLレベルであり、書き込み対象のSRAMセルのスイッチをオン状態にしている。
次に、第2の実施の形態の半導体記憶装置を説明する。
図9は、第2の実施の形態の半導体記憶装置のSRAMセルを示す図である。
前述した図1と同一の構成要素は、同一符号としている。
図9は、第2の実施の形態の半導体記憶装置のSRAMセルを示す図である。
前述した図1と同一の構成要素は、同一符号としている。
第2の実施の形態の半導体記憶装置のSRAMセル50は、図1のスイッチ15として、一方の入出力端子をインバータ回路13の入力側(pMOS13a及びnMOS13bのゲート)に接続し、他方の入出力端子をインバータ回路14の出力側(ノードnb)に接続したnMOS51を有している。また、図1のスイッチ16として、一方の入出力端子をインバータ回路13の出力側(ノードna)に接続し、他方の入出力端子をインバータ回路14の入力側(pMOS14a及びnMOS14bのゲート)に接続したnMOS52を有している。nMOS51,52のゲートには信号RSWが入力される。
図10は、ワード線WL及び信号RSWの電位レベルと、SRAMセルの状態との関係を示す図である。
データ保持(hold)時には、ワード線WLをLレベルとし、nMOS11,12をオフする。さらに、信号RSWをHレベルとし、nMOS51,52によるスイッチを両方オンする。これにより、SRAMセル50のノードnaと、ノードnbの電位が保持される。
データ保持(hold)時には、ワード線WLをLレベルとし、nMOS11,12をオフする。さらに、信号RSWをHレベルとし、nMOS51,52によるスイッチを両方オンする。これにより、SRAMセル50のノードnaと、ノードnbの電位が保持される。
なお、ワード線WLをLレベルとし、信号RSWをLレベルとしてnMOS51,52によるスイッチを両方オフした場合は、動的保持状態となる。
データ書き込み(WRITE)時は、ワード線WLをHレベルとし、nMOS11,12をオンする。そして、信号RSWを通常のHレベルよりも高い電位レベルとし、nMOS51,52によるスイッチを両方オンする。書き込み時に、信号RSWを通常のHレベルよりも高い電位レベルにするのは、nMOS51,52の閾値分、Hレベルの電位が下がってしまい、インバータ回路13,14のnMOS13b,14bがオンしなくなることを防止するためである。これにより、ノードna,nbは、ビット線BL,/BLの電位に応じてHレベルまたはLレベルの電位となる。
データ書き込み(WRITE)時は、ワード線WLをHレベルとし、nMOS11,12をオンする。そして、信号RSWを通常のHレベルよりも高い電位レベルとし、nMOS51,52によるスイッチを両方オンする。書き込み時に、信号RSWを通常のHレベルよりも高い電位レベルにするのは、nMOS51,52の閾値分、Hレベルの電位が下がってしまい、インバータ回路13,14のnMOS13b,14bがオンしなくなることを防止するためである。これにより、ノードna,nbは、ビット線BL,/BLの電位に応じてHレベルまたはLレベルの電位となる。
データ読み出し(READ)時は、ワード線WLをHレベルとし、nMOS11,12をオンする。そして、信号RSWをLレベルとしてnMOS51,52によるスイッチを両方オフする。データ読み出し時は、ビット線BL,/BLとも高電位となっているので、ノードnaと、ノードnbの電位に応じて、ビット線BL,/BLの電位が引き下がる。そして、最後にビット線BL,/BLの電位差を図示しないセンスアンプで増幅することで、SRAMセル50に記憶されたデータを得ることができる。
第2の実施の形態の半導体記憶装置のSRAMセル50では、データ読み出し時、ビット線BL,/BLの電位によって、インバータ回路13,14の出力であるノードna,nbの一方の電位が上がっても、信号RSWをLレベルとしてnMOS51,52によるスイッチを両方オフすることで、インバータ回路13,14間の接続を切断するため他方のノードna,nbの電位に影響を与えない。これにより、データの反転を起こす危険を抑えることができる。また、SRAMセル50のスイッチを、nMOS51,52のみで構成できるので、第1の実施の形態のSRAMのセルアレイよりも縮小でき、全体的なセルアレイの面積を縮小することができる。
なお、データ読み出し時、nMOS51,52からなるスイッチを一方のみオフするようにしてもインバータ回路13,14のループを切断することができるので、同様の効果が得られる。このため、スイッチはどちらか一方のみ設けるようにしてもよい。
また、データ保持時にも、信号RSWを通常のHレベルよりも高い電位レベルにするようにしてもよい。
図11は、第2の実施の形態のSRAMの要部の構成を示す図である。
図11は、第2の実施の形態のSRAMの要部の構成を示す図である。
図3と同一の構成要素については同一符号としている。
ここでは、図9と同様の回路構成であるSRAMセル50−1,50−2,50−3,50−4を有するSRAM60の要部の構成を示している。なお、SRAMセルの数は、2×2に限定されることはない。
ここでは、図9と同様の回路構成であるSRAMセル50−1,50−2,50−3,50−4を有するSRAM60の要部の構成を示している。なお、SRAMセルの数は、2×2に限定されることはない。
第2の実施の形態のSRAM60では、リード用ロウセレクタ24bは、SRAMセル50−1〜50−4に、前述した信号RSWを供給する。SRAMセル50−1,50−3に対しては、信号線RSW1により供給し、SRAMセル50−2,50−4に対しては、信号線RSW2により供給する。
リード用ロウセレクタ24bは、高電位側電源Vhigh、低電位側電源Vlowと接続している(Vdd及びVssとしてもよい)。さらに、書き込み時に通常のHレベルよりも高い電位レベルを得るためのブースト電源Vboostと接続している。また、リード用ロウアドレス選択信号、リード選択信号、ライト選択信号を入力し、SRAMセル50−1〜50−4に、動作に応じた信号RSWを供給する。
以下、SRAM60の動作を説明する。
データ保持時には、カラムセレクタ21は、全てのワード線WL1,WL2をLレベルにし、リード用ロウセレクタ24bは、Hレベルの信号RSWを信号線RSW1,RSW2を介して、それぞれSRAMセル50−1〜50−4に供給する。これにより、全てのSRAMセル50−1〜50−4は、データ保持状態となる。
データ保持時には、カラムセレクタ21は、全てのワード線WL1,WL2をLレベルにし、リード用ロウセレクタ24bは、Hレベルの信号RSWを信号線RSW1,RSW2を介して、それぞれSRAMセル50−1〜50−4に供給する。これにより、全てのSRAMセル50−1〜50−4は、データ保持状態となる。
たとえば、SRAMセル50−1のデータを読み出す場合、カラムセレクタ21は、ワード線WL1をHレベルにして、SRAMセル50−1,50−2を選択する。リード用ロウセレクタ24bは、たとえば、読み出し時にHレベルとなるリード選択信号の立ち上がりに同期して、低電位側電源VlowをもとにしたLレベルの信号RSWを信号線RSW1,RSW2を介して、SRAMセル50−1〜50−4に供給する。これにより、SRAMセル50−1,50−2は読み出し状態になり、SRAMセル50−3,50−4は、動的保持状態となる。ここで、ロウデコーダ22により、ビット線BL1,/BL1を選択することで、SRAMセル50−1のデータが読み出される。第2の実施の形態のSRAM60では、リード用ロウセレクタ24bからの信号RSWにより、SRAMセル50−1のスイッチをオフにしているので、誤読み出しを防止することができる。
たとえば、SRAMセル50−1にデータを書き込む場合、カラムセレクタ21は、ワード線WL1をHレベルにして、SRAMセル50−1,50−2を選択する。リード用ロウセレクタ24bは、たとえば、書き込み時にHレベルとなるライト選択信号の立ち上がりに同期して、ブースト電源Vboostをもとにした通常のHレベルよりも高い電位レベルの信号RSWを、信号線RSW1を介して、SRAMセル50−1,50−3に供給する。SRAMセル50−2,50−4に対しては、低電位側電源VlowをもとにしたLレベルの信号RSWを、信号線RSW2を介して供給する。これにより、SRAMセル50−1は書き込み状態、SRAMセル50−2は読み出し状態、SRAMセル50−3は保持状態、SRAMセル50−4は動的保持状態となる。ここで、ロウデコーダ22により、ビット線BL1,/BL1を選択することで、ビット線BL1,/BL1のデータがSRAMセル50−1に書き込まれる。
第2の実施の形態のSRAM60では、SRAMセル50−1〜50−4に対して、相補の信号RSW,/RSWではなく、信号RSWのみ供給すればよいので、リード用ロウセレクタ24bの回路構成を簡略化できる。
SRAMセル50−1〜50−4への読み書き時における各信号の様子を以下に示す。
図12は、第2の実施の形態のSRAMセルの動作を示すタイミングチャートの例であり、(A)は読み出し時、(B)は書き込み時の動作を示すタイミングチャートである。
図12は、第2の実施の形態のSRAMセルの動作を示すタイミングチャートの例であり、(A)は読み出し時、(B)は書き込み時の動作を示すタイミングチャートである。
リード選択信号や書き込み選択信号については図示を省略している。
図12(A)に示すように、読み出し時は、プリチャージ線PCを一定期間LレベルにしてpMOS23−1〜23−4をオンし、ビット線BL,/BLをプリチャージする。その後、ワード線WLをHレベルに立ち上げるが、その直前に図示しないリード選択信号に同期してSRAMセルのスイッチを制御する信号RSWを、HレベルからLレベルに立ち下げ、SRAMセルのスイッチをオフさせる。
図12(A)に示すように、読み出し時は、プリチャージ線PCを一定期間LレベルにしてpMOS23−1〜23−4をオンし、ビット線BL,/BLをプリチャージする。その後、ワード線WLをHレベルに立ち上げるが、その直前に図示しないリード選択信号に同期してSRAMセルのスイッチを制御する信号RSWを、HレベルからLレベルに立ち下げ、SRAMセルのスイッチをオフさせる。
na,nbは、図9のノードna,nbの電位を示しているが、たとえば、点線で、Hレベルとなっている方をノードnaの電位、実線で、ワード線WLがHレベルの期間にLレベルから少々引き上げられている方をノードnbの電位とする。スイッチをオフにしているため、ノードnbの電位がビット線/BLによって引き上げられても、ノードnaの電位には影響を与えない。
ノードnaの電位がHレベルの場合、ビット線BLの電位(点線)はそのままであり、ビット線/BLの電位(実線)が下がっている。これにより、センスアンプSA(ラッチ型を想定している)は、ビット線BL,/BLの電位差を検出し、ノードnaの電位がHレベルであると認識して、Hレベルの信号を出力する。
信号RSWは、図示しないリード選択信号の立ち下がりと同時に、スイッチをオフ状態からオン状態にする。
なお、リード用ロウセレクタ24bの回路構成を簡略化するために、リード選択信号を用いずに、ワード線WLの立ち上がりと同時に、信号RSWの電位レベルを遷移させるようにしてもよい。
なお、リード用ロウセレクタ24bの回路構成を簡略化するために、リード選択信号を用いずに、ワード線WLの立ち上がりと同時に、信号RSWの電位レベルを遷移させるようにしてもよい。
一方、書き込み時は、図12(B)に示すように、ビット線BLがLレベル(点線)、ビット線/BLがHレベル(実線)であるとすると、ワード線WLがHレベルに立ち上がると、始めに点線で示されるノードnaの電位がHレベルの場合(ノードnaと相補の電位となっているノードnbの電位(実線)はLレベル)、ノードnaの電位が引き下げられLレベルとなり、逆にノードnbの電位は引き上げられてHレベルになる。書き込み時は、ライト選択信号に同期して、信号RSWはブースト電源VboostによりHレベルよりも高い電位に引き上げられ、書き込み対象のSRAMセルのスイッチをオン状態にしている。
次に、第3の実施の形態の半導体記憶装置を説明する。
図13は、第3の実施の形態の半導体記憶装置のSRAMセルを示す図である。
前述した図1と同一の構成要素は、同一符号としている。
図13は、第3の実施の形態の半導体記憶装置のSRAMセルを示す図である。
前述した図1と同一の構成要素は、同一符号としている。
第3の実施の形態の半導体記憶装置のSRAMセル70は、図1のスイッチ15として、一方の入出力端子をインバータ回路13の入力側(pMOS13a及びnMOS13bのゲート)に接続し、他方の入出力端子をインバータ回路14の出力側(ノードnb)に接続したpMOS71を有している。また、図1のスイッチ16として、一方の入出力端子をインバータ回路13の出力側(ノードna)に接続し、他方の入出力端子をインバータ回路14の入力側(pMOS14a及びnMOS14bのゲート)に接続したpMOS72を有している。pMOS71,72のゲートには信号RSWが入力される。
図14は、ワード線WL及び信号RSWの電位レベルと、SRAMセルの状態との関係を示す図である。
データ保持(hold)時には、ワード線WLをLレベルとし、nMOS11,12をオフする。さらに、信号RSWをLレベルとし、pMOS71,72によるスイッチを両方オンする。これにより、SRAMセル70のノードnaと、ノードnbの電位が保持される。
データ保持(hold)時には、ワード線WLをLレベルとし、nMOS11,12をオフする。さらに、信号RSWをLレベルとし、pMOS71,72によるスイッチを両方オンする。これにより、SRAMセル70のノードnaと、ノードnbの電位が保持される。
なお、ワード線WLをLレベルとし、信号RSWをHレベルとしてpMOS71,72によるスイッチを両方オフした場合は、動的保持状態となる。
データ書き込み(WRITE)時は、ワード線WLをHレベルとし、nMOS11,12をオンする。そして、信号RSWを通常のLレベルよりも低い電位レベルとし、nMOS71,72によるスイッチを両方オンする。書き込み時に、信号RSWを通常のLレベルよりも高い電位レベルにするのは、pMOS71,72の閾値分、Lレベルの電位が上がってしまい、インバータ回路13,14のnMOS13b,14bがオンしなくなることを防止するためである。これにより、ノードna,nbは、ビット線BL,/BLの電位に応じてHレベルまたはLレベルの電位となる。
データ書き込み(WRITE)時は、ワード線WLをHレベルとし、nMOS11,12をオンする。そして、信号RSWを通常のLレベルよりも低い電位レベルとし、nMOS71,72によるスイッチを両方オンする。書き込み時に、信号RSWを通常のLレベルよりも高い電位レベルにするのは、pMOS71,72の閾値分、Lレベルの電位が上がってしまい、インバータ回路13,14のnMOS13b,14bがオンしなくなることを防止するためである。これにより、ノードna,nbは、ビット線BL,/BLの電位に応じてHレベルまたはLレベルの電位となる。
データ読み出し(READ)時は、ワード線WLをHレベルとし、nMOS11,12をオンする。そして、信号RSWをHレベルとしてnMOS71,72によるスイッチを両方オフする。データ読み出し時は、ビット線BL,/BLとも高電位となっているので、ノードnaと、ノードnbの電位に応じて、ビット線BL,/BLの電位が引き下がる。そして、最後にビット線BL,/BLの電位差を図示しないセンスアンプで増幅することで、SRAMセル70に記憶されたデータを得ることができる。
第3の実施の形態の半導体記憶装置のSRAMセル70では、データ読み出し時、ビット線BL,/BLの電位によって、インバータ回路13,14の出力であるノードna,nbの一方の電位が上がっても、信号RSWをHレベルとしてnMOS71,72によるスイッチを両方オフすることで、インバータ回路13,14間の接続を切断するため他方のノードna,nbの電位に影響を与えない。これにより、データの反転を起こす危険を抑えることができる。また、SRAMセル70のスイッチをnMOS71,72のみで構成できるので、第1の実施の形態のSRAMのセルアレイよりも、全体的なセルアレイの面積を縮小することができる。
なお、データ読み出し時、nMOS71,72からなるスイッチを一方のみオフするようにしてもインバータ回路13,14のループを切断することができるので、同様の効果が得られる。このため、スイッチはどちらか一方のみ設けるようにしてもよい。
また、データ保持時にも、信号RSWを通常のLレベルよりも低い電位レベルにするようにしてもよい。
図15は、第3の実施の形態のSRAMの要部の構成を示す図である。
図15は、第3の実施の形態のSRAMの要部の構成を示す図である。
図3と同一の構成要素については同一符号としている。
ここでは、図13と同様の回路構成であるSRAMセル70−1,70−2,70−3,70−4を有するSRAM80の要部の構成を示している。なお、SRAMセルの数は、2×2に限定されることはない。
ここでは、図13と同様の回路構成であるSRAMセル70−1,70−2,70−3,70−4を有するSRAM80の要部の構成を示している。なお、SRAMセルの数は、2×2に限定されることはない。
第3の実施の形態のSRAM80では、リード用ロウセレクタ24cは、SRAMセル70−1〜70−4に、前述した信号RSWを供給する。SRAMセル70−1,70−3に対しては、信号線RSW1により供給し、SRAMセル70−2,70−4に対しては、信号線RSW2により供給する。
リード用ロウセレクタ24cは、高電位側電源Vhigh、低電位側電源Vlowと接続している(Vdd及びVssとしてもよい)。さらに、書き込み時に通常のLレベルよりも低い電位レベルを得るためのブースト電源Vboostと接続している。また、リード用ロウアドレス選択信号、リード選択信号、ライト選択信号を入力し、SRAMセル70−1〜70−4に、動作に応じた信号RSWを供給する。
以下、図15のSRAM80の動作を説明する。
データ保持時には、カラムセレクタ21は、全てのワード線WL1,WL2をLレベルにし、リード用ロウセレクタ24bは、Hレベルの信号RSWを信号線RSW1,RSW2を介して、それぞれSRAMセル70−1〜70−4に供給する。これにより、全てのSRAMセル70−1〜70−4は、データ保持状態となる。
データ保持時には、カラムセレクタ21は、全てのワード線WL1,WL2をLレベルにし、リード用ロウセレクタ24bは、Hレベルの信号RSWを信号線RSW1,RSW2を介して、それぞれSRAMセル70−1〜70−4に供給する。これにより、全てのSRAMセル70−1〜70−4は、データ保持状態となる。
たとえば、SRAMセル70−1のデータを読み出す場合、カラムセレクタ21は、ワード線WL1をHレベルにして、SRAMセル70−1,70−2を選択する。リード用ロウセレクタ24cは、たとえば、読み出し時にHレベルとなるリード選択信号の立ち上がりに同期して、高電位側電源VhighをもとにしたHレベルの信号RSWを信号線RSW1,RSW2を介して、SRAMセル70−1〜70−4に供給する。これにより、SRAMセル70−1,70−2は読み出し状態になり、SRAMセル70−3,70−4は、動的保持状態となる。ここで、ロウデコーダ22により、ビット線BL1,/BL1を選択することで、SRAMセル70−1のデータが読み出される。第3の実施の形態のSRAM80では、リード用ロウセレクタ24cからの信号RSWにより、SRAMセル70−1のスイッチをオフにしているので、誤読み出しを防止することができる。
たとえば、SRAMセル70−1にデータを書き込む場合、カラムセレクタ21は、ワード線WL1をHレベルにして、SRAMセル50−1,50−2を選択する。リード用ロウセレクタ24cは、たとえば、書き込み時にHレベルとなるライト選択信号の立ち上がりに同期して、ブースト電源Vboostをもとにした通常のLレベルよりも低い電位レベルの信号RSWを、信号線RSW1を介してSRAMセル50−1,50−3に供給する。SRAMセル50−2,50−4に対しては、高電位側電源VhighをもとにしたHレベルの信号RSWを、信号線RSW2を介して供給する。これにより、SRAMセル70−1は書き込み状態、SRAMセル70−2は読み出し状態、SRAMセル70−3は保持状態、SRAMセル70−4は動的保持状態となる。ここで、ロウデコーダ22により、ビット線BL1,/BL1を選択することで、ビット線BL1,/BL1のデータがSRAMセル70−1に書き込まれる。
第3の実施の形態のSRAM80では、各SRAMセル70−1〜70−4に対して、相補の信号RSW,/RSWではなく、信号RSWのみ供給すればよいので、リード用ロウセレクタ24cの回路構成を簡略化できる。
SRAMセル70−1〜70−4への読み書き時における各信号の様子を以下に示す。
図16は、第3の実施の形態のSRAMセルの動作を示すタイミングチャートの例であり、(A)は読み出し時、(B)は書き込み時の動作を示すタイミングチャートである。
図16は、第3の実施の形態のSRAMセルの動作を示すタイミングチャートの例であり、(A)は読み出し時、(B)は書き込み時の動作を示すタイミングチャートである。
リード選択信号や書き込み選択信号については図示を省略している。
図16(A)に示すように、読み出し時は、プリチャージ線PCを一定期間LレベルにしてpMOS23−1〜23−4をオンし、ビット線BL,/BLを高電位側電源Vddによりプリチャージする。その後、ワード線WLをHレベルに立ち上げるが、その直前に図示しないリード選択信号に同期してSRAMセルのスイッチを制御する信号RSWを、LレベルからHレベルに立ち下げ、SRAMセルのスイッチをオフさせる。
図16(A)に示すように、読み出し時は、プリチャージ線PCを一定期間LレベルにしてpMOS23−1〜23−4をオンし、ビット線BL,/BLを高電位側電源Vddによりプリチャージする。その後、ワード線WLをHレベルに立ち上げるが、その直前に図示しないリード選択信号に同期してSRAMセルのスイッチを制御する信号RSWを、LレベルからHレベルに立ち下げ、SRAMセルのスイッチをオフさせる。
na,nbは、図13のノードna,nbの電位を示しているが、たとえば、点線で、Hレベルとなっている方をノードnaの電位、実線で、ワード線WLがHレベルの期間にLレベルから少々引き上げられている方をノードnbの電位とする。スイッチをオフにしているため、ノードnbの電位がビット線/BLによって引き上げられても、ノードnaの電位には影響を与えない。
ノードnaの電位がHレベルの場合、ビット線BLの電位(点線)はそのままであり、ビット線/BLの電位(実線)が下がっている。これにより、センスアンプSA(ラッチ型を想定している)は、ビット線BL,/BLの電位差を検出し、ノードnaの電位がHレベルであると認識して、Hレベルの信号を出力する。
信号RSWは、図示しないリード選択信号の立ち下がりと同時に、スイッチをオフ状態からオン状態にする。
なお、リード用ロウセレクタ24cの回路構成を簡略化するために、リード選択信号を用いずに、ワード線WLの立ち上がりと同時に、信号RSWの電位レベルを遷移させるようにしてもよい。
なお、リード用ロウセレクタ24cの回路構成を簡略化するために、リード選択信号を用いずに、ワード線WLの立ち上がりと同時に、信号RSWの電位レベルを遷移させるようにしてもよい。
一方、書き込み時は、図16(B)に示すように、ビット線BLがLレベル(点線)、ビット線/BLがHレベル(実線)であるとすると、ワード線WLがHレベルに立ち上がると、始めに点線で示されるノードnaの電位がHレベルの場合(ノードnaと相補の電位となっているノードnbの電位(実線)はLレベル)、ノードnaの電位が引き下げられLレベルとなり、逆にノードnbの電位は引き上げられてHレベルになる。書き込み時は、ライト選択信号に同期して、信号RSWはブースト電源VboostによりLレベルよりも低い電位に引き上げられ、書き込み対象のSRAMセルのスイッチをオン状態にしている。
ところで、第2の実施の形態では、SRAMセル50内のスイッチとして、nMOS51,52を用いた場合について説明したが、これら2つのnMOSを、それぞれディプレッション型nMOSに置き換えてもよい。これにより、書き込み時に、信号RSWをHレベルよりも高い電位としなくても、インバータ回路13,14のnMOS13b,14bのゲートの電位をHレベルまで引き上げることができる。そのため、ブースト電源Vboostが不要になるので、リード用ロウセレクタ24bの回路構成を、さらに簡略化できる。
また、第3の実施の形態では、SRAMセル70内のスイッチとして、pMOS71,72を用いた場合について説明したが、これら2つのpMOSを、それぞれディプレッション型pMOSに置き換えてもよい。これにより、書き込み時に、信号RSWをLレベルよりも低い電位としなくても、通常のLレベルの電位で、インバータ回路13,14のpMOS13a,14aのゲートの電位をLレベルまで引き下げることができる。そのため、ブースト電源Vboostが不要になるので、リード用ロウセレクタ24cの回路構成を、さらに簡略化できる。
以下、読み出し動作時のSRAMセルのインバータ回路の出力ノード(ノードna,nb)の電位の経時変化をシミュレートした結果を示す。
図17は、スイッチなしのSRAMセルとスイッチありのSRAMセルにおける、インバータ回路の出力ノード電位の経時変化のシミュレーション結果を示す図である。図17(A)は、電源電圧が1.2V、図17(B)は0.8V、図17(C)は0.5Vの場合を示している。縦軸は、電圧(V)であり、横軸は時間(s)である。
図17は、スイッチなしのSRAMセルとスイッチありのSRAMセルにおける、インバータ回路の出力ノード電位の経時変化のシミュレーション結果を示す図である。図17(A)は、電源電圧が1.2V、図17(B)は0.8V、図17(C)は0.5Vの場合を示している。縦軸は、電圧(V)であり、横軸は時間(s)である。
ここでは、図13で示した第3の実施の形態のSRAMセル70(スイッチあり)と、比較例として、図18で示したSRAMセル90(スイッチなし)のノードna,nbの電位レベルの経時変化を示している。
なお、製造ばらつきによりSRAMセル70,90の左のnMOS11,91が、通常より閾値が0.1V低く、インバータ回路13,93のnMOS13b,93bの閾値が、0.1V高く、インバータ回路14,94のnMOS14b,94bの閾値が、0.1V低くなっていると仮定してシミュレーションを行った。また、SRAMセル70では、スイッチ用に通常より閾値を0.1V低いpMOS71,72を用いている。
図17(A)のように、電源電圧が1.2Vの場合には、スイッチを設けないSRAMセル90もスイッチを設けたSRAM70も、ノードna,nbの電位は、ほぼ一定であり、信号の反転は起こらなかった。
しかし、図17(B)、図17(C)のように、電源電圧が0.8V、0.5Vと低くなった場合、スイッチを設けないSRAMセル90では、ノードnaの電位がHレベルからLレベルに反転し、ノードnbの電位がLレベルからHレベルに反転し、動作不良が発生することがわかった。これに対し、スイッチを設けたSRAMセル70では、0.5Vでも電位レベルの反転は起こらず、正常に動作しており、低電圧でも正常な読み出し動作が可能であることがわかった。
(付記1) 互いの出力信号を入力する2つのインバータ回路と、
2つの前記インバータ回路を結ぶ配線に接続され、読み出し動作時に前記インバータ回路間の接続を遮断するスイッチと、
を具備したメモリセルを有することを特徴とする半導体記憶装置。
2つの前記インバータ回路を結ぶ配線に接続され、読み出し動作時に前記インバータ回路間の接続を遮断するスイッチと、
を具備したメモリセルを有することを特徴とする半導体記憶装置。
(付記2) 前記スイッチは、互いに接続された一方の入出力端子を一方の前記インバータ回路の入力側に接続し、互いに接続された他方の入出力端子を他方の前記インバータ回路の出力側に接続したnチャネル型MOSFETとpチャネル型MOSFETを有することを特徴とする付記1記載の半導体記憶装置。
(付記3) 前記スイッチは、一方の入出力端子を一方の前記インバータ回路の入力側に接続し、他方の入出力端子を他方の前記インバータ回路の出力側に接続したnチャネル型MOSFETを有することを特徴とする付記1記載の半導体記憶装置。
(付記4) 前記nチャネル型MOSFETは、ディプレッション型のnチャネル型MOSFETであることを特徴とする付記3記載の半導体記憶装置。
(付記5) 前記スイッチは、一方の入出力端子を一方の前記インバータ回路の入力側に接続し、他方の入出力端子を他方の前記インバータ回路の出力側に接続したpチャネル型MOSFETを有することを特徴とする付記1記載の半導体記憶装置。
(付記5) 前記スイッチは、一方の入出力端子を一方の前記インバータ回路の入力側に接続し、他方の入出力端子を他方の前記インバータ回路の出力側に接続したpチャネル型MOSFETを有することを特徴とする付記1記載の半導体記憶装置。
(付記6) 前記pチャネル型MOSFETは、ディプレッション型のpチャネル型MOSFETであることを特徴とする付記5記載の半導体記憶装置。
(付記7) 前記メモリセルの動作状態に応じて前記スイッチを制御するための信号を前記メモリセルに供給する回路を有することを特徴とする付記1乃至6の何れか一項に記載の半導体記憶装置。
(付記7) 前記メモリセルの動作状態に応じて前記スイッチを制御するための信号を前記メモリセルに供給する回路を有することを特徴とする付記1乃至6の何れか一項に記載の半導体記憶装置。
10 SRAMセル
11,12,13b,14b nMOS
13,14 インバータ回路
13a,14a pMOS
15,16 スイッチ
11,12,13b,14b nMOS
13,14 インバータ回路
13a,14a pMOS
15,16 スイッチ
Claims (5)
- 互いの出力信号を入力する2つのインバータ回路と、
2つの前記インバータ回路を結ぶ配線に接続され、読み出し動作時に前記インバータ回路間の接続を遮断するスイッチと、
を具備したメモリセルを有することを特徴とする半導体記憶装置。 - 前記スイッチは、互いに接続された一方の入出力端子を一方の前記インバータ回路の入力側に接続し、互いに接続された他方の入出力端子を他方の前記インバータ回路の出力側に接続したnチャネル型MOSFETとpチャネル型MOSFETを有することを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
- 前記スイッチは、一方の入出力端子を一方の前記インバータ回路の入力側に接続し、他方の入出力端子を他方の前記インバータ回路の出力側に接続したnチャネル型MOSFETを有することを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
- 前記スイッチは、一方の入出力端子を一方の前記インバータ回路の入力側に接続し、他方の入出力端子を他方の前記インバータ回路の出力側に接続したpチャネル型MOSFETを有することを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
- 前記メモリセルの動作状態に応じて前記スイッチを制御するための信号を前記メモリセルに供給する回路を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の半導体記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007338840A JP2009158073A (ja) | 2007-12-28 | 2007-12-28 | 半導体記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007338840A JP2009158073A (ja) | 2007-12-28 | 2007-12-28 | 半導体記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009158073A true JP2009158073A (ja) | 2009-07-16 |
Family
ID=40961900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007338840A Withdrawn JP2009158073A (ja) | 2007-12-28 | 2007-12-28 | 半導体記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009158073A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9087566B2 (en) | 2012-10-05 | 2015-07-21 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Semiconductor memory devices including a discharge circuit |
-
2007
- 2007-12-28 JP JP2007338840A patent/JP2009158073A/ja not_active Withdrawn
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A621 | Written request for application examination |
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A761 | Written withdrawal of application |
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