JP2009157433A - 廃車処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】素材再生用部品の運搬コストを抑えるとともに、解体業者における在庫スペースを抑制することができる廃車処理システムを提供する。
【解決手段】
複数の廃車発生所のそれぞれにおける廃車発生を監視する廃車発生監視手段と、上記複数の解体所がそれぞれ保管している上記素材再生用部品の在庫状態を監視する部品在庫監視手段と、上記廃車発生監視手段において上記廃車発生所について廃車発生が有りと判断すると、上記部品在庫監視手段において監視している在庫状態に基づき、上記複数の解体所から特定の解体所を選定し、上記廃車を引き取る運搬車輌に上記在庫部品を積載して上記素材再生所に運搬した後、上記廃車発生所で上記廃車を受け取って上記運搬車輌に積載して上記解体所まで運搬するように上記廃車発生所、上記解体所、および上記素材再生所を組み合わせた運搬経路を設定する経路設定手段とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、使用済みの自動車である廃車から回収された部品を資源として再利用可能な素材に再生するに際して、効率のよい物流の運用を図った廃車処理システムに関する。
使用済み自動車のリサイクルシステムは、従来では例えば特許文献1に示されるように、まず自動車ユーザからディーラ等の引き取り業者(以下、廃車発生業者という)に使用済み自動車が廃車として搬入され、搬入された廃車は解体業者まで運搬されて、解体業者において、引き取られた後、タイヤ、バッテリ等が有用部品として取り外される。この有用部品は部品としてリサイクルされる。
この解体段階においてさらに、例えばバンパ等の素材再生可能な部品を素材再生用部品として回収して樹脂材料等の再利用可能な素材として再生することができれば、より資源の有効活用を図ることができる。
特開2003−303231号公報
しかしながら、素材として再生するには大掛かりな専用設備が必要なため、設備を有する素材再生業者まで運搬する必要がある。この際に発生する運搬コストが再生素材の価値を大きく上回るので、この運搬コスト負担が大きな課題となっている。このように、運搬コスト負担を上回る利益が見込めない状態では、素材再生ビジネスとしての普及は難しい。
また、解体業者において、取り外したバンパなどの素材再生用部品を大量にストックしておき、まとめて運搬トラックで素材再生業者まで運搬することである程度の運搬コストの低減を図ることが考えられる。しかし、大量ストックのためのスペースの確保やこの在庫管理で新たな負担が発生することになり、結局、素材として再生可能な部品であるにもかかわらず、埋め立て等の廃却処分とされてしまう場合が多い。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、素材再生用部品の運搬コストを抑えるとともに、解体業者における在庫スペースを抑制することができる廃車処理システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、この発明の廃車処理システムは、自動車の廃車が発生する複数の廃車発生所と、上記廃車発生所から廃車を引き取って素材再生用部品に解体する複数の解体所と、上記解体所での解体により発生した素材再生用部品を引き取って素材再生する素材再生所との間での物流を管理して廃車処理をするためのシステムであって、上記複数の廃車発生所のそれぞれにおける廃車発生を監視する廃車発生監視手段と、上記複数の解体所がそれぞれ保管している上記素材再生用部品の在庫状態を監視する部品在庫監視手段と、上記廃車発生監視手段において上記廃車発生所について廃車発生が有りと判断すると、上記部品在庫監視手段において監視している在庫状態に基づき、上記複数の解体所から特定の解体所を選定し、上記廃車を引き取る運搬車輌に上記在庫部品を積載して上記素材再生所に運搬した後、上記廃車発生所で上記廃車を受け取って上記運搬車輌に積載して上記解体所まで運搬するように上記廃車発生所、上記解体所、および上記素材再生所を組み合わせた運搬経路を設定する経路設定手段とを備えるよう構成されている。
この発明によると、設定された運搬経路に基づいて配車することにより、廃車引き取りの都度、素材再生業者へ運搬することになるので、素材再生用部品の再資源化は確実に推進され、また解体業者は在庫部品を確実に素材再生業者へ運搬してから廃車引取りすることになるため、解体業者が用意すべき在庫部品保管スペースを小さく抑制でき、スペース確保や在庫部品管理の負担を軽減することができる。さらに、廃車引き取りの対象となる解体業者は、在庫部品を抱える解体業者のうちから選定されるため、解体業者に対して廃車解体時の素材再生用部品取り外しを積極化させる動機付けがなされ、素材として再生可能な資源の有効活用を積極推進することができる。
この発明の一形態では、上記廃車処理システムにおいて、上記経路設定手段は、上記在庫状態として上記素材再生用部品の在庫量を監視し、該在庫量が所定量を超える解体所業者を選定するよう構成されている。
この形態によると、上記の効果に加え、素材再生部品の効率のよい運搬および解体業者での積極的な再生部品の解体を促進することができるという利点が得られる。
この発明の一形態では、上記廃車処理システムにおいて、上記部品在庫量監視手段は、上記在庫状態として上記素材再生用部品の在庫を保管することが可能な日数を監視し、該日数が少ない解体業者を廃車引取りに選定するよう構成されている。
この形態によると、上記の効果に加え、解体業者は在庫保管スペース内での対応が可能になり、素材再生用部品の効率のよい回収運搬を促進することができるという利点が得られる。
この発明の一形態では、上記廃車処理システムにおいて、上記廃車監視装置は、上記廃車発生の日時を管理し、上記経路設定装置は、上記廃車発生の日時に推定される上記部品在庫状態から上記運搬経路の組み合わせを設定するよう構成されている。
この形態によると、上記の効果に加え、廃車発生業者での廃車発生日時と、このときに推定される解体業者の在庫状態から適切な業者を選定することができるという利点が得られる。
次に図面を参照して、この発明の実施形態を説明する。図1は、この発明の廃車処理システムの概要を説明するための図である。図1において、aは廃車発生業者(廃車発生所)、bは解体業者(解体所)、cは素材再生業者(素材再生所)をそれぞれ示している。廃車発生業者aは、使用済みの自動車である廃車が発生する業者であり、例えばメーカーディーラ、中古車ディーラ、整備業者等の自動車リサイクル法で登録されている引取り業者の申請をしている者が該当する。解体業者bは、廃車発生業者から廃車を引き取って素材再生用部品等に解体する業者である。素材再生業者cは素材再生用部品を引き取って素材再生する業者であり、例えば樹脂再生業者、アルミ再生業者等、自動車素材に係わる素材再生業者が該当する。
また、図1において、コントロールシステム100は、廃車発生監視手段101、在庫監視手段102、および経路設定手段103を備えている。廃車発生監視手段101は、各廃車発生業者aにおける廃車発生の有無を監視し、在庫監視手段102は、各解体業者bにおいて保管している素材再生用部品の在庫状態を監視する。ここで在庫状態は、素材再生用部品の在庫量と素材再生用部品の在庫を保管することが可能な日数を含む。また、経路設定手段103は、廃車発生監視手段101および在庫監視手段102と協働して、複数の解体業者bから特定の解体業者bを選定し、この解体業者bが上記廃車を引き取る運搬車輌に在庫部品を積載して素材再生業者cに運搬した後、廃車発生業者aで廃車を受け取って運搬車輌に積載して解体業者bまで運搬するように廃車発生業者a、解体業者b、および素材再生業者cを組み合わせた運搬経路を設定する。
本廃車処理システムにより設定された経路に基づいて回収車は、図1に示すように矢符1、2、3の順序で配車される。すなわち、設定された経路に基づいて、回収車が解体業者bから素材再生業者cへ配車された後、廃車発生業者aを経由し、その後解体業者bに戻るような順序で配車されるようにする。このように、1台の車輌で素材再生用部品の運搬と廃車の運搬を効率よく行うような経路が設定されるので、その経路に従って配車すれば、運搬コストが抑えられることとなる。また、廃車回収する前に素材再生用部品を運び出すので在庫部品保管スペースを小さく抑制できる。
図2は上記のような配車経路を設定する本発明の廃車処理システムの構成例を示す図である。図2において、本廃車処理システムは、各廃車発生業者において利用する廃車発生業者端末10a、10b・・10n、各解体業者において利用される解体業者端末20a、20b・・20n、素材再生業者において利用される素材再生業者端末30a、30b、30c、およびコントロールサーバ40がインターネット等のネットワーク50によって接続されて構成されている。
図2におけるシステム構成例においては、廃車発生業者端末10a、10b・・10nおよびコントロールサーバ40が協働して図1の廃車発生監視手段101の機能を実現し、解体業者端末20a、20b・・20nおよびコントロールサーバ40とが協働して図1の在庫監視手段102の機能を実現し、廃車発生業者端末10a、10b・・10n、解体業者端末20a、20b・・20nおよびコントロールサーバ40とが協働して図1の経路設定手段103の機能を実現している。
図2において廃車発生業者端末10a、10b・・10nは、各廃車発生業者において利用される端末であり、モニタ等の表示手段、キーボードやマウス等の入力手段、メモリ等の記憶手段、CPUなどの処理手段、通信手段等を備えるコンピュータなどの端末である。廃車発生業者における廃車発生状況がオペレータにより入力手段から入力されると、廃車発生業者端末10aは、その廃車発生状況をコントロールサーバ40にネットワーク50を経由して送信する。
廃車発生状況は、例えば廃車発生業者、廃車発生日、車名および自走の可否を含む廃車仕様、引き取り希望日などの情報を含むデータである。廃車発生業者とは、図1の廃車発生業者aに相当する業者のことであり、廃車発生日とは、廃車発生業者において配車が発生する日のことである。車名は廃車となる自動車の名称のことであり、自走の可否とは、廃車となった自動車が自走できるか否か示している。引き取り希望日は、廃車発生業者が、廃車の引取りを希望する日である。
解体業者端末20a、20b・・20nは、各解体業者において利用される端末であり、モニタ等の表示手段、キーボードやマウス等の入力手段、メモリ等の記憶手段、CPUなどの処理手段、通信手段等を備えるコンピュータなどの端末である。解体業者における素材再生用部品の在庫量がオペレータにより入力手段から入力されると、解体業者端末20aは、その素材再生用部品の在庫量をコントロールサーバ40にネットワーク50を経由して送信する。
素材再生用部品の在庫量は、例えば解体業者、その解体業者が回収している素材(以下、回収素材ともいう)およびその在庫量などの情報を含むデータである。解体業者とは、図1の解体業者bに相当する業者のことであり、回収素材とは、例えばバンパ、アルミ、ガラス等の各部品から回収できる素材のことであり、在庫量とは、解体業者において解体されて保管されている素材再生用部品の在庫量ことである。
また、解体業者端末20aは、コントロールサーバ40において設定された経路の通知を受信すると、その経路を画面等に表示してオペレータに通知する。
素材再生業者端末30a、30b、30cは、素材再生業者が利用する端末であり、モニタ等の表示手段、キーボードやマウス等の入力手段、メモリ等の記憶手段、CPUなどの処理手段、通信手段等を備えるコンピュータなどの端末である。素材再生業者端末30a、30b、30cは、例えば素材再生業者において納入量が変動したときに、変動後の納入量をネットワーク50経由でコントロールサーバ40に送信する。納入量とは、その素材再生業者が受け付ける素材再生用部品の上限値である。
コントロールサーバ40は、ネットワーク50を介して廃車発生業者端末10、解体業者端末20、および素材再生業者端末30aに接続され、メモリ、HD等の記憶装置から構成される複数のデータベース41、42、43、44およびこれらのデータベース41、42、43、44とを利用して所望の処理を行うCPU等の処理装置を有するサーバ装置である。廃車発生業者端末10および解体業者端末20から廃車発生状況や在庫量を受け取ると、コントロールサーバ40は、受け取った廃車発生状況や在庫量などに基づいてデータベース41、42、43、44を更新し、また必要に応じてデータベース41、42、43、44を利用して運搬経路の設定を行なう。
図3は、コントロールサーバ40に設けられたデータベース41、42、43、44のテーブル構成を示す図である。図3aは廃車管理DB41であり、図3bは解体業者回収素材DB42であり、図3cは素材再生業者管理DB43であり、図3dは経路DB44である。
廃車管理DB41には、廃車発生業者端末10aから送信された廃車発生業者、廃車発生日、廃車仕様、引き取り希望日が関連付けられて記憶されている。廃車仕様はさらに車名および自走可否を示す情報で構成されている。これらのデータについては、コントロールサーバ40が廃車発生業者端末10aから廃車発生状況を受け取り、廃車発生状況に含まれる情報を新たなレコードとして廃車管理DB41に登録する。
解体業者回収素材DB42には、各解体業者が回収している素材ごとに、その回収量および在庫量が関連付けられて記憶されている。回収量とは、その解体業者がその素材の素材再生用部品をどれだけ回収して在庫として保管できるかを示す上限値である。この上限値は、業者ごとの在庫事情、例えば最大在庫許容量、所有トラック積載量などによって決定することができる。回収量は、予め解体業者回収素材DB42に登録されている。またその他のデータについては、コントロールサーバ40が解体業者端末20aから素材再生用部品の在庫量を受け取り、素材再生用部品の在庫量に含まれる在庫量の情報で解体業者回収素材DB42の在庫量の値を書き換えることにより、解体業者回収素材DB42を更新する。
また解体業者回収素材DB42は、図示したテーブル構成以外にも、例えばAという業者がバンパとアルミ素材を回収している場合やBという解体業者がアルミ素材やガラスを回収している場合には、データベースにはそれぞれ240-10(A−バンパ)、240-20(A−アルミ)、241-30(B−アルミ)、241-30(B−ガラス)というファイルで回収量と在庫量を管理してもよい。
素材再生業者管理DB43には、素材再生業者、回収素材、納入量がそれぞれ関連付けられて記憶されている。素材再生業者は、図1の素材再生業者cのことであり、回収素材とは、例えばバンパ、アルミ、ガラス等の各部品から回収できる素材のことである。これらのデータは、予め素材再生業者管理DB43に登録されている。また納入量については、コントロールサーバ40が素材再生業者端末30aから納入量を受け取り、受け取った納入量の値で素材再生業者管理DB43の納入量の値を書き換えることにより、素材再生業者管理DB43を更新する。
経路DB44には、リサイクルループごとに廃車発生業者、解体業者、および素材再生業者が関連付けられて記憶されている。リサイクルループは、本廃車処理システムにおいて最終的に設定される経路を示している。各リサイクルループには番号がつけられており、各ループを番号管理できるように構成されている。これらのデータは、予め経路DB44に登録されている。
次に、本廃車処理システムの動作について説明する。
1)素材再生用部品の在庫量の監視
本廃車処理システムにおいては、在庫監視手段102により、定期的または随時に解体業者ごとの素材再生用部品の在庫量を監視している。素材再生用部品の監視の手順は次の通りである。
定期的または随時に、在庫量の照会画面を解体業者端末20aの表示手段に表示させてオペレータの入力を受け付ける。オペレータは、解体業者端末20aの入力手段を用いて、素材再生用部品の在庫量を入力する。入力手段において素材再生用部品の在庫量の入力を受け付けると、解体業者端末20aは、入力に基づいて素材再生用部品の在庫量をネットワーク50経由でコントロールサーバ40に送信する。コントロールサーバ40は、素材再生用部品の在庫量を受け取り、受け取った素材再生用部品の在庫量に基づいて、解体業者回収素材DB42を更新する。
2)廃車発生の監視
本廃車処理システムにおいては、廃車発生監視手段101により、廃車発生業者において廃車の発生を監視している。廃車発生の監視の手順は次の通りである。
廃車発生業者において廃車が発生することが分かると、オペレータにより廃車発生業者端末10aに廃車発生状況が入力される。廃車発生業者端末20aにおいて入力手段により廃車発生状況の入力を受け付けると、廃車発生業者端末10aはネットワーク50経由で廃車発生状況をコントロールサーバ40に送信する。コントロールサーバ40は、廃車発生状況を受け取り、受け取った廃車発生状況を廃車管理DB41に登録する。
コントロールサーバ40は、廃車管理DB41の廃車発生状況を登録すると、次に示す運搬経路の設定処理を行う。
3)運搬経路の設定処理
本廃車処理システムにおいては、経路設定手段により運搬経路を設定している。運搬経路を設定する処理手順について図4に基づいて説明する。図4は経路を設定する処理を示すフロー図である。
廃車管理DB41に廃車発生状況が登録されると、コントロールサーバ40は、登録された廃車発生状況の廃車発生業者を含むリサイクルループを経路DB44から抽出する(ステップS401)。コントロールサーバ40は、抽出されたリサイクルループに含まれる解体業者を特定し、その解体業者のデータを解体業者回収素材DB42から抽出する(ステップS403)。
ついでコントロールサーバ40は、抽出したデータを用いて解体業者の素材ごとの在庫状態を比較する(ステップS405)。具体的には、例えば解体業者の素材ごとに設定された上限値(回収量)に対する在庫量の割合同士や、単純に在庫量同士を比較することができる。この比較の結果、在庫状態に基づいて解体業者および素材を特定する(ステップS407)。具体的には、例えば在庫量が上限値(回収量)に対する在庫量の割合が高い素材およびその素材の再生用部品にかかる解体業者や在庫量が予め決められた量を超える素材およびその素材の再生用部品にかかる解体業者を特定する。
ステップS407で特定した素材に対応する素材再生業者を素材再生業者管理DB43から抽出する(ステップS409)。S401で抽出したリサイクルループのうちS409で抽出された素材再生業者およびS407で特定された解体業者を含むリサイクルループを運搬経路として設定する(ステップS411)。
コントロールサーバ40は、このようにして設定したリサイクルループを該当する解体業者の解体業者端末20aに送信する。解体業者端末20aは、受け取ったリサイクルループで示される経路を表示手段において画面表示することによりユーザに通知する。
解体業者は、このように設定され通知された経路に従って素材再生用部品を配送し、廃車を引き取ることによって、素材再生用部品の運搬にかかるコストが抑えられる。また、素材再生用部品を運び出してから廃車を引き取るため、在庫部品保管スペースを小さく抑制できる。
また、解体業者は、リサイクルループの通知を受けた後、その通知を確認した旨をコントロールサーバ40に送る。コントロールサーバ40は、通知が確認されたことを受け取ると、その通知にかかる廃車発生状況を廃車管理DB41から削除し、解体業者回収素材DB42においてその通知にかかる在庫量についてリセットする。
本発明の資源回収および再生ループに指定されている解体業者は、この資源回収および再生ループ外の廃車発生業者から引き取った廃車の解体作業でもバンパ等を取り外して素材再生用部品としてストックすることで、単位量当たりの回収運搬コストのさらなる低減を図ることも可能になる。こうすることによって、本発明の資源回収および再生ループに指定されている廃車発生業者から以外の廃車処理についても、素材再生による資源の有効活用を促進することができる。
以上に、この発明を特定の実施例について説明したが、この発明は、このような実施例に限定されるものではない。
以上の実施態様においては、在庫状態の比較について、現在の在庫状態に基づいて比較を行う場合を例に挙げて説明したが、これに限定されず、廃車引き取り希望日の在庫状態を推定して、推定された在庫状態を比較してもよい。また、比較される在庫状態も、在庫量を用いる場合を例に挙げて説明したが、これに限定されず、在庫を保管することが可能な日数を比較してもよい。日数を比較する場合には、解体業者回収素材DB42に在庫量とあわせて在庫を保管することが可能な日数も記憶しておき、ステップS405においてこの日数を比較し、ステップS407において、在庫を保管することが可能な日数が少ない素材およびその素材の再生用部品にかかる解体業者を特定することができる。
この発明の廃車処理システムの概要を説明するための図である。 本発明の廃車処理システムの全体構成を示す図である。 廃車管理DB41を示す図である。 解体業者回収素材DB42を示す図である。 素材再生業者管理DB43を示す図である。 経路DB44を示す図である。 コントロールサーバ40が運搬経路を設定する際の処理を示すフロー図である。
符号の説明
a 廃車発生業者
b 解体業者
c 素材再生業者
100 コントロールシステム
101 廃車発生監視手段
102 在庫監視手段
103 経路決定手段
10a、10b、10c、・・・廃車業者端末
20a、20b、20c、・・・解体業者端末
30a、30b、30c、・・・素材再生業者端末
40 コントロールサーバ
50 ネットワーク

Claims (4)

  1. 自動車の廃車が発生する複数の廃車発生所と、前記廃車発生所から廃車を引き取って素材再生用部品に解体する複数の解体所と、前記解体所での解体により発生した素材再生用部品を引き取って素材再生する素材再生所との間での物流を管理して廃車処理をするためのシステムであって、
    前記複数の廃車発生所のそれぞれにおける廃車発生を監視する廃車発生監視手段と、
    前記複数の解体所がそれぞれ保管している前記素材再生用部品の在庫状態を監視する部品在庫監視手段と、
    前記廃車発生監視手段において前記廃車発生所について廃車発生が有りと判断すると、前記部品在庫監視手段において監視している在庫状態に基づき、前記複数の解体所から特定の解体所を選定し、前記廃車を引き取る運搬車輌に前記在庫部品を積載して前記素材再生所に運搬した後、前記廃車発生所で前記廃車を受け取って前記運搬車輌に積載して前記解体所まで運搬するように前記廃車発生所、前記解体所、および前記素材再生所を組み合わせた運搬経路を設定する経路設定手段と
    を備える廃車処理システム。
  2. 前記経路設定手段は、前記在庫状態として前記素材再生用部品の在庫量を監視し、該在庫量が所定量を超える解体所を選定する、請求項1記載の廃車処理システム。
  3. 前記部品在庫量監視手段は、前記在庫状態として前記素材再生用部品の在庫を保管することが可能な日数を監視し、該日数が少ない解体所を廃車引取りに選定する、請求項1記載の廃車処理システム。
  4. 前記廃車監視装置は、前記廃車発生の日時を管理し、
    前記経路設定装置は、前記廃車発生の日時に推定される前記部品在庫状態から前記運搬経路の組み合わせを設定する、請求項1、2又は3記載の廃車処理システム。
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