JP2009153710A - 靭帯または腱固定用のアンカー、それを用いた移植靱帯セットおよびそれを用いた靭帯移植方法 - Google Patents

靭帯または腱固定用のアンカー、それを用いた移植靱帯セットおよびそれを用いた靭帯移植方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009153710A
JP2009153710A JP2007335295A JP2007335295A JP2009153710A JP 2009153710 A JP2009153710 A JP 2009153710A JP 2007335295 A JP2007335295 A JP 2007335295A JP 2007335295 A JP2007335295 A JP 2007335295A JP 2009153710 A JP2009153710 A JP 2009153710A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ligament
anchor
tendon
collected
transplantation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007335295A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5283377B2 (ja
Inventor
Hiroshi Maruke
啓史 丸毛
Mitsuru Saito
充 斎藤
Yoshinori Kuboki
芳徳 久保木
Yasuo Seki
康夫 関
Kazutaka Yoshino
和卓 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hi Lex Corp
Original Assignee
Hi Lex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hi Lex Corp filed Critical Hi Lex Corp
Priority to JP2007335295A priority Critical patent/JP5283377B2/ja
Publication of JP2009153710A publication Critical patent/JP2009153710A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5283377B2 publication Critical patent/JP5283377B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Prostheses (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

【課題】骨と腱の堅固な結合を容易に行うことができるアンカー、そのアンカーを用いた移植靱帯セットおよび膝蓋靱帯移植方法 を提供する。
【解決手段】径が5〜400μmのチタン繊維を絡合させ、真空焼結して繊維同士を接合し、筒状に形成したポアサイズは100〜400μmの多孔質筒状体からなるアンカー10。このアンカー10は、とくに大腿骨と脛骨を連結する膝十字靱帯の連結に用いられる。ドナーあるいは動物から採取した靱帯の両端にアンカー10を被せて培養し、固定した移植靱帯セット。骨にアンカーを固定する孔を形成し、移植靱帯セットのアンカーを埋め込む靱帯移植方法。
【選択図】図1

Description

本発明は靭帯または腱固定用のアンカー、それを用いた移植靱帯セットおよびそれを用いた靭帯移植方法に関する。
図説膝の臨床(冨士田恭輔編集、1999年4月メジカルビュー社発行 14−15頁) 膝のスポーツ傷害(史野根生編集、1995年医学書院発行188〜191頁) 国際公開公報WO2006/033455A1
非特許文献1には、損傷した前十字靱帯の外科的療法として、図6に示すような、半腱様筋腱有茎移植を用いた一次修復術が開示されている。この修復術では、大腿骨101と脛骨102にそれぞれドリル孔103、104を穿孔し、それらのドリル孔に本人の各種の腱組織を束ねて構成した再建靭帯105を貫通させ、出てきた端部をネジ106およびスパイク付きワッシャ107などの固定部材で骨の表面に固定する。なお、符号108は損傷した前十字靱帯の断裂端である。
さらに非特許文献1には、移植する靭帯または腱の種類により、自家移植、同種移植(アキレス腱など、異なる部位の腱を用いる)、異種移植(ウシの腱をグルタルアルデヒド処理などしたものを用いる)、人工靱帯(合成繊維、カーボン繊維などを束ねて構成)などを用いることも開示している。非特許文献2には、特許文献1の靱帯の外科的療法と同様の方法が開示されている。
また、図7に示すような膝十字靱帯の移植方法を知られている。この方法は、はじめに大腿骨101に腱組織とクロスするようにドリル等で支持孔109を形成し、その支持孔109に支持棒110を挿入する。次に大腿骨101と脛骨102に再建靭帯111を挿入するドリル孔103、104を穿孔する。その後、本人の各種の腱組織を束ねた再建靭帯111の一端を、大腿骨101のドリル孔103から挿入し、再建靭帯111を支持棒110(物干し竿)で折り返し固定する。そして、再建靭帯111の他端を脛骨102のドリル孔104に挿入して貫通させネジ106およびスパイク付ワッシャ107などの固定具で、脛骨102の表面に固定する。
他方、特許文献1の図3には、円筒形のチタンロッドと、その内外面に設けられた平均ポアサイズが100〜400μmの金属繊維層とからなる人工歯根や人工関節に用いられるスカフォールド材料が開示されている。金属繊維層としてはチタン繊維が用いられる。
非特許文献1、2および図7の方法で用いられる靱帯を骨に固定するアンカーは、骨の外表面にねじ込んだネジ106やステープラなどであり、骨に形成したドリル孔を通した半腱様筋腱を引っ張りながら固定するので、高度な熟練が必要である。しかも骨強度が充分な場合しか採用できない。
他方、特許文献1のスカフォールド材料は、歯槽骨や関節の骨とその周囲の組織の結合にすぐれた効果がある。本発明は特許文献1の技術を応用して靱帯移植などに使用することができ、骨と腱の堅固な結合を容易に行うことができるアンカーを提供することを技術課題とする。さらに本発明は、そのアンカーを用いた移植靱帯セットおよび靱帯移植方法を提供することを技術課題とする。
本発明のアンカーは、哺乳動物の靭帯または腱を骨に固定するアンカーであって、生体適合性を有する金属繊維を絡合させて筒状に形成した多孔質筒状体を備えていることを特徴としている。このようなアンカーにおいては、前記多孔質筒状体の平均ポアサイズが100〜400μmであるものが好ましい。また前記金属繊維が径5〜400μmのチタン繊維であるものが好ましい。さらに、生体から採取した未分化間葉細胞(骨髄液)、または、生体から採取した靭帯の断片を酵素消化によって処理した分散液を含浸させたアンカーが好ましい。また、前記靭帯が大腿骨と脛骨を連結する膝十字靱帯であるものが好ましい。
本発明の移植靱帯セットは、哺乳動物(ヒトを含む)に靱帯を移植するための移植靱帯セットであって、靱帯様紐体と、その靱帯様紐体の両端に固着した前述のアンカーとからなることを特徴としている。このような移植靱帯セットにおいては、前記靱帯様紐体が生体から採取した靱帯であり、その靱帯の端部に前記アンカーを被せて培養し、靱帯の組織をアンカーの空隙内部まで成長させているものが好ましい。また靭帯様紐体が生体から採取した靭帯または腱であり、前記アンカーが、生体から採取した未分化間葉細胞(骨髄液)、または、生体から採取した靭帯の断片を酵素消化によって処理した分散液を含浸させたものであり、靭帯または腱をアンカーの空隙内部に挿入したものが好ましい。
本発明の靱帯移植方法は、ヒト以外の哺乳動物に靱帯を移植する方法であって、靭帯で連結しようとする2つの骨にあらかじめアンカーを埋め込むための穴を形成し、それらの穴に前述の移植靱帯セットのアンカーを埋め込むことを特徴としている。なお、この移植方法はヒトに対しても採用することができる。
本発明のアンカーは、移植しようとする靱帯または腱の組織をアンカー内に成長させ、一体化した上で移植しようとする靭帯または腱と連結する骨に形成した孔に植え込む。それにより骨組織がアンカー内に侵入し、しっかりと接合する。このように本発明のアンカーを採用すると、骨と靭帯または腱とがアンカーを介してしっかりと接合することになるので、ネジやステープラを用いる必要がない。また、用いるにしても、補助的な役割に留まる。したがって手術が容易で、成功率が高くなる。
前記多孔質筒状体の平均ポアサイズが100〜400μmである場合は、靭帯または腱や骨の組織が侵入して一体化し易い。さらに前記金属繊維が径5〜400μmのチタン繊維である場合は、強度が高く、しかも適切な空隙率の多孔質筒状体を得ることができる。
また、生体から採取した未分化間葉細胞(骨髄液)、または、生体から採取した靭帯の断片を酵素消化によって処理した分散液を含浸させた場合、アンカー内に挿入される靭帯または腱とアンカーとの結合形成期間が短い。
前記靭帯が大腿骨と脛骨を連結する膝十字靱帯である場合は、靭帯と骨の接合強度が高いことが要求されるが、前述のアンカーを用いることにより、充分に要求を満たすことができる。
本発明の移植靱帯セットは、移植しようとする靱帯様紐体の両端に前述のアンカーが固着されているので、靱帯と骨との一体化が確実であり、接合強度が高い。また、ネジやステープラを用いなくてもよい。
前記靱帯様紐体が生体から採取した靱帯または腱である場合は、採取した靱帯または腱の端部に前記アンカーを被せて生体外で培養することにより、靱帯の組織をアンカーの空隙内部まで成長させることができる。得られた移植靱帯セットはそのまま移植に使用することができる。この場合の採取する靱帯は、移植する生体自体の靱帯または腱でもよく(自家移植)、他の哺乳動物の靱帯または腱でもよい(他家移植)。
さらに、前記靭帯様紐体が生体から採取した靭帯または腱であり、前記アンカーが、生体から採取した未分化間葉細胞(骨髄液)、または、生体から採取した靭帯の断片を酵素消化によって処理した分散液を含浸させたものであり、靭帯または腱をアンカーの空隙内部に挿入した場合、アンカー内に挿入される靭帯または腱とアンカーとの結合形成期間が短い。そのため、生体外で培養して用いても良く、アンカーと靭帯または腱とを仮固定しながら、生体内で結合させてもよい。
本発明の靱帯移植方法は、前述の移植靱帯セットを用いるので、靱帯と骨との接合強度が高く、手術が比較的容易である。
つぎに図面を参照しながら本発明のアンカー、移植靱帯セットおよび膝蓋靱帯移植方法を説明する。図1は本発明のアンカーの一実施形態を示す斜視図、図2はそのアンカーの断面図、図3はそのアンカーを用いた移植靱帯セットの一実施形態を示す斜視図、図4はそのアンカーを用いた靱帯移植方法の一実施形態を示す工程説明図、図5aは図1のアンカーを用いた他の移植靭帯セット、図5bはその靭帯セットを用いた靭帯移植方法の他の実施形態を示す説明図、図5cは図1のアンカーを用いたさらに他の移植靭帯セットである。
図1、図2に示すアンカー10は、哺乳動物の靭帯または腱を骨に固定するアンカーであり、生体適合性を有する金属繊維11を絡合させて筒状に形成した多孔質筒状体からなる。アンカー10の外径Dは8〜16mm、内径dは4〜12mm、長さLは10〜40mm程度が好ましい。前記多孔質筒状体の平均ポアサイズは、100〜400μmであるのが好ましい。100μm未満の場合は、腱や骨の組織が入り込みにくい。また、400μmを超えると、骨組織や靭帯または腱組織との結合強度が低くなる。
前記多孔質筒状体を構成する金属繊維としては、チタン繊維が好ましい。チタンに代えて、チタン合金、金、金合金なども用いることができ、さらにステンレス鋼、コバルト−クロム合金など、生体適合性が高く、強度が高い金属であれば、いずれも採用することができる。金属繊維は、径が5〜400μmのものが好ましい。径が5μm未満になると、強度が低く、製造が困難となり、径が400μmを超えると所望のポアサイズに成形しにくくなる。
金属繊維の断面形状は、円形のほか、四角形、六角形などの角形のもの、厚さが幅の1/1〜1/10程度の扁平なものなど、種々の断面形状を採用することができる。これらは捻られた形状であってもよい。筒状体に成形するには、たとえば径が1〜10mmの芯材の周囲に金属繊維を絡合させながら厚さ10μm〜3mm程度になるまで巻き付け、あるいはあらかじめ厚さ10μm〜2mmの不織布ないし織布の形態に形成したウエブを巻き付けて、真空焼結する。それにより接触している金属繊維同士が溶着して接合される。焼結の温度は、金属線の融点(Tm・℃)により異なり、金属または金属合金の融点(Tm・℃)の0.3〜0.9倍程度の温度が好ましい。金属繊維としてチタン繊維を用いるとき、チタンの融点は1668℃であるため、焼結温度は約500〜1500℃程度が好ましい。
得られたアンカー10は、そのままでも使用できるが、表面に生体細胞を誘導する誘導剤をコートしてもよい。そのような誘導剤として炭酸アパタイトを含むヒドロキシアパタイト、その他のリン酸カルシウム化合物などが挙げられる。これにより骨芽細胞が作り出す骨組織とアンカー10の金属繊維層とが一体化したコラボレーション・ゾーンを短期間で達成することができる。
また、アンカー10を、生体から採取した未分化間葉細胞(骨髄液)、または、生体から採取した靭帯の断片を酵素消化によって処理した分散液に含浸させてもよい。これにより、アンカーの空隙内部に挿入させた靭帯または腱と、アンカーとの結合形成期間を短くすることができる。その場合、生体外で培養しなくても、靭帯または腱をアンカーと仮固定し、生体内で靭帯または腱を成長させてもよい。
このようなアンカー10では、金属繊維の筒状体の外面あるいは内面に、金属薄板製のチューブを配置し、真空焼結のときなどに、金属繊維とチューブとを一体化させてもよい。それにより補強効果が得られ、強度が高くなる。なお、チューブには多数の小孔を形成して、骨牙細胞や靭帯または腱の細胞が侵入するのを妨げないようにするのが好ましい。
図3に示す移植靱帯セット12は、靱帯様紐体13と、その両端に被せて一体的に結合したアンカー10とからなる。靱帯様紐体13は、損傷した靱帯の代わりに用いるものであり、たとえば移植する患者あるいはヒト以外の哺乳動物のアキレス腱などから採取した腱組織を束ねて移植しようとする靱帯と同程度の太さにしたものである。なお、ヒトに移植する場合、他人の靱帯を使用することもでき、ブタなどのヒトと大きさが似ている哺乳動物の靱帯あるいは腱を採取して使用することもできる。さらに、強度が高い合成繊維などの有機材料の繊維、カーボン繊維、ガラス繊維などの無機材料からなる繊維を束ねて靱帯状に成形した人工靱帯を用いることもできる。
膝十字靱帯の移植に用いる場合、靱帯様紐体13の太さは4〜16mm程度、長さは20〜80mm程度が好ましい。ウシ、ブタ、ウマなどの家畜、イヌ、ネコなどのペットなど、ヒト以外の哺乳動物の場合は、それらの靱帯の太さおよび長さに合わせて採取ないし作成する。
上記のようにして採取した靱帯様紐体13の両端にアンカー10を接合するには、アンカー10の中空部に靱帯様紐体13の端部を挿入し、アミノ酸含有細胞培養用基本液からなる培養液で1〜3週間程度培養し、靱帯組織をアンカー10の金属繊維の隙間に侵入させて一体化させる。人工靱帯の場合は、シアノアクリレートなどの生体適合性接着剤でアンカー10と接合する。
上記のようにして得られた移植靱帯セット12は、図4に示す手順で大腿骨15と脛骨16を連結するように移植する。始めに前述のようにして移植靱帯セット12を作成する(第1ステップS1)。ついで大腿骨15と脛骨16にアンカー10を挿入する孔17、18をドリルなどで形成する(第2ステップS2)。孔17、18は貫通孔とするほうが孔の形成が容易である。ただし片側が閉じている孔であってもよく、その場合は骨の強度を低下させない。ついで前述のように準備した移植靱帯セット12のアンカー10、10をそれぞれ孔17、18に挿入し、縫合する。そして膝関節が動かないようにワイヤー鋼線などで固定し、1〜3週間程度、養生する(第3ステップS3)。それにより孔17、18の周囲から骨牙細胞がアンカー10内に侵入して一体化する。
上記のようにこの靱帯移植方法では、靱帯様紐体13と骨との接合強度が高いので、骨にネジやステープラをねじ込んだり打ち込んだりしなくてもよい。ただし補強手段として、ネジやステープラを併用することもできる。
また図5a、bにおいて、移植靭帯セットの他の実施形態とそれを用いた靭帯移植方法を説明する。初めに靱帯様紐体13と、その一端を貫通させて一体的に結合したアンカー10aと、その他端と一体的に結合したアンカー10bとからなる移植靭帯セット21を準備する(図5a参照)。次に、大腿骨15に腱組織とクロスするようにドリル等で支持孔22を形成し、その支持孔22に支持棒23を挿入する。さらに、大腿骨15と脛骨16に移植靭帯セット21を挿入する孔17、18を穿孔する。このとき、大腿骨15の孔17と支持孔22とは交わる。
ここで移植靭帯セット21の靭帯様紐体の一端13a、つまり、靭帯様紐体13のアンカー10aから突出した部位を大腿骨15の孔17から挿入し、支持棒23に引っ掛けるようにして折り返し、その後、アンカー10aを孔17内に固定する。このとき、一端13aは、アンカー10aと固定してもよく、靭帯様紐体13の一部と固定してもよい。最後に移植靭帯セット21のアンカー10bを脛骨16の孔18内に挿入する。
また、図5cに示すように、靱帯様紐体13と、その両端を貫通させて一体的に結合したアンカー10a、10bとからなる移植靭帯セット21aを用いても良い。この場合図5bの想像線のように、帯様紐体の他端13bを脛骨の孔18から貫通させ、固定具等で固定することになる。この場合、手間はかかるがしっかり固定することができる。
前記の実施形態では膝十字靱帯の移植方法を説明したが、他の靭帯または腱も同様の方法で移植することができる。また、前記実施形態では生体(ドナー)から採取した靱帯を治療する哺乳動物あるいは患者(ヒト)に移植する場合を説明したが、有機材料あるいは無機材料から構成した靭帯用紐体を用いた人工靭帯についても同様である。人工靱帯の場合は、培養する必要はないが、靭帯用紐体とアンカーとを各種生体接着剤により接着し、その結合強度を高くするのが好ましい。また、アンカーに人工靭帯を貫通挿入させ、人工靭帯の先端を骨に吸収性を有するスクリューなどで骨に仮固定してもよい。
本発明のアンカーの一実施形態を示す斜視図である。 図1のアンカーの断面図である。 図1のアンカーを用いた移植靱帯セットの一実施形態を示す斜視図である。 図1のアンカーを用いた靱帯移植方法の一実施形態を示す工程説明図である。 図5aは図1のアンカーを用いた他の移植靭帯セットであり、図5bはその靭帯セットを用いた靭帯移植方法の他の実施形態を示す説明図であり、図5cは図1のアンカーを用いたさらに他の移植靭帯セットである。 従来の靱帯移植方法の一例を示す工程図である。 従来の靱帯移植方法の他の例を示す工程図である。
符号の説明
10、10a、10b アンカー
11 金属繊維
12 移植靱帯セット
13 靱帯様紐体
13a 靭帯様紐体の一端
13b 靭帯様紐体の他端
15 大腿骨
16 脛骨
17、18 孔
21、21a 移植靭帯セット
22 支持孔
23 支持棒

Claims (9)

  1. 哺乳動物の靭帯または腱を骨に固定するアンカーであって、生体適合性を有する金属繊維を絡合させて筒状に形成した多孔質筒状体を備えたアンカー。
  2. 前記多孔質筒状体の平均ポアサイズが100〜400μmである請求項1記載のアンカー。
  3. 前記金属繊維が径5〜400μmのチタン繊維である請求項1記載のアンカー。
  4. 生体から採取した未分化間葉細胞(骨髄液)、または、生体から採取した靭帯の断片を酵素消化によって処理した分散液を含浸させた、請求項1記載のアンカー。
  5. 前記靭帯が大腿骨と脛骨を連結する膝十字靱帯である請求項1記載のアンカー。
  6. 哺乳動物に靱帯を移植するための移植靱帯セットであって、靱帯様紐体と、その靱帯様紐体の両端に固着した請求項1記載のアンカーとからなる移植靱帯セット。
  7. 前記靱帯様紐体が生体から採取した靱帯または腱であり、その靱帯または腱の端部に前記アンカーを被せて培養し、靱帯または腱の組織をアンカーの空隙内部まで成長させている請求項6記載の移植靱帯セット。
  8. 前記靭帯様紐体が生体から採取した靭帯または腱であり、前記アンカーが、生体から採取した未分化間葉細胞(骨髄液)、または、生体から採取した靭帯の断片を酵素消化によって処理した分散液を含浸させたものであり、靭帯または腱をアンカーの空隙内部に挿入した、請求項6記載の移植靭帯セット。
  9. ヒト以外の哺乳動物に靱帯を移植する方法であって、靭帯で連結しようとする2つの骨にあらかじめアンカーを埋め込むための穴を形成し、それらの穴に請求項6記載の移植靱帯セットのアンカーを埋め込む、靱帯移植方法。
JP2007335295A 2007-12-26 2007-12-26 靭帯または腱固定用のアンカー、それを用いた移植靱帯セットおよびそれを用いた靭帯移植方法 Active JP5283377B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007335295A JP5283377B2 (ja) 2007-12-26 2007-12-26 靭帯または腱固定用のアンカー、それを用いた移植靱帯セットおよびそれを用いた靭帯移植方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007335295A JP5283377B2 (ja) 2007-12-26 2007-12-26 靭帯または腱固定用のアンカー、それを用いた移植靱帯セットおよびそれを用いた靭帯移植方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009153710A true JP2009153710A (ja) 2009-07-16
JP5283377B2 JP5283377B2 (ja) 2013-09-04

Family

ID=40958373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007335295A Active JP5283377B2 (ja) 2007-12-26 2007-12-26 靭帯または腱固定用のアンカー、それを用いた移植靱帯セットおよびそれを用いた靭帯移植方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5283377B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010115412A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Kobe Univ 組織再生用の材料
JP2015509032A (ja) * 2012-02-02 2015-03-26 スミス アンド ネフュー インコーポレーテッド 埋め込み可能な生物学的ホルダ
KR101529615B1 (ko) * 2014-04-01 2015-06-22 경상대학교산학협력단 인대 고정용 앵커 및 인대 고정용 앵커 체결장치

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02161942A (ja) * 1988-08-05 1990-06-21 Ellis Dev Ltd 代用靭帯
JP2003527193A (ja) * 2000-03-16 2003-09-16 スミス アンド ネフュー インコーポレーテッド 埋込型固定装置用シース
WO2006033435A1 (ja) * 2004-09-24 2006-03-30 Hi-Lex Corporation 生体硬組織または軟組織誘導性スカフォールド材料
JP2007517635A (ja) * 2004-01-16 2007-07-05 オステオバイオロジックス, インコーポレイテッド 骨−腱−骨インプラント

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02161942A (ja) * 1988-08-05 1990-06-21 Ellis Dev Ltd 代用靭帯
JP2003527193A (ja) * 2000-03-16 2003-09-16 スミス アンド ネフュー インコーポレーテッド 埋込型固定装置用シース
JP2007517635A (ja) * 2004-01-16 2007-07-05 オステオバイオロジックス, インコーポレイテッド 骨−腱−骨インプラント
WO2006033435A1 (ja) * 2004-09-24 2006-03-30 Hi-Lex Corporation 生体硬組織または軟組織誘導性スカフォールド材料

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010115412A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Kobe Univ 組織再生用の材料
JP2015509032A (ja) * 2012-02-02 2015-03-26 スミス アンド ネフュー インコーポレーテッド 埋め込み可能な生物学的ホルダ
US9913710B2 (en) 2012-02-02 2018-03-13 Smith & Nephew, Inc. Implantable biologic holder
KR101529615B1 (ko) * 2014-04-01 2015-06-22 경상대학교산학협력단 인대 고정용 앵커 및 인대 고정용 앵커 체결장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP5283377B2 (ja) 2013-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5784500B2 (ja) 強化型生物由来物質
US9211362B2 (en) Scaffold for connective tissue repair
EP1363543B1 (de) Implantate und Vorrichtung zum Verbinden von Gewebeteilen
CN102036612B (zh) 用于整形外科应用的骨锚
CN104780850B (zh) 用于将柔性元件,特别是天然或合成的韧带或肌腱固定到骨头上的设备
US9913710B2 (en) Implantable biologic holder
JP2003500162A (ja) 結合組織再構成用移植片
US20100009103A1 (en) Medical material
ATE424163T1 (de) Implantat für den chirurgischen einsatz bei menschen oder wirbeltieren
JP2011015973A (ja) 骨−腱−骨インプラント
JP2007537778A5 (ja)
CN102711637A (zh) 用于将组织或相应的假体件紧固到设于人骨或动物骨上的孔内的方法和适用该方法的紧固件
JP2010188130A (ja) 回旋筋腱板を修復する方法
WO2016113142A1 (en) Device for tendon and ligament reconstruction
JP5283377B2 (ja) 靭帯または腱固定用のアンカー、それを用いた移植靱帯セットおよびそれを用いた靭帯移植方法
JP2010011929A (ja) 骨移植用縫合具
JPH0624545B2 (ja) 管状骨の喪失部分の回復装置
CA2318862A1 (en) Process to pretreat copper surfaces
JP2008029746A (ja) 腱または靱帯固定用インターフェアランススクリュー、および、腱または靱帯固定セット
Mutsuzaki et al. Firm anchoring between a calcium phosphate-hybridized tendon and bone for anterior cruciate ligament reconstruction in a goat model
KR101770758B1 (ko) 역u자형 조직 현수 고정장치 및 조직 현수 고정장치
KR101738666B1 (ko) 역u자형 조직 현수 고정장치 및 조직 현수 고정장치
KR102636800B1 (ko) 골 내강 주사가 가능한 윈도우를 갖춘 골조직 재건용 하이브리드 인공 지지구
JP2006230874A (ja) 組織欠損補綴材料固定用治具
Liyanage et al. Design Review & Preliminary Testing For A Biomimetic Absorbable Ligament Anchor

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120828

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5283377

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250